忍者ブログ
最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
[740] [741] [742] [743] [744] [745] [746] [747] [748] [749] [750]

 もう、どこからどう突っ込んでいいか分からない第14話。まぁ、つまりはいつも通りです。

 1本目「風邪引いた」。この話の最大のポイントは、完全にキャラが崩壊してたってことだろうなぁ。みんな風邪引いたりぶり返したりでぐちゃぐちゃだったので、直ったふりして全員熱で朦朧としてたってことにしよう。トップバッターの長男はいつも通り。惚れ惚れするクズっぷりだが、彼にとって弟たちってのはこの程度の存在なんだろう。しかしこいつら全員でパチンコ好きなのかな。最悪やな。2番手はトッティ。ほら、キャラがおかしい。「潔癖症」という言い訳をしていたが、今までのトッティの行動原理からするとあり得ないことをやっていた。そもそもニートが自宅を焼くなんて絶対にあってはならないことだ(いや、ニートじゃなくてもあかんが)。この時のトッティの勢いだけはホントに謎。3番手が一松。こいつのテンションもわからねぇな。腐女子サービス用に音声素材をたっぷり提供する狙いだったのか……いや、でも、これまでの一松の狂い方とも違ったよなぁ。ただ、実は一番まともな「看病」を唯一達成してたのはこいつだけだった、というのも事実である。前回トッティに暴かれた「実は普通の子」疑惑が深まる結果に。そしてカラ松。彼の場合は兄弟愛は本物なんだよね。唯一人、何のネタも求めず、ただひたすらに兄弟のことを考えて行動してくれた心優しい男。でもスルーだぜブラザー。そして(チョロ松は大したことしないので飛ばして)オチへ。安定の十四松オチだよ。お母ちゃんの心の叫び、「十四松は一人でいいんです!!!!」とのことだが、正直に言えよ。一人もいらねぇだろが。

 2本目「トド松のライン」。こういう何気ない会話劇が一番気が狂ってて面白いのが今作の特徴。ドライモンスター・トッティの本領発揮。これまでは体面を考えて敢えて振る舞ってきたような部分が多かったが、今回の「ライン」の話は完全に素だった。囲碁クラブまではまだいいが、ニートのくせしてジム通ったり富士山登ったりしてんじゃねぇよ。そりゃお兄ちゃんたちも怒るわ。トッティに対していちいち突っ込みを入れるのは長男と三男の役目。団結したときのこの2人の連係プレイ、本当に素晴らしい。息つく間もなく見事に突っ込みの流れを作るからね。それに対して真っ向から立ち向かったトド松の狂気もなかなか見応えがあった。是非とも彼の中の真実の兄弟ランキングは聞きたかったところだが……カラ松、1位って言われてあんだけ喜んじゃうあたりが素直だよなぁ。一松さんは今回何故かチョロ松と連携して不思議な博士キャラを楽しむよく分からないポジション。イメージ映像じゃなくて、あれっていちいちセット用意してたのね。色々と気配りが出来る男、一松。そして安定の十四松オチだよ。……いや、安定してねぇ、流石にあれはやべぇ。何が起こった。自宅の電話に誰がかけてきた。ハッスルハッスルでもマッスルマッスルでもねぇ。あ、でもこの世界はMr.フラッグが巨額の富を築く世界だからな。案外十四松も何とかなるのかも……。

 ラスト「チョロ松先生」。同じようなベタネタで畳みかけるタイプの古いネタ回しなのだが、それでも何故か不思議な破壊力があるのは、我々の脳内に「神谷浩史ボイス」+「先生」+「無駄な心配」という組み合わせのひな形が出来上がってるからだろうか。絶望した! 何でも卑猥に聞こえる文化祭に絶望した! 神谷兄ぃは普段突っ込みに回ってばかりなので、こうしてはみ出したストーリーでボケ倒せる時は本当に楽しそうだ。普段のアフレコスタジオでも小野大輔を見ながら「あれ俺もやりたい、俺がやればもっと上手くやれる」とか思ってるに違いない。いや、実際言ってたけど。中の人たちも本当に楽しそうでなによりだけど、喉壊さないように注意してほしいですね。

