最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
はい、タイトルドン! 最終話! コンチクショー! ニヤニヤするよなー、こうなってほしかったよなー。春からカレッジ編スタートだってよー、見てーなこれはー(読めばいいのでは)。 大団円と言ってしまって問題ないでしょう。ぶっちゃけカルタフィルスの処理についてはまだ残ってる問題がある気はするのだが、ここまで綺麗に諸問題が片付いたと言われちゃぁ、おめでとうと万感の拍手で送り出すしかないだろう。魔法使いの嫁は、魔法使いの嫁になって終わるお話なのだ。そこには祝福があってしかるべきだ。 カルタフィルスとの最終決戦。彼はもう「僕が世界で一番不幸なんだヨォ!」と叫んで子供のように暴れまわるしかない存在。そこに灰の目なんて面倒ごと増幅器まで加わってしまい、一時は本当にどうなるものかと思ったが、そこはなんとか主人公パワーで押し切った。やはりチセさんはコレと目標を定めたら一切ブレない人。少年漫画の主人公的にいうなら「ウルセェ!(ドン!)」である。正確には「自分が不幸だからって他人に迷惑かけるな小僧!」である。「お前は自分が犠牲になるならいいのか!」というごもっともなカルタフィルスのツッコミに対しても、実ははっきりとした答えは与えていない。「せやで!」と言って押し通しただけである。そもそも意見の一致など見られない対決だったのだからどちらかがねじ伏せられるのは当然なのだが、ここでまさかのチセさんが力技で押し切った形。もちろん、そこには怒られてちゃんということを聞くようになったエリアスの姿もあるのだ。これは多分、組織力の勝利でしょう。もちろん、相手に不利益を押し付けるような勝負ではなく、カルタフィルスに対しては救いを与える結末なので問題なく成立している。 こうして、「カルタフィルス」は「ヨセフ」から離れ、チセの中へと移り住んだ。埒外の長命と、埒外の短命。この2つが合わさることでチセは「まるで普通の人みたい」になったという。ちょっと上手くいきすぎな気もするが、ぶつかり合った思想が対消滅するってのはある程度は予想された結末ともいえる。こうして当面の問題が解決すれば、あとはこの先の話。そう、未来の話。 今回の短いシーンだけでも、エリアスは「怒り」を感じたり、「綺麗だ」と思ったり、少しずつ人間らしい感情を増やしている。それと同時に、チセはステラに対して屈託のない笑顔を見せたり、エリアスに対してもさらりと文句を言ったり、二人三脚での成長を感じさせる。最終的に、二人の間では「言葉を使って話し合おう」という結論が出ており、この「言葉を通じての意思疎通」は人間的な文化の象徴とも言える。「あちら側」に半身を置いていたエリアスが少しずつ「こちら側」に歩み寄っている形。それでも、チセは引き続きエリアスのことを「先生」と呼び、「弟子」も続けていく。一方的に教え、導く関係ではなく、互いに足りないところを補い合い、「あちら」でも「こちら」でもない、新たな「我が家」を築いていく関係。これこそが、この作品の1つのゴールだったのだろう。 末永く、御幸せに。 「ラーメン大好き小泉さん」 4→4 竹達が食う方のアニメ。まぁ、作中では食われる恐れの方が大きかった気もするが……。 初見の時からさほど印象も変わらずに推移したアニメだが、色々と良かった部分はある。個人的にはアイキャッチの「ラララ♪」のところをいろんなキャストが歌ってたところが割と好きだったり、何と言ってもサブキャラに元祖ラーメン声優(?!)はらみーがあてがわれてズルズルすすってくれているところも良い。案外珍しい佐倉さんのヤンデレキャラは最大の見どころで、そのこじらせ方は、かつてワタシモタノシイシタイしていたぼっち営業の頃の中の人を思い出させるようで懐かしくもある。キャラが売りのアニメであろうから、こうして各キャラやキャストに楽しむ部分が見出せるのは良いことであろう。 でもまぁ、中の人の話題が先んじてしまうってことは、やっぱりメインの中身が薄いってことになるわけで……「食アニメ」としては特に見どころが無いんだ。もともと原作からして絵が薄味なので、ラーメン作画だけ気合いを入れるわけにもいかないしなぁ。そして、個人的にラーメンに対する執着が強すぎるというのが最大の理由な気もするのだが、取り上げられたトピックが薄いというか、ガイドブックの序盤のページにあるような当たり障りのない内容というか。「女子高生にやらせたらなんでもコンテンツになると思ってるんじゃねぇぞ」というお約束の文句が出てくる作品で、本当に特にコンテンツにならなかった事例である。これ、小泉さんはもうちょっと感情を表に出してくれる子に設定しておくわけにはいかなかったんだろうか。「ラーメンを食う機械」を主人公にしてしまっているので、食ってる時の思い切りの良さなんかはネタになるが、周りの友達との絡みなんかでエピソードが作りにくいんだよね。