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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 一応、「見ました」というチェックマークくらいの意味合いです。基本的にあんまりフォローするつもりがない催しなので、「今年もあったのね」くらいの感じで受け止めています。マジな話をすると、TL上でもあんまり話題が流れてなくて忘れかけてたくらいです。まぁ、それくらいの接し方が無難な存在なんじゃなかろうか。

 以下、一応恒例のことなのでリストだけ転載しておきますが、イベント自体を見ていないので受賞理由とか、受賞コメとかも全く知りません。ほんとに名前だけ見ての雑感です。

 

 

○主演賞

岡咲美保、関俊彦

 

 毎度お馴染みアワード名物、「……なんで?」のコーナー。今年は主演の「……なんで?」感が例年にも増して強烈ですね。いや、別に受賞者を貶めるつもりはないんですが、流石に岡咲美保は変じゃない? 私が把握してる範囲で、「主演」に当たるものがほとんどなくて、強いてあげるなら「転スラ」がたまたま今年度放送してたってくらいだが……それが今年評価されるのは絶対変だよな。失礼ながら、歴代の「主演」の中でもトップレベルによく分からん選出である。

 そんで男側が関さんというサプライズ。これは一応劇場版の忍たまとかがあるから「劇場アニメで主演はると選ばれやすい」というアワードの法則に則れば理解できる選出だけど、関さんも今更担ぎ出されてちょっと困ってるんじゃなかろうか。歴代主演受賞者では最年長じゃん(確認したら14年前に受賞した平田さんと1歳差ではあるが、受賞時の年齢で考えりゃ15歳上だ)。ちなみに関さんは私の中では「好きな男性声優ナンバーワン候補」の1人なので喜ばしいといえば喜ばしいのですがね。主演とは全然関係ないけど、ここ最近は妙な役で楽しい関さんが多いですよね。「ブルーロック」のダメ幹部とか、「トリリオンゲーム」のマニーおじちゃんとか、「凍牌」の関さん役の関さんとか。でもアワードとは一切関係ないと思われ。

 そんで2年連続で主演賞の受賞者が「男女1名ずつ」なので、やっぱりその前の年の種さんはマジでどういうことだったんだという謎が残った。あの1年だけアワードの法則がねじ曲がったんや。

 

 

○助演賞

木内秀信/瀬戸麻沙美/東地宏樹/日笠陽子

 

 そもそも選出基準が主演以上に曖昧なので何してもいい助演部門。このタイミングでよりによって助演部門で日笠のカードを切るのって、クリーチャー1体しかいないのに渋々全体除去使うみたいで勿体なくないですか? まぁ、最近のポジションどりで言えば確かに主演よりは助演がいいかもしれんけども。もう日笠の場合は関係ないんだよな。「出演賞」だよ、もう。

 他の3人は「助演」としては面白いとこかもしれませんね。瀬戸ちゃんも無難な選出だろうし、東地さんとか、ほんとに場所を選ばずいろんなアニメに出ずっぱりの名サブ。木内さんも「色んな渋いとこで輝く」タイプなので表舞台に引っ張り出して表彰する機会があるのは決して悪いことではない(個人的には渋い主演のイメージも強いけど)。まぁ、「なんで今年?」という疑問は相変わらずですが。

 

 

 

○新人声優賞

石橋陽彩/鵜澤正太郎/七海ひろき/はやしりか/結川あさき

 

 毎年ここに知らない名前が上がってると自分の浅学を恥じて「チクショウっ!」ってなるんですが、今年は全員見たことある名前なのでちょっと安心。ただ……流石に七海ひろきの名前は浮きすぎてませんか? これまたアワード名物の「新人の基準ガバガバすぎ」現象ですね。まー、「声優デビュー」の解釈次第ではあるんですが……これだけの若手の中に放り込まれたら、ご本人の方が気恥ずかしくないですかね。

 他の名前について一応私の認識で確認しておくと、石橋陽彩はシンカリオンのタイセイ役、鵜澤正太郎は「川越ボーイズシング」でメインを務め、はやしりかは「オーイ!とんぼ」のとんぼ、結川あさきは「トラペジウム」から「逃げ若」に繋いだ期待の新人だ。選出としては真っ当なラインナップ。個人的には、とんぼとイガイガが同じ年にステージに上がるのはちょっといいな、って。

 

 

○歌唱賞・ ブレイバーン(鈴村健一)

