最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
○「くまみこ」 5 エンディングがめちゃ可愛い。歌もいいけど映像がね。RPGでああいう歩き方って「MOTHER」のイメージよね。 原作はちょっとだけ既読。一昔前に漫画が話題になった時、ちょうどコミックが1巻だけ出たので試しに買って読んだことがある。その時は「悪くないけども……まぁ、別に買い続けるほどでもないか」ってんで1巻は売ってしまった(おうちの本棚にスペースがないのよぅ)。そのくらいの接し方なので、内容は何となく知ってる程度で思い入れはあまり無い。アニメ化決定の報を受けたときには「そこまで辿り付いたのか」とちょっと感心した。 1話目はまぁ、大体想定通りのものが出てきたか。製作はキネマシトラス。映像はやや淡めの色彩でキャラ画はかなり原作に忠実なものになっていると思う。この作品の勝負どころは大きく2つで、「女の子が可愛いか」、そして「熊が可愛いか」。前者は問題無し。まちはCMを放送していた時の花澤ボイスからCVが変更になっているが、全く問題無く、むしろさらに木訥としてしっくりくるようになっている。諸々のモーションも愛嬌があって、激しい押し出しこそ無いものの、理想通りのアニメーションだろう。そして2つ目の「熊の愛らしさ」については、こちらは色々と難しい部分がある。具体的には、なつがたまにシリアス顔(猛獣顔?)になったり、いくらかまちよりも画の変化が激しい部分があり、その辺のメリハリがあまり強く出ていない。まぁ、全体的にソフトにする狙いがあるんだろうが、ギャグとしてみるとちょっと弱くなるかな。あと、色合いが全身一色で(熊だからな)全体的にもさもさなので(熊だからよ)、モーションがやや描きにくそうではあった。まー、アニメーターさんたちもあんまり二足歩行の熊を描く機会ってのはないからな。服を着ていればそのパーツパーツの動きが見えやすいのだが、前進毛だらけなので細かい動きが見えにくいのである。 まぁ、そうした部分はどっちかっていうといちゃもんの部類だ。アニメを見る時に特にデメリットというわけでもない。基本的に、もこもこの動物は可愛いんだしさ。たとえCVが安元だろうと、きっとなつは可愛いままでいてくれるよ。あとはとにかくダラダラと、この田舎暮らしを眺めていればいいのではなかろうか。それにしても、このネタでコミックがすでに6巻も出てるのか……頑張ってるなぁ。 そういえばOPの作詞作曲がボンジュール鈴木だった。今期は「宇宙パトロールルル子」のEDも担当してるし、なんか急に仕事が増えた。どうせなら本人歌唱バージョンも聞いてみたかったけどなぁ。 PR ○「うしおととら(第2期)」 5 復帰したと思ったらいきなりヘヴィーなところから始まるよな……。まぁ、ヘヴィーなとこしかない作品ではあるんだけど。 3クール中の2クール目終わりで区切り、残りはラスト1クール。やっぱりこうして間を開けて始まるとちょっと妙な構成だと思う。クライマックスに入る部分を一気にやってしまった方が盛り上がりは大きいと思うのだが……まぁ、そもそも3クールでやろうとした時点でおかしかったわけだしな。色んなところがいびつな作品になってしまった。今回も、久しぶりに帰ってきたら「みんなして潮のことを忘れてました」っていう展開なわけだが、スパンが空いたのでその「みんな」がどれだけ親密な関係だったのかも若干怪しくなってるという。尺の関係で1期のまとめを挿入する余裕もないし、私みたいにあんまりメインシナリオを覚えてない人間からすると、今回の切り方はちょっともったいない気がした。 そしてそれ以上に、本筋の方もなんともぶつ切り。あんまりアニメ作品で「数分後」っていうテロップも見ねぇよなぁ。そこはもうちょっと描写で何とかしてもらえないものか。ただでさえ詰まってるのにどんどん慌ててる印象になってしまうぞ。気絶→復帰までの流れも慌ただしいしなぁ。ホント、構成してる人らが四苦八苦しているのがよく分かる。 でもまぁ、そうは言ってもわたしゃ特につまらないとは思わないからいいんだけどね。ヘヴィーな作品をさらに詰め込みまくったら、そりゃカロリーは高くなるわけでね。はしょった影響で大なり小なりシナリオに無理が出ているようだが、そのあたりも勢いでごまかしきる方向性なのだろう。画面の見映えはしっかりしている。どれくらい原作ファンに怒られるかは定かじゃないが……めげずに頑張ってほしいもんである。 ○「ハンドレッド」 4 今期のそういう枠。どういう枠かは一口には言えないが、まぁ、そういう枠だ。分かるやろ。いっつも思うのだが、ラノベ読者ってのはどれくらい立て続けにこういう作品を消化し続けているのだろうか。ラノベファンはひたすら供給され続ける「こういうもの」を延々摂取し続ける欲求があるのだろうか。流石に「ジャンプ買ったらそのうち半分がBLEACH」とかだったら発狂しそうなものだが……他のジャンルもいっぱい読むから大丈夫なのかなぁ。 さておき、安定のそういう枠。とりあえずこの主人公、つい最近までエロゲのシナリオライターやってた人と同一人物だと思うんだけど、他にもどこかで見たことのある顔がズラリと並ぶ。それらのキャラがどこかで見たことのある学園でどこかで見たことのあるスーツを着て、どこかで見たことのある武器を装着してどこかで見たことのある敵と戦うアニメだ。なんかもう、逆に感心する。日本の法律で決闘が禁止されている反動からなのか、とにかく決闘したがる世界。とにかく独自の学園を海の上に作りたがる世界。なんでわざわざそんな費用のかかる学園を作る必要があるんですかね。文科省の役人はさっさとこの学園艦を廃校にしたら国家予算も浮くと思うよ。大学選抜に勝てば白紙ですが。 監督が小林智樹ということで期待したい部分もあるのだが、この流れで何かに期待するほど私も初心ではなくなってしまっている。製作はアイムズということで不安は残るし、1話目もキャラデザに見映えがするかというとそうでもない。女の子が可愛くないわけではないのだろうが、流石にこのテンプレの波状攻撃を前に萌えを感じろというのはハードルが高い。男装ルームメイト設定にするなら、もうちょっと男に寄せる努力があっても良かった気がするのだが……シャルロット・デュノア君と1話目から同室ってことだろ。もう、設定考えるのも面倒になってきたんだろうなぁ。生徒会長とかちょっとイカれてるレベルだし、妹は問答無用でデレてるし、せめてもうちょっと段取り踏もうよ。 中の人としてはメインヒロインが大久保瑠美っぽいので、そこは期待点。るみるみヒロインなんだから貧乳に決まってるよな! 男装なんてその理由付けでしかないわ! と思ったのに、設定画見たらそんなにちっぱいでもないみたい。無念。あのスーツはおっぱい締め付け機能があるんですかね? だったらなんで他のキャラはあんなデザインになるんだよ! 2015年度・俺的アニメグランプリ
