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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 小林ゆうの、小林ゆうによる、小林ゆうだけの第4話。画伯が本気になると、基本的に周りの人間には迷惑以外生じない。しかし、観ている方は、このカオスが癖になる。

 前回からの引きで、新キャラ一ノ瀬凪が登場。その後の話は、あまりに露骨な性別ネタや、テンプレート感満載の極道一家の話など、本当にどうでもいいストーリーなのは間違いないのだが、何故だろう、この作品は嫌いになれない。今回はやたらと書き文字が飛び交う、一際忙しい画面展開だったが、この雑多な賑々しさが、この作品を「単なるベタなギャグ萌え作品」と一線を画す要因になっている。いや、「単なるベタなギャグ萌え作品」なのは間違いないんだけどさ。細かいところでいちいち笑いを取ってくるサービス精神が、私の場合は結構いいところに入ってくるのだ。

 凪の登場シーンから、もう画伯のエンジンは全開の様子。一方的に振り回す先輩を相手に、潤平はいつものようにややマイクオフ気味で必死の抵抗(アドリブ突っ込み多数。浅沼君が頑張ってる)。もちろんそんなものに聞く耳を持つ相手などおらず、凪は暴走、水野もいつもの調子でかっとばしてるし、唯一常識人であるはずの加奈子ですらよからぬ妄想で自制が効かない様子。そのまま凪のペースに飲まれる形で生極(生の極道の意)の屋敷へと連れ込まれ、うれし恥ずかし告白タイムと、ささやかなサービスであるバスタイムへと続く。……この作品も別にエロはいらんなぁ。巨乳アピールなら郵便屋のおねーさんの出番を増やして下さい。

 あとはまぁ、スーパー画伯タイムを楽しむだけでいいんじゃないでしょうか。雷を怖がって付けてる耳当てが「ハルヒちゃん」で長門が使ってたやつ、とかいう小ネタもあるにはあるけどね。いっつも不思議に思うのだが、彼女はいつ何時も真剣勝負なんだよなぁ。得意の物まねの猿なんかを演じている(?)時と、こういうエキセントリックでやりたい放題な役を演じる時と、ふつーに真面目な役を演じる時と、全部一緒なんだろうなぁ。他の役者なら「遊べる役」なはずなんだけど。

 ところでこのアニメ、ネコの話だったはずでは…… 

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 ヘイは酒ばっかり飲んでないでさっさと赤飯炊かなきゃいけない気がする第4話。1クール作品だという噂をちらほら聞くのでさっさとシリアスに邁進するのかと思っていたのだが、見たところ特に急かすような様子もなく、じっくりと話が進んでいる。

 あの窮状をどう逃れたのかよく分からないが、とにかく船でロシアを抜け出し、北海道にたどり着いたヘイ一行。すっかり感情に乏しくなった蘇芳はカメラの趣味を忘れ、ヘイに無理強いされない限り笑顔も見せなくなってしまった。華やかな少女の笑顔が消えてしまったことで、今までこの血なまぐさい作品を何とか明るくしていた要素が全て消失。あとは冷めた目をした少年少女と、すっかりアル中になってしまったひげ面親父の奇妙な共同生活の物語に。ただ、その割には作品自体の雰囲気はあまり暗くなっていないのは不思議なところ。

 今回新キャラとして、「どこかニカに似ている」という受け取り方次第では死亡フラグにしか見えないコメントをいただいたノリオちゃんが賑やかしとして登場したわけだが、テンポ良く、あまり沈み込まずに話が進んでいるのはそうした単純な理由だけではないだろう。見事なホバリングでモモンガ生活にすっかり馴染んでいることを示すマオの活躍や、方舟を経営するオカマとのやりとり、そして蘇芳の「初めて」のくだりなど、殺伐とした中にも奇妙なおかしさが組み込まれている(オカマのマスターが何故ナプキンを所持していたのかは今回最大の謎である)。真っ青な蘇芳の「笑顔」が面白くて仕方なかったし、ラブホテルに置かれたラーメンに描かれた下世話なオットセイなど、1つ1つの要素が絶妙に相互連携しているのが心憎い。気付けば今回は脚本に岡田麿里、コンテには五十嵐卓哉と、鉄板の布陣であった。道理で観ていて気持ちいいはずだ。

