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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 「ん? 間違ったかな?」と言って欲しかった第11話。拳王なのにやってることがアミバっぽいよ。

 強硬手段に出た父親に対し、恋人ニノの一言から奮起して反撃に出るリク。ただし、しょせんは若造の浅知恵、軽く父親に上を行かれ、家名の大きさに太刀打ちすることも能わず。基本的に「リクが優秀な事業家である」っていう側面がこれまで全く描かれてこなかったので、今回のエピソードもいまいち説得力が無く、盛り上がりに欠けます。高井の暴れっぷりが楽しいくらいかね。ニノの語るリクに対する思いも3日で忘れるようなものなのであまり深みも無く、リクが河川敷にどこまで思い入れを抱いているかも描かれてこなかったので説得力も微妙。シリアスな話に振られると、この作品はどうやって見ていいのか分からないし、覚悟して見ると、フツーの作品なので引っかかる部分が無いのである。マリアが画面上にはいたけど台詞なかったしな……

 どうせなので本編に関係ない話題を一つ。今月のニュータイプの新房特集に載っていたが、今回、千和は「千和さんなら1人でステラやれるよね」と言われたらしい。何その信頼感。そりゃまぁ、「絶望先生」であの「前巻までのあらすじ」をやりきった人間に不可能はないだろうが……しれっと幼少期のリクまでやらせているあたりが流石。千和とみゆきちに限っていえば、「シャフト声優」とコネやごり押しを揶揄するのは見当違いと断じることが出来よう。そりゃ、自分が音響をディレクション出来る立場になったら、あんなに便利な役者を使わない理由はないだろう。あ、小見川は知らん。 

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  神浜市の自然の奥深さに恐れおののく第36話。ちょっと漁船で移動するだけであれだけの規模の洞窟があるとは……恐ろしい町だ。

 今回はリコとケンの関係性がやんわりと変わる、実に印象深いお話。一応ミサに認められたりしているところを見るとケンもなかなか頼りになる奴のようだが、今回のように馬鹿要素を廃してきちんと男を見せられたのは初めてのことかもしれない。ネズミ好きでネズミ属性の男の子ってのはなかなかキャラを立たせるのも難しいのと思うのだが、コウモリとの対話や方向感覚の鋭敏化、さらにクライマックスの「あの台詞」と、なかなか上手い具合にネズミ属性をポジティブに活用している。

 ストーリーは、タイトル通りの「宝探し」なわけだが、この作品のすごいところは、次回予告でとんでもない設定が出てきて、「またまたご冗談を」と思っていたら割と真正面から無茶なネタを描いてしまうところ。特に宇宙人のUFOの回は「一体何をUFOと勘違いするのかしらね」と思って見ていたらマジもんのUFOの中で途方に暮れていたので、どうしていいか分からなかった。今回もそれは同じで、「宝探し」とのことで「どこに行くんだよww」と思っていたら、本気でそれなりの規模の洞窟に突入してしまった。どんな理由にせよ、あの洞窟に単身乗り込めるケンの親父がまずすげぇ。

 そしてそれなりにシリアスに展開するリコとケンのドキドキ二人旅。鈍感2人の珍道中なので小学生らしい掛け合いになっているのだが、あのシチュエーションで「自分を喰え」とさらっと言えるケンは男の子としても最上位に位置するくらいのイケメン。しかもその台詞が絶望からヤケになって漏れたものでも、ちょっとキザったらしく頬を赤らめて言った台詞でもなく、本当にさらっと、何気なく言った台詞である。他にも寒さで弱ったリコをすぐに抱きしめてやれる男気、何気なく上着をかけてやるさりげなさ、やべぇ、格好いい。ここまで気遣われたら、流石のリコも従順にはなるよ。いや、なってなかったけど。

 今回は本当にこの2人のいちゃいちゃっぷりを眺めるだけの回で、タイトルに登場したゾウなんかはほとんど出番も無かったわけだが(彼はどうやってあの島に行ったんだろう……)、個人的にはポチ姉のナイスボケが印象的。家族5人で食べるとしたら多分600グラムでも足りないくらいだと思うけど。

 で、今回のエピソードで脳裏に蘇ったのは、カノンの中の人繋がり(?)なのか、CCさくらの17話、「さくらのこわーいきもだめし」である。あれは確か臨海学校に行ったときのエピソードだが、友枝町近辺にも結構な規模の洞窟があったわけだ。そして、暗闇で協力するのは普段あまり仲の良くない男の子と女の子。真っ暗な中で協力して問題を解決するのが、子供たちの仲を取り持つ第一歩なのは10年経っても変わりませんな。ちなみに、小狼が始めてさくらを名前で呼んだ「さくらと小狼とエレベーター」(57話)も、暗い閉鎖空間の中でのお話。あのあたりの雰囲気が大好きでした。

 流石にリコとケンは最終的にさくらと小狼みたいな関係にはならないだろうけど、今回の男前ケンにならリコを任せてもいいと思った。既に父親の心境です。でも、リムをタマオに任せるのはちょっと……

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 ラストバトルで馬鹿大爆発の第23話。流石にこの馬鹿馬鹿しさは素晴らしいと言わざるをえない。突き抜けた先に待っていたラストバトルが、なんかショボくてもいいじゃない。だって、はなから真面目に戦う気なんてないんだもの。エロ馬鹿だもの。