まだ終わってない作品も若干残ってはいますが、毎年恒例、年度末の総決算アニメグランプリの時間がやってまいりました。ブログ上ではこれが7年目。……7年?! え? このブログってもうそんなにやってんの?! うわぁ……ヒくわぁ……。なお、グランプリ企画自体は身内向け地下ページ時代からやっているので11年目。11年目……ドン引きよ(CVあけこ)。まぁ、結局一事が万事、全部言語化しないと気がすまない体質が悪いんや。いや、でもね、これを書くっていうモチベーションがないと、ただでさえ流し見でダラダラ消化するだけになりがちなアニメ視聴姿勢に歯止めがかからなくなってしまうからね。どんなクソアニメでも一期一会です。しっかり受け止めて、人生の糧にしていきたいものですね。アニメで人生狂わされてるから糧も何も無い気もするんだけども。なお、昨年分はリンク参照のこと。それ以前のデータも同様に「アニメ・雑記」タグから遡れます。 毎年のことなので断り書きをコピペしておくと、タイトル賞の選出は何故か毎年「仮装大賞」の賞に依っており、タイトル部門以外の賞は、基本的に3位まで取り上げてある。そういや最近は「仮装大賞」も見てないなぁ。欽ちゃんはまだ元気に司会をやってるんだろうか。 今期エントリーされたのは、「2015年4月期以降に終了した、もしくは現在放送中である」ことを条件としたある程度最後まで視聴していた以下の152作品。作品数については毎年ギャーギャー言ってるし、数だけで言えば昨年の149本よりもさらに増えているが、実はこれには理由があって、今年は何故かしらないがショートアニメの数が一気に増加した年なのである。「ウルトラスーパーアニメタイム」のような枠が出来たことで、去年まで視聴していなかった「闇芝居」みたいな作品に触れる機会も生まれ(正確には「影鰐」が割と面白かったのでその後に始まった「闇芝居」の3期を見始めた)、昨年の時点でショートアニメは15本になって「増えたなぁ」と思っていたのに、今年はさらに増えて23本。これをさっ引いて考えれば昨年は133本、今年も分割クールや単発ものを引けば128本になるので去年よりも減ったとも言える。まー、それでもかなりしんどいことには依然変わりなく。今の生活スタイルもそろそろ終焉を迎えそうだし、今年か来年あたりがこのグランプリ企画の最後になるかもしれない(毎年そう言ってるが)。一応記録を残しておくと、過去9年間の本数の推移は76→74→59→67→90→103(93)→132(121)→149(133)→152(129)となっている(括弧内がショートアニメや分割をまとめた実質本数)。こうしてみるとやっぱり2013年に何があったんだよ、って気がするな。AT-Xに加入したのがこのへんだったのかな? 一方、劇場作品は冬の映画ラッシュもあって年間9本で、昨年よりも少し増えた。業界の劇場版押しの空気もあるが、最近は「単なる総集編」みたいな残念映画じゃないものも増えたし、OVA程度のちょっとした特別版を安価で見られる機会も増えているので、今後も劇場に足を運ぶ回数は増えるんじゃないかと期待している。まぁ、あとはぶっちゃけガルパンショックがでかかったな。あれ以降は無闇に劇場の敷居が下がったから。ちなみに劇場作品視聴本数の変遷は過去8年で7→4→6→12→8→6→9と、それなりに安定している。来年はどうなりますことやら。なお、毎年のことだが劇場作品については「基本的に」このグランプリの選出規準からは外すようにしている。評価の軸がずれてしまうというのが大きな要因だが、やっぱりシリーズアニメの方が思い入れは強くなるからね。
○一応ある程度見ていたエントリー作品(アイウエオ順・ショートアニメは()で表示) 「アイドルマスターシンデレラガールズ」「蒼の彼方のフォーリズム」「青春×機関銃」「赤髪の白雪姫」「アクエリオンロゴス」「アクティヴレイド 機動強襲室第八係」「亜人」「アルスラーン戦記」「暗殺教室」(いとしのムーコ)「ヴァルキリードライヴマーメイド」(うーさーのその日暮らし夢幻編)「うしおととら」「うたのプリンス様マジLOVEレボリューションズ」「うたわれるもの偽りの仮面」(浦和の調ちゃん)「えとたま」「OVERLORD」(おくさまが生徒会長!)(教えてギャル子ちゃん)(おじさんとマシュマロ)「おそ松さん」「俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」としてゲッツされた件」「俺物語!」「終わりのセラフ」「終わりのセラフ -名古屋決戦編-」「終物語」(温泉幼精ハコネちゃん)「学戦都市アスタリスク」(影鰐 -KAGEWANI-)「がっこうぐらし!」「ガッチャマンクラウズインサイト」(彼女と彼女の猫)「かみさまみならい ヒミツのここたま」「牙狼 -紅蓮ノ月-」「ガンスリンガーストラトス」「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」「GANGSTA.」「境界のRINNE」「金田一少年の事件簿R(第2期)」「銀魂°」「空戦魔導士候補生の教官」「Classroom Crisis」「グリザイアの楽園」「黒子のバスケ(3期)」「K RETURN OF KINGS」「ケイオスドラゴン赤竜戦役」「GATE 自衛隊、彼の地にて斯く戦えり」「「血界戦線」「攻殻機動隊ARISE」「紅殻のパンドラ」「GO! プリンセスプリキュア」「ご注文はうさぎですか??」「GOD EATER」「この素晴らしい世界に祝福を!」(この男子、魔法がお仕事です)「コメット・ルシファー」「コンクリート・レボルティオ」「最弱無敗の神装機竜」「櫻子さんの足下には死体が埋まっている」「実は私は」「シドニアの騎士 -第九惑星戦役-」「下ネタという概念が存在しない退屈な世界」「Charlotte」「シュヴァルツェスマーケン」「城下町のダンデライオン」「少女たちは荒野を目指す」「SHOW BY ROCK!!」「昭和元禄落語心中」「食戟のソーマ」「ジョジョの奇妙な冒険SC」「進撃!巨人中学校」「新妹魔王の契約者 BURST」「スタミュ高校星歌劇」「すべてがFになる」(石膏ボーイズ)「戦姫絶唱シンフォギアGX」「蒼穹のファフナーEXODUS(第2期)」「それが声優!」