 もちろんストーリーは着実に進行しており、霧原さんは一ノ瀬と名を変えて三号機関入り。謎の情報屋マダムオレイユとの接触を持つ(ついでにキス魔姉さんにロックオンされる)。他の機関の動きは今回確認出来なかったが、ヘイは事前情報で所属していると言われていたCIAからは既に離脱した後のようで、誰の指示で、そして何のために蘇芳を能力者として育て上げているのかが謎のままである(あとジュライの行動原理もイマイチ分からない)。東京までの道のりは険しそうだが、また1期と同じ規模の事件が起こるとしたら、なかなかとんでもないことになりそうである。

 そういえば、結局蘇芳の能力はライフル召喚術で確定みたいなのだが、なんかもう少し面白そうなネタにならなかったもんだろうか。まぁ、個人的には幼女の体内からあり得ない長さの銃が引きずり出されるビジュアルは結構気に入ってるんでいいんですけどね。今回の召喚シーンで、改めて「あぁ、やっぱり重いよね、それ」ということが確認出来たのはよかった。そして対価は「折り鶴を折ること」。ただ、「方舟」の箸袋で中途半端な鶴を作っただけでもクリアになっていたようなので、どこまで厳密なものなのかは定かでない。そんな彼女がライフルで鶴を狙撃したことは、自分の能力者としての存在に対する皮肉めいたメッセージを感じられるような気もする。彼女の「合理的な判断」は結局鶴に銃弾を当てることを拒否したわけだが……さて、どんな感情が残されているやら。

 今期のアニメは、ピラルクを乱獲したりタンチョウヅルを狙撃したり、絶滅危惧種に対する配慮に欠けている気がする。 

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  癖の強い演出も、早くも馴染んでしまっているのが恐ろしい第2話。方針が理解できるだけで、煩雑に見えた画面の情報が実は非常にシンプルで分かりやすい情報の集合だと言うことが理解できる。ある意味、至極まっとうな作品といえるのかもしれない。

 2話目の主人公は、チンコが勃ちっぱなしになってしまうという、世にも恐ろしい疾患に見舞われてしまった公務員、田口哲也。顔は櫻井孝宏。病気の原因は一方的に浮気をして離婚していった元妻へのストレスで、溜まりにたまった鬱憤をはらさんと四苦八苦する姿は、コミカルながらも非常に痛々しく、なまじ実写混じりであるためか、ギャグとして処理しきれない嫌な現実味がある。確かに回りにはとても説明出来ない「病」であるし、もしばれたら言い訳のしようがない。区役所の職員が全員女性ってのは流石にないだろうが、町中でも仕事場でも、一切気の休まる暇がない。

 今回はあまりに下卑た題材だけに、描かれるべきものは非常に明確で、田口視点の視界に飛び込んでくるのは、どれもこれも女性の刺激的な映像ばかり。普段ならば「サービスシーン」として処理される部類のものなのだが(まぁ、この作品の場合はあまりエロさは感じられないんだけど)、彼の苦境においては、それは単なる苦行にしかならない。行く先々でやらかしてしまう失敗も、男性ならば心静かに同情してしまいそうなものばかりだ。個人的に妙な説得力があったのは、数ある「サービスカット」の中でも、やけに情感が籠もっていたのが職場の同僚の、ごく普通の、特に露出があるわけでもなく、ボリュームがあるわけでもない胸元のカット。一般的な意味での「セクシー」でなくとも、普段見慣れている刺激とも言えない刺激が、否応なく病の重さを伺わせることになる。