○海外映画・ドラマ賞 ・ 内田真礼/ファイルーズあい

○シナジー賞 ・ 機動戦士ガンダムSEEDシリーズ

○ゲーム賞 ・ 龍が如く8

○富山敬賞 ・ 保志総一朗

○高橋和枝賞 ・ 山崎和佳奈

○キッズファミリー賞 ・ 羽多野渉

○インフルエンサー賞 ・ 木村昴

○MVS ・ 中村悠一

○功労賞 ・ 野田圭一/岡本茉利

○特別賞 ・ ルックバック

 

 感想は「歌唱賞のそれはなんか違うだろ」「SEED保志はどっちかにまとめろよ」くらいですかね。他は理由がよく分からないのであんまりコメントはないんですが、「なんで羽多野がキッズファミリーなん?」って思って確認したら「2代目ニャンちゅう」って出てきて「へ〜」ってなりました。正直知らんかった。中村は2年連続なのでこれでひろC同様に出禁殿堂入りですかね。

 

あ、以上です。

 
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 ナイス下乳、第22話。このアニメでこんないい具合のエロさに出会えるとはね。「中の人も昔似たようなかっこしてたな……」とか思ったり思わなかったり。

 いつにも増して捉えどころのないお話。なにしろこれまで見たことがない量の新キャラがどばどば投入された上、いまだによくわかっていない「本物の魔王」「最後の地」絡みのお話、そりゃ掴めないのも致し方ない。ちなみに私は足りない知識を公式ページのキャラ紹介を見ながらカバーしていたのだが、今回のお話でめでたく、公式ページに並んでいるすべてのキャラが出揃った。初登場の面々をピックアップしておくとサブタイトルの「ツー」に加えて、ゴブリンのジギタ・ゾギ、キメラのオゾネズマ、そしてよく分からんローブのクラフニル。一気に4キャラ追加で、なんとか最終回前に人員を揃えることができた(まぁ、これだけの量が揃っても作品全体で何割くらいなのかは想像もつかないが)。ただ、その矢継ぎ早の登場は作中時間では隔たりがあり、さてどのようなつながりがあるものかはさっぱり分からない。

 まず、いつも通りにユキハルさんがりえりーとフラフラ出歩くところからお話が始まっている。こないだ傭兵都市の連中に危うく殺されかけたユキハルだったが、うまいこと危機を乗り越えて「最後の地」へ到達したらしい。ただ、そこで何がしたいのかもよく分かっていない。どうやら魔王終焉の地であるこの場所にはまだまだ秘密が隠されているらしいのだが、それを掴めているのか、全然分かってないのか。それも教えてくれないのである。前回のシャルクさんの話のおかげで「勇者」という存在の居どころが一気に怪しくなってきたし、今回登場した「落とし子」の話なんかも加味すると「魔王と勇者の物語ははたして本当に終わっているのかしら?」というのも怪しいことに。仮にツーがなんらかの形の「魔王の系譜」だとして、こんだけのメンバーを揃えた勇者試合の決勝戦がシャルクVSツーになる未来はじぇんじぇん見えないのよね。ユキハルさんはどのようにお考えでしょうか。

 そして、訳の分からなさではトップレベルのオゾネズマに至っては、あの挿話で何が語りたかったのかすらよく分からない。ふわふわした吟遊詩人キャラが最後の地に何かしらを成しに来た様子を確認したオゾネズマ。おそらく興味を持って彼の後を追ったのだろうが、その詩人は「ちゃっちゃと殺されてる」ということが明かされており、勇者絡みでもなんでもないことがわかっている状態。オゾネズマ自体が今後どこかに絡むきっかけすら与えられていないのだが、このアニメ2期の間に何かしらの関係性をつなぐことがあるんだろうか。それとも、単に「最後の地」というキーワードを紡ぐための語り部なのだろうか。