 水の聖堂に突入し、念願のサルイ・スーの生神女の前で激戦を繰り広げる燈(黄金のクェイサー)とサーシャ。頑張っているのは分かるのだが、基本的にサーシャの攻撃なんて単調な剣撃だけだし、黄金のクェイサーは「分子分解」という素敵な特殊能力を見せてくれた以外は、単に殴りつけたり石をぶつけてきたりするだけのいやらしい敵。特に絶望感も演出されないし、そこら中に乳を丸出しにした女性キャラがいるせいで、余計な修正と静止画が混ざるのでシーン自体ももっさりしたもの。こればかりはしかたないことはこの半年で分かっちゃいるけど、抱く感想といえば「うわー、豊崎愛生ががんばってんなー」というくらい。いや、豊崎はこの作品で本当に面白い仕事をしてくれてますよ。正直、それだけでも充分楽しいくらいに。

 だが、修正入りでもあの画は流石に吹く。過去には某アニメではおっぱいリロードなどというアホな必殺技もあったが、今作で炸裂したのは、サーシャの魂の一撃を受け止める「巨乳白羽取り」。……ハラショー……ここまでアホな絵面はなかなか作れませんて。あとはアホにアホを繋げるこの作品の真骨頂。乳が吸いたいために死の淵から立ち上がる主人公。威勢良く啖呵を切る台詞は、「この乳はお前のような下衆が汚していい乳じゃない」「お前の乳はお前のものだ」「吸い出してやる、全てを、何もかも!」……ほんと、いい病院が紹介したくなります。あれだけ絶望していた燈の操りも、搾乳であっさり解決。

 最終戦の勝敗を分けたのは、その場にいる全ヒロインからの一斉授乳という最終手段。敵の攻撃を華麗にかわし、テレサからは普通に授乳、華からはアクロバティックなローリング授乳、そして燈からは天へ舞い上がりながらの廬山昇竜授乳。あらゆる乳を吸ったことで、世界は救われたのです。あんだけ剣を振るってきたのに最後の一撃は拳骨かよ、とかいうことは、もうどうでもいいんです。修正が入っているせいで見えないところは見えないわけですが、とにかく馬鹿なことだけはわかりました。ヒロイン一斉エクスタシーが決めシーンのバトルアニメって、どうよ。恐れとともに跪くよ。

 流石に今週分は、無修正が楽しみだな。

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 さわちゃん無双の第10話。正直どないやねん、と思うような内容ではあるのだが、一介のサブキャラをメインに据えてここまでがっつりと話作りが出来てしまうこの世界には感心する。さわちゃんって、ひだまりで言うところの吉野屋先生よりも出番少ないキャラなんだぜ。

 おしとやか美人先生と、ちょっとおかしなド迫力ねーちゃんという2つの顔を使い分けるさわちゃんがそのペルソナを脱ぎ捨てるというのがメインストーリーで、クライマックスのライブのくだりなんかは、実にありきたりで分かりやすい流れ。ライブシーンの処理も流石に慣れてきて、もちろんうまいとは思うが、そこまでインパクトのあるものでもなかろう(まぁ、覚醒直後のさわちゃんのひと睨みの迫力はなかなかのものだったが)。

 その上で、今回のエピソードで描かれたのは、まずは軽音部5人組の、ちょっとおかしなロケーションでのドタバタ劇。例えばファミレスでオーダーを巡ってバタバタする唯なんか、その心情が分かるだけに微笑ましくも馬鹿らしい。この際だから「尾行するのに制服姿で5人して楽器背負うのはどうよ」とかいう話は置いておくとしてね。他にも、今回最も異色だったのが、おでんの屋台で先輩の話を聞く面々。流石にこの組み合わせは想像出来なかった。そして、不思議と屋台をエンジョイしている面々が溶け込んでいるのが謎。その後の教室でのメモ回しから廊下へのコンボも、普段意外と授業中の描写がないだけに新鮮なシーン。ほんと、なんで女子ってああいうのが好きなんでしょうな。

 そして、もう1つ今回のエピソードでフィーチャーされたのは、「大人になること」と女子高生(というか唯)の関係性。この作品ではさわちゃん以外の大人というものがなかなか登場せず、今回キーとなった紀美は、数少ない「唯たちに干渉した大人」である。年を経ても変わらなかったデスデビルとさわ子の関係は、そのまま将来の唯たちの姿でもある。「大人になったら大人になるのか」という唯の疑問は実に的を射たもので、嫌が上でも変わっていくこれからの生活を想起させる、ちょっと切ないファクターでもある。そうした「変化」について、唯は唯なりに感じ取っているようで、憂に対して何気なく口にした質問は勿論端的な表れだし、ジュースを飲むかと訪ねられてお茶がほしいと答えたこと、廊下に立たされたときに教室の表札に向かって飛び跳ねたこと、屋台でギー太を返してもらった後に何気なく音を出してみたこと。それらは、将来への不安と、期待の表れだったのではなかろうか。

 こうした「デスデビルのメンバーと軽音部のオーバーラップ」はなかなか心憎い演出で、2つの「青春」が相補的に影響を与えあっている。例えば、これまで我々は2クールのあいだ軽音部の日常生活を見てきたので、それを反映させることで、本来なら何一つしらない、さわ子たちの青春時代を数枚の写真から思い描くことも出来るし、逆に、彼女たちの卒業写真から、嫌でも唯たちの卒業というファクターにも目を向けざるをえない。その上での結論は、「大人になっても、大丈夫だよ」というさわ子の現在で締めているのは本当にありがたかったです。変わらぬ日常、っていうのがこの作品の大命題だものね。

