最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
久しぶりにジョジョの感想書ける、第19話と20話。帰省してたところにMBSの変則日程が重なったせいで18話見のがしてしまったんだよね。後からアニマックスで補完出来たからいいんだけどさ。今回も2話連続の一挙放送ってことで、溜まってたジョジョ成分を一気に補充である。狙ってんのかどうか分からないけど、何故かMBSで連続放送する時って必ず分割2話を一挙にやってくれるので助かる。 さて、デスサーティーンである。一番気になってたのはいつものように「キャストが誰かな」というところだったのだが、「赤ん坊キャラ」→「大谷育江」という何のひねりもないド直球のキャスティングであった。倍率で言ったらかないみか、こおろぎさとみと並んで1.01倍くらいなもんである。ただ、「大谷育江の赤ん坊キャラ」は全く珍しくないが、ここまで下衆の極みでヒネた赤ん坊というのは、おそらく彼女の声優人生の中でも初めての配役だろう。っつうか、こんな赤ん坊が出てくる作品なんてせいぜいホラーぐらいのもんだ。マニシュボーイは世界中のスタンド使いも驚きのイレブンマンス! ほぼ歴代最年少のスタンド使いである。対抗馬は静ジョースターと、あと多分ネズミのスタンド使いがこれに勝てるかどうか、っていうくらいじゃなかろうか(流石にイギーとペットショップは1歳以上だろう)。 死神13は作中でも触れられている通りに非常に特殊なスタンドであり、現実世界では一切その姿を現さない。スタンドが「精神のビジョン」であるので、その精神が無防備な「夢」に現れるために幼子のコントロールするスタンドでも最強クラスっていう理屈は何となく分かるのだが、それじゃ、彼がどのようにして現実世界で起きている状態から他人の夢へ侵攻するのか、という部分については一切描かれていないので謎が多い。後に同じ方法論で最強を謳っていたスタンドにマンインザミラーがあるが、あちらは「鏡の中に引き込むのにほとんどのスタンドエネルギーを使っちまっている」せいでスタンド自体は地味な攻撃しか出来なかった。死神13の場合、夢の中でも自由自在に世界をコントロール出来るという理不尽な強さを持つ。あくまで入れ物は「他人の夢」だから省エネ出来てるってことなんだろうか。でも、登場する夢は必ず遊園地なので、どっちかっていうと「相手の夢に入り込む」っていうよりも「自分の作った擬似的な夢空間に引きずり込む」といった方が正解に近い気がする。そう考えると、まとめて4人をいっぺんに同じ夢の中に招き入れたことにも説明が付けられるからね。ただ、冒頭で何の関係もない女性を魅了したテンプテーションの能力はどこから来たのか謎である。DIOみたいなカリスマがあるのかもしれない。あと、エンヤ婆がどうやってこの生後11ヶ月のスタンド使いにジョースター抹殺指令を出したのかも謎。発見したのは彼女が矢を使った結果だと思えば理解出来るのだが、その後どうやってDIOの軍門に下るように命じたんだろうね。結局彼の両親も、その後の人生も謎のままだし。4部とか5部の時代に成長して地元でぶいぶい言わせてるマニシュボーイのスピンオフとかあったら面白そうね。 で、そんな強敵に対するのは、我らがいじられヒーロー花京院典明。ぶっちゃけ、リアルタイムで読んでてこれまで何度も読み返してきた身としては、ここ最近の花京院のいじられっぷりは違和感があるのだが、コラやらネタ画像がどんどん増えて、最近じゃすっかり3部を代表する愛されキャラになってしまった。理由はよく分からんのだが、この死神13戦でのちょっとイッちゃった感じなんかも、いじられる原因の1つなんじゃなかろうか。ジョジョキャラなんて大抵どこかぶっ壊れてるんだから花京院だけがこんな扱いになるのもおかしな話なのだが、ポルナレフみたいな露骨なギャグキャラでなく、スカしてるのにほころびが見えるところが愛される由縁なのかもしれない。 そんな花京院の寝相の悪さや、対人コミュニケーション不全がたっぷり楽しめる今回。ジワジワおかしなコトになっていく花京院の表情がいちいち真に迫っていて(失礼ながら)笑える。彼が叫び声を上げるたびに中の人である平川さんの困り顔が頭に浮かんで何とも微笑ましい。一体どんな顔でアフレコしてるんだろう。彼も愛されキャラだからなぁ。ちなみに、原作読んでる時にもずっと疑問だった突っ込みどころとしては、ナイフの傷を見た時の花京院の「ボクの筆跡らしい」っていう台詞である。いや、ナイフの傷に筆跡もクソもないわ。あと、小型ナイフをこっそり携帯してたっていう事実が、なんか花京院の厨二臭い孤独設定の後押しみたいでちょっと笑える。 その他の面子はあんまり目立った活躍は(当然)無いわけだが、ポルナレフのやりたい放題がどんどんひどくなっていってるのが、一緒に旅した時間の長さを感じさせるようで良いところかも。いや、こいつ初対面の時からこんな感じだったけども。1つだけ間違いないのは、ポルナレフに子育てさせちゃ駄目だってことだ。まー、生涯独身だったみたいだから問題無いか。