最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
○「初恋モンスター」 6 これってあれだよね、リコーダーと……。 否、正直某作品は個人的に全く面白いと思う要素が無かったのだが(まぁ、5分アニメに求めすぎるのも酷だが)、こちらの作品はなんかもう、やらかしている。何がやらかしてる一番の理由かはまだ図りかねているが……俺の目(耳)からすると、キャストかなぁ……。櫻井・森久保・そして杉田。露伴・音石・ジョセフで謎の杜王町陣形。もう、「頭脳は子供! 身体は大人!」っていうネタ自体、単に中の人たちの悪ふざけを見ているだけのような気もしてくる。隙あらばちんこって言いたいだけの立派な大人達に見える。俺も合法的に堀江由衣(間もなく不惑の17歳)に下ネタを投げかけることが出来る存在になってみたい。いつもと変わらぬ笑顔でサラリとスルーされたい。やっぱり杉田の日常じゃねぇか! 堀江由衣ボイスの世間知らず少女が引っ越してくるところから始まる物語、なんだか久しぶりの様式美だ。過去には「フルーツバスケット」とか「かなめも」とかちょこちょこあったのだけど(「まなびストレート」はカウントしちゃ駄目な気がする)、流石に最近の業界でのポジションの関係上、こういう配役は久しぶり。でも、僕みたいなおっさんはこの上ない安心感。当人もまだまだこんな役が回ってくることは喜んでいるんじゃないだろうか。どれだけキャリアを重ねても、このいじり甲斐のある雰囲気は流石だ。 放っておくと中の人の話に終始してしまいそうなので中身の話に戻すと、とにかく「そういう」設定で後はお約束で勝負するだけのもの。マジで「リコラン」と同じになってもおかしくないのだが、残念ながらこちらの作品は小学生が同じ属性持ちで3人、さらに、どうにも小学生らしからぬところが多くて一筋縄ではいかない。「単に身体がでかいだけやないか」では終わらないだけの病巣が混ざっている。もう、登り棒のくだりとか卑怯過ぎないか? いや、確かに小学生あるあるだけども! だけども! それ絶対駄目な大人(主に中の人)の持ちネタだよね?! これ、毎週このテンションでやってくの? 単にちんこって言いたいだけのアニメなの? うわぁ……。これねー、一人だけ純正小学生の子が出てきたのも実は男性キャストである村瀬歩が担当してるあたりがすごいよね。一昔前なら小学生男子なんて確実に女性キャストに割り当てられたもんだが……上3人があんな声なもんだから、充分ギャップが際だつっていうね。さらにここにまだエンディング歌ってる蒼井翔太も参戦するんでしょ? なんかもう、どっち方面に責任を追及したらいいものやら。 あかん、油断するとすぐ中の人の話になる。とにかく、そんなわけでネタ回しがなかなか強烈。そしてBLテイストもいささか含んでいるためか(?)、DEENによる作画面も安定している。キャラデザは私が好きな岡真理子なんですよ。最近あんまりキャラデザの仕事してくれてなかったから嬉しいですね。ヒロインの子のへちょ顔とか、細かいデフォルメがとても可愛らしい。ちなみに監督は稲垣隆行で、この人もぶっ飛んだギャグにすると切れ味鋭くていい画作りをしてくれる人ですよ。全体的にまとまっているけどはみ出す部分ははみ出していくスタイル、非常に良い。今後も続けて刺激が出てくると良いなあ。 PR 不動産屋ってお前か!!! 第14話。いや、確かに冷静に考えれば「露伴の住所を知ってる不動産関係者」ってアイツなわけだが……まさかこんなところでご尊顔(正確にはご尊背?!)を拝めるとはね……貴重な背中です、広くて立派な背中じゃぁないか。 さぁ、いよいよお出まし、第4部きっての問題児、岸部露伴大先生である。漫画作品には漫画家が登場する機会が多く、これは当然、漫画家って職業の人間が描く作品に、実体験を導入しやすいためだ。