忍者ブログ
最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
[614] [615] [616] [617] [618] [619] [620] [621] [622] [623] [624]

 割と可愛い子たちが! 第2話。多分、コクピットからは薄暗い外の女の子の顔までは見えないと思うのだが……それでも見えてしまうシラキリコンビの可愛さは隠しきれないということかな!

 いざこの記事を立てようとしても、実は大体が「よし! いつも通りだな!」で片付いてしまうのであんまり書くことが無かったりするのだが……今回もただただ格好良いということだけは間違いない。「最後のリンカー」という完全死亡フラグみたいな引きから登場したチームFISの3人だったが、思ったよりも善戦してくれて一安心である。まずはそっちから見ていこう。

 今回は2人目のCDリリースがマリアさん。基本的には3人での立ち回りだが、代表して彼女の曲とアガートラームの多芸さが光る展開。アガートラームは白(銀)というカラーリングがいかにも主人公機体っぽいというのもあるが、癖が強いチームZababaの2人と異なり、純粋に格好良い方向性で多芸なんだ。武器の形状も短剣や鞭剣、そして拳そのものと多くのギミックを持ち、一点突破の戦略も広域殲滅も狙える優秀なギア。今回はそんなアガートラームの格好良さが存分に発揮されていました。そして、マリアさんの責任感の強さと、どれだけ苦境でも引かない精神性。アニメだけの視聴者にはあんまり関係無い話なんだけど、先日始まったソシャゲの方のオリジナルストーリーでは、とにかくマリアさんの強さというか、大人な力が存分に発揮されているのです。考えてみりゃ奏者7人の中では最年長だもんね。シラキリコンビにとって頼りになるおねーさんなのは間違いないし、他の3人も安心してミッションを任せられるのはマリアさんの力があってこそだ。

 しかし、今回の相手はそんなマリアさんでも劣勢は必至。敵チームのリーダー格であるサンジェルマンが繰り出した巨大蛇・ヨナルデパズトーリは、何らかのトリック(どうも複数の次元を重ねることで1度の破壊では対処出来ないようにしているっぽいが)でアガートラームの一撃をかわしてしまった。この手の「単にでかい生き物」は得てして噛ませになることが多いのだが、今回ばかりは「神の御業の一部」ということで、ガチで強い。ちなみに余談だが、ヨナルデパズトーリという蛇の名前はメキシコの神話生物から。私らの世代では「悪魔くん」の12使徒の印象が強いんだが、元々悪魔とも神ともいわれる存在らしいので、今作では巨大な神蛇として登場したみたいだ。

 結局、友里さんたちを連れてマリアさんたちは一時撤退。リンカーの制限がここで重くのしかかり「ボクが早くウェル博士のデータを解析してれば良かったのに」と涙ぐむエルフナイン。なんか夏休みの宿題サボった小学生みたいだな。エルフナインの技術力ってどれくらいなのか分からないんだが、それでもどうにもならないってことは、やっぱりウェルって優秀だったんだよな。どうにもSONGには「了子さんが残したデータ」とか「ウェルの置き土産」とか、有効利用出来ない資産が多すぎるよな。まぁ、今回ちょっとだけエルフナインも立ち上がれたみたいなので、ボチボチ3人も自由にギアをまとって戦えるようになるといいんだけど……なお、シラキリのCD発売は翼・クリスの後なので多分5,6話目以降まではリンカーは完成しないと思われる(残念)。

