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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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9月9日 ドラフト模様(NPH,MBS,SOM)
ピック順 【Alessi】→【Metallica】→【Mei】→【Serra】→【Thraxi】→【Sangriter】
 
 こんなもん書いてる場合じゃないっ! 大事なことだからもう一回書いときますね、こんなもん書いてる場合じゃないっ! あー、いや、別にいいんですけど、人生において時間の浪費ほど素敵なことはありませんのでね。でも、先週書いた戦績表のミスについては、全部確認するのが面倒なんで、どうせならシーズン終わりの結果の時にまとめて更新しますわ。確かに、ざっと見た感じ、1週分集計忘れてたのは確かみたいだね。いやー、気づかなきゃ良かったのに。

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らしからぬサブタイトル、第21話。この期に及んで惚れたはれたなんてどこで出てくるんだよ、と思ってたら、まさかの家康ですわ。おっちゃん、パッと見の美人さんよりも質実剛健のしっかりした女性がお好きなようで。肝っ玉母ちゃん風のおねね様相手に、無骨な頬をそめておりましたよ。なーんかこの作品らしからぬ雰囲気になっていて、思わず吹いてしまいましたがな。

 ただし、残念ながら(?)今回のメインテーマはそんな親父の恋心とは特に関係無いのですよ。久し振りに武士が武士として動き始めた、秀吉の九州遠征に関わるすったもんだがお話のキモ。ここまでず〜っと数寄の方に話がよっていたおかげで、もう下手したら織部が「武士」だってことを忘れちゃいそうなぐらいでしたからね。

 タヌキと猿の化かし合い、家康がついに豊臣との和平を結び、関白秀吉はついに東国への憂いを消し去った。そして、ついに念願だった天下統一のために九州に大がかりな兵を動かすことに。これで泡を食ったのが、ぼくらの織部さんだった。最近はすっかり新居の建築やらに使い込んでいたせいで、いざ出陣となると、肝心の兵力が足りない。どうしたらいいかと回りに探りを入れるも、上田は先を見越した堅実なやりくりで準備をしていたし、一番の「同じ穴の狢」である長益は、ちゃっかりお留守番の権利を勝ち取って尻をまくっていた。全てで後手に回ってしまった織部は、面倒なことに頭を使いたくないのに、と苦い顔。でも、武士なんだから体面だけはなんとかしなきゃいけません。

 ここで一昔前までの古田左介だったなら、みっともなく慌てたところを、誰か見かねた人に助けてもらう流れになっていたのかもしれないが、大大名織部さんは、ちょっとやそっとじゃ動じません。まず、過去の恩やねねとの色恋でちょっとぐらついた家康をつつき、それで金を引っ張り出そうと算段する。これは一応成功したようだが、今回の出兵には間に合わず、窮余の策にはならなかった。しかし、それでも何とかしてしまえるのがフルオリクオリティ。見切り発車で集合場所に向かう途中、形ばかりの将軍の陣を発見。どさくさに紛れてちょいとだけ兵力をちょろまかした。まさか、こんなに適当に兵卒が動くもんだとは思ってもみませんでしたが。相変わらず能面のような訝しげな表情でジッと睨め付ける三成を、勢いで突破。とりあえずの参加条件は満たすことに成功。

 しかし、参加しただけじゃ戦争は終わらない。今度は「家康の息子を活躍させる」「火はNG」「でも肩付きは取り返してね」などの様々な縛りが設けられた戦ミッションが待ち構えている。絶望的な状況の中でも、織部は不思議と絶望しない。上田が耳に入れた情報をもとに、次なる作戦に打って出るのである。そして、ここでも活きるのは自らの「数寄」。本当に、人生においてぶれることがない男である。今回は久し振りに困った展開が多かったはずなのに、特に慌てた様子が無くて、なんだか妙な立ち位置を楽しんでいるようにすら見えるんだよね。強いお人。

