最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
虎はどっちかというと格好いいよりも可愛い要素の方に注目しがち、第4話。うっかりするとカワイスギがクライシスしそうなお話でしたね。 展開としては3話目までと大して変わらんし、特段この話数をピックアップする意味はなかったんだけど、新番チェックが一段落し、楽しんでるアニメの中から何の感想を書いたらいいもんかと悩んでるのでとりあえずこのタイミングで「なんかいいよね」という意見を表明するための記事立て。1話目の印象から特に変わらずではあるんですが、嫌いじゃないアニメなんですよ。 今期もラブコメアニメは色々とあるんだけど、一番お手軽にいろんなフレーバーを楽しめるのが今作ですよね。3組の全自動で構築されたカップルが好き放題にいちゃついていくこの展開、あまりにも都合が良すぎて「それ専用」の3対3が構築されていたというのに、「なるほどねー、これが合コンってやつかー」と納得せざるをえない(んなわけない)。でも、女性チームが勝手に分かれて目当ての男のとこに収まってる図は座りがいいよね。 そして今作の推しポイントの1つは、コンセプトをブラすことがないから基本的にどのチームも男は受け一辺倒という部分。これまでのラブコメなら男側が悩みそうなことを女性が悩み、女がときめきそうなことで男がキュンとしてしまう。これこそが真の男女平等……ではなかろうが、Mっ気のある人間にとっては割とご褒美ポイントが高い。また、CVがあんまり思い切って「イケメンボイス」のキャストに振り切れてないというのがこっそり評価ポイントになっており、男目線でちゃんと「女の子としてみても可愛いんだよね」という受け皿が用意されているバランスが良い。あんまりイケメン風味が突き抜けちゃうと、それこそ作中の萩のように「俺は男でもイケちゃうタイプなんだろうか?!」と思い悩むことになってしまうので、「可愛い」の余地を残しておいてくれているのは助かるのである。まぁ、ショタ頻度も高いみかこし・おいちゃんはさておき、奈央坊はどういじっても「男性的」には聞こえないけど、それくらい思い切ったキャスティングの方が本作のコンセプトにはあってるんじゃなかろうか。 ただ、そのせいで萩の抱えてる「俺は男が好きなんじゃないか」っていう懊悩は全く理解できないものになってしまってるんだけどね。いや、どんだけ見た目がイケメンだったとしても声は奈央坊だよ? その子単に可愛い女の子だよ? 蘇芳さんもちゃんとガードを緩めて「可愛い」とこ見せてくれてるんだし、そこでいちいち思い悩む必要はないと思うけどね。悩むならそれこそコミケに行って「俺はBLでも美味しくいただけてしまうのかッ」って悩めばいいのだよ。そこに悠木碧を置くのはちょっと危険だ。 PR 雨の後にこそみられる成果を讃えるために、その地に「虹ヶ咲」という名がついたのである、第4話。……あれ? というわけで予定通りにスポットは鬼塚姉妹へ。色々と複雑な感情が入り乱れているかと思われたが、妹・冬毱の想いは存外シンプルで、「スクールアイドルなんかやったところで失敗するんだから、悲しい思いをする前にやめろ」という姉思い(?)な動機があるだけだったという。この妹さんの思考もどうかとは思うが、それを生み出してしまった鬼ナッツのこれまでの人生行路も正直あんまり賛同できない部分は多い。 まずもって「たくさんの夢をあきらめてきた」という苦労話が薄い。「夢を諦める」ってその程度のことで声高に叫ぶもんでもないだろうよ。単に子供の時の夢、ほんとに「夢物語」の「夢」であって、ちょっと思いついて妄想していた程度の話を断念したからとて、それで大きく傷つくのはどうかしている。いや、傷つく人もいるのかもしれないが、せめてそれなら「多方面に色目を使って片っ端から自己肯定感を高めることをしてきた」という設定ではなく、もう少しターゲットを絞り込んで「長年頑張ってきたことが外的要因から否定された」みたいな流れがないと説得力に欠ける。