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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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4月22日 ドラフト模様(SOI×3)

ピック順 【Sangriter】→【Thraxi】→【Sea-chicken】→【Serra】→【Mei】→【Alessi】→

 

 環境第3戦目。前回はカラオケボックスドラフト、そして今回は深夜1時の青空ドラフト。昼間は汗ばむくらいの陽気だったから大丈夫だろうと思いきや、やっぱり深夜は冷えるね……。みんなしてカードとかピックよりも寒さとの戦いの方がメインだった感すらある。全員体調は大丈夫だったのだろうか。まぁ、ほら、イニストラードも基本的に寒い次元だから、リアルにその空気を感じたってことで。ジェイスですらコート着込んでるのにお前らときたら。

 世間的にはカードの評価も次第に固まりつつあり、環境がどのように変化したかがしっかり現れる時期。リミテッド戦術についてはどのような動向があるのかは知らんが、構築シーンもなかなか興味深い動きが多いようだ。個人的にはガラッと世界が変わる方が好きなので、なんとかバントカンパニーが駆逐されるシーンになればいいな、とは思う。最近全然構築には絡んでないのだが、「紅蓮術士のゴーグル」絡みはデッキリストを見てて久しぶりにデッキが組みたくなったわ。ま、青赤だとジェイスをあと2枚(相場なら2万弱!)買わなきゃいけないけどな……。

 

 


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 「両足引っ張って大岡裁き」って確実に水島努の「BLOOD-C」のことだよな、第3話。BLOOD-CANOTHERに、水島作品はグロ処刑シーンに事欠かず。

 なんかもう、ジェットコースター過ぎる気もするのだが作中時間ではまだ1日すら経過してないんだよな。流石に30人もの群像劇になるとやること多すぎて大変だわ。幸い、30人全員を覚えてなきゃいけない、なんてとんでもない話にはなっていないので混乱することは無いが、思いの外人数が減るスピードが遅く、「もう覚えなくてもいいんや」っていう安心感はないのである。まー、ガルパンだって同じくらいの人数が出ていたわけでね。興味がある人間だけ全キャをフォローすればいいってことだろう。

 短時間でまとめ上げながら各キャラがイカレていることを示さなきゃいけないので、シナリオ全体は割と雑な進行になっている。極限状態なので各々がヘンテコな行動を取ることはそこまで無茶とも思わないが、各人がこぞって自らのキチガイアピールをするために必死に台詞を展開する様子は、「脚本がキツキツなんです」と訴えかけているかのような密度で少々窮屈だ。今作は正直言って画にあまり面白味はないので、何とかして脚本の訴求力、台詞運びのパワーだけで視聴者の興味を引っ張っていく必要がある。あんまりのんびりやっていても退屈になってしまうから多少無茶でもガンガン回していこうという配慮なのだろう。実際、退屈どころか一瞬たりとも目を離している余裕はないため、狙いは成功しているのであるが、とにかく台詞運びに重きを置く展開になってしまい、アニメとしての総合力に疑問が残るのは残念なところだ。これで「BLOOD-C」と同じくI.G.の製作だったらもっと真に迫った無闇に迫力のある殺伐シーンが展開されたのかしら……。

 「シナリオで引っ張るしかない」とは言ったが、幸い、そのシナリオラインは非常に興味深いものになっている。各話で「何となくスポットが当たるキャラ」をきっちり分担していて、前回はマイマイのデビュー戦だった。そして今回はそのマイマイとの繋がりでジャックという新たな火種にスポットがあたり、さらにそのジャックの処理を巡り、らぶぽんという特大の爆弾にも火がつくことに。らぶぽんの中の人は加隈ちゃんやねん。なかなか良い飛ばしっぷりでおじさん満足です。そして、メインの流れを大きく下支えすることになった今回最大の注目キャラはヴァルカナさん。1話目から「こういう舞台に良くいるわがままDQN」みたいな登場だったヴァルカナさんだが、今回、病的なまでの「責任」に対するこだわりを見せ、主要キャラのノルマとも言える「過去の回想」をクリア。その上で次第に良い奴オーラを漂わせ、腕っぷしも度胸もそこそこあることを見せてくれた。さらにこはるんというメインのキャラと不思議なフラグまで立て、今後も重要ポジションで活躍してくれそうな期待がかかる。真咲さんは予定通りに1話でさっさと帰還したが、光宗との関係においてまだ何か過去のトラウマ的な病巣を抱えていそう。さらに光宗のお友達であるスピードスターも、単なる良い奴ではなくて黒いものを抱えていそうなオーラが出ていたし……まだまだ序盤戦やなぁ。

