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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 「よんでますよ、アザゼルさん。」 7→7

 わずか15分の番組のくせに毎回感想が書けるくらいに盛り上がった時点で説明不要かと。やっぱり水島監督が本気で挑む時の安定感と突き抜け方は半端じゃない。昨今のアニメの風潮では苦戦を強いられる傾向にあるギャグアニメとしては、ほぼ最高の結果を残したんじゃないでしょうか。

 勝った理由は色々とあるだろうけど、とにかく短い尺に詰め込めるだけ詰め込もうというサービス精神が第1の勝因。中の人たちが本当にしんどそうだったけど、一部の隙間も許さないギチギチのシナリオのおかげで、ただでさえ下世話なネタが更にぎゅっと詰まって雑多な感じがパワーアップし、ストレートな笑いに繋がった。監督特有の真面目とギャグの絵柄の描き分けのメリハリも楽しくて、アンダインがぶっ飛んだ時の荒ぶる線画の雰囲気とか、普段は美人さんなのに崩れるときは本当にぐちゃぐちゃになる佐隈さんの非道な感じとか、1キャラ1キャラが最大限にネタっぷりを発揮出来るセッティングが見事だった。スタッフ全員が本当に作品を愛してくれているのが分かるだけで、アニメって力が増すのだね。

 そして、こんな下衆な作品なのに、毎週登場するゲストキャストが本当に本当に贅沢過ぎる。「ここに力を入れたら売りになる」という狙いが1つ1つはまっているのは流石。1話で釘宮がちょろっとゲスト出演してただけでも笑ってしまったのに、清川元夢、草尾毅、玄田哲章、藤原啓治、檜山修之などが、「そんなんで出演していいの?」と不安になるような配役で大活躍。触れるの忘れてたけど、最終話なんてちょい役に雨蘭咲木子だぜ。やりたい放題ってのはこの作品のための言葉だな。

 とにかく何一つ不満なく終わった見事な作品。「これが好き!」っておおっぴらに言いにくい作風なのが唯一の難点だが、これだけのレベルならやっぱり「好き」って言わずにいられない。最後の最後に、やっぱり佐隈さんは最高だと思います。

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○「セイクリッドセブン」 4

 地上波で先陣を切った作品は、どういう期待感で見たらいいか定まっていなかったサンライズのオリジナル作品。基本的にあたしゃ「サンライズオリジナル」って言われると結構きゅんきゅん来る方なんですが、今期はサンライズ作品に「タイバニ」があるわけで、更なる刺客がどのようなもので出てくるのかは、期待半分、不安半分ってところ。

 始まった画面を見ると、一発で「どういう方向性の作品か」というのが分かるというのはある意味親切。キャラクターデザインが同じというだけかもしれないが、サンライズの系統でいうならば「コードギアス」の流れである。学園青春+異能+ロボ的バトル。言葉を選ばずに表現するなら、相変わらずの売れそうな要素のごった煮作品といった趣である。冒頭から「目がぁ、目がぁ!」と唸る主人公は厨二展開のお手本のようなパターンであるし、そこに訪れるのは非現実的な巨万の富を携えた縦ロールのお嬢様。傍らに胡散臭い執事も忘れちゃいけない。多少アウトロー気味の雰囲気を醸し出している主人公が学校に行くと全校生徒から煙たがられるが、そんな中で脳天気な女子生徒が1人だけ接触を持ち、そこから始まるラブストーリーの予感。ふはぁ、目新しさは何一つないな。

 もちろん、目新しさなんてものは必要無い、という開き直りも作品を作る上では重要な心意気。正直言うと今作の場合はどの部分をセールスポイントとしたいのかはまだ見えてこないのだが、ベタの中に意外な斬新さを狙った「タイバニ」と比較しても別につまらないという印象ではないし、流石のサンライズと胸をなで下ろすだけの品質にはなっている。あとはどの程度「飽きずに」見続けられる脚本のラインが引けるかの勝負だろうか。導入の設定が斬新だったのに話の中身はベタの極みであるタイバニは、ひょっとしたら良い比較対象になるかもしれない。この作品が、このままの状態で何も動きを起こさなかったら、「導入もベタだし中身も古くさい」とばっさりやられてしまう可能性が高いのだ。何を見せてくれるものかねぇ。

