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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 洋装のみよ吉は本当に美しくていらっしゃる、第6話。いや、それも大変結構だけど、今回は全体的に希望に満ちあふれていて、とてもとても良いお話になっていたと思います。一言でまとめると「菊さん可愛くてしょうがない」。

 これまでずっと燻ってきた菊さんの悩みが、すかっと晴れ渡る転機となるエピソード。もちろん、これまでの蓄積があり、悩んで悩み抜いたために得られるカタルシスなわけだが、やっぱりこうして晴れやかな気持ちで見ることが出来るエピソードというのは感無量だ。そこには「菊比古とみよ吉」、そして何よりも「菊比古と助六」の関係性がこれ以上無いくらいにはっきりと描かれている。

 注目すべきシーンを2つに絞ってしまおう。1つは、夜中の汚い相部屋、助六との対話。みよ吉との電車での会話のおかげで、自分に向いている芸の方向性のとっかかりを掴んだ菊比古が部屋で稽古に励んでいると、そこにいつも通り赤ら顔で入ってきた助六が「俺の言った通りだろ?」としたり顔に。それを見た菊さんは大きな衝撃を受ける。この時の彼の感情は、珍しくはっきりと台詞でも表されており、「この人はいつも先を行っている」と、これまで通りの羨望を漏らす。そしてそれ以外にも、手に持った扇子をぎゅっと固く握る様子から、にじみ出る悔しさが執拗に感じられるのである。嫉妬とも取れる「負け台詞」と扇子に籠もってしまう戦慄きを見ると、さぞかし悔しくて、助六のことが疎ましいのかとも思うのだが、もちろんそんなことは無い。助六の先見の明と抜群の勘を認めた菊比古はわずかに笑みも浮かべるし、フッと力を抜いた様子も見せる。嫉妬と羨望、尊敬と感謝、そうしたものが入り交じった菊さんのなんとも複雑な感情が、この静かなシーンの中に様々な表情で溶け込んでいるのである。助六が乱暴に口を付けて飲み込んだ鉄瓶の口にしたたる雫は、菊比古の悔しい涙を表すかもしれないし、ショックににじむ冷や汗を表すかもしれない。火鉢に突き刺さる火箸は、沸々と湧き上がる菊さんの情念と、そこに突き立てられた確固たる意志の表れかもしれない。狭い部屋の中で、助六の発した全ての言葉が、菊さんにとって重圧にもなり、励みにもなっていた。

 そしていよいよ新しい菊比古の時代が訪れる。今回は本作らしく、きっちりたっぷりと噺を聞かせてくれる構成になっており、前座を飾るのは助六の「お血脈」。なるほど、聞けば聞くほどに菊さんは「アタシには出来ない」と思わせられる、そんな軽妙な噺の進め方。石川五右衛門の大仰な芝居口調のギャップが笑わせどころの噺であり、助六が舞台上で客席との相互作用でどんどん高まっていく様子がはっきり見て取れる。この一席だけでもなかなかに贅沢な演目である。しかし、今回の真打ちはその次の高座だ。助六の仕事を見た菊さんは、またもそこから気分を落とし込みそうになった。「客のための落語」という助六の主義信条をまざまざと見せつけられ、そこに相容れない自分の芸に思い悩み、「なんのための落語か」と、内に内にこもってしまいそうになる。しかし、そこは昨晩も考えたこと。そして、頭の隅にはみよ吉という心強い理解者の存在もあったのかもしれない。ここでついに、菊さんは「アタシの落語」という言葉を発するのである。

 高座に上がり、思い通りの噺を進めていく菊比古。その表情は柔らかく、助六の言っていた通りに、艶っぽい登場人物の描写が次第に客の心を取り込んでいく。勢いに任せた助六の落語は、場面転換とともにコロコロとカット割りがかわるめまぐるしい落語だったが、菊比古の「品川心中」は、そうした助六の落語描写とは見事な対比を成している。非常に面白いのは、落語の「中の世界」の描写が少しずつ高座の菊比古に入り交じってくるわけだが、その溶け込み方がどちらか片方に振れず、曖昧な状態に入っていくところ。具体的に言えば、背景だけが廓のお座敷になっているにも関わらず、そこで噺をしているのは噺の中の女郎ではなく、あくまで高座の菊さんだ。彼が作品世界に埋没して、そこで対話を進める形になる。金蔵と女郎の切り替えについても、助六の話のようにカットで割るのではなく、自然に菊比古が演じているそのままを画面に投影させている。柔らかく、沈み込むように入ってくる菊比古の落語の情景としては、この演出が非常に効果的に働いている。そして、肝心の心中のシーンまで来ると、ついにその世界がはっきりと「作中世界」へと移る。あとはサゲまで一直線だ。これまで菊比古が噺をしたときに、ここまではっきりと作品世界が投影されたことは(後年の「鰍沢」を除けば)一度も無く、今回の演目が、これまでの菊さんの作りあげてきた落語とは全く違うものであることがはっきり分かるようになっている。本当に、見ていて退屈しない。

 ようやく手に入れた、「アタシの落語」。その見事な変化に舞台袖の助六もはしゃいでまわる。達成感に満ちた菊比古が最後に深々と頭を下げた時に、高座の板目に映り込む彼の表情が大写しになるのもなんだか不思議なカット割りだが、記念すべき一席となった高座から離れがたいほどの菊比古の高揚感が感じ取れる。そしてとどめは、帰りがけに「良かったよ!」と褒められた時の菊さんの返し。「ナ・イ・ショ」って、やっぱりあんたがヒロインだよ! 菊さん、可愛すぎるわー。本当に素敵な笑顔でございました。

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 また安元が悪さしてる……第6話。もう、世界中のいかつい悪役は安元・稲田両名で全部事足りるんじゃないかな。もっと知性を付けると速水さんとかになる。

