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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 乳バンドなんやねん乳バンド、第3話。いや、事前の情報番組でみんなして突っ込んでたから知ってたけどさ、やっぱりこんだけ動かれるとどうしてもそこに目がいっちゃうよ乳バンド。あ、もちろんフレミーの方だよ。ゴルドフの方じゃないよ。ゴルドフのあれは……なんなんでしょう。変態紳士かな?

 3話目にしてまだ六花揃わず。というか、今回新キャラほぼ無しという衝撃展開。原作読んでないから知らないけど、こんなにゆっくりで大丈夫なのかと心配になるレベル。でもな、別にダラダラしてるわけじゃないんだよな。むしろ設定については分からないことだらけで不安になるくらい。そのあたりはフレミーの存在自体が爆弾みたいなものだろうからしょうがないのだけど。今回のアドレットとの対話でも彼女の人となりはさっぱり分からないのであるが、逆にアドレットがどういう人間なのかが見えやすくなった。「六花だよ」っていうと「仲間」っていう承認が得られて、アドレットは地上最強だからあんまり深くは尋ねないで守ってくれるらしい。こんなやつが「7人いる!」状態に直面したら一体どうなっちゃうんだろ。今から不安でしょうがないよ。

 現時点ではアドレットが「何か理由は分からないけどちょっと跳ねっ返りになった(と思ってる)フレミーを守りながら集合場所に行きたい」と思っている。それに対し、フレミーが六花殺しであるという情報を手に入れたナッシェタニアとゴルドフがフレミーを殲滅しようと襲い掛かってくる。どちらも、自分の得た情報を信じているという点では同じだが、まぁ、普通に考えたらフレミーの態度からしてゴルドフたちの持ってる情報が正解っぽい。「六花候補殺し」の罪を犯しているフレミーは、当然集合場所に行ったら正義の味方である残りの六花に怒られるのは当然。だからこそ1人で魔哭領へ向かうと言っているわけだ。彼女が六花(候補)殺しに及んだ理由は今のところ不明だが、多分アドレットとのやりとりを見てるかぎりでは悪い奴ではなさそうなので、何か理由があるってことなんだろうね。でないと後から7人で揉める展開になんてなるわけないからな。もし疑念が晴れないままで集合したならフレミー殺せばいいわけだし。前回の時点で「六花が集まるところまではスムーズに行くんじゃないの?! 現時点でもうめちゃめちゃやん!」と思ったが、アドレットが無理矢理対話の場を作ってくれたおかげで、幸いフレミー関係はそこまで面倒にならずに済みそうである(まぁ、それでもまるまる1話使っているのだけども)。

 そして、今回笑ってしまったのは、とにかくよく分からない設定をてんこ盛りにして作りあげた「魔哭領と間を遮る結界」のお話。担当者さんからシステムの説明があったが、聞いてるこっちは何がなんだかさっぱり分からん。その割に、ちゃんと作品世界の人間の心情を鑑みて、色々と用心して二重三重の策を用意しているという。この「何かよく分からないけど色々念入り」は山形石雄の書き癖みたいなもんなんだろうなぁ。「戦う司書」のときも、「いや、どうせそんなところのシステム使わないし、あんまり細かい設定で説明されても」みたいなことが多かったので苦笑ものである。いや、今回はこの慌てて作ったような謎設定が活かされるのかもしれないけども。剣と魔法のファンタジー世界のはずなのに、やたらと現実臭くシビアにシステムプログラムが組まれてて、その辺がなんか浮いてる感じがするんだよな。いや、ちゃんとディティールを描き込んでくれるのは良いことなのだけども。

 今回もう1つの見どころは、当然大活躍のフレミーちゃんということになる。あおちゃんのレギュラー役その3(1.シンフォギア 2.妖怪ウォッチ)なわけだが、どれもが全然違う表情を見せてくれるのがとても面白い。普段から達観したようなキャラは多いが(本人が大好きな用語を使うとロリババアが多いが)、フレミーちゃんは突き放した物言いをするけど決してババアじゃなくてちゃんとロリ。そのあたりの作り込みは相変わらずの練度なのである。この六花が魔神を倒せるかどうかは分からないが、とりあえずノイズなら倒せそうなメンバーだよな。

