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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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2月4日 ドラフト模様(AER×2 KLD

ピック順 Sangriter】→【Mei】→【Sea-chicken】→【Alessi】→【Thraxi】→【Chrolony】→

 

 霊気紛争3戦目。世間的には久しぶりにどでかい禁止改訂後初のプロツアーということで色々と盛り上がっているようですが、僕らはそんな余裕はないです。ドラフトだってまだ3回目。手探りです。途中で嫌気がさして帰りたいとか言い出す人間までいる始末です(いつものこと)。それでも僕らはパックを開けなければいけないのです。いつか出るInventionを目指して。……最近出てねぇなぁ。

 

 


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 嗚呼、終わってしまったか……。毎年恒例とはいえ、戦隊ロスのこの虚ろな感情は何年経っても慣れることは無いですね。我が人生においてはリアルタイム視聴作品としては6作目。通して全て観た作品としては31作目となる。そして戦隊シリーズとしては記念すべき40作品目。この節目の戦隊は、一体どんな作品だっただろうか。

 戦隊シリーズはアニメと違って点数をつけてないのだが、漠然と私の中ではランク付けがあり、このジュウオウジャーは「A」に入る作品だ(実はその上のSランクってのもあるのだが、ここに入る作品はわずか3作なので特別なのだ)。正直言うと番組が始まる前はメモリアル作品ってことでゴーカイみたいなとんでもないお祭り騒ぎを期待してもいたのだが、蓋を開けてみれば近年でも珍しいくらい圧倒的な王道作品。そして、終わってみればこれで良かったのだろうとも思える作品になっている。原点回帰で余計な要素を入れず、堂々と「戦隊らしさ」を見せてくれるお手本のような良い番組になっていたのじゃなかろうか。

 唯一気になった点を先にあげておくなら、以前の劇場版の感想でもちょっと触れたのだが、「大和の家庭の確執がギリギリまで掘り起こされず、なんだか大和が他人と壁を作ってる印象が続いてしまった」という部分は気になったところ。すっきりと作品を終わらせるためにも、もうちょっと早い段階で大和のアイデンティティを作り上げた過去話を掘り下げ、残りのメンバーとの友情形成を完全なものにしておいた方が気持ちよく観られたんじゃないか、という気はするんだ。

 でもまぁ、そのあたりは些事だと思う。残りのメンバーでのドラマ作りはいちいち楽しいものだったし、みっちゃんを含めた6人での取り回しは実に濃密。キャラの11人がキッチリ立って毎週楽しませてくれていたので、戦隊の構造としては不満は無い。毎年印象を左右する要素に「全てのメンバーがきちんと思い出に残るか」っていうポイントがあって、本作はその要件を充分に満たすだけの中身があった。ホント、1年で終わってしまうのが勿体ないくらいで、まだまだレオやセラのすったもんだを見ていたかった。

 個人的に本作で一押しだった要素をいくつか見ていくと、上述のように「メンバーの個性」で言うならレオのポジショニング非常に良かった。歴代男性イエローの中でもトップレベルに好きなキャラになったかもしれない(ちなみにそれまでのランキングだとトップはタイムイエロー。別枠でイエローオウル)。アホなのは間違いないんだけど、ジューマンチームのリーダー格として毎回みんなを引っ張っていくサブリーダーのポジションがしっかり板についており、理屈抜きでの「正義」は冷静な大和と好対照を成す戦隊のもう1つの心臓部。彼の活躍があってこそ、ジュウオウジャーはヒーローになれたと言える。相撲回とか、ナリアとのあれこれとか、色々素敵でした。そんなレオと対比される形のタスクも、クールな参謀キャラの割にジューマンなのでどこか常識が抜けているところに愛嬌があって、他のメンバーに埋没しないだけの魅力があったし、女性陣の美しさは言わずもがな。後半までは割とアムがおとなしいかなぁ、って思ってたんだけど、最後に大和の相談相手になって単なるマスコット的なホワイト像から抜きんでた印象がありますね。セラはあの結婚詐欺師回がズル過ぎるわ。あんなん、ホレてまうに決まってるやろ。あと、ジュウオウシャークは名乗りポーズがセクシーな上に格好良いのがお気に入りでした。ジュウオウジャーの面々はみんなして名乗りモーションが格好良いよねぇ。ラストのメットオフ、圧巻でした。あ、みっちゃんについてはもう言わずもがなです。ここのところ、追加戦士のインパクトはホント凄まじい。体育座りがトレードマークの戦隊ヒーローってどないやねん。

