最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
今回ロンドンの男の子ポール役を演じた声優さんは将来Wikiに「キン肉マン 完璧超人始祖編:ポール」って書かれるんだよな……第7話。後から見て「誰やねん」ってなる。まぁ、新人さんらしいのでポールを足がかりに頑張ってください。(いきなり何の話?) でもポール君が今作の中で果たした役割はとても大きい。キン肉マン名物「友情パワーの大切さを伝えてくれる無垢な少年」であり、テリーにぶん殴られてキン肉マンに火をつけたり、幸福の青い鳥ブルーサンダーを連れてきてくれたり、過去にも困った時にはぽっと出の少年にお世話になっているのだ。今回そんな少年が示してくれたのは、今作における悪魔超人の立ち位置、というか上手い使われ方。原作ではすでにステカセがウォーズマンリスペクトを匂わせてその辺を示してくれていたが、アニメではそこがカットされていたのでこのアトランティスが明確に示してくれた「昔戦った正義超人たちのことは尊敬してるんだぜ」というムーブ。カーメン・BHにその要素が1ミリもなかったのでここまで原作を読んできた読者もちょっと意識の外に出ていたことだったが、そこをよりにもよってアトランティスが示してくれたことにより、おっちゃんたちはすっかり悪魔超人にキュンキュンしてしまったのである。 だってさぁ、アトランティスだよ? どっかでインタビュー受けた安元も言ってたけど、ロビンのマスク握りしめての「ケケケ〜!」は当時数々の少年少女にトラウマを植え付けたに違いない。悪を自称する悪魔超人の中でもとびきりの汚れ役、それがアトランティスだったのだ。そんな彼がさ、曲がりなりにも自分が倒した相手にきちんと敬意を払っていることがわかり、かつての因縁を思わせるリングで次々にエモを展開してくれるわけじゃん。この展開を読まされたら、もう「そうか、この新しいキン肉マンはこういうシナリオ作りができる作品なんだ……」って全面降伏するしかないじゃん。アトランティスの一番上手い使い方は間違いなくこれだよ。 冷静に考えりゃ変な試合なんだよ。そもそも「水棲超人って何?」って話で、多分アトランティスもマーリンマンも日常生活はふつーに地上で送ってるんじゃねぇのか? 肌が乾くと死んだりするんだろうか? そんなよく分からん、ふつーの漫画だったら噛ませポジにしか見えない変な「水中専用キャラ」がさ、よりによって水上リングでぶつかって互いに水中での強さを主張しあう。これだけ聞いたらどんだけしょっぱい試合だよって思うよ。ほんとなら一番かわいそうなのはアトランティス当人で、今まで独占してたはずの「水の中で強そうな超人」っていうアイデンティティを完全に奪われてオリジナル要素を全剥奪されかねないんだから。マーリンマンの方も、露骨なキャラ被りの中で完璧超人らしい強さを見せつけなきゃいけないとかいう無理難題を押し付けられ、最終的にはヒレを回すくらいしかやることないわけですよ(キン肉マンの超人、とりあえずパーツ回転させすぎ問題)。 しかし、この試合が6つの試合の中でもトップレベルの激おも感情増し増し試合になってるのは全てアトランティスの動きのおかげ。ロビンへの敬意、ロビンの思い出語り。「そうか、お前にとってあの一戦ってそんなに大切なものだったんだな……」っていうだけでおっちゃんたちは「朝まで呑もか!」ってなるじゃない。いいやつだなぁ、アトランティス。 そんなアトランティスの特訓シーン、アニメではちょい追加されており、ステカセにも蹴られたり、なぜかカーメンがのどの上に乗ったりしてた。原作だと全然気づいてなかったけど、アトランティスが「岩のような皮膚に変化して……」って言ってるシーンでアトランティス殴ってるのがよりによって魔雲天だったからちょっと笑ってしまった。その後のアトランティスが感慨深く喉を触ってるカットは原作コミックでは連載版から描き直しが入っている特別なシーンだったし、ほんとにいいアニメとして描いてもらっています。ところで、原作時点で思ってたんですが、「ウィークポイントをストロングポイントに変える」ってのが悪魔超人的発想だってのはいいんですが、アトランティスがこんだけ苦労したってことは、キーパーツを無効化して呪いのローラーまで取り付けたサンシャインってどんだけ努力を重ねた結果だったんだろうね。 閑話休題、こうしてアトランティスばっかり持ち上げるとマーリンマンが不憫な気もするが、彼は彼で「こやつ受け身が巧みすぎる」というアトランティスの変な台詞でフィーチャーされた「受け身のうまさ」がしっかりアイキャッチネタで活かされてたり、ちゃんとリスペクトのある描かれ方にはなってるんですよ。説明がないとどう考えても「魚が口の中から浮袋を出したなんて一瞬でわかんねぇだろうなぁ」っていう必殺技も含めてね。多分、今後「キン肉マンカルトクイズ」とかが作られた時に難問になるであろう必殺技第1位、ピラニアン・シュート。 