最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
天願VS宗方の戦闘で何故か「るろ剣」の翁VS蒼紫を思い出した、第4話。手のひらをブッ刺して止めるところとかのイメージかな。宗方の頑なな態度もどこか蒼紫と被るような、そうでもないような。 なんか今回は全体的にペースがゆるく、会話ももっさりしてあまり進行しなかった感じ。1クールではそこまで詰める必要のない脚本ってことなんだろうか。まぁ、まだ4話目で13人(12人?)残しだからね。まだ余裕はあると見るべきなのかどうか。ただ、冒頭の逆蔵と霧切の対決なんかはもうちょっとスピーディに見せてくれた方が良かったな。どうも逆蔵さんはここまでの脳筋考え無しのイメージに加えて、今回もあれだけ粋がってたくせにあっさりジジイにのされてしまう情けなさばかりが際だってね。まぁ、多分「相手にパンチする」がNG行動に設定されてるとかそのへんの理由なのだろうが。それにしたって格好悪い姿見せすぎで、こないだの「絶望編」でちょっと盛り返した株がまた下がってしまった。最後の最後でイイやつになる十神パターンならまだいいのだが……。 さて、場所は変わって宗方と苗木の対峙。前回時点で「これ、話し合っても無駄なやつだ」と思ったが、なるほど、宗方の言い分にも一理あった。確かに相手側はルールを守るなんてことは分からないわけで、途中で殺戮を止めて、そのまま埋伏の毒として機関に潜り込んでしまうというのは充分あり得る話。そして、基本的にそれを防ぐ術は「全滅エンド」しかなく、それでは結局未来機関の負けと変わらないというのが本当のところ。結局、現在の状況を作り出され、いいように舞台設定された時点で機関は後手後手。負けてるも同然なのである。ただ、宗方の主張の弱い部分は苗木の扱いについてで、「苗木と一緒に生存すれば効果絶大なので絶望側の襲撃者は苗木を生かそうとするはず」というのはちょっと疑わしい。確かに苗木がいた方が宣伝効果は上がるかもしれないが、そこはあくまで副次的なものであり、別に必須次項ではないだろう。元々、同士討ちが始まらない限りは「偽装潜り込み」は出来ないのだし、この状況で回りのメンバーに怪しまれて命を狙われるとしたら苗木が筆頭のはず。そう考えれば、苗木の死も折り込み済みの可能性の方が高い気がするのだが。まー、何にせよ宗方も状況を打開する案など無いわけで、脳天気に希望を謳っている苗木とは五十歩百歩の状態でしかない。 あとは「苗木を救いたいかどうか」だけが動機の分かれ目であり、現時点では苗木排除を積極的に考えているのは宗方&逆蔵だけと言っていい。天願は今回の一件で完全に旗幟を鮮明にし、最終的には多分死ぬだろうからこのままシロ確定だろう。まぁ、前から言ってたけどジジイがボスってのはあんまり面白くないからね。命を賭して、宗方に何かを残して死んでいき、最終的に宗方と苗木が手を携える契機になるキャラなんじゃなかろうか。これで事故死したのが襲撃者だったら笑えるが、宗方の懸念を採用するなら、ここで次の襲撃時間に何も起こらない可能性もあるといえばあるんだよな。 その他の部分では、探偵霧切のチームは天願と分かれ、代わりに黄桜と合流。彼が先週言っていた「合流しなければいけない人物」というのは霧切のことだったのだろうか。ひょっとしたら雪染(の死体)? とか穿った見方も出来たのだが、今回雪染の遺体は霧切によって検分されているため、彼女の死に疑う余地は無さそうである。同行する御手洗もなんかはしばしにもやっとした言動が見え隠れする不穏分子。霧切はよくもまぁこんな落ち着かない連中だけを連れて行動出来るもんだ。彼女の立ち居振る舞いからするに、御手洗もなんだかんだ言ってシロ側の可能性が高いかねぇ。 勝手にチェイスを展開している流流歌たち3人については、もうよく分からないのでスルー。全員が希望ヶ峰学園を退学になっているらしいが、今回集められたのって確か全員支部長クラスなんだよね? なんで退学した人間がそんな重要なポジションにつけているのだろうか。