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 こんなところに夏侯惇、第15話。罪歌の呪いって、切断面を取り除くことで解除出来るんだろうか。単に赤林さんが強すぎるだけなのかしらね。

 今回の主役は、粟楠会の異端児、赤林さん。粟楠会はヤクザ事務所っつっても非常にバラエティに富んだ愉快なチームであるが(いや、現実のヤクザがどんな組織かは知らないけど)、そんな中でも一際異彩を放つのが赤林さんである。インテリヤクザの四木さん、典型的な「ヤクザ者」の風格を持つ青崎さんなんかの優れた面を全て兼ね備えたかのようなスーパーマンだが、そんな相反する属性を併せ呑んでいるせいか、どこか落ち着かなく、捉えどころのないキャラクターになっている。これまではただ飄々と上からの任務をこなし、人間離れした強さを見せつけるだけだった便利屋の彼だが、ついに今回、そんな謎めいた男のオリジンの一部が垣間見られた。

 今回最大の驚きは、彼と園原家の関係だろう。もう1期からはだいぶ時間が過ぎてしまったのではっきり覚えてないのだが、杏里の実家の諸々をこういう視点から描いたお話は初めてだったはず。彼女の両親は罪歌のごたごただけで死んだのだとばかり思っていたが、どうやらその裏には、父親とヤクザ者の胸くそ悪いごたごたも関わっていたようである。罪歌に囚われた母親、ヤクザに薬漬けにされた父親。はっきり言ってボロボロの家庭。普通に考えたらそんな環境で育った娘がぶっ壊れないはずもないのだが、そこをギリギリ(アウト?)のラインで支えてくれていたのが、どうやら赤林さんだったらしい。あの日の夜の、罪歌の襲撃と、謎の一目惚れ。自分がボコボコにしようと思っていたターゲットの嫁さん(もしくは罪歌?)に惚れ込み、ヤクザとしての「領分」をちょっとだけ曲げた赤林さん。その因縁はその後もずっとついて回り、いつしか彼は自分の組の頭を殺した裏切り者としてのレッテルを貼られることになってしまった。まぁ、間接的には彼が殺したようなもんなんだから間違っちゃいないのだが。

 結局、今回のお話でよく分かることは「赤林さん、やっぱり良い人」ということ。そりゃ茜ちゃんが懐くのも分かる。まぁ、四木さんもそうだけど、基本的にスポットが当たる「主役側」のヤクザさんたちはみんな良い人なんだよね。決してカタギに迷惑はかけないし、あくまでも商売として任侠を守っている「人格者」が多い。この辺りのアウトローが単に良い人にならずに「ヤクザだけど格好良い」にまとまると、とても気持ちが良い。この辺りは「GANGSTA.」とかにも通じるものがあるね。赤林さんの場合、そうした仁義的な部分に加えて、やっぱりどこか人を寄せ付けないような超越性があり、この町ではただ1人、いや、杏里を含めればただ2人きりの、「罪歌に勝った」人間として「裏の世界」でも上位種として立脚することが可能になったのである。彼がまるで背後に目がついているかのようにチンピラの襲撃を易々とかわしてみせるのも、もしかして罪歌を通じて何かネットワークが構築されているのかと思ったのだが、純粋に彼の能力なんだろうな。まー、この世界には静雄みたいな化け物だっているのだから、赤林さんくらいの強さはふつーよふつー。

 そんな格好良い赤林さんを演じるのが山口勝平ってのがまた良いところ。勝平ちゃんのやる役ってどうしてもおちゃらけてたり、青年だったり、時に少年だったりするわけだが、赤林さんはそんな普段のイメージを覆す渋さに渋さを重ねたナイスミドルである。これがまた特有のガラガラ声にしっくりくる。彼が独りごちるときの地を這うような「おいちゃん」がとても良いのよね。今後はこういう役も増えるとよいなぁ。