 でも、今週一番印象深かったのは、実は憂の何気ない返答の一言。唯の訳の分からない質問に対して、「ジュース飲む?」って……姉の質問のすべてを飲み込んで、自分なりの答えを持ってないとこのレスポンスは出来ない気がするんだけど……すげぇな。

 あ、今回はあんまり出番がなかったんですけど、一応今週の1枚。「アイアムアペン」はボケの基本。

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 6月11日 ドラフト模様(ROE×3)

ピック順 【Van】→【Serra】→【Sangriter】→【Alessi】→【Thraxi】→

 エルドラージ5発目。来週以降は、メンバーが出張で長期遠征のためにしばらくドラフトが出来ないらしいです。そのために、オンラインでやってる人間以外はなるべく鬱憤を溜めないように試合を展開したいところ。

 今回のドラフトは、ピック中に漂う空気がなんだか微妙。どうも、全体的なパックの流れが悪く、様々なデッキの根幹を成すようなキーカードが少なかったのだ。おかげで多くの人間が「今回どうしたらいいの?」と途方に暮れることとなり、試合前からヤサグレてる人間も約1名いた。まぁ、そのヤサグレ具合と勝率がかみ合ってないのはどうかと思うけどさ。

 結局、試合前に少し話していたが、我々のドラフトは5人戦という些か特殊なバトルフィールドであり、どうしたって充分な枚数のピースは集まらない。この環境は様々なデッキコンセプトがあるわけだが、それをきれいに尖らせたデッキは作りにくいのが実情だ。あとは、その「尖りきらなかった部分」をどう埋めるかということで、結局「誰が使ったって強いカード」で埋めるのが一番正しいのである。なんと夢のないことか! まぁ、今回の優勝デッキは夢に溢れていましたよ。主に悪夢だけど。

 今回のレア度数は4.06という高値をマーク。レアゲーとかレアゲーとかレアゲーがあったよ!


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<白>

 

Accorder Paladin 調和者隊の聖騎士 (1)(W) U

クリーチャー・人間、騎士

3/1 喊声

 我々の中では「ティンベー」の名前ですっかりお馴染みになった「調和者隊の盾」をもっていた集団、調和者隊。白の剃刀ヶ原在住の連中(オーリオック)の一群のようだが、今回は鉄壁の防御を誇るティンベーではなく、積極的に攻めに出るカードで荒々しさをアピールだ。2マナ3/1といえば未来予知で登場してリミテッドの場合は割と簡単に9点とか削っちゃった恐怖のバニラ「第六隊の刃(FUT)」と同じステータスで、そのスピードは折り紙付き。相手がちょっとでもまごついたら、その瞬間にあっという間にコスト分の元は取れる。そして、今回はアンコモンってことで喊声能力まで手にし、仮に2ターン目に出られずとも、自身のパワー3と広範なサポートで充分に嫌なアタッカーとなってくれる。これまでの白は「ケンバの空護衛」などのフライヤーを基盤とする戦術だったが、こいつがいればフライヤーは勿論、2ターン目からちゃっちゃと地上の戦線も維持出来るのである。みんな、「板金鎧の海うろつき」の用意だ! 俺は「煙霧吐き」を集めるから!

 

Ardent Recruit 献身的な補充兵 (W) C

クリーチャー・人間、兵士

1/1

金属術 - 〜は+2/+2の修正を受ける。

 一回り小さな「甲殻の鍛冶工」。シンプルイズベストなデザインかと思いきや、基本的にアーティファクトの数が前提となる金属術カードにおいて、絶対的なコストの軽さはそこまで大きな意味をもっていない。どうせ1ターン目に出したところで1/1からは動きようが無いからだ。よって、最終的なサイズが大きな「甲殻の鍛冶工」の方がよほど有益な生物である、という結論が出る。3/3程度では後から出てきた「ヴァルショクの模造品」などで相打ちしやすいし、「ニューロックの模造品」「ガルマの保護者」など、タフネス4の生物であっさり止められるのも難。よほど金属術に自信がある前のめり白ビートとかならマナカーブを埋める上質な生き物といえるが、そこまでソリッドになっていないのなら、慌てて採用するほどのものでもないだろう。ま、「回収の斥候」を入れていたならコンセプトを統一するためにこちらに入れ替えた方がすっきりするとは思うが。親和などの下の環境のデッキだとそこそこ面白そうだが、どうせ一気にアーティファクトを並べる親和デッキなら「頭蓋囲い」なんかでパワーは爆上げするわけで、3/3になったところでそんなに差はない気がする。

 

Banishment Decree 消失の命令 (3)(W)(W) C

インスタント

対象のアーティファクトかクリーチャーかエンチャント1つを、そのオーナーのライブラリの一番上に置く。

 「ライブラリの上に置く」は元来青の能力であり、代表的なところでは「時の引き潮(9ED)」や「追い返し(ODY)」などのクリーチャー戻しがあるし、変わり種ではスペルをカウンターする代わりにトップに戻す「記憶の欠落(7ED)」なんてものもある。これはおそらく、使役者であるプレイヤーの脳内を表すライブラリに呪文そのものを押し込めるのが、精神を司る青にふさわしいと判断されたためだろう。しかし、この効果が「元いた場所に押し込める」「懲罰する」というイメージに合ったのか、例によって次元の混乱のカラーバイ調整後に、白にも移植されてきた。「記憶の欠落」は「確実性の欠落(CON)」へと渡り、「時の引き潮」は「破門」になった。さらにライブラリの奥底に押し込める「失脚(ROE)」なんてスペルもある。今や、ライブラリに追い返す仕事は白のものである。で、そんな白の新たな誇りを存分に発揮してもらったカードがこれ。青には出来ない特性としてアーティファクトやエンチャントすら押し込めることが可能で、インスタントなのでトリックとしても悪くないカード。5マナと重たくなってしまったのは難点だが、実質的なアドバンテージを失わずにテンポを刻めるだけでも、リミテッドならばかなり優秀である。出来れば時間稼ぎを有効利用出来るよう、自軍有利の状況を一気に畳みかけられるデッキで使いたいところだ。多分やらないとは思うが、「知性の爆発」とのプチコンボとかに期待してもいいかもね。