 相変わらずかっ飛ばした馬鹿脚本でいちいち笑わせてもらえる、とても優しい作品。今回はメインが大川さんということもあって「コンクリートレボルティオかな?」と思うこともしばしばであるが、この世界における「ロボ」という存在の一面をコミカルな形で切り出した面白い脚本だ。「巨大ロボの開発で先進国だった」という、日本の本当か嘘か分からない歴史と、その無残な幕切れはファンタジー以外のなにものでもないのに、どこか生臭くて微妙にリアル。そしてロボット(重機)大決戦のオチが……涙無しには語れないよなぁ。やっぱり巨大ロボット開発のためにはエネルギー問題の解決が不可欠なのだな。はやく誰かGNドライブとか開発してください。

 突っ込みどころはそこら中に転がっているので全部拾うのはちょっと無理だが、やはり「ノスタルジーとしての巨大ロボット」を前面に出した演出が要所で光る。冒頭の水中から現れるロボットと、それを囲んで盛り上がる大きな男の子たち。そして戦闘シーンでは紛う事なき「昭和のロボ」的演出でもって、単なるドリルとショベルのぶつかり合いなのに俄然勇ましさが際だつという。おそらくこの世界の技術水準から言えば本当に大したことない単なるデカブツなのだろうが、「大きな質量が動いている」というそれだけで意味があるんだな。何しろ「鋼に包まれた鋼鉄の鉄拳」だからな。どんだけ金属大好きなんですか。とてもよく分かるけども。

 しかし、どっちかっていうと問題視すべきは「リミッターを外せば広範囲の人間を容易く眠らせる睡眠導入装置」の方だろう。あっちの方がよっぽど世間を騒がせる物騒な代物だ。あの敵ロボは余計なプライドを見せずに延々催眠装置ばかりを駆使してれば多分問題なく高飛び出来たんだよな。ラリホーだけ使える上に攻撃力・防御力に特化した敵って、普通に考えたら最強だもんな。ただ、ロゴスは一体何の目的で安元を煽ってロボを暴れさせたのかは相変わらず不明。無事に合流ポイントまで到達出来たとして、本当に高飛びの手はずを整えてくれたかも怪しいもんだが、今までの行動原理からすると単なる愉快犯なのかなぁ。日本のかつての技術の象徴が暴れるという絵面だけで面白いしな。

 その他、博士の名前が「霞ヶ関博士」っていうなんかそれっぽい名前だったり(まぁ、どう考えてもお茶の水博士からだよな)、ロボットに乗る少年時代の係長が蝶ネクタイにチョッキ(敢えてこの表記)というのも心得ている。一体どういう家の生まれなんだろうな。

 そして、今回最大の見どころは、そんな係長に嫌々ながらもついていき、次第に感情移入していくあさみちゃんのチョロ……いや、優しさである。冒頭でこそパワハラだのセクハラだのと釘を刺していたのに、その後も特に文句も言わずに係長の昔話を聞き、彼の必死の思い出バトルにも付き合い、最終的には彼の夢の実現を一番近くで見守ることになった。ホントに優しくて良い子だ。

 ラストは博士ぽっくりオチという、なんだかやるせない最後を迎えてしまうわけだが、あのオチが正しかったのかどうかはなんとも言えないな。まー、後々まで関わってくる人物だとは思えないし、「今後このアニメには巨大ロボットは出てきませんよ」っていう表示なのかな。おじいちゃん、ぼけてたところから急に脳細胞をフル回転させたもんだから無理しちゃったんだろうなぁ。最後の夢を叶えて満足げに逝けるのだったら、それはそれで大往生か。読後感も含めて、やっぱり変な味わいのアニメである。

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 いいですやん、第5話。挿入歌無しでもお話作れるんじゃないですか。この調子だ。

 基本的にゆったり進む作品なので、迷うことなく「マナト・ロス」のショックでまるまる1話。いわゆる「泣き」の演技が重要な部分を占めるお話だが、中の人の熱演と、それを邪魔しない最低限のBGMのかみ合わせがこの作品らしい切なさを醸し出している。キャラごとにそのショックの受け入れ方が異なっており、1人1人が違った表れ方になるために、パーティにも亀裂が入ってしまうのはしょうがない。せっかくなので1人ずつ見ていこう。

 最初に行動を起こすのはランタ。やっぱりプリーストってのが一番大事な役職だったのは間違いないわけで、その肝心要のマナトが死んでしまったことで捨て鉢になるランタ。ただ、単に空気を読まずに匙を投げたわけではなく、彼なりに考えた上での万策尽きた反応である。冒頭の墓地のシーンでは、実はランタの言動が一番正しい。「いつまでもこんなトコにいてもしょうがない」というのは事実なのだから。ただ、ランタはどこまでいってもランタ扱いしかされないために、ユメに平手を喰らうという理不尽な待遇である。あそこはランタも強気で言い返して良い部分だったと思うのだが、やっぱり女の子相手に、あの空気では悪態の1つもつけないだろうか。まぁ、その後の酒場のシーンで割とマジな感じで「何もかもやめる」と言い捨ててしまっているので、結局はなにも考えてないだけなのかもしれませんが。

 ハルヒロはそんなランタを反面教師としながらも、やっぱりこの窮状でどうしていいか分からない。これまであらゆる判断をマナトに丸投げしていたツケが回ってきた形だ。ランタは間違っているが、正解は分からない。そんな半端な状態で、女性陣をほったらかしにしてランタに不平をいうくらいが精一杯。だから、モグゾーがキレるのもしょうがないのだ。モグゾー、今回ようやく新しい一面が見られた。ただ、これでビシッと3人がまとまるかと思ったら、モグゾーも単にキレただけで、その後が続かないのが駄目駄目パーティたる由縁なんだよな。ものすげぇテンションの浪川氏が絡んでくれてなかったら、このパーティは本当に解散していたのかもしれない。