同じLiellaのメンバーには「長年の努力が実らなかった」代表の平安名選手や現在進行形で夢をへし折られてるマルガレーテさんもいるわけで、幼少期の戯言を否定された程度でウジウジ言ってる鬼ナッツの思い出はなかなか美談とはならぬ。 また、Liellaと出会った時にやっていた配信者活動についても扱いが中途半端で、配信者業については姉妹がどのように考えているのかがよく分からない。妹の方は「配信で収入が発生してる姉者は笑顔だった」的なことを言っているが、つまり冬毱は「ついに夢が叶いそうな配信者一本でやれや。余計な活動すんな」と思っているということなのだろうか。普通に考えたら、零細状態の配信業を本格化して軌道に乗せるのも、スクールアイドルとして大成するのと同じくらい大変だと思うのだが。そして鬼ナッツ自身も、「自分に才能がないので夢など信頼できない、信頼できるのは現実、マニーですの」ってんで配信業に手を出したことになるが、そこである程度上手く行ってる時点で「金を稼ぐ才能はあった」ということになり、彼女の夢ノートの最後の1ページに「配信者として登録者100万達成」とでも書き足しておけば、そのうち達成できる見込みもあったかもしれない。そこからさらに軌道修正して無謀なアイドル業に片足を突っ込む動機は一応2期で語られているはずなのだが、ぶっちゃけあんまり覚えてない上に、それを妹さんと共有できてなかったとしたら、多分これまでの鬼ナッツヒストリーの中ではやっぱり歪なルートを辿っているということになるのだろう。 何故スクールアイドルでなければいけないのか、そして何故、スクールアイドルとしては未だ挫折を味わっていないのか。妹目線では「自分よりあらゆるスペックが劣る姉者程度がアイドルで生き残れるはずがない」というマイナス方向の信頼があるようだが、現時点でLiellaは実績を残しているのだし、別に鬼ナッツが他のメンバーに遅れをとって足を引っ張ってるなんて様子もない。じゃぁ、今のところは成功してるんだから配信業同様に見守ってやればいいじゃん、という結論になるのだが……妹さん、何考えてるんだろう。 お話の類型としては「まぁ、そういう流れやろな」というのは何となく分かるのだが、もともとふわふわした存在だった鬼ナッツという妙な奴をセンターに据えてしまったせいで、どうにもエピソードの全体像がぼやけてしまっている、そんな印象。この展開で妹さんのキャラをきちんと魅力的なものにしてメンバーに引き入れられるだろうか。なかなかハードルは多そうだ。あと、今回の姉妹茶番を見てマルガレーテさんがどう思ってるのかも気になるところ。ただでさえ余計な邪魔が多いのに、こんなことで自分のアイドル活動の時間を削られるの、彼女からしたら我慢ならないんじゃなかろうか。それとも、すでにかのんの毒が回ってだいぶ角は取れてきている? まだまだ予断を許さない要素が多いわね。 ちなみに首都圏の交通事情についても全然知らないので一応確認したが、新宿→牛久間って1時間半くらいで行き来できるのね。意外と近いな、茨城。 「オバロ」かと思ったけど「はまおう」かと思ったらやっぱり「異世界おじさん」だったはずなのになんか「勇者、辞めます」っぽくなった、第3話。まぁ、どこをつまんでも異世界ファンタジーで既存作品の残滓はありますわな。そもそも「勇者、辞めます」はこんな話ではないな。それこそ「ワンルーム勇者」とか、いっそ「Helck」が近くなってる可能性すら。 というわけで展開がどこに伸びるかなかなか予測できずに油断できないアニメ。デキる女・高橋のおかげで不器用な魔王様がわずか1話で有能な配信者へ様変わり。流石に秒で登録者100万は盛りすぎな気もするし、真夜中ぱんチの立つ瀬がないが一応「この時代、この世界の総人口が分からないので同じ軸では評価できないかもしれない」という言い訳は成立する。現代社会の基準で100万を目指していたまよパンと違い、この世界はもしかしたら100万程度ならその辺にちょいちょいいるストリーマーの可能性もあるからね。まぁ、とてもそうは思えない状態になってたけど。あと、私個人の考え方としては現代における配信者のスタイルって絶対に数十年も保つものじゃないとは思っているので、仮に2099が現代の延長線上の70年後だったらこんな「商売」は成立しないと思う。