 今のところ、視聴のモチベーションはあまり大きくないのであるが、声優ファンからすると、「キャラクターと役者の名前を重ねて固定」というよく分からない設定は興味を引かれる。もちろんメインどころはちゃんとした名前があるのだが、メイド隊やクラスメイトなど、その他大勢の名前の付け方があまりに適当。そこまでメジャーな声優もいないので、ひょっとしたら「役名を覚えてもらえば中の人も覚えてもらえるだろ!」という製作側の親切心なのかもしれない。でも、中の人はやりにくいだろうなぁ。千和が「千和!」って他人を呼ぶのくらいやりにくいだろうなぁ。

 中の人ポイントとしては、中島愛が少しずつではあるが着実に安定してきているのは面白い部分。一発でまめぐだと分かる程度のものではあるが、超時空シンデレラ時代のような不安定な部分はほとんど見られなくなった。棒フェチの人には逆に面白くなかろうが、安定して聴けるぶんには悪くない。棒好きは小見川のところへ行くがいい。あと、鬼瓦役という訳の分からない配役の大川さんが美味しい。今作で唯一オリジナリティが感じられる部分は、鬼瓦がしゃべるとびっくりマークとかが具現化するところだな。

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○「ブレイド」 3

 今期一発目の新番組となったのはこの作品。いや、実をいうと前期も口火を切ったのは「X-MEN」だったはずなんだけどね。やっぱりこの枠はあんまり食指が動かなくて……見てなかったんですよ。すみません。

 「ウルヴァリン」は一応最後まで観きったんだけど、その次を見るモチベーションが維持できなくてリタイア。今回は少しブランクも置いたし、改めてこのマーベル作品を見てみようか、という試みなわけです。やっぱり見られる作品は出来る限りフォローしたいところですからな。

 でも……多分無理なんだろうなぁ。1話目のピンと来ない度合いが半端じゃないからなぁ。こういうのが楽しい人もいるんだろうけど、アニメ的な視聴ポイントも明確に見付けられないし、シナリオだってどうせアメコミ的なわっかりやすい奴になるのだろう、という冷ややかな目線しか送れない。実際、「物は試し」と思ってみていた「ウルヴァリン」は何の変化もないまま、120㎞台のストレートのごとき凡庸な球だったのですよ。まぁ、多分斬新さとか意外性を求められるジャンルじゃないだろうからね……

 でも、能力バトルもの、吸血鬼ものなんだから、もう少しバトルの迫力を見せたり、おどろおどろしさをアピールしたり、目を引く演出はあると思うんだけど。はったりでもいいから1話で目を引くような何かをやってくれていれば、騙されたと思って視聴継続する人間も出るはずなのになぁ。うーむ、まぁ、全てのジャンルのアニメに理解を示すなんて土台無理な話ですし。そういうニーズもあるんだよ(by 泉こなた)。

 余談だが、この作品のシリーズ構成には「深作健太」という名前がクレジットされている。もしやと思って確認すると、案の定あの深作欣二の息子だった。なんでこんなとこで仕事してんだろうね。まぁ、マッドハウスだから実写関係からも入ってきやすいのかも。

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 うんこにまみれた最終話。まぁ、この作品ならこのエンディングでいいんじゃないでしょうか。サブタイトルが「ベーやん」の時点でまともに終わるはずはないわけで。製品版と同じエンディングが、無駄に爽やかでひどさが際立つんですわ。

 前回、モロク事件をフラッシュバックさせるかのような衝撃的な引きで涙を誘ったわけだが、この作品の最終回がお涙頂戴で終わるはずがない。アルピニストなエンジェルはグリモア奪取任務に成功したとばっかり思っていたのに、実際はそんなこたぁなかったというオチであった。佐隈さんたちからすればこれ以上ないハッピーエンドなんですが……ただ、任務に失敗したゼルエル視点からすると、こんな悲劇はないんですよ。「主」のひどいキャラクターのおかげでいかにもこの作品らしい最低のギャグにはなっているんだが、ラストシーンの家で待ってるおかんは、実は結構キツいシーンだった。「長年うだつが上がらなかった息子がようやく更正したと思っていた母親が帰らない息子を待ち続ける」っていうシチュエーションは……あ、やばい、案外心に来る。普段の生活態度でアニメ視聴時にもダメージを喰らうことがあるという、嫌な見本であった。

