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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 結局どないやねん、第3話。うーむ、なかなか動きが見えないですなぁ。後半には一気に加速していくのかどうか……考えてみりゃ、中村健治作品ってこれまでオムニバスばっかりだったから、長編を観るのが初めてなんだな。ちゃんと流れを作れるのかどうか。

 今回の主人公は公麿でもなければ、三國壮一郎でもない。突然現れた金融街の住人、ジェニファーである。IMFに所属して金融街やそれを取り巻く人々(特に三國)の調査をしていたジェニファーは、何の因果か分からないが金融街にアントレとして参入することになっていた。そして、彼女は特にそこで稼ぎをあげるでもなく、淡々とディールだけをこなし、金融街での出来事を報告するだけの仕事をしているらしい。

 特に望んでいない状態で金融街に参加したのならばそのスタンスは分からないものではないのだが、視聴者として首をかしげざるを得ないのは、「小さく勝ったり、小さく負けたりしている」という彼女の立ち位置自体である。そもそもディールが一体どういうゲームなのかがよく分かっていないので、「小さく負ける」ってどういうことやねん、というのが分からない。見たところディール中は互いのアセットとは別にオーロラビジョンみたいな巨大な画面に数字が表示され、それを車輪のようなビジュアルのなにかが押し合いへし合いしつつ、相手の数値をゼロにするように戦っているように見えた。てっきりあれがいわゆる「ライフカウンター」だと思っていたのだが、前回の公麿のディールの時にも、実際に勝敗を分けたのはアントレ自身の直接的な身体状況であった。結局アセットが何をどうしようが、直接アントレを突き刺すことで勝負が付いたのである。それならば命を取るか取られるか(実際は「未来を担保にしている」のだから「未来を失うこと」を表しているのだろうが)が勝負を決める要因になっているはず。結局奪うか失うか、オールオアナッシングな気がするのだが。「小さく負ける」っていうのは、どの段階で勝負がついたことになるんだろうか? 何をもって「勝ち」「負け」が認められるのかが分からないため、単なる肉弾戦ではないディールというシステムの機微が、今ひとつ楽しめないのである。それにジェニファーも言ってたけど、結局「強いアセットがもらえるかどうか」って、運次第なんだよね。

 次回のディールは、父親の呪縛から少し抜け出せた公麿が、知り合い(大学の先生か)と戦うことになるのだが、今のところあんまり興味が湧かない。負けてもそのまま即破産というわけでもないらしいし、現時点で公麿は戦うことの意味を定められていない。三國によって父親との関係を清算し、これまで考えもしなかった「金の使い方」に衝撃を受けたようだったが、正直言って、三國の言っていることだって単なる詭弁であり、年若い健全な青少年をディールに向かわせるための大義名分としては働いていない。「親の会社を乗っ取った後は日本のために金を使っている」というのが三國の言であるが、それを確認する術もないし、そもそも「国のために金を使う」とはどういうことなのか。ミダスマネーの現世流出って、通貨の流通量が変わったら何らかの経済的な失調を起こしそうなもんだけどなぁ。

 とにかく、せっかく「お金」というテーマが絡んでいるのに、その部分での見せ方がどこか的を外している気がする、というのが現時点での感想。画面自体もそこまで目を引く要素が無く、このままでは「なんか盛り上がりにくいバトルもの」としてフェードアウトしてしまうかもしれない。ここらで一つ、次回当たりに目を見張る展開が欲しいところである。

 一応画面の特徴で1つだけ言及しておくと、中村監督が過去の作品でも使っていた、「画面の時間経過が切断され、飛んでいるのに、音声がそのまま繋がっている」という奇妙な画面効果が今回多用された。具体的には公麿が倉庫から荷物を出してきたカットなんかで確認出来るが、この「時間の切り落とし」は、普通のオブジェクトを並べながら、どこか歪んだ異物感を出す役割があり、そこだけは「あぁ、やっぱり中村監督の画作りだ」ということが確認出来る。過去の作品のエキセントリックな画面だと時間を切り飛ばされても演出の1つのズレとしてあまり気にならないレベルで受け入れられたが、この「C」は画面の構成要素が割と普通のものばかりなので、時間を切り落とされると違和感が大きく感じられる。その辺まで狙ってやってるんだろうけどねぇ。