まぁ、今作は「延長線上の2099じゃぁない」ので全然問題ないんだけどね。イメージとしては「1回現代社会が異世界との統合でぶっ壊れたもんで、技術や文化の発展が停滞して偶然2024年と同じくらいの状態にある」と考えると納得しやすいかもしれない。ついでに世界統合に合わせて世界の総人口が爆増したと考えると上述の100万登録者も理解しやすくなるしな。ほんと、便利で都合が良すぎる設定である。 でもそこに不都合が生じていないのだから文句の言いようもない。この世界は魔法に近いエーテルコントロールがあるけど文化水準は現代日本レベルだし、貧しいマキナちゃんは安アパートで必死に音を立てないようにストリーマーの彼氏(?)を見守り、風呂上がりには冷蔵庫の冷えた飲みものを飲んで生を実感するのである(不死のくせに)。そこはビン牛乳とかの方がわかりやすいじゃん、と思ったけど、紙パックの方がより切実さがある気がしてなんか憎めないね。見たところ結構いい身体してたような気がするんですが、相手が魔王様じゃぁなんの意味もないのが可哀想。 高橋のプロデュースが優秀だったのだろうか、ベルトールの配信業はあまりに順調で、現代基準で換算するなら100万人規模の配信者ならもうマキナちゃんの収入をとっくに抜いて家計を支えてるまである。その割に慎ましい生活を続けているあたりは魔王様の無欲なところで、ほんと、家に置いとく彼氏としてこれ以上の存在もあるまい。2人の日常生活も順風満帆だし、このままヘンテコ日常アニメになって永遠の平穏を生き続けるマキナちゃんを見守るだけでもいい気がするのだが、流石にそれだと視聴者もベルトール様も納得してくれないので、いやでも世界は動き出す。なぜか知らないけど一目でそれとわかる勇者ルックのままの男・グラムの登場である。近未来サイバー日本でマント&ソードの勇者衣装はコスプレ以外の何物でもないのだが、一般市民に不審がられていなかったのはやはり「そういう土壌」が残ってる世界ということなんでしょうかね。銃刀法違反が機能してれば明治の剣客浪漫譚ですら官憲に引っ張られる事案なのに。 そんなグラムの排斥の歴史はこれまでいろんななろうで見てきた通りの「勇者の末路」。そんな彼が「辞めます」と言わずに未だ1人で足掻きながら生き続けているのは、この男のどうしようもない真面目さを表したものなのだろうか。ベルトールとの「平和」についての議論、ざっくりまとめれば「君主か、民主か」という話に集約される話で、現代社会だってそんな結論は出やしない。500年越しでぶつかってしまう永遠の難題を、男たちはうどんのアテ程度に話して別れていく。この世界に勇者も魔王も求められていないのであれば、それこそ机上の空論でしかないのである。 しかし、勇者は落ちぶれたが魔王は違う。今や100万の民の信仰(?)を得てパワーを増強。冒頭でベルトールが分析していた「文化と技術の発展により、人々の個が失われて支配するのは集団心理」という実情、まさに現代社会の縮図ともいえるものであり、そこもまさに「2024年の延長世界」として魔王の降り立つ土壌が整っている。この人、やっぱ人の上に立つだけの才覚は間違いなくあるよね。根がここまで真面目じゃなければ、500年前ももっと楽に世界征服できたのかもしれない。まぁ、改めてこの世界を支配したいと思っているかどうかは定かじゃないけど。少なくともマキナさんは「余裕があればもうちょい広い部屋に引っ越したい」くらいは思ってるんじゃないかなぁ。 光学銃とはなんだったのか……第4話。今回の試合だけだとビームライフルのアドバンテージが1ミリもわからなかったんですが、もしかして単なる愛好会の人たちだったんでしょうか。 消化試合というか、試合消化な展開。なんとここにきて「未来のレンちゃんが試合を振り返り、本来なら見えないはずの試合展開を眺めている」という視点から試合上の各所で繰り広げられた戦いをざっくりまとめてくれた。まぁ、展開いうても「順当に強いチームが劣勢を物ともせず戦場を制圧したよ」っていうだけの話で、何かびっくりするような展開があったわけじゃないんだけども。アマゾネスことチームシンクはマジもんのパワープレイで猪突猛進。