最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
オープンエンドも変わり、心機一転の第13話。どうしても「前の曲の方がいいな」と思ってしまうのだが、これって聞いてるうちに慣れてくるもんなんだよね。 とはいえ、この作品の場合、オープニングが変わったことの意味は小さくない。これまで登場していなかったキャラクターが、乱入し始めたことが分かるからだ。今回登場しただけでも、過去に1度だけ登場した新羅の父親、岸谷森厳、ちょっと危ない白バイ警官、葛原金之助、静雄のマネージャーの田中トムと、などの名前が確認出来る。これらの人物が関わる部分で、また新たな物語が紡がれていくということになるのだろう。 もちろん、だからといってこれまでのキャラクターがないがしろになるということではない。相変わらずテキトーな雰囲気を醸し出すダラーズ軍団は元気だし、静雄とトムはいつも通りに目的も見えずにぼんやりと歩いて街を眺めている。前回の失態で地位を失ったであろう矢霧波江は臨也のところに「秘書」として詰めているみたいだし、その臨也もまた何か企んで池袋をうろついている。サイモンは彼の企みにどの程度関わっているやら。 そして、今回は色んなところでいちゃいちゃしている奴らが多いのが特徴。はた迷惑なカップルだった張間美香・矢霧誠二コンビは、学校でも人目を憚らぬいちゃつきっぷり。そりゃぁ紀田でなくても嘆きたくもなる。そしてなんと言っても、我らがセルティ・ストゥルルソン。前回の騒動ですっかりメジャーになり、あまり都市伝説としての迫力はなくなってしまった彼女だが、ついに真っ向から勝負を仕掛けてくる男が登場した。白バイ警官葛原は何ともレトロな格好をしたイカれた男だが、肝っ玉だけはホンモノらしい。セルティの妖術に臆することなく、「法規をなめんな」と一喝してみせる。藤原啓治のやんちゃパワー全開で、短い登場シーンながらも、強烈なインパクトを叩きつけてくれるナイスガイだ。 視聴者にとっても鮮烈な登場となった葛原は、セルティにとっては子供に対するなまはげのごとく。あんなに露骨に怯えて謝り続けるセルティは……もう可愛くてしょうがない。みんな、警官には気をつけような。あと、新羅がうらやましすぎるな。顔のない女性とのピロートークは色々とハードルが高そうだ。そして、そんな新羅も困惑気味なのが、更にエキセントリックな親父、森厳の帰還。過去話だけで登場したので鬼籍に入っているのかと思っていたが、見たところ髪の色も黒々と、随分元気な御仁のよう。トビ気味の発想やどこか間抜けな振る舞いは、セルティでなくとも尻込みする部分。これまた大塚明夫さんが普段はあまり聞かないようなすっとぼけたキャラクターをばっちり作り上げてくれている。新キャラがどれも魅力的ってのは、ずるいことこの上ない。 しかし、どうやら今後の本命は、どうやら高校生トリオの中にある模様。「黄巾族」と呼ばれるカラーギャングの動向が気になるのは、ダラーズ創設者である田中太郎こと帝人と(チャットの声が分かりやすくなって助かる!)、どうやら昔1枚噛んでいたらしい紀田。普段の振る舞いからは何故彼が黄巾族を抜けたのか(というかそもそも何故参加していたのか)が想像しにくいのだが、彼には彼なりの世界がある模様。まだ掘り下げる余地のあるキャラクターらしい。 そしてなんと言っても、「切り裂き魔」事件の渦中にあるのは、今回ナレーションを務めた園原杏里。彼女の目下の悩みは「自分の居場所」らしいのだが、そんな居場所を問い詰める柄の悪い女性達が、彼女の目の前で「切り裂き魔」の被害に。果たして何が起こるのか……ほら、もう楽しみで仕方ない。 「ダラーズ」「首無しライダー」という2つの都市伝説は既に解決しており、今後の焦点はとりあえず「切り裂き魔」、そしておそらく、臨也が企むセルティの首を廻る一件ももう一悶着あるだろう。目下の心配は、ダラーズのタネが割れた後の帝人が主人公っぽい行動に出られるかどうかだが……まぁ、個人的にはセルティが頑張ってくれりゃいいや。 そうそう、エンディングアニメも変わってるわけだが、これまで通りのキャラクター勢揃いの中に、なんだか見えにくい連中が結構いるのが気になるところ。