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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 ○「デッドマン・ワンダーランド」 5

 原作は未読……ふむぅ、色々と面倒な作品だ。1話目を見てよく分からないという点では「Steins;Gate」に繋がる点もあるが、こちらの方が少年漫画原作ということで分かりやすい部分は多いだろうか。

 まず、何も知らない人間にとって、序盤の展開は徹底して突っ込み待ちに見えた。突然教室を襲った謎の怪人に、一人生き残らされた主人公の少年。この状態で生存者に容疑がかかるのはあまりにも無茶が過ぎるし、そのまま死刑判決まであっという間になだれ込むのも意味不明。普通に考えたら、警察側はガンタがどうやってあそこまでの凶行に及ぶことが出来たかという実現可能性を証明する義務があるわけだし、そもそもあの状態を見て、現場に倒れていた人間に容疑をかけようという発想にはなるまい。また、どれだけ怪しかったとしても、一足飛びで死刑ってのも無理な話だし、そこまでボーッと見ていたのだとしたら、ガンタに危機意識がなさ過ぎる。どのような法整備が行われ、どの程度科学技術が発展した世界なのかも分からないので一概に突っ込みきれない部分もあるのだが、導入としてはあまりに不親切なシナリオと言わざるを得ないだろう。

 ただ、ちゃんと最後まで観れば、こうした無茶な流れそのものが、デッドマン・ワンダーランドと呼ばれる奇妙な施設の巨大権力をバックにした、怪しげな陰謀の一環であることは感じさせる。国選弁護人に選ばれたあいつが糸を引いていたようであるし、「民営化されレジャー施設となった刑務所」なんて無茶な設定も、その裏に何かもっと大きな闇が隠されているということをほのかに臭わせておけば、「まぁ、今は黙って見ているしかないか……」というくらいの気持ちにはなる。分からないことが多いとはいえ、「何が分かって、何が分からないか」ははっきり分かるので、1話を見終わった時点では、そこまでのストレスは感じさせない。あとは刑務所を巡るルールの設定などに色々と興味深い点も多いので、トータルで見れば、なかなか上手い引きだったと見ることも出来るだろう。

 アニメとしての質は中の上。マングローブ制作と言っても、最近はマングローブもあくが抜けてそこまでおかしな画面の主張は無くなってきたし、監督の名前は初見なので何か特別な意志を感じるような演出も多くはない。1話の時点であまり大きな画面のインパクトが無かったのは多少勿体ないが、このままのレベルが維持できるならば、文句の出るものではない。多少のグロ描写が入って規制で見にくくなってしまうのは相変わらず悩ましいのだが、この作品の場合、諦めるしかないのだろう。そこまで露骨に邪魔をしているわけではないので、目をつぶることは出来るくらいだし。あとは女性キャラがアピール出来るかとか、そういう勝負だ。

 というわけで女性キャラの中の人の話だが、本当に花澤無双の昨今、まだまだその勢いが止まらない。これだけやっていると流石にキャラ被りが多発し、今作のヒロインはしゃべりだけを聞いていればまんまネッサである。登場シーンからいきなり歌唱を入れてくるあたりに、キャスティングした側のリスクを恐れない覚悟が感じられるが、花澤歌唱は、同じ事務所の諸先輩方に比べると、そこまで大きな破壊力があるわけではないので聞き流してしまえるレベルになっていた。むしろ残念だ。あとは、看守長役の本田貴子が素敵なくらいですかね。こうしてみると、本当に大沢事務所無双である。

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 ○「ユルアニ?」 5

 新番組っていうか、枠っていうか、もうどうでもいいじゃないっていうか……色々と内容は詰め込んであるんだけど、最終的には「まぁ、いつものFROGMANだよね」っていう一言で大体が片付いてしまうという……いらん人には極限までいらん枠だよな。個人的には割と嫌いじゃないので、あり得ない深い時間帯にカラーバーと同じ感覚で流しておけるのは悪くないと思っています。ちなみに、放送される中身については、「プ〜ねこ」以外全部未読。

 一応1本ずつ見ていくと、トップは「臨死!江古田ちゃん」。これは……多分原作ファンも特にアニメ化を望むような内容ではないな。適当でも動いてればいいっていうニーズはあるんだろうか。女性ファンが多いのか、案外男性でも見ている人がいるのか……謎。でも、不快感は特にない。

 「汐留ケ〜ブルテレビ」。毎度お馴染みのFROGMAN真骨頂作品。いつも通りのテイスト。見ていて一番安心できる。それ以上でもそれ以下でもないのだが、吉田くんが出てこないのでちょっと島根成分が不足気味か。相沢舞がすっかりお抱え声優になっているのは、有難いのかどうなのか。

 「ハトのおよめさん」。アニメとかそういう以前に、テーマソングだけ。そして、歌唱がオードリー若林。おそらく、この楽曲を「原曲通りに」歌おうとしたら史上最高難度になるでしょう。本当に若林は神がかっている(本人が公式の動画で「音痴」「下手」という言葉を使うなと言っていたので、精一杯の褒め言葉で)。で、アニメは?

