最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
あれだけの大食漢だったヘイが雑草鍋をおかわりしている姿に涙を禁じ得ない第5話。手にした酒瓶は日本酒か焼酎みたいに見えたけど、当然ロシアではご当地の酒をかっくらってたんだろうし、飲めるならなんでもいいんだろうなぁ。あれだけ過疎地域に見える札幌で酒が手に入るのがすごいが。 自分の能力の性質を理解し、着実にスナイパーとしての素質を磨く蘇芳。ヘイをして「狙撃だけは上」と言わしめるなど、純粋な狙撃の腕だけなら、それこそ組織から依頼が来るくらいのレベルにはなっているらしい。問題となるのは、あとはメンタル。「契約者は合理的に行動する」という至上命題があるわけだが、マオとの分析によれば、子供はまだ「合理性をはぐくむ途中」であるからその挙動にはブレが生じるとのこと。ん〜、まぁ、分からない理屈ではないが……他の成人した契約者(鉱物変化のおっさんとか、マジシャンとか)だって充分合理性からかけ離れた言動をしてたように見えるし、逆にゴキマスターのターニャなんかはいかにも「契約者らしい挙動」になってたけどね。何にせよ、イレギュラー中のイレギュラーであるヘイに言われても説得力はないが。 そして蘇芳のゴキブリ嫌いのおかげで存外早くヘイにたどり着いた霧原たち。「三鷹文書」「イザナミ」など相変わらず謎のタームは多いが、着実に蘇芳との距離を詰めてきている。ただ、BK201にご執心の霧原さんがヘイに迫るのは分かるが、三号機関の目的はとりあえず蘇芳の弟の紫苑であった。霧原さんと機関の連携はうまいこと折り合いがついているのだろうか。一応契約者を同道させてヘイに迫ってはみたものの、相変わらず能力をロストしたままのヘイにも割とあっさり逃げられてしまっている。ホテルを襲撃したオカマの嫁さんは水を操る能力者のようだが、若干エイプリルの能力と被ってるのが気になるところ。一応彼女は大気中の水分を集める能力、今回は既にまとまっている水を操る能力のようだが……便利そうなのにあんまり強くなかったな。総じて見ると今回はバトル要素控えめで少し消化不良か。あぁ、彼女の対価はオーブンを使う何かなんでしょうね。次回予告からすると、パイを焼くとか、そのへん。 で、バトルの代わりに今回何が描かれていたかといえば、それは蘇芳とヘイのココロの交流である。「右は痛いから左を殴れ」と、体罰の形式指定をしてくる蘇芳に、ヘイは混乱する。加えて生き物に対する狙撃をためらうなどの側面も契約者にふさわしくなく、組織としてはよろしくないと判断したヘイは、マオに言われたような「子供ながらのイレギュラー」を敢えて無関係な生物を狙撃させることで払拭しようと試みている。狙撃の結果は演出上明示されていないが、結果を暗示する蘇芳の涙は、蘇芳の内面の変化よりも、ヘイの蘇芳への接し方に影響を与えたように見える。雑草鍋をつつきながら彼の漏らした「最低の夜だ」という一言は、当然鍋の味だけに言及したものではない。彼にとって、蘇芳とは何か、契約者とは何なのか。ヘイは幼い少女に誰の幻影を見ているのか。 ヘイはトラックの荷台に、そしてクジラに潜望鏡がついてる感じで次回へ続く。今回は色々と謎が増えまくった回でしたなぁ。 PR しばらくぶりに帰ってきた、見るのにずいぶん苦労した第13話。あれだけ配信が遅れた上に混雑が激しいって、流石に見込みが甘すぎると思うのだが……まぁ、それだけ人気があるってことでいいのかな? 「撫子」2話であれだけひどいことをしておきながら人気を維持しているというのは、ちょっとした社会現象かもしれない。 さて、一部をweb配信のみで放送するという変則形態をとった今作だが、おかげで製作にかかる時間を何とか確保、クオリティは全盛期のそれに戻っている。もちろん内容は相変わらずのもので、特に今回は物語の中心となる怪異の登場までを描いているおかげで、本来なら山場らしい山場もないのだが、相変わらず会話の中身だけで引っ張れてしまうのだから手に負えない。これがウケることで味を占めて他の制作会社までシャフトっぽくなられたりしたら怖い。 