今後絡んでくるファクターなんでしょうか。まぁ、個人的にはチームドタチンの仲の良さの方が気になりますけど。あいつら自由だなぁ。 PR ○「いちばんうしろの大魔王」 6 ある意味今期一番ひねらないラノベ枠と言える作品。魔法やら何やらがある世界が舞台なのに、何で上越新幹線はそのまんまやねん、という突っ込みから物語が始まる。 最初の内は、案の定の分かりやすい展開に「こりゃあかんなぁ」と思っていたのだが、メインネタである「魔王」発覚以降のテンポの良さはなかなかのもの。いわゆる「カメレオン」設定で主人公の意図に反して悪名だけがどんどん轟いていくというパターンなわけだが、その不幸っぷりに不自然さがなく、主人公のキャラもこの手の作品にしては珍しく1話からきちんと出ているので、筋立て自体が非常に見やすいのは素直に良い部分だと思う。 また、この手の作品は1話目からガンガンヒロインが登場してグダグダになることが多いのだが、少なくとも1話目の構成時点ではそうした事態には陥っていない。確かにそれらしい女性キャラはわんさと登場してきているのだが、中心となって絡んだのが服部と先生だけなので(あと、最後に1人電波っこが出てきたけど)、煩雑にならずに1人1人のキャラクターをすんなり飲み込めるのはありがたい。バトルシーン・ギャグシーンの動きも良好で、このままシンプルながらも見続けられる作品になれば良いと思う。 そつなく仕上げてきたなぁと思ったら、監督が渡部高志だった。制作がJ.C.STAFFじゃないのに渡部さんが起用されてるのは珍しい気がするけど、まぁ、多分大ハズレはなさそうである。また、総作監に小林利充氏というのも嬉しい部分か。 そして今作は、今が盛りの若手声優密集作品になっている。1話クレジットだけでも服部役のぴかしゃに、豊崎愛生、悠木碧、竹達彩奈、寿美菜子。ちょっと調べると戸松も出てくる模様。そしてオープニングがスフィアの歌唱なのだが……ねぇ、だからいっつも言うけど、誰か1人足りなくねぇ? ほら、いちばん年上でさ、リーダーでさ、そのくせ一番ちっちゃくてさ…… 彩陽は独立部隊。これが世界の常識です。 ○「荒川アンダーザブリッジ」 5 「普通の」と形容してしまうと色々語弊がある気がするのだが、ごくごく「普通の」シャフト作品。ほんと、シャフト作品の全ての映像をまとめたら、その間、何時間ぐらい神谷ボイスが流れ続けるんでしょうね。 「ダンスインザヴァンパイアバンド」の出来を見て色々と不安ではあったのだが、この作品を見る限り、作画面での崩れは無い。ただ、これがまた随分個性的な作品なので、崩れるもなにも……という感じではある。ロケーションだけで見たらほとんど動いてねぇ。タイトル通りに本当に橋の下だけで展開するのだとしたら、ここから1クールってのはなかなか凄いことになりそうだ。 演出を見ると、そこまでシャフトっぽい癖があるわけではない。序盤は橋の欄干などに文字を書き込む演出も見られたが、他のところで他作品からのパロディなどはあまり見受けられない(一応「例の絶望カット」っぽいのはあったけど)。このまま原作準拠で直球勝負をするのか、それともいつも通りに「曲げて」くるのかは気になるところだ。個人的には、前半は正直退屈だったので「夏のあらし!」コースかなぁと思っていたのだが、村長が出てきたとこで一気に吹いた感じ。いやぁ、啓治さんの仕事が良すぎますわ。坂本真綾も相変わらずな感じで、ま、悪くないと思う。神谷兄ぃは流石に他のキャラとイメージが被りすぎるのだが、ぜんそくで苦しんでるシーンとか、やっぱりうまいのは間違いないんだ。 次回以降がどういう展開になるのか全く想像がつかないのだが、それなりに人気がある作品みたいだし、素直な作品作りでも充分面白いことを期待したい。基本的に、シャフト作品は1話目じゃ全然分からんわな。 ○「最強武将伝・三国演義」 4 今期は、なんか凄いらしいという噂を聞いた。既にとりあげた「SDガンダム三国伝」と、これ、そして「真・恋姫無双」に「一騎当千XX」と、実に4本もの三国志ネタアニメが割拠しているのである。まぁ、うち2本が萌えエロ、1本がガンダムというのが日本人の素晴らしいところではあるが…… そんな空前の三国志ブーム(?!)