ま、放っておいてもここの3人は適当に殺し合いしそうだし、あんまり謎解きに関わってる感じもしないからスルーでいいや。 そして、ラストの逆蔵VS月光ヶ原の対決の顛末は……????? なんか出てきたぞ? キャストクレジットで塔和モナカとかかれた謎の人物。ざっと調べたらどうやら私がプレイしていない「絶対絶望少女」のボスキャラ的存在であり、見た目の通り、江ノ島の意思を継ぐものらしいのだが……そんな人物が、影で「月光ヶ原」と呼ばれる人(?)物を操っていたというのか。月光ヶ原さんの正体については、巷では「実は元祖七海なんじゃないか」っていう意見なんかもあり、私も内心そうだったら面白いと思っていたのだが、残念ながら見当違いの方向にサプライズ。車椅子もモノミも全部引っくるめての機械仕掛け。まー、モノクマが稼働出来る世界だったらあの程度のアンドロイドは余裕で動かせるだろうさ。ってことは、月光ヶ原は絶望サイド? 彼女が「襲撃者」役だった? いやぁ、そんな簡単な話ではなかろうし、今回の騒動と「塔和モナカ」は別々の目的で動いていた可能性もあるが……。でも、少なくとも機械のボディだったら毎回襲撃時間には眠ってなかったはずで、それなら雪染やゴズさんの殺害現場を目撃しているはずなのだが……2種類の「絶望」が手を取りあって希望サイドを攻めている展開なのかなぁ。バックグラウンドが分からないから想像のしようもないな。来週解説してくれることを祈るしかないなぁ。ちなみに、公式ページのキャラ紹介を見ても何がなんだか。 いまいち視聴時のテンションが分からない作品、第4話。闇堕ちからのシリアスゴリゴリ展開になってくると思ってたのに、想像以上にユルい。 「上層部全員闇堕ち」という魅力的な展開からどのように広がっていくのかと期待していたが、どうやら各々の世界に飛んでそこで該当する先輩を1人ずつボコっていく展開になるようだ。「各世界のエクストラが薄まっていて、接近速度が早まる」というのが異世界遠征の直接の動機であるが、どの程度の緊急性なのかは分からないので相変わらずピンと来ない危機感。そもそも、これまでの作戦会議を見ていると「接近速度が速まる」か「接近速度が減少する」の2つしかないので、「接近が止む」とか「遠ざかる」っていう選択肢は無いようだ。つまり、このままどれだけプログレスが頑張ってもいつかは激突・崩壊にいたるということに……。まぁ、ひょっとしたら何万年単位の話なのかもしれないけども。とにかく、地球にプログレスが集まってバトルしてないと残りの4つの世界が近づいてきてヤバいですよ、ということ。 最初のミッションは黒の世界。吸血鬼のおねーさんたちが住んでいる闇の世界で味方チームの出身者はアルマリアさん、闇堕ちサイドはその妹的先輩・ソフィーナさんという布陣。関係者人数も少ないので、最初のミッションポイントとしては適正だろうか。さっそく冒頭からアルマリアさんにスポットがあたり、彼女の「見た目は妖艶なお姉さん風だけど割とポンコツだし、けっこうな変態」という重要な部分がピックアップ。味方チームはそれぞれ天音に対する感情、友情のきっかけも描写される必要があるが、彼女の場合は純粋なる保護欲求であった。誰に対しても「私がいてあげないと駄目なんです」って言っちゃうあたりは病んでる雰囲気もあるが、そのあたりの気負いを無くして対等な関係になれるかどうかが、アルマリアさんが天音と接する上で、さらには先輩であるソフィーナと接する上でのポイントになってきそうだ。 そんな吸血鬼の先輩後輩対決が展開されるわけだが、基本的にはマッチメイクは全部闇堕ちサイドの方が強いわけで、先週同様にワンサイドゲームに。ここから何を理由にひっくり返せるか、っていうやつを合計4回も天丼していくことになるんでしょうかね。それぞれの世界、それぞれのキャラに個性が出せるとよいのだけど。アルマリアさんはトップバッターだから展開被りを気にせずベタな愛憎劇だけでもOKかな。ちなみにソフィーナ先輩の中の人は「ペコさんの中の人」こと石原舞。