個人的には一番楽しかったのは冒頭数分。久しぶりに真宵が登場し、阿良々木の変態ハグ、噛みつき、噛み噛み、神はいました。彼女に必要な要素は全て網羅している。どこぞのロボ超人のような呼吸になるまでの映像も声もどれも可愛らしくて、真宵ファンにはたまらない時間。あんな幼女を思う存分抱きしめてしまう上にパンツまで要求する阿良々木君は、とっととどこぞに押し込んでしまいたいところだ。前回のひたぎとのスウィーートな場面を思い出しているのもうらやまけしからん。こいつ、単なる変態なのに何でこんなにもてるんだ。 続いて登場は、我等がメインヒロインひたぎさん。「空港でもこんなに広くねーよ」という巨大な駐輪場での会話で、「これ、どこなんだよ」と思ったら話の流れから校内であることが分かる。背景で遊ぶのはいいんだが、場所が分からなくなるのはどうなんだろう。いや、誰も気にしてないだろうけど。今回ひたぎの出番は少ないのだが、貴重な中の人ネタでインパクトは充分。「あとがたり」の1回目を聞いた後だと、「中の人はとても優秀なのよ」という彼女の台詞にも説得力がある。もちろん物まねは似ないのだが、これがひょっとしたら「話の展開上、似せないで下さい」っていうディレクションのせいじゃないかとすら思えてしまうのが恐ろしい。千和イズマジック。 そして今回のメインである羽川に会いに、例の公園へと場面が変わる。猫耳型の雲が漂う広漠とした公園で、一人膝を抱える羽川。テレビ放送中よりも随分成長なされた胸が強調されているようで、阿良々木さんも我を無くしたパジャマ姿が無条件にセクシー。そんな状態で二人きりのトークなのだから(内容は相変わらずのバカっぷりだが)、これも阿良々木さんの役得。基本的には会話の中身なんて本当にどうでもいいのだが、細かいところの演出はやはり見事。個人的には今回2つ特徴的だった天丼の使い方が気に入っており、羽川の「怒るよ」に対して阿良々木の漏らした「怒れよ」は、ちょっとゾクッとするくらいに格好良かったし、いつもの台詞かと思っていた「何でもは知らないよ」の後に続く台詞が違ったことで、実に見事に羽川の現在の心理が現れている。悔しいが、このあたりの細かいセッティングの機微については、うまいとしか言いようがない。 そしていつも通りに、最後は忍野のところに殴り込み。忍野が何をしていたのかはちょっと気になるが、個人的にもっと気になったのは、「委員長ちゃん」っていう言葉はものすごく言いにくそうってことだ。忍野は連発してたけど、中の人はそれなりに気を遣ったろうなぁ、と。今回は忍野の振り返りのカットが無駄に凝っていたりと、おっさんの格好良さもこれまでの2割増し。次回でも活躍が期待したいです。 そして締めを飾るエンディングは羽川使用の特別バージョン。ウエダハジメ氏のお馴染みの画風ながら、今回は全ヒロインが賑やかに画面に現れて一層楽しい仕上がりになっている。これ、羽川バージョンだけでなく他の面々のもあるとうれしかったんだけどね。 とにもかくにも、相変わらず憎らしいくらいの仕上がりでした。次が楽しみなんだけど……まだしばらく先だなぁ。ま、過去のエピソードでも見ながらのんびり待ちましょうか。 声優ファンにはたまらないサービスが続く第3話。考えてみりゃ実写(もどき)声優が顔出しで演じてくれてる地上波作品なんだから、腐女子とかがもっと食いついてくれてもいい気がするんだけど。今回も三木眞ですよ。なんでイマイチ話題にならないんだろう。 今回の症状は、比較的シンプルな神経症である「強迫神経症」。主人公の職業がやや特殊なので視聴者が共感を得るのは難しい部分があるが、病状自体は誰でも何となく心当たりがあるものだろう。それが自分の生業に関わっちゃうと大変、ということ。ただ、病状はシンプルだが、今回の患者である星山の場合は、その原因に面倒な事象が絡んでくるので話はやや複雑になる。 彼の場合、単純に「確認を迫られること」が病気の根幹ではなく、作家活動に関わる様々なコンプレックスや軋轢が集まり、「既存のキャラクターがどうかを確認する」という行為に集約される。それは例えばパターンと言われることに対する抵抗であるし、実体験を伴わない作風に対するコンプレックス、自分が本当に書きたいものに対する背徳感などである。