最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
○「2.5次元の誘惑」 5 結局、コスプレって行為はエロと直結するってことなんだね……どこぞの着せ替え人形を見習え(エロいやろがい)。 タイトルからどんなものが出てくるかさっぱり想像できなかったのだが、原作はジャンプ系列の漫画だった(最近ジャンプ+のアニメ化多いね)。全く知らない作品だったんだけど、確認したら「既刊20巻」って書いてあって、「この内容でよくそんだけ続くな」と感心してしまったので素直に先の展開は気になる。今確認したら「いちご100%」で19巻、「ゆらぎ荘の幽奈さん」で24巻か。ジャンプのエロコメって割と巻数重ねることができるんだな。 外の情報以外に特に触れてないことからも分かる通り、「まぁ、妄想力豊かなエロコメってこういうもんだよね」のお手本みたいな展開で特に今作ならではという部分でコメントを作ることができない。映像は並かやや良で、制作はJ.C.STAFFなのでおそらく大きく崩れることもないだろう。監督は久しぶりに名前を見た気がする岡本英樹。こう、何から何まで「まぁ、普通に見られそう……」くらいしか言いようがない。強いていうならヒロインがあまりに都合の良すぎる存在でちょっとヒくってくらいだが、思い返せば喜多川海夢さんだって都合の良さはたいがいだったんだから似たようなもんかしら。でも、主人公があまりにテンプレで古いタイプのオタク像なのはややマイナスかな。今時こんなやつ、もうおらんやろ。いや、ヒロインの方はいつの時代のどこの世界を探してもいないと思うけども。 まぁ、こうしておっさんが「なんか見たことある」「古いタイプの作品」とかうだうだいうのってあんまり意味がないんだよね。ジャンプ漫画ってのは常に読者層が若者に入れ替わりながら続いているわけで、今の若者がこれで楽しんだり、ムラムラしたりするならそれはそれで意味があるのだし。 それにしても、俺の遭遇する前田佳織里はだいたいエロい目に遭ってるのはなんなんでしょうね。問題なしこちゃんじゃ。 PR ○「この世界は不完全すぎる」 5 放送後の石川プロの謎CMが一番のインパクト。平気でこういう仕事ができる人材、強い。 珍しいことに原作はやや既読。久しぶりにこのパターンだが、電書の無料サービス期間中に読んでしまったためである。まぁ、だいぶ前に1回通読しただけなのでディティールは覚えてないし、通読つっても無料分だけなので2巻か3巻かそこらだったと思うが……漠然とした印象では、確か割と嫌いじゃなかったはず。そもそも無料だからってつまらん漫画だったら途中で辞めるわけで、読める分を一気に読んだってことはそれなりに興味を惹かれるし面白いと思ったってことだ。 まぁ、そんなわけである程度ポジティブな先入観を持っての視聴開始となるわけだが、これにはもちろんマイナスもあり、ざっくりと先の展開を知っているために、少なくとも1話のオチ部分とか設定云々では全く驚くことはできなかったわけだね。今作1話目は結構どんでん返し要素が強いと思うのでそこもアニメ視聴で第一印象を左右すると思うのだが、知ってる状態だと割と平熱で見てしまえる内容である。「もしなんも知らんかったら」という想像をしてしまうと、ちょっと勿体無い。 まぁ、別に知ってるからって評価を下げる必要もないのだが、多分1クールアニメだったら俺が知ってるくらいまでの内容だと思われるのであんまり正座待機とかではなく、のんびり見守るくらいの視聴体制になってしまうだろう。その上で想像より上のアニメ表現が出てくれば言うことなしである。個人的に推しポイントとしてあげられるのは、やはりその設定そのもの。思い返せば私が初めて「SAO」を見た時の感想は「これ、別にゲームの中じゃなくてもええやんけ。