原作3話区切りが基本なのでよもやのところで今回はおしまい。いい見せ場作ってもらったなぁ……。 PR 浜木綿さまぁ……第16話。いやぁ、似たもの夫婦とはよくいうけど、そんなに似なくてもいいじゃんね。 謎が謎呼ぶ展開。この世界は未だ謎に満ちているんですが、みんなしてとにかく雪哉くんに不親切すぎやしませんかね。宮中の人間は色々とこの世界の理を知ってるみたいなのに、何故かそこそこいいとこの出身である雪哉はそういうことにとにかく疎い。それが本人が嫌悪してるいいとこのボンボンであるが故なのか、それとも周りにいる人間の世界が違いすぎるだけなのか……まぁ、やたら身分の高すぎる連中とばっかり接点があるせいで、どっか常識レベルがズレてる感覚はありますけどね。 そんな雪哉が庶民オブ庶民とつるむことになったのが小梅という存在である。彼女もまだ「何か隠している」らしいのだが、それでも生まれ育ちが宮中の人間とは天地の差があるのは間違いなさそう。でも、そっちと話をしようとしてもやっぱり雪哉は「何も分かってないくせに!」みたいに言われちゃうのが不憫。中間管理職じゃないんだから。まー、小梅の生い立ちについては庶民の中でもだいぶ異色の存在な気はするけども……。結局彼女が何を隠しているかは分からずじまいなので、あとは浜木綿さんに託すしかないみたいです。まぁ、彼女ならうまいことやってくれるだろ。現状、小梅が宮中に憧れ、連れ込まれた煌びやかな世界にドキワクしてるのは間違いないように見えるのだが……少なくともお上に仇なすつもりはない……よね? ね? 小梅とその父親、あまりに模範的な毒親のおかげで新たな突破口として提示されたのが「地下街」というとんでもない世界。一度谷間の世界は描かれてはいたが、単なる色街ではなくてもうちょいディープな場所だった模様。そんでその世界を牛耳る裏ボスみたいな存在がいるとのことで、まー、Magicでよく見る統治傾向である(だいたい表の統治者が白にいて、裏に黒とか青の支配者がいるパターン)。かつて表と裏のトップどうしで締結されていた不可侵条約があったらしいが、今回の小梅をめぐる騒動でそこに不和が生じたとかなんとか。いや、今回の話だけ見たら別にそこまでおっきな問題があったようには見えないけどね。そりゃ小梅の親父が何かしら裏社会に対して不義理を働いたってんならそこに責任は追求すべきだが、その追求の手から娘を守るのは、普通の警察機構だってやらなきゃいけない程度の治安維持だろう。たまたまそこに若宮直属の従者がいたからって、それが「不可侵条約の破綻」にはつながらないと思うのだが……まぁ、地下街にもっと密接な裏があるってんならそりゃ分からん。少なくとも若宮は手応えを感じてるみたいだし、何かしら猿事件と関係はあるのだろうか。 若宮・浜木綿のコンビに加えて長束・路近も加わった最強首脳陣で善後策を講じるも、いつも通りに若宮が独断専行を提案。流石に馬鹿の一つ覚えすぎる、こないだの事件で少しは懲りろ、ってんでお兄ちゃんが口出し(刀出し)。もうこれ以上弟の無茶は看過できぬと、立場がまだ軽い自分が雪哉を引き連れていくことを提案したようだ。長束様もだいぶ過保護ではあるのだが、あの弟の振る舞いに毎日胃が痛くて大変だろうなぁ……。次回予告を見る限り、今回ばかりは若宮も折れたようなので、とりあえず雪哉の肩身が狭そうなチーム編成で地下街へ行ってらっしゃい。 そういえば途中で若宮がよく分からない儀式に興じていたが、あれはいったい何だったんだろう。「外界との結界を補強する」とのことだったが、あれは山内とそれ以外を隔てる結界……ではないんだよな。「猿が外界から入ってきた可能性」って言ってたってことは、山内以外にもこの世界の全てをあの結界は包んでいると考えられ、ほんとに結界の外は「なんか分かんないけどやべぇとこ」みたいな扱いなんだろうか。なんか最近どっかで感じた感覚だなぁ、って思ったけど多分「バック・アロウ」だな。壁の向こうに何かがある。……この世界、やっぱり分からんことが多すぎるな。 そして仲間がまた1人、第8話。ちなみに冒頭の文言は「るろ剣」で左之助が加入するエピソードのサブタイトルですね。……最近気づいたけど、俺るろ剣大好きだな(今更か)。 さて、無事に島の仲間が1人増えましたよ、という戦力増強エピソードだったわけだが……想像以上にあっさり終わったな? 事件の規模を考えればもっとすったもんだがあってもおかしくない話だったのだが……まさかの1話であっさり収束。まー、結局ココロワさんが悪いやつじゃなかったって話ですかね。 サブタイトルだけ見れば「現代日本の話かな?」と思うくらいにタイムリーな展開かと思われたが、現代日本はちょっとした米不足による騒動だが、こちらの世界は何と異物混入事件。普通に考えたらマジで「国を揺るがす」レベルの大事件だし、犯人が逮捕されたら極刑も免れぬ罪状だと思うのだが、カムヒツキ様は米が大好きとかいうてる割にその辺は寛容だったのだろうか。