の中で、最も硬派で堅実な三国志を描くのがこの作品。何でも中国様が莫大な資金を費やして作っているらしく、その壮大さは三国志というブランドの存在感を嫌でも伝えてくれる。日本語版でもオープニングテーマがささきいさお、エンディングテーマがMay’nと無駄に豪華であり、劉備役のキャストはなんと船越英一郎、ナレーションは鹿賀丈史。なんでもホリプロが全面協力しているらしく、キャストの過半数を俳優、タレントが占めている。ま、ドラマと違って声優業務だとどれくらいギャラがかかるかは知らないけど……(少なくとも声優の値段じゃねぇんだろうなぁ)。 実際に画面を見てみると、なるほど、いわゆる「中国産アニメ」という響きが持つうさんくささとはひと味違う。近いところを敢えてあげるなら、キャラクターのモーションは日本製のアニメよりもディズニーなどのアメリカ産のものに似ている。おそらく動画を画面全体1枚単位であげるのではなく、キャラクター1人1人につき別個にあげて繋げる手法を採っているのだろう。多少CGの塗りが浮いてしまうあたりは本家アメリカと比べるとまだまだ技術が追いついていない感はあるものの、労力がかかっていることは充分伝わってくるし、日本アニメに慣れた私のような病人でなければ、こちらのぬるぬるした「自然な」動きの方が質が高いと言う意見も多いかもしれない。実際、日本のスタジオでこんなことやろうとしたらエラい手間と金がかかるので、まねしようとしてもまねできないだろう。中国アニメがどういう方向に進化したのかがよく分かる、見事な出来だ。 ただまぁ、個人的にはあんまり好みじゃないんだけどね。こればかりは「好み」というあまり使いたくない単語を使うしかない気がするが、やはり各々のキャラクターの連動性が薄くなるため、掛け合いのタイミングがずれたり、無駄な動きが多くなっているように見えてしまう。もちろん、それには吹き替えをしたが故のズレも関わってくるだろう。桃園の誓いの前の酒屋のシーンなんかが分かりやすいが、どうしても早口になってしまい、キャラクターの動きとのシンクロが弱いし、芝居がリアルなものにならない。間の取り方を大切にするか、個々のキャラクターの動きの正確さを優先するかという問題になるのだろうが、どうしても後者がそこまで活かし切れているように見えないのだ。 そして、やっぱりキャストの問題もある。参加している人間は素人ではないのでそこまでひどいものではないのだが、ここまでの完成度を誇るアニメーションとなると、細かい齟齬が誇張されて見えてしまうのだ。もちろん、純粋に下手な奴もいる。いろいろな方向に欲を出したいのは分かるのだが、ちょっと足並みが揃っていない部分が気になってしまうのだ。まぁ、このあたりは見続けていれば改善されるものかもしれないのだが……見続けるかなぁ。 毎度毎度のことだけど、桃園の誓いの時期の劉備、老けすぎだよね。 ○「ひめチェン!おとぎちっくアイドル リルぷりっ」 2 監督はマイメロの人らしい、朝の純正「正しい年齢層向け」アニメ。製作はテレコムだが、無難な仕上がり。ダンスシーンがアイマス動画以下というのはどうかと思うが、まぁ、ゲームが元らしいので、その画面を意識しているのだろう。ただ……先人達は含蓄のある言葉を残している。「1本の棒なら折れぬ心も、3本まとめれば、これこの通り」。 無理。流石に無理。棒3本はもう無理。だってそもそも抑揚も何も無いから区別つかねーんだもん。ド新人声優がなんかの拍子で主役デビューしちゃった、というならまだ応援しないでもないが、どうせこいつらこの先声優やる気なんか欠片もないだろ? 絶対上達しないって。これを聞き続ける苦行に耐える自信は無いし、そもそも必要が無い。 元々はメインキャストがしゅが美だって聞いたから観てみたのに……もうこの手のキャスティングは死に絶えればいいのに。 ○「薄桜鬼」 4 なんか久し振りにしっかり視聴してしまった、純正腐女子向け時代劇アニメ。逆ハーレム+新撰組の歴史物なんてもうすっかり掘り尽くされて跡形もないジャンルだと思っていたのだが、まだそこにチャレンジするのが驚きである。個人的には新撰組についての知識の最大容量を占めるのが「るろうに剣心」の時点であまり興味がありません。 