 そして、武人達が戦争に行っている間は、町に残るのは文化人ばかり。利休は豊臣・徳川の和睦にも一役買い、帝との茶席も無難にクリア。確実に手を伸ばすゴールに届きそうな勢いである。家康をして「油断せずにはいられない茶」と言わしめた麻薬のような茶会の席。一体、何を盛ればそこまでの評価が得られるものなのだろうか。織部よ、そんなところで油を売っている間に、黒の巨人はまた別の次元に飛び去ってしまうかもしれないぜ。

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 分からん殺し、第10話。Magic世界のとかゲームの専門用語ですかね、何が何だか分からないうちに1話終わっていて、どこをどう見たものかと頭を捻っておりました。その他にも、放送中ずっと「ねぇ晶馬は? 晶馬は?!」と気が気でなかったり、偶々テレビ近辺に不穏な影(G?)が見えた気がしたり、色々と集中力を削ぐ要因が重なってしまい、今回はほとほと困ってしまいます。結局Gだったのか、それとも見間違いだったのか、分からずじまい……こういう時って、大体どっかに潜んでるんだよなぁ……今日も寝られないかなぁ……

 さておき、そんなこんなで不安と戸惑いしか残らなかった今回。一応メインの内容は「陽鞠の過去話」である。謎の夢図書館を舞台にした「想い出探し」のスタイルはとっているものの、その実態は他者の口を借りての回想。しかも最終的には夢オチとして処理されたのだから、細かい部分は全て「陽鞠が勝手に思ったこと」として処理してしまってもいいだろう。実際、起きた後に陽鞠は夢のことを何も覚えていなかったわけだし、虚実が入り交じった内容だったとしても、誰も文句は言えないのである。でもまぁ、流石にそんなことはするはずがない。今回の内容は、一応全て真実だったと見た方がいいんだろう。

 今回新たに得られた情報は大きく2つ。1つは、陽鞠とそのお友達2人、ダブルHの存在。小学生の頃からガンガンオーディションに応募しまくってアイドルを目指す子供ってのは今ひとつ理解しづらいところはあるのだが、友達通しのコミュニケーションを見ていると、どうやら2人とも良い子なのは間違い無いようだ。陽鞠もそんな2人に対して全幅の信頼を置いているために、自分一人をおいてデビューした2人組についても、忌憚なく応援しているという。まさか、あの電車内広告の標語コンビが陽鞠の元同級生だったとは。

 そしてもう1つの情報は、陽鞠とその母親との関係性。これまでほとんど語られることがなかった、高倉家の母親の存在。陽鞠は幼い日のわがままのせいで母親を傷つけてしまったことを悔いており、それが大きな心の痛みとして残っている。最終的に彼女が「トリプルH」としてアイドルにならなかったことは、当然身体が弱かったことも問題として上げられるのだろうが、自分のわがままで母親を傷つけてしまったことへの後ろめたさもあるのかもしれない。結果として、現在高倉家に母親はおらず、陽鞠もアイドルではなく、奇妙なプリンセスとしての生活を強要される日々。一体何がどこに繋がり、どこへ向かおうとしているのか、正直、今回のお話だけでは読み取ることは出来なかった。

 また、あくまで夢オチではあるものの、ラストシーンでは陽鞠が読みたいと言っていた「カエル君〜」の本がきちんとベッドの上に置かれている。あの奇妙な夢の図書館を生み出したのは、明らかにプリンセスの力であり、その夢には、ピングドラムを巡る一連の騒動に関わってくる何らかの「意味」があるということだ。図書館として張り巡らされた数々のモチーフや、サンちゃんによって連れてこられた61階という謎のロケーション、「本」「カエル」「リンゴ」などの数々のキーワード。これら全て、今後の物語を牽引するためのパーツとなっていくのだろうか。こればっかりは、いくら考えても仕方のないところです。我々は、ただ黙って生存戦略を見守るしかない傍観者なのだから。
 さて、晶馬無事?