ジョセフは娘を育てているので当然子育てにはある程度慣れているのだが、この時点で杜王町に残した隠し子はそこそこ大きくなっている。ジョセフ自身はそのこと知りながらこの冒険に出てるんだよな……糞ジジィめ。 PR ほんと疲れた、特別編。なんでも製作が間に合わなかったために「セカンドシーズン」の放映に合わせられず、こうして特別枠での放送になったというなかなかシャフトらしい曰く付きの作品。まぁ、かつて「猫物語」も一挙放送をやったことがあるので、2時間の枠で放送されてもあまり違和感は無いのだけど。それにしても、いくらBSとはいえ、2時間で無理矢理5話を詰め込み、ほぼCM無しで流しきってしまうというのはすげぇ話である。これだけの特別枠がとれるっていうのは、やっぱり「物語」シリーズの強みなのだろうなぁ。 今作の感想を一言でまとめると、「みゆきちとアスミスはどれくらいギャラを貰えばいいんだろう」ということである。ただでさえぎっちぎちの台詞でお馴染みのシリーズだが、今回は一挙放送だったこともあり、もう、ほとんどこの2人の独壇場。たまに貝木さんや阿良々木さんが入ることはあったが、心象的には8割がこの2人である。いや、収録はちゃんと5話分割でやってるんだろうけども。これ、一気にやったらゲーム収録とかと同じくらいにしんどかったろうよ。こんだけ長台詞しかない作品って、多分他には無い。 で、そんなキャストの苦労ばかりが忍ばれる本作であるが、お話としては「割と普通」。正直言うと、1作だけ特別枠を設けられたお話で、しかもメインヒロインがあの神原駿河であるというので色々と夢想しながら待っていたのだが、予想していた方向とはだいぶ違っていた。神原さんといえばエロティックでバイオレンスな印象ばかりが強いのだが、今回はそうした彼女の破天荒な部分はほとんど描かれず、阿良々木さんの言葉を借りるならば「青春」を描くことがテーマとなっている。おかげで、途中からはなんだか「駿河のバスケ」みたいなお話になっていたのである。また、必ず捻くれたどんでん返しや無茶な投げっ放しをぶっ込んで読者を煙に巻くことばかりに専念する西尾維新にしては珍しく、今作はあまり意外性の強い要素が無い。一番の驚きはとっても優しくてとっても素直だった貝木さんのご様子くらいだろうか。駿河と「悪魔」を巡るお話については、沼地蠟花というキャラクターそのものはやはりどこかヒネた厭世的な部分は感じられるが、彼女の根底にあるものもまた「青春」の一要素であり、いつものように物語を根底からぶっ壊してしまうような野放図さではない。 加えて、今作はシリーズの他のエピソードとの関連性がほとんど無い。唯一関わっているのは「駿河モンキー」だけであり、名物である複数ヒロインのクロスオーバーや、阿良々木さんによるハーレム、もしくは阿良々木さんを餌にしたヒロイン同士のガールズトークなんかも一切無い。つまり、物語を掘りさげるためのバックボーンが「駿河の人生」ただ1点だけだったことも、この物語を素直なものにする要因だっただろう。確かに「駿河モンキー」の時に表れた神原の人物像は一筋縄ではいかないものであったが、「腕」を中心とした彼女(と戦場ヶ原と阿良々木)の物語はあの時点でほぼ決着がついており、いわば彼女は「もう残された要素が無い」ヒロインだったのである。その神原が単体でヒロインを務めた物語なので、その筋立ては真っ直ぐになるしかなかったわけだ。神原が悩み、阿良々木が救い、最終的には彼女の持つ最大属性の1つである「強さ」によって、沼地という幻影を打ち払い、彼女の人生における「悪魔」という楔をも吹き飛ばした。珍しく分かりやすいハッピーエンド。もちろん沼地蠟花の存在を考えればひとくくりでハッピーと言えない要素もあるにはあるが、駿河の「青春」を主軸と考えれば、やはりこれは後腐れのない青春物語だったのである。 おかげで、普段のようにあんまりいじる部分が無かったので、ず〜〜っとメインシナリオを追いかけるばかりで2時間が経過したのが疲れた原因である。これ、5話分割でじっくり見た方が良かったような気がするが、それだとかえってメインテーマが見えにくくなるかなぁ。きちんと要所要所で変化を加えて飽きさせないようにしているのはアニメスタッフの頑張りであろうから、そういう工夫が見えやすくなったのは一挙放送のおかげかもしれない。ここまで執拗に肉を焼き、今焼いてるのが焼き肉のどの部分かまで全部分かる作画リソースの割き方っておかしいと思うよ。 個人的には、貝木さんの活躍がやっぱり嬉しかったかな。スーツ姿で謎の疾走を見せるお茶目な詐欺師とか、「マジで珍しいけど、お茶くらいなら驕ってやる」って言った直後に肉を焼き始める詐欺師なんかは今回数少ない笑えるポイント。あと自分の恋心を指摘されて否定しない貝木さんも割と萌え度が高い。彼は確かセカンドシリーズラストで謎の狙撃を喰らっていた気がするのだが、後日談である今作でなんで生きていたのかは謎。まぁ、詐欺師だから。あとは、結局何一つ謎が明かされなかった忍野扇という存在。結局彼女(彼?)は何者なんでしょう。原作読んでる人間はいくらか理解があるのかしら。