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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 アイキャッチでのジモッティさんとの夢の共演に何となく心躍る第4話。別にどうでもいいキャラクターなのだが、原作でもやたら存在感があったのは、多分ウメスが普段あんまりリアル系の造形を描かないからだろうね。そういやウメスがここ2話ばかり出演してないな。コミックス5巻の作業で忙しいんだろうか。

 今回は、これまでと異なりAパートBパートが両方とも新年の話で、新入生コンビも出ずっぱり。これまでは小刻みに去年の分の回想エピソードを挟んでいたためにどうしても細切れになっていた印象が強かったが、ようやく「新しいひだまり荘」をゆっくり見られた気がする。まぁ、どうしても1話分のシナリオとしては短いため、要所要所でテンポが悪くなってしまっているのが気になる部分ではあるのだが。せっかくのシャフト作品なんだからあまった尺はおふざけに使えばいいと思うのだが、今作はそうした「余剰パーツ」は本当に少なくて、何故かいちいちキャラクターが歩く描写を間延びさせて埋めるという、あまり感心できない手段で引き延ばしを行っている。もう少しコンテ時点で見直してくれりゃいいのに。

 でもまぁ、今回はオリジナル要素の絡め方などもそれなりに有意味であり、新年エピソードの中では一番楽しめたと思う。アイムホームに出かける原作準拠のエピソードはそのままでその中に自然なオリジナルエピソードを挟み込んであるので、原作では見えにくかった新入生が次第に打ち解ける様子が垣間見える。また、道すがらゆの達に吉野屋先生のことを話して聞かせる乃莉とか、いかにもありそうな普通の会話が何とも「ひだまり」っぽい。また、オリジナルという点で気に入ったのは、新入生にご飯を食べさせるために、ゆのが自室からテーブルを持ってくるワンシーン。これまで原作中では具体的に6人がまとまって食事をするシーンは歓迎会以来描かれていないが(カニチャーハンのエピソードは多分そうなんだろうけど)、どうやって6人が同じ席に着いていたのかをさりげないゆのの気遣いで演出したのは面白い。

 そしてきちんと顔を出している大家さんと、ようやく現れたアニメオリジナル伏線とおぼしきトマトの苗、校長のまねをして相変わらずどつぼにはまる吉野屋先生、さらに本当にどうでもいいことでデレる夏目の極端な様子など、オリジナル要素が浮かないできちんと日常に含まれているのは評価すべき点だろう。だんだんこのテイストにも慣れてきたので、このまま練度を上げていって欲しいもんです。

 そして前回のオープニングに続き、今回はエンディングが「正式版」へ。前作、全前作に比べると具体性が高くて「らしさ」という点では微妙だが、オープニングが4人歌唱だった分、新入生にスポットを当てた爽やかな画面に仕上がっているのは良い。ようやく、これでこのアニメも一応の「完成」かね。

 新入生といえば、流石にここまで来たら「なずな氏の中の人も特に悪い部分は見られないね」ということは書いておかねばならないだろう。むしろ、小見川千明は過去2本の出演作でなんであんな音域の役を回されたのかが謎である。どんなオーディションの応対をしてたんだろう。そして乃莉の中の人は、相変わらず地声の気配が全くしない。これまで何作か見てきたけど、原田ひとみの場合は地声が一番アニメっぽくて現実感に乏しいな、ハラダチャーン。そういえば、ひだまり荘って某ピュアな紳士の社交場とキャストが3人も被ったのか。 

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 オープニング中に入るダイジェストの構成の妙に感心してしまう第5話。これまでも随分すっきりとその回の勘どころをまとめてくれるな、とは思っていたのだが、きちんと既知のエピソードからの引用だけでその回の復習が出来るように構成するってのは、結構神経を使う作業。やっぱりどうしても視点が散漫になってしまう構造を持つだけに、そのあたりには気を遣っているようです。

 今回の語り手は、1話からストーリーに絡み続けている紀田正臣。彼のキャラクターは一貫して「軽い」「適当」というスタイルが貫かれており、濃いぃ面子の集うこの池袋では陳腐なイメージもあったのだが、今回のエピソードで自ら信条を語るに至って、ようやくその内面が見えてきたようである。実際、彼は軽薄だ。嘘みたいな女性観を持っているし、それを臆面もなく体現できる神経の図太さは生来のものであるだろう。しかし、どうやらその裏側に真っ正直な芯が通っているのも事実なようで、今回は親友の帝人に対する接し方に常に神経を払っている様子がよく分かる。どうやら「黄巾族」と呼ばれるカラーギャングとの因縁もあるようだし、薄っぺらいと思っていたキャラクターに少しずつ肉付けされていくのを見守るのはなかなか面白い。