「対魔道学園35試験小隊」「ダイヤのA Second Season」「だがしかし」(旅街レイトショー)「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」「Dance with Devils」(旦那が何を言っているか分からない件2スレ目)「DD北斗の拳2+イチゴ味」「ディバインゲート」「Dimension W」「てさぐれ!部活ものすぴんおふプルプルんシャルムと遊ぼう」「デュラララ!!×2転」「デュラララ!!×2結」「電波教師」(どうしても干支に入りたい)「To LOVEるダークネス2nd」「トリアージX」「ナースウィッチ小麦ちゃんR」「長門有希ちゃんの消失」「虹色デイズ」「ニセコイ:」(にゅるにゅる!! KAKUSENくん(第2期))「ノラガミ ARAGOTO」「ノルン+ノネット」「のんのんびよりりぴーと」「ハイキュー!! セカンドシーズン」「ハイスクールD×D BorN」「灰と幻想のグリムガル」(ハッカドール THE あにめ〜しょん)「ハルチカ~ハルタとチカは青春する~」「ハロー! きんいろモザイク」(ぱんきす!2次元)「パンチライン」(ビキニ・ウォーリアーズ)「緋弾のアリアAA」「響け!ユーフォニアム」「干物妹!うまるちゃん」「ファンタシースターオンライン2 ジアニメーション」「Fate/Kaleid Liner プリズマイリヤツヴァイヘルツ」「Fate/stay night[UBW]」(不思議なソラメちゃん)「ブブキ・ブランキ」「プラスティック・メモリーズ」「監獄学園」「プリンス・オブ・ストライド・オルタナティブ」「ベイビーステップ(第2期)」「ヘヴィーオブジェクト」「放課後のプレアデス」「僕だけがいない街」「魔法少女リリカルなのはVivid」「ミカグラ学園組曲」(ミス・モノクローム)(ミリオンドール)「無彩限のファントム・ワールド」「モンスター娘のいる日常」「やはり俺の青春ラブコメは間違っている。続」「山田くんと7人の魔女」(闇芝居(第3期))「ヤングブラックジャック」「ゆるゆりさん☆ハイ!」「妖怪ウォッチ」「ラクエンロジック」「落第騎士の英雄譚」「ランスアンドマスクス」「乱歩奇譚」「ルパン三世」「レーカン!」「霊剣山 星屑たちの宴」「六花の勇者」「WORKING!!!」「ワールドトリガー」(わかば*ガール)「ワンパンマン」
○今期視聴した劇場アニメ作品 「ラブライブ! The School Idol Movie」「心が叫びたがってるんだ。」「蒼き鋼のアルベジオ -ARS NOVA- Cadenza」「ARIA The AVVENIRE」「リトルウィッチアカデミア 魔法仕掛けのパレード」「ガールズ&パンツァー劇場版」「傷物語Ⅰ 鉄血篇」「ガラスの花と壊す世界」「selector destructed WIXOSS」 この記事は4本で1セットになっています。
<アニメソング部門> カラオケ戦士俺にとってとてもとても大切なアニソン部門。自分で歌うようになってからというもの、随分選出規準も変わってきた気もしますが、好きな方向性に変化はありません。ただ、以前は曲と映像で半々のウェイトだったところが、やや曲に偏るようにはなったかな。あと、自分で歌いやすいとか、歌っててトランス出来るとかいう部分の加点も多くなりました。男声ボーカル曲も以前より聴くようになったので、その辺は良い変化なのではないかと。いや、誰も興味無いだろうけども。一応、今回も「各クールで一番熱心にカラオケで練習したで賞」をランキングとは別にピックアップ。
春クール・「DREAM SOLISTER」(響け!ユーフォニアム OP) 夏クール・「L.L.L.」(OVERLORD ED) 秋クール・「群青サバイバル」(青春×機関銃 ED) 冬クール・「Beat your heart」(ブブキ・ブランキ OP)
上記の中だと特にお気に入りは「L.L.L.」ですかね。アルベドさんのヒドインっぷりが完全に表現されたマッドな歌詞がこんなにイカしたハードロックになるのがたまりませんわ。映像も合わせて見ると完璧なアルベドさんのイメージビデオとして楽しむことが出来ます。「DREAM SOLISTER」は今期大活躍だったTRUEの曲の中でも飛び抜けて明るく元気の出る曲。映像は流石の石原監督。池田さんの作画とも相まって京アニ的完成品の赴き。山田さんが演出してるエンディング「トゥッティ!」ももちろんナイスだ。 さて、その他の曲もたくさん見ていきたいが、まずは「いつものアニソンシンガー」部門。昨年も2曲を提供して盛り上げてくれたAKINO with Bless4からは「Golden Life」。相変わらず無茶な高音域のかっ飛ばし方がオープニングからアゲてくれます。同様にアゲまくるテイストでいえばfhanaの「虹を編めたら」。なんか、fhanaの高音パートの無茶苦茶さは作品を重ねるごとに凄まじくなっていく気がするわ。アニソンシンガーとしては意外な方向から出てきたのは、酒井ミキオの「アイデンティティ」。久しぶりの登場だが、テイストは相変わらずだし、ばっちりはまってたのは嬉しいところ。より阿漕なヒーローソングとしてならZAQの「カタラレズトモ」も良い。エクウスの古くさい出撃コールとか、ずるいよなぁ。 今期(も)ピックアップしていたらやたらと声優歌唱のアニソンが多くなってしまったのは私の性質上致し方ないところだが、まずはソロでの作品をピックアップしていくと、愛らしさと憎らしさ、やかましさが絶妙に作品にマッチしたりえしょんの「リトライ☆ランデヴー」。作品同様、何度見ても退屈しない上質のドタバタアニソン。ソロデビューおめでとう。若手の進出という意味で注目なのは田所あずさによる「純真always」。ころあずの声は理屈抜きで元気をもらえる。娘にしたい愛らしさ、ルルの可愛らしさも改めて確認出来る。ソロデビューおめでとうといえばもう1人、早見沙織の「その声が地図になる」。1期OPも良かったが、個人的には2期の方がみさおらしさが出ていてよりお気に入りだ。しっとり聞かせてくれる路線では「トワイライトに消えないで」も素敵。はらみー本当にいい女。ガラッと変わって駄目な方向に吹っ切れて「らしさ」になっている声優といえば、上坂すみれによる「Inner Urge」。これが共産思想です(嘘です)。あまり注目されないところでは、藏合紗恵子による「triage」。藏合の格好良さはもっと世に知られても良いと思うのだが。