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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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  今期はこれが最後になるんだろうか、劇場作品視聴でございます。封切りからちょっとたった今の時期で、春休み前の平日昼間ならそれほど混むことも無いだろうと思い、急いで視聴。案の定、そこまで混み合うこともなく、のんびりゆったり見ることが出来ました。

 

(以下、そりゃまぁ当然ネタバレ含みの内容になるだろうから、一応未視聴の方は注意)

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 24時間平常運転、安心の第9話。アニメ観てて声を出して笑う機会ってそこまで多くないんだけど、このアニメは時折吹きます。視聴感としては「仮面のメイドガイ」の馬鹿っぷりに近いかも。

 今回はお祭りイベント。というか浴衣イベント。水着回よりも更に密着度合いの高くなった奈緒と彩葉の容赦無い攻撃は、当初存在していた「気のないポーズを取っている」とか「常識の範囲で納めている」というポーズ自体が失われており、どこをどう見ても肉食動物のがっつき合いレベル。もう、アニメオリジナル展開に入っちゃったら何をやってもいいだろうっていうことなんだろうけど、これまでの様々な変態行為のことを考えれば、これでも別に違和感は無い。奈緒も彩葉も、確実にエロゲ—イベントで勉強してるよな。特に彩葉のフランクフルトシーンは、「さて、麻里奈が登場してるエロゲーでも探した方がいいかな」と思える神業であった。ほんとに不思議だよねぇ。放送開始時には「奇形」としか思えなかったこの絵が、今となってはエロスすら感じられるようになってるんだからねぇ。いや、8割ギャグなことに替わりはないんだけどさ。

 そして、二人の争いと同時並行で物語をかき回してくれるAGEの面々。今回は隊長を含めて全員が町のおっさんたちに引っかき回された形になるが、この町の人々のエロ関係に対する理解の深さと情熱には恐れ入る。町内総出で若者のアホイベントを後押しするところは、「そらのおとしもの」の空見町商店街に近い空気も感じるな。「ミラーボールは関係無いのかよ」のところとか、いいハズし方だし、色々心得とる。隊長や修輔たちも、いっそ腹をくくって新しいジャンルに進出してみれば良かったのにね。オールジャンルエロの看板を掲げているなら、そのくらいの覚悟が無いと駄目だぜ。いや、これで来週、隊長がうなぎ持参で現れたらちょっと困るんだけども。

 そして、最終的には今回出番が無いかと思われた繭佳の登場で締め。繭佳さんは奈緒や彩葉とスタンスが全然違うおかげで、本当にいい味付けになっている。修輔の妄想の中の浴衣+黒パンストのフェティシズム溢れる姿勢も評価したいし、てぃくび発見後の覚醒モードの思い切りの良さも素敵。BL好きだから男好き、っていうのを徹底したキャラクターって、意外とアニメでは類を見ないんだよね。

 ほんと、いつも通りのことをやっているだけなのにいい速度が出ているこの作品。台詞回しにしても「別名で保存、別名で保存」とか「えろえろしかじか」とか、なんかよく分からん部分で小ネタが効いていて気になってしまう。細かいところで笑えるってのは、修輔も含めた全てのキャラが安心して見てられるだけの個性に裏打ちされてる部分があるんだろうね。修輔の土下座は表彰モノのみっともなさだものね。色情妹に駄目駄目兄貴。お母さんも大変だ。

 今回一番気に入ったのは、麻里奈のフェラシーン……ではなくて、序盤に彩葉と奈緒がやってくれた「セルフエコー」です。「つけてないから……ないから……ナイカラ……」っていうエコー、地声だけでやってるんだよね。直後に麻里奈も同じエコーやってるんだけど、完成度ではキタエリの勝ち。やっぱりキタエリの一芸のクオリティの高さは国宝級。

