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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 オープニングが終わったと思ったらオープニングが始まった、第9話。今週もだいぶカオス度高めでいい感じですね。オープニング重ねネタ、ふつうこういうことする時って無駄に力の入った「架空のオープニング」にしそうなものなのに、わざわざ出してきたのがクソクオリティなのがかえっておかしい。そりゃタイトルだって変更したくなる(するな)。

 今回は「カッコよくなりたい」というコタローの妄想が暴走して多方面にやらかしまくるという変なオムニバスみたいな話。おかげでぷにるもいつも通りに傍若無人だが、負けじとコタロー自身も無茶苦茶やってくれるおかげでダブルボケツッコミみたいになって非常にテンポが良い。ぷにる、あんな性格なのにツッコミは割と真面目なんだよな……周りの環境によりによってぷにる以上のイカれた連中しかいないのが悪い。特に雲母先輩。

 冒頭、ヘアワックスのお話ではついにエンディングで指揮をとってくれていた謎のDJ風ぷにる、「カッコかわいいぼく」が登場。その次に出てきた「ドラゴン娘のかわいいぼく」も加えて、エンディングに登場する気になるフォームはこれでだいたい登場したかな? ドラゴンっ子はコタローの好みにはマッチしなかったけどあれはあれで可愛いんだよな。ぷにるは独自路線を突っ走ってる割に、きちっとニーズに合わせたナイスな姿を維持できるのが偉い。

 ワックスの話題はあまり長続きせず、そこから南波を通して「ドラゴンのかっこよさ」を探るも当然そんなものは女子の心に1ミリも刺さらないので自滅。家庭科のエプロンのドラゴンってネットなんかではよく見る「あるあるネタ」っぽいけど、少なくともおっちゃんが子供だった頃にはなかったからちょっと羨ましい(?)。あれかな、家庭科のお裁縫セットのパッケージとかならもうちょい似たようなニュアンスはあった気がするけど。俺、確かサンリオキャラかなんかのやつ選んでたはずだからマインドとしてはどっちかというとコタローよりの少年だったんだよなぁ……。そういえばコタローのあれこれを評してくれる謎のクラスメイトギャル2人はいったい何者だったんでしょうか。前からいたっけ? このクラスの女子、モブっぽいのにやたら存在感あるよな。CVも伊藤彩沙&稲垣好と無駄に力が入ってるし。コタロー、あの2人のギャルっぽい子の好感度が上がったんだから最終的にお前の勝ちやぞ。

 ドラゴン作戦が失敗した後は実に短絡的なバンド作戦にスイッチ。あれだけの短い話をわざわざサブタイトルにつけた意味もわからんが、まぁ、冒頭のオープニングが一応の伏線になっていたことを考えると、スタッフの中ではバンド話はもっとみてほしい対象だったということなのだろうか。あまりに音源がシュールすぎて笑っちゃったし、個人的にはぷにるの「焼売の醤油差しみたいなフォルム」って表現があまりに絶妙すぎて草だったわ。特定の一社の醤油差しやないか。ぷにるって(本人の意思次第だが)無機物への変身も一応は可能なので今後の展開的にも無限の可能性があるよな。

 最後はあまりに猟奇的なコタローの思いつきから「コタローとずっと一緒にいるのはぼくですよ」というぷにるのプチマウントなどもありつつ、それを上回る猟奇性を持つ雲母先輩で締め。ほんと、バーサークモードの雲母先輩はいい声出すんだよなぁ。プリキュア声優とは思えないくらいに。最終的にはコタローが吹っ切れれいい話風にまとめてみたり、どっから楽しさが飛んでくるか予想がつかないのがとても良いアニメです。

今日のおすすめポイント:ちゃんと太鼓が上手いホネちゃん。

 
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 おかえり、リエラのうた、第9話。やっぱこのコーナーがあった方が嬉しいんだよなぁ。このタイミングで2年生組をフィーチャーした楽曲というのもまた良き。

 11人体制のLiellaとはどんなものか、という部分をしっかりと考える必要性から生まれた1話。前回時点で「なんでこんなあっさり合流できたん?」というわだかまりは正直ゼロではなかったため、11人になった後に何事もなかったかのようにすんなりグループ活動されてしまうとやはりどこかに違和感がある。そこで、合流組の中でも一番飲み込めてないだろうマルガレーテを中心とし、いかにして完全なる融和へと導くかを掘り下げていく。