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 何コレひどい、第4話。切ない話だなー、と思っていたのに……

 この手のお嬢様ものではお約束になっている、「ご両親はお忙しいので娘になんて構っていられません」エピソード。大体誕生日とか昔結んだ約束とかがセッティングされるのが常だが、今回はPTA懇談会がテーマとなっており、案の定、お母さんは執務で忙しくて来られなかった。仕方ない、女王だもの、というので割り切れないお子さんの寂しさを主人公が慰めてあげて、最後には慌てて帰ってきたお母さんとハッピーエンドとか、厳格で子供に厳しい父親が少しデレて希望を持たせるエンド、とかがお約束だろうか。

 今回も、ラスト2分まではそうだった。お忙しい女王陛下は娘のことを大切に思っており、激務の合間に、何とか娘の寝顔だけでも見に行ってあげよう、と最後の孝行に出る。そしてこっそり侵入した寝室で……娘違い? え? 何その設定?

 つまり、ロッテと明日葉は異父姉妹ってことか? あの皆口ボイスのエロエロなお母ちゃんは、過去に齢12〜13の直哉くんを食い物にしてたってことか? しかも「人間など見たこともない連中が大半」の異界で、わざわざプレインズウォークして人間のショタを食いに行ったってことか? そして、そんな行きずりのつまみ食いのままに出産したってこと? わけ分からないじゃないですかー! 途中までの感動の流れぶった切りじゃないですかー! なんかもう、すげぇな。誰だこの設定考えた奴。あ、作者か。なら納得だ!

 もう、ここまで倒錯したひどいお話なのに、キャラクターの愛らしさで全部ごまかせてるのがすごい。ロッテは順調にかわいらしさをアピール出来ているし、クラスメイトにお付きの者、みんなそれぞれ可愛い。そして何より、おかぁちゃんが可愛い。女王様属性でコスチュームもあまりにエロく、どっちかっていったら「綺麗系」とかに分類される方が正しい気がするキャラなのに、直哉と鉢合わせたときのテンパった様子なんかは、娘さんのそれをそのまま受け継いだかのように、ギャグ顔が見事に出来上がっている。ほんと、このキャラクターデザインっていうだけで色々得してる気がする。次回は修羅場でしょ、一体このお母ちゃんは何をしでかしてくれたんでしょうか。色々妄想出来るために期待は抑えきれません。

 そして、やっぱり中の人の話だなぁ。女王メルチェリーダ役が皆口裕子というのはホームラン級。このサキュバスはずるい。そして、今回気づいたのだが、メインの釘宮・田村ゆかりを筆頭に、クラスメイトに後藤邑子、松来未祐、広橋涼と並び、絵柄に合わせてか全員が全員「甘ったるい」声を発揮出来る布陣が整っているのである。はっきりとした声質が武器の藤村・生天目・甲斐田の賢プロ勢が居なければ、脳がドロドロになってしまいそうなラインナップ。これが合成薬物かー。こえーなー。

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  魔法の言葉でホホビロ〜ンな第5話。便利だなホビロン。元々の意味とか全然考えないで単なる勢いだけの言葉になってるけどな。

 民子の恋の行方を左右する勘違い騒動が勃発。ま、見てる側としてはオチなんかすぐに分かるんだけど、結名が「単にバイクに乗りたかったから乗ったんだ」っていうのはちょっとアンフェアだよな。何かもう1つくらい伏線張っておいた方がしっくり来たんだけど……って、そんなに真剣に考えるトコじゃないな。かえって結名の適当ぽわぽわな性格が表れていたと考えると、むしろ面白くなっていたかもしれない。無免許(多分)の女子高生のくせにとりあえずメットだけデコるとか、ほんとによく分からん娘である。

