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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
夢とも現とも、第9話。死ぬの生きるのを繰り返し、菊さんの腹ん中もだいぶ見えてきた様子で。 前回の顛末は、結局菊さんの高座が実現しなかったという幕切れだった様子。親分さんは6年の実刑が決定し、東京のそのスジのもんの動きも変わってしまうのかもしれません。6年ってぇのは短いようで長い年月。「うちのボンが小学校に入って中学生」って言ってたけど、そのボンの年齢も6,7歳そこそこなんだからなぁ。親分さん、塀の中をどんな気分で過ごすんでしょうか。 そして、そんなボンも随分生意気に成長しているご様子。今まであんまり意識してなかったけど、どこまで行っても信乃助にとって与太郎は「与太ちゃん」なのね。「おとっつぁん」と呼ぶタイミングがあるのかと思ってたんだけど、その辺の線引きは小夏にもしっかり教え込まれているのか、それとも、父親ってのはそういうもんだと思ってるのか。今後信乃助が大きくなるにつれて、自分の家庭環境をどのように考えるかは色々気になるところだ。でもまぁ、「じぃじ」は「じぃじ」なんだね。天下の八雲と一緒に銭湯へ。この時代の風呂屋はまだまだおおらかだった様子で、背中に彫り物がある与太でも自由にウェルカム。こんなアニメでもお風呂回があるもんですね! いわゆるテコ入れというヤツ……ではない。いや、どうだろう。作中屈指の萌えキャラである菊さんと、ショタ味あふれすぎる美少年な信乃助、それに無駄に筋骨隆々でいい身体の与太のスリーショットは、ある意味サービスシーンと言えなくもないか。 まぁ、冗談はさておいても、裸の付き合いで師弟の会話もはずみ、こんなところでもなきゃ漏れ出てこないようなお話も聞ける。菊さんも少しずつ外向けの顔が変わってきており、与太に対して素直に「落語やりながらコロッと死にたい」なんてことを言うようになった。結局あの一席ではネタが出来なかったので未だ高座には上がってない状態だが、少しでも落語がやりたいっていう本音を隠さずに与太に相談出来るようになったのは大きな進歩だ。そして、そんな師匠の晴れ舞台に与太が選出したのが、なんと刑務所の慰問会。振り返れば与太が菊さんと出会った記念すべき場だったということで、これ以上無い復帰の花道であろう。 とんとん拍子で進んだ慰問会の復帰戦。それにしてもまぁ、菊さんってのはこういうところで性根の座った人でね。この日の高座にかけたのは「たちぎれ」というネタ。当方、寡聞にしてこのネタは知らなかったので調べさせてもらったが、どうやら上方落語がもとになっている話のようで、あまり聴く機会が無かったようだ。菊さんがこのネタを高座にかけた理由は明らかで、噺の中身が「罰として軟禁された者が、外の者に会えないために起こる悲劇」を題材として扱ったものだから。刑務所で受刑者相手に聞かせる話として、こんなにもぴったりと……痛切なものもないだろう。そういえば与太との出会いの時にはムショの中で「死神」をやってるわけで、この人、誰が相手でも一切の容赦がないのな。芸の力を信じ、自分の芸をどう見せるかを知っているからこそ、こうして聴衆にダイレクトに叩きつけるネタをチョイスするんだろう。 案の定、ネタの最中には聴衆も、看守さえもが涙を隠せない圧倒的な引力を見せつける。菊さんのネタではお馴染みだが、雪が降り出し、次第に「噺の中の世界」に引きこまれる演出で物語の臨場感が嫌でもかき立てられる。しかし、皮肉なことにこのお話がダイレクトに響くのは受刑者ばかりではなかった。「本心が伝えられず、思いを寄せた女性に先立たれてしまう不甲斐ない男」というモチーフは、またもみよ吉の幻影を浮かび上がらせることに。噺の中では芸者の小糸、菊さんの中では放埒なみよ吉。先立つ女性への未練は募り、菊さんの漏らす「生涯伴侶は持たない」という誓いは、ネタを飛び越えて現実を侵食する。必死に謡を務める小夏も、そんな菊さんの心情に打ちのめされる形で涙をにじませる。この男は、復帰をかけた晴れの舞台でも、ただひたすらに自分を責め続け、打ちのめしているのだ。 しかし、この日の高座では再びみよ吉に「連れられ」るようなこともなく、菊さんは無事にお勤めを終える。果たして復帰の一歩目として相応しかったのかどうかは分からないが、とにかく、八雲がまた高座に戻ってきたのである。多少なりとも落語に対して前向きに接することが出来るようになった菊さんは、その流れで与太の「居残り会」なんてものも聞きに行くが、元気になればなったで途中退場からお小言の一つも漏れるってもんで。まー、2人の「落語道」ははっきりと違うビジョンから成るわけで、そこで完全に相容れることは出来ないのだが、別に菊さんだって与太をいじめたくてそんなことを言ってるわけではない。