 そして、戦隊(とプリキュア)を評する上で欠かせないのが悪役サイドのドラマ。今作はジニスさん本人の活躍シーンは多くなかったのだが、その分脇を固めるナリア・アザルド・クバル(あとバングレイ)の関係性が絶妙でしたね。この中だと一番ヒーローに肉薄して印象が強かったのがバングレイなのがナニだけど、敵さんサイドも一筋縄ではいかない関係性があると刺激が多くて良いですね。クバルさんの報われないポジションが最高に可愛いし、アザルドの最後までよく分かんなかった設定のヘンテコさも楽しい。ナリアさんは……幸せになって欲しかった……。

 そして、最終話だけを見るとラストの野生大解放がイカす。最終フォーム(?)を最終回までとっておいた戦隊ヒーローって実は珍しいのでは? イーグル・ゴリラ・ホエールで陸海空を制覇した「ジュウオウ・ジ・アース」とでも言うべき無茶苦茶なフォームで見せてくれたクライマックスの作り方は最高のカタルシス。元々ホエールがかなり格好良かったので、そこに更に強引な存在感がプラスされ、イーグルマスクの格好良さが映えたのは良いデザインだった。あとはロボが好き放題やってくれればそれで完了。メカ設計の方は非常に分かりやすい「おもちゃ感」がむしろ好きでしたよ。子供の頃だったら夢中で遊んだだろうなぁ、っていうワクワク感があるし。次作はキューブからの球っていう分かりやすいシフトになってるのよな。

 他にも色々と触れるべき点はあるのだろうが、とにかく最後まで賑やかに盛り上げてくれた、理想の戦隊の1つだったと思います。1年間、お疲れ様でした。さて、来週からは切り替えて変な9人を迎え撃たないとな。

 

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 鮮烈一閃、第5話。どこかのタイミングで現れるだろうと思っていた“もの”だが、この大舞台で、出てきてしまうものか。

 前回は心底晴れがましいお話で、助六としての成長、そして小夏との決定的な和解など、新しい時代に繋ぐ明るい展開ばかりのお話だった。随分珍しいとは思っていたが、もちろん、その先に訪れるものの前座だったのはある意味当然なわけで。

 与太郎が自分の殻をようやく破れそうな節目のタイミング、時機と見た菊さんは身を削るようにして助六の「居残り佐平次」を披露し、与太郎に最後の一山を設ける。難しい課題だったのは間違いないが、与太郎は持ち前の落語愛、そして樋口先生らの協力もあり、なんとか「自分の落語」の突破口を見出すに至ったようだ。正直、個人的には「居残り佐平次」がそんな大ネタだっていう認識はあんまり無かったのだが、樋口先生の話を聞く限り、ネタのスケール感よりも内容に肉薄するキャラクターの作り込みに特徴があるようだ。かくいう私は過去に聞いたことがあるのは志ん生のものくらいなので、あんまりバリエーションって分からないんだけども。何にせよ、あの菊さんが「諦めた」ってんだから骨のある仕事だったのは間違いないようだ。

 そして、そんな大仕事を披露する絶好の機会である親子二人会の企画がいよいよ進行する。飛ぶ鳥を落とす勢いの与太、そして今や落語会を代表する大看板となった菊さん。この2人の会ともなれば、落語会をあげて盛り上げるべき一大イベントである。周りの人間も当事者たちも、嫌でも力が入ることに。菊さんは良くも悪くもいつも通りの調子だったが、与太はここで大きくけじめをつけるために、以前菊さんが褒めてくれた背中の彫り物をしっかりと仕立てての大勝負。別に任侠に義理を果たすわけではないが、半端を咎めた師匠への筋を通すための仕事だろう。自分は自分で「我を通す」ということの表れがここに1つ見られる。2人会で与太が最初にあげたネタがあの因縁の「錦の袈裟」だったというのも、彼の決意表明ととることが出来るだろう。