 そして、そんな彼の最大の心因である元妻との関係性が、今回の山場となる。自分と連れ合った時には想像も出来なかった彼女の現状を見て、とにかく全てをぶちまける算段をする田口。しかし、結局ぶちまけることが出来たのは脳内だけで、彼女から懐妊の報告を受け、一言「おめでとう」とだけ言ってその場を去る。「この淫乱女が!」と「おめでとう」。あまりに違いすぎる理想と現実だが、その「現実」の方が、結局彼の目指すべき答えだったというオチ。陳腐な結論ではあるのだが、最後の同僚に向けて言い放った「言わないよ」の一言のおかげで、なかなか味のある読後感(視聴後感?)に仕上がっていた。流石に小説原作だけあって、ベースとなるシナリオラインは良くできている。

 そして、そうした分かりやすいシナリオラインを盛り上げるのが、この作品独特の一見エキセントリックな画面描写である。とはいっても、冒頭で書いたように、冷静に見れば実は非常にシンプルな構成理念で仕上げられていることも見て取れる。分かりやすい例で言えば、田口の怒張したモノを表現する様々なメタファーは、単一の対象の目先を変えることで画面に変化を出す効果がある。最も頻度が高く、最後には田口の顔と入れ替わったりした「サイの顔」や、背景に見える雄大な赤富士、よく分からない機械のシルエットに、鞄を引っかけてぐるぐる回す描写まで、当然「直接描くことが出来ない」対象ながら、画面に様々な形で姿を現して飽きさせない工夫がなされている。

 他にも、元妻との思い出が大量の写真の中で変化を起こし、田口の心的な状態を表してみせるカット、メインとなる登場人物以外を紙人間で処理して重要度の差を付ける演出など、物語の筋を見えやすくするために、情報の取捨選択を行った結果の産物が、独特の色彩を生み出しているのが面白い。個人的にはちょいちょい登場する「福井っち」の存在だけはあまり感心しないのだが(今回最後の説明は流石に興ざめだった)、それらも含めて、「説明のための画面」がきちんと作品のための要素として解題されているのは見るべき点であろう。興味の尽きない作品である。

 最後に、お約束ながらキャストの話。今回観ていて愉快だった理由の一つに、主人公田口役の櫻井が非常に楽しそうだった、というのがあるだろう。良くも悪くも本人に「合う」役どころだったと思うし、ちょいちょい入るアドリブじみた台詞も面白かった。そしてたまらんのが、元妻役の大原さやか様である。不倫が原因で分かれた女やもめの役。なんでこんな役が多いんだろう。浅野真澄大先生から「幸薄そう」と言い放たれた経歴は伊達ではない。まぁ、今回は幸せそうでしたけどねぇ。結婚して幸せになったキャラがアリシアさんしか思い浮かびません。今後とも、ハチクロの理花さんを越える幸薄キャラを切望します。

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 トゥイードゥルディがニコ厨になっているという衝撃の展開を見せた第2話。1期では全く含まれていなかったおふざけ要素に、正直面白いとか凄いとかいう前に呆然としてしまった。これって……望まれてる方向性なのかなぁ。

 1話では顔見せ程度だったので単純に切った張ったの活躍を見せてくれた主人公コンビだったが、今回はより分かりやすい形でその内面が描かれる。アスクールのお気楽極楽っぷりは想像以上で、どこからどう見ても純正アホの子。こんなんでもESメンバーの候補生になれるってんだから、初期メンバーは草葉の陰で泣いているに違いない。特殊能力は今のところ瞬間移動(と優れた身体能力?)ってことになっているのだが、流石にそれだけだと物足りない気もする。もうちょっと何か付けて欲しいもんだけど。

 そしてもう1人の主人公であるクフィーユに至っては、現時点での描写では「単にめっちゃパソコン得意な人」にしか見えない。警備システムに対して「眠らせた」という表現を使っているところを見ると、諸先輩方と同じようにある程度直接システムに介入できる能力を持っているということだろうか。それにしたって、スーパー電人だったリュミエールや手数でも勝負出来るトゥイードゥルディと勝負になるとは思えないのだが(実際勝負にならんかったし)。でもまぁ、今回はアスクールに振り回されるだけでなく、途中からはムキになって必死で先輩に挑むような単細胞な部分もあるみたいで、意外とお似合いのコンビなのかもしれない。先代主人公たちも「じゃっじゃ〜ん」なエクレールと「女の子はエレガントに」のリュミエールだったわけだが、今回のコンビは「年寄り」だった彼女たちと違って若さによる補正もある。その未熟さがいい方向に出れば、今後のシナリオにもある程度いい影響は出るんじゃなかろうか。これでまた何百年も生きてた存在だったりしたら……どうしよう。可能性が無いわけではないのが怖いな。