 そんな謎多き「最後の地」は、いまだ魔王の瘴気でも残っているのだろうか、近隣住民が半ばゾンビ化した状態でふらついているという治安の良くない場所。まぁ、当時よりは殺伐度合いは下がっているのかもしれないが、オカフを含め、いろんなところが「最後の地から厄災が溢れ出てきたら困るなー」ってんで対策を打ちたがっているようで、そのための実働部隊として「厄運のリッケ」さんが登場。この人はスキルとしては単なるアーチャーっぽいので大したことなさそうなのだが、なんか色々ありそうなクラフニルがつるんでいるってことは実力はそこそこなのかしら。2人して住民の保護に勤しんでいるところに、下乳ミニスカ少女ツーが登場。これでもかと暴れ回る肉弾戦で久しぶりに「バトルアニメっぽいやんけ」という刺激を与えてくれた。ただ、このツーというキャラが何者なのかも全くわかっていない。職業は「狂戦士」。この漢字表記だが読みは「バーサーカー」ではなく「ジャガーノート」らしい。異修羅的。そしてタイプは非公開。残念ながら人間ではないらしいが、それは戦闘スタイルからも明らかか。今作では意外と貴重な「とにかくフィジカルが強いやつ」であり、紹介文では「防御性能」の方への言及が多く、クラフニルのメガ粒子砲をも耐え抜いたところを見ると、どうやら魔法に対してはかなりの抵抗力がある様子。こないだ出てきたウハクに似たところもあるが、あっちは問答無用のカウンターだったけど、こちらの子はどうなのかしら。そんでよりによって二つ名が「魔法のツー」なのはなぜかしら。

 結論としては「なんもわからん」しか出てこないが、次回のサブタイがここにきてヒロトだ。さて、2期の着地点はどこになるやら……。

 
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 変な構成のアニメ、第64話。ここでサブとも言える珍奇な家族のエピソードをまるまる1話挟んできた。どうなんだろ、シリーズを全力で追っかけてる人からしたら何かターニングポイントになってるのかもしれんけど、ふわっと観てるだけの人間からすると「そこ掘り下げられても……」みたいな感想が先に立つな。試合結果だけ見たら「チート勇者が傍から入ってきて瞬殺」だしな。

 まぁ、前回のガーフ戦に続いて、今回のヴィル戦も大罪司教相手ですらない「前座戦」であって、バトルとしての重要度はそこまで高くないはずなんだよな。そもそも俺、なんで屍としてこの女の人が使役されてたのかもよくわかってないしな。単に色欲がその辺の強い戦士の屍を利用してたからってことなのかしら。だとしたらここでヴィルとぶつかったのも単なる偶然なんだよな。ヴィルは責任を感じて自分の手で決着つけようとして(失敗して)、最終的にチート勇者が家族の縁も何もかもをないまぜにしたままで一刀両断。爺さんが戦いにくい相手だったなら最初からマッチメイクを入れ替えておけばよかった気がするんだが、そこは自分の手で決着をつけないとダメだって思ったんだろうか。最後にラインハルトが言ったように「あれは単なる相手の魔物だよ」っていうスタンスを(うわべだけでも)飲み込めていれば、いっそ他人に任せちゃうって選択肢もあったとは思うんだけどね。まぁ、そうしなかったからこそ、この場できちんとお別れが出来たのだから正解といえば正解だったのだろう。「敵が駆使する屍術で味方が蘇って攻撃してくるけど、最終的には意識を取り戻して図らずも最後のお別れが出来る」っていうプロットも定番といえば定番。

 まぁ、今回はそんなわけであんまりバックグラウンドに理解が及んでないので重要性がいまいち分からんかったが、CVがたかみなとお姉ちゃんで行ったり来たりする人生がちょっと面白かった。

 
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 文化センター近辺のうまいラーメン屋ってどこだよ、第10話。おい冬我、そんなんあるなら教えてくれ。多分あの近所にそんな有名店無いぞ。まぁ、その後山登りにまで繰り出しちゃったから、どのくらいの距離までを想定してるかも分からんけども……。

 前回に引き続き合同練習会で色々な高校の個性的すぎるメンバーが絡み合う。俺たちはずっと北宇治高校だけを見て「この学校、やべぇ連中しかいねぇな」と思っていた訳だが、もしかして武田綾乃が創造する女子高生、推し並べて皆ヤバいのか? いちいち行動の破壊力とか感情の圧力とかが桁違いなのだが?

 口火を切ったのは、前回時点ではマスコットみたいなもんかと思っていた謎の留学生・香玲。「流石にネイティブじゃないしあの発音じゃ朗読は無理だろ〜」と思っていたら、なんと先輩の技術をまるまる模倣することによって解決を見出すという、謎のコピー能力を駆使する輩だった。「なぜこんなにちゃんと日本語を!?」って一瞬ビビったが、中の人が声優だから当たり前だった。むしろ普段のカタコト仕様の方がおかしいわけで、改めて古賀ちゃんボイスのレンジの広さを見せつけられることに。