 ランタ以上にナチュラルにムカつく、というなかなかの人徳を見せた浪川キャラ、名をキッカワというらしいが、彼の調子に乗った口利きで、さっそく新たな神官登場。しかもおっぱいの大きい女性神官である。イイネ。しかもしかもCVは安済知佳である。イイネイイネ。これでパーティの男女比は3対3で対応出来るようになったぞ。まぁ、マナトがいなくなったせいで男性陣に魅力が無いのが難点だが……。新たに冒険に参加した神官メリイは、自分を貫く典型的なKY体質。でもまぁ、しょうがないよな。キッカワのいうことが正しいなら、神官ってのは本来ああいうスタンスにあるべきなんだろうし。むしろそういう面では前に出て頑張り過ぎたマナトの方が身の程を知らなかったとも言える。取っつきにくい態度にしても、初対面でいきなり1人パーティに混ざるってんなら、ある程度は自分をアピールしていかないと舐められる可能性もあるわけで、最初のうちにスタンスを明示しておくのは正しいビジネス関係だ。ハルヒロたちだってあくまでお試し期間でのパーティ結成だと思えば、しばらくは彼女の流儀に従って冒険をやってみて、「神官とはなんなのか」を学ぶくらいの姿勢でもいいと思うんだけど。まぁ、普通に考えたら印象悪いのはしょうがないけどね。

 そして、問題になってくるのは女性陣との関係性である。今回色々と良いシーンを見せてくれたのがユメ(みかこし)。冒頭の墓地のシーンでの嗚咽の声なんかも非常に聞き応えのある演技だったし、クライマックスとなる風呂上がりのイチャイチャシーンも、2人の「マジでどうしていいか分からないんだって」という困り果てた上での感情のぶつけ合いがなんとも生々しく響く。ユメは「エセ関西弁」なので台詞回しは色々不自然になるはずなのだが、みかこしがそのあたりのバランスを上手いこと調整し、「何か変なんだけど可愛い、関西弁っていうかユメ弁」みたいなテイストで、上手くシリアスなシーンも回しているのが印象的だ。結局、ユメはマナトの死とか、他のパーティとシホルの関係性とか、そういう色んなものを抱え込んでしまっていたから辛かったんだよな。今回ハルヒロにそのあたりをぶちまけ、2人でようやく心を開くことが出来たおかげで、パーティの結束は一気に固まったのではなかろうか。

 まぁ、シホルからみたらますますどうしていいか分からない要素が増えただけだけども……。その格好でお風呂から身体を出したら駄目でしょ……。いや、駄目じゃない、むしろ大変結構なことだが、相変わらず注意力に欠けた娘さんである。ユメとハルヒロの関係性について、どうしていいか分からなくなって大声出しちゃうシホルさんなかなか可愛い。ハルヒロが思わず立ち上がってガン見しちゃうくらい可愛い。「どうせ泣きつくんだったら、もっと平たくない胸にすりゃ良かった」とか思ってるかもしれない。まぁ、今回問題のシーンだとユメのおっぱいも割とあるように見えましたけどね。ハルヒロさん、役得だなぁ。

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 2月の10日、つまり、「声優グランプリ」の発売日です。ということで、ライフワークなので今年もちゃんとやっておきましょう、「声優グランプリ」付録冊子、「声優名鑑」の差分チェックだ。毎年頑張ってこの作業してるけども、果たして意味があるのかどうか……いや、意味はあるんだ。全体的な傾向を知ることが出来るし、この記事を作ってWikiとか漁ってると、なかなか気付きにくい意外な事実を知ったりするし。今年だとあれかな、酒井香奈子が「さかいかな」に改名してたことかな。なお、昨年分以前はリンク参照、さらに昔の差分が気になる人はリンクを辿ってください。一応6年分の蓄積があるからデータとしてはそれなりだぞ。

 さて、毎年やってるこの企画だが、気になるのは「名鑑」の構成そのもの。ある時期に背綴じになって一気に収録人数が増えたり、オールカラーになったりと時代に合わせて変化してきたこの「名鑑」だが、残念ながら今年は大きな変化はなく、表紙の装丁なども基本的に昨年版と大差無い。おそらく、ぼちぼちこの企画も飽和状態というか、安定期に入ったのではなかろうか。まぁ、業界の健全さを考えればもう少し声優の人数は減った方がいいのかもしれないが。なお、大きなデザインこそかわらないものの、今年もページ数は増加しており、収録ベージが3ページ増え、36人が追加された。過去の人数の変化を辿ると、調査を始めた2010年度版から536人→536人→548人→596人→644人と来ていたので、今年は36人増えて680人!!! 一昨年→去年の段階で48人増だったので、増加幅は多少減ったとはいえ……普通に考えてこの業界もキャパに限度があると思うのだが。これ、あくまで「女性編」の人数ですからね。ちなみに、掲載ページが3ページ増えたことによるしわ寄せがどこに行ったかというと、ファンレターの宛先である各々の事務所の住所録が電話帳クラスの豆粒みたいなフォントサイズになったという。色々工夫してるんですわ。

 さて、今年も「誰が増えて」「誰がいなくなったか」を確認することで、ざっと構成を確認していくことにしよう。

 

IN(60名)

逢田梨香子 青山吉能 伊波杏樹 岩橋由佳 上間江望

永野愛理 大森日雅 小野早稀 影山灯 嘉山未紗

川端しおり 鬼頭明里 金魚わかな くじら 久保田未夢

桑原由気 小市眞琴 幸田直子 高野麻里佳 小林愛香

小宮有紗 斎藤朱夏 佐藤亜美菜 芝崎典子 澁谷梓希 

杉山里穂 鈴木愛奈 諏訪ななか 千本木彩花 空見ゆき

髙木美佑 髙田憂希 高槻かなこ 高橋美衣 高柳知葉

田澤茉純 立花芽恵夢 千管春香 辻美優 鉄砲ゆりの

巴奎依 長久友紀 七瀬彩夏 秦佐和子 花房里枝 

日岡なつみ 福沙奈恵 降幡愛 本渡楓 前田玲奈 

牧野天音 村上奈津実 森永千才 山北早紀 湯浅かえで 

吉岡茉祐 吉田有里 芳野由奈 若井友希 和氣あず未

 