現実でも人は殺されれば死ぬんやで」というものだったが、今作はものの見事に「ゲームの中ならでは」の設定と展開を実現している。デバッカーという職業に注目したところからまずナイスアイディアで、クッソ真面目で融通の効かない主人公が「脱出不能のリアルデスゲームの中でひたすらデバックを続ける」という訳のわからないシチュエーションはそれだけでも面白い。デバックならではの要素も色々と登場して主人公の能力になったり、あるあるネタになったりと常に設定には寄り添ってくれるので、他の「ゲーム転生」作品とは充分に差別化ができてるんじゃなかろうか。なんとなく覚えてるやたら印象深い設定は、「ゲーム内での死」を特別化するための「ゲーム内じゃないと起こらない死より怖い状況」で、底の設定がないフィールドを延々落ち続けるとか、地面に埋まり続けるとか、そういうちょっとしたホラー要素みたいなところが出てるのが好みといえば好み。いや、別にそういうシチュが好きとかではないけども。 映像制作のスタジオはこれが初の元請けのようだが、少なくとも1話目はしっかりと画作りできていたし、今のところ不安要素はない。世間的にどれくらい話題になるかはちょっと楽しみですね。 ○「キン肉マン 完璧超人始祖編」 6 せっかくなので初週くらいはこの作品はリアタイ。まぁ、初週どころか「0週」なんですが。 私にとって特別な作品が続々リメイクアニメになっているのは、やっぱそういうターゲットのコア層が俺らの年齢なんだろうなぁ、というのをしみじみ。でも「るろうに剣心」とキン肉マンでは10年以上開きがあるからまぁ……そこはそれでいいとしよう。「人生に影響を与えた漫画を3つ挙げろ」と言われたら「るろ剣」は多分入らないけどこっちは多分入る(あと1本「金田一少年の事件簿」は確定なんだけど、残りが「聖闘士星矢」になるかはちょっと考える)。おそらく幼い頃に最も読み返した回数が多い漫画はこれなので、現在連載中の作品も絶賛応援中だし、アニメになって小躍りした後に冷静になるために滝行に行きたいくらいの心持ち。まぁ、最近のリメイクアニメはガッカリ展開も多いのだが……こちらの作品については、制作側の熱意とこだわりは宣伝時点でビシバシ感じられたので、しばらくは信じてついていきたいと思っている。 というわけで第0週。評点については贔屓するかどうか悩んだが、まぁ、スタートはこんなもんでいいだろう。もちろん初見の視聴者は全力でお断りの内容なので減点されてもおかしくはないが、どーせ今作は一見さんお断りなのだ。もっと厳密にいえばコアファンのおっさん以外お断りなのだ。そもそも「始祖編」がそういう内容なのだからそこは割り切っていこう。古参オタクは古参オタクなりの見方で楽しんでいきたいと思っている。 そういう目線での今週の内容は……いいですね。個人的には感動も要所で受けつつ、余裕の腕組み後方彼氏ヅラで見守ってました。いやぁ、でも令和の世の中に全力の大人をからかっちゃいけないよボーイが見られるとは思わないじゃないですか。もうそれだけでアニメ化の価値があっただろう。他にもダイジェストはダイジェストに違いないのだけど、「そこ入れてくるかー」みたいなチョイスも面白いし、当たり前ではあるけど、細かくシーンごとの「あー、それそれ」みたいな背景とか衣装を再現してくれているのは好印象。ビッグボンバーズの扱いとかね。ちゃんと一瞬だけオーバーボディが見えたりとかね。色々とね。 あとは中の人の話だけちょっと触れておくと、上述のボーイのせいもあって小野Dテリーはほぼ満点。ナレーションに田中秀幸氏を採用してくれたのもニクい演出だった。あとケンコバのウルフも「そういうやつ」だと思うと妙に馴染んでて笑っちゃったし、今回メインでナレーションを務めてくれた安元バッファローも当然いい感じだ。魔界のプリンス、アブストラクトフェニックスと強キャラポジのイケボも抜かりなし。ちなみに事前に発表がなかったと思うんだけどカナディアンマン:駒田航、スペシャルマンが田丸氏でした。