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 「みつどもえ増量中!」 4→6

 今期最初のゴール作品は、わずか8話という信じられない短期決戦を挑むことになった可哀想な作品、「みつどもえ」である。1期の売上が悪かったのか、それとも原作ストックがないのか、よく分からないが、毎回楽しみに見ていた身としては、この変則構成は実に残念である。別にもう3〜4話くらい作ることは出来ただろうになぁ……

 基本的に1期と何一つ変わらない分割2クールものだったわけだが、この手のショートギャグは基本的に人間関係のゴタゴタが笑いに繋がるものになっているため、キャラの基盤が出来上がって色々といじる要素が増える2期目の方が、当然破壊力は大きくなっている。サブキャラでは吉岡の躍進が目立ったし、おがちんなんかも2期になってよりキャラが立って美味しくなった部類だろう。代わりに栗山っちや松岡の出番は減ったけど、三つ子との絡みを考えると、より親密な友人達の出番が増えるのがまっとうな展開といえるだろう。三つ子のキャラは3人ともばっちり引き立てられ、誰がメインになってもテンションが落ちない、理想のショートギャグになっていたと思う。それだけに、それだけにやっぱりあの1話の暴虐が許せないのだが……まぁ、それ以降は順調に最終回まで持ってきてくれたので、評価としてはプラスで良いのではないでしょうか。

 この作品を視聴する上で欠かすことが出来ないのが、当然中の人の話である(まぁ、他の作品でも全部そうだけどさ)。特に三つ子を演じた高垣・明坂・戸松の完璧な仕事ぶりには頭が下がる思いだ。あけこの場合は慣れ親しんだ、いわば「中の人のそのまんま」みたいなテンションだったが、やっぱりこの残念な感じは天性のもの。最近はジワジワ露出も増えて波に乗っており、業界内でもなかなか美味しいスタンスですがな。ひとは役の戸松遥は、もうこんなところでいちいち褒める必要も無いわけだが、変幻自在の戸松節で作品一の萌えキャラであるひとはの魅力を前面に押し出してくれた。地味にすごいのは、オープニングなんかもキャラ声歌唱で通しているのだが、ひとはのキャラを守りながらもちゃんと声が出せており、歌が成立しているところ。同時期に「STAR DRIVER」で「モノクローム」を歌っており、この対比は実に鮮烈である。そして、アフレコ時に最も汗を流したであろうことが想像に難くないのが、彩陽だ。みつばの可聴域ギリギリみたいな金切り声は、彩陽の地声を考えれば決して楽な音域ではなかったはず。それでもなお、あそこまで飛ばしたキャラ作りをして、ウザさと切なさがない交ぜになったみつばの面倒なポジショニングを寸分違わず行えたのは、流石としか言いようがない。メインとなる三本柱が不動だったからこそ、この作品は成立していたのである。

 他にも、毎度毎度取り上げていたのは杉崎役の齋藤千和。母親との関係性のおかげで中の人と他人とは思えないツンデレお嬢杉崎は、幼千和(おさなちわ)カテゴリでは久々のミドルヒットで、本当にうまうま。それにしても、千和ももう三十路かぁ……確か30までに結婚しなかったら、能登麻美子に一生面倒を見てもらうと言っていた気がするのだが、能登家に嫁ぐ用意は出来ているのだろうか。玄関を開けると同じ目的で順番待ちをしている女性声優が大挙している気もするが。

 そして2期では看板といえるまでに台頭してきたのが、飛び出すマユゲの吉岡役、豊崎愛生。最初は影の薄いキャラだったおかげで「いつもの豊崎だなぁ」と思っていたのだが、キャラが暴走し始めると、独特の愛らしさがキンキンと響いてきて癖になるキャラになっていった。時折暴走する宮ナントカさんとのコンビネーションも抜群だ。その他井上喜久子、三瓶由布子、山本和臣、茅原実里などなど、実に姦しい面々が作品を盛り上げてくれました。ほんと、なんでこんなに本数が少なかったかねぇ。悔しいったら。