あくまで「自分のやりたい落語と違う」ってだけだ。もうすっかり1人前になった与太のことはそれはそれで認めるわけで、樋口先生を通じて受け渡したのは、これまで後生大事に御守りとして携えてきた助六の扇。こうして、後世に少しずつ、自分が残せるものを伝えていくのだろう。 与太は与太で自分の落語を見つけている。だとしたら、残りわずかな人生、「八雲の落語」はどこへ行くのか。前向きになったとはいえ、体力的な限界があるのは事実だし、みっともない姿を晒してまでお客の前に出たいかと言われたら、それは違う気もする。一体どうした心境からか、菊さんは一人、改修も間近な演芸場へ足を運び、真夜中の一人芸に興じる。今となっては自分の芸の出来に不安は付きまとい、なかなかお客様の前で披露するのも憚られる。そんな悩みの末の、闇の中の一人高座。かけるネタはあの日の「死神」で、かつては助六を葬るための鎮魂歌として作り上げた演目である。此度菊さんが計ろうとしたのは、おそらく自分の命の行く末。落語と一緒に「心中」しようとしていた命の炎は、ここで消えるべきなのか、消えるわけにはいかないのか。 全霊を込めた迫真の「死神」。演じきったその先には、あの日と変わらぬ助六の姿。あの日葬ったはずの最大の理解者の姿を持って現れた幻影は、菊さんの弱音を、本音を全て受け止めたあとで、改めて命の在り方を問う。生きたいのか、それとも逝きたいのか。たゆたう意識の中で命の炎は劇場を焦がし、気付けばそこは煉獄の中。導いたのは死神なのか、芸の神なのか。しかし、そのまま思い出の劇場とともに命を終わらせることも可能だったはずだが、最後に伸びてきたのは死神の手ではなく、憎たらしい愛弟子の手。そして菊さんは、みっともなくも「生きたい」と声を漏らすのである。 またも菊さんは「未練」という言葉を漏らす。でもさ、人が生きたいって思う事って、それは普通のことなんじゃないのかね。未練なんて、そんな言葉で飲み込んじまうのは、それこそみっともない話じゃないかね。菊さんの生は、まだ、終わらないよ。 PR 恋の終わりってなんなんでしょう、第8話。長らく保留してきた関係性に決着をつけるお話。しかし、その行く先は千々に乱れ。 毎度のことながらターニングポイントとなるお話。前半パートは、とりあえず本命の2人の前にえっちゃんのお話が挿入される。メイン2人を中心に考えるとえっちゃんって単なる当て馬なんだけど、彼女だって立派に恋愛に悩む1人の女の子。花火との関係性はどう考えても現時点で打ち止めだし、「恋の終わり」をどのように用立てていいものかは本人が一番悩んでいるところ。そして、そんなえっちゃんサイドにもちゃんと別ルートは用意されていてね。なんだかつかみどころのない彼女の従兄弟・篤也。どうもコミュ障の気があるようなのだが、そんな面倒な男も気楽につきあえるのは血縁の強みか。久しぶりのの再会の時には突発的な行動に出てしまってせいでえっちゃんに殴り飛ばされたが、そんな最悪の再会イメージのわりには、現在は2人でお茶出来て相談相手になるくらいの関係性は復元出来ている。というか、出会い頭のハグに引き続き、篤也側から猛烈なアプローチを繰り返しているために、えっちゃん側も無下には出来ないというところだろう。まぁ、こんだけストレートに綺麗だのなんだのと褒めてくれる人間がいるなら、悪い気はしないよね。えっちゃんは「自分は男を愛せない」と思い込んでいるために恋愛に発展してないわけだが、篤也はそんなえっちゃんの態度を欺瞞であると見定め、理路整然と彼女の牙城を打ち崩さんとしている。ずけずけと上がり込んでくる態度はいくらか傲慢ではあるのだが、まぁ、今のところ間違ったことはやってないのかな。花火が手の届かない存在になって新しい「ゴール」を模索し始めたら、えっちゃんも何かに気付くことがあるのかもしれない。 場面変わって麦の家、告白することを決意した花火と麦の2人。相変わらず奇妙な関係性を維持していた2人だが、勢い任せのスキンシップが加速すると、どうにも自分たちの中には今までと違った感情が生まれてるみたいだぞ、ということを自覚しないわけにもいかないようで。そりゃね、ごっこ遊びでもそれなりの時間を2人で過ごしていたのは事実なわけで、お互いを知ってから生まれる感情ってのはあるもんですよ。互いが互いを「代替物だと思っている」と思っていた関係性。花火の何気ない一言から、麦の心も揺れ、その揺れを見た花火も揺れる。互いのゴールは一体どちらのルートを選べば良いのか。歪んだ関係性を続けていたせいで、自分でも感情の処理が追いつかない様子。しかし、決めたルールは守らなきゃいけない。互いに告白の期日を合わせ、お互いに失恋しに行く約束を取り付ける。もちろん、その失恋の先に、新しい関係性が確立されることも臭わせた上で。 第1試合は麦VS茜。もう、茜さんのLINEアイコンがウサギの時点で色々とお察し。ウサギは人間同様に年中無休で発情出来る動物らしいですからね! 