最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
○「僕のヒーローアカデミア」 5 「ハイキュー!」の1期以来、久しぶりに日5にジャンプアニメが戻ってきた。それにしてもヒロアカはアニメ化早いな。 原作はそりゃもちろん既読。元々堀越耕平は「逢魔ヶ刻動物園」が割と好きだったのだが(バルジは知らない子です)、ヒロアカも絵のテイストが作風に合うようになったので割とちゃんと読めている。まぁ、クラスメイトの能力や名前をいちいち覚えてないので最近の原作みたいに乱戦模様になるとちょっと追いにくいんだけど……そこも「ワールドトリガー」みたいにアニメ化効果で追いやすくなるといいな。 アニメのスタッフは、監督が「ビルドファイターズ」の長崎健司、製作がボンズで構成が黒田、キャラデザはなんと馬越さん。なかなか贅沢な布陣になっている。特に馬越さんが関わってくるのは以外だったが、なるほど、上手いこと原作絵のテイストに合わせてあるものだ。例によって日5枠なので作画面では一切心配する必要は無いだろう。強いて難を上げるなら、どうしてもアニメになるとテイストは統一されてしまうので、オールマイトの「画風の違い」がちょっと分かりにくくなってしまうことくらいか。まぁ、フルスペックのままのオールマイトを動かせって言われてもちょっと難しいからな……、と言いたいところだが、実は最近だと「ワンパンマン」っていう面白い比較対象があってな。あっちだとひょっとしたらもっとビビッドに描き分けに挑んでいたかもしれない。まぁ、あくまでもデクたちの持ってるキャラの丸っこさなんかを壊さない範囲で制限してるってことなんだろうけどね。 画の方にも心配はないし、シナリオはぶっちゃけ全部知ってるので特に語ることも無いが、改めて1話目を観ると、そうとうのんびりやってるな。1話目の展開は昨今のアニメでは珍しいくらいに丁寧にやっており、正直言うと、ちょっと盛り上がりが見えにくい。一番の見せ場はオールマイトの登場シーンからのヴィラン撃滅のところなのだが、それまでにも充分ヒーローたちが動きを見せていたので、オールマイトが特別すごい存在だ、っていうのがあんまり見えてこないのである。ヴィランもあんまり強そうじゃなかったしな。何故こういう構成になってるかっていうと、次の話数でもっと盛り上げなきゃいけない決定的なバトルがあるからなわけだが、1話目としてのスタートは「まぁ、そこまで盛り上がってるわけではないな」という無難な滑り出し。ここから諸々が本気出してどこまで盛り上がっていくか。 とはいえ、今作は1クールってことが既に発表されているみたいだし、原作もそこまで進んでいる作品でもないので、割とのんびりしたペースで適当に切れ目を入れる終わり方になるだろうし、あまり焦って盛り上がりを期待するのも間違いかもしれない。原作ファンの人に怒られない程度に、慌てず急がずやってほしい。 中の人については、今回メインキャラがデク、かっちゃん、オールマイトくらいしか出てないのでなんとも言えず。クラスメイトが揃ってからが本番だろうか(まだしばらくかかりそうだな……)。峰田のCV涼さんが早く聞きたい。もう、脳内再生余裕過ぎる。あとデクはメインが山下大輝で幼少期のCVが明乃さんだったのだが、「下手したら幼少期の方が声低い可能性すらあったのでは?」って思った。 PR ○「機動戦士ガンダムUC RE:0096」 ー 正確に新番組ではないようなので一応取り上げておくが、番外扱いということで。 本作「UC」はOVAとしてリリースされたもの、それを再編集してテレビシリーズに展開したのが今回の放送ということらしい。日曜日の朝7時からガンダムっていうだけでも割と驚きだが、それがガリガリに濃いガンダム濃度MAXの作品ってんだから、一体どういうテンションで観たらいいものやら。1話目からいきなり大虐殺爆発やからな。お子様に見せたい作品とは思えんぞ。 