 一方、敵幹部とFISチームがぶつかっている間、メインの3人は組織の末端の生き残りと小競り合い。ノイズも本当にお手軽にその辺の人間に操られるようになってありがたみがなくなってしまったが、それでも殺戮兵器としては有能である。触れられただけで炭化するという理不尽性能はそのままなので、クリスちゃんはとっさの人命救助のためにサッカー少年の足を打ち抜くという苦渋の決断。しかも、この村が彼女の過去にダイレクトにつながっていたという間の悪さでなぁ。どうやら今期の序盤戦はしばらくクリスちゃんの過去話をメイントピックに進みそうだ。確かに、フィーネと出会う前のクリスの過去って、一応説明はされていたはずだけどあんまりはっきりしてなかったんだよね。どこをどういじっても明るい話なんて出てこないはずなのだが、彼女はこの苦境をどうやって乗り越えるのだろうか。2期は仲間意識、3期は後輩との付き合い方で悩んでいたクリスちゃん、今期は割とマジなお悩みである。まー、これまで通りならカップリング曲の方が流れる話数で解決するはずだから大丈夫だよ。あれ、でもカップリング曲のタイトルがなんかアホっぽいぞ? これ、ひょっとしてお悩みと関係無いヤツかな……。絶対リディアンに戻って学芸会とかやるやつやん。

 クリスの問題といえば、その影に常に関わっているのはフィーネだと思われたが、そのフィーネは今回どちらかというと敵サイドのパヴァリア光明結社との結びつきが強い。400年前に技術の専有を賭けてぶつかってたってんだから、随分息の長い小競り合い。当時はフィーネが勝利し、結社が産み出そうとしていた神格・ティキ(本来はハワイの神様の名前)を封印していた。この度、ついにその封印が解かれるらしく、その辺の絡みでまたフィーネさんとの接点にも注目したい。そういや400年前のフィーネって見た目は了子さんバージョンと全く一緒だったけど、顕現したフィーネのビジュアルってあれで固定なんですかね。

 とにかく、結社の技術力はなかなかのもので、アルカノイズを扱えることはもちろんだが、それ以外の魔術の性能も高く、なかでも3幹部のタフネスはアガートラームの渾身の一撃をあっさり受け流すほど。さらにヨナルデパズトーリまで召還され、マリアさんたちは絶体絶命。しかし、そこにやってくるのが主人公なわけですよね。白銀の左手で貫けなかった化け物も、全てを繋ぐ一撃必愛の右手ならぶち抜ける。それがガングニール。それが立花響。こまけぇことはいいんだよ。放送後のCMで冷静な大人連中が「負けフラグじゃない?」みたいなこと言ってたけど、響さんは序盤で負け試合展開するところまでがシナリオなので無問題です。最高に格好良い口笛吹いて登場したのにものの数分でミカに返り討ちにあった3期に比べれば、今回はしっかりタメを作ってラストで見せてくれたから充分だろ。

 そういや、今回からオープニングが正式に入ったのだが、相変わらず格好良すぎてどうしたらいいか分かりませんね。キャライメージが完全に固まったせいで、SAKIMORIの映像がルパンのオープニングの五右衛門みたいになってて笑う。あと、OTONAサイドの映像に誰かまだ見えてないヤツがいたけど、あれって立ち位置からすると味方なんですかね? 未登場のキーキャラって誰かいたっけ?(響の親父でないことだけは分かる)

拍手

PR

「アトム ザ ビギニング」 5→5

 ビギニングのエンディングでございます。まぁ、ぶっちゃけ何もビギンしてない気もするんだけど、原作も途中なんだろうし、アニメはとりあえず1クールで様子見ってところかな。出来ればもうちょっと中身がまとまったところで観たかった気もするけども。

 正直、「鉄腕アトムの前日譚」としてはこれだけでは物足りない部分が多い。もちろん原典に則ったあれやこれやもあったわけだが、最終的に繋がりが見えるわけでもないし、個々のエピソードで切り出していくと、「これ、別にアトムじゃないやん」という話も少なくない。もっとゴリゴリにアトムワールドが飛び込んでくるのかと期待してた身としては、やや拍子抜けである。まぁ、原作は最近まったく読み返していないので、ひょっとしたら私の気付かない部分で原作モチーフがたくさんあっただけなのかもしれないが。