麦穂がアイコンの麦は、完全に「ウサギの食い物」ですよ。白いレースも眩しいお衣装に日傘という、サークルクラッシャーもびっくりの装いで登場した茜は、麦の誘いの意味を大体察した上で待ち構える狐である。心臓バクバクで主導権を握られた麦に勝ち目などあるはずがなく、彼の心情通り、レベル1対ラスボスの様相。そして、麦自身は分かっているはずなのだ。「好きでした」と告白し、「全てを知っている」とぶちまけた上で自分の下を去ろうとする若い男なんて、それこそが茜の一番の好物だってことを。近づいても手が届かない。そのくせ離れようとしたら絡め捕られる。そんな魔女の手管に吸い込まれ、麦はめでたくゴールイン。そこには麦の意志など残されておらず、全ては魔女の思うがまま。そういえば、茜は麦が花火と偽りの関係性を構築していることにも気付いてるわけで、その先に「新しい関係」を狙っていることだって感づいている。つまり、花火の新しいステージを奪い取るなんて、まさに彼女の本領なのである。分かっていても、麦にはどうすることも出来ないのです。 第2試合は全く趣の違うマッチメイク、花火VS鐘井。こちらは陽光の下で「白い肌」を晒していた麦たちの対話とは真逆で、夜の静まりかえった公園で繰り広げられる告白劇。その中身も麦たちとは全く逆であり、改めて溢れ出る「好き」に打ちのめされる花火と、それを理解し、最善の(と本人が思っている)方法で応える鐘井。こちらもある意味予定調和ではあるのだが、いざ本人を前にした時に想像以上の感情があふれ出して止まらない花火が本当に切ない。麦の発した「好きでした」は、自分の身を守り、新たな地平を切り開くための進歩的告白。しかし、花火の「好きでした」は、あくまで鐘井の気持ちを尊重し、無理な願いで相手を困らせないための犠牲的告白。彼女は間違いなく、今でも「好きです」のはずなのだ。しかし、その言葉を発して相手を困らせることなど、彼女には出来ない。大丈夫、自分には麦という逃げ道がある。そう必死に言い訳をして、クズとしての信念を全うすることで、彼女は何とか初恋を乗り越えることが出来るのだ。 打ちのめされた花火。本来なら失恋を終えて落ち合うはずだった2人。しかし、麦はその場には現れないだろう。逃げ道を用意したが故の残酷な結末。この恋にゴールはあるのか。 翔太君の将来が本当に心配、第8話。絶対に性に目覚めた後に歪むと思うんだよね……。幼少期・思春期をでかい乳に囲まれて育つと、大きくなった後で貧乳を求めるようになるというデータがあります(割と実話)。 さておき、そんな翔太君とルコアさんの出番は今回ほとんど無し。もちろんファフさんの出番も少ないし、滝谷に至っては多分初めての登場ゼロである。しょうがないよね、新キャラ登場だからね。ここまで全てのキャラが充分な描写で説得力のある造形になっており、中盤も過ぎたこのタイミングで最後の1キャラが押されてもどうなるものかと不安だったのだが、やっぱり今作はみんな満遍なく可愛いから安心出来ますね。今回はコンテ演出が山田尚子ということで、いつも以上にまるっとした女の子らしい可愛らしさが前面に出た演出になっている。要所で挿入されるあざといカンナちゃんの破壊力もひとしおで、「犬猿の仲」でドヤ顔カンナちゃんの妙な間の取り方とか、充電カンナちゃんの「一家に一台置いとかなきゃ!」感が疲れた現代人に極上の癒しを与えてくれます。 そんなカンナちゃん(ハンバーグ大好き)の手引きによって開催される運びとなった「弁当試合三本勝負」。カンナちゃんも肝心なタイミングでは小林の方におねだりにいくあたりがなかなか罪作り。普段のご飯はほとんどトールに作ってもらってるだろうに。ただ、どうやらトールも「お弁当」という文化には疎かったようで、普段ほとんど自炊なんてしてなかった小林に手痛い一敗を食らってしまうという失策。そうか、ここまでのメイド生活でお弁当文化に触れるチャンスはなかったか。今のトールだったらちょちょいのちょいで調べて完璧な答えをすぐに出してきそうな気もするんだけどね。「納得いかねぇぜ! なぜ俺の……」のくだりは美味しんぼあたりからの流用でしょうかね(カンナちゃんともども、変な文化の吸収だけは速い)。 まぁ、その後も茶番は続くわけだが、結局このエピソードで描きたかったのもいつも通りにトールと小林の関係性である。ルコアさんが「喧嘩なんて珍しい」って言った時にはなんだか違和感があって、傍から見ても「喧嘩」というよりも「対決イベントを楽しんでる」という感じだと思ってたんだけど、考えてみれば、こうしてトールが「小林と足並みを揃えようとしない」だけでも珍しい事態なのだね。ルコアさんはその様子を表して「喧嘩」という言葉を使ったのか。トール自身はその珍しさに気付いておらず、ルコアさんに「喧嘩」という言葉を出されて少し戸惑っていた(玄関で靴を脱ぐのを忘れそうになってるところなんかは芸が細かい)。まぁ、それくらいに「自然体」ってことなのよね。