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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「となりの関くん」 5→5

 思ってた通りの中身でした。ほんと、書くこと無い。うーんと、あ、後藤さんのキャストがしゅが美だったのがちょっと嬉しかったです。宇沢君が稔だったのもいいチョイスね。中の人についてしか書いてない。しょうがない。書くこと無い。

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「とある飛空士への恋歌」 5→4

 大体第1話を見た時のイメージ通りの進行でシリーズが終わった作品。1つの物語として見ればそれなりにまとまっているとは思うのだが、やりたいことを考えると、このアニメの土台で良かったのかがちょっと疑問の残る結果だ。うーむ、このお話って1クールで無理矢理まとめてやるようなものだったのだろうか。

 正直なところ、途中からは割と適当に見ていただけなのでシナリオ面については制作側が意図した通りに全て理解出来た保証はないのだが,やっぱりちょっとのっぺりしている。クライマックスには激しい戦争があり、ばったばったと人が死んでいく部分もあるのでかなり壮絶な展開ではあるのだが、ドラマってのは別に人の生き死にの量で決まるわけではないからね。たとえば今作だったら「若い飛空士見習いたちがお国の事を思い、大切な人のことを思いながら決死の飛行を行う」あたりが最大のドラマであり、ミツオ君の壮絶な戦死なんかは割とグッと来るものはある。ただ、丁寧に描かれた「悲劇」ピークはそこであり、それ以降、主人公チームが悲痛な願いでおこなったあれやこれに関しては、言ってしまえば「人が死んでんねんで!」という話。ミツオ君の命を賭した純愛を見た後では、どれだけカルエル君が必死に愛を謳ったところで、「まぁ、頑張れ」という程度にしか結びつかない。また、これはアニメ視聴者だけの現象なのだろうけど、結局ことの背後に横たわっている国家関係が最後まで(口頭で説明はされているが)明示されなかったので、戦争に挑む覚悟であるとか、その後の交渉に関わる諸々にいまいち入り込めなかったっていうのも悩みどころ。今作は非常に珍しい作りなのだが、描写されるのが主人公サイドオンリーで、何故か相手となる「空の民」の内情って一切描かれないのよね。そのせいで、結局相手国の思惑がどうなっており、何故戦争が起こるのか、っていう部分が真に迫ってこなかったのである。

 また、いざ「戦う」という時に、「空戦」という最大の特徴がそこまで迫力を持たなかったのもドラマに入り込めなかった原因の1つで、結局「広い空の上で、なんか飛行機がばんばん機銃を撃ってる」っていうだけのシーンになるんだよね。どれくらいの命中精度で、どれくらいの死闘なのかがピンと来ない。そりゃま、実際の戦闘機どうしの対決ってのはそう見えるのかもしれないが、いざ「生き死に」を問題にしてるシーンになるなら、もう少し「死にやすさ」が分かる画面が作れなかったものだろうか。どうも戦闘シーンは身が入らなくて見ていて退屈になりがちだったので、その部分が大きな失点になっている。

 まぁ、そうは言っても最終話まで見ればドラマとしてはそれなりにまとまっているし、アリーのちょっと切ない恋心なんかはなかなか良いものではあった(何故か相変わらずフられた側の女ばかり気になります)。多分、原作をしっかり読めばもうちょっとドラマ部分については補強されるんだろうな、と思いつつ。でもまぁ、アニメとしては「駆け足でちょっと大変だったすし詰め戦記物」としてこれくらい。

 ちなみに、そんな作品だったけどオープニングテーマは今期の中では頭一つ抜き出て好き。映像もドラマティックで良いよね。petit miladyって今まであんまり真剣に聞いたことなかったんだけど、こういう強い曲調でも歌えるんだったら案外良いユニットなのかも。竹達に音域あわせるとあおちゃんがちょっと辛い気もするけど。