 

Choking Fumes 窒息の噴煙 (2)(W) U

インスタント

各攻撃クリーチャーに、−1/−1カウンターを1つ置く。

 ジワジワとファイレクシアに浸食されつつある白は、既に−1/−1カウンターを置くことに全く躊躇いがなくなっている。そして、それを白なりのシステムに組み込んでオリジナリティを出したのがこのカードだ。お得意の「攻撃クリーチャーだけディスる」効果に−1/−1カウンターを絡め、狙い撃てれば敵軍だけに甚大な被害を与えることが出来る。全体に−1程度だとそこまで効果がないようにも見えるが、これを使ったあとで当然ブロックも出来るわけで、計算を狂わせる効果はかなり高い。リミテッドで相手が数を頼みとしたビートだったり、全体的に線の細い連中だったりした場合の効果は覿面だろう。つまり、喊声を武器にしたデッキに強いってことだ。……白は白を目の敵にするのか……

 

Divine offering 神への捧げ物 (1)(W) C (5版などから再録)

インスタント

対象のアーティファクト1つを破壊する。あなたはその点数で見たマナコストに等しい値のライフを得る。

 随分古いところからの再録。アーティファクトだけでエンチャントに触れないようになっているのは白インスタントとしては珍しいカードだが、これは同じセットに「解呪」も一緒におり、後に続くテンペストでこれと対になる「穏やかな捧げ物(TMP)」が登場することで実現した特殊なスタイルだろう。当然同じセットには「粉砕」もいたわけで、この当時は色の棲み分け云々以前に赤の破壊能力が冷遇されていたことが確認出来る。そして、この世界では実に14年ぶりにこのカードと「粉砕」がまた同じ土俵に上がってきた。「粉砕」が1引きされる環境なのだから、当然このカードも同じ。おまけにライフゲインまで出来るが、まぁ、そこはホントにおまけで。現時点では「存在の破棄」の追放能力が割と便利だったので、あれに比べるとちょっと見劣りするくらいか。まぁ、インスタントだから文句無しなんですけどね。

 

Frantic Salvage 大あわての回収 (3)(W)

インスタント

対象の、好きな数のあなたの墓地にあるアーティファクト・カードを、あなたのライブラリの上に置く。

カードを1枚引く。

 墓地にあるアーティファクトならば何枚でも引き直すことが出来るようになる、アーティファクト版の「足の底の饗宴(LRW)」。最低限インスタントタイミングでの「墓暴き」と同じ効果くらいにはなるので、効果としてはそこそこ。1枚でゲームを決められるような鬼カードがある場合には何枚か確保しておくと安定感が増すだろう。「好きな数を」拾ってこられるところも強そうに見えるのだが、「足の底の饗宴」の時にはこの効果はそこまで有効利用されなかった印象がある。結局、これをキャストする前に墓地にあるカードということはそれなりにコストが低くて「それ以降に引かなくても良いカード」であることがほとんどだからだ。どちらかというと後のドローが阻害される不安感の方が高い。結局、せいぜい2枚くらいを積んで回すのが一般的な使い方になるのではないか。一応「シルヴォクの模造品」のような生け贄効果が高いカードを多く所有している場合には価値が上がるので、「炉の式典」デッキのようにぐるぐる回すことに意味があるデッキなら多少加点してもいいかもしれない。

 

Gore Vassal 流血の臣下 (2)(W)

クリーチャー・猟犬

2/1

〜を生け贄に捧げる:対象のクリーチャー1体に−1/−1カウンターを1つ置く。その後、そのクリーチャーのタフネスが1以上であるなら、それを再生する。

 白とは思えないグロい生き物。イラストを見た瞬間にどこぞの封印能力を持つ天界の生き物とか挙動の怪しい淫獣を思い出しました。怖い怖い。3マナ2/1というステータスは割とどうでもいいが、白にあるまじき「屍百足」能力はリミテッドなら喉から手が出るほどほしいもの。貴重な白除去として、それだけでも使われることになりそう。また、一応白っぽさをアピールするためなのか、こいつの肉を喰らった人間は病にこそ侵されるが、一時的に再生することが出来る。単純な損得勘定として、「こいつ1体が死んだ上にタフネスが1下がったとしても生き残らせたい」レベルの生き物を救うためならバリケードとしても使用出来るわけだ。まぁ、多少弱っても「太陽の槍のシカール」や「ガルマの保護者」が立っていた方が良い場合もあるしね。「マイア鍛冶」なんかにはごめんなさいだけど。ただ、増殖持ちの相手だと結局時間稼ぎにしかならない場合も多いので、運用は個人の判断で。これだけグロいんだからちゃっちゃと除去にした方がいい気もするな。

 

Hero of Bladehold 刃砦の英雄 (2)(W)(W)