 あの手この手で仲良くなろうとするLiellaの面々をあまり受け入れられないマルガレーテ。正直その立ち位置はかなり中途半端な印象で、「お前が合流を決めたんだから責任持てよ」という意見も出そうなバランスだが、まー、こればっかりは同調圧力というか、必然を装った結果の話なのでマルガレーテに責任を求めるのも酷というものだろう。彼女なりにギリギリで折り合いをつけたのが、「一緒に活動するけど馴れ合いはノーサンキューだし、別にそれでよくね?」というスタンスである。

 もちろん、そんなことじゃぁ我らがかのんさんが求める真のLiellaには程遠い。なんとかしてマルガレーテの心の壁を取っ払うために試行錯誤。ただ、今回ばかりはマルガレーテも割と頑なで、完全拒否でないおかげでかえって突破口を見出しにくい。最終的には「アイドルなんだから歌と踊りの面で勝負するしかないやろがい!」ってんでパフォーマンスの質をぶつけ合うことで互いの価値観のすり合わせの代わりとした。まぁ、これしかないってラインだったんでしょう。いくらか都合がいいように見えなくもないが、そこはまぁ、マルガレーテ側からも歩み寄りの姿勢があったからこそ実現した形だと思っておこう。彼女の中で「かのんへの敬意」というのはかなり大きなモチベーションになっている様子なので、やはりトマカノーテとして活動してきた期間は無駄ではなかったとも言えるだろう。

 「都合のいい展開ではあるな」と思いつつ、個人的にホッとしたのはここにきて最後にちゃんときな子にスポットが当たりそうなところ。今回の時点ですでに「メンバーの中で出来ない方」という不名誉な立ち位置から表舞台に引き摺り出されてしまったが、次回タイトルがなんとそのまんまきな子ということで、「こいつだけなんもなかったらどうしよう」とヤキモキしていた身としては一安心。わざわざサブタイトル1回使ってまで取り上げられたとなれば、むしろ四季やメイより恵まれてるまであるかもしれない。「出来ない」という特性だけでは彼女にスポットを当てる価値はない。なんとか来週のお話で存在感を示してほしいものである。

 そうして完成した11人の正式な初舞台は、なんとオープニングですでにみたあの姿だった。「ここに帰結するかぁ」という演出にもなっているが、先に作った映像に意味が付与できるので省エネ展開ともいえる。まぁ、良い映像ですのでね。「史実」として残されたならそれはそれで意味があるか。どうせだったらエンディングの映像も「史実」になりませんかね。エンディングの横にパンしていくカット、すごく好きなのよねぇ。


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「デリコズ・ナーサリー」 6→6

 最終回シーズンにはちと早いが、一足お先に最終回。ほぼ2クールの尺をたっぷり使って1クール13話分を放送するという、やたらゆとりのある放送枠であった。

 色々とゴツい作品でしたね。間に休憩期間を挟んでしまったせいで私の悪い癖が出て最後まで集中力を維持しきれず、ちょっと視聴がなおざりになった部分があったのだが、トータルで決して悪い作品ではなかった。むしろ頑張ってる。いろんなところに刺激があり、この先の展開を気にさせてくれるだけの内容にはなっていたんじゃなかろうか。

 先にマイナス印象だった部分から書いていくと、全体的な世界観については結局最後までついていけない部分があった。「ついていけない」というよりは「全容が飲み込めない」といった方が正しいのかな。代表的なところではイニシアチブの設定あたりが「そんなん、もうなんでもありやんけ」と思ってしまってディティールに理解が及ばなかったし、最後まで言及されてるのかされてないのか微妙な扱いだったトランプの存在にしても、ふわふわしたまま話が進むので敵味方双方のモチベーションが最後まで確定せず、「およそ空気を読んでそういうことだと思えってことなんだろう」とあたりをつける必要があった。全体的な物語像というか、今回扱われた事件像についても消化しきれない部分はいくらかあり、最終的にはトランプという妄執に囚われたジュラスさんが一番残念なとこ引いちゃったもんで大ごとになったよね、という話になり、最後にいい話風にまとめられてはいたが、ペンデュラム側の結末としてこれでよかったのか悪かったのか、その辺りも飲み込みづらい要素はちょこちょこあった気がする。放送が伸びてしまって先送りされた分、そうした印象が強くなったという要素もあるだろう。

 ただ、そうして目をつぶってしまった部分はあるが、多分全ての原因はこのアニメが壮大な大河ドラマの一部分を切り取ったものにすぎないという、作品の出自そのものにあるのだろう。今回の話だけで全てが丸く収まるわけじゃなし、設定にしても他のシリーズ作品と繋ぎ合わせて意味を持たせる必要があるので、今回アニメとして現れたピースだけに全てを付与するわけにもいかなかった。その辺は、「世界観が気になったら他の作品にも触れてみてね!」という多少意地悪な販促戦略だったとするなら効果は抜群である。