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「長門有希ちゃんの消失」 5→6

 16話という中途半端な話数のために、こんな時期に最終回を迎えるという不思議なスケジュール。これ、当然後番組のプリヤは10話とかで終わるってことだよな。まぁ、角川ならそれでいいんだけどさ。

 在りし日の「ハルヒ」と比べると話題性に乏しかった作品。そりゃね、時代も違えば製作スタッフも全然違う、そして何より作品が全く違うのだから比べること自体に意味が無いのだが、それでも、やっぱりこの作品の良さはあの「ハルヒ」のフィードバックだったわけで。個人的にはあの当時の熱狂が蘇ってくるというだけでも割と満足出来たし、それがストレートな形ではなく、大胆な変化球として、まったり日常世界を提供してくれる新しい「ハルヒ」の楽しみ方として得られたのは充分な収穫だったと思う。こうしてみると、フィールドが変わったとしても、ちゃんとハルヒワールドっていうのはキャラが立っているおかげで見映えがするのですよ。「日常もの」ってくくりにしてはみたけど、本当にシンプルな学園ラブコメとして、これだけの尺を苦もなく見せてくれるのは大したもんだと思いますよ。

 個人的に推したい今作独自の特徴は、「ハルヒ」の頃に比べて、更に回りのヒロイン勢のキャラもグッと前に出てきたということ。長門・ハルヒという二大巨頭は言わずもがなであるが、今作で最も注目すべきは、何回か感想でも書いた通りに朝倉さんの活躍である。メインヒロインは長門のはずなのだが、彼女を見守る保護者ポジションとして、実はキャラが最大限に引き立っていたのは朝倉さんの方だったのではなかろうか。彼女のちょっと強がりながらも弱さを見せた時の表情がとても素敵なのです。あと、今作で確実に1人だけ「キョンに惚れない」というのも大きなポイントかもしれない(いや、鶴屋さんとかも惚れないだろうけども)。面倒を見ているつもりだけど肝心なところで不思議と頼りない朝倉さん、そしてそこにべったりと甘えながらも頑張って歩き続ける長門。この2人の関係性があって、今作は完成するのです。

 そんなわけで、ノーマル長門と朝倉さんの絡みを見ているのが一番好きだったので、「消失長門」の出現以降は正直なところ微妙な手応えになっていたのです。そりゃオリジナルの長門のファンには嬉しいのだろうけども、俺元々ハルヒ派だったし、どっちかっていうと(原作の方の)消失長門の方が好きなので、中盤の消失エピソードは情感を溜めるために尺も長めだったのでちょっと間延びしてしまった感はあった。いや、あれくらい丁寧にやらないと陳腐になってしまうだけなのであれはあれで正解なのだけど、出来ることならずっとバレンタインエピソードとか旅行エピソードみたいなのをやってもらえば良かったなぁ、っていうのが個人的な好みなのでした。あー、でも消失を経由するのはハルヒに揺さぶりをかける意味もあるからなぁ。なかなか難しいもんです。16話っていう不思議な尺の構成ってのも、なかなか骨の折れそうな課題であった。

 まぁ、とりあえずこれで「長門有希ちゃん」はしっかりアニメとして形になったのだから、次は「ハルヒちゃん」の方をちゃんとしたアニメにしよう。

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○「アイドルマスターシンデレラガールズ 2ndシーズン」 5