まぁ、私はそこまでガンダムに興味がある人間ではないので、幸か不幸か「UC」は全くのノータッチ。この機会に初めて触れさせてもらえるのは大変ありがたい。折しも「ワールドトリガー」の終了で日曜朝の枠は1つ分空いているので、そこを埋める気持ちでお付き合いしていこうかと思っている。何しろ元がOVA、映像クオリティは半端じゃない。せっかくの日曜日、朝からこんなもん観てたら胃もたれ必至である。そうだねぇ、むしろ「オルフェンズ」の空いた穴のところで観るべき作品なのかも。それでも濃いわ。 久しぶりに宇宙世紀のガンダムを観ることになるが、私のようにあまり知識も無い人間が観られるものかどうか。モチベーションが失われるまでは頑張って追いかけたいけどねぇ。 「ワールドトリガー」 5→5 1年半の歴史に幕。今期は春クールなので「ダイヤのA」とか「銀魂」とか長期シリーズで終了した作品が多いですね。さらに、この「日曜朝6時半」枠はアニメの枠としての長い歴史そのものに終止符を打つらしい。まぁ、なかなか起きて見てる人もいなかった枠だしなぁ。Ω、松太郎、終わったよ……。 さておき、本作は元々、原作自体にあまり興味のない作品だった。ジャンプ漫画だから一応通読はしてたんだけど、登場キャラが多い上に全員「ボーダーの隊員」っていうステータスが同じもんだから、なんかごちゃごちゃになって把握するのが面倒になったんだよ。流し読み出来ないタイプの漫画だったしねぇ。そんなわけで始まった当初も「どうせこの時間帯の東映作品だし、アニメも大したことないだろうからそのうち見なくなる作品かもしれん」とか思っていたのだが、全く問題無く見ることが出来た。いや、むしろ、このアニメのおかげで多少なりとも原作の知識が補完され、進行中の原作連載を追いやすくなるという効果まで。そう考えると非常にありがたいアニメだった。 褒めるってほどでもないんだ。東映作品らしく、へなちょこになるときは本当に駄目駄目だったし、原作にプラスαされた要素があったとも思えない。アニメオリジナルエピソードとか、本当にいかにも「朝の東映作品のオリジナル」っぽい話が入ったけど、やっぱり原作の持つ雰囲気とはどこか違っててユルユルだったし。「アニメだから面白かった」っていう部分はそこまで多く無いはずなのだが、アクションをメインにしている作品なので、とりあえず動けばそれだけでも充分ペイするんだよ。へなちょことは言ったけど、いうてもそこまで低品質というわけでもなく、原作絵がメリハリの効いたアニメ向きのデザインということもあり、ほとんど雰囲気を損なうことなくアニメに落とし込めていた。そこに動きと声をつけて、破綻無くシリーズを終えることが出来たんだからそれで充分じゃないでしょうか。「声」ってやっぱりでかいのよ。ジャンプアニメのありがたいところは、キャスティングに一切迷いが無いところでね。豪華なキャスト陣を惜しげもなくつぎ込んで、要所で重厚な芝居も楽しませてもらいましたし。 個人的に一番気に入ったのはエネドラ役の古川登志夫。すっかりふてぶてしいマスコットになったエネドラさんだが、アニメでは声の効果もあって本当に愛すべきキャラになってくれた。あとはずっとシリーズを引っ張ってくれたレプリカ&ナレーションの田中秀幸の落ち着いた声じゃないかな。早朝から聞く音声としてなんとも適切。ベテランの方々、まだまだ元気です。 ○「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない」 6 冒頭からいきなりびびらせる展開。なるほど、そう来たか。大川さんのナレーションはひとまず3部までで終わりってことなんやろな。だとしたら6部のウェザーリポート役を続ける可能性もワンチャン。 さて、第4部である。4部というと、これまで私は「JOJOで好きなのは何部?」っていう質問には「4部」って答えていたタイプなので色々と期待も高まっている部分。