それらを見ないようにするために、たった1つ、自らが現在執筆している作品に対して疑問を投げかけるという行為が生まれるわけだ。伊良部は相変わらず適当なことをいいながらも、問題をまとめ上げ、「先輩作家との口論」という舞台を設けることによって、その病巣の治療に成功している。1話の山下や2話の田口に比べると、治療後の態度にもまだ違和感は残るものの、啖呵を切ることで自分が本当にやりたいことに対する姿勢が決まったという風に解釈していいのだろう。というか、そう解釈しないとラストシーンの意味が分からないからね。 で、3回目ともなると演出面にも随分慣れてゆっくりみられるようになってきたのだが、相変わらず実写を使ってあれこれ「表出」させようとする姿勢が面白い。今回特に目を引いたのは、星山の本名である「鶏」を絡めた演出で、まず、毎回恒例の注射を打たれた後の面相の変化が、ニワトリ。そして嘔吐するシーンでは必ず大量の羽毛が舞い、「身をちぎられるような」苦しみを演出する。最後のシーンでは、彼の心の充足を示すかのようにして、弱々しかった羽毛に羽根が増えているのも芸が細かい。ニワトリと言えば「3歩進んだら物事を忘れる」と言われるように物忘れの代名詞でもあり、「忘れること」のメタファーであるニワトリが、彼の病的なまでの(実質病気だが)確認癖の痛々しさを強調する。嘔吐することで生み出される「中身のない卵」は彼自身が疑問に思っている「形骸化した小説」を表すし、最後に吐き出した時には、卵以外にも彼の思いを詰めた様々な本が飛び出している。彼を追い詰めることになった先輩作家の名字に「鍋」の文字が入っているのも、非常に端的な物語の遊び心といえるだろう(鶏は鍋に入って苦しむところから料理になるものだ)。 もう1つ意味が分かってきたのは、ホスト役である伊良部のシェイプチェンジの演出意図。大、中、小と3パターンの姿を持つ伊良部であるが、基本的にメインの人格が大で、外出するときは小が多い。そして、中と小は基本的にカットをまたがない。診察室でのカット割りを見ると分かりやすいが、カットが変わるとたいていはスタイルも変わるようになっており、あたかも「患者が複数の伊良部に囲まれて問診を受けている」かのような錯覚を覚える。時には場所を移して、時にはまったく同じ椅子に座りながらコロコロと姿を変えていく伊良部は、そのちょっと危険なエキセントリックさが非常に面白い味として表現される。もちろん、大と中を見事に演じ分ける三ツ矢雄二の怪演もたまらない。 そういえば、今回パッと出の携帯小説家の女の子がくぎゅでしたね。どうせなら女性声優も顔をトレスしてくれれば面白いのに……いや、別にいいんですけど。気付けばここでもエルリック兄弟そろい踏み。 次週はヤクルトのサードを務める男のイップスの話らしい。中の人は我等が英雄、浪川大輔。イラストに落とし込んでもその眉毛には一部の揺るぎもない。男らしいぜ、裸王! 前作のようなシリアス展開になるのかどうか不安になってきた第3話。少しはストーリーの中核が小出しにされていくんじゃないかと期待していたのだが、今のところ完全にギャグオンリー。世界観も特に広がらず、果たしてどこに行ってしまうのかと気が気でない。 主人公がユニットということで、当然起こるであろう喧嘩エピソードがここで早くも展開される。出来ることならもうちょっと二人の友情の度合いとかが確認出来てからの方が脚本上は好ましい気もするのだが、この2人の場合、喧嘩の理由も経過も随分子供っぽいので、あまり深いレベルにまで突っ込んでの「喧嘩」にはならない。表面をさっとなぞっていつの間にか仲直りしているレベルなので、どうせお約束ならこのあたりでやっておくべき、ということなのだろうか。一応アスクールの瞬間移動と、クフィーユの情報処理能力(と予知能力)が微妙なシナジーを形成していた(?)ので、そのあたりの進歩と展開が今回の目玉ということだろうか。まぁ、考えてみりゃエクレールとリュミエールの能力だって、特にツープラトンになってたわけではないな。このくらいの汎用性のある能力の方が、あとあとまで使いやすくていいのかもしれない。 