いや、処分だけ考えれば決して寛容にはなってないのか? よく分からん。少なくとも現代日本で不特定多数の場所に出回る米の発注元が有害薬物を混入させたりしたら、とんでもないことになるはずだ。しかも今回の異物混入、なんかよく分からんところで手が込んでいて、単なる毒とかじゃなくて「後味が強烈すぎて魅惑されてしまい、他のものを口にできなくなる」という遠回しな麻薬みたいな薬物。普通に人を害するものよりもかえっておっかない。そんなものがホイホイ手に入る世界も怖いし、割とあっさり流通して大ダメージを与えるまで発覚しなかったという事実も怖い。……やっぱ極刑だよなぁ。 というわけで、せっかく丹精込めて作った米をキズモノにされた上、親友に容疑がかかっていると聞いて矢も盾もたまらず密航してくるサクナ。神様だというのに相変わらず扱いが悪いが、なんかもう、すっかり密航とか隠密にも慣れたもんだしこれくらいの扱いで構わないのかもしれない。侵入した都の宮殿、いろんな神様が歩いててなんか「千と千尋」みたいでちょっと面白い空間。あの神様の1人1人もちゃんとキャラがあるんでしょうかね。 潜入自体は意外にあっさり、そんでそっからココロワを問い詰めたらCOもずいぶんあっさり。途中で戦闘を展開した謎の武士ロボット3体がやけに具体的な能力を駆使して苦しめてきたあたりは「まぁ、これがボス戦闘になってるんやろなぁ」というイメージは湧きやすい。これまでずっと鬼を相手にしてきたのに、多分この辺のステージはココロワお手製のロボとの戦闘が続くんでしょうね。やたらと兵器が現代的なもんで下手な鬼よりよっぽど強そうである。 そうしてココロワに再度アタックし、あっさりと語られる親友の胸中。まー、分かりやすいすれ違いというか、シンプルなやっかみ具合だったのであんまり掘り下げる余地もなかったですわね。どちらかというとあっさりゲロったココロワの心情よりも、そんな親友の迷走を全てごくんと飲み込んで引き受けちゃったサクナの成長の方が注目ポイントだったのかも。最終的にココロワさんはサクナに許され、お上にも許されてる状態ですからね。万事解決丸く収まった……はずなんだけど、ココロワさんはあの怪しげな毒米を渡してきた謎の存在については言及しなかったんでしょうか。都の今後を考えるなら、あの連中の存在が一番の問題だと思うのだが……。ココロワが鬼島にわたってしまったため、現状都はノーガードなのでは? まぁ、さっさとココロワたちが帰還すれば済む話ですけどね。名参謀が加わり、島の鬼調査はここから一気に進む……かなぁ。 せっかくのいい話、重要な話だったのに次回予告で全部ぶっとんだ……第30話……。生まれてしまう……承認欲求モンスターがッッッ!! というわけで今週まではTVer視聴です(まぁ、関西でも放送日は明日なんだけど)。中盤のクライマックス、リアタイしてなんぼじゃい。今回は強化フォームお披露目回ということで(セールス的にも)重要なお話でしたが、色々と膝を打つ展開も、胸を打つ展開もあっていうことなしでしたね。まぁ、「にゃん」が「わん」に統合されてしまったのは若干口惜しくはあるが……そこはタイトルにもなってる主人公サイドに花を持たせてあげましょう。脇に控えても無視できない存在感のサブポジション、それこそがユキの本領だろうし、まゆはセンターに立ちたくないだろうしな。 さて、当然メインシナリオがどう展開されていくのかというのが一番の焦点になってくるだろう。前回時点でガオウ一味が登場し、そのあまりの存在意義の重さに「これ、どう足掻いてもハッピーな結論なんて見つけられないやつなのでは」と不安にもなったが、そこはそれ。わんだふるなこの世界なりの解決法を模索していくことになる。分かりやすくいろはが曇ってしまう展開を、あっさりと掬い上げたのは当然こむぎである。こういう深刻な問題を抱えてしまう展開ってのは主人公サイドはどうしても理想を振り翳しがちで、どれだけ詭弁を弄したところで「青臭い理想論」という評判がつきまとう。解決し得ない問題に対し、正面から論破しようとしたところで感情をぶつけるしかなければ、それは結局感情論のフィールドに上がらざるを得ず、平行線を辿る結果となる。 しかし、こむぎの生き様は理想論ですらない。だってバカ犬だから。「青臭い理想論」ならぬ「犬臭い本能論」である。現状、狼がどうなってるかもよく分からん。人と獣の過去の歴史なんてさっぱり知らん。でも、こむぎはいろはと自分の歴史を知っている。辛かった自分がいろはに救われたという「事実」だけを知っている。であれば、その事実を他者の関係に演繹して何が悪いのか。もちろん、本来ならそんな理屈は通らない。うちはうち、よそはよそであり、こむぎがどう思おうとガオウは知ったこっちゃない。しかし、考えてみればこの「知ったこっちゃない」だってお互い様なのだ。こむぎはわんだふるな未来を実現する方法を知っているという。