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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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1月21日 ドラフト模様(AER×2 KLD

ピック順 【Chrolony】→【Mei】→【Alessi】→【Sangriter】→【Thraxi】→【Serra】→

 

 新環境! まぁ、最近は年に4回もあるからあんまり希少価値も無くなってきましたが……。それでもこのカオス! このどうしようもなさ! ワクワクしますねえ。さぁ、また手探りの毎日の始まりだッ!

 とりあえず現状での環境雑感ですが、スポイラを眺めているときには強そうなカードばかりに目がいきがちになってしまうわけで、現実を見てみると……なんか、微妙? いや、面白いかどうかでなくてカードの強さがね。カラデシュが鮮烈にデビューしたときの強さと比べると、霊気紛争のカードたちは割と抑え気味の印象。すでにそのあたりの雑感はプロプレイヤーからも出ているが、コモンが全体的にピーキーな仕上がりで、どんなデッキでも色の合うカードを拾っていけばそれなりに戦える、というカラデシュの温暖さはどっかに行った。ピック中も「なんかピンと来ない」という意見が多く、初回だという点をさっ引いても、どこか捉えどころのない環境に見える。初見で「強く見えた」部分のブン回りはあるにはあるのだが、その数は全体で見れば決して多くなく、たまたまモードに入っちゃったデッキを止めるのがかなり難しい。除去の少なさもそうした「偏りの大きさ」を助長しているように思う。みんながギリギリの綱渡りデッキを要求されるような、かなり殺伐とした修羅の国っぽい。安定して勝ちを拾うためには、自分のデッキのブン回りのポイントを複数作り、更に相手のブン回りにたまたまかち合った時に最低限止められるだけの対応力も求められるという。なにそれ、無理やん。

 今回はそんな混沌を象徴するかのように戦績も混戦模様。この先、カラデシュ次元で抜け出すのは一体誰になるのだろうか……。なお、体調不良により今回は6人戦。おめぇ、もう残りドラフト回数少ないのに休んでる場合じゃないぞ。優勝出来ないと後輩にドヤられるぞ。

 


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○「BanG Dream!(バンドリ)」 5

 無事に辿り付きました、今期最後の新番チェック。今期の執筆本数は32本、これに視聴継続分の15本を加えた47本が、今期視聴アニメということになる(ショートアニメを除く)。おっ、前クールがスタート時点で53本だったから、今期は巷の噂通りに本数が結構減ったぞ。アニメ業界の不振を聞き及ぶに喜んで良いのか悪いのかはよく分からないが、この本数でもまだまだ健全とは言い難いわけで、将来的にはもう少し落ち着くことを期待したいもんですね。あと、今期も出来ればもう少し削っていきたい。前クールと違って明確に女性向けのタイトルがそこまで多くないので、どれだけ削れるかは定かじゃないのだけど。2話目くらいまで進んだ現状、あんまり「切ろう」って思ってる作品はない。

 さておき、今作が今期最後にスタートした背景には、本来1話2話を放送するべき枠で中の人メインのライブ特番を放送していたためである。「リアルのバンドとアニメがリンクする」というのが売りらしく、そこを前もって強く押し出した形だ。まぁ、今更中の人が歌って踊ってってのも別段珍しいことじゃないが……ここまで強く押し出して、果たして集客が望めるのかどうか。「最初からメディアミックス前提」という意味では、最近のヒット作なら「ラブライブ」に近いセールス形態だと想像することが出来る。しかし、歌って踊るというこれまでのアイドル的売り出しと異なり、今作は「バンド」というジャンルでの挑戦。つまり、歌やダンス以上にキャストに特殊な技能・トレーニングを求めることになるわけだ。そして、1話2話のライブ番組を見た感じだと、「やっぱり楽器演奏となるとパンチが弱くなるのでは……」という懸念が強い。ラブライブやアイマスのような「アイドル」路線ならば歌が前面に出るし、全員が均等にパフォーマンス出来るおかげでメンバー全員が「アイドル」として売り出せるわけだが、バンドの場合、どうしたって目立つのはボーカル。ドラムやキーボードのようなパートは、その技術が問われることになり、「出ているだけでメンバー」というわけにもいかない。そして、アイドル以上に、この世の中にはバンドが溢れており、我々は常日頃から「売れてるバンド」の音を聞くことが可能で、声優畑の人間が急ごしらえで作った音を聞いても、大して新鮮味もないし、満足感も低いのである。まぁ、そうしたセールスの挑戦は今後の展開次第だろうが……少なくとも現時点では「アイドルグループ」ではなく「バンド」という形態であることのうま味はあまり感じられない。