それができてしまうチームだからこその強豪ってことなのだろうが、それにしたって容赦がない。対抗チームメメントモリも特に捻りはなく、地の利も活かして「前回の強豪は目をつけられる」というビハインドを弾き返していく。2チームに共通しているのは、よくわからんうちに有象無象のチーム連中が徒党を組もうと目論んだ信号弾作戦を逆手にとった部分だろうか。この展開のおかげで、一応「強いチームが単に強い」というなんもおもんない展開にちょっとだけスパイスは加えられていて、「ほんとだったら強豪チームも苦戦したかもしれないのに、雑魚どもが下手に策を弄したもんだから返り討ちにあっちゃった」という大義名分が出来上がった。まぁ、それにしたってほんとに消化試合なんですけどね。 気になるのは前回壮大な漁夫り方をした優勝チームT-Sの連中。「エリアが狭くなる」というPUBG的お約束は強制的に中心へと全チームを引き寄せるものかと思っていたが、ゲーム内の「海面上昇」という現象自体は一応対策というか、「動かずとも高いところにいれば大丈夫」という逃げの選択肢があり、これで1チームだけ孤立したのはいいのか悪いのか。これでまた壮大な漁夫展開になり、1回も銃を撃ってないチームが勝っちゃったりしたらイベントとしたら最悪だ。 そして、そんなそれぞれの事情以上に最悪なのが、運営側が設定したとんでもルール。なんとここで人狼要素……ではないが、ちゃぶ台返しの裏切り要素が追加されるという。普通に考えたら大会に向けてみんなしてチームでの統率訓練を繰り返してるはずで、そこにいきなりゲームの本質とは全く関係ない部分からヒビが入るという、どう考えてもクソゲー要素が混ざり込んだ。そりゃま、レンちゃんじゃなくてもビビるし文句の1つも言いたくなる。そして当然のように選ばれるピト。まー、そうなればそうなるしかないやろ……。コロシアエー。これでまたレンちゃんがアマゾネスさんと仲良くできる理由もできちゃったなぁ……。 個人的に気になるのは、「裏切り者を中心地に送り出すために輸送物体が送られるよ」っていう設定で、当然それって孤立してたT-Sのところにもいくのよね? もしそこにみんなして乗り込めたら孤立状態から復帰できたりしないだろうか。まぁ、だとして試合に絡めるかどうかは知らんが。
悲報、猫屋敷ユキさん、3週連続で猫態にならず、第39話。もう、猫の姿はまゆにしか見せてくれないんじゃないかとガクブルですよ。さらに悲報、来週は放送お休み。もはやわんぷりのない日曜日が想像できない身体になってるんですが、なんとかしてくれ! しかしもちろん朗報もあるぞ。今回のお話でのニコ様の挙動からして、先週時点でいくらか懸念されていた「ニコ様が追加戦士枠になるのでは?」疑惑はほぼ払拭されたと見ていい。つまり、正式に今年のプリキュアは「追加戦士」枠無しの純正4人プリキュアということになる。例年、玩具の販促目的もあって追加戦士が大前提の商品展開をしてきたプリキュアシリーズだが、今作はそもそもリリアンの加入が19話とやや遅めだったこともあり、追加グッズは必殺技用のパレスのみで展開されたようだ。正式に追加戦士が存在しないプリキュアというと、(「最後の1人」と「追加戦士」の定義上の区別が難しいが)「ハグプリ」以来6年ぶりとなる。まぁ、ハグプリもマシェリ&アムールコンビが20話で事実上の追加戦士みたいなもんだったし、構造はかなり似てるかね。もしアムールを追加戦士と解釈するとハピプリ以来10年ぶり計算かもしれない。まぁ、とにかく基盤メンバーの濃密な関係性が描かれるのは大変良いことである(だからこそユキさんの猫態をだな……)。 とはいえ、ニコ様が「大きく動かない」ことを表明したことも含めて、今回のお話はラストに向けての方向性をはっきりと定める予定調和的なものである。一応恒例のハロウィン回も兼ねているが「大隈がクマ、蟹江がカニ、猫屋敷がネコなのに、犬飼がウサギコスになった理由を考えると……ヲイ、そこのメガネ」と突っ込みたくなる気持ちを抑えればそんなに大きな要素ではない。