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「桜Trick」 5→4

 んー、残念ながら期待してたほどはまることが無かった作品。ガチ百合なんだからもう少し伸びしろがあるかと思ったのだが……。

 はまらなかった理由は色々と考えられるのだが、まず一番大きかったのは、石倉監督の持つ作品性があんまりあわなかったこと。「ひだまり」の時と同じような止め絵の演出、そしてひたすら幾何学的に簡略化させた背景設定など、デザインとしてはかなり独特な方向性。ひだまりは2期と3期の間に大きなギャップがあったものの、元々動きを求める作品でもなかったし、そもそも2期までの大沼・尾石ラインが既に色々おかしかったので、3期は3期で「こういう味もまたありかもしれぬ」と受け入れることが出来た(ただ、今思えば4シリーズの中では一番微妙だったかもしれない)。しかし、今作はひだまりのように穏当な空気だけで進む作品ではない。何しろメインテーマが「ガチ百合ップルのキス」なのだ。のっぺりとディティールを廃した画で構築されても、なかなか真に迫ったエロティシズムを感じることが出来ないではないか。

 もちろん、実際に事を成す場面になればそれなりにディティールにも力は入るのだが、そこが逆に浮き立つようになってしまい、普段の空気との親和性が乏しくなる。おそらく狙いとしては「普段は極力日常ものの空気を維持しつつ、要所ではきちんと見せ場(濡れ場?)を作る」ということだったのだろうが、そこに区分けを作る意味が薄く、なんだか単に手抜きをしているように見えてしまう結果になったのだ。オープニングで見られる無体なダンス動画なんかも同様で、他の部分がシンプルな図案なのに、そこだけ動かされてもやっぱり浮わつく。出来ることならば、もっと作品全体を使って「背徳的な百合モーション」をプレゼン出来なかったものだろうか。コンセプトが貴重な作品だっただけに、そこの現れ方が意図とずれてしまっていたのは勿体ない。まぁ、それ以前に、「別にシナリオとしてそこまで面白いもんじゃない」っていうのが最大の原因なのかもしれないけども。そりゃね、冷静に考えれば「毎週ひたすらキスしまくるだけのカップルを見せられるだけのアニメ」って、拷問じゃんね。「こいつらどうせキスだけで終わってるわけないんだから、もっとその先も見せてくれよ」というドロドロした欲求が……いや、地上波で出来る範囲でね。

 あと、あまりにもメインの2人の物語が集中し続けたために、あんまりサブキャラ勢が光ってなかった感じが気になる。生徒会長お姉ちゃんは頑張ってたし、途中から彼女メインみたいになってたけど、結局お話はこの3人で回してたからねぇ。それが原作の狙いだってんなら構わないのだが、どうもキャラの配置からすると「同時多発的百合」も割と大事な要素だった気がするので、それが見られなかったのも残念。もう、こうなるとひたすら毎回「どこで連中がキスするか」ということのみを売りにするしかないんだけど、流石にそれって1クール引っ張るほどのものではないよね。戸松・井口のエロい声を楽しみにするだけだったら、多分もっと他の作品で足りてるし、そもそも、この2人にそういうポジションを期待してるのかというとそんなことも無いし……。

 結論・百合営業ってやっぱりイメージ戦略的に効果があるんだ。

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「のうりん」 6→6

 うん、やっぱり楽しかったよ。いや、毎週そんなこと書いてたから大体分かることだけどさ。

 基本的には毎週はしゃいでた通り。基本線はパロディ多めのギャグアニメだが、そのギャグの混ぜ込み方はかつてなかったくらいに遠慮がない。ここまで他人のふんどしで相撲を取ることに迷いがないパロディアニメはそうそうなかっただろう。最近だと「ニャル子」や「アウトブレイクカンパニー」なんかはそうだったはずなのだが、あれはまだお上品な代物で、「まるまるネタにしてるんだから開き直れよ」という覚悟はこちらの方が上。そのため、あからさまなパロディに嫌悪感を示す層も多分に産みだした気もするのだが、まぁそこはそれ。パロネタって多すぎると嫌悪感を示す人は現れるし、使い方のセンスも問われるし、なかなか難しいものですよ。私個人としては、かなり無茶してたけど今作は割と好きな方。だって1クールやってきてのオチが「ふろんてぃあっ!」ってのはなかなか無い話でしょう。ラノベ文化もここまで来てしまったんだなぁ(感心4割、諦め6割)。