 そんな古賀ちゃん、違う香玲は花奈に対して「模倣だろうがなんだろうが勝てばよかろうなのだ」と自論を展開し、そのまま模倣先としても指導者としても信頼しているぽここのところへ。次なる刺客は加隈亜衣である。シンプルに天真爛漫なキャラ造形のぽここ。実際彼女の愛嬌に裏はなさそうだが、「ナチュラルにできちゃうから他人の苦労が理解できない」タイプの明るさの可能性が高い。必死に頑張る花奈に対し、的確な指導を矢継ぎ早に叩きこみ、花奈を混乱状態に陥れた。多分、この感じだと花奈との相性はあまり良くない気がする。花奈は元々朗読というか「読み聞かせ」出身のスキル所持者であり、どちらかというと「朗読」よりも「演技」寄りのステージ。おそらく杏に怒られて以来朗読の基礎スキルはなんとか習得したが、まだ得意なフィールドは「演技」の方にあるはず。今回ぽここはそんな花奈の「演技」については否定はせず、むしろ可愛い可愛いと全肯定だったが、別に彼女は「朗読のうまさとして」評価しているわけではない。それとこれとは基準が全然違っており、「可愛いのは置いといて」ってんで基礎が足りない部分をどんどん突っ込んでくる。花奈もそうした知識がないわけではないだろうが、まだ純然たる技術として身についていない状態。習ったが慣れていない技術を考え始めると、もはや朗読は針の穴を通すような精密作業と化す。ぽここには当然のことも、未だ自分は至っていない。そんな事実を突きつけられて、花奈は大いに悩む。

 おまけに同じ学校・柊谷というなんか濃い先輩(CV関根明良)にまでぶつかり、こちらはこちらで「お気楽マインドで大会に勝とうなんて」と鼻で笑われる。久しぶりに花奈は「楽しい朗読VS勝つ朗読」のアンビバレントを意識せざるを得なくなる。別に二律背反でもなんでもないはずだが、そこに自分以外の他者、愛すべき先輩たちが関わってくるとなると、花奈のモチベーションはますますがんじがらめだ。

 そんな花奈の悩みとは全然関係ないところで杏がこれまた濃すぎる他校の子(CV小原好美)と秘密の恋同盟を結んだりして横の広がりができていくが、登場人物が多くなる=それだけ大会が熾烈なものになることである。思い悩む花奈に対し、やっぱり答えをくれるのは頼りになる先輩。瑞希はいつもの調子で花奈を強引に引っ張り上げたし、整井先輩は過去の自分の境遇を花奈に重ねて共感してくれた。そうかぁ、整井先輩から見た瑞希ってそういうポジションなのね……いや、でもいい友達関係だな。適当に濁すんじゃなくてちゃんとライバル関係も表明した上で、「自分の方が優れてる部分だって絶対ある」と言えるのは良い精神的安寧の保ち方である。単なる言い訳にせず、整井先輩も全力で大会を勝ち上がることを狙ってくれているのだろう。

 先輩2人にそうまで言われちゃ、花奈も戦わなきゃいけませんからね。さて、最初の仮想敵は誰になることやら。

 

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 エンドロールに「一人芝居」がクレジットされるアニメ is 何、第11話。なんかもう……ね……かつてMujicaのライブで現代舞踏の人をわざわざ呼んで幕間で踊ってもらってたことがありましたが、あれもそのままMujicaのイメージが繋がってたってことなんだなぁ。

 もう、完全にミステリの解決編のフォーマット。私も人並みにはミステリを読みますので、こんな雰囲気の「小説のラスト80ページ」くらいを嫌というほど読んできましたよ。でもね、これ、バンドアニメなんですよ。あんまり1人の女の子の生まれの不幸とか、人物入れ替わりトリックについて語ることは求められないジャンルのはずなんですよね。これが11話目に入るのは「金田一少年の事件簿」だけですよ。どういうことですか。未だに私はこのギャップに慄いていますよ。

 今になって心の底から思うのは、世の考察班ってやっぱすごいな、ってことですね。まぁ、当たり外れ構わず好き放題妄想を垂れ流すばかりなので、その100万本の矢のうち1本が刺さったってのが事実でしょうけど。個人的に放送直後の考察で思わず笑っちゃったのは「祐天寺若麦=椎名真希」説とかですね。言えばいいってもんじゃねぇぞ。