 また、今回のエピソードで紀田を語り手に選んだのは、紀田自身に対する掘り下げもあるだろうが、帝人と園原を加えた3人の青臭い高校生青春視点を描くのに最も適した人材だ、という理由もあるだろう。園原が行方不明になった(元)友人について語るシーンと、それに対して帝人が初めて主人公らしいはっきりと意味のある返答をするシーン。この2つの場面は、はっきり言ってかなり臭い。園原の淡々と自分を語りながら過去を振り返る様子はちょっと現実感に欠ける奇妙な情景であるし、それに対してきっぱりと拒否、提言を行う帝人の態度だって、いかにもお話的で何とも馬鹿馬鹿しいシチュエーション。言い換えれば「ラノベ的厨二臭」がする。しかし、こうしたこっ恥ずかしいシーンであっても、それを見ている紀田が元々飄々として、責任感の薄い態度を一貫して示しているために、何となく飲み込めてしまうくらいのレベルにまで落とし込まれる。一見すると子供じみて見える紀田の態度も、実際は帝人や園原といった「友達」を的確に見守る優れた観察眼と判断力によって成立しているものであると分かるわけだ。原作ままなのか、それともアニメの脚本で考えられた構成なのかは知らないが、この配役はなかなか面白い。

 そして、そんなハイスクールライフ以外にも様々な不思議がまたもあふれ出す池袋の街。セルティは切り裂き魔に出会い、帝人のクラスメイト、矢霧はストーカーに追いかけられた過去を持ちながらも謎の女性と逃避行。「池袋最強」を追い求めるレポーターに、チャットに現れた危険な参入者。そうそう、紀田との思い出を抱えた病院の少女なんてのもいる。臨也はあれだけガミガミ言われたのにまた平気で池袋に来てるのかな。

 前回までは収束気味かと思っていた群像劇が、再び拡散し、ファクターをちりばめる。この緩急の付け方は視聴者としてはありがたい。次はどこに視点が向くのか、池袋はどこから切り取られていくのか。良い感じで次も楽しみです。

 それにしても、首がないのに何でセルティは色っぽく見えるんだろうなぁ。 

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 <白>

 今回もリミテッドでの勢力図を基盤とするため、コモンのカードを中心に各色の可能性を探っていこう。といっても、わたしゃプレリにも出てないし、ぶっちゃけゼンディカー環境のリミテッドも充分な数プレイしているとは言い難いので、現時点での妄想トークになりますけど。一応、言い訳しておかないとね。

 で、まずは白。ゼンディカーにおける白は、赤などと並んで速攻ウィニーの色合いが強く(まぁ、この環境はどの色も似たり寄ったりだが)、中でも「コーの空漁師」の使いやすさは尋常じゃなかった。ただ、除去として有用なカードが「未達への旅」1枚だったためにどうしても赤やまとまった黒に比べると迫力を欠き、2番手、3番手に落ち着いていた印象である。新たにワールドウェイクが加わって、白はどうなるだろう。

 コモン10枚のうち、白がクリーチャーに割いているのは6体(ゼンディコン含む)。その中で文句なくトップに来るのは、キッカーで自由にサイズが選べるフライヤー「天頂の鷹」だ。3マナ2/2フライヤーは「空漁師」の味を覚えてしまった後では少々物足りなくもあるのだが、やはり基本サイズなので抜群の安定感を持つ。状況次第では3/3などで登場できるのもありがたいところ。その他、上陸すれば2/2フライヤーの「巣立つグリフィン」、装備品さえあれば2/2フライヤーの「帆凧の弟子」と、条件付きながらも序盤の攻勢に出られるカードの数はそこそこ。流石に「空漁師」「ステップのオオヤマネコ」「コーの装具役」「コーの鉤の達人」などが固まっていたゼンディカーよりもスピードは落ちるだろうが、一応軽いパーツに関しては基準値には行っているだろう。どちらかというと問題は後半のマナ域で、4マナ以上のクリーチャーは3/3先制と平凡な「戦いのハルダ」だけ。サイズゲームになったら勝ち目は無いので、前のめりだけを考えるか、何とかサブカラーなどからコントロール力を強める努力が必要である。