 (ほとんどが)フレッシュな面々の加入組。まず、誰が見ても目を引くのは「くじら」という堂々とした文字列。去年までいなかったのかよ!? 全然気付かなかったぜ。そして何故今年から掲載されたのかもよく分からんが……。このリストだと「金魚」→「くじら」ってい並びがちょっとした奇跡。なお「金魚わかな」は、こないだゴールデンタイムにやっていたバラエティでも紹介されていた、「青二が唯一スカウトで捕まえてきた新人」という、本人にとってはプレッシャー以外のなにものでもない肩書きを背負わされた人。実績は、まだ無い。他にもネタ(?)枠としては、去年突然名前が無くなって「結局何者だったんだ?」って思った「鉄砲ゆりの」さんが1年休んで即復帰。だから誰なんだってばよ。あとは……ゆーきち?! お前さん、去年はまだ載ってなかったんだね。ちゃんと「ゆーり」って振り仮名振ってあったよ。他にも千管春香や前田玲奈なんかはまだ載ってなかったのは意外か。

 残った面子には知らない名前も多いが、調べてみて分かるのは「ラブライブ・サンシャイン」勢。9人の(ほぼ)新人が登場するが、全員が今年からの掲載である。まぁ、約1名戦隊ヒーローもいるのだが、これで声優名鑑には黄色のヒーローが2人も載っていることになるな。同じくアイドルグループとしては、WUGから「残りの4人」が今年ようやく掲載。ぶっちゃけ去年の時点では田中・奥野・山下の3人以外がどこまで声優として活動の場を見つけるかは懐疑的だったが、「ハッカドール」なんかを見てると頑張っているようだ。「それが声優」の「残り2人」も今回から掲載。その他、個人的に気になっている名前をチェックしていくと、「六畳間の侵略者」のヒロインで去年の掲載を逃していた2人、大森日雅と田澤茉純。ポンコツゆりかはその個性的な声で最近はよく名前を見るようになってきたし、キリハさんの方もシンフォギアでメインを射止めたり、いい感じで名前が前に出来ている。他には「温泉妖精ハコネちゃん」の2人(小野早稀・桑原由気)や、「ギャル子ちゃん」の中の人(和氣あず未)など、ショートアニメから新人が出てくるパターンも多くなっているし、「紅殻のパンドラ」の福沙奈恵、「ここたま」の本渡楓など、単発ヒロインもちょこちょこと確認出来る。あ、あとしゃわこもようやく事務所入りしてここに名前が載った。

 さぁ、群雄割拠の声優戦国時代、勝ち残るのはこの名前のうち何名になることか。

 

OUT(24名)

阿久津加菜 安達忍 内川藍維 郁原ゆう 斉木美帆

桜川めぐ 早良 白石真梨 白川愛実 竹之内彩

茶乃 秋奈 徳永愛 那須めぐみ 七緒はるひ

新津奈々 廣田詩夢 藤東知夏 本多陽子 松来未祐 

松本まりか 宮川美保 村田友沙 安田未央 

 

 入る名前があれば出る名前もある。この中で最初に目を引く名前といったら、もちろん松来未祐ということになってしまうだろう。この企画を始めてから、川上とも子や本多知恵子など、いくつもの惜しい名前をここに記録しなければならなかった。しょうがないこととはいえ、やっぱり寂しいものである。

 さて、その他で見ていくと、まずは正式に引退を表明した阿久津加菜の名前が筆頭に来ている。何となく自然消滅していくことが多いこの業界ではっきりと引退宣言した珍しい事例。逆に言うと、それ以外の人は掲載されなくなった理由はよく分からない(毎年のことだが)。想像出来るところでは、例えば七緒はるひの場合には事務所を退所してフリーになっているのでその関係か。ぱるぴんさんは旧芸名の頃からちょくちょく見ているし、決して仕事が少ないわけではないので、あんまり心配する必要はないと思うが。徳永愛の名前も無くなっているが、やはりフリーランスだと掲載に色々と苦労があるのだろうか。ごく最近離婚報告をしていることもあるし、身辺が大変なのかもしれない。ヨーダ(本多陽子)も気付いたらフリーになってるらしい(あとこちらは一昨年結婚しているらしい)。藤東知夏や宮川美保も事務所の移動。仕事、あるといいな……。松本まりかは元々声優一本っていうタイプの人でもないので、わざわざ乗せる必要も無いのか。ファフナーの終了と同時にいなくなるのは割と自然な気も。

 廣田詩夢とか懐かしい名前だが……仕事……無いのかな……。ちなみに大ベテランの安達忍は、2年前の名鑑に初掲載されたのだが、今年再び名前が消えた。このあたりの人たちがどういう規準で掲載されているのかはよく分からんな。

 

 

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 ドヤ顔のあやねるを種ちゃんがボコる展開、よく見る気がする、第17話。本当にあのポジションが似合う佐倉さん。いいぞもっと調子に乗れ。

 ドラゴン大決戦。わざわざ少人数の部隊を結成してドラゴンに戦いを挑むとかどういうことやねん、と思っていたが、なるほど、寝床に侵入して爆弾でぶっ飛ばす作戦なのか。えげつねぇな。しかしファンタジー世界の設定次第だと炎龍には炎属性が一切効かないっていうパターンもあると思うんだけど、その辺は大丈夫だったんでしょうかね。まぁ、以前片眼を潰してるから、それでダメージ効率は確認出来たってことかな。メラは効かないけどイオは効くとか、そういう設定なのかもしれん。

 ただ、事前にそうした有効な武器を準備していたとしても、やっぱり女の子だらけの数人組みではどう考えても力不足だろう。今回たまたまヤオさんの一族が力を貸してくれたから良かったものの、話が折り合わずに5人だけで戦うことになっていたらどうなっていたか。しかもロゥリィさんは地の神が嫌だから洞窟には入れないっていうし(まぁ、地下鉄には乗れたんだから本人の気の持ちような気もするが)。今回ダークエルフの面々に甚大な被害を及ぼしながらも辛くも勝利出来たのは、本当にラッキーだったからとしか言い様がない。