ハロウィンにかこつけてメエメエとガオウが自由にその辺を闊歩できるアニマルタウンの治安が心配になったりもするが、まぁ、今更だしそれを見てニコ様が安心してらっしゃるなら結果オーライとしておこう。亀の甲羅を背負ったババア(お亀さん)は同じ東映作品からドラゴンボールの販促にきてるのかとちょっと疑う程度である(?)。 さぁ、そうしてうまいこと下界に様子見に来たガオウ様。これまた分かっちゃいたことだが、今回は安易にこれでもかというくらいに「悪い人じゃない……っていうかどう考えてもいい奴なんだよなぁ」というフラグを立てまくり、同じイヌ科のこむぎとのリンクも繋いだことでもはやエンディングがどのように収束するかまでが予定調和となった。わんぷり全体での「絶滅動物との関係性」はどうあがいても円満解決はなさそうな重すぎるテーマだったが、ちょっとずつ「絶滅動物全ての人間への憎悪」というどうしようもない概念を「ガオウさん個人の拭いきれない復讐心」にすり替えていくことで、ガオウ個人さえ満たしてやれば解決するというフラグを立てていく。テーマ設定の重さを考えればやや逃げとも受け取れてしまう措置ではあるが、まぁ、こればかりは解決策が無いので致し方ないだろう。あくまで、いたいけな幼女先輩たちが今作を見て地球環境や生物種の問題を少しでも考えるきっかけになってくれれば良い。そういう教育的措置である。ちゃんとガオウ様の隣にはザクロとトラメという「仲間」を残してあげてるからね。ガオウ様単体であればハッピーエンドに納めるのはそんなに難しくないのよね。 また、理屈でまとめるのが難しい問題なのでそこは「理屈抜き」の善性を誇るこむぎにフル回転してもらうことで解決を早める狙いもあるだろう。前回のエピソードや劇場版での奮戦など、こむぎといろはの関係性は充分な下積みを施して「それでもいろはが大好きだワン」は理屈抜きで成立する状態になっている。あとはその気持ちをガオウに叩きつけてやればいいだけなので話は簡単。今回最大の注目点だった「こむぎのガオガオーン化」がさらりと対策されてしまった時点で、ガオウ様に勝ち目はないだろう。ぶっちゃけ、「人間への憎悪や無理解を狙い撃ちするならまだユキさんを狙った方が勝率高かったのに」とか余計なことを思ったが、それを回避するためにユキさんはずっと人型だったのかもしれませんね。まぁ、そもそも犬と猫で相性がよくないのかもしれんが。 さぁ、残りの話数でゆっくりとガオウ様の心を解きほぐしていきましょう。そして1週休んで次回はなんと「公式で犬猫変身回」!!!!! これまでファンアートとかで多数の「犬型いろは」と「猫型まゆ」は見てきたんですが、まさか公式での供給があるとは……ユキさんの猫態が久しぶりに復帰します。ほんとによかった。 観てきましたよ。封切りから割と時間が経ってしまっており、近所の劇場ではすでに軒並み1日1上映という危ない状況に。オリジナル劇場作品はこれがあるから怖い……ちなみに同じく1日1回にはなったがプリキュアはまだ上映してる。 視聴が遅れてしまったのは、単に新番チェックの時期で劇場に行くだけの余裕がなかったというのがあるが、あとはまぁ、事前に野郎ばかりの3人主人公だってことは知ってたので、いかな長井龍雪作品といえども若干モチベは高くなかったことは白状しておく。どうしてもさ、野郎3人作品というと「グッバイ・ドングリーズ」のあんま刺さらんかった記憶がフラッシュバックしてしまってなぁ。今回はいつものトリオ(長井/岡田/田中)なので大崩れはしないだろうという信頼はあったが、はてさてどうなることやら。 というわけで折り返し前にざっくり印象だけ書いておくと……あんま刺さらんかった。残念。いやぁ、なんだろね、つまらないわけでじゃないんだ。ちゃんと形にはなってる。常々私は「やりたいことが分かる」ことを評価の1つの基軸にしているのだが、今作においては、多分やりたいことは理解できたと思う。ただ、その上で「こんなもんか?」という肩透かしがあった。面白かったかどうかと問われれば、多少のinterestingはあった。ただしfunnyはないし、あんまりexitingもない。そして何より、impressedがない。そこはなぁ、素直に残念。
<というわけで以下はネタバレありってことで注意。一応ネタがあるといえばある作品>