 リアルの方に多くを求められないということは、やはりアニメ単体として評価することになりそうだ。映像制作はXEBEC、監督は大槻敦史氏。演奏シーンのCGモデリングは今回最後に流れたオープニング部分で使用されていたが、これはなかなか悪くない。バンドシーンを売りにしたアニメなら最近だと「SHOW BY ROCK」があったが、あれはライブシーンになると次元を超えちゃうからあんまり参考にならなかったし、今回作られた映像が、(あるとするなら)今後の「バンドアニメ」の規準になると見ていいのではなかろうか。完全に手描きで作り上げていた「けいおん」のライブシーンとはまた違った味わいである。キャラ造形も新鮮味は薄いが特に悪いものではないし、ベタな女子高生の克己ストーリーも、分かりやすさ優先であれば決して不出来ではなかろう。何でこの手の主人公は妹がいる2人姉妹の天然姉ばかりなのかは、永遠の謎。やはり平沢唯さんは現代アニメに多大なる影響を与えたと言えるのかもしれない(もっと先例はあるんだろうけど)。

 ただ、こうして「バンドアニメ」としての全体像は悪くないものになっていると思うのだが、ぶっちゃけ、1話目は筋立てがだいぶ雑。特に、主人公が星に導かれて質屋に迷い込み、あれよあれよとギターを抱えてライブハウスになだれ込むまでのパートは、振り回されたツインテの子の対応も含めて、マジで訳の分からない展開になっている。この手の主人公は「天真爛漫」が度を超えて「キチガイ」になってしまう危険性が割と高いのだが、残念ながら現時点では割とキの字に近い印象なのである。もうちょい自然にギター握らせる手もあったと思うのだが。ここから何とか、まともな女の子に揺り戻してもらえると助かります。他のメンバーはまだまだ顔見せにも至ってないような状況なので今のところは保留かな。

 中の人は、主人公の中の人は当然歌唱スキルも求められての登板、愛美である。歌の方は文句無しだが、さて、声優としてはどんなもんか。まだはっきりと色を持っているわけではない(というか私がそこまで認識していない)が、1話目だとちょっと発声に気になる部分は残ってるかなぁ。ミルキィのときなんかはまだ新人だってんで気にしてなかったけど、主人公を務めるに当たって、ここらで一歩レベルアップを図りたいところ。他のキャラも割と新人が多いので、全体的に不安要素は多い。そんな中でただ1人悠然と構えるのは頑張りアイドルでお馴染みの大橋彩香。へごの起用理由が「ドラムが叩けるから」ってのが凄まじいな。一体どんなモチベーションでドラムを始めていたのだろうか……どんちきどんちき。

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 思い滾って第3話。2期目に入って主人公が菊さんから与太にスイッチしたことで、画面の勢いもガラッと変わってストレートにぶつかってくるお話になりましたな。

 前回は鬱々とした展開が続いたお話だったが、今回はパーンと打ち上がる花火のごとく、悩み苦しみが思い切りかっ飛ばされるお話。抱えに抱えて静かに沈んでいく菊さんの「非劇」と違って、与太郎は押しつけられた理不尽をどうにか吹き飛ばしていくだけのエネルギーがある。まぁ、まとめると「馬鹿は強い」になるのかな。

 樋口先生との親交は気付けば随分深くなり、最初は互いに敬意を表しながら探り探りの呑み友達だったのに、今回はお船の上ですっかり打ち解けた様子。与太は難しいことを考える先生のことを未だによく分かってない(というか考えようともしてない)みたいだが、先生の方は与太郎の人となりをプライベートな面からも理解しており、今では素直に「馬鹿ッ」なんて言える間柄。これでイラッとしないでケロッとしてられるのも与太郎の強みですな。自分が馬鹿だと思っているからこそ、偉い人の言葉もすんなり聞けるし、馬鹿だと割り切ってしまえば向こう見ずな無茶にも気合いが入るってもんで。ただ、馬鹿だ馬鹿だと言っても、与太の場合は「能なし」とは訳が違う。菊さん曰く与太は「耳が良い」のだそうで。敢えてアニメのテンプレ的に言うならば、これが与太郎の持つ主人公としての特殊技能ということになるだろうか。確かに言われてみれば、「話す」方の技能ってのは噺家の話題では欠かせないものだが、「聴く」方の能力ってのはあまり省みられることのない要素かもしれない。師匠からの口伝を基本とする落語文化において、内容の理解なんかよりも、話してもらったその「音」や「リズム」を引き継ぐ方が重要ってのは、案外面白い見方なのかも。