まぁ、既に8部まで進んでいるし、歳を取った今になって改めて読み直したら他の部も負けじと面白いので悩んでしまうが、4部ってのは私がリアルタイムで最初から最後までジャンプで読んだ初めてのタイトルなんですよ。3部の途中から読み始めてるから。そういう意味では思い入れも強いし、独特の雰囲気はやっぱり荒木先生がやりたいことの極致みたいな気がするので、好きなことは間違いない。「一番好きなボスキャラは?」だったら文句無しで吉良だし。 しかし、この第4部、アニメ化となると色々と難しそうではある。3部までとはガラリと雰囲気を変えて「日常に潜む謎」を描いた作風になっており、3部までと同じテイストで描くのでは色々と齟齬が出る可能性もある。当の荒木先生は同じ筆致で描いているかと思いきや、あの人も歳を重ねると平気でどんどん絵柄を変えていく人だからなぁ(本人の人相は変わらないのに)。4部も、最初のうちは3部から引き継いだテイストを残していたが、どんどん「4部用」の画に変化していった印象がある。鈴美のデザインなんかは3部の女性とも6部の女性とも全然違うしね(5部のトリッシュとは通じるものはあるかな)。そんなわけで、この4部全体の雰囲気を「どの荒木絵に合わせるか」っていうのは、アニメ化する際の最大の焦点になるわけだ。 そこで、これ。うーむ、また思い切ったデザインを起こしたものである。唯一シリーズを跨いで登場した承太郎を見ればその変化は一目瞭然。全体的にシュッとしてスマートになり、筋肉のごつさが減っている。描き込みもあっさり目になり、全体的には荒木絵独特の意匠を強めに押し出す感じか。また、3部ではしばらく抑え気味だった色彩のどぎつさも1部アニメに近い状態に戻っており、黄土色の空に紫色の森という、暴れ放題の着色だ。おそらくこの4部アニメについては「奇妙な」の部分を強調してミステリアスなテイストを大事にするつもりなのだろう。背景画も3部のオリエンタルで息づくようなリアル志向を離れ、完全に「組み上げられた街のパーツ」としての舞台設定。まるで箱庭のように作られた杜王町全体がなんだかうさんくさいまとめ上げ方になり、地球まるごと舞台にしていた3部のロードムービーとの対比を見せている。万一アニメしか見たことがない視聴者が見たら度肝を抜かれることだろうが、このデザインもまた、荒木絵の一側面である。今後も様々なところで、ヘンテコ面白い画を楽しむことが出来るのではないだろうか。それにしても、やっぱりこうしてみると康一君の身長はおかしいよな……承太郎に「190㎝はある」って言ってたけど、その尺度だとお前の身長1mもないぞ。 こうしてデザインが完成し、描かれた物語も色々と捻ってある。冒頭のラジオからスタートする導入もいきなりで吹いたが、そこからまさかの食卓のカット。冒頭からいきなり見せていくのはアニメオリジナル。あのテーブルの1枚絵だけでも圧倒的に不穏な感じが満ち満ちており、初見の視聴者は何が起こったかと驚くだろう。他にもちょいちょい展開はいじられており、一言一句漏らさず、徹底して原作に忠実だった3部までとはまた違ったコンセプトで脚本部分が構成されていることが分かる。まぁ、4部ってのは荒木先生の適当さも存分に発揮されたパートでもあるので、アニメではそのあたりを補完しつつ、矛盾点を解消して不要なものを切り取るなど、全体を見据えたリビルドがなされているのだと思われる。原作が手元に無いので不確かな記憶だが、たとえば最初に康一君と承太郎が出会った時の康一君の「杜王町の人口が云々」みたいな台詞はカットされている。これは、後々まで読んでいくと別に康一君はそういう余計なことをいうウザキャラじゃないからだ。他にも、仗助と康一君はこの日が初対面なので、2人が親しくなる過程が多少追加されていたり、詰まった尺の中でも自然に見えるように組み込まれた脚本が面白い。少なくとも3部の時にはアニメで追加された要素は全て面白いものばかりだったので、今回も色々期待してよいのではなかろうか。しかし、どれくらいの尺でやるものかねぇ。 中の人については、発表後話題になった仗助のキャスト変更が最も注目すべきところだろうか。