 舞台を巡る謎についても、色々と伏線は仕込まれている。「昨日まで人がいたかのような」数々の痕跡。畑の状態、布団の管理など。納鳴村が単なる廃村でないことは間違いないわけで、何者かの意志が関与しているのは確実。村1つをコントロールする「意志」なのだからそれなりの大きさに違いないが、問題はそれが人為的なものであるのか、超常的なものであるかという部分だ。現時点ではどちらとも取れるが、都合良く地下牢なんかが設定されているところを見ると、全てが超常的なものと見るよりも、やっぱり雛見沢みたいな巨大な権力が絡んでくる可能性の方が有力かも。その論拠としては、よっつんが消息を絶つ直前に取った奇妙な行動が挙げられる。「なんでお前がここに」と言いながら退場したことを考えるなら、よっつんの知っている何者かが、この場所をコントロールする力の一部に関わっているはずなのだ。また、以前には運転手を村に導いた「何者か」の存在もある。全体的に、村での共同生活を強制的に執行させる方向で意志の力が働いているように見えるが、さて……。そういえば光宗が森の中で見た「目」のこともあるんだよな。あれは流石に人間の目って感じではなかったが……クマがいるんですかね? だとすると、今期は熊アニメが2本同時という変なシーズンってことになるな。もう、このままの勢いで「ゴールデンカムイ」もアニメ化しよう。

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「ナースウィッチ小麦ちゃんR」 5→4

 読売迫害枠で放送開始が遅れる作品があるということは、こうして放送終了が遅い作品もあるということ。これでようやく冬番組の全てが終了した。同じようにして春番組も「ふらいんぐうぃっち」が最後に終わるんでしょうかね。

 なんか途中から惰性で見ていた作品であるが、正直、期待していた方向とは違った。「小麦ちゃん」のオリジナルについて私が持っている思い入れについては新番チェックの方を参照してもらいたいが、それくらいに思い出深い作品のリメイク、是非とも一筋縄ではいかない曲者作品になってほしかったものだが……思いの外フツーの作品になってしまった。結局パロディ要素はほとんど無く、あるのはタツノコ作品への様々なオマージュ、お遊び要素で、残念ながら社内でのセルフパロディに留まった。毎回怪人役にレジェンドクラスのキャストを起用したり、変なところに気合いが入っているのは分かるのだが、作品全体を盛り立てるような独自要素になっていたわけではなく、元祖「小麦ちゃん」のフロンティアスピリットに溢れたデザインとは全く違った理念で作られた作品だ。まぁ、現代アニメにおいてエポックメイキングなことをやれってのが無理な相談だが……もう少し尖った攻め方もあったと思うんだけどなぁ。

 内容が丸くなった分、力を入れたのは「アイドルアニメ」要素だろうか。最近は各制作会社でしのぎを削っている「アイドルのライブシーン」演出。タツノコだって本気でやればこれくらい出来るんだぜ! というのを力強くアピールするこの作品は、なるほどライブシーンの出来は上々である。小麦、ここな、ツカサと3人取りそろえたアイドルも方向性が違っているので見ていて退屈せず、アイドルわちゃわちゃアニメとしてはそれなりの成功を収めたとは言えそうだ。ただ、個人的にはあんまりそういう部分が響かないのよね。「アイカツ」「プリパラ」を見てないのは、こういうシーンを見てもそこまですごいと思えない感性の持ち主だからなのかもしれない。「よく出来ているのは分かる、でも」みたいな気持ちになる。プリキュアのエンディングみたいに1つの曲にオプションとしてPVが付いてくる分にはいいのだが、作中でライブをこまめに混ぜられると、それがシナリオに密接に結びついていない限りはあまり興味をそそられない。今作はあくまで「ウィッチ」がタイトルであり、魔法少女としての活躍がメインテーマであるはずなのだ。アイドル要素はそうしたキャラを盛り立てるための1つのオプションに過ぎず、そこにあまり力を入れられても大きなプラスにならないのである。