 そして「居残り」を巡る菊さんとの問答でも、与太はある意味では「我を通して」いる。「我が無いのが自分」とは何とも不思議な話だが、遡って見れば与太をこの世界に踏み入れさせたきっかけが菊さん。そしてその菊さんは、「私の全てを引き継げ」ではなく、「八雲と助六の全てを覚えろ」と約束させたのである。つまり、そこには八雲があり、助六があり、そしてその後ろに与太郎がある。我を通すと言われても、まずは成立させなければならない「他」が絶対的に存在するのだ。だからこそ与太郎は「自分の落語」に迷っていたわけだが、樋口先生の言葉を借りるなら、「我を通すのも1つの型」。他人から無理強いされて「我を通せ」と言われてひねくり出した「我」にどれほどの価値があるかも分からないのだ。それだったら、「自分を空っぽにして」有象無象に引っ張り回されて作り上げる世界だって、一つの「我」と言えるのかもしれない。与太郎はそんな難しいことを考えているわけじゃなかろうが、菊さんだって「どうせこの馬鹿ァ大して考えちゃいない」ってんで、叱るのも無駄だと思ったのだろう。ガチガチに固い落語論なんかでぶつかることが無いのも、この師弟のいいところなのかも。

 そして明るい話はもう1つ。前回壁を越えた与太と小夏との関係性は、今回小夏と菊さんの間にも及んだ。元々女子供を楽屋に入れることを好ましく思っていなかった菊さんだったが、小夏の仕事ぶりを見て、ついに認める動きを見せた。思えば、菊さんが小夏に笑顔を向けてくれたのって2期目に入ってからだとこれが初めてだったんじゃなかろうか。「嫌なジジイ」だったが、彼は彼なりにずっと小夏のことを気にかけており、ようやく一人前になった彼女を見て、菊さんもフッと気を緩めたのかもしれない。

 こうして、与太は新しいステージに歩を進め、何とも奇妙な家族関係もここで円熟の兆しがあった。万事良しでここからが新しい時代だ、と思った矢先のこと……。

 菊さんが記念すべき高座にかけた噺は「反魂香」。死者の魂を呼び戻す香を焚き、先立たれた女房に会おうとする男の話。幽霊が出てくるとはいえ、基本的には賑やかに落とす噺。女房とのやりとりも艶があり、なるほど菊さんがやるに丁度良いし、与太との二人会にもしっくり来る演目である。しかし、ここ最近は寄る年波もあって体調を心配されていた菊さんには、どうにもこの噺は他の因縁がついて回ってしまった。

 今回の高座は、普段よりも広いホールでの催しということで、例えば舞台のライティングがやや陰影の強いものになっていたり、マイクから聞こえてくる声にいくらか反響があって会場の広さを感じさせるようになっているのが芸の細かいところ。そうしていくらか遠巻きにも見える菊さんの手元、最初は遠景からのカットが主だが、噺が佳境に入るにつれ、少しずつにじり寄って噺の中に没入していく。菊さんの指示で小夏が焚いたお香の煙は、当初舞台袖からたなびいていたが、気付けばその煙が菊さんの噺に取り込まれ、作中人物が焚いた手元から立ち上がるようになる。自然に作られていく怪しげな話芸の世界。八雲の作り上げる噺の真髄がここに表れているわけだが、あまりに真に迫った世界の有り様は、いつしか演者そのものを取り込んでしまう。菊さんが手元で焚いた反魂香。会いたかった女房が見えるというその煙の中に、ゆらゆらと浮かぶ忌まわしい面影。

 別に、会いたいと切に願ったとも思えぬ。そこに死者の意志が介在したなどというロマンチズムも無いだろう。しかし、菊さんにはそれが見えてしまった。長きに渡る彼の苦難の人生の中で、一番強く彼を冥土へと引き寄せる、あのみよ吉の姿が。噺の中の反魂香は「死者を現世に呼び出す」ものだったが、今の菊さんには、死者を引っ張り出すほどに現世に強い繋がりは無かったのかもしれない。香の力・噺の力は、いつしか生者を隠り世へと誘うものに。心のどこかに澱のように溜まり続けたあの日への後悔が、どうしようもなく菊さんを惹きつける。

 名人と呼ばれる八雲のこと、何とか噺だけはやりきってみせるのは意地の成せる業。倒れ伏した菊さんの前に立ちはだかるのは、もう1つの亡霊、助六の姿。彼は「あちら」へと菊さんを招き入れる。否、菊さんは、「招かれるべきだ」と未だに自分を責め続ける。2人を取り囲む蝋燭は、先代八雲を見送るようにして菊さんが産みだした「死神」の再演。未練もある。悔悟もある。しかしそれ以上に、先立った2人を想う、強い自責がある。落語を殺して自分も死ぬ。そんな菊さんの「心中」は、いよいよもって、その姿を現実のものにし始めた。