 「さぁ、1期目でアイドルの名前もキャラもばっちり覚えたし、これで2期目もどんと来いやで!」 → 「誰や、こいつら……」

 346プロは人材が豊富とかそういうレベルじゃないんですが。珍獣動物園じゃないですか。一体何匹問題児抱えてるのさ。おかげでキャストロールが凄いことになっており、まるで現代若手声優の博覧会のようである。いいぞもっとやれ。まー、基本的には1期目と変わらないんですけどね。2話で感じたあの怒濤のような「誰やこいつら」感に比べれば今回はまだ平気。どうせメインで活躍するキャラは限られてるわけだし。まぁ、しぶりんの友達(?)2人が今後どうなるかはちょっと分からないけど。ひょっとしたら最初のメンバー以外にもどんどんキャラの輪が広がっていくのでしょうかね。流石に霊媒師の子とか警官の子とかは一度きりのキャラだとは思うけど。オチに使われたヤンデレ気味のあの子も今回だけかな。あの子だけは以前も見たことがありますよ(主に薄い本で)。

 1話目からなんだか随分イロモノじみたお話だったが、こうして多すぎるキャラがドタバタしてる様子を見ているのが一番楽しいですね。今後もこの方向で……と思ったら、ラストでいきなりの衝撃展開。これって一度組んだユニットを解体して改めて組み直すってことでいいのかしら。バリエーションが増えるのは悪くないと思うが、また1期みたいに1組1組エピソードを作っていくのは大変そう。そして、1期であれだけの紆余曲折を経て作ったユニットが無かったことにされたらそれもちょっと寂しい。一体どういう方向性で残りの1クールを走り抜けるのか、とても気になるところである。

 今回のまとめ:実はおばけが苦手なきらりちゃんが可愛い。

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 侍ノイズキターーーーーーーーーー! 第3話! いやいや! ポンコツなのは翼さんじゃなくて中の人でしょぉ! 中の人がキャラに迷惑かけるのはよろしくないよ。もう、翼さんはまともなキャラに戻れないじゃない!(とっくの昔に) この調子でゴキブリノイズとかダーク奏とかも出てきたら面白いのに。

 まぁ、そんな小ネタを挟みつつ、今回は明らかに「繋ぎ」の回。前回登場したオートスコアラーとの対決模様は一旦水入りで、お互いの戦況・軍備の確認である。こういう場面で、明らかに敵勢力の方が有利で今のうちに叩いておけば後顧の憂いを絶てるはずなのに撤退するっていうのは、完全に様式美である。まー、錬金サイドからするとあの程度のノイズパンチで瓦解してしまうようなギア装者軍団なんて物の数にも入らないから眼中にないってだけなのかもしれないけども。その割にはキャロルちゃんは響のこと気にしてるんだけどね。とりあえず、今回まででギアを装着した5人のうちわけは、武器破壊2名、リンカー無しではボロボロで逃げるのが手一杯なのが2名、平和主義を訴えてついにはギアに応えてもらえなくなっちゃった者1名。もう、せっかく結成したののにS.O.N.G.はボロボロである。そりゃ無視されてもしょうがないのか。でも一応エルフナインの奪還はそれなりに重要任務だった気もするのだが……追撃任務をやっていたレイアが「派手じゃない」仕事に飽きてしまったのかしら。

 現状、ギア破壊技を持っている時点で錬金側が圧倒的に有利。更に追加でもう1体の怪しげなオートスコアラーが起動してしまっているし、どの人形もギア装者とは1対1で互角以上。そんな連中が4人揃ったとなると、今後は更に不穏な戦況だ。今のところS.O.N.G.側にいいニュースが何一つないんだよな。待望のギア装着シーンから登場したシラキリコンビであるが、残念ながらあくまでも一時しのぎの無謀な装着だったらしい。2期の終わりの時点から特に改善点はなく、むしろリンカーが無い分だけあのときよりも弱い。今回回想シーンで久しぶりに登場していたが、やっぱりなんだかんだ言ってウェル博士は兵器開発という仕事では有能だったということだ。更に、今回は回想シーンで「ウェル博士と了子さんのツーショット」という貴重な映像も確認出来た。1期のラスボスと、2期の(ある意味)ラスボスの夢の共演。彼らの力があればひょっとしたらシュルシャガナとイガリマも復活出来るかもしれないのだが……。

