忍者ブログ
最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
[747] [748] [749] [750] [751] [752] [753] [754] [755] [756] [757]

 提クレの入り方がずるい、第11話。あんなん笑うしかないやん。さらに提クレバックで本編画を使い回して遊ぶのはお約束。まぁ、そのあたりのトップは個人的には「WIXOSS」シリーズでしたけどね。

 放送日程的には一週間早いクリスマス回。来週やればよかったんじゃね? とも思ったが、来週は正月ネタとかやるのかしらね。しかしまぁ、クリスマス縛りとはいえ基本的には小ネタ集なので、前回のまとまった一本とは打って変わってカオス度がかなり高い。一本ずつ見ていこうにも、別にどうでもいい話もいっぱいあるしな……。一貫してるのは「クリスマスで浮かれてるやつ死ね」なわけですが、毒の吐き方もそれぞれです。

 1、「松野家のクリスマス」。導入、ホラー、スプラッタ。親父さんが「化け物だ……」って言ってたけど、その様子だとどうせ毎年やってるんじゃねぇのか。一部どうやって仮装してるのかすら分からない異次元な奴もいましたが、まぁ、そこはギャグパワーですから。

 2,「ブラックサンタ」。一松のソロ話。やってることはいつもの一松。特に目立った点もないが、どっちかっていうとこんな不審者が隣に座ったのに逃げもせず、果てはノロケまで発展させたあのカップルの胆力が怖い。普通、あの状態で隣に座れる奴はいないし、もしそんな奴が現れたら即逃げるだろうに。サンタだからって油断したのかしら(ブラックだけどな)。

 3,「逆ナン」。カラ松ソロ話。いつも通り、特に突っ込む余地無し。カラ松ガールズという言い方も世間であっという間に浸透しました。

 4,「the perfect Christmas」。今回のメイン。10話ぶりに登場した頭身の六つ子連中と、より濃い顔になったトト子による茶番茶番アンド茶番。まぁ、中の人たちの普段のお仕事を考えるとこっちの仕事の方が随分しっくり来るんだけどね。特にチョロ松。おそ松も割とこっちの方が楽そうだけど、十四松だけどっちに寄せていいか決めきれずになんか変な方向にいってたのがちょっと面白い。キャラ守らなきゃいけないから流石にセバスチャンみたいな方向にはなれないしなぁ。そして、この話を見ていてやっぱり思うのは、遠藤綾の懐の広さである。この6人を受け止めてしっかり返せる女性キャストってなかなかいないと思うのだが、彼女は平気な顔でこれを受け流せるのである。しろくまカフェの時もすげぇとは思っていたが、このエピソードとラストの「土下座」でトト子ちゃんの存在感を再認識した。だって、どれだけおちゃらけてても一応ヒロインじゃん。超えちゃいけないラインとか考えるじゃん。でも、トト子ちゃんは平気で「このオチ」なんだぜ。すげぇよ。なお、個人的に一番気になったのは、冒頭、トト子が「やたら甘い」っていうケーキを売ってる店があったんだけど、その店の名前が「不二夫家」なんだよ。いや、そりゃ赤塚作品だから「不二夫家」なんだけど、なんか微妙にアウトじゃね?

 5,「プレゼント交換」。一松のプレゼントをもらった十四松の笑顔が印象的。もう、この2人さえ無事だったら松野家とかどうなってもいい気がしてきた。そしてカラ松を押しつけられた一松との好対照。クソ松ホントクソ。いや、でも中身がほぼ一緒だったってことは、あのラメラメの包装はカラ松オリジナルだったってことだよね。そこまで気を遣ってくれてるんだから、案外良い奴かもよ。

 6,「マッチ売りのイヤミ」。特に突っ込む余地無し。ダヨーンの狂気、その1.

 7,「愛」突っ込む余地しか無し。ダヨーンの狂気、その2。もう、本当にこのコンビは笑えるとか以前に狂気しかないから怖いんだってば。オチについては深く考えない。

 8,「十四松とサンタ」。ぼくらのマスコット、十四松の心温まるエピソード。一松の立ち位置も安定の数字松。そして斜め上のオチ。あの後どうなるんだよ。あと、前は六人で綺麗に並んで寝てたのに、なんでよりによってこんな寒い季節にみんなして寝相悪いんだよ。

 9,「クリスマス飲み」。特に突っ込む余地無し。チビ太に、あとハタ坊に出番を。チョロ松が女性関係について頑張ってるときのおそ松・トド松の連携は尋常じゃない。

 9,「土下座」。六つ子とトト子ちゃんの現在の関係性がよく分かるお話。そして、作画リソースが非常に節約できるアニメーター思いのお話でもある。単に7人でバタバタやってるだけでとにかくアフレコ現場は楽しそう。

 10、「ダヨーン相談室」からの提クレ。カラ松、来年もよろしく。生きてれば、ね。

拍手

PR

 

<青>

 

Aether Swooper 霊気急襲者 (1)(U) C

クリーチャー・ヴィダルケン、工匠

1/2 飛行

〜が戦場に出たとき、(E)(E)を得る。

〜が攻撃するたび、(E)(E)を支払ってもよい。そうしたなら、【霊気装置】トークンを1体生成する。

 「霊気」サイクルの青は空を飛んでいる。このサイクルはどのクリーチャーもステータスは「並」だが、各々の色特性を持っているので「攻撃しやすさ」に差がある。こいつは飛行持ちなので、サイクル中でも一番殴りやすく、能力起動の機会が多い。さらに2マナという軽さもあり、トークンを生み出すタイミングが早いので盤面に与える影響も大きい。おそらく、「トークンを生む」という仕事を任せる前提ならこいつがサイクル中で一番強いだろう。もっとも、1/1の霊気装置はアーティファクトカウントを気にしないならそこまで重要なリソースではない。あまり繰り返し運用する気がないなら、1枚のカードでもうちょっと説得力のある戦力がほしい、という場合もあるだろう。さらに「単にエネルギー2個くれれば満足」っていうデッキだってあるかもしれない。今回どの程度アーキタイプが分かれるかはまだ未知数だが、このカードは狙ってるデッキデザイン次第でかなり点数が乱高下しそうな気がする。そして、出で立ちだけを見ると完全に笑わそうとしているようにしか見えない。こんなん、コントやんけ。

 