 しかし、こうしてアホな騒動を見ていると、喜翠荘には本当に駄目な人間ばかりが集まっているな。暴走機関車緒花を筆頭に、ツッコミに回れない菜子、誤った人間拡声器の巴、基本的にクズの次郎丸。そこそこ規模のでかい旅館に見えるのに、こんなに使えなさそうな連中ばっか集めて経営を成り立たせてるばぁちゃんだけが偉い(そもそも、なんであの時間に従業員の大半が風呂掃除に集結してんだよ)。「あ、板前の大将も格好いい人か」と思ったら、公式ページの人物紹介には「プレッシャーにはとことん弱い」の一文が。将来的には、喜翠荘にものすごいお偉いさんが来て、テンパった板長が失敗ばかりするのをみんなでフォローするエピソードとかが放送されそうな気がする。

 結局、過去話が回想されたおかげで菜子と徹の馴れ初めは確認出来たが、現時点では二人の間に直接的な発展はない。あれだけ歯に衣着せぬ物言いの民子も、直接徹に胸中を告白するだけの勇気はないのだから。でもまぁ、徹は割と話の分かる男みたいだし、少しずつ師弟の関係を深めていけばよいですかね。

 むしろ、今回緒花の暴走で変化したのは、緒花と民子の間柄である。あれだけ険悪だった仲が、気づけばあだ名で呼び合える(仮)間柄にまでランクアップ。もともと民子は気骨のある娘なので、損得考えずに突っ走る緒花の向こう見ずな性格とは合う部分もあるはずなんだよね。とりあえずは喜翠荘の中での人間関係はこれで一段落。次回からは外部の人間も招いて物語が回り出すようです。初期にあったお仕事頑張りアニメとしての性格は、このあたりで戻ってくるんでしょうか。それとも、ずっとこのままホビロンアニメなんでしょうか。多分後者なんだろうけどな。

 そういえば、今回コンテを受け持っていたのが岡村天斎だった。あんまりP.A.Worksのイメージはなかったんだけど、CANAANの時にもコンテで参加してたんだね。今回も相変わらずの画面の綺麗さだったんだけど、何故か一番感じ入ったのは、民子が魚をおろしている時に使っていたまな板に残された傷跡の細やかさだった。1枚板のまな板って、ずっと使ってるとああいう味が出るんだよねぇ。板さん達の歴史が見えるようですわ。

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 佐隈さんは眼鏡っ子可愛い、第4話。言霊で人心を操る能力って、ものすごいエロいシチュエーションがいくらでも作れるのに、シモネタだらけのこの作品で佐隈さんだけ実害が出てないのは勿体ない。

 前回の続き、オチエピソード。解決法とか、基本的に1話目と一緒だから新規性は欠片もないんだけど、単に水島監督お得意のノリと勢いが維持されているだけで面白い。あと、完全に笑いものとはいえ、ニートが褒められたのでちょっと勇気が出る! あ、嘘です。やっぱり本当に駄目だと思います。あー、うちにも悪魔が出てきたら契約できるのに。

 今回のネタで面白かったのは、他の面々にはあれだけ高圧的で居丈高なサラマンダーも、芥辺を前にすると他の2匹と一緒で単なるギャグ悪魔でしかないところ。3体セットで串刺しにされてるところとか、あんだけグロくて最低の連中なのに、どこか可愛らしくすら見えてしまう。昂ぶっている表情が多かったベルゼブブなんかも、普段は可愛らしいからねぇ。最低野郎なのに。

 あー、でもやっぱり中の人的な部分が楽しすぎるな。悪魔3人衆の中の人たちは、本当に毎週楽しく収録してるんだろう、というのが想像しやすい。で、毎週サトリナが可哀想になると。いや、あれで案外楽しいかもしれないけど……水島監督の扱い方は充分知っているだろうし、これはこれで住み慣れた現場なのかもしれません。

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 明るい馬鹿が好き、第5話。これだけ犯罪が起こってる作品にいうのもなんだけどさぁ、この世界、ほんとに平和だよね。