 スピード勝負一辺倒への懸念は、他のカード群にも現れている。3マナ2/6と堅固な壁である「護衛のゼンディコン」は空を基点にじっくり攻めるデッキ向けだし、2マナ8ライフの「疲弊の休息」、5マナ確定除去の「イオナの裁き」は、どうしたってこれまでよりもゆっくりした環境を作り出す。「未達の旅」の穴は埋まるものではないので、限られたフライヤーだけで攻めきれるかどうか、見極めは容易ではない。

 アンコモン以上のプールを見ると、また別なラインも視野に入ってくる。「ハーダの自由刃」の存在だ。これが手に入った場合、「兵員への参加」という強烈な同盟者プッシュカードを持つ白はかなり柔軟な同盟者デッキが狙えるようになる。ゼンディカーでも「マキンディの盾の仲間」「オンドゥの僧侶」とコントロール向けの同盟者が多かったので、これなら同じくアンコ枠から「屈折の罠」や「境界線の隊長」などの強烈なコントロールカードをおさえて、腰を据えての勝負も悪くない。また、白アンコにはこの環境では非常に気になる「廃墟の幽霊」というバイプレイヤーがいるのもポイント。このクリーチャー、普段は単なる上陸サポート装置だが、今回コモンで与えられた「セジーリのステップ」と組み合わさると、なんと「ルーンの母(USG)」になるのである。「幽霊」を見つけた人は、是非狙ってみたい必殺コンボだ。

 レアまでいくと、白は神話がいまいち地味なので、気になるのは「司令官の頌歌」と同盟者の「城壁の聖騎士」くらいか。前者は新しいデッキタイプの可能性も見せてくれるし、後者は同盟者デッキの新しいスタンダードが狙えそうな渋いサポート。また、前述の「境界線の隊長」のおかげでコントロールデッキの守備力は大きく向上するし、「屈折の罠」「コーの火歩き」と、今のジャンド一色のメタをぶちこわせそうなカードも多い。反逆したいなら、まず白からだ。

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 エンディングが楽しみなので視聴のモチベーションがきれいにラストまで持続できる第4話。今回のエンディングもエラい面白くて、「盛り上がるなー」と思ってたらコンテが板垣伸氏でした。またあんたか。心得てるなぁ。

 さておき、Aパートはこれまでも熱烈モーションをかけてきた杏がさらに具体的につっちー攻略に乗り出すお話。この作品において園児のませた度合いに突っ込むのは野暮以外の何物でもないが、それにしたって事情に詳しすぎるでしょう、柊師匠。動物、植物、宇宙についての蘊蓄なら書籍類でも知識は蓄えられると思うけど、男女の機微まで守備範囲に含まれるとは、あまりのハイスペックに恐怖すら覚える。ただ、普通に「ませた」知識だけなら杏にも充分蓄えられており、そうした基本的な「ラブコメ要素」に師匠が介入すると話が妙な方向にずれていくのが不思議なところ。彼女のコスプレスペックの高さも毎回見どころだけど、何で「公園の掃除してるおっさんの衣装」とかあるのよ。そこ別にコスプレでシチュエーション作らなくてもいいところじゃない。進んで男役をやってのけるのも意味が分からない。そして可愛い。

 また、今回地味に可愛かったのが、必死で杏と柊のサポートをしている小梅のコスプレ。「流れ星役」はもちろんだけど、レストランでのウェイトレス(というかメイド?)姿とか、実は一番自然に役にはまってたりする。この3人の立ち位置の自然さは何とも不思議なものだ。そしてそんな見事な三位一体攻撃に対しての、つっちーのスルースキルも見事。園児の牛乳飲み干して「ごめん、喉渇いてたから」って、そりゃないわ。

 Bパートは山本先生と杏の交流。4話目にして既に主人公(?)のつっちーがいなくても構わないということが証明されてしまう、悲しいエピソードでもある。山本先生はその優しさがあまり押しつけがましくないのが素敵なところで、園児に対する姿勢が、他の大人達に対する自然な振る舞いの延長上にあるのが特異なところ。おかげで園児に対する気遣い(今回の杏のお手伝いを自然に演出する数々の場面)が、単なる「園児への大人としての接し方」ではなく、「山本先生の人格の現れ」としてきちんと機能している。まさに生まれながらの教育者である。でも、美人でもてそうな幼稚園の先生って、父兄からどんな風に見られるんだろうなぁ。授業参観みたいな絡みもちょっと見てみたいね。