 そんなわけで作品の大枠に不満が無いわけではないのだが、そうしたメタレベルでの関わり合いを除けば、シナリオラインは手堅くまとまっており、決して悪いアニメではない。特に「ロボット+感情」という永遠のSFテーマに関しての掘り下げは独自の視点から行われており、普通なら「ロボットに感情を持たせるにはどうすればいいんだ?」という人間サイドから描かれることがほとんどであるはずのところを、A106側から「ロボットだけどなんか感情みたいなものを持っちゃったぞ!? どうしよう?!」という描き方で見せているのが面白い。確かに、「人間と機械の境界線」というのはアトム(と手塚作品全般)に通底するテーマであり、人間サイドから「道具との付き合い方」に悩むだけでなく、ロボットの側も「感情を持った自己」に悩むパートが入っているのは歴とした本歌取りと言えるだろう。なかなか画面に出しにくいテーマではあるが、バトルやら人命救助やらといったベーシックな設定以外にも、研究室の人間の関わり、対戦相手との関係性などから「人間味」を見出していくというのは、確かに「アトム」の世界だったのかもしれない。

 最終的に天馬の野郎がやっぱり嫌なヤツにしか見えないのが難点ではあったが……まぁ、冷静に考えりゃ原作時点でも別にいい奴ではないんだよな。やっぱり「十万馬力のハイパーロボット」なんてものをこさえるヤツはちょっとネジが外れてるに決まってるんだよ。そういう意味ではリアルな兵器開発と人道主義の対決という側面もあったのかも。色々な見方が出来るってのは、それだけでも意味があったんじゃないかね。

拍手

○「ボールルームへようこそ」 5

 さぁ、「ふぁんしーぼーる」なアニメのスタートだ。「己を好く人から長期的に搾取を行うこと」ではないので注意だゾ。

 原作未読だが、事前の特番で何となく中身を把握した上でのスタート。とりあえず「能登麻美子と佐倉綾音にシャルウィーダンスと誘われて断る術などあるわけがない」という出だしだが、想像以上に分かりやすいスポ根展開であった。まぁ、掲載誌が月マガだってんなら当然の話か。画風も実に濃い仕上がりで、おそらく原作絵を出来るだけ再現しようとした結果なのだろう。

 先に関係無い話をしておくと、ちょっと前まで「少年ジャンプ」誌上でも同様のダンス漫画が掲載されていたが、個人的にアレはあまり好きではなかった。何しろ競技ダンスという全く馴染みのない世界。ルールも何も分かったもんじゃないのだが、その「分からない部分」がそのまんまぶら下がった状態で話が進行し、結局、「競技」と言ってる割には誰が何で勝ったり負けたりしてるかさっぱり分からなかったからだ。審査競技ってのは漫画のバトルを描くのが難しく、フィギュアスケートみたいに明確な得点制でも設定していれば組み立てようがあるのだが、そうでない場合、「すごかったからすごかったのだ」としか言いようが無く、あまり漫画で説明出来ないのである。ある程度は根性論でごまかせる部分ではあるのだが、流石に毎週そんなあやふやなものを見せられてもすぐに飽きてしまうのはしょうがないだろう。

 そんなわけで「ダンス競技」というテーマがどの程度アニメで通用するものか、というのは半信半疑の状態だったわけだが、今作は少なくとも1話目時点ではそのあたりの問題を上手く解決している。いや、そもそもまだ競技が始まってないんだからごまかすも何も無いんだけど、ダンスの大仰な「見得」の部分を描く方法は、絵が止まっている漫画よりもアニメの方が選択肢が多く、演出次第では「競技の強さの説得力」を産み出すことも出来るかもしれないと思わせてくれるものになっている。あとはどれだけハッタリで勝負出来るか。まさにアニメーションという媒体にぴったりのチャレンジである。映像製作がI.G.ということは「ハイキュー!」なんかと同じカテゴリに含まれる。何かとんでもない画面が飛び出すことに期待しても良いのではなかろうか。