 と、そこで登場するのがエルフナインが持ち逃げしてきた聖遺物ということになるのだろうか。個人的には「新たなる力の起動」よりも、どっちかっていうとあんだけ名前を出したんだから「了子さんの置き土産による劇的な復活」っていう方が好みなんだけどね。調だって一度はフィーネを降ろした身なんだし、何とかして再び了子女史とコンタクトをとってリンカー無しでの劇的な復活が見られないものだろうか。まー、あんまり了子さんが出張ってくるとクリスちゃんのSAN値がガリガリ削られそうではあるのだが……流石にシラキリコンビが今のままの状態じゃ活躍を期待出来ないんだよなぁ。1期→2期でクリスちゃんがはっちゃけたように、是非2期→3期はしがらみから解放されて伸び伸びデュエットを披露するシラキリコンビが見たいのよ。今回は切歌の曲をベースにさりげなくデュエットしてたけど、もう少し堂々と、いっそギアが合体して2人でスカイラブハリケーンみたいな大技を披露してるところが見たい。そのためにはやっぱり、まずはギアとの適合云々を「無かったことに」出来る追加設定が必要で、それにはやっぱり了子さんくらいのチートじみたキャラの支援がほしいのですよ。……何とかなりませんかね? 久しぶりに見たシュルシャガナの滑走シーン、良かったでしょ。ギアの大雑把な動きが魅力的なのって、やっぱりチームZABABAだと思うんだよなぁ。

 ところで、今回は突然のビーフストロガノフに度肝を抜かれたわけですが、あの曲はシングルとしては売り出されないですよね。まさか8枚目のCDってこれじゃないよな。電光刑事バンと同じ扱いかな。改めて曲を聴くと、こんなサブカテゴリの歌唱に東山・小松・赤﨑(&井口)って信じられないメンバーなんだよな。ちなみに、個人的にビーフストロガノフの歌っていうとコレしかありません(リンクは音源が見つからなかったので何故か東方MAD)。

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 世界的にニップレスは星形と決まっているのだろうか、第3話。そもそもどこ発祥の文化なんでしょうね。

 今回は荒事無し。そして、個人的にはそういう話が好みなのです。どったんばったん暴れるのではなしに、しれっと倫理観に欠けたことを言ったり、日常的な場面で突然リンチの光景が目に飛び込んできたり。そういう「日常的な殺伐感」の方がアウトローしてるな、って感じがよく出る。ロアナプラがいい町に見えるのはそういうところからですね。この世界もなかなか素直に狂っていて良いです。

 前回はニックの化け物じみた姿を描写するのが主な目的だったが、今回の主人公はウォリックの方。何でも屋の「よくしゃべる方」っていうだけの認識だったウォリック。もちろん荒事だってこなすのだろうが、これまでのお話では疲れそうなお仕事はほとんどニックに任せており、本人は銃を使ってもあんまり上手くないなど、戦闘向きでない雰囲気に満ちている。そんなウォリックは何をして生きているのかというと、なんと「職業:ジゴロ」とのこと。ジゴロって言葉がこんなに飛び出すアニメは初めて見た。そもそも、ジゴロって職業じゃない。彼が行っているのは女性相手の性商売であり、言ってしまえば「男娼」である。まぁ、「ジゴロ」とは類義語というくくりらしいので間違っちゃいないのだけど。あまりにも手慣れたジゴロっぷりはとても説得力があり、自宅に女囲ってる割にはその後の処理も手慣れたもの。上玉のお客さん相手に的確にお仕事とをこなして稼ぎも上々のようである。普通に考えたら顧客の信用を失わないためにも自宅に女は招き入れないとは思うのだが、平気でそれをやってしまっている上に、アレックスがふっといなくなった時にも予想通りとばかりにケロッとしてたので、案外前にもこうやって気まぐれで女性を拾ってきたことがあるのかもしれない。