そして格好良いといえば毎年お馴染み、原田ひとみによる「Overdrive」である。オーバー、ドラ↑あ↓あ↑あ↓あ↑あ↓あ↑あ↓あ↑あ↓あ↑あ↓あ↑あ↓↓あ↑あ →→→↑あ→イブ! 声優ユニットに寄るよりキャラソンとしての性格が強い部門では、映像の何かホイホイっぷりがやばすぎてどうにかなる「ときめきポポロン♪」。この映像を作ったヤツは日本をどんな国にしたいというのだ。あぁ〜〜〜チマメ〜〜〜。別方向で日本をおかしな国にしようと企んでいるのは「最高速Fall in love」。わが国のガバガバの貞操観に乾杯。ちょっと視点を変えて萌え方向からずらしてみると、「自力本願レボリューション」なんてどうでしょう。映像の謎モーションが気付けば癖になってますよ。さらに異色なところでは、曲中でラジオ番組をぶっ込むという謎展開の「あなたのお耳にプラグイン!」。すげぇ試みだなぁ、と思ってたら、まさかそのすぐ後にも同じように曲内ラジオのアニソンが作られるとは……。可愛らしさではこっちの映像が珠玉。曲の特異性でいうと、個人的に新感覚だったのは「放課後革命」。ボカロ文化ってほとんど触れたことがないので、微妙に予想を外してくるメロディラインが何とも歌いづらかったけど、癖になったもので。そうそう、声優ユニット曲ということで、一応今期にカウントされるはずの「僕たちはひとつの光」もここでピックアップしておきますね。一曲選ぶとしたらやっぱりこれだろうなー。 さて、残りはベスト3を含めて10曲。まず、普段絶対に触れないテイストというところでは「スピードと摩擦」(リンクはPV)。こういう不可思議な世界観の楽曲にも分け隔てなく接する機会があるというのはアニソンの良いところ。アニメ本編もこの曲の雰囲気に寄せて、どっかデカダンスな雰囲気の作劇にしてくれれば良かったんだけども。さらにどこか気怠げな雰囲気を接続するなら、「薄ら氷心中」。みよ吉役の林原めぐみが椎名林檎の楽曲を歌い上げるという、刺さるファンにはたまらないコラボレーション。映像の方もしっかりこの雰囲気に合わせられたアダルトな仕上がり。こういうアニメ演出は本当に貴重だ。強引に「昭和」で繋いでしまうなら、やはり話題性では群を抜いていた「はなまるぴっぴはよいこだけ」。作品人気にあやかって、みたいなところもあるのかもしれないが、あの世界観から逸脱しないで映像と曲がちゃんと導入になっていたのって、考えてみれば結構な功績だったのでは。 転じて、まっとうな「アニメのオープニング」として非の打ち所のない正統派ならば「stella-rium」をあげておきたい。映像のスマートさも相まって、大きく期待感を高めてくれるアニメオープニングのお手本のような出来である。カップリングにつくキャスト歌唱バージョンのアレンジも秀逸。知り合い曰く、「劇場版の主題歌はこれにしてくれ」とのことだが、個人的には「劇場版を作るならこの曲がエンディングに流れるのに相応しいデザインにしてくれ」とは思う。キャストの歌唱の中でもやたらと感じ入ってしまった一本に、「ここんぽいぽいここったま!」という隠し玉もあります。歌可愛い、映像可愛いという二重ヒットの作品だが、やっぱりこうして聞いていると豊崎ボイスってのは唯一無二だよなぁ。 あとはとびきり御陽気に。今期を席巻したアニソンといえば何といっても「シュガーソングとビターステップ」だろう。リンクはPVだが、アニメ映像の方も合わせて楽しんでの完成形である。あのはっちゃけっぷりは本編の雰囲気を完璧に再現していたし、無闇に楽しかったのでオープニングと合わせて完全な「作品の看板」になっていた。そして、問答無用の電波ソング「スーパーウルトラハイパーミラクルロマンチック」もエンディングテーマであった。やっぱり私の原点には電波ソングがあるな、と痛感するこの中毒性。井口の歌は元気がでるね!(昨年に引き続き)。 さぁ、あと3曲見ていこうか。
第3位 ‘05 「Canvas2」 ED 「NA NA IRO」 ‘06 「涼宮ハルヒの憂鬱」挿入歌 「God knows」「Lost my music」 ‘07 「Myself:Yourself」OP 「tears infection」 ‘08 「マクロスF」25話挿入歌 「娘々サービスメドレー」(ライオン) ‘09 「乃木坂春香の秘密ぴゅあれっつぁ♪」OP 「挑発Cherry Heart」 ‘10 「みつどもえ増量中!」OP 「我が名は小学生」 ‘11 「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」ED 「secret base 〜君がくれたもの〜」 ’12 「這いよれ! ニャル子さん」 OP「太陽曰く燃えよカオス」 ’13 「有頂天家族」OP「有頂天人生」 ’14 「デス・パレード」OP「Flyers」 ‘15「戦姫絶唱シンフォギアGX」挿入歌「殲琴・ダウルダヴラ」 歌と! 言えば! シンフォギアだぁぁァァ!! というわけで当然入ってきますよ、絶唱がね。とはいえ、遡ってみたらシンフォギアソングで過去にランクインさせたのって1曲だけだった。まぁあんだけいっぱいあるのでどれか一曲選べって言われると困ってしまうのでね。今年の場合、この選出は後述の声優部門で水瀬いのりを選出したかった分も加味してのランクインととらえていただければ。この「ダウルダヴラ」は、本編で明らかにされるまでシークレット扱いされていた8枚目のキャラソン。2期では未来さんがこのポジションについていたわけだが、今回はまさかの敵ラスボスから絶唱が響いてくるというサプライズ展開だった。1期ではあおちゃん、水樹そして彩陽と固めたキャスト陣に、2期ではぴかしゃ・ジョルノ・かやのんが喧嘩を売るかたちで「歌える声優大集合」みたいな様相を呈しており、ここに3期目で新しく参入する人間ってどれだけのプレッシャーがかかるんや、と思ってたところにまさかのいのすけ。当時はまだソロデビューもしておらず、他所でのキャラソンのイメージしかなかったので、まさかここまで歌える声優だとは思っていなかった。これまでのいのすけキャラとはがらりとカラーを変えたキャロルの歌唱スタイルは彼女の新次元を切り開く大きな一歩になると同時に、作中でも「錬金術による絶唱」という絶望的なパワーと悲哀をもたらした。そのインパクトたるや、ひょっとしたらソロ歌唱のシンフォギアソングではトップかもしれない。是非とも4期5期ではキャロルの復活から新曲をぶっ込んできてほしいものだ。もちろん、テイストはこのままの破滅型でお願いします。