 また、余計なところまで想像を膨らませたせいで消化不良気味になったとはいえ、一応1クールのアニメとしての起承転結は成立している。この「一応の決着」を良しとするかどうかは意見の分かれるところだが、「不完全じゃないか」という不満はお門違いだというのも理解はしているつもりだ。

 そうして諸々の事情を飲み込んだ上でよかった点を拾っていくと、まず「ナーサリー」というテーマ設定そのものが非常に面白い。ドラマを作る上で「幼児」の扱いって難しいんですよ。この話は以前もどっかで触れた気がするんだけど、個人的にはわたしゃ「幼児」が出てくるお話はあまり得意じゃない。別に子供が嫌いというわけではなく、幼児って生き物はまだ「理屈か通じない動物」の側面を持ちながらも間違いなく「人」でもあるので、理知的なドラマ構造に組み込むのが大変なのだ。あまりに動物らしくしてしまうと人格が剥奪されて単なる舞台装置に堕してしまうし、だからとてしっかりとした人間として描いたら「そんなガキおらんやろ。作り手側の意識が子供に宿りすぎや」と冷めた目で見てしまう。どっちにしろ、「真に迫った幼児像」を作るのは大変なのだ。いわんや「大量の幼児」をや、である。

 しかし、今作はあえてそこにメスを入れて「ナーサリー」という設定に踏み込んだ。幼児どうしが絡み、その人間模様も吸血鬼絵巻に取り込んだ。幼児の量が増えたおかげで「動物的な側面」と「理知的な側面」が個に付与されず群に埋もれることになり角が立ちにくくなったというのが個人的な印象で、例えば一番理知的な要素は幼児の中でもテオドールあたりに付与されていたと思うのだが、彼も彼で最年長のポジションに苦しみ、ひたすら理屈で環境をコントロールしようと試みたが、結局は幼児なのでダメなものはダメ。理不尽な大人の世界に打ち負かされもするし、子供らしい駄々をこねて解決する問題もある。他の幼児たちも「1人1人の理屈」は抱えつつ、それが前に出過ぎずに「ナーサリー」という大きなフィールドに投げ込まれ、うまい具合に「幼児性」にまとめられ、匂い立たないように処理されている。この辺りの描き方は面白いと思った。

 こうして「人格が確立しない」幼児期に迫るという描き方はそもそものドラマとして前例も少ないし、それが吸血鬼バトルものと絡むとなればなおのこと無軌道なものになりそうなものだが、「血」の物語という一本の筋を引くことでトンチキなファンタジー設定が普遍的な家族のドラマにまで引き込まれる構造はちゃんとゴールを見据えて狙っていないと生み出せなかったものだろう。正直、このクオリティの脚本で線が引けるなら、同プロジェクトの他作品も面白いんじゃないかという気がしている。どうでしょうね。

 あとはまぁ、アニメとしての画面の統制。今作の徹底したガジェットの描き込みはCG技術もふんだんに使われているのだろうが、こういうのって「いっぺん画面のデザイン作ればあとはCGをいじるだけなので意外と楽」なのか、それとも「全部のシーンでとにかく画面構造を成立させるために調整しまくるからめっちゃ手間」なのか、どっちなんでしょうね。後者だとしたら本当にお疲れ様。効果は充分に出ており、毎回毎回目が痛くなりそうな細やかな描画は楽しませてもらいました。多分アニメ化にあたって、この雰囲気作りだけは絶対に曲げられない要素として守ってくれてたんだろうな。だからこんな不思議なスケジュールになったのかどうかはわかりません。

 最後に中の人の話。今作は色々と贅沢なキャスト起用が多かったので取り上げたい要素も多いのだが、あえて1点だけ上げるならやっぱテオドールですね。最初は「ショタ役にちかぺなんやなぁ」と思ってぼんやり見てたんだけど、「ショタ役」ってだけで終わるはずもなかった。毎回出てくるいろんなちかぺ、楽しかったです。

 
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 冒頭の金髪ツインテちゃんを見て「沢近みたいなキャラ出てきたな……」って思った俺の時代感覚、第8話。別に沢近とかそんなに好きなキャラでもなかったんだが……アップデートされてねぇなぁ……。