いわば、非常にお手軽で安易なキャラクターといえる。正直、露伴が初登場したときにも、何となく「安易だな」と思ったような気がする。私生活が一切見えない(見えても何言ってんのか正直よく分からない)荒木先生が、いよいよ漫画家をキャラとして登場させてしまい、そこから裏方に徹していた荒木先生の人間性がにじみ出てしまうんじゃないかと、幼いながらにそんなことをちょっと考えた記憶がある。実際、「原稿は4日、カラーなら5日かな」なんてのは荒木先生そのものだし、その他諸々のキャラクター性も、荒木飛呂彦という人間が反映されているのは間違いないキャラだ。しかし……まぁ、おかしいわな。登場時に見せた蜘蛛のくだりが一番分かりやすく「やっぱりおかしいよスタンド使いども」を表す端的な情報として提示されているが、その他の部分に関してもここから先どんどん変人度合いは増していく。まぁ、それと同時に人間味も増していくことになるのだが。強いて問題を挙げるなら、実は荒木先生の方が露伴よりもよっぽどおかしな人の可能性があるってことだな。あの人、本当にネジ外れてる部分があるからな。いや、良い意味でですよ。うん、良い意味……。凡百の人間にこんな漫画描けるわけないですからね。 さておき、そんな「荒木先生の映し身的なサムシング」である露伴だが、そこには諸々の願望が反映されている。自由な住環境、恵まれた人間観察のための能力、そして否応なく巻き込まれていくドラマティックな人生。そうした「創作活動がこうだったらいいのに」が露伴邸にはあふれている。いや、それにしたってアニメで描かれてる仕事場、流石に広すぎるとは思うけど……1人で使ってるくせにテニスコートぐらいの広さはあるよな。康一君と間田が小さいから余計に広くみえるわ。原作だとここまで無茶な広さではなかった気が。まぁ、狭い部屋だと、来週展開されるVS仗助戦が描きにくいからね、そのあたりの都合も考えての誇張演出なんだろうけども。ちなみに、屋敷の内部構造についてはしっかりと「辻褄が合う」デザインになっています。特徴的な折れ曲がった階段、しばらく後で割と面白い事件の舞台になる場所なので、一応チェックですよ。 今回、露伴の百面相を描く部分に作画リソースが割かれており、間田の顔とか色んな部分が割と適当なのだが、今作は思いっきり原作に忠実に描かなきゃいけない部分とそれ以外でなるべくギャップを付けないように画面を構成しなきゃいけないので、その間の部分での落としどころがなかなか難しい。濃いシーンに合わせると作業量が半端じゃなくなっちゃうし、大事なシーンもお茶を濁すと、それはそれで原作ファンから不満は出るだろうし……今回は露伴がブチ切れた時の顔なんかがちょっと微妙なところがあったからねぇ。いや、難しいのは分かるんだけども。そして、特徴的なのがいわゆる「ジョジョ立ち」に分類されるヘンテコポーズ。露伴も相変わらず立ち姿が変なのだが、確かに漫画のコマを1つ1つ再現するとそのポーズだったな、っていうシーンがいっぱい出てくる。1枚絵だと(変には違いないが)なんか様になってるのに、アニメの中で動きの一部分として描かれるとどうしても違和感があるのは致し方ないかねぇ。「君の記憶をもらう!」のシーンとか、確かに原作と同じポーズなんだけど、なんか妙にカマっぽかったぞ。 とりあえず、今回は前編ってことでホラーっぽい締め方で区切り。本になるとこで終わりじゃないのはちょっと意外だったけど、次回の冒頭でそれがくるわけだね。ってことは仗助戦でまるまる30分なんだよな。そんなにやることあったっけ? ちなみに、櫻井露伴については「まぁ、OKかな」って印象。神谷露伴はもう少し「怜悧さ」とか「狡猾さ」みたいなものが際だってたけど、櫻井露伴はややもっさりしつつも「すごみ」みたいなものがプラスか。後々ヘヴィーなバトルに巻き込まれて肉弾戦(?)になることを考えると、こっちでもいいな、っていう気がする。