私からすると「今回は大家さんが宮ちゃんゆのっちの2人を相手に大変やな」という感想を持つのが精一杯でした。あと、「日笠がひかさって呼ばれとる」とか。あれは完全にキャスティングの時点で狙ってるネタやな。 というわけでキャストの話になるわけだが、前述の通り、今作は(貝木役の三木眞一郎を除けば)もう完全に沢城みゆき、阿澄佳奈の世界。アスミスに関しては、「こういう役も回ってくるようになったなぁ」という印象。まーシャフト声優だから、と言ってしまえばそれまでなのかもしれないが、沼地蠟花はあまり阿澄臭のしないキャラである。それでも、アスミスがこのダウナーな役を演じると、不思議と「暗さ」や「湿っぽさ」、そして「狂気」の裏に、何故か「無垢さ」や「あどけなさ」も表れてくる。この辺りのバランスがアスミスの面白いところ。今回のお仕事は敬愛するサワシロンとの真っ向勝負、彼女も色々楽しめたのではないでしょうか。みゆきちとの濃厚なキスシーン(?)があるキャラってのも珍しいしねぇ。 そして我らが沢城御大。元々神原はかっ飛んだキャラなので演じていても色々と楽しそうな役なのだが、今回はそんな神原の中でも比較的中の人に近い「生真面目」という側面にスポットが当たったので、割とすんなり演じることが出来たのではなかろうか。分かりやすい中にも沢城印の細かく精度の高い演技が光り、個人的に一番だったのは、貝木にダッシュで追い抜かれた後の泣きそうな神原さんの漏れてきた鳴き声、首根っこ捕まれた時のうめき声なんかがホントにすげぇと思う。あと、沼地の真実を知って徐々に水に浸っていくバスケコートでおののくシーンとか。やっぱりこの作品はキャストに恵まれ、キャストでもってる部分が大きい。だから好きなんだろうな、多分。 金も無いのに、夏の魔物が私にポチらせた。まー、経済的に余裕が出来たら買うって決めてたんだけどさ。結局、発売から1月経たずに辛抱たまらずに購入することに。しょうがないじゃん、Amazonレビュー見ても大好評だしさ。そりゃわざわざ買う人間が不満を言うとも思えないけども。
そんなわけで、暫くぶりのシンフォギアワールドを体感するためのBD視聴。いや、一人でカラオケ行けばほぼ確実にシンフォギアソングは歌うので歌自体は日常の中にあるのだが、やっぱりこのキャスト、この雰囲気。改めてシンフォギアという作品がどれだけ恵まれているのかを再認識するのに充分なクオリティ。これは文句無しやで。もう、本当に「すげぇ」「やべぇ」の一言に尽きる。ライブDVDって大好きだけど、これだけスパッとまとまった内容で、ここまでの熱量を持ったソフトもなかなか無いんと違うかな。買って後悔しませんから。悩んでる人は是非購入を(ステマのふりしたモロマ)。 細かい内容については、ライブレポートも含めてよっぽど詳しいページがたくさんあるので詳しくは書かないが、一応簡単に紹介しておくと大きく1部2部の構成に分かれている。本編3時間の収録時間で前半1時間がバラエティパート、後半がライブパート。セットリストはAmazonとか参照。残念ながら当日会場であったらしい調と切歌によるワーニングメッセージ(前説)は収録されていなかったが、冒頭の「不死鳥のフランメ」からしていきなりボルテージマックス。そこから賑々しい10人もの出演者が一気に登場し、和気藹々としたバラエティで1時間。杉田の何とも微妙なスタンスが笑えるようないたたまれないような。コイツ、脇でMCに回すのには向いてねぇな。本人も前に出すぎないように遠慮してるのが分かるので、喜久子お姉ちゃんの言葉を借りるなら「スギちゃんも大きくなったわねぇ」っていう感じがする。バラエティパートの見どころは意外にも水樹いじりだったりする。巷で話題の土下座するあおちゃんとか、あと土下座する杉田とか……なんや、土下座されてばっかりやな。ギア奏者メンバーの中では水樹がそこそこ歳の離れたポジションだから、下手したら妙な遠慮が生まれそうなところなんだけども、このチームに関してはそんな心配も無用なのがよいところである。 そして、一番のセールスポイントであるライブパート。今作の凄まじいところは、水樹奈々という現代声優界の不動のセンターを使いながらも、きちんとそれに対抗出来るだけのメンバーを揃えてしまっているというところ。どうしたって、普通の「アニメライブイベント」に水樹奈々が参加してしまえば、そこには歴然たるキャリアの差が生じるために、1人だけ浮いてしまうような状況が発生してしまう。そりゃね、声優ってのは別に歌うのが本職ではないわけで、お世辞にも上手いとは言えないキャストだってたくさんいるだろう。そんな中で水樹奈々がガチで歌ってしまうと、嫌味にすらなってしまう恐れがある。しかし、そんな危険をはらんだ状態でも、シンフォギアなら大丈夫。具体的には「不死鳥のフランメ」で渡り合った日笠、そして高音域の伸びで正面から技術で渡り合う彩陽の2名は、数少ない「水樹奈々に真っ向からぶつけられる声優シンガー」なのである。水樹・日笠・彩陽という3枚看板が並び立ち、それぞれの世界観をぶつけ合うというだけで、奇跡のような舞台なのだ。 