 とまぁ、一応主人公2人に対しての興味はそこそこ保持される展開。そして旧作ファンにはうれしいシーン(トゥイードゥルディのドールとか)もちょっと見えて、ボチボチ見られそうな2話だったのは安心した。個人的には「カボチャプリンの歌(作詞作曲・白石稔)」とか、エンドロールで流れるアスクールたちのCV欄とか、アイキャッチとか、エンディングで別窓に流れる2人の様子とか、そういう細かい部分でのパロディは面白いと思えるし、主人公2人の掛け合いのテンポも決して悪くない。懐かしさ補正をギリギリ維持しつつ、ハラハラしながら見守っていきたい。

 ただ、露骨なパロディは余計な敵も作る気がするので、もう少し冷静に、きちんとキャラクターで売れるような作品にしてもらいたいとも思うけどね。

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 バカは死ななきゃ治らないらしいが、この作品のスタッフは死んでも治らないだろうことは疑いようもない第4話。フライングパンツというかつてない未確認飛行物体を生み出したスタッフは、そんなあまりに捨て鉢なガジェットにすら、きちんと天寿を全うさせたかったらしい。ある意味親心か。

 始めから仕舞いまで、ぶれることなく下着類の話で埋め尽くしたシナリオ展開。冒頭アバンの飛来するパンツの大群は、一瞬であのときの悪夢を思い出させるに充分。しかも今回は密集度合いが半端じゃない上に、智樹の回りに懐いた様子で飛ぶ、声を上げて鳴くなど、さらに「血の通った」描写が増えている。あんな恐ろしいものに愛着を覚える智樹も問題だとは思うが、ここまで作られると、文句を言っていいものかどうか。まぁ、丁寧なモデリングが1話限りの使い切りにならずに良かったと思うのが正しいのか(?)。

 そしてイカロスのカードを使っての、そはらのささやかな復讐が事件を呼ぶ。「智樹の見たパンツは全て爆発する」という、杜王町のサラリーマンが持つスタンドばりのセッティング。こんなとんでもないことを思いつく時点でそはらも充分おかしい人間である。そして、そんなちょっとした茶目っ気にも、智樹は「爆発返し」で意趣返しをしているのがひどい。智樹の計略でそはらの履いていたパンツが爆発するシーンでは、あてつけのように「ゴミ箱をひっくり返して餌を漁るカラス」の映像が流れる。「智樹も悪知恵が働くもんだ」という視聴者の感想を、そのままカラスのメタファーに仕立て上げているわけだ。そはらのチョップ乱れ打ちシーンなんかもそうだけど、この作品は要所要所でカットインする全然関係ない画が無駄に面白いから困る。

 そして今回一番気が狂っとるのは、一晩かかって家中、庭中にパンツを張り巡らせた智樹のぶっとびっぷり。いかに「健全な男子中学生」だと言っても、あれは流石に限度を超えている。そもそも健全な男子ならパンツそのものを飾るより前に目指すものがあるだろうに。廊下のデコレーション、庭のクリスマスツリーときて、トイレのオブジェに至っては何がしたいやら。

 そしてさらには「お宝」防衛のためのパンツロボである。これもわざわざ3Dでモデリングしているのだろうか。とても元がパンツとは思えない滑らかなデザインは、智樹の狂気をはらんだセンスを嫌というほど感じさせてくれる。……やっぱりこの世界おかしいよ。そして、何よりもおかしいのはエンディングで1つ1つ流れていった「智樹のお宝☆コレクション」のラインナップか。全く注意して見ていなかったのだが、エンドロールでわざわざ表示されたので確認してみると……なんじゃこりゃ。やたら無駄な面子が携わっているじゃないか。西田亜沙子が携わったエロコンテンツとか、ものすごく欲しいんですけど。……こういうところで気合いを入れる意味が分かりません。本当にバカです(褒め言葉)。