 

拍手

PR

○「赤髪の白雪姫(2nd Season)」 6

 んー、やっぱりよいね、この世界。とてもホッとします。

 1クール休んでの分割2期目。基本的には1期と変わっているところはない。これまでのように、才色兼備のヒロイン白雪が、同じく才色兼備な王子ゼンと健全な愛情を育んでいく。シンデレラストーリーといえば一応カテゴリとしては合っているが、既に白雪はゼンと相思相愛で回りからも受け入れられているので、既にシンデレラ的要素は無い。お城に住まう「チーム・白雪大好き」の寵愛を受けながら、それでも驕らず、怠けず、日々を精一杯生きていく白雪の様子を描くのである。こんだけ充実してる生活を延々放送されたらたまったもんじゃないし、「爆発しろ」しか言葉は出てこないのだが、しょうがないよね。2人とも良い奴&良い子だし、文句の挟みようがない。恋愛模様も至極誠実だし、開き直って親戚のおじちゃんみたいな気分で「若い子らが頑張ってる姿ってのはいいもんだネェ」と見守るだけである。

 一応2期目ということで、人間関係がしっかり出来上がっているからこその楽しみもある。ゼンとのイチャイチャを見ているだけで背中が痒くなるが、これを見ているオビの心情を考えるのもまた面白いところだ。隣国のアホ王子も、元気でやっているだろうか。結局全員が全員白雪大好きなだけなんだけどな。やっぱり本作は白雪を見ているだけでいいんだろうなぁ。

 それってつまり「早見沙織を見てるだけでいい」っていう、どこぞの杉田さんみたいな心境と同じわけですけどね。みさおの特別感が極まる作品。早見沙織をゆっくり楽しむためには最適な作品。今期も当然オープニングを担当してくれています。ただ無心に、良いな、と。

拍手

○「虹色デイズ」 4

 今期の「進撃!巨人中学校」。いや、だいぶおかしいけど、言いたいことは分かってもらえるはず。

 基本的に「向け」じゃないのであんまり書くことがない。幸い「君と僕」とかに比べるとそこまでキツいイメージはなく、ああいった作品に「男子高校生の日常」を足して2で割ったくらいの位置取りじゃなかろうか。特に見ていて不快感があるわけではないので問題なく視聴は出来る。まぁ、あと、ほら、短いし。

 結局、今作で一番の見どころは何かと言われれば「松岡&信長のいちゃいちゃ」ということになるのじゃなかろうか。まー、他所でも散々見てきたシーンではあるんですけどね。こうしてジワジワと地上波でも声優の顔出し番組が増えていくのかなぁ。今にして思うとスフィアクラブって圧倒的に先駆けてたな。「巨人中学校」の感想では、こうした声優の顔出し番組に対して散々苦言を呈したわけだが、別に声優が出てくるのが悪いってわけじゃない。個人的にはむしろ歓迎するくらいで、あくまで「ちゃんと作ってくれよ」っていうだけである。声優ってのはあくまでも声で演技をするのが仕事であって、顔出しでカメラ回されて、楽しい番組作るのが目的の人たちではないからね。そりゃ何にも言わずにそれが出来ればベストであろうが、なかなかそう上手くいくもんじゃないので、そこは番組製作のスタッフがちゃんと責任もって下さい、ってこと。そういう視点から見ると、今回の番組作りは……ちょっと不安だ……。せめて松岡1人だけじゃなくてもう1人くらい付き添わせてあげれば成立するとは思うんだが……。