 まぁ、そんな個人的な事情をさておくと、今回メインとなるギャグポイントは、本当に最低な連中の親玉らしい最低さを誇る「主」のキャラクター。これまで登場した天使は2人とも素敵にイラつく連中だったが、その親玉は更ムカつく最低な奴。「単に嫌な奴」の天界グループと、最低だけどなんか憎めない悪魔の対比が卑怯なぐらいに際立ってますよ。そして、「主」の中の人は無駄にいい声。誰なんだろうと思ったらあんまりアニメには縁が無い谷口節氏という役者さんなのだが、どこかで聞いたことがあると思ったら缶コーヒーボスのCMの宇宙人ジョーンズ役の人だったか。こんなベテランにうんこだのちんこだの言わせたらあきませんがな。

 そして、最後に用意されたオチはベーやんうんこネタ。やってることは今まで通りなんだけど、どストレートな描写が本当に最低。ベーやんが駆け寄ってくるシーンに無駄に時間を割いているのがじわじわ来る。そして、改めて見て「うんこ」+「可愛らしいペンギン」+「神谷浩史ボイス」という奇跡の乗算キャラの破壊力を感じる。ベーやんもアザゼルも、本当に良いキャラクターでありました。

 そしてやっぱり佐隈さん。いや、今回はあんまり活躍のシーンは無かったけどね。今更なんだけど、オープニングで一瞬だけ映るこの佐隈さんが圧倒的に可愛くて困る。


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 心機一転の第14話。あっという間の10ヶ月で、色々と変わりましたよね、折紙さんのスポンサーとか。よりによって高須クリニックて。

 ジェイク事件から10ヶ月経過したシティは、ピンチの時のヒーロー批判の流れのリバウンドなのか、ヒーロー人気も絶好調。まさかの2部リーグ展開により、あんまり役に立たなそうなヒーローも続々量産中だ。これだけ役に立たなそうなのが増えれば、最下位爆走中の牛角さんもちょっと安心かも。そして、この10ヶ月で最も変わったのがバーナビーの態度である。前話で初めて「虎鉄さん」と呼んでデレをアピールしたバーナビーだが、冒頭のテレビでは営業用なのかと邪推までしたのに、マジもんの全力デレになっていた。どこをどう見ても「本質的には単に適当でおっさん臭いおっさん」であるはずの虎鉄をあそこまで信用できるっていうのは……よっぽど虎鉄がするめのように味がある人物なのか、それともバーナビーが単なるお人好しなのか。……うむ、どっちもだな。

 そして、今回のメインは久し振りのブルーローズ。意識していいんだか悪いんだかよく分からない虎鉄へのほのかな思いを、どうやって具体化するのか悩んでいるだけのお話。ヒーローものとしてベタベタなのが本作の良いところであるが、ツンデレ女子高生を交えたラブコメでもベタベタなので、何ともムズかゆい気分である。正直、いくらなんでもあんな無神経なおっさんに思いを寄せるブルーローズの気持ちは今ひとつわからんのだが……本人は楽しそうだからまぁいいか。でもさぁ、女子高生と子持ちのおっさんの恋路は犯罪の臭いがするよねー。ばれたら虎鉄は娘からどう見られるんだろう。

 今回の事件自体は大したもんではなく、単なる変態楽屋荒しをひっつかまえるだけ。虎鉄がよく分からないタイミングで能力覚醒させたり、バーナビーとの連携が良くなっていることをさりげなく示したり、案外ばらまかれたネタは少なくないんだけど、どうしても前回までのジェイク事件の規模と比べると「どうでもいいこと」なのであんまり目が行かないんだよなぁ。一番目が行くのが「わざわざ虎鉄のダンス見るためにライブに来てくれる牛角さんはいい人だなぁ」とか、「その格好で踊るんなら別に本人が入ってる必要ないよなぁ」とか、そんなんばっかりでした。

 そういや、オープニングとエンディングが変わりましたな。慣れるまでは評価は固まらないと思うけど、今回はルナティックの巨悪っぷりが強化されていたので、そこは見るべき点かな。でも、ルナティックって出てくるたびに虎鉄に撃退されてるわけでしょ? やっぱり大したことないような。うーむ、何を楽しみに見るべき作品なのかが揺らいできているのが不安だなぁ。バーナビーが素直になっちゃうと、あんましギスギスする要素が無いから刺激が無いのよね。一応クリームさんが生きていたみたいなので、そこに期待しましょう。