ガオウは自分たちの歴史からそれを否定しようとする。結局お互いの身勝手を振り回し続けるだけならば、あとは殴り合えばいいだけである。犬と狼が、やりたいようにやればいいだけである。なんとシンプルな答えなんだろう。 そしてこの世界は、現実とは大きく異なる点が1つある。それは、狼が絶滅したとはいいつつも、目の前にはガオウたちという「分かり合える」対象がいるということ。現実ならばいくら狼に謝ったとて人間側の自己満足でしかないが、アニマルタウンには間違いなくガオウが「いる」のだ。であれば、いろはの願う「分かりあうこと」がまだ選択肢として残っている。ガオウ側からしたら言語道断だろうが、いろはにとってはこれ以上ない僥倖。敵がいてくれること、そのこと自体が救いになるという、この世界でしか成し得ない解決策である。もう、あとはこの路線で突っ走ってくれれば余計な迷いはなくていいね。 ほんでまた敵サイドもこうした融和の物語のための準備を着々と進めてくれている。後半3クール目から登場したくせして、もうずっとお馴染みだったかのようにわちゃわちゃ芸を披露してくれる敵組織、ありがたみしかない。トラメきゅんもザクロさんもたった2話で「ほんとはいい子たちなんだろうなぁ」ってのが分かるキャラになってるのすごいよね。ザクロさんはガオウ様との「結婚」まで視野に入れてましたが、2人で結婚・繁殖すれば絶滅を免れるので、もうそのことだけを考えて愛に生きてくれればいいんですがね……。 対する勢力に「ニコ様」というこれまた面倒な存在もいる。彼女がアニマルタウンに鏡石をおいた張本人であり、その鏡石すらも人間の負の歴史の語り部だったと言われたらそりゃ凹むし、プリキュアの力も返納した上でニコ様が戦うって言われたら人間サイドに反対する余地もないのだが、現状、すでにニコ×ガオウという関係性が「対立」以外の何物でもないため、いろは達はニコ様の介入による解決は望まないだろう。かつての歴史のように2つの勢力がぶつかり合うのではなく、融和による解決を望む。それこそが、いろは達が戦い続ける理由なのだから。そのことがちゃんと分かってニコ様を止めてくれたメエメエは立派な理解者ですね。まぁ、今まで散々タダ働きさせてたプリキュアに対し、「もっと彼女達を働かせましょう」って言ってるっていう事実だけ見ると単なる鬼畜ではあるのだが。 さぁ、構図ははっきりした。あとは個々人のモチベーションの問題だ。こむぎが一番シンプルにわんだふるを目指している。そしてそんなこむぎに力をもらったいろははもう迷わないだろう。今回の最大の見どころはやっぱりこの2人の絡みだったんじゃないでしょうか。ベッドで戯れる飼い主とペット、そう思えば微笑ましいシーンなんですが、冷静に見るとめちゃめちゃ攻めた画になってるんですよ。こりゃぁこむいろ派も大満足だぁ。 そして我らがにゃん組は今回サブに徹してはいたが、それでも隠しきれぬ存在感がお見事。まゆちゃん、困った時はシーツ被って丸まっちゃうんですね。さすが猫組。そしてそんなまゆに常に寄り添って力を与えるのはユキの役割だったし、2人の背中を押す最大の立役者が相変わらずのすみれさんだったという……猫屋敷家、強すぎるんよ。そしてそんなユキがついに「団結」を謳い、初の合同変身シーン、合同必殺技へと繋がるきっかけを作る。もう、ユキの成長譚だけでどれだけお話を盛ってくれるのよ。やりすぎですのよ。 そうして立派にステージを1段上がったプリキュアを支える影の立役者はもちろん兎山悟その人(と大福さん)である。「僕にもっと力があれば」と苦悩する男の子。頑張れ悟。君の努力の全てを、いろははちゃんと見てくれているぞ。大福さん、その貫禄はどこからくるんですかね。引き続き兎組の動向は注視する必要がありますが、今週の展開を見てると、マジで追加戦士はもういらない気がする。この4人と参謀役の兎組という構成で最後まで走り抜けても構わんよ。一瞬ニコ様の人間態のシルエットだけ見えたけど、あれはプリキュアではなさそうだもんね。 ほんでこのテンションからの来週の話な……。ザクロさん、いい具合に介入してください。グーを出して確実に猫組にちょっかい出しに来てください、お願いします。 今作で唯一にして最大の問題はもしかしたら義妹よりも義母の方がエロくて気になることかもしれない、第8話。まぁ、甚大なる補正がかかってる可能性もあるが……こないだ某所で見た母娘の(中の人の)トークが眼福でした。 今回はタイトルの「義妹」の方も引き続き気になるのは当たり前だが、どちらかというともしかしたら「生活」の方が注目すべき要素だったのかもしれない。何しろ今回の1話で何が起こったかというと、「悠太が沙季のことを思い、プールに誘う」→「沙季、拒絶」→「悠太頑張る」→「沙季受け入れる」というだけの話。それ以外のキャラはほとんど登場もしないし、悠太だって頑張るっつっても何か特別なことをしたわけじゃない。何となく沙季に寄り添っていただけだ。