 最後に、こちらも何度か触れている2期オープニング「我が名は小学生」。今期ではナンバーワンといってしまって良いお気に入りなのだが、調べていて初めて、これの作詞作曲を手がけた前山田健一氏というのが、あのニコニコ動画黎明期に活躍していたヒャダインと同一人物だと知った。あの当時は割とニコ動関係も見ていたので、なんだか懐かしい名前を見てしまったようで感慨深い。基本的に「ニコニコアーティスト」なんてカテゴリは素人と同義だと思っていたのだが、出来上がるものには出自など関係無いということを思い知らされる。

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  恐ろしき偶然の一致、第22話。エントロピープル? 宇宙の意志? ひょっとしてあの愛らしい副部長も、背中でグリーフシードを食べちゃったりするわけ? もうやめて!

 さておき、本編のほとんどが観劇シーンという、ある意味五十嵐・榎戸コンビの真骨頂のような構成の1本。コンテも監督自らが手がけていることから、今回のエピソードが本編を構成する上で非常に重要な役割を担っていることが分かる。そして、これまでの物語を振り返って、実に様々な含意と変革が予期される、本当に「難しい」エピソードでもある。どこまでが脚本家の本意で、どこからが「深読みしすぎ」なのか、判断出来ないやきもき感はほんとにたまらない。多分、榎戸さんのことだし、絶対に全部作為的にやっていることだとは思うのだが……

 まずは、実際に夜間飛行が披露した劇の内容から考えていこう。高校の文化祭でやる演劇としてはやや地味で、登場人物も演劇部員の人数でまかなえる、ごくごく小規模なもの。舞台装置などはなかなか凝っているが、信頼と実績があるらしい夜間飛行ならば、これくらいは出来て当然なのだろう。

 登場人物は、まず作中の劇中の更に物語中という3重の入れ子構造の中で活躍する第1の主人公、スガタ演じるコルムナと、そんな彼から愛される存在、クレイス。2人のラブストーリーが「一番下の層」の物語となる。そして、魔女アインの計略でもって愛する人を忘れてしまったコルムナの悲哀は、一つ上の階層の物語、少年マルクが、語り部からコルムナの人生を教えられるパートで教訓となる。マルクは、コルムナの生き様を教えられ、自らの意志で「船とクレイス」という選択肢からクレイスを選び出すことでハッピーエンドとなる。何とも単純な物語だ。

 だが、これに更に2層の重ね合わせが行われることで、話はややこしくなってくる。1つ目の「意味」は、コルムナ・クレイス・マルクという3人の登場人物と、スガタ・ワコ・タクトというキャスト陣の重ね合わせ。実に明示的な対応関係が、この作品の本質である3人の関係性に様々な刺激を与えていく。

 コルムナは、一番最初にクレイスの存在に気づくことが出来た男だ。彼は誠実で、クレイスとの愛情は本物だった。彼の懐には、常に「一本のナイフ」が忍んでおり、彼女との関係を阻むもの、魔女アインに容赦無く突きつけられる。しかし、魔女の奸計により「船」という道具を手にしてしまったコルムナは、いつしかその心からクレイスがいなくなってしまう。彼女の奇妙な性質により、文字通り「いなくなって」しまったのだ。魔女の与えた「船」は、最も高い位置にある「玉座」の意味を持つ。「玉座」を手にしたコルムナは、次第に玉座そのものと一体化し、そのまま玉座の奥深くに消えていった。

 このコルムナの存在は、スガタの来し方行く末を暗示する存在となる。幼い頃から築き上げたワコとの関係性が「初めてクレイスと出会った男性」として描出され、「玉座の船を手に入れた」ことは、彼が王の印を受け継いだことに対応する。一度はスカーレットキスの手により王の柱が暴走してしまったスガタは、玉座の船を手に入れ、それに魅入られてクーデターを引き起こし、最愛の人を忘れてしまったコルムナに対応する。彼は玉座そのものと一体化して「王位を示す道具」となりはて、スガタも、「王の器」として綺羅星(ヘッド)に付け狙われる存在である。そこには、既に彼の意志が現れる余地がない。