残念ながら本編では一切出番のない2人だが、万が一続編が決まってオメガ編まで進めば楓の方だけ出番がありますな。捲土重来を待とうな。 流石に来週からはこの時間にリアタイして感想まで書くのはキツいので他作品と同様の処理になると思うけど、なるべく積極的な応援姿勢を見せたいとは思っております。みんなも女房を質に入れてでも応援してくれよな! ○「ダンジョンの中のひと」 5 今週2度目のミノタウルス戦闘。いや、向こうは「牛」でしたか。 「飯」が終わって「中の人」が始まるダンジョン。ちなみに「マルシルの中の人」は引き続きダンジョン暮らしを余儀なくされている。 いわゆるダンジョン運営型の作品。いや、「いわゆる」って言えるほど定着してる設定かどうかは知らんが、なろうがらみのファンタジー設定の隆盛にのり、そこそこの数の「ダンジョンに行く方じゃなく、迎える方」の作品も出てきているような気がする。もしかしたらなろう系のジャンルからというより、ソシャゲなんかでタワーディフェンス型のゲーム設定で採用されてることが多そうなので、そっち系からのイメージかもしれない。なろう系との接続を考えるならいわゆる「魔王もの」の延長かな。 まぁそんなジャンル論を語れるほどよく知ってるわけじゃないので置いとくとして、私個人としては「アニメではあんまり見たことがない展開」なのでそれなりに楽しそうではある。残念ながら1話目から画は割とユルい寄りなので超絶美麗作画によるダンジョン冒険活劇なんてもんを求めることはできないだろうが、だからとて作画崩れがあるとかではなく、多分原作からして大して描き込みしないタイプの作画なのだろう。ユルいキャラがハードな展開を見せるとギャップが際立ってしまうが、今作もハード(?)な展開は序盤だけで、ちゃんと雰囲気にマッチしたユル系ギャグに着地してくれた。この設定、このキャラならこの作画で問題ないだろう。 「アニメでは初めて見るけどなんかいろんなとこで見たことがある設定な気がする」という時点で新鮮味はそこまで強くないため、こっからびっくりするようなドラマティックな物語も出てこないだろうし、腹を抱えて笑うようなギャグにもならんだろうという予断は間違いなくある。「モンスターと仲良くやっていきましょう」という部分だけ抜き取ると「魔王城でおやすみ」あたりのクオリティになってくれれば万々歳かな。一応、監督の名前がどっかで見たことあると思ったら「ファ美肉」の人だったので、そこんとこだけちょっと期待要素として覚えておこう。エンディングの映像も可愛くて良かったぞ。 ○「異世界スーサイド・スクワッド」 6 猫も杓子も異世界異世界。なろうブームが一巡し、どっかのタイミングで打ち出された新機軸が「既存の有名キャラを異世界送りにする」というもの。何が嚆矢なのかは残念ながら知らないが、すでに烈海王やひろゆきに至るまで、思いつくままに適当に異世界で生活しているということである。 アニメの波は出版よりも一巡遅れてやってくるので、その流れがようやくアニメにも。そしてそんな「有名人転生」のアニメ第一弾となるのは意外にもなろう的バックボーンとはかけ離れたところから現れた。「有名キャラ」とか偉そうに書いてはみたものの、今作で転移者として選ばれたキャラクターについて、私は1ミリたりとも知らない。私が全くフォローしてないジャンル、いわゆるアメコミ的サムシングからの選抜らしいのだ(この辺の区分もよく分からんので表記や解釈にミスがあったらごめんよ)。一応「DCコミックス」というところに原作があるらしいのだが、どういう枠組みで、どんなキャラが在籍してるのかもよく分からん。いわゆるマーベルとかいうのと一緒なん? 今wikiで「DCコミックス」のところを調べたらスーパーマンとかバットマンの名前はあるが、それ以外だと……あんまわかんねぇや。似たような名前多すぎやろ。 