さて、そんなわけでメインシナリオは大したもんではないので、視聴者の見るべき点は、2話続けて登場したパロディ要素ということになる。前回はニコ動縛りだったが、今回は強いていうなら魔法少女縛り。クフィーユの台詞を借りるまでもなく、その中核は「CCさくら」である。一応それなりの再現度でオープニングカットをまねていたのはそこそこ面白かったが、実はこれって既に他所様でやられている。すぐに思い出すのは「GA(ギャラクシーエンジェルの方)」の「ピュルリクマジカルステーキ」の回で、あちらは制作スタッフ的にも正統派パロディ。確かもう1回くらいどっかでパクられてた気がするけど……かんなぎだっけ? 忘れてしまった。今の世の中、魔法少女の本家といえば木之本さんということになるのだろうか。余談だが、同日に放送していた「夏のあらし!」の変身魔法少女ネタにはセーラームーン、ミンキーモモ、プリキュアなどが顔を連ねていた。やな偶然。 そして、画面上で展開される「CGさくら」だが、何故かキャラデザに美水かがみ。エンディングが、延々室外の風景にカラオケの熱唱というのも「らき☆すた」のイメージを借りてのものだろう(当然、白石稔繋がりは意識してるだろうし)。そしてコスチュームは何となくリインフォースで変身後の八神隊長に見えなくもない。元ネタは特に意識してないだろうけど、邪推するだけならただだ。極めつけは、憧れの先輩だったトロワジェインの豹変ぶり。「さくらちゃん最高ですよね〜」って、お前は中の人的には苺鈴じゃないか。なんかもう、頭がぐちゃぐちゃですわ。 どうでもいいことなんだけど、あのステッキが「10年前のキャラフェス(?)で395本限定販売だった」っていう事実は、「3(さ)9(く)5(形的にら?)」本限定ってこと? 芸が細かいが、400本程度の限定だと間違いなく会場で暴動が起きとるぞ。あと、なんでトロワジェインは仕事場にあんなもん持ちこんでるんだよ。突っ込みも面倒くさいが、こうなってくるとアイキャッチのDr.モローが癒しに見えてきますわ。 あのスイカは悪くならないのだろうかと心配になる第5話。スイカとかこけしとか、イカロスはよく分からないものを大切そうにしてることが多いね。まぁ、それが可愛らしいんだけれど。 前回の引きで登場した(もしくは登場しかけた)新キャラを完全に無視する形で、今回も無事にギャグメインのお話。1話の中に2回もシリアスなクライマックスがあったり、いくらギャグ展開でも流石に1ヶ月をあっさり経過させるのは無茶だったりと構成上、ストーリー上おかしな部分はてんこ盛りなのであるが、この作品の場合はそんな突っ込みをするのも野暮ってもんだろう。何となくエロバカギャグがあって、何となく面白ければそれでいいのである。2話の狂乱にダマされて見てる側としては、「果たして本当に面白いのか」という疑問もちらつかないわけではないが……まぁ、画面はきれいですよね。 前半パートはサブタイトルでいうと「任侠(セレブ)」のパート。極道一家の娘さんということで「にゃんこい」の一ノ瀬先輩とネタかぶりしてるわけだが、個人的にはアニメ作品で登場した極道の娘さんと言えば、「フタコイオルタナティブ」の桜月組。「瀬戸の花嫁」の瀬戸組よりも先に浮かんだのは謎(シリアスも含めるなら「BLACK LAGOON」の鷲尾組や「Phantom」の悟桐組なんかも印象的)。こういうギャグの場合、親分は大体話の分かる人格者の場合が多いんだけど、今作の親分も非常に愛すべき人物で、あまりの見た目にイカロスも興味津々。確かにアレは撫で撫でしてみたいかもしれない。町のことを考えて自宅の風呂を秘湯にしてみたり、智樹の家を新築してくれたりと非常に地域密着型のいい人達なのだが、何でアニメ世界のヤクザっていい人っぽくなるんだろうね。実際に町中で見かけたら絶対に近付きたくないのに。 そして後半Bパートは、サブタイトルでいうと「初夜(アツイヨル)」にあたるパート。5話目で入浴シーンと水着っていうのはお手本のようなてこ入れ構成ではあるのだが、この作品の場合は他の回も頭が沸いているので全く意味がないのがすごい。