 他方、「聞き手」という完全な外部世界に回った少年マルクは、突然島を訪れ、タウバーンによって島の争乱の引き金を引いたタクトに対応する。マルクの活躍シーンは少ないが、彼はコルムナの物語を聞き、それを教訓としてついにクレイスの唇に触れている。「懐のナイフで船を手にするか、クレイスを手にするか」と問われた時、彼はナイフを振るうことを拒否した。これは独断でスガタのナイフを拝借し、「使わないこと」を強要するためにワコにプレゼントしたことと対応する。この物語が作品本編とリンクするとしたら、コルムナが最後まで手にしなかったクレイス、つまりワコを手に入れるのは、外部から訪れたタクトということになるだろう。

 だが、もちろん話はそんなに単純ではない。演劇の中では語り部が進行を務め、マルクは己の正しい選択を自覚的に判断出来たが、現実世界のタクトとワコはそんなに簡単ではないからだ。そして、そこにメタレベルが1つあがった「観察者」として、演劇部部長、サリナの存在がある。突如劇中でアドリブを入れ、「エントロピープル」を名乗りだしたサリナ。彼女は「わたしたちがエントロピープルである」と名乗り、そこに現れたのは副部長だ。サリナと副部長。2人は宇宙の意志として「魔力を使わないと決めた傍観者」であることをタクトに明かし、その上で、「船を使うか、クレイスを手に入れるか」の選択を迫った。これすなわち、サリナはマルクではなく、タクトに対し、「タウバーンを使い王位を狙うか、ワコを手に入れるか」を迫ることにも繋がる。唯一違うのは、コルムナは既にクレイスから遠い存在になってしまったが、スガタとワコについては、一切そんな状態ではないということだ。改めて船に乗ったコルムナがマルクの前に現れたとしたら、マルクはそれでもクレイスの手を握っていられたのか? 決してそう簡単な話ではないだろう。今回の演劇は、あくまで「1つの可能性」としてサリナがタクトに問いかけた練習問題にすぎない。ナイフを置き、コルムナと違ってクレイスとマルクの存在を同時に受け入れている「王」スガタは、玉座に沈むことになるのか、それともマルクを理解し、彼と運命を分かち合うのか。今回の演劇だけでは、そこは語られていないのである。

 そして、今回のエピソードのもう1つの「意味」は、この演劇が「魚の惑星」のお話であるところに現れる。イカ大王が暴れる魚の惑星は、あのサカナちゃんの語るイカ刺しサムの物語と全く同じもの。マルクがイカ大王の存在を知っているということは、サカナちゃんが語ったサムの物語は、今回の演劇の後日談となるものだ。そして、その中に登場するのは「不老不死であることを後悔する王様」である。コルムナは、玉座に沈み込んだ後に、自分の選択を後悔し、苦悩していたのだ。その結果、彼は玉座となった船をサムに受け渡し、自らの命を絶つように依頼した。王は、王であることに失敗していたのである。サカナちゃんとサリナがどのような繋がりを持つのかはさっぱり分からないし、偶然の一致であるととらえることもできるが、1つの物語として、コルムナの人生は完結している。これがスガタの人生に重なるものなのかどうかは、誰にも分からない。

 ただ、現時点ではマルク=タクトであって、サムが誰になるのかが分からないし、サムの愛した女性が、クレイスだったのかも分からない。サカナちゃんの話では、玉座を手にしたサムもコルムナと同じ過ちを犯しており、この物語の中で輪廻から逃れられたのはマルクだけであったことが臭わされている。サリナがわざわざこの演劇を作り上げてタクトに問いかけた意味は、そうならないうちに、スガタを悲しみの輪廻から解き放って欲しい、という意思の表れであるのかもしれない。