 そうして覚える「与太の落語」は、深い意味だとか意義なんてものを考えないだけに、紡がれれば楽しさに繋がってもいく。何しろ与太郎本人が「楽しくって」覚えている落語なのだ。それをそのまま流してやれば、お客さんだって楽しくなるに違いない。技巧も演出も繊細に組み上げられた「八雲の落語」とは根本的な理念が違うが、それが「八雲の落語の良さ」をきちんとトレスした「良さの再生産」であるならケチのつけようもないのだ。そして、この「快楽としての落語」が、与太の命運を握る最後の武器になろうとは。船上で謡うように繰り返していたのは「大工調べ」のクライマックスの部分。そして、これが元々身を寄せていたヤクザものの親分さんへの啖呵になるという。何という「生き残る術」であることか。

 今回の与太の行動は、周りのみんなが言っていた通りに無茶苦茶だ。我々視聴者目線から見ても、核心に触れるまでは「与太はなんでこんな危ない橋を渡ろうとしているんだ?」と戦々恐々。そして小夏を招き入れ、切り込んだところで「ゾッ」とさせられる。小夏がこれまで絶対に口を割らなかった秘密。一介の下っ端ごときが触れちゃならねぇ秘め事。与太は、そこに切り込まないことには自分たちの「家族」が成り立たないと腹をくくり、自ら死地へと突っ込んだ。与太が事前に何となく事情を察知していたのも驚きだが、そのままの勢いで親分さんを丸め込んで生き残ったのも驚き。与太郎は「師匠との約束があるから絶対に死なねぇ」と言っていたが、一体どれほどの勝算があって挑んだ勝負だったのか。……多分なんも考えてなかったんだろうなぁ……でも、自分が正しいと思ったことなので突っ走るしかなかった。「若いころのことを思い出すと自分でも背筋が寒くなる」とか言っていたくせに、やってるときはチンピラ時代の無茶と本質的には変わらなかったりするのだ。唯一変わっているのは、その無茶を引き起こした動機が単なる破れかぶれではなく、たくさんの守るもの、大切なもののためであったということ。守るものがあり、そのために積み上げてきたものがあったからこそ成し遂げられた「噺家調べ」だ。啖呵を切る際の勢いのあるアニメーション、そして関智一の名調子も相まって、実に「与太郎らしい」、活力滾る良いシーンになっていたと思う。

 すったもんだありながらも最後の壁をようやく超えて、その向こうには見えてくるものが2つ。1つは、小夏との新しい関係性だ。これまではずっと抱え込むものがあったせいで軋轢が残る状態だったが、この度の騒動で何もかもがすっきり。与太郎の本気も小夏に伝わったはず。小夏自身は自分の行動を「血の呪い」のように捉えている部分もあり、自分の弱さと向き合えないという負い目に繋がっていたが、与太郎はそれを打ち消し、気にしないと宣言したのである。小夏の目から見れば「自分の母親と同じ駄目な人生」であったが、幸い、隣にいる男は助六ではなく、与太郎なのだ。そこに、小夏の生きる新しい道が見える。そして、家族の新しい形が見えると同時に、与太郎の落語にも新しい道が見える……のかな? 樋口先生は何かを見出したようだが、当然与太さん本人は分かっちゃいない。彼の落語のブレイクスルーの成るや否や?