Aethertide Whale 霊気海嘯の鯨 (4)(U)(U) R

クリーチャー・鯨

6/4 飛行

〜が戦場に出たとき、(E)×6を得る。

(E)×4:〜をそのオーナーの手札に戻す。

 「ヒレナガ空鯨」に続いてカラデシュ世界2頭目のクジラ。実は現時点で世界に存在する鯨・クリーチャーは未だ5体だけであり、同じブロック内でクジラが2頭以上登場したのは史上初。本当にどうでもいい記録だが、今後カラデシュはPWたちのホエールウォッチングスポットとして人気を博しそう。で、そんな空飛ぶクジラだが、レアということもあって変幻自在の俊敏さが恐ろしい。マナを払わずに起動出来る避難能力持ちのデカブツ、つまり最近なら「真珠湖の古きもの(KTK)」と同じポジション。そして、こいつは「真珠湖」と違って何度出し入れしても目減りせず、むしろエネルギーは増えていくという大盤振る舞い。一度こいつを展開する余裕を与えてしまったら、もうこの6/4フライヤーを根本的に除去するのは不可能と言っていいだろう。戦闘性能はシンプルながら、これだけの除去耐性があるのはかなりヤバい。単に出た時に6エネルギーというだけでもインパクトはあるし、エネルギーデッキならかなりの有力フィニッシャーになるのではなかろうか。エネルギー関係無しのデッキでも充分最後の一席を任せられるだろうが、「霊気池の驚異」から飛び出した時にすぐに次のガチャ代がもらえる、っていうのが親切過ぎるので噛み合ってる気がする。

 

Baral, Chief of Comliance 遵法長、バラル (1)(U) R

伝説のクリーチャー・人間、ウィザード

1/3

あなたの唱えるインスタントとソーサリー呪文は、そのコストが(1)少なくなる。

あなたのコントロールする呪文や能力が呪文を打ち消すたび、カードを引いても良い。そうしたなら、手札を1枚捨てる。

 (コンプラ)の人。チャンドラ一家を虐待、排斥し、現在もチャンドラと反目し合う、領事府きっての(コンプラ)。何せ(コンプラ)なものだから、おそらくチャンドラにとっても(コンプラ)に違いない。さておき、青の巧技枠は大方の予想通りにバラルさん。幼いチャンドラのトラウマになった人物であり、その傲岸不遜な物言いからさぞかしタフなヤツなのだろうと思っていたのだが、なんと御本人は2マナ1/3というもやしボディで登場。まぁ、ウィザードだしな。誰も筋肉は求めてないからいいんだけども。持っている能力はなんと「ジェイスの聖域(ORI)」。レジェンドなので重ね張り出来ないという制限はあるが、「聖域」が4マナだったことを考えれば2マナクリーチャーでこの能力は流石。2ターン目に設置出来れば、その後唱える全ての該当呪文が恩恵を受けられるわけで、その効果は計り知れない。当然、呪文を寄せまくったデッキでの活躍が期待されるので、火力とドローがてんこ盛りのイゼット系、最近密かにブームな(?)「機械医学的召喚」あたりとの組み合わせが強そうだ。下の能力を見ればカウンターと合わせるのが更によろしいわけだが、わざわざコントロールにこだわる必要も無いだろう。どうせルーター1回程度なので、そこまで必死に追い求めるボーナスではない。いや、3ターン目以降に1マナで「呪文萎れ」や「虚空の粉砕」撃たれた上にルーターされたらたまったもんじゃなかろうが。

 

Baral’s Expertise バラルの巧技 (3)(U)(U) R

ソーサリー

最大3つまでの対象の、アーティファクトやクリーチャーの組み合わせを、そのオーナーの手札に戻す。

あなたは、手札にある点数で見たマナコストが4以下であるカードを、そのマナコストを支払うことなく唱えても良い。

 バラルさんの巧技は5マナで与えられた。効果としては「海神の復讐(THS)」と大体同じだが、素のコストの時点で1マナ軽く、更に4マナ以下というホットスポットの呪文が唱え放題ときているのだから、やっぱりおかしいよ巧技サイクル。5マナのソーサリーとなるとコントロールデッキでは多少使いにくいマナ域になってしまうが、そのついでに他のアクションが取れるならコストの重さもさほど気にならない。3体バウンスはどんな状況でもゲームを決めうる効果になるし、ある程度盤面が揃ったところで撃ち込み、好きにゲームを決めることが出来るだろう。4マナ以下の呪文には当然白や黒の巧技サイクルも含まれるわけで、例えば自軍のタフネス3以下をこれで避難させ、「ヤヘンニの巧技」で相手だけ叩き潰した上でリキャスト、なんて謎ムーブも可能。巧技楽しい巧技。

 

Bastion Inventor 砦の発明者 (5)(U) C

クリーチャー・ヴィダルケン、工匠

4/4 即席 呪禁

 未だかつてないマッスルなヴィダルケン。まぁ、実際にはパワーアーマーの開発に成功しただけらしいが。なんかすげぇ動きにくそうだから呪禁っていうより被覆っぽいんだけど、そこはヴィダルケンの技術力でカバーなんでしょうね。コモンで与えられた呪禁持ちというのは稀少な存在で、なんと現スタンダード環境には1体もいない。直近で遡れるのはタルキールの「針葉樹の徘徊者(DTK)」と「旋風の達人(KTK)」である。まぁ、ぶっちゃけどちらもそんなに活躍してないのだが、こちらのカードは即席を武器とし、上手く行けば4〜5マナ程度で4/4呪禁が手に入る。一度出してしまえば後は丁寧にサポートして攻め上がればいい。せっかくの呪禁があっても単体ではそこまでのプレッシャーにはならないため、出来れば装備品やオーラなどで増強したいのだが、霊気紛争は装備品が1枚もないという珍しい世界。となると残りはオーラ。白の「浮遊化改造」なら6/6飛行呪禁の化け物、赤の「攻城化改造」でも7/4先制呪禁でやっぱり化け物だ。どっちかというと該当するオーラを先に確保しておいて、おまけの搭載プランとしてこの子に声を掛ける流れになるか。緑と組んで格闘のタネにする使い方も安心感がある。何はともあれ、コモンで集められる即席持ちなので、「上手くいったわー,超即席デッキ出来たわー」と自慢したい人は揃えておくといいんじゃないかな。

 

