最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
「Wake Up, Girls!」 5→5 艱難辛苦を乗り越えて、なんとか1つの仕事を仕上げることが出来たことにまず一安心。どうしても贔屓してみてしまう部分はあるのかもしれないが、「第3のアイドルアニメ」として、しっかりと物議を醸し、後に残る結果を出すことができたのではなかろうか。 この作品を世に出すのには、かなりの勇気が必要だっただろう。ジャンルがジャンルなので「まだ柳の下にどじょうを求めるのか」と思われる時点でいくらかビハインドであるし、何よりも被災地仙台という舞台設定、復興の応援というサブテーマは、軽々に扱ってよいものではなく、下手なことをすれば火事場泥棒のように不幸を売り物にしている、という評価すら受けかねないからだ。基本的にはデリケートな問題には蓋をする文化であり、誰だってわざわざ藪をつつくくらいなら無難な道を選びたくなる。しかし、山本寛という男は敢えてそこにいった。すっかりヒールとなったネット上の自分のキャラは完全に理解しているだろうし、そうした悪評を招く可能性が人一倍高いだろうことも分かっていたにも関わらず、敢えてそこにつっこんだ。それは愚者の蛮行なのか、本当の勇気だったのか。とらえ方は人それぞれだろうが、少なくとも作品を観る限りでは、きちんと狙った部分を扱うだけの土壌は用意出来たのではないかと思う。 「アイドル」というテーマに関しては、先駆ける同ジャンルとははっきりとステージを差別化し、アイドルという存在そのものを、より社会に即した部分から切り出すことに挑戦した。そのためにわざわざキャストまで新しく用立てて、全てを一から作り上げるというチャレンジに出た。「アイドルの産みだす社会性、経済性、そして精神性」というものを描くための手段として、たとえば極力キャラのデザインを地味なものに寄せたり、不快なモチーフについてもかなり多く扱っている。その上で最後まで安心して見ていられたのは、「最終的にハッピーエンドがあるべき」という理念が信じられていたこと、そして、こうして作られたアイドル性というものが、ちゃんと意味を持っていたことに依る。WUGとI−1という2つのアイドル像でもって現場の実情を「アニメ的に」描いてはいるものの、どちらの含む「怖さ」も「痛さ」も、おそらく現実を見れば避けられない部分だろう。そうしたものをさらけ出しつつ、ギリギリの部分で「アイドルアニメ」というスタイルが壊れないセーフティゾーンを模索する。この挑戦はなかなかに野心的だ。 そして、そこまでして「アイドルの世界」を描くことで、「少女の努力」の描出が成され、副次効果として「震災へのエール」に繋がる。このことも、きちんと作品内で正面から描かれていたものだ。これだけの舞台設定をしても、まだまだ被災地のリアルに切り込むには全然足りないのだろうが、少なくとも一歩目を踏み出せたということの価値は、見た目以上に大きい。ことあるごとに日本のアニメに対して悲観的な、時に絶望的なことすら平気で口にするヤマカンであるが、こういうところに、彼の模索する「アニメの生き残り」のヒントが隠れているのかもしれない。 まぁ、難しい話はさておいても、「アイドルアニメ」というテンプレートの上で必要なことを粛々とこなした上で、7人のメンバーを魅力的に描き、晴れやかな気持ちで12話まで見通すことが出来たというだけでもそれなりの成果ではある。序盤には「区別つかねぇよ……」と絶望していた7人娘だが、最終的にはちゃんと個性が出ていたし、今後が楽しみにもなった。キャストが素人ってのはどうなることかと不安ではあったが、最終的には(かなり個人差はあるものの)それなりのものになっていたのではなかろうか。最終話の佳乃の嗚咽シーンなんて、胸に迫るものがありましたよ。そして、アイドルアニメで重要なライブ、曲は良い。やっぱり曲がいいよなぁ。流石の神前暁。 しかし、これだけ色々と評価出来る部分があるにはあるが、やっぱり作画がどうにもこうにも……本当にそこが勿体ないんだよなぁ。地味な画面だからどこまでも繊細な作業が必要になるはずなのに、一番大事な作画面がボロボロってのは本当に悔やまれる。せっかくのプロジェクトだったのに、なんでこんな状態でスタートしてしまったのか……もし2期があるなら、なんとかスタッフを揃えて、万全に体制で挑んで欲しいものである。 PR 無事に終われた! 最終話。うん、このくらいの着地点が理想的じゃないかしら。最終的には何もわだかまりがなかったし。しいて気になったことといえば、「何で男性客のためのキャストがこんなに多いんだよ」っていうことくらい。