とまぁ、私は完全に蚊帳の外にいるタイプのジャンルなので視聴開始時からお断りかなぁ、と思って見始めたが、アニメとしてはふつーに悪くない。制作がWITなので映像部分に不足はなく、ややもっさりした動画部分が展開されているところなどは、多分この手の元作品の実写映画をイメージしてのものだろう。これもまたモーションの取り込みとか、多分実写とCGの融合技術の1つの表れだと思われる。そうしてどこかバタくさい要素は含みつつ、アニメとしてのケレン味を出せる部分はきちんと独自の魅力を打ち出せるようになっているし、映像が見やすいおかげでキャラの印象もポジティブなものになりやすい。まぁ、初めてのジャンルっつっても「ちょっと変わったタイプのタイバニ」だと思えばそこまで門外漢ってほどでもないかもしれんしな。 今後元ネタを知らないと楽しめないような要素が多く出てきたらノーサンキューになってしまうが、異世界転移は異世界転移である。むしろ自分のホームグラウンドだと思って鷹揚に構えて視聴させてもらいたい。普段あれだけなろう展開を忌み嫌ってるくせして、他の「より知らないもの」が出てくると頼りにしちゃってるこの状況、「全然知らない人たちの中に放り込まれたもんで、かろうじて顔見知り程度の知人に助けを求める」みたいな感じやな。 ○「NieR:Automata Ver1.1a(第2クール)」 ― さぁ、ここにもお悩みがまた1つ。どうしたもんでしょう。 気づいてる人がいるかどうか知らんけど、実はこの作品、1期を最後まで観られなかったんですよね。放送中は割と気に入ってて感想まで書いてたのに、放送遅延によりお約束のシーズン未完で放送中断。その後ラスト数話分はどっかで一気に放送されたらしいのだが、残念ながらその情報をキャッチできずに撮り逃し、結果的には8話までの視聴で終わってしまっていた。ぶっちゃけ、それだけなら「逃しちゃったねぇ、まぁしょうがないか」で終わってもよかったのだが、こうして容赦無く2クール目が始まってしまった。そうかぁ、あれって1クールで完結しなかったんだね……。 というわけで視聴継続かどうかは悩ましいところ。映像も作劇も1期時点でかなり評価が高いので観たいとは思っているのだが、流石に1クール目のクライマックスが分からない状態で視聴するのは問題がありそう。「あわよくば」と思って試しにこちらの1話目を観てみたらいつも通りに2Bと9Sの2人が調査してるだけだったから「あれ、結局1期目で何事もなかったかのように進んでるのかしら?」と思ってたら、やっぱりラストはよう分からん展開になった。うーむ、流石にこのまま視聴するのは抵抗があるな……ぶっちゃけ、内容の確認だけなら現時点ではアマプラ配信してるからすぐにでもみられるんですよ。でも、それを一気に確認する時間とモチベが不足している状態。「今度余裕ができた時にでも一気に……」とかいうので録画だけしといて放置するというてもあるのだが、それだと結局観なくなってしまうことを過去の経験から知っている。それで犠牲になってしまった作品が「ちはやふる」シリーズだったのである(考えてみりゃあれも読売のせいだな)。さて、私は頑張れるでしょうか。 頑張りたいです、とだけ報告してあとは未来の私に託す。 ○「義妹生活」 6 上 田 麗 奈 と 再 婚 す る な。……すみません、取り乱しました。訂正します、水商売に精を出すうえしゃまもいいものですね(違うそうじゃない)。 というわけでたった1人のキャストに毎度一喜一憂、否、千喜万喜してる私ですが、今作は残念ながらそんなうえしゃまの連れ子の方がメインです。こっちもキャストが中島由貴というのでちょっとびっくりしましたけどね。ゆっきー、アニメの主演って初? 中の人トークから入ってみたものの、なかなか気にさせてくれる作品である。まずもって「義妹」という身も蓋も無いタイトルで視聴前からややガードは硬くなってしまう傾向にある。