Disallow 不許可 (1)(U)(U) R

インスタント

対象の呪文か、起動型能力か、誘発型能力を打ち消す(マナ能力は対象に取れない)。

 カウンター。とにかく何でもカウンター。「取り消し」に「もみ消し(SCG)」が追加され、こんな頑張ったスペル見たことないよ! と思ったら、テキスト自体は「虚空粘(DIS)」と全く同じっていう。あちらはシミックが送り出した虎の子の多色レア。こちらはレアリティこそ同じだが、随分扱いやすいマナコスト。シミックさんェ……。現環境はそこまでカウンターが強いわけではないが、青系のリアクションデッキは割と元気であり、「呪文萎れ」や「虚空の粉砕」は現役で活躍中。環境的に追放の必要がないのなら、「虚空の粉砕」の代わりにこちらが採用される可能性は高いだろう。能力だけを打ち消すことにどれだけ意味があるかはまだ分からないが、通常性能のカウンターが他の範囲までケア出来る利便性は安心感が桁違いだ。ちなみに、この呪文も「注目のストーリー」の1枚。イラスト、フレーバーにはナラー親子の怨敵であるバラルさんがチャンドラの炎を払っている様子が描かれているが、発表当時はこの後でニッサに上手いことしてやられてボコられた上にドビンにしょっぴかれるなんて思ってなかったよ。

 

Dispersal Technician 分散の技師 (4)(U) C

クリーチャー・ヴィダルケン、工匠

3/2

〜が戦場に出たとき、対象のアーティファクトをそのオーナーの手札に戻してもよい。

 広くカテゴライズすれば「大クラゲ(VIS)」系クリーチャー。最近だと「反射魔道士」というやんちゃすぎる阿呆がいるので色々と贅沢になってしまったが、本来はこれくらいのコストに調整されるべき存在なのだ。5マナ3/2ということで、先輩としては「オーガの学者(GPT)」が一番近いだろうか。「学者」のニーズはそこそこ、さらにカラデシュらしく対象がアーティファクトに限定されているので、リミテッドでもそこまでの強さはないか。一応紛争トリガーといえないこともないが、5マナでやる仕事ではないな。この世界は紛争も絡んだせいでますます187能力は増えているので、相手パーマネントを戻すのにも色々と気を遣いそうだ。これで戻したら紛争トリガーがオンになって相手に感謝される、なんて事態だけは避けたいものである。

 

Efficient Construction 効率的構築 (3)(U) U

あなたがアーティファクト呪文を唱えるたび、【飛行機械】トークンを1体生成する。

 あらゆるアーティファクト呪文にソプターのおまけ付き。4マナエンチャントで飛行機械が増えるっていうセッティングは「飛行機械の諜報網(ORI)」を思い出させるが、こちらのカードはアーティファクトを連打することによって充分決定力たり得る量のソプターを稼げるのが売り。これがあれば、各種「器具」サイクルを連打してどんどん引き回しているだけでも勝てる可能性があるのだ。デッキの組み方には注意が必要だが、上手くはまれば「つむじ風製造機」以上の展開力が期待できるのではないだろうか。前作カラデシュの場合、アーティファクト次元とは言ってもそこまでアーティファクトの数に言及するカードは多く無かったが、今回は各色に即席が出てくることによってアーティファクトの数は重要度を増し、青は相変わらず親和寄りなのでその傾向が顕著だ。ピック時には「アーティファクトである」ことをこれまでよりも強い特徴と見なす必要がありそうだぞ。

 

Hinterland Drake 内陸のドレイク (2)(U) C

クリーチャー・ドレイク

2/3 飛行

〜ではアーティファクトクリーチャーをブロック出来ない。

 今回、白と黒に各々「アーティファクトにはブロックされない」という能力を持ったクリーチャーがいるのでごっちゃになりやすいが、こいつは「アーティファクトをブロック出来ない」。何故そんな選り好みをするようになったのかは分からないが、本人が嫌だというのだからしょうがない。おとなしく攻撃用に使わせてもらおう。「風のドレイク」と比較するとタフネス1とトレードして付けられたブロック制限だが、たかだかタフネス1と馬鹿にしたもんではない。白の2/2フライヤーは止められるのだし、今回黒がコモンで手にした除去の1枚は−2/−2の修正を与えるカードだ。タフネス2と3の間には結構な格差がある。あと、ブロック制限がついてるクリーチャーは「どーせブロック出来ないしなー」とか白々しく殴りに行ってコンバットトリックに持ち込んだり、サラッと死んで紛争を誘発させたり、色々と駆け引きも出来るのである。そういうところも楽しんでこそのMagicでございますよね。

 

Ice Over 凍り付け (1)(U) C

エンチャント・オーラ

エンチャント(アーティファクトかクリーチャー)

エンチャントされたパーマネントは、そのコントローラーのアンタップ・ステップにアンタップしない。

 これ凄いな。いわゆる青の氷漬け除去であるが、基本形となる「麻痺の掌握(RTR)」の完全上位互換だ。対象をアーティファクトにまで拡大した上でコストが1軽くなり、他にも色々なカードの上位互換と言えそう。青がこんなにお手軽確実な除去をもらえた背景には、やっぱり「クリーチャーがそんだけ強い」っていう理由があるのか、それともこの除去ではまかないきれないような世界の秘密が隠されているのか。とりあえず青をやっている人間なら必須も必須。フレーバーでは「使えるものは何でも使って」とか叫んでいるが、カラデシュ人はマジで贅沢だな。「永遠の罠(BNG)」しか無かった時代の人に怒られるぞ。

 

Illusionist’s Stratagem 幻術師の謀 (3)(U) U

インスタント

最大2体までの対象の、あなたのコントロールするクリーチャーを追放する。その後、それらのカードをオーナーのコントロール下で戦場に戻す。

カードを1枚引く。

 日本語版のカードだとめっちゃルビが窮屈だが、読みは「げんじゅつしのはかりごと」である。めんどくさいので「ぼー」って読みたくなるけども。キャントリップつきの「相変位(EMN)」であり、対象を増やした「軽業の妙技」とも言える。「相変位」はあまり時代が合わなかったせいで大した出番はなかったが、世はまさに187能力の花盛り。紛争も合わせて大量の「場に出たがっている」クリーチャーがおり、対象には事欠かない。リミテッドでパンハモニコンデッキを作ったことがある人なら知っているだろうが、この世界は187能力が無いクリーチャーの方が少ないくらいなのである。今回はそれをまとめて2体。さらにカードのおまけまでついてくる念の入れよう。重たくなったので他の紛争カードなんかとの併用は難しくなってしまったが、難しいなら先に出しておいてこれでちらつかせればいいだけの話だ。じっくりと使い込みたい一品。

 