 ただ、多分KiLLKISSの映像が公開された時点での考察班は本当に色々捗ってたのは事実でしょう。まだモーティス事変すら明るみに出ていなかった時期だと思うんですが、映像で初華のシルエットが分裂するところから「三角初華双子説」は結構見かけたんですよ。まぁ、当たらずといえども遠からずですよね。3ヶ月前の私はTwitterでタグを漁りながら「まーたオタクがアホな妄想垂れ流してら」と鼻で笑ってたんですが、ニアピンすんのかい。なんなら当ててる人もいたかもしれんのかい。……流石に「It’s MyGO!!!!!」時点の島の描写からそこまで論理的に導き出すのは不可能だったとは思うんですが、私の中の「いくらなんでもバンドリがそこまで無茶苦茶なプロット組むわけないやろ」という常識ブレーキの敗北です。やりやがりました。

 今の私の心配というか妄想は、「これ、まじでガルパに実装された時にこいつらの扱いどうしたらええねん」なんですよ。モーティスの存在はさ、多分今後も残り続けるわけですよね。あそこはやっぱり「若葉睦/モーティス」が「奥沢美咲/ミッシェル」と同様の扱いでいいんですかね? 特訓前が睦で特訓後がモーティスみたいな。……流石にそんな扱いにしたらダメなテーマだよな。最終的には睦に人格統合は果たされてる状態になるから、時折「モーティスっぽい睦」が見られたりするんでしょうか。もはやガルパ内ではアニメ放送前の「ママみ長崎そよ」は存在しない扱いなので、そうして存在ごと削除されて実装されるんでしょうか。

 そして今回はそんなモーティスよりもさらに難しい問題、三角初華なのか、三角初音なのか問題ですよ。ステージネームが「初華」だと考えれば一応RASのメンバー、「レイヤ」とか「マスキング」と同じ扱いで処理はできるんですけどね。あれもカード名は「和奏レイ」や「佐藤ますき」ではないですからね。でもさ、それ以外のプロフでは嘘書いちゃダメだから「三角初華/本名:三角初音」ってことになるんですよ。いや、「ドロリス/三角初華/三角初音」かな。もう、こいつには己の罪を死ぬまで背負って生きろって言ってるようなもんですよね。

 とまぁ、場外の心配ばかりが先立ちますが……とりあえず大方の予想通り、初音(今回に限っては厳密性を維持するためにこのように表記)はお祖父様(定治)の隠し子でした。何がキツいって、ジジイも婿養子だったもんでTOGAWAグループでの立場があんま強くなかったらしいところ。お前、その立場でクソ親父にあんだけマウント取ってたんかい。いや、これまでの人生で散々煮湯を飲まされたからこそ、同じ立場の清告には厳しくあたって、指導しようと思っていたのかもしれないが……ただ、少なくとも初音をめぐっての定治のムーブは普通にグダグダなんですよね。

 初音母子が表舞台から身を引いたのは母親の意思だったからよしとしましょう。でもさ、その母子をよりによって豊川グループの別荘のある島に住まわせるなよ。もうちょい別なとこに置いとけよ。そしたらそもそも事件は起こらなかったのに。そんで初音の上京後の隠蔽体質と保護欲求の葛藤もあまりに半端すぎて意図的に泥沼を作ろうとしているようにしかみえないのよ。あれ、定治は「島で祥子と仲良くしてたのが初音だ」っていう理解だったのかしら? だとしたら初音から余計なことを暴露されると自分の地位が危ういから囲い込むのは理解できなくもないが……いや、東京に出てきた田舎の娘っ子1人なんて、多分どうとでもなるな。排除でなく保護の方向に動いたのは、やっぱり血のつながりからの情なんだろう。だとしたら、そのまんまの名前でアイドルデビューまでさせちゃうのは悪手すぎるだろ。ほんと、先々を考える能力がないんか。まぁ、初音が勝手に先走って清告と接点を持っちゃったあたりは単なる事故なんだけども……さしもの大グループの重鎮も、初音の中に蠢く祥子への偏愛まで汲み取ることはできなかったということか。

 本人による熱烈一人芝居で語られた「初音」の生い立ち。これによってバンドリ史上最も「病ん」でいる初音から祥子への想いが明かされた。うん、まぁ、彼女が生きてきた十数年の重みを考えれば、目のハイライトが消えがちなのも致し方ないとは思う。「祥ちゃんをとらないで」でモーティス殺害に及ぶのもやむなし(むしろ未遂で終わったのは偉いまである)。私の中で今井リサ・白鷺千聖・青葉モカと並べて愛情重すぎ四天王を結成することを許可しよう。