 女性キャストもそれなりに充実してるみたいなんだから、そっちも出してよ。そっちを出してよ。

拍手

○「最弱無敗の神装機竜」 4

 わーい、やったね、そっち系ラノベ作品だよ。でも、今期は今のところ被りは無いな。前クールがあんなにひどかったってのに。こういうのはラッキーというのだろうか。

 「そういうラノベ」なので特に付記することもなさそうだが、なんだか全体的な雰囲気ががっこうぐらし。そりゃま、製作会社、監督、そして総作監が同じということなので似るのは当然のことなのだが、そこかしこにりーくんっぽい人とかがいるのはちょっと笑える。それ以外の映像面は、まぁ普通か。剣と魔法のファンタジーが始まるのかと思いきや、戦闘ではパワードスーツを身にまとって戦い始めたのでそこもちょっと笑った。「35小隊」みたいな世界観からパワードスーツはまぁ分かるのだが、なんで中世ファンタジー風の世界でいきなりパワードスーツなんだよ。もうちょっとデザインコンセプトに繋がりを持たせないと説得力が。あと制服のデザインは「アブソリュートデュオ」っぽい。ま、その辺のデザインはある程度パターンが限られてるからしょうがないけど。トータルすると「アブソリュートデュオの世界で武装神姫を身にまとって、やってることはIS」みたいな展開になるんでしょうかね。

 あとはどれくらいヒロイン勢を立たせることが出来るがの勝負。1話目時点でメインヒロインとおぼしきお姫様(確実に1話目でスキンシップが強要される類のヤツ)のキャラはそこまで悪くない。序盤の展開はあまりにあまりだったが、決闘後に心を開いて割と素直になってくれたので、このまま素直にデレるならよいのではなかろうか。最後に下腹部の紋章を見せた時に、そこがぱかっとオープンしてデバイス接続が出来ていればなお良かったね(未だにあの衝撃を引きずっている)。他のヒロインは特に頭には入ってこないけども、亜李ちゃん、ゆーみん、しーたむがいたことは認識している。キャラクター名を覚えることは……多分、ないだろうな。

 そういえば、オープニングがTRUEだったんだけど、今期はガンダムのエンディングもやってるんだよな。時代来てるなー。

 

拍手

○「Dimension W」 5

 原作既読。っつうか原作ファン、アイラブ岩原裕二。でも、だからこそ色々言いたいこともあるもんだ。何よりもまず、完結してないこれよりももっとアニメ化に向いてる作品あるだろぉ。「地球美紗樹」とか、今アニメ化しても充分面白いと思うし、尺も丁度良いし。「いばらの王」だってしっかり作ればシリーズアニメとしてかなり盛り上がりそうだろ。別に「DARKER THAN BLACK」でもいい。何でもいい。まぁ、だからこのDimension Wでもいいんだけどさ。

 岩原裕二絵のアニメ化っていったら、やっぱり「DARKAER THAN BLACK」の印象が強いと思うが、あれは本当に良い映像だった。主線の太い岩原絵の個性がばっちりキャラデザで反映されていて、シナリオ自体もそれにあってて。今作の映像については、ちょっと主線弱め、色彩設定も淡い目で、原作のデザインや塗りのイメージとはだいぶ違う。そのあたりがちょっと想像してたのと違ったので、最初は拒絶反応が出た。でもまぁ、これも慣れだろうとは思うので、もう少ししたら馴染むだろう。監督が亀井幹太ということなのでこの淡い色調は致し方ないところか。また、一体どこから出てきた発想なのか、オープニングとエンディングが個性爆発しまくり。だってOPが梅津泰臣、EDが江畑諒真だぞ。すげぇ人選でぶっ込んできたもんだな。エンディングのミラがひたすら格闘するところもなかなか笑えるが、オープニングのキョーマのダンスはどんな気持ちで見ていいか分からんわ。オサレか? オサレなのか?

