最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
シャチョウも歳いくつなんだよ、第4話。てっしーだけでも年齢不詳感半端無かったのに、シャチョウは現役活動中も32歳からスタート?! もう、このアニメの最終回がSF的な解決を図っても一切驚かないぞ。タイムスリップするんじゃねぇかな。 さて、そんなヘンテコ要素はありつつも、展開されているお話はひたすらに地味。アイドルものといいながら、毎回メンバーの1人にスポットを当てて、一切華やかさの無いお話が展開されていく。これじゃドラマとしても地味なんだよなぁ、と思わせておいて、不思議と見せる話を作ってくるから不思議なものだ。この作品、今回もシャチョウの口から「気持ち悪い」という言葉が出た通り、間違いなく一般的な観念からすると「気持ち悪い」世界のはずなのだが、そんな中で悩んでいる若者たちの姿は、どこか小っ恥ずかしい中にも共感や親近感が感じられる。ひたすら前向きだった3話のトミーはそうでもなかったのだが、今回の主人公、キラについては、なんだかいかにも「若者の悩み」っぽい素直な自問自答っぷりが、実に青臭くてたまらんかった。 シナリオを簡潔にまとめると「今まで親の敷いてきたレールの上だけを走ってきた若者が、初めて自分の人生に疑問を抱き、自分の足で走り始める決意をする」というベタにもほどがある流れなのだが、いわゆる「そういう話」と比べるとちょっと切り込み方が違うのだ。確かにキラは「自分の夢じゃないかもしれない」という壁にぶち当たったが、これは単なる自己実現欲求からきたものではなく、「役者とは、演技とはなんぞや」という問いかけを(実に乱暴な形で)ぶつけてきたシャチョウの手によって引き起こされたものである。これまで超がつくほどの親馬鹿マザーによって「自分は天才。自分の演技は人を幸せにして、感動を与えるためにある」とひたすらに思い込んできたキラが、ただ一言、「なんか気持ち悪い」と言われたことでその根幹をぶっ壊される。その様子は、泣きじゃくったり暴れ回ったりというダイレクトなアクションに立ち現れるわけではなく、ちょっとサクランボの種をかみ砕いてみたり、ちょっと母親に大声を出してみることに現れる。だが、そこからこれまでの自分を全否定するというわけでもない。確かに「夢は借り物」だったのかもしれないが、それを返した後に残った夢も、きちんと「借りたもの」と同じ形をしている。決して母親の行いを否定するのではなく、新しい世界を作っている。あくまで「次の一歩へ進む」ことで、「破る」のではなく「乗り越える」ことが出来た。これにより、キラもトミーと同じように、真っ直ぐな気持ちで少年ハリウッドに向き合うことが出来るようになるのだろう。未だに「死」と同じ次元で考え込んでしまっている颯や生馬よりも一歩先に行った形である。 こうした「非常に個人的な悩み」を描く時に、今作はやたらと綺麗なのである。画が綺麗、画面が綺麗というのではなしに、コンテが綺麗。たとえば件の「サクランボの種」のシーンでは、その前に子役時代の回想が入り、「すりつぶす」という言葉の後に文字通り「噛みつぶされた」種が映ることで、彼の中にある「子役」「俳優」への葛藤がよく分かり、そこに「種を取るための器」を持ってきた母親の無自覚さが対比的に写る。このワンシーンだけであの母子の全ての関係性が伝わってくるようである。他にも、仲良く夕食を食べる颯と生馬のコンビにしても、肝心の食事のタイミングでは何故か足下を写すカットが流れ、彼らがどのような表情で「同じ釜の飯」を食っているのかが見えないようになっている。最終的には生馬が先に食事を終え、その後数秒してからゆっくりと颯が飯を食い終わる。普通のアニメなら、「ごちそうさま」をいうのはほとんどの場合はどのキャラも一緒になるはずである。こういう細かいところで、この2人はまだ「ずれて」いるのだ。互いの関係性を見る上でこういうところが面白い。 やっぱり、なんだか気にさせるアニメである。ちなみに、今回一番感心したのは子役時代でも問題無くキャストが成立する山下大輝である。最近の男性声優、声高いの多いなー。 PR 「こいつ万引きしてますよぉ〜」がなんかお茶目で笑える、第17話。ラバソの川田紳司もいい仕事してたけど、ダン役の岸尾だいさくも実にいい仕事っぷり。ラバソとダンは謝罪方法が全く一緒なので、何の接点も無いのにコンビ芸人みたいな趣があるよな。 ラバーズ戦、第2ラウンド。先週の話が終わった時点で「ラバーズってもう1話分やるほどの内容あったっけ?」って思ってたけど、意外に充実してる。悪党が降参してから2回どんでん返しがあるあたり、荒木先生のこだわりが感じられて良い部分である。承太郎の悪辣さ(?)もこの2回捻りのおかげで皮肉が効いている。絶対に1回目に「許す」っていった時に「どうせこいつもう一回来るだろうしなー」って分かってやってるだろ。でなきゃあんな状態で放り出すとも思えないし。当時は記録となった見開き全開オラオララッシュも正確に再現し、すっきりした幕引き。ただ、冷静に考えると領収書にお前の名前だけ書いてあってもよくわからねぇだろ、とは思うけども。あれってメモしてた奴の裏紙なんでしょうか。だとしても、メモは確か2ページにわたっていたはずなので、全ての仕返しを「領収」したなら、紙2枚分をホチキスで留めておいてもらわないと後で確定申告の時とかに財務整理しようとしても帳簿が合わなくなる可能性があるぞ(うん、どうでもいい)。 気になるおかしな点といったら、そんなことよりもスタンドバトルそのものの方にある。「小さくなっちゃった!」とか「全スタンドが小さくなれるんならラバーズってホントゴミだな」とか、「ミクロレベルまで拡大して念写できるハーミットパープルすげぇ」とか「いくら脳内に入ったからって、ダイレクト感覚共有は出来ないでしょ」とか色々あったけども、とりあえず「こまけぇことはいいんだよ!」ということで納得することにした。しょうがない。幼い頃に原作のそれで納得しちゃったんだから。今更おかしいと思っても突っ込みなんて入れることは出来ないのです。一応前回提示した1つの問題解消策として、「ラバーズ本人は能力のない最弱キャラだと言ってるけど、本体どうしの感覚共有だけはスタンドに与えられたオリジナル能力なんじゃね?」ということで落ち着くことになった。「ラバーズはダンが痛めつけられると脳で暴れちゃうからジョセフにもダメージがいく」っていう理屈が正しいなら、今回みたいに直接スタンドを叩いたとしてもジョセフにダメージが行くのは避けられないはずだからね。それが出来たってことは、「ダンのスタンドへのダメージ≠ジョセフへのダメージ」なのは明確なのである。 しかし、今回のバトルで謎は減るどころか更に増える。まず、ミクロンレベルで脳細胞をこね回すことの有効性。……多分意味ない。肉の芽があれだけ強い生命体なら、多分ラバーズとか無くても勝手に増えるだろう。そして、どれだけ増やそうとも、ジョセフは波紋を使えばナンボでも壊せたんだから、慌てる必要は全くなかった。基本的に、ジョジョ御一行に肉の芽は(早期なら)効かねぇよ。あと、脳細胞をこねくり回した程度では、泥人形は勝手に動かないと思うの。勝手に増え続けるラバーズってのはリアルタイムで原作読んでた時も良く分からない部分だったが、アニメで見ると余計わからねえな。これも多分、ダンが自分からは言っていない能力の1つなのだろう(考えてみりゃわざわざ敵に自分のスタンド能力を全部馬鹿正直にしゃべっちゃう奴はいないわな。男の世界でもない限り)。自分の身体の一部を脳細胞に埋め込むとリモートコントロールできるようになるとか、そういう能力か? その後の分裂増殖も加味すれば、最小最弱とは言っているが、時間さえかければ結構おっかないスタンドになっていたかもしれない。あー、でもしょせんミクロレベルなんだよなぁ。ハーヴェストやバッドカンパニーには敵うはずもないかなぁ。にょきにょきと増え続けるラバーズ軍団の不気味なんだかコミカルなんだか分からないモーションや見せ方はアニメ独特の見せ場であり、「もっとももっとももっとも」のところもアニメで大幅増量。中の人の息がすげぇ苦しそうな大サービスで、アイキャッチでも増殖しているという徹底ぶり。こうしてみると、ラバーズって色々と実験的ながらも後の発想に繋がる部分の多い良いスタンドだったのかも。良く見てみればデザインもかわい……くはないな。 無事に2話構成の話を2つクリアし、次はいよいよザ・サンである。みんなで気が狂ったように笑いましょう。あ、ちなみに今週ちょろっとだけ登場した「ダンにおそわれる女の子」役は、奈良県が生んだアイドル、シカコこと久保ユリカだったようだ。この「一言しかしゃべらない役によく分からないキャスティング」はスタッフのこだわりなんだろうか。こうでもしないと女性キャストがジョジョに参加するチャンスってなかなか無いからね……。ミドラーが誰になるのかがホント楽しみ。 7月25日 ドラフト模様(JOU、BNG、THS) ピック順 【Sangriter】→【Serra】→【Mei】→【Thraxi】→【Sea-chicken】→【Alessi】→
1日更新が遅れたのは当然カラオケのせいですよ。しかし本当に10時間耐久出来るとはねぇ……まぁ、一時は1人で8時間持ちこたえたこともあるんだから出来なくはないんだろうけど。みんなよく頑張った。私としてもね、とにかく大声張り上げるばかりの歌唱スタイルは改善しないといけないと思うんだけどね。どうにもならずに翌日に死ねるね。というか当日すでに脳に血流行きまくって死ねるね。まー、色々と収穫のある良いイベントでした。 ドラフトのこと? もう1日あいだが空いたから覚えてねぇな! ちなみに、来週(8/1)は確定でドラフトがお休みになります。更にその翌週(8/8)は私はおりませんので、その他面子に任せる形になります。更に更にその翌週(8/15)はお盆期間なので正規の帰省組が多いかと思われますので、多分、次のドラフトは8/22以降になるんじゃないかと思うんですが……。まぁ、15日以降はこちらで調整します。
松葉杖の使い方が変じゃなかった? 第4話。普通は怪我した方の足を杖で支えるのでは? 幼い頃に読んだ「探偵入門」みたいな子供向けのミニクイズ本で「嘘つきは誰だ?」っていうクイズがあって、「怪我してる足の方に松葉杖をついてる男」が犯人だったことが。やなぎさん、仮病ですか? まぁ、ひょっとしたらそういう杖の使い方があるのかも分からんけども。いや、よろけて雪哉に抱きつくまでがシナリオなのか? だったらなかなかの策士だわよ。 4話目。今回は汐鹿生の村だったらば絶対にあり得ないくらいにゆったりとお話が進む。1つ1つの関係性について、本当に必要以上の言葉を用いず、ただ画面の構成だけで心情を伝えていくことを目的としており、じっくりと個々のキャラクターの心情を考えることが出来る。「凪あす」みたいなジェットコースターも刺激的だが、こういうテンポでもきちんとP.A.してるのは良いことですよ。こんな素朴な脚本を持ってくるのってなかなか勇気がいることだろうし。コンテを切っているのは久しぶりに見た気がする加戸誉夫氏だが、割と脚本意図に忠実に、飽きさせないような見せ方が成立している。個人的に好きなのは雪哉と透子の2人のシーン。校庭でスケッチしてる透子の距離の取り方なんかは1つ1つが口に出さずともその時の心情を物語るものになっているし、廊下を歩くときの雪哉の目線の移動を一人称視点で追ったカメラワークの所在なさなんかも妙に実感がこもっている。告白したのなんて当然人生初のことだろうし、頑張った割に透子の方はどこ吹く風だし、どういう態度に出ていいか分からない雪哉君の悩ましい煩悩が漏れ出ております。「俺が振られたのはあくまで透子に本命がいるせい」と思い込みたいあたりも実にウジウジしてて良いね。そこで透子に詰め寄るのは筋違いも甚だしいが、本人も混乱してるってのは分かってるからなんだか可哀想。帰り道、ニワトリの間を突っ切る雪哉の足取りに、「とりあえず駆との関係性はぶっ壊してやりたいなぁ」という切なる願いが感じられるのである。 「告白してきた男が、めげずにまた自分に接近して何か感じ取って欲しそうにしている」という針のむしろのようなシチュエーションでも、透子さんは一向に気にしない。いや、少なくとも前よりは気にかけているんだろうが、どっちかっていうとニワトリスケッチの方が重要。ガラスを吹いていない時のこの子はどうにも抜けている。その結果、雪哉からは「お前どうせ駆が好きなんだろ」と言い捨てられて困ってしまうわけだが、普通に考えたらこんな短期間で恋愛感情育む余裕はないよな。実際、雪哉に言われたせいでひどく意識してしまったいる状態だろうが、元々透子にそんな感情は無かったと思う。別に惚れる理由もないし(あと駆ちょっとイタい奴だし)。でも、雪哉との関係でちょっとあたふたしてるところに「お前、ひょっとして惚れてるんじゃね?」と振られると「あれ、そうなのか? だったらどうしよう!」となってしまうあたりが困ったもの。この子、本心からの恋愛が出来るほどに精神性が成熟してないんじゃないんだろうか。振り回される回りの人たちも大変である。 ただ、そうした「未熟さ」のおかげで救われる面もある。普通ならばもう少し後ろ暗くなりそうなやなぎとの関係性が、本当に何のわだかまりもなく成立している部分である。「告られた、断った、でもちょっとドキドキした、ごめん」というあけすけな報告を受けて、そりゃぁやなぎだって怒れないだろう。別に透子に咎がないのは本人も言った通りなのだし、告白されるだのなんだのってのは、この歳の男女にとっては一大イベント。それを受けてノーリアクションでいろって方が無理のだから、「ドキドキしました」と言われても「せやろな」で終わりである。このあたりはやなぎさんがとても冷静で、ドロドロした感情が立ち現れないのは本当に助かります。まぁ、今回はちょっとしたアクシデントから雪哉と密着出来たので、そっちの幸せポイントが高騰してたせいかもしれないけども。「家族だから」と言われてしまったのは悩ましいところではあるが、多分雪哉のそういう態度は織り込み済みだ。そこからどのように攻略していくかが、やなぎさんの課題なのである。……ハードル高いけどなぁ。 そしてもう一組のやきもきカップルである幸&祐コンビ。こっちも進展は……無いよなぁ。むしろあの感じだとどんどん幸さんに見放されていくだけな気もする。思いっきりがっついてるけど、幸さんは自分に向けられた好意に気付いていないんでしょうかね。好きなあの子に悪い虫がついてる気がしてそれどころじゃないのかも。 と、ここまでの5人はそれぞれにいい感じで身の丈に合った感情を抑えたり、ほとばしらせたりしているわけだが、やはり分からないのは駆である。他の連中の「身の丈に合った青春」の近しさに比べて、駆はどこに軸足を置いて動いているのかがさっぱり分からず、はっきり言えば浮いている。今回のサブタイトルは「坂道」であり、駆とやなぎの対話がメインパートということになるわけだが、駆の野郎があまりにもポエミィなので全然感情は読み取れない。これに惚れるのはなかなか難しそうだが……気の利く奴ではあるんだよなぁ。こんな不思議ボーイを、やなぎちゃんはどのように見ているでしょうか。そして、回りから煽られた透子ちゃんは、2人の密談(?)を目撃してどんな感情を持つか。途中で気付いて欲しいけどね、「私別にどうでもいいわ」って。透子ちゃんは考え込み始めると全部真剣だからなぁ……。 ロリ! 百合! 然り! 我が意を得たり! 第3話。先週に引き続き今週もですね。大変よろしいんじゃないでしょうか。 なんでしょうね、この「可愛らしさ」と「エロさ」を同居させたロリ配分は。作中には凜とかルヴィアみたいなそこそこの年齢の女性キャラもいるのに(タイガー含む?)、何故かお色気担当になるのはロリっ子ばかりである。いいぞもっとやれ。あ、別に僕はそういう趣味は無い。多分無いと思う。無いんじゃないかな。まちょっと覚悟はしておけ。 前回捕縛されたクロの素性については結局明かされなかったが、ひとまずイリヤの命の危機は去った様子。遠坂凜さんがご立派な呪いでもって痛覚リンクを施し、一方的に手が出せないようにしてしまったのである。すげー、凜さんがまるで魔法の上手な人みたいだー。……本当は天才魔術師のはずなんですけどね。本作では活かすタイミングが一度も無かったからな。今回は素人だてらに注射器を振りかざし、明らかに違法であろう医療行為から幼女のへそをまさぐるというマニアックなプレイ。最近のへそアニメといえば当然「キャプテンアース」なわけだが、このアニメのへそだって負けてはいない。小学5年生のへそですからね。そりゃ健康ですよ。 めでたく牙をもがれたクロだったが、それでもまだまだイリヤの受難は続き、まずは士郎を巡るあれこれから。ぶっちゃけ、この世界における士郎のポジションってどんなんだったが全く覚えてない。確か1期もあんまり出番なかったけど、「兄」ってことになってるんだっけ? えーと、切嗣の(名義上の)息子が士郎だと、……あぁ、これで問題無いのか。でも、この世界の切嗣はわざわざ士郎と関係を持ちそうにも見えなかったけどな。とりあえずぽっと出の士郎だが、イリヤの好意は明らかであり、更に何故か凜やルヴィアまでぞっこん。なにこれ。いや、別にギャグなんだから何してもいいんだけど、この世界の士郎さんはそんなにプレイボーイなのかしら。なかなかイメージが湧きにくいが、考えてみりゃアーチャーの元になってるのが士郎なんだから、CV諏訪部だと思えばなんか納得出来る気もする。まぁ、とにかく女性4人に囲まれて大変だった士郎に、更にクロの魔の手が迫るわけだ。士郎は魔力がしょぼいから吸おうとしても見返りないはずだけど……。イリヤの深層心理が反映されてたりすんのかな? 士郎を脇からかっさらわれて一人地団駄を踏むイリヤが可愛い。っつうか、今回は全般的にイリヤが可愛い。イリヤが虐められて嬌声を上げ、それに合わせてクロも叫び声を上げる。舞太と千和が暴れてるだけでかなり幸せな音響状態になっております。 そして更に、後半パートでは前回休んでいたクラスメイト軍団も復帰。ますます賑やかで楽しい展開。元祖「Fate/stay night」は大河が暴れ回っている時が一番楽しかったんだけど、今作はタッツンが暴れ回ってるときが一番楽しいです。もう、色んなキャストが好き放題に叫び声を上げてる現場です。テンション上がりまくり。あげく最後のご褒美は美々ちゃんの濡れ場でしょぅ。そりゃもう、ね。こんだけの荒れ場でも盤石な美遊さんの献身的百合精神もご立派でした。もう薄い本でも厚い本でもアツい本でもなんでももってこい。放送終わったらコミック買おう。 出演の夢を叶えてしまうY.AOIネキに敬服、第4話。うん、それが言いたかっただけ。 こういうときにオタク声優ってのはどういうモチベーションになってるのかが結構気になる私。何しろ悠木碧といえば、業界でも有名なFreeファンである。1期最終回の時にリアルタイム視聴が出来なくなって暴れたというのは有名な話。そんな大ファンが、まさかの2期でメインキャラクターとしてキャスティングされるというサプライズである。本人の心境はいかほどのものなのだろうか。夢の現場に参加し、充ち満ちる男達のアフレコ現場に浸るのか、制作者側に回ってしまうことで、今までのように純粋なファン目線で見られなくなってしまうものなのか。……あおちゃんは前者やろなぁ。ちなみに、男の子役はそこまで多くないあおちゃん、しかも宗介は成長後のCVが細谷ということで、幼少期の声もそこそこ抑えめにする必要があり、いわゆるあおちゃんの「イケボ」モードでのお仕事である。「格好いい男の子の幼少期を任されたからどんな声を出せばいいかドキドキしてたけど、成長してもウィングボイスだったので気にせずに済みました」というしゅが美とはちょっと違う。もちろん、ちゃんと抑えても聞かせるあたりは流石である。このアニメの幼少期キャストの俺得感が異常。 アニメの中身にもちょっとだけ触れておくと、2期からの新キャラ、宗介のポジショニングはなかなかうまい。確実に「泥棒猫」ポジションのはずなのだが、凜との友情は既に確定事項なので揺るぎようがなく、基本的に「凜が一番大事」なので必要以上に悪辣にならず、このまま鮫柄側のチームプレーを固める要になってくれそうである。必要以上に遙が2人の関係を気にしてるのがなかなか気持ち悪くて良いね。 ○「ばらかもん」 6 ようやくたどり着きました、今期最後の新番チェック。相変わらずの読売いじめのおかげで日テレ系アニメは不自由が続き、「それせか」の後枠としてようやくこの作品が入ってきた。これでもかつてTBS系が1ヶ月遅れだったのに比べれば随分改善はされてるんだけど。この枠が最後の砦なんだよなぁ。ちなみに今期新番チェックは33本。最終感想が29本だったってことは単純計算で4本増えている。長短全ての枠を引っくるめると、なんと史上初、週間視聴本数が50本を越える泥沼状態である。これでも、実は1話目の録画をミスったことを理由に一本だけ完全に諦めた作品があるくらいなのだ(暇な人はどの作品か探してみようネ!)。さぁ、明日はどっちだ?! いや、そんなやるせない俗世間への愚痴はいいとして、この最後の作品。ジャンルとしては「田舎アニメ」のカテゴリに入るだろうか。「のんのんびより」とか「銀の匙」みたいに、ある程度都会的な生活に慣れた人間が異文化に飛び込んで戸惑うところにまずおかしさがある。本作の場合はどうもそれでずっと引っ張るというわけでもなさそうだが、1話目ではなかなか高純度の田舎成分が醸し出されている。便所はまだしも、あの風呂は確かに見たこと無い。こんだけの田舎暮らしに戸惑ってカルチャーショックを受けまくる主人公を見ているだけでもそれなりに楽しい。しかし、おそらく本作の真骨頂はもうちょっと先にあるんじゃなかろうか。これまでの田舎アニメではあんまり出てこなかった「人」の方の要素である。ずけずけと新居(?)に上がり込むおっさんとロリっ子。都会人からするととんでもねぇ非常識であるが、田舎ではこれくらいは日常茶飯事。そもそも鍵をかける文化だってろくすっぽない地域だってあるのだし、郷に入ったらすごく普通。この「田舎の距離感」ってのは、案外丁寧に描かれると新鮮である。そして、主人公の属性が「書道家」というのも新しい設定で、彼の抱えた悩みはおそらくそのまま「都会なりの窮屈さ」に置換出来る要素となっているのだろう。「基本に忠実」「型にはまった先生のような」性格が「都会」であり、そこに立ちはだかる「壁」を取っ払ったのが田舎文化。この生活に馴染むことが出来れば、きっと本業でも新たな道が拓ける。つまり、「お仕事もの」「田舎暮らしもの」、そして「人間交流を描いたドラマ」という3つの要素が、互いに補完し合いながら綺麗につながりを形成するのである。なんだか色々楽しそう。 1話目のあらすじだけを見てもこの「人間交流」の物語はちゃんと描かれており、村人代表のロリっ子、なるちゃんのパワーによっていきなり主人公は1つ目の壁を乗り越えることが出来た。「夕日が綺麗」なんてまたベタなお話ではあるのだが、なるちゃんの天真爛漫なガイドによってもたらされた「壁の向こうの景色」は、なんだか実際以上に綺麗に見えたものだった。今後もこうやって、「田舎なりの良さ」を探し歩きながら、ゆっくりと人間的に成長していくことになるのだろう。なかなか良いテーマではないですか。 そして、本作の重要な鍵を握るのは、作中最大の異分子、なるちゃんである。まとめてしまえば単なる「遠慮のない子供」なのだが、その遠慮の無さが実に子供らしく、エネルギーに満ちあふれていて不快感がない。確かに都会人から見たら礼儀知らずではあるだろうが、元来子供ってのはこうしてずけずけと人の領域に入り込んで暴れていくものだ。それが許されるだけの風土がそこにあり、許されることで子供が伸び伸び育てるならば、おそらくそちらの方が自然な姿なのである。子供を管理しすぎる都会生活の方が歪んだ社会像なのだ。そんなある種の憧憬を持ちながらなるちゃんの天衣無縫っぷりを見ていると、なんだかどんどん楽しくなってくる。こういう「がきんちょ」的子供像って、最近みないから随分新鮮だ。キネマシトラスによるアニメーションも、このなるちゃんの可愛らしさを前面に押し出すのに貢献しており、ちょこまかと動き回りながらなんだか悪そうな顔をしてはしゃぐなるちゃんがとても可愛く描けている。冒頭のダイナミック書道のシーンなんかも非常に面白い画が作られており、今後は動画面での楽しみも充分期待出来る。ロリっ子モーションに気合いを入れろ。 こうしてなるちゃんのキャラを思い切り打ち出すのがこのアニメの最大の眼目なのだろう。キャスティングには思い切ってリアル子役を起用。どうやら他の子供キャラも多くは子役を起用して「リアリティ」を形成している。普段ならば「別にアニメのリアルってそういうことじゃないんやで」と噛み付くところだが、今作に関しては、この試みは成功していると思うのでありがたく受け止めよう。なるちゃんの遠慮の無さは、おそらく「ナチュラル子供トーン」だから得られる恩恵が大きいと思う。もちろん、「演技」という部分では当然ある程度のビハインドが生まれるはずなのだが、なる役の原涼子ちゃんという子が割と達者であることに加え、純度の高い九州方言をしゃべらせていることで、どこか吹っ切れた演技になっているのが結果的にプラスになっているのだ。「子供の演技」は違和感に繋がるが、「不慣れな長崎方言」の違和感までもがそこに加味されており、もう、どっちがどっちの不自然さなのかがよく分からなくなっているのである。おそらく演技指導の方法としては、方言指導の人間が一度全ての方言を収録し、その音源を聞いてその他のキャストが再現するという「いなこん」方式を採っていると思われる。その難度を考えれば、この子役はかなり立派に仕事をこなしているのではなかろうか。ちなみに、方言指導をしているのは若手声優の古木のぞみである。「どっかで見た名前だな……」と思ったら、「犬猫アワー」の問題児、かにえ役のあの子だった。なんと、ちょうど長崎県は五島列島の出身らしい。やっぱりどんな地方でも出身声優っているもんなんだなぁ。あ、当然長崎犬も出演してますね。色々と「方言バラエティ」としても楽しめそう。方言好きは要注目。 ○「みならいディーバ」 5 そういや以前ニュースになったときに「なんやこれ?!」って思ってたのに、始まってたの全然気付いてなかった。「まよデリ」のアーカイブでのじょさんが言ってたの聞いて思いだしてようやくニコ動で過去分視聴。うわぁ。 「生放送アニメ」の時点でカオスだが、流石の石館組というかなんというか。ここまでてさぐりで、gdgdなものを公開生放送するというその神経がすさまじい。主にニコ生のおかげで「生放送する」ことについてのハードルは世間的に下がっているとはいえ、それでもやはり生放送の敷居は高く、ここまで手探りで事を成すのは生半可な覚悟ではなかろう。これを実現するために、石館組は少しずつその下地を整えていたわけだ。gdgd、ロボットアニメと続く「声優によるアドリブ放送」をベースとして、より中の人の存在に近づける実験は「てさぐれ」に引き継がれ、もうこの時点で「これラジオやんけ」と言われていた。そして今回、それが更に一歩も二歩も進んだ「生放送ラジオアニメ」が実現したわけだ。素人目にはどこがどう凄いのかはなかなか分かりにくいが、これだけ技術の進んだご時世においてもあれだけのバグが発生するということは、やはり大変な作業なのだろう。確かに、モーションキャプチャーをのせて流すだけではなく、音声などの放送機材全てにこれまでの経験が通用しないわけで、よくもまぁ、放送までこぎ着けたものだと思う。正否はまだ分からないが、とにかく「現在あるものを使えるだけ使う」という、常に進化を止めない姿勢は本当に素晴らしいと思う。 でまぁ、アニメになったわけだが……いや、まだアニメにはなってないな。事故も含めてネタにしてしまえるだけの土壌を整えてしまっているので全部笑いになるのはOKだが、是非とも最終回までには事故の無い完璧な生放送を達成して欲しいものである。いや、事故も含めて全部仕込みっていう可能性もあるけどねー。あの脱げイラストによる誘致は割と卑怯。 そして、この恐るべきアニメに抜擢された「新たな被害者」となったのが、現代声優界の最終兵器である村川梨衣、そして「その度胸はどこから来るんだ」でお馴染み、ネジの外れ方が危険極まりない山本希望の2名というわけだ。……思った以上に天職だったな……。りえしょんがこうなることは分かっていた。正直、「いつも通り」以外のなにものでもないから。「声優とラジオパーソナリティの間くらいのスタンスだからな、どこに落としてくるか……」と思ったら、100%中の人じゃねぇか。これでOKですね。そして、のじょさんの怖いもの知らずなクソ度胸は、思いの外この媒体にはまっていた。元々動いていないと死ぬタイプの人間であるし、生まれ持ってのアニメオタク根性のおかげでメタネタとの相性もかなり良い。まさか自分が西明日香に続く「この世界の中心」になるとは思っていなかっただろうが、ちゃんと「りえしょんの隣」という難度の高いポジションで負けないだけのパワーを発揮してくれている。なかなかの新時代感。しかし、毎週50分あるとしたら……末法ぜよ。 このアニメを楽しんでるから俺は駄目なんだと思う、第2話。でもねぇ、なんか好きなんだよねぇ、こういうの。前クールでいうと「がをられ」と同じ枠。でもがをられほど一点特化してない分、まだ受け入れられる作品だとも思うのだが……。 2話目にして、無事に侵略者4人の性格ははっきり分かれることになった。一番はっきり個性が出たのはやっぱり魔法少女・ゆりかであり、どこまで行っても徹底的に駄目。食卓に最後まで招き入れられなかったシーンなんかはちょっと可哀想に見えるような気になったが、冷静に考えたら単なる居候で何もしてねぇんだから、飯にありつこうとする方が図々しい。結局何しに来てるかいまいちわからんのがこいつだけなので、応援する要素も何もなく、すっきりさっぱりと「駄目」である。それでもどこか憎めない感じになっているのは、ほ〜らあなたもくせになってくる、この声と演技のせい……かどうかはまだ分からない。面白いとこから声が出てるよなぁ。 そして、エロアドバンテージを独り占めするのが地底人・キリハさん。1話目の時点で唯一の巨乳キャラとしての利点を振り回していたが、いざゲーム開始後も一番「頭を使い」「身体を使う」キャラになっている。今のところほぼ欠点無しの状態で進行しており、真面目に「謀略合戦」をやる展開なら一番有利になるはずのキャラクター。まぁ、この「真面目にやれば」が半端じゃなくハードルの高い前提なのだが。そしてサポートメンバーつきで何とかやっているのが宇宙人・ティア。残念ながら彼女のみに与えられた個性というのがなかなか見いだしにくいのだが、とりあえず高飛車キャラでポイントを稼ぎ、それをはやみん従者で増幅させる形になるだろうか。今回の応援団との絡みを見ていると、多分武力はカンストレベルで強いんだろうとは思われるのだが、大がかりな大量破壊兵器とかはまだ出てきていない。控え室の科学力を見れば、もうマインドコントロールとかで主人公を操っちゃえば良い気もするんだけど、それが出来ないような試練になってるんですかね。 そして、一番意外だったのは地縛霊・早苗ちゃんの扱いである。こんだけ出そろったら幽霊が一番存在感ないよな、と思ったが、どうやら正妻ポジションに落ち着くことでイニシアティブをとる方向性のようだ。確かに孝太郎のいうように「一番信用出来る」のは事実であり、実害がないので一番頑張ってほしいヒロインではある。先住権もあるので侵略の大義名分も一番主張しやすいしね。中盤に紳士協定を結んだ後にはすっかり解説ポジションに回り、自らあくどいことをして回ろうとする孝太郎に突っ込みを入れる仕事まで始めてしまった。割とあっさりメインヒロインっぽいポジションは固まるのね。まー、このお話がどれだけ進んでも、「幽霊エンド」と言われて納得するかどうかっつったら、多分しないけども。 で、こんな連中が寄り集まって何してるかっていうと、陣取りゲームなわけだ。最初に設定を聞かされた時には「なるほど、それなりに新鮮な設定だし面白そうやんけ」と思ったが、トランプの結果の描写などもほとんどなく、「これで保つわけないやん!」と思ったところで作中キャラも「飽きた」のコール。うん、そうだよね。あとはもう、普通に「色んなところでヒロイン勢が足を引っ張り合うゲームをする」っていう、普通のハーレムものだね。ここから先にオリジナル要素は……あるかな……。まぁ、無くてもいい気がしてるんですけどね。大丈夫、「がをられ」だったらヒロインどうしの争いすらなかったんだから。あ、エンディングがpetit miladyなのは嬉しいと思います。 |
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HN:
Thraxi
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声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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