クリーチャー・人間、騎士

3/4 喊声

〜が攻撃に参加するたび、1/1で白の兵士・クリーチャー・トークンを2体、タップして攻撃している状態で戦場に出す。

 新キーワードである喊声のお披露目となった神話レア。4マナ3/4は充分なステータスであるし、殴ることに成功すれば出てきた殴りトークンもパワーがあがり、最低でも実質7点分の打点をマークできる。なるほど、弱くないのは間違いなさそうだ。ただ、神話レアとしてどうかと言われるとやや疑問で、4マナというコストは半端に重い上、自分が攻撃しなければ能力が活かせず、対応して除去された時の見返りがない。そして、除去されずともはっきり効いてくるのが1ターン後と、タイムラグがあるのも気になる部分。うまくこれらの条件をフォローしつつ、数でたくましく攻める白ビートなんかを作ることは可能なのだろうか。一応「遊牧の民の召集」や「征服者の誓約」があるうちに何かをやってみたい気にはさせるが……とりあえず「清浄の名誉」からだな。

 

Kemba’s Legionケンバの軍勢 (5)(W)(W)

クリーチャー・猫、兵士

4/6 警戒

〜は、それに付けられた装備品1つにつき、追加で1体のクリーチャーをブロックできる。

 とりあえず重いレオニン。アーティファクトには同じく7マナで5/7の「六角板のゴーレム」がいるが、色々とついているせいでそれよりもサイズが小さくなってしまったのは残念なところ。いくら警戒持ちで固いとはいえ、7マナパワー4はちょっと手を伸ばしづらいカードだ。一応、装備品大好き能力によってディフェンスには定評があるわけだが、どうせ飛行クリーチャーなんかは止められないわけで、時既に遅し、もしくは屋上屋を架すだけ、という展開が多い気がする。一応到達をつける「縒り糸歩き」を張ればかなり強固にはなるが……いるかなぁ。

 

Leonin Relic-Warder レオニンの遺物囲い (W)(W) U

クリーチャー・猫、クレリック

2/2

〜が戦場の出たとき、対象のアーティファクト1つかエンチャント1つを追放しても良い。

〜が戦場を離れたとき、その追放されたカードを、そのオーナーのコントロール下で戦場に戻す。

 2マナ2/2の基本ボディに、ちょっと限定的な「忘却の輪」を搭載したイカした生物。普通の肉として問題無く使える上に、相手が先に出したマナマイアを一時的に封じつつ進軍することが出来るようになる。この世界には1マナアーティファクトも多いので、普通に2ターン目召喚でも案外テンポアドバンテージを刻めるのが良いデザインである。「忘却の輪」と違ってクリーチャーなので対処されやすいが、その分デッキを選ばずにとにかく放り込むことが出来るし、中盤以降に出しても無駄にならないウィニークリーチャーというのはそれだけで充分価値が高い。微妙なテクニックとして、これを挟むことで「決断の手綱」みたいなオーラは帰ってきた時に対象を選び直せたりもする。とりあえず引けたら小ラッキーの、「微光角の鹿」くらいのアンコモンだな。

 

Leonin Skyhunter レオニンの空狩人 (W)(W) C (ミラディンなどから再録)

クリーチャー・猫、騎士

2/2 飛行

 前期ミラディンでも優雅に空を舞っていた飛行の雄。当時は2マナ2/2フライヤーというだけで衝撃をうけたものだが、あれから時代は流れ、2年後には同じアンコモンに2マナ2/1でシングルシンボルにした「北風乗り(DIS)」が登場し、さらにその4年後には「嵐前線のペガサス(M10)」と名前を変えてコモンにまで強化された。今の時代には、2マナでパワー2のフライヤーなど、コモンで充分というわけだ。そうしたクリーチャーインフレの流れを受け、このクリーチャーもレアリティがアンコモンからコモンに変わっている。もちろん、稀少度が下がったといってもその価値に変わりはない。コモンでかき集められる骨太戦力は「ケンバの空護衛」との共同戦線で白の飛行ビートを力強く後押しすることは確実である。3ターン目に「ダークスティールの斧」や「シルヴォクの生命杖」を握り締めて敵陣に特攻をかけるこいつの姿を、今後よく見かけることになるのではなかろうか。

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 タイトルが無駄に恐ろしい第11話。確かにジョーイたちにはとんでもない災難が降りかかっているが……タイトルと「横暴な姉」というファクターから、何故か「PSYREN」を思い出しました。アゲハとジョーイは流石に被りません。

 前回流れでリナからデートのお誘いを受けたジョーイ。朴念仁のようにも見えていたのだが、いざ誘われたらそわそわするのはきちんと男の子。普段のようにリナに振り回されっぱなしではまずかろうと、プランを練ってみたり、財政状況を危惧してみたり。しかし、男をあげようと苦心しているジョーイに降りかかった「メナス」は、5年前に別れた放蕩娘、姉のホリーとの再会だった。

 ……いやぁ、いいキャラですよ、ホリー姉さん。例によって「ものすごくテンプレ臭いアメリカ人像の1つ」ではあるのだが、言動が一貫していて、しかもジョーイの回りにはあまりいなかったタイプの豪放磊落、明快な意志が表出してくれるネジのはずれた性格。パンクなファッションも素敵で、ライトパープルを基調とした衣装は、常に半ケツはみだした腰履きパンツが実にセクシー。ジョーイ君、いい兄弟をお持ちで。

 そして、そんなホリーに振り回される展開がメインなので、今回はやたらめったらカットの繋ぎが気持ちいい。エージェントヒューズの朝の様子とクロスオーバーして緊迫感を煽る登場シーンもそうだし、玄関、風呂、私室と暴れ回る様子もポンポンと小気味良く、ジョーイの苦労が伝わってくる。そして何故か、本来なら新キャラの見せ場になるはずのシーンなのに、白濁液を浴びたりシャワーシーンを披露したりと視聴者サービスに余念がないジョーイきゅんがどうにもやるせない。いやいや、女性の新キャラが出てますから!