 そんな「商売熱心」なウォリックが今回見せた感情は、ニックへの強い思いである。娼館ではニックを馬鹿にされたことで柄にもなく激怒し、2人の絆が並々ならぬものであることを窺わせる。同時にニックの方も「元の仕事」とやらに呼び戻されていたが、ウォリックとの今の生活に満足しているということを伝えてやんわりと断っている。単なる猛獣ならば人をよりたくさん殺せそうなマフィア傘下に戻りそうなものだが、それをしないということはきっと2人の間には相思相愛のつながりがあるということなのだろう。こういう「野郎2人の無言の絆」ってのは実に良いモチーフですね。いや、ホモホモしい意味ではなく。むしろ、こういう暑苦しい友情物語ってのは昔から少年漫画にかぎらないドラマの鉄板だったはずなのだが、最近はどうも、歪んだ見方が増えてきていけない。素直におっさん同士の友情を楽しめれば良いのに。

 本作の難点は、女性があんまり可愛くないこと。アレックスは美人さんなのだろうが、デザインがいまいちしっくりこないので、面長なデザインが「美人」に見えにくい。スタイル抜群というセールスポイントについても、この町の女性は一人の例外もなく全員が爆乳なのでいまいち説得力が無い。ウォリックたちと家にいるときに肩紐がだらしなく崩れちゃってる描写なんか、普通だったらとてもセクシーでナイスサービスなはずなんだけども……やっぱり野郎の方に焦点を当ててるせいかなぁ。ビッグママも爆乳だったけど可愛くないしな(当たり前)。なんでこういうドラマの「元締めやってるおばはん」って必ずああいう格好してるんだろうね。あ、そういえばウォリックのお客さんのマダムは可愛かったかも。っつうかエロかったかも。ああいう濡れ場をしれっと描いてしまうのも、アウトロードラマの良いところですね。

 最後にすげぇどうでもいい話だけど、キャストロールの中にキョウリュウブルーの名前があってちょっとびっくりした。確認したら、ちょいちょいアニメ声優の仕事もしてるんだね。

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 引き続き可愛い、第2話。ボクもメタボヒキニートの例に漏れずにコーラは大好きですが、あんだけ飲んだら飽きると思うのだがどうだろうか。

 多分、毎週書くようなこともないだろうな、と思いつつの視聴だが、2話目も引き続き可愛くて安心する。可愛い分だけイラッとさせるというのがうまるの最大のアイデンティティであると思うが、それがどこから嫌悪感になり、どこまでが笑って済ませることが出来るかが勝負のポイント。いくらお兄ちゃんが聖人君子のような人だとはいえ、視聴者はそうもいかない。「これは流石にあかんやろ」という行動にまで出てしまうと、「可愛い」から「ムカつく」にスイッチするのは容易である。そういう観点で見ると今回は「仕事でボロボロのところを早朝にたたき起こす」はかなりギルティ。その後に爆睡することでギリギリ許された感はあるが、あのままお兄ちゃんが過労で精神を病んでしまったら危ないところだった。

 今回の主役は土間家の下の階に住む爆乳女子高生、海老名ちゃん。単なるオプション扱いの友人なのかと思っていたら、割とかっちりキャラが決まっているサブキャラということに。そして、そのあざとさはうまるの設定をはるかに凌駕する。秋田県民が全員あんな状態だと思うなよ。いや、知らんけども。とりあえず、多少うまるが無茶をしてもスルー出来る便利な能力の持ち主ということも分かったし、「イラつかせ具合」が勝負どころのうまるに対して、純粋に阿漕な海老名ちゃんというバランスは上手くとれている。また、海老名ちゃんがいることによってうまるがモードチェンジを余儀なくされるため。様々なシチュエーションでうまるのメタモルフォーゼが楽しめるのも重要なポイント。今回は「スーパーで急に見つかってサイズアップするうまる」と、「キレて急にしぼむうまる」という2つのシーンが見どころ。特に縮小時には元々のモードからのギャップもあって何割増しかで可愛く見えるのでとても良い。しかし、実際のシーンとしては、お兄ちゃんの顔に張り付いてブンブンやってる場面って回りからはどう見えるんやろな。