 あと、やっぱり「小麦ちゃん」のタイトルを使うならばもっと前作に寄り添って、前作への心遣いをもっと増やしてほしかった、っていうのもある。アイドル活動ってのは前作では本当に「単なるネタ」でしかなかったわけで、そこにフィーチャーされてもなぁ。そして、一番楽しみにしていた桃井はるこの活躍……結局最後まであんまりなかったわねぇ。一応魔法の国の未亡人がモモーイ、最後の敵キャラがこよりちゃん(の中の人の大谷育江)っていうのは前作オマージュなのだろうが、あくまでサポートどまりで前面には出てこなかったし。当時の楽曲の1つもあればなぁ。

 まぁ、時代は変わるもんだからしょうがないわな。今回、中の人たちは新人が多くを占めており、小麦のまわりの友人たちとか、濃い割にはあんまり見せ場が無いキャラに回されちゃった子は残念無念だったが、メインを任された面々は案外面白い仕事ができていた。小麦役の巴奎依、果たして今後は声優の仕事は回ってくるか。あとはツカサ役の小市眞琴は役の二面性もあって色々と楽しいシーンも多かった。今後に繋がる……かな?

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 頑張っても月に2回くらいが限度になっているたほいや……。野に放たれたほいやすら出来なくなってしまった哀れな子羊たちのためにも、もっとやらないといけないのに……。

 

Round1・「ちゃるめる」

1.()キャラメル。

2.→チャルメラ

3.フランスの文学評論家、思想家。隣人愛の普遍性を否定し、儒教的美意識の成長を唱えた。

4.チャルメラに同じ。

5.赤子のよく歩くこと。立ち行きの早い子供。

 1問目からいきなり解答被りで選択を迫られる難局。でもまぁ、こうして「似たような答えからわずかな差を見定めて広辞苑を射抜く」ってのが元祖テレビ番組「たほいや」っぽいのよね。⑤議論の途中で「『チャイルド』からじゃね?」という推察がなされていたが、正解は「千歩める」からである。

 

Round2・「たかさぶろう」

1.二本歯の男ものの高下駄の通称。

2.薬指と小指を折り、他の三指を伸ばした手の形のこと。

3.キク科の一年草。

4.高い場所に行きたがる人のこと。転じて登山者の蔑称。

5.とにかく歩き回る。当てもなく動く。

 ③禁断の必殺技が発動。やはり悩まされる。なお、英名は「false daisy」。たかさぶろうが何をしたっていうんだ。②実際にやってみると意外と疲れる形。なお、何故わざわざ名前が付いているかは不明。④「高いところが好き」→「馬鹿と煙」→「蔑んでもいい」という理論。やーい、登山者バーカ!

 

Round3・「あめきんごく」

1.江戸時代、軽い罪を犯した者を閉じこめていた牢獄の通称。

2.白川法皇が雨を器に盛って獄に下したこと。

3.金魚の品種の一。細く枝分かれした背びれを持つ。観賞用。

4.老親の生前に施しをしておけばその死後の後悔もやわらぐという教え。

5.鎖国時のキリスト教を取り締まった日本を指す語。

 ②説明を受けてもよく分からない概念。この故事を残して何を伝えたかったのか……。⑤議論の途中で「『アーメン禁国』じゃね?」という推察がなされていたが、……正解です。タイラントがいないにも関わらず彼の名前が叫ばれるのはいつものこと。大体アイツのせい。「キムチの登場頻度が尋常じゃないですけどね」「KとMの音があればとりあえずキムチだからね」。まぁ、過去にキムチの事例は「きっちなー」(漬けるのが困難なキムチ)と「けんちいし」(キムチ石)の2例だけなんですけどね。

 

Round4・「まごにわんぼう」

1.馬子にはどてらが似合う。分相応の意のたとえ。

2.→まからにかんぼろ。

3.人にはそれぞれ身の丈にあった環境があるということ。

4.上部に帆船を模した装飾を乗せた帽子。16世紀フランスにおいて流行するも、転倒事故が多かったため、後に禁止された。

5.身分の低い者でも高貴な衣服で着飾れば立派に見えるということ。

 私の出題なんですが、広辞苑の一文に惚れ込んでの出題。ついでに「あるへいぼう」「はらめんぼう」に続く棒シリーズとして変な棒が出てこないかと期待したが、特に出てこなかったかな。②そういえば一切確認しなかったが、これ、なんだったんだろう……。

 