もちろん、それ以外の面子が劣っているなどということは決して無い。上に上げた3人が声の張りでもって主線を成すとするなら、声質の面で一線を画し、調音の役割を果たすのが南條愛乃である。彼女の声はやや細いので「ぶつける」のには向かないのだが、その分他のキャストが持っていない表情を持ち、コーラスなどでの地盤を支えられる。当然、こちらもライブ勘の強さは大きな武器だ。これに天性の芯の強さを持つ無敵のかやのんボイス、アーティストとしても活動を続ける「実は歌ってもお美しい」で有名な井口がサポートに回る。「座長」を務めるあおちゃんの役割は後述。 で、こんなメンバーが一堂に会して歌うライブが盛り上がらないわけがない。トップを飾るのは、「歌姫」高垣彩陽。私が必要以上に彩陽を贔屓しているのは事実であるが、この映像を見たらそれもやむなしということを理解してもらえるだろう。完璧な歌唱、完璧なパフォーマンス、熱の籠もった彼女の一挙手一投足を見逃せない。Sphereの一員としての彩陽や、1人のアーティストとしての彩陽も当然素晴らしいパフォーマーだが、「雪音クリスのキャスト」としての彩陽もまた別格の味わいである。「ばぁーん♥」で改めて打ち抜かれるがいい。 2番手はぴかしゃ。トークで絡む時間がないので毎度お馴染みぴかしゃ節を披露するチャンスがほとんど無かったのは残念だが、この舞台でのぴかしゃは「みんなのアイドルぴかしゃ」ではなくて「歌姫日笠陽子」である。マリアの楽曲はどれもこれも彼女の声のボリュームを体感するのにぴったりのスケールのものばかり。「Dark Oblivion」を巧みに歌い上げる彼女の凛々しさはまた格別。「ちょっとプロンプター見る機会が多いんじゃないですかね」とか茶化してはいけない。そりゃあれだけの英語歌詞は流石に覚えられんだろ。 3番手は調・切歌コンビ。実をいうと、シンフォギア2期で私が一番お気に入りだった楽曲は「シュルシャガナ」と「イガリマ」のコンビ、つまり「Edge Works of Goddess ZABABA」である。2つの楽曲の重なりが本当に気持ちよくて、未だにヘビーローテーションしている。このライブでは、ついに念願の生ZABABAである。もう、それだけでも感涙もの。イメージカラーであるピンクと緑の調和が実に美しく、ステージ演出も2人の呼吸もばっちり。ソロの歌唱についても、調と切歌という個性豊かなキャラが前面に出ていて本当によく出来た世界観だと思う。あと、かやのんがこういう衣装でこういう元気な曲を歌ってくれるライブシーンっていうのも特別感があって良いよね。元気に跳ね回るとお胸がぽよんぽよんします。この色気はどうしたらいいんでしょうね。 続いて登場するのが、今回はゲストキャラっぽい趣の井口。未来ちゃんはなかなかギア奏者の中に混ざりにくくて孤立してるイメージがあるのだけど、曲者の楽曲である「シェンショウジン」はそうした未来の独特の立ち位置を逆に利用した形の面白い演出。問答無用でアゲていく他の曲と違い、「全力で呪い殺す」方向。これ、ライブで熱量を維持したまま歌いきるのって相当難しいと思うのだが、ゆかちはそれが出来るんだよな。神獣鏡って既にぶっ壊れたはずなんだけど、3期では未来に変身からの出番があるのでしょうか。 そしていよいよ座長の登場である。上の説明でわざわざ後回しにしたのは、「やはり悠木碧は最強だ」ということをここで力説したいからです。他のパフォーマーももちろん素晴らしい。歌が上手すぎるパフォーマーだらけの中で、誤解を恐れずに書いてしまえば、あおちゃんの歌はそこまで高水準な完成度にはなっていないはずである。決して下手ではないが、歌い手としてのスキルはまだまだ発展途上だ。しかし、「こまけぇこたぁいいんだよ!」の精神が、あおちゃんのシャウトには籠められている。このライブで最も盛り上がったのは、確実にこのあおちゃんのソロパートだった。2曲あることが分かっているのにペース配分すら一切考えない全力全開、「最短で真っ直ぐに一直線」のあおちゃんの歌は、まさに絶唱。命を削る歌である。もう、その熱意が眩しくて眩しくて。こんなに一生懸命で、こんなにファンのことを考えてショーを作ってくれるパフォーマーは他にいません。やっぱり、どこまで行ってもあおちゃんはあおちゃん。この10分足らずの彼女のステージを見るだけでも、このディスクには価値があります。世界中のあおちゃんファンは漏れなく見てほしい。それくらいに、彼女の魅力が詰まっております。もう、涙腺ボロボロです。師匠との「英雄故事」での見事な抜きっぷりも、ギャップの激しさでメロメロになること請け合いですよ。 で、ここまでのステージをやられちゃったら、この後に登場する人間は何したらええねん、って話になるはずなのだけど、まー、それが出来ちゃうのが水樹奈々ってやつでね。彩陽で始まり、水樹で締めるというこの構成。もう、その間に何をやられても、頭と尻は完璧にまとまることが分かってるからこその無茶が出来るってもんですよ。やっぱり水樹奈々ってすげぇな。「口からCD音源」ってのはよく言う表現だが、彩陽とこの人に限っては「口からCD以上」だもんな。 