 なんか、なろう作品みたいな展開になった。なろうじゃなくても「第2部」的な展開で学園に行くという流れはなぜか割と定型化しており、最近の作品でも「無職転生」がそのまんまだったし、「魔法使いの嫁」もがっつり「学園編」だった。修行パートみたいなものだと思えば鬼滅だって近いと言えなくもない。転校(入学)した主人公が周りの学生たちに自分のチートを見せつけるのが通過儀礼であり、そこまで「なろう的な部分に特化していない」と思われていた今作においても、待望の(??)魔力計測装置(破壊がデフォ)が登場。やってることは完全になろうです魔王様。まぁ、何をするにしても人徳が大事なので、これまで徳を積んできたベル様であれば、いかにもななろうムーブを振り回してもギリセーフということにしておこう。一応、隣でヤキモキしてる高橋が可愛いことが大きな安全弁として機能しているのは考慮する必要があるが。転校時点で女の子2人侍らせてる主人公、強いな。

 さて、問題はなぜわざわざベルさんが若造り(?)して学校に潜入したかという動機の部分なのだが、それは学園の地下に眠っている何かしらの記録物が目的。そしてその遺物を追い求めている理由は、かつて自分の直属の配下だった生き残りの不死を探すため。そしてそこから先については直接の言及はしていなかったが、一応はこの世界の支配のためであるはず。ただ、現状ベルトール様がややこしいのは魔王的お約束で「世界征服」は望んでいるのかもしれないが、別に私利私欲のためにこの世界を好き勝手してやろうと考えてるわけでもないだろうし、マラキュスからパスされた新宿市は致命的なエネルギー問題を抱えていて不死炉に代わる何かを見つけない限りはいつか滅んでしまうという。むしろこの場合のベルさんは悪巧みしてる悪役というより、なんとか滅びゆく新宿を救う方法を探して求めている「勇者」ポジションの方が近いと言えるのかもしれない。まぁ、かつての部下を見つけたからって問題解決のきっかけがあるのかどうかは分からんけど。

 そうして妙な潜入プレイみたいな状態になってちょっと浮かれているのは日本文化をいろいろなオタクメディアから学んだ魔王様と、魔王様の学生としての晴れ姿を楽しめるマキナちゃんだけ。先の一件ですっかり両思いになった感があるこの主君と部下であるが、マキナは多少横柄な態度で接しても怒られないもんで、かつてのようにただ恐縮しているだけではなく、割といろんなことでベルさんに口出しできるようなったし、流行りのギャグを飛ばせる程度には所帯染みてきた(ほんとに流行ってんのか?)。そしてそんなどっかズレてる2人に挟まれて気苦労が多い高橋。やっぱ今作の主人公は高橋なんじゃないか疑惑がある。スーパーハカーとして優れているのは言わずもがなだが、その後の潜入ミッションは1人で難しい局面にチャレンジしようと必死になっており、その頑張りが結実した部分が半分、肩透かしだったのが半分くらいか。「ベルはコントロールできない」はまだ分かるがその次に「マキナは役に立たない」でばっさり切り捨ててんん草。まー、コンピューター関係はね。500歳越えのおばあちゃんに扱いづらいのはしょうがないからね。でもマキナには「可愛い」という最大の武器があるから大丈夫。ちゃんと魔王様と2人で話する時には今まで通り「かしずく」形で接してるのに、ベルさんが気ぃ使って専用のクッション用意してくれてるからちょっとだけ頭が高くなってんの可愛い。

 流石に今作では出てこないかと思っていた日笠が日本語の怪しい担任役で登場してさらに参加作品数を伸ばし、どこかとぼけた味わいの学園長にはひーちゃんがエントリーして急に学内がafterglowじみてきた。秋葉原の夕焼けも綺麗ですね。

 
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 これの舞台って1年半後の2026年だったのか……第9話。流石にもうちょい未来だと思ってたんだけど、我々はすでにSAOの痛ましい事件を経験した後の時代の人間なのだね。まぁ、ドラえもんと違ってナーヴギアはギリ近未来で達成可能と言えなくもない……か? それにしたって2022年ってのは攻めすぎだと思うのだが、10年ちょいで達成できるって読みだったのか。まぁ、すでに人類はアトムも開発してるはずですしね。人間の想像力よりも、人間の進歩はちょっと遅い。でもこんだけ激動なんだからたまったもんじゃないですが。

 などと現実世界を憂いてみたが、今回は普段のゲームの世界を飛び出して「現実」で「外の人」たちの描写が多いのが嬉しい新たなスタート。特にシンクのロリ(女子高生)グループが全員登場してキャラが見えたのはとても嬉しい。この子ら、キャストが恐ろしく豪華なので今の時代には貴重な集合シーンなのよね。まぁ、アマゾネスとロリの二面作戦ができるキャストを集めた結果がこれなんだろうけど、その中に森永千才が混ざってるのはセンスあるわ。