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 相も変わらず遠く東の地と西の地より、ほんの数時間のために社蓄たちが集まってきました。聞くところによると、なんと昨年1年間でこのために費やした新幹線代は50万円にのぼるそうです。ジャブジャブ課金しすぎやろ。

 


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 さっさとガチレズで妥協しろやァ! 第4話。これだけしっかりした濡れ場を、年齢視聴制限無しで楽しめる美しい国、日本。美しい百合、日本。

 今回も特濃。あらすじだけで書いたら本当に事件なんて1つ2つしか起こってないんだけど、ドロドロドロドロしてるだけであっという間に時間は過ぎていく。動きの少ない作品のはずだが、それを感じさせないように漫画のコマを意識して自然にモーションを付けていく今作の演出方向が、過剰に語りの邪魔をせずシンプルな画面の中にしっかりとした流れを作っているのは見事だ。まぁ、そんな細かい部分を気にせずとも、ベッドシーンに至ってしまえば「もうこれだけで金取れるやんけ!」っていう艶っぽさに私は無条件降伏するんですけどね。戸松攻めのちかぺ受けの百合とか、最高かよ、としか言いようがない。地味に同年代の2人でございます。

 中の人の話はさておき、前回からの続き、というか同じシーンを、今度は茜先生サイドのモノローグを入れて描くという幕開け。想像通りというか、想像以上というか、実に分かりやすい行動原理を持つビッチの権化であった茜。いや、でも彼女の理念はなんだか「ビッチ」とか「売女」という言葉で片付けるのもなんだか違う気がするな。彼女のモチベーションは単純な肉欲ではなく、若い日に芽生えた防衛本能。否、狩猟者本能とでもいうべきものなのだろうか。男をとられた「弱い」友達を評して「搾取される側」という言葉を使っており、彼女にとって「人の好意」は奪い、奪われるものである。他者に向けられた好意を奪う側に回ることが出来れば、自分が奪われる憂き目にあわずに済むし、いつしか奪うことそのものを快楽として受け入れるようになっていた身には、肉欲を超えた部分での支配欲求が彼女を満たす糧となる。食事と違って別に摂らなくても構わないし、肉欲と違って彼女自身が無我夢中で欲しているものでもないので有っても無くても構わないものだが、あった方が彼女の人生は潤う。茜にとっての「男」は、そういう類のものだ。そこには一般的な倫理観とは相容れない部分も当然あるわけだが、彼女は情ではなく理でもって自分の振る舞いを制御出来るため、情でぶつかってくる周りの人間を睥睨しながらコントロールすることが出来るのである。

 そんな茜の本質を全て理解した花火。大好きなお兄ちゃんもそうだし、麦のことだってそうだ。しかし、茜が仕掛けてきた勝負に、彼女は太刀打ち出来ない。お互いに「クズ」であるとは言いながらも、その本質は全く異なるものであるし、その理念の差の影響もあり、圧倒的に人生経験で負けている。奪い続ける肉食獣を相手に、与えられるものすらろくに食べてこなかった花火が敵うはずがないのだ。全てを鐘井や麦に明かすという選択肢もあるだろうが、彼女は前回の時点ですでに麦の「盲目」を見せつけられている。男って生き物は、茜の手練手管を打ち破るには全く持って役者不足なのである。たとえ花火が彼女の悪行を暴露したところで、男どもはなんやかやと理由を付けて茜を弁護する側に回る。茜も、そうした「武器」を十全に理解して立ち回っているのである。正直、わたしゃ目の前に茜先生がいたら、多分麦たちと同じ態度になっていただろう。悲しいかな、男なんてそういうもんである。ビバ豊崎ボイスである。