Final Round・「ちいほ」

1.足場、足がかり。社会的地位。

2.小さな女児。女児のような男児。

3.物の数の甚だ多いこと。数限りのないこと。

4.初潮を向かえて一年以内の少女。

5.治威の補佐を行う役職の総称。別治威。

 みんな、最後の問題(早朝8時)だからって色々垂れ流しすぎだろ。ちなみに全員正解してしまった出題ですが、我々の中では、こういう結果になると「残りの回答者の作ったダミー解がふがいない」という反省に繋がります。この出題自体が素直に勉強になったしな。

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 海猫があんまり可愛くないな……第3話。せっかくの猫なのに……あれ、やっぱりしっとりしてるんだろうか、つるっとしてるんだろうか。生臭いんだろうか……。地上でもあれだけの機動性でさらに水中無敵って、下手したら今回のラスボスはバジュラすら乗り越えた海猫なんじゃね?

 順調に進路を進んでいる感のある3話目。ちょっと前までニートとフリーターだった主人公カップル。かたや生まれながらの才能でオーディション突破、かたやなんでかよく分からないけどデルタ小隊の隊長に目を付けられてのヘッドハンティング。これ以上無いくらいの出世街道。しかも、前回「お互いに就職したら会う可能性が減るんじゃ?」とか思ってたら、デルタ小隊ってワルキューレの護衛専門部隊なのか。まさかの一つ屋根の下。ワルキューレも小隊メンバーも全員が仲良く暮らしておりました。ミラージュさんは軍属では紅一点なのね。まぁ、やたら女っ気の多い所帯だからあんまり違和感ないけど。料理を作ってたおかみさんのエプロン姿、おっぱい出し過ぎじゃないですかね。

 出世街道とは言ったものの、2人ともそう簡単に新しい職場で頭角を現すことが出来るわけじゃない。「ちょっと調子が上がらない」レベルのフレイアはいいとしても、ハヤテの方はそもそも飛行機にたたき込まれると酔うっていう。付いたあだ名は今期アニメでは2人目の「ゲロ」。なんでこいつスカウトされたんだか。しかし、風と仲良くなりたい君の我が儘勝手っぷりはそんな洗礼にもケロッとしたもので、座学はサボるし体育もサボる。とりあえず飛行機に乗りたいマン。そりゃ、堅物のミラージュ先生は怒りますよ。突きつけられた「最終試験」は割と易しめのハンデマッチとはいえ、ついさっきまでゲロ吐いてた奴に課す試練としてはなかなかハードだ。

 でもまぁ、主人公だからなぁ。テンションが上がってなかったフレイアの方はハヤテのピンチを見て一気に野生解放。さらにその歌を聞いたハヤテもテンションが上がってガウォークからの逆転劇。むー、もうどこをどう切り取ってもこの2人がカップルじゃないですか。三角関係が生まれる余地がないじゃないですか。フレイアは完全にハヤテのことを応援する気だし、ハヤテもフレイアの歌に運命的な相性を感じさせる。ここにミラージュさんが割ってはいる意味ってあるんかね? 先週に引き続きですが、やっぱりフレイアちゃんが可愛いからなぁ。ドヤ顔も似合うしなぁ。もう、この2人を互いに盛り立てあえるように常時同じ空間に放り込んでおけばいいと思うよ。

 

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○「ふらいんぐうぃっち」 6

 読売名物、BSなので二週間遅れ枠。まぁ、放送されるだけでもありがたいと思わないと。

 原作未読、っつうか未知。タイトルだけを見て「地球侵略を目論むネウロイに立ち向かう鋼鉄の乙女たちの話かな?」とか思ってたら、予想の斜め上、斜め下、ねじれの位置の作品が出てきました。もう、なんだこれ。徹底的なまったり感。そうか、今期は「のんのんびより」の後続に川面さんの「田中くん」があるのかと思っていたが、真の田舎アニメはこちらだったか。