 女子高生たちがよってたかってレンちゃんをせっつくのは「お前強いんだからもっと自信を持ってGGOをプレイしやがれ」ということ。当のレンちゃんは「ある程度目標達成できちゃったし、もうGGOにこだわる必要もないんだけど」ってんでモチベ下がり気味で、元々あんまり前に出る性格じゃないこともあってどうにも若者たちと熱量に差がある。そこをなんとか再燃させようと子供達が躍起になっている様子。まぁ、そうまで言われて悪い気もしないんだろうけど、身に合わぬ評価に戸惑うレンちゃんは、最終的にはフカに丸め込まれて戦場に担ぎ出されることになるのである。結局全てはフカが握ってんだよな。まぁ、彼女が彼氏(仮)という尊い生贄を差し出してまでレンちゃんを戦場に引き戻してくれたのだ。その友達の働きぶりには感謝しないとな。まぁ、戦場に出たら出たで一切ありがたみは感じられないクソチームメイトでしかないんだけどな。

 前回の試合であんだけの大惨事を巻き起こしたというのに、未だゲームの中ではピトとチームを組まされているレンちゃん。まぁ、放っておいて敵対されるよりは行動を共にしてた方が被害が少ないという打算もあるのだろうが、その結果が手足切断バトルだったことは忘れてはいけない。今回はもはやルール上もフレンドリーファイアを禁止する要素がなくなり、また終盤にとち狂ったピトがやらかす未来が見えるような、そうでもないような。運営側が設定した敵がそれどころじゃないくらいに強ければようやくほんとの意味でチームとして共闘できる可能性もあるのだが……そこに含みを持たせたルール設定にしちゃったからなぁ。相変わらず運営が適当なのが全ての元凶な気もするが、さて、どうなることやら。

 今回は戦闘シーンこそ少なかったものの、最後の方でパララと撃たれて慌てふためくレンちゃんのカットとか、作画が良好で可愛いシーンも多かった。多分今作で一番観たいのはこういう要素なんだよなぁ。


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 順逆自在の術! 第9話! 技をかけられたと思った次の瞬間、かけられているのはテメェの方だ! ジャパニーズトラディショナル忍者は、ナチュラルにあの技が使えるんでしょうかね。どういう仕組みなのか分からないのはデフォ。でもブロッケンJr.なら見よう見まねでやろうと思えば案外できるし、完璧超人ならその速さで割とあっさり返せる(体躯鸚鵡返し!)。

 というわけで、謎の忍者ちゃんとの交流回。てっきり先週からの展開でシリアスによるのかと思ったら、生徒会長のトンチキキャラのおかげでそんな方向には向かわず、学園祭(?)らしいドタバタなお話となった。この学校、色々と謎な部分が多く、文化祭と体育祭をまとめて処理してしまうらしいし、体育祭に該当する今回のイベントもなんと競技一本で生徒会長とのタイマンのみ。もしかしたらこれ以外に体育祭も用意されてるんかな。さらにこのイベントは地元の一大行事として扱われているらしく、なぜか知らないがテレビまで入るという念の入れよう。どう考えてもあんなイベントが一般のお茶の間に流されて盛り上がるとは思えいないのだが……地元のケーブルテレビとかなんでしょうかね。ほな、あんまり顔バレの心配しなくてもよかったじゃん。せいぜいろこどるレベルですよ。

 まぁ、そんな訳のわからないイベントを通じてユキと仲良くなろうとしてきた忍者っ子、日陰ナカちゃんが今回の主役。引っ込み思案な性格は押しが強すぎる兄の影響が大きいようで、自己肯定感が低く、そのオーバースペックの割には常にオドオドしている。それでいて勇気を出すべきときは出せる性格でもあるようで、ユキと友達になるための頑張り、そして兄を超えてイベントで勝つための頑張りなど、各方面に自己を脱却しようという意識が見て取れる。ユキさんもこれだけ熱心に気持ちをむけてもらえたら、そりゃ同性の友達第1号という栄誉に与るのもやぶさかではないだろう。多分この感じからして、お互いに「友達第1号」なのよね。変な連中は変な連中どうしで繋がるものですので、チートキャラどうし今後とも仲良くやってほしいもんである。

 現時点ではそんな日陰の家がユキの裏稼業関係と繋がっている様子はなく、顔バレさえ防げれば今回の一件からユキの何かが漏れてしまう心配もなさそうなのだが、気がかりなのはイベントを解説者席で見ていた早見沙織キャラである。こいつ……誰だ? 今まで出てきたっけ? 突然変なとこに座ってさも前からいたかのようにコメントしてたんだけど、なんかよく分からないキャラが新たに追加された。そして日陰家が違った今、今度は殺し屋業界とつながりそうなのはこの辺になるわけで……揉め事に関係しそうなのは相変わらず女性ばっかやなぁ。まぁ、そう言う作品だからね、しょうがないね。……今回あげもち太郎出てきてねぇじゃん!