Leave in the Dust 置き去り (3)(U) C

インスタント

対象の土地でないパーマネントをオーナーの手札に戻す。

カードを1枚引く。

 古の最強バウンス「排撃(INV)」を1マナ重くしたら対象がグッと広がった。また、「送還」のキャントリップ版が「排撃」だと考えるなら、この呪文は同じコスト関係にある「分散(ORI)」のキャントリップといえる。これまでのカラデシュ世界は「抜き取り検査」「上天の貿易風」と、比較的軽く動けるバウンスが主流だったが、今後のバウンスはそれなりのコストからアドバンテージ狙いのラージアクションという認識になるだろう。今回緑を中心にカウンターを乗せるカードも増えているし、対処しづらい強力なオーラ類も増えている。コモンでこれが拾えるのは時代の恩恵と素直に喜び、何枚かは押さえておくべきだろう。ただ、やはりコストはお世辞にも使いやすいとは言えない領域に到達してしまったので、入れる枚数、使うタイミングなどにセンスが問われそうだ。

 


拍手

 まさかロリコンではあるまいと思ってたらまさかのロリコンだった、第11話。いや、「妹はまだガキだ」って言ってたけどさ、そりゃ普通は「お兄ちゃんにとっては妹なんていつまでも子供だけど、実際はもう立派なレディですのよ」っていうことだと思ってたら……ガチロリじゃないですか。そんなサラッと結婚とかいうなよ。何冷静に対応してんだよ。

 「俺、弟がいたんだよ」っていう話をすると、その翌週にはすぐ生き別れの弟が敵として襲撃してくる便利な世界。いや、そりゃフラグ立ててるんだからすぐに会えるだろうことは分かってたけど、アキヒロが回りの連中に心を許して弟のことをポロッと話したその瞬間に来なくてもいいじゃない。せめてもう少し待ってあげた方が「あぁ、ちゃんと伏線張ってるな」って気になるじゃない。すぐに来たらギャグだよ。生き別れで絶対会えないと思ってた宇宙空間でピンポイントに運命を交差させてるんじゃないよ。意外と宇宙って狭いもんやな。これなら、急にコントロールをわたされて遥か彼方までぶっ飛ばされたおやっさんも安心して帰って来られるよね。……今週最大の被害者は間違いなく(タカキを除けば)おやっさんだよな……エンジン全開状態でいきなりの放置プレイとか、それこそ広い宇宙空間で生きた心地しねぇよ。しかもミカの野郎、「飛ばしてきたから噴射液がもう無くなりかけてたんだ」って、コトが終わってからおやっさんを救出に行く気なんて全くなかったやんけ。一生恨まれても文句を言えない事案である。

 そんなこたぁさておき、久しぶりに命のやりとりをする戦闘回。相手組織はどんな複雑なバックグラウンドだろうと思ったら、「依頼されて姫様強奪に来た海賊」という非常に分かりやすい存在だった。ビジュアルもコテコテに悪そうで、最初にタービンズにあったときのような「こいつらは敵か味方か?!」という含みのもたせ方は全く無い。今作がガンダムシリーズでも屈指の分かりやすさを誇っているのは、この辺に無駄なこだわりを見せず、アニメ的にさっさと処理してしまう手際にあるのかもしれない。まぁ、いくらなんでもあのカマ臭い緑のおっさんのビジュアルはどうかと思うけども……あと、船長のフォルムもどうかと思うけども……なんであんなに少年兵ばっかり子飼いにしてるんだろう、とかも色々と悪い想像してしまうけども……うん、あかん要素ばっかりやね。それだけに、敵対図式が描きやすく、オルガと名瀬の連携もスムーズに取れそう。問題となるのはマサヒロをどうやって救助するかという部分になるわけだが、まー、下手したら犠牲者になる可能性もあるな。今作におけるメインテーマの1つに「子供が頑張る」というのがあるので、出来ることならマサヒロは救出してほしいとは思うのだが、鉄華団という「家族」の繋がりが鮮明になっている今、ここに外部からさらに「家族」が入ってくるかどうかは微妙なところだろう。まー、アキヒロが一人で盛り上がってる脇では、「あれは弟なんだ」って告白を受けても「フーン」みたいな顔のミカがいるわけだが。あいつ、ホントにこの手の人間ドラマに興味ねぇな。

 じゃぁ、それ以外にもついでにドラマ部分を見ていくと、まずはアキヒロとはバトル友達になった日笠ボイスの可愛い女の子、ラフタちゃん。元々彼女は名瀬のお手つきだし、むさっくるしい鉄華団の野郎連中になんて興味はなかったはずだが、昨日の敵はなんとやら。延々シミュレーターでバトル特訓を手伝わされた結果、どうやらアキヒロに対しては割と愛着が湧いたようだ。流石に超人的な速度だったミカには及ばなかったものの、その後真っ先に現場に駆けつけてくれたのは彼女である。油断すると懸垂を始めるような男臭さしかないアキヒロだが、弟のことが一段落したら、少しは生活に彩りを添えて上げてもよいのではなかろうか。

 しかし、本作のヒロインは残念ながら女の子ではない。傷ついたタカキが苦しむ現場を見て呆然とするクーデリア。そして、その横で全く同じような反応をしているオルガさん……。駄目じゃん! 隊長のあんたが負傷兵を見て怖じ気づいたら駄目じゃん! そこに颯爽と駆けつけて見事な救急処置を見せるメリビットさんを見て、「んもう! 男子って頼りになるわ!」の逆バージョンみたいなシーンを見せつけられてしまうオルガ。その後のシーンでなんとかアキヒロ相手に格好付けて見せているが、彼が本番に弱いことがまた露見してしまった。仕方ないんだって、彼だってまだ子供には違いないんだから……。オルガ・メリビット間の関係をおねショタとは……いわんな。

拍手

 BJ松wwww第11話。こんだけシリアスな話の後にあれはないやろ! と思ったけど、よく考えたら本編もギャグ以外の何ものでもないな。

 今週の話、何だったんでしょうかね。ラストに百樹と話すハザマで終わったから「おっ、もう1話続くんか?」と思ったら流石にそんなことは無くて来週は別な話みたいだし、結局何も解決してないままのエンディングである。別に百樹が逃げ切ってる、ということで構わないんだが、それだったら何でわざわざ自首して法廷に出向いて死刑宣告を受けたのかわからんのよね。逃亡犯でも脱獄犯でも警察が追うことにはかわりないわけで、今週の描写だけだと特に法廷で宝と争った様子もない。単に自首して、宝の無法を諾々と受け止めて、そしてそのまま脱獄、雲隠れ。どう考えても捕まるプロセスが不要である。あー、でも投獄中は澪さんと面会出来たかもしれないので、そのために一旦シャバに出てきたとも考えられるが……なんかよく分からん話だった。結局問題になった子安ボイスの重役も、あれだけ悪そうな顔した宝ものうのうと生きてるわけで、百樹の復讐劇は未完で終わってしまってるんだよな。手足を合計4本切り取ったらそれで満足なのかしらね。