 そして、本作はそんな「パロディ羅列アニメ」というだけでなく、きちんと農業テーマも真剣に扱っていたのが面白いところ。シリアスが無闇に入ってくることはこれまた批判的に見る層もいるようだが、やっぱり独自テーマである「農業」に突っ込むのに、単にギャグだけでは片付けられないものね。そして、扱うんだったら、ラノベアニメで出来る最大限のことをやらないと。ちょうど離農の問題、経済面の問題については「銀の匙」が同時期に扱っているわけだが。こちらは畜産ではなく「農林」であるから、野菜の流通販売の話、それに味と農薬、農業規模の話まで、ここでしか出来ない題材を、重たくならないギリギリの真面目さでちゃんと扱っているのだ。農業を本気でやっている人間からしたら馬鹿にしてると思われるレベルかもしれないが、一般視聴者への啓蒙だったらこれぐらいからはじめるのも充分アリだろう。そもそも「ライト」ノベルなわけだし、もっと興味を持つことが出来た人間が、改めて専門書を取ればいい。そこにいたるまでの1ステップ。それこそ「はじめてののうりん」というわけだ。子供相手には甘いシロップを薬として与えるのだから、働くことへの意識が低い若者へは、まずラノベから導入する。これはこれでありなんじゃないでしょうか。

 まぁ、原作がそこまで真面目にかんがえてこれを書いているのかどうかは定かじゃないけどね。やっぱり、この作品の本質はギャグなわけだし。これは原作の力なのかアニメの力なのかよく分からんのだが、今作はキャラが全部良かった。主人公の耕作はアホだし情けないんだけどどこかに芯が通っていて、「こいつなら回りが惚れるのもギリギリ分かる」というレベルにいるのがラノベ主人公にしては珍しい。そして、回りを取り囲むヒロイン勢。メイン2人もさることながら、良田さんとバイオ鈴木がホント好き。目が変なキャラが美味しかったのか。ちょっと原作で彼女たちの活躍を追ってみたいという気にもなる。画がない状態でどれだけ魅力的かを見てみたい。いや、やっぱりアニメだから良かったのかな……大沼演出の「可愛らしさ」って格別よね。それこそベッキー(別次元のちびっ子の方)も大沼さんのお仕事だったわけで、良田さんとかバイオ鈴木がちゃんと可愛く見えたのってアニメ的なデザインのおかげだよなぁ。

 あとは当然中の人ね。方言萌えって大事。「〜〜やら〜」が癖になりそう。でも、何故かあの方言使ってるのって中沢家でみのりだけなんだよな。謎である。

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「バディ・コンプレックス」 5→5

 「ノブナガザフール」と続けて最終回を見たせいで、なんか櫻井キャラの精神状態がいちいちやばくて笑える最終回になってしまった。ビゾンさん、最後の大活躍だけでも殿堂入り狙えるキャラになったよ。「俺のヒナにいぃぃぃぃ!」って叫んでるだけで楽しい。いや、本人は必死なんだろうけども。

 さて、一応の最終回を迎えたわけだが、まだ続きはあるみたいだし、ひとまずの決着はヒナとの関係成立、そして青葉の未来定住決定くらいがテーマだろうか。ゾギリアとの戦争はまだまだ続いていくわけで、結局この世界に残ってしまったことが正しいことなのかどうかは判断がつかないが……タイムパラドックスものの常として、このループに突入しちゃった諸悪の根源が誰だかはよく分からないんだよな。ヒナがいなかったら青葉は未来に来なくて済んだ気もするけど、そうしたら好き放題のビゾンさんに殺されてたかもしれないし、そもそもビゾンさんに付け狙われる理由作ったのはヒナだし、ヒナが青葉に執着するようになったのは青葉が原因だし、その青葉がヒナに執着してたのはヒナのせいだし……うーむ、結局結論は出ないからこそのパラドックスである。