ファフさんは「ドラゴンが上だろう」という意味で「対等だと思っているのか」とすごんだわけだが、それに対する小林の「対等だと思っている」ってのは、「トールはメイドだけど主従の関係ではないよ」っていう返答だったね。良い友達関係なんじゃないかな。しかし、結局遠足当日のカンナちゃんのお弁当はどんなものになったんでしょうかね。 そしていよいよBパート、新ドラゴン・エルマの登場だ。ここまでのドラゴンは脳天気・幼女・厨二・おねいさんとすでに属性の渋滞っぷりがひどかったが、新たなキャラは教科書通りの「真面目」(巨乳はデフォ)。トールが「混沌」側ってのもなんだか面白い話だが、それを咎める「調和」勢はいわゆる委員長ポジションであろうか。もちろん、異種族委員長なのでポンコツ要素も追加、そこにさらに腹ぺこ属性まで。うーむ、やっぱり渋滞する。しかし、そんな新キャラもあざとさ全開の丸っこいキャラデザで一撃。普通、この手の委員長キャラってシャープな線のデザインが優先されると思うんだが、京アニ作画は容赦無く女の子的な丸みを優先させてくる。カンナちゃんは言わずもがなだが、トールのむちむちニーソックスなんかもかなりの丸さだ。エルマもその例に漏れず、腹ぺこキャラにクリームパンは色んな意味で丸い丸い。それにしても、なんでエルマさんはこんなにこっちの世界の食べ物に感銘を受けているのだろう。トールもカンナちゃんも、そこまで食生活に劇的な変化があったようには見えなかったのだが……お堅い調和派のエルマは頑なにこっちの世界の食べ物に口をつけてこなかったから新鮮だったってことなんでしょうかね。だとしたら、禁忌を破らせてしまった小林はなかなかの罪作り。あ、でも「あっちの世界の食べ物」も美味しいものはいっぱいあるはずなんだよな……謎だ。 結局、向こうに戻れなくなってしまったらしいエルマは相変わらず謎のドラゴン・マジックで小林と同じ会社に就職。PCの立ち上げ方すら分からない奴を雇えるIT企業ってどうなんだろう。まぁ、入社に何らかの魔術が関わってるんだろうけども。しばらくは単身で稼ぐ努力をして欲しかったところ。コミケで在庫抱えて帰宅するエルマちゃんがみたいよー。 そんなエルマのおかげで、トールさんてば嫉妬の炎がメラメラ。カンナちゃんにとられた時もちょっとそういうそぶりは見せていたかもしれないが、今回は相手が相性の悪いエルマなので胸くそ悪さもひとしお。無駄に頑張って空回っちゃうあたりはまだまだ不器用。でもまぁ、その後素直に小林に心情を吐露できるようになってるんだし、やっぱり距離感は良い具合に縮まってるんだろう。そして、小林はそんなトールに対して「求められ慣れてない」という素直な非リアっぷりを告白。まぁ、そりゃそうよね。いきなり忠犬メイドが現れても普通の人類は対処に困るわよね。大丈夫、まだまだ時間はいっぱいあるから。レッツ異種間コミュニケーション。 毎月1日は映画が安い日。せっかくだから何か観たいな、と思ってラインナップを確認したらこれがありました。他の選択肢が「黒執事」くらいだったので、まぁ、今回はこれでいいかな、ってことで、やたら混んでる劇場に紛れ込んで視聴してきました。
(一応、以下ネタバレとかそういうことに注意)
ヤベェ話の破壊力がどんどん増してきてるんだけど、第8話。なんでこの作品はこんなとんでもないシチュエーションを淡々と語ることが出来るんだ。一瞬ハートフルな話と勘違いするけど、そんなことねぇからな、やってることはかなりサイコだからな。 「全部話すよ」という言葉の通り、本当に全部話しちゃう系男子、ニーノ。彼が抱えていた秘密は、表面をなぞるだけなら確かに前回判明した「ジーンが王室の家系」という事実にまとめられるのかもしれないが、それを取り巻く登場人物の全てが相当なクレイジー。人は忠義のみ、親愛のみでここまで人生を捧げられるものなのだろうか。 33年前に不幸な事故で亡くなったとされていた王室第二王女のシュネー様(CVあおちゃん)。彼女がその事故で亡くなっていなかったことはすでに先週の時点で判明していたわけだが、そこにあったのは偶然の事故などではなく、王室ぐるみでの大々的な「王女出奔作戦」だった。どんな世界にも割とよくある、王室の旧態依然とした生活に嫌気がさす積極的な王女様。彼女が政治信条を学び、民草の生活に興味をもたれるのは決して悪いことではないのだが、枢機院長が言う通り、そうした「紛れ」が王室の血統にほころびを生じさせる可能性があるのもまた事実。必要以上に民に寄り添い、改革を求める王室の血筋ってのは、大体の物語においては崩壊の序曲か救国の英雄のどちらかになるものだ。シュネー王女の場合はそのどちらになるとも言えなかったわけだが、体制の安定を求める「国」サイド、そして個人の自由を優先させたい「家族」サイドの議論の結果、王女は秘密裏に「殺害」され、野に下ることが決定する。プランの立案は枢機院長だが、かれとて別に王女が嫌いだったわけでもなく、あくまで「国のため」の決定。