 いわゆる「日常系」の良さがそこかしこにあふれている作品で、そのユルさは主人公・真琴に全てが集約されている。いやー、分かってるんだよ? タイトル見てるんだから「この子は魔法使いなんやろなぁ」ってのは分かってるんだよ。でも、未だかつて、魔法少女が主人公なのにこんなにも何気なく「浮く」作品があっただろうか。ホウキのグリップを確認してるあたりで「なんだ、そういう古式ゆかしい魔法使いっぽいこともするんやなぁ、でも、妹ちゃんの前でそれを説明するわけにもいかないし、どういう言い訳して買うんかなぁ」と思ったら、飛ぶ。何の前触れもなしに飛ぶ。平気で。もう、爆笑してしまった。しかもいわゆるロケット的な推進力を一切感じさせずに、そのままホバリングで浮く。この揚力は確かに魔法以外あり得ないわ。呆然とする妹ちゃん、そして幼馴染みの娘。あまりにも唐突に浮いたもんだから「え? この世界ってそういうのOKなの?」って思ったら、当然OKじゃないんだよな。みんなで目を丸くしてるけど、男の子だけ平気。親族だからな。「あれ? こういうのってばれてもかまわないんやな、なんだ、たまたま妹ちゃんたちが知らなかっただけなんか」って思ったら、今度はやっぱり秘密にしなきゃいけないとか言われる。もう、何がなんやら。この娘、絶対色々あかん。極めつけは「人が死ぬこともあるんですよ」というマンドレイクである。青森のその辺の空き地にぽつんと1つだけ自生してるマンドレイクの時点で突っ込み待ちだし、その匂いは遠くからでも分かるアンモニア臭。この世界、ひょっとしてそこら中に魔術トラップがしかけられているのでは……。

 何がすごいって、これだけ無茶苦茶やってるにも関わらず、1話目では特に「分からない」ことが無い。真琴のキャラがすんなりと入ってきて、さも「ずっと前から知り合いでした」みたいな顔で堂々と居座っている。魔法がこの世界でどう扱われているか、なんて問題もいつのまにか「それでOKやな」という位置に納まっている。何もかもが、弘前の町に違和感なく溶け込み、「それはそれとして適当に日常ものをやりましょう」という空気が完成している。このケロッとした世界観はなかなか癖になる。監督は桜美かつし。最近はあまりヒットに恵まれなかったが、彼には「あさっての方向」という秀作を作りあげた実績があるし、細かい仕事の実績では充分に力があることは知っている。久しぶりに、しっかり肌に合いそうなお仕事が回ってきた感があり、期待感は高まる。製作を担当するJ.C.STAFFも最近は安定して良い仕事が増えており、今作でもゆったりした青森の景色の中で的確な写実性と美術性が共存している。いい画が作れているし、これでいい話が出来れば完璧ですね。今期日常ものの筆頭はこれでいいんじゃないかなー。

 中の人は、主人公の真琴役は篠田みなみという初めて見る名前。まだ若手のようだが、すっとぼけた真琴のキャラに良い具合にはまっていてとても聞きやすい。多分、割と好きなタイプの役者だ。ぶっちゃけ「青森が舞台」ってことで「ここはのじょさんに仕事が回ってくるチャンス……」と思ってたら違ったのでがっかりしたのだが、篠田とは同じ事務所でかなり親密な先輩後輩なのね。ひょっとしたら青森要素の指導なんかも受けているのかしら。なお、もう一人の青森系声優・みかしーはちゃっかりレギュラー役を勝ち取っている模様。まぁ、弘前と三沢じゃだいぶ離れてるからのじょさんに関係ないのも仕方ないし……(そうか?)

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 ただひたすら、麻美子に腸をえぐってもらいたい、第3話。もう、とにかくその一点に尽きます。えぇ。

 サブタイトルを見る限りだとここで一段落ってところだろうか。無事に最初のミッションである麻美子「腸狩り」を撃退し、姫様エミリアとのコネクションも繋いだ。これまで全く不安定なままだったスバルの身元もこれで一息つけるようになった。……でもなぁ、これって死に戻りの能力はもう使えないんじゃないのか? いや、回数制限とかそういう話でなくて、今後どこかでまた死んじゃったら最初のリンゴのところまで戻って今回のハードゲームをやり直さなきゃいけないんだろ? いや、もうあの無敵騎士を連れてくればいいことは分かってるんだからハードでも何でもないかもしれないけど、鬱陶しくてそんな話やってられないでしょ。出会いの物語も4周5周もやったらそら飽きるわ。となると、スバルはもう死ねない。だとすると、もう「単なるうざい奴」でしかないわけで……どうすんだこれから。まさか、死に戻りのポイントが前にずれ込むなんてことはないよな。流石にいくらなんでもそれは設定が小狡すぎるが……。