個人的には確かに渉版仗助でいってほしかった部分はあるのだが、まぁ、おのゆーもイメージは合ってるし、キッチリこなしてくれることは疑いないのだから大丈夫。すぐに馴染んでくれるよ。朋子役に豊口めぐみっていうのもナイスキャスト。若奥様がさらに色っぽくなった。彼女の食べかけの鎌倉カスターが食べたいです。そして敵キャラ第1弾、アンジェロ役にはハマケンこと浜田賢二が登場。なかなかよいスタートだね。他のキャストもこれから毎週楽しみ。とりあえず由花子と吉良さえゲーム版から変わってなければいいな、とは思う。あとついでに辻綾も(放っておくと色々出てくる)。 「だがしかし」 5→5 楽しかったですよ。考えてみりゃ今期っていわゆるきらら系の「日常もの」が(30分枠では)1つもない昨今では珍しいシーズンだったんだ。そんな中で、上手いことユルい日常系をピンポイントで突いてきたのがサンデー漫画ってのは面白い。いや、これを日常系と言っていいのかは微妙なところだけども。 とにかく「ヒロインが可愛ければ正義」な作品だ。何しろテーマに取り上げられてるのが「駄菓子」であり、そこに劇的なドラマも無ければダイナミックな動画も、エキセントリックな演出技法も求められていない。ただダラダラと、ほたるさんという変な女が持ち込む駄菓子的なだらだらを堪能するだけのお話。それならばメインのネタを原作からしっかり踏襲すれば、あとはアニメに求められるものは萌え要素だけだ。今作の場合はそこにダイレクトに「エロ」も食い込むのがポイントだが、そっち方向の吹っ切れ方もなかなかやりたい放題でよろしいものだった。ほたるさんの乳はいくら何でも暴れすぎじゃないかと思ったが、まぁ、サヤ師と折半すれば常識の範囲内だからな! 今作で特筆すべきは、このほたるさん&サヤ師というダブルヒロインシステム。別にドロドロ恋愛ドラマをやるわけではないのでそこに結論は一切出ない「ダブル」であるが、乳のサイズに代表されるように、広範にカバー出来ているのでどちらか1人くらいは琴線に触れる部分があるだろう、というポジショニング。作中で登場する人物はヨウのおっさんも含めて最大5人という恐るべき少人数制であり、その分、2人のヒロインに他作品では許されないくらいにたっぷりのリソースを割くことが出来る。つまり、今作は「駄菓子」「ほたる」「サヤ師」の3種の神器をいかに活用するかの作品だった。そして、その狙いはある程度成功していたはずだ。ほたるさんは訳の分からないテンションとド直球のエロが武器。駄菓子キチガイというステータスはあるものの、見方を変えれば世間知らずのお嬢様属性にもなっており、天真爛漫に(ナチュラルエロを見せながらの)駄菓子ギャグはきちんと今までに無い部分にヒットを打っている。そして対するサヤ師はというと、エロの要素こそ直球ではないものの、その分「ラブ」という要素に特化しており、ちょっとしたことで泣いたり笑ったり、表情豊かな彼女の姿を見ているだけでも楽しいし、トウ君との絡みもあるので単なるデレキャラに終わらずに快活な性格を各方面から魅力に転換している。個人的にはサヤ師推しだが、この2人は互いに足りない部分を補い合い、作品の中での萌え成分を満たしていたといえるだろう。 まぁ、そうしてヒロインさえ可愛ければある程度の満足感は得られる作品だったのだが、原作を知っている人間に話を聞くと、いささか間延びしすぎているきらいもあったらしい。まー、確か原作って元々ページ数が少ない作品だし、いくらA、Bパートに分けたところで限界もあるんだろう。確かにラス前の口内炎の看病に行く話とか、ダラッとしてていまいち締まらなかったし、話数によってはなんかヌルい回もあったのは事実。でもまぁ、そこは程度問題なので我慢できるところでしょう。全体を見れば、エロい、可愛いが揃っているお話が多かったので、充分満足出来る作品でした。 中の人フォロワー的にはメインヒロイン2人について触れた方がいい気がするが、そこはもう前提条件になっているのであまり語るべきことも無い。