まぁ、勿体ないから神谷兄ぃは5部以降でなにか良いキャラに充ててあげてくれ。ギアッチョとかどうだろう(いいキャラ?) 今日のまとめ・なんで康一君のおねーちゃんって微妙にエロく見えるんだろう。 ○「アルスラーン戦記 風塵乱舞」 5 一応2期目は2期目なんだけど、全8話というなんとも妙な構成。放送形態も色々と試行錯誤を繰り返す時代ですね。 1期の放送は気付けば1年前、日5ということで何となく観ていた作品だったが、こうして久しぶりに戻ってきた姿を観ても、味方軍のキャラがやたら増えていて「こいつだれだっけ?」みたいな展開が辛い。こんだけの大作なんだから、真面目に観てないとやっぱり駄目ね。まぁ、アルスラーン達の置かれている状況さえ何となく分かっていれば話にはついていけるので、1話目でざっとあらすじを教えてくれるのは本当に助かります。まぁ、どうせ原作が完結してるわけでもないのだし、たかだか8話程度のアニメで何が進むものでもあるまい。何となく把握した上で何となく観ていくという、あまりよろしくない視聴体制で追いかけて行くのが良かろう。 内容については、制作陣はほぼ同じなので特に変更はない。想定される変更点としては、今回は短期決戦なのでいくらかシナリオ構成を詰め気味にいじってくるかな? っていうくらい。その点に関しても1話目で特に性急な感じはしないし、良くも悪くも予定調和的な展開だ。いや、流石に王様チェーンデスマッチは想定外だけども。エンドカードはちょっと笑ったわ。個人的に嬉しいのは、そのエンドカードにも出てきたゆーみん騎士(エトワール)が今期はなかなかいいポジションで活躍してくれそうなこと。思い返せばアニメ1話で登場してそこから何となく登場を続けているこのキャラ、エラムと2人で謎の性倒錯劇場を演じているところはとても素敵だった。最近はもう、女性であることを隠してないので単なる美人さんになってしまっているけど。内山夕実の不思議なところは、男役もそこそこありながら、決してイケメン風でもなく、それでいて何となく魅力的な人物にまとめられるところよね。 その他にもキャスト面では色々と贅沢な作品なので、その辺をモチベーションに観ていければいいかな、と思ってるよ。 ○「DAYS」 5 サッカーアニメやー。サッカーが題材になってるアニメってすげぇ久しぶりな気がする。自分が見ていた記憶を掘り起こすと……下手したら「GIANT KILLING」以来か? ひょっとしたら他にもサッカーアニメってあったのかもしれないんだが、基本的にわたしゃサッカーに一切興味が無いのでアニメも正直あまり見たいとは思わない。つまり、マガジンは毎週割と読んでいるはずなのだが今作は原作も未読で、どんな作品なのかは全く知らない状態での視聴。 でもまぁ、普通のサッカー漫画だよね。マガジンだしね。「ダイヤのA」のサッカー版だと思えばおよそ間違っていないのではなかろうか。丁度アニメの方もそんな感じで、良くも悪くも癖のない出だし。原作もこんな感じで安定はしてるんだろうな。製作は「神バハ」や「残響のテロル」で映像クオリティの高さを見せつけたMAPPA、監督は特に味付けに印象はない宇田鋼之介。履歴を確認したら「銀河へキックオフ!!」っていうサッカーアニメの監督もやってた(観てないけど)。まぁ、やっぱり「サッカー版ダイヤのA」(もしくはサッカー版ベイビーステップ)みたいな堅実な仕上げになるんじゃないかなぁ。1話目を見る限り、一番の焦点となる試合描写はなるほど悪くない。特に回転がはっきりと見えるボールの描き方が独特で、これにフィールドを動くキャラはおそらくCGで立ち上げての管理になっているだろう(今回はシャトルランをする選手なんかもそうじゃないかね)。どのくらい真に迫った試合描写が出来るかは今後の注目ポイントだ。正直言うと「GIANT KILLING」の時代にはお世辞にも良いCGとは言えなかったので、時代が進み、「今なら描けるサッカーアニメ」ってのを見せてもらえるならそれはそれで面白そう。