リゼロあるある、オープニング端折られがち、第54話。初回90分スペシャルに加えてこのツメツメ具合、そんだけやらないと尺が足りないってのは相変わらず大変な作品。まぁ、おかげであんまりあくせくした感じもせずに観られてるのだからありがたい話なのだけど。 などと訳知り顔で書いてはみたものの、こちとら2期で割と心が離れてしまっていた不真面目な視聴者なので、だーいぶ忘れてること、認識してないことがあったようだ。2期で語った内容を覚えてないのはしょうがないとしても、1期の出来事を忘れてるのは流石に褒められたことじゃないですね。でも言うても8年前のことだしなぁ。どうにかご勘弁を。 忘れてることNo. 1、どうやら暴食は新キャラではなかったみたい。そしてよりにもよってレムの現状を生み出した元凶だった。そうか、確かにあったなそんなくだり。レムがまるまる1シリーズ休みっぱなしだったもんですっかり忘れてたわ。しかも確認したらその時にレグルスも一緒にいたらしいですね。割と大罪司教って仲良しさんなのかしら? 忘れてることNo.2、クルシュさんってどうなってたんだっけ。ぶっちゃけ王選候補者は全員まとめての認識でしかないので覚えてないのは当然なんだけど、なんかこう、弱体化してるっぽいニュアンスになってますね。スバルにお姫様だっこされたり、まじモンの「姫」になっちゃってるじゃん。まぁ、戦えるみたいだから別にいいんだけども。 忘れてることNo.3、ガーフって麻美子とどういう関係なんだっけ。なんかガーフの周りに常にあのおっかないおばちゃんがおるね。 多分他にも色々と取りこぼしがあって、ミミと他の兄弟がどういうつながりなのかとかもよく分かってないし、半裸戦士が元々関智一じゃなかったことも忘れていた(今回ようやく「そういえば」と思い出した)。この辺のキャラの多さは如何ともし難いので、忘れてしまったこちらの責任は全て飲み込みつつ、そのままの姿で受け入れていくことにしますね。 というわけで今回のメインは色欲さん。中の人的には同時期に別作品でドラゴンの付き人(?)をやってるわけですが、こちらは純然たるドラゴン。悠木ボイスで罵詈雑言を撒きちらすハイテンション爬虫類のどの辺が「色欲」やねんという気はするのだが、これまでの大罪司教もなんだかんだで二つ名に相応しいキャラだったし、こいつも何かえっちぃ要素があるに違いない。いや、違うか。色欲を司るなら単にどすけべな性格だったらいいのか(?)。まぁ、今後のさらなるイカれ要素に期待しましょう。他の大罪司教も頑張って異常性を発揮してくれてるのに、最終的に石田彰で落とすのやめろ。 俺にとって石田彰とはなんなんでしょう、第3話。いや、他人に投げかける問題じゃねぇし、誰にとっても「知らんがな」なんですけど。今期は凄絶なる彰シーズンになってしまい、「リゼロ」のレグルスがやべぇのはすでに書いた通り。そこにさらに「マジルミエ」では敵役っぽい外道社長をやっており、「夏目友人帳」ではご存知の通りに名取を担当。いや、この流れで名取を出すのは流石に可哀想だが……あいつも大概ではあるんだよなぁ……。 そうして「せめてシーズン後半のラスボスでだけ出てきて欲しい」と願っている石田彰。もちろん嫌いじゃないんだ。大好きなんだ。ただ、石田彰が声をやってるキャラは、もはやその時点で無視できなくなってしまうんだ。だって、それだけ存在感がクソでけぇキャラということであり、そこを見逃して、聞き逃したら全てを失ってしまうリスクがある。ということは、石田彰が出てきたらそのアニメは正座して見なきゃいけないということになり、シーズン序盤から体力を削られまくっているのである。何が腹立つって、ちゃんとそうして削られた精神力の見返りはちゃんとあるってことなんだよなぁ……。 というわけでたった1人のキャストから興味を繋いでいるように見える今作だが、実は普通に面白い。色々とヒドいアニメなのは間違いないのだが、ほんとに「今まで見てこなかったアニメ」になっているのでいやでも興味を引かれてしまうというか、嫌う理由がないというか……新番チェックの時に触れた「ヤンキーものとかヤクザものは嫌いなんだけどここまで外道ならもう関係なくない?」