 そんなジョーイのご家庭のドタバタと関係ないところで確実にストーリーを進めてくるのが、虎視眈々と地位向上を狙うDr.ミナミと、そのドクターにあっさりと接触を果たしたエージェント、ヒューズ。このあたりの展開の速さは流石としか言いようがないが、ヒューズは「Mr.ゴースト」ことヒーローマンとの初顔合わせまで果たし、そしてDr.ミナミがセントラルシティーで復興作業に従事していることに何か裏があるという。曲者2人のあいだの密約は、ヒーローマンたちにどのような影響をもたらすのだろうか。余談だが、2人が笑顔でわかれる際にお互いに「タヌキめ!」と毒づいているのだが、英語だとこの場合タヌキじゃなくてキツネなんだよね。いや、どうでもいいですけど。

 そして、今回よく分からないクライマックスとして用意されていたのが、なんとホリーの演奏シーンである。「昨今のアニメならばギター少女くらい描かなくてどうする!」という妙な気概でもあったのだろうか。普段の破天荒な言動からはちょっと想像出来ないようなメロウナンバーでしっとり聞かせてくれるホリー姉さんにはホレてしまいそうですよ。演奏シーン自体も実によくかけていて、弦の揺れからチョーキングの手の動きまで、他の並み居る「音楽もの」に負けないくらいの説得力に仕上がっていました。質素な感じではるのだが、個人的にはどこぞのデッドモンスターの演奏シーンよりもこちらの方が好きですね。

 次回、いよいよリナとのデートに出発! 今週登場できなかった分、リナが大活躍する! ……予定。水着姿を披露するリナ、思ってたほど胸がでかくなかった!

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 カズターノ! カズターノじゃないか! な22話。あんな怪しげな外国人(?)を警備員でやとって大丈夫なんでしょうか、あのビル。

 追い詰められた園原さんを救い出そうと立ち上がったのは、これまでの鬱憤が溜まっていたダラーズのメンバーたち。帝人からのGOサインを契機に、過去の栄光に立ち返り、「色が無いこと」を武器として一致団結して杏里救出作戦を決行する。今回のAパートはカズターノやらスケッチブックのおねーさんなんかが結託して園原を逃がすことに時間を割いているのだが、どれだけ逃げても逃げても法螺田たちは振り切れない。「これだけ応援してもらってるんだから逃げ切れそうなもんだが……」と不思議に思っていたのだが、途中で、「逃げられないこと」自体が園原の心理状態をそのまま表していることに気がついた。そもそも、最初に法螺田に絡まれた時点でも、園原は相変わらずの「客観視」を崩しておらず、顔色一つ変えなかった。様々な見知らぬ人(ウサギ含む)の助力を得たとて、それが客観的に見たら「不可解な現状」であることは変わらないし、何よりも「自分は逃げていいのか」という迷いが、彼女に状況判断をさせないようにしている。

 そして、そんな葛藤が極限に達して前半のクライマックスとなるのが、紀田と遭遇して雨にうたれるシーンである。「紀田が黄巾族の将軍で、町中でダラーズを痛めつけている悪の親玉である」ことは事実であるし、「園原が黄巾族を探るため侵入した異分子であり、目下敵勢力であると思われる首無しライダーと繋がっている」のも事実。都合の悪い事実だけは、お互いに伝わってしまっている最悪の状況。そして、紀田にだけ追加された余計な情報が、「帝人はダラーズのトップである」というもの。紀田にとって、一時は「全てをなげうって守るべき対象」であったはずの園原杏里が、現実と過去の悪夢を繋ぐ「黄巾族」の闘争の渦の中に巻き込まれてしまっている状態だ。帝人が信用できず、それならば杏里も信用できない。紀田は、勝手に袋小路に迷い込み、園原の前でも決定的に間違った言葉が口をつく。

 そんな紀田を理解してやれるほどの余裕は、今の園原も持ち合わせていない。「自分は化け物である」という負い目、そして「親友にそれを隠している」という負い目もありつつ、それでも錯乱した紀田の言動には許せないものがあった。二の句を待たずに頬を張る園原。徹底した「客観」という彼女のパーソナリティが、ついにここにきて完全に決壊した。それが証拠に、再び法螺田に絡まれ、一時はその目に罪歌の赤を宿しかけたが、「他人の安否」という自分に深く関わるファクターを臭わされたところで、「罪歌への依存」を解除してしまっている。もう、彼女は「無関心な人間」ではないのだ。

 このまま最悪の方向へ流れる可能性もあったのだが、臨也にとって唯一のイレギュラーである静雄のファインプレーにより、園原は何とか窮地を脱する。借宿としたのは、全ての事情を知るセルティと、そのパートナーである新羅の家。そこで園原も、最後のパーツである「帝人の真実」を手に入れた。もう、彼女も止まることは出来ないのだろう。