シナリオについては、マガジンでそれなりに連載が続いてるならそこまで心配しなくていいだろうしね。 後はなんだろ、あやねるヒロインが可愛い、っていうくらいかな。まぁ、この手のスポーツ作品だと一瞬にして女の子は空気になってしまうんだけども。そこはしょうがない。現時点では主人公の男の子が飛び抜けたステータスとして「根性」しかもっていないので、ここからどうやって強くしていくのか、っていうだけでも観る価値はあるかも。 個人的には、現在のマガジン作品だと「アクマゲーム」が好きなんですが、どっかでアニメ化の話は出てないもんですかね。 ○「ももくり」 6 新番じゃないらしいんだけど、テレビ放送は初みたいなので、一応。これ、今年度のグランプリにノミネートさせるのはアリなんでしょうかね(好きにしろ)。 とりあえず右から来たアニメを左に受け流す宗派の人なので、放送されると分かったらアニメはとりあえず録画してチェックする。今作もそんなわけで視聴したのだが、どうやら過去にWebで配信済みとのことで、調べてみたら去年の冬からだった。つまり半年空けてこの度BSで放送されることになったわけだ。昨今は色々な提供手段があるもんですね。Web限定とかも増えてきたし、「暦物語」に至ってはスマホ限定だから手のだしようがねぇんだよ(ガラケーユーザー並の感想)。ちなみに、原作漫画もWeb媒体のもので、同じプラットフォームからは今期「ReLIFE」もアニメになっている。むぅ、アニメも随分Web漫画への依存度を高めてきているのだな。 そんなわけで、すでに視聴が終わっている人も多くいそうなアニメなのだが……うーむ、スパイシー。もし春クールにこれを見ていたら、「スキスキ系ヒロイン」が「ネトゲ嫁」のアコ、「12歳」の花日に加えて3名になるところだった。しかも花日ちゃんとはCVまで同じだからエラい事に。加隈ボイスは純愛の証か? とにかくそんな一切疑念を挟む余地がないくらいべったべたなラブコメなわけだが、このヒロイン、なかなかやりよるよ。やってることはアコと大して変わらない気がするのだが、変態度数が高いヒロインていいものですよね。それが一見すると純情奥手そうに見えるとか、かなりポイント高い。結局、どこまで言っても男の願望は「都合のいい女の子」なんです。一方的に好いてくれるし、こちらの変態的欲求を満たしてくれるためには、彼女の方も変態でいてもらう方が良いのです。そういう意味で、栗原さんはまさに完璧なヒロイン。CVまで含めて欠点が1つもないのである。 1話目2話目はそんな彼女の魅力にメロメロになるだけで充分でした。これ以降、1クール分物語が続いていくことになるわけだが……どんなお話が展開するというのだろう。まー、多分後は延々普通のラブコメに終始するんだろうけども……毎回栗原さんがよだれやら鼻血やら、体液をダラダラ垂れ流してくれればそれでいいや。今作の監督・構成は平池さん、製作はサテライトだそうな。初めての組み合わせかな、と思ったが、一応「AKB0048」で仕事してるのか。まぁ、今作はそんな雰囲気を微塵も感じさせず、ちょこまかと可愛らしさが先立つ画作りに徹しているけど。初期の「WORKING」に通じるデザインですね。もう、ずっとこれでいいや。 こういうWebアニメって、製作にお金はどれくらいかけられるもんなんでしょうね。今作は割と作りがしっかりしてて、いわゆる5分アニメなんかはとは一段違う出来だと思うのだが。Web背信だけでちゃんと採算が合う商業モデルって確立してるんだろうか。色々と不思議な業界である。 「文豪ストレイドッグス」 5→5 ちょっと待って、ひょっとして先週が最終回だったの?!(今期2作品目の事態) 全然気付いて無くて、今週放送がなかったことに今更気付いたよ……え? あの12話目で一旦終わりだったの? 