 そんなうやむやなシナリオながらも、ギャグとしての勢いは前回までに引き続きかなりかっ飛ばしていて面白い。トップは文句無しで「屋上からオプションのワイヤーアームで降りてくる百樹」なわけだが、その前の車椅子特攻シーンなんかも割と面白い。このアニメって戦後のお話だよね……いや、現代だったとしてもおかしいんだけどさ。ちなみに、警察組織は様々な手塚キャラが夢の共演をしているのでそれだけで絵面が面白いのがずるい。雲名警部とか、まさかこんなところで顔を見るとはおもわんかったわ。「三つ目が通る」、久しぶりに読み直したいなぁ。

 まー、今回のお話の目的はあくまでもハザマが医学界に嫌気がさしてアウトローに変貌する契機を描いたものであるので、極論すれば百樹がどうなろうと問題じゃないんだ。確かにこれまでハザマは無免許で手術を行うなど、既に無法者ではあるのだが、はっきりと「表の医学界」に見切りを付けて「ブラック・ジャックスタイル」に身をやつすようになったのは、今回の百樹事件が決定打になった様子。そりゃね、殺人鬼の手術に立ち合って自分がキリングマシーンを作ったっていうだけでも結構なショックなのに、それを突き動かしているのが医者だったなんて事を知ってしまえば、もうそんな職場を信用しろって方が無理な話で。元々ハザマは「自分を助けてくれた医学に恩返しがしたい」という思いも強く持っていたはずだが、そんな純粋で強固な彼の目標をぶち壊し、闇外科医に落とし込むためには、今回の百樹のように常識の範疇に収まらない桁違いの「暗部」が必要だったのだろう。今後、ハザマは「百樹を生かし、医者を殺した」という十字架を背負いながら、表の医学界にそっぽを向けることになるのだろう。これもまたしょうがないことである。まー、原作では自分の事故の原因になった連中に復讐するところまで織り込み済みだったはずなので、元から人を殺したりすることにあんまり抵抗は無かったのかもしれないけどねー。

 それにしても、今回の事件で一番可哀相なのはぶっちぎりで澪さんである。結局何のフォローも無しなのかよ……。

拍手

「新妹魔王の契約者 BURST」 5→4

 今期一番最初にゴールしたのはこの作品。ここが角川名物10話枠だったのか。流石に最終決戦からもう一山あるやろ、と思ってたらまさかのそのまんま最終回だったから正直肩透かしである。

 1期は、1話目があまりに致命的作画状態だったために最悪の第一印象からスタートしたが、そこからなんとか盛り返し、同じ時期にやっていた作品がそれ以上に十把一絡げでしょうもないものが多かったため、相対的にいくらか評価を上げた。まぁ、真正面からのエロというのは潔いものだな、という満足感があったのも本当の話だ。しかし、残念ながら2期目の今作はそうした1期目でのアドバンテージ(?)が軒並み役に立たなかった。まず、意外なことだが、今期も十把一絡げで並べられた作品はたくさんあるのだが、1年前に比べると、これが割と出来がいいのが出てきたのである。ここに、わざわざ今作が「異世界」の方ににじり寄ってしまったため、他作品との差別化がより困難になり、結果的には作画状態の凡庸さ、進行の単調さ、エロに規制が入るという直接的な疎外感などが欠点として目につくようになってしまった。同時期にたまたまやっていた作品と比べて相対評価をするのは絶対におかしいのだが、こんだけのアニメがあると、どうしたって回りの環境に引きずられてしまうのはしょうがないことだ。

 具体的にビハインドを見ていくと、最大の難点はシナリオラインがパッとしないこと。1期は一応面倒な妹を押しつけられたという起点や、配下にサキュバスを置いておくことで正当化したエロの真っ直ぐさなどが売りになっていたのだが、今期はヒロイン勢が完全に固まった状態になっており、個々のキャラクター性がほとんど差別化されないままにまさかの全軍バトル展開へ。なんだか話を広げるのに失敗して無謀なてこ入れを試みたジャンプ漫画みたいになってしまっている。バトル展開になったらどのキャラも結局「封印されていた力を開放するぜ!」「それでも俺の隠していた力の方が強い!」みたいなバトルしかしないので、これが全く面白くないのである。目先をなるべくエロの方に向ければごまかせる部分もあったのだろうが、作品の外側を覆う枠が完全にシリアス路線に固まってしまい、エロが毎回作業みたいになって盛り上がりに欠ける。ひょっとして、シリーズ構成で吉岡たかをが抜けたダメージが出ていたのだろうか。エロに入るミニキャラの規制マークがやたらと浮いてしまったのも気になる。細かい部分だが、一応真面目なエロシーン(?!)ならば「真面目な規制マーク」を用意するべきだっただろう(規制は入らないのが一番良いが、極力邪魔をしないようにするなら光規制もやむなしだったと思う)。

 1期目ではそれなりに見ていて楽しい部分もあったのだが、2期は進むにつれてどんどんテンションが下がっていったのは残念至極。これでもう2話あったらもう少しいじりようがあったんだろうか。うーむ、でもこの展開だとどんだけ長くしても大してかわらんよなぁ。

拍手

 

<黒>

 

Aether Poisoner 霊気毒殺者 (1)(B) C

クリーチャー・人間、工匠

1/1 接死

〜が戦場に出たとき、(E)(E)を得る。

〜が攻撃するたび、(E)(E)を支払ってもよい。そうしたなら、【霊気装置】トークンを1体生成する。

 「霊気」サイクルの黒は1/1接死。とりあえず2マナでエネルギー2個という効率を保持しているので、これまで薄かった黒のエネルギー要員としては最低限のニーズがあるだろう。加えて、青のフライヤー同様、一種の回避能力とも言えるので序盤は割と殴りやすいのもプラス要素。どうせアタック宣言の時点でトークンは出るし通してもたかだか1点、相手としてもブロックするうま味は薄いと判断してスルーされることが多いはずだ。世界に紛争があふれているのだから、序盤の相打ちには誰もが必要以上に慎重になっているのだ。もちろん、相手がどうでもいいトークンなんかをコントロールしていたら話は別で、強力なブロッカーになる接死持ちを序盤で処理する動きは当然のこと。相手の陣容の重要性をよく考えてのアタックが肝要だ。っつうか、別に2マナの接死持ちなら他の能力なんて無くても強いわけで、そこまで頑張って殴りに行くクリーチャーにも見えないよな。