アニメレギュラーで認識出来たのってこれが2作目かもしれない。ペコさんのくせに偉そうに……とか思っちゃうキャラやな。 吸血鬼チームはシリアスしてるのに、それ以外の部分が何故か全体的にギャグのノリ。なかでも訳が分からないのは勝手にコントを展開した上に何故かCパートでオチまで持っていったサナギ姉妹である。あいつらの立ち位置は一体なんなんだろう。まぁ、闇堕ちチームは欲望に自由な身になったらしいので、ギャグを含めて何をやっても構わないんだけどさ。こいつらがラスボスではないやろな……。 夏だ! 月替わりたほいやだ! 暑いんだよ……。
Round1・「いがとうめ」 1.消化に悪い米のこと。 2.秘忍術の名。末端神経を研ぎ澄ますことで十指全てに視界を与え、視野を拡大、増強する。 3.いが栗のように肌が荒れた女と梅のように肌がつるりとした女。 4.(伊賀遠江の意)三重県南西部の青蓮寺湖。 5.狐の異称。神に祭った狐の称。 ①議論の途中は「がとう」の部分がgut(内蔵)だろうと予測され、つまり「異guts米」だと思われたが、実際には「胃が(こんなもん食べて大丈夫?と)問う米」だったらしい。しらんがな。②伊賀十目。あんまり視野は広がらない気がする。③「梅のような肌」って聞いたことない表現だな。
Round2・「ふぉいひとう゛ぁんがー」 1.ベルギーの天文学者、物理学者。天動説が通説とされる中で、天体と人心の関わりを説く人動説を唱え、迫害、処刑された。 2.フレーゲ考案の中軸可動式エンジン。後に引火事故が多発し固定式に取って代わられた。 3.ドイツの木工職人。ルートヴィヒ3世の寵愛を受けるも、その失権とともに処刑された。作「森の王」「ラーナム婦人像」。 4.未詳の歌曲「荒ぶれるイスラム人」に登場する、修行僧を畑の肥やしにする想像上の魔農。 5.ドイツの小説家。作「ユダヤ人ジュース」など。 ①天動説・地動説・人動説が集まって初めて天地人を成すのである。④実は1問目の②はタイラントリスペクトで作られたものだったのですが、改めて本気を出されると勝てるわけないな、って思いますよね。魔農って何さ。「毒畑農業」とか「田蹴り」が行われるような農法でしょうかね。「解答ストックから出してきました」。
Round3・「よんえっちくらぶ」 1.反戦、非暴力、不服従、平和の四つの理念を掲げて大正後期に結成された愛国結社。 2.生活の改善や技術の改良を目的とする農村青少年の組織。四Hとはhead・hand・heart・healthを意味する。 3.常設看護敷設保進会。4Hはhumanity, humble, habitual, hospitalの四標語が由来。 4.ハーバード大学、ハノイ大学、ハプスブルク大学、広島大学の研究者による世界解放会議。 5.チェコ、プラハの反政府活動組織。ヒムラー暗殺を目論むも、雨天により失敗。 もう、出題時から阿鼻叫喚の問題。「とっかかりがねぇな」「とっかかりしかねぇんだよ!」。ググると「ふぉーえいちくらぶ」っていう読みでのってるんだけどな(出題に使用した広辞苑は2版)。 ①どう考えても「平和」だけで足りるよな。 ②これも4つ目の「健康」だけ浮いてる気がするが……あってるのか? ③一応載せておくと順に「人間性」「謙虚な」「常用の」「病院」。後で考えると名詞と形容詞が入り交じってるのは変だから品詞は統一した方が良かったな。④ 一応確認すると、「ハーバード大学」→もちろんある。「ハノイ大学」→あった。「ハプスブルク大学」→ないなぁ。「広島大学」→もちろんあるが、何故この並びに出てきた。⑤雨ごときで挫けるなよ。