 ただなぁ、これ、祥子側に一切責任がないのはちょっとかわいそうなのよね。結局祥子目線では「島でよくしてくれた優しい初華ちゃん」だったわけでしょ? Mujicaのロゴマークが三日月モチーフなのとか、純粋に「センターにあの素敵な初華を置けば光り輝きますわ!」っていう発想だろうし。「知り合いの才能をフル活用して168億稼ぐ」プランとして何も間違ったことしてないし、「アイドルにはしてあげられなかったけど、近いジャンルで活躍できるようにしてあげれば初華もそこそこ満足するのではなくて?」くらいの考えだったと思うのよね。ただ、それが初音にとっては重すぎる提案だったというだけで……。このすれ違いはどうしようもないよ。強いていうならカミングアウトのタイミングを逃し続け、いっときの安寧に耽溺していた初音が悪いといえば悪いのだが、それだってしばらくは祥子の身の上を知らないままでやってたわけで、祥子と豊川の関係を知らなかったら、ガチで「わーい、祥ちゃんとバンドできるー」っていうあの反応でなんも間違ってないんだよ。別に真初華に迷惑かけてるわけでもないし。まー、なんにしたって嘘はよくないっていう教訓だね。

 現状1つだけよくわかってないのは、初音は勝手に崩れ落ちていたが、「彼女の存在が清告に知られてしまった→168億事件」っていうつながりはあるんか? 多分そこは関係なくない? もし彼女の言ってることが本当だとすると、定治が「むぅ、清告には俺が一番知られたくない隠し子の事実を握られてしまった! 余計なことをされないよう、あいつを排除するために168億の借金の責任を負わせよう、レッツゴー地面師!」ってことでしょ? いくらなんでもそれはクズすぎるし、そんなんされたら多分清告だって逆上して初音のことを洗いざらい豊川にぶちまけてから退場するとかしそうなもんじゃん。清告がクソ親父になったのは、ほんとに初華事変とはなんも関係ないとこで失敗しただけなんじゃなかろうか。

 だとすると、初音が後悔していた「私が祥ちゃんの人生をめちゃくちゃにした」は単なる勘違いだ。いや、まぁ、余計なことしてバンド結成後に台無しにしたのは事実だし、その後ものうのうと隣に居座って都合のいいことばっかやってたのはやっぱ悪いんだけども。そこんところはもうちょい祥子と事実を突き合わせた方がいいと思うよ。まぁ、豊川上層部の話なんて絶対に祥子には分からないだろうけど。

 今回はもう、構造を飲み込むのがやっとでなかなか内面に切り込むとこまで思考が及んでいないが、やっぱここまでの構造をよく作ったな、と改めて今作のデザインに感心。仮面のモチーフとか、あまりにも完璧に伏線回収が決まりすぎてんだよな。尺をとんでもなく食い潰しそうな今回のネタばらしも、「初音の一人舞台」っていう構造をモーティス劇場とかでしっかり下準備しておいて、一番端的に、効率よく伝える工夫ができてるんだよ。全部この「初音×祥子」の物語に収束させるっていう前提があればこそなのよね。

 なお、そのとばっちりでどうやら八幡海鈴さんはマジで単なる面白い女のままでゴールしそうな予感。なんで初音の一人舞台回なのにひとネタぶっ込んでくるんだよ。ひとんちのポスト漁るのはノルマに忠実すぎる。

 
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 激アツ展開やんけ、第9話。先週の訳分からんコラボなどどこ吹く風でがっつりメインシナリオを進めてきやがった。

 変身シーケンスなんかであからさまではあったが、今回のお話で「アメンのモチーフは仮面ライダー」というのが随分はっきりした。戦隊側でも一応バイクをアイテムとして使う場合はなくはないが(例:キョウリュウジャー)、あんだけダイレクトにバイクの召喚からの「ライド」があったというのがライダー要素として強いし、ラーニヤのキャラクター造形に「仮面」が大きく関わっているということでまさに「仮面」「ライダー」である。さしずめ仮面ライダーエジプトといったところだろうか。ジャッカルレリーフのモーションは完全にアマゾンだったけども。