一応分割2クールらしいから終わりらしい終わりじゃなくても問題は無いのだろうけども……なんか拍子抜けだな。 まぁ、当初の予定通りといえばそうなのかな。「原作はちょっとだけ読んだからシナリオ部分には一切期待してないけど、それでも五十嵐作品だから最低限の面白さになるに違いない」っていう。まさにそれでOKだね。能力バトルアニメとして、かなり設定が適当だし、何よりもまず、モデル(?)となった作家に一切のリスペクトがないっていうのが辛いところ。そりゃま、過去の偉人たちを散々おもちゃにするなんてのは様々なアニメ・漫画が通過してきた道で、三国志武将や戦国武将はもうボロボロだし、最近じゃ「Fate」シリーズが色々大変なことになっているらしいが、そうしたジャンルと今作はまた意味が違うだろう。例えば、出てきた名前の中で私が譲れない作家名には宮沢賢治がある(そりゃ、一番好きな声優があの人なんだから必然的にそうなる)。そんな人間から見て、今作で出てきた「宮沢賢治」は「なめとんのか」の一言である。そういうネタだろ、スルーしろよ、と言われたらそれまでだが、そこでスルーするならわざわざ偉人の名前使ってるんじゃねぇよ、とも思うわけだ。登場人物が作家の名前である意味がほぼゼロであり、その部分を除くと、あとは「行き当たりばったりで大味な能力バトル」しか残らない。そして、そこに面白味は無いのだ。 だが、そんな「いらんアニメ」になるはずだったのに、そこに五十嵐さんが参加してしまったせいで……悔しいかな、面白い部分も出てきてしまうのだなぁ。やっぱりこの人のテイストには弱いのよね。ギャグのテンポとか、キャラの崩しとか。笑わせるポイントだけでなく、バトルの見せ方とか、ギリギリのキャラの表情の見せ方とか、そういう部分がやっぱり上手いんだよ。やっぱり五十嵐・榎戸・ボンズという組み合わせだけで3割増しで魅力的になるなぁ。 というわけで、プラスとマイナスでチャラで「2期目も見続けるよ」っていう結論。今のところはそれくらいで。
Distended Mindbender 膨らんだ意識曲げ (8) R クリーチャー・エルドラージ、昆虫 5/5 現出(5)(B)(B) 〜を唱えた時、対象の対戦相手は手札を公開する。あなたはその中から、点数で見たマナコストが3以下で土地でないカードを1枚と、点数で見たマナコストが4以上のカードを1枚選ぶ。そのプレイヤーは、それらのカードを捨てる。 レア現出の黒。コスト域が重たいのでハンデスは相対的に価値が落ちるはずなのだが、そこは質的、量的に性能を高めることで埋め合わせている。3ターン目に3マナクリーチャー、4ターン目に現出からコレで見事に2枚ハンデスが刺さればほぼゲームを決められるだけもポテンシャルがある。公式記事で提示されたように3マナクリーチャーが「作り変えるもの」だったりすれば盤面の圧力、アドバンテージ量は圧倒的。純正エルドラージデッキなら「エルドラージのミミック」の存在もこいつの価値を押し上げてくれることだろう。ある程度試合が展開してしまうと手札を2枚たたき落とせる可能性は低くなってしまうが、確認ハンデスはそれだけでも一定の仕事をするし、あらゆるカードを落とせることは間違いないのだから、まずはこれを潰せる除去を優先的に削っていけば、充分ゲームプランに組み込める、最悪の場合、これを食って2マナで2体目のこれを出せばまたハンドを叩けるのだ。現状、黒はエルドラージ軍団の中では添え物的な色であまり活躍は見られないが、今後何らかの食い込みかたが出来るだろうか。