 映像面については、設定こそ微妙に想定していたのと違ったが、それ以外の部分では動きも良好だし、きっちり作り込んでくれているので不満は無い。3Hzとオレンジって組み合わせ何がでてくるかは楽しみなところ。脚本面については、原作が元々しつこいぐらいにじっくり描くタイプの作品なので、流石にアニメにするにあたって省略は多くなっている。でもまぁ、これくらいならそんなに気にならない……かな? どうだろう、原作未読の人間がついてこられるくらいのスピードになってればいいけども。1話はミラを持って帰るところくらいまでかなー、って思ってたけど、もうちょっとだけ詰め込んできたね。1クール作品だとすると八十神編までだと思うのでそこまで急ぐ必要も無いとは思うが……まー、後半は必要以上にややこしくなるし、序盤のある程度流れで理解出来る部分はこんなもんで大丈夫か。色々とアニメで表現の難しそうな部分もあるが、そのあたりがどういう表現になるかは楽しみだ。

 中の人についてはどれもこれもほぼ理想的なもの。キョーマの小野Dは予想以上にしっくり来てたし、流石だと思うわ。アルベルトは俺の中ではCV櫻井だったのだが、より粘っこい方向に。これはこれで。マリーの斎藤貴美子は予想通り過ぎるな。そして、メインヒロインのミラを勤め上げるのは、ここ最近ではナンバーワンの有望株、上田麗奈である。うえしゃまの時折漏れる変な声好き。ミラは全身全霊でもって可愛らしくなるキャラなので、上手いことここでポイント稼ぎたいところですな。

拍手

○「少女たちは荒野を目指す」 6

 冴えない彼女……ではなく、冴えまくってる彼女が育ててくる方。正直笑った。

 いやー、これもまた「特に前情報を入れずにアニメをとにかく見る」という視聴方法のせいなんですが、タイトルから勝手に持っていたイメージに何一つかすらなかった。いや、だってこのタイトルでこんな作品が出てくるなんて思わないじゃない。なんかこう、「キノの旅」とかさ、そういう多少ハードな世界で女の子が生き抜くために頑張るようなファンタジーな話なのかな、って思うじゃない。オープニングを見てもイメージはそこまで明確に伝わってこないし、実際に中身が始まっても、真面目な主人公がミステリアスな黒髪美女に監視されながら生活する様子が描かれるだけ。ここからどうやって「荒野」に行くのかと考えたら、まぁ、女の子に巻き込まれて異世界転移とか、ネトゲみたいなバーチャルな空間に引っ張られるとか、そういうのを予想するじゃない。

 なんだよ、その荒野。しらんわそんな荒野。その言い方だと世の中の大体は荒野。いやー、荒野荒野。まさかの「冴えかの」とのテーマ被りであるが、ギリギリまで引っ張って落とされたもんだから、私も主人公の文太と全く同じ顔で「へ?」ってなったわ。そのギャップが見事にしてやられた気分を盛り上げてしまったので初期配点高め。でもまぁ、考えてみりゃ俺の中のタカヒロ関連作品って大体評価は高いな。さらに田中ロミオは「人退」しかしらんけど、それだけならやっぱり評価は高いな。脚本とコンセプトに相性の良さそうなクリエイターがいるなら、これも面白くなるかも。別に「冴えかの」も悪くなかったけど、同じ方向性からどういう差異が見えてくるのかも興味があるし。

 監督は佐藤卓哉ということなので大きな問題はないだろう。唯一少しだけ怖いのは製作スタジオのproject No.9で、履歴を確認すると「妹ちょ」と「モモキュン」の製作会社。……なんだ、別にどっちも問題ないな! 1話目の作画状態はそこそこ。同じタカヒロ作品でも「マジ恋」の方がメリハリが効いてて見映えがした気はするが、今作の状態でも別に悪いものではない。あとはヒロイン勢をどれだけ可愛く描いていくかの勝負。幸い、今回メインで活躍した2人のヒロインは台詞のネタ回しとかも割と好きなタイプなので印象は悪くない。花澤キャラでこういうテイスト、こういうポジションってあんまり聞かない気がするのでちょっと楽しみ。メインヒロインはここ最近仕事に恵まれている千管春香。未だに声の印象で覚えられないのだが、どんな役でも無難にはめてくる感じはあるので心配はいらないだろう。

 まぁ、一番笑ったのはビッチクイーン茅野ですけどね。ビッチ強そう。というか、これってつまり詩羽先輩にアドバイスもらってたってことじゃねぇか。そりゃ清楚系だしビッチだわ。