 ゼロ時間が起動していないにも関わらず眠りについてしまったスガタ。彼は演劇の中のワコとタクトの関係性に、少なからず影響を受けたと考えられる。そして、ついにひがにしの巫女、ケイトの存在にも気が付いた。これで王たる準備が整ってしまったわけだが、彼の進むべき「航路」は、一体どうなってしまうのだろうか。そして、サムの物語に続いて、コルムナの物語にも興味を示したヘッドことミヤビレイジ。彼の欲望は、最後の1役、サムの人生をトレースしてしまうことになるのだろうか。

 泣いても笑っても、残すところあとわずか。一瞬たりとも目が離せない本編を、刮目して見よ。

 蛇足・今回はイカ刺しサムと違って、キャラクター名に逆読みとかのネタは仕込まれてないのかな……

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事実上の最終話、1期DVD特典の特別編。実は知らなかったんだけど、これって2期最終話じゃなくて1期のおまけなのね。本当によく分からない放送スケジュールだな。ま、買わないで見られたのだからありがたい話ではあるんだけどさ。

 特別編といっても、そして2期じゃなくて1期といっても、何も変わらないのがこの作品。せいぜいオープンエンドが違うくらいで、本編が始まれば全く変わらない光景が繰り広げられる。

 そして、特別編だからかどうかしらないけど、中身はかなりの俺得展開。何せひとはの困り顔が堪能出来るエピソードの他、ほとんどがみつばメイン。やっぱりこの作品で一番引き立つメインヒロインはみつばですよ。しかも杉崎絡みで全編通しており、最後には杉崎との笑顔のツーショットまで披露してくれる。みつば×杉崎好きとしては辛抱たまりません。お嬢っぽさを発揮して愛嬌を振りまく杉崎が可愛かったり、変態ママがみつばのM字開脚を激写してる脇でこっそりほくそ笑む杉崎がえぐかったり、みつば以外の丸井家家族にはちゃんと礼儀正しい杉崎がいい小学生だったり。「お寿司がうぃーんってしてる! うぃーんってしてる!」の千和杉崎がヤバ可愛い。

 そして捨てがたいのはみつばに対するひとはの絡みね。突如サド属性を思い出すみつばにもたまらんもんがあるが、「忘れた頃にサドになるのやめて」っていう冷静な突っ込みがすごい好き。視聴者もそう思う。

 あー、でもやっぱ杉崎だな。こいつら中学進学しても絶対おんなじクラスになるんだろうなー。いい最終回だったぜ。

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 3月4日 ドラフト模様(MBS,SOM×2)

ピック順 【SangriterNewcomerThraxiSerraAlessi

 包囲戦4戦目。1回につき5パックしか使わないので、全然包囲戦のカードが揃わないのが困りもの。どこかでシールド戦でもやってパック剥いちまおうかなぁ……ひとまずテゼレット先生がすごく欲しいんじゃよ。なんで試し組みしたデッキのうち2つにテゼレットさんが入ってるんだろう。あの人楽しすぎる。ま、ワールドウェイクをあれだけ剥いてジェイスさんに巡り会えなかった人間が言っても説得力ねぇけどな!

 ちなみに業務連絡ですが、来週は確実に人員が揃わないらしいので、集まっても無駄です。

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 突如アニメシャワーに現れた謎のアニメ。一体何なのかと調べてみれば、なんかまた国が立ち上げた「アニメって日本の誇れる技術だな!」企画であるらしい。詳しいことはググってくれた方が早いと思うが、とにかく若手のアニメーターを育てる名目で立ち上げられたオリジナルアニメ製作の企画だ。昔からこういう主旨の企画って立ち上げられているんだけど、結局単発になることがほとんどで、あまり業界のてこ入れになってない気もする。ま、1本でも2本でも費用の面を保証されて作品が作れるなら、クリエイター側にはありがたいコトなのかもしれないけどね。