 

Alley Strangler 路地の絞殺者 (2)(B) C

クリーチャー・霊基体、ならず者

2/3 威迫

 今回黒にはバニラが与えられていないが、強いてあげるならそっちよりのカードがこれ。3マナ2/3なら黒の標準値、そこに純正メリットのキーワード能力がついているならそこそこの強キャラといえるような、そうでもないような。突破力が強みの威迫の場合、出来たら「ボガートの粗暴者(ORI)」のようにパワーに寄っている方が強いんだよね。2体でブロックされた時にしとめられる可能性も増えるし。こちらは素通ししても2点止まりなので、相手に与えられるプレッシャーはさほどではない。これまでの黒なら2体で受けられたタイミングで「活力の奔出」や「隠然たる襲撃」で返り討ちだぜ! ってのが狙いやすかったのだが、今回黒に与えられたコンバットトリックは3マナで−2を与える「残酷な決断」と、同じく3マナで破壊不能にするだけの「改革派の逃亡」の2枚なので、今ひとつ迫力に欠ける。今後の黒は別なところに生き方を模索した方がよさそうね。

 

Battle at the Bridge 橋上の戦い (X)(B) R

ソーサリー

即席

対象のクリーチャーは、ターン終了時までーX/−Xの修正を受ける。あなたはX点のライフを得る。

 即席と、いくらでも効果を伸ばせるX呪文の組み合わせ。大量のアーティファクトが並べばエムラクールでもたたき落とせるし、そのついでに溺れんばかりのライフにありつける。まぁ、そんだけカード並べてるなら他の方法で勝てよ、って話だが。とりあえず除去としての性能は「死のわしづかみ(APC)」以上。リミテッドで開けたら「なんかつまらんな」と思いつつも引いておいて問題無いだろう。ただ、いかんせんソーサリーなので構築まで上がってくるかと言われるとやや微妙。タップをお仕事にしてないアーティファクトを大量に並べるデッキがあるなら1マナで何でも除去れるカードになりうるが……そんなデッキあるかしら。なお、このカードも「注目のストーリー」の1つ。テゼレットさんがなにやら巨大怪獣(機械?)で正義チームに迫り寄る姿が描かれている。ただ、普通に考えたらこの「Bridge」ってどこかの橋の上ではなくて飛行船の「船橋(bridge)」のことじゃないですかね。

 

Cruel Finality 残酷な決断 (2)(B) C

インスタント

対象のクリーチャーは、ターン終了時まで−2/−2の修正を受ける。占術1を行う。

 今回の貴重な黒除去の1枚。確認しておくと、このカードに加えて4マナで何でも壊せるソーサリーの「果敢な爆破」(下記)の2枚がコモンで手に入る除去である。スモールセットなら枚数はこんなもんだろうが、インスタント枠が確度の低いこれ1枚というのはやや不安かもしれない。まー、ソーサリー除去も機体が割れるからそこまで問題ないのかねぇ。占術でフォローされているので最低限の仕事はこなせるし、やっぱり必須カードには違いないけども。なんか、こう、もうちょい。ちなみにイラストで襲われてるおっさんが「光袖会の職工」に見えなくもないのだが、多分別人。

 

Daring Demolition 果敢な爆破 (2)(B)(B) C

ソーサリー

対象のクリーチャーか機体を破壊する。

 というわけでこちらが本命の黒除去。ここ最近は黒の完全除去はコモンだと5マナ以上にするという制限がかかっていたはずなのだが、他のカードとの兼ね合いで久しぶりに4マナの完全除去が登場。まぁ、冷静に見れば「汚れ(CHK)」なんかと同じなんだから全く強くはないはずなのだが、久しぶりに見るとあの当時よりも強そう。機体もケア出来て弱点らしい弱点はない。ダブルシンボルなので進むとしたらここから黒が固い。3パック目で出てきたときに回収出来る確率が高いのもありがたい。決める時には是非イラストのポーズを真似しながら。

 

Defiant Salvager 強気な回収者 (2)(B) C

クリーチャー・霊基体、工匠

2/2

アーティファクトかクリーチャーを1つ生け贄に捧げる:〜の上に+1/+1カウンターを1つ置く。この能力は、あなたがソーサリーを唱えられるときにのみ起動出来る。

流血の鑑定人(AVR)」の流れを組む、仲間を食べて大きくなるクリーチャーの最新版。これまでの類例と比べると、初期サイズが大きく、なおかつアーティファクトも好き嫌い無く食べられるので戦闘力はかなりのものが見込めそう。ただ、それだけのボーナスをもらって制限がかかるのはやむを得ないことで、この手のクリーチャーの最大のうま味である「死に行くクリーチャーを無駄なく食べる」という活用法が封じられている。ソーサリータイミングなので何らかの呪文の対象になってるやつは食えないし、戦闘中にトリックとしても運用出来ない。あくまできちんと食卓を整え、お手々を合わせて頂きますの挨拶をしたときだけだ。まぁ、それでも紛争トリガーとしては余計なコスト無しで使えるのだし、「器具」シリーズは起動せずとも墓地に落とせばカードが引けるので最高の相棒だ。どうせ赤の器具なんて起動しても大した意味は無いのだから、こいつの餌代わりに詰め込んで、「大きくなれよ」の精神で育ててもよいのではなかろうか。あとはノーバウンスでお願いします。

 

Fatal Push 致命的な一押し (B) U

インスタント

対象のクリーチャーを、その点数で見たマナコストが2以下であるなら破壊する。

紛争 - 代わりに、点数で見たマナコストが4以下であるなら破壊する。

 「2マナ以下だけを殺す」という制限は環境によって大きく評価が変わる制限だ。リミテッドの場合、「2マナ以下のクリーチャー」は大した脅威でない場合が多いため、除去としては2流。1マナインスタントなので最低限の仕事が出来れば文句はないが、やはり紛争条件を満たして3マナ、4マナを狙っていくお仕事になるだろう。しかし、これが構築戦以上になればわずか1マナの確定除去は値千金。スタンダードでは、なんと1マナ構えるだけで「密輸人の回転翼機」をぶっ壊せる。現環境でのコプターの傍若無人っぷりを考えれば、あらゆる黒ユーザーが待ち望んでいた1枚といえる。更に下の環境までいけば、モダンでは1マナ2マナはすでに鉄火場。「タルモゴイフ」を1マナで処理し、厄介な「ガドック・ティーグ(LRW)」や「スレイベンの守護者、サリア(DKA)」も問題無く対処可能。もちろん、モダン以下ならフェッチとの合わせ技でそれより上の主力級にも充分手が届くはず。久しぶりに1マナ域に現れた骨太除去といえる。なお、イラストはヤヘンニさんとおぼしき霊基体が領事府サイドの衛兵にキックをかまし、空飛ぶ船からたたき落としているシーン。こういうイラストを見ると、「悪魔の布告(TMP)」でたたき落とされているヴァティ・イル=ダルを思い出します。