また随分懐かしいカードの再録である。一応、マッドネスなんかとの絡みでの再録ってことだろうが、「気病み(TOR)」でなくてこっちなのが良識的な判断だ。ライフゲインってのは価値の低い効果ではあるが、手札1枚が好きなタイミングで3点ならそこそこの効果。白赤マッドネスや白緑で昂揚の促進など、適材適所で活躍の場はあるか。まぁ、白赤マッドネスなら攻めに使える「厳格な巡邏官」の方が価値は高そうだが。それにしても、これだけ荒廃した世界で安らいじゃうのものなにかと罪深い。見たところ安らぐっていうより現実逃避、というよりもうイカレてしまっただけのようだが……。
地味地味カウンター呪文の再録。一応収録されていたのは「ミラディンの傷跡」だが、当時もメインで食い込んだ記憶は無いし、サイドからこれを入れるっていうデッキプランもなかった気がする。書いてあることは決して弱くないのだから、環境次第、デッキ次第では充分コスト以上の働きが出来るカードだとは思うのだが。相手がマナを全力で注ぎ込んだ増呪を1マナでたたき落とせたら気持ちよさそう。イラスト、フレーバーではイニストラードを象徴する存在である月の魔力について、タミヨウさんがその可能性を示唆しており、非常に美しいデザイン。エムラクール撃退の手掛かりになればいいのだが……。
Collective Brutality 集団的蛮行 (1)(B) R ソーサリー 増呪 - 手札を1枚捨てる。 次のうちから1つもしくはいくつかを選ぶ。 ・対象の対戦相手は手札を公開する。あなたはその中からインスタントかソーサリー・カードを1枚選ぶ。そのプレイヤーはそのカードを捨てる。 ・対象のクリーチャーは、ターン終了時まで−2/−2の修正を受ける。 ・対象の対戦相手は2点のライフを失い、あなたは2点のライフを得る。 レア増呪。こうしてみるとやっぱり「命令」サイクルにしか見えないデザインなのだが、このカードの特徴はコストにマナでなく手札が充てられている部分。3つのモードをまとめて解決してもお値段は据え置きの2マナこっきり。それなら独自の活用法も見えてくる……かも。基本になるのは除去モード。2マナソーサリーで−2程度ではレアリティを考えればかなり非効率的だが、それでも除去出来るクリーチャーの範囲はそこそこだ。そして、この基本モードに自分の手札状況を合わせていくつかセットメニューを追加していくことになる。2番目、ポテトと一緒にハンデスは如何ですか? 範囲の狭いハンデスなのでヒット確率はやや低め。自分が手札を捨て、相手に手札1枚にヒットするかどうかでやや博打。最近はクリーチャー主体、プレインズウォーカー主体のデッキが多いため、あまりメタはよろしくない。最悪、相手の手札を確認するためだけにでも使えるが。そして、シェイクに合わせてドレインもおつけできます。このモードが普通なら最後になると思うが、相手のデッキ次第では除去+ドレインの呪文として使うこともそこそこか。2点ドレインよりも価値の低い手札ってのはあまりあってほしくないが、終盤の余った土地なんかは一応おまけ程度に効果を増すことが出来る。こうしてみると、全体的にあんまり強くはないのだが、そこはやはりマッドネスとの絡みで何とか価値を上げていきたい。「血管の施し」で5ライフドレインまで行けば割とインパクトはあるし、「癇しゃく」と組み合わせればタフネス5に届く除去のついでにちょこちょこおまけがつく。なにかベストな組み合わせが見つけられるだろうか。
Wailing Ghoul (嘆くグール) (1)(B) C クリーチャー・ゾンビ 1/3 〜が戦場に出たとき、あなたのライブラリを上から2枚墓地に置く。 後ろで踊ってるギサ姉ぇさんのダンスがひょうきんすぎてもう……。この人、姉属性があるのに間抜けだし、お笑い枠なんだよな。「この骨でも喉に詰まらせな、あんちゃん!」とか言っちゃうしな(翻訳チームのせい)。さておき、見ての通りに守勢に回った「金切り声のスカーブ(ORI)」。1/3と2/1でどっちが良いかは完全にデッキ次第なので何とも言えないが、一応、ゾンビデッキってのは受けに回って消耗戦に持ち込むのが目標なので、こっちの方が良いという見方もある(ただ、さっさと相打ちになって墓地に行ってくれる方がいいっていう見方もあるんだが)。とりあえずあらゆるデッキに入っていると思われる2マナ圏の熊を止められるだけでもリミテッドではそこそこの価値があり、墓地ギミックに貢献出来る可愛い奴。「海墓のスカーブ」にはお疲れ様と言って退場してもらおう。もちろん、どっちも使ってもいいけどさ。