 そして、そんな企画の結果生み出されたのが4本の25分オリジナルアニメ。これを全国の劇場で一挙放送し、うまいこと人気があればそのまま製作会社が自由に使えるコンテンツとなるし、わずかながらも興業が出来るっていうことになる。そして、宣伝のためにテレビ放送もしちゃおうっていうわけだ。……でもさ、結局MBSで全部やってくれるなら、わざわざ劇場まで見に行く必要無いよね。関西人はけちくさいからどうせ劇場になんか来ないだろうから、とにかく見てもらおうって事なのか? でも地上波放送したら、絶対良からぬ輩が動画サイトに上げてしまうと思うぞ。むー、商売第一の企画ではないといっても、なかなかそのあたりの折り合いを付けるのは難しそう。

 いやいや、逆に考えるんだ。テレビ放送した結果、「これは是非劇場でもみなけりゃならぬ」と思えるだけの作品に仕立てればいいだけの話。もしくは「うは、これと同じ品質の作品があと3本も? 飯喰ってる場合じゃねぇ!」と短気なオタクが劇場に駆け込みたくなる作品にしてもいい。そうすれば、一応興業としても成り立つ。どっちにしろ、魅力的なコンテンツを生み出さない限りはプロジェクトとしては失敗なわけだからね。

 で、その顔見せとなったこの作品だが……うん、悪くないよね。製作体勢に余裕があるおかげで、画面自体は綺麗だし、丁寧なのは分かる。製作がP.A.worksということで、こういう見た目に好印象な画面作りは手慣れたものである。ただ……言ってしまえばそれだけという感も否めない。

 クライマックスの川で子犬を救うシーンのコンテ割りや動画の処理は確かに面白い出来になっているのだが、なんだか逆に丁寧過ぎて、「若い才能が憧れてやりたいことをやってみました」みたいな実利を伴わない装飾過多にも見える。偉そうなことをいえば、物語を見せるためのアニメ、というよりもアニメを見せるためのアニメになってしまっている気がする。それが悪いとも言えないが、筋立てがシンプルなだけに、ちょっと複雑にいじり回すだけで、何か大切なものが霞んでしまうような気がするのだ。プロジェクトの主旨が主旨なので、斜に構えて見てしまった部分はあるのだろうが、単発シナリオとして何か心に残るかというと、ちょっと物足りない。

 ま、それでも大本の制作理念を考えれば、NHK教育が夕方6時頃に放送するアニメとしては丁度いいかもしれない(単にピーマンから連想して「おばけのホーリー」を思い出しただけだが)。色々と文句は言ってみるものの、特に不満が出るような出来でないのも確かなのだ(あまり劇場まで見に行こうとは思わないが)。多分、これ以上の文を書こうとすると次の段落は絶対「早見沙織」という言葉が3回以上出てくることになるので、この辺にしときます。来週はどんな作品が出てくるのだろうか。

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 いよいよ佳境、第9話。いかにも1クールもの、っていうくらいのバランスでおさまりそうな小利口さは、吉と出ているのか凶と出ているのか。

 真の悪役の判明と、共闘する仲間との交流など、バトルものでは盛り上がるべき要素がてんこ盛りの内容。それぞれのシーンでは画のクオリティが高くて、シンプルな中にも充分なセールスポイントは見出すことが出来る。特に今回は女性陣が4者4様で存在感をアピールしてくれており、夢路を中心としたハーレム的な雰囲気としても楽しい画面である。やっぱりデフォルメされてアホっぽい表情を見せるメリーが可愛いね。

 そして、メインとなるバトル描写や先生覚醒シーンなど迫力が重視される画面では、今回はこの作品に特徴的なゆっくりとした画作りがあまり見られず、「分かりやすいアニメ」として伝わって来る。これまでこの作品はバトル描写なども癖が強く、夢の持つ不安定さ、曖昧さが面白い形で表出していたのだが、いよいよもってクライマックスが近付いているためか、奇妙な味付けは控えめにして、直接的に訴えかける動画になってきている。現実世界が舞台となる実際の暴行シーンなんかは、これはこれで悪くない出来。「先生、そんだけボコると、夢云々関係無しで単なる暴行事件です!」とかいう突っ込みは置いとくとして。