 一応Cパートでは新キャラが登場して、次第にシナリオもシリアス路線に進んでいくんだろうけど……このまんまでもかまわんのだがなぁ。

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 エンドロールでちゃんと「協力:円谷プロ」の表記があって安心した第3話。きちんとそこにはこだわるんだ……いや、いいと思います。ピカチュウや仮面ライダーよりは人間の男性に近い気はするしね。

 1つのクラスに2組もの百合ップル(候補)がいるというあり得ないパラダイス状態のこの学校。片方の百合がもう片方の百合のキスシーンを目撃するところから、「キス」を題材にしたもやもやが展開する。授業中にまでおのが願望を夢想する汐はちょっとした異常者にも見えるのだが、それに振り回される純夏も充分変な子。お弁当のシーンでやきもきしながらやけ食いする姿や、欲求不満のはけ口を武道に求める不器用さが非常に愛らしい。眼鏡を外した純夏さんもなかなかきれいでした。

 そして、夕暮れの教室で起こる、幸せなのか不幸せなのかよく分からないキスイベント。汐のベタベタな誤解からハプニングとして起こったイベントだが、純夏からすると据え膳である。誤解を知った時点ですぐに言い訳をすればいいものを、それをせずにちゃっかりいただくものはいただくあたり、卑怯ではあるのだが誰も責められまい。汐だって別に不愉快になったわけでは無いだろうし、誰も損をしないのだからごっつぁんである。ただ、あのシチュエーションだと、汐の視界からは当然純夏が見えるので、汐にとっての方がよほどファーストキスになる気がする。純夏視点だと目の前にいるのはあくまで光の巨人なわけですから。でも、肩を握って本気で奪いにいったところをみると、練習とは言っても充分「記念碑的」出来事。純夏の複雑な思いはどんどん訳の分からない方向に溜まっていく。

 そして決め技となるのは汐のリップクリーム。あれはもう、核爆弾クラスの破壊力がありますよ。どうやら純夏は律儀にも使えずにいるようだけれど……淫獣の前に餌を放り投げているようなもの。とりあえず「同じ商品を買ってそっちを返す」案を推奨します。あ、ついでにもらってきたお面の方も大切にしないと駄目だね。

 実を言うと、この作品は今期数少ない「ストーリーが普通に面白い」作品。キスシーンの気合いの入った描写もさることながら、朱宮に「あぁ〜、キスしてぇ」とぼやいたり、妄想してチェストしちゃった純夏など、顔に似合わずコロコロ変わる表情が非常に魅力的である。本筋と関係ないところで朱宮君が某ましまろの笹塚のような扱いを受けているのも無駄におかしい。これから少しずつキャラクターも増えていくみたいだが、本筋の面白いところは出来れば逸れないで欲しいもんである。まぁ、百合っ娘千和ってのも珍しいので、そちらが気にならないではないが。 

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 御坂(の中の人)にスープカレーを飲ませるという神をも恐れぬ所業をやってのけた第4話。あ、でもタイカレーは大丈夫って言ってたから、案外スープカレーも平気なのかな。何にせよ、あんなまずそうな飲み物もなかなか無いとは思うけど。

 サブタイトルからすると妖怪「脱げ女」の方がメインのはずだが、早くも4話目にして登場してしまった上条さんの方にどうしても目がいってしまう気がする。なにせ登場から1分と空けずに説教開始ですよ。いい加減にして下さい。しかも久しぶりに登場したせいか微妙に声が変な気もするし、作画が変わったおかげか顔まで何か長い気がするし……お前よりもインデックスが見たいんだよ。インデックス連れてこいよ。あまりにハブられたおかげで他の作品に出演しちゃってるらしいじゃんかよ。時系列的にまだ駄目なのかなぁ。