第2位 ‘05 「ゾイドジェネシス」ED 「ありのままでLovin’U」 ‘06 「武装錬金」OP 「真赤な誓い」 ‘07 「ひぐらしのなく頃に解」OP 「奈落の花」 ‘08 「狂乱家族日記」OP 「超妻賢母宣言」 ‘09 「獣の奏者エリン」OP 「雫」 ‘10 「けいおん!!」OP 「Utauyo!! MIRACLE」 ‘11 「神様ドォルズ」OP 「不完全燃焼」 ’12 「坂道のアポロン」 OP 「坂道のメロディ」 ’13 「戦姫絶唱シンフォギアG」第4話ED「教室モノクローム」 ’14 「ガンダム Gのレコンギスタ」ED「Gの閃光」 ’15 「干物妹!うまるちゃん」OP「かくしん的☆めたまるふぉ〜ぜっ!」 シンフォギアソングの次は、こちらも私の中ではお馴染みの太田雅彦作品である。こちらも過去のランキングで1曲入ってますね(「我が名は小学生」)。太田監督の映像の魅力といえば、何といってもそのちまちました賑やかさ。とにかく細部にまで手抜きを許さず、ネタを提供するなら徹底してネタを盛り込み、オープニングでは絶対に退屈させずに作品世界にぐいっと引きずり込もうという意志が感じられる。今作もうまるのちまっこさが見事にこの作風に噛み合っており、うまる本人の歌唱による憎たらしいまでの愛らしさが曲・映像に完璧なリンクを作る。作品自体が「うまるの可愛らしさ」に全力で依存する非常に潔いものであり、うまるの魅力が伝わらなければ全てがぶち壊しになってしまうため、アニメ化は簡単なようで難しい作業だったはず。オープニングもその例に漏れず、視聴者はこの冒頭の90秒で作品のイメージを固めてしまうだろう。その重責を負わされたオープニングは、これ以上無い形で視聴者に作品の伝達を果たしている。一言でまとめれば「うまる可愛いやんけ」以外には何もないのだが、それだけで充分なのだし、それを満たすのがどれだけ難しいことか。まさに職人芸である。 それにしても可愛いな……。
この記事は4本で1セットになっています。
<キャラクター部門・女性キャラ> さて、ヒロイン部門は当然数が多いので効率的に処理していきたいところではあるが……これ、書く時にもかなり壮絶な取捨選択が行われてますからね。「あのキャラがいない!」で恨まないでくださいね。単純に忘れてるだけかもしれないけどね。 さて、男性部門と同様にまっとうな主人公の候補から見ていくと、今年最初のヒットを飾ったヒロインといえば、ここまで何度も登場している「えとたま」より、にゃ〜たんを出さないといけない。掛け値無しの弾丸りえしょんキャラという大きな武器を持つにゃ〜たんは、とにかくしゃべって動くだけで常にフルパワー。もう、各方面からお腹いっぱいですわ。同作のヒロイン勢はパワフルなキャラが多かったが、ホームランの数ではにゃ〜たんに引けを取らないモーたんや、死に芸という謎のポジションを確立したDEATHデス娘のウリたんなど、いくらでも選出できそうなキャラがてんこ盛り。 さらに賑やかしのヒロインといえば、やっぱりデレは力強い方がいいですよね、アルベド(OVERLORD)さんも外すことは出来ないだろう。ヒドインという新たな称号を獲得した圧倒的痴女力、そして顔芸。うーん、モモンガ様は幸せだなぁ! 上で登場した作品で外せないヒロインといえば、やはり黄前久美子嬢(響け!ユーフォニアム)も挙げておくべきだろう。彼女の身の丈に合った「青春」こそが作品の最大の魅力。そう考えれば、魂の交感百合という超次元を成し遂げた高坂麗奈嬢も外せないし、そんな世界を統べる神の役割を果たした田中あすか先輩の名前も挙げておくべきか。やっぱり作品単位でごそっと候補が並び立ちますね。 多少毛色を変えて、メインヒロインの中でも大変な役回りを任された人物にはみよ吉(昭和元禄落語心中)なんて苦労性の女性も。振り返ってみて、彼女の人生を幸せなものだったと言えればよいのだけど。同じく苦労性ながらも、なかなかそれを顔に出さない仮面のヒロイン、柊シノア嬢(終わりのセラフ)も印象深い女性だ。お茶目さんには違いないが、時と場所は選ぼうな。彼女が出たついでに、一気に白雪さん(赤髪の白雪姫)、斧乃木余弦(終物語)あたりもピックアップしておいていいですかね。いや、何で並べたかはワカリマセンケド。 まだまだいるよ、変なメインヒロイン。意外なところからは、一宮エルナ(ミカグラ学園組曲)なんてどうでしょう。彼女の馬鹿可愛らしさは、珍妙な作品の中で最大の吸引力を持っていたと思うのですよ。珍妙さでいうなら負けちゃいない、真宮桜さん(境界のRINNE)なんてクールなヒロインも。彼女の手慣れた突っ込みと、時たまみせるりんねに見せる感情が無闇に可愛らしいのです。まっとうにヒロイン力は高いけどどこか目立たないのは、これまた苦労人、花咲里あさみさん(アクティヴレイド)。ダイハチは変な女ばっかりだけど、実は一番ネジが緩んでるのがこの子っていう可能性。あとアニメで動いててうれしかったヒロインっていうとギャル子(教えて!ギャル子ちゃん)っていうのもいるんですけどね。そして、メインヒロインには違いないが扱いが難しいのが丈槍由紀(がっこうぐらし!)。この作品がなりたったのは間違いなく彼女がいたからだが、これを褒めてよいものかどうか……。 メインヒロインのそばで支えながら友情を育み、時に友情の一線を越えてしまうレベルのナイスなお友達部門からは、真っ先にピックアップしたいのはチームプリキュア、天ノ川きららさんと紅城トワさん(GO!プリンセスプリキュア)。いや、ぶっちゃけトワさんよりもトワイライトが好きなんだけど、きららちゃんが今作の視聴モチベーションを大きく支えてくれていたのは間違いない。あんなエロい女子中学生とか、間違いなく犯罪であるし、しっかりと百合成分を育んでくれる努力の方向性は表彰もの。そして今期終盤に不思議な存在を見せたサブヒロインとしては、「実はこっちがメインじゃないか」疑惑もあった遠藤サヤ師(だがしかし)をピックアップ。ほたるさんよりサヤ師派です。彼女がココノツとのコミュニケーションに成功した時の眩しい笑顔は本当に素敵。 「友人」という枠で語るなら、ヒロイン勢の中から一歩抜きんでた西園寺うさぎちゃん(対魔導学園35試験小隊)。るみるみ+巨乳というキャラは、ひょっとしたらこれが最後かもしれないので、しっかりメモリーに焼き付けておきましょう。「ヒロインの親友」ポイントがMAXで振り切れた素敵なキャラといえば朝倉涼子さん(長門有希ちゃんの消失)。今作の主人公は朝倉さんだった説をずっと押しています。