 まぁ、そんなシナリオ面のディティールはさておき、ざっくりと大枠でみると非常に身の丈にあった、心得たシナリオ配分と映像クオリティだった。同時期にサンライズ製作で「ガンダムBF」をやっていたのはずるい気もするが、この作品だって大きく劣っていたというわけではない。むしろ、下敷きの無い新作タイトルでここまでのものを作り上げ、きっちり次に繋げたはじめの一歩の仕事としては立派な部類。戦闘シーンは基本的には「いつも通り」であるが、意識的にCGの使用を抑えた手描き優先のカットは非常に見応えがあり、少なくとも個人的には「ヴァルヴレイヴ」よりもこちらの方がよっぽど楽しかった。キャラクターの配置についても、「ナイスカップリング!」の時点で「ホモじゃないか!」と叫んだが(そしてやっぱりホモではあるのだが)、思っていたよりも「カップリング」の変な意味での押しつけは強くなく、きちんと世界設定としてカップリングシステムの技術的、道義的説明が成されていたために、独自の作品カラーを出す設定として充分に機能していた。途中で梶君が出てきた時には「やっぱりホモじゃないか! しかも三角関係になったじゃないか!」と改めて困ったものだが(そして実際そうだったが)、ちゃんと落としどころを分かっていてディオが冷静に戦闘機乗りとして処理してくれたのは助かった。ディオさんはツンデレてはいるけど、それなりに分をわきまえて常識的な範囲で動いてくれているのは助かるのです。

 そして、1クールものの締めくくりとして用意してくれたタイムループネタの決着も、最終話がかなり急展開だったことは事実だが、何が起こっているのかはちゃんと理解出来たし、「ループからの脱却」の説明としてもそこそこの説得力。これまでのループものとの違いは、最後の最後で「ヒナだけループしてんのか!」って気付いて、一瞬で救えちゃったところ。青葉さん、察しよすぎやで。でもまぁ、綺麗に「ちゃんと1つの話が終わったなぁ」という感じが出たのは素直に上手いと思ったよ。2クールが決まってる作品って、ろくに結末も用意せずに幕を引いちゃうことが多いからね。今作はきちんとその辺を「腑に落ちる」状態で片付けながらも、最後の最後、土壇場で「続くんだ!」っていうのがびしびし伝わってくるワンカットだけで見せた部分。ビゾンさん! 頑張れ!

 まー、うっすら遠回しに褒めてるので、実は突っ込むと色々と難点のある作品だったりはするのだが、盛り上がった部分だけを取り上げても充分観る価値のある作品である。2期があるのだとしたら今から楽しみだよ。もう、ヒナちゃんがレイプ目になることがないだろう、っていうのだけが残念。今期はサンライズが2作立て続けに早見キャラの自我を奪ってマインドコントロールしてるんだよね……どっちのキャラも主人公追いかけて異世界に行くところまで一緒だし。アイラちゃんも実はタイムループしてフラナ機関にたどり着いた可能性が微レ存?

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「ノブナガン」 5→6

 今期なかなか視聴本数が削れなかった理由の第1位は当然「俺の意志の弱さ」であるが、それ以上に、今期は「割と面白い」が多かったシーズンだったのである。そんな「割と面白い」の一本がこれ。原作漫画をちょろっと読んでいたときの「アクの強い絵だなぁ」という印象はとてもいい意味でブラッシュアップされて見やすさを得て、すんなりと入れるいいアニメになっていた。

 先に挙げておけば、当然課題もある。なんといっても個人的には主人公しおちゃん役の中の人が最後まで落ち着かなかった、っていうのが気になったのだが、人間年を取ると割とそういうところにも肝要になるもので、過去に「ゼーガペイン」とか「夢喰いメリー」とかで「ヒロインの声がくぁwせdrftgyふじこ!」と文句を言っていたのに比べると、随分穏やかな気持ちで聞けるようになってきた。まぁ、単に慣れただけかもしれないけど。でも、難しい役の割には色々面白い声も聞けたと思いますよ。武藤志織ちゃんは、今後伸びてくる人材になるのでしょうか?