 そして、今回改めて、主人公の杏のキャラクターがはっきり出ていたのも見るべき点で、当然「子供っぽさ」の代表格ではあるのだが、それでもおおらかな母親の性格をそのまま受け継ぎ、真っ直ぐで性根の良い子に育っている。山本先生に対しても「ライバルだからこそ真摯にあたるべし」という信条があるようで、分け隔て無くきちんと自分の仕事を全うできる意志の強さは、見ていて微笑ましい。柊がやたらと杏を慕っているようで理由が気になるのだが、ひょっとしたら真っ直ぐな彼女の性根に惚れ込んだのかもしれない。この2人が小学校、中学校と育ったときの関係性が気になりますなぁ。

 とりあえず、どうにもたまらなかったけど放送中に原作買うのは個人的に御法度なので、「ぽてまよ」の1巻買ってきました。自分でもどうかと思います。 

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 リュビスが語尾に付ける「じゃん」は、どこぞのアンチスキルよりも随分自然な感じがする第16話。やっぱり語尾にあった性格ってあるよね。直情馬鹿のリュビスの「じゃん」は割とすんなり聞けます。また、今回クフィーユがサフィルの台詞を聞いて「あの人の言葉、信用できるのか」みたいなことを言ってましたが、その関西弁はエセなので信用しない方がいいと思います。

 さておき、あまりに分かりやすい敵の奇策ながらも、戦闘経験の浅いお人好し2人はあっさりと引っかかってしまったというお話。視聴者からすると序盤からバレバレなので大した驚きもないのだが、それでもようやく本気のシリアスが見られた気がして、そこだけでも頑張って欲しいと思えてしまうのは激甘な感想だろうか。だって、今までピンチらしいピンチなんて無かったし……まぁ、今回だって「あんだけ怪しい敵の誘いに新米2人だけ送り込むとかどんだけ鬼畜やねん」とか、「ガクトエルはあれだけ悠々とアスクールに接触してきたんだから、部下に頼まなくても誘拐くらい出来るだろ」とか、色々疑問はあるけど目をつぶる。それでも見えたら諦める。

 今回のエピソードを通じて、アスクールは出自の悩み、クフィーユは記憶に付いての悩み、という風にきれいに2人のコンプレックスが浮き彫りになっており、特にクフィーユの方は既に4話の記憶すらなくなっているらしく、前々回解決したのかと思われていた悩みが深刻化していることが分かる。彼女の場合は一応イヴェールによる「純正」ESメンバー候補という「位置づけ」があるわけだが、記憶の障害が出てくるとなると、この出自自体も怪しく思えてくる。ただでさえ前作の主人公のエクレールが「記憶」に苛まれていたという事実があるわけで、今後はクフィーユの動向が物語のカギを握ることになるだろう。今回のクライマックスでの必死のザ・ワールドも、一応ESメンバーの矜持が見られました。

 他方、アスクールはというと、どうにもシリアスになりきれないのが辛いところ。今回もいいとこ無しだし、普段が普段なので「別にお前ガクトエルの妹でもいいんじゃね?」くらいの感想。せっかくトリクシーから受け継いだ八つ裂き光輪も、リュビスの爪で簡単に弾かれるようでは全くありがたみがない。あれって空間断層かなんかじゃなかったのか? 弱すぎるだろ。

 そして意外に気になるのがディアの存在。すっかり携帯用自立歩行型レベルアッパーとして使われている感のあるディアだが、今回の用法を見る限りではレベルアップというよりも単なる体力アップ機能なんだろうか? 回復役はあんまり便利すぎると逆に使いにくいと、JOJOの4部を見て思うわけですよ。

 ま、何にせよ一応は主人公チームに興味が持ててよかった。次回は何故クフィーユが命を救われたのかが判明する。といいな。 

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  先週「なのは」を見に行った際に同じ劇場で放映していることを知り、ちょいと気になっていたので見てきました。ぶっちゃけ「なのは」ほどの興味は持ってないんだけれども、「劇場作品は劇場で見るべき」というのが最近分かった真理であるので、せっかく放映してくれているのだから観ておこうか、という魂胆。