ここからさらに友情を強め、ジワジワ百合要素に傾けていくと、例えば病気がギリギリ常識の範囲内に治まったのはレトリー(SHOW BY ROCK!!)。他の連中が異星人だったり闇堕ちしたりしてる間、ずっとシアンだけを見続けた鉄の意志のすさまじさよ。残念ながら病気がデッドラインを超えてアウトだった人としては佐々木志乃さん(緋弾のアリアAA)。綺麗な百合とサイコレズは紙一重ですなぁ。 毎年個人的に盛り上がりを見せるのは「ライバルキャラ、巨悪」なわけですが、正直、今年はあんまりこの部門からのエントリーがない。もちろん誰もいないわけではなく、例えば「敵」にカウントするのは心が痛むが、ジリジリと精神を痛めつけてくれた難しいポジションにはフミタン・アドモス(機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ)の名前が。フミタンマジふみタン。彼女がいなくなってから露骨に視聴モチベーションが下がってしまった自分が辛い。もっと素直に敵意をむき出しにしましょう、緑川花さん(監獄学園)。生徒会3人娘はどの子も甲乙つけがたいサディスティックな魅力があるが、花さんは最終回の「馬鹿になるぅ!」で殿堂入り。花澤香菜を汚しては……いや、もうだいぶ汚れてるからいいや。さらにストレートな敵キャラというと、バトルアニメからはガリィさん(戦姫絶唱シンフォギアGX)をチョイス。当初、CVが公表されてからはミカの活躍を楽しみにしていたのだが、いざ蓋を開けるとガリィさんの傍若無人さが癖になったのですよね。ギザギザ歯っていうのはよい萌えポイントだ。あ、既にアニソン部門でランクインしてるようなもんなのでキャロルちゃんは選考からはずしますよ。「エロいコスチュームの幼女」というだけでも殿堂入りの気配がありますけどね。あ、「エロい幼女」枠でついでにパピ(モンスター娘のいる日常)も入れておいてください。モン娘勢では個人的にはパピのダイレクトな活躍が一番印象に残ってます。他の連中もよいのだけどねー。あとヘンテコモノノケ枠だと……ルル(無彩限のファントム・ワールド)? 彼女の立ち位置って結局なんだったんでしょうね。ルルは普通にしてても健康エロ可愛いし、デフォルメになってもどっかエロさがあるのにヤらしさがないのがいいよね。 さて、以下にあげる5人は、本当に悩みに悩んで最終選考で惜しくもベスト3に入らなかった面々。年次が違えば充分トップを狙えた人材である。まず、今年最後のアニメシーンを大いに盛り上げてくれた作品からは、女神アクア(この素晴らしい世界に祝福を!)。もう、あの駄目可愛さは奇跡の配剤。クソムカつく女なのに可愛いってずるいよな。面倒な女に惚れないように注意しなきゃ……でもなぁ、金払えば何とかしてくれそうなところとか、いいですよね(ナニをとは言わないけど)! 夏クールからは、これまた正統派を逸脱して「面倒臭い」属性を筆頭に掲げるメインヒロイン、土間うまる(干物妹!うまるちゃん)がエントリー。作品内では海老名ちゃんなどのライバルも色々といたはずだが、やっぱりうまるの愛嬌があって初めて成立する作品だったのは間違いないし、視聴者はみんなでお兄ちゃん気分を味わうのが至福なのだ。面倒な女は可愛い。男ってのはチョロいもんだ。 せめて非現実くらい、尽くしてくれる女性を選びたいもの。そんなときにぴったりな女性が、クラリオン(紅殻のパンドラ)。……いや、ロボだけどね。メイド服だけどね。猫耳だけどね。登場時に「どんだけあざとすぎるテンプレ萌えキャラやねん」と思ったものだが、クラりんの魅力はそんな些末なものじゃない。いや、猫耳は必須だけどさ。彼女の愛らしさは、メイド服も、ロボも、すべて無関係になったへちょ絵の時にこそ訪れる。「もうコード全部引っこ抜いて」しまっていいのだ。単に「なんか白い塊」になったときのクラりんが一番可愛い。ある意味エポックメイキングなキャラなのは間違いない。もっともっと尽くしてくれる一途な女性がいいですか? だったらもう、ムーコ(いとしのムーコ)しかいませんよ? お? 猫耳の次は犬耳か? っつうか完全に犬か? ……まぁ、ムーコの場合は「ヒロインの可愛らしさ」っつうか「犬の可愛らしさ」なんだけどさ。しょうがないじゃん、動物大好きなんだもん……基本は猫派だけど犬だって好きだよ。柴犬の愛らしさってのは相当なもんだ。今作の場合、アニメーションとしては安価だけどちゃんと原作通りの魅力が出てたし、何より吉田仁美演じるムーコの勢いが毎朝毎朝エネルギーになりました。犬万歳! そして最後の1人は、そんな暖かさ、心やすさとは真逆の存在から、ナッシェタニア(六花の勇者)! 猫耳、犬耳ときたらオチはやっぱり(?)うさ耳ですよね。今期の「巨悪」枠は文句無く彼女のものです。最終回の彼女の表情が見たくてどれだけリピートしたことか。別れ際の「あっは!」っていう笑いが最高。 さて、残り3枠、いきましょうか。
第3位 ‘05 「灼眼のシャナ」より「“弔詞の詠み手”マージョリー・ドー」 ‘06 「天保異聞妖奇士」より「アトル」 ‘07 「バンブーブレード」より「千葉紀梨乃」 ‘08 「とらドラ!」より、「逢坂大河」とその他ヒロインズ ‘09 「デュラララ!!」より「セルティ・ストゥルルソン」 ‘10 「会長はメイド様!」より「鮎沢美咲」 ‘11 「47都道府犬」より「愛知犬」 ’12 「しろくまカフェ」より「笹子さん」 ’13 「サムライフラメンコ」より「真野まり」 ’14 「デンキ街の本屋さん」より「先生」 ‘15「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」より「ヘスティア」 由紀ちゃん、キャロル、そしてヘスティア様……やはりいのすけ強いな。もう忘れてしまった人も多いかもしれないが、今年度、アニメシーンは「例の紐」の狂乱から幕を開けたのだった。その後、紐は本当に「一時の熱狂」になり、すぐに収束して今作のことも割とあっさり数多のアニメの流れの中で埋もれていった感がある。しかし、やはりダンまちは楽しいアニメであったし、その楽しさの8割はヘスティア様がベル君の尻を追っかけて顔を赤くしたり青くしたりしていたおかげで生み出されたものなのだ。「主人公にベタぼれ 」「僕っ子」「ロリ」「巨乳」「女神」という禁断のかけ算。その結果、ヘスティア様はロリ特有の甘ったるさと、現代オタク用語ではバブみとも称されるような圧倒的包容力、母性すらも発揮する、まさに男の願望をそのまま具現化したような、ある意味で最も下世話な存在として顕現したのである。たとえ飽きやすいオタクがすぐに忘れ去ろうとも、あの意味の分からない紐は、間違いなくアニメのコスチュームの文化に一石を投じ、なんだかよく分からない伝説を残したのである。「紐一本で、業界はここまで震撼する」という現代アニメ文化の象徴的な事件として日本の歴史に刻んでおくべきだろう。まぁ、そんな歴史書は読みたくないけど。こうして振り返ると、春クールのヘスティアに始まり、冬クールのアクアで締める1年だったということに。……日本人はやっぱり女神様大好きやな。