 まぁ、基本的に「スバルがウザいしムカつくし設定が雑だし見てて苛つく」って部分は変わらないのだが、今作は麻美子が素敵なのでそれで万事OKということにしている。いわゆるループものの設定はすっかりやり尽くされた感があるし、今作は特に目新しいコンセプトが盛り込まれているとも思わないのだが、序盤のこの「対腸狩り戦」を延々繰り返す展開は、「徹底的に強すぎるキャラ」を演出するのには悪くない構成だ。普通のファンタジーだとどれだけ「強すぎる」敵キャラが出てきても最終的にはそれを乗り越えて物語が進むので、「強さを存分に見せつつ、それでもなお主人公サイドが勝つ」という展開は非常にデリケートなバランス配分が必要になる。その点、今作は実に分かりやすい。だって、負けてるもん。何回も負けてるもん。スバルは実質「不死」の能力を得ているわけで、最終的にはその個性を使って強敵を打ち倒すという、遠回りな「俺ツエー」設定には違いないのだが、そこにいたるまでに、腸狩りさんは徹底的にスバルをボコってくれているし、まわりの面々にも一切容赦がない。敵キャラの強さを表すのに、「何度もゲームオーバーからのリセット連打」というのは分かりやすくて便利な設定なのである。

 となると、この世界で魅力的に映るのはそのチートクラスの敵キャラの方ってことになってしまうわけだが……。スバルの方が何かよっぽどな知謀知略でこの窮状を打破する設定なら主人公サイドも「格好良い」「強い」ってことになるのだが、残念ながら、結局今回は「別なチートキャラを連れてきておしまい」という、あまり賢くなさそうな解決だった。まぁ、これも一応はコンティニューを繰り返した恩恵なのだから頑張りのご褒美とも言えなくもないが……せっかくのループものの結末としては微妙なところか。ま、最後にもう一回腸を狩られたのだから痛み分けということで良しとしましょう。

 繰り返しになりますが、とにかく「色気の塊の麻美子」VS「僕っこゆーみん」の対決が本当に最高でね。パックのふてぶてしさは良いキャラになってるわ。いっそのこと来週から腸狩りさんを主人公にした殺伐暗殺ファンタジーでも始まらないもんかなぁ。

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 この世界の砲撃、当たらない、第2話。まぁ、それなりの距離があるんだから当たらなくてもおかしくないとは思うが、その割には全部の弾がニアピンでギリギリ避けてる感じなんだよな。本物の艦対艦の戦いって、砲撃はどれくらいの精度で当たるもんなんでしょうね。

 前回のパニック展開から、今回は世界観を探り出す物語になるのかと思われたのだが一切そんなことはなく、どうにももやっとしたままで話が進む。今回、主に時間を割いて描いていたのは艦内の人物配置であった。うーむ、まぁ、女の子山盛り作品なんだからそれも大事なんだろうけど、艦長が慌ただしく艦内を駆け回った程度ではとてもじゃないけど視聴者は覚えられないわけで……今それを駆け足でやらなくてもいいんじゃないか、という気がするのだが。一番気になっている「現状はどうなっているの?」に関しては、なんでかよく分からないけど通信が途絶してしまっているために全く分からない手探り状態で進んでいる。どういうことなんだろう。濡れ衣着せられたんだったさっさと釈明するために政府なり機関なりに連絡すればいいだけだと思うのだが、この世界の艦には、そうした長距離連絡用のツールが搭載されていないということなのだろうか。「日本が沈んだ」とは言われているが、それ以外の部分で世界に大きな違いがあるとは思えないし、むしろ現実世界の科学技術ではなし得ない「メタンハイドレートの大量掘削」という技術が存在していることを考えれば、この世界は現実よりも科学のレベルが高い世界なのだと思うのだが。衛星通信なり長距離無線なり、本国以外にも色々と助けを求める手段はあると思うのだが、何故かクルーたちは通信を封印して、状況が悪化するとしか思えない「逃げ」の一手に出ている。この辺りはよく分からない。後で説明があるのかなぁ。