ちらっと情報を調べてみると、どうやら漫画・ラノベジャンルではなくてゲームが原作みたいだね。そのおかげなのかキャラクターデザインがやたらしっかりしており、アニメにしたときもキャラデザの中嶋敦子の持ち味が全面に押し出されたぶれない仕上がり。ここまで「らしい」中嶋絵を見たのは久し振りなので(最近だと「マリ見て」がそれっぽかったけど)、ちょっと嬉しかった。 シナリオは特に語るべき点もなく、動画についても1話目でチェックする術もない。夜の街中での斬り合いから始まって、その後の展開は会話・談合のシーンを中心にひたすら静的に、影を濃いめにして描かれているので、動画が云々言うチャンスすら与えられていないのだ。止め絵メインで美麗なキャラ絵を立たせていくっていうのが、いかにもディーンっぽい。やっぱり「乙女ゲー」なんかの逆ハーレム原作ならディーンのイメージが強い。個人的に何とか最後まで見ることが出来た「少年陰陽師」のイメージなんだけど、他にも「あまつき」とか「純情ロマンチカ」とかね。 正直、わざわざ見続ける必要があるかと言われれば疑問ではあるのだが、やはりここまでがっつりと腐向けキャストが集合している現場ってのはそれだけでちょっと楽しそう。しかも三木眞・鳥ちゃんに森久保さん、ベテラン勢では大川さんに飛田氏と、結構好みの面子だったりもする。久し振りにこの手の作品を頑張って見てみようかという気もしている。まぁ、そりゃ一番の理由はヒロインの中の人ですけど。……この手の設定で出てくることが多いなぁ。色々大変な身の上の主人公だけど、何の違和感もなくデフォルトから不幸設定でスタートできる気がするのでキャラ作りが楽です。 「戦う司書」 4→7 まず何よりも、面白い作品でした。基本ラノベ原作の作品はわざわざ原作を当たろうという気にはならないのだが、これは原作が気になって仕方ないです。読むかもしれません。 1話での点数もやや低めだが、この作品の最大の失点は、序盤がしんどかったことだ。人間爆弾編ではいきなり本の記憶との連動が必須であるにも関わらず現実と本の区別が付きにくかったり、後々の展開を見るとヴォルケンが裏切るための非常に重要なエピソードであるのに、世界観が完成しておらず、ハミュッツという女性のキャラクターが掴めなかったために、ヴォルケンが何に反感を抱き、どんな大望をもって行動を起こしたのかが分からない。さらにミレポがアーガックスによって「ヴォルケンの記憶」のみをきれいさっぱり忘れてしまうなど、「それがいいんだったら何でもありやんけ!」という突っ込みが先んじて、「これだからラノベ設定は云々」というありがちな愚痴が先んじていた。頑張っていたであろう動画面も序盤は気になる部分が目立ち、途中で切ろうかと思ったことも何度かあったほどだ。 ただ、これが少しずつ変質し始めたのがモッカニア編あたり。「能力がご都合主義で適当」というのが、「さらに適当で大ざっぱなもの」との対戦に関わっているのだ、というのが見え始めたのがこのあたりで、神溺教団の真の意味が少しずつ明らかになっていき、更に「記憶を失うこと」とこの世界の大原則である「本の記憶が残されること」の関係性、そして、そんな無茶な世界設定を前提としたオリビア・リットレットの無茶苦茶な人生行路など、無茶がさらなる無茶で覆われていくに従い、些末なことが気にならなくなっていった。 ヴォルケンの死闘により神溺教団との闘争がクライマックスを迎えるあたりになると、もう何が起こっても平気になってくる。最終的には「最も分かりやすいキャラクター」であったはずのノロティが、実はこの世界では最も異質な存在であることが分かり、それが原因での蒼怨呪病の恐怖が炸裂する。あそこまでのスケールでの「世界の恐怖」というものをそれなりの理由付けで描けたというだけでも面白い(そして、その後にさらなる規模の世界の恐怖がまっているわけだし)。27話という長い尺の中で、「多すぎだろ」と思っていた武装司書にもしっかりと肉付けがなされており、ハミュッツやマットアラストなど、一筋縄でいかない歪みきったキャラクターも、いつしかその心情を追えるようになっていた。容赦なくメインキャラがガンガン死ぬ展開に、目がはなせなくなっていった(そしてガンガン死ぬことが最後のバトルで関係しているのも感心した)。 