 そして、未だ持ち合わせる情報が最も少ないのが、「数と連繋」を武器としていたはずの帝人だったというのも皮肉な部分。園原の無事だけは確認出来たが、彼女が窮地に陥ったのは黄巾族とダラーズの抗争のせいであるとしか思えない。彼が仲間を守るために採れる唯一の手段が、「ダラーズの解散」だった。苦しい判断であるが、既に自分の手を離れてしまったダラーズの因縁を消し去るには、もう、こうするしかない。「知らない」からこそ、彼も悩み続けている。

 ダラーズが帝の手を離れ、それに呼応するかのように、黄巾族も完全に紀田の手を離れる。法螺田の主導の下で過激派たちが動きだし、遂に最大の武力である静雄が狙撃された。もう、洒落や若気の至りでは済まされない、臨也の望んだ「闘争」の形。3人の少年少女たちは、この状況を打開する術を持ち合わせているのだろうか。もう、今から次週が気になってしかたないです。

 今週も、相変わらず「色の陰影」がきれいな画面構成に惚れ惚れする。序盤は積極的に動く園原と、それを追う黄巾族を象徴する黄色と赤のせめぎ合い。夕方の町並みをバックに続いた鬼ごっこは、最終的に園原の目の赤に収束し、消えた。後半はずっと雨に濡れる薄闇の中。赤は潰え、黄色は離れ、無色すら無くなってしまった。見えるのは、不穏な青ばかり。

 そして、今回は久し振りにセルティと新羅の掛け合いががっつり見られたのも眼福。セルティ、ゲーム弱いんですね。怒るとすぐに謎の暗黒物質の中に放り込む彼女がお茶目。お茶を飲みながらの園原との対談は、池袋を代表するセクシー美女2人の夢の共演。これも眼福。園原さんは「布団の中で目が醒める」シーンがやたら多い気がします。

 今週の一言。「寿司ネタにするよ」。怖い。 

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<無色>

 

Bladed Sentinel 刃の歩哨 (4)

アーティファクトクリーチャー・構築物

2/4

(W):〜はターン終了時まで警戒を得る。

 今回もサイクルで登場しました、「特定の色マナを払うとちょっとお得なアーティファクトクリーチャー」サイクル。白の場合、先輩の「きらめく鷹の偶像」はビートの中で非常に重要な役割を果たしただけにその後輩たるこいつにも期待がかかるわけだが、残念ながら先輩ほどの前のめりな姿勢は感じられない。2/4という古式ゆかしい白のステータスに加えて、得られる能力もがっちりディフェンスの警戒である。名前が勇ましいのは看板詐欺な気もするし、白マナが出るなら後のことを考えて「ガルマの保護者」の方がありがたいのは間違いなさそうだ。とはいえ、無色のカードで4マナ2/4はステータスとしては案外優秀。警戒は得られなくてもそんなに悔しくないし、クリーチャーが集まりきらなかった時の穴埋めかつ金属術補強くらいにはなってくれるんじゃなかろうか。ま、しばらくは1パック目にこいつを引くことになるんで後になって慌てても手遅れなんですけどね。

 

Blightsteel Colossus 荒廃鋼の巨像 (12) M

アーティファクトクリーチャー・ゴーレム

11/11 トランプル 感染

〜は破壊されない。

〜がいずれかの領域から墓地に置かれるとき、それを公開し、オーナーのライブラリに加えて切り直す。

 さぁ、このエキスパンションの目玉、破壊されない巨像だ。リミテッドでプレイ出来る重さではないが、構築戦なら、マナ・コストを払わずに場に出すことが出来る。場に出れば、ダークスティールの11/11トランプル・クリーチャー。ゲーム・エンド・カード。ついでにライブラリーに戻る能力もあるので、もしかしたらかつての「セラのアバター(USG)」みたいな使い方もあるかもしれない    ←ここまでが「ダークスティール公式ハンドブック」の「ダークスティールの巨像(DKS)」の文章である。もちろん最初の一文は、全てのダークスティールカードに共通するコピペだ。鶴田慶之フォーマットは何年経っても色あせることがなくて見事だなぁ。大体あってるからね! そりゃ、なんも言ってないのと同じ文章だからな! ……まぁ、このカードならこれでいいんじゃないでしょうか。レッツ「集団変身」。今なら「新たな造形」でももれなくプレゼント中。

 

Bonehoard 骨溜め (4) R

アーティファクト・装備品

生体武器

装備されたクリーチャーは、+X/+Xの修正を受ける。Xは、全ての墓地にあるクリーチャーカードの数である。

装備・(2)

 装備したクリーチャーに「ルアゴイフ(8ED)」と同じ能力を付与する「ゴイフアーマー」こと「外骨格の鎧(JDG)」の生体武器。細菌トークンに付けられた状態で登場すれば、まさに装備品版のルアゴイフになるわけだ。「ルアゴイフ」自体はそこまで飛び抜けた性能のカードではなく、よほどのコンセプトデッキでない限り、コストパフォーマンスが特別良いわけではないが、とりあえず入れておける安心感は格別である。そして、これが好きなクリーチャーにはれるとなると色々ときな臭くなってきて、「外骨格の鎧」は当時のリミテッドではフライヤーや渡りクリーチャーに付いて壮絶ないじめを繰り出すこともしばしばであった(「葉の踊り手(ODY)」につけられて悶絶した記憶がある)。そして、このカードは装備品である。キャスティングコストは「ルアゴイフ」同様に4マナだが、装備コストはわずかに2。フライヤー、渡りクリーチャー、そして感染クリーチャーなど、適切な土台に張られたゴイフアーマーは、リミテッドにおいてまた新たな不幸を生み出すことになるのだろうか。そして、現在は青黒コンとの対立構図から環境にはクリーチャーデッキも数多い。ひょっとしてなにかがかみ合ってしまった場合、構築も無くはないカードである。