 とはいえ、やっぱりこの作品を普通にやられるとなんだか物足りないんだよなぁ。シナリオ自体は陳腐の極みだし、「フツーのアニメ」されるとそこらのラノベアニメと差が見いだしにくいんだ。個人的には、吉野裕行の怪演が楽しいピエロ夢魔とのやりとりとか、エンギのデイドリームの中に広がる茫漠とした麦の野原の雰囲気なんかが、いかにもこの作品らしい怪しげな雰囲気があって好きですな。ミストルティの悪辣さも相変わらずでいい感じ。彼女の戦闘シーンは、スピーディーな切り込みが見せ場なので、あんまりのんびりした画面だと楽しめないけどね。

 ちなみに、先生による「意外な悪役」登場回なのに、特にそこに触れてないのは、既に事前に了解していたためです。いや、作品の概要を知るために、wikiとか覗くじゃない。するとさ、先生の人物紹介のとこに「アニメオリジナルキャラ」って書いてあるのよね。だと、やっぱりオリジナル敵キャラになるんだろうなぁ、っていうのは分かっちゃうからさ……ネットネタバレには注意。

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 かぁぁぁっこいいなぁ! 惚れちゃいそうだよぉ! このアニメ! な第21話。もう、適当に見てる身としては何が何だかさっぱり分からない展開になってるんですが、アニメとして見る分には理屈抜きで面白いです。流石にラスト近くになって盛り上げてきましたね。

 実は1期後半の流れがよく分かってなかったので、学園都市の暗部が云々とか、もっと直接的に言うと風斬氷華の存在自体がよく分かってないので、今回何が起こっていて誰と誰がどう敵対してるのかすらよく分からなくなってるんですが、とにかく巨悪が動いており、それに向かって主人公パーティーが正面から勝負を挑んでいることが分かり、少年漫画的な盛り上がりは感じることができます。そして、それを見せるための画作りが、けれん味たっぷりで有無を言わさぬ説得力がある。ビルごと突っ込ますアクセラ特大アタックとか、理屈も意味もわかんねぇけどとにかくすごいし。堪能したわぁ、と思ってスタッフロールを見れば、コンテは毎度お馴染み福田道生、そして演出はなんと池端隆史監督じゃないですか。そら安定するわ。

 そして、今回も素敵なキャストの皆さん。一方通行と木原クンの掛け合いは実に見事ですね。冒頭に書いた台詞もそうだけど、電話越しの会話と、対面しての会話。壊れモノどうしの丁々発止のやり合いは、どれだけ厨臭い台詞でもビンビン来ますわ。一方通行が、愛するラストオーダーのためになりふり構わず突っ込む勇姿も格好良く、突如窓の外に飛来する一方さんの影には、申し訳ないが笑わせてもらった。元気だなぁ。

 普段はいちいち気に入らない当麻の偉そうな物言いも、何か切羽詰まって中央に集まりつつあるこの状態なら、格好良く聞こえることもある。特に御坂が来てくれてテリーマンポジションに回ったため、彼女の格好良さも加味されて美味しさアップです。御坂さん、いちいちイケメン過ぎて困るよね。

 そしてそんな若人たちを外から観察する関俊彦ボイスの誰か(未だに誰だかよく分からん)と、対抗しようと粋がるヴェント。2者のキャラとしての温度差が、メリハリの効いた戦闘を演出する。ベテラン勢が魅せてくれるのが、この作品のいいとこです。

 繰り返しになるけど、正直何が起こってるのかはよく分かりません! でもま、楽しいからいいや。当麻・御坂・一方通行の3大主人公そろい踏みっていうだけでも、初めての画面だからね。後の課題は、本当は主人公なはずのインデックスさんが活躍出来るか否かにかかっているぞ!

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声優のこと全般
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
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