 それにしても、伊丹ハーレムの人材の豊富さよ。ロゥリィさんは事前に伊丹のダメージを転写する防護壁を張り、今まで大人しくしていたレレイさんも今回は突然攻撃衝動に駆られてゲートオブバビロンを発動。それ、隣の人の仕事やで(中の人的に)。そして、ずっと背負子に背負われて移動していた「どう見てもお荷物だし、その扱いでええんか」というテュカさんも、最後の最後でやけっぱちのギガデインを見舞うというクリティカルな一撃。発射した直後のエフェクトのでかさはファイナルダヨーンに勝るとも劣らない。結果的にはその雷撃によって爆弾に着火、ドラゴンを消滅させたわけで、今回のパーティで真にドラゴンスレイヤーを名乗れるのはテュカさんなのであった。とんでもない一団だよ。まぁ、どこぞの爆裂魔法使いに任せればもっと簡単に勝てた気もするんですけども、この世界には紅魔族はいないかしら。

 そんなハッピーエンドに水を差すようにしてあらわれたのが、佐倉さん扮する謎の神様サイド、ジゼルさん。ロゥリィがボロボロになっていたので一瞬強キャラかと思ったが(いや、強かったのかもしれないが)、自衛隊の容赦無い武力介入によって瞬殺。安定の情けなさを発揮する。このこけおどし感、そして種ちゃんが締めるオチの安定感。なんか抗えぬ巡り合わせを感じるところですわ。アゲイン。

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<白>

 

Angel of Sanctions 賞罰の天使 (3)(W)(W) M

クリーチャー・天使

3/4 飛行 不朽(5)(W)

〜が戦場に出たとき、対象の、対戦相手のコントロールする土地でないパーマネントを、〜が戦場を離れるまで追放する。

 この世界の神話天使。出で立ちも何となくエジプトっぽさが出ているので、おそらく彼らもアモンケットの生活に溶け込んだ存在なのだろう。しかし、遠目で見る限りではなんだかマッチョなマンに見えるのだが……天使に性別は無いとは言っても、こんなに男らしい天使って過去にいたかねぇ。まぁ、その腕っぷしの強さは能力にも表れており、能力は「払拭の光(JOU)」である。汎用性の高い万能除去に、5マナというギリギリ現実感のあるコスト設定、そして3/4という最低限のステータス。「払拭の光」が3マナだったことを考えれば、2マナの追加で3/4フライヤーもついてくるのは悪くない相談。そして、ブロックギミックとしての不朽までついているおかげで天使は二度死ぬのである。ここまで来ればそこそこ神話っぽさは出ているか。とはいえ、神話天使の歴史の中では割と地味な方。普通に考えると「大天使アヴァシン」の代わりになるとは思われないのでしばらくは出番がないんじゃなかろうか。まぁ、アヴァシンとこいつでは求められる仕事が違い過ぎるから何とも言えないけどね。アヴァシンが入らないデッキ=そこまで攻めないデッキだろうから、除去とフィニッシャーを兼ねられるようなじっくり固めるコントロール系で検討されるかねぇ。あ、リミテなら(略)

 

Anointed Procession 選定された行進 (3)(W) R

エンチャント

あなたのコントロールする効果が1体以上のトークンを生成するとき、代わりにそれは2倍の数のトークンを生成する。

 「似通った生命(ISD)」の色変更カード。効果は完全にそのままで、コストも(G)が1つ(W)に入れかわっただけ。珍しいくらいに純粋な色置換である。とはいえ、大量にトークンをばらまくのはセレズニアカラーのお家芸なので、この色変更も驚くには値しないだろう。特に今回は不朽というトークン生成能力が緑ではなく白に与えられたため、そのサポートに回るカードが作られるのは自然な流れである。「似通った生命」同様、極まったデッキではとんでもないポテンシャルを発揮するカード。今回不朽から出てくるトークンは普通のクリーチャーカードのコピーということで1体あたりの性能も高く、リミテッドでもこれを引いて不朽デッキを狙う価値は充分あるだろう。構築レベルだって、在りし日の「白緑トークン」のカードは割と残っているのだから、復権のきっかけになるかもしれない。そして、多分一番喜んだのは統率者デッキのファンだ。これにより、白緑デッキなら「似通った生命」(あと「倍増の季節(RAV)」)をもう1枚追加で入れられるようになったのだ。盤面ををトークンで埋め尽くしたい人にお勧めだ。

 

Anointer Priest 選定の司祭 (1)(W) C

クリーチャー・人間、クレリック

1/3 不朽(3)(W)

あなたのコントロール下でクリーチャー・トークンが1体戦場に出るたび、1点のライフを得る。

 新ギミックの不朽に、白のお家芸を組み合わせてみよう、というデザイン。クリーチャーが出るたびに1ライフゲインなら「魂の管理人」クラスなので構築レベルだが、流石にそれだと面白くないのでトークンだけに反応するように調整され、この世界ではゾンビと仲良くやることに。ミイラ的な不朽トークン以外でも反応するので、下の環境で横並びを目指すデッキなら「魂の管理人」同様の活躍が期待できて、自身も不朽持ちなのでカード枚数的にもそこそこの安定感がある。リミテッドなら序盤から睨みを利かせるいい壁役になれそう。ちなみにサヒーリコンボもトークンが出るので無限ライフが実現したりするが、まぁ、コンボ決めた時点で勝ってないと駄目だよな。相手の「鈍化する脈動」対策にどうです?(勝てるとは言ってない)

 

Approach of the Second Sun 副陽の接近 (6)(W) R

ソーサリー

〜があなたの手札から唱えられており、さらにあなたがこのゲームで〜という名前の呪文を他に唱えていたなら、あなたはゲームに勝利する。そうでないなら、あなたは7点のライフを得て、〜をあなたのライブラリの上から7番目に置く。

 まーた変なカード作る。最初にテキストを読んだ直後には「え? こんな簡単に勝っていいの?!」って思ったんだが、冷静に考えると簡単ではないな。勝利条件が「手札からのキャスト」なので、「霊気地の驚異」は使えないんだな。ただし、実はちょっとだけならごまかせる部分もある。構築でこの勝利法を目指すならデッキにフル投入して2枚を連続して唱えることになるだろうが、実はこれ、1枚目のキャストは手札からじゃなくてもいいんだよね。別に「霊気池」にこだわる必要も無いかもしれないが、「霊気池」で1枚目をとなえ、2枚目を手札から正規の方法で唱えれば勝てる。ただ、その場合にはこの呪文を大量に投入して手札でダブつく危険性と常に付き合っていかなければいけないし、「霊気池だったらウラモグでいいのでは」みたいな現実感とも戦わなきゃいけないのだが。でもなんだろ、割と夢がある気がするんだよな。何か抜け道がありそうというか、たまたま条件が揃っちゃうイージーウィンが割とありそうというか。もう、めんどくせぇから「全知(M13)」使おうぜ! デッキのマナ勘定はどうなっちまうかな!