 そして、そんな問題に目をつぶれば、今作は色々と新しい部分が多く、スタンダードなシナリオの中にも目を引く要素は散見された。AUウエポンというネタはありがちなもののはずなのに、出てくる偉人のチョイスがいちいちおかしいところが気になる。私が原作コミックを読んでいたのは「ニュートンだから重力操るよ」くらいまでで、その後「ジェロニモ」だの「スーホ」だの「ヴィドック」だのが出てくるとは思ってもみなかった。まず「誰やねん」が先に立つわけだが、それぞれの能力も「どないやねん」であり、ガリ子がピサの斜塔を模したヘンテコ機械にすっぽり収まってる図なんかは非常に微笑ましい。また、この手の能力バトルはすっかり食傷気味のはずだが、無闇に盛り上がったストーンフォレスト作戦での戦い方などを見ると、単純に能力を使うだけでなく、出来る限りそれらを複合させて戦略的に戦おうという意識が見て取れるのが面白い。敵が全く未知で行動の読めない進化侵略体というエイリアンなので、常に緊張感が持続するのもいい感じだ。最近のアニメでロボ戦闘が出てこないのに「バトルが割と面白い」のは貴重な要素である。

 そして、それを盛り上げるための映像の妙なこだわりが雰囲気にマッチしていて良い。原作の癖のある絵をアニメに移したらこうなるだろ、という1つの試みだったと思うのだが、独特の色遣いや、ゴリッと線の太い動画面も、あんまり賢くない骨太な戦闘描写を盛り上げるのに一役買っている。単に「空中で落下しながらコアを狙撃する」なんてシンプルなミッションでも、この色彩と線画の組み合わせだけで、充分緊張感を表現出来るのである。こういう個性がちゃんとアニメで反映されるってのは、原作ファンには嬉しいこだわりだったのじゃなかろうか。製作を任されたブリッジはサンライズ分派のスタジオとのことで、スタッフもそこかしこにサンライズ絡みの名前が確認出来る。そのあたりから今作の個性の出方を分析するのも面白そうである。

 中の人要素については、主人公のしおちゃんが上記の通りなので、割と渋めのキャストが光った印象。途中でwikiを見ててサンジェルマンがアニメオリジナルって知って割とびびったけど、DOGOOは中枢部のキャスティングが渋くて良いよね。明乃さんの土偶役が好きなんです。あと第一小隊のジェロニモチームも息が合ってて良かったし、なんといっても要所で出てくる信長公が渋いのよ。飛田展男のよろしい使い方って、「キチガイじみた個性」なのかしら。御本人はあんなに柔和な人柄なのにね。

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「魔法戦争」 4→2

 今期の頑張った枠。主に、視聴してた俺が。まぁ、完全に横目で見てただけなんで中身とかはさっぱりなんだけど、どうも軽く確認したら、ちゃんと見てた人でも中身はさっぱりだったようだ。なら問題無いな!(開き直り)

 いわゆる「ラノベラノベしいラノベ」枠なのだが、放送開始時、とある知り合いが「月光wwwタケシの弟が月光wwwもう駄目だコレwww」みたいなことで匙を投げており、「いやいや、そんなとこで見限ってやるなよ。なんかこう、兄の名前は父方の祖父母がつけてくれたとか、そういう理由かもしれないだろ」と適当に自分の中でフォローしつつ見ていたのだが、なんか一事が万事で、あそこで見限った知り合いはどうやら賢かったという結論になってしまったのでちょっと悔しい。いや、どんだけ賢くなくても最終話まで見るかどうかっていうのは選択出来たと思うけども。

 最初は映像面でそこまで気になる要素はなかったし、「どうせラノベなんだから脚本なんて気にしたら負けよ」と思ってみていたのだが、最初は頑張っていたように思えてた映像もなんだか少しずつショボくなっていき、それに比してなのか、単にそういう設定だったのか、特にシナリオ面についても見るべき点が持ち上がってくるわけではない。「東京レイヴンズ」と何が違うんだと言われりゃそうなのだが、レイヴンズはまだ「新しく設定した舞台で自分なりの面白いことをやろう」という意気込みが感じられるシナリオだったが、こちらに関しては「面白くしよう」という意識がほとんど見て取れない。いちいち舞台設定がせせこましいし、設定は単に語るだけなので、本筋に有機的に絡んで盛り上げようとしている実感が持てない。まぁ、確かに魔法で戦っていたのだから看板に偽りはないのだが……戦争してたかな。戦争してたのは過去の世界のことよねぇ。