 「ほんとにあった!霊媒先生」。作品群の中では一番普通のギャグ漫画で、シナリオラインもあるのでキャストがそこそこ豪華。まつらいさんやぱぷりお〜ん水原さんなど、耐性の高そうなキャストなので不条理ギャグも何のその。でも、中身が普通なので、実はこの作品群に埋もれると目立たないという謎のジレンマ発生。

 「週刊シマコー」。「島耕作がついにアニメ化?!」というニュースを数ヶ月前に聞いていたのだが、まさかこんな形になるとは思ってもみなかった。島耕作の名を借りた単なるFROGMAN作品なのだが、島耕作があの顔であのキャラなのが妙に笑える。有りか無しかでいえば、多分アリのパロディ作品。よくもまぁ、原作者はこれに許可を出したもんだな。

 「プ〜ねこ」。唯一の既読作品だったのに、アニメ化と言いながら一切アニメ化してない。単なる紙芝居がエンディング画面に流れるだけである。どないやねん! とも思ったが、久し振りにNeco Jumpの新曲が聴けたので不問とする。なるほど、ねこ繋がりか。

 なんだろね、本当にどうでもいいものの羅列でしかないのだが、ここまで徹底してどうでもよさを追究されると、やっぱりどこか気になる時間帯になってしまうんだ。余計な気合いが入ってないから自由に好きなことが出来そうだしねー。実際に好きなことをやって、やらかしてしまった「30歳の保健体育」と比べて見ると面白いかもしれない。多分、似たり寄ったりなんでしょうけどね。「どうせ原作を溜め込んでもアニメ化出来ないだろう漫画」の使い方としては、面白いかもしれん。

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  こういう方向にいくのか、第3話。勢いは衰えずだが、アニメとしての魅力はなんだか別な方向に突き抜けようとしている気もします。

 前回、ようやく喜翠荘の面々に溶け込むきっかけを得た緒花だったが、その足がかりとなった「復讐のまかない」の作成途中に、駄目作家次郎丸に捕獲され、ドキドキ亀甲縛りタイムへと突入する。本当ならば軟禁からの性的暴行と、確実に数年はパクれるぐらいの所業を重ねたはずの駄目作家だったが、幸か不幸か、捉えた少女はやけに逆境に慣れた、ちょっと倫理観にズレのある不可思議女子高生。ある意味本気の駄目男に何かを感じ取り、そこから奇妙な協力体制へと移行。結果、次郎丸はさらなる窮状へとたたき込まれ、車両盗難からの投身自殺へ、望まざる駄目コンボを炸裂させるはめになる。

 正直言って、緒花の心理状態はさっぱり分からないし、次郎丸のどこまで言っても駄目なメンタリティはイライラすることしきり。それでも、とにかくギャグと真面目の紙一重のテンションで駆け抜ける謎のカーチェイスや説得劇が無駄に面白い。海岸線を滑走して断崖でやり合ってくれたおかげで絵画のような美しい背景が堪能出来るし、岸に寄せて白く砕ける波の細かい描画など、本当に無駄とすら思える徹底した動画が情感を煽る。これで本当の悲劇、本当の昼ドラが流されるならば「もうマジで昼に放送すればいいじゃん」ってな話になるのだが、そうはならなかったのがこのエピソードのやっかいなところだ。人が死にそうだったり、大犯罪者が生まれたりしているのに、あくまでギャグ、徹底して肩すかし。1話2話と重苦しい話が続いていただけに、このハズしかたは予想外だった。また視聴体勢を改めないと駄目かもしれんぞ。