 そしてラストパート、ここまで全編が「与太郎風味」で締められた賑やかなお話だったが、最後は縁側でしっぽりと菊さんのリズム。相変わらず生気の抜けきったような残念な様子だが、別に生きるのが嫌になっているわけでもないのだろう。孫のような赤子のことだって、息子のような馬鹿弟子のことだって、彼は常に気にかけてくれているのだし。そして「与太郎の落語」のブレイクスルーを感じ取った師匠は、とっておきの難関として「居残り佐平次」を引っ張り出してきた。なんと菊さん本人は「ものにならなかった」と言って封印してしまったというこのネタ。まぁ、ネタの方向性はあまり菊さん向きじゃなかったというのはあるのだろうが、おそらく理由は別にあるだろう。それこそが、彼が久しぶりに額に汗して引き出しの奥底から引きずり出した「助六の居残り」である。流石の菊さん、信さんが得意としていたネタを彼のコピーとして板に上げることは出来るのだ。しかし、それはあくまで「助六の落語」であって、自分のものにしたという認証が得られなかったのだろう。「八雲」である菊さんが助六の落語を引っ張り出してもしょうがない。見せる場所もなければ自分でやりたくもなし、そりゃぁ封印するしかない。しかし、普段なら絶対に見せない「諦めの記録」を、与太の前では敢えて引っ張り出してきたのだ。弟子との約束の中には、「八雲と助六の落語を全て覚える」という項目があったはず。ここで菊さんは、いよいよ「助六」を引きずり出してきたのである。

 菊さんからすれば、人の噺をそのまま持ち出すなんてのは恥以外のなにものでもないだろうに、それを与太に見せるというのは相応の覚悟があってこそ。与太の方だってそれを充分に理解しているからこそ、両の眼を見開いて師匠の「決意」を見届けるのである。「与太の落語」は、この先の道に繋がっているのか。まて次回。

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 観てきました。早く観たかったんです、急がないと、ジュウオウジャーの方は放送がクライマックスを迎えてるので、どんどんテンションに差が出るような気がして。案の定、まだ元気に活動してるクバルさんとかが目に入るとちょっと感慨深いものがありましたしね。時系列で言うとバングレイ撃破後、クバル反逆前のどこかですね。まぁ、パラレルなのでどうとでも説明出来そうだけど。

 

 

(以下、一応ネタバレになるかもしれないので、未視聴注意)

 


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 なんなんこの世界?! 第2話。なんかもう、劇物しか存在してないんですが。とりあえず真っ先に書いておくと、女性キャスト陣のスペック高すぎやしませんかね? ちかぺとしーたむの時点で顔面偏差値高すぎやろ、って思ってたら、戸松・津田・藤井と次々放り込まれるキャスト陣。畜生、信長ァ! 俺、生まれ変わったら島崎信長になるよ。

 キャストの問題はさておいて、とにかく濃密な関係性がただひたすらに垂れ流されるという原液どっぷりの超濃度。助けてください、こういうの大好きなんです。「ユーフォ」で似たような味わいがあったような気もするが、あちらはまだ「部活という青春」がテーマだったので、発散する先があるというか、エネルギーが熱に転換する余地があったのだが、こちらは溜まった情念を吐き出す先がない地獄絵図の青春絵巻。燻る花火に淀む麦。そこに百合属性持ちのえっちゃん(絵鳩さんというらしい)まで飛び込んできて、もう、好きとか嫌いとか、最初に言ったのは誰なのかしら!?

 まず、2話目でもう説明不要だとばかりにドロドロダルダルする花火と麦の関係がたまらない。二人とも一切の迷いがない「代理カップル」っぷりで、こういう展開の恋愛ものってのも少女漫画を中心に割と色んなところに転がっている題材のはずなのだが、この2人は元々の属性が「クズ」であり、割り切り方が何とも捻れている。いや、正直言うと麦の方の気持ちは一切理解も共感も出来ないんだけどさ。思い人への義理と操を立てるため、花火とは「最後」まで至らないことで合意してるようなのだが、健全な男子高校生がそんなんで我慢出来るわけないんだよ。そこを乗り越えてしまっている時点で麦はすでに理解の範疇を超えている。仙人か何かか。ただ、憧れの先生が相手なら、脳内妄想から汚すのも余裕っていうあたりはリアルに男の子なんだよなぁ。そこで花火を「食う」のではなく「手慰みにする」程度にしているのが、意志が強いんだか弱いんだか……。一番のクズは多分こいつなんじゃないかと思うのだが、単なるプレイボーイじゃないあたりが逆にムカつく存在である。