 まず、「Fate」に関しては、持っている知識は4年前に放送されていた地上波アニメオンリーである。色々話題になっているのは知っていたけど原作が同人ゲームってことでまったく手を出す気も起きず、アニメになったのを観て「ふーん」と思った程度のもの。正直アニメもそこまで評価は高くないし、何故こうも大きな作品になっているのかは理解出来てない。それどころか、多分アニメも適当に観ていたので世界設定もよく分かってない。やたらめったら同人誌だけ目にするので、キャラクターの知識(間違ったものを多分に含む)だけが蓄えられている状態だ。

 そんな「ファンでも何でもない人間」が何故わざわざ高い金払って劇場まで見に行ったかといえば、正直言うと「セイバーさんが好きだから」である。いや、幅広く「武内崇のデザインが好き」でもいいんだけど、地上波アニメの時から、あのゴツゴツした武装のセイバーさんのキャラだけが何故か好きだった。エロくて、凛々しくて、可愛らしいという三拍子揃ったキャラクターで、なおかつ非常に正しい川澄ボイス。歴代川澄キャラの中でもベスト5に食い込む。彼女の雄姿がまた観られるなら、ちょっとくらい出資してもいいかなと、それくらいの気持ち。だから、事前にしっかり情報を確認して「今回の主役、セイバーさんじゃないよ」ということを知っていれば、見に行かなかった可能性もあるわけですよ。無知って恐ろしいですね。

 と、やたら前置きが長いんですが、それは感想がひょっとしたらいわれのない非難になっているかもしれません、という注釈のつもり。正直言って、面白いとか面白くない以前に、分かりませんでした。序盤、史郎が巻き込まれてセイバーと契約、ランサーやバーサーカーと出会い、ライダーとワカメのコンビと学校で戦うとこまでは分かる。かなりはしょった展開ではあったが、一応アニメの時と同じ流れだったからだ。アニメですら24話あったわけで、単純に13話を2時間にまとめた「なのは」の2倍のスピードでやらなきゃいけないのだから大変だ。

 ただ、そこからがちょっとしんどい。ライダー瞬殺に加え、急激に複雑になるサーバントどうしの関係性。見れば見る程アーチャーの行動原理が分からなくなっていく。キャスターとの絡みで一度は史郎を助けているのに、そこからすぐに背中を切りつけたり、形だけとはいえ凛を裏切ってみたり、とにかくあっちへ行ったりこっちへ行ったり。他のサーバントの動きも今ひとつ一貫性が無く、我が愛しきセイバーに至っては、単にキャスターにレイプされてエロい声で喘いでいただけである(それはそれで満足だが)。多分、きちんとゲームで筋を知っていれば入ってくる内容なのだろうが、流石に初見でこれは無理。極めつけはアーチャーの存在そのもので、もう何がなにやら分からない。結局、聖杯戦争って何だったんでしょうかね。

 とまぁ、シナリオ部分は正直評価出来ないのでどうしようもないのだが、一応作品としての存在意義は分かる。序盤から無駄にグリングリン動いて、藤姉ぇのリアクションすらも画面全体で見せてくれる。作画も終始安定していたし、動画枚数も「なのは」の比ではないだろう。バトルもなかなか熱いものを見せてくれたが、どうしても史郎とアーチャーの活躍シーンが多いので画面が単調になってしまっていたのが勿体ないところか。ギルガメッシュの能力なんて、もう少し工夫すればもっと派手に見せられたと思うんだけど。個人的にはキャス子さんの高出力モビルアーマーっぷりが素敵でした。あれで白兵戦は弱いサーバントとか、嘘だろう。

 そして中の人談義だが、個人的にはセイバーを聞きに行ったのに見せ場がほとんど無かったので意気消沈。代わりに凛の見せ場がたくさん用意されてたけど、凛の心情もうまいこと追い切れなかったのでいまいちのめり込めなかったかね。アーチャーとかギルガメッシュとかランサーあたりが一番美味しいところかな。浅川悠と中多さんは本当に一言ずつしか台詞が無かったんだけど、これだけのために現場に呼ばれたかと思うと不憫で仕方ない。せめてライダーにはもう少し活躍させろよ。もちろん、今作MVPはワカメ役の神谷兄ぃだよ。

 結局、画面のクオリティ以外では地上波版と大して変わらないくらいの感想なんだけど、やっぱりこれでも人気って出るものなんだろうか。個人的に一番好きな「Fate」の画面は、地上波版エンディングで風にふかれるセイバーです。やっぱりあのデザインは秀逸だよ。作品ほとんど知らないのにフィギュア買おうかどうか本気で悩んだもん。