その証拠に、出奔後の王女の生活を全力でフォローするため、めっちゃ有能な近衛兵を1人、同時に出奔させてアフターケアを手厚く行う方針だった。 王女付き近衛の男、名をアーベントというが、不思議なことに彼のデータはこの作品のどこにもない。エンディングのキャストテロップにいなかったのである。まるで歴史の闇に紛れた彼の人生そのもののように。王女の出奔後、彼はずっと街の影に潜みながら王女をサポートし続けた。と言っても、王女が「別な人生を歩もう」と提案してくれたのであまり直接的な関与はせず、唯一手を出したのは旦那になったうだつの上がらない男に破格の職をぶん投げたぐらい。まぁ、その財だけで息子の代まで何不自由なく暮らしてるし、ジーンの様子を見てる限りでは相当なコネを生むマンションらしいのでかなり甘やかしてるのは間違いないのだけども。結局、王室からの離縁は成し得たわけだが、生活の根本は王室(アーベント家)からのサポートで成り立ち、その後もシュネー様ラブラブ過ぎるアーベントさんや、娘のことが気になってしょうがない親馬鹿国王のために逐一生活レポートが送信される仕組みを完備。もう、王族全体がシュネー様ストーカー集団みたいになっているわけだ。そんなに好きなんだったらもうちょっとやりようあるだろ。 そんなストーカー業務を一手に請け負ったのが、これまた執念の固まりのようになったニーノの一家である。彼は王室の忠臣であるアーベントの忠臣という2段目に位置する人物なのだが、出奔のさいに息子を連れてくることを認めてもらった恩義もあるのだろう、その人生すべてをまるきりストーカー業務に捧げることに何ら疑問も不満も持っていない。というか、ニーノ父も熱心なシュネー様ファンクラブ会員なので、ストーカー業務が趣味と実益を兼ねてる状態に。シュネー様が好きだから業務を続けられたのか、それとも業務を続けるうちに愛着が湧いたのか。因果関係は分からないが、とにかく「なんてことはない単なる町民の一家族」を死ぬ気で追いかける謎のカメラマンの数奇な人生は充実していた様子。 そして、そんな狂った人生は息子にも引き継がれる。あの日りんごのケーキを食べた時点で生涯が決まってしまったニーノ父子。普通に考えたら、幼い日に「お前はストーカーすることに人生を捧げることになるんだよ」なんて言われたらたまったもんじゃないと思うのだが、父親思いのよく出来たニーノ少年は、そんな激務(?)に文句も言わず、楽しげにストーカーを続ける父を親身にサポート。他所のご家庭の事情に一喜一憂する父親を温かく見守った。まぁ、それだけだったら単に「変な趣味(仕事)の父親」に理解のある息子というだけで済んだのだが……なんと、監視対象の息子さん(王子!)が進学なされたのを契機に、「お前、カメラ持って突撃しろよ」というとんでもない命令が下される。いや、おかしいだろ。25歳だってさ! (日本と同じ教育制度と仮定すれば)10歳年下の連中と高校生からやり直せってさ! どんなReLifeやねん! まともな感性なら「いや、それはちょっと……」と辞退するところだろうが、なんとニーノさん、カメラとメガネを身につけて全力パパラッチを敢行。10歳年下のガキとお友達になり、日々カメラを向けるあまりに堂々としたストーカー生活。周りから見たら「あいつらホモじゃね?」って疑われるレベルだと思うのだが、ニーノの長い長いストーカー人生から考えれば、そんな問題は些細なことだ。気付けばニーノさんもストーカー業務が血肉になっていたようで、可愛い妹さんも懐柔し、家族ぐるみで監視対象とのお付き合い。一介の従者の息子さんが、王族に連なるご家庭と仲良くなっちゃっていいのかしらね。 そして、かの列車事故でついに監視対象は退場。同時に熱烈ストーカーだったニーノの父も退場。あまりに残酷な結末だが……まだ終わらない。アーベントさんは素早くニーノにコンタクトをとり、「監視対象はまだ残ってるんや」と変わらぬ様子。そして新たなストーカースピリットが、世代を超えて受け継がれていくのである。 グロッシュラーさんがニーノを雇ったのって、たまたまなのか、それとも彼の出生を知っていたのか。ニーノからするとアーベントさんの方が上位の「上司」だった気もするので多分たまたまなんだろうが、同時に2つのストーカー業務をこなしていたニーノさんもなかなかのタマ。かつて「30年前からお前を見てる」と言っていたあの台詞は何の冗談かと思っていたが、なんとマジだったという強烈なオチである。「生まれる前から」監視してたわけで、現在のジーンが30くらいだとすれば辻褄が合うのよね。あれ、でもそうなると10歳年の差のニーノは40なのかよ……若いなぁ……。 一歩間違えば狂気でしかない多数のストーカー集団を描いた今回のお話。ニーノの人生はどう考えても普通じゃないし、見方によっては「不幸」なはずなのに、何故かそう見えず、なんだかハートフルな絆の物語に見えてくるのが恐ろしい。