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これこそ異国情緒ファンタジー、第10話。前回までのカミーユ嬢のあれやこれやは既に片付いた問題なんでしょうか、今回はいかにもこの作品らしい、ひっそりとして、それでいてどこか懐かしいような、唯一無二の良さが出ていると思います。

 敢えてシナリオ上のトピックをあげるなら、それはクロードが亡き父親に向ける思いだろうか。これまで、クロードとオスカーの2人家族という構成には特に疑問も持たなかったために、その間に位置するはずのクロードの父親ジャンにはほとんど注目が行かなかった。しかし、このお話の重要なポイントを担っているのが「ギャルリの繋がり」であるならば、3世代にわたってギャルリの顔である看板を作り続けてきた職人の存在は無視できないものである。長きに渡り信頼を勝ち取ってきたアンセーニュ・ド・ロアの文字通りの「看板」は、親子3代で繋がって初めて、その価値があるのだ。

 しかし、今回クロードは初めて父親という存在とぶつかり合うことになる。湯音は「お父様と勝負する?」と何だか楽しそうであったが、常に先代の亡霊に囚われているような感覚になるクロードからしたら笑い事ではない。伝統は守りつつも、自分は自分、親父は親父。町の人たちにも、そうした努力と信念は伝わってほしいとは思うのだが、伝統と革新というのは実に難しいバランスの上でなりたっている。「親父さんのように」と、つい悪気無く言ってしまうのも致し方ないこと。クロードは、先代を越えて始めて先代と同等に見られるわけで、まだまだ試練は多そうである。

 で、そんなお兄ちゃんの苦労話とは全然関係無いところで、湯音が見付けてきた倉庫の奥の幻灯機。今回のお話は、この幻灯機を巡っての、この時代の何とも言えない不思議な「現代感」が最大の見せ場。シーツにうつして単なる影絵を投影させたり、連続写真機でそれを動かしてみたり。現代の技術からすれば本当に取るに足らないお遊びではあるのだが、湯音やアリスから見たら紛れもない「魔術」。そしてそれは、町のたくさんの大人達にとっても同じだったようで。有志で集まって見せた見事な幻灯ショーは、この時代の娯楽の雰囲気や、それを取り巻く町衆の活気なんかが分かりやすく伝わってくる名シーンであった。しかし、ちょっと呼びかけただけで昼日中からあんだけの数の人が見に来るってんだから、随分のんきな時代だったんだろうなぁ。

 もちろん、湯音・アリスの可愛さもばっちりアピール済み。今回はなんと言っても、2人の描いた愛らしい猫とミミズのイラストだろうか。アリスさんは、天井画のようなダイナミックな題材の方が真価が発揮出来る大物気質のようですな。お世辞にも「動いている」とは言えないへろへろした連続写真が、一切の容赦無くショボかったのが実に楽しい。それでも2人は喜んじゃうんだから、もう、本当に可愛いったらありゃしない。今宵も素敵な時間でございました。

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 二谷家無双の第9話。コウキは本当に悪ガキだけど、不思議と大吉やりんと一緒にいるとあんまり憎らしくないんだよね。男の子だったらこれくらいが普通かしら。そしてコウキママの圧倒的存在感ね。今後は、敬意を込めてしっかりと「ゆかりさん」と呼ばせて頂きます。

 小学校生活も少しずつ馴染んできたコウキとりん。だが、やっぱり言うことを聞かないのは男の子の方。先生達も随分コウキグループには手を焼いているみたいだが、どうしても先生が「コウキさん」って呼ぶのに違和感があるのですよ。今の小学校ってひょっとして男の子でもさん付けで呼ぶ決まりなのかしら? 調べてみたら、やっぱりジェンダー関係の問題で「君」を使わないところが増えてるみたいだけど。ホント、こういうのって馬鹿馬鹿しいなぁ、と思いますね。どっちで呼んでも別に構わないけど、こういうのって差別とかじゃなくて区別やんね。2種類あった方が識別度が上がるんだから効率的だと思うんだけど。