 それに比べて、一応花火の方の心境は理解出来る。何度も何度も「本命はお兄ちゃん」ということが確認されているし、彼女の方から麦に対して肉体的な接触を持とうとはしていない受け身の姿勢なので、あくまでも「表面上限定」という契約は保たれている……いや、あれだけスキンシップとってる時点でアウトって意見もあるが。彼女の場合、そうして麦の方にイニシアティブを握らせて現在の関係性を甘受しているあたりがクズ。あれだけの関わり合いを持ちながら自分の感情は整理が出来ていると思っていて、友達が恋愛相談で二股に悩む様を見ても、「共感出来ない」とバッサリ。つまり、彼女自身は「二股」という認識は一切無いのだ。あくまでお兄ちゃん一筋だと認識しているのだ。うわぁ。なんだこいつら。

 そんなつかず離れずの奇跡的(にクズ)な関係に、さっそくぶっ込んできたぞ、モカちゃんこと鴎端のり子君。ヘボットみてぇな声しやがって、と思ったけどそこまでヘボットではなくてよかった。彼女は、今作では貴重な「熱を発散してくれる排気口」である。そして、彼女がかき回せばかき回すほど、花火と麦の関係は取り返しがつかない方向へと醸成されていく。モカに対しているときの花火のテンションは間違いなく「本音」の部分だろう。今後も是非ともテンション高めで引っかき回してもらいたい。そして、謎の関わりを見せてしまった「親友」のえっちゃん……。カットが変わるわずかな瞬間に理性消し飛んでて爆笑した。「戸松は百合向きじゃないんだよなぁ」とか思って見てたんだけど、違うわ、この百合は戸松だわ。暴走機関車だわ。さて、花火さん、貴重な「友達」の行動をどう裁いてくれるんでしょうね。

 とりあえず、このまま三股を維持していくってのはどうでしょうか。百合も楽しめる、ダイレクトな絡みも楽しめる、そして片思いな純情も楽しめる。1人のヒロインで3度おいしい。これこそがクズの本懐。

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 そこかしこから中村ボイス、第2話。先週は空き巣で今週はひったくり、中村悠一界隈の治安が悪すぎる世界。その他にも商店街のモブなど、世の男性のほとんどが中村ボイス。「キルミーベイベー」における立木文彦みたいになっとる。

 順調に狙い通りの方向に進化している2話目。新キャラ1人追加でてこ入れしつつ、主人公・小林とトールの関係性も少しずつ深めていく。新キャラのロリドラゴン・カンナはなんだかヴィニエイラ様みたいな出で立ちだが、ドラゴン的には純正のロリっ子のようである。登場時にはポカポカ殴ってきてもリアル幼女だったのだが、充電したら普通のドラゴンスペックになってしまったので、実は小林はすんでのところで一命を取り留めていたことが発覚。常識のないドラゴンがそこら中をうろついている世界はなかなかデンジャラスだ。ドラゴン業界も、子供のお仕置き程度で人間世界を危険にさらすの勘弁してくれ。そういえばカンナは「電気で回復するから」と言っていたが、それってドラゴン全員に共通する性質なんですかね。彼女の口ぶりからすると個体によってエネルギー摂取の方向性が違うようだが。トールは甘味なんですかね。

 トールの場合、別に充電をせずとも、ちょっと本気を出せばすぐにドラゴンのスペックが発揮可能。どうやら短期間のうちに「人間界でやるとまずいこと」はちゃんと学習しているようで、人間フォルムのままでも超性能を発揮出来るのはなかなか優秀。というか、ちょっと尻尾の肉を刻むことを除けば、もうほとんどいっぱしのメイドとして機能しているように見える。やったじゃん小林、拾いものじゃん。まぁ、その小林の方も、カンナに対する態度を見ていると純粋にいい奴っぽいので、人間力の高さにトールが惹かれたのもしょうがないかな、って気もする。ほら、ドラゴンってファンタジーでも真の勇者には協力的になったりしますからね。案外小林にはその資質があったのかもしれません。