 うまる役の田中あいみ同様に、いや、それ以上に、海老名ちゃん役の影山灯という子は前歴も不明、全くの新人のようであるが、ネイティブという感じでもない秋田弁を無難にこなし、阿漕な魅力の海老名ちゃんをしっかりと務めているのは高評価。まだWikiの項目もなく、出身地も分からなかったくらいだが、今後伸びてくるでしょうか。事務所の名前も聞いたことがなかったのだが、IAMエージェンシーというやけに紛らわしい名前の事務所は、カッターと同じ事務所のようだ。

 なお、秋田のシーンでは、しっかりと秋田弁声優として浅野・荒鷲・真澄先生も噛んでる模様。流石や。

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 わーい、今週もアルベドさんが可愛く……なくなったよぉぉぉぉ! 第2話! なんやねん! 完全にアヘ顔じゃないですか〜! やだ〜! いや、これはこれで……でもやだ〜! でもまぁ、魔族だからしょうがないのかな……もう、愛すべきギルドの仲間達の中でも確実に一番残念な人になってしまいましたわ……「絶対服従・従順ビッチ」ってすげぇな。でも残念ながらモモンガ様には性欲はあまり無いらしいです。残念、ご子息の面倒までは見られないかな?

 2話目でどんな展開が起こるかと思っていたら、なんと「別になんも起きない」という素晴らしい展開。前回一堂に会したやたら濃いNPCたちが勝手に会話を始め、この世界の実情がわずかではあるが明かされていく。一応モモンガ様もゲーム内世界のルールを整理していくために色々とチェックしているようなのだが、あんまり細かい部分は我々視聴者には分からないので、「まぁ、そのへんは適当にいい感じにしといて」としか言いようがないな。ユグドラシルってのが元々どんな感覚のゲームなのかは分からないのだが、モモンガ様は全く違和感無しにコンソールなんかをいじることが出来ている。普通に考えて「ログアウト出来なくなったゲーム内の行動」なんてのは混乱するのが当たり前なのに(実際、ログホラではコマンド選択のタイミングなどの勘を掴むまで大変だって言ってたし)。まぁ、多分SAOのナーヴギアみたいに最初から体感がほぼ同じ設定になってたんでしょうね。

 モモンガ様が試行錯誤している部分はそのうち解決するだろうから別にいいんだ。どちらかというと、視聴者目線で気になるのはその他の部分、つまり、彼が関与出来ないNPCサイドの世界設定である。彼らの言葉の断片から、本来あり得なかった「NPCの独自思考」というものが確実に読み取れるようになっており、そこから、この世界がどのように「誕生したか」が垣間見える。例えば冷静なデミウルゴスさんたちは、他のPCについては「どこかへ行ってしまった」と認識しており、更にマーレは自分の衣装を「ぶんぶくちゃがま様に設定してもらった」とも証言している。つまり、彼らにとって実装時代のユグドラシルは「実際にあった時代」であり、記憶は連続的なものになっている。この世界がユグドラシルのサービス終了と同時に突発的に産まれたものではないことが分かる。また、衣装の話から「誰によって設定された」という際どい認識も持ち合わせていることが分かり、彼らの性質・任務・生き様は、「生まれもってのもの」でこそあるが、「他人に与えられた」という意識もある。そう考えるとアルベドさんの好き好き大好き設定はかなり際どい。何しろ「与えられた設定」という認識を得ることが可能で「モモンガ様によって設定されたモモンガ様大好き設定」だと知ることも出来るはずだからだ。その事実について自覚的になってしまうと、非常に危ういものである。でもまぁ、今のアルベドさんを見る限りではそこを気にする様子はないのだけれど。単に嬉ションしそう。