 そうして完膚無きまでに叩きのめされた花火。そんな花火の傷心を知ってか知らずか、網を張って待ち構えるえっちゃん。はっきりと「つけてきた」って言ってましたからね。もう、あれだけぶっちゃけたら気持ちを隠す必要も無い。そして、そんな早苗の狙いをおそらく100%理解しているはずだが、花火はその胸に飛び込むのである。「この行為がどれほどの意味を持つか分からないけど」と断りながら。この一言は本当にずるい。早苗にとっての自分の大切さが分からないといいながら、自分の行為が早苗に致命傷を与えられることを知っている。そのくせ、「知らない」と予防線を張ることで、絶対に自分は早苗と同じステージには上がらないことを宣言している。つまり、自分は何もしないから、早苗が自己責任で自分を「扱う」ことを強いることになる。一種の強迫みたいなものだ。自分は傷つかず、他者を利用して傷を舐めてもらう。心を埋めてもらう。花火は全てを分かった上で、そうして早苗を「利用して」いる。もちろん、「利用される」ことを早苗が受け入れることも分かった上で。共依存にならない分だけ、麦との関係性よりも更にたちが悪いとも言える。この辺りは流石の「クズ」である。

 しかし、与えられたご褒美をもらわないわけにもいかない早苗さんはそのままノンストップで行けるところまで。利用されるならしてもらおう、という精神で欲求を満たす。互いに承諾ずくなのだから、ある意味ではWIN&WINの関係とも言えるか。ベッドの中でも幾度か麦の名前を出すあたりは早苗なりの精一杯の意趣返しだろうが、花火は自分がクズであることを嫌というほど理解しているわけで、早苗のストレートな攻撃も受け止める準備が出来ている。もちろん、友達を「利用する」ことについての罪悪感はあるのだろうが……しょうがないのだ、自分よりも圧倒的に上位の存在にうち負けた今、「埋めてくれる」ものは不可欠なのだから。「埋めてもらった結果、一人になった」とは彼女の弁。何とも不器用な関係性しか構築出来ないクズの集まり。

 茜は、花火のことを評して「自分と同じ側」という表現を使った。つまり、「搾取する側」だ。実際、花火はモカから麦を強奪している状態であり、傍から見ればやっていることは茜と同じ。しかし、茜がそうして搾取することに快楽を覚えるのに対し、花火はどうしようもない居心地の悪さを感じている。麦との関係性を、どうにか「意味のあるもの」にしようとしている。この期に及んで麦に気を遣い、茜の真実を打ち明けられないのも、彼女の身勝手な「願い」から来る行動だ。果たして麦は、どれほどその願いを認識しているのか。そして、花火はこの矛盾した関係性の中で、誰に心を向けることで折り合いをつけていくのか。一筋縄ではいかぬな。

 

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 安西先生……娘が……娘がほしいです……第4話。なんかもう、持てるロリパワーの全てを駆使して視聴者を殺しに来てるとしか思えない萌えキャラっぷりのカンナちゃん。ランドセル背負ってクルッてしてるとこなんてマジで凶器ですよ(注・当方ロリコンではありません(自己申告))。

 タイトルの通り、今回の主役はカンナちゃんであり、彼女の可愛らしさを伝えるためだけに存在していると言っても過言ではないエピソード。初見の時にカンナちゃんの容姿について「ヴィニエイラ様に似てる」って書いたんだけど、訂正しよう。比じゃなく可愛いわ。やっぱり圧倒的作画力の影響はでかいな。ただ、「カンナちゃん可愛い」だけだと1行で終わってしまうので、蛇足ながらももう少し他のポイントも見ていこう。

 まず、今作の特徴として突如現れる圧倒的な上から目線という要素がある。普段は単なる問題児のトール(とカンナ)だが、何の前触れもなく急にエンシェントドラゴン目線になり、人類の愚かさなり浅はかさなりをたしなめるのである。トールはその要素が極端に出ているキャラで、隣に小林がいなければいつでも世間を滅ぼしかねない危うさもまた彼女の魅力の1つといえるかもしれない。カンナは元の属性も幼女(幼竜?)なのでそこまでの達観ではないようだが、それでも見た目通りの幼女ではなく、そこそこロリババアの領域なのでものの考え方は割と達観している。そして、そんな2人を契機に出てくる問題が、日本の小学校教育から見る社会的価値観の問題、そしてそれは、古えの竜からすると人類不偏の「愚かさ」に映るようである。まぁ、確かにおかしいとは思うんだけどね。小林みたいなヒネた言い方になっちゃうと特にね。でもトールに言われても「オマエが言うな」っていう気持ちが先に来るよね。小林の飲みかけの缶をもらって満足するような奴に言われたくないよね。