 艶っぽいシーンに勢いのあるダイビング、ばあちゃんの迫力ある説得シーンなど、あの手この手で見せてくれるこの作品だが、締めるところはちゃんと締めているので見ていて満足感がある。具体的には、今回のテーマはあくまで緒花と民子・菜子の関係性だ。菜子との仲は、崖っぷちの水泳談義で一気に進展し、「中居の仕事だけでなく、他の要素でなら自信が持てるから、コミュニケーションがとれる」という解決を見た。ちょっと卑怯な歩み寄りのようにも見えるが、必要以上に人見知りの激しい菜子が相手では致し方あるまい。

 そして、今回一気に株を上げたのが民子である。サブタイトルにもなっている謎の言葉、「ホビロン」。冷静に考えれば「痛い子や……」というだけのひどい言葉なのだが、あの訳の分からないメモ帳の書き込みからは、今まで見せてきた「死ね!」の高慢でとりつく島もないひどい態度とは打って変わって、ちょっと可哀想に思えるくらいのくそ真面目さが感じられる。そして、真面目は真面目なのに、たどり着いた答えが「ホビロン」なのである。もう、可哀想を通り過ぎて愛おしい。これを見たら、もう緒花も彼女に敵対しようとは思わないだろう。大量のほうれん草によって氷解した二人の仲が、「ホビロン」によって強烈に結びついたのがはっきり見えるのである。何とも小憎らしい脚本ではないか。

 あとはまぁ、ハイクオリティな画質を活かした濡れ場の無駄なエロさですかね。愛生・かな恵ちゃんの百合プレイとか、様々な楽しみ方ができますよね。一番安易なのは、場所を学園都市にスイッチさせる楽しみ方でしょうか。ふっふふ〜ん。サテンサン!

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  既に一昨日のことになるんですが、アニメ関係者の訃報、またしても若くしての急逝とのことで、本当に残念な気持ちです。

 出崎氏については、個人的にはアニメにはまった時期が割と最近なので直接的な影響は受けていないのですが、流石に「出崎演出」については見る機会も多かったし、その影響力については、様々な機会に見聞きすることが出来ました。紆余曲折を経て現在の姿を確立させた日本アニメーションにおいて、その看板はおそらく私が想像する以上に大きなものとなっていたのでしょう。浸透と拡散を続けるこんな時代だからこそ、「日本の根っこ」といえる人物にはまだまだ作品を発表し続けて欲しかったものです。

 

 私が接した数少ない出崎作品の1つに「雪の女王」がありました。オープンエンドで伝わってくる濃密なタッチと、少ないカットで見せる存在感。動きの中の徹底した「見え」にこだわる職人気質の演出技法は、その影響を受けて苦闘した数々の後続者たちにとっても、黒々と大きく立ちはだかっていたのであろうことは理解出来ました。乗り越えるべき壁が、その動きを止めて伝説にのみ残されるようになってしまうと、幾多の戦いを続けてきた現代アニメ業界の張り合いも1つ無くなってしまいそうです。本当に、勿体ないことです。

 改めて、ご冥福をお祈りします。

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 というわけで、突発的に始めたこの企画も、無事に最終回を迎えました。この記事のためだけにここを見に来ていた皆さん、おちかれさんです。

 

 というわけで、最後の課題は以下の通り。

問い5・以下の条件で、オリジナルの王国カードを作りなさい。

条件1・自由。

条件2・出来る限り新奇なコンセプトを含んでいること。

 

 今までの条件付き問題は練習ってことで、今回はこれまでのノウハウを活かした実践問題だ。一番嗜好が出るってことだな。まぁ、最後くらいは色々と夢をみたいじゃぁございませんか。ちなみに今回は、毎回募集の時の個々に送付している「サンプル」を作らなかったので、私もひとつじっくり考えてみることにしています。

 

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○「昭和物語」 3

 あぁ、うん……これは、俺が見るアニメじゃないんだろうな。

 今期は「ドロロンえん魔くん」もあるから謎の昭和プッシュクールとなったわけだが、こうしてノスタルジーで訴求する作品がジャンルとして増えているというのは、アニメ自体の視聴者層が確実にあがり、「おとなの娯楽」として定着したという側面、ならびに今の日本が停滞しており、昭和という「昔」こそが求められる時代の姿になっているという側面が現れているような気がする。特に後者については、昨今の日本の状況を鑑みるに、なんだか切ない流れではないか。