 あんまり関係無い話はさておき、学校でのコウキの暴れっぷりは、単なる悪ガキという以上の意味合いもあるだろう。大吉相手には好き放題に言いたいことが言えるコウキだが、学校の大人達相手ではそうならない。それは気むずかしいというよりも、大人に対する奇妙な気遣いみたいなものなのかもしれない。母一人子一人で育ってきたコウキは、大人の代表としてゆかりさん以外に見ているサンプルが少なくて、馴染みの大人以外とどのように接していいか分からず、その結果、余計なことを言うよりも黙っていた方が良いと考えているのかも。だからこそ、特に何かに対して反抗する姿勢を見せるのではなく、りんの一喝にはすぐに従うのである。なかなか難しい年頃だ。

 そしてりんやコウキが初めて経験する大きな台風。子供心からすればはしゃぐしかないビッグイベントであるが、面倒をみる大人チームからしたら疲れるばかりのイベント。それでも、子供達の新鮮な反応を見て、それが共有出来る仲間がいれば、今ある「平穏」を再確認するイベントにもなる。この作品は毎回毎回、何故かやたらじわっと来るシーンがあるのだが、今回は保育所でりんと大吉がコウキを誘っていくところだった。りんが帰ると聞いて、寂しいけど言い出したら迷惑がかかるので押し黙るコウキと、そんなコウキの後ろ姿から気持ちを察して、なんとかしてやりたいと考えるりん。そして、そのりんの動向から、彼女の感情を察してくみ取ってやる大吉。やっぱり、この3人の関係性は何とも言えない暖かさがあります。あと、受付のおねーさん役のパフィーも、なんか分からんけど面白かった。下手は下手でも、なんか吹っ切れてアフレコイベントを楽しんでるみたいな思い切りがある。これくらいのゲスト出演なら、まぁ、いいかと思えるくらい大人にはなりましたね。

 で、コウキを迎え入れた流れで、そのままゆかりさんも招き入れての4人での夕食。これまた、何とも微妙な感情が飛び交いますよ。気になってないわけじゃないけど、自分が「父親」ではないし、家庭を持ったこともない独り身であることから、何も言わずに黙ってゆかりさんを見つめる大吉。そんな大吉に、別れた旦那のことや、自分が必要として意識下で求めている「父性」を見て取ってしまうゆかりさん。少しずつ近付いている2人なはずだけど、今まで過ごしてきた人生経験が違うために、そこで決定的な何かが起こるわけでもない。あくまで2人は、「コウキのママ」と「りんの大吉」なのである。うーむ、ムズムズする。最後に見送られてタクシーに乗り込んだゆかりさんの何とも微妙な表情は、一体何を考えていたのでしょうか……

 今回も本当に画面の質が高くて、アニメファンとしては脳汁ずるずるの本作。演出の細かい部分では、最後のタクシーのシーンで傘を差し出した大吉のシーンが秀逸。ゆかりさんの目線から見上げた大吉の姿とか、送り出した大吉の肩が、少し傘からはみ出していて雨に濡れている様子とか。細かいところで、ゆかりさんが大吉をどのように見ているのか、そして、大吉がどれほど気遣いの人であるのかが伝わってくる。また、こんな地味な作品なのに動画面でもぐりっと見せてくれるシーンもあって、例えばCパートの生け垣の前で駆け出すりんのカットとか、無駄に手が込んでて「動き出し」の重みがグッと見栄えする。本当に愛されてる作品だよなぁ。

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 巴さんが頑張りすぎてて涙が止まらない第23話。いや、カメラテストだってゆーてるやん……そのVは誰が見てくれると思ってるんでしょうか。頑張れ、三十路間近、超頑張れ。