 

Fen Hauler 湿原の運び屋 (6)(B) C

クリーチャー・昆虫

5/5 即席

〜はアーティファクトクリーチャーにはブロックされない。

 コモンに与えられた貴重な即席クリーチャー。ヘヴィーコストを何らかのシステムで削減しているクリーチャーってのは割とあたりが多い印象で、同じ黒なら最近では「グルマグのアンコウ(FRF)」なんて構築級のヒット作も。こいつの場合、青の即席クリーチャーよりも1マナ重いが、その分サイズは一回り大きく、この世界ではかなり大きな意味を持つブロック制限までかけられる。ここまでの説得力なら、何とかしてスピード召還してみたいと思わせるだけの説得力。というか、これって新たな世界の海蛇枠と認識してもいいのかもしれない。2ターン目に適当なアーティファクト、3ターン目に「武器作り狂」なら4ターン目にはもうこいつが出撃出来る。スモールエキスパンションのコモンならそれなりの枚数が確保出来るだろうし、今後は海蛇ビートじゃなくて昆虫ビートが流行るかもしれない。

 

Foundry Hornet 鋳造所のスズメバチ (3)(B) U

クリーチャー・昆虫

2/3 飛行

〜が戦場に出たとき、あなたが+1/+1カウンターを乗せたクリーチャーをコントロールしているなら、あなたの対戦相手のコントロールするクリーチャーは、ターン終了時まで−1/−1の修正を受ける。

 なんだかカードデザインが今ひとつ見えにくいクリーチャーなのだが……。どういうことなんだろう。何で味方がカウンターを持ってると元気になるんだろう。そしてなんでこいつが元気になると相手クリーチャーが全部弱くなるんだろう。スズメバチの毒だっていうなら、何か1体を殺すくらいのイメージなのだが……。まぁ、よく分からない生き物だけどもとにかく+1/+1カウンター応援団だってことは分かった。今回もそっち方面は緑黒の領分なので、ゴルガリカラーでデッキを組んだ場合は、これを使って相手トークンを虐殺したり、戦闘後に登場させてとどめの一撃を見舞ったり出来る。その上での2/3フライヤーは、最低限の仕事を保証されていると言えるだろう。ただ、実は今回黒ってあんまりカウンターを応援できてないんだよね。製造もなくなったし、「亢進するネズミ」のようなデザインも無い。コモンで純粋にカウンターが得られるのは、何かを食べて大きくなる「強気な回収者」だけなのである。この蜂、使いこなせるかなぁ。

 

Fourth Bridge Prowler 第四橋をうろつく者 (B) C

クリーチャー・人間、ならず者

1/1

〜が戦場に出たとき、あなたは「対象のクリーチャーはターン終了時まで−1/−1の修正を受ける」ことを選んでもよい。

 はははっ、第九橋の方は巡回していたようだが、第四橋は隙だらけだぜ! ……カラデシュの街の様子がよく分からないので、各々の橋がどれくらい重要かは分かりませんけどね。我らが都・京都でいうなら、四条大橋はとても大切だけど、九条までいくと橋があるかどうかすらよく分かりません。……確認したら、東福寺の駅のところが九条の橋か。いや、外部の人には全く分からなくてごめんなさい。とにかく、そんな四条大橋で弁慶よろしく待ち構えているのがこちらの小兵。出た時点で−1修正をたたき込めるので、細かいトークンの処理や「ナーナムのコブラ」、「鋳造所のコウモリ」といったあたりをプチプチと潰すのに役立つ。一応、だいぶ昔のカードだが2マナの「水膨れ虫(ALA)」の完全上位互換である。1マナクリーチャーだが、出来れば1ターン目に出さずに活躍の機会を待ちたいカードなので、どっちかっていうとソーサリーっぽい。一応「軽業の妙技」で使えないこともないけど、そこまでするカードでもないし。名前で対抗している通り、登場直後の「第九橋の巡回員」を討ち取れたら努力賞。意外と近いのかも、第四と第九。

 

Gifted Aetherborn 才気ある霊基体 (B)(B) U

クリーチャー・霊基体、吸血鬼

2/3 接死 絆魂

 翼の折れた「吸血鬼の夜鷲(M13)」。1マナ軽くなったせいでシンプルだったテキスト欄が更にシンプルになってしまったが、飛行がなくてもその性能はやはりおかしい。同マナ域の戦闘なら一方的に勝てる場合も多いし、一方的に負ける可能性は皆無。その上で幾ばくかのライフまで残していくのだから、「夜鷲先輩はマジで化け物だったんだな」ということがよく分かる1枚になっている。回避能力を失ったために攻めの性能は大きく落ちるが、その分心置きなくディフェンスを任せることが出来るだろう。こんなん、2体も3体も出てきたら確実にやる気無くすわ。

 


拍手

 今作の主人公って誰なんだろう、第11話。ついにチーム白銀の出番はゼロになってしまった……まぁ、代わりに菊理ちゃんが頑張ってたから良しとするか。

 「世界中の人たちがみんな王になる」って、もう王がどういう概念なのかがさっぱり分からないな。人の上に立つのが王だろうに、それが人類共通属性になったらどうなるってんだ。いや、まぁ、ここでいう「王」ってのはあくまでも超常的能力に目覚めたもののことを指しているわけだけどね。全員が比水や宗像と同レベルの能力を有するようになるとすると……スクナが言ってた「強キャラだらけのゲーム」ってレベルじゃすまないよな。既存の治安維持装置が一切役に立たなくなるわけで、多分北斗な世紀末みたいな世界が訪れるはず。比水とイワさんのチームはどの程度将来の世界を思い描いているんだろうか。ちなみに、周防尊は王としてクランのメンバーに「能力を分け与える」という技能を持っていた。緑の王、比水も同様に「他人に能力を付与する」ことを可能にしている。つまり、王の属性の1つに「配下に能力を与える」という異能があり、それが王を人の上に立たせる意味を持たせていたわけだが……今後の世界ではそのあたりの上限関係については頓着しないってことなのかな。「全員が王」ってそういうことじゃないのかしら。