「結局どこだよ!」とか「一ヶ月かよ!」とか突っ込みどころが有りすぎてもう何も言う気にはならないが、最大の突っ込みどころは「一ヶ月も一緒にいるのに……初夜?」という部分。あんな格好のそはらがいて、狭いあばらやで枕も隣り合わせなのに……智樹って意外とジェントルマン? いや、この場合は既にそれを越えて単なる不能? 今まで非常に不思議だったのだが、彼がパンツなどの「モノ」にばかり執着していたのは、ひょっとしたら「中身」に手を出せない理由があるからなのだろうか。それとも、単に少年漫画誌の限界があるからか。下世話な疑問ではあるが、主人公の煩悩レベルってこの手の作品では結構大事なファクターだと思うんだけどね。 そして、一ヶ月の海中散歩を経て、イカロスが帰還。3話では南米まで行って秒で帰ってきてた気もするのだが、何でたかだかマグロ一匹に一ヶ月も……と思っていたら、エンディングで答えが出てたな。なにやらのんびり海中を巡っていた模様。マスターを放っておいてとろとろ歩いてるのはどうかと思うのだが、ひょっとしたら生徒会長に「二人の邪魔をしない方がいい」とか言われてたのかも。活きのいいマグロを小脇に抱えたイカロスもキュート(でもラストシーンではまたスイカに戻ってたけどね。どんだけ好きやねん、スイカ)。 今回のエンディングテーマは、なんとなんと嘉門達夫。懐かしすぎるし楽しすぎる。今までは一応懐メロのカバーだったのに、今回はわざわざ本人に歌ってもらってるのは凄い。まぁ、やっぱりあの手の歌は本人でないと雰囲気が出ないからね。今の若い子はあの当時の彼の人気っぷりは想像出来ないだろうなぁ。 変態に加えてバカまで参戦してカオスが止まらない第4話。この作品を見ていると何がノーマルで何がアブノーマルなのかが分からなくなってくる恐れがあり、屋上の何気ないシーンでこの作品には珍しく普通の男女カップルがいちゃついてるのを見て、「…………、あぁ、こっちが正しい」とか改めて認識する必要が出てきたりする。怖い。 さて、意外とあっさり邂逅を果たした2組の百合ップル。百合千和こと当麻みやこと、どこかルキア似の蓮賀朋絵。くせ者なのは間違いないが、確定しているのがとにかくバカであること。これまでは一応百合であることは隠してきたようだが、同胞を見つけたことに気をよくしたのか、まさかの百合プレイ部活進出を企てる。……うん、バカだね。 ここに来て4人の百合が揃ったわけだが、その全員がタイプの違う性癖を持ち合わせているのがなかなか面白い。朋絵と汐は2人とも「攻め」タイプの百合だが、朋絵はきれいな女子を愛する王子様タイプ。たいていこのタイプの百合っ子は「文武両道」を謳うキャラの場合が多いのだが(そして高確率で朴璐美か甲斐田裕子だったりするのだが)、朋絵の場合、惜しむらくはバカである。ただ、その分押しの強さがより致命的なものに。対して汐の場合は、純粋に女の子に憧れを抱くお姫様タイプの百合。能動的なアクションはなかなか起こせないが、キョリに候補者の写真をもらって身もだえるなど、節操の無さが最大の武器。 残りの2人は、百合とは言っても女性全般ではなくて1人の相手に尽くすタイプ。みやこはまだまだお子様で、単に昔から慕っていた朋絵に憧れを抱いている妹タイプ。腹黒ツインテというなかなかのステータスをお持ちだが、声のせいでギャグの度合いが高まっているのは秘密。そして、熱烈な愛情を持ちながら、持ち前の不器用さで全力空回り中なのが、我らが純夏さん。やたらとテンションが上がっているのでギャグとして笑える部分も多いのだが、彼女の不幸な身の上を考えると、むしろ涙が出てきそう。せっかく汐から告白と受け取れないこともない台詞をもらえたのに、それに対するレスが「風間好みの女の子を集めまくってやる!」という自爆発言。憧れの汐のことを思えば思うほど、相手は自分から遠ざかってしまう。あまりに切ないジレンマだが、純夏はどこか幸せそうだ。本当にいい娘だなぁ。 そして、今回もう1つの重要なカギを握った朱宮君。彼の場合も非常に倒錯した矛盾の中におり、憧れの純夏とお近づきになれているのだから喜ぶべきなのだが、彼女からの命令は「女装して他人に告白せよ」というあまりに酷なもの。