 
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 次年度のプリキュアのテーマがアイドルに決定したそうですね、第43話。最強の天然アイドルたる犬や猫の翌年に、どうあがいても勝ち目がない人間のアイドルをぶつけてくるというのは無謀な勝負だと思いますが……せいぜい頑張るがいいさ。流石にこの手のひらはひっくり返らないぜ。多分ね。もしかしたらね。

 というわけで動物たちの絆を紡ぎ、まとめ上げる最終ピリオド。対ガオウ戦を前に、まずは1人ずつ「最後のお当番回」みたいなものが回ってくる。今回はサブタイトルからも分かりやすくまゆの成長を確認するエピソードになっており、本人が回想で振り返ってくれていることからもその趣旨は明白。かつては引っ込み思案で、過集中の癖もあってなかなか友人が作れなかった引っ込み思案のまゆだったが、いろは達との出会いを通じて人付き合いを学び、友情を育み、かけがえのない友を得た(あとちょっかい出せる最強カップルも得た)。そんな彼女の成し遂げたことを確認しながら、「同じことはきっとガオウにも言えるはず」というのでザクロさんを説得にかかり、狼陣営の牙城の一角を崩すという展開になる。

 同時にザクロさんにもスポットが当たり、彼女の純情さというか、単純さみたいなものもはっきりと示され、彼女自身が特段人間に深い恨みを抱いているというわけでないことも確認できた。いや、多分今回の昔話で過去ガオウさんの後ろにいた小狼2頭が多分ザクロ・トラメコンビになるんだろうけども。彼女たちは人間の仕打ちについて、「ガオウ様が怒ってるから」以上にものを持っているんだろうか。少なくとも現時点での行動原理としてはそれだけで充分なようだが、根本的な憎しみを抱えていないのだとしたら、2人が揺らぐことでガオウに与える影響というのもあるかもしれない。

 まぁ、そんな小難しいことは置いといて、単に「ザクロさんはほんとにチョロ可愛いなぁ」というのが分かればそれでいいんですけどね。「ガオウ様のどんなところが好きですか?」というインタビューに対して出てきた内容がだいたいルックス絡みだったのはどうかと思いますが……いや、過去の遍歴からして彼女が単なる面食いで惚れっぽいってのも分かってるんですけどね。単なる尻軽じゃなくてきちんとガオウ様への忠誠と純愛をもって今後の展開を支えてほしいもんだね。

 そして、そんなザクロさんの恋心が揺れ動いていたからこそ、まゆが対話する余地が生まれたというのがこのシナリオの周到な部分で。これまで散々ファンからいじられ、感謝された彼女のおせっかいババア体質。もうさといろのことばっかり気になってしょうがないハイパー文春体質のまゆさんだが、そんな彼女の「他人の色恋が楽しくてしょうがない」という性質が敵であるザクロさんと対話を始める原動力となり、決して無駄につけられた面白属性だったわけではないことが証明された。「とにかく色恋の話が聞ければなんでもいいんじゃい!」という彼女の節操のなさは護衛のユキさんがドン引きするほどで、マジでさといろにグイグイ行くのと同じテンションでザクロさんに突撃。ザクロさんだってガオウ様の良さを語れるならなんでもいいってんでまんざらでもない。余計なしがらみがなければ、これ以上しっくりくる茶飲み友達もいないはずだ。

 しかし残念ながらユキさんはまゆにわずかでもリスクがあるならそれを看過できない。空気を読まずザクロにダメ出しして癇癪を引き起こしてしまい、今回は結局対話成立ならず。でもまぁ、ザクロさんはまゆの態度についてはある程度感謝の気持ちもあるようだし、とっかかりとしては充分な成果だろう。さらに戦闘時にはまゆがひたすらに「結んで紡いで繋ぐ」というアイデンティティを突き詰める活躍ぶりで「何度でも繋げる」というメッセージを伝え、多方面からザクロさんを揺さぶりにかかる。リリアンネット、そんな修復保全の仕方があったのか……今回は事実上リリアン1人でガオガオーンを退治しており、今更ながら単体でのスペックの高さを示した形。まぁ、ガオガオーンがどれだけ数を重ねても結局眠り耐性がないってのが一番の問題なのだが……最強戦術がラリホー連打の戦闘、割とクソゲー。