最後はキャスト全員(早退した井口を除く)で「始まりのバベル」と「虹色のフリューゲル」で締め。この人数での合唱がこのクオリティで聴けるのは多分シンフォギアライブだけ。これ、3期で新キャラ出すとして、今の声優業界に誰が残ってるだろう……。 やっぱりライブは良いね。それがBDでもちゃんと熱が伝わってくればなおのこと良い。なにはともあれシンフォギア最高! 事実上の最終回、第6話。まー、これがシリアス方面での大団円ってことですな。きちんと気合いが入った制作体制がこのエピソードの重要性を物語っております。 正直、結局クロがどんな存在なのかは未だによく分かってないんだ。Fateシリーズをちゃんと学んでる人は十全に理解出来たんだろうか。いや、でもそもそもこのカレイドライナー世界での聖杯戦争がどんなものなのかっていう説明はされてないよな。どの程度シリアスやってたのか定かじゃないし、切嗣やアイリが他シリーズみたいに命懸けで聖杯を取りにいったかどうかも不明。イリヤが日本の小学校でのほほんと暮らしている時点で、この世界の聖杯戦争はそこまでヘヴィーなもんじゃない。しかし、一応イリヤの出生の動機は他のFate世界と近似しているようで、聖杯の受け皿としてのアイリスフィールの血脈はこの世界でも有効であり、その「辛い側面」が顕現してしまったのがクロという存在だったようだ。シリアス部分は多次元同様にあったんだけど、日常ギャグをやる上で邪魔なので排除されたはずの設定、それがクロ。なるほど、そりゃぁシリアスにもなるだろう。これまで彼女が散々訴えてきた「居場所の無さ」は、この「プリズマイリヤ」という作品世界そのものが、シリアス要素を拒絶したからこそ産みだされた歪みだったということである。なにこれ、意外と重い。 でもまぁ、そんな深刻な問題も、Fate/zeroやstay nightのように後々まで爪痕が残る悲劇にはならないのがこの世界の良いところ。確かにクロの出自は不幸であり、陰惨ではあるのだが、困った時には愛情が全てを覆す。全ての真実を知り、存在が明示されながらも「帰るべき場所」が無いと宣告されたクロは絶望のままに消えゆくはずだったが、イリヤの主人公パワーでもってそれを乗り越え、めでたく本当の姉妹としての未来が与えられることになった。まー、外面だけを見れば2話前の状態まで戻ったって話である。次回予告を見る限りでは、来週からは全力で日常ギャグの方に振り切れてくれるようなので、今回が最終回であり、ある意味次回からが本番とも言える。シリアスとギャグのバランスの難しさで難渋した1期に比べると、ここできっちりシリアスを決着させて切り替える脚本は見やすくてありがたい。いや、ここからまたシリアスはあるのかもしれないけどね。 ありがたいといえば、そんなシリアス方面でも、今作は本当にクオリティが高いのでしっかりと楽しめるという部分である。今回は当然神保氏による監督コンテ回であり、Aパートの美遊VSクロのバトルなど、実にけれん味に溢れる大胆な構図でもってぐいぐい引き込んでくれる。特に3Dをフル活用した背景とのかみ合わせは実に見事で、ここでもまた、萌え作画とCGの融和というテーマに1つの解答が与えられている。背景をCGで処理したことにより、本来背景動画でものすごい手間をかける必要があった押し引きの激しいダイナミックなシーンも見やすくなっており、その分キャラの動き、細かい表情に比重を置くことが出来るようになっている。こういう使われ方はありそうで無かったものなので、こんなところでポロッと高品質な技術が見られるのは嬉しい限り。単なるロリ百合アニメにしておくのは勿体ない作品ですよ。 そして、そんな見事な画面に花を添えるのは、相変わらず安定のキャスト陣。「泣きの千和」といえば現代声優業界では既に1枚看板であるが、こういうシーンでの千和はやはり存在感が桁違いである。ロリっ子方向での盛り上がりは久しぶりに聞いたけど、こんだけキンキン声を荒げてもちゃんと感情が乗るのはやはり純粋な技術力といえるだろう。更に、今回はシリアス一辺倒になりそうなところに絶妙なスパイス、というか冷や水をぶっかけるのが、我らがアイリママである。どこまでも優しく、どこまでも柔らかく、そしてどこまでも空気を読まず。柔和さの中に狂気を孕ませた時のさぁやボイスの破壊力たるや。これが日本を代表する「母親」ですよ。あたしゃこれが聞けるだけで何の文句もありません。今後はアイリもおうちに常駐するのかな。こんなに嬉しいことはない。 スク水+パーカー+自転車=犯罪的、第7話。あんな幼女が駆け抜ける町に住みたい。 ぴっちぴちの水泳女子に胸躍るお話ではあるのだが、正直言って、今回は非常に分かりにくく、もやっとするお話だった。「分かりにくい」とはシナリオの進行だけではなく、何を伝えたいのかの演出意図が見えにくいという意味。コンテは山本秀世なので何も拙い演出にはなっているわけではないと思うのだが、なんだか不思議な構図や、意味を素直に受け取りにくい演出の間が多く、その割にはシナリオに要請された内容が多かったために、なんだか雑多な印象が強い。