 というわけで、今回は仲良しグループの活躍は控えめ。気怠い田中敦子ボイスというなかなか貴重な声を聞かせてくれる脱げ女との散歩、および上条さんとのバトルを中心にストーリーが展開する。賑やかしがいなくなり、ようやく御坂が主人公らしい出番をもらい、さらに上条さんが絡んだおかげで照れたり震えたり猛ったりと素晴らしい百面相。全ての技を封じられるという慣れない経験をした後には普通の女子中学生になってしまい、顔を真っ赤にしておびえる御坂は眼福もの。上条さんが出てくるとイライラするのだが、彼が出てこないと御坂のこういう表情は見られないというジレンマ。仕方なし。

 しかし、ストーリーが進むとこの作品の最大の難点である「あまりにおかしなストーリー進行」が浮き彫りになってくるのが気になってくる。1期のアウレオルス戦などは開いた口が膝まで落ちるようなあり得ない展開に呆然としたものだが、今回も脱げ女史の「最近の若い子はそんな考え方をするものなのだな」のくだりとか、本当にサムくて仕方がない。「論理的に考えるのが癖になってしまった」という発言自体が論理的でないし、論理的な人間はどう考えても他人に対してあのような行動はとらないだろう。いかにもラノベ的なキャラクター造形ってのは、これだけアホみたいにこのアニメを楽しんでいても、どうも気になって仕方ない部分である。

 シナリオラインの不安定さは、能力バトルにも直接関わってくる。今回「砂鉄をまとめて謎の鞭縄を構成する」という、とても元の能力から派生できるとは思えない技を披露した御坂だったが、この世界の「能力者」は技の発展に制限は無いんでしょうかね。対価も払わずに電撃と物質変換が同時に行えるなんて、どこぞのBK201もびっくりである。まぁ、それでも無敵の上条さんには通じなかったわけですが……大量の砂鉄を巻き上げてたたきつければ、マジックキャンセラーなんか関係無しに踏みつぶせると思うんだけどね。「魔力が消されて通らないなら『発生した効果』をぶつければええ」って六課の八神隊長も言ってましたよ。しかも上条さんのAMFは空間に展開せずに右手だけですから、なんぼでもつぶせる気がするんですが。主人公補正って強いなー。

 ま、なんやかんやと文句は有りつつも、今作はアニメ的な見栄えとキャラ萌え要素だけでクリア出来てしまうんですけどね。結局御坂にデレ期は訪れず、脱げ女との出会いだけが残って次回へ続く。シリアス展開になっていくんかと不安ではあったが、きちんと最後は黒子の暴走で落としてくれたので一安心。黒子は自分で脱がすのは構わないのに、おねぇ様が人前で脱ぐとなると逆上するのね。それにしても、上条さんとのバトルシーンなんかよりも、初春に迫ったり御坂に襲いかかる黒子のアクションの方が見応えがあるのって、どうよ。 

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 「いちいち別キャスト呼ぶのも面倒なので沢城さん兼ね役お願いしまーす」みたいなやりとりが容易に想像出来る特別編2本目。今回は大家さんに出番がなかったから別にいいんだけど、いくら何でも便利すぎる気がするぞ、沢城みゆき。

 前回はひだまり荘がメインで色々とギミック満載のお話だったが、今回はメインの舞台が学校で、比較的ぶれないスタンダードなお話。コミックス4巻以降のエピソードを消化していくとどんどん3期の内容が想像出来なくなっていくのだけれど、大丈夫なんだろうか。

 冒頭、この作品では珍しいサービスシーン(?)にいきなり目を引かれる。ゆのの見た夢はアニメオリジナルの演出で、「雨の日」を演出する以外あまり意味はない気がするのだが、何故か一糸まとわぬ姿のゆのが微妙にセクシャル。この作品の場合はどこをどう転んでもエロで売るようなことにはならないのだが、普段なかなか見ない画なだけに、なんだか緊張してしまうような危うさがある。考えすぎだとは思うのだが、背中から水中に沈んでいく演出は現在放送中の「夏のあらし 春夏冬中」のオープニングアニメーションとまったく同じ構図になっているのだが、セルフパロディなのか、それともたまたまなのか。まぁ、あんまり関係あるようには見えないけど、今週放送の「夏のあらし」ではリアル版ひだまり荘も登場するなど、相変わらずシャフトは自社作品に対して容赦がないので、色々と邪推しながら見るのも楽しい。