悠の方が主人公なのだとしたら、もうちょい報われる展開があっても良かった気もするし。いや、何でもかんでも百合っぽくまとめたくなるのはこちら側の悪癖でしかないけどな……。 まぁ、キャンプとかと違ってラーメンなんてすっかり市民権を得て久しい文化なわけで、こんなところから無理やりムーブメントを生み出す必要もないからね。今後も引き続き良いラーメンを。 「サンリオ男子」 4→4 難しい作品である。とりあえず、サンリオピューロランドはちょっと行ってみたいとは思えるようになったので、そういう意味では成功だったのかもしれない。 結局、「男だけどサンリオ好き」っていう対象を、どういう視点から切り取るのかっていうのが問題になるんだ。ざっくり分けると2つの可能性があって、「え? 男がサンリオキャラ持ってるのって何かおかしいの? すげぇ普通のことじゃん」と完全肯定で描く方法、そしてもう1つが「やっぱり男の子なのにサンリオキャラが好きって、ちょっと小っ恥ずかしい……」という背徳感を描く方法。今作の場合、キャラによってそのスタンスが異なり、メインの5人でも二人は「堂々とみせびらかせる」派、二人が「恥ずかしくてとても言い出せない」派。中間が一人と言ったところだろうか。お互いにそのあたりのスタンスは違うけど、最終的には「堂々としている」派に引っ張られる形で、「サンリオ男子」である自分を肯定していくという物語。売り込みとしては真っ当なシナリオラインと言えるだろう。 ただ、この流れではどうしたって「サンリオ好きって恥ずかしいやろ!」というネガティブな印象を描かざるを得ず、後ろめたい印象が残ってしまうという問題がある。最終的にどうなろうと、「世間にそう考えてる人たちはいるし、それが普通やで」という印象は残ってしまう。制作側としては、現実に即したその辺りの感情はさすがにゼロにするという判断は出来なかったか。開き直ったプロモーションなのだったら、いっそ「サンリオキャラは万民のヒーロー、老若男女が分け隔てなく愛してやまない」くらいの世界観を作ってしまった方がわかりやすいアピールが出来た気もするのだが。 ネガティブな見え方がすぐに解消されるならばお話としては問題ないのだが、どうしても人間ドラマってのは感情の起伏が必要になる。その結果、ラストで康太が突然ぶっ壊れるという謎の誰得シリアスが発生してしまった。それまでのドラマは理解が及ぶものだったが、さすがに最後に康太があれだけトチ狂う意味はちょっとわからない。あれではまるで「サンリオキャラがあまりにも可愛すぎるせいで人一人の人生がおかしくなった」みたいではないか。「サンリオキャラは選ばれし者のみが持つことを許される。同じような輝きのない人間は、持つことすら許されぬ選民の証なのだ」と(実際はそうでなくとも)康太が思ってしまったら、その時点で圧倒的ネガキャンである。人生を救いもするが狂わせもするサンリオ。怖い。 まー、1クールのメリハリをつけるための脚本だし、ある程度極端な展開になるのはしょうがないと思うが……個人的にはもっとたくさんの、マイナーキャラも含めたサンリオの世界観が展開されることを期待していたので、どっちかっていうと「サンリオ」要素よりも「男子」要素の方が押し出されたのは残念ではあった。まぁ、単に客層でなかったという話なのだろうけども。それにしても、キティフル is 何。 3月24日 ドラフト模様(RIX×2 XLN) ピック順 【Serra】→【Newcomer】→【Mei】→【Thraxi】→【Alessi】→
今週末はGP京都でしたね。私は残念ながら結局週末に予定を入れてしまったもんで会場を見に行くことが出来なかったんですが、今回スタンで最もシェアが多かったのがGRモンスターだったとのこと。そして、そんな中に入った「あまりにも強すぎる4ターン目のアクション」として大活躍したのが「再燃するフェニックス」だったわけです。 そう、我々も不死鳥になろうではないか。何度死の淵に瀕しても。何度その命が終わろうとも。我々のドラフトは終わらぬ。 というわけで、なんと今回は新たな挑戦者の登場だ! まだ参戦が固まっているかどうか不安なのでふわっと導入しておくが、ぶっちゃけ、これまで招き入れたどの初心者よりもハードな入門になっていると思う。何しろインスタントで一週間の仕上げ。サンプルデッキを使ってレクチャーはしたものの、簡単にルール説明した後に模擬戦もせいぜい4〜5戦程度。もちろんドラフトの機微など教えるべくもない。かつては「初心者用ドラフト」なんて導入イベントが開催できたものだが、今回はそれすらなしでのぶっつけ本番。アイツがGPの会場に行っていて休みだったのが救いといえば救いだが……。こんな状態でいきなりドラフトして、大丈夫か! そして、我々のドラフトは来週以降どうなってしまうのか?! 続報を待て! 続報があるといいな!