 バーナビーの誕生日プレゼント、というのがテーマだった今回、少しずつ仲の良さが明示的になってきていた虎徹達のパートナーシップが確認出来るようになるのかと思ったら、いつもに増してぎくしゃくしっぱなしでした。ただ、見たところバーナビーの方はまだ当初のスタイルを保って虎鉄の好意(おせっかい)を色々と拒絶してはいるのだが、虎鉄の方はバーナビーとの絡みをあんまり気にしなくなってきましたね。「ちゃんと飯くってる?」って聞いてるのも多分スポンサーの意志じゃなくて単なるお節介なんだろうし、バースデーサプライズをやろうっていう発想も、勘違いとはいえ純粋な好意からの行動。出会った直後の2人だったら、絶対にこんなことにはならなかったはずだ。結局、損得以外で動くことが多い虎徹の方が、デコボココンビであることに先に慣れてしまったってことだね。こちらとしても、あんまりうじうじした虎徹は見たくないので、そっちの方が助かります。

 その上で、今回一番盛り上がったのは、なんと言っても他のヒーローと虎徹のアホコントである。ほんと、この作品はどっかで見たことがある展開しかないんだけど、個々のキャラクターはパッと見格好良いアメコミ風の外見してるおかげで、ベタなコントシチュエーションでもなんだか面白い。カリーナは目立った活躍を見せた前回のおかげでキャラが固まり、自然な仕草も色々と可愛く見えるようになったし、オチ担当の牛角さんもおいしい。そしてなんと言っても、スカイハイの突き抜けたアホっぷり。元々「天然が売り」と紹介されていたナンバーワンヒーローだが、オフの時のどうしようもなさはギャグを通り越して萌えだ。あんな濃い顔のイケメンが仕事帰りの自宅で必死に馬鹿馬鹿しい脚本を覚えようと努力していたことを想像すると、あまりの間抜けさと人の良さにあきれ果ててしまう(あ、でも変身前はあの口癖は出ないんだね)。ほんと、いい職場だなー。「ライバルなんだから」って言ってたけど、あんまり険悪な雰囲気ないしなぁ。

 最終的には、お約束な展開から友情パワーを高めつつ、怪しげな敵キャラの顔見せで締め。まだまだヒーローチームの紹介エピソードの色合いが強かったわけだが、そろそろストーリーも回り始めるかな? 今回はちょっと作画面で勿体ない部分が多かったので、今後はしっかりとCGで無い場面の作画にも力を入れて笑かしてほしいものである。いや、今週も充分笑いましたけども。

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 4月29日 ドラフト模様(MBS,SOM×2)

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 昭和の日っていう祝日の名称は、昭和生まれの人間には絶対馴染まないですよね。「みどりの日」だよ。29日はみどりの日。昔実家で買ってた犬の誕生日でもある。語呂合わせでいえば屍肉の日。なんだかファイレクシアじみていて素敵なドラフトになりそうじゃないですか。

 既に「新たなるファイレクシア」発売までのカウントダウンが始まっており、気分はすっかり新環境へ。とはいえ、最近構築戦に全然出られていなくて、久し振りにショップにフライデーを覗きに行ったんですが、ひねくれ者の関西民にしちゃ、「戦隊の鷹」の数が多かった気がしますね。やっぱりあのあたりのデッキが多いのかねぇ。一ヶ月後にどういう状態になっているかは気になるところですが。ちなみに今回はプレリに出ません。連休中は色々とやりたいこともあるのでね。

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  バカ・ミーツ・バカ、第4話。新キャラ登場でようやく世界に広がりが見えたわけですが、ノリは変わらずで、むしろ芯が通った感すらある。ブレない作品ですな。

 部内でのスタンスも確立しつつある面々だが、5人の限られた絡みの中では流石にパターンも固定しがちだし、すぐに陳腐化してしまうのは仕方ないところ。例えばみっしーを巡っての恋模様では琴音とエリザベスの関係性が何となくぎくしゃくしているようで見ていて不安になるし、大自然に囲まれたコートにいないと、千歳さんの食欲キャラもイマイチ発揮しづらくなっている(寒天の妄想とか、正直意味が分からん)。繰り返しで見せているからこその不安定さ、というのは、この手のキャラものギャグでは避けて通れない道である。そこで一発、活を入れるために導入されるのが、新キャラってわけだ。そもそも、それなりの重要度でスポ根もやっている作品なのだから、ライバル校が登場しないことには話も進まないのだし。