 そして極めつけは、話題騒然の最終話。これ、分割2クールじゃないとかいう話じゃない。「どんなアニメでも最終回まで見れば、その最終回の『何となく終わった感』でそれなりに満たされるから大丈夫」っていうのが私のアニメ視聴における信念の1つなのだが、この作品は、そんな私の拠り所を脆くも蹂躙してしまったのである。酷い。ここまでフォロー出来ない作品も久しぶりである。

 それでも2点を維持したのは、魔女っ子まほこが毎回頑張ってたから。東山奈央がいれば何とかなると信じていたのだが……甘かったぜ。

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「ウィザード・バリスターズ 弁魔士セシル」 5→4

 弁護士的な何かをイメージした裁判風のいじめを描いたなんちゃって魔法アニメ。こっちの方がよっぽど「魔法戦争」っていうタイトルが(略)。

 このアニメを見るテンションは大きく3つのパートに別れており、序盤は「裁判とか言ってるくせに……どんだけ適当やねん……」という完全低迷期。序盤に事務所のメンバーをちょこちょこ紹介しながらセシルが経験を積んでいくくだりは、ぶっちゃけ「弁護士」っていう設定がほとんど活きてもいないし、裁判のやり方が恐ろしいほど適当だし、あげくメカが出てきて強制解決に出たりしちゃうし、もうネタとしても微妙だと思っていた。せっかくの「弁魔士」というタイトルなんだから、せめてもう少し現実の弁護士の仕事を意識したオリジナリティを発揮出来ればよかったのに、と思いながら冷めた目で見ていた。第2段階は、じわじわセシルの身辺が怪しくなってきて、アメリカに渡って「ハチミツスマッシュ!」とか言ってた時期で、無茶苦茶さが予想外の方向に広がり、もよよんの悪逆スマイルでどきりとさせられたり。「あれ? なんかとんでもないシナリオになってきたぞ?」と期待が高まり、そうしてみると割と画面の質が良いので普通に楽しんで見られるようになる。そして最後が「やっぱり無茶苦茶や!」と匙を投げる終盤戦で、なんかもう、悪魔蘇らせちゃうし、結局裁判はいつも通りにやりたい放題だし、設定の意味なかったやんけ、という結論に達することに。いや、わざわざ弁護頼んでおいてそこから罠にはめるっていう最後の審理は逆に面白かったかもしれなけども。「弁護人が被害者を殺したんだ!」って割と斬新よね。

 いや、ここまで振り回されたらむしろ心地良いくらいだけどね。スタッフとしては「魔法+弁護士! これは新しいですわ、このネタでアニメ行けますわ!」ってなノリだったんだろうけど、せめてもう少しシナリオを煮詰める時間は欲しかったよな。ここからスピンアウトで色々と世界観が広がっていくならいいんだけど、アニメ1クールだけで見たらどうしたって荒唐無稽。無駄パーツも多くてまとまりに欠ける。梅津さん、あんたこのキャラが動くところを描きたかっただけなんじゃないか、という。いや、それでもいいんだけどね。キャラの動きだけを見てる分には面白いシーンも多々あったしね。でも、それって見事な出来のオープニングさえ見ておけば片がついちゃうんだよ。まさかの「ガリレイドンナ」に続く2作品連続の「オープニングがピーク」だよ。まぁ、ガリドンに比べればこちらの方がよっぽど中身は楽しめたけどね。

 結論・もよよんは悪女可愛いから、それはそれで良し。正体? 知らん。セシルもそれなりにパンツ可愛い。セシルの中の人の今後の頑張りに期待だ。

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 ふろんてぃあっ! 最終話。まー、そりゃー許されないわな……あれは中村悠一ボイスをもってて初めて許可される技だから……いや、最終的にはランカちゃんが負けたんですけどね。