どっちかっていうとトウ君役のたっつんの変な振り切れ方が楽しかったかも。チンピラ風だとたっつんの声質が妙にはまる。楽しそうでしたよ。あと、「パチパチ役:竹内良太」とかたまに出てくるとんでもないキャスティングが楽しい。なにやらせてんねん。 ○「逆転裁判〜その『真実』、異議あり!〜」 5 今期スタートを切るのはこの作品から。ジャニーズのOPで幕を開ける推理もの、完璧に金田一の後釜ですわ。なんでジャニーズなんだろうな、この枠。 原作は一部既知。ゲームの「1」と「2」は確かやった。発売当時にゲームボーイアドバンスでな。懐かしいねぇ、今確認したら発売は2001年、2002年だってさ。もうそんなに昔なのかよ……まぁ、当時は最新鋭機がGBAでしたからね! なお、GBAは僕が人生で最後に購入したゲームハードの模様。DS? 知らない子ですね。 そんなわけで、10年以上前のゲームが今になってアニメ化しているあたり、色々と歴史を感じる。振り返ってみればゲームも様々に形を変えて展開しているようだし、実写映画にもなったりした。むしろアニメ化が遅すぎた感もあると思うのだが、逆に言えば10年選手でストックが山ほどある状態でのアニメ化なわけで、「ダンガンロンパ」なんかよりも安定してシリーズを進行できる期待はあるわけだ。コンテンツとしてそういう保証があるってのは、視聴者側から見ても安心ではある。ただ、それだけの歴史を持つ作品ってことは、ファンの間にも色々と思い入れがあるということにもなるので、アニメ化もおっかなびっくりなところもあるだろう。実際、ゲームなんかのキャストとアニメは変わってしまってるらしいし。僕の知ってる「逆転裁判」はほとんどCVなんてついてなかったからどうでもいいんだけど。あ、でも作中のCMでやってた竹本英史声の御剣はちょっといいかも。 まぁ、そんなことは他人事なので放っておくとしてアニメだが、前枠「金田一」よりもさらにガバガバである。画的にも、内容的にも。画については可もなく不可もなく……かなぁ、いや、ちょっと「不可」寄りな気がしないでもない。原作のナルホド君の1枚絵ってもうちょっとピリッとしてる印象があるんだけど、アニメにして動かさなきゃいけないせいでいくらかふにゃっとしてしまった。色彩設定もちょっと淡目。GBAの暗い画面でやってた印象かもしれないが、もう少しビビッドカラーでくどい絵柄だった気がするので、なんか全体的にユルいな。制作はA-1なので質は上下のどちらに揺れてもおかしくないが、大事な1話目を見る限りではそこまで高品質は期待出来ないかもしれない。監督は「宇宙兄弟」をやってた人のようなので、ディレクションはそこまで心配する必要は無いと思いたいが、ミステリものって色々デリケートなんだよな。1話目はゲーム1作目チュートリアルエピソードからだが、改めてみて「こんなに適当だっけ」とちょっと驚いた。ゲームやってるときって「まぁ、これチュートリアルだし」みたいな感覚で中身はあんまり気にしてないからな。万一初見の人間がいたら、「こんな裁判ないやろ」ってんで印象が悪くなってしまう可能性もあるのが怖い。個人的には、ゲームで「裁判」っていう設定は当時はエポックメイキングだったし、色々とギミックも仕込めて面白いものだと思っていた(はずな)ので、今後の本格的なシナリオに入ってからどう見せるかが勝負やね。 まぁ、トータルするとやっぱり「可もなく不可もなく」かな。どうせ夕方枠なので、またピック表を描きながら流し見することになると思うが、それくらいのクオリティでちょうどいいかも。なお、真宵ちゃんのCVがあおちゃんらしいので、そこから本気出さないこともないかもしれない。 「昭和元禄落語心中」 7→8 例によって毎週あれだけびっちり感想を書いていたので、今更特に言うことも無い作品。今期のDEENはこれに加えて「このすば」も担当してたんだよな。なんとも不可思議な恵まれ方があったものだ(もう1作品あったけど、それは置いとこう)。 