 ただ、そうした映像面での期待感は高いのだが、正直1話目では話の方にひっかかりが多かった。主人公が突然努力の鬼になって一晩中踊り続けたことの説得力に乏しく、「なんでこんな狂気を孕んだ人間が今まで泣かず飛ばずのモブに徹してたんだろう?」という疑問は残ってしまう。まぁ、それだけ渡されたDVDにエネルギーがあったということなのだろうが、DVDの描写は止め絵が中心だったため、そこまでの影響力があったようには見えないのが難点。また、そんな主人公をひっ捕まえた教官の方のモチベーションもよく分からない。まぁ、単に手頃な受講生(収入源)がほしかったからこその勧誘だったのだろうが、若い男の子の競技志望者という業界的にはありがたいはずの存在を、何故か突然へそを曲げて邪険に扱うようになってしまったのはちょっと格好悪い。自分で煽っておいて「生意気なこと言ってんじゃねぇよ」って追い出そうとする人間はあまり指導者には向いてないんじゃなかろうか。キャラとしての魅力に難があるな。

 まぁ、こうした作品の1話目ってのは少なからず無理な設定は出てしまうものなので、この辺りはお約束として受け止めても良い部分だとは思うけども。後から新キャラが出てきてどのように人間関係が広がっていくかで今後の見え方も変わってくるだろう。とりあえず、あやねるメガネが可愛いのでそこは文句無しでいいんじゃないでしょうか。しょうがないじゃん、スケベなことしか考えられなくもなるわ。あと、エンディングのみかこしのお歌がちょっと面白い。

拍手

○「メイドインアビス」 6

 唐突なぼのぼのにやられた。そうか、竹書房か……なんかコイツ、最近節操なく色んなところに顔出し過ぎじゃないですかね? いや、好きなんですけど。

 ようやく、今期新作でグッとくるものが感じられる作品が登場した気がする。事前のCMでも「なんか変なのくるなぁ」と思って見ていたのだが、実際の放送ではその「変なの」の力が遺憾なく発揮されている(情報を得る前はMaid in Abyssで深淵より来たるメイドさんの話になるんじゃないかと期待していたのは秘密だ)。

 理屈抜きでいきなり開いた大穴に潜ろうとする子供たちを描いたお話、というだけなら「ダンまち」と大体一緒。ものすごくおおざっぱに括れば「マギ」だって似たようなもんだと言える。ただ、この作品の特徴としては、世界がほぼ「アビス」だけで完結しているということ。舞台設定が「アビス発掘を目的とした賞金稼ぎの町」であり、更にその賞金稼ぎの遺児が主人公とあっては、もう、そこに潜る以外の選択肢が無い。他作品はあくまでも選択肢の1つとしてダンジョン攻略があったが、今作では向かうべきベクトルは下だけなのである。おかげでキャラクターのモチベーションが見やすくなるし、色々と謎の多い設定であるはずだが飲み込むのは非常に簡単。1話目ではキャラの説明台詞なんかはほとんど無かったにも関わらず、すんなり設定を理解することが出来たのはありがたい。

 そして、そんな「アビス」を含む情景の鮮烈さが最大の売りなのは間違いないだろう。ラストの朝日に照らされた町並みも見事だったが、それ以外のディティールの描き込みも執念を感じさせるもの。他作品でありがちな「地の底に潜ったら画面全体が真っ暗になっちゃって魅力無いやんけ」という問題についても、今作では光の柔らかい表現が「明るい部分」のアクセントとして効果的に機能しており、暗さと厳しさ、それに対する形での光のコントラストが見事。こういう画作りが出来るなら、今後薄暗い場所に潜ったとしてもきっと良い画を提供してくれることだろう。「グリムガル」あたりにも近いこだわりがあったが、今作はアビスの持つスケール感も相まって、1つ1つの画が今作ならではの一点物になっているところが白眉だ。

 そして、そんな風景の中で動き回っているキャラが……つぶれ饅頭なのである。まるで「苺ましまろ」のごときユルいキャラ造形。一歩間違えば完全に場違いなギャグにしかならないデザインだが……なんだろう、不思議とミスマッチになってないんだな。直近だと「クロックワーク・プラネット」の背景とキャラの浮き方が尋常じゃなかったのが辛い記憶として残っているのだが、今作はしっかりとキャラが風景に融和している。おそらく、背景はディティールこそ完成度が高いものの、それが「リアル」寄りになるのではなくファンタジーの領域内で収まっているため、キャラ画との調整がしやすいのだろう。原作の絵がどのくらい再現されているのかは定かでないが、おそらく極力原作の絵を維持しようと努めた結果だと思われる。丸っこいキャラのモーションもコミカルだし、表情の変化なども良い「アニメ」になっている。見ていて退屈しないってのが一番重要よね。