 最終話はギャグとシリアスのバランスをほどよく配合して割と素直な終わり方。こんな無茶苦茶なギャグラノベでどうやって最終回のお膳立てするのかと心配していたが、それなりに最終回っぽいエピソードがあったのね。ちゃんと「農業とは、田舎とは」っていう問題に対して(非常にあまっちょろくて一時しのぎではあるが)1つの答えを出しているし、それと絡めて強引にみのり・林檎の間にも答えを出した風を装った耕作はなかなかの策士。どうせ原作は終わってないんだろうし、アニメに一旦蹴りをつけるにはいいあんばいだ。

 しかし、この村の人たちは田舎らしく排他的でいやらしい連中ばかりなのかと思っていたけど、あのくらいの耕作の演説で折れてくれるなんて、案外優しいところもある。普通に考えたら、田舎とかキャンペーンとか関係無しに、「結婚式の会場にいったらデキ婚がまず嘘で、そもそも結婚自体が嘘だった」っていうシチュエーションに出くわしたら、キレるとかそういうレベルじゃなくて集団訴訟もんだと思う。いうたら結婚詐欺やからな。更に今回は村おこしの一環、イベントとして結婚式を見せているので、村のPRにまで詐欺行為が及んでいるという状態。これ、かなり悪質ですよ。みのりのおねーちゃん、事前になんか恰好いいこと言って覚悟を表明してたけど、やってることは単なるペテンだからね。妹さんの性格も合わせて考えるに、割と性根が腐ってますよ、中沢家。

 でもまぁ、今回はそのあたりを「良い話」として処理してあげるのが人情ってもんだろうか。つかさ姉ちゃんが頑張りたいと思っていたのは(形はどうあれ)本気だったのだろうし、成功してさえいれば誰も傷つかず、村のためになったかもしれないのは事実。どう考えてもこんな閉鎖的な村で学生結婚した偽カップルがごまかしきれるはずがないので早々にばれてたとは思うが、発想自体は悪くなかった。いや、そもそも腹の中に若旦那入れてる時点であんまり騙す気もなかったのかもしれない。どんだけ悪人かもしれないと勘ぐっても、「でもサトリナボイスだしなー」というところで補正がかかってしまうのは私の心が弱いから。とりあえず、婚活云々だったらそろそろ中の人が心配する年齢なので、出来れば何か良い報告が聞きたい今日この頃。

 閑話休題、シリアスパートについては前回まででもある程度メッセージ性の強い部分はこなしてくれていたし、一つの結末として綺麗だったのでよしとしよう。耕作の中では林檎とみのりがそれぞれの理由で大事だ、っていうことも描かれていたしいね。後は残されたのはギャグパート。誰だ、最終回にベッキー連れてきたの。今までで一番酷い暴れ方やったやないか。冒頭部分の即身仏トークもすげぇ声が出てて面白かったけど、クライマックスは結婚式場に登場した時の忌み語だらけの呪詛。あれを丸暗記してどっかの式場で実践してみたら面白そうだな。早口で唱えれば案外霊験あらたかな感じになるんじゃなかろうか。心配なら千和を雇うっていう手もあるな。その他、そんなベッキーを仕留めるためだけに手配されていた吹き矢の彼。仕事の後にすげぇいい顔してたけど、「そのガッツポーズのためだけに杉田呼んだのかよ?!」って思ったら、その直後のガヤに堂々と杉田が混じってて笑った。あいつはガヤに入れたらあかんやろ。

 そして、全てが片付いたあとのエピローグパートでは、継・良田さん夫妻が帰国。はたして海外でどれだけ関係性を進展させて帰ってきたのか。きっとアメリカ仕込みのテクニックが云々。以下薄い本に任せる。そして、何故か無駄に全員登場した四天農。やっぱりバイオ鈴木が楽しそうにしてるのが可愛い。次のシリーズでは、四天農を次々倒して十二宮を進むみたいなシナリオが見たいです。確定してるのは、金牛宮に良田さんがいることと、多分双魚宮にはローズ花園。あんまり強くなさそうだな。

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
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