良い京都観光アニメでしたね、最終話。いや、全然そんな話じゃないんだけど、やっぱり気になってしまう。「アニメ世界の京都駅とか祇園はいっつも空いてていいよなー」とか「駅から八坂さんに行くのに徒歩だと流石に芽衣も待っててくれないんじゃねぇかな」とか。全国の百合カップルの皆さんは、citrusの聖地、八坂神社や鴨川っぺりでキスしてインスタに投稿すると永遠に結ばれますよ!(百合の街・京都計画) 最終話だというのに全然関係ない話題から入ってみたのは、当然一切の番狂わせなしにフツーに終わったためである。別に文句があるわけじゃない。こうして12話かけて完成した芽衣さんのデレがゴールだってことは最初から承知しているのだから、ちゃんと狙った通りのところに着地し、幸せなキスをして終了が一番良いのだ。ただ、それゆえに書くことがないだけなのだ。 前回予想していた通り、タチバナ姉妹は結局どちらも良い子なので勝手に話をまとめてくれた。ニナの方はもしかしたらもう少しくらいゴネるかな、とも思ったのだが、「お姉が好きな人」というカテゴリは芽衣も柚子もおなじなのである。だとすれば、ここで柚子にばかり嫌がらせをするわけにもいかないのだ。あくまで「こちら側の意思と事情を忖度してほしいんだにぃ」と訴えるのが精一杯で、柚子さんが「だめだ、私は真実の愛を貫く」と宣言してしまえば、そこは折れるしかない。さらに、サラの方がもっとダイレクトにあらゆる事情を汲み取ってしまい、完全に仲人役に回ってくれたというのも大きい。これまでおおっぴらに周りに言えなかった関係だっただけに、似たような感情を共有したサラが気を使って背中を押してくれたことで、柚子たちの関係性もようやくゴールにたどり着くことができたのである。雨降って地固まるというか、やっぱりみんなの力を合わせることは大切だよね、というか。難敵だった面倒臭い芽衣さんに対しては、「あんたもテンパってたんだよな! 俺もだ!」とバッサリ切り捨ててしまうのが一番手っ取り早かったみたいです。まぁ、お互いに不器用だっただけなのは事実だしね。 こうしてめでたしめでたしの手繋ぎエンドで幕を閉じた今作。原作はまだ続いているんでしょうかね。こっから先はあとはどれだけ濃密な関係性に耽溺していくかだけの話になる気もするのだが……。一応世間様には隠れての関係性ってのが悩ましいところよね。今回のラストシーンでも、朝の登校シーンは執拗に「進入禁止」の道路標識が二人の背後にちらつくんだよ。確実に意識して画面内に入れてるカット割りなので、「この関係性は、本来なら禁忌なんだよ?」という背徳感を今更ながら盛り上げる役を担っている。それでも、最後の最後は二人で握った手がこの標識を隠してしまうことでシーンが終わっており、二人にかかれば法も戸籍も関係ねぇ、っていう愛の強さの表れでもあるんでしょうよ。幸せになれると良いですね。 なお、今回の京都旅行で急接近(?)したはるみんと姫子の関係も気になるので、そっちで何かよろしくやるという手もあるな(強引なはるみん締め)。 あかりさんに甘やかされたいだけの人生だった、第20話。あかりさんさぁ、あれで子供産んだことないとかおかしくない? あかりさんの中の人さぁ、あれで「産んだこともないのに母性とか言われる」とかいうのおかしくない? 茅野愛衣に甘やかされたいだけの人生だった。 もう、温かみと幸せの絨毯爆撃回。これまでの重さ、辛さ、アツさとは別次元の作品になっており、今回は何一つとして心が痛むことがなくあらゆるものが幸せを表現しているという、眼で見て耳で聞くタイプの麻薬。永遠にこの世界に埋没していたいが、残念ながらアニメである。本当に残念である。 Aパートは何故か流しそうめん。突如夏休みのグラウンドに流しそうめんの舞台が出現する高校って怖いわ。野口先輩、自宅の竹林が云々とか言ってる時点で本当に実年齢がわからぬ。そして、将科部といえば零にとっては学校で唯一の救済の場であったわけだが、そんな温かみが、ついに作中最大の幸福の象徴である川本家とタッグを組んだ。