 そして、そんなおかしな日本の小学校の文化を皮肉るかのように巨額の入学準備費用が必要になってくるのだが、前回の引っ越し同様、縁もゆかりもないはずの単なる幼女のためにポンと諸経費を払ってくれる小林の豪儀さ。こうしてみると世のご家庭のお父さんお母さんがどれくらい子供にお金を掛けているかがよく分かりますね。本当にご苦労様です。でもまぁ、大事な子供さんですしねぇ、子供って道具はすぐにぶっ壊しちゃうしねぇ。なるべく良いものを持たせてあげた方が結果的には安く済むかもしれないわけで、学校側もそれを分かった上で最初にそれなりの出費を強いているところもあるんでしょうね。普通は子供が生まれたときからこつこつと蓄えていって、小学校入学や大学入学など、節目のタイミングで支払うのが家庭の経済って奴なんですよ。小林、その費用は将来の結婚費用とかに充てなくていいのかね。……まぁ、すでに小林&トールでカンナの両親みたいになってるけども……。小林のお父さん属性が半端じゃないんだけど、トールが判子捺してもらいたくて突然脱ぎだすシーンあたりで普通の萌えものの主人公と反応が違うことで「あぁ、そういえば小林って女性だったな」ってことを思い出すのです。

 そんなこんなで、小学校の文化にすんなり馴染んだカンナを見て「思いの外トラブルもなく溶け込んでてトールなんかよりもよっぽどおりこうさんだ!」と安心したのも束の間。若干面倒なクラスメイト才川さんに絡まれた結果、マブダチにはなったんだけど面倒ごとも増えた。才川さん、むしろあんたの方がいじめられそうなキャラに見えるのだが(っていうか実際にいじめみたいな発言をされているが)、どうやら彼女は純粋に生まれ持った面倒くささがある子らしい。ツンデレ……じゃねぇなぁ、これ。やけっぱち体質? この歳の女の子が同学年の子に「萌え」って言っちゃうのもどうかと思うけど、とにかくそんな才川さんのせいで巻き起こるドッジボール対決。人間との対決は穏当に終わったが、その後のドラゴン・ドッジはいつもの通り。ルコアさんも割とこういうことはマジでやってくれる人だったのね。ちなみにあれだけ酷使されたのにボールが壊れなかったのは、トールたちが魔力をエンチャントしていたせい。多分。あのシーンを見てしまった才川さんは、今後どういう態度でカンナに接するんだろう。彼女の記憶も消されちゃうのかしら。

 ところで、今回登場したカンナのクラスの担任がCV後藤邑子先生だったんですよね。少しずつ仕事に復帰出来て……るのかな? 本人のブログなんかを見るとまだまだ復活というわけにもいかないみたいだけど、是非とも今後末永く声を聴かせてほしいもんです。奇しくも今作(京アニ作品)でSOS団員が2人揃ってるしな。

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 番組前の「幼女戦記」のCMから妹ちゃんにナチュラルに繋ぐのやめて、第4話。同じ金髪の可愛い子なのに、ギャップのひどさに胸焼けするわ。

 ようやくこの世界、ドーワー王国ってのがどういう国なのかが見えてきた気がするよ。今までその全体像がイメージしづらかったのだが、今回登場したスイツ区の存在からして、多分「国」というほど確固たる集合体にはなってないんだな。ちょっと程度の差は大きいが、現実世界だとEUみたいな一つの連合体だと考えればいいのかな。大きな違いは、それらを統べるためのACCAとう「上層組織」が存在していること。ACCAがあるおかげで、13の区はつかず離れずの関係性で何とか「国」の体裁を保っているわけだ。

 これまでジーンが訪れた区は基本的に平和なところばかりで、問題が見つかったとしてもせいぜいACCA局員の使い込み程度だったが、今回訪れたスイツはちょっと違う。内部に火種を抱えているのだ。ただ、普通「独立した国っぽい地区」だったら「ドーワーなんて1つの国に編成されたくない!」ってんで独立気運が高まって暴れそうなところだが、むしろこちらは逆。区として編成されたはずなのになかなか外部との門戸を開かない区の上層部に対して民草の不満が募っており、「もっと自由に周りと交流させろ」というのが「クーデター」のモチベーションになっていた。これで更に関税の問題とかも絡んでくると今のイギリスの問題なんかにも近づいてきそうだが、まぁ、この世界はもうちょっと古風な、近代レベルでのやりとりなので今のところは人的な移動や流入の問題に留まっているようだ。