 お話の中身はシンプルな出会い、ボーイミーツガールならぬガールミーツボーイ……ガールミーツロボかな? まぁ、とにかく分かりやすい「始まり」だ。いきなり1話目でメインキャラ2人が瀕死になってるあたりはどうかと思うが、なんか漏れ聞こえてくる噂ではけっこうそっち方向でも容赦無い作品らしいので、今後このつぶれ饅頭がどんな風に人間味を帯びた物語を展開していくのかは要注目だ。

 中の人はなんと3期連続でメインキャラに起用された新進気鋭の富田美憂。今作の主人公は単純元気っ子でこれまでの2キャラよりややキーは高め。この音域でもしっかり仕事が出来ることが分かって満足である。その他もショタ成分多めでその道の専門家がズラリ揃っている。そっち方面でも癒し(?)に期待出来そうである。

拍手

○「コンビニカレシ」 5

 そして、次の曲が始まるのです。いや、曲じゃないけども。冒頭の「ここから物語が始まるのです」って台詞で思わず「いや、どこやねん」と突っ込んでしまった。「ココ」が指示する内容が曖昧すぎるやろ。タイトル通りに解釈するなら「コンビニ」なんでしょうかね。

 実に端的なタイトルで「恋愛ものですね」というのがこれ以上無いくらいに分かりやすい作品。「コンビニ彼氏って一体どんな生き物なんだろう。コンビニのように全対応型で超便利な彼氏のことか? ……つまり少女漫画でありがちな万能超人の男のことやんけ」とか勝手に先回りして想像していたが、まったく関係無かった。コンビニはあくまでも舞台でしかないのね。「まぁ、コンビニ店員だって恋愛くらいするんだし、色んな特殊お仕事もののアニメの波がいよいよコンビニまで押し寄せたか」と思いきや、実際は恋愛に関係しているのはコンビニ店員ではなくて単なる高校生だった。ますます「コンビニカレシ」というタイトルの意味は謎を深めていく。一体なんなんだ、コンビニカレシは実在するのか?!

 というのは(半分は)冗談で、要はコンビニという舞台を中心に育まれていく恋愛模様を描いた物語。「別にコンビニである必要性は無いな」とは思うが、それと同時に「なかなか面白いセッティングだ」と感心もした。考えてみれば、現代日本においてコンビニというロケーション以上に一般性のある場所は他に無い。多くの人間が、自宅と勤務先(通学先)を除けば、最も長い時間を過ごすのがコンビニだと言っても過言ではないだろう(まぁ、生活レベルによって差はあろうが)。そのコンビニという場所を、例えば「店員と客の恋愛」みたいな安直な形でラブストーリーにくっつけるのではなく、本作ではあくまでも出会いの場であったり、コミュニケーションの場であったり、とにかく「日常で少し外にはみ出した空間」としてコンビニが使われている。1話目時点ですでに2組のカップル(未満)が登場しているが、かたや出会いと交流のための場所として、かたや女性側の意外な趣味が発覚する場所として。人それぞれに、コンビニの使い方も違えばコンビニでの事件も変わってくる。不変であるにも関わらず、実に懐の深い(つまりは商品陳列数の多い)コンビニという空間のバラエティを恋愛ドラマのオムニバスになぞらえるというのは、何だか面白そうな試みである。

 まぁ、現状ではまだ「別にコンビニである必要ないやんけ」のレベルは出ていないのだが、こうして日常的な世界から少しずつカップルごとの個性がにじみ出し、それぞれの恋愛を育む様子を観察するというのは、馴染みやすい舞台設定だけに、案外面白い視点の切り出し方なのかもしれない。現時点では映像部分でも特にマイナス点は無いし、次に何が出てくるのか、過度の期待はせずに見守っていきたい。

