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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 宜野座ナックル>ドミネーター、第6話。こないだやってたニコ生特番見てからというもの、もうギノさんが気になってしょうがないです。タンクトップ万歳。

 相変わらずのスピード展開で一切退屈させない。今回も見どころは山盛りで、考えなきゃいけないことも山盛りである。個人的ナンバーワントピックは、何と言っても完全に宗旨替えを完了した酒々井さんの勇姿だろう。黒一色の公安のスーツを脱ぎ捨て、扇情的なワインレッドのボディスーツに着替えた酒々井さん。彼女の色はすっかり「鹿矛囲教」に染まっており、かつての同僚を撃ち殺すのにもなんら躊躇いは無い。陶酔しきって悪堕ちしちゃった女性を見るのは本当にゾクゾクするのです。「役に立つなら私の身体をいくらでも使って」である。さぁ、どんどん薄い本を厚くしようじゃないか。これで上司が槙島さんだと、ある程度楽しんだ後は放置プレイになるのだが、現時点では鹿矛囲は「信者」を無下にうち捨てるということはしていないので、酒々井さんはメンタルケア施設の時のおっさんのように幸せなままでユダとしての一生を終えられそうなのがまた楽しみである。青柳さんとの差を考えると、マジで彼女は浮かばれないよなぁ……。

 鹿矛囲の目的は1つ1つ浮き彫りになっていく。今回の事件の目的は「ドミネーターの回収」だと朱ちゃんは分析していた(そして彼女の分析なので多分正解である)。倉庫番FPSゲームに公安の連中を一気に引き込み、そこで酒々井さんのドミネーターを基点として一網打尽。まさにドミネーターの倍々ゲーム。これによって、シビュラ世界の根幹の1つであるドミネーターが多数鹿矛囲の手に渡ることになった。彼が何故ドミネーターに固執するのかを考えてみると、大きく分けて2つの意味があるだろう。1つは、今回の戦闘でも明らかだったことであるが、ドミネーターはこと執行官との対戦では充分な武器になるため。相手が自分(や酒々井さん)にドミネーターをふるえず、一方的に虐殺出来る武器であるというのはこれ以上無い皮肉である。もちろん、普通の実弾武器でも同じことが可能なのだからこうした理由は副次的なものであり、最大の理由は「シビュラへの反抗の象徴」としての機能があげられるだろう。本来裁かれるはずの反逆者はシビュラが裁けず、法の番人がことごとく法治システムによって虐殺されていくという現実。更に、ドミネーターはそうした現場での情報を逐一シビュラへ送信しているため、シビュラ本体へのこれ以上無いメッセージを伝えることが可能である。まぁ、あとは単純にテレビ的に「ドミネーター対ドミネーター」っていう構図がやりたかった、ってのもあるかもしれないけど。この作品の象徴は間違いなくあの異形の銃だからね。

 今回ドミネーター(とドローン)によって三係の連中が虐殺されていく様を見て、「明らかに酒々井さんは反逆者側になったって分かるんだから、シビュラは彼女のドミネーターだけでも機能を停止させろよ」と思ったものだが、考えてみれば、法の番人たるドミネーターをそうした現場判断で1丁ずつ動かしたり止めたりすることは、シビュラという大きすぎる体制には無理なのかもしれない。1丁の例外を認め始めたら、すべての執行官は犯罪係数が余裕でアウトなわけで、「シビュラがシビュラ以外の基準を採用している」という自己矛盾を起こしてしまう。そうしたシステムとしての頑なさこそが、鹿矛囲につけいられる隙として現れているのだろう。そう考えると、1期のラストでシビュラに例外を認めさせてドミネーターのモードを固定させた朱ちゃんてやっぱりすげぇんだな。

 さて、その他の面々。まずは今回現場ではなく本部で活動を続けていた一係の待機組。ニコ生特番でも明らかになった「嫌われてひかれたら大勝利」の霜月。今週も相変わらずのひどさで我々を苛立たせてくれる。ただ、東金の私室に侵入しての調査活動は彼女独自の手柄であり、最終的に常守VS東金の対決になった際には、彼女の存在がキーになってくる可能性はある。また、「ホロを解除したら色相がヤバいことになるやんけ!」っていう彼女の懸念は、珍しく(一面的には)正論である。まぁ、「このままドローンを放っておいてもあかんで」っていう雑賀さんの意見ももっともなので、今回の件は仕方なかっただろうけど。唐之杜さんに文句を言うわけではないが、乗っ取られたドローンシステムの中から、よりによってホロ加工のシステムを真っ先に解除せんでも、外部からのシステム接続を遮断する方向に動けば良かったのではないかね。まぁ、そうできないように鹿矛囲が仕込んでいたってことなんだろうけども。ホロの専門家である雛河をもってしてもギリギリで解除出来たホロ装置の方だって、そう簡単には解除出来ないようには作られてたはずだしなぁ。今回の件は、「ホロだけ解除させる」ところまでが鹿矛囲の想定内だったんだろうか。だとしたら、「民衆の色相を維持する」っていうのは鹿矛囲の目的意識の中には無いんだな。あと、雑賀さんや唐之杜さんにも当然無い。雑賀さんがどんどん調子に乗って好き勝手始めてるのがなんか笑える。「だって山路さんだからしょうがない」(byキャスト一同)。

 そして、同様に「悪いおっさん」枠で赤マル急上昇中なのが、何と言っても東金さんである。新たな常守ファンクラブ会員の急先鋒であり、執拗なまでの彼女の色相へのこだわりと、「だからこそ黒く染めたい」という一言に表れる彼の目的意識。やっぱり、彼の興味は「人の心理」そのものであるようだ。現在は大人しくしているが、シビュラとの折り合いがついた後の彼のトチ狂いっぷりは期待して待ちたいところ。前門の鹿矛囲、後門の東金(あと上空のシビュラ、中央通用門あたりに雛河が混じっている可能性も)。朱ちゃんも変な連中にばっかり好かれて大変やな。そりゃあんな霜月でも可愛く思えるはずやで。ちなみに、ラストシーンで東金に鹿矛囲を撃たせなかった彼女の判断については非難の声もあるかもしれないが(実際明らかなミスなのだが)、キーとなるのはその直前の「汚れ仕事は俺たちの仕事だ」という東金の一言である。かつて、同じ台詞を言ってそのまま闇に消えた同僚の影を、彼女が無視出来るはずがない。これ以上他人の手を汚して、自分の無力感を助長させるわけにはいかないという彼女なりの精一杯の抵抗だろう。はやく帰って来て下さい、狡噛さん。あと槙島さん。

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 禿同ですわぁ! 第6話。あかん、やっぱり聖オデッサが気になってしょうがない。このまま勝ち進んでいつかはトライファイターズとぶつかることになるのかなぁ。セカイと2人でラブラブ天驚拳とか撃てるといいですね。盾! 盾! 盾ェ!!!

 順当に2回戦。1期は同じ話数でまだ学内でごたごたしていたぐらいの時期なので(メイジンのせいだが)、今回は公式戦のテンポがそれなりに早いといえる。そして、その分色んなチームが出てきて、色んなMSが出てくるってことだ。今回は残念ながらフミナ先輩が見せてくれたビデオの中くらいに留まってしまったけど、もう少し試合が煮詰まって強豪チームがはっきり分かるようになれば、更に盛り上がってくるだろう。少なくともあの水泳部連中とはどこかで当たることになるんだろうし。

 今回のテーマは「連携」である。絵に描いたようなツンデレっぷりを発揮しているサカイ・ミナトのおかげで「今回のテーマ」は毎回非常に分かりやすく提示されることになっており、ユウマに対して「これこれここが駄目だからお前ら負けるわ。さっさとバトルなんかやめてビルダーに復帰せぇや」と言いに来ることで、常にトライファイターズの弱点を教えてくれるのである。ありがたい友人だ。彼のガムシロップの入れ方が恰好良かったので是非真似したいが、ゲロ甘過ぎてしんどそうである。そういやミナト自身はバトルに参加してはいないんだよなぁ。

 前回のバトルで「ガンプラとの一体化」をクリアしたセカイだが、ユウマとの友情についてはずっと据え置き状態なので、てんでバラバラは相変わらず。そこに折良く「巧みな連携で戦場を支配することを得意とするチーム」がぶつかってきてくれるのだから、ガンプラバトルの神様はかくも親切である。まぁ、連携つっても「通信を遮断し、単細胞の馬鹿をおびき出してから各個撃破」という割と分かりやすい作戦ではあったけども。何がびっくりって、あの世界でジャマーとかがきっちり機能するってことだよな。機体間の通信なんて、普通に考えてガンプラがやってるわけはなく、あくまでバトルシステムが媒介しているはず。つまり、個々のガンプラの間にジャマーをばらまいたところで直接通信機械に影響など出るとも思えないのだが(もし障害が出るなら、機体と操縦者の間にも断絶が起こるはずである)、バトルシステムのなかではきちんとそこも再現されるのである。一体どういう仕組みになってるんだか。

 そして、仕組みのわからなさで言ったらフミナ先輩のウイニングガンダムである。もう、なんかとにかくすげぇらしい。もとがコアファイターだけなのに変形してMS形態になるだけでも結構なもんだが、なんとその先の変形パターンの1つは「残る2人の武器」であった。もう、完全に3体でのフォーメーションは放棄して徹底的に裏方に徹するわけね。まぁ、そりゃ強かったのだろうが、それだったら別にハナからユウマの機体にそのランチャーをつけて勝負に挑めば済む話では……。わざわざ機体を1機費やして合体システムを構築する意味ってなんなんだろう。戦術的にプラス要素が無いような気が……。いや、きっと何かあるんだろうな。レギュレーションを越えた火力の追加とか。この世界の「大きなMA」の既定とか明確じゃないからよく分からんけど、普通のMSタイプにあのナックルやランチャーを装備したら規定違反になるんだ。そこを、「他の機体との合体」という理由で乗り越えたと、そういうコトにしておこう。もしくは、単に「セカイとユウマが仲良くして欲しいから」っていう精神的な面での理由もあるかもしれないけども。でも、今回ミナトが「見事な連携や」って言ってたけど、別にセカイとユウマは連携してねぇよな。真の友情タッグまでの道のりはまだまだ遠いぜ。

 「今回はヘンテコゲンコツ以外は割と大人しい回かなー」とか思ってたら、Cパートでまさかの新キャラ追加。どこの学校だかもよく分からなかった変なプラモ部に、まさかのスレッガーさん(的な誰か)が。……誰やねん。あと次回予告、なんか重い。

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 明らかな立体造形物なのに四次元おっぱいとはこれいかに、第6話。あれか、既に時間軸さえも超越した超自然的な何かってことか。ある意味神々しいが、この世界の人間は大体尋常ならざる四次元っぷりを誇ってるので、エルシャさんのだけが特別って感じもしないんだけどね。

 さて、モモカが来た。ゲスしかいない世界で「モモカ」といえば某世界線ではサバゲをやることになっていたわけだが、こちらのモモカはサバゲ、銃撃、そんなものは出来ない。「荻野目モモカ」という名前はどう考えても生存戦略のためにピングドラムを探し求めていた子のはずだが、こちらのモモカはあんなタフネスもなければ生への執着もない。彼女を表すのに一番手っ取り早い言葉はヒルダさんが言ってくれていた「ここに来たばかりのあんた(アンジュ)」である。せっかく前回のエピソードで(何故かはよく分からんが)宥和政策に乗り出したアンジュだったのに、一昔前の自分の写し鏡のようなお騒がせ娘が乱入してしまったせいで、また面倒な立ち位置に追いやられてしまった。うん、でもそっちの方がいいな。なあなあになったアンジュなんて見たくないしな。ただ、残念ながら今後はなあなあ方向にしかベクトルは向いていないので、仮にモモカがすげぇ頑張ったとしても、どんどん人間関係にスパイスが無くなってくるこの流れは止められなかったものと思われる。

 これでさー、モモカが帰って来た途端に姫様根性が再燃して「ほらみろクソノーマども! 私にはこんな慕ってくれる国民がいるのよ! マナを使える人間に認められている私はあんたらとは住む世界が違うんだわ!」とか盛り上がってくれればもう少し楽しい展開になったかもしれないんだけどね。残念ながら、いくら脳が緩い姫様でも、この世界の仕組みは身体で覚えたので大した反応は示さなかった。むしろ、今となってはシャバでの記憶は忌まわしいものでしかなく、それを無神経な態度で思い出させてくるモモカは憎悪の対象にすらなった。ノーマを馬鹿にするような態度については自分も一緒だったんだからとやかく言えないが、今更「無くなった」帝国の名前を出し、そこにすがれと訴えてくるヤツを見たら、そりゃぁ嫌気も差すだろうさ。姫さんもそのあたりの一般常識を理解するまでにはしばらくかかったけど、メイドさんも同じである。でもまぁ、密入国してから1日2日の出来事であり、アルゼナルの情報は一般的な国民にはしらされていなかったわけで、この施設の常識を理解するのに時間がかかったのはしょうがないといえばしょうがない。あ、でも「貨幣経済」の概念自体を体験したことすらなかったんだっけ。やっぱり温室育ちってレベルじゃアンジュとどっこいどっこいだな。

 結局、そんな忌々しいモモカをさっさと追い出すことにしたアンジュだったが、過去の美しい思い出を持ち出され、風呂場で肌と肌を重ねて濡れ場を演出されたらあっさりと情に流された。施設内でメイドなんて連れていても一切役に立たないし、むしろ無駄飯食いが増えるんだから邪魔なだけだろ、とも思ったが、冷静に考えるとこの施設にはマナを使える人間は2人しか存在しないことになるわけだ。上手いことモモカを利用出来れば、今までなし得なかったあれこれが出来るようになるのかもしれない。そのために大枚叩いてしまったので資金繰りは苦しそうだが、どうもアンジュにとってこの世界でゼニを稼ぐのはヌルゲー臭いんだよなぁ。だってモモカが途中で揃えてた衣装箪笥とかお食事セットとかインテリアって、全部アンジュから受け取った金で買ってきたんでしょ。つまり、アンジュはやろうと思えばもうあれくらいの生活は出来るってことだ(なおかつ紙袋いっぱいの貯金は残したままで)。もう、ドラゴン退治とか真面目にやらずに悠々自適で暮らしたらいいんじゃないかな……なんだよ、結局どこの世界でもイージーモードやんけ。

 そして、最大の疑問は「ドラゴンなどの存在は極秘なので、組織の上がモモカを放っておくはずがない」という流れだったくせに、アンジュによる人身売買があっさり成立してしまったことである。いや、あかんやろ。あの施設にマナ使いが増えるのはあかんやろ。アンジュも言ってたけど、やろうと思えばモモカは施設から逃げ出して「この世の真実」を流布して回ることだって可能なわけで、それをこんなザルみたいな監視体制で許可してしまったら、秘匿性なんてあったもんじゃない。もう少し厳密に糾弾すべきところである。また、たかだか小娘一匹で施設にあっさり侵入できてしまったという事実も看過すべきでない。マナが使えるのだから何かすげぇ上手いことやれば積み荷に紛れて監視をごまかすくらいは出来たかもしれないが、そもそも「アンジュがどこにいるか」っていう情報自体が最重要機密なはずで、「滅んだ王国の従者長」なんて大したことない身分(というかむしろ弾圧される側?)のやつが関知出来るはずがないのである。モモカは一体どうやってあそこまでたどり着いたんだ。

 結論:レズの一念、道理が引っ込む。

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 このエンディング映像が一番好き、第6話。みんなして可愛いチビキャラになって、しかも動きも演出も素敵。あ、5話エンディングもいいけどね。別な意味だよな。

 なんかすげぇシナリオだった。ひょっとして由美子ルートってこれで終わりなのか? 終わりだろうな。うーむ、別に愛着があるわけじゃないので終わっても別に良いのだけど、流石に詰め込み過ぎっつうか、消化試合気味っつうか。超展開過ぎて親父さんの悲哀を追いかけてる暇もなかったわ。まぁ、無茶苦茶な展開なのは、この学園自体が無茶苦茶だったから別に構わないのだけども。死体入れ替わりトリックのとこ、具体的な描写はなかったのだけど、単に早業で入れ替わっただけなのかしら。ピンはずして、寝っ転がって、そのまま外から見えないように移動して、別な爆発物を起動して、か。死体はどうせ外から見えない位置にあったから最初から置いとけばいいのか。あ、だったら意外と出来るかも。もちろん、一番の問題は死体をどこで用意するかなんだけども。簡単に死体1つ発注出来るってすげぇぞ。あと「はい、戸籍」って。暗部ってレベルじゃない。こんな組織が絡んだ事件だって改めて考えると、由美子1人の人生がどうこういうことくらいはすげぇ小さなことに感じられてしまうのですが……。娘のために学園1つ作って、なおかつ用済みになってもそのまま施設維持を気ままに出来るレベルの財団やからな。継いだら良かったやんけ。

 ちなみに、冒頭でみちるちゃんたちが遊んでいたボードゲーム、あれも東浜電鉄の商品である。ボドゲファンとしてはどんなゲームなのか気になったのだが、どう見ても桃鉄であった。そして、調べたらそのまんまのヤツが販売されてた。県庁所在地を子供に覚えさせるための配慮なんだろうけど、このマップだと北海道に行く意味はあるんだろうか……。

 ま、駆け足でもなんでも5人分のヒロイン全員のルートを1クールで片付ける気なんだろうから、これで頑張っていかないとな。残念ながらこのペースだとちょっと勿体ない部分も多すぎる気がするが……みちるちゃんルートに2話使ってくれたのはむしろ感謝すべきだったのかもしれない。

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 最終回が総集編なんて前代未聞ですよ!(無いとは言ってない) 第5話。水島監督の容赦無い自傷行為に涙を禁じ得ない。まぁ、特別編放送して禊ぎは済んでるから……。

 新たな問題編。ただ、単に「タローが腹切ればいいんじゃないか」の一言で終わってしまうのが難点ではあるが、それ以外にもちょこちょことアニメ業界のホントや嘘が入り交じっているのは相変わらず刺激的。まず、何と言ってもメインのもめ事を構成する「2D or not 2D」の問題であろう。今回のもめ事は「タローが無能だったせいで余計な諍いが起こった」風に作られてはいるが、おそらく現場で仕事をしている職人さんたちからしたら、割と洒落になっていない問題なのではなかろうか。既に世界レベルで見ればここまで「作画アニメ」というものに固執しているのは日本のアニメだけであろう。もちろんそこには価値があるからこそ脈々と受け継がれているわけだが、時代の変化はそうした伝統にも容赦無く変化を迫っている。3Dのレベルがあがればあがるほど手描きとの差は少なくなっていくだろうし、そもそも手描きといっても現在はほぼコンピューター上での作業になっているわけで、「伝統」自体も既に変質している。これまで通りのものを守り通す意思を持つとしても、一体それがどこまで「今まで通り」のままなのか、常に言及していかなければならない問題だろう。

 幸い、今回の問題は割と表面的な部分で留まっており、「作画がいいの? 3Dがいいの?」という問題の入門編程度のもの。作画代表の遠藤氏は、大先輩である板野さん(的な誰か)に叱責を受け、自分の態度がいささか大人げないものであることを反省した様子。ここから最終的に問題のシーンが作画になるかCGになるかは現時点では定かでないが、今後武蔵野アニメーション内で今回のような「3D問題」が起こることはなさそうである(まぁ、制作進行がしっかり伝達してくれればね)。個人的にはやっぱり作画でやって欲しいけどね。少なくとも、「大事なシーンだからこそ手描きでけれん味を出したい」っていう遠藤氏の目的意識は正しいものだと思うし。

 そんなメインのもめ事のわきでグダグダやっているのは、相変わらずの問題監督と、決意の鬼となった本田氏。流石にどこのアニメスタジオを探しても座敷牢を用意してるところは無いと思われるが、実際に決意を固めた制作スタッフは「あれくらいのことをやってみたい」という、スタッフの願望の現れといえろうだろう。まぁ、似たようなカンヅメ強制は行われてるかもしれないけども。多分、あんなことしても作業能率は上がらないんだよなぁ。揚げたての唐揚げが冷めていくのを見せつけるという鬼畜の所業である。なお、木下監督の初監督作品であり、大ヒット作となった「裸の催眠術師」は、ストラップを見る限りでは絶対に面白くなさそうなので勘弁してほしい。ボクはぷるんぷるん天国の方がいいかな。まぁ、こっちもクソアニメ臭が半端ないけど……それで萌え作品って……。実際の水島精二は、そこまで大ハズレになった作品は無いので割と優等生的な監督です。夏○キ○キも、決して悪い作品じゃない。悪い作品じゃないんだ。

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 モブ子のこと一衣っていうのやめろよ! 第6話。一衣VSあきらっきーの、「喫茶店バイトの同僚対決」再びである。なお、かやのんは「新手の戦姫」→「一衣」→「あるぴん」で今期アニメシャワー3連戦。アニメシャワーではまれによくある事態である。

 ふたせ文緒絡みの因縁はひとまずまとまった。結局、彼女は「よくあるルリグ出戻り組」の1人でしかなく、そこまで大きな情報が得られたわけではない。大きく分けて確認できた事象は2つ。1つは、「黒い少女」「白い少女」という何ともあやふやなキーワード。前回この言葉が出たとき、上位存在であると思われるタマが「白い少女」という特別な言葉で語られるのはまだ分かるが、一介の女子中学生だったはずの伊緒奈さんが「黒い少女」って呼ばれてるのはどやねん、という疑問が持ち上がった。ただ、どうやら繭さんの言動からこの設定は間違いないようであるし、伊緒奈自身も悪夢にうなされ、ルリグのくせに体調不良まで訴え始めたので、どうやらこの2人を巡る物語が最終的な目標地点になるのは間違いないようだ。つまり、「伊緒奈さんは単なる女子中学生」という前提自体が怪しいということになってくる。現時点で彼女に自覚は無いようだが、繭との特別な関係を考えると、彼女には「単なる女子中学生」以前の経歴も何かあるのかもしれない。シンプルに考えるなら「人間→ルリグ」ではなく「ルリグ→人間→ルリグ」というルートを辿っているという展開がありそうだが、ただ、その場合にはやっぱり前回疑問として現れた「ルリグのオリジンってどこなの?」という問題にぶち当たることになる。とりあえず、伊緒奈さんになんとか自分の出自を思い出してもらわないことにはどうしようもない。まぁ、単に「めっちゃ執着が強くてゲームも強いセレクターだったおかげで、タマという絶対存在と対を成す『黒い少女』として伊緒奈が醸成された」とも考えられるわけだけども。

 そして、ふたせ文緒という人物そのものの存在から間接的に与えられた2つ目の情報は「セレクターの呪い」という、ある意味当たり前の事実。ルリグと本人が入れ替わることによって代償行為として解決されるはずの「願い」と、延々繰り返される夢幻少女のループ。一度ルリグから抜け出した少女はその頸木から逃れることが出来るはずなのだが、そこに待ち受けるのは、本来の存在であるはずの自己と、乗っ取り入れ替わった少女の願いという束縛。願いを叶えなければいけないという制約はその後も長きに渡り人生を縛り付けるため、結局その呪縛から逃れることは出来ないという。確かに、言われてみれば「願いを叶える」ということは、「2人分の人生を同時に歩まされる」ことと同義なわけで、普通のメンタルならばこれに耐えることは出来ないだろう。ルリグとセレクターの間にどれだけ友情物語が成立したとしてもしょせん他人は他人。その想いと人生をまるまる背負い込めるはずがないのである。現時点では花代さんはまだ頑張っているようであるが、フタセの場合にはあまりの重さに壊れかけてしまっている。そして、新たな切望が、再びセレクターとしての道を歩ませるのである。もう、今のフタセにはプラスの意味での「願い」など存在しないのだろう。第一の目標は「文緒に会う」ことなのだろうが、それよりもむしろ、再びルリグと入れ替わることによって、「2人分の人生を背負う」という重圧から解放されたいだけなのかもしれない。

 こうして、夢幻少女の謎を探るるう子たちの探索は幕を閉じるも、「黒い少女」というキーワードに触れてしまったためか、伊緒奈は謎の昏倒。慌てるるう子たちの突拍子も無い発想は「この子ら、アホやったんやな」と改めて彼女達の年齢を思い出させてくれるハートフルな(?)お話である。「風邪かもしれない!」「お薬持ってくる!」「お腹痛くない?!」などの発言は、一歩間違ったらお馬鹿っていうかちょっと危ない人だ。いや、そりゃルリグだってカードの中でちょっと体調悪くすることくらいあるかもしれないけども。お腹空かないし寝ないしトイレにもいかない連中にそんなこと心配せんでも。最後に残った案が「布団かける」ってなぁ。まぁ、確かにルリグってみんな寒そうな格好してるからね!

 伊緒奈の調子が悪いタイミングで、狙ったかのように動き出すあきらっきーとウリスの悪人同盟。もうすっかり犬と化したあきらっきーであるが、憎み、怒っている時の彼女がやっぱり輝いている。コロコロ表情が変わるあきらぶりー劇場は一衣さん1人に楽しませるには勿体ない代物。しかし、セレクターバトル関係無しでステゴロでぶつかっても一衣はやっぱり負けるんやな。同い年くらいの女子とはいえ、夜道で襲撃して、そのまま拉致監禁するのってすげぇ大変だと思うんだけど、よく誰にも目撃されず学校まで移送出来たよな。あきらっきーが犯罪慣れしてるんでしょうか、それとも一衣が規格外の虚弱なんでしょうか。多分どっちもだろうな。あきらっきー、アイドルのくせして廃工場の隠れ家とか、夜の学校に侵入する手口にやたら通じている。実に立派な地下世界の人間ですね。さぁ、ウリスさんによる悪だくみ劇場、はじまるよー。もう、彼女にとって伊緒奈ってどうでもいい存在なのかねぇ。

今週の提クレバック:守りたい、この笑顔。

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11月7日 ドラフト模様(TKT×3)

ピック順 【Alessi】→【Sea-chicken】→【Serra】→【Mei】→【Thraxi】→

 

 仕事に呼ばれて即出勤! なヤツがいたために、なんだか随分久しぶりの5人戦になってしまった。しかも、場所が確保出来なかったためにこの厳しさの増す季節に深夜の青空ドラフトという苦行のような状態。ろくすっぽ防寒対策してなかった人間も多く、ピック始まって5分も経たないうちに「寒い、おうち帰る!」となるのもやむなし。そんな状況でまともな試合なんて出来るわけがない。ので、今回の試合はノーカンでいいんじゃないかな? ノーカン! ノーカン!

 

 話を変えるため、以下は今回のドラフトと関係無いお話をします。ちょいちょい話題に出している統率者デッキの話です。寸暇を惜しんでカード選択を進めていたおかげで、そろそろ来週くらいにはプールをお目見え出来そうです。出来たら大量のカードを持ち帰る覚悟だけしてきてください。以下が、現在想定している対戦形式案。

 

①第1試合は個人戦。デュエルコマンダールール(開始ライフ30点)で行う。2セット先取を1試合。

②続いて、勝者3名と敗者3名が、それぞれに三つ巴戦を行う。(開始ライフ40点)。1セット先取。これで順位が決まる。

③それとは別に、6人での多人数戦を行う(開始ライフ40点)。やっぱり多人数があってこその統率者戦なのでね。

④これとは別に更にエンペラー戦もやってみたいんだけど、多分体力的に無理そう。

 

個人戦と多人数戦を両方やる関係上、デッキデザインが半端なものになってしまうこともあるので、試合によってスイッチ出来るサイドボードシステムを採用したい。普通の統率者戦ではサイドボードが10枚認められるが、これを20枚に拡大し、多人数戦の前に「それ専用のデッキ」にチューンし直すことが出来るようにする。とか。

以上、まぁ、実際のカードプール見てもらわないとピンと来ないよね。そんときまた相談します。

 

 


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 良いアクションアニメである、第5話。今回石浜真史氏のコンテ回ってのはいいんだけど、なんと原画が1人担当なのよね。小島崇史氏という。なんか、色々すごい回だったのよね。このアニメのへちょ絵は本当にわきわき動いて楽しいです。しっかり描き込んでるところもやたらに艶っぽいしね。演奏直後、汗だくになった宮園さんがちょいブスめくらいの顔になってるあたりがすごく性的でたまらなく良い。

 サブタイトルの通り、このアニメでは珍しい曇り空、雨模様の暗い映像が多いエピソード。これまで、公生たちを取り巻く世界は桜の花で彩られた眩しいばかりの春の世界だったが、この涙雨は桜を散らして文字通りに「水を差す」ものである。とはいえ、花に嵐のたとえもあるが、一つの時間が終わり、次に進むための「夜」というのも大事な時間の1つではある。これまで真っ直ぐに宮園さんの夢、公生の心の奥底を探り続けていたこのアニメも、ようやく一段落して次の展開を迎えることになる。

 演奏直後にぶっ倒れてしまった宮園さん。どうやら彼女は元々そんなに身体が強い質ではないようで、病床ではどんよりとした空を見ながら「また倒れてしまった」と独りごちている。公生達の前では「単なる貧血だ」といい、「初めてのことだから平気」と強がっていたが、どうやら慢性的なものであり、今後も彼女の演奏家としての人生に影を落とすのは間違いなさそうである。心の強さを持ち、真っ直ぐに夢に生きながらもそれを実現させるだけの体力に不安を抱える宮園さんと、身体に問題はないのに、精神的な弱さから一歩を踏み出せない公生という対比はなかなかに皮肉なものだ。とはいえ、今すぐ命に関わるようなものでもないらしく、退院直後にいきなり川へダイブするという医者泣かせな無茶も遠慮なくやってしまうあたりは流石の宮園さん。彼女の公生へのこだわりは演奏会があの結果に終わっても(あの結果に終わったからこそ)持続しているらしく、わざわざ1人会いに来て演奏を続けるように強く勧めている。元々、何故彼女が出会ったばかりの公生にここまでこだわるのかはよく分からない部分があったのだが、彼女自身が身体の問題で自分の理想とする演奏を実現しきれないとするなら、同じように能力を持ちながら、それを活かそうとしない公生にやきもきして、「勿体ない」と思うのは仕方ないことなのかもしれない。公生の側からしたら彼女の身勝手と言えなくもないわけだが、そこは「音楽の力」という便利な存在がある。どれだけ身勝手で独りよがりな夢であっても、公生は彼女の演奏を前にして、すでにねじ伏せられているのである。七面倒くさい関係性。

 そんな公生は、どうやら彼女の執拗なプッシュの影響は出ているようで、まだ前に足を踏み出すには至らなかったが、これまで以上に自分の中の「弱さ」を意識し、宮園さんの「強さ」に憧れを抱くようになっている。これまではずっと「沈んだまま」で回りの景色など気にも留めない生活を続けてきたのに、コンクールの後は、自分の状態を「雨」という天気と対比して打開策を模索しているように見受けられる。それが宮園さんへのちょっとした罪悪感として現れてもいるし、渡と彼女が対話している時に遠慮したり、既にアドレスを持っている渡をちょっと羨ましがったりする感情にも表れる。これまで別世界だと割り切っていた宮園さんの演奏や生き様を、「羨ましい」と思えるようになっただけでも、公生は少しずつ浮上しているということである。そして、彼女のダイブをきっかけに、ようやく吹っ切れるきっかけを掴むことが出来た。向かい合う二人を、雲間からの光がサッと撫でるカットが非常に印象的。歴史のなかで数々の演奏家が積み上げてきたという「嘘」の上に、公生もようやく登りはじめるのだろうか。

 そんなメイン2人を中心としている中、サブの2人もやけに輝いているのが今作のいいところ。渡は本当に掛け値無しの「良い奴」である。いや、あれだけ宮園さんに粉かけた後にすぐに別な女の子といちゃいちゃしているのはどうかと思うけど、「愛が多い」らしいですからしょうがないね。その上で、公生に対しての素直な「良い友人」的接し方。中学生男子とは思えない聖人君子みたいな思想をもったやつである。そりゃサッカー部のキャプテンにもなるわなぁ。

 そして、ある意味今回のもう1人の主人公とも言えるのが澤部。冒頭、宮園さんの病室で見せたハイキックの素晴らしさもさることながら、数々のシーンで良いリアクションを見せてくれるし、何よりも明確に自分と公生の関係性の変質を意識してしまった心の動きはメインヒロインっぽい。うーん、こじれる展開には違いないのだけども、これはこれで仕方ないからなぁ。これで野球部キャプテンが素敵、っていう気になれば丸く収まるのだろうけど、それはなんか違うのだろうし。むしろ、はっきりと意識してしまったことで、これまでの彼女の行動についてすべて綺麗に説明がついてしまうわけだしね。花丸元気っ娘ではあるが、こういう自分の感情との対話はまだまだ苦手なんだろうなぁ。彼女の今後の動向に注目です。

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 雑賀さんと唐之杜さんのコンビに無敵臭しかしないよ、第5話。いや、多分一切共同作業なんてしないんだろうけども。雑賀さんを勢い任せに捜査チームに引き込んだのって、なんかいきなりジョーカーぶっ込んで戦ってるみたいな気もするけど、それでも対鹿矛囲戦では有利がつかないのかしら。本当の意味でのジョーカーは狡噛さんのはずだったけど、すっかり朱ちゃんがそのポジションだからなぁ。

 色々起こりすぎていて大変な世界である。1期に比べると明らかに動いている人数が増えたので、視線が散ってしまうのは少々忙しい。1期は2話で1つの事件を解決しながら少しずつ槙島さんが出てくるっていうテンポもじっくり見られる要因になってたんだろうけども、それ以外は「犯人1人」と一係メンバーとの戦いが基本だったからねぇ。今回は二係が一係と合流して(離反者とか脱落者が多すぎるけど)、更に面倒くせぇ三係まで出てきたので、捜査側だけでもかなりの人数。それにくわえて鹿矛囲側も槙島と違って同時並行で複数の事件を起こしているので、犯人側の人数もジワジワ増えるのである。毎回死亡退場してるはずなんだけど。

 さて、今回も1人ずつキャラを分けて見ていくが、実は中心人物となっている朱ちゃんの動向は割と分かりやすい。前回の薬局襲撃事件のおかげで、これまでぼんやりとした仮想の「透明人間」でしかなかった鹿矛囲の存在が浮き彫りになり、更に青柳さんの最期などを鑑みて、敵の照準が公安そのものに向けられていることをはっきりと認識した(実際に鹿矛囲が敵対しているのはシビュラそのものであるが、まぁ、公安を敵視していることとほぼ同義であろう)。1つ1つ手がかりを残して監視官たちの歩みをコントロールする鹿矛囲の策にのせられるのは本意ではなかろうが、現状は与えられた手がかりを追い続けるしかない。薬局の男からの線はほぼ切れてしまったので、残されたのは鹿矛囲と接触があったと思われる増田代議士(仮)。彼の証言から得られた敵の懐へ、罠と分かりながら飛び込んでいく。それなりの人員で武装していったのが彼女なりの対策であり、局長を説得して強引ながらも鹿矛囲への最短ルートを突っ走っているのだからやはり図抜けて優秀なのは間違いないのだが、あくまで鹿矛囲の想定内で動くしかないのでやや不利ではある。一発逆転があるとしたら、新たな戦力である雑賀先生の働きや、未だ腹の底を見せないシビュラ本体の動きが鹿矛囲の想定を乗り越えられるかどうかにかかっているだろう。

 そんな朱ちゃんの回りの人間の方が何かと騒がしい。まず、毎度お馴染みお騒がせ少女、霜月さん。職務を放棄して怯え震えてゲロっていた失態は彼女のなかではさっさと無かったことになっているのか、今回も上っ面だけでは有能気取りでなんとか常守さんに痛い目を見せてやろうときゃんきゃん吠え回っている。たまたま現場で東金の怪しい動きを見たのも良いことに、「自分、ルールを守る優秀で素直な社畜っすから」というアピールのために局長に直談判。「あの先輩、駄目っすわ、問題っすわ」と陰口、更に「東金もあかんで」とチクリ。こういうところの行動力だけがやたらあるあたり、流石シビュラで公安への適正判定を貰えたエリートさんである。……まぁ、女子校育ちのお嬢さんでしたけども。ただ、残念ながらシビュラさんたちにとってこんな小娘の妄言なんかよりも朱ちゃんの動向の方がよっぽど大事だし、東金のことなんてドミネーターに記録が残ってるんだから知ってるに決まってる。「喰われるな……」という意味深な発言で、既に小娘いらない宣言である。ここから彼女が一発逆転してメインヒロインの座を勝ち取るなんてこたぁないんだろうなぁ……。それこそ、ギノさんが父親の命を賭した行動で今の状態になったみたいに、朱ちゃんが彼女のために命までなげうってくれたら、ひょっとしたら確変入る可能性はあるけど……いや、ないなぁ。作中では全然描写されてなかったけど、こいつの色相って今どうなってるのよ。もう、パラライザー起動するぐらいには濁ってそうだよな。あ、でも困った時には優しい六合塚おねーさんのところで百合分をチャージするから大丈夫なのかな。美佳ちゃん的には「おねーさまぁ、私を可愛がって!」なんだろうけど、六合塚さんは「なんかこの後輩(上司)、やけに馴れ馴れしいな……」くらいしか思ってなさそう。頭撫でてるタイミングで今晩唐之杜さんと何して遊ぶか考えてそう。

 そんな美佳ちゃんにチェックされた東金であるが、やはり腹に一物。いや、二物三物。朱ちゃんにドミネーターを向けたことは、別に反逆の意思があるわけではなくて純粋な興味による検温作業である。そして、そのチェックはあらゆる事象に及んでおり、忍び込んだ自室からは、なんかもう色々出てきた。顔写真に赤丸で一瞬「めっちゃファンなの?!」と思ってしまったが、色々メモってあることから考えると骨相学的な検討でもしていたのだろうか。どうやら彼の興味は常守監視官そのものであるようだが、ひょっとしたら免罪体質に興味があるのかな。自身は色相をコントロールせずに「史上最高値の犯罪係数」をたたき出したという過去を持っているわけで、係数の動かない常守朱という人間は、非常に重要なサンプルなのかもしれない。ってことは、東金の目的意識はシビュラと似たようなものか。っつうかシビュラ側のお目付役? まぁ、それにしちゃぁアプローチが人間くさいけども。とりあえず現状は「優秀な捜査官」ポジションで役に立ってくれているので良いヤツなんじゃなかろうか。1期なら狡噛さんがやってたポジションだからね。2期はそこにギノさんが入るかと思ってたのに……ギノさん出番少ないなぁ。

 その他、二係の人らがやむを得ない人事異動で色々あって、青柳さん殺害実行犯になっちゃった可哀想な人がすげぇ悩んでたりするけど、個人的にはやっぱり酒々井さんが気になる。もう、すっかり鹿矛囲に寝取られてしまっているのだよ。堅物だった女が籠絡されて優しい顔をして悪の側についてるシチュエーション、たまりません。しかもCV井上麻里奈でね。中の人もきゃんきゃん言わせてみたい。中の人つながりで言えば夜空が小鷹に籠絡されてるっていう図式だからな……肉はどこにいるのでしょう。人肉だったら朱ちゃんが潜伏した工場にいっぱいぶら下がってたみたいだけど。結局、鹿矛囲の本職ってなんなんだろう。色々敏腕すぎて彼の中心がまだ見えてこないんだよね。酒々井さんとの会話を聞く限り、メンタルセラピーの腕前に関しては本物っぽいんだけども。これ、マジで「シビュラの行っているメンタルケアは間違っているので、ボクが一から皆さんの精神状態を管理して正常にしてあげます」っていう目的だけが動機だったらすげぇな。ある意味潔いけども。流石にもう少しラージサイズの夢を持っていてほしい。

 そんな鹿矛囲のお膳立てで始まってしまった、リアル狙撃ソシャゲ地獄。もう「軍事用ドローン開発工場」の時点で嫌な予感しかしなかったわけだが、そりゃそうなるわな。1期なんて単なる工場用の管理ドローンで殺されかけてたわけだしな。軍事用の管理施設なんてセキュリティも万全の状態で警備してるような気がするのだが、そんなところもやすやすとハックして地獄絵図にしちゃう鹿矛囲さんマジ優秀。まー、サイコパスのチェックが出来る前提でしか管理してないから問題が頻発してるんだろうけども。ただ、今回のドローンゲーム作戦はちょっとこれまでの鹿矛囲の動向と違っていてちぐはぐな印象を受ける。監視官自身にドミネーターを向けたり、青柳さんの色相を徹底的に濁らせて公安の手で狙撃させたり、そういうこれまでの「残虐行為」は一応何らかの実験であるようなことが示唆されていたのだけど、今回の「一般人が悪意を持たずに操作しているゲーム端末を人殺しの兵器にする」っていう作戦は、特に「意味もなく悪趣味」なんだよね。暇を持てあました槙島さんなら、そういうプランを作ったサイコ野郎の支援を楽しむために実行した可能性はあるけど、「神」と崇められ、民衆の苦しみをシビュラに訴えようとしている(はずの)鹿矛囲の行動としては何か違和感がある。これもまた「シビュラの無意味さ」を示すための示威行動であると言えなくもないが(色相が濁ってない状態でも平気で人殺しが出来るんだぞ、と示すことが目的?)。でもちょっとつながりが薄いか。

 ただでさえエグい内容が多いので、単に演出のための演出で刺激だけを与えているんじゃないと思いたいところである。来週の決戦で色々見えてくるかねぇ。

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