 ついでに中の人の話なんだけど、やっぱり寿はまだ引っかかる演技が出る時があるね。ツンデレ演技ってテンプレだからやりやすいかと思ってたんだけど、なーんか鼻につくところがあるのよね。例えば、ディレクターから虎鉄にダンスを教えるように指示された時の「何で私が……」っていう台詞が、「嫌がっているそぶりを見せているけど本心はまんざらでもない」という分かりやすいツンデレ描写だったんだけど、そこの切り替えの振れ幅が流石に分かりやすすぎる。多分、他の人がやったらもう少し自然な流れになるんじゃないかと。まぁ、まだまだ若いからいいけどね。がんばれ。

 最後に一つだけ。僕はカリーナちゃんよりもクラスメイトの眼鏡の方が好みです。

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7月1日 ドラフト模様(NPH,MBS,SOM

ピック順 【Mei】→【Metallica】→【Alessi】→【Thraxi】→【Serra

 暑いですが、この猛暑こそが、世間的には「ジェイスが消えた夏」という1時代の転機なんですねー。1日づけから環境で神ジェイス使用禁止。是非ともフライデーなどに参加してそんな自由の時代を謳歌したいところなんですが、7月は金曜日に動けない身体になってしまうという不幸に見舞われている。なんてこった……M12のプレリにもでられねーし。今回はプレインズウォーカー新作てんこ盛りだからなー、何箱買うのが適正なのかしらねー。

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「神のみぞ知るセカイⅡ」 5→5

 何事もなく終わった2期目。1期目は色々と面倒な事を考えてしまったせいで多少視聴体勢が揺らいでしまったこともあったのだが、2期目ともなると流石に安定していたので、最初から最後まで、特に不満もなく見続けることが出来ました。全体構成が理解出来た後だったので見やすかったのは、純粋に2期目だからこそのメリットでしょう。ただ、その分当然新鮮さも薄れてしまっているので、トータルすればトントンくらいなんでしょうか。

 基本線は非常に良くできているだけに、積極的に評価出来ないのが勿体無い気がするのがこの作品なのである。マングローブによる画面作りは毎回毎回実に丁寧で見やすいものだったし、高柳監督のディレクションも、この作品の身の丈にあった実にまっとうなもの。1期の時に不満だった展開の遅さ、無駄な遅滞感は今期も完全に払拭されたわけではないかもしれないが、結局は「そのくらいの密度の作品」であるというのが正確なところで、この原作をよりシュートに、よりヘヴィーにやったところで、原作ファンはついて来るまい。あくまで「オタク主人公が惰性で恋愛ごとにちょっかい出していくだけのお話」なのだから、このくらいの肩肘張らないスピードが適正値だったのだ。

 で、1期と2期を大きく隔てるとするなら、それはやはり登場したヒロインの質しかないだろう。1期は4人ばかり登場したメインヒロイン(エルシィ除く)だが、今期も同じ4人が準備され、そのうち1人がハクアである部分がちょっとしたアクセント。最初の小清水(キャラ名を覚えていないので中の人で失礼します)は、1期で垣間見られた「カケタマがついたが故の特殊能力」という部分がクローズアップされており、それなりに新機軸になっていたので割とお気に入り。対して次の阿澄キャラについては、切り口こそ面白かったものの、1つの恋愛エピソードとして消化不良の感が否めなかったので今ひとつ。ハクアに関してはベタベタなツンデレキャラではあるがエルシィの愛らしさも強調されていたので割と気に入っており、トリを務めた豊崎教師は、キャラこそよかったもののオチが釈然としなかったのでややマイナス。やっぱりトータルすると平均値。うーむ、評価に困る。放送されてれば見るけど、終わってしまっても別に困らない、そういう立ち位置なんですよね。あぁ、でも週に1回エルシィの「で!」が見られなくなるのはちょっと寂しいかもしれないな。

 なんでこんな中途半端な視聴体勢でも最後まで観られたかといったら、やっぱり中の人以外に理由は無いんですよ。小清水スタートの時点で好感触なことに加えて、早見沙織・阿澄佳奈、そして豊崎愛生。この中では、ハクアが平均的に打点を稼いだことに加え、豊崎がまたいい方向に新鮮な役作りをしていたのが印象的。声質にそこまで広がりがあるとは思わないのだが、あの声の出し方をちょっといじるだけで年相応の安定感も出てくるのが豊崎のすごいところだと思う。のし上がってきたアイドルには、やっぱり勝てるだけの武器があるってことですわ。