これまた旧作ネタ。この基本中の基本に見える格闘呪文も実はイニストラード原産。そして、かつてのカードでは狼男に襲われている人間のイラストが描かれていたが、今回は構図が完全に同じで、エルドラージに襲われる人狼の様子が描かれているのだ。栄枯盛衰、弱肉強食。この世のはかなさを痛感させてくれる面白い再録だ。まぁ、カードとしては「狂気の一咬み」の後に出てきてしまったせいで全く説得力が無いのだが。しょうがない、基本除去なんだから緑なら必須ですよ。
Tamiyo, Field Reseacher (1)(G)(W)(U) M プレインズウォーカー・タミヨウ <+1>:あなたの次のターンの開始時まで、最大2体までの対象のクリーチャーは、それが戦闘ダメージを与えるたび、あなたはカードを1枚引く。 <-2>: 最大2つまでの対象のパーマネントをタップする。それらは、そのコントローラーの次のアンタップ・ステップにアンタップしない。 <-7>: カードを3枚引く。あなたは、「あなたは手札から土地でないカードをマナコストを支払うことなく唱えても良い」という紋章を得る。 【4】 エキスパンションの花形、プレインズウォーカー様の登場だ。今回収録されるのは当然のことながらタミヨウさん。以前イニストラードを訪れた時にはどこの誰とも全く知れぬ余所者だった上、初の神河からのPWということで違和感バリバリだったのだが、それでも実力が本物だったために安定した採用実績を誇った。今回は色を加えて2色になるだろうというのが大方の予想だったが、その予想をさらに一つ上回り、なんとバントカラーの3色PWとして登場。こうして少しずつ3色PWの枠も埋めていくのだろう。ちなみに、現時点で埋まっている3色枠はボーラスさん(グリクシス)とサルカン(ティムール)の2つだけ。あと7体出揃うのに何年かかるでしょうね。 さておき、そんなタミヨウさんだが、4マナ設置の忠誠度4の時点で割と安定感があり、このあたりは流石の3色。自身を守る能力がマイナスで与えられてしまったのは残念だが、パーマネントの種類を問わない2つ拘束は元祖タミヨウを上回る制圧力。攻めに回っても強いので、殴りっ気の強い緑白系のデッキにもしっくり来る。プラス能力は他のPW同様にドローに充てられており、「2枚引けるかもしれないがクリーチャーが必要」という絶妙な設定。ダメージを与える先はなんでもいいので3ターン目までに肉を展開出来ていれば、とにかくドローは出来る。これまた攻め気のデッキに合う設定。また、絶妙なのは相手ターン中にも有効で、相手クリーチャーを対象とする戦略も可能であること。つまり、コントロール寄りのデッキなら相手のクリーチャーに攻撃を躊躇わせ、ドローの可能性を維持出来るのだ。仮に殴られてタミヨウが力尽きたとしても、1体のパンチで忠誠度5を落とすのは難しく、高確率で2ドローが可能。それだけでも割と満足出来る結果だろう。残る最終奥義は語るのも馬鹿馬鹿しい必殺の一撃。エルドラージとの相性がやたらいいのは皮肉だが、まぁ、「撃てば勝つ」がこのコストに設定されているのはこれまた親切である。色が合うので「ギデオンの誓い」からここに繋げて奥義達成を早めるのもいいかもしれない。 はっきりと方向性を示すデザインになっていないが、それだけにデッキ採用の幅が広く、どの能力も文句無しで使える。そして酷い事に世はバントデッキが花盛り。タミヨウがスタンダードでレギュラーポジションを勝ち取れるかどうかは分からないが、この強さ充分権利はあるのでは?