 まぁ、とにかくドレスデン石板がそんだけヤバいって話で。いままでは黄金の王のおかげで「セーブモード」で稼働していただけらしくて、その時点でも既に王はたくさんいたし、ダモクレスの鍵による事件はいくつも起こっている。セーブモードが全然セーブされてない。本気出したらどこまでいってしまうのか。現時点では総理官邸に暴徒が押し寄せる程度の問題で済んでいるが、石板の本気はまだまだ底が見えない。それを良しとしているのは、現時点では比水たち4人のみ。世間も慌ててるし、政府上層部だって「話が違う」とお冠。手のひらクルーで宗像に助けを求めている。こうなると、あっさり善悪の構図が固まってしまうかなぁ。一応、比水の言ってることも一抹の真実であり、比水を倫理的に咎める理由はなかったはずなのだが、世間の動きからして、今や完全に宗像は「正義」になってしまった。話が簡単になるのはいいのだが、ちょいと安易な流れではある。比水もそのあたりは考えて動いていたのだろうか。まぁ、自分が「悪」と見られることなんてどうとも思ってないだろうしなぁ。一応、イワさんは比水と完全に同じ志で動いているわけではないので、2人の会話には微妙に陰もある。イワさんはあくまで過去の過ちからの失望感で動いているだけで、純粋に「楽しそうだから」でやっている比水とは次元が違うのである。イワさんがこのままチームをまっとうするのか、どっかで面倒になって離脱するのか。そのあたりでジャングルの攻略難度も変わってきそう。現時点で既に猿のせいでハードモードではなくなってるけどさ。猿、行動が安易過ぎるわ。もうちょっと粘って欲しかったね。

 まぁ、既に宗像は本気モードで突っ込んでるし、その隣の善条さんも色々やばそうだし、ゴールは見えているのかも。さらにセプター4は白々しい三文芝居で淡島さんに足並みを合わせて全軍で突っ込む準備も完了したし。あとは総力戦ですかね。吠舞羅の連中がどう絡んでくるかだ。

 なお、今週最大の見どころは透視総理の明るい未来である。なんとか官邸から逃げ切るんだ! そしたらその能力でバラ色の未来がまっているぞ!

拍手

12月11日 ドラフト模様(BFZ×3)

ピック順 【Sangriter】→【Serra】→【Mei】→【Thraxi】→【Sea-chicken】→

 

 また、5人戦、なんだ……しかも今回は直前に目撃情報があったにも関わらずにドタキャンという、よく分からないキャンセル状態だったのでクエスチョンマークが吹き荒れた。

 5人戦、辛いよな。

 

 


拍手

 今回も今回とて話が動かぬな、第10話。臥煙さん、流石に話長いよ。絶対そんなにもったいぶる必要無いやつやんけ。

 まー、話が長いのは今作ではいつものことだからしょうがない。前回も書いたけど、ここのところの説明展開は画に「それらしさ」が無いのであんまり観てて入り込むような感覚がないのはちょっともどかしい。いつにも増して荒唐無稽な話をしているのであんまり画面ではっちゃけられると話が聞けないっていう問題もあるのだろうが、多分今回は話をしているのが特に冗談の入る余地が無い臥煙さんオンリーだって言うのも問題なんだろう。もう少し阿良々木さんが積極的に突っ込んでくれたり、神原が突拍子も無い茶々を入れてくれれば賑々しくなることもあるのだろうけども、そんな雰囲気じゃないんだよな。そして、そんなボケる余地の薄い臥煙さんが今回の一件では割とマジになっていて、あんまり笑ってられる状況でないってのも遊びが入りにくい一因なのかも。

 今回の一件、忍の1人目の眷属の灰の問題は、どうやら忍にとっては割と「デリケートな部分」らしい。前回の引きに使ってた「15年前云々」はややはったりじみた内容ではあったが、とにかく忍とその眷属の関係性のおかげで、この町がごたごたしているのは事実らしい。阿良々木さんはそんなごたごたの元凶を背負ってしまった最大級の不幸体質ということになるのだろうか。忍は普段ならば割と老獪にことを処理してくれているのだが、今回は自分の過去の因縁に関する問題ってことで、どこか歯切れが悪い。臥煙さんの態度からして、まだ何か隠していること(言いたくないこと)はあるんだろうなぁ。ま、500年も生きてればそりゃ色々ありますからね。20年そこら生きてるだけの若僧が首を突っ込むところではありませんよ。

 というわけで、大まかな状況説明を終えた後に今回のメインとなる「アニメ的見せ場」が訪れる。神原と忍のイチャイチャ劇場(仮)だ。いや、全部阿良々木さんの勝手な妄想であるが……神原に幼女を預けるとどうなるのだろう。確かに気になるところではある。まぁ、忍はファイヤーシスターズみたいに影響を受けることはないだろうけども。さらに、ここまでのシリアス説明展開で色々と鬱憤が溜まっていたのか、神原さんが何週ぶりかで大暴走。というか、この世界のよく分からない倫理観が大暴走。ライトノベルとは一体何だったのか。個人的には謎のテレビシーンでのコメンテーター風神原がとても良かったです。やっぱり渡辺明夫絵の女の子は何を着せても様になるな。

 神原にいいように弄ばれて今度は阿良々木先輩が書店で暴走。「最近ロリコン疑惑を持たれている」って、誰にだよ。別に八九時と遊んでるところはそんなたくさんの人には見られてないだろうに。並んでる幼女も少女も童女も全部人外なんだからそれは既にロリコンではないのでは? でもまぁ、阿良々木さんが気にするならしょうがない。「ロリコンだと思われたくない」←分かる。「じゃぁ熟女ものを買おう」←? 「それでBL小説を買う恥ずかしさが紛れるぞ」←???? 阿良々木さんの闇は深い。

拍手



忍者ブログ [PR]
カレンダー
02 2025/03 04
S M T W T F S
11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31
ブログ内検索
カテゴリー
プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
ーーーーーーーーーー
↑越えられない壁
沢城みゆき 斎藤千和 
中原麻衣  田中理恵  
渡辺明乃 能登麻美子
佐藤利奈  佐藤聡美
高垣彩陽   悠木碧
最新CM
[03/07 とみしの]
[02/28 とみしの]
[02/18 な]
[02/17 とみしの]
[02/16 NONAME]
バーコード