 

Aven Mindcensor/エイヴンの思考検閲者(FUT)」 R

 登場時には一切目立つことが無かったが、後世にモダンという環境が生み出され、いわゆるヘイトベアの一種として日の目を見ることになったちょっと不思議な経歴を持つクリーチャー。考えてみれば当時はミライシフトカードとして登場していたわけで、十数年の時を経て、いよいよ「予期された未来」に到達したと言えなくもない。ただ、ミライシフトの予知は若干精度が悪かったようで、アンコだと思ってたらレアになって再録されている。うーん、レアなぁ……。瞬速持ちでパワー2のフライヤー。それって「呪文捕らえ」と同じなわけで、流石にスタンだと立つ瀬が無い。いや、比べる相手がおかしいんだけども。「探す」カードが今後爆発的に増えれば可能性はあるんだが、今回のセットも特に「探す」ムーブは推奨してない(というかMagic全体が推奨してない)。まぁ、モダン以下の環境をプレイする人は手軽に過去のカードに触れるようになるのは悪くないか。

 

Binding Mummy 束縛のミイラ (1)(W) C

クリーチャー・ゾンビ

2/2

他のゾンビがあなたのコントロール下で戦場に出るたび、対象のアーティファクトかクリーチャーをタップしても良い。

 防腐処理のために用いられている包帯をアグレッシブに武器にしているミイラ。死人のくせに2マナ2/2の熊ボディだし、この世界のミイラは本当に元気である。今回は督励能力との絡みもあり、2マナで2/2程度のクリーチャーが各色にけっこうな数用意されている。そのためこのボディがそこまで優れたアピールポイントになるわけではないのだが、数が多いってことはやっぱり最低限2ターン目にパワー2は欲しいわけで、どんな次元だろうがやっぱり必須は必須。そして、序盤に似たようなステータスのクリーチャーが並ぶとするなら、こいつの後にミイラを展開して相手の防御を挫く展開も有効に活用出来るということ。強めにゾンビに寄せることが求められるようにも見えるが、最低限の効果ではあるのでとりあえず熊として立たせておくだけでも問題は無い。上手く機能したら「デッキ組むの上手いだろ?」ってドヤればいいだけだ。

 

Cartouche of Solodarity 結束のカルトーシュ (W) C

エンチャント・オーラ、カルトーシュ

エンチャント(あなたのコントロールするクリーチャー)

〜が戦場に出たとき、1/1で警戒を持つ、白の人間・クリーチャー・トークンを1体生成する。

エンチャントされたクリーチャーは+1/+1の修正を受けるとともに先制攻撃を持つ。

 白のカルトーシュは小粒ながら色々と使えそうな便利ギミックで、まず1マナで+1と先制だけでもコスパは悪くない。さらにご褒美として従者を1体置いていってくれるので、張ったクリーチャーごと処分されても枚数で損が出ず、オーラの弱さを補填出来ているのだ。まぁ、もう1つの欠点である「張るのに対応して除去される」はカバー出来ないけどそこはしょうがない。リミテッドなら適当な頭数を増やしながら先兵に突破力を与えられるので、1枚入れておくと案外良い働きをするかも。相手が布告系除去である「野望の試練」を使うようなら更に加点。

 

Cast Out 排斥 (3)(W) U

エンチャント

瞬速 サイクリング(W)

〜が戦場に出た時、対象の、対戦相手のコントロールする土地でないパーマネントを、〜が戦場を離れるまで追放する。

 「停滞の罠(BFZ)」の色々豪華版。1マナ重くなった代わりにクリーチャー以外のパーマネントに対応可能になり、更に緊急時のサイクリングまで内蔵。「停滞の罠」がダブルシンボルだったことを考えると、マナコストの増加も最大限の譲歩と見て取れる。元々のカードが優秀だったくせにここまで高機能のアップグレードってのも珍しい。これはもう構築級確定……とはいかないのがMagicの難しいところだよなぁ。やっぱり3マナと4マナの間の壁ってでかいからなぁ。リミテッドですら同じようなポジションの「孤立領域(OGW)」が4マナになった途端に随分もっさり感が増えてしまったし。でも、流石にここまで対応範囲が広ければ万能除去として1,2枚刺されるカードにはなるのかなぁ。これ、サイクリング使うタイミングってあるんだろうか。

 

Compulsory Rest 強制的永眠 (1)(W) C

エンチャント・オーラ

エンチャント(クリーチャー)

エンチャントされたクリーチャーは攻撃もブロックも出来ない。

エンチャントされたクリーチャーは「(2)、このクリーチャーを生け贄に捧げる:あなたは2点のライフを得る」を持つ。

 強制的に永眠って、それ短くまとめると「ぶっ殺」って言葉ですよね。ぶっ殺されるおっさんもショックの余り海原はるか・かなた師匠みたいな髪の毛になってしまってますが、どうもこの次元にはこういう「片方ハゲ」の髪型が多いみたいですね。さておき、見ての通りに今回の「平和な心」枠。久しぶりに2マナで与えられ、効果としては完全に「平和な心」なのだが、何故か相手陣営に幾ばくかの補助を与える救済措置が出来てしまった。エンチャントを壊すあてがあるプレイヤーなら迷うところだが、壊せる見込みが低い場合、相手はおそらくさっさとこれをサクって2点のライフをもらうことだろう。不朽がついたクリーチャーを戦場に棒立ちにさせることも出来ないし、「平和な心」からはいくらか弱体化してしまった。今の世界だと2マナの(ほぼ)完全除去は強いっていう判断なのかしらね。もしくは、単に不朽をもっと楽しんでもらいたいっていう措置なのかもしれないけども。