 もし小林がろくでもない奴だった場合、傷が癒えたトールのイライラが人間界にぶつけられて軽く滅んでいた可能性もあるわけだ。今回はトールとカンナの「遊び」という形でその超絶パワーが発揮されていたが、その矛先が人間に向かなくて本当に良かったと思えるレベルの超絶戦闘。ここで作画リソースを注ぎ込んでくる相変わらずの京アニクオリティ。それ以外にも、カンナ登場時に逆上したトールの野生解放モードなんかも迫力があってよい画面。こういう画がしっかりメリハリを付けてくれるから退屈しないんだよなぁ。あとは小林がこの超生物たちを上手いこと使役してくれることを祈るのみだ。

 幸い、トールはますます小林にぞっこんなのでよほどのことが無い限り人類に牙を剥くことは無さそう。カンナの方も小林に恩義は感じているし、トールのように人間を見下しているという様子でもないので、そっとしておけば単なる幼女で済むのだろう。あとは、エンディング映像で出てきてる残り2体のドラゴンがどんなスタンスかだな。次週、3話目なので当然3体目が出てくることになるようだが……。この世界のドラゴンって、人間界との行き来はフリーパスなんですかね? 認識阻害の魔法なんてものまで使えるし、マジでちょっと本気出せば人間界滅ぼせますよ? 今期のアニメはドラゴンに狙われたり天使や悪魔に滅ぼすことを検討されたり……人類頑張れ。

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 やっぱり変なアニメだな、第2話。一切の熱も圧も感じないのに、気付けば30分経っている不思議。「さらいや五葉」の時とはまた違った感覚だなぁ。

 一応今回「熱」があったとしたら、不良支部局員の子との諍いのシーンくらいだろうか。彼は今作では珍しく激情も表に出してくれる子なので、淡々と進むお話の中で唯一語気を荒げるシーンになっている。ただ、色々と悪さをするライバルポジションにでもなるのかと思いきや、あっという間にニーノに調べ上げられて太刀打ち出来ず。うむ、やっぱりツダケンボイスのキャラは有能だし強いな。まー、あれだけあからさまにあくどいことやってりゃ、別に探偵じゃなくてもその内誰かが気付きそうなもんだけど。ジーンはあっさりとライターを取り返し、放火魔の汚名を着せられずに済んだのです。

 だがしかし、だがしかし、そんなジーンにかけられた疑いはちんけな放火魔などではなく、なんと、平和なこの国ではあまり聞き慣れない言葉、クーデターを企てるような悪い奴だ。いや、実際には「現在の国王のお父さんの世代」にクーデターが起こっていたとのことなので、この国の民からすればクーデターも割と現実的なお話なのかもしれないのだが、少なくとも平和そうな世界を見ていると、とてもじゃないけどそんな物騒な話がおきそうには見えない。今のところジーンが見つけてる不正もそこまで悪辣なものではなかったしなぁ。あー、でも放火とか強盗は日常茶飯事で起こってるのか。世情がどうなっているのかが見えてこないので、「あるんだか無いんだか良く分からない緊張感」はどこか不気味。

 さらに不気味なのは、現実的なのかファンタジックなのかもよく分からない世界設定全体だ。ジーンが出張する地区の名前はいちいち日本語のおふざけになっており、今回は農作物がでっかくなるからジュモーク(樹木?)地区。そして、そこで採れる作物は全部どでかくなるという。ハンバーガー屋での光景は、まるで星新一のSSを読んでいるかのような光景だ。このへんの「変な」世界観がどこまでこの世界の「常識」なのかもまだ見えてこず、そもそも同じ国の中、同じような風土になるはずの「地区」が、それぞれに全く別な役割を果たしているという設定自体が謎なのである。これで食べ物だけの話ならまだギリギリ理解出来るのだが、なんとジュモーク地区の人間は身長がとんでもなくでかくなるという……。人間の生態系にまで影響を及ぼしはじめたら、もうクーデターとかそういう以前の問題で戦争になるのでは……。

 うーむ、やっぱり変な世界で変なアニメだ。そして、そんな変な世界なのに、ツダケンキャラのニーノは至極まっとうにスパイ任務を実行しているという。すげぇよな、「30年間気付かれてない」だからな。お前ら、一体いくつなんだよ。ひょっとしたらこの世界では身長同様に寿命も一般的な認識からはみ出たような連中がたくさんいるのでしょうか。もしそうだとしたら「国王のお父さんの時代」が数百年前とかいう可能性もあり得るので、クーデターが過去のものになっている理由も説明はつくのだが……。