特に純夏の場合は朱宮の恋心を知った上で彼にこんな荒行をやらせているわけで、風間のこととなると血も涙もない。見ようによっては本当に最低のヒロインなのだが、当の朱宮君がまんざらでもなさそうなのがなぁ。3回告白して全部バリエーション変えてるし、健全な男子高校生がどさくさに紛れて同い年の女子高生に抱きついてるわけだから、これは役得と言えないこともない。でもね、メンタルがね。純夏さんの見事なスルーに牛耳られ、マゾ根性もみるみる成長しそうです。 もう、何がなにやら分からなくなっているこの作品。このまま性倒錯ドタバタギャグになってくれてもいい気がするが、アニメ作品としてはきちんと2人の関係に答えを見つけて欲しいのも事実。純夏には幸せになって欲しいです。ほんとに。 やたらと強盗事件ばかり起きるので学園都市の治安が不安で仕方ない第5話。わずか1年足らずで「偶然」強盗事件に2件も遭遇するってのはどうなんだろう。 今回は黒子と初春の馴れ初めから友情タッグ成立までのお話。筋はあまりに単純ながら、相変わらず安定した画面とあまりにアホの子っぽい表情がキュートな初春のおかげで、何となく見られてしまう罪作りな作品である。ロリ黒子もロリ初春もなかなか愛らしいです。まぁ、現時点でも中学生なんだから小学生だって対して変わらないはずなんだけどさ。よくもまぁ成長したもんだ。 ただ、筋立ての単調さ、ご都合主義な状態は相変わらず看過するには厳しい部分が少なくなく、今回も最も重要なファクターである「黒子と初春の友情」という要素への成立課程がおかしい。シナリオメイクで一番いただけない点は、黒子のあの過去の挫折を描く前に、車上荒らしを相手に向こう見ずに飛び込んでいく黒子が描かれていたこと。それなりに訓話的な反省を過去にしているにも関わらず、現在の黒子はそんな教訓をすっかり忘れて自分勝手に振る舞っている。視聴者は回想シーンを見る前にその事実を知ってしまっているわけで、幼い黒子がどれだけうちひしがれ、反省したとしても、「お前、1年後にはきれいさっぱり忘れて傲慢になってるじゃねーか」と冷めた目で見てしまう。 さらに、郵便局での黒子の心理状態も、よく考えるとおかしい。初春は身を挺して自分を庇ってくれた黒子に憧れを抱き、黒子を目指して精進したいと思うのは自然な流れなのだが、黒子の側から初春に歩み寄る理由が何一つ無い。確かに自分の浅慮のせいで初春を危険にさらしてしまったという負い目はあるかもしれないが、だからといって「初春と一緒に切磋琢磨していこう」という心理状態になる理由にはならないだろう。脚本上は「何となく2人で危機を乗り越えたんだから友情は成立するだろ」というくらいの気持ちで構成されているのだろうが、黒子はプライドが高く、自分本位の性格であるのだから、あのエピソードから初春に対して親愛の情を抱くには何かが不足している気がする。 もちろん、強盗事件が発生したときの郵便局側の対応が明らかにおかしいとか、大して強くもない能力を笠に着て単身突っ込んでくる強盗の頭の悪さなんかは考えてはいけない要素なのだろう。「モノが同じスピードで前に進み続ける」という能力は使い方次第では面白いが、後ろに壁などが無い状態の人間(つまりクライマックスの黒子の状態)に向かって放ったとしても、単に「ゆっくり進んでくるパチンコ玉に押されてちょっと後ろに下がる」だけのような気がするのだが。足に根が生えているわけではないのだから、落ち着いてかわせば何ら驚異ではないだろう。 とまぁ、不満たらたらの脚本面ではあるのだが、まぁ、なんとなくきゃっきゃうふふしてくれてるから、許してやらんでもない。日課とはいえ初春のスカートに頭突っ込んでご満悦の佐天はまずい気がするが、頭お花畑な子にちょっと特殊な感情を抱いても仕方ない、かもしれない。約1年のうちに頭のお花が咲き乱れるようになったのも仕方ない、かもしれない。ラストシーンで夕日に向かって走るところも、お花が咲き乱れているせいでギャグにしか見えなくても仕方ない、かもしれない。今日もいい花咲いてます。
デッキリスト・ランデス ゼンディカー風味