当然、シナリオラインの粗を探せば恐ろしい数と致命的な質であげつらうことは出来るだろう。最終話で明かされたハミュッツの真の能力なんかは「どないやねん」と突っ込みたくなるのは確かだ。しかし、ここまで大きな「世界の力」を想定した物語構成というものは、たとえ無茶苦茶でもなかなか出来るものではない。ルルタとニーニウのねじれた世界に、それに対抗するためのハミュッツ、チャコリーという無体な「人間兵器」のアイディアなど、流石に思いついたままに適当に能力を作っていったわけではないだろう。最終話でチャコリーが魔法権利をミレポに譲渡して「あの能力」に繋がるあたり、実に気の利いたアイディアであるし、「死にたがり」のハミュッツの最期はどこかもの悲しくも、彼女の引き際を飾るにふさわしい舞台であった。色々と感心した部分が多くて、途中から感想を書いてないことをちょっと後悔した作品。 とにかくどのキャラクターも魅力的だったので、なんか他の方向への展開も期待したいところです。中の人評も含めて見ていくと、やはり圧巻だったのはメインヒロインのハミュッツだろう。どこまでも外道なヒロインってのも珍しくて、流石の朴姉ぇさん。過去話でマットと出会った時の針子姿から突然アサシンになるシーンがお気に入り。マットアラストにヴォルケン、ミンスといった男性キャラも格好いい。個人的には「どう考えてもパワー系なのに、気付けば武装司書の中で一番事務方」というミンスのギャップが好き。あと無駄に格好良くて能力もチートなのがエンリケさん。モッカニアの切ないエピソードも忘れられない。 女性キャラでは、やはりミレポ、ノロティといった司書軍団だが、個人的に無視できないのはやっぱりオリビア(=レナス)だろう。白さぁや・黒さぁやの見事な演じ分けが光る珠玉の大原キャラ。作中でバントーラに反旗を翻しつつも死ななかった希有なキャラクターには、女の持つ図太い強さが伺える。そしてラスボスのニーニウ。流石の能登麻美子も、ラスボス演じたのは初めてじゃないかなぁ。他にもアーキット役のくぎゅとか、おばちゃんの若い頃のゆかりんとか、川澄とか、ゲストキャラもみっちりぎっちり詰まっていてそっち方面でもお腹いっぱい。 さて、ある程度理解出来た現在、改めて1話から見たらまた面白そうだぞ。 ○「GIANT KILLING」 4 BSで始まった、最近じゃ珍しいサッカーアニメ。まぁ、一応現在進行形で「イナズマイレブン」は放送中だけどさ。あれはサッカーアニメといえるかどうか微妙だからな。 画的な部分では特に見るべき点は無い作品。原作絵に癖があるのか、首元のあたりの影の付け方がなんか気になる。特に目を引くような演出があるわけでもなく、「な〜んか平坦なアニメだなぁ」というのが率直な印象である。とはいえ、流石に1話目でそれを判断してしまうのはひどい話。特に今回はメインの見せ場になるであろうサッカーの試合描写はほとんど無かったし、動きで見せる気概があるならば、2話目以降の勝負になるはずだ。まぁ、今週動きがあったシーンでもあんまり期待はしない方がいい臭いはするんだけど。30メートルランは力の入らない動画で躍動感に欠け、冒頭の巨大スタジアムの熱狂にしても、観客席のCG処理が浮いていて動きに入り込みにくい。 ……まぁ、ひょっとしたらサッカーの動きを見せる作品ですらないのかも。主人公の達海の飄々としたキャラクターと、素っ頓狂な指示による次回への引きはシンプルながらも充分に興味をそそられる展開だし、そうしたシナリオ面での誘致や采配の妙を見せる心理戦の様相が強い作品なら、「ワンナウツ」みたいにそこまで試合描写にこだわる必要も無い。とにかくきちんと原作の描いた「流れ」を再現すればいいだけなのだから。 そういう意味では、ちゃんと次回が見たい仕上がりだったので問題無いのかな。一通り作風が分かるまでは見続けたい作品ではあります。わたしゃぁサッカーには欠片も興味がないのにこの感想なら、実は結構いい作品なのかもしれないです。 |
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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