 こうして観ていると、結局ジーンが訪れる各区の問題ってのは1つにまとまっておらず、「この区ならでは」の揉め方になっている。ジーンがそうした芽を見つけて摘んだり守ったりする様子は、なんだか「キノの旅」みたいなロードムービーのイメージである。今回のお話なんかはまさに「クーデターの国」という小編だということが出来るだろう。オチも穏当だったし、ドーワー全体の風土を少しずつ対比しながら、13の地区の個性がここから見えてこようというものだ。

 そして重要だったのは、ジーンが「クーデター」という言葉にしっかりと反応し、その真相を突き止めるためにのんびりと反乱軍に拉致られたところ。これまでは彼自身が(国レベルの)クーデター関与者だと思われており、実際、視聴者目線からではその真偽は計れないでいたが、今回の反応を見る限り、どうやらジーンはクーデターに関連していないと見て間違いないようだ。だからこそ、不当な濡れ衣を着せられたクーデター関係の情報には耳ざとくなっており、今回は渡りに船とばかりに組織の内情を探ってやろうとしていたのだろう。まぁ、残念ながら実際にはもっと小規模な「区レベル」のクーデターでしかなかったが……。

 一応、ジーンは主人公補正も含めてシロってことでいいんでしょうね。いや、今までの展開でも何となくそういう雰囲気だったけども。自分から余計なこと話さないから分からないのよね。そして、そんなジーンを追うグロッシュラーさんと、彼の手駒となって動いているはずのニーノ。ただ、今回スイツの暴動に巻き込まれかけたジーンを救ってくれた「クーデターの一味っぽい人」、明らかにニーノなんだよな……(声だけだから兼ね役の可能性はゼロじゃないが……)。ニーノってジーンの敵なのか、味方なのか。あの態度からじゃそれも見えてこないなぁ。まぁ、妹ちゃんを馬鹿王子の魔の手から守りたい、っていう意図くらいはあるかもしれないけどさ。まだまだ謎は多いお話でした。

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 今期2度目の「ブッコロシテヤルゥ!」頂きました、第3話。ダクネスさん、どこでなにしてらっしゃるんでしょうかね。まぁ、何となく想像は出来るが……。

 そして今回は、なんとダクネスだけでなくめぐみんまで外して、実に久しぶり、冒険者カズマと女神アクアの2人旅。話数で言ったら十数話ぶりってことになるわけで、賑やかなパーティーのありがたみを確認しつつも、すっかりツーカーになってしまった駄目コンビの腐れ縁の強さも改めて確認出来るものになっております。しかし、本当に何故めぐみんたちをわざわざ連れてったんだろう。いっそカズマは依頼を受けたことも全部秘密にしておいて、こっそりダンジョンに潜って手柄を独り占めしておけばよかったのでは……。まぁ、あれだけ毎日一緒に過ごしてりゃ、勝手にでかけようとしてもすぐにばれるか。

 きちっと計画的に盗賊系スキルを身につけていたというカズマ。波風を立てないダンジョン探索は余計なお荷物がついている状態よりも単身の方がやりやすかろうってんで灯りも持たず一人でダンジョンに潜ったわけだが、どうやら暗視なんて野生動物みたいな能力を持った全然神っぽくない女神がいたらしくてですね、ついて来ちゃいましたね。めぐみんと2人で遊んでても良かったと思うのだが、アクアさんたらなんだかんだでカズマのことが心配なのか、それとも単にお宝の気配に誘われたのか。まぁ、多分こいつのことだからなんも考えずに面白そうな方についてきただけだと思うけども。結局、カズマの隠密作戦はくせぇ女神のにおいをぷんぷんさせてるアクアのせいでおじゃんになり、アイドルに群がるファンのごとく、四方八方からアンデッドの群れ。まぁ、カズマはブチ切れてたけど、アクアのせいでアンデッドが押し寄せ、それを全てアクアが処分してるんだからプラマイゼロでいいじゃんね。その上でラストミッションはアクア抜きでは解決出来なかったんだから、今回のアクア様は頑張ったってことでいいと思うんだけど。まぁ、単にめでたしめでたしで終わっちゃったら作品の沽券に関わりますからね。でも、特にオチもなく純粋にダンジョンでお宝をせしめてこられたんだから、今作ではレアな「普通のファンタジーRPGっぽいお話」だったと言えるのかもしれません。