だんだん当初想定していた方向からずれた物語が展開しはじめているのも、「分かりにくさ」に拍車をかけているのかもしれない。 いくつかあげておくと、たとえば何故冒頭の透子とやなぎの海岸での会話は回りの風景を白く飛ばしていたのか。普通はああいう絵にしたら回想シーンを表すものだが、今回はそう言った狙いは1つもないのに、どこか浮世離れした風景になっていた。他にも、幸のために病院を訪れた透子を上から写したシーンは誰の目線なのか分からないのに不思議と視点が動いていたり、最後の海岸のシーンでは透子がジュースを買いに離れる時の台詞の余韻が引きずられるように画面に残る意味が分からず、後からやなぎがやってくるタイミングと時間的な違和感がある。なんだか、全体的にそうした「小さな違和感」の多いお話であった。止め絵に残光をのせるいわゆる西村演出の多様も飲み込みにくさを増す要因で、今回は特に「止め絵に台詞だけ載せる」シーンが何度かあったので、「そこは止めなくても……」と思う事が多かった。うーむ、意図を図りきれていないのだろうか……。 さておき、そんな「飲み込みにくい」お話だが、何も分かりにくいのは演出意図だけではなく、なんだか斜め方向に受け取りにくいシナリオ展開になってきた。ぶっ飛んだのは、今回2度にわたって行われた駆の自分会議である。「自己との対話」というだけならば普通にあるシチュエーションだろうが、駆の場合、何故かこれが2人も増えて、完全に実体化(イメージです)している。挙げ句「君らがいて良かった」とか言ってる。もう、セカンド自分とかいうレベルじゃない。流石に未来の欠片のように超常的な現象ってわけではないと思うのだが(あの演出だとそうとも読み取れてしまうのだが)、これまで充分危なかった駆が、更に危ない奴になっている。また、今回だけでそれなりに穴埋めをしたとはいえ、やはり突如乱入して自転車滑走した陽菜ちゃんのモチベーションは理解出来るとは言い難い。ものすごく安易に捉えるならば「陽菜は雪哉に『恰好よく』いて欲しかった」ということになるので、彼女が雪哉に惚れている(もしくは憧れている)という話になるのだが、ただそれだけのために、突然水着で飛び出したりはしないだろう。もう少し掘りさげると「嘘の下手なお姉ちゃんは雪哉関係で悩んでるようだから、彼に面倒があると姉まで困る」という妹心という想像も可能。ただ、それにしたってあの行動の理由としては弱い。今回のサブタイトルは「自転車」なので間違いなくあのシーンが一番大事なはずなのだが、正直、その意図が見えてこないのである。 他のキャラクターでぶれていないのは、多分透子と祐の2人だろう。透子はあれだけのもめ事があった後にもかかわらず、回りの駆への感情をまだ認識しきれていないようで、今回はついに嫉妬で幸ちゃんがへそを曲げる事態にまでなってしまった。それでも気にせず、駆や「未来の欠片」を相手取って回りをヤキモキさせるのが透子である。ただ、今回は「未来の欠片」の存在に新たな疑問が生まれたことで、彼女の内面にも未解決の問題が残っていることは確認出来ている。今回の欠片は【欠片6】「入院中の幸と、一緒にいる祐」。もう、これは今回のシーンで解決済みか。【欠片7】「落下する駆」。落下する景色のバックグラウンドには、透子が良く見ていた展望台(?)のだまし絵が確認できるが、背景との関連性は不明。そしてラストが【欠片8】「襲い来るカラスの群れ」。どうも、この驚くべき景色は駆の言うように「未来ではないかもしれない何か」のようなんだよね。見てしまった透子はかなりショックを受けたようで、これまでの「欠片」とは一線を画している。一体どこへたどり着く景色なのだろうか。 もう1人、一応スタンスがぶれていないのは相変わらずの祐。多分幸ちゃんのいう「ボーイフレンド」は「男の友達」というそのまんまの意味だと思うのだが(もしくは、幸ちゃんが自分の性向を親から隠すためのダミーか)、まぁ、祐は喜んでいるから良しとしよう。しかし、順風満帆だと思っていた祐だったが、幸ちゃんが嫉妬にかられてちょっと悪いことをしてしまい、それに何の断りもなく自分が巻き込まれたことで、なんだか歯車がずれてしまった。憧れていた幸が、「汚いことをする」実体を見たことで、純心で自分勝手な男の子は、少なからずショックを受けてしまったようだ。その辺の感情をストレートにぶつけるのも祐らしいんだけど。ということで、幸ちゃんは今回ちょっと暴走。もちろん、後になって反省して涙を見せていたものの、流石に祐を使ってしまったという無神経さはよろしくないかも。ちゃんと謝った方がいいと思うよ。 そして、相変わらず悩ましいのが雪哉・やなぎのコンビである。雪哉は今回、プール脇を走っていただけではあるのだが、勝手に回りが色々とちょっかいを出してややこしくしてくれている。雪哉からしたら「振られた上に気にくわない男にコケにされた」っていう状態でストレス発散のために走ってただけだと思うのだが、陸上で世話になったコーチにも声をかけられ、「もういいか」って感じでそちらに傾いているのかもしれない。逃避といえば逃避。現実といえば現実。