こんだけ何もない平熱な状態なのに、視聴中に特に退屈だとは思わず、環境音楽のようにその「生活」が流れていくという何とも不思議なテイストは相変わらずである。 個人的に今作で気に入ってる部分は、音響の使い方。基本的にBGMも抑えめな演出方向になっているのだが、おかげで細かく入るSEなんかが印象深く聞こえてくる。今回でいうと、例えば沙季が聞いていたカセットテープのケースに手を触れてがちゃんと崩す音。世代じゃない人は分からんかもしれないが、確かにあの音か「カセットテープのケースの音」だった。わざわざ画で見せずにこのSEで「何かを崩さなきゃいけない」という沙季の心情を示すあたり、音の持つ効果をきちんと活かしている。 あとこれは単純に心地よいってだけだけど、朝食シーンでトーストにバターを塗る音。よく焼けたトーストにバターナイフを乗せるザリザリという音が食欲をそそる。そして当然そんなトーストを食べる時のさっくり音。このシーンはいかに朝ごはんが美味そうに見えるかが重要なので、音の持つ力というのも案外バカにできないわけですよ。 というわけでそんな「朝食」とか、何気ない日常のワンシーンから紡がれていく2人の関係性。今回はざっくりまとめると「沙季が余計な誤解を解いて悠太の歩み寄りを受け入れる」というお話なのだが、2人にとって、互いのイデオロギーのすり合わせというのは単なるラブコメとかと違って「家族の今後の生活」にずっと影響するもの。だからこそ悠太たちもその辺は意識して強めに主張している。そして、こうした何となくの「生活」ってのは意識したからなかなかどうなるってもんでもないのだけど、逆にちょっとしたことで大きく変わっていくものなのかもしれない。今回の沙季は、初めて悠太に朝ごはんを全部任せることにしたわけだけど、彼の口から出てくる提案はちょっと新鮮だったり、彼の何気ないパンの食べ方に不思議と興味が湧いたり。「朝ごはん文化」なんてものは各家庭で色々と違うことの代表みたいなものだが、それを意識して、ちょっとずつ合わせていける。そんな気持ちになった沙季は、間違いなく悠太へ一歩歩み寄れたのだろう。 まぁ、そんな悠太は「何となくの習慣で」自転車を持ってきちゃったわけだけど……「生活」って、そんなもんですよね。 太陽と星、そのあまりに違う人生航路、第19話。舞台の上にたくさんの人生が交錯する。 有馬かな、彼女の人生も波乱に満ちたものだった。芸能界、子役の世界を語る時に、やはり避けて通れないのはその親の話。どんだけ天才だろうと、どれだけ早熟だろうと子供が自分の足だけで芸能界にやってくることはないわけで、そこには大なり小なり親の思惑がついて回る。2世タレントなら「それが当然」という思惑が、そしてそうでないなら、「子供を芸能界に入れたい」という思惑が。有馬家はそれがちょっと残念な方向に出てしまったご家庭だったらしく、たまたま娘さんが才能を持ち合わせているという不幸も重なり、かなが子役になってしまったばかりに家庭崩壊のきっかけを作ってしまっていた。かな自身に何1つ悪いところはなく、彼女の口ぶりを聞けばきっと今でも決して母親のことが嫌いなわけではないだろう。それでも皆が不幸になってしまったのは、もはや芸能界に限らず、あらゆる人と人の交わりの中でも単なる不幸というしかない部類のものだ。 むしろかなは幼いながらに必死に戦い、芸能界からフェードアウトしないというギリギリのところで踏ん張った。それが親のためなのか自分のためなのか、一時期のかなはすでに分からなくなっていたかもしれないが、アクアたちの協力もあって業界で前向きに生きられるようになり、自分がこの業界で楽しみを覚えていたという一番大切な事実を思い出せた。それでもなお、先週までは長らく鍛えていたブレーキが適度に機能していたが、この度、強火のファンである黒川あかねがそばにいたこともあり、周りの連中みんながグルになってかなを焚き付ける。ほなもう、燃え上がるしかなくなってしまう。 有馬かなの本来の持ち味は、泣きの演技などではなく弾けるような眩しい存在感だったという。そのことを一番よくわかっていたのはあかねで、先週のサブタイトルは「太陽」。有馬かなという「役者」は、周りの人間にもバシバシ影響を与えて燃え上がらせる、太陽のような存在だ。そんなかなの影響を受けて看板役者にまでのし上がったあかねの輝きはさながら月といったところか。今作において「目の光」がさまざまな意味を持つ重要なファクターであることは1期1話から繰り返し示されていた重要な事実であり、先週もメルトくんの覚醒には「目の中の光」が重要なサインとして用いられていた。これまでたくさんのキャラクターが、独自の輝きを目に宿し、その生き様を示してきたものだ。 そして有馬かなの「目の光」はどんなものか。そりゃもう、他の追随を許さぬ程に煌びやかに光る、無数の光源である。「太陽」の光は周りのすべてに拡散して明るく照らす。