 女将は黙して語らず、着実に終了へと歩を進める喜翠荘。誰一人としてはっきりした閉館の理由が分からず、それなのに誰も問わず。おかげで、結局女将が何を考えてこんな行動に出たのかは確証が得られないまま、「やっぱり資金繰りが」ってことで事態はどんどん進行している。既に片付けなどの準備が始まり、行く当ての無い緒花の居所を工面するところまで時間は流れている。何とも急な話ではないか。その間、みんな何か言いたそうなのに、誰も口に出せないでいるのは、何だかやるせない状況である。菜子は落ち込み、緒花は首をかしげ、民子は道を誤らず。緒花たちが電車の中で開けた弁当の中に、民子の意志はぎっしりと詰まっていた。

 唯一、女将の思惑にある程度目星が付けられそうなのは、実の娘である皐月であろう。彼女には彼女の思惑があり、東京で着実に暗躍を続けている。その結果が、貴子とのネットワークによる例の映画監督包囲網である。おそらくあのおっさんはどこまで行っても犯罪ぎりぎりの企画詐欺を抜け出すことは出来ないのだろう。罪の意識の許すラインをコソコソと渡り歩きながらも、マスコミなどの業界関係者とのコネクションは切ることが出来ず、皐月の見えるところに足跡を残してしまう結果となった。普段ならば「喜翠荘の連中は自分でなんとかしろ」とでも言いそうな皐月だったが、今回は事態が事態だからか、貴子を通じて、情報を漏らしてきた。

 第1のボス戦、映画監督との大立ち回りの舞台は、既に東京では2番目のシンボルとなった過去の意匠、東京タワーである。東京タワー&ラストバトルっていうと「CCさくら」を思い出すけど特に関係無い。高所&人目につく場所、そして緒花や貴子が思い描く「遠くの都会」、東京のシンボルとなったのがこの建物なのだろう。この作品はやたらと電車での移動シーンが描かれることが多いのだが、これは全て、東京と湯乃鷺の距離を示すためのツールであると考えられる。「湯乃鷺と東京は遠い」ことと「緒花と孝一」「緒花と皐月」「皐月とスイ」といった、様々なキャラクターたちの心の距離がシンプルに浮き上がるように出来ているのである。

 そんな「東京」の中心で貴子が見事な背負い投げを決めている一方で、東京タワーを臨むビルの一室、皐月は孝一と一緒にいた。「男子高校生と、その子にふられた女子の母親」という何とも奇妙な組み合わせだが、2人とも「緒花の最大の理解者である」という共通項があり、間に緒花の記憶と記録を挟むことで、とんとん拍子で会話が進むのが面白い。孝一は「緒花をふったわけではない」と皐月に説明し、それを受けた皐月は愛娘の記録ビデオを孝一に提供する。うぶな男子高校生は、密かに思いを繋いでいた人物の姿を久し振りにモニタの中に見て、コーヒーを使って記憶を新たにする儀式を行った。「緒花は過去ではない。自分で洗い流すことが出来る記憶ならば、それは未来に繋がる」。皐月は、そんな孝一の様子に、娘の未来も透かして見るのである。

 「東京」を舞台にした、全く別の次元、全く別の世界の2つの問題が、奇妙なリンクを伴いながら、少しずつ夕暮れの空に収束し、最後の歩道橋で二人は出会う。さぁ、改めて「おとしまえ」をつける時だ。「決意の片思い」を胸に抱いた緒花は、孝一が残した「じゃあな。」に、改めてどんな言葉を届けることになるのだろうか。

 実に微妙な感情の機微が、ど真ん中から少しずらしたような、曰く言い難い風景に落とし込まれていく巧妙な構成、今回は全体的に魅せられるシーンが多かったです。西村監督は、こういうモヤモヤしたもんを作らせたら天下一品ですね。あ、でも、緒花のビデオメッセージは、どう見てもエロ親父がインタビューしてるAVにしか見えませんでしたけどね!