 なんかもう、こういう「変」を淡々と描き続けており、そこに特別さを感じさせないようになっているので、「そういうもんなのか」と思ってただ諾々と流れに従うばかりになっているのであった。この先、どうなっていくんでしょうか。

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 今週はバタバタしてたせいであんまり2話目の感想が書けなかったので、ざっと見て気になった部分だけ簡単にまとめ。ちゃんと観たい奴はまだ残してる。

 

 

ガヴリールドロップアウト 第2話 「天使と悪魔と委員長」

 オープニングうるせえぞ。まぁ、このバッタバタした感じも太田作品の持ち味といえば持ち味か。「我が名は小学生」とか「かくしん的めたまるふぉ〜ぜっ」とか、映像と曲ががちっと噛み合った名作が多いのでね。今作の場合は台詞がやかましすぎるのであんまり「曲」てイメージではないんだけど、アニメの一部分みたいな感じかね。

 1話目で期待していた内容に比べると、ややパンチが弱いかなぁ、という2話目。「うまる」の場合はキャラの属性とネタ回しが上手いこと相互に良さを回していたが、今作の場合、キャラの押し出しが想定していたよりも弱く、例えばガヴリールも1話であれだけ廃人っぽさを出していたのに、2話目では普通に学校に来て管巻いてるだけなので、主人公としてはちょっとインパクトに欠ける。そんなガヴとヴィーネが2人で話しているところに委員長が延々突っ込みを入れ続けるパートも、ネタが弱めなのでなんか冗長な感じがしてしまったし。面白くないわけではないのだが、期待してたのとはちょっと方向性が違ったかなぁ。

 その分、サターニャのパートどこもかしこも割と元気なので嬉しい。ラフィエルとの唐突な絡みもかなりえげつない展開だったし、彼女の脳天気なテンションの高さはむしろ主人公っぽい気すらする。今後はサターニャメインで応援していきます。

 

 

・けものフレンズ 第2話 「じゃんぐるちほー」

 なんか、逆に楽しくなってきた。

 1話目で落胆した「CGデザインからのアニメーションとしての質の低さ」は相変わらず。さらに2話目では様々な動物が出てきたせいでそこにくっついてる素人まがいのキャストの質の低さまで浮き彫りになり、二重の苦しみ。合間に入る本職の飼育員さんの解説パートも、絶対に収録時の音響設備が原因だろ、と思われる声の遠さで、一体何を言ってるのかも良く分からないっていう。作品の質以前の問題として、作り手側がまっとうなものを組み立てようとしているかどうかすらあやしい作品。

 ただ、そんだけ駄目だ駄目だと言ってるんだが、本筋の方は正直ちょっと気になるんですよ。だってさ、「記憶を失った少女が、人っ子ひとりおらず荒廃して機械だけが残ったサファリパークの中をさまよう」っていうお話なんだよ。広大な川を渡る橋が「もう随分前に」壊れていて、その向こうにはうち捨てられたバスまである。この世界は一体どうなってしまったのか。本当に人類が滅んでしまった後のアニマルな楽園に、タイムスリップでもしてきた人間が一人紛れ込んでしまったというSFなのではないか。カバンの知識量も割と謎で、「バス」といわれても分からないくらいに文明を知らないのに、サーバルともども「2時間くらい歩く」といわれて「2時間」という時間の概念はすんなり理解出来るんだよ。どういう文明レベルを想定しているんだろう。そもそも獣少女と人間の関係は? 

 そうした謎を解くため、カバンは唯一の武器である知性を活用し、動物たちの特技を上手く動員して活路を開く術を模索する。なんか、「ICO」とか「ピクミン」とか、そういうタイプのアクションRPGっぽく見えてこない? もしくは「MIST」みたいな謎解きダークファンタジー。そういう作品に展開していったら、グダグダのデザインとのギャップも相まって怪作になるかもしれないのだが……。まぁ、ないだろな。

 

 