 そして、そうした不可解な行動に出ている最大の理由が艦長である明乃の独断である。どうやら一人で勝手に思いついて突っ走るタイプのキャラのようで、まわりの声などほとんど聞かず、鶴の一声であらゆる決定を下して艦を回している。まぁ、長を任されたのだから責任も権限もあるわけだが、昨日今日出会った同年代のクラスメイトを相手に、ここまで辣腕をふるってケロッとしていられるのもなんか妙なもの。周りの人間はもっと楯突いてもいいと思うのだが、「艦長命令は絶対」みたいな教えが徹底しているのだろうか。皆なんだかんだいいながらも艦長の采配に従っている。そして、最も大事な部分の采配は「怪我人がでるかもしれない」という一言から逃走や迎撃といった「悪化する以外に道がない」選択肢を選び続けているのである。確かに、前回の猿島も今回のドイツ艦も、なんだか話が通じるような状態ではなさそうだったが、それでももう少し意思疎通の努力を見せてから極端な行動に走るべきなのではなかろうか。彼女がどんどん先へ進んでしまえる、その根拠が分からない。なんだかもやっとした進行の2話目だった。

 まー、そのあたりの謎は追々明かされるとすると……女の子を見てればいい、って話になるのかな。今回新たに謎のドイツ娘が漂着し、さらに「しばらく出番はないやろな」と思っていた武蔵に配置された幼馴染みもさっそく仕事が回ってきた。まだ人数が増えるのか……。全然覚えられる気がしないな。とりあえずブリッジで仕事をしているメインの数人だけでも覚えておけばいいかな。一人芝居好きの変な子、中の人がほぼ新人みたいなのだが、割と強烈なキャラなのでいい仕事だと思う。後は保健室にアスミス、見張り台に画伯、なにげにかな恵ちゃんがこっそり混ざっていたりもする。どこから新しいキャラが飛んでくるか分からないので油断出来ない作品だ。

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 「けいおん」と「ばくおん」が同時に放映されている奇跡のシーズン、第3話。何が面白いって、「けいおん」で唯がギー太を買ったのと全く同じタイミングで羽音がバイクを買ってたこと。かたや50万の品を5万まで値切り、かたや難あり品を友人の家で買わされるという違いはあるけどね。金持ちキャラの性能の違いですかねぇ。

 ちなみにその他にも、今週登場した校長(の中の人)は澪だし、その校長と話していたもう1人の先生の髪型が明らかに律ちゃんだし、まだまだけいおんの影はついて回りそうだが、まぁ、お話の方は特に関係ないから問題は無いだろう。心温まる軽音部のハートフルな日常と異なり、こちらのバイク部は色々とSAN値削らないとやってられない世界みたいだし。バイクの販促アニメのはずなのに、見れば見るほど「バイク乗ってる奴ってやっぱりどっかおかしいし、バイクに乗るためにはこんなに色々と犠牲にしなければならないのか……」と戦慄することばかりですからね。当番組はフィクションです。

 部員()は安定して5人になったものの、基本的に話を回すのはもじゃと凜ちゃんのお仕事。そして、これまで全編通じて純度の高い人間のクズだったもじゃ子も、今回は実家が登場したために多少なりとも人間味のあるところを見せてくれた。かき回し役で部の中心で髪型をいじられるポジションだから間違いなく律ちゃんポジションだが(そういえば弟がいるところも共通している)、あの偉大な部長と並び立つためには、もっとたくさん徳を積まないと駄目ですね。なお、「メンバーの中で一番中の人が好き」という部分も共通している模様。「虹色デイズ」に続いて視聴したので、今週はゆーみん号泣ウィークでした。

 他方、そんなもじゃ子とことあるごとにいがみ合う凜の方は、ポジションでいうなら澪になるはずなのだが性格は梓に近い。というか、単にツンデレツインテなだけだが。油断すると平気で恥ずかしいことをしちゃうあたりは澪成分ではあるのかな。作中のキャラの中でも屈指のチョロさであり、この子がドタバタしているのを見て「微笑ましいわねぇ」と和むのがこの作品の正しい楽しみ方……なのかな? 無駄にエロいのでなかなか和むタイミングも難しいんだけども。なお、現状ではお嬢キャラが空気なところもけいおんそっくりである(ムギ派に喧嘩売る発言)。

 そういや主人公の羽音も割と空気といえば空気なのだが、今回のお話で「あいつはバイクに乗せない方が良かった」というもじゃの発言が出てきているのが気になるところ。バイク漫画の主人公がそれってアカンやろ……。

 そうそう、唯一対応するキャラがけいおんに存在しない来夢先輩だが……なんだろな、バイク部の妖精みたいな存在なのだろうか。だとすると……トンちゃんか? あまり深く突っ込まないでおこう。

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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