改めて、化け物じみた作品であった。わざわざ落語をアニメにするというチャレンジ。落語が見たい・聞きたいなら、わざわざアニメを見る必要は無く、本物の落語を聞けばいいだけの話。寄席に行かなければ駄目だった作中のような昭和の時代とは違い、今はあらゆる方法で様々なメディアに接触出来るのだから、今作は落語の代替品として求められるものではない。つまり、「アニメの落語」ではなくて「落語のアニメ」が求められていたわけだ。その新たなチャレンジ対する史上初(?)の解答として、この作品はほぼ完璧なものを提供していた。「アニメでしかなし得ない落語の武器とは何か」ということが練りに練り込まれ、1つ1つの演目に演者や舞台の意味を付与していき、それに見合った演出でもって「落語アニメ」を提供していく。助六最期の演目であった「芝浜」では、尺の問題とそれに対する解答の与え方について触れた。親子徒然の3人落語「野ざらし」はかつてない落語の演じ方について触れた。菊比古の脱皮の結果として表れた「品川心中」における画面効果の進展も見たし、それを観たあとで、改めて1話の「鰍沢」を振り返ったとき、八雲という人間がどのようにして自らの落語を高座の上で熟成させ、鎮静させたかが見て取れる。ドラマとの兼ね合いでは悲痛なまでに真に迫った菊比古の「死神」も必見だ。「落語心中」という1つの漫画原作があり、そこには至極ありふれた、日本古来からのメロドラマがある。そのドラマを「落語のアニメ」として組み上げる際に、あらゆる要素を「落語の魅せ方」に付随させるために、舞台装置は作りあげられたのだ。 改めて、今作に畠山守監督を抜擢してくれた制作スタッフには感謝したい。氏の見据えているアニメの演出論は、今作の持つ独自性と見事にマッチしており、想像以上の完成度を見せてくれた。過去作においても必要以上に言葉を費やさず、徹底して画面の見えで物語を組み上げる演出方針には感心させられたものだが、そんな見せ方が、まさか「語り」を主体とする落語というテーマにここまで馴染むものだとは思っていなかった。ドラマ部分での説得力の持たせ方が、それぞれのキャラクターの落語の舞台にもフィードバックされていくことがよく分かるというのは、非常に面白い個性の掘り下げ方だった。今回は菊比古・助六という2人の噺家について徹底的に掘り下げられたわけだが、無事に2期も決まり、今後はさらに与太郎も含めた多様な広がりを見せることになるだろう。次のシリーズが今から楽しみでならない。 一応最後に中の人に触れたいところだが……もう、今作はどうにもならねぇや。全員本気すぎるからな。家中宏や牛山茂といったベテラン勢の仕事も光るが、まぁ、素直に山寺宏一、そして石田彰のツートップだろうよ。僕の中で石田彰はもう「菊さんの中の人」という新しい格付けが動かないと思います。 「ファンタシースターオンライン2 ジ アニメーション」 5→5 変なアニメだった。「主人公達がゲームに入る方向じゃなくて、ゲームの方から現実に出てくるなんて珍しいな!」って一瞬思ったけど、冷静に考えたら昔からよくあるやつだ。 そう、「昔からよくあるヤツ」なんですよ。主人公が始めたゲーム世界が少しずつ現実を侵食していき、現実世界の平和を守るために主人公は勇者として異能を使い戦っていく……うん、そこだけ見れば昔からよくあるタイプの話なんだ。でも、この作品はなんかズレてるんだ。なんというか……「その部分が主軸」じゃないんだ。だって、「現実世界にゲームがにじみ出してきた」のって、割とシーズン後半になってからだからね。ボーッと見てたから正確に何話だったかまでは覚えてないけど、鈴来さんが転校してきてからも、ゲームと現実が混ざり合うまでしばらくかかったからね。つまり、その部分はあくまで「最後にオトシマエつけるために用意された舞台」であって、今作が描きたかったのはそんな古式ゆかしいファンタジー世界ではなかった。 