 そうしてアメンがライダーであることが強調されたことにより、本作は「戦隊とライダーの共闘」というスーパーヒーロータイムのお約束もがっつり踏襲し、まるで劇場版のような豪勢な展開に。ただ、共闘自体はそこまで盛り上がる要素になってはおらず、むしろドラマの並列性の方が見どころと言えるだろうか。レッドにはレッドなりの悩みや問題があって魔王軍との対決に臨んでいるが、ラーニヤたちエルフ側にはまた別な敵と別な問題があって、そちらの解決に臨んでいる状態。まぁ、ぶっちゃけ今回登場した敵キャラのアジールさんのサポートに回ってたやつは魔王軍なんだろうけども。アジールとラーニヤという1対1の関係性だけに絞り込めば、いかにもライダーらしい筋立てになっているし、戦隊と違ってライダーは「敵もライダー」が認められており、今回のアジールの行動はまさにそのフォーマットに則ったものである。

 ただ、わざわざ変身グッズを強奪して変身せずとも余裕で強くなかったか、というのは気になるところでして……スタープラチナばりの時間停止能力(?)を持っていたアジールの特権魔法。あれを破らない限りはレッド側に勝機はなさそうだったし、それ以上の追加戦力が必要だったんだろうか。アジールの目的が「種族を超えた統合」であるとするなら、エルフ側の強さの象徴たるアメンの力を完全に掌握することで精神的にもねじ伏せたいという狙いはあるのかも。ちなみにアメンのフォルムは誰が変身してもほぼ同じだが、ラーニヤさんの場合はエルフにあるまじおっぱいが強調されていたので、アジール版はそこだけおとなしめ。

 前回出てきたカード化能力のやつとかは強そうだったのにイドラに瞬殺されてしまったり、よく分からん使い潰し要素が多いのが気になるが、とりあえず次回で戦隊VSライダーの決着をつけてもらって、その裏に暗躍する魔王軍の尻尾くらいは掴ませてほしいところ。この1クールでそれなりの落とし所を見つけることはできるんだろうか。

 
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 もうちょい早く解決策に辿り着けなかったもんか、第23話。そりゃまぁ、シナリオの要請上こうなるのは必然なのだが……色んなところが後手後手だっただけのようにも見えるのだが?

 結局、世間が美世さんのことを信用してるようでまだ信頼しきれてなかったのが原因なのかもしれない。夢見の異能があることはだいぶ前に確定してた割には、箱入り気質が抜けずチヤホヤされ続けた美世。まぁ、世間にトラブルがなければわざわざ家から出てくる必要がなかったのは事実なのだが、それが故に彼女は何も知らされず、覚悟も決めきれない状態で今に至ってしまっていた。清霞の拉致という極限状態に達したことでついにそんな美世という「最終兵器」を担ぎ出す必要が出てきてしまい、慌てて戦闘準備を整えている、そんな状況だ。流石に笑っちゃったのは薄刃の家に「夢見マニュアル」みたいな露骨な本が所蔵されてたことかな。そんなもんあるんかい、さっさと渡しておけよ。ほんで内容も端的やな!

 とまぁ、状況は「解決」に向けて強引に転がされてしまったが、描かれているヒューマンドラマは分かりやすいものである。結局、甚大な騒乱を巻き起こした直の謀反ではあるが、端的にまとめれば「昔の女が忘れられねぇ」であり、国家規模でストーカーまがい男が迷惑をかけているというだけの話。いや、直からしたら正当性のある訴えではあるんだけどね。結局、あれだけ崇高な人物として描かれた薄刃澄美の人生は恵まれたものとはいえなかったし、その娘である美世がその後斎森の家で受けていた扱いの酷さを考えれば、澄美の人生は決して恵まれたものではなかったし、彼女の意思は全く世に届かなかったとも言える。そりゃ直が怒るのも無理はない。

 ただ、彼はその結果エゴイスティックな生来の気質が前面に出てしまい、勝手に暴れ散らかしているのが悪いところではある。澄美は澄美、美世は美世、そんな簡単なことも受け入れず、「過去の女」の亡霊を追い求めてあたり散らかす彼の言動も許せるものではないだろう。結局、美世さんが決意した通りに「あたしがやるしかない」のである。そのためには、美世がかわいいお人形ではなく立派な1人の女性として立っていることを直に知らしめ、その「人間としての」美世が直に直接「そんなことしちゃメッだよ」と怒ってあげないといけない。その前提として、まだまだ美世さんは甘やかされていたというのが問題点だったわけだ。

 まぁ、結果的には直の荒療治によって薄刃が美世に頼らざるを得ない状態になり、彼女の1人立ちのきっかけになったのだから、直の狙い通りと言えばそうなのかもしれない。あとは澄美の存在無しで2人が対話して解決してくれ。いや、夢見という面倒な能力のせいで、多分澄美さんも最終的な議論には関わっちゃうとは思うけども。