 それにしても、まさかのメガネくぎゅキャラが2シーズン連続で登場するとは思わなかった。公式サイトで彼女キャラ(今後も割とたくさん出てくるみたい)のキャストラインナップを視てみると、「おいおい、コレ絶対オレと同年代の好みのヤツのキャスティングやんけ……」ってなる。このご時世に鈴村×釘宮の高校生カップルとか、なんかもう、潔すぎるな。えぇ、とてもありがたいですよ。一番リアル高校生寄りの武内君が出てて「武内君もこうして恋愛もので初々しい役を……」と思ったらよりによってコンビニ店員側やんけ。

拍手

7月8日 ドラフト模様(AKH×3)

ピック順 【Sangriter】→【Thraxi】→【Serra】→【Mei】→【Alessi】→【Chrolony】→

 

 環境最終戦。とは言っても、今回も開催試合数は環境を通して10回とそこまで多くはなかったのだが。次回からは新環境になるわけですが、今回はプレリに参加出来なかったのでホントに手探りになりそうだ。そして、当然新たな変化はカードだけに起こるわけではない……。来週我々は一体何を目撃することになるのだろうか。待て次回。

 ちなみに、現状「場所が使えないのではないか」という情報の裏が取れていません。もし余裕があれば確認とりたいところなんだけど、詳細が分かった人は誰か教えてください。場所使えない場合は……時間ずらすわけにはいかなそうだし、場所変更ですかねぇ。

 

 

 


拍手

 結局一度味をしめると全部行ってしまうようになるよな……。というわけで、3回目の舞台挨拶上映会でございます。1章の時に「オッ! 京都でも舞台挨拶やってくれるんか!」と嬉しくなったわけだが、無事に最後まで全部回って頂いてありがたい限り。今回はいよいよぱるにゃすの登場ですよ。チケットは座席が完全に抽選なのだが、今回はラッキーなことにかなり前の列の中央だったため、三森・花澤・照井という綺麗どころ3名を目が潰れる距離で拝観することが出来ました。ありがたやありがたや。声優オタクは声優を見るだけで寿命が延びる生き物なのです。同日に同じ劇場でアイマスのライブビューイングも実施されていたようなのだが、多分私と似たような生態系の人間はたくさんいたことでしょう(決めつけ)。

 

 

(以下、一応映画の内容に触れるけど、もうネタバレとか無いよね)

 

 


拍手

○「ひとりじめマイヒーロー」 4

 明らかに俺は客層じゃないよな、って分かるヤツ。タイトルだけ見て「なんかこう、可愛い女の子が男の子を独占してトキメクお話とかだったらいいな」と思ってたんだが、残念ながら真逆の文化だった。

 そもそも掲載誌をしらねぇよ。「gateau」って、雑誌名を読むことすら出来なかったわ。世の中には色々な専門誌があるもんですね。まず主人公がヤンキー崩れの冴えない高校生って時点で共感とは程遠い世界だし、そこに現れるヒーローも職業が教師というのが謎である。まぁ、教師と生徒って合法的に(?)関係性を描きやすいからセッティングとしてはお約束の1つではあるのだけども。

 1話目にして、その「教師と生徒」の繋がりだけでもすでにお腹いっぱいなのに、なんか周りでもう1つ別の繋がりまでが示唆されている。うぅ……もう(ホモは)食べられないよぉ……。映像面は取り立てて特徴はないので嫌悪感はないけど興味もそそられない、というくらい。このまま追いかけていって、何か実入りが期待出来るかは微妙なところである。「SUPER LOVERS」くらいにぶっ飛んだ作品だったら、それはそれで意義のある視聴になる気もするのだが、これって言ってしまえば本当に「少女漫画の少女の部分を野郎に置き換えただけ」の作品になってるように見えるんだよなぁ。よりによってエンディングが「TRUE LOVE」ってのが地味にキツいですね。

 ただでさえ週末は予定が立て込んでいてしんどいので、そのうち視聴は中止するかもしれません。

拍手

○「18if」 4

 こっ、この感覚! 我々がよく知っている、あの感覚! そう、ゴンゾオリジナルだ!!