 

Devoted Crop-Mate 献身的な門友 (2)(W) U

クリーチャー・人間、戦士

3/2

督励 - 対象の、あなたの墓地にある点数で見たマナコストが2以下のクリーチャー・カードを戦場に戻す。

 「門友」ってなんやねん、って思ったけど、英語を見ると「同じ一門の仲間」だから「もんゆう」なのね。ちなみにそんな日本語は無いんだ。とりあえず頼りになる仲間らしく、ピンチになった時も友情のシェイクハンド! と叫んでリング外に吹き飛ばされそうになったところを救ってくれる。本物のシェイクハンドはリングアウトで負けになる前に助けてくれる技だが、門友はリングアウトしてしまった後に助けてくれる。殴るだけで軽めのアドバンテージが得られるのだから、そりゃ悪くない能力だろう。まぁ、このステータスだと殴った本人がリングアウトするだろうが。相打ちさえ取れれば枚数的には勝っているのだし、187能力持ちを釣り上げるという定番の稼ぎ方もある。デッキをなるべく前のめりにして、3ターン目に出した場合にも使えるように仕上げるのが理想だ。

 


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 全力振り切れ回、第18話。いやー、タイトルにイヤミを冠してるもんだからあんまり面白くならないかなー、とか思ってたんだが、かっ飛びましたな。今回はいつも以上に作画に気合いが入っており、ネタを抜きにしても純粋にアニメーションとしてチャレンジングな部分が多かったのが印象的。枠の太いこのデザインでぬるぬる動くと、レトロ感がむしろ新鮮な方向に傾いて面白い画になるんだ。

 アバンは三度目のじょし松さん。なんだかんだで仲の良い6人だが、あの6人が同じテーブルってのは一体……あれ? じょし松さんも六つ子の「姉妹」って設定でいいんだっけ? 6人全員が呼ばれる披露宴の主役って一体誰だったんだろう。こいつら絶対に高校卒業してから同じ空間にいないだろうから、高校時代までの知り合いなんだろうが。しかし、性転換してもやっぱり十四松はぶっとんでんな。男バージョンだと童貞設定なのに、女になると十四松はヤリ○ンなんでしょうかね。男は近づかないと思うのだが……。

 さて本編。ギャグアニメでは何故か定番になってる気もする「突発的レースイベント」である。記憶に新しいところでは「えとたま」もレースやってましたよ。それぞれの駆け引きでネタが見せられるから脚本が作りやすいんだろう。まぁ、今作の場合はネタとしてもぶっ壊れすぎているが。まず、何と言っても実況の古川登志夫の存在感。今回の面白さの4割くらいは実況が持っていった感がある。作品のことなんて絶対知らないはずなので全部台本だとは思うのだが、まったくそうは感じさせない溶け込み方が素晴らしい。初見で台本見て「なんじゃこりゃ?」って思っただろうなぁ。

 レース中のあれこれを全部拾っていくときりが無いので気になった部分だけピックアップしていくが、個人的に一番気になったのはチョロ松を持ち上げたときの3人の結束。一松&トド松が執拗に「上二人がクズだから」と連呼しており、その後の「チョロ松を優勝させよう」の流れも、多分割と本気の部分もあったはず。2人とも最終的にはボロボロの状態で殺戮を繰り返していたが、まだカートに乗っている段階だと、トド松もそこまでがっついてなかったし、一松は実際にトップが取れそうになったら自殺した。チョロ松に任せて、後ろで甘い汁を吸う方が楽だという判断だったんじゃなかろうか。まぁ、ドライモンスターが何を考えていたかは定かじゃないが……。そして、「クズ2人」とまとめられてしまったカラ松の悲劇。流石にあのクソ長男と一緒にするのは可哀相な気がするわ。いや、おそ松だってカラ松とくくられるのは絶対にごめんだとは思うが。おそ松の「クズ」レベルとカラ松の「駄目」品質ってベクトルがだいぶ違うからなぁ。そう考えると、次男というそこそこ責任あるポジションのカラ松が兄弟思いの(一応)良い奴に育ったのは、それこそ長男のクズっぷりがあったおかげなんだろうな。何を間違ってあんな方向に完成してしまったのやら……。

 そして、チョロ松たち3人を襲うトト子の恐怖。な? 遠藤綾は最高だろ? こんだけやりきって、多分涼しい顔でアフレコスタジオから帰宅してるはず(人妻)。BD特典とかでトト子の暴言ピー音無しバージョンとか収録されませんかね? あんなトト子でも、一松の「本気」に陥落してしまうあたり、六つ子との関係性は業が深すぎる……。

 チビ太の三本線。赤塚先生が死んでしまったのでもう決して答えが出ない永久の謎……。チビ太本人はすげぇ気にしてたんだ……多分、視聴者は誰一人として気にしてなかったと思うぞ。旧作放送当時から。しかもその謎を解くのに2クール目の残り話数全部使わなきゃいけなかったのか。くそっ、逆に気になってきたじゃないか。今後どこかでいじられることはあるんだろうか。

 ダヨーンとデカパン。単なる不良親父。ダヨーンは性根が腐ってる上に大量破壊兵器も所持しているので質が悪い。この世界で最も純粋な悪ってひょっとしてこの2人なのかも。旧作ではそんなことなかったのに。でも、シリアスモードになったときのデカパンたちは割と活き活きしてたので、あのまんまで1話分のシナリオとかも見てみたい気もする。中の人たちの有効利用だぜ。そして、何故か定着してしまった誰得ホモォ設定。怖い怖い怖い。ハタ坊は……磔にされた状態のあのマスクは一体どこにあったものなんでしょうかね。巨大フラッグを軽々と支えていたので、実はフィジカル強い疑惑も。 

 そしてイヤミである。そうか、旧作との違いで雪辱に燃えていたのか……確かに、昔は六つ子の方が添え物みたいな扱いだったもんなぁ。イヤミも中の人がかなり気合い入れてやってるしなぁ。別に六つ子を食うくらいの勢いで前に出てきてもらってもいいんやで。ただ、今作のファンはそれを望むかっていうと……。そうだ、イヤミとチョロ松が延々戦隊ものトークで盛り上がるっていう話はどうだろう。楽しいぞ(既存)。今回の最大の見どころはイヤミロボ対おそ松の大決戦シーンだったわけだが、「股間の蛇口からの噴出」があそこまで格好良いアニメはもう二度と現れないだろう。