○「食戟のソーマ 弐ノ皿」 5 こんな中途半端なトコからはじまるんだっけ? まだ1年も経ってないのによく思い出せなかったのでちょっとびっくり。原作はあんまり熱心に読む漫画じゃないのでこの大会の結末すら思い出せない始末だったが、オープニング映像見たら大体思い出せたわ。ある意味ネタバレOPやな。 基本的には1期目から変更は無し。スタッフも一緒だし、これ以上無いくらいに純正の分割2クール目だ。まぁ、こんだけ間が空けばスケジュールに余裕はあっただろうし、1期同様に作画クオリティの高いアニメにしてくれるだろう。ただ、1期の感想で書いた通り、やっぱり個人的にはあんまり好きな漫画じゃないんだよな。料理にワクワク感がないっつうか、試合展開が地味っつうか。1話目は薙切妹と創真の対決だったけど、相変わらず審査員が懇切丁寧に説明してくれるだけの展開だからなぁ。先達の料理漫画みたいに、もっと料理自体がトチ狂ってくれればいいんだけど。 でもまぁ、キャラは悪くないからね。1話であっという間にアリスが負けちゃったのは残念だが、ありす独特のトンガリ目のへちょ顔が可愛い。そして、今シーズンは作中でも屈指の濃さを誇る美作が出てくるので、そのあたりの変な演出にも期待しよう。そう言えば前クールに種田梨沙のレギュラーが一本も無かったからアニメキャラの声聞くの久しぶりな気がする。
○「B-PROJECT〜鼓動*アンビシャス〜」 5 また新たなアイドルグループが爆誕したわけか。それにしても人数多いな……。ちなみに、「おっ、またアイドルものか、男性アイドルはうたプリ以来かな〜」って思って考えてたら割と最近いたわ。石膏ボーイズ。 アイドルアニメはまだまだ尽きることを知らず。元々男性向けコンテンツとして先行していたアイドルアニメジャンルだが、ここに来てグイグイ女性向けも数を増し、今や追い越す勢いだ。今作はもう、なんか全部が全部「うたプリ」の焼き直しみたいな印象。まぁ、アイドルアニメってそんなに話のバリエーションが作れるようなもんでもないし、やってることが同じになるのはしょうがないのだけど。すでに出来上がっているグループ内に、新たなスタッフとして素人っぽい女の子(やや引っ込み思案)が転がり込んで、アイドルのサポートをしていくという展開だ。ちなみにCVは金元寿子だ。見事なチョイスだな。 女性向けと男性向けの違いって、男性向けだとまだアイドルとして完成していない女の子を描くことが主眼にあるのに、女性向けだとある程度成立しているアイドルの活躍を描くことの方が多いよね。男の場合は頑張ってる女の子を見て「守ってあげなきゃ」とか「僕が支える」みたいなのが主たる動機になって、女性の場合は「ついていきたいわ」みたいなところに目的意識があるからなのかね。 画のセンスはうたプリに引けを取るものではない。まだまだはっちゃけるには助走が必要だろうが、すでにイメージ映像のアホさ加減なんかでなにかの片鱗が感じられる。ヒロインの女の子の顔芸が豊かなのははっきりうたプリと違うところで、可愛い女の子を理由に見る男性視聴者からすれば嬉しい部分だ。ほら、うたプリヒロインってなんか終始ギアスを発動してるみたいで怖かったし。ただまぁ、シナリオ部分になにかを期待するのはやめておこうな。1話目はベタな切り出しと言っても、「なんでお前らプロのスタッフなのに素人の女の子に指摘されるまで譜面のミスに気付かねぇんだよ」とか、その辺適当だからな。つばさちゃんの存在価値を示すためのエピソードだってのは分かるのだが、設定ガバガバすぎんだろ。 ま、うたプリ同様に一歩引いたところから何となく観られればそれでいいかな。多分「少年ハリウッド」みたいなヤバい中毒性は無いはず。無いといいな。 |
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HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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