・ハンドシェイカー 第2話 「Lead by Red

 2話目は戦わねぇのかよ。

 1話で何となく世界観を見せて大立ち回りを演じ、2話ではその設定を回収していくというデザイン。訳の分からない言葉を連呼する白衣(CV:森久保)に突っ込みを入れていく形で、主人公がこの世界のルールを理解していった。まぁ、理解したと言っても相変わらず分からないことだらけなのだが、まぁ、「特殊能力バトルによる世界争奪戦」と思えばいいんだろう。「BIGORDER」とかと同じよね。そんな中、何故か主人公チームだけは「手を繋ぎ続ける」という制約まで課せられちゃった、という内容だ。「手が離れないバディもの」のお約束であるトイレ、風呂イベントをあっさりとこなしたが、別にエロくもなんともないのは残念なところ。ロリっ子の入浴シーンなのだが……このキャラデザではなぁ。まぁ、そういうことを求めている作品ではないってことやな。日笠の喘ぎ声の方は割とよかったと思いますよ。

 そして何より恐ろしかったのは、主人公の両親のキャストが父:浅沼晋太郎、母:佐藤聡美という桜才学園生徒会チームで固められていたこと。会長は1話から登場して喘いでいたので、これでスズが揃えば生徒会役員ビンゴ達成である。何というGoHandsキャスト。その他にも浪川・福山あたりは「K」からそのままのキャスティングだし、GoHandsもシャフトみたいに起用する声優を偏らせていく方向性なんでしょうかね。まさかこんなにも早く、しゅが美が母親役を担当することになろうとは……。いいぞもっとやれ。

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○「この素晴らしい世界に祝福を!2」 7

 このすばです。えぇ、今年もやってまいりました。この馬鹿番組が。

 ほぼスタッフに変更は無く、テンションも1期からそのまんまで一安心。1期でドはまりした身としては、お変わりないカズマたちの様子を見てとても喜ばしく思います。1期からシナリオは地続きだし、こうしたラノベ作品ってのは「1期がピーク」みたいなことが多いので、ここからシナリオでトーンダウンする可能性もゼロではないのだが、幸い、今作は他のラノベファンタジーと違い、「シナリオが進むことによる成長、物語の肥大化」について考えなくていい。だって、カズマさんたちだもん。いっそこのまんまで「始まりの街」に滞在し続けても問題無いレベルの連中だからな。一応人間関係は広がっているし、カズマたちの知名度(悪名)も広まっているわけだが、だからといってこいつらがどんどんシリアスになっていくなんて展開は想像も出来ない。いくらでも馬鹿は追加注文出来るし、1期同様にユルく抜けまくった冒険譚を見せてくれるのではなかろうか。

 今作の何がずるいって、画が本当にへちょいのよ。なんなら、ある程度背筋を伸ばしてた1期の方がまだ作画は頑張ってたんじゃないか、ってレベル。1期で人気を博し、「このアニメは別に肩肘張る必要ないんやで」という部分まで受け入れられたため、意図的にキャラ作画なんかは崩して作ってる節すらある。オープニングのダルダルダンスとか、あれ、絶対わざとやってるだろ。でも、そんなユルさも武器にして「このすばならしょうがない」とかいわれちゃうのがこの作品。ヒロインの顔がぶっ壊れても、アクア様の尻が完全に見えても、「このすばだからしょうがない」。世の中のアニメの全てがそういう風に見られたら、幸せな世界なんだろうになぁ。まさに「この素晴らしい世界」である。

 もちろん、「ユルさ」と「駄目さ」は一線を画す。確かに変な顔はてんこ盛りだが、それでも駄女神アクアさまの可愛らしさは健在だ。というか、1期と比べても馬鹿さ加減が加速してないか? ここまで残念な子だったっけ?(残念だった気もする) もう、カズマさんなんか諦めて飼い犬や猿を見るような目でアクア様の相手をしてますからね。めぐみんも同じ。唯一ダクネスだけはヒロインとしてのファンタジー的凛々しさを保っている(部分もある)が、今期の目標はそんな彼女を陵辱し尽くすことにあるのかもしれません。冒頭、カズマと揉めた時のダクネスの「ブッコロシテヤル!」の発声が最高にイカしてたんですが、かやのんにそんなこと言わせちゃ駄目だろ。いいぞもっとやれ。

 というわけで、今期も馬鹿馬鹿しさフル回転で楽しませてくれそうです。カズマ、ダクネス、そしてアクア様の中の人の好き勝手なアドリブ劇も加速しそう。デュラハンの人、台詞つきで登場するといいですね!(安元への気遣い)

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
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