拍手

○「デュラララ×2結」 6

 全部分割で3クールってどないやねん、とか思ってたけど、早いものでもう「承転結」の「結」まで来てしまった。もう間もなく池袋ともお別れかなぁ。

 基本的にはこれまでの2シリーズと一緒なのであんまり書くこともないですが、やっぱり僕はこの世界が好きでね。「アフレコ現場は一体どうなってんねん」っていうレベルのぎっちぎちのキャスト陣が恐ろしく贅沢に詰め込まれている。そして今シリーズでラスボス役を務めている鯨木さんのキャストとかもう最高だろうが。あとは推して知るべしだ。

 何の躊躇いもなく、3期目終了の時点から物語が繋がっている。振り返りもせず、状況の確認もせず。こんだけぐっちゃぐちゃの状況なんだから油断したら訳分からなくなるだろ、とは思うのだが、もうこの際そんなことは些末な問題よ。新羅の家にみんなが結集して盛り上がってるだけで楽しいからいいわよ。森厳と湯馬崎の組み合わせとか、初めて見るけどまるで十年来のお友達みたいなフィット感だしな。波江さんがこれだけ弟の前でやりたい放題なのも実質初めて見るようなもんだし、そんな観客全員からいじられまくるセルティが本当にキュート。メインヒロインの面目躍如である。セルティのあれこれを赤裸々に暴いただけで、もうこの1話目は満足です。

 あとはまぁ、渡草の名前は覚えといてやれ……。

拍手

○「ブブキ・ブランキ」 5

 典型的な「よく分からん1話目」だが、この「よく分からん」はあんまり気にならない。おそらく映像を見せて、このデザインに慣れてもらう目的の1話目だ、っていうのが大きな理由かな。また、「分からなくても良い」ように作られているので不明なことがストレスになりにくいのはちゃんと考えられている証拠だ。

 以前の特番でBパートの大部分を観ていたのでそこだけは2回目の視聴と言うことになるが、今回Aパートからちゃんと観ると、主人公アズマがどのような存在なのかが何となくイメージ出来るし、謎の生物(?)「右手ちゃん」のヒントなどもあるためにグッと見やすくなった。異世界で暴れたオーブと呼ばれるなんかでかいロボ的生き物。その制御のためにアズマたちは下界(普通の地球?)に落とされたが、そのときオーブが落ちてきたことで世界が混乱し、そのせいでアズマは「魔女の息子」と呼ばれている。その騒乱の影には、なんか派手な格好したおばちゃんが絡んでいて、「ブブキ警察」と言われるこれまたよく分からん組織を操作していると。アズマに協力している子供たちは全員「ブブキ」を持っており、これはオーブの身体のパーツが由来となっているらしい。ただ、敵側もブブキを持っていたので、そちらはどうなのかはまだ不明。まぁ、1話目で分かることはこんなもんかな。

 「分からん1話」というと前期では「コメットルシファー」なんかがあったわけだが、それに比べても、今作はとにかく映像面での押し出しが強く、そこを見ているだけでも退屈しないので随分印象が違う。なんでも「サンジゲン10周年記念作品」らしく、「アルペジオ」以来の元請け作品となるために割と気合いは入っているようだ。フルCGによる画面作りは、アルペジオでも感じたキャラクターと世界のマッチングに相変わらずの違和感は残っているものの、それでも「アルペジオ」のときよりも進化し、より自然な動かし方が可能になっているように見える。そもそも「アルペジオ」はほとんどのシーンが戦艦によるバトルか艦内、それに海の中なんかの映像ばかりだったため、人物とそれ以外のマッチングの違和感はそこまで傷にならなかったんだ。今作はそうした背景世界による「逃げ」を打たず、正々堂々と世界の全てを構築し、その中でキャラを動かそうとしている。これだけのディティールでもって、ここまで自然に動かせるようになっているのだから、やはりCG技術の進化というのは確実に進んでいるということだ。業界のCG部門を牽引するサンジゲンが、今作でどのような映像技術を見せてくれるのか、今から楽しみだ。ちなみに監督は小松田大全。この人も面白い画を作れる人なので期待したいところだが、こうしたCGメインの作品で真価を発揮出来るかどうかはまだ分からない。ディレクションするのにも慣れが必要な分野な気がするけど、上手くいくといいなぁ。