 こうして日常も、バトルも、見事にまゆさんが存在意義を示し、文字通り次の展開へと「繋いだ」お話。個人的には前回に引き続きクラスメイトのみんなが大活躍していたのも見どころで、「烏丸さん、いい女だなぁ」とか「蟹江、今回の試合展開だけ見たらリリアンの対極にあるからこいつがラスボスだったらやばかったな」とか思いました。カニだから真っ先にハサミを持ち出してしまうのねぇ。ペットのサワガニが無傷で本当によかったです。

 さて、名参謀・兎山悟のおかげで因縁の出どころもだいぶはっきりした。最後のお仕事は残る犬組へとパスされる。フレンディの「声を聞く」力、そしてワンダフルの絆を信じる力こそが最後の武器。……最後にニャミーさんがどう折り合いつけてくるんだろうな……。まぁ、文句言ってきたらマフラーで絡め取ってもろて。

 
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 一件落着? 第9話。ネタバラシ回なわけですが……想像以上にえげつないネタだったな……。あ、8話と9話の感想の間がやたら短くなってるんですがこれには事情がありまして、これまでは我が家の放送スケジュールの関係から本作はAT-Xの遅めのリピート放送で視聴してたんですが、「リゼロ」が一段落してしまったせいで感想書きたいアニメが極端に特定の曜日に寄ってしまい、平日の水〜金あたりがめっちゃ空いちゃったんですよ。一応1日1更新を目標にしているので、とりあえず今作を早めの視聴スケジュールに調整してバランスを取ることにしたんです。以上、マジでどうでもいい我が家情報でした。

 閑話休題、いわば「シトリー編」の幕引きとなるエピソードだったわけだが、想像以上に色んな意味で「シトリー編」だったわけだね……ここまで抱えてきた違和感が全部まるっと回収され、敵組織の謎も綺麗さっぱり解決した上にシトリーという問題児のキャラもがっつりクローズアップされ、「なるほどこれはリィズの妹……」と非常に納得いく結末となった。まぁ、人道的に飲み込めるかどうかは別問題だけど。

 結局リィズは割とあっさり現場に間に合い持ち前の戦闘力で暴れ散らかしてはくれたが、意外や意外、「スピード特化だから破壊力自体はそこまでではない」という設定だったらしく、敵陣(?)最終兵器のアカシャとやらについては装甲が抜けず決定力を欠いた。決して負けたわけではないが、最強チートキャラかと思われていたリィズにもわかりやすい弱点があったことはちょっとびっくり。というか、これって結局壮絶な姉妹喧嘩を茶番でやってただけで……総合力ではシトリーの方が上にいきそうだが、まぁ、接敵した時点でリィズが勝てるから五分といえば五分か。とにかく絶対無敵の魔法鉄甲は強かった。

 そしてそんな最強チート兵器がクライに襲いかか……らない。途中でぴょーんて飛んだ。なるほど、「何もせずとも敵側が勝手に自滅する」パターンの裏には「敵側に最強チートキャラが密偵として潜り込んでいる」が包含されてたわけね。そりゃ全部が予定調和なんだから、クライにとって都合のいいように回るのは当たり前だわ。シトリーはやっぱりクライが「武力を持ってない」ことはわかってるんだろうね。だからこそあそこでぴょーんさせたわけで、その上で「クライはなんでも見抜いている最強の司令塔である」という憧れも持ち合わせている様子。ほんとに都合のいい子だよぉ。ご丁寧にビビりのクライがアカシャを見てもひっくり返らないように「暗くて見えなかった」という都合のいい設定でアホラッキーを補強してるのが小憎らしい。

 そしてそんなシトリーが仕掛けた最大最悪の罠が、ソフィア・ブラックという「ライバル」の存在であった。チクショウ、敵を欺くならまず味方から。そして当然視聴者も騙す。なんか変だとは思っていたけど、そこまでやってくれるとはなぁ。一番のショックは「最強魔術を操る極悪な上田麗奈なんていなかったのか……」っていう部分だけど、「まぁ、小原好美がわざわざ上田麗奈ボイスに変身してたのか……」ということが分かったので結果オーライ。一応冒険者ギルドにはオドオドしてるだけのモブうえしゃまがいるのは事実だからね。あの子ほんとに不憫なだけの単なるモブなのすごいな。

 そうして合法的に(完全に違法ですが)怪しげな魔術実験を果たすことができたシトリーはご満悦で、最終的にこいつがラスボスになるんじゃねぇかと勘繰ってしまうくらいにやべぇことを色々とやっている。世界を滅ぼしかねないスライムの存在が一番やばいんだろうが、眉ひとつ動かさずに敵側の首魁を亡き者にしてほくほく顔なのが一番やばいかも。ちなみにキルキル君の声はなんと古賀葵。シトリー&キルキル君はかぐや様&ショキノチカという禁断のコンビである。