 さて、NPCたちは「過去の記憶」と「設定の認識」がある、というなかなか複雑な現状も理解出来た。その上で、彼らもモモンガ様と同じように「変わってしまった世界」を理解しており、更に「モモンガ様への絶対忠誠」はゆるがないという。何とも不思議な状態であるが、ひょっとしたNPCたちも変わってしまった世界については不安を覚え、頼れる上司にすがりたいという気持ちもあるのかもしれない。そう「気持ち」だ。もう、ここまで自由奔放な彼女達の暴れっぷりを見たら、1人1人のNPCに「感情がある」ことは認めねばなるまい。理屈は全く分からないが、ここは「そういう世界」なのだ。ログホラでいうところの大地人に近い設定だが、大きな違いは、あくまでこの世界のNPCは「作られた」ことが確定しているということ。うーむ、なかなか悩ましい。今後、彼らのこうした複雑な生い立ちがストーリーに重大な影響を及ぼすことはあるのだろうか(まぁ、ひょっとしたら全く関係無い可能性もある)。個人的には、非常に興味深い状況設定なので、何か「ログホラ」ばりにここから斬新な物語展開が見たいところであるが……。

 とりあえず、子安が来たよ。誰もいない、宝石箱のような無限の大地だと思っていたところに、突然の子安。勝てる気がしない。まぁ、似たようなSAOの世界だと考えると逆に負ける気がしないけど。

 追伸:アルベドさんが好きです。でも、マーレ君はもっと好きです。この世界のキャラ、みんな良い。

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 意外に大胆に原作エピソードをいじってきた、第2話。いや、単に順番入れ替えてるだけかな。

 こうして見ると、原作1巻目ってまだ色々と試行錯誤してたんだろうな、っていうのが分かる。タイトルの付け方についても、「朝陽の回りに色々な秘密を抱えた女の子たちが集まってくるドタバタラブコメ」っていうフォーマットを表してる言葉だと思っていたが、ひょっとしたら最序盤はそこまで考えてなかったのかもね。どれだけ連載が続くかも定かじゃないし。原作1巻では、朝陽が白神さんに告白してめでたく仲良くなった後は、しばらくみかんのエピソードが続く。「外道クイーン」朱美みかんが幼なじみとしての地位を利用して、新たな秘密を抱えた朝陽を振り回すエピソードだ。丁度1巻のラストあたりになって、ようやく委員長が前に出てきて、今回の「秘密」エピソードになる。個人的にはみかんエピソードをカットされるのは嫌だが、おそらく、アニメ版は「実は私は……」というテンプレートをはっきりと視聴者に示すために、あえて委員長の話を2話目に持ってきたのだろう。この方が「どういう趣旨の作品か」は分かりやすいからね。みかんが「実は私は……」っていうまでにはしばらく時間がかかるからなぁ。

 そんなわけで、「セカンドヒロイン」とでもいうべき委員長が早くも大活躍。新番チェックでも書いたが、「委員長にしてはちょっと可愛すぎじゃない?」と思っていた水瀬いのりボイス、実はめっちゃはまっている。下手したら白神さん役の優ちゃんよりもはまってるかもしれない。最大の理由は、水瀬いのり本人の不思議なさばさばした感じにあるんじゃなかろうか。割と突き放したようなしゃべり方も慣れてるんだよ(どっちかっていうと聞いてる俺サイドが、だけど)。こうして並べると、女子高生役にリアルで年齢の近いキャストを当てている効果って大きいなぁ。やっぱり可愛いものなぁ。もちろん、みんなスキルが伴っていることが前提ではあるけど。今回の引きを見る限り、次回は飛ばされたみかんエピソードが改めて入ることになるんでしょうな。もう1人の若手である上田麗奈のお仕事振りも存分に楽しめそうだよ。

 ただ、1つだけアニメに不満な点がある。それは、白神さんの「くー」の扱いである。今やすっかり白神さんのトレードマーク、ある意味決め台詞と言ってしまってもいい「くー」。その可愛らしさは非常に重要なポイントであり、単なるエフェクトの腹の虫にするのではなく、もう一手間加えてほしかったところ。個人的なイメージとしては芹澤優ちゃんボイスで可愛らしく「くー」って言ってもらって、それに画面でも書き文字の「くー」を入れるイメージ(「俺物語」みたいに)。我ながら細かい不満点である。

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
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