 アニメ業界が苦境に喘ぎ、様々なパラダイムシフトが起こっている昨今、突如訳の分からないオリジナルを放り込んでくるこの胆力。いいぞ、我々が忘れかけていた在りし日のGONZOの暴虐だ。「爆裂天使」「巌窟王」「SPEED GRAPHER」に「ガラスの艦隊」「ウィッチブレイド」「月面兎兵器ミーナ」! あの頃のGONZOは、常に爆心地を突き進む無謀の象徴だった。一度経営破綻してからは元請けを離れてしばらく大人しくしていたが、復活を遂げて以降、最近では個人的に印象深かった「ブレイドアンドソウル」、そして直近の「AKIBA’S TRIP」と、最近は少しずつ、かつてのGONZOの面影を取り戻しつつある。もちろん、それがいい事だとは全く思わないが!

 今作は正確には一応原作っぽいものがあるらしいのだが、そんなこたぁ関係無い、とにかく訳が分からず視聴者を全力で置いていく第1話である。その初速たるや全盛期の赤星の盗塁すら上回るトリックスターぶりであり、もう、「視聴者を引き寄せる1話目とは」とかいう議論が馬鹿馬鹿しくてやってられなくなるレベル。何が起こっているかさっぱり分からない画面、そのくせ世界観を確固たるものにしようという画の力があるわけではなく、それこそGONZO全盛期だった10年前を思い起こさせる絶妙にやる気のない描線。「AKIBA’S TRIP」の時も感じたが、何故、この路線でスタジオのカラーを固めてしまったものやら。いや、我が道を突き進むというのも大事なことなのかもしれないが……。

 「訳の分からない世界」なのはしょうがない。だって物語は「夢の中の世界」を描いているのだから。何が起こってもいいし、どんな変な画でも別に構わない。でもさ、前にもどっかで書いた気がするけど、「何があってもおかしくない」夢の世界って、それだけ野放図だから描くのが難しいんだよ。どこまで壊れたイメージにするのか、どこまで自由なイマジネーションが膨らませられるか。制限がないだけに、それはクリエイターの技量や度量が純粋に問われる世界。例えば今敏監督の「パプリカ」なんてのは、この「夢幻」をものの見事に映像化した作品として白眉であった。そしてもちろん、この作品にはそんなハイレベルな「夢」の感覚を感じることは出来ないわけで。単に「訳が分からない」だけで終わっており、その世界に魅力を感じろというのは無理な話だ。かてて加えて、それだけして描いた夢の世界で完全にネジの外れた物語を描くのかと思えば、実際の発端となった女の子の現実は恐ろしいほどにベタで普通過ぎるドラマ。マジで「だから何なんだよ」という突っ込み待ちにしか見えない、見事な「1話目」である。よくもまぁ、これだけの中身で放送が出来たものだと、逆に感心する。

 でもね、この感覚は……なんだろ、むしろ楽しみなんだよね。1話目はひょっとしたら「視聴者に気遣った」結果の「大人しいショボさ」である可能性もあるのだ。もしそうなら、2話目以降はどんどん壊れていって取り返しの付かないような展開も見られるかもしれない。1話目で謎だった「フリップフラッパーズ」だって、その後の広がりは実に見事なものだったのだ(まぁ、あっちは1話の時点で画で見せられる部分が多かったが)。何が起こるか分からないというGONZOマジック。新たな時代を切り開くのは、やはりこの会社なのかもしれない。あ、絶対に中田譲治は出てくると思うよ。そういう決まりらしいから。

拍手



忍者ブログ [PR]
カレンダー
02 2025/03 04
S M T W T F S
3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31
ブログ内検索
カテゴリー
プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
ーーーーーーーーーー
↑越えられない壁
沢城みゆき 斎藤千和 
中原麻衣  田中理恵  
渡辺明乃 能登麻美子
佐藤利奈  佐藤聡美
高垣彩陽   悠木碧
最新CM
[02/28 とみしの]
[02/18 な]
[02/17 とみしの]
[02/16 NONAME]
[02/11 NONAME]
バーコード