だって過去に「義妹」を扱った作品なんて、だいたい傾向は似通ってて雰囲気は想定できるじゃないですか。こちとらリアル妹がいる身分ですが、天地がひっくり返っても妹と云々なんてこたぁ考えもしないので(それとは別にとても尊敬はしてますが)、どこぞの高坂家などの「妹萌え」シチュってぇのはどうにも飲み込みにくい。今作中でも言っていたように「妹萌え」の禁忌要素を合法的に消し飛ばす追加要素が「義妹」になるわけだが、そんなもん、単に面倒が増えるだけだし恋愛要素を押し出されても押し出されなくても微妙という、どうにも正視しづらいシチュエーションなのだ。 そんなわけで、「どーせまた適当な設定の妹が湧いて出るんだろうなぁ」と思ってみていると、段取り通りに父親が再婚相手を紹介、ギャルライクな妹が登場して「それみたことか」と思っていると……うぅん? なんか思ってたのとずいぶん違うテンションだ。なんか、変な空気の作品ですね。 何と今作、義妹という欺瞞(うまいこと言うた)についてはすでに前提条件で織り込み済み。「いやいや他人ですよ」「面倒だからお互いに適切な距離感でいましょう」そんな合意は過去の義妹ものでも口先だけでは言っていた気もするが、まぁ、ハナから連れ子が元カノだったりしたので倫理も品位もぐっだぐだ。すぐにでも方向転換して「そういう」レールに乗りがち。しかし今作におけるメインの2人の関係は、マジで「初めて会って今後共同生活していくという何ともやりにくい関係」そのもの。互いに前向きにコミュニケーションをとっているので決してギスギスでは無いし、性格も割と合うところが多そうなのでうまいことやっていけそうに見えるのだが、それだけに、最初に決めたルールのことも怖くてしょうがない距離感。そうか、これが、この面倒くささこそが、義妹生活なのか。 これまでのラブ「コメ」義妹ものとは一線を画す、ガチで義妹描写してみた作品。アニメの映像もそうした作品のコンセプトをフルスクリーンに展開しており、無声劇を多く含んだじっとりした演出の中には、経験したことがないはずなのにどこか身につまされるような、「新しい生活のどぎまぎ」がそこらじゅうに見え隠れしている。女の子との関係性を慎重に見定める主人公の様子もそうだし、新しい家に住み始めて慣れない環境にちょっとしたつまずきを覚えちゃうヒロインの様子もそう。ラストの「家の電気、どこだかよく分かんない」なんて描写はわざわざたっぷり時間をかけてやる必要もなさそうなものだが、今作はそれをわざわざ、しかもやや引き気味の定点カメラでやる。この演出方向は、今までにない方向のアニメになりそうである。狙った通りに効果が出ているのかはよく分からんが、色々とエフェクトを効かせた画面のメリハリも現時点では興味をひく。うまいこと、作品のコアな部分を抉り出すようなアニメになってくれると嬉しいね。いや、そこまで掘り下げられるような内容がある作品なのかは知らんけどね。
あれ、俺この「冒険者を目指した自己肯定感の低すぎるおっさんがただ努力しただけで最強とか言われるなろうのアニメ」つい最近見てなかったっけ……。こうしてループしている感覚に陥るのが「エンドレスナロウ」と呼ばれる恐ろしい現象である。 んーとね、まず最初に書いとくと、画はいい。制作はOLMで、冒頭から「おっ、綺麗な画だな」って思える状態だったし、オープニングの演出なども凝っていてとても期待をもたせる出来。タイトルからなろうだと分かりきってる状態だから眉毛がべったべたになるくらいに唾をつけながらの視聴だが、ギリギリまで「この作品は楽しいと言ってもいいかもしれないが……」と期待は繋いでたんだけど、やっぱり最後の勘違いオチのところで俺の中のなろうセンサーがオーバーヒートして嫌悪感が上回った。ねぇ、その設定いるぅ? なんで主人公にいちいち勘違いさせんの? いや、タイトルにそう書いてあるんだけど……その作劇しか筋だてのパターン用意してないんか? 