第2位 ‘05 「地獄少女」より「閻魔あい」 ‘06 「うたわれるもの」より「トウカ」 ‘07 「キミキス pure rouge」より「二見瑛理子」 ‘08 「紅」より「九鳳院紫」 ‘09 「ささめきこと」より「村雨純夏」 ‘10 「刀語」より「否定姫」 ‘11 「花咲くいろは」より「四十万スイ」 ’12 「人類は衰退しました」より「“わたし”ちゃん」 ’13 「戦姫絶唱シンフォギアG」より「雪音クリス」 ’14 「selector spread WIXOSS」より「蒼井晶」 ‘15「下ネタという概念が存在しない退屈な世界」より「アンナ・錦ノ宮」 中の人の事情を懸案せずとも、今期のグランプリでアンナ先輩の名が刻まれることは登場時点から決定していた。これほどまでに規格外で、アニメの全てをぶっ壊しかねない危険なヒロインはこれまで存在しなかっただろう。全力で振り切れた「純粋」。全力でねじれた「正義」というものの恐ろしさを教えてくれる最強の「敵」であるアンナ先輩。彼女がいたからこその「下セカ」であるし、今作の肝である倫理観の倒錯は、彼女が一人で全てを背負って体現してくれていた。 アンナ先輩のキャラ特性というと、そのイカれたストーカー的な言動にばかり注目が行きがちであるが、彼女の本質はそうしたネジの外れた部分ではなく、幼少期から与えられた純然たる「正義」を守る鉄の意志にこそある。そのために彼女は規格外の体術などの「執行する力」を自らの努力で手に入れ、母の教えを守るため、その力をたゆまず奮い続けている。作中では既に完成形に到っているので描かれていないが、彼女こそが、作中で努力・勝利というテーゼに最も近い人物なのだ。しかし、彼女にはただ一つ、「友情」の部分が欠けていた。そして、それは「愛情」とも言い換えられる。この世界の最大の歪みは、性の概念が完全に欠落しているために、どれだけ「愛」を語ろうともそれが永久に満たされないことである。アンナ先輩は、あまりにも純粋さと善に貪欲でありすぎたために、その身に世界の歪みを全て抱え込んでしまった。その結果として、初めて本能的に「愛」を認識した途端にあのイカレた言動が発露するようになってしまったのだ。アンナ先輩が幸せになれれば、この世界は全てが丸く収まる。そういう意味では、世界=アンナ先輩と言いきってしまっても良い。「過度な規制社会との戦い」を描くという大上段の目標も、最終的にはアンナ先輩を幸せにすることでカタルシスを迎える設計に落ち着く。これだけの大役を任されながら、一切の迷いも弱さも見せずに駆け抜けたアンナ・錦ノ宮は、文句無しで最高のヒロインなのだ。 そして、たくさんの記事で何度も書いているので繰り返しになってしまうが、やはりこのアンナ先輩のバイタリティというものは、その声に宿っていたということを繰り返し強調していきたい。まつらいさん、あんた、世界を作ったんだよ。
第1位 ‘05 「ぱにぽにだっしゅ」より「レベッカ宮本」 ‘06 「ローゼンメイデン・オーベルテューレ」より「水銀燈」 ‘07 「ひぐらしのなく頃に解」より「鷹野三四」 ‘08 「SOUL EATER」より「’魔女’メデューサ」 ‘09 「CANAAN」より「リャン・チー」 ‘10 「けいおん!!」より「田井中律」 ‘11 「よんでますよ、アザゼルさん。」より「佐隈りん子」 ’12 「中二病でも恋がしたい!」より「凸守早苗」 ’13 「魔法少女まどか☆マギカ新編 叛逆の物語」より「暁美ほむら」 ’14 「PSYCHO-PASS2」より「霜月美佳」 ‘15「ガールズ&パンツァー劇場版」よりドゥーチェ・アンチョビ(安斎千代美) 2年前と同じ措置です。グランプリの設定自体が適当なことについては、心より謝罪を申し上げます。今期テレビシリーズのアニメグランプリに関しては、2位のアンナ先輩がトップということです。しかし、今年度のアニメを語る上で、この作品だけは外すことが出来ない。一枠だけここで使わせてくれ! ガルパンは、ガルパンは……。 実際のところ、これでもかなり抑えている方なのである。ちょっと油断するとヒロイン部門が上から「ドゥーチェ」「ミカ」「ローズヒップ」とかになりかねないところだったのだが、流石にそこは我慢出来た。しかし、一昨年の「まどマギ」の時とは問題が異なっているのでまた悩ましい。「まどマギ」の場合、あの作品の全てを「暁美ほむら」という1人のキャラクターに集約することが出来た。作品全体を評するのに、この1部門だけでもまとめられた。しかし、ガルパンはむしろ真逆のアニメ。何十人もの女の子がひしめき合い、その1人1人にドラマがあるのが最大の見どころ。とてもじゃないが1人のヒロインをピックアップすることなんて…………いいや! するね! 俺はするね! じゃぁドゥーチェだ。選択の余地はないんだよ! OVAアンツィオ戦からぽっと出の存在であるドゥーチェ。彼女の活躍が描かれたのはあのわずか30分ちょっとのOVA(と本編の2秒くらい)だけであり、キャラの掘り下げなどはほとんど行われていない。キャラクターを好きになる時ってのは、そのキャラの内面を深く深く知ることで愛着が高まっていくものであり、テレビシリーズのヒロイン勢は皆それで目が離せなくなるものだ。しかし、ドゥーチェの場合には本当に一目惚れみたいなもんである。OVAでの短いやりとりだけでも分かる司令官としての風格、回りから信頼を集める人格、そして隠しきれない愛嬌。……もう、みんなでシュプレヒコールを続けるしかないのだ。劇場版においても、中盤まで彼女は一切姿を見せない。初見のときには「え? ひょっとしてドゥーチェが来ないなんてことは……」と、(本当にちょっとだけ)心配にもなる。しかし、満を持して駆けつけるドゥーチェの笑顔で、その不安が極上の喜びと信頼感へと転じる。ノリと勢いとパスタの国から、彼女は来てくれたのだ! その後も「とりあえずパスタをゆでる」「干し芋パスタでゴキゲンになる」「かけ算が出来ない」「叫ぶ」「喜ぶ」「やられる」。もう、全てがアンツィオだ。戦車道には、人生に大切な全てが詰まっているらしいが、ドゥーチェには、ガルパンに必要な魅力が全て詰まっているのだ。 是非、ガルパン2期シリーズを製作するなら、視点を大洗だけに定めずに全ての学校にチャンスを与えてほしい。時系列を考えればどうしてもドゥーチェの卒業後の話になってしまうだろうが、彼女がOGとしてアンツィオに檄を飛ばす姿を見せてほしい。解説役として、見事にパスタを語る彼女を見せてほしい。 我々は、ノリと勢いをいつでも求めているのだ。
○「聖戦ケルベロス 竜刻のファタリテ」 3 ソシャゲの時間だァァァア! すっかりアニメジャンルの1つとして定着したソシャゲアニメ。「絶対防衛レヴィアタン」「神撃のバハムート」と、やたら幻獣の名前がタイトルについてる印象があるけど、多分気のせいだな。前者に到っては無理矢理ひねくり出してきた感あるしな。 さて、ソシャゲアニメの売りといえば、何と言ってもその潤沢な資金力である。いや、もう上であげた前例を見た時点で何か間違ってる気もするんだけど、「神バハ」が凄かったのは事実。ソシャゲの運営に成功して稼いだあぶく銭、アニメ業界を支えるために使っていただけるならば大歓迎。金は使って回すのだ。このアニメの元になってるソシャゲがどれほどの規模なのかは全く知らないが、わざわざアニメになるってことは「艦これ」同様に人気もあるに違いないし、さぞかし儲かっていて、良いアニメが出てくるのだろう……。 お? なんぞこれ? なんか、すごく懐かしい香りがする……。そうだな、間違いなく言えるのは、「神バハ」よりは「レヴィアタン」が近いな。いや、違うな、これはゲームはゲームでもソシャゲじゃなくて……「ブレイドアンドソウル」と同じ匂いが……。なんだかもう、1話目からやる気が無い。どんなアニメでもなんとか見栄えを良くしようと頑張る1話目の時点で、既に画に覇気がない。アバンでやってた竜をとらえる儀式のあたりはまだ見られたのだが、そこから先のメインは背景もチープだしキャラの動きももっさりしてるし。一番笑ったのは主人公の父親(?)が大剣を抜いてバシッと構えるところ。せっかくパース作って決めポーズなのに、エラい安っぽいんだ。主人公の剣が短小なのはもちろんこの後にネタとして使うからなんだろうが、画面の貧弱さにより磨きをかけており、全く格好良さが無い。構成もなんとも盛り上がりに欠け、小僧がなんか印章みたいなものを盗んで逃げるところの緊張感のなさとか、1つ1つのシーンが単に「何をやってるか分かる」だけで引きこまれるものがない。当然、シナリオは誘致要因があるはずもなく、何をモチベーションに見ていいのか分からない。 まぁ、ここから何が起こるかは分からないのだから、普段なら1話目からあんまりネガティブなことは突き詰めないようにはしてるのだが……この1話目から上に伸びそうな気配は全く感じられないので、せっかくだから期待を込めて星三つです。ちなみに製作と監督は「ノブナガン」と同じだって。……どう反応していいものか困るな……。 ○「ばくおん!!」 5 「女子高生+α」もの。今回はバイクでございます。 原作未読だが、連載開始当時にちょっと話題になっていたのを思い出す。「完全にけいおんじゃねぇかwww」みたいなこと言われてたけど、まぁ確かに、1話目を見ると主人公は完全に平沢唯さんだった。バイク(バンド)に触れるきっかけも似たようなもんだし、キャラの造形、しゃべり方、空気の読めなさまで、色々と 製作はトムス、そして監督はなんと西村純二。さて、この組み合わせは一体何がでてくることになるやら。監督の演出のしつこさがあるかどうか……と思ったら、今回はそこまでクドい演出もなく、素直に「萌えもの」のフォーマット。作画は可もなく不可もなくかなぁ。ひょっとしたらバイクのディティールとかはこだわってるのかもしれないが、そこは見ても分からんしなぁ。そして、ネタも当然バイク満載なわけだが……正直、何一つ分からん! さっぱりだ! 当方、普通免許は持っているが無限の時を過ごすペーパードライバーだし、その免許も身分証明のために取っただけなので車とかバイクとか、そういうものに一切興味は無い。バイク関係はかの有名なバイク板のおかげでネタとして聞きかじることはあるが、それを実際のバイクと結びつけて認識したことすらないかもしれない。おかげで今回の話を聞いていても、どういうネタで騒いでいるのかはさっぱりだ。 ……でもまぁ、別にいいんでない? 「けいおん」だって楽器知らなくても見られたわけだし。よさこい知らなくても「ハナヤマタ」は楽しめるわけだし。これから導入していく部分もあるだろうし、ディープなネタ回しは「そういうもんなんかなぁ」とスルーしてればいい。そこを理解しなければ話が進まないようなアニメでもなかろうし、「分かる人だけ分かってください」に文句を言うつもりはない。まぁ、100%で楽しめないなら多少残念ではあるが。割とエグいdisりネタもあるみたいだし、「平和な女子高生もの」として見る分には分からない方が平和な可能性すらある。 じゃぁ、私の専門はバイクでなくて何かといえば、そりゃまぁ、声優なわけですよ。もうね、メインキャストのパワーだけで僕は充分過ぎるくらいに満足してるんです。さぁ、今回も突っ込みポジションについたな、ゆーみん。勇者部の再来だな。けいおんで言うならりっちゃんのポジションである。あのもじゃもじゃはりっちゃんのような放っておけないカリスマを持っているとも思えないが、まぁ、風先輩くらいの天真爛漫さで色々と部活を引っかき回してくれるだろうさ。そしてそのゆーみんからRhodanthe*繋がりで奈央坊も参戦。今回も金髪! そして、そんなヒロイン勢の中心には、「なんか唯っぽい」主人公を務める上田麗奈。うえしゃまが全力でとぼけた方向に振りきれるとここまでふわっふわになるものなのか。こりゃすごいキャラに育ってしまいそうだぞ。この娘の眉毛は一体どうなってんねん。そしてあのヘルメット娘……キャスト当てられてないってことは、最後までしゃべらんつもりなのかよ。それはそれで凄いな。 |
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HN:
Thraxi
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声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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