 そして、なんと言ってもやっぱりエルシィですよ。伊藤かな恵キャラは今期だけでも明日葉・緒花・エルシィと3連打をたたき込んできたわけなんですが、どれもこれも致命的なダメージを叩き出す破壊力がある。エルシィは他の2キャラにも勝る徹底したお馬鹿キャラだったので、かな恵ポテンシャルが最大限に発揮されるポジショニングなんですよね。うちにも来て欲しいな、エルシィ。消防車買ってあげるから。

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なかなか素敵なアレやコレの復帰が地味に嬉しいニュースかもしれません。

  

 Oblivion Ring/忘却の輪(ALA)」 U

 ジェイスを巡る製作チームの反省に「プレインズウォーカー対策は減らすべきじゃなかった」というのがあったらしいので、そゆこと。地味にアンコに格上げされているぞ。

 

Mana Leak/マナ漏出(M11)」 C

 鉄板。カウンターはほぼ現行通りだな。

 

Call to the Grave/墓への呼び声(SCG)」 R

 意外なところからの再録は、当時地味だったけど書いてあることは格好良い。今再びのゾンビデッキへ。

 

Smallpox/小悪疫(TSP)」 U

 魅惑の「時のらせん」環境からは、地味な活躍をしたナイス悪役が復活。色々と使い甲斐のある、いいスペルだと思いますです。

 

Fog/濃霧(M11)」 C

 意外なことに、ちょいちょい構築にも顔を出したりするんだよね。

 

Pentavus/ペンタバス(MRD)」 R

 「トリスケリオン(M11)」と入れ替わりかな。次で合体して「トリスケラバス(TSP)」っていうオチ。

 

Solemn Simulacrum/真面目な身代わり(MRD)」 R

 まさかのインビテーショナルカードが復活! 「アドバンテージのかたまり」はまさに彼のための言葉だ。イラストから顔写真は消えているけど、スリムで格好良くなってます。

 

Thran Golem/スランのゴーレム(9ED)」 U

 地味キャラだけど、実は1度再録経験あり。未だにドミナリアンサーガの地名が出てくるあたり、やっぱりmagicの中心はあの世界なんだなぁ。

 

「M10ランド5種」 R

 ここも継続。2色ランドも本当にお手頃価格で手に入るようになりました。

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左介が戦ってる! 第13話。天下分け目の決戦が舞台なんだから決定的なエピソードには違いないんだけど、真面目に合戦場で人を斬っている左介を見ると、違和感がモリモリでございます。

 一向に援軍がやってこないことに焦りを感じる明智軍。そしてようやく報せがきたかと思えば、羽柴の挙兵と、その想像以上の規模に度肝を抜かれることに。事ここに至って、聖人君子明智光秀も、これまでの全ての流れが秀吉の策略であることに感づいた。猿知恵に一杯食わされたことに思い至った光秀の無念は、いかほどのものであっただろうか。そして、そんな光秀に与することを決意したのは、同じ志を持つ三河の徳川である。和を以て武器となす家康は、あくまで臣下の意見を尊重することを強調してはいるが、それはあくまで三河武士としての矜持を守れる範囲でのこと。かたや民を思って仁の道を踏み外した明智軍、かたや全てを謀って天下を狙う羽柴軍。家康の決意で、ようやく三河が動き始める。しかし、決戦の時は既に間に合わないところまで迫っていた。

 絶望の明智軍と違って意気が高いのは、思い思いに集まってきた羽柴連合軍である。熟考を重ねて動き出した徳川とは異なり、こちらの軍勢は秀吉の下準備によって既に仇討ちに参加することが決まっていた面々。そこに躊躇いは無いし、大義名分もあるために動きも迅速だ。そして、そんな面々に共通する目的は、この大いくさでの武功である。信長が平定しかけた天下で、奇跡的に訪れた大舞台。ここで一気にのし上がれば武功どころか天下も見えるという大ばくち。民のこと、忠義のことなどさておいて、集まった将達には「少しでも美味しいところを」という私利私欲が渦巻いている。もちろん、それもこれも、全てはそうした人の業をコントロールしきった秀吉の手腕によるものなのだが。