しれっとこういう狂気めいたお話が流せるあたり、今作の豪腕をまざまざと見せつけられた気分だ。そして、この世界の人間はパンが好きすぎるということもよく分かった。小麦を焼けば世界が平和になる。もう、今作のタイトルが「パンでPeace!」でもいいんじゃないかな? 青春は食べ物やぞ。 今温泉って言いました? って言いました?! 第7話。魔法使いプリキュアは終わってしまいましたが、みらいとリコ(の中の人)の友情は永遠に不滅です。わくわくもんだぁ。 毎週毎週、よくもまぁテンションを落とさずに走り続けられるものだと感心する。普通に考えたら勢いは落ちる理由がたくさんあるはずなんだよ。たとえば、今期一番の変化である借金と前科の完全消滅。カズマたちはもう危険な冒険に手を出す必要も無く、貧乏ネタだって使えなくなる。そして、増え続けるキャラクターの数だって不安材料だ。1期は精鋭達が頑張ってくれていたが、どんな作品だって、キャラが増えればハズレの1つや2つ出てくるはずだ。 しかし、今作ははずれない。新キャラとしてすっかり定着したバニルさんが、今までに無かったポジションから実に良い味を出してくれている。今回冒頭の屋敷のシーンは、実は「神VS悪魔」という古えより続く伝統の一戦にして、最大規模の交戦。下手したら世界が揺るぎかねない規模のバトルのはずなのだが(まぁ、一応アクアとウィズの小競り合いだってそうなんだけど)、全くそんなことを感じさせないアホな罵り合いは本当に愉快なだけ。バニルさんだって情けなさが出てくるはずなんだけど、何故かアクアのアホさ加減だけが一方的に引き立つってのは、本当にアクアの立ち位置のおいしさ故である。一応屋敷周りに結界張ったりはしてたのね。まぁ、結果的にバニルが抜けてきてるんだから、あんまり意味は無かった気もするが。 そうしてバニルさんとの商業提携を結んだカズマ。バニルはどうやら魔王の城の結界の管理なんかよりも金儲けの方がよっぽど性に合っていたようで、ちょいと異世界人から商品情報を聞き出すだけで、すでに巨額の稼ぎを計算出来ている。見たところカズマさんはピーラーっぽいのやら按摩器っぽいのやら、100円ショップかよ、っていう程度のものしか提供してないんだけど、まぁ、この世界の技術レベルに合わせたら開発出来る物資にも限界はあるか。バニルさんが買い取るって言ってくれてるんだから遠慮する必要はないだろう。一括での権利買い取りか、毎月の安定収入か。3億の一括収入は、毎月100万の継続収入だとジャスト25年分。「一生遊んで暮らせる」ならどちらをとっても同じだが、まぁ、以後バニルに何が起こってもいいようにするならやっぱり先にもらっておいた方がいいかなぁ。一応将来的に資産価値が変化する可能性もあるが……。おそらく、そうして悩んで決めあぐねているあたりにまた落とし穴があるのだろうな……。 で、そんな金勘定が出来てしまったおかげでぶっ壊れてしまったカズマさんとアクアさん。この2人、こうして見てるとやっぱり相性がどんぴしゃなんだよな。今回は特に「腐れ縁」での付き合いの長さを活かした掛け合いが豊富で、もうすっかり熟年夫婦の域。馬車に乗るときの悶着なんかも、寸分のズレも許さぬ完璧な漫才だ(カズマに言い負かされてうきゅ〜〜ってなってるアクアが可愛い)。さしものめぐみんやダクネスでもこの2人には入り込めない。というか、あまりのことにめぐみんがテンパッちゃってるのがとても可愛い。やっぱり、こうして並べてみると「頭のおかしい爆裂娘」が一番の常識人だな。ダクネスは2期に入ってからことさらにおかしさがブーストしてるからな。今回だって、カズマが収入を得ることでどんどん落ちぶれる妄想で昇天してたし。その妄想で昇天できるのは尋常じゃないぞ。もう、お父さんが見たらなんて言うか。めぐみん、何とかこのパーティをまともな方向に導いて挙げてください。そして、スカートはもうちょっと長くしてください。もう、完全にはいてない状態デス。 めぐみんの取りなしが功を奏したか、とりあえず当面の金勘定はさておくとしての小旅行。温泉回……なのかな? すでに1期でギリギリ過ぎるお風呂シーンは描いたので今更カズマが混浴云々で動揺するのもナニだが……まぁ、あの時は夢だと思ってたからな(あとダクネスにまだ幻想を持っていたからな)。やっぱり男1人に女3人の歪なパーティなのでカズマさんが他の面々をどう見ているのかがなかなか計りにくいな。今回は更にウィズまでセットだが、カズマさんって巨乳悪魔のお尻を支えておんぶしてても別に何とも思わないのね。ナニがどうなってるんだ、こいつ。ひょっとしたら、目の前に「見た目はいいのに触っちゃ駄目なヤツ」しかいなかったもんだからおかしくなったのかもしれません。 そんな「触っちゃ駄目」の1人であるクルセイダーは、そこに存在するだけで問題を持ち込むというなかなかの逸材。更に自分のスペルでラックを上昇させてもじゃんけんに勝てないほどのハードラックを持った駄女神までいるのだからそれだけで役満。