そんな雪哉に釈然としないのはやなぎさんであるが、雪哉が「格好悪く」なってしまったそもそもの原因は駆ではなくて透子への告白失敗。もし成功していたらやなぎさんとしては忸怩たる気持ちを残さなければいけなかったわけで、良かったのか悪かったのか。とにかく、ほとんどの連中に共通してることは「ダビデさえ居なければ」なんだよね。 現在、視聴者目線においても駆に肩入れする理由がほとんど無いのが、このアニメをいくらか見にくくしている原因なのかもしれない。結局、あいつ何やりたいねん。 QTの性別って女性なんだろうか? 第19話。まさかの合コンイベントでモテてたぞQT。確かに可愛いけども。ロボっぽい星人と違って、QTってあれだけ「ポンコツ」扱いされてるんだから純正品のロボットだよな。……ウォーズマンみたいな扱いなんだろうか……。 さて、普段記事なんていちいち書かないダンディに突然触れるということは、つまりそういうことである。スカーレットさんメイン回だ。しかも、作中で散々遠慮なく「可哀想な女」扱いされるスカーレットさんだ。行き遅れだ。男運が欠片も無い人だ。そして男を見る目もない人だ。もう、この薄幸状態が見られただけでも私はこの作品に満足した。普段は仕事一筋みたいな顔してて、舞台裏では同僚と男漁りの算段をしている。そのくせいざ合コン会場に行くと喰うことくらいしかやる事がない。だのにちょっとそれらしい男が出てくるとヒロイン然としてコロッと転げてしまう。ちょろい! あさはか! 救えない! やっぱり不幸が似合う人なのだ。不幸が似合う声なのだ。中の人はあと1年でめでたく不惑の大台に乗るわけなんですが……結婚、してるかなぁ……。 その他にも、一応ハニーの正体が判明(?)したり、今までになくゲル博士とダンディの距離が縮まったり、よく分からんコンセプトのエピソードながらも気になる点は多いんだけども、個人的にはスカーレットさんしか見てなかったからあんまり覚えてないな! そういやミャウが「ゾンビの時よりも死んでますね」っていう台詞吐いてたけど、ここはどういう世界線なんだ? まともに考えるだけ無駄だけども。 普通の話だー、第5話。早苗ちゃんが完全にヒロインとして特権的階級に落ち着いた記念すべきエピソードとなる。 やっぱり全員が1つの目標に向かって一丸となっている姿が見ていて気持ちいいのが「長屋もの」。今作の場合は長屋じゃなくてワンルームだけども、とにかく敵対してたころな荘の面々が、全員早苗の救出という1つの目標に向かって団結するお話である。これまで(茶番臭いとはいえ)敵対関係にあったのが、すっきりと協力プレイに移行するのは実にいい最終回感。一応全員がそれぞれのイデオロギーに則った宣言で早苗の救出に向かってるんだけど、結局考えてることは一緒なのよね。直接戦闘での立ち位置とか、その後のアフターフォローの役割分担とか、各々が集団戦闘なんてやったことないはずなのに自然と落ち着くところに落ち着いてるってのも家族っぽさ。ハニワに全部任せてる割にはキリハさんの立ち位置がなかなかおいしい。魔法少女ゆりかの立ち位置は謎が多いのだが、この感じだとアニメ後半戦の焦点は彼女に当たることになるのかなぁ。早苗ちゃんが割と可愛いので、このまま彼女中心でもええんやで。 それにしても、今回の敵キャラはものすげぇ安易な存在だったな……。考えてみりゃ早苗たち「イレギュラー」が存在するんだから外世界でも幽霊やらなんやらが暗躍してても構わないわけなんだけども、こうやってホイホイイレギュラーな存在が出てきてしまうと、早苗たちの存在感が薄れてしまうのだよなぁ。あげく、敵のおねーさんの目的意識もあまり見えないままに「普通の悪役」っぽく巨大化→殲滅という流れ。どこまで行ってもラノベ的である。この辺は、仕方ないか。 これでメインキャラは大体出たのかしら、第6話。少なくともオープニング映像で見かけるキャラは全部出たと思う。最後に登場した若松は、今までのキャラの中ではかなり常識人の部類という意外性。 最後のメインキャラとおぼしき、野崎の後輩、若松君。これまでのキャラクターのようにはっきりとした属性は特になく、単に「割と野崎に懐いている後輩」というキャラ。野崎たちは高校2年生で、実はこれまで後輩キャラというのが1人も登場していなかったので、唯一の1年生キャラということになる。バスケ部時代の野崎を尊敬しているらしいのだが、視聴者側としてはまず「野崎ってバスケなんてやってたのかよ」という方が意外。確かにあの長身をスポーツに活かさないのは勿体ないので当たり前ではあるのだが、今までそういう姿を一切見せない完全インドア系だったので、「突き指怖いから」と言ってる現在の野崎を見る方が安心する。後輩に尊敬されるってことは、バスケはそれなりに出来てたんだろうなぁ。多分そっちの活躍の方が千代ちゃんも喜んでくれただろうに……。 そんな縁で野崎にくっついていた若松は、妙な属性というと「ちょっと馬鹿」くらい。野崎への憧れからか少女漫画を盲目的に信用してしまい、それが世間的な常識とずれていることに気付いていない。