今作に限ってはもうあそこの勘違いいらないじゃん。ありえない状態なのに、多分この描写は「主人公が底抜けで何も考えられないバカですよ」ってことを示すための描写ではないよね。作品意図としては「ほんとはクッソ強いのに気づいてない主人公なんだよ、これから先もまた『なんかやっちゃいました』って言わせるために、自分の実力に気づいてないことにしなきゃいけないんだよ」ってことでしょ。もう、いいじゃんそれ。ただの「バカ」しか残らないんだよ。 まー、ただのバカという意味では、各種専門学校で学んだ後に自宅に戻って10年以上修行を続けてる描写もたいがいだったとは思うが。「パリイの訓練」っつってなんであんな木人拳みたいな訓練になるのよ。あそこに吊るした剣に何の意味があるのよ。ラーメンマンがやってるなら許すけど、正常な判断力を持つ人間がやってることなら確実に「奇行」の部類だよ。そんであれもギャグじゃなくてマジで主人公が強くなった理由の描写なわけでしょ? ついていけないよ。この世界の常識が何も分からないよ。最初の方の母一人子一人で必死に生活してる描写とかはまだ理解が及ぶ丁寧な描写だと思ってたのに、あんだけ丁寧に農耕生活の描写があるのに、ヤギは理解して牛は理解してないってどういうことやねん。お前町に行ってからしばらくフリーターとして生活してたんちゃうんかい。ほんでこの町は下水道の設備だけやたら現代的だな! ギルドのおっさんも主人公が少年だった時点でFランク制度のこと教えてやれよ! この国は冒険者に期待しすぎだな! 公金投入してまで支援する事業になってる割には兵士のレベル低いな! なんかもう、色々となぁ……。 まぁ、結局「なろうです」の一言で片付いてしまう要素ばかりなので、今後は作画クオリティが落ちない前提で、なんとか、なんとか理解の及ぶ範囲で理知的なストーリーが展開することを望むばかりだが……この望みは叶わない気がするなぁ……。 大福……さん? 第23話。いやその前に、すみれさん?! ねぇ?! 新番チェック期で忙しいというのに、気になる話を展開されてしまったもんで矢も盾もたまらず記事立て。やっぱ毎週チェックがマストか。今週も気になる要素がてんこ盛り。というわけでまずはすみれさん! あんたやっぱ大物だな! 中の人的に分かってたことだけど、アニマルタウンで最もタフな可能性すらあるな。そんですみれさんの前であっさり変身しちゃうことを選択できたユキもすげぇな! いくらなんでもこむぎみたいに「勢い余ってうっかりお母さんの前でしゃべっちゃったニャン」なわけはないので、おそらく長年一緒に暮らしてきた家族として、「この人はもう変身の事実を話しちゃった方が手っ取り早いし、受け入れてくれるだろう」って判断したってことよね。いくらまゆしか見てないユキさんとて、流石に一緒に生活してるお母さんのことを全く見てないってこともないだろうし。5回に1回くらいはすみれさんから餌もらってる可能性もあるし。そういう無言の通じ合いみたいなものが猫屋敷家のミラクルを可能にしてしまった。 そんでさ、やっぱ猫飼ってる家の人間であれば、「まぁ、うちの子は人語くらい解してるだろうなぁ」みたいな前提ありません? いやマジな話ですよ。まぁ犬もそうかもしれないけど、多分普段から家族として接してるご家庭なら、いざ自分ちの子が人型に変身したとしても「まぁ、そんなこともあるかぁ」くらいで受け入れられる気がする。しかもユキさんほどの美少女ともなれば眼福もんですからね。すみれさん、今後は「姉妹」揃ってよろしくお願いします。いっそすみれさんが猫に変身するのもありです(Neko Mimi Mode)。 というわけで浴衣コーデをバッチリ決めた猫組だったが、この度めでたく(?)まゆさんには「世話焼きババア体質」といういらん属性も開花。