ジャンケンに負けない程度の運では打ち消せない様子。相変わらず変なモンスターしかいないこの世界、まさかの戦闘シーンで次週に引くですよ。この作品、始まりの町から別な町に移動したのってシリーズ始まってから一度も無かったことなので、ついに「2歩目」が踏み出せるかと思ったのだが……辿り付くかなぁ、温泉街。あと、ゆんゆんのお土産代はどこから出てるのかなぁ。 圧倒的スーシィ回、第8話! そうだ、これを待っていたのだ! 始まりはスーシィ、全てはスーシィ! 元々劇場版からスーシィ推しだった身としては、もう、ようやく来てくれたか、っていうお当番回。彼女の魅力である怪しげな言動は、スーシィ・アクション(私の勝手な造語)として独特なモーションを見せるのだが、今回はそんな独特の動きが極まってしまい、なんと夢の中にダイブして全世界がスーシィ。ショートギャグ回のようでもあり、起承転結の極まった濃密な短編映画のようでもある。ここまでやってもらえればもう何も文句はありません。今回のコンテ担当は当然のように今石洋之氏である。今作は動画のメリハリこそ大きいものの、割とスタンダードな仕上がりの話数が多かっただけに、ここに来てTriggerの申し子とでも言うべき今石氏のコンテワークが炸裂することにより、良くも悪くもクセのある、在りし日の全力Triggerが戻ってきた気分だ。 「Triggerらしさ」は本当に色々なところに出ている。まず、序盤からはふざけたように動画枚数を削り、1つのモーションをループさせるだけで絵を成立させるおふざけ省エネ。「キルラキル」でよく見られた満艦飾マコの動きを、アッコたちが再現している。吉成演出による動画勝負が売りの今作で、平然とこれをやってのける肝の太さ。そして、夢の世界へダイブするくだりからは、ふざけたような構図、ヘロヘロとした中に頓狂な動きを混ぜ込む完全なるギャグタッチ、そしてとりとめのない中身を強引にねじ込んで1つの世界に丸め込んでしまう強引さは「パンティ&ストッキング」を思い出させるスピード感のある演出。「両手の指がキノコになっちゃったロッテ」とか、パンストの世界だったらもっとヤベェ目的で描かれるところだろうが……今作では、キノコだろうがなんだろうが、とにかくスーシィという一個人を表すツールとして用いられているため、どこを切り取ってもスーシィ成分につながっていく。 そしてドライブインシアターでもトリッキーな作画の変化を印象づけて目先を思い切り振り回し、最後には巨大モンスターとのけれん味あふれるチェイスにつながるスケールの大きさがまさにTriggerの無茶苦茶さ。なんでこんなに地面をたたき割るのが好きなんだろう。大雑把に見える演出の中にも何故か細かいネタ回しが効いていて、画面の端々にもこっそりスーシィの悪戯心が織り混ぜられているし、ラストのドラゴンとの攻防でアッコが持ってた剣と盾が、実は冒頭でちっちゃいスーシィたちが運んでいたものだったりも。どう考えても「LWA」の本編からは浮いている世界感のはずなのだが、「まぁ、スーシィならしょうがない」ってんで諦めてしまえるあたりが彼女の人徳なのよね。まぁ、本人もルル子の世界に勝手に飛び出したりしてたし。 そして、スーシィ回ってことは当然村瀬迪与回ということでもある。まー、彼女のやってる役といってもスーシィ、モグタン、ガリィでほぼ全部みたいなところがあるのであんまり知ったような口も聞けないのだが、今回は独特の魅力がジワッとにじみ出る村瀬節がたっぷり堪能出来る配役が光る。何しろアッコとロッテ以外のキャラが全部スーシィなわけでね。あんなスーシィ、こんなスーシィ。あんな村瀬迪与、こんな村瀬迪与。天使の方の可愛いスーシィはちょっとモグタンっぽかったかな。変な声なのに千変万化でコロコロ変わって「夢の住人」が十人十色だったのは本当に楽しかった。今後もガンガンスーシィメインでの活躍を期待したい……けど、流石にこんだけの回はもう無いなぁ。2期を待つしかないなぁ。 「鬼平」見た後だとあのおっさんが負けるのが信じられないよな、第7話。あおちゃんが賢雄さん殺すアニメってのも割とレアな気がするぞ。 二週間のご無沙汰、おかげでオープニングを見るのも随分久しぶりな気がする。フルで聞いて歌詞を知った結果、間に入ってるコールに意味が無くて単なる掛け声だってことが分かって結構衝撃だった。その点エンディングは合間の台詞に意味があって安心する、っていうか台詞がメインみたいな歌だな。 さておき、我々は二週間休んだが、残念ながらターニャさんに休日など無い。北方に呼び出されてからも色々と便利に使われていたようだが、無謀としか思えない上からの指令には辟易。自身の地位が上がってきたこと、そして北方司令部はそこまで上官の重要性も高くない(逆らって目を付けられても将来にあまり影響しない)ことから、割とずけずけものを言うようになっちゃったターニャ。