まぁ、これだけだったら単に野崎の持つキャラクター性と同じなのだが、それがきっかけであの「ローレライ」こと瀬尾との面倒なつながりが出来てしまったのが全てのはじまり。だから、実質的には若松回というよりも瀬尾回だったりするのである。空気を読まないことにかけては右に出るもののいない瀬尾が、真面目に頑張っている若松の心をガンガン砕いていく外道エピソードが見どころ……と思いきや、なんかこいつら、案外うまいことつきあえてるやないか。若松は迷惑をかけられているとしか思っていないようだが、これって単なる姉さん女房のカップルなのでは……。どんな性格だろうが、あの声の女の子とつきあえるというだけで若松はうらやま死刑である。おかげで今回のエピソードも最終的に自虐風自慢にしか見えませんでしたとさ。男連れでファミレスに行って驕ってくれる瀬尾さんマジ姉御。 Bパートは、そんな若松を加えて千代ちゃん、堀先輩という珍しいスリーショットでお送りするアシスタント奮闘記。元来夢見る乙女だったはずの千代ちゃんが少しずつこのおかしな関係性に馴染んでしまったせいで歪んでいくのがちょっと切ないお話である。交友関係で出てくるのが瀬尾と鹿島しかいない時点であんまり「普通の」連中ではないんだよなぁ。千代ちゃんの瀬尾に対する印象も「普通にいい子でしょ?」みたいな感じで、やっぱり価値観が普通じゃないし。この世界に普通の女の子はおらんのか。相変わらず堀先輩の歪んだ鹿島への愛情は業が深すぎてよくわからねぇや。今回鹿島って笑い声だけの登場だったなぁ。 おい、原作1巻軽く立ち読みしたけどモモカの外道度合いが全然違ったぞ、第6話。アニメでの改変が結構入ってたんやな。全部が尖る方に。原作ファンからするとどっちがいいのかは定かじゃないが、アニメスタッフの冒険は恐ろしい効果を生み出したと思うよ。 今回は3話構成でなくて長めのAパートとBパートの2本。Aパートはサブタイトル通りに新キャラの生徒会長が頑張るお話。生徒会長自身のキャラはそんなに強いものではなく、傍若無人な美煌に対して並々ならぬ敵対心を持っている部分だけがクローズアップされている。まー、会議中の美煌の態度を見れば、普通の感覚ならキレるのが当たり前。このやよいさんの尽きぬ対抗心は全く持って正常な感性である。しかし、何故かこの学校の女子生徒たちは頭のおかしい奴ばかり。何故か美煌のことが恰好良く見えるファンの子が多いのである。つまり、美煌のことをまともにジャッジ出来るのは生徒会の2名とさばげぶの面々(うららはちょっと怪しい)だけなのである。どうしてこうなった。 そして、やよいの熱心な調査によって、さばげぶの他の部員たちの秘密も少しずつ明かされていく。ただ、かよちゃんのコスプレ好きは知ってはいたが、「IQ160の天才」ってのは初耳なんだけど。一体どこでその賢さを活かすチャンスがあるというのだ。これまでのお話では大体サバゲフィールドに入ったらモモカにぶっ殺されてるわけで、あまりスペックが高いようには見えないのだが……。あとうららの「ドM」っていう設定も、どう考えても虚偽表示だと思うんだよね。「ドMだからファッションドSが許せない」っていうことだが、そもそもうららは嗜虐志向の方が強いと思って見てたんだけどな。もしくは「極端に趣味の悪いレズビアン」。最初におっかけてたのが美煌で、その後でモモカにべったりって、単に人を見る目がないガチクズ好きっていうだけの話では……。そもそも生徒会もどこを調査したら「うららはドM」なんてデータが手に入ったんだよ。唯一モモカに対する調査だけはそれなりに実を結んで意味があったようだが、やっぱりモモカの「外面設定」っていうのは外部には漏れないようになってたんだな。「久しぶりに外面の良さが見られた」って言われてたけど、別に学校での日常生活は大体あんな感じじゃなんじゃないんかね。そういえば、Aパートはモモカの外道設定が機能しなかった珍しいお話であった。 その分たっぷりお届けするのがBパート。こんなにも「ヤクザのまねごとして違和感のない女子高生集団」も珍しい。みんなしてドスの効いたなんちゃって広島弁を楽しそうに話すのが聞いてて楽しい。うららが上手いのはもちろんのことだが、相変わらず声のアクセントが良い美煌さんや、何やらせても不思議と形になるモモカの器用さも注目に値する。そしてたっぷりとお届けされるモモカの外道っぷりにファンも一安心。ちゃんと1人ずつ仲間を殺害していって、最後のどんでん返しまでもを予期してひっくり返しちゃうあたりがモモカイズムである。麻耶はこういうシーンだと真っ先に死ぬから「サバゲ部で一番地味」とか言われるんだよなぁ。鳳美煌(留年中)。 |
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Thraxi
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声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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