土地(22) 平地×4 山×3 森×5 乾燥大地(ZEN)×1 カザンドゥの隠れ家(ZEN)×1 灰色革の隠れ家(ZEN)×2 陽花弁の木立ち(M10)×1 ジャングルの祭殿(ALA)×4 クリーチャー(19) 極楽鳥(M10)×4 水連のコブラ(ZEN)×1 カルデラの乱暴者(ALA)×2 酸のスライム(M10)×4 カビのシャンブラー(ZEN)×4 世界を鎮める者(ZEN)×4 その他(20) 不屈の自然(M10)×4 砕土(ZEN)×2 威圧の王笏(CON)×1 破砕(ZEN)×4 審判の日(ZEN)×1 野生語りのガラク(M10)×4 遍歴の騎士、エルズペス(ALA)×1 復讐のアジャニ(ALA)×1 軍部政変(CON)×2 サイドボード(15) ドラゴンの爪(M10)×2 黄金のアジャニ(M10)×2 天界の粛清(M10)×4 火山の流弾(CON)×2 ナヤの魔除け(ALA)×4 ゴブリンの廃墟飛ばし(ZEN)×1
○「けんぷファー」 4
既に放送が始まって随分経っているので、大体の噂は聞き及んでいる(そして大して話題になっていないことも知っている)わけだが、なるべく公平な目で見ようと努めた第1話の感想は、コム・シ コム・サ(可も無し不可も無し)。監督の黒田やすひろは「Myself:Yourself」以来何かと応援してはいるのだが、「狂乱家族日記」も結局そこまで話題になることもなく終わってしまい、いまいちパッとしない印象が強い。前2作はオープニングアニメがどちらもお気に入りだったのでそういうスキルは高いと思うのだが、制作統括となると、どうにも物語が締まらない。原作ありでただ原作を垂れ流せばいい、というような姿勢に見えてしまうのが気になるところ。 で、この「けんぷファー」であるが、銃と少女、声優ネタなど、かなりピンポイントで私の嗜好を突いているはずなのだが、何故かことごとく脇をかすめて当たってくれない。キャラクターの造形も藤田まり子や古賀誠といったお馴染みの名前が並ぶのになんだかのっぺりしていていまいち好きになれない。なんだろう、このもどかしい感じは。この手の作品ではどうせストーリーによる誘致要素なんて対してないだろうし、キャラクターの魅力が最大のポイントになるはずなのだが、残念ながらナツルも紅音も、非常に適当な造形に見えてしまう。個人的には、そこまで音域の低くない井上麻里奈に男子高校生をやらせているのが気になって仕方ない要因だと思うのだが……紅音役のホの字も「悪ふざけしてるみのりん」にしか聞こえないしなぁ。一番聞けた気がするのは更に影の薄いヒロインの楓をやった中島愛かもしれない。棒だ棒だと笑っては来たが、そろそろ役者として落ち着くところを見つけていかないとね。あぁ、ちょい役で出てきたアスミスは別としてね。 ということでそこまで魅力的なもんでもない気がする顔合わせとなったわけだが、今後の勝負は臓物アニマル次第といったところだろうか。正直野村道子に「あのネタ」だけのために頑張ってもらうのはきつい気がするのだが(そもそも「年齢が原因で代替わりした役者」をああいう場面に持ってくるのは釈然としない)、それでも役者としての矜持からか、いつの間にか若手の波に混じってきちんと聞かせてくれるのは流石である。そしてもう1体は「口の悪い田村ゆかり声」を演じる田村ゆかり。動物が黒ウサギってことは、これの原作者は単なる声優オタクなんだろうなぁ。やまとなでしこに喧嘩させるとか、上連雀三平の同人誌レベルのネタじゃねぇか。この作品がアニメ化されるなら、上連雀の妄想がアニメ化する日も遠くないのかもしれない。その時には、個人的には小清水×三瓶ものの方がいいな。 |
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HN:
Thraxi
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男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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