 今回認識を改めた情報の1つは、案外現実的にカズマが冒険者として強化されているところ。まぁ、唯一の男手の割にサポート系スキルしかとってないあたりはナニだが……でも、一番堅実にお金が稼げる方向性に行ってるよね。決め技のスティールがあるからとりあえず隠密要素さえ高められればいいわけだし。そしてもう1つは、やっぱりアクアだって割と高性能じゃん、っていうこと。まぁ、1期からそういうところはちょこちょこ見せていたはずなんだけど、やっぱり普段の態度でほとんどが上書きされちゃうからなぁ。あれだけターンアンデッドを連打してもMPが尽きる気配が無いってことは、あれって固有能力で無限起動可能なんでしょうかね。となるとMPの消費先はゴッドブロウだけ。……何故使ったし。

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 インテリが溺れる愉悦、第4話。今回のことから我々が学ぶべき教訓は1つだ。「芳忠ボイスの上官の言うことを聞いてもろくなことはない」。

 予定調和の転落模様。ターニャちゃんがドヤ顔を極めれば極めるほどに、そこから転げる落差がおかしく見えるのはいつもの通りである。前回あれだけ頑張って何とか前線から逃げおおせたというのに、憧れのキャンパスライフの中にもいくらでもトラップは待ち構えているのである。結局、今回途中で上層部の誰かが言っていた台詞が全てであり、つまりは「有能な人材を遊ばせておく余裕なんてない」のだ。悪目立ちしてしまった時点で、ターニャがこの国の軍部の思惑から逃れる術はなかったということ。まぁ、指揮官として、戦略家としての有能さだけをひたすらアピール出来ていれば憧れの後方任務に落ち着く道もあったのかもしれないが、あのマッドな博士とのやり合いで無駄に魔力の高さと実地戦闘力の高さを見せつけてしまったために、もう勲章が足かせにしかなっていない。こうなったら後は諦めて死地へ赴くしかないんですね。これこそが存在Xのお望み通りの素敵試練でございます。

 いつも通りの悪辣な心中は今回もなかなかに白熱。見どころはといえば、やっぱり図書室から連れられて開催される一連の諮問シーンだろうか。何しろ元は企業の人事を担当していたおっさん。どうやったら上層部に良く見えるか、何が自分の部署を左右するかは全部分かった状態(だと思った状態)での対決となる。元々の狙いはそれこそ「司令官としても有能だし、このままお膝元に置いてもらってブレーンとして働けるくらいの実力を見せつけてやるぜ」くらいだったんじゃなかろうか。しかし、彼が唯一見誤り、それ故に過剰に防衛線を張ってしまったのは、自分の置かれている土地が平和な日本の企業研修ではなく、現在戦時まっただ中の軍人どうしの対話だったということを失念していたため。戦況や戦術に対してどこか日和見な発言をしてしまえば、それは愛国心の欠如ととられ、軍人としての資質を問われかねない事態になる……かもしれない。いや、正直そんな些末なことで彼女の待遇が変わったとも思えないのだが、人の腹の中を周到に読み進めてきたこれまでの彼(女)の人生が、思わず軌道修正のアクセルを踏みすぎる。日和見で良かったのだ。弱腰で見くびられても良かったのだ。彼の知識の中には、おそらく軍国主義のわが国日本、一億総火の玉の玉砕精神が強くインプットされていたに違いない。そこまでやらなければ、自分の身が危ないと構えてしまったに違いない……。

 で、芳忠さんから命令されるわけですよ。「オマエが良いって言ってたからやるんじゃない」と言われたら、そりゃ断れません。目を背けられません。かくして憐れなターニャちゃんは、前線どころか戦局をひっくり返すとんでもない部隊に配属され、しかも「参加する」じゃなくて「率いる」側に回される。まー、すでにレールは引かれてたんだから、今更ちょっとやそっとの小賢しさを見せても結果は同じだったと思うけどねー。この期に及んで宿題の多さを理由に先延ばしにしようとしたり、本当に涙ぐましい頑張りが哀愁を誘いますね。ほれ、さっさとメンバー揃えていってらっしゃいだ。

 今週の最大の萌えポイントは、晩餐に招かれたけどちっちゃいからお子様椅子に座って食事するターニャちゃんです。本棚にも手が届きませんしね、ちっちゃいと大変ですよね。身長145㎝だとね(中の人の公式身長)。

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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