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  <土地> 

Bojuka Bog ボジューカの沼 C

土地

〜はタップ状態で戦場に出る。

(T):あなたのマナ・プールに(B)を加える。

〜が戦場に出たとき、対象のプレイヤーの墓地を追放する。

 ゼンディカーにもあったコモンのタップイン土地サイクルが、今回も登場。ゼンディカーのラインナップを見る限り、流石にコモンの土地で出来る技というと、およそ「1マナインスタントでも出来れば使いたくない」くらいのレベルの効果だった。で、このカードだが、実は結構優秀だ。確かに効果自体は「トーモッドの墓所」なのでカードとしては0マナだが、「墓所」の場合はそのためだけに1枚のカードを割く必要があったのに対し、タップインとはいえ、このカードはあくまで土地である。「サイドボードを割くのも面倒だけど、対策しないのもなぁ……」みたいな微妙な立ち位置の役割を、こういう暇なカードが担当してくれるのは案外利用価値が高い。現在も赤単ビートでは「地獄火花の精霊」や「地獄の雷」が元気だったりするし、「不気味な発見」のおかげで黒が絡むデッキでは常に墓地は注意を払う必要がある領域。そこに対処する選択肢がこうした形で得られるならば、今後のデッキ構築の幅も広がるというものだろう。まぁ、リミテッドだと「ピラニアの湿地」の方がまだありがたいというのがちょっと寂しいけど。でも、一番寂しいのはコモン土地にすら負けてる感じの「貪欲な罠」である。

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  <多色・アーティファクト> 

Novablast Wurm 新星破のワーム (3)(G)(G)(W)(W) M

クリーチャー・ワーム

7/7

〜が攻撃に参加するたび、他の全てのクリーチャーを破壊する。

 ノヴァ!! と叫んで一撃必殺。これが神話、これぞ神話。なんとワンタッチでラスゴ炸裂の強烈ファッティの登場だ。過去に自分以外のクリーチャーを皆殺しにするクリーチャーには「獅子将、マギータ」や「荒廃の巨人」などがいたが、ここまでのサイズを誇る大馬鹿野郎は存在しなかった。「荒廃の巨人」のキッカー版と比較すれば、同じラスゴでも6マナ3/3と7マナ7/7。比較にならない上に「巨人」と違ってこのワームは何度も、何度でも怒りを繰り返す。まさにこれこそスーパーノイジーノヴァ(歌唱:sphere)。出せば勝ちの……もとい、殴れば勝ちのクリーチャーであることは確実である。そして、この手のバカクリーチャーの中では、7マナ7/7というサイズはバランスが取れている方で、決してネタでは終わらないだけの可能性を魅せてくれているのも面白いところ。白緑のカラーリングには「不屈の随員」なんて最適な相棒もいたりするので、ビッグマナ構成でクリーチャーによるラスゴという倒錯したカタルシスを味わってみるのも一興かもしれない。リミテッドで出てきたら、大人しくデッキを片付けた方がいい。問題は構築での活躍だが、まぁ、7マナの時点で割とネタ。速攻でもついてワンパン入れば面白いのだが、そのためには先に「サルカン・ヴォル」でも出しておかないと駄目か。環境がもう少しゆっくりしてくれていれば期待も持てたのだが。せっかく殴っても3体出てきた苗木トークンに堪えられたりするのが何とも。

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  <緑> 

Arbor Elf 東屋のエルフ (G) C

クリーチャー・エルフ、ドルイド

1/1

(T):対象の森1つをアンタップする。

 絶妙な新機軸で投入された新手の「ラノワールのエルフ」。森をコントロールしていなければ当然木偶だが、そこさえクリア出来れば、ラノエルに劣る部分はほとんど無い(一応マナを出そうとした時スタックされるという欠点が無くはない)。そして、森を起こすというアクションが様々な副次効果を生む。例えば森に各種ゼンディコンが張られていた場合。その場合、このクリーチャーは「天光を求める者」になるし、「生い茂る成長」や各種ギルドランドなどの複数のタイプを持つ土地が起きれば色マナの種類も増える。「肥沃な大地」付きの土地ならばマナ加速だ。惜しむらくは、現在スタンダードで使える土地エンチャントの「豊穣の痕跡」は土地に被覆がつくので起こせないことくらい。1ターン目からのマナ加速はリミテッド構築問わずに重要なファクターだし、現在もエルフデッキは構築シーンに存在している。今後は定番となるクリーチャーではなかろうか。

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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