エンドロールにずらっと見たこと無い名前が並んでて笑った。 WUGラストライブ。当然のように災難は降りかかり、よりにもよって胃に穴をあける勢いだった佳乃に降りかかった。ここから「佳乃が黙って本番に挑んですげぇ失敗する」パターンとか「そのまま辞退する」パターンとかを考えてたんだけど、怪我をした事実はリハでばれてしまったため、その後の進退はチーム全員に委ねられることになる。あわや棄権というところまで行きかけたが、I−1のツンデレさんの好意で土俵際を残し、無事にラストライブを成功させることが出来た。今回はようやく、本当にようやく監督コンテ回であり(それでもなお共同仕事なんだけど)、おそらくライブパートに関してはきちんと監督の手が入っている(オープニングのダンスと一緒だし、オープニングはヤマカンの仕事である)。相変わらず手放しでほめられるような作画ではないのだが、これまでの中では一番しっかり描かれていたし、「WUGにしては頑張った!」というのが素直な感想である。やっぱり、7人のモーションを全部まとめて手描きってのは結構な重労働なんだよなぁ。ハルヒとかアイマスとかのライブシーンは本当によくやったと思うけど、それもこれも人手の量の違いかしらね。それにしても、側転やらが大胆に導入された「7 girls war」の振り付けは鬼のようにハードだよな……あれは確かに怪我したら絶望するわ。よくリハだけでも乗り越えたな。 結果的には優勝にこそこぎ着けなかったものの、WUGは「場内を味方につける」ところまでは成功したというのが最大の成果。本来ならば島田真夢の「都落ち」ユニットはI−1の本拠地では白い目で見られるだけのものだったはずなのだが、わずかなパフォーマンスだけでそんなアウェーの空気を払拭し、会場をWUG色(緑色?)に塗り替えたというのが、一番分かりやすい「1年間の物語」の結果である。かなりご都合主義な感が無いではないが、それだけ彼女たちのパフォーマンスが完成していたということなのだろう。早坂さんの4点は伊達じゃないぜ。あと、必死にアウェーで応援していた下野軍団の勢いも案外大事な要素だったんじゃないかって気もした。アイドルオタクに勇気を与えるアニメである。 今回描かれたファクターをまとめておくと、「7人揃ってこそのWUG」というチームワークが第一、そして、そこが完全に「島田真夢の居場所」になったというのが1つ。これがWUG内部の完成図式であり、すったもんだしてきた7人の女の子の友情のゴール。さらに、あれだけ険悪だったI−1との関係性でも改善が見られたなんて変化もあったし、観客を巻き込んだパフォーマンスを見せたことで、I−1のプロデューサーにも一矢報いる形になった。元々、彼は真夢が自分の打ち立てた「規則」にたてついたことに対して制裁を加えたわけだが、彼女の持つポテンシャルについては認めていたであろうし、彼女の持つ「アイドル像」を完全に否定したわけでもない。ただ、自分とは違う価値観の相手を膝元に置いておけなかっただけである。そんな真夢が、今度はライバルとして自分の目の届くところに帰ってきたのである。表情にこそ出さないが、案外彼もWUGの今後を楽しみに見守るのではなかろうか。もちろん、ぶつかった時は全力で潰しにくるのだろうけども。 こうして、WUGの物語の第1幕は無事に結末を迎えた(劇場版があるから第2幕か?)。当然、まだまだはるか長く伸びるアイドル坂は続いており、I−1を目指すにしろ、身の丈に合った活動をするにしろ、目標はずっと先。はたしてこれからの彼女たちの活動を見ることが出来るのか、それは製作スタッフのみぞ知る。ラブライブだって2期が決まってるんだから、こっちだって2期目があってもいいと思うんだけどね。そんときには、是非とも「実波ちゃん、太る」っていうエピソードが見たい。うんめーにゃー。 「ストライク・ザ・ブラッド」 5→5 身の丈にあったほどよいラノベアニメ。これといってはまり込むような要素もないのだが、嫌悪感を抱く要素も特に無く、お約束の展開の中にさりげなく独自の持ち味をアピール出来ていたか。 ことあるごとに書いてるが、私の中の「ラノベアニメ感」のベースにあるのは「シャナ」である。そこから「とある」とかに伸びていくわけだが、まぁ、とにかくその辺のジャンルが「ラノベラノベしい」ラノベという印象の作品。今作はそういう意味でも非常に真っ直ぐにラノベしている。そして、どの前例とも同じように、文字で見ていないので設定が非常に分かりにくく、最後までよく分からず何となく観ていた部分が数多くあると思われる。