 軍旗のデザインが一部に好評であり、ますます士気をあげていくのは我らが左介さんだ。名を売るにはここしかないのだし、今後の趨勢は誰も予測が出来ないものになる。ただ1つ、秀吉がのし上がるであろうことは確実なわけで、そこに密接に食い込める機会は、この戦をおいて他にはない。数寄でもアピールし、更に武勲もあげたとあれば、一気に勝ち組の仲間入りが出来るのだ。とにかく「見せる」ことを意識せねばならないこの状況。武士としての意気を見せるための抹茶一気飲みにも気合いが入ろうというものだ。

 しかしまぁ、左介の腕っ節の弱さも天下一。戦闘開始の号令の直後、あっという間に馬からコロリ。ひょっとしたらここで人生が終わってもおかしくなかったところなのだが、天はひょうげた奴に味方する。突如現れた弥助に命を助けられ、更にとんでもない情報まで置き土産にされて、一気にテンションが上下してしまうことに。天下分け目の決戦場は、左介の人生を、また別の意味で分けることになった。

 「秀吉が信長を殺した」。弥助の残した情報に、左介は曇天を仰ぐ。にわかには信じられない話であるが、弥助が嘘をつく意味も無いし、何より、秀吉という男は、「奴ならやりかねない」という底知れぬ脅威を持つ男。思い返せばあまりに迅速な高松からの帰還劇など、思い当たる節も多かった。「信長を殺したのは秀吉である」。意外過ぎる事実は、あっけなく左介の中で真実として受け入れられる。そして、ほんの一瞬ではあるが、秀吉の掲げるひょうたん印を「真の仇」としてみようとしたのも事実である。信長の弔い合戦であるならば、初めて知った事実を声高に叫び、自陣にとって返すのもあながち無い話ではない。

 しかし、左介はそれをしなかった。この場合、「出来なかった」と「しなかった」は半々ぐらいだろうか。あまりのことだったにも関わらず何故か妙に納得出来たというその事実は、秀吉という男を既に受け入れつつあるということを示している。そこまでの思いがなければ狙えない天下。そこまでの決意がなければ立ち続けられない「武」の世界。そんなことを思った左介の頭に去来するのは、大釜を抱えて散っていった松永久秀、「生きたもんが勝つ」と図太く生きながらえる荒木村重。誰も彼も、武と数寄の間を彷徨った先人達。松永は言った。「どこかで諦めるしかない」と。

 必死に戦場をさばきながら、自らの進退に懊悩する左介。武を貫くなら、死を賭してでも守らねばならない物がある。取らねばならない命がある。しかし、左介の本質は、結局そこには無かった。「諦めて、生き延びろ」。敵の雑兵にとどめを刺すことも能わず、左介は自分自身というものを痛いほど理解出来たのである。

 

 とにかく、この作品の毛色に全く合わない合戦シーンでのあれこれが刺激的な今回。正直言って、合戦自体の出来は二流三流。躍動感の無い軍馬の構成に、痛みが一切感じられない斬り合い、ビィートレインらしい血の噴きでない末期。左介の立ち回りも動きが軽く、なんだか滑稽な演舞を見ているようである。しかし、この作品の場合、これで一向に構わない。描きたいのはチャンバラ劇でないのだから。しのつく雨の中、合戦という緊迫した場の中でも、左介はいつものように「武」と「数寄」に揺れ動く。その間、彼にとって合戦場の剣戟などどうでもいいものなのだ。あくまで、思い出される信長の顔、松永や荒木の言葉の方が、彼の人生に与える影響は大きいのだ。揺れ動く心情はいつものように「目」に現れ、左介は今回2回ほど血走った目を見せている。これまで大名物を見つけた時にばかり見開いていた彼の目は、今回大きな人生の岐路を迎えるにあたって、現実を見つめるために開かれた。そして、そんな彼の一大決心が、最後に雑兵に振り下ろされた一発の拳骨だったのだ。武人としてはあまりに弱々しく、ともすれば降り続く雨にすら負けてしまいそうなその一撃は、戦の相手ではなく、左介の中にかろうじて存在していた何かを打ち砕いたものであるように見えて仕方なかった。

 間もなく天下は平定される。「武か数寄か」。その決断は、既に下されているのかもしれない。

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