 今回も中心となって話を引っ張ってくれたのは、なんと言っても琴音である。普段はちょっとやんちゃな恋する乙女程度の扱いだった彼女だが、いざ学校の外に出てみると、やりたい放題の腕白小僧に。見ず知らずの買い物客と喧嘩になり、いつもと変わらぬテンションで相手を丸め込もうとわめき散らすバイタリティは尋常じゃない。そして、そんな琴音に対抗するのが、赤玉中代表、澄乃である。キャラ被りしているのは勿論狙い通りだが、何が恐ろしいって、中の人が井上麻里奈であるという部分。麻里奈とキタエリ、2大飛ばし系ヒロイン声優が真っ向からぶつかったのである。そして脇には、男性マネージャーとして沢城大先生までが顔を連ねる。こんなしょうもない作品(失礼)に、現代声優の粋とも言える3人が集まってしまったのだ。こんなグランドクロスみたいなシチューエーションはなかなか無いで! と思ったら、つい半年ほど前に「学園黙示録」で集まった3人だったりする。

 麻里奈VSキタエリ。この競演が、内容がどうこう以前にとにかく声のボルテージを上げまくってくれる。ギャグメインのおかげで掛け合いのテンポも絶妙だし、アホな絵柄、適当なデザインが、好き放題な演技プランに縛りを設けないので、2人とも本当に楽しそうだ。作品の中身をそっちのけで、「これはずっと聞いていたい」とよく分からない陶酔感に支配される。周りで見ているのが菊池こころっていうのも絶妙に渋くてよいチョイスだなぁ。もう、このアニメは中の人フェスタという立ち位置で確定させても良い気がする。

 フェスティバル風味は、沢城みゆきの孤軍奮闘にも現れる。作中数少ない男性キャラで、真面目なのに自覚無しの天然っぷりという、なかなか美味しい役どころながら、明日菜に一目惚れという、突拍子も無い展開を任される玲緒。これまた本当に面倒な役どころである。エロ妄想が標準装備のヒロインに対抗し、そこに投げ込まれた男性キャラが自覚無しのエロ発生マシンというセッティングも酷すぎて笑える。今後もあんなヒロインやあんなヒロインの嬌声が聴けるかと思うと楽しみで仕方がない。

 中の人の話題しか出てこない作品はほにゃららとは常々言っているのだが、この作品の場合、中身にもそこまで大きな不満は無いことに加えて、とにかく面子が俺得パラダイスになっているので、どうしてもそこにばかり耳が行ってしまう。来週以降は、少し反省して画面の方のチェックもしたいと思います。

 俺得キャスト話ついでに触れておくと、オープニングテーマ「るーるぶっくを忘れちゃえ」が発売された。ULTRA-PRISM3枚目のシングルであるが、今回はいつも通りの曲のノリに加えて、メインキャスト陣が歌唱参加するという豪華仕様。アニメバージョンでも賑やかさは充分伝わってくるが、フルで聞いた時のかしましさは、やはり萌えソングの王道展開かくありき、という風情がある。かな恵ちゃんのキャピキャピした声やキタエリの堂々としたメロディラインに混じり、歌の終わり(「やろやろっ!」のところ)では意外にも御前の声の色っぽさが一番印象に残るという。ファンにとっては、隠れた名盤的な立ち位置になっている気がします。是非お布施を。

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利休でかすぎワロタ第4話。街中で他の商人たちと並んでると、頭一つ以上抜け出てるじゃねぇか。当時の人間が小さいとはいえ、一体何㎝あるんだよ。

 4話になっても一向にテンションが落ちない作劇に唖然。今期一番の緊張感を持ったアニメは、文句無しでこの作品でしょう。舞台設定が戦国時代という最近のアニメではしょっちゅう見かけている内容なのに、やってることが見たこともない内容なのが良い刺激になる。殺し合い、奪い合いを見るよりも、こうした虚栄と矜持の物語を見た方が、人間の業の深さがよく分かる気がします。

 今回は、乱世のファッションショーのような趣で自分の意匠を得意げに見せる左介から始まり、信長の絶頂期と、それをねめつける光秀の怪しさ。我が道を突き進む利休の隠された傲慢さと、それに異変を感じ、次第に繋がりつつある秀吉との関係などが描かれ、ビィートレイン演出のしっかりした間を維持しながらも、かなり密度の濃い物語となっている。正直、この演出技法の時点で中身の充足はある程度犠牲になるものとばかり思っていたのだが、この作品の場合、ちゃんとシナリオラインも流れており、歴史を知っていても充分楽しめるように出来ているのが本当に見事。