お祭りという定番シチュでドギマギ中の悟に対し、ようやくその胸の内に気づいちゃったまゆさんは興味津々。そりゃまぁ、思春期の女子ですからね。そういう話に興味はあると思います。悟さんは悟さんで、プリキュア男子史上最もスタンスが安定しているという評判通り、「友達のままでいいけどあわよくば……」みたいな立ち回りは実に心得ているものである。まゆさん的には物足りないかもしれないが、2人が距離を縮めるまで、あと20話分くらいはゆっくり付き合っていただきたい。ちなみに、悟サイドからはまゆに対して「そういう猫屋敷さんは恋愛沙汰とか興味ないんですか!?」と逆ギレするという方法もあったと思うが、どーせまゆにそんなこと言っても一番身近に最愛の恋猫ができてしまっている状態では無意味だろう。身近に一番の(過)保護者がいる状況、まゆさんは将来的に人間との恋愛に至ることがあるのでしょうか。 そして過保護者という意味では視聴者全員の注目が集まるのが大福さんである。そりゃね、以前から「追加戦士枠は大福さんなのかァ〜」とか言われてて、私だって可能性はゼロではないとは思ってましたけど、正直冗談の域だと思ってたんですよね。本心から言うと「もうユキまゆに時間全部使えばいいから別に追加戦士いらんし」だったのだけど、出てくるなら出てくるでもちろん気になりますよ。 今週は急に大福さんにスポットが寄るようになり、急に追加戦士説の信憑性が上がってきた。なにしろ今回は鏡石に大きくフィーチャーしたお話であり、作中で「鏡石が光っている」ように見える場面も。これはもう、匂わせってレベルじゃないかもしれない。気になるのは大福さんがオスなのかメスなのかっていうところなんですが、これまでに言及されてたことありましたっけ? こむぎの通訳ではやたらと男っぽい話し方だった気もするが、単に僕っ子の可能性もありますし。何より、今回の描写はどうしても「いろはとくっつきたがっている悟に嫉妬してる大福さん」に見えちゃうのよね。いや、もしかしたら保護者目線で「何をうじうじしてんだ悟、男ならさっさとアタックしろよ」と思ってる可能性もあるんですが。とにかく沈黙の保護者・大福さんの今後の挙動からも目が離せない。 そしてキラリンアニマルのコンプリートということで、後半クールへの突入とともにいよいよこの世界の対立構図が見え隠れし始めた。この度新たに存在が明らかになったオオカミ神社。そこは祀られているもののことを考えると、どうやら「絶滅動物の象徴」である様子。今までハッピー&フレンドリーが信条だった今作において、「人間と動物の対立」「悲劇の歴史」が初めて語られ、こむぎたちが立ち向かわなければならない負の存在が見えてきた。どうしたって覆すことができない「絶滅」という問題は現在も地球上ではリアルに進行している問題であり、博愛を謳うプリキュアは、どこまでそうした問題に向き合うことができるのだろう。……これって完全に東京ミュウミュウなのでは? 今回のガルガルはスワン。そしてそんなガルガルが1羽で大きく声をあげる様を見て、こむぎは必死に「そんなこと言わないで」と訴えていた。ご存知の通り、「白鳥の歌」は末期に世に残すものを意味する。こむぎたちの願いは、そんな悲しい歌を聞かない世界である。ドラマ的にも盛り上がってきますよ。 追伸:猫組、エンディング出演おめでとうございます。ちゃんと歌詞にも「にゃんだふる」が入ってて言うことなしです。 |
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Thraxi
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声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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