そのあまりの存在感にあかねもメロメロだし、観客だって一気に「主役」に引き込まれていく。今作にこれまで存在しなかった「太陽」という中心の存在、それが有馬かなの正体だった。 それでは転じて、今作で一番最初に「目の光」を宿した人物は誰だったかといえば、もちろん星野アイである。その名に示され、「アイドル」の歌詞で「一番星の生まれ変わり」と表されたアイの目の光は「星」。太陽と比較することはできないが、これまた自分から光を発し、常に人々を魅了する唯一無二の光。ただ、そのあまりの距離に人々はいくら手を伸ばせども届かぬ存在でもある。そんなアイの「星」を受け継いだアクアとルビー。ルビーはまっすぐに「一番星」への階段を登っている最中だが、アクアは自己に内在する「星」を拒絶している。いや、別にアイを拒絶しているわけではないが、自分自身が輝きを発することを拒否している。芝居で輝きを発した時に自己矛盾から心を壊してしまう程に、身体が輝きを拒絶している。それは今回監督が分析していた通り、自らにとって最大の「輝き」であったアイを救えなかったという罪悪感からきているのだろう。アイを差し置いて、何を自分がのうのうと輝いていいものか。たとえその才能の断片を受け継いだとて、自ら押さえ込んではそれもそれで撞着を起こす。かくしてアクアはその目に「黒い星」を宿すこととなる。 有馬かなは輝いた。周りに光をばら撒き、全てを照らして揺さぶった。しかし、光を飲み込む闇もまた存在する。ブラックホールの如きその漆黒に、かなの光も映らない。ただひたすら底の底に押し込めて、1人アクアは辛苦の道を往く。 感情芝居にはいくつもの側面がある。役者が楽しいと感じればそれは最高の才能であり、観客にアピールできる格好の武器にもなるだろう。しかし、感情はポジティブなものばかりではない。苦痛だって立派な感情だ。よりにもよって「目の前で最愛の人を殺される」というシーンで求められる感情芝居。アクアは全く別方向から、パニックを起こさない方法で感情を呼び起こす。どれだけ身を削ろうとも、どれだけ黒く染まろうとも、それが彼にとっての生きる意味。 彼の舞台は、未来につながっているのだろうか。 玄田さん、復帰できるといいなぁ……第7話。先ごろ体調不良による休業が発表された玄田さん、こちらの作品ではまだ頑張ってくれてました。まぁ、年齢も年齢だししょうがないとは思ってますけどね。ここ最近はちょっとずつ衰えも見えていた気がするし……持ち味がハードな声音の人はやはり大変だよなぁ、としみじみ思います。ちなみに隣ではさらに年配の麦さんがいつも通りにへろっと活躍されてます。すごいよね。 タマ編完結。個人的にはここまでがコミックで事前に読んでた部分なので、来週以降の展開は何も知らなくて楽しみになってます。異世界冒険ものとしてはそこまで奇を衒ったものではなく、バトル要素なんかも割と少年漫画的な王道を行ってる作品だとは思うが、センセーの持つスキルが独特なのでその辺りの絡みで充分に個性は出せてると思ってる。元々「転移者を送り返す」と言われていた能力だったがそれはあくまで「作家として語ること」の一環であり、今回は仲間のタマに対して同様のスキルを駆使することで彼女の真価を発揮させることができた。まぁ、カイバラのグラトニーを止めた機構とかはまだ謎なのだが(有毒なので本能的に捕食を拒否しただけなのかしら?)、最弱最弱言われながら、このままどんどん傲岸不遜にチートの道を突き進みそうである。また、僧侶・武闘家・盗賊とパーティー編成もそこそこ安定してきてるし、もう1枚前衛職が揃えば(全員の動機はヘンテコだが)割と真っ当な冒険者パーティになるのかもしれない。まぁ、今作の場合「冒険」すらあまり必要ない要素なのだけど。 あとはまぁ、冒頭の玄田さんの話でも触れたけど、「いいキャスティングだなぁ」っていうのが一番のお楽しみポイントですかね。タマ役の鈴代紗弓がハマっているのはもちろんだが、やっぱり個人的に無視できないのはその兄・レオン役の内山夕実。ゆーみんはさぁ、ここ数年でしっかり業界でも不動のポジションを手にしたよねぇ。前々から応援してた身としては、こうして中堅ポジションの世代でしっかり足跡残してくれる役者になってくれるのが一番嬉しい。ゆーみん、るみるみと実績を重ねたところになぐりこんでくる悠木碧像、あまりに解釈一致である。あとはまぁ、神谷・小野Dが楽しくやってくれてればそれで。カイバラは結局最後まで1ミリも救いのない状態で殺されたのが実にらしくってよかったですね。 さて、この調子だと魔王殺しの転生者たちを1人ずつ排除していく流れなんだろうけど、他の連中にどんな癖の強いのが揃ってるか、今から楽しみですね。