じゃぁ何が描きたかったかと言われると……なんだろ、やっぱりあれかな、「PSO2をやっていれば現実世界でも友達が増えて、コミュニケーションが広がれば女の子とも仲良くなれます! さぁ、みんなもPSO2でリア充生活を!」っていうところじゃないかな。何しろ最終的に会長を助ける目的が「一緒に後夜祭やるんだ」ですからね。世界の危機とか、命の危機とかじゃなくて(まぁ、それもあったけど)、あくまで「高校生がイベントを一緒にやりたいから命懸けで巨悪をやっつける」ですからね。物語の中盤までは、そのためにひたすらPSO2絡みの人脈を繋いでいき、会長といちゃいちゃしながらますます仲良くなっていくリア充生活のお話。その中にはネットで身分を隠して荒しをやってる現実の友達がいたり、会長自身も性別を偽ってキャラを演じていたり、基本的な「ネトゲあるある」を交えつつも、「生徒会の仕事はネトゲをやってその報告レポートを仕上げること」なんて訳の分からない学校生活の中で、「とにかくPSO2で強くなれば女の子と仲良くなれる」をひたすら実践し続けるイツキ。このアニメを見て「わぁすごい、僕も今からPSO2!」なんて人間はおそらく誰一人としていないだろうが、この潔すぎる脚本構成は、むしろ思いつけないレベル。そういう意味では、非常に斬新で、何故か退屈しなかった。蓋を開けてみれば本当に単なる「学校でいちゃいちゃしてるやつ」なのだが……。イツキのキャラってのも捉えどころがなかったなぁ。鈴来さんが来てくれてからは一応三角関係みたいな展開も広がったので、キャラが増えたこともあってそのあたりから俄然見やすくなったのだが、序盤は本当に「こいつら何がしたいねん」状態だったなぁ。 そんな変な作品で、果たして販促が出来たのかどうかは定かじゃないが、少なくとも僕のように一切興味が無く、「PSO2ってどういう世界なの?」っていうレベルだった門外漢も、一応何となく世界設定を認識し、どういうゲームかは分かるようになった。リア充生活云々を差し置いても、「PSOって過去のタイトルだと思ってたけど今でも絶賛稼働中なんだな。そんだけ人気があるならやってみるか」っていう人も、ひょっとしたらいるかもしれない。それが実現すれば販促アニメとしては成功。もしそうでなくても、ゲームとしての製品にアニメというオプションを紐付けしておけば、今後の商品展開なんかもバリエーションは増えるし、どうにも閉塞的な印象のある日本のネトゲ業界の中で、多少なりとも裾野が広げられれば一応は目的を果たしたことになるのだろう。それで良いんではないでしょうか。 とりあえず、エンディングテーマでモモーイのセンスが変わってないことを確認して安心しつつ、幕。 4月1日 ドラフト模様(OGW×2 BFZ) ピック順 【Thraxi】→【Serra】→【Sea-chicken】→【Alessi】→【Mei】→【Sangriter】→
ゲートウォッチ最終戦。これまでのドラフトの歴史の中でもかなり短い期間の勝負だったため、実施された試合はわずか10試合のみ。おかげでなかなか調子が出ずに沈み続けた人間も多く、まれにみる偏った環境になった。何しろ6人のメンバー中2人は優勝を経験していないのだ。こんな不健全な環境はさっさと去るべきなのだろう。まぁ、人生にはそういうこともあるからしょうがないな! 僕はずっとここでも構わなかったんだけどね……結局「コジレックの帰還」と「世界を壊すもの」が1枚も登場せずかぁ。まぁ、剥いたのはトータルでも120パック程度だしな。チャンドラが2枚出ただけでも満足すべきか。ちなみに、最終回で一気に追い上げたものの、面晶体も3つまでしか連結出来なかった模様。
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声優のこと全般
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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