しょうがないよね、元々の媒体が文字で伝えることを目的にしているのだから、アニメで台詞になっちゃったらどうしたって理解が及ばない部分は出てくるもんですわ。それで良しとすれば「何となく雰囲気で流せるアニメ」になるし、良しとしない場合には、「原作も読んで頑張ってついてこいよ」という視聴者突き放しアニメになる。後者の事例で、私がうっかり原作を読んでしまったのが「戦う司書」で、突き放されたまま離脱したのが「境界線上のホライゾン」である。 今作は「雰囲気流し」側のアニメ。幸い、「恵まれた出自のおかげですげぇつえぇ主人公が降りかかる火の粉をぶつくさ言いながら解決する」というお約束スタイルまんまなので、細かい設定が分からずとも何となく観て問題無い。ご丁寧に各章で新しくヒロインが追加されるので、「今回の女の子はどんな娘かな?」という見方でいい。そして、今作のモチーフである「吸血鬼」は綺麗に「エロ」に直結するテーマであり、画作りもきちんと「エロ」方向に強く貢献出来るように設計されていた。作画崩れも少なく、分かりやすい戦闘シーンはそれなりの規模で見せられて、女の子の表情は可愛らしい。ツンデレたり泣きついたりするタイミングなんかは本当に分かりやすくテンプレ通りなのだが、朴念仁キャラの中でもどこか憎めない気がしてしまう古城との絡みがギリギリイラッとさせないくらいのシチュエーションを維持している。もう、仲間内に天才的ハッカー(女の子)がいる設定なんて、慣れっこですよね。 大量の女の子が押し寄せてくるのでそのうち飽きてくるように思えたものだが、それでも良い具合のエロと萌えで引っ張り続けられたのは、おそらくメインヒロインの雪菜ちゃんの功績が大きいのではなかろうか。ラノベ主人公カップルでツンデレる場合って、往々にして暴力過多な上に何が楽しくて主人公とくっつくのか分からないパターンになるので呆れかえることの方が多いのだが、今作では、割と早くに雪菜が古城君に惚れている。そして、2人がくっついているのは上からのお達し、仕事なのでしょうがない。早めにデレた雪菜は割と真っ直ぐに好意を表してくれており、古城がどれだけ難聴スルーしたとしても一途につくしてくれる甲斐甲斐しさがある。そして決め台詞の「俺の喧嘩だ」「私たちの喧嘩です」パターンもこの2人の仲の良さを引き立てるのに一役買っており、もう、こんだけツーカーで仲良くしてるならさっさとくっついて幸せになっちまえばいいのに、と思える、よいカップルになっているのである。この「メインの2人がやたら幸せそうにしてる」っていう図式のおかげで、回りに色んなヒロインが出てきても視点がぶれにくくなるし、「古城は雪菜ちゃんを前にしても据え膳食わないくらいの不能者だから、他のヒロインが来ても動じないのはしょうがない」という諦観にも繋がる。いや、古城君は良い奴だと思うよ。細谷ボイスののそのそした感じは割と気に入ってます。 というわけで、「エロくて分かりやすくて画が見やすい」という、「何となく観る系ラノベアニメ」として必要な要素を綺麗に埋めることが出来た作品。多分1ヶ月もしたらほぼ全ての設定を忘れるか他のラノベとごっちゃにしている気がするけど、それはそれでしょうがないのです。大丈夫、僕は優麻のことだけは忘れないから。なお、理由は中の人が好きだからの模様。まぁ、中の人補正で言ったら大体のキャラが良いと思えるけどさ。種ちゃんは今のところこれがナンバーワンヒロインかなぁ。可愛いところも恰好いいところもビシッと決められるのが良いね。あとは仙都木母子が好きです。みかこんぐ先輩がボスキャラって珍しいよねぇ。 「世界征服〜謀略のズヴィズダー」 6→6 ほら! やっぱり訳が分からないじゃないか!(歓喜) いやー、さっぱり何も終わってないじゃんよ(今期2度目)。分かってた。こうなることは中盤から大体分かってた。ウド迷宮に潜ったあたりで分かってた。その上でみんな観てたんだから、ちゃんと覚悟完了出来てた。よね? お話はお話になっていない。対決構図だけをみるなら、サムライフラメンコ14〜17話あたりを1クール使ってやった作品。つまり、なんかよく分からない組織が体制側と戦うというテーマだけを前面に押し出し、よく分からない力でよく分からない解決を見せたのだ。当然次の敵キャラはミスタージャスティスだ。きっとズヴィズダー2期はフラメンコ星人との戦いが待っているに違いない。「サムメンコ」の総理との対決は間をつなぐパーツとして意味があったわけだが、そこだけを切り出したら意味はなくなる。つまりこの作品に意味なんてものはない。「征服」というたった1つのワードからひたすらイメージを、妄想を膨らませて、そこに「幼女」というメイン食材を漬け込んで、じっくりコトコト煮込んだ結果出来上がった「征服スープ幼女仕立て」がこの作品の全てである。