なんかもうね、基本的にプロットがちゃんと面白い。前回の流れから温水が修羅場に巻き込まれるだけかと思ってたら、あれよあれよとダブルデート(?)に持ち込まれてしまう意味不明な流れ、そしてその場にいる全員が絶対に悪人じゃないのにそれぞれの方向にポンコツなもんだから勝手に事態が変な方向に転がり続けるという。みんなして後のこと考えずに身体はってる(何かを犠牲にし続けている)あたりはスラップスティックな笑いである。そんでドタバタしてるからギャグアニメなのかと油断させといて、きちんと青春部分は締められるだけ締めてくるからな。その温度差で心臓がギュギュッとされてしまうこの感覚も気持ちいい。今回はなんと言っても焼塩さんの言動の全てがギュギュッとなりますよね。いや、そもそもおめぇがデートについてこなきゃよかったやんけ、とは思うのだが、告って振られたわけじゃないので友達としていろんな場所にホイホイついて行ってしまう現象はすでに八奈見からも報告されてる事例だからな。……こうしてみると鈍感だった男の方に責任があるように思えてくるが……小鞠の時の部長さんはまだしょうがなかったが、今回はやっぱ最終的に「全部綾野が悪い」でファイナルアンサーにならんか? まぁ、そうしてホイホイついてきてしまった焼塩。単にそれだけだったら被害は少なかったかもしれないが、よりによってお互いに「ダブルデートなのだ」という勘違いのままで展開してしまったため、温水や焼塩は綾野&朝雲を2人にしようとするし、綾野の方は焼塩を引っ張り込んで八奈見と温水だけで行動させようとする。その結果互いの意見がすれ違い、ぽろっと漏れ出てしまった焼塩さんの秘めたる気持ち。……まぁうっかりはうっかりなんだけど、そのことを責めるわけにはいかないよねぇ……そこに至るまでの彼女の追い詰められた状況も同情しかないし。2人の様子に胸を締め付けられてる焼塩の描写、見てていちいちしんどい。 今回のプロットで評価すべきは、こうした一連の「勘違いからの悲喜劇」みたいなプロットも、きちんと今作のメインテーマである「負けヒロイン」に沿っているということ。焼塩は負けたと思って行動しており、何度も出しているように「負け終わった負けヒロインってもう単なるサブキャラなのでは?」みたいな状況を、わざわざ追い焚きして再び「負けてないかもしれないヒロイン」にまで持ち上げ、もっかい落とす。いや、今回に限っては朝雲さんだって色々迷ってたみたいだし、落とし切らずに「朝雲さんが負け側にニューエントリーする可能性すら?!」という状況で振り回す。徹底して勝ち負けを意識させてふるいにかける、考えようによっては鬼のようなシナリオライン。そして、負けを認め、その苦しさに悶えるヒロインがまた一つ輝くのである。そうして焼塩が負けてくれるからこそ、温水が発する「あいつには追いかけてくれる主人公がいない」という歯の浮くような台詞も説得力が増すんですよ。温水の「いや、女の子4人とお泊まり会とか、どう考えてもお前がハーレムものの主人公やんけ」みたいなポジションなのに別に「勝ち組」に見えない位置取りは本当に見事なものだ。 そしてそんな主人公に「まぁ、確かに勝ててないわな……」みたいな諦観を持たせることだけが唯一にして最大の目的である八奈見さんも見事なものだ。この炭水化物の奴隷、回を増すごとにほんとに単なる糖尿病予備軍にしかなってないのに、少ないカットでヒロイン力というか、阿漕な萌えパワーみたいなものを発揮するのがとてもうまい。ずるい奴め。そんで旅行に帯同してるのがBL先輩と小鞠ちゃんというセッティングもこれまた地獄のような話で、考えてみりゃ、「イマカノに負けた焼塩を慰めようぜ」って駆り出された一団の中で「同じ男を取り合ったイマカノと負けイン」が仲良くマッサージ受けてるのも凄まじい話なのよ。小鞠ちゃんが小鞠ちゃんだったから成立してるわけで……BL先輩、どんなつもりで小鞠ちゃんを引っ張り回してんだよ……って、小鞠も楽しんでるから問題ないんだけどさ。「こういう女どうしの関係もあるよ」ってことが克明になればなるほど、今の焼塩の不便さがさらに際立っちゃうんだよなぁ。 ……五平餅食いに行こうかなぁ……(人類は炭水化物から逃れられないので)。 各所で急転直下、第19話。いいねいいね、こういうどっかズレたみたいな感覚がじわじわ煮詰まっていく感覚こそが今作の良さだと思っているので、いい具合にエンジンかかってる。 「ここは俺に任せて先に行け」が積もりに積もって局所戦闘が複数発生。「三局の戦い」ってのはるろ剣(人誅編)で使われてたサブタイなんですが、こうしていろんな戦闘が同時並行で乱立する展開はなんか好き。これももしかしたらキン肉マンに教育された結果なのかもしれんけど。そして今回はそんな無数の戦いのそれぞれに異なる意味合いがあるのがまたアツい。ヒーロー側もアマラリルク側も、みんな違ってみんな強い。 まずは「喜」の戦い、スピリッツVSクフフさん。前回時点で「ツィベタちゃんを殺したやつ」とクフフさんはスピリッツに狙いを定めたが、今回の対話を見る限り、もちろんペーシャとレーニャの関係性は知った上でそういっているようだ。スピリッツ側からも「ツィベタを殺した」と言われるのは色々と思うところはあるだろうが、以前の戦闘や今回のクフフさんの心の揺れを見れば、彼女がツィベタのことを特別に思っているのは一目瞭然。ここで対話をえらべるのがヒーロー側の強さである。「どんな時でも笑ってやがるから、大人ってのも悪くない」というクフフさんの不思議な主張。そこには世のしがらみに巻かれて笑わずにいられない大人へのたっぷりの皮肉が込められているが、クフフさんの場合は皮肉というよりも本当に「分からない」からこそそう言っている可能性もある。クフフさんが他人を笑わせようとするのは、最終的に自身が笑いたいという欲求に帰結しているようにも見えるのだが、そんな彼女がぴくりとも笑わないツィベタちゃんにべったりになったというのも数奇な運命。 そして娘のペペシャは、かつての母の記憶に「お酒を飲んでる時の母が好き。だって笑ってくれるから」というものがあった。「酒を飲んで、嫌なことを忘れて無理やり笑う」。それはクフフさんが馬鹿にするおかしな大人の象徴のような行為であり、生前のレーニャだってそうした「苦しい大人の顔」を見せていたのかもしれないが、それでもペペシャはそんな母の笑顔に救われた。だからこそあの時の母に近づきたい思いから酒を飲んでいる(まぁ、単に好きなんだけども)。そんな母の想いを幾らかでも理解し、思い出に残しているクフフさん。そんな相手を、スピリッツは責めることなどしないのだ。互いにレーニャ/ツィベタに寄せる思いは同じ。アマラリルクは個人の願望の発露だとスティグマは言った。それなら、別に対立せずに同じ目標のために寄り添い合うことだって出来るかもしれない。笑顔を辞めたクフフさんは、この先本当に笑える日が来るのかもしれない。彼女の脳裏に一瞬よぎった過去の記憶、果たしてその根っこはどこにある。 続いて「怒」の戦い、ミェンロンVSドキ。互いに男を賭けた(?)戦いだったが、ミェンロン固有の状態異常ステータス付与攻撃によりドキは劣勢。眠気は怒りを削ぎ、最終的には殴り合った男の子どうしの河原で友情形成みたいな流れ。そもそもドキの怒り自体がシンプルなわがまま由来のものであり、とりあえず暴れて、発散させてやればある程度は解決するものだったのかもしれない。まぁ、最後の最後でまた余計なことして喧嘩になってたけども……こいつら見てると、アマラリルクは想像以上に対話は簡単なのかもしれないと思えてくるな。それこそ、ツィベタちゃんの例が一番不幸だっただけで。 次の戦いは……「愛」の戦いということになるのでしょうか。インチキくせぇ愛の天使の名はイノリ。彼女の固有スキルは愛の発露というエロ漫画御用達のもので、目がハート状態になっちゃったピルツさんは薄い本の格好の的である。完全なる精神支配というスキル自体はクッソ強かったのだろうが、イノリさんはちょっと相手を間違えた。確かにピルツさんは治癒を得意とする「慈愛」に満ちた人ではある。しかし、それ以上にほら、ツンデレだから……。ツンデレさんが一番耐えられない状況、それは素直な自分が他者に愛を囁いているという状況そのものである。あまりの拒絶感から自力で精神支配を脱するピルツさん。そしてシャイと同様私も先週心配してた「救護班って戦えるの?」という不安は「当たり前じゃろがい」というので文字通りに一蹴。格好いいローリングソバットを披露してくれました。さらに注射器を模した遠距離武器などもあり、ピルツさんの戦闘力も結構多彩。他人の反応を見て楽しむだけのエセ愛の天使VSほんとの白衣の天使。決め手はなんになるんでしょうね。 そうして3局の戦いが繋いだ塔の上での最終決戦。せっかくだから「落」の戦いとでも名付けておこうか。こちらの大ボス・ウツロさんも登場シーンで小ボケを挟む程度の余裕とサービスは見せてくれているが、積もったマイナスの感情は他3人と違ってだいぶガチめ。曖さんとシャイの2人を相手取り、遠慮なく黒い瘴気をばら撒きながらの圧巻の試合運びだ。正面でぶつかるしかない武力の対決。そしてかつての記憶では曖さんは妹にまったく歯が立たなかったはず。シャイという助力は得たものの、ここから正面切っての切り合いで太刀打ちできるものだろうか。悪の刀の実力、相当高そうです。 そして試合はこの4局だけかと思われたが、なんと黒球の外ではスティグマが暗躍。新たなアマラリルクメンバー・クァバラさん(CV橘田いずみ!)を連れ出し、なんとこのタイミングでアマラリルクの存在を全世界に発信し、その目的と能力までもを見せつける。今回の東京襲撃の目的は謎に包まれていたが、ここまで大きな動きを見せるつもりだったとは。まー、指輪をはめるだけで手勢が増えるプロジェクトだとしたらある程度の舐めプも納得できるが……当然、そんな勝手はヒーローが許さない。飛び込んできたのはスターダスト。いきなりのトップ対決はどんな展開を迎えるか。 アツいっすねぇ。 |
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