 そして、今回はサブタイトルにもある「ブラック」の巧さがそこかしこに確認出来る。なんと言っても本作で「黒」の体現者と言えば利休だ。最初に店の軒先に現れる利休は、極端とも言えるほどの真っ黒な影の中からぬっと姿を現し、京の往来に何とも言えぬ異物感を醸し出す。窯の前で茶碗の完成に打ち震える利休も、ずっと光源を背負っているせいで顔色が暗いままであるし、秀吉と二人で密談する時にも、明かりを正面に受ける秀吉とは対照的に、利休の顔はずっと影を帯び、暗いままになっている。彼の口から語られる「黒」への固執が、ずっと作中に尾を引いているのだ。そして、これに真下演出の真骨頂とも言える「目」の要素が絡んで実に面白い画面の色彩を引き出す。影の中に細い眼を光らせる利休のただならぬ風貌もそうだが、ラストシーンでは、黒い背景の中、かっと目を見開いた秀吉の表情でブラックアウトしていく。このカットの中で際立つのは、生来の大きな目を見開いた秀吉の目の白さである。この後の時代で利休の受け皿となる秀吉であるが、後々の彼らの関係性を思えば、この「黒に浮かぶ大きな白」という対比、対立が、何とも言えない歯がゆさと不安定さを醸し出す。「表情で止める」という演出は真下演出では定番のものだが、改めて見ると、こういう色彩の妙までも味わうことが出来るのだから、流石としか言いようがない。

 他にも、信長と光秀の会話の間に挟まれ、望遠の視点で全景に散る桜の花びらが、後のシーンで秀吉の茶室の花瓶に繋がったり、1枚1枚の絵の色彩の配置が実に見事。画面の動きが少ないだけに、演出家の意図が1つ1つ丁寧に拾っていける構成は、ファンからするとありがたい限りである。

 是非とも、正座しながら1つ1つの画面を吟味して味わいたい佳作。このまま3クールもやられるんだとしたら、いつまでこの身が持つか自信が無いわ。

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 ○「電波女と青春男」 4

 よっしゃー、これでようやく今期の新番チェックも終わり。一ヶ月の間お疲れ様でした、俺。4月以降に始まった番組を全てカウントするとその数32本。やっぱり今期は割と多いですね。既に切ってる作品も何本かあったりしますが……だって、32本全部見たとしたら1日平均4本以上見なきゃいけない計算なわけで。流石に身が持ちませんわ。

 で、そんなトリを飾る記念すべき作品だが、これがシャフトである。「まどか」が終了し、今期は「まりほり」とこれの2本か。いつの間にシャフトはこんな精力的なスタジオになったのだろう。大体において作画に粗が出たりするんだから、もうちょっと本数抑えればいいのにね。まぁ、回せるんだったら構わないけども。

 今作1話目を見る限りでは、「回せていない」という感じはしない。なんとキャラ原に西田亜沙子がつき、「化物語」の渡辺明夫に続き、なかなか嬉しい画面になっているし、シャフト的な要素は端々に残しながらも、思いの外見やすい画面になっている。「宇宙人」「電波」といった要素をちょっと捻った画面で見せるイメージのリンクも上手い。ヒロインの部屋のあり得ないような装飾なんかが分かりやすいし、深夜のコンビニに買い物に出た際のファーストインプレッションは、実に鮮烈な画面が得も言われぬ高揚感を表している。動画面でもジャイアントスイングの躍動感、ピザを食べる時の奇妙な動きなど、力を入れるところにはちゃんと入れて、抜くところは記号で処理するという、美味しいバランスが取れている。画面の質でいうならば、これまでのシャフト作品の中でも上位に入れてしまっていい作品なのではなかろうか。