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 群馬のG! ……あれだけスタジオのネタ仕込みしておいて、一切拾わずに終わるのがこの番組のクオリティ。この番組にゲストで呼ばれるのって、単なる罰ゲームだよね…… 残すところ、あと3県! これは東京がラストでほぼ確定かな。気になるのは48話目やね。いっそ30分まるまる都道府犬スペシャルとかやってほしいもんだぜ。
 
【千葉】【東京】【広島】
 
 
 #43「うどん大国香川犬」 (CV:中村悠一)
 
 うどん県から登場した香川犬。もとい、香川県から登場したうどん犬。まぁ、香川でうどん以外を採用したら他に何を選ぶんだよ、っていう話ですからね。ちょっと油断するとゆでられるらしいし、香川は恐ろしいところだ。まぁ、私の数少ない香川の知人は出身地の名物がうどんだってことを知らなかったらしいんですけどね。多分、あまりに日常に浸透していたせいで気づかなかったんだろう、と好意的に解釈。

 香川出身声優といえば当然この人、ゆうきゃんこと中村悠一である。マクロスのラジオとか「東京エンカウント」のおかげで単なるゲーム好きのそのへんにいるあんちゃんのイメージなんだけど、多分間違ってないと思う。男性声優の中ではまだ「若手」の方に属すると思うんだけど、香川犬は何故か他の連中に対して上から目線(年寄り目線?)でしたね。

 さて、今回はもう、長らく(半年未満だが)この番組を応援してきたファンからすると、待ちに待ったエピソードといえるだろう。ついに、レギュラーキャラたちの間の人間関係が公式で明らかになったのだ! まず、静岡と愛媛は、男女の関係としていい仲である。そりゃ、これまでずっと二人で行動してることが多かったしね。2話では2人でのんびりテレビを観てくつろいでるし、17話で岡山を茶化すときも2人だったし、28話では桜島に登山、37話では中華街に行っている。これまでは特に2人でいちゃいちゃする様子はなかったのだが、今回はついに、あからさまに頬を染めて2人とも意識している様子。デートに一杯のうどんとか、どんだけ渋いデートですか。うどんを食べるために乗ってるミカン箱は、多分愛媛の提供品なんでしょうね。余談だが、愛媛が左利きであることも判明したぞ!(ただ、右手で食べている静岡も、左利き疑惑があるのだが。2度登場した野球シーンで右手にグローブをつけているので)。ここまでまったりと2人で過ごせるってことは、もう付き合ってから随分長い、安定期に入ったカップルなわけですよ。そうなると、2話で飲まされそうになったゲボジュースは、体液の交換なんだから性的な意味合いすらあるような気も……

 そして、実際に2話でゲボジュースを飲んだのは、静岡ではなくて福岡だったわけだ。彼が愛媛に思慕の情を抱いていることは、既に12話で京都が看破している。好きな娘を虐めたくなる微妙な男心。それが、今回あからさまなデートをしている2人を見て爆発してしまったわけだ。普段からやる気のない彼が初めて見せた本気。「何をしとーと〜! お前らぁ〜〜!!」って、どんだけ本気で嫉妬してるんですか。うわー、みっともねー。でも可愛いー。愛媛がモテモテの構図になったわけで、ここからは逆ハーレムものの幕開けですよ! まぁ、今のところ候補になってるのはすっとぼけた天然キャラと、純正オタクキャラですけどね。セオリーからいうとやっぱり天然キャラを取るかなぁ。次の沖縄のエピソードとも合わせて見ると、愛媛が福岡とくっつく未来はない気がしますね。

 しまった、他の3人にばかり目が行ってしまって、今回登場した香川のことが全く注目できない! ……まぁ、特に何もしてないしなぁ。「あらゆるイベントにうどんは最適!」ってアピールしているちょっと度が過ぎたうどん信奉は、いかにも香川県らしいといえばらしいかな。容器系の犬で中身がぶちまけられたのは、静岡についで2人目かしら。あ、違う、新潟も茨城もぶちまけてる。となると、現在無事なのは岩手だけか……容器の化身は、絶対に中身をぶちまける。それが都道府犬クオリティ。
 