Round4・「おざんふぁん」 1.(和製英語)おざなりドンファンの略。ドンファンに憧れたもののなりきれない、雑な色男。 2.韓国人初のハリウッド俳優。「スパイ」で演じた忍者タマカが当たり役となる。 3.ポルトガルの民族衣装。鉄床帽。 4.尾崎紅葉の愛読者を親しみを込めて呼ぶ語。 5.フランスの画家、美術評論家。キュビズムをより純化させたピュリズムをル・コルビュジエとともに推進した。 今回も心を折った出題が登場。こちら、詳細は想像にお任せしますが、この一問でタイラントが一挙10得点という見たことのない光景が。みんな馬鹿なの? ①「あとで気付いたんですよね、ドンファンって元から雑な色男だな、って。そもそも英語じゃないし」。④今後どこかで見つけたら親しみを込めて呼んであげよう。黒岩涙香のファンは「くろいふぁん」とか呼ばれるのかな。⑤ピュアなキュビズムでピュリズムとか無いわぁ。 「もう人名はあかんて! 人間は訳の分からないことやりすぎや!(某氏談)」
Final Round・「さんがー」 1.ライガー(ライオンとタイガーの混血)に、さらにライオンをかけ合わせたもの。 2.(朝鮮語)唐辛子を用いない漬物。 3.韓国語で山男の意。転じて登山家の蔑称にも用いられる。 4.アメリカの産児制限運動家。 5.主婦や女中による小作農園。ガールズ・ガード・ガーデンから。 ①ライガーとライオンの子は、ライオンが父親だとライライガーになるようです。ライガーはライオン(父)とタイガー(母)の子、逆だと「タイゴン」になるということは、父の名前が先に来るってことに。つまり、ライガーが父親ならライライオン? ちなみに「3代目だからサンガー」と推察されていました(本人に確認してないな)。「イチガー、ニガー、サンガー……」「ニガーはまずい」。 ③登山家は「たかさぶろう」のときも何故か誹られていました……登山家が何したってんだ。④産児制限運動家が何なのか分からなかったし、サンガーのサンと産児のサンで韻踏んでるし、もう……。⑤「ガールズ&パンツァー」と同じ感じで発音して。愛称はガルガデ。 ずらまるっていうかコマさんだよね、第5話。コマさんと森サマーが同じアニメで共演してると考えると、圧倒的ごった煮アニメだな。 ぼちぼちエンジンがかかってきた感があり、先週の4話あたりから色々面白くなってきた。やっぱり9人というメンバーの数は決して少なくないわけで、いきなり全体をフォローしようとしても無理な話。こうして1人1人勧誘しつつ、個性を掘り下げる展開の方が面白いに決まっている。正直、今作の3話はあんまり好きじゃなかったんだ。無印を見ていた時に「START:DASH」には衝撃を受けたし、あの展開はμ‘sというグループを語る上で必要不可欠な展開だったが、本作におけるAqoursの第一歩は、正直納得出来るものではなかった。積み重ねの度合いはμ‘sと同じくらいだったと思うのだが、それに見合った報酬ではなかったので流石に違和感バリバリだった。でもまぁ、完全にμ‘sと同じ展開にするわけにもいかず、2作目ならではの苦労が窺えるな、という感じで苦笑しながらの視聴。 しかし、この4話、5話の展開は上手い。4話は花丸・ルビィの2人をμ‘sのりんぱなと重ね合わせ、2人の関係性とキャラの魅力を短時間で効率的に魅せることに成功している。オマージュには違いないがまるきりのパクりということではなく、「あの世界ではみんなが憧れの存在としてμ‘sを知っている」という前提条件を上手く活かした形。かよちんと凜の関係性と花丸・ルビィの関係性は似ているようで決して同じものではなく、その差を演出することによって、花丸の導入が最高の形で行われたわけだ。 転じて、今回の5話はμ‘sには一切無かった新規の要素である堕天使ヨハネの加入の顛末。一応スタンスとしてはにこが一番近いのだろうが、その性質は全く異なっており、やっぱり一番似てるのは森サマーである。厨二キャラの描写としてはいわゆるテンプレ的なものでしかないが、どうしようもない自己顕示と自己嫌悪の狭間で揺れる葛藤を、上手いことスクールアイドルというはけ口に転化させる手管は意外に自然な流れ。登場時はどうなることかと思った善子のキャラだが、5人の面子がほどよく個性を発揮し始めたところに参加したおかげで、完全に浮くところまではいかず、花丸のような(これはこれで)濃いキャラとの相互作用が見ていて退屈しない。やっぱり「コマさんと森サマーの掛け合い」は見てみたいじゃない。