 そして聖沢庄之助。だから誰なんだ。マジで今作のスタッフなら来週1話使って「聖沢庄之助さん」をやりかねないから怖いよな……。

 十四松は……ジョーカー過ぎるので今回は場外へ。しばらく画面に出てこなかったときのドキドキ感が半端じゃなかったよ。

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 出ちゃいましたね、それなりの規模のリークが……。発売日まで丁度2ヶ月ってところでのリーク、流石に早過ぎるのでこれもまたWizards社の意図しなかったものでしょう。あれだけ「我々は情報を出すタイミングも含めて全部コントロールして最も魅力的な状態で皆さんにカードをプレゼンしているんだ!」と力説していたのだが、それでもここまで世界規模のゲームだと情報漏洩をシャットアウトするのは難しいようで……。でも、ゲートウォッチでのコジレックバレまでは、しばらくリークも無くて割とスムーズに発表できてたと思うんだけどなぁ。今回もやからしてしまったことを考えると、最近新しい穴でも出来たんかな。

 

 そんなわけで、私はいち早く情報が知りたい人なのでやっぱりリークも見てしまったわけなんですが……確かに、これをちゃんとWizards社が統制して大々的に発表してたらそれなりに盛り上がったかもしれないなぁ、って部分はありますよね。未だに、「次元の混乱」の時の「滅び」のサプライズや「エルドラージ覚醒」の時のコジレック爆誕ギミックなんかの鮮烈さは印象に残っているので、Wizardsには今後もしっかりと情報統制を徹底してもらって、ああいうサプライズを効果的に演出して欲しいものです(ですんで、それを楽しみにしてる人は以下の記事は読まない方が良いです)。

 

<以下、信憑性の保証されない情報なので、遊び半分で良い人だけ>

 


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○「魔法使いプリキュア!」 5

 ねぇ、猫のキャストに早見沙織ってどういうこと? もう、最後にその部分だけしか印象に残らなかったんだけど。追加戦士枠なの? そうなの? だとしたら真剣に応援せざるをえないよ。

 前作が好きすぎたせいで「コメットさんが終わってしまったせいで後番組のGAが憎い」理論でこれも何となく憎いんで点数は上げないけど、いい刺激の多い1話目でしたね。やっぱり朝っぱらから17歳ボイスは色々とハッカドールものがあるな。高橋李依がリアル若手だから、極論すれば娘くらいの年齢差なんだよな……いや、21歳と17歳、ちょ、丁度良いな。

 純正2人プリキュアは「スイート」以来なのでだいぶ久しぶり。しかも今作は変身口上で「2人の奇跡」とか「2人の魔法」と言っていることからも、この「2人」という部分は割と重要な意味を持っている気がする。初代プリキュアが伝説になっているのもなぎさ&ほのかという2人の関係性あってのことだし、響と奏の2人の友情タッグも「スイート」を盛り上げる上で欠かせないものになっていた。今作の年の差コンビもかつての先輩方のようにミラクルな友情物語を紡いでいくことが出来るだろうか。1話目で意外だったのは、リコさんの方が随分なポンコツだったこと。てっきり事前予告の容姿からしてみらいがいわゆるプリキュア主人公的な少女なら、その相方である黒髪ロングはしっかり者になるのかと思っていたのに、1話目からいきなりボロが出過ぎている。登場シーンが操縦不能の落下シーンだったのも問題有りだし、出会いのシーンも「空飛んでるのに平気で声かけてくる」という一切警戒心の無いもの。魔法の腕もからっきしだし、思っていた「相方キャラ」とは随分違うみたいだ。まぁ、プリキュアにおける「しっかり者」枠なんてのは壊れてポンコツ呼ばわりされるためにあるようなもんだから結果的には一緒なのだろうが、アホ&アホのコンビとなるとちょっと珍しいんじゃなかろうか。いや、みらいがアホかどうかはまだ分からないけど。つぼみ&えりかともまた違ったテイストだよねぇ。この17歳、色々といじり甲斐が多そうで今後が楽しみだ。

 全般的な雰囲気は「2人プリキュア」ということもあって原点回帰のイメージもありつつ、オープニングの底抜けの明るさとか、お気楽なノリの魔法の見せ方とか、原点どころかおじゃ魔女まで遡ってる感もある。まぁ、魔法つっても結局は魔法(肉体言語)だったので安心はしたけども。「あれは魔法だったのか?」って自ら突っ込んじゃってましたな。おしいなぁ、これで完全に遠距離戦特化型のプリキュアになっていれば、「プリキュア無双」とか「スーパープリキュア大戦」とかが作られた時にキャラ付けがしやすかったのに。まー、やっぱり殴ってナンボのプリキュアワールドですからね。今後とも拳の力を大切にしていってほしいものです。

 中の人に関しては世間でも散々いじられただろうが、メイン2人がイヤホンズとAice5という、どう考えてもキュアマネーの息がかかっているとしか思えないキャスティング。いや、流石に荒鷲先生にそこまでの権力はないからたまたまなのだろうが、プリキュア業界を席巻しつつある荒鷲先生の影には感服するばかりである。堀江由衣が満を持してのプリキュア参戦ってのはそれだけでもニュースだよなぁ。もう、来年の弾をどうするかが今から気になってしょうがないよ。そしてみさおがどのように絡んでくることになるのか。案外敵幹部側だったりして名。とりあえず、斎藤彩夏の淫獣声を聞いていると何か別な世界のことばかりイメージされるなぁ、というのと、声を聞いていて「来年の獣枠はゆーきちでいいんじゃないかな」っていう2つが結論です。あ、あと、最近やたら遊佐さんの声を色んなところで聞いてる気がするんだけど。こういう巡り合わせってあるよね。ほんと、残りの悪役枠は誰が出てくるんでしょうかね。

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