 そんな諸々を思いつつもじっと見ていたわけだが、流石に私も昭和39年にノスタルジーを感じることは出来ませんわ。一家総出で年明けを待つ居間の雰囲気や、どこもかしこも店が閉まっている正月独特の静けさなど、懐かしくも羨ましい要素も勿論あるのだが、それをわざわざアニメ媒体で見たいかというと、正直そんなことはない。どこかにニーズがあるのかもしれないが、申し訳ないが私が見たいアニメジャンルはこれじゃないんだ。昭和ネタを回すなら、やっぱり「えん魔くん」みたいなギャグとしての処理の方がいいや。

 一応、公式では「団塊の世代をターゲットとした作品」ということになっているのだが、はたして、その世代の人間がわざわざアニメに娯楽を求めるもんだろうか。ちょっと前に「三丁目の夕日」なんかが映画化していたけど、あの辺の流れなのかな? でも、特に話題になっているようにも見えないし……それなりの品質だったけど、採算が合わない気がするなぁ。アニメ作るのって、本当に難しいですね。

 ちなみに、どうでもいいことだが、エンドクレジットで何故かおねーさん役の福圓先生がトップになっていたのだが、一体何故なんだろう。1話目を見る限りじゃ、主人公は男の子の方じゃないんかな。

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 ○「青の祓魔師」 5

 視聴後には、何故か間にやってたヴァンガードのCMでDAIGOが出世してたことが一番印象に残ったという、謎の作品。いや、確実に私が間違っているのだけれども。常に話題を呼ぶ通称「日曜ゴゴゴ」枠の新作。前作に続いて、1話目で「貴様、○○○○○か!」という台詞が導入になるという点だけは共通しているが、○に入る言葉が「銀河美少年」と「エクソシスト」ではエラい違いである。どう考えても、こちらが普通だ。

 MBS的には当然キラーコンテンツとしての期待がかかる枠であり、これまでもかなり早い時期からばんばんCMを流し、製作体勢は万全、品質は保証するという自信が現れている。実際、岡村天斎&A-1 Picuturesという組み合わせで期待感は高い(岡村天斎というとボンズのイメージなんだけど、今回はA-1なんだな)。

 ただ、やたらめったらCMを連打したせいか、1話目の新鮮さが欠片もないのが実に残念。映像自体を既に何度も見せられているというのもあるし、CM中では「兄さんが父さんを殺したんだ!」と叫ぶ台詞や、神父が死んでしまっている映像(おそらく来週以降のもの)なども放送されているため、ストーリーの流れが完全に予定調和になってしまい、シナリオラインによる引き込みが一切機能していないのだ。こればかりは原作の責任が無いとはいえ、売り込みの手法として、いささか勿体ない部分なのではなかろうか。ただでさえジャンプSQ原作ということで捻りの無い少年漫画設定で、あとは画面の質や勢いだけで勝負する必要があるというのに、不必要なサブリミナル感までもたれてしまっては、「な〜んかどっかで見たな」という覚め気味の感想が出ても仕方ないだろう。1話目での誘致が弱くなってしまったのは、本当に残念。2話目以降、ちゃんと視聴者が世界を共有出来るようになってからが、真の勝負ということになるだろうか。今のところ「鋼の錬金術師」と狙っている部分がまる被りなので、あの大作を乗り越えるだけのセールスポイントを期待したいところである。

 で、この枠、この内容ということで、当然中の人は腐女子大歓喜の贅沢仕様。岡本信彦・福山潤の兄弟という設定だけでどこぞの朴璐美・釘宮兄弟と対決出来る風格があるし、これに父親が藤原啓治ってんだからたまったもんじゃない。CMを聞いてたら更に神谷浩史まで参戦するわけだ。おそらく好きな人間にとっては「アプリボワゼしてる場合じゃねぇ!」ってなレベルだろう。女性キャストが少ないので個人的にはいまいち盛り上がりきらないのだが……それなりの長尺作品になるわけで、少しずつ賑やかになっていくことでしょう。一応公式みたらキタエリ・サトリナ、花澤あたりの名前はクレジットされているので、ここから期待通りの流れになれば嬉しいです。それにしても、サトリナと神谷浩史で悪魔絡みの作品が今期は2本か……一時期にベルゼブブとメフィストフェレスを一緒に演じる機会なんてなかなかないですぜ。いっそのこと小野坂も呼んでこよう。日曜夕方からスカトロ連発で、電子レンジでウンコをチンするシーンが見られるかもしれない。ある意味斬新。

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突っ込みどころが少なくて、逆に面倒な第3話。どうやらこの作品は評判が良いようで、私も毎回楽しく見せてもらっているんですが、あまりにシナリオラインがまっすぐなので、逆にいじりにくいのですよね。