という感覚はやはり正しかった様子。生まれてこのかた、人に手をあげたこともないよう人畜無害な私のような人間って、暴力で物事を解決しようとするヤクザものなんて理解しようとすら思えない存在なんですよ。持つべき感情は嫌悪感だけだし、その理屈で何を語ろうが基本的には響かない。「東リベ」なんてその結果なんも面白くなかった代表選手だったのだが、今作は遠慮なく極道モンの内情にまで切り込んだ上で容赦無く暴力&暴力。酒タバコ女ドラッグ。絵に描いたような(絵に描いてるんだけど)嫌悪感の対象である。 でも、もうそんなんどうでもいいんですよ。だって霧島がおっかない理由ってそんなとこにないんだもん。単なる異常者だから怖いだけで、「ヤクザだからダメ」なんて次元はすでに通過している。そうしててっぺんに立つ霧島というイレギュラークレイジーを中心に据えているおかげで、普通だったらこちらも好きになんかなりようがないだろうヒロインの吉乃もなんだか愛嬌があるように見えてくるし、「狂人の理論」が先立てば、まだ話が通じそうな極道の方がマシってもんで。もう、いっそファンタジー部門として処理してしまいたいくらいにイマジネーションを膨らませて見る未知の世界だよ。 そして、全てに諦めがついて穏やかな心で追いかければ、今作は割と貴重な「おっさんが輝くアニメ」にもなっている。ヤクザ連中に居並ぶ強面キャラと、それに彩りを添えるクドめのキャスト陣がとても良い。特に今作は関西弁の出現率が高く、ネイティブ関西声優がイキイキと真価を発揮してくれている。中でも今回注目したいのは、吉乃の子守り役(?)として付き従ってくれている遊佐浩二である。上田瞳・遊佐浩二とネイティブ京都声優2人が浪速の極道をやってるのは笑ってしまうが、やはり流れるような関西弁トークはとても気持ちがいい。今期は石田彰シーズンだと言ったが、実は同時に遊佐浩二シーズンでもあり、「青の祓魔師」ではすでに遊佐的ノルマである裏切りをすでに終えてしまった関西人、「甘神さんちの縁結び」では“いけず”のイデアを凝縮させたような最低最悪なエクストリーム京都人役を担当して遺憾無く胡散臭さを発揮してくれている。クセの強いおっさんどもが蠱毒のように煮詰められていく今作、そりゃおもろいわ。関西弁テーマで統一されたエンディングもクセになるし、是非関西文化のお勉強に活用してみよう(地獄かよ)。 僕たちの「リエラのうた」を返せ、第3話。なんやあのおまけコーナーは、まるでLiellaが11人ユニットみたいじゃねぇか!(前提事項ですので) かっちりと「やるべきこと」をやっている進行。ある意味安心だが、ある意味色々と察する必要もあるだろう。結局私は、「もうあと10話も残ってないよなぁ」みたいなことを毎回考えながらハラハラ見守ることしかできない。どう考えても「11人ユニットの3期目」をやるのに1クールは短すぎるわけで、数多求められる要素の中から、なんとか入れ込むべきものを取捨選択して効率よくお話にしていく作業がとても大変。構成の花田センセも毎度のことながら胃の痛いことだろう。 ここまでの2話をトマカノーテ結成と一応の戦果をあげるところまでで費やしたため、現状でLiellaについての新規描写はほぼゼロという状態。構成を考えるとラスト2〜3話はクライマックス、つまり全員でのラブライブに費やす必要があるわけで、残り使える話数はせいぜい7〜8話だ。そして確定で必要な要素としてマルガレーテ回が最低1話、そして鬼姉妹には嫌でもスポットを当てなきゃいけなくてこれも1話か2話必要。となると、もう自由に使える話数は5話程度しかないのである。その少ないパイをかのんを除く3年生4人と、鬼ナッツを除く2年生3人、合計7人が奪い合う。そして今回白羽の矢が立ったのは四季だったわけだ。まぁ、この順番で出てくるのは順当なところじゃなかろうか。 千砂都さんの描くまるはいつだって美しい。かのんというセンターを失ったLiellaを切り盛りするのは最高学年で最高の安定感を誇る嵐千砂都をおいて他になし。恋の野郎も一定の信頼は得ていそうだが、やはり真ん中に据えるのは不安だらけだし、すみくーなんて言わずもがなだ。