陽光の下で弾けるひなちゃんがいればそれだけでギアが一段上がり、純真無垢の塊であるモモちゃんの存在は高校生にとっても癒し以外の何ものでなかろう。そして穏やかな気持ちで真夏の太陽を浴びているところに、地球規模のセックスシンボルであるあかりさんが光臨するのだ。並大抵の男子高校生では耐えられまい。……まぁ、一番ダメージ負ってたのは林田先生だったけど。先生、まだ独り身なんですかね。そして、2つの幸せの光景が交錯した時、それは融和し、1つになる。そう、ひなちゃんの進路が決まったのである。 そして時は流れて一気に4ヶ月。その間に何もなかったわけでもなかろうが、ひなちゃんの受験勉強は佳境へと突入した。受験勉強なんて言ったらそりゃ重たい話もあってしかるべきだが、発奮しちゃった零という最強無敵の家庭教師もついてくれたので、ひなちゃんのお勉強もそこまで心配なものではない。マイペースな零だが、これまで色々なところで将棋の解説を担当していたこともあり、他人に教えることは苦手ではないのだ。特にひなちゃんとの付き合いは長く、彼女が真面目な頑張り屋であることがわかっているので、どういう教え方がベストなのかも把握しているのだろう。着実に関係性が深まっている二人の行く末を見守るだけでもニヤニヤできてしまう。挙句に訪れる甘やかしの極み。だからさ、あの声で「甘やかされたい人〜」とか言われたら、全人類が崩壊するやろが。なんなの? 魔女なの? 傾国なの? 零はなんで冷静でいられるの? 目の前にひなちゃん、追い討ちのあかりさん、さらにコタツに大量の猫。零、貴様今死んでも問題あるまいな? 一応、おじいちゃんとひなちゃんの真剣なお話なんかもあったけど、このパートだってじいちゃんが家族思いで、非常にためになる、まっすぐな教育をしていることが伝わってくる良いシーンだ。「金は大切、それは間違いない」。こういう教育がちゃんとできていれば、お孫さんは将来立派に社会に出ていけるんですよ。まぁ、あかりさんっていう実績があるからこの家は何一つ心配してませんけどね。10年後、モモちゃんはどんな女の子に成長しているかも楽しみだなぁ。多分あかりさんが二児の母とかになってて、ひなちゃんはお店の看板娘としてバリバリ新商品を開発しているだろう。そんな「かわもとけ!」みたいな日常4コマ、どこかで連載されてませんかね? 「クラシカロイド2」 6→6 最低にして最高のエンディングだったわ。4クール巡り巡った挙句のオチがこれって、本当にこの作品らしくて最高。奏助最低。でも、これでわずかではあるが3期が生み出される可能性が残ったな! まだ出てきてないクラシックの巨匠って誰かいたっけな! 土曜夕方を支える二柱のうち一柱。「タイムボカン」と同時に今作も同時に終わってしまうことで、私の土曜日は一体どうなってしまうのかと今から不安でしょうがない。ヒロアカとメジャーでどう埋め合わせられるものか……。まぁ、来たアニメは全て受け止めていきましょう。 さておき今作。2期になって藤田監督が監修というポジションに移り、もしかしたら雰囲気が損なわれてしまうのではないかという不安もあったのだが、そんな心配もどこ吹く風。相変わらずのひでぇエピソードてんこ盛りで好き放題に走り抜けてくれた。すっかり固まった音羽館の面々をフル回転させてのドタバタ長屋コメディは本当に私の好みにドストライクであるし、ちゃんと「クラシック音楽の現代アレンジ」という大前提となるテーマもあるので、これだけとっ散らかった内容でもなんとなくまとまっているような気にさせてくれる。今期のその他ギャグ作品を観ていると「ギャグだからとにかく意表をついて、作品の枠も何もかもぶっ壊してやりたい放題やる」という過度な振り切れ方の作品も増えている気がするのだが、なんでもありにしてしまうとそれはそれで興が醒めるもの。今作のようにベタな昭和の笑いをどこかに残しつつ、ちらりと作品独自の狂気を見せてくれるくらいのバランスがちょうどいいのかもしれない。 