おかげで、一口飲めば征服が分かり、全て平らげれば成人男性が1日に必要な幼女を一度に摂取することが可能だ。ただし、医薬品ではないので多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。1日の摂取目安量を守って下さい。 そりゃ不満も出る内容になっている。「お話になっていない」のだから、お話を期待した人はがっかりだろう。しかし、幼女を期待していた人なら? そう、私は幸いにも後者だったのだ。もとから「岡村天斎って、そもそもWolf’s Rainを作った人間やぞ」と言っていたではないか。元々理知性より感性重視のクリエイターだと思っている。その人がやりたいようにやったら、刺激物が出てくるに決まっている。監督コンテ回はいちいち楽しかったし、1つ1つの台詞回しの印象深さなんかを観ると、やっぱり「場面作り」は上手い。最終回に至っては安藤真裕との共同コンテだってんだから、ファンにはたまらないサービス。最終回のあまりにいい加減すぎるネタのオンパレードが毎回観られれば更に神がかったものになっていたのだろうが、数話に1回でもこのズレが楽しめれば私は充分だった。あんまり多すぎても体力がついていかないからね。ただでさえ今期は野放図系作品が多かったからな。まー、その分中盤の失速感は否めなかったわけだが、最終回が凄かったし、そのくらいは別にいいんじゃないかしら。とにかく可愛かった。ケイトちゃんは本当に幼女だった。機嫌を損ねた幼女がどれくらいすごいのか、身に染みて理解出来ました。 というわけで、今作は「とにかく可愛い」がテーマ。ケイトちゃんが可愛いのは問答無用の前提条件だが、ロボ子は素直可愛いし、博士はずぼら可愛い。あげくおっさんまでスイーツ可愛いってんだから見上げたものだ。何ともファンタジックなデザイン性のおかげで、どれだけ殺伐とした雰囲気でも不思議なウドパワーに充ち満ちて可愛らしさが維持されていたのは素晴らしい。中盤以降のホワイトロビンのヒロイン格上げっぷりもお見事である。明日汰は本当に幸せ者だな。ラスボスの「東京でヤス」も可愛い……わけじゃないけど、ヤスの徹底したキャラ設定がぶれなかったのも恐ろしいことである。この世界、一番強くてムカつくのが敵じゃなくて味方ってのがすごいよなぁ。あれだけの不良社員を雇い続けているのだから、本当にズヴィズダーは優良企業である。今後も引き続き、あまねく世界に光を。 とりあえず、この作品をまとめると「久野美咲フィーバー」の一言でまとめられるのではないでしょうか。幼女期のはじまり。 「黒子のバスケ(第2期)」 5→6 相変わらずのクオリティ。まー、今となっちゃジャンプの一大コンテンツになってしまったのだから注力するのは非常に正しいのだろうが、ホント、このクオリティだからこそ実現出来る超次元バヌケのすさまじさは、アニメならではの特別な破壊力があるよね。 基本的には1期と一緒の感想以外はなんも無い。スタッフがほとんど同じだし、各話の細かい担当スタッフも数が多いから誰かの個性っていう話題もいじりにくい。原作で作り上げた阿呆な勢いをいかに見事なアニメーションとしてアウトプットするかという、I.G.のプライドを賭けた挑戦である。敢えて1期目との違いをあげるなら、より一層バヌケ感が増したということだろうか。これはアニメの作り方の差ではなく、原作がそもそもインフレバトルものになっているので、当然話が進むとより派手になるというだけの話。異次元キャラクターが数を増し、2期目で大活躍してくれるのは、よくネット上では悟空や一護と対決させられているゾーン青峰、立っているだけで化け物の紫原。そりゃ画面だっておかしくなるわ。これに対抗するために当然主人公チームもパワーアップする必要があり、黒子が完全な妖術使いになったり、火神が光速を越えてみたり、もう怪獣大戦争の様相。そりゃ見てて楽しいに決まってるじゃない。一部でも話題になっていた青峰さんのパスブロック(波動砲)とか、そりゃ爆笑しましたよ。バスケで人が死ぬ日も近いよね。 1期のときから気にしていたのはいわゆる腐向け要素という奴で、「何で野郎が一杯出てくるというだけでそういう餌食になるんだろうなぁ」と心苦しく思っていたのだが、2期になって、もう公式が開き直ってる感があったよね。いや、原作が同じくらいの時期で開き直っただけなのかもしれないけど。ここまでプッシュされてるんなら、もうそれはそれでいいや。多分誰も損しないんだし。私には分からない世界でよろしくやってくれればいい。幸い、リコと木吉の関係性は真っ当に良い雰囲気になってたので、その辺では癒されたわ。火神