花丸はあんな性格のはずなのに変なところで思い切りが良くて善子の保護者役みたいになっているスタンスが割と癖になる。今のところ、この6人の中での推しは文句無しで花丸ですね。 善子の方も、今後の展開次第では充分にトップを狙える逸材になっていると思う。「たまに儀式とかするかもしません」って頭のおかしな発言をさらっとしてるあたりもポイントが高いが、歌唱力の高さはアイドルとしては純粋にプラスだろう。キャストクレジットを見て「あれ?」って初めて気付いたのだが、善子の中の人、小林愛香ってあのアーティスト活動をしていた小林愛香なのか。「future is serious」はお気に入りだったのでカラオケのレパートリーの1つになっています。あのまんまの雰囲気だったらなるほど堕天使だが、今回エンディングは素直な善子の声で歌われていてこれもお上手である。ぼちぼち馴染んできたので個々のキャラ・キャストに注目する見方も出来そうだ。 さて、残り3人の加入までの道のりはどうなるものか。 7月29日 ドラフト模様(EMN×2 SOI) ピック順 【Thraxi】→【Alessi】→【Sea-chicken】→【Serra】→【Mei】→【Sangriter】→
異界月環境第2戦。相変わらず手探り過ぎる状態は続きますが、今回はみんなしてそれなりに意思を持ったデッキを組めた……かな? こうしていくつもの必死なデッキを見ていると、アーキタイプ意識の弱い環境って言われているのも分かる気はするのだが(パワーカードでのゴリ押しが割と決まりやすそう)、それでもやっぱりプランが無ければデッキパワーが一段落ちるのは間違いないだろう。スモールエキスパンションは同じカードが重なる確率が高いので、良くも悪くも偏ったデッキデザインがやりやすくはあるからね。ただ、やっぱり6人ドラフトだとそれでも全然パーツは足りないのだが……。あとはラストパックのイニ影にどうやって渡りを付けるかなんだよなぁ。その辺の絡みが見えにくいのは経験値が足りないせいなのか、単に環境がそういう欠陥を抱えているだけなのか。……後者な気もするが……。1つ悩ましいポイントといえるのは緑のスタンスやな、異界月ではあまり行く理由がないのだが、3パック目のペイに賭ける価値はありそう、っていう。「ウルヴェンワルドの謎」も随分軽いカードになったもんである。ちなみに、今回あっという間にギセラ・ブルーナ姉妹が揃って登場する機会が訪れた。残念ながら一箇所には集まらなかったので合体の夢は叶わなかったが、案外あっさり並んでしまうあたりに姉妹愛を感じる。 そういえば確認してなかったけど、来週はまだ予定は大丈夫なんだよな? おそらく再来週はお盆休みになると思われるが……予定調整が必要な方は、早めに連絡願います。
なんてこった、第4話。まさかこんな事態になろうとは、誰が予想出来ただろうか……。 というわけで、今回は中身云々ではなくて休止騒動について書くための記事立て。本作は、派手ではないものの割と良い部分が多くてけっこう楽しんでいた作品だったので、こうして予想外の形でミソがついてしまうのは非常に残念である。いわゆる「万策尽きる」事件は昨今では割と頻繁に発生するのだが、今回は1回総集編を挟んでごまかせるようなレベルではないということだろうか。いったん放送を終了させ、一ヶ月の後に仕切り直しというのは前例のない事態。一体どうしたことだろう。 決して褒められた事態ではないが、ここで犯人捜しをしても仕方のないところ。ただ、やはり一視聴者としては「どうしてこうなった?!」というのは気になる部分である。本作の制作はアクタス。あの「ガルパン」で名を馳せたスタジオであるが、実はガルパン以降は一切元請けを担当していなかったスタジオでもあり、その他の業務形態も決して大きなものではなさそう。「ガルパン」の時にも総集編ラッシュや最終話の隔離などの事態は起こっていたが、残念ながら「またもや」という結果になった。普通に考えたら、今回の騒動はこのスタジオの地力の無さが原因と考えるべきだろう。 