以前は上官のご機嫌をうかがいながら必死に口頭試問をクリアしていたが、今じゃぁコーヒーにミルクをどばどばどばどば入れて、それってもう牛乳じゃん、くらいのレベルにしながらのやりたい放題。まぁ、ここで上官に嫌われても、今より面倒な部署なんてそんなにないしなぁ。直接の司令官は生意気幼女に激おこだったが、他の面々はターニャの人となりを知っているし、彼女の有能さも知っているのでやんちゃをしてもあまり気にしない。ターニャの方もだんだん玄田さんとの付き合いも分かってきてるようで、言える範囲で自分の意見も出せるようになっている。 そして、そんな問答の末に行き着く、「史上最大の」上陸作戦。無茶な攻めはあくまでも布石、ここで一発逆転、伸びきった前線をビシッと締める電撃急襲が行われる手はずになっていたのである。もちろん、精一杯背伸びして地図を指さしていたターニャちゃんがそれに気付いたことで、一番の適任は203大隊ってことになりますわな。昔のターニャだったらまたまた最前線で命を張らなきゃならん、なんて絶対嫌だったんだろうけど、これまでの経験から、対魔道士戦闘では基本的に負け無しということも分かってきた。栄えある任務ならばそれだけに実績カウントも増すわけで、他人には出来ない任務を任されても、よほど命の危機でもない限りはOKを出すようになっているみたいだ。まぁ、実際に203の実力は本物だし、やってることも色々とチートじみている。やっぱり普通に考えて、第2次大戦レベルの戦争に「好き勝手に高速で空を飛べる兵士」が参加したらそれだけで強いよな。高々度から直接ダイブして敵の要所を各個撃破。それがレーダーにも引っかからないし地形効果も完全無視。やっぱ魔道士ってクソだわ。 本来だった難所だったはずの入り組んだフィヨルド地形も、魔法使いにとっては単なる雪原。ゲシゲシ砲台を撃破し、出遅れた敵の魔法使い部隊も203の練度ならば敵ではない。立派に最強の座を勝ち取ったターニャが再会したのは、あの銀翼賞受賞のきっかけとなった戦闘のときのおっさんだったらしい。あの時はまだ(数の差はあったが)良い試合になっていたのだが、今となっては赤子の手をひねるがごとく。幼女に手をひねられるがごとく。憐れ、北方の主軍は陥落してしまうのである。わざわざアバンでたっぷりとあのおっさんの娘とのエピソードを描くことで、ターニャの悪辣さ、慈悲の無さが際だつように作られているのがなかなか嫌らしく、片や、娘や家族を守るために本当の意味で神に祈りを捧げているというのに、片や単なる兵器の使用制限解除のために億劫そうに神の名をつぶやくだけ。この対比で、必死に神にすがろうとする方が斬殺される世界なのである。存在Xはどう考えてもペナルティの与え方間違ってると思うんですけどね。ターニャさんの中のおっさん、元々は単なる社蓄だったはずなのに、最近なんだか略奪とか暴虐に快楽を覚えるようになってきてません? これで「終末のイゼッタ」だったら、戸松声の娘さんが新たに魔法に目覚めてターニャに復讐しにくる流れが確定だったのだが……本作はそんなこともなさそうね。「なんか最近戸松とあおちゃんが正面からぶつかるような作品があったような……」って思ったけど、そうだ、妖怪ウォッチだ。 2月24日 ドラフト模様(AER×2 KLD) ピック順 【Sea-chicken】→【Thraxi】→【Sangriter】→【Chrolony】→【Serra】→【Mei】→
先週は予定がまとまらずにお休み、そして今週もなかなか日程が合わず、下手したら2週連続不成立かと思われたのだが、何とか予定をすり合わせることで、一時は「金曜日の昼に5人戦を1回し、夜に面子を変えてもう1回し」とかいう、どう考えても人間として駄目なスケジュールが決定した。何故そこまでして卓を成立させたかったかといえば、この春でお別れしてしまうメンバーがいるため。ひょっとしたら今週の卓が最後になるかもしれないし、何とかして成立させようとした結果の苦肉の策だ。 しかし、土壇場で状況が一転。日程を何とか調整した結果、「金曜日の昼に6人戦」が実現し、クソのような5人卓2回しをせずに済んだのである。いやー、一安心。これで快く去りゆく者を送り出せるってもんですわ……。まぁ、その当人が「多分、来週も普通におるけど」とか言ってたんですけどね。俺の苦労を返せ。俺の勝ち星も返せ。
次週は、今のところ通常通り土曜夕方開始にしています。日程が合わない人は早めに連絡ヨロシク。
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Thraxi
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声優のこと全般
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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