2期で新規加入した要素としてはワーグナーとドヴォちゃんの二人(一人と一匹)がいるわけだが、中心となるワーグナーの物語は家族愛をテーマとしてそれなりにまとまっていたし、バッハに続く共通の敵としてのワーグナーは1期としっかり差別化が図れていて良いシナリオだったのではなかろうか。音羽家の物語に広がりが見えたおかげで日芽歌さんの活躍(暴虐)が加速したのも個人的には嬉しい部分。ヒメちゃんリッちゃんコンビほんとすこ。他にもクラクラの2人が音羽館で同居することになってより強烈な所帯感を醸し出したり、海月が謎の覚醒を見せたり、アキラちゃんのバッハ様への純愛が重かったりと、脇の方にも野放図に広がっていく人間関係はさらなるドタバタ感が出ていて毎回気持ちがいい。これ、一応の完結は見たが、あとはサザエさん方式で無限にエピソードが作れる土台があるんだから、いっそ3期4期と無限に続けて欲しい。楽曲には限界があるわけだが……もう、同じ原曲でもアレンジ変えてバリエーション出していけばいいじゃん。充分ニーズあるやろ。 今、確認のためにWiki見に行ったらシューさんの項目がクッソ長くて笑った。あまりにも変遷しすぎやからな……。もし3期があったら今度はどんなジャンルに走るかな……。 「タイムボカン 逆襲の三悪人」 5→6 健太のオールマイトネタの安定感は、ヒロアカさんサイドからして問題無いんですかね……今後オールマイトの活躍を見ても「スズッキーだ……」ってしか思われなかったら由々しき事態だと思うんですけど。ダー様とかさやかちゃんをみて「ビマージョ様だ……」は問題ない。正確には「キタエリ様だ……」っていうだけだから。 終わってしまうとなるととても惜しい作品なのである。この安定感はホントくせになるのよね。いや、くだらねぇのは間違い無いのだが、土曜の夕方特有のけだるい雰囲気のところに気合の入った全力アニメを叩きつけられるよりも、こうしたへなちょこ風味もありつつ、しっかりと噛めば味がする作品があるというのは適材適所。これに「クラシカロイド」も混ぜてやれば土曜日の体調管理もバッチリだ。同じ「なんとなく流し見する」でも、ヒロアカだとだいぶテンションが変わってしまうからなぁ(そしてクラシカロイドも終わるしなぁ)。 基本的には前シリーズと変わらない楽しみ方で良いのだが、今期はいくらか方向転換し、様々な偉人たちの豆知識を披露する教養番組(?)としての側面も持ち合わせている。大人からしても「へぇ」って思えるようなものもあったし、子供さんたちが歴史に興味を持ち、翌週の月曜日にちょっと話題にできるくらいのちょうどいいバランス。ヘンテコギャグ作品だったとしても、これなら親御さんたちも子供にアニメを見せていいかな、という気分にさせてくれる(多分)。まぁ、O−3の露骨な下ネタとかは意見の分かれるところではあるが……大丈夫、Oー3の中の人が超絶イケメンだとわかれば世のお母さんたちも納得してくれるよ(個人の見解です)。一時はビマージョ様たちの家庭問題がどれだけ闇を抱えた深刻なものなのだろうと固唾をのんで見守っていたこともあったが(あったか?)、オチはちゃんとギャグで締めてくれたしシリーズ全体の「ぼんやりしたストーリー」も安心安全だった。 次第に醸成されていく内輪ネタのノリもファンには嬉しい部分だし、時たまリミッターを外したような濃いパロディが盛り込まれてくるので我々のような視聴者も油断できない。全方位に思いっきり欲を見せるひどく阿漕な作品だが、それが成立しているのはタツノコアニメの長年の経験によるものなのだろうか。こうして時代に即して愛されるポジションを見つけられれば、今後もタイムボカンは安泰なのかもしれない。本当に綺麗に世代交代がキマった珍しい事例と言える。いや、どんだけ現代のお子さんたちに受けてるかは知らないけどね。みんなも、聞きかじった程度の話を得意げに披露するときは、この作品を参考にすればいいと思うよ。諸説アリ〜ババ。 「ゆるキャン△」 5→6 第1話視聴時俺「なんで本読んだり飯食ったりゴロゴロするためにクソ寒い外でキャンプする必要があるんや。何でもかんでも可愛い女子高生がやればコンテンツになるわけでもなかろうに」。