 中の人については、1話目では金元ボイスの妹ちゃんが可愛かったし、10年後の世界でメインを務めるのは小澤亜李。何ともロリロリしい面子だが、ひーちゃんがどこで再登場するかは気になるところ。これでラスボスとして出てきたら笑うけども。

拍手

○「だがしかし」 5

 夜中にヤングドーナツも地味に飯テロといえなくもない。コーヒー、ヤングドーナツ、良い。

 原作未読。ちょっと前からネット上で噂と画像はちらちら見かけていたものの、アニメ化が決定したとの報が入ってからは情報も遮断してスルー。まぁ、大体予想出来る内容ではあるからそこまでムキになって見ないようにする必要も無かったとは思うが。とりあえず初見だが、まぁ、大体予想通りの中身よね。世に溢れるグルメ系、というか単に飯食べる系の漫画を多少捻った視点にし、駄菓子を中心にした漫画作品。なるほど新しい。まだまだ世の中には新しいテーマってのはあるもんでね。確かに、駄菓子ならば日本人の心に強く根付いているものであるし、少なくとも今現在は変わらず残り続ける「伝統」が子供たちの世代まで共通している部分がある。掲載誌であるサンデーの本来の読者にもきちんと働きかけが出来るし、懐かしんだ大きなお友達もあわよくば捕まえられそう。深夜アニメの題材としても悪くない。萌え要素を適宜混ぜ込むのは最近の食べ物漫画ではお馴染みのものだし、あとはギャグの方向性をどのように持っていくかが課題となる。

 1話目を見る分には決して悪い部分はなさそう。特徴的なキャラクターデザインは原作絵からそれなりの再現度で作られているようだし、ちょっと癖のある目の描き方はヒロインによって差別化されていて、魅力的に見えたりもする。制作はfeel.で、萌えもののキャラの作り方ならそれなりの安定感。特にびっくりするような映像が求められる作品でもなかろうし、ヒロインの造形を大切にしながら、地道にしっかりと続けて欲しい。監督には高柳滋仁が起用されており、これまたこの手の作品にはぴったりだろう。サンデーアニメでは「神のみ」でいい仕事をしてくれていたし、なにかと縁があるようだ。所々にパロネタが入るのも「神のみ」と同じだが、何故かパロ元にあまりサンデー作品が出てこないというのが今のサンデーの辛いところか。敢えて今作独自の挑戦要素を上げるならば実在の駄菓子の実写素材の使い方くらいか。でもまぁ、今時実写取り込みも珍しくないし、本作は作中で登場するお菓子は基本的に作画で作られてるからね。そのあたりのバランス感も手慣れたものですよ。全てにおいて「何となくこれで良さそう」という平均点やや上くらいが狙えそうな作品です。

 中の人は何故か初ラジコンビが2人で並び立った。実はこの2人の共演って割と珍しい?気がするよ。なんかどっちがどっちの役でも行けそうなオールマイティー感あるよな。乳のサイズ差で竹達がメインヒロインですかね(あとあんまりお利口に見えな……何でもない)。それにしても、エンディングテーマの「カロリークイーン」ってのはあまりに思い切ったタイトルやな。こんなアニメのメインヒロインに起用したら、ヤツが肥える格好の言い訳を与えてしまったようなものではないか! 彩奈、吹っ切れよう。

拍手



忍者ブログ [PR]
カレンダー
02 2025/03 04
S M T W T F S
10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31
ブログ内検索
カテゴリー
プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
ーーーーーーーーーー
↑越えられない壁
沢城みゆき 斎藤千和 
中原麻衣  田中理恵  
渡辺明乃 能登麻美子
佐藤利奈  佐藤聡美
高垣彩陽   悠木碧
最新CM
[03/07 とみしの]
[02/28 とみしの]
[02/18 な]
[02/17 とみしの]
[02/16 NONAME]
バーコード