 また、ラノベラノベしているとは言っても、導入のメインプロットは悪くないと思う。単純なラブコメになるだけなのだが、布団にくるまって生足だけを出した少女とのコミュニケーションというのは案外心引かれるものがあるし、一切布団から顔を出さない少女の攻略、というのは、今までに無かった設定。強引過ぎるキャラ付けとして、色々と活かしがいはありそう。最初の顔見せをクライマックスに持ってくるシナリオ運びは自然だったし、学園ものにありがちな「転校時の学校での自己紹介」みたいな流れが全部はしょられていたのも潔い。「この作品はあくまで引きこもった女の子をメインで書いていくんですよ」という流れが分かりやすく、飲み込むに充分な分量だったのではなかろうか。今後の展開で膨らみにくそうだな、という気はするが、導入の引っ張り方は及第点だろう。

 で、ここまでが全部褒め言葉であり、実際に悪くない部分なのだろうが、もう、決定的に脚本が苛つくのが最大の難点である。もっと具体的に書けば、主人公の台詞全てである(叔母さんもかなりレベルが高いが)。「遠回しなのは嫌いなんです」と言っている奴のモノローグとは思えない冗長すぎてクスリとも出来ない台詞回し、実際に音声にすることを欠片も考えていない、不自然な発話の数々は、中身がどうという以前にリズムや音感の時点で不快である。そしてこれが主人公の属性として与えられたものであるため、ず〜〜〜〜〜っと付き合わされるはめになるのだ。これは新手の拷問である。

 確かに、痛々しい台詞や、寒々しい言い回しでキャラを立てる作劇はラノベものだったらよく見ることで、実際に「化物語」の阿良々木だって充分鬱陶しいのであるが、そこは周りとのバランスと、あとは加減の問題である。「化物語」ならば、他のキャラクターも全員嘘みたいに(嘘なのだが)キャラがイカれており、そのイカれている方向性を示すために様々な「痛い会話」が繰り広げられるわけだが、それらは痛さのベクトルでキャラが付けられた上に、かみ合った時の効果を見越しての、全体を作り出すキャラ設定だった。他方、こちらの作品の主人公の場合、単に「とにかく台詞を引き延ばすために雑音を無作為に付け加えているだけ」としか思えない。そして、そんな痛さのベクトルが、叔母さんのキャラクターにも共通してしまっており、とにかく「同じ味つけの痛さ」が延々続く。要するに、痛いのは原作者であるということだ。単に作者の台詞作りのまずさが、全編にわたって、どのキャラの口をついても出てくるのである。いくらテーマに「電波」を掲げているとはいえ、これだけの不快感は頂けない。

 一応のフォローをしておくと、原作者はアニメ化を前提に作品を書いているわけではない。ラノベ媒体であの台詞を見たら、ひょっとしたら自然な流れに見えたり、そこまで行かずとも、読者の許容範囲に収まるラインのものである可能性はあるだろう。だが、それを実際にタイムラインのあるアニメにそのまま落とし込むことは出来ない。シャフトは「化物語」を作り上げた功績があるが、あの作品の場合、原作者が本当に心を砕いてアニメ用の脚本も監修し、整理していったらしい。この作品に、そこまでの心遣いは感じられない。「これが原作の味なのだから」という言い分もあるだろうから脚本担当を責める気も無いのだが、「これを受け入れられる層は限られたものになる」ということは意識せねばなるまい。ま、ラノベのキャパ自体がそんなものなのかもしれないが……きっついなぁ。

 ということで、作中の技法を使わせてもらうなら、西田亜沙子キャラで+1点、基本を守り、動画でも見せた秀作演出で+1点、そして台詞全般でー3点。トータルで、-1点である。これって慣れる日が来るのかねぇ……慣れたくねぇな。

 もちろん、とにかく台詞量が多いキャラをやっている中の人は大変。入野自由だから出来ることなのだろうが、本当にお疲れ様としか言いようがない。彼をして不自然さが無闇に残ってしまうのだから、いかに脚本が無体なものかがよく分かる。そしてメインヒロイン役は、ついに主人公クラスをゲットした大亀あすか。初期の舌っ足らずで何言ってるか分からないしゃべりは、逆に難度が高い演技になっていたので、なかなか見事なものだと感心した。かわいらしさも充分アピール出来ているので、この作品が成功すれば、代表作の1つにカウントされることになるのだろう。是非とも頑張って頂きたい。

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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