最終話視聴後俺「本読んだり飯食ったりゴロゴロするためにクソ寒いキャンプ場行ってみたいかもしれんなぁ。なんやこの5人の可愛さは。奇跡か」。 というわけで、コロリ転げたこの作品が今期の記念すべきゴール第1号である。いやぁ、綺麗な作品でしたね。タイトルに「ゆる」と書かれていることからもわかる通り、なんだかきらら系作品のイデアみたいな存在になっている。とにかくユルく、日常を延長しながら、さりげない「可愛い」と「面白い」で攻めてくるこの姿勢、過去のきらら系作品を並べてみればその達成の難度がわかるというものだが、見事にハードルを超え、1つの作品として結果を残した。 相変わらず、この手の作品は「なにがよかったのか」っていう部分を説明するのが難しいのだが……とりあえず映像面のポイントが高いのは間違い無いだろう。一時キャラ作画が怪しくなる回もあったのだが、それでもあまり気にならなかったのは、本作において「キャラの精巧さ」なんてものはさして重要でもないからだ。むしろ注目されるべきはキャンプ場全体の景色であったり、キャンプに不可欠なガジェット類であったり。そうした部分から「キャンプ面白いよ」オーラを醸し出すことにただひたすら邁進すれば、本作のオリジナリティは存分に発揮される。「わざわざ外に出て活動する」アニメなのだから、その景色が魅力的であれば、自ずとお話の方もついてくるというものだ。 そして、ありがちな「単なる萌えもの」ではありつつも、実はメインキャラの配置が他作品とは一線を隠しているのも注目に値する部分だろうか。一番のポイントは主人公であるなでしことしまりんの距離感。この二人、作中の全ての時間をトータルすれば、直接話してる時間って驚くほど短いのよね。ほとんどがLINEでのやりとりだから。「ソロキャンの楽しさ」を謳う作品なのだからそうして別行動になるのは当たり前なのだが、それが疎遠さになるのではなく、距離のあるコミュニケーションを逆手に取り、LINEでの通話や、学内での「部活と、それ以外」という隔たりを二人の関係性の妙味として消化しているのは新鮮だった。もちろん、最終話ラストでのまとめ方も完璧だ。他にも斎藤が常にちょっと距離を保っているくせに、いざという時にぬるっと入ってくる節操のなさなんかもなかなか珍しいポジションな気がする。こうして、過度に関係性を詰め込みすぎず、あくまでも「キャンプをすること」がメインになり、それぞれのキャラが自分なりの接し方でキャンプに望んでいるのが新鮮さの理由だったのではなかろうか。 あとはまぁ、単純に可愛いんですよ。奈央坊ボイスのしまりんの悪態でパワー2倍! なでしこは天真爛漫ゆみりんボイスでさらに2倍! 圧倒的巨乳力の豊崎関西弁でさらに2倍だァァァァ!みたいな乗算が強かった(なお、伊藤静ボイスの飲んだくれティーチャーで五億倍)。こういう作品を見ると、別に作画枚数を多く割かずともいくらでも「可愛い」ってアピールできるんだなぁ、ってことはしみじみ思いますね。考えてみりゃ「ヤマノススメ」だって同じカテゴリだったしなぁ。あ、ちなみに一番可愛いキャラはちくわです。 まぁ、わたしゃどれだけ今作が気に入っても絶対にソロでキャンプをやろうなんて思わないのだけど、どうやらこれを見て外に飛び出したオタクも多いらしいし、それだけの魅力があった作品なのは間違いない。こうしてピンポイントのジャンルを確実に売り出せるだけのパワーがあるのが、理想化されたきらら系作品なのである。若者離れが深刻な業界は、芳文社に相談に行ってみるといいかもしれません。いや、成功率はそんなに高くないんだけども。 |
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Thraxi
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声優のこと全般
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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