 
 #42「沖縄犬のエクソシスト」 (CV:新垣樽助)
 
 ついに南端に到達。沖縄名物といえば、やはりその象徴はシーサーである。他にも色々と沖縄オリジナルはあるだろうけど、シーサーが「犬」になるって、それが一番分かりやすいですからね。少なくとも「土佐犬をモチーフにした犬」よりはずっと理解しやすいわ。沖縄出身声優といえば、今をときめく(?)儀武ゆう子大先生とか、悪役ボイスで引っ張りだこの三宅健太ぽんなんかがいるのだが、今回はBLなどでも渋い役どころで出番の多い新垣樽助が起用された。個人的にはあんまりパーソナリティを知らない人なのでコメントに困るけど、「名字から沖縄出身であることが分かりやすい」ので、あんまり違和感は無いですね。

 さて、シーサーといえば県を代表する守り神である。これまでも神性を帯びたキャラは何人か登場しており、秋田の魔物なまはげや、奈良の信仰対象大仏様、島根の勾玉などがいた。しかし、今のところ積極的に魔を打ち払おうとしたキャラはいなかった。これだけ業の深い連中が集まった世界ならば、魔除けとして生まれたキャラクターは引く手数多の大活躍チャンスであるにも関わらずだ。そんな状況に、シーサーが黙っちゃいなかった。悪しきものを滅するためにパトロールに余念のない沖縄が発見したのは、悪霊かどうかはよく分からないけど、とにかくあんまり良くないものに魅入られちゃっている福岡。愛媛にフられた鬱憤をギャルゲーにぶつけていたところなんでしょうか。ディスプレイに語りかけるのは、割と末期な症状ではあります。

 退魔の技術には自信のある沖縄は、可哀想な福岡を救ってやることにしました。地方色豊かな謎の呪文を唱えて……物理的クラッシュ! 全身石で出来たシーサーの体当たりを喰らえば、HDだってイチコロさ。福岡が愛を囁いていたディスプレイは見事なブルースクリーンに。これで福岡は救われた……わけがない。愛しのアイドル小町ちゃん(マジカルめんたい小町か!)を亡き者にされた福岡は、本日2度目のブチ切れ状態になったとさ。めでたしめでたし(?)。

 普段はトラブルメイカーの福岡が2話続けてひどい目に遭うという珍しい流れだが、流石にこれは可哀想である。彼のネトゲ廃人っぷりを考えれば、多分小町ちゃんに注いだ愛(と時間)は相当なものだったのだろう。それを、リセットボタン押されるくらいなら許せるが、起動中のディスクともども破壊されてしまっては……おそらくその他の大切なデータがたくさん詰まっていただろうし、彼の人生の8割がおじゃんである。ま、それも含めて「悪霊」と言えなくもないですけどね。ちなみに、私は現時点でハードディスクぶっ壊されたらそのまま樹海に突入する自信があります。

 それにしても、福岡の駄目っぷりは本当に愛おしいね。オタクキャラなのに、人前に出ると結構やりたい放題で引っ込み思案なところがないのが凄い。そして、「マジカルめんたい小町」はゲーム派生のアニメであろうことも判明した(アニメ派生のゲームでPC移植はあんまりなさそうだし)。でも、再放送やってる時期にわざわざゲームをやるっていうのも、ガチオタの福岡らしからぬ対応の遅さだけど……ハッ、ひょっとして、愛媛にフられた哀しみを、過去にプレイした一番のお気に入り名作ゲームヒロインに癒してもらおうとしていたのか?! 涙無しには語れない究極の現実逃避か?! だとしたら、沖縄はとんでもないことをしてくれたもんだぜ……