 

Brass Squire 真鍮の従者 (3) U

アーティファクトクリーチャー・マイア

1/3

(T):対象の、あなたのコントロールする装備品1つを、対象のあなたのコントロールするクリーチャー1体につける。

 最近は「白単アーマー」でそこそこ活躍中の「コーの装具役」と同じような能力をもった中堅マイア。ステータスはお飾り程度のものだが、この環境においては装備コストの踏み倒しは馬鹿に出来ない効果といえるので、リミテッドでも白などで多めの装備品が集まればそこそこの期待は持てるだろうか。でもまぁ、リミテッドなら「シルヴォクの生命杖」や「逆棘の戦具」など、結局装備コストはそこまで重たくないものが重宝されるからなぁ。後のパックで「アージェンタムの鎧」などのクソ重い装備品が引けた時のフォロー役くらいを考えるべきだろう。一応能力を見れば「コーの装具役」同様に「白単アーマー」で使えそうに見えるが、あのデッキの特徴はブン回りしたときの圧倒的なスピードである。3マナで出して、さらに召喚酔いが解けるのを待つ必要があるようなカードにお呼びはかからないだろう。

 

Copper Carapase 銅の甲殻 (1)

アーティファクト・装備品

装備したクリーチャーは、+2/+2の修正を受けるとともにブロックに参加出来ない。

装備・(3)

 ゴブリンの略奪者(9ED)」が乗り移るかのようなアーティファクト。攻撃しか出来なくなるので劣勢時に使えないという悩みはあるものの、+2の装備品の強さは「ヴァルショクの鉄球(9ED)」や「生体融合外骨格」の例を見ずとも自明。装備コストの重さは気になるところだが、ある程度ビート出来るデッキならばちゃんとそれに見合った活躍をしてくれるはずだ。また、設置コスト1マナというのがこの環境では注目すべき部分。「シルヴォクの生命杖」「調和者隊の盾」に続く、コモンでは貴重な「粗石の魔道士」でサーチ出来るカードである。感染のお供、白ビートの補強、「血まなこの練習生」起動装置など、様々なニーズがあることだろう。

 

Core Prowler核をうろつくもの (4) U

アーティファクトクリーチャー・ホラー

2/2 感染

〜が戦場からいずれかの墓地に置かれたとき、増殖を行う。

 感染と増殖。切っても切れないけど意外と切れる大切なキーワードをコンパクトにパッケージ。「伝染病の屍賊」に1マナ足したら、自動増殖装置を1個おまけしてもらえた形だ。このパッケージは存外馬鹿にならないもので、戦闘ダメージと増殖を使えばタフネス3までは相打ちに持ち込めるし、そのついでに他所のカウンターを増やしていけるのはかなり使いやすい。「屍百足」と同じ感覚で使うと除去されたときにちょっとショボンとしてしまう場合もあるが、こういう小手先芸をいかに上手く使いこなすかが、増殖デッキの勝利の第一歩である。是非「死体の野犬」でぐるぐる回してやりたいカードだ。

 

Darksteel Plate ダークスティールの板金鎧 (3) R

アーティファクト・装備品

〜は破壊されない。

装備しているクリーチャーは破壊されない。

装備・(2)

 カルドラの盾(DKS)」が設置・装備コストともに軽量化に成功した。もちろんカルドラトークンを爆誕させたりは出来ないが、どう考えてもこっちの方が強い。一度張ってしまえば感染のようなマイナス修正やバウンス以外に処理方法がなくなるし、除去という除去が無駄カードになる可能性があるため、リミテッドならばやはり強い。これまで「ダークスティールの歩哨」に泣かされてきたビートがどれくらいあるかを思えば、それが最強のクリーチャーに付与されるのは鬼畜である。一応感染があるからこそ作られたカードなのだろうが、対策があるからって何をしてもいいわけじゃないよな。でもま、地味。

 

Decimator Web 大量破壊の網 (4)

アーティファクト

(4)(T):対象の対戦相手1人は2点のライフを失い、毒カウンターを1つ得て、その後自分のライブラリを上から6枚墓地に置く。

 リミテッドではしばしば発生する「ライフ30点」状態。感染に寄せきれずに普通のダメージでもビートを始めちゃうと、最初の感染ダメージが全く無駄になり、あたかも相手のライフが最初から30点あったかのように見える現象だ。自分のデッキでこれが起きると、デッキメイクが失敗したことが露呈するので無闇に恥ずかしい。だが、このカードが来ればもう安心だ。何しろ、現在環境で起こりそうな勝ち方を全て同時に進行させてくれる。2点のライフと1点の毒、そして6枚のライブラリ。全て初期設定の1/10の値をご丁寧にゆっくりと削ってくれるのだ(ライブラリだけはドロー分だけ早く尽きるが)。いや、そんな手広さはいらないからどこか一点に絞れよ。せめてライフルーズ3点でもいいからさ。なにその真綿で首を絞めたいがために真綿を探すみたいな迂遠さは。……アホやなぁ。でもま、リミテッドなら毎ターン2点とか毎ターン毒1個も強力だし、40枚デッキから6枚削るのはかなりの鬼効率。リミテッドでは英雄扱いになる可能性もあるカードだ。構築だと……6枚削れば相手のジェイスの効果がちょっと下がるかも……ね。

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