その千砂都が指名した新たなセンター、それが若菜四季であった。……正直、キン肉マンソルジャーがタッグパートナーにブロッケンJr.を選んだ時の「お、おう……」くらいの反応になっちゃいましたけどね。ここでわざわざ四季を選ぶ理由はあんまりないのよね……まぁ、スタイルのよさが分かりやすいビジュアル要素として「真ん中におきたい」キャラなのは間違いないのだが、千砂都さんは少なくとも「今後はずっと四季をセンターに固定して回していく」とかは考えてないだろう。あくまで最初に言ってた通り、「新しいLiellaって言ってんだから新しいことやってみようぜ」ってんでお試し感覚だった気もする。まぁ、そんなこと言ったら身もふたもないから色々と言葉は尽くしていたが。 メタいお話の構成だけを考えるなら、ここで2年生の誰かにお鉢を回すのは半ば必然。クライマックスに向けて話がマルガレーテ・かのんに集約していくなら、どうしたって3年生組に関わる話は多くなる。私の勝手な想定だが放っておいても可可やすみれは暴れ散らかしてくれるはずだ。となると、前半パートで2年生組を引き上げてやらないと置いてけぼりになってしまう可能性があり、ここで先んじてのブーストが必須。そして2年生カルテットの中で鬼ナッツを一旦外した時に、そのスポットは必然的に赤青カプ、つまりメイ四季に寄せるしかないのである(今後きな子にお当番回があるかどうかは正直五分だと思ってる)。 2期でもほんとに「お当番」の時しかスポットが当たらなかった四季。彼女の場合は持って生まれたキャラクター性がそうさせてしまうのは致し方ないのだが、やはりアイドルユニットを描くアニメでそんなやつが混ざり込んでいてはどうしても気になってしまう。ここいらで四季の魂レベルを1段上に引っ張り上げ、「同じステージにいても恥ずかしくない」体裁を整えておく必要がある。そのための一番の荒療治が「センター担当」である。その辺の考え方は千砂都の想定通りだったんじゃなかろうか。最後にメンバーから背中を押される流れはちょっと自主性に欠ける気はしたが、なんとかセンターを守り切り実績を残した四季。イニシエーションとしては最低ラインの突破となったか。今後もうちょいお話にも絡んでくれればよいのだが。 そしてもう1つ気になるのは、「メイの扱いは今のままでいいのか」という要素である。どうしてもニコイチで処理されがちなメイ四季。今回は「四季回」であるが「四季メイ回」と見ることもできるわけで、「はい、これでメイが中心のお話はやったよ」という処理だと流石に不憫すぎる。今後メイのお当番回は個別に用意されるのだろうか。四季が彼女に向けた感情の処理も気になるところで、てっきり今回メイが四季に向かって「お前がセンターやれよ」と言った時の四季の複雑な表情は「えっ、なんでお前がセンター目指さないの? 私に譲っちゃっていいの?」みたいな気持ちなのかと思っていたのだが、どうやら今回の話だけを見ると単に四季が尻込みしてるだけの描写だったように処理されてしまった。 四季の中に描かれるべき感情、それは「メイが私の背中を押してくれるのは嬉しいけど、メイ自身にももっと貪欲にセンターを狙って欲しい。私なんかに構わずに自身を輝かせて欲しい。そんなメイを私が一番みたいのに」という双方向に憧れを抱く流れである。今回のお話だけではカップリング話として片手落ちの感が否めないのだ。そして、そんだけのことをやる尺的な余裕がないような気もしており、そうなると四季メイカプは不完全燃焼でシリーズを終えてしまう。願わくは、メイにもちゃんと覚醒回がありますように。
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HN:
Thraxi
性別:
男性
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声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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