忍者ブログ
最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
[832] [833] [834] [835] [836] [837] [838] [839] [840] [841] [842]

 歴史に残る1本になりましたね、第7話。何の歴史かって? そりゃもちろん「早見沙織史」さ。

 もう、今回はとにかくその一点に尽きるでしょう。そりゃ元々はやみんは良い役者だとは思っていましたが、これをやってのけるだけの実質的なスキルと、そこに役を載せるだけのキャパがあるということに改めて驚かされる。台詞が長いとか、早口であるとか、そういうことだけじゃないんだ。一番難しいのは、鳩子があの台詞を吐いちゃった時の感情がものすごく歪んでいて、一筋縄ではいかないってことなんだ。はっきりと本人が「なんであんなこと言っちゃったんだろう」と後悔していたことからも分かる通り、あの一幕は完全に感情的なものである。相模が見抜いていた通り、これまで安藤と鳩子の間には大きな「歪み」が生じており、鬱々としたものが積年の思いとして溢れ出んばかりに重なっていた。それが、今回の灯代との関係性のおかげで大噴火してしまい、今まで言いたかったあれもこれもそれもどれも全部が、あの場に関係無い感情まですべてはき出されることになった(爆発するときにちゃんとコンロのスイッチ切るあたりが鳩子らしい)。そうした「雑多さ」「層の厚さ」が、言葉の1つ1つにしっかりずっしり乗せられているところが実に重たくて良い。途中から涙声になり、号泣しながら叫び続ける鳩子。その「嗚咽」と「怒声」の間の絶妙な職人芸がすごい。あれほどのシーンならば多少聞きづらくとも感情面を優先して叫んでしまう芝居もありだと思うのだが、鳩子はあれだけの台詞を早口でまくし立てながら、きちんと通りの良い発声になっており、すべての台詞が理解出来るのである。「重い女」を演じることにかけては定評のある早見沙織だが、ここでまた一つ、新たな金字塔をぶち立てたといえるだろう。

 まぁ、あとあの鳩子の長台詞は、「中二病」を語る時に凄く便利だ、っていうのもある。あれをコピペで用意しておけば、世間一般の中二病関係(正確には邪気眼関係)は大体網羅出来てるし、これから中二病を目指す人達(?!)は、導入のテキストにも使えるだろう。あの長台詞、ちゃんと「鳩子はこれまでずっと、なんとか安藤について行こうと必死に勉強していたために、あれだけの知識を得てしまったのに、何の役にも立たないという苛立ちがある」っていうバックグラウンドが綺麗に表れているんだよね。そういう意味でも良い台詞。これまでジワジワとSAN値を削られ続けた鳩子がようやく一矢報いた胸のすくようなシーンである。こういう「今まで従順だったはずの女の子がいきなり牙を剥く瞬間」って好きよ。どこぞの腹パン眼鏡さんには惚れるよね。マジで。

拍手

PR

 割と真面目な話だったはずなのに次回予告で全部吹っ飛んだ、第7話。ギャン子メイン回とか、前半のクライマックス確定ですやん。「盾に誓って」って、サザキ家はどんだけあの盾に執着しているというのだ。一体どんな謂われのある家系なのだ。来週はお兄様が会場に駆けつけてくれる展開にならないかなぁ。

 さておき、まぁ、予定調和なお話だったので、今回はシナリオ面について語るべきことはほとんど無い。「相手にも相手の事情があるけど、それを知った上で戦えますか?」という、小学2年生くらいを対象にした非常に分かりやすい道徳の教科書みたいなお話。「いや、大会に優勝して手術費を稼ぐとかなら分かるけど、別に負けたからってそこまで弟さんも残念なことにはならんやろ」と思っていたら、フミナ先輩とユウマは割とダメージ受けててワロタ。っつうかセカイもそれで迷ってるのかよ。今までどれだけ相手のことを考えてこなかったか、ってことですわな。まぁ、どこぞの水泳部みたいなネタ要員ばっかりだったらしょうがないけどさ……。

 とにかく、相手側に事情があるといわれると日和る程度のモチベーションの2人は強制退場。こうしてみると割と簡単に場外が狙えるシステムになっている気がするので、「対戦相手場外押し出し特化型」の機体を作ってしまえば割とゲームメイク出来そうな気もする。いや、これもフィールドによりけりか。視界の悪いフィールドだとピンポイントで押し出しはしにくそうだし。今回はたまたま条件が重なったからああいう結果になった……んだろう。そう思わないと押し出された2人があまりにショボすぎるから。ユウマってもっとそういうところドライな性格だと思ってたんだけどなぁ。相手側の雑魚役2人がそれだけ頑張ったってことなのかしらね。

 そして、幸い「戦う」ことには慣れていたセカイだけは、そんなシンプルな道徳観念に負けることなく、「正々堂々戦う」という模範解答を選択。あとは久しぶりにBFらしい泥臭い殴り合いだ。今回は相手がボクサーということでいつも以上に拳が光ってうなる。正拳突きにクロスカウンターを合わせられる時点でかなりヤバかったような気もするのだが、そこは機体性能の差が幸いしたのだろうか。ステゴロの勝負はギリギリのところでセカイに軍配が上がった。一応、最後に決めているのが足技であり、その前のサブミッションも合わせて、ボクサーのフォロー出来ていない弱点を突いた結果だと見ることも出来るかもしれない。まぁ、ボクサーを上回るために足技主体で下半身を攻めるのって、完全に李猛虎の発想だけどな。実際、あんまりシモンは困ってなかったし。そして、「性能の劣る素組み」というハンデを背負いながらも一切手抜きしなかったはずのセカイ相手に互角以上の戦いを見せつけたシモンって、実はマシンを与えればものすげぇ実力者だった可能性がある。ガンプラバトル素人だったセカイが今のマシンを与えられただけであそこまで強くなったわけで、練習機で特訓を重ねたシモンにそれなりのマシンを提供すれば、マジで優勝も狙えるんじゃなかろうか。ただ、そうなると「ある程度スポーツの実績積んだ奴は全員ガンプラ強い」という理屈になってしまい、ガンプラバトルの会場が次元の壁を越えたインターハイ会場みたいになる可能性はある(中学生だから中体連とかかな)。世界中のスポーツを心形流が牛耳る日も遠くないかもしれない……。

 そういえば次回ギャン子とあたる予定のスレッガーさん、「ガンプラ学園」っていう訳の分からない施設の出身らしいんだけど、それなんやねん。どんな世界やねん。そもそも出身がそこだとして、「転校してきた」時点で強いかどうか分からんやん。強かったらその学校でレギュラー目指せばいいんだし。単なるドロップアウトじゃないんだろうが、よく分からん存在だな。次回でその正体が垣間見えるかしら(すごくギャン子に勝ってほしいけど、多分無理だろうと諦めている勢)。

拍手

 サリアさん……(´;ω;`)ウッ、第7話。でもサリアさん、昔プリキュアやってたじゃないですか……。ちなみにアルゼナルにおけるプリキュア密度は、キュアブロッサム、キュアサンシャイン、キュアベリー、キュアメロディ、キュアビート、キュアブラック、キュアロゼッタとかなり充実している。ロゼッタが整備班、ブラックが監視側……意外とありそうな配置で困る。

 そんなキュアベリー、じゃない、サリアさんがメインとなり、ついにサリア隊に連携が生まれそうな、そうでもなさそうなお話。モモカエピソードのおかげでアンジュの態度は多少軟化したものの、戦闘時の傍若無人さは相変わらず。色々世話になったヴィヴィアン・エルシャ組も経済状態が楽じゃなくて困っているはずなのに、人非人のアンジュはどこ吹く風、独断専行で狩りたいだけドラゴンを狩り、モモカの養育費も含めての荒稼ぎ。「仕事しとれば問題無いやんけ」という彼女の弁も一理あるのだが、今回のように「単独ではどうしようも無い敵」が現れる可能性は常に存在しているわけで、「今がいいから」という理屈だけで暴挙を許すわけにはいかない。あくまでも軍、あくまでもチームなのだから、最低限の規律は守れ、というのがサリアさんの隊長目線からのお言葉。ただ、今回ばかりはいくらかアンジュ側にも言い分はある。すったもんだのすえに刃傷沙汰になった問題のお風呂場では、アンジュが「背中狙うようなやつがいるチームなんか信用出来るか!」ともっともな意見を述べており、「信用して欲しいならまず隊の内部から改めろ」という要請を出す。まぁ、これは正論か。命懸けはお互い様だが、流石にそんな理不尽な理由で死んじゃ話にならない。実際にアンジュはそのせいで死にかけているわけで、必死になるのも無理はないだろう。まぁ、その前にゾーラはお前に背中からどころか正面から襲われて死んでるんだけどな。

 生真面目なサリアさんはそこでちょっと揺らぐ。整備班のメイからは「アンジュが出撃して以来死人はゼロやで」と言われて更に揺らぐ。まぁ、でもそれはたまたまだけどな。幸か不幸かアンジュが寝込んだために、改めて隊の規律を編成して考え直す時間をもらおうと思ったら、ご都合主義のハードミッションでそれどころじゃなくなる。ドラゴンって多芸だよなぁ。普通ドラゴンっつったら空属性な気がするのに、まさかのグラビデ使いとか、そりゃ予想できねぇわ。直前とはいえ、魔力を関知したヴィヴィアンはやっぱり何か特別な才能を持っているのかな。世の中ではそれをマナというのかもしれんけど。で、とにかくそんなピンチに着ぶくれダルマのアンジュが都合良く現れ、結果的には命の危機を回避、更にご褒美までたくさんもらっちゃったもんだから、ただでさえアンジュ受け入れ体制を揃えていた隊内は一気に迎合ムードへ。元々アンジュも和解のタイミングを計っていた節はあるのだし、とにかく「全員で何かを成し遂げて、命が助かった」っていう事実が大事なのだろう。一応今回はアンジュ側から歩み寄った形にはなるわけだし。

 しかし……取り巻きコンビは本当にちょろかったな……。いや、クリスちゃんはまだ偉いと思うよ。ヒルダのことを考えれば、どれだけ金に目が眩んだといってもあそこで譲歩する発言はしにくかったはず。今までさっぱり自分の意見を言わなかった子だったが、そろそろ面倒ゴトから解放されたくなったのかも。もしくは、明らかにサリアがアンジュ側に回ったのを見て、ヒルダについていても得はないと判断したのか。とにかく、実は案外抜け目ない。まぁ、ロザリーは完全に流されてただけだと思うけども。これでヒルダが1人で完全孤立。ここから先は彼女の最後の抵抗が見られるだろうか。なんか嫌な奴っぽく描かれてるけど、実はヒルダって「ゾーラの弔い」っていうのが一番の動機になってるから割と真面目な奴なんだよな。次第に悪の中軸であるアンジュが版図を広げているのはやるせない事態だなぁ。

 今回はその他、実はタスクが上層部と繋がっていたという事実が判明したり、モモカを通じてアンジュの妹さん、シルヴィアと連絡が繋がったりしてしまった。そろそろ島の中だけじゃ物語も進まないだろうし、大きな大きな本筋へと進もうとしているのだろうか。んー、でもここから大きな話になるとお風呂シーンとかベッドシーンが減りそうな気がするなぁ。ずっとこの女だらけのインモラルワールドを楽しんでいたい気もするのだけども……頑張れヒルダさん。あんたのテクだけが今後の頼みの綱だよ。裏切り者のクリスをひぃひぃ言わせて懲罰する展開希望。

 あとはまぁ、ここまで触れてこなかったけども、今回は明らかにギャグ回といえるネタラッシュだったからな……いや、この作品はいつもこんな調子だっけ? ヒルダさんの本性がどうにもこうにもやるせない他、「明らかにマフラーや半纏よりも必要な衣類があるだろ」感、「洗面器って強いな」感、「いくらなんでもそこにある想定でおっぱい掴みに行く武術は無いだろ」感など、確実な突っ込み待ちが多数存在しすぎていて何がなにやら。サリアさんはなんでいちいちショップにいってあんなことやってたんだろうね。恥ずかしいとはいえ、衣装は買い取りにしてこっそりしまっておいて、一人の時に自室で堪能したりトイレに隠れてればよかったような……あ、でも同室がヴィヴィアンなのか。……全部売店のババアが悪いな。なんでも揃うジャスミンモール。そのステッキのニーズははたしてどの程度あったのか。そもそも、マナでなんでも出来るこの世界に、「魔法少女もの」っていう概念はないんじゃないのか? 謎が謎呼ぶけど、多分割とどうでもいい。

拍手

軽めに一本。これくらいのたほいやなら1時間ちょいで回せるようになってきた。

 

Round1・「ごこうぶさい」

1.口うるさく、無遠慮である。おせっかいな。御口むさい。

2.九州地方で九月一日に催される赤子祭り。一歳未満の乳児から年男を選び、その産湯を回し飲む。

3.一日五合の扶持、菜も買えないような身分。

4.皇室行事の一。天皇がその年初めて収穫された米を食する。

5.自らの才覚の欠如をへりくだっていう語。

 

Round2・「ほもめん」

1.帆に用いる厚く丈夫な木綿地。

2.能の面の1つ。保母婆面。鬼女の母性を表す時に使う。

3.木綿織りの帆を、洒落ていったもの。

4.帆布に用いられる布生地。

5.縦糸と横糸を交互に編んだ羽二重の木綿布を荒縄にかけたもの。

 

Round3・「わどり」

1.17世紀フランスの裏ロマン派の画家、作曲家。代表作、絵画「卵人間」、交響組曲「悪魔将軍」。

2.仲人の旧称。

3.イタリアの作曲家、演奏家。一人で多くの電子楽器を用いる奏法で有名になり、ギネスブックにも名を残した。

4.五銭銅貨の穴をやすりで広げ、その分の金属を掠めとること。転じてしょうもない悪事を働くこと。

5.私の鳥。

 今になって思うと、俺これよく当てたな。

 

Round・「おきくものがたり」

1.NHK連続テレビ小説の第六作。山田五十鈴主演で人気を呼び、当時の歴代最高視聴率を記録した。

2.江戸時代中期の戯作。沖に浮かぶ雲と海を擬人化し、その愛を描いた。作者不詳。

3.江戸時代の読本の一。武家の娘お菊と奉公先の屋敷の主人十兵衛の悲恋を描いた作品。後に番町皿屋敷として改変され、四谷怪談の一つに収録される。

4.淀君の侍女、お菊が1615年大阪城落城の際の城内のありさまを後年に語った記録。

5.野菊の墓。

 

Final Round・「がるしん」

1.チョウ目チョウ科ベニタテハの種の総称。年に2度夏と冬に群体で渡りをすることで知られる。

2.C5H6N2O2

3.ロシアの短編小説家。作品には病的に敏感な感覚、厭世的な気分が目立つ。自殺。

4.仏教で悟りを求めすぎるが故にかえって遠のいてしまう心のありさまをいう言葉。

5.我信節句に陰毛を燃やす風習。毛が濃ければ濃いほどよいとされる。

拍手

 このアニメに看過されて久しぶりに「妄想代理人」10話「マロミまどろみ」を見直したよ、第6話。何がすごいって、10年の時を越えてもやっぱり「タロー死ね」って思えるところ。今作とほぼ同等かそれ以上のことを10年前にやっていた今敏ってやっぱり凄まじい。

 ま、こちらのお話は人は死なないのでとても平和な(??)アニメ製作です。前回が問題編なら今回が解決編なので、基本的に雰囲気は温かい方向へと向かうハッピーエンドなストーリー。「2D or not 2D」の対決は、てっきり前回遠藤さんが3Dを鑑賞した時点で解決したのかと思っていたが、タローが余計な燃料をガンガン投下してくれるもんだからまだしばらくこじれ続けてしまった。でも大丈夫、そんな問題もイデの巨人様が一発解決さ。確かに同年代の人間がアニメを志したなら、その原体験が被ることは多いわな。まだ当時だったらそこまでアニメの本数は多くないし。今から10年、20年後にアニメーターになる人がいるなら、その人達は一体どんな原体験を力として目指すんでしょうね。ボクが憧れるとしたら前述の通りの今敏か、あとは真下さん、大森さんあたりなんだろうけど、この人らって「絵描き」っていうよりも「物書き」のイメージが強いな。うむ、基本的にアニメは構成で見て絵で見てない人だな。

 今回のお話はものすごく簡単にまとめると「タローが散々かき回した現場を、宮森が奇跡のアシストでもってフォローし、イデオンの力で何とかなった」というお話でしかないのでシナリオは非常に簡単。遠藤さんの心情は理解出来るとはいえ多少大人げなかったが、そのあたりの軋轢は下柳さんがとても大人だったのでなんとかなった。あと、多分遠藤の奥さんの内助の功もあったかもしれない。あの奥さんだったら、ごねて仕事から離れた旦那を優しく優しく諭してくれそうだし。瀬川さんもそうなんだけど、なんで今作の女の子はみんな可愛いんでしょうね。そうそう、女性キャラといえば、この業界における横尾まり(作中では縦尾さん)のスタンスがああいうところにあるのか、というのが分かってちょっと面白かった。「養成所で後進を指導する声優さんたち」ってたくさんいると思うのだけど、普段アニメではあまり聞かない声で、吹き替えメインの人でも養成所の指導では参加してくれるんだね。いや、実際に横尾さんがそういう業務についてるかは知らないけど、多分ここで(ほぼ実名で)起用されてるってことはそういうことなんでしょうよ。そのうちプロダクション社長役で賢雄さんとかも出てくるかもしれない。最近の男性声優は「社長」の肩書きがやたら多い気がするけど。

 さておき、そんなメインの悲喜こもごもの裏では、相変わらず木下監督と本田氏の戦いが続いていた。唐揚げで鍛えたあのボディのくせに、あの程度の高さの牢獄ならば強引に脱出出来るくらいの身体能力は有していたらしい。まぁ、人間切羽詰まるとなんでも出来るもんだし、よっぽどあの空間が嫌だったのだろう。もしくは、すごく好意的にとらえればアフレコを無視して仕事することが許せないくらいに仕事熱心だったともいえる。いや、全然熱心じゃないけども。タローと違って完全に駄目な人間ってわけではないので、木下監督はなかなか憎めないキャラである。出来るだけ本田さんに負担がかからないようにはして欲しいけどね……。

 さて、次の展開は一体どこになるのか? 今回他所のスタジオの車に乗ってたせいで変な疑いかけられそうなキャラがいたけども……実際のアニメ制作って、他所のスタジオを目の敵にしたり、他所に行った人間を「裏切り者」と見たりするんだろうか? 制作とかはまだしも、絵描きなんて大抵流動的なもんだと思うのだが。

拍手

 今期赤﨑キャラが壊れレズしかいない件、第7話。あきらっきーも愛されれば愛されるほど脱ぎ始めるキャラだったらウリスから見捨てられなかったかもしれないのに。

 今回の主役はウリスさん。今までの鬱憤を晴らすかのように、自分語りでしゃべることしゃべること。ほぼAパートは釘宮劇場オンリーという展開。くぎゅボイスで悪逆非道なことを語ってくれるため、たっぷりと罵られたいK病患者には久しぶりに良いお薬になる展開。これまで特に語られて来なかった「ウリス個人のパーソナリティ」についての説明であるが、まぁ、単なるキチである。気付けばこの世界の女子中学生はおかしな連中ばかりではあるが、そんな中で最もシンプルに殺伐ポイントが高い存在だったのが生前のウリスさん。スケバン(死語)たちの常識である「顔はやめておきな、ボディを狙え」を遵守する昔気質の立派なクズであり、加虐を至上の喜びとしていた単なるあかん人。しかし繭さんは女子中学生の切なる願いならばそれがいかなる内容であろうとも駆けつけてくれるらしい。「そんなに何かをボコりたいなら、ゲームの中で徹底的にやればいいよ」ってんでウリスをセレクターへご招待。彼女はめでたくセレクターバトルにハマり、「もうずっとここにいたいからルリグ人生を満喫するよ」と晴れやかな表情。なんかこの世界、当初の思惑を無視してルリグになりたい奴が多すぎませんかね。

 そんな真性だったウリスさんが、「黒い少女」改め「闇の少女」である伊緒奈と組まされたのは必然だったのか、繭の思惑だったのか。「オレより強い奴に会いに行く」が目標の伊緒奈、「オレより強い奴をボコボコにしたらそいつは一体どんな顔で泣き叫ぶんだろう」が目標のウリス。2人の快進撃は一時セレクター業界を牛耳るまでになっており、連戦連勝でもウリスがルリグから解放されないなどのボーナスがついていたわけだが、そこにやってきたのが史上最強の存在であるるう子だった。伊緒奈は「強い子素敵! あの子のルリグになればもっとビンビン来る試合が出来るわ!」と発情し、ウリスの方は「うわぁ、最強のチートキャラとかきゃんきゃん言わせてぇ」と欲情した。結果的には2人のバトルではるう子の勝利。つまり伊緒奈の願いだけが叶い、ウリスは願いに反して一次的にルリグの座を追い落とされ、伊緒奈として顕現することになった。でも大丈夫、ウリスさんはまた連戦連勝で場を荒らして、満足したらルリグ界に帰ればいいだけだから。ただ、問題はそこに遣わされたルリグがタマだったことなんだけども。これ、もしルール通りに契約が執行されたら、タマが新しい伊緒奈として顕現してしまうことになっていたのでは……。

 まぁ、今となってはベースとなるセレクターバトルのルールなんてどうでもいいんだけどね。キチガイルリグのウリス、最強バトル少女るう子、そして「光の少女」タマに「闇の少女」イオナ。もう、イレギュラーしかおらんもん。誰がどこでどう勝ち進んだら、世界がどうなるのか、もうさっぱり分からない状態。とりあえず「るう子がタマをルリグにした状態で願いを叶えれば、ルリグの呪いが解放される」っていうのは間違いなさそうなので、最終的にはそこを目指すことになるのだろうが……はて、契約途中でのルリグの変更って認められるのだろうか。まぁ、キン肉マンなら試合途中でタッグパートナーを入れ替えても怒られないから大丈夫ちゃうかな。どっちにしろ繭さんの気分次第だろうしな。

 繭は最近露骨にゲームにちょっかいを出すようになってきていかんな。開発者は大人しくユーザーの反応を見守るくらいにしておきなさいよ。伊緒奈は彼女のことを「母」と称したわけだが、まぁ、回想シーンの映像から見るに、「現世にいた頃の繭の思念が結実したのがセレクターシステム」ということになるのだろうか。人とのつながりを求めた孤独な少女の怨念がカードの形で具現化し、ルリグという分身と少女たちの願いを結びつける。強力な情念は数多の少女を巻き込む不幸の連鎖を引き起こして、現在に至ると。その発端となった繭の情念が「光」と「闇」に分かれ、別個に意思を持ったのがタマと伊緒奈ってことになるんだろう。タマは純心の表れ、伊緒奈は狡知の表れだろうか。ただ、そんな「闇の少女」がるう子という別な存在と出会って変質しちゃったから、メーカー側である繭がちょっとお怒りですよ、という。当社商品の勝手な改変は保証対象外ですのでおやめ下さい。もしそのことが判明したら、ゲーム途中でも伊緒奈の心臓を握りつぶしちゃうよ、と。やりたい放題やな。どこまでいっても繭の掌の上だとするなら、タマがどれだけマジモードになっても夢は叶わないということになってしまうのだが……多分、るう子の存在はそのうち繭を越えることになるんだろうなぁ。

 ついに実現したるう子とタマのマジバトル。悲痛なタマの声をオーディエンスたちも固唾を飲んで見守って……ないやつもいるな。あきらっきーが完璧に壊れてしまった。仕方ない、拠り所となっていたウリスさんが確信犯的に彼女のメンタルをぶっ壊しに来てるんだから。「顔に怪我とかさせて、みっともない」って、いちいち本人に面と向かって言わずに間接的にいじめるあたりが流石のウリスさん。これ、どう考えても最終的に刃物を持ち出したあきらっきーにウリスが刺される未来しか見えないのだが。

 少女に腹パンかます作品は、良い作品。

拍手

11月14日 ドラフト模様(TKT×3)

ピック順 【Thraxi】→【Serra】→【Mei】→【Sea-chicken】→【Alessi】→【Sangriter】→

 

 今回最大のトピックスは、「場所を確保するために金をばらまく大人」だったんじゃなかろうか。まぁ、その後そんな大の大人もアニソンを歌いまくっていたわけだが……カオスな世界。

 その他のトピックス1、予定通り、全員に統率者プールを配布しました。ご希望に沿えているかどうかはよく分からないけど、実際にデッキを組もうとすると、多分2つ3つくらい軽く組める量のカードがあると思うので頑張って下さい。あそこから100枚デッキ組むの、結構な苦行でした(経験済み)。特にカードを知らない人はテキスト読まなきゃならないから更に大変やで……。念のためにもう一回ルールにリンク貼っておくので、これを参照して下さいね。「実際に試合しなきゃデッキがどう回るかわからんやん」という人は、過去の統率者デッキ(既製品)が置いてあるので参考にしたり、対戦させてみるといいと思う。あと僕が自分のカードプールから作った2つ目のデッキもそのうち置いときます。確認しておくと、今回の6人の色分布は「白単」「バント(白青緑)」「ディミーア(青黒)」「ジャンド(赤緑黒)」「シミック(青緑)」「ラクドス(赤黒)」となっています。白と赤だけ使ってる人間が2人、残り3色は3人がそれぞれ使っている計算。

 トピックス2、来週の予定は未定。金曜日に何があるか、まったく分かりませんので。とりあえず一番遠方の人間の予定が決まって連絡が入り次第、もし出来そうなら調整します。まぁ、ひょっとしたらいつもと違う人間がもっと遠くからやってくるかもしれませんからね(ニヤリ)。

 

 


拍手

 今年2つ目の学祭イベントは、これまた毎年恒例、同社VA研によるイベント。今年は草津キャンパスの方のイベントは予定が合わずに参加出来なかったので、例年よりも参加する本数が少なくなってしまったため、貴重なイベントである。去年一昨年と参加しているわけだが、並べて見るといつもコンビ芸人を呼んでいるので、単独イベントってのは初めてかもしれない。それが何とまさかの明坂聡美その人である。あけこも単独イベント回せるような存在になったのだなぁ、としみじみしてしまいます。



拍手

 記念すべき今期初泣き作品、第6話。基本的に涙脆い私ですが、今作を見ているといちいち感極まる。澤部のあまりに良い涙にもらい泣きです。

 前回ちくりと痛んだ澤部の恋心の続き、そして、ついに立ち上がった公生の苦しい苦しい第一歩が描かれたお話。宮園さんは入院していた不吉フラグなどどこ吹く風で元気いっぱい、押しの強さは更にすごみを増し、公生がピアノを弾くようになったのをいい事に、ガンガン注文をつけまくる。あれだけ好き放題やっておきながら、夜の音楽室のシーンでは公生に対して罪悪感を感じたようにして涙を流すあたりは情緒不安定過ぎるのだが、公生がまず聖人君子の優しさでもってそれを受け入れてしまっているので、視聴者側としても彼女の傍若無人っぷりには突っ込みづらい。公生の自宅での一件などを見るに、彼女は徹頭徹尾「音楽の申し子」であり、音が奏でられることを至上の喜びとし、音を奏でることを至上の命題としている。彼女にとって「弾けるのに弾かない」は罪悪であり、「弾けるはずの才能」を眠らせておくことは何よりも苦しく辛いことなのだろう。そのために、何をなげうってでもとにかく公生にピアノを弾かせようとしているのだろう。

 この状態は、言ってしまえば彼女のエゴでしかない。これは最初からずっと言えることだが、公生は彼女の押しに従う必要は欠片も無いはずだし、彼女の理不尽とすら言える振る舞いに怒ってもいいはずなのだ。しかし、公生がそれをしないということは、やはり彼も根っこの部分は「音楽の申し子」としての性質を彼女と共有しているということなのだろう。あれほど恐れていた音楽を、彼女のダイブをきっかけに再開することを決意し、今回はついに具体的なリハビリに着手。苦しみながらも、決してそれを単なる苦行だとは捉えておらず、深夜まで学校に残ってひたすら目の前のドアを打ち破る鍛錬を積んでいる。ここまで積極的に挑戦できるのは、なにも宮園さんに強迫されているからではなく、彼自身がそれをやりたいと思っているからに他ならない。「音楽の申し子」2人は、理屈を越えた部分で感覚を、時間を共有しているということなのだろう。

 そして、そんな人智を越えた関係に苦しんでいるのが、この度のメインヒロイン、澤部ということになる。椿ちゃんは本当に素直で可愛い子である。今回は彼女の何とももどかしい乙女心が前面に出ており、彼女をヒロインとした一本のドラマがとても綺麗に表れている。冒頭、回想シーンの彼女と公生の思い出が「澤部の涙」で幕を開け、ラストシーンはまったく同じ「帰り道」の彼女の涙で締めくくられる。そこには長年の積み重ねである、2人の言葉にならない絆が刻み込まれている。

 澤部の心情、恋心というのは、何とも痛々しくて、切ないものだ。何しろ、公生と宮園さんの間にある絆は、常人ではとても理解の及ばない「天才同士のつながり」であり、どれだけ公生のことを理解出来ているとはいっても、音楽というフィールドで同じステージに立つことが適わない椿には決して共有出来ないものである。深夜の「帰り道」、澤部と宮園は2人で同じ道を歩いていたはずなのに、気付けば宮園は公生の下へととって返し、澤部と2人の間には無情の遮断機が下りてくる。「私たちの中に、私はいない」という次元の違いを、澤部は冷徹な形で強く認識させられる(このシーンで宮園さんが澤部と別れた後に改めて引き返したのって、別に他意は無いんだろうけど、なんだかとても残酷な仕打ちである)。「駄目駄目な弟」だったはずの公生は手元を離れ、宮園が彼を「弟」と呼んでいる。ソフトボールの試合会場では、彼女は焦りのために必死に彼の影を追い求め、がむしゃらに突っ走ってしまう。まるで「お前には絶対届かない」と言われているようで、彼女の気持ちはかきむしられるばかり。

 このまま、彼女は公生と完全に隔たってしまうのかと思われただけに、ラストシーンでの一幕は大きな救いになった。確かに彼女はどうあがいても宮園と同じ立場で公生に接することは出来ないし、永劫に届かない領域があるのは間違いない。しかし、彼女にしか届かない領域も間違いなく存在しており、それは、きっと公生にとってもかけがえの無いものなのだ。入れ替わっていく立場、背負われた側が背負う側に回り、涙を流すその意味も変わってくる。それでも、変化も含めた2人の関係性の積み重ねは、きっと2人だけの大切なものであるのだ。全アニメ作品の「幼なじみキャラ」に幸多からんことを。

 とにかく、澤部が可愛いのが一回りも二回りもこのドラマを盛り立ててくれている。冒頭の幼女時代のぐしゃぐしゃの泣き顔、それに対比するように表れる、現在の身も世もなく泣き崩れる泣き顔。女の子の本心があけすけに出てくる一幕ってのはたまらないものがあります。今回は宮園さんも涙を流しており、2人の「涙の演出」がまったく違う描かれ方になっているのが実に興味深い。また、今回注目したいのは公生の自宅の「埃まみれの部屋」の映像。「埃」なんて描出の難しい要素をあそこまで綺麗に、静謐に描いているアニメーションは初めて見たかもしれない。1秒たりとも目の離せない、素晴らしい作品だと思います。

 あ! あと新キャラ! また梶か! そしてはやみんか! 盛り上がってきそうだぜ!

拍手



忍者ブログ [PR]
カレンダー
02 2025/03 04
S M T W T F S
15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31
ブログ内検索
カテゴリー
プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
ーーーーーーーーーー
↑越えられない壁
沢城みゆき 斎藤千和 
中原麻衣  田中理恵  
渡辺明乃 能登麻美子
佐藤利奈  佐藤聡美
高垣彩陽   悠木碧
最新CM
[03/07 とみしの]
[02/28 とみしの]
[02/18 な]
[02/17 とみしの]
[02/16 NONAME]
バーコード