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個室で目覚めるドラゴン・キッドの顔がものすごく可愛かった第23話。今回は全体的に作画状態が良かったと思うんですが、あのカットの破壊力は尋常じゃなかった! 原画屋さんが誰かなんて分からないんですが、一枚絵として売られたら買います。原画集とか出るんだっけ? うひょー。

 などと騒いでおりますが、暑苦しいほどにアツい王道クライマックス展開にメロメロ。いや、「ロトワングさん、そんなにネクストが嫌いなら余計な挑発せんでさっさと爆死させとけばええやん……」とか、「マーベリックさん、あんたは組織力も経済力もあるんだから、確実に相手を潰したいならわざわざ懐に招き入れないで処分すればええやん……」とか、敵側の動きがあまりにも盛り上げ上手過ぎる部分は気にならないわけじゃないんだけど、悪の王道に突っ込んだら負けだから。多少理に適ってなくとも、「きっとそうまでして虎鉄たちが歯がみする姿が見たかったんだろうなぁ」と広い心で納得しましょう。おかげで色々と楽しいものが見られたんだから、オールオーケーじゃないですか。

 今回は色々と刺激的なシーンが多かったのだが、やはり一番注目を集めたのはバーナビーが正気に戻るシーンだろう。ほっぺたビンタだの、様々な想い出フラグを次々とぶち折り、「流石に虎鉄も打つ手無しか?」と思われたところで、「あだ名」というトリガーを使っての復帰。おやまぁ、意外っちゃぁ意外だ。確認してないから分からないんだけど、洗脳バーナビー相手には虎鉄って1度も「バニー」って呼んでなかったんだっけ? だとしたらなかなか面白い方向性だとは思う。「TIGER & BUNNY」というこの作品タイトルそのものが、2人の運命を決定づける因子になったというのはなかなか洒落ているじゃないですか。ただ、正気に戻るシーンでそのことがあんまり上手く回収されてなかったのがちょっと勿体無かったかな。視聴者目線だと、トリガーになったのが「バニー」の一言であるっていうのがピンと来ない演出だったから。どうせなら、おじさんに大声で「バニー!!」って叫んでもらうとか、そういうシーンが欲しかった。そして、正気に戻ったのにでかい足キックを炸裂させたバーナビーはマジで鬼畜である。

 見どころ2つ目は、「お前が悪の親玉なんじゃないか?」と思わせるくらいに都合の良いタイミングで登場するベンさんと、「さっさとその装置使っておけよ」という謎の拡声器ヘルメットを装着した斉藤さんの、誰も得しないおっさん2人ユニットの結成。外野で見ている賑やかしとしては絶妙な配役で、不細工なおっさん2人が並んでいる絵面は、他のヒーロー達が格好良いだけに、ギャップが激しくて逆に好印象。初対面のベンさん相手にも一切自重しない斉藤さんが素敵。発明家の永遠の夢である「こんなこともあろうかと!」をやってくれたのは流石ですね。

 そして再び登場となったマッドサイエンティスト、ロトワング。マーベリックともども、悪役としてはどこか詰めが甘そうな、ノり切れない登場だったが、何よりもスカイハイさんのお当番回だったアレがばっちり今回の展開に繋がったのが嬉しい。「ネクスト差別」っていうキーワードも、折紙さんの当番回に繋がったしね。でも、お当番回がなかった牛角さんは……今回も駄目そうだなぁ。「ふざけるな! あんな奴に俺たちの代わりが務まるはずがないだろう!」って、牛角さんが言っても説得力ないよ……あんたの代わりが一番楽そうだよ……ファイヤーエンブレムとか折紙さんとか、他のヒーローたちの台詞は格好良かったのになぁ。まぁ、友情物語でもう一回活躍してくれるのを期待しますか。しかし……キッドちゃんに首輪か……いい判断だな……

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Thraxi
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男性
趣味:
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
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