 1話では数々のヒーローが登場し、その連中が毎回ちょこっとずつは見せ場を用意しているおかげで(見切れてる人とか)、多様性があるように見えるこの作品なのだが、実はその中身のほとんどは虎徹とバーナビーの絡みに費やされた、純正の友情物語。本当に対立するために対立しているようにしか見えない水と油の2人が、この後仲良く喧嘩しながらチームとして成熟していくんだろうなぁ、というのは現時点から既に予想出来る部分で、そうした「予想される展開」を適当に追いかけて色々想像するだけでも、楽しめてしまえるのである。

 毎回CGを多用したグラフィック面が見事なのは言わずもがなだが、サブキャラも含めた各キャラクターたちが確実に与えられた仕事を遂行しているので本当に見やすいし、1話1話の起承転結も本当に綺麗。おかげで毎話見終わった後に何一つ引っかからない。質がよいからこその贅沢な悩みであるなぁ。

 3話目で上手いと思ったのは、相変わらず「右か左か」なんてどうでもいいレベルで喧嘩をしていた2人が、さりげなく互いの理解を深めていることが分かる描写の深度。特に、爆弾の存在に気づいた虎徹が真っ先に駆けだしたシーンで、バーナビーは虎鉄の行動の意味を真っ先に理解し、その上で彼の後を追うようなことはせずに、避難民の誘導という「自分にしか出来ない仕事」をすぐに実行に移した。シミュレーターの時にはあれだけ揉めていたというのに、虎鉄の言葉通り、「実戦で本気が出る」タイプのコンビネーションだ。なんだかんだで少しずつ虎徹のことを理解し始めた証拠である。他方、虎鉄の方は相変わらず適当極まりない対応をするわけだが、エレベーターの上の一幕でようやくバーナビーの中にあるヒーローとしての心根に理解を寄せた。こういう、さりげない「男同士の友情」みたいな部分ってのは、見ていて気持ちが良いものです。最近だと「HEROMAN」のジョーイとウィルの関係性とかが好きだったんだけど、あっちは全然注目されなかったなぁ。

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  やっぱりソフトテニスを「そふてに」とは略さない気がする第2話。作中でもそんな言い方絶対しないだろうしな。まぁ「なんしきっ」だとわけ分からないからな。

 2話目になっても、相変わらず妙な背景や気の抜けたような建物の構造なんかが目に着きやすいのはどないやねん、と思う反面、これが特にマイナス印象にならないのはすげぇな、とも思う。スタッフロールで初めて気づいたのだが、なんと上坪さんに加えて、今回は演出で飯村正之氏が参加している。なるほど、シャフト組から実績のある人間が参加して画面を構築しているわけで、シンプルな線の中から見せるべきところをきっちりピックアップする技法が確立しているのは当然のことである。なんだか初期の「ひだまり」を見ているかのような、不思議な懐かしさがあります。その上でシャフト演出ほどどぎつい画面になっているわけでもないので、解題の仕方としては非常に興味深いです。誰かいっぺん新房昭之から連なるシャフトファミリーの家系図とか描いてくれないもんかな。

 で、そんな「あんまり作画に手間がかからなくて良さそうだね」という画面で繰り広げられるドタバタ学園スポコンライトエロコメディ(長いな)は、全ての要素のバランスが非常に好みである。今回は琴音メインということでスポコン部分とそれに付随したラブコメ要素が多めだったわけだが、ゆる〜いテイストの割に真面目にテニスに取り組んでいるのでキャラクターたちの練習風景にも好感が持てるし、表情豊かな部員達のおかげでギャグパートも面白い。真面目とギャグのバランスが上手く取れていたのは、ひとえに琴音のキャラが自然に出ていたおかげだろう。顔見せエピソードとしては、文句のない出来である。

 ただ、そのおかげで新キャラのエリザベスが目立たなかったのは勿体なかったところ。食パン一斤抱えての登校という非常にインパクトのある登場シーンは美味しかったのだが、その後の明日菜との絡みも唐突だし、他の部員4人と比べると、ちょっと存在感が薄い。今後の展開次第だが、基本的にはギャグ要素多めで見ていきたい気もするので、出来ればミッシーとの恋愛要素以外のパートでももう一押し欲しいところである。

 それにしても、母親役に大谷育江、先生が氷上恭子と、なんだかおとなの女性の声にやたら特徴がある世界である。そして、キタエリは本当に頑張るなぁ。

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