 さぁ、どうやら1クールを3つに分けてのシリーズ構成になっているようだが……ラストパートはどんなヤベェやつが出てくるのだろうか。それとも出てこないのだろうか。……クライはいっそなんも出てこない場合の方が化けの皮がはがれそうだけどな。

 
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 登場人物全員悪人、第8話。全然関係ないけどこんなにしっくりくるキャッチコピーもないやろ。チンピラをクズが牛耳って、そのクズを外道が仕切り、外道を極道がシメて極道も畜生の手の中。もう何が何やら。

 みんなして自分勝手に動きすぎるもんだから相変わらず全体像はさっぱり見えてこない。霧島はこの中ではだいぶ綿密に計画してから動いてくれる良い子なので彼の周りの動向は色々と想定できそうなのだが、残念ながら今回は敵側の小津とやらが汐田菜緒をうまいこと使って出し抜こうとしたのが発端。霧島がどこまでその手管に引っかかったかもよくわかってないのだが、してやられる前に吉乃というおもしれー女が動き出してしまったために双方がてんやわんや。そんで霧島もそんな吉乃の言う通りに動いてくれるわけじゃないので、一番俯瞰でものが見えてると思っていた吉乃だって盤面を思い通りにコントロールできてるわけじゃない。あとはもう、それぞれの局面でみんなが「流れでお願いします」みたいな勢いで乗り切るしかないのである。

 今んとこ一番の巻き込まれポジは可哀想な翔真くん。いや、可哀想というには可哀想じゃないことやりすぎてるんだが、吉乃は全然言うこと聞いてくれなくて何してるか分からんし、よりによって「人手が足りないから」って理由だけで霧島に直で呼び出されていいように使われる始末。そりゃ殺意も限界突破でブチギレモードになってもおかしくない。吉乃を助けられると思って飛び込んだカラオケボックスにいたのは菜緒ただ1人で、その菜緒も霧島に訳分からんうちに放置されただけの人。カラオケボックス自体は吉乃が「追手をまける場所やで」ってんで案内したのに、霧島はそこを「余計なお荷物」を切り離すのに利用した。多分普段の霧島だったら菜緒をほったらかしにして好き放題やってたんだろうけど、流石に吉乃の手前、菜緒を見殺しにするのも体裁が悪かろうってんで翔真を呼び出した形。結果的にはここにチンピラチームが群がり、最後にはやたら武闘派で首魁級らしき天パも現れたおかげで、期せずしてここも鉄火場になってしまった。翔真くんは立ち合いいきなり膝から行くようなやんちゃ坊主であるが、その翔真が初手の立ち合いで厄介な相手だと認識する天パ。東方仗助しかり、髪型にこだわりを持つ不良は手がつけられない。翔真は全く望んじゃいないだろうが、ここで菜緒を守るナイトになるしかないのか。ちなみに余談だが、今回天パ役を担当したキャストさんは最近個人的に注目してる佐藤せつじ氏。ほんと、いちいち引っかかりがある面白いお仕事しよる。

 そうして菜緒(あとついでに翔真)を切り離すことに成功した霧島は、多少のトラブルはあったが最終的には元の目標である「小津潰し」へ。小津本体は吉乃が無茶苦茶やって強引に止めておく予定だったようだが、まぁ、ここは直接シメないと仁義が立たぬということだろう。吉乃さんが未成年のくせして酒飲みのあれこれを駆使して小津を押さえ込もうとした手管があまりにも慣れすぎてて戦慄するわ。多分自分でやったことは1回もないはずなのだが、やっぱり生まれ育った環境に幼少期からそういうシチュエーションがゴロゴロしてたってことなんでしょうかね。しまいにゃ霧島との電話では「ぐだぐだ抜かすと東京湾ぞゴラァ」まで言い始める始末。いや、ここは大阪なので大阪湾だけども。やっぱ絶対に日常的にそういう会話を聞き慣れてる奴の会話なのよ。吉乃さん、あんた霧島に出会おうが出会うまいが普通の人生なんて送れてませんて。

 そしていつものことながら惚れ惚れするような吉乃の大阪弁啖呵を聞いてどんどん沼っちゃう霧島さん。ここで正式なプロポーズですわ。まぁ、相変わらず言ってることは無茶苦茶なんだけども。こんなメチャクチャな馴れ初めでくっついたカップル、そのまま繋ぎ止めておくのにはどれだけの命が犠牲になることやら……まぁ、まずは小津1体サクリファイスですね。

 
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