 Aパートの話は、前回出番が少なかった鬱憤を晴らすかのように吉野屋先生が大活躍する。ようやくスポットが当たった益子先生の不憫さは同情するが、それでも珍しく先生らしい振る舞いをしている吉野屋先生の勇姿を思えば我慢してもらうしかないだろうか。コミックでは表現しきれなかった美術準備室の無駄な華やかさや、うまくいかないゆのの裁縫と段違いの吉野屋先生の華麗な手さばきは流石の一言。「悪い先生でないのは分かっているんです……」。校長の苦労も忍ばれますが。

 Bパートはゆのっちの捜し物のお話。本筋とは関係ないところで何故か今回も夏目がラッキーハプニングを満喫していたのだが、3期では夏目の出番がもっと増えたりするのだろうか。ラストシーンでゆのがスケッチブックに描いていた夢のイラストはものすごい精密な描写で感心させられたのだが、思えばゆのがどの程度のスキルを持っているのかってよく分からないんだよね。確か学校の課題ではあまり成績が良くなかった気がするけど……目標を持っているならば是非頑張ってほしいもの。でも、GAのキサラギと違って、ゆのっちはそこまで努力しているような描写はあんまり無いんだけどね……ひだまり荘には宮子、GAにはキョージュやノダ。天才型とつきあう努力型主人公の苦労は絶えないようである。

 何事もない普通のエピソードながら、これをもって、「×365」は完全に閉幕。次にお目見えするのはおそらく乃莉となずなが現れる春の話になるのだろう。またみられる日を楽しみに待っております。

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 Aパートが御坂、Bパートがインデックスで構成されてた気がする第3話。さとりなのさとりなによるさとりなの番組。それでいいと思うのだけど、残念ながらこんだけ活躍するのは今回で終わりそう。まぁ、この作品でもインデックス井口の仕事を奪ってはまずいから。

 というわけで、個人的には声のことだけしか頭に入ってこなかったエピソード。佐藤利奈ボイスの性に寛容なおねーさんキャラというのは実にレアで、こんな機会でも無い限り聞けない台詞が盛りだくさん。なんかもう、それだけでいいや。アニメとして見るべき点は……毎回増えていく取り巻きのネコの数かな。今回の依頼ネコの1匹がニャムサスのことを「ニャムねぇさん」と言っていたのが何か面白かった。

 そしてBパートは潤平と水野の出会いのエピソード。ある意味劇的な出会いだったようだが……アレで惚れるのもどうかと思うけど。ドロップキックからマウントの平手打ちが衝撃の出会いって、なかなかマゾヒスティックな展開ではあるが。なんでこういう漫画の設定だと入学したての新入生が式の前に学内をぶらぶらする時間があるんだろうね。絶対にオリエンテーションとかクラス配置とかでびっちり予定が詰まってると思うんだけど。あと、式の途中で校長の話の後に拍手してたのも分からない。普通、校長に拍手はないだろ。

 オチは加奈子に引きずられる潤平と、奇妙な先輩に声をかけられる水野。加奈子はデレ期になるのが早すぎるな。前回は単に誤解が解けただけで、別に彼女になったわけではないと思うんだが。そして、新キャラの先輩は……次回予告を見る限りではこちらも変な人みたい。そして、中の人が画伯なせいで性別が分からない。次回がサービス回っぽいので、先輩も女かね。陸上部で男女混合ってことはないだろうしな。今のところどっかおかしなキャラクターしか登場してないので、小林ゆうがキャストに当てられて、まともなキャラで終わるはずがないと期待したい。でも、学園メインになると女子大生アルバイターの出番は確実に減るジレンマ。ジーザス。 

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
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