最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
なんだ盗塁王?! 第24話。ラス前でこの球を投げてくるあたり、やっぱりこのスタッフは油断出来ない……。これ、最終回は相当ひどいことになるぞ。ここまで高低差つけてたら、恐ろしいカタストロフィが確実にやってくるぞ……。 温度差が激しいので大変なAパートから。ラス前ってことで、メインヒロイン(?)トト子の大きなメイン回。やっぱり、改めて見てトト子のキャラ造形ってのは奇跡的だよな。六つ子の強烈なキャラに埋もれないようにしっかりとガチクズでありながらも、サイコなイメージを加味することでどこかに危険な魅力も……いや、魅力はないか? 魚臭いからな。いや、でも「嫉妬やコンプレックスという概念自体を知らなかった」ってのはすごい設定だと思うぞ。深読みするに、幼少期の「おそ松くん」の時代には完全に「メインヒロイン」というキャラクター属性だけを与えられており、とにかくまわりから可愛いとしか言われてこなかった彼女の不幸で一面的な人生が、トト子をこんなサイコキャラに仕立て上げてしまったのだろう。ある意味では原作からの純正進化形と言えないこともないわけだ。ひょっとすると、しずかちゃんみたいな他のアニメのヒロインも、同じような末路を辿るのかもしれませんね……。でもまぁ、普通のアニメに石油王は来ないと思うし、石油inフラスコで乾杯はしないと思うけども。 そして改めて、やっぱり遠藤綾ってすごいと思う。「私って、ちやほやされるために生きてるみたいなとこあるじゃん?」とか、ガチで言ってほしい。彼女のどこか浮世離れした超越性は、トト子という無茶苦茶なキャラクターに不思議な実体感を与えている。いや、ひょっとしたらあり得なさに拍車をかけて彼岸まで持っていってしまってるだけかもしれないけども。中の人は結婚して幸せにやってますが、石油王がいたらそっちに行きそうではある。でも、面倒だから婚活パーティーには絶対行かなそう。未だ謎多き遠藤綾。彼女の私生活はもう二度と明かされることはないのです。 さて、切り替えてBパート、「手紙」。まー、ラストでシリアスを持ってくるってのは常套手段の一つではあるのでそこまで驚きはしないが、今作で厄介なのは「ラスト」じゃなくて「ラス前」にこれを持ってきて、まさかのTo be continuedで最後に持っていったこと。あかんやつやん。絶対今週のは盛大な前振りですやん。でもまぁ、シリアス一辺倒というわけでもなかったし、これまで培ってきた六つ子のキャラを存分に活かして、ちゃんとしたホームドラマになっているところは相変わらず周到である。だって、普通に考えれば「二十代半ば(推測)の息子たちがバイトを含めて働きに出たり、一人暮らしを始める」ってすげぇ普通のことだからね。わざわざこんなに大々的にやるような話題でもないからね。それを手放しで喜んでくれちゃってる松野家の両親はやっぱり甘々だ。まぁ、これまでの苦労を振り返れば喜びたくなるのも分かるけどね。お父ちゃん、よく1人でこんな苦しい財政を支えてきた。仕事のコネで息子を商社にねじ込めるあたり、そこそこの役職ではあるんだよな。 そんなわけで、ついに仕事が決まったのはチョロ松。親父さん、誰か1人を仕事に推薦する時に、悩みに悩んでチョロ松を選んだのだろう。まぁ、ライジング成分を控えめにすれば、一番人当たりが良さそうなのはチョロ松だからな。無事に仕事も決まり、現実に直面すればそんなにご大層なライジングも起こらない。とんとん拍子で一人暮らしまで話が決まり、松野家一同で珍しく8人の食卓。4人の兄弟の喜び方は意外と言えば意外。トッティのバイトですらあれだけ全力で足を引っ張っていた連中が、ここに来てシコ松の門出を素直に祝えたのはどんな事情からか。まー、トド松の場合は内緒で経歴詐称しながらのバイトだったし、「合コンとかの予定を全部秘匿してた」ってのが逆鱗に触れただけだからな。一家の中から稼げる奴が1人でも出てくるのは素直に喜ばしいことなのかも。 しかし、長兄のおそ松だけは事情が違った。明らかに苛立った様子、ギャグ無しで、マジのストレスを溢れさせ、しまいには無邪気な(?)十四松に爆発させた。彼の心情は、駄目な人間ならばすぐに共感できるもの。それは「変化への恐れ」である。これまでずっと6人一緒、食うも寝るも失敗するも、全部6人で変わらずにやってきたのに、突然訪れる環境の変化。そういうものに、駄目な人間はひどく弱いのだ。これまでのぬるま湯を変えられることが我慢ならない。まわりの兄弟がそうした共感を持つのではなく、脳天気に喜んでいることも、おそ松の怒りを増進させたのだろう。身の振り場所のないおそ松の怒りは、理不尽にも弟たちに投げつけられる。そして、ここで登場するあまりに格好良すぎるカラ松。そう、長男の駄目なところをたたき直すのは次男の役目なのだ。おそ松に進んで手を出せるのは、カラ松だけなのだ。このシーン以降、今回はとにかくカラ松が格好良いので、カラ松ガールズには垂涎のエピソードである。 その後は、蟻の穴から堤も崩れる。チョロ松の前進、おそ松の体たらくを見て、まずはトド松が変わる。チキンボーイの彼は相変わらず定職を見つけるまでには到らないが、とにかく家を離れて自活することで進化を目指す。まぁ、元々バイトはやれていた人間なのだから、そこからの延長で新たな生活までもう一歩だ。弟の奮闘を見て、カラ松も歩き出す。彼にはチビ太という盟友がおり、彼の優しさに甘える形にはなったが、それでもカラ松が本気だったからこそ、チビ太は受け入れてくれた。ひたすらエントリーシートを用意して就活に励むカラ松。リクルートスーツに身を包んだ彼はいつものサングラスをしておらず、過去の自分からの脱却を図っている。そして十四松にも変化が訪れる。元々六つ子の中ではピカイチのフィジカルを持つ五男は、他の連中と違って肉体労働にはそこまで抵抗を感じない(まぁ、他の5人も石油掘るのに迷いは無かったが……)。まさかのデカパン博士の縁も繋がり、彼は工場勤務のバイトから第一歩を踏み出す。いや、その後の大怪我の理由はよく分からないが……あと、なんでハタ坊が一緒に働いてるのかも分からないが……まぁ、そこはほら、十四松の世界だから……。そして一松は……よく分からんけど、なんか家を出たよ。結局最後までよく分からないな、一松。何が偉いって、ちゃんと十四松の旅立ちを見送ってから家を出てるところね。やっぱりこの2人の繋がりが六つ子の中では一番強い気がする。 そして残されたのは長男1人。彼は頑なに、意地になって今までの生活を貫き続ける。変化することは弱いことだ。これまで通りのスタイルで生きていけるなら、それを何故続けないのか。あいつらのニート魂は、そんなにも脆弱なものだったのか。食って寝て、うんこ製造器となりながらもおそ松は動かない。それが長男に、最後に残された矜恃なのだ。たとえそれがどれだけ社会的に間違っていても、彼は家を、六つ子のスピリットを守り続けるのである。格好良い……かは別にして。そして、そこにやってくるのはチョロ松からの手紙。はてさて、これで来週は一体……。 とまぁ、シリアスには書いてあるが……絶対ただじゃおわらねぇぞ。さぁ、来週は一体何がくるでしょうか。①爆発オチ ②うんこオチ ③概念オチ。まず間違いなく、一松はうんこすると思うね。 PR
Insult 嘲笑 (2)(R) R ソーサリー このターン、ダメージは軽減されない。このターン、あなたのコントロールする発生源がダメージをあたえる場合、代わりにそれは2倍のダメージをあたえる。 ----------------- Injury 負傷 (2)(R) 余波 〜は対象のクリーチャーに2点のダメージをあたえ、対象のプレイヤーに2点のダメージをあたえる。 上の効果はいわゆる「ラースの灼熱洞(10ED)」に、軽減不可の保険がついたもの。灼熱洞効果はそれだけでは何もしないため、単体での評価が難しい。一番シンプルなのは戦闘前に撃って全軍突撃するパターンだろう。これなら自軍のクリーチャーだけパワーが2倍。下準備は必要だが、下手したら白のお家芸である全軍増強よりも決定打になりうる。どうしてもクリーチャーが揃わない場合は、下のモードが「突き(MMQ)」なので頑張って6マナ溜めれば行きと帰りで合計8点の火力。まぁ、これはこれで悪い相談ではない。レアとしては地味だが、6マナ8点火力は許せる数字だろう。まぁ、この呪文は合わせて使うデザインはそこまで重要視されていないので、準備が整うまで待機して上のモードで一撃必殺、余裕が有ればお帰り、くらいでいいんじゃないだろうか。面倒ならディスカードから単なる「突き」としてつかい潰しても損は無い。下のモードの方が汎用性が高いのはなかなか悩ましいな。
Limit of Solidarity 結束の限界 (3)(R) U ソーサリー ターン終了時まで、対象のクリーチャーのコントロールを得る。それをアンタップする。それはターン終了時まで速攻を得る。 サイクリング(2) 「反逆の行動(ORI)」にサイクリングをつけたら1マナ重くなった。本当にそれだけのカード。サイクリングはキャントリップよりも弱いので大体1マナの追加で付与出来る計算で、本当に教科書通りのマナ勘定である。一応、今回はこの手の呪文がアンコになっているということは、黒赤サクリファイスみたいなデッキデザインは推奨されていないということ。普通に考えるとデッキインしてる時点でこれを使いたいデッキなわけで、サイクリングするのもどうかとは思うが……まぁ、あればあるだけで助かるのがサイクリングですんで。
「ニクスへの旅」に続いて2度目の再録。今回は不朽クリーチャーという明らかにターゲットにしているカード層が分かりやすく、以前よりもその恩恵を感じやすいんじゃなかろうか。そして何と言っても構築での働き。これがあればお手軽に「屑鉄場のたかり屋」をシャットアウト出来るのだ。まぁ、本体も狙える「傷痍流」とどちらを優先するかは難しいところだが、今後の世界では常に検討に値する1枚だろう。
Manticore of the Gauntlet 打擲場のマンティコア (4)(R) C クリーチャー・マンティコア 5/4 〜が戦場に出たとき、対象の、あなたのコントロールするクリーチャーに−1/−1カウンターを1つ置く。〜は対象の対戦相手に3点のダメージをあたえる。 これが7体目のマンティコアである。この世界のマンティコアって単なるネコ科の大型獣にしか見えないのだが……。一応尻尾は毒針なのでセーフ。赤では唯一の「修行」ギミック持ちで、適当な自軍クリーチャーを弱体化させるだけで5マナ5/4という充分サイズが手に入り、更に相手プレイヤーに本体ダメージをたたき込む事が出来る。あのピットファイターカマールさんがペットとして連れていた「血まみれ牙の炎獣(JDG)」と比べると、その性能の差には驚かされる。3点というのは決して無視出来る点数ではなく、こいつが2体出てくればそれだけで初期ライフは1/4を削り終わることになる。相手としても攻防のセーフティラインを上げざるをえず、こいつのアタックに対してはかなり神経を使う必要が出てくるだろう。これで白にブリンクギミックがあれば最高だったのだが、流石にそこまでかみ合わせの良い次元ではない。青と合わせて素直にバウンスするか、黒と合わせて一回墓地経由で使いまわすといいかもしれない。 なんやこれ……第24話。すごい、クライマックスって、こういうことを言うんだってことをまざまざと見せつけられた。 これまで感想書いたことなんて無かったのだが、流石に今週は記録を残しておく必要がある。とんでもない回、とんでもないアニメだった。この「ハイキュー」は1期の頃から非常に動画の質が高く、スポ根ものとして120点の作劇が素晴らしいアニメなのだが、2期にもなったし、そろそろ慣れてきていい演出がびしばし出ても「まぁ、ハイキューならこれくらい出来るな!」とすげぇ贅沢な処理をしてしまっていた。しかし、事ここに至り、クライマックスを盛り上げるためにスタッフは更なる極限にまで情熱を注ぎ込んできた。元々ダイナミックな原作絵も見どころなのだが、それをフルに活かしながら、アニメーションが予想を上回る魅力をガンガン積み込んでいくあまりにも幸せな完成度。これ、昨今でも屈指の作画演出なのでは。 最終決戦ということで盛り上がりは必然、これまでにも、京谷の空前絶後のスパイク、及川の轟くようなサーブなど、劇画タッチを上手く織り込んだ見せ方で1つ1つのプレイに迫力を持たせていたが、今回は最後の攻防戦ということで、全てのプレイが最高のクオリティでシームレスに繋がっていく。バレーボールの「ボールを落とさなければ負けない」というシンプルにして大上段にあるテーゼが何度もクローズアップされ、「落ちるか」「落ちないか」というその1点のみで嫌が上でも盛り上がってしまう。そこに少年漫画的な各キャラの暑苦しい気合いが全て飛び込み、全てのキャラが全力全霊、汗を最後の一滴まで振り絞っている壮絶さにまばたきすら許されない。案の定、コンテを切ったのは満仲監督その人である。今回は……魅せにきたなぁ。いや、お見事。 「この素晴らしい世界に祝福を!」 6→7 今期一発目の終了作品だが、終了してしまうことが惜しまれる作品でもある。うーむ、駆け抜けた10話は実に恵まれていた。 放送開始1発目から割と気に入っていた本作だったが、この手の作品にありがちなマンネリ化によるトーンダウンが無く、ずっと笑いっぱなしだったのは素直にすごいと思えるポイント。ギャグってのはなかなかその良さを文章にするのが難しいので説明出来ない部分も多いが、どのあたりがその他諸々の「異世界」作品と違っていたのかを考えるのは今後の参考になるだろう。 多くの視聴者が、1話目の設定を観て「また随分ベタやなぁ」と思ったのは事実ではなかろうか。お約束の引きこもり主人公、剣と魔法のファンタジー、ゲーム的な知識があるからなんだか上手くいっちゃう設定。最近は本当にこういうのが多いようで、細部は違うが今年度だけでも「OVERLORD」や「ダンまち」など似た作品がアニメ化されている。しかし、どうやらそれを十把一絡げでまとめてしまうのは早計なようだ。今作の最大のオリジナリティは、観ていればすぐに分かることだが、女神アクアというたった1人のキャラクターに集約されている。異世界に転生するラノベは多々あれど、ゲーム外からヒロインも一緒に引っ張り込むというのはあまり聞いたことがない。普通ならば「こんな世界まっぴらだ!」と斜に構えて当たり散らすのは主人公1人だけのはずなのだが、今作ではカズマとアクアがセットで暴れる。カズマが駄々をこねても、さらにその上をいく無茶苦茶さでアクアが暴れる。ギャグの肝であるドタバタの全てを、アクアが引っ張り上げてしまうのだ。そして、この手の主人公に必須の俺ツエー要素も、カズマ本人ではなくアクアが担当している(はず)。無茶苦茶な能力、メタで視点を持つポジション取り、どれをとってもアクアは文字通りに神レベルのチートキャラクターなのに、ただ1つの欠点のために全てが台無しになる。そう、知力だ。 この「道連れ」+「馬鹿」+「女神」というアクアさんの設定が出来上がった時点で、今作は勝利したのかもしれない。1話2話あたり、まだ2人しかいない状態でドタバタしてるだけで充分面白かったのだから、そのあたりは想像出来るだろう。もちろん、設定一発で勝った作品などというつもりは毛頭なく、その後に参加しためぐみん、ダクネスという2人のヒロインも、アクアとカズマという唯一無二の2人の主人公の良さ(悪さ?)を壊すことなくさらに追加トッピングで馬鹿を提供して、見事な共存共栄を果たしている。一応はカズマのハーレム設定になっているものの、テンプレに収まらない残念馬鹿ヒロインだけを回りに配置することによってとにかくギャグに特化した「素晴らしい世界」を作り出している。うーむ、よく出来た世界ですこと。 こうして出来上がった設定に、アニメスタッフの悪のりも加わって見事にトップレベルの馬鹿が完成。ぶっちゃけ、アニメの質っていう点で見ればそこまで高品質なわけではないんだよ。キャラも崩れるし、動画に見応えがあるシーンが多いわけでもない。どっちかっていうと低予算アニメに分類されるレベルだと思うのだが、キャラデザの不可解なこだわりによって安い絵でも充分に用をなし、ギャグならばむしろそのヘタレ具合すら武器にする。テンポ重視の作劇とメタな自虐発言を連発するテイストは金崎監督の得意分野であり、視聴者は「女神コント」を10回に渡って楽しんだだけである。これでいいのだよな。研ぎ澄ましたギャグ、安定した萌え、そこにちょっとまぜた自虐。まぁ、「いかにもオタクが好きそう」と言ってしまうとそれまでのものだが……えぇ、好きですよ。いいじゃない。2期もこの調子で行けるといいね。 最後は当然中の人。もう、メインの4人は全員お見事としか言い様がないが、敢えてピックアップするならやっぱりメイン2人の仕事の割合が多いかな。福島潤演じるカズマの「小声レスポンス」は、台本だったのかアドリブだったのか。もう、あのカズマさんの適当な相槌が癖になってしょうがない。「カジュマさまぁ〜〜」に対して「ハイ、カズマです」って、知ってるわ。そして、そんなカズマを前にして更なるクズっぷりでこの作品の空気を決定づけたメインヒロイン、アクア役の雨宮天。てんちゃんは「モン娘」のミーアに続いて、天真爛漫馬鹿娘で2勝目。事務所の先輩である戸松の系譜を、さらに高音域で賑やかにしたような天賦の「なんかイラッとくる馬鹿っぽさ」はお見事。このテイストはずっと大事にしてほしいもんだ。 騒乱なお止まず、第35話。次回で終わり? とてもそうは思えない大混乱が続いているわけだが……。 各所で繰り広げられる壮大な対決模様。Round1、六条VS青葉。青葉と帝人が六条対策として用意した手駒の1つが、ダラーズネットワークで繋がった暴走族だのチーマーだのといった物騒な連中。かつて、今回と同じように、メールの一斉送信でダラーズが無色から色を持ったことがあった。最初のクライマックス、波江さんを退治する時に使った帝人の切り札だ。今回もやっていることは同じはずなのだが、メールを受信した人間の性質が違いすぎる。帝人は自分の最大の武器である「情報」を手に、これまでならあまりお付き合いしたくなかった連中を呼び出している。すっかり変わってしまった帝人の惨状を表す端的なシチュエーションが、今回のパラリラなのである。しかし、残念ながら池袋の状況はそんな青葉たちの思惑をはるかに上回る混沌のさなか。冷静な六条さんが見守る中、ブルースクウェアもダラーズも、全てが結集して審判の時を待つ。 Round2、臨也VS静雄。先週ボロボロだったからもうおしまいなのかと思われた臨也だったが、今回はなんだか回復したみたいで割としゃきしゃき動く。静雄と対決したビルから逃げに逃げて気付けば騒乱の渦中。人混みに躍り出た臨也は、回りに溢れる暴走族や罪歌の子を見て、自分の思惑が上手い具合に絡み合って混沌が極限に達していることを理解した様子。人混みに紛れたおかげで静雄は大爆発がやりにくくなった。地の利を味方につけ、臨也の最後の抵抗が始まるのか。 Round3、那須島VS露西亜寿司の攻防戦。余裕綽々、状況を全て飲み込んだわけでもないのに罪歌のおかげで気が大きくなっていた那須島だったが、突如現れた静雄を見て一気にパニック。どんだけ静雄のこと苦手やねん。どうせ静ちゃんは目の前の臨也のことしか見えてないし、放っておいても大丈夫だと思うのだけど……このタイミングで露西亜寿司強襲は悪手なんじゃないですかね。 Round4、新羅VS鯨木さん。ここだけやたらムーディーな対決ですが、罪歌を克服して飛び出してきた新羅を見て素直に感嘆と嫉妬を伝える鯨木さん。なんと彼女、大まじめに新羅にアタックを試みたようで、当然ながら新羅はそんなことで揺らぐはずもない。結局、どんなモノノケの力でも乗り越えてしまう新羅のセルティ愛が最強なのだ。鯨木さんの人となりを理解し、彼女に対して思いやりを見せながら自分を曲げない新羅。素直な鯨木さんはそんなラブの力を認め、改めて2人に祝福と嫉妬の気持ちを伝えるのである。最大戦力の1人である鯨木さんは現在の池袋騒乱に直接関わってはいないが、流石に新羅は現状をなんとかしようと考えている様子。彼の頼みから、鯨木さんの最後の出撃なるか。 Round5、赤林さんVS青崎さん。子供たちの大暴れを見守っているような、抑えつけるような、微妙な立ち位置の「大人たち」の戦い。なんと、帝人は泉井から受け取った銃を使って警察やヤクザの門前を襲撃していた?! ってんで、大義名分を得た青崎はついに実力行使でダラーズを、そして帝人を押さえるために動き始める。泉井を通じてダラーズにチャカを流したのは青崎さんなのだからここまでは織り込み済み。そんなことをさせてはまずいと、赤林さんは多少強引ながらも牽制のために動く。しかし、そんな大人たちの思惑も、帝人は想定の範囲内。彼は泉井からながされたヤクザの銃ではなく、別ルートからの小銃を使って狙撃を行っていたという。これでヤクザとの関係を断ち切り、大人が介入して面倒になる最悪のシナリオを未然に阻止した。とはいえ、オトシマエをつけなければ青崎さんたちもおさまるわけにはいかないはず。この街をコントロールしているのは、大人か、子供か。 Round6、泉井VSワゴン組。突如飛び出したハンマー泉井。どうやってワゴン組の居場所を突き止めたのか、何が目的なのかがよく分からないが、あの通りのテンションなので案外たまたまぶち当たっただけなのかも。門田の顔を見たからとりあえずブッ叩きたくなったのかな(まぁ、目立つワゴンだからな)。ワゴンの中には波江さんやら沙樹ちゃんやら、事情を知ってる泉井からするとまさにオールスター大集合。ここを潰せば面倒が全てかたづく、ってんで大暴れを狙う。まぁ、その割にはドタチンや狩沢さんと割と楽しそうに会話してたけどね(一応元チームメイトですし)。しかし、泉井といえばやっぱりその天敵は湯馬崎なわけで。相変わらず無茶苦茶な炎系魔法によって場をかき回し、メインヒロイン杏里と女性たち(と誠二)を離脱させることに成功。残ったブルースクウェアはワゴンの戦士たちがお相手いたす。なんだろ、ここに来て突然渡草が男前。彼の啖呵と同時にエンディングに突入する流れは、まるで彼がヒーローであるかのようだ。まぁ、ドタチンも病み上がりだし、渡草に頑張ってもらった方が良いのは事実。最後の最後に見せ場あるかな? そしてクライマックスとなるRound7、正臣VS帝人。正直、完全にイカレてしまった帝人のメンタリティを完全に追うことは出来ない。対話している正臣もそれは同じことで、対話しているようで、2人の思いは全く重なっていない。すれ違うことすらせず、なんだか明後日の方向に向かっているようだ。訳も分からないままに親友に銃を向ける帝人と、そんな帝人の性格を充分に把握して銃に対処する正臣。互いの理解の差がマウントポジションの上下を分ける。何とか正気に戻ってもらおうと必死な正臣だが、残念ながら生半可な力ではもう帝人は元に戻らない。過去の全ての罪を片付け、残る1ピース、竜ヶ峯帝人という人間そのものには、自らの手でピリオドを打つ狙い。あまりも刹那的で、あまりにも愚かなその決断に、正臣が必死に手を伸ばす。 杏里は間に合うのか。そしてセルティの行く末は。次回、長かった物語の終焉。 いい、最終回だった……カナー、第10話。最終回だからっていい話なんかにさせねぇぞ、って気概に満ち満ちていますね。今期はこの枠が角川10話枠なんだなぁ。最近はプリヤとかこれとか、10話で終わるのが勿体ない作品が多いのは嬉しいのか悲しいのか。 前からちょくちょく話には出ていた謎メカ、機動要塞デストロイヤー。そのサイズ、やってる仕打ちはどこぞのオブジェクトと似たり寄ったりなので、今の感覚だと割と人間の手でも何とかなりそうな気もするけど、出現場所が駆け出し冒険者の町だからなぁ。普通に考えたら緊急クエストなんてムリゲーである。しかし、そこは主人公パーティの強み、たまたま化け物に良く効きそうな武器を2つも持っているじゃありませんか。1つ目、クソみたいな女神だけどディスペルマジックは一応神レベル、アクアさん。試合前からさっさと逃げだそうとするなど、今回も下衆の精神が際だっていたアクアですが、本気になると浄化関係の魔法だけならめぐみんばりの高出力。以前デュラハンを押し流した水の魔法はあんまり格好良くなかったけど、今回のディスペルマジックはそれなりに見映えもしたし、いくらか女神としての名誉を挽回出来たんじゃないでしょうか。まぁ、こんだけハイスペックなことが分かれば分かるほど、「じゃぁなんでカエル相手に素手で挑んでたんだよ」っていうおつむの残念さばかりが際だつわけですが。 秘密兵器その2,頭のおかしい火力。例えていうなら「心魂破(10ED)」みたいなもんですかね。後は野となれ山となれで、身の丈に合わない大火力をぶっ込む頭のおかしい奴がいる。今回はそれに加えて、偉いリッチのウィズさんも力を貸してくれたおかげで、なんと町の防衛を果たしたのは綺麗にプリキュアの2人。このキャスティングは当然狙ってやってないわけで、今作が神がかった星の下に生まれていることがよく分かる。キュアップ・ラパパとエクスプロージョンが炸裂して、見事にオブジェクトが停止。この時に単に立ってただけのダクネス、そのポーズがあまりに様になってて、約束されし勝利の剣くらいなら発動出来そうな風格だった。今回、ダクネスは「格好良いけど何もしてない」ポジションなんだ。本当に根は良い子なのがよく分かるんだけどね。なんでたった1点だけこんな残念になってしまったんでしょうね。 その後、自爆装置云々と熱暴走云々という謎の天丼で2回のピンチが繰り返されるが、1回はウィズさんのテレポートで、そしてもう1回はアクアエネルギー注入によるめぐみんの特大エクスプロージョンで解決する流れになる。ただでさえ上位職の多いパーティだが、リッチも強すぎるよな。しれっとエクスプロージョンが撃てるし、なんか色々と便利な魔法覚えてるし。普通のRPGだとリッチっつってもそこまで便利なモンスターのイメージないんだけども。まぁ、とにかくカズマといちゃいちゃすることで無事にテレポートは成功。カズマは「ラックが高い」って言ってる割に今回その辺は全然活かされてないんだよな。まぁ、主人公の宿命ですかね。そして、このエネルギー体テレポートの際に読み解かれたデストロイヤー設計者の爺さんの独白パートが、ある意味で今回のクライマックスかもしれない。相変わらずインパクト絶大の仕事だと思ったらチョーさんなんだよな。楽しすぎるわ。この世界の住人ってみんなしてこんなんなのか。素晴らしい世界ですね……。 最後のめぐみんの活躍については、「熱暴走でヤバい機械をエクスプロージョンで抹消ってどういうことやねん」という疑問は残るのだが、まぁ、ここで何かミッションを用意しておかないと、カズマが単に突っ込み入れてるだけの人になってしまうからな。ウィズがアクアに触れないということで、スキルを覚えたカズマがエネルギー導管役を代行。ここに来て突然セクハラで訴えられるとかいう理不尽もありつつも、何とか任務をこなした。この期に及んでセクハラで文句を言うめぐみん、あんた先週何してたんだよ。 中盤はずっと「自分たちの館が大爆発」オチだと思ってたのだが、そこはちょっと違って「エラいさんの屋敷ぶっ飛ばしちゃったから前科者になっちゃった」エンド。まぁ、どうせ億単位の借金背負って前科者みたいな扱いだったんだから大してかわらんわな。冒険の旅はまだまだ続く。いい最終回だった。 けど、終わらない。良かったよ、2期目があって。巷では「あまりにも人気だったから急遽2期が決まった」なんてうわさがまことしやかに囁かれてますが、そんなことって実際にあるのかね? 流石に分割2クールじゃねぇのか? 3月18日 ドラフト模様(OGW×2 BFZ) ピック順 【Thraxi】→【Serra】→【Mei】→【Sangriter】→【Sea-chicken】→【Alessi】→
一週間のご無沙汰、久しぶりのドラフトだよ(一部オンラインをやってる人間を除く)。しかしまー、こうやって休み休みでのんびりやっているうちに環境は早くも終盤戦。残すところあと2回となっていますので、まだまだ思うところがある各人は頑張ってください。こうして環境の切り替えがめまぐるしいと、せっかく戦略を覚えてきたあたりでもう役に立たなくなるから、本当に忙しないな。ゲームプレイヤーとしては退屈せずにすむのでありがたい話だとは思うが。考えてみりゃ、このペースで全然違う環境を開発し続けるMagicってやっぱすげぇな。
夢の共演、第11話。落語にこんな演じ方があるなんて想像もしなかった。いや、そりゃ邪道には違いないのだろうが……涙が出るほど嬉しい、誰もが望んだ奇跡の一席だ。 助六を追って四国の田舎くんだりまでやってきた菊比古。喧嘩別れってわけでもないが、互いに遺恨を残しての別離の果てでの再会劇、絶対に一悶着あるだろうと思っていたのだが、たとえ長年の隔絶があっても、この2人はどこまでいっても「血を分けた」兄弟であるようだ。小夏を通じてめでたく再会を果たした菊比古と助六。タイミングとしては、駄目亭主過ぎる助六に嫌気がさしてみよ吉が家を飛び出しているという最悪の状況なのだが、みよ吉には悪いが、この2人にとって彼女の存在は結局二の次なのだよな。ボロボロの屋根の下、すっかり腑抜けている助六だったが、懐かしのぼんの声を聞いて、怖じ気づくでも無し、気まずそうにするでもなし、一も二もなく飛び出して、年甲斐もなく抱きついてきた。対する菊さんの方はというと、流石に出会い頭に一発お見舞いこそしたが、普段から仏頂面の彼には絶対に出てこないだろう満面の笑みで、面倒な野郎からの抱擁を受ける。どれだけ距離を隔てても、どれだけ時を重ねても、結局この2人の関係性は変わらないのだ。互いに、一番の理解者であり、一番愛しい人間は、苦楽をともにした兄弟1人。 再会の抱きつくシーンでは、東京で一人暮らしを始める前にジャズバーで互いに別れを言ったシーンとの対比で2人の心境の変化が確認出来る。助六の方は基本的に変わらないテンション、変わらない態度なのだが、かつて、まだ余裕が合った頃の東京では助六のハグに対して「臭い!」と叫んで拒絶した菊さんが、(おそらくあの生活態度だったらもっと臭くなってるだろうに)助六を受け入れている。長のお別れの果てのこと、流石にふりほどくのも不憫と思ったのだろうか。それとも、菊さんの方も抱きしめたいくらいの心持ちだったのか。とにかく、2人は一切含むところもなく、互いに喜ばしい再会を果たしたのである。 菊さんの要件は簡単明瞭。「東京に戻って落語をやれ」。それに対し、助六は「落語なんかまっぴらごめん」とそっぽを向く。そりゃそうだ。あれだけの仕打ちで東京を飛び出してきた人間が、今更どの面下げて戻れるというのか。落語そのものに対する愛情は2人とも変わらずとも、助六は「落語業界」に嫌気がさしてしまっている。どれだけ落ちぶれたとしても、今更戻れと言われてハイそうですかと応えるわけにもいくまい。しかし、それでも菊比古は自分のわがままを押し通す。助六の落語は「客のための落語」、菊比古の落語は「自分のための落語」だったはずなのに、ついに彼は「アタシのためにお前の落語をやれ」とまで言い始めた。本当にわがままなぼん。しかし、業界に見捨てられた助六を東京に引き戻すには、それが一番手っ取り早い動機付けだ。周りの人間なんか知ったこっちゃないが、すぐそばには、助六の落語を最も理解し、最も求めている人間が常にいる。それだけでも、「客のための落語」をやるのには充分だろう。ブランクを理由に断る助六だが、それでも彼の態度からはまんざらでもない様子が窺える。助六が落語を手放せるわけがない。 方々に手を尽くし、片田舎の過疎が進んだ村で落語が出来るように取りはからう菊比古。東京で大人気の真打ちの芸が、そこらのそば屋で(おそらくタダで)聞けるというとんでもない贅沢を味わえる村の人々がなかなか羨ましいが、流石にそれじゃまずいってんで、少しずつ小屋を大きくし、とりあえず旅館の舞台で2人会、というところまではこぎ着けた。きっかけはなんでもいいのだ。助六が高座に座り、噺を始めるとっかかりさえ与えられれば。 すっかり夫婦のようになった助六と菊比古の共同生活。その間に入っている小夏は、あたかも「子別れ」で夫婦を取り持った「かすがい」の子供のように、2人の落語を少しずつ繋いでいく。ボロ屋の縁側で噺をねだる小夏に、菊さんは案外素直に答えてくれている。菊さんの小夏に対する感情ははっきりと示されたものではないが、本人の言葉を借りるなら「利害の一致」。助六に落語をやらせるために協力してくれるというのなら、彼女の存在を力にすることに迷いは無いだろう。気まぐれで「野ざらし」にこぎ着けたのは、そんな小夏に対する感謝の意味もあったのかもしれない。 さぁ、ここで幕を開ける「野ざらし」の一席。何とも珍しい、菊さんのガラッ八もの。これまでいくつか菊さんの演目は聞いてきたが、なるほど確かに妙な心持ち。もちろん、うろ覚えだろうが不得手だろうが、菊さんはスッとこなしてしまうだけのスマートさがあるのだが、まぁ、ここは寄席で何でもない単なる縁側。忘れちまってしばらく思い出すのに頭を捻るくらいはご愛敬。そして、そんな情けない「弟弟子」を前に、助六もじっとしていられない。外野からは小夏の声がかかり、乱入する父親、パッと雰囲気が変わる八五郎。そのまま助六が得意の「野ざらし」を引き継ぐものかと思われたが、それで引っ込む菊さんじゃない。目の前には久しぶりに現れた助六の芸。思わずそこに自分の領分を合わせて殴り込みをかけ、気付けば囃したてる小夏と3人で一つ。これが落語なのかどうかもよく分からないが、思い描いていた理想の形には違いない。助六は客の求めに答え、菊比古は自分の望むものを満たす。二人の落語が、二人の手によって完成していく。あまりに贅沢なその時間に、二人の噺家の人生が充溢していくことがひしひしと感じられるのである。 と、ここで終わっていれば大団円、助六の復活劇へと素直に繋がりそうな流れなのだが、残念ながらそうは問屋が卸さない。そう、助六が片田舎で隠遁し、腐ってしまった原因の1つにはみよ吉という存在があるのだ。小夏が毛嫌いしていることからも分かる通り、みよ吉と落語は恐ろしいほどに相性が悪い。それもこれも全部、落語に菊比古といういい人を取られてしまった憎しみから来るものであるが、元々みよ吉は、この作品では非常に珍しい「落語が好きじゃない人間」なのである。教育の方向性次第では小夏だってみよ吉と同じように落語嫌いになっていた可能性もあったとは思うのだが、カエルの子はカエル。寝物語にあの助六の落語を聞かされてちゃ、そりゃぁ好きになってしまうのも仕方ない。元々、みよ吉があまり母親らしい良い親ではないこともあり、小夏は父親にべったり。おかげでますますみよ吉は家族の生活が苦痛になっていくのだろう。結局、駆け落ち同然に転げてきた2人、舐め合う傷が癒えてくれば、その間を取り持つものもない儚い関係性だ。 そんなところに、2人にとって因縁以外のなにものでもない名前、菊比古の文字が飛び込んできたのだ。「やっと来てくれた」と涙するみよ吉。彼女にとって、菊比古という存在は東京への未練、一番の愛情、一番の憎しみが凝り固まった情念のようなもの。長年忘れて暮らしていたというのに、今更また自分の前に現れたのだ。あまりのことに感情の処理も追いつかないだろう。しかし哀れなことに、菊さんにとっての目的はみよ吉ではなくその亭主の方。みよ吉がやけっぱちでくだを巻いているその時にも、菊比古は助六と小夏を東京に引っ張り出そうとしているのである。もしそんなことになれば、みよ吉はまた1人になってしまう。どこまでも依存を重ね続ける彼女が最も恐れることが孤独だ。菊比古という魔性は、またも彼女を涙に曇らせることになるのか。 最後の一波乱、一体どうなるものやら。 エンディングなんやねん、第11話。リコからリンゴに。どういう意味かは良く分からんが……ミュトスってのは哲学用語みたいだけど、そこにリンゴも関わってくるんだろうか。難しいお話はよく分かりませんわ。 思ったよりも素直に崩壊の一途を辿る脆弱国家日本。前回の時点で「オロチのオとチ」とやらが陥落したらしいが、その影響であっという間に都市機能は麻痺。交通網が使用出来ない、ネットも使えない、一般市民は夜8時以降の外出禁止措置らしいが、普通に考えたらこの状況はその程度の規制で国民が収まるようなもんじゃないはずだ。だってネットがやられたってことは、交通以外にも治安維持の諸々が機能してないんだろ? この期に火事場泥棒的な人間が溢れて、市民は避難とか隠遁ではすまないレベルで危険にさらされているはずなんだ。「PSYCHO-PASS」で一時的にシビュラが機能しなくなった時期があったが、あの時期にはほぼ暴動みたいな状態になってたし。とんでもないテロをくらった状態でも割と平穏に市民生活が送れて、警察官が夜回りする程度で済んでるんだとしたら、なんと美しい国であることか、ニッポン。もう、余計なしがらみがないんだからこのまま原始的な生活まで戻っちゃえばいいんじゃないかな。 しかしまぁ、実際にロゴスを相手取ってる警察組織からしたらそうも言ってられないわけで、何とかミュトスを押さえて「オロチのロ」を守ろうと手を尽くしている。捕まったバードは完全にミュトスの仲間という立ち位置ではないらしく、「ゲームはワンサイドじゃ面白くないっしょ」という、明らかに死亡フラグ的な発言であさみちゃんたちを煙に巻く。実際にそうして迂遠なヒントまで提供してくれているのだから結果オーライだが、この辺の挙動はミュトスも織り込み済みっぽいね。駆けつけたダイハチを見ても「思ったよりも早い」って言ってた程度なので、バードが「面白くなる」ようにゲームバランスを調整してるのは知ってるみたいだ。その上で、Likoを使った世界中の諸々乗っ取り作戦が成功したってことは、とりあえず一旦はオロチのロも落ちたってことでいいんでしょうね。未だにシステムがどういう構造なのかが分からないのでヤバいのかどうかも分からんけども……ミュトス1人で日本の全てを回してくれるなら、それはそれで良いような気もするぞ……。「ガッチャマンクラウズ」ではゲルサドラがほぼ1人で日本の政治全部回してたんだから、それくらいヘーキヘーキ。 ま、とりあえずダイハチは頑張って日本を取り戻してもらいましょうね。今回は独立愚連隊としてのダイハチの性能を活かし、ネットワーク無しでも動けるフットワークと、多少の命令違反は気にしないおおらかな態度を武器に要所へ突貫。5人全員でのウィルウェア装着シーンはなかなか壮観だ。こうしてみると室長はホントにちっちゃくて可愛いな。おっぱいも……いや、割と普通だけど。脇にいるはるかさんがでかすぎるのが悪いねん。全員が違ったデザイン、違った機能のウェアで戦うのでもう少し適材適所に配置されて各人の技能を活かしたバトル展開になるのかと思ったのだが、基本的には武闘派オンリーなのでまかり通る時にも力業。相手がトチ狂った自衛隊なのであんまり無茶もできないのが辛いところか。何とか凡河内さんだけは正気に戻すことが出来て、なんか不思議なチームでの突貫シーンだったな。ウェアは自衛隊の奴がすごく量産機っぽいのが可哀相。こうしてみるとダイハチってやっぱり恵まれてんなー。なんだかんだで良い装備が揃ってるわけだし……って、どう見てもミュトスが使ってた「全自動クルクル竹とんぼ」の性能が桁違いでしたけどね。日本の中枢のセキュリティ、ガバガバじゃねぇか。そんだけミュトスが優秀ってことなんだろうけども……。 彼が怒っているのは「ジャパン・スタイル」という今回のサブタイトルにもなっている縦割り社会の日本の融通の利かなさ、地位や役職を優先して優秀な個性をつまはじきにする悪しき慣習。ダイハチも今回そのしがらみに付き合わされそうになったが、不良集団はあんまりそういうのを気にしない。ミュトス君も余計なしがらみを気にせずおおらかに育っていれば、もう少し真っ直ぐ生きられたかもしれないのにねぇ。いや、バードみたいなおおらかさも困るが。 とりあえず、来週以降Likoの姿が見られないとしたらちょっと寂しいので、さっさと戻ってきておはこにゃまちりんこして下さい。 |
ブログ内検索
リンク
最新記事
(03/09)
(03/08)
(03/08)
(03/08)
(03/07)
(03/07)
(03/07)
(03/06)
(03/06)
カテゴリー
プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
アーカイブ
|