 今回はそんな澄美・直の思い出ヒストリーが中心だったので「若い頃のキャスト」との兼ね合いで色々と楽しい部分があり、「澄美さん、幼い頃の島袋美由利ボイスから急に日高のり子ボイスに声変わりしたな」とかがちょっと面白い。相変わらず声が強い家系なのである。そして、今回はそんな「若い頃」繋がりで(?)清霞のショタバージョンとも言える清くんが登場。式神とかいう便利存在を駆使し、清霞に何もせずとも美世さんがおねショタシチュエーションを実現してしまうというアクロバティックな作戦である。天然お姉さんムーブな美世さんの破壊力は抜群。式が見ている光景を清霞さんも共有していたとするなら、そりゃもうアレよ。

 あとは薄い本でお願いします。

 
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 なんやこのアニメ……第21話。いや、前からこんなんだったけども……なんかこう、東映まんがまつりでやる劇場版エピソードを30分でやったような後味である。

 雑多な劇場版あるある、「お手軽に世界の危機」。この作品の恐ろしいところは、こんだけ好き勝手やりながら設定のどこが繋がってるか読めなくて一瞬ガチになるタイミングがあること。今回は冒頭から「そんなことあるかい」というツッコミ待ちだったのがサザエさん時空への言及で、確かにこないだメイとのデート回で花見に行った時に「今って何月ぐらいなんだろう……」と不思議には思ったものである。そして、そんな「ギャグ的お約束」について、都合の良い取り上げ方をして「実はその裏には宇宙規模の天変地異が……」というよく分からない形で回収。ただ、回収したからとて「今が何月なのか」という話には詳しく触れたりしないし、太陽が活動を取り戻したからって一気に作中時間が数ヶ月進んだりもしないのだろう(だって春から一気に秋に飛んだら水着回とかできなくなっちゃうじゃん)。「今後も引き続き、何が起こるか分からないんだから季節感とか気にすんなよ」というサジェスチョンなのである。

 そして、そんな世界規模の問題を個人の力で解決してしまうのが恋太郎ファミリー。今回の騒動はもちろんハハリの情欲エネルギーの凄まじさが背景にあるわけだが、それを具現化して混沌を生み出したクスリ先輩の薬のヤバさも無視できないファクター。この2人が手を組むだけで(望むと望まざるとにかかわらず)世界征服も簡単にできてしまうことが示されたわけで、もう何が起こっても驚くに値しないということだ。ギャグ漫画だからこそ許される設定だが、こっからシリアスになんて絶対に進むことはできない決意表明みたいなものでもあるかもしれない。まぁ、最初から分かっちゃいたが。

 あとはもう、劇場版っぽいプロットで戦いながら1人また1人とメンバーが脱落していくお約束設定。今回クルミが真っ先にリタイアさせられたあたりに、こういう筋立てでクルミが使いにくい雰囲気がなんとなく伝わってきますね。その他、いつも通りのハカリ&カラネの色々匂わせるような絡み、イクとカラネというフィジカル組の共闘、そしてナノとミミミの美しきタッグなど、きっちりメンバー内での関係強化にも努めている。特にナノはシズカとのタッグだけでなくミミミとも真っ先につながっているので、今後も使いやすいハブとして機能しそうである。

 さぁ、完全茶番回を1回挟んだので、残る話数はしっかり最後の1人に費やせますかね。こんだけのドタバタが終わった後で登場するキャラもヤなプレッシャーがかかりそうだが。

 
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 さぁ千和だ。私が掲げる「黄金世代」の1つ、81年度組最強の一角。間違いなく一時代を作り上げた声優業界の覇者の1人であり、私の理想の役者像の1つと言える(中原麻衣の項で前振りしてました)。それにしても、「千和についてしっかり書くの久しぶりだな」と思ってスタートしたのだが、だいぶ時代が過ぎ去ったおかげで客観的に観た時のゼロ年代の千和の存在がまるで幻だったかのように思えている。それくらいに現実離れした、はるか高みの存在。いや、本人にそんなこと言ったら鼻で笑われて終いだろうが。

 


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声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
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↑越えられない壁
沢城みゆき 斎藤千和 
中原麻衣  田中理恵  
渡辺明乃 能登麻美子
佐藤利奈  佐藤聡美
高垣彩陽   悠木碧
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