しかし、なんとも不思議なのはこうして延期に至った理由の説明である。番組公式ページの謝罪文には「すでに放送・配信している話数において、本来意図していたクオリティと相違があることを強く認識した」という不可思議な文面が冒頭に記載されている。つまり、「5話が間に合わなくて落としました」ではなく、「4話までの時点でもお目汚し失礼」という謝罪なのだ。ただ、そうは言われても4話までの時点で特に不満に思うような映像にはなっていなかったと思うのだが。世の中にはこれよりひどい作画状態のアニメなんてそれこそ捨てるほど(捨てたいほど)あるのだし、何食わぬ顔で放送を続けても良かったはずだ。まぁ、書き方はどうあれ最終的には「5話目以降で万策尽きます」ということを何となく言い換えているだけだとは思うのだが、それにしても「この理由」で「実行に踏み切った」ことが不思議でならない。何故、昨今のアニメ業界はこうした醜態を晒してしまうのだろう。 直近では、同様に悲惨な事態になった作品に「GOD EATER」があった。あちらは総集編の連打で何とか放送枠を維持しようと必死になったが、最終的には力尽きてしまった作品。まぁ、「ガルパン」も似たようなものか。「GOD EATER」はあからさまに「これは確かにスタミナ切れそうな作品作りやな」というのが分かりやすかったため、天下のufotableでも音を上げたか、と苦笑いしたものであるが、本作の場合、確かにCG戦闘はそれなりのパフォーマンスだったが、最終的にギブアップしてしまうような作品にも見えない。それこそ、なりふり構わず、品質を犠牲にしてクソみたいなばら撒きで解決する方法もあったはずだ。しかし、それでは駄目だというのが上層部の最終決定だったのだろう。謝罪の文面では謝罪対象がキャスト・アーティスト・販売店などにも及んでいることから、本当にギリギリで、関係者にも寝耳に水のレベルでの決定だったことが窺える。普通に考えて、テレビシリーズなんてものは放送枠の確保のハードルが一番高いわけで、そこに一ヶ月も穴をあけるというのは相当な覚悟でなければ下せない決断である(実際、開いた穴を埋める番組が決まっていない放送局もある)。そこに至ったスタッフの責任感というか、身を切る決断については、もちろん非難はあるだろうが、どこか評価したいという気持ちもある。 基本的に、このような結果になってしまったことの責任はスタッフにあるわけだが、元を正せば現代のアニメ製作体制そのものが無茶苦茶なことが問題である。例えば監督、プロデューサーといった面々が恐ろしく短いスケジュールを提示されて「問題ありません、出来ます」と安請け合いするとか、そんな事態が起こったとはとても思えない。監督が決まり、スタッフを集めていざ作業を開始して、そこに上からあれやこれやの無理難題を押しつけられ、納期が狂ってしまったと考える方が自然だろう。そりゃもちろん、そうしたスケジュールを管理して何とか完成までこぎ着けるのも監督の1つの責任ではあるのだろうが、全てを個人の責任と見るのもおかしなことだ。そもそも制作委員会制度という商業モデルを形成した時点で、責任の全てはこの「委員会」の方にあるのだ(実際、謝罪文の名義はこの「委員会」である)。 こうして無茶なタスクが日々生み出され続けていることの原因については、私のように素人でしかない消費者側は想像するしかないが、誰の目から見ても「アニメの本数が多すぎる」ことは明らかであり、業界全体のゆがみについて、供給過多なアニメ産業に原因を求めることは自然な流れだろう。どれだけ供給量を増やそうにも、産業に従事する人手なんてものは劇的に変わるはずもなく、この業界は慢性的な人手不足が続いているのだ。大手の制作スタジオならばありとあらゆる人脈を使ってなんとか「ごまかす」ことが出来ることは「SHIROBAKO」なんかでも見られた光景だが、5話以降、つまり残り7本以上の制作に関して「ごまかす」ほどの余力が、アクタスという会社には残されていなかった。これはアクタス単体の問題ではなく、おそらく業界全体が選択出来るパイの数の少なさに原因があるのだ。 常々「アニメの本数は減らせよ」と思い続けている。今期、私は週に54本ものアニメを見ており、どう考えても頭のおかしな所業である。いや、私の頭がおかしいのはいいとして、これだけの数を投げ続ける業界の方だって充分イカれている。その結果が全体的なクオリティダウンだし、今回のような醜聞である。何故もっと健全な数に是正されないのかといえば、これまた推測だが、ゼロ年代半ばのアニメバブルの影響で、この関係業界に携わる人の数が増えすぎたのだ。業界全体が上げ潮の時期なら問題ない。資金が回収出来るなら、誰も彼もが業界に財を投じ、財を目当てに食いつく人間が増え、それをまかなうために製造業に従事する人間の数も増える(アニメで言えばアニメーターなどの職人さんである)。そして、一度増えてしまった「関係者人口」は、そう簡単に減らせるものではない。金を出す人間、アニメで食っていく人間を養うために、現行の商業モデルがすでに破綻しかけていると分かっていても、業界内部でこの車輪を止められる人間はおらず、必ずどこかでぶっ壊れるしかない。皮肉なことに、この「増えた人口」でも実際の製造業を担うアニメーターの数は追いつかないというのが、業界の最大のゆがみでもあるわけだが。この「レガリア」は、まさしくそうした「ぶっ壊れた業界」の破片の1つなのである。 もちろん、作品はまだ終わったわけではなく、9月から仕切り直しになると言っているだけだ。繰り返しになるが、私は割とこの作品は好きなので、2ヶ月後に放送される(と思われる)5話を心待ちにすることにしよう。そして、今回の一件で冷や汗をかいたたくさんの関係者達、明日は我が身と怯える業界の人間が、少しでも環境の是正を考えてくれることを願うばかりである。私のように、「よかった、これで週に視聴する本数が53本の減るぜ……」なんて胸をなで下ろす可哀相な人間を、少しでも減らして欲しい。 逆蔵さん……第3話。少しずつ2つのパートの関係が密になってきている感じがしますね。しかし、今回のエピソードを見る限りじゃ、つまりあの事件を引き起こした原因って元を正せば逆蔵さんが悪かったってことになるのでは……。 はっきりと描かれるのは当然これが史上初、今回のお話はあの「トワイライト」の顛末である。具体的な中身ははっきり覚えていなかったのだが、事実関係は周知の通りだろうか。ただ、いくつか追加情報も出てきており、一番の情報は九頭竜妹の「超高校級の妹」があくまで自己申告であり、彼女の抱えるコンプレックスの表れでしかなかったということ。このあたりの見解については、どうやらペコ山さんや九頭竜の認識と事実に若干の錯誤が見られるようである。また、意外だったのは想像以上にその内実に日向が迫っていたという事実。あくまで九頭竜回りだけでの事件なのかと思われていたが、当時たまたま予備学科の同じクラスに在籍していた日向は、なんとリアルタイムで、そして特等席で事の顛末を目撃していたのである。もちろん実際に事件当夜に何が起こったかまでは分からないわけだが、ここまで彼がこだわり、最終的に人生の転機となった事件について、将来的にあのような形で再び巡り合わせることになるというのは、何とも哀しい因果である。 で、今回はそんな感じで「トワイライト」の顛末がざっと紹介されたわけだが、まぁ、それが後々どのように影響するかは「2」で明らかになることだ。九頭竜は妹の亡骸を見て悔しそうにしながらも、自分の立ち位置を理解して動かずにいる。壁を殴って血を流すペコ山さんとの対比は明らかである。この後、2−Bで真昼がどんな気持ちで生活していたのか、2−Bが変質したことのきっかけがもしもこれなのだとしたら、真昼は本当に被害者でしかないんだけどな。 そして、日向が向かった先の本科で出会ってしまった逆蔵。彼の肩書きは一応「超高校級のボクサー」らしいのだが、選手としての経歴はあの歳ですでに終えてしまっているのか、どうやら世界中を駆け回る宗方のサポートとして、学園の一警備員として落ち着いているようである。流石にもうちょっと活用出来るポジションがある気がするのだが、ひょっとすると、宗方からすると自分が飛び回っているあいだの雪染のボディガードの意味もあるのかもしれない。彼ら3人の団結は固く、宗方の理念を支援しようとする逆蔵・雪染の2人に迷いは無い様子。「学園の暗部の調査」という危険な任務を任されているのも、3人の信頼関係故だろう。 しかし、不幸にもそんな逆蔵の気遣いが裏目に出る形となり、うちひしがれた日向は「プロジェクト」参加を決意する。その場にいたのは黄桜・天願・そして学園長を任された霧切の父。これまでの印象からすると、この3人であんなプロジェクトを企画するとは思えないのだが……。霧切はシリーズ中一貫して清廉潔白な人物として描かれているし、天願にしてもプロジェクトをあまり快く思っていない様子は先週描かれた。1人黄桜だけが微妙なポジションだが、流石に彼が黒幕って立ち位置でもなさそうだし。未来機関はもっと大きな意志の下で動いているということなのか。 とりあえず、逆蔵さんは悪い人ではなさそう、っていうのが分かったことが2つのパートをつなぐ上での収穫の1つか。脳筋なのは間違いないだろうが、流石に思慮が全く無いわけでもなさそうだし。今後「未来編」でも活躍出来るかどうか……いやぁ、無理っぽいよなぁ。 キタエリVSしーたむ、第4話。このマッチメイクでしーたむの方が勝つのってレアな気がする。ダー様VSそど子とか、勝てる気しないしな。 今回は明らかに「駄目な」回である。シナリオ部分は別にいいのだが、映像部分がもっちゃりしすぎだ。知識が伴わないのでこういう状態について何が悪いのかをはっきりと特定することが出来ないのだが……カット繋ぎの性急さがマイナスだし、動画の繋ぎもいちいち微妙。演出の責任になるのかな。でも、今回の演出岩崎さんなんだよな。 毎回話題にしている、今作に特徴的な「背景をグルグル回してアクションシーンに動きを加える」手法だが、懸念していた通り、今回ははっきりとマイナス方向に作用している。というか、単なる手抜きの1ツールとして用いられている。あまり派手な肉弾アクションが無かったので影響は小さいように見えるのだが、たとえば猫っ子にセーギがぶっ飛ばされるシーンなんかは、セーギのぶっ飛び方がものすごく軽い。おそらく吹っ飛ぶセーギの画を背景に乗せ、それをモーション処理しているのだと思うのだが、身体の方に動きが全く無いので不自然でチープな映像になっている。猫っ子がアジトに潜入して無双するシーンなんかは一見すると動きが良いようにも見えるのだが、背景との重ね合わせの調整が甘く、リサの方の動きが見づらくなっているし、オブジェクトがどこにあるかが分かりにくい画面構成になっているためにせっかくの「壁抜け」の能力がいまいち分からない。さらに1つ1つのカットの繋ぎがやたら鈍重で、「なんでそのカットで2秒保たせる?」みたいな変な間が多かった。その割に、もうちょっと溜めて欲しいシーンで急かされているかのようにすっ飛ばし、なんだか不自然な繋がりになってるところもあるし。全体的に構成がちぐはぐになっていて、残念な回だった。 これってコンテが悪いのか演出が悪いのか編集が悪いのか。はたまた脚本の責任になるのか。脚本は悪くないと思うんだよね。全体的な比重を見たら別に過不足があったとも思わないし。ちょっと場面をあっちこちに振り過ぎかな、という気もしたけど、後になって桃子がセーギとわかり合うシーンにつなぐためには最初にちぐはぐなところを見せてからつないだ方がいいんだろうし。 まぁ、桃子の活躍の機会もありそうなので、次回以降に期待しようか。それにしてもトムさんのポジション取りが不憫過ぎるな……。 |
カレンダー
ブログ内検索
リンク
最新記事
(03/06)
(03/06)
(03/05)
(03/05)
(03/04)
(03/03)
(03/02)
(03/01)
(03/01)
カテゴリー
プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧 |