最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
「龍ヶ嬢七々々の埋蔵金」 5→4 これは「設定を活かす気が無い作品」ではないが、「設定を有機的に結びつけることが叶わなかった作品」ということになるだろうか。これだけ色々と気になる設定を設けておきながら、なんでお話を面白く出来なかったのか、なんだか勿体ない気がする。 序盤に驚いて興味を惹かれたのは、タイトルにもなっているメインヒロインが「部屋から一切出られない」という部分である。「神様のメモ帳」や「GOSICK」のように、探偵役のキャラがアームチェアに拘って外出しない例はあったが、本作では謎の中心人物であり、便利道具を無尽蔵に出してくれるドラえもん的スタンスにある七々々ちゃんが外に出られない。つまり、冒険、バトル、頭脳戦というあらゆる局面に出番が無い。この斬新な設定は一体どのように物語に影響を及ぼすかと思って期待したのだが、マジで「単に影の薄いヒロイン」になった。すげぇ。まぁ、「居丈高にネトゲをプレイし続ける地縛霊」っていうだけで割とキャラが立っていたので何となく面白く思えてしまったのは悔しい部分であるが。物語の骨子となるのは、「便利道具を探し求めるために様々な趣向を凝らしたダンジョンに潜る」こと。うわべは珍妙だが、宝物を求めてダンジョンに潜るのは古典ファンタジーからの鉄板シチュ。ベタなものでもがっつりと「冒険」をテーマにして描かれるならば面白かろう、という期待もあったのだが、なんと、ダンジョンギミックは全部適当。CGで描かれた異世界のごときダンジョンは現実感に乏しすぎて緊迫感にかけ、攻略のプロセスも特に含みは持たず、「勢いでクリアする」「天災に任せる」の2パターン。これはものすごくがっかりだ。そして、出現する七々々コレクションは、人智を越えすぎてて恐ろしく便利だ。「それがあれば次のダンジョン楽だよなぁ」的なものや、「それ1つで世界が割とどうとでもなる」レベルまで。もう少し情緒ってものをさぁ。 「ダンジョン」「アイテム」という当初期待していた2つのファクターがしょんぼりだったので、こりゃぁ駄目かと思ったが、一応のギミックとして重護が「悪者系主人公」であるっていうのが働いていて、視聴者目線からでも軽めのどんでん返しが2つ3つあったのは視聴モチベーションを維持する効果があった。天災の自動推理や、重護の理不尽なタフネスなど、ギミックをわやにしてしまう要素もふんだんにあるのだが、それなりに「シナリオとして捻ろう」という意識があり、予想とは違ったが、「次に何が来るかが分からない」という期待感は維持出来ていた。全てが上手い具合に効果を発揮していたとは思わないが、「はて、この世界の本当の姿はどうなってるんだろう?」という興味は湧く。結局尻切れトンボで終わってしまっているのでこの興味は一切報われないのだが、まー、現行で続いてる作品のアニメ化なのでその辺は仕方ないか。もし2期目があれば、もう少し「世界の真実」を絡めたネタが掘りさげられるのかも。 粗の多い作品なので褒める気はあんまりないのだが、アニメとしては充分安定していたので、そこは恵まれていた作品。七々々ちゃんをはじめとしたヒロイン勢は全部可愛かったし、CGダンジョン以外の部分で動きに手抜きは無い。なんだか最初から最後までノイタミナっぽい売り方の無い作品だったが、これはこれで独特だったといえるかもしれない。おかげで中の人フェスタ的な見方は存分に楽しめて、田辺留衣の2発目の仕事としては割と好印象。あと、天災は理不尽なのに何故か憎めない良いバランスのキャラになってた。頭の良いアスミスって珍しいよね(失礼)。 PR 「悪魔のリドル」 4→3 茶番茶番アンド茶番。最終回の良い話っぽい空気がこの作品の狙ったところを如実に表していて清々しい気分になりました。……いいんだけどね、こういう作品があってもね。ただ、それにしてもなおざりじゃない? 元々、1話目の兎角の行動原理からして理解不能だったことでモチベーションが上がらなかった本作なのだが、視聴を続けていっても兎角を含めて他のキャラについても全く何考えてるか分からないし、「そうなっても、そうならんやろ」のオンパレードだったため、どんどん適当に観るようになってしまい、おかげでますます訳が分からなくなるという負のスパイラル。適当に観るくらいなら切ればいいじゃねぇか、って話なんだけど、「切るほどではないな」というボクの病巣が諦めに待ったをかけ続けた。その結果として、この12本の素晴らしい茶番が観られたのだから、これはこれで収穫ではある。 「独自設定として用意されたパーツを全て有効利用しない」という、斜め上過ぎる路線で打ち出された本作。暗殺者たちが集められた教室のメンバーは、誰もが暗殺のど素人よりも殺人が苦手であり、戦闘のプロ達が、ひょっとしたらこいつら目が見えてないんじゃないかってレベルの戦闘を行う。このもっさり感をどのように払拭できるというのか。全て終盤で明かされたプライマーの効果だったんだよ! という衝撃的な説明をしても良いのだが、それだって観ている方としては「茶番」に映ることに変わりはない。デスゲーム設定というのは、主に「本気で戦うモチベーション」で緊迫した心理を描くこと、そして、互いにゴールを目指してしのぎを削る知略謀略やバトルの醍醐味を見せることが面白さのベースにある。その片輪である「バトルの醍醐味」が、全部安全装置つきってんじゃ話にならないだろう。「お互い一歩も譲らず平行線」ならいいが、「兎角さん弱すぎィ!」「殺す気なさすぎィ!」の平行線では、見ていて退屈するばかりだ。 もう片方の軸となりうる「ゲームへのモチベーション」であるが、1話につき1〜2名が退場していくという高速展開では流石に描ききれるものではない。アニメ版「ダンガンロンパ」も同じような悩みを抱えていたが、「人を殺すまでの信念」を描くというのは並大抵のものではなく、紋切り型の「理由」をつらつらと描かれるだけでは真に迫らないし面白味もない。ほぼ紹介無しの後付け設定みたいにしてヒロイン勢が脱落していくので、後半になるほど盛り上がるように積み重ねる、なんてことも出来ない。暗殺者の皆様は、「何となく殺したい意志を表明し」「何となく理由を語り」「その割に本気で仕事をせず」「ひっそりと退場する」を繰り返すのである。どこを面白がればいいのだろうか。まぁ、流石に天丼を重ね続けて毎回元気に動き回る晴ちゃんを見てたら逆に笑えてはきたけども。 結局、このゲームの目的はなんやったんや、とか、晴ちゃんの家の話はどうなるんや、とかいったバックグラウンドの話は何も解決しないし、延々ダイスをゴリゴリやってた杉田にも特に意味は無い。一番バックグラウンドが描かれたキャラは兎角のはずなのだが、やっぱり奴のモチベーションは理解が及ばないのである。開き直ってキャラ萌えアニメとして見てしまうのが一番正しい視聴姿勢だったと思うのだが、そういう方向性にしちゃぁキャラデザとか動画も身が入ってないしなぁ。まぁ、鳰ちゃんは割と好きだったんだけどね。全員があのくらいの登場頻度で、きちんと個性を売り出して、美味しい部分が浸透した後に殺し合いをはじめてくれればもう少し楽しい展開にはなったと思うのだが……。全部アニメが短いのが悪いんや。 結局のところ、話の奥行きが一切無いので「茶番オムニバス」という希有なスタイルとしてまったりと引き笑いしながら見る結果に相成りました。こんだけ酷評してても、別に毎週見るのに苦痛はなかったからいいんだけどね。中の人については、兎角さんがあんまりしゃべらんもんだから諏訪彩花については相変わらずイメージが固まらなかった。晴ちゃん役のひーちゃんとか、鳰ちゃん役のナンジョルノあたりにポイント加点が入ったくらい。あとすみれこさん役の荒川美穂はだいぶ落ち着いて仕事出来るようになってきたかな、という印象。今回のヒロイン勢で出てきた新しい名前に、今後のスターは隠れているのでしょうか。 オープニングワロタ、最終話。やっぱり最終回でSEが入るのはお約束ですが、正直このオープニングは別に入れんでもよかったやろ。大体不穏な音ばっかりやないか。 一言で言えば投げっぱなしエンドである。元々2クールあるってのは分かっていたのでこれは別にかまいやしないし、むしろ半端に区切りをつけられるよりも、室伏なみの大投擲でここまでぶん投げてもらえばいっそ踏ん切りがつくので文句の言いようもないのだが、欲を言えばやっぱり分割じゃなくてすぐにこの続きは見たいよね。こんだけ鬱憤を溜められて、2期目が大したことない展開だったら暴動起こすぞ。 さて、この最終話での焦点は、やはりなんといっても「るうの願いは成就するのか否か」というところだったと思う。ここで一旦区切りをつけるという時に、「るうの願いがとりあえず叶い、ひとまず平穏が訪れる」というオチはどこか期待していた部分があったのだが、残念ながらそれは叶わないまま終わってしまった。しかも、その叶わなかった理由が「タマの反乱」であり、先週まで引きずっていた「るうとお別れするのが嫌」というタマらしい動機に加え、夢世界で繭と対話してなんかよく分からない思い出話を突然持ち出されるというおまけ付き。もう、ルリグ世界での人間関係は予想もつかない状態になっているのである。 そしてもう1つのトリガーとなったのが、伊緒奈・ウリスコンビの大願成就。どうも、彼女の願いはタマが絡むルリグ業界の本質に関わる部分に関係しているようだ。彼女たちのいう「最後の条件」とは、おそらくタマとるう子の関係性の変化を意味していたのだろう。もしかしたら、タマを媒介した夢限少女宣誓がトリガーになっていた可能性もある。タマはあの世界の元締めとおぼしき繭と特別な関係にあり、あの世界を司るシステムの一端を担っている。そのタマが、宣誓途中でキャンセルを行うという非常に不安定なタイミングを狙い、ウリス達はカウンター気味の夢限少女宣誓を浴びせたわけだ。どうも、これが2人の狙いだったように見える(セレクターとルリグは願いを共有しなければいけないのだから、どちらか片方だけの意志ということはないだろう)。一体何が目的だったのかはやはり分からないままだが、結果として、まずウリスは当然伊緒奈に成り代わって表の世界に顕現した。そして問題となる伊緒奈だが、そのままウリス衣装を装備した状態で、まさかのるう子の下へ。これが伊緒奈の望んだ狙いだというのなら、素直に驚きだ。 ここで問題なのは、「何故伊緒奈が入ったか」ではなく、「何故タマが消えたか」である。夢限少女宣誓の途中キャンセルなんてのは(少なくとも作中では)前例が無いのでどういう処理になるのかが分からないのだが、過去の例を考えると、カードからルリグが消え去るパターンは2つ確認出来る。1つは当然夢限少女宣誓が遂行された場合で、花代さんは遊月に成り代わり、遊月はユヅキとして全く別な場所、一衣のカードとして現れた。このとき、元々遊月が所持していたルリグカードは空位になったはずだ。そしてもう1つが、セレクターバトル敗退の場合である。3敗した後の一衣がカードをどのように処理したかは分からないが、少なくとも彼女の手元に緑子さんは残っておらず、今週、ようやく別なセレクターの手元に移籍していたことが確認された。つまり、セレクター敗北時にもルリグは消え去ることになる。しかし、このどちらの場合にも、「元のセレクターはそのルリグと一緒に対戦復帰しない」という条件が満たされている。つまり、今回のるう子のように、「ルリグが消えてしまったにも関わらず、セレクターだけが健常」というのは異例なのだ。タマが消えた原因は「勝利」なのか「敗北」なのか。そして、そこに伊緒奈が現れたのはたまたまなのか。「空いたルリグカードのスロットに、一番最近夢限少女になった少女が入り込む」というルールがあるのなら、伊緒奈は狙ってるう子の手元に送り込まれることも可能であるかもしれない。ちなみに、少なくとも彼女の願いが「るう子のルリグになること」だった可能性はないだろう。願いを叶えるのはあくまで人間側(この場合はウリス)であって、伊緒奈がどのように行動するかは願いに直接関係していないはずだからだ。うーむ、彼女の言動は謎ばかりです。 まとめておくと、2期に向けて解決すべき(というか抱えておくべき)疑問は大きく2つ。1つが「伊緒奈関係」であり、「彼女の願いとは何だったのか」「一度ルリグ界を経由しているような口ぶりの彼女の正体は何なのか」が大きな柱になってくるだろう。そしてもう1つが「タマ関係」で、「彼女は何故消えたのか」「彼女と繭の関係はどういったものか」「そもそも彼女の正体は?」などが大命題となる。こんだけのものを抱えて3ヶ月待たないといけないのか……。 一応、最終回らしい強引な展開で負担が軽くなった部分もいくつかあるので、それはついでに確認しておこう。大きな前進があったのは一衣関係。いささかご都合主義過ぎて、今まであんだけ一衣ちゃんを不憫に思っていた俺のシンパシーを返してほしいくらいだが、とにかく、友情パワーによって一衣は復帰した。もうるう子に触られても痛みは感じないようだし、記憶も戻ってきた(あの試合が事実上の決勝だったのは笑った)。一衣自身は願い云々を別にして今後もバトルは続ける覚悟のようであるが、どうせ彼女が必死に戦っていたのは遊月を元に戻すためだったのだから、後は頼れるるう子さんに付き従っていれば何とかなるだろう。それが駄目でも、もうこの世界の理は全て知ってしまったのだから、開き直ってカードの中の遊月と「親友関係」を結んで末永く暮らしていくのもありっちゃありだよな。そもそも、「ルリグがルールを明かすのはアウト」だったはずなのだから、どんだけフォローしようとしても、べらべらと体験談をしゃべっちゃったユヅキは手遅れな気もするし……。その辺をうやむやに出来る予定だったのがタマパワーだったのだが、ちょっと暗雲。るう子が伊緒奈をルリグにして戦いたいかって言われたら、多分ノーだよなぁ。 あ、あと地味に「ばあちゃん黒幕説」は完全に否定されたと見ていいでしょうね。いや、元々そんな気は無かったんだけど、今回の反応は確実に一般人のものでしたからね。単なるいいばあちゃんだった。その他、2期の予告映像では顔が元に戻った(?)あきらっきーの姿が確認出来たり、ノーマル衣装の伊緒奈さんがいたり、色々気になる点は多い。新キャラっぽいのも1人見える。infectした後のspreadかぁ……なんだろう、2期目で終わる気がしない。第3エキスパンションが「ルリグへの旅」とか「タマの帰還」とか「新たなるイオナ」とかになるのかなぁ。オススメは「清純なるあきらっきー」。 天下の沢城大先生になんてことさせやがるんだ! です! 第11話。いいぞ! もっとやれ! 歌入れのレコーディング終わった後にみゆきちがどんな顔してブースから出てくるのかが凄く見たいです。 今回は掛け値無しに面白かった。基本的に、転機となった4話時点で「このアニメ、頭脳戦とかゲームのルールとか真剣に考えたらアカンやつや!」というので見限った部分があり、その後も幾度となく「だからどうしてそうなる」と唖然としたこともあるのだが、今回のように、頭で考える要素を極力廃し、画面の魅力とキャラ萌えのみに徹底的に落とし込んでもらえるとこのアニメは面白い(一応頭脳戦っぽいこともしてることはしてるが、そっちは突っ込まない)。ことに白の活躍が前面に押し出されていると素敵だが、ステフのオフ気味の一人コントとか、ジブリールの外し気味のメタネタとか、そういう部分では割としっかり笑いがとれる。まぁ、やっぱり「キャラ可愛い」ってことになってしまうわけなのだが……今回はそれでいいよね。ほぼ全ヒロインがフル回転だったものね。冒頭、秋葉の街で途方に暮れてる白のへちょ顔が最高。 そして、今回は縦横無尽に飛び回るアクション面での描き方が凄まじい。町並みなどが3Dで描写された中での、何でもありの銃撃戦がメインなわけだが、構図の取り方とか、モーションの見せ方が本当にお見事。今作は浅香さんやら池端さんやら、画面作りの上手いクリエイターが色々と魅せてくれていることも重要なポイントで、今回の見事なコンテワークは一体どこの誰なんだろうと思ったら、なんと3D畑がメインのクリエイター。藪田修平氏という方だが、どうやら「進撃」の立体機動なんかでも腕を見せてくれた「3D職人」と言える人のようである。久しぶりに一目で惚れ込める良い仕事だった。こういうところはホントに恵まれた作品だなぁ。 あと、個人的なオススメポイントは冒頭の麦人さんのアツ過ぎるゲーム紹介ね。麦さんは本当に何をやらせても素敵ね。久しぶりに全力で笑わせてもらいましたわ。ホントに恵まれた作品だなぁ(2回目)。 だから何故そこで挫ける長谷よ。第11話。一番大事なタイミングでよく分からない挫け方をする豆腐メンタルをなんとかしろ。お前がへたれると藤宮さんが辛くなるんだってば。 今回最大のニュースは、「九条が割と普通に良い奴だった」というところだろう。はっきり言って、長谷は悪い奴では無いのかもしれないが、面倒な奴である。あの聖人君子たる将吾だけが唯一つきあえていることからも分かるが、悪気の無い状態でも、割とげしげし人の心に踏み込んでくる上に、独りよがりなところがあるのでとても面倒である。だからこそ藤宮さんという聖域に踏み込めたわけだが、他の人間からしたら、やはり「こいつウザいな……」と思うこともあるだろう。しかし、九条は最初こそそういう態度で接していたものの、割とすぐになれてしまったのか、長谷の失礼な物言いにもあまり邪険にせず、むしろ親身になって相談に乗ってくれる良い奴だった。普通、あの導入で話題を振られたからって、すぐに昔の女友達を呼び出して一緒に話をするセッティングしてやろうとは思わないだろう。まぁ、「自分も藤宮さんの真実は知りたかった」っていうのが一番の動機なのかもしれないが、それでも長谷のためになっているのは事実である。もっと早くに親しくなっておけば面倒をかけずにすんだのにな。その後のファミレストークでも、九条は割と素直だし、これまでの態度だって転校したてで緊張してただけだと思えば大人しかったもんである。是非とも「藤宮さんの笑顔が見たい会」を結成して仲良くなって頂きたい。……まぁ、その場合にはあからさまにライバル関係になるわけだが。 で、そんな九条君の計らいのおかげで、ついに明かされた藤宮香織の真実。いや、大体これまで出てきた断片的な情報から類推される程度のものではあったのだけど、改めて聞かされた九条君は割とショックだっただろう。あの七面倒くさい藤宮さんの症状が、意図的でなかったとはいえ、少なからず自分に原因があったのだ。そんなことを聞かされて平気ではいられない。すっかり長谷の前で虚勢を張るのも忘れ、藤宮さんのことも「香織」って呼んじゃう始末。しょうがないよなぁ、ロリ宮さんも可愛かったしなぁ。そら特別仲良くなろうとしますわ。そして、そんな真実は何の因果か直接藤宮さんの耳にも届いてしまうことになった。また前回のようにリセットの引き金を引いてしまうかと思ったら、なんと、藤宮さんはこれに耐えてみせた。涙は流してみせたが以前のように倒れることもなく、無事に受け入れた後、「昔のことだと思えば平気」と克服したことまで報告してくれた。つまり、もう藤宮さんの回りに心配ごとは何一つないのである。まだ記憶を失う症状が完治したわけではないかもしれないが、わずか数ヶ月で改善出来る程度のものだ。いつの日にか、全く症状が出ずに平穏な月曜日を迎える日も来るだろう。原因を知って根源から治療できたということは、そういう意味である。 それなのに、嗚呼それなのに。何故長谷はそこで弱腰になるのか。「九条と同じように、自分も意図せずに藤宮さんを傷つけてしまうかもしれない」って、そんなん知らんわ。人と人との付き合いなんだから、それくらいのことは起こるだろうよ。しかし、そんなん気にしてたら誰ともつきあえないだろう。九条の時の事件は、本当に偶然が引き起こした悲劇である。そもそも「週の頭で記憶がリセットされる」なんて稀代の奇病が予測出来るはずない。普通に考えたら、そんなことを気にかけるのは杞憂でしかないのだ。何故、長谷はこの最大のチャンスで逃げるのだ。しかも、藤宮さんにとって辛い形で。もー、いっそ九条に任せてしまう方が早いんじゃないのか? 彼はまだ脈ありみたいだし、さっさと一連の流れについて謝罪して、改めて2人でお勉強する「特別な友達」になればいいじゃないか。もう、今の藤宮さんの回りには心配ごとはないのだから、それでいいだろうに。もー。 というわけで、長谷のチキンぶりに毎度イライラさせられるお話でした。最終的に幸せに終わってくれればそれでいいけどさー。そんなことより、今週は山岸・将吾間も気になる展開ですよ。山岸さんも逃げ腰だぁ。将吾は別に怒ってないのに。あれがデフォな上に、重度のツンデレなだけなのに! 山岸さんが本気でオロオロしてるのをみるのは初めてなので、すげぇ刺激的。メインのカップルを差し置いて、とりあえずこちらを幸せにしてあげてください。 これはずるいわ、第11話。確実に泣かせに来てるもんなぁ……まぁ、泣くんですけど。μ‘sとしての活動は、アニメとしては2クールだけ、作中の季節でも1年弱で終了。後世に語り継がれる伝説的アイドルユニットみたいだな。 以前から引きずり続けていた「卒業問題」に決着をつける。あくまで高校生ユニットなのだから、必ずどこかで終わりが来ることは分かりきっていたこと。しかし、あまりにもその結成が劇的だったために、その先を見ることが出来ていなかった。今後のプランは大きく2つ。1つは、3人が抜けた後にもμ‘sとしての活動を続けていくこと。「それが普通のアイドルだ」ということで、にこはこの案を(本心からとは言えないまでも)支持していた。しかしまぁ、「メンバーが卒業したり、新規加入したりするのが普通」っていうアイドル観って、そこまで普通のものでも無い気がするけどね。昨今のなんちゃらいうグループ連中がそういうシステムを構築しただけであって、やっぱり往年のアイドルファンといえば、「メンバー全員が揃って初めてグループ」っていう結束があったように思える。ただ、今回訪れたアイドルショップには大量のμ‘sグッズが並んだりしていたところを見ると、既にμ‘sは「穂乃果達のもの」を飛び越えて立派な商品価値を持つ存在に変貌しているのも事実。あのグッズどもがどういう利権でもって販売されているのかは謎だが、スポンサーの1つや2つついていておかしくないレベルだ。普通に考えたら、メンバーの一存でその進退を決められるかどうかすら怪しい。一応、学園の建て直しから始まった企画だと考えると、グッズ販売とかの権利関係はことりママを通じて学園で管理してるのかなぁ。解散するとか言ったら学園側からストップかかりそう。 まぁ、そんな生臭い話はおいとくとしても、「μ‘sを続ける」というのは非常に説得力のあるプランなわけである。アリサちゃんなんかは新生μ‘sに加入する気満々であり、妹特権で既にメンバー気分。そしてそのことが穂乃果を悩ませもしたわけだが、あまりにも出来すぎる優秀な妹さんの計らいにより、その方向性にはブレーキがかかった。やはり、μ‘sの行く末はたった1つの選択肢しか残されない。メンバー9人、満場一致での結論は、「1年でおしまい」というものだった。真姫ちゃんの言うようにμ‘sとしての活動が終わってもアイドル活動は続けていくのだから、一度看板を下ろすことがそこまで大きな問題ではないだろう。しかし、メンバーの心情面では、この幕引きが最も大切な通過儀礼となる。かけがえの無い「始まりの名前」であるμ‘sは永久欠番として封印され、9人だけのものになることが大事なのだ。ひょっとしたら、将来的にこのメンバー9人が集まれば「μ‘s」としての旗揚げも可能になるわけで、ここで「2年目以降のユニット」との差別化を図り、プライオリティをつけておくことは大いに意味がある。悩むまでもなく、結論は1つしかなかったのである。 分かっていた話ではあっても、やはりそこには別れがあり、涙を禁じ得ない。海辺でのメンバーそれぞれの思いに胸が詰まる。決断を下したリーダー穂乃果はもちろんのこと、必死にアイドルとしての存続を訴えたにこ、後ろからついていくばかりの先輩の背中を忘れることが出来ない一年生たち、そして、この9人に、μ‘sという名前に特別の思い入れを持つ希。「9人」という人数がここまで端正な形で収束している様を見られるようになるとは、2年前には思いもしなかったことだ。終わりは常に悲しいものではあるが、ラストライブに向けての華々しい幕引きは、是非とも「有終の美」となって欲しいものである。 ちなみに、そんな重要なエピソードだったので、今回も画面には気合いが入りまくっているし、オフショットメインなのでここぞとばかりにサービスもてんこ盛りになっているので、ややこしいコトを考えずともお楽しみは満載である。個人的に欠かせないのはかよちんの自宅シーンでの眼鏡ショットなわけだが、その他、あざとすぎる動物園でのことりショット、海辺でのさりげなくも大胆なにこまき補強シーン、その後駅構内でのえりうみの絡み、あふれ出る母性でにこを抱き込んでしまう希さんの雄姿などが見どころ。やっぱり3年生組に良いシーンが多いなぁ。ところで、あの日曜日の日程は大丈夫だったんですかね。どう考えても時間が足りないくらいの過密スケジュールだったと思うのだが……あと、誰がどこを希望したかを1人ずつ当てはめていくと、公園の池に行ってスワンボートを漕ぎたいといったのはどう考えても海未ということになるのだが、やっぱりあの子ちょっと変だと思う。 「デート・ア・ライブⅡ」 5→4 他の番組よりも遅く始まったのに早く終わってしまう。これが角川10話アニメの宿命だ。1期はちゃんと12話あったのにな……。 正直、1期目に比べるとがくっと落ちてしまう残念な結果になった。原因は色々とある。まず、脚本自体がなんかもっさりしていたこと。双子精霊編までは別に良かった。この作品は基本的にどこまでいっても「B級」なのだし、1期だってひでぇ作品だったのは間違いない。十把一絡げでまとめられる「ハーレム系ラノベアニメ」の一篇でしかなく、そこにこっそりとオリジナリティや、際だつ馬鹿馬鹿しさがあれば良かったのだ。1期の場合、馬鹿の極みだった祭り話が飛び抜けていたことと、狂三というイレギュラーキャラがそれまでの作品の空気を存分に引っかき回してくれたことが功を奏して評価を上げた。1シリーズで十香から始まって四糸乃、狂三、琴里と、テンポ良く精霊を展開していくのも良かった。 2期の場合、双子精霊編で3話というのは良いテンポであり、双子の独特の存在理由やバトルの展開なども、それなりに満足いくものだった。しかし、その後の美九がちょっと長い。「たっぷり描きたい中身がある」というならまだしも、美九の存在はこれまで登場した精霊のテンプレを覆すものではないし、狂三ほどの破壊力や、四糸乃や双子精霊のような阿漕な可愛らしさもない。十香や琴里のように特別なスタンスにいるのでもない。その美九編に、更に十香の覚醒まで含めて無駄にことが大きくなってしまった割に、やってることがいつもと変わらないので盛り上がりに欠けたのだ。また、1期では精霊との対比構造もあって実に良いアクセントとなっていた折紙の存在も、2期はぐっと軽くなった。というか、折紙単体ではなくてASTの存在自体が非常にどうでもいいものになっており、最終戦に向けても、精霊戦とは全然関係無いところでドンパチやってたイメージしかない。 全体的にストーリーが盛り上がりにくかったことに加えて、そこまで良かったといえない1期と比べても、2期は画質が落ちてしまっていたのも痛い。やはり「キャラが可愛い」を売りにする萌えアニメなのだから、そこだけはなんとか守って欲しかったものだが。このクオリティで、わずか10話のアニメを作るだけなら、もう少し製作期間を置いても良かったと思うのだが。どういうしがらみで見切り発車してしまうものなのか。非常に勿体ない。今期は元永監督自身と岩畑さんで半分以上もコンテやってるから、制作スタッフとしては気合い入れてやってるんだろうけども、そこに作画が追いついてないのよねぇ。 この状態で劇場版決定って言われてもなぁ。「そらのおとしもの」と同じくらいの感じだろうか。「たまこ」みたいに劇場作品で確変起こす作品もないではないが、このアニメの劇場版って、一体なにが起こるのだろうか。狂三ちゃんメインだったら見に行くかもしれんけども。 今週の砂かけられた男の子は緑子さんの中の人、第11話。ちょい役でもいいからジョジョに出ていたっていうだけで箔がつく、そんな世界にならないものでしょうかね。 原作コミックス同様に「その1」「その2」というクレジットだが「その2」で終わっちゃうので「前編」「後編」で良かった気もする、対Jガイル戦の2話目。やっぱりこうしてみると1つ1つの対戦の尺ってそんなに長くないんだよね。このテンポでタロット全部と九栄神をサクサク倒して3部はコミックス16冊分。すごい密度だなぁ。理想の少年漫画ってこのくらいのペースな気がするよ。アニメではある程度尺に余裕があるおかげで恰好いいシーンも笑わせるシーンもきっちりやってくれてるしね。 今回の見どころは、実は今後そこまで多くないポルナレフと花京院の絡み。2人の性格を考えると確かにあんま相性が良くない気もするのだが、この後の「恋人」戦も加えて、実はコンビで動いてても違和感は全然無い。常識人のように見えていても平気で盗んだ車を乗り回す現役高校生典明君のポルナレフコントロールはなかなかのものである。知り合いが1人目の前で死んでいるのに至極冷静なのも恐ろしい。成り行きで適当に敵対し、適当に仲間になった花京院だが、こうしてみるとなるべくして味方になった感があるよな。 今回の見どころの1つ目は、ここまでで一番トリッキーな存在であるハングドマンの描かれ方。「光のスタンド」って聞くだけでものすごく強そうなのだが、まぁ、軌道が分かった程度で触れるのだから、実際はそこまで速いわけではない。スタンドは概念存在なので別に正確に光の性質を踏襲する必要はなく、おそらくは「光のような何か」という程度に捉えておく方が正しいのだろう。実際に映り込んでしまうと、鏡面中での動きは非常に鈍く、何度もポルナレフを殺せるタイミングがありながらも結局取り逃しているあたりにも、スタンドとしての限界は感じられる。現代的なスタンドの分析に当てはめるならば、「スタンドとしての存在を極小にし、射程とスピードを優先させた結果、着地点での挙動やパワーにはエネルギーを割けなかった」ということだろうか。同様に鏡に関係していたマンインザミラーが「鏡に引きずり込むことにほとんどのエネルギーを使っちまってる」(イルーゾォ談)のと、大体同じような構図なのかもしれない。 そして、意外だったのはハングドマンだけでなく、Jガイル本人の動くシーンも割と鮮明に描かれていたこと。原作では傷を負った後にずるずると情けなく登場し、ちょっと得意がった後に惨殺されるイメージしかないのだが、アニメでは物乞いを集めた後の攻撃シーンが長めにとられていたので、ある程度得意がる余裕があった。また、「両右腕」というよく分からない特性も、漫画だとさりげなく描かれている程度だったが、アニメにして実際に動くと、ものすげぇ違和感があることがよく分かって楽しい。あいつ、これまでの人生をずっとあの状態ですごしてきたんだよなぁ。しかもエンヤ婆も同じ性質持ちってことは、あれって遺伝するんだよなぁ。まぁ、「星形のあざ」が遺伝する世界だからある意味当然なのかもしれないけどさ。 最後はホルホースのすたこら劇場があって、とりあえずの第一戦は終了。「よし、確かめてこよう」の言い方とか、やっぱりホルさんはお茶目恰好いい。荒木台詞って普通に聞いてたら不自然な言い回しだらけなのに、原作そのままの台詞でも勢いで聞かせてしまうキャスト陣はやっぱりすごいね。変な台詞で言えばやっぱり「チュミミ〜〜ン」ですけどね。可愛かったな、女帝。やっぱり雪野五月ってのはいいところついたキャスティングだ。こうなってくると今からミドラーとマライヤが楽しみ。 6月13日 ドラフト模様(JOU、BNG、THS) ピック順 【Thraxi】→【Serra】→【Mei】→【Sea-chicken】→【Alessi】→
最近なかなか面子が揃わなくて苦労してます。今週は普通に開催されるはずだったドラフトだが、ドタキャンが出て急遽5人戦に。「5人だったらコンスピラシー続けて剥く選択肢も出てくるなぁ」と思ったが他の人に判断を任せると、結局鶴の一声というか、シーチキンの一声でニクスを剥くことが決定した。まぁ、コンスピは適当なタイミングで思い出した時に剥きましょう。 普通は5人戦というとパックもすぐに帰ってくるから6人戦に比べるとテンションが下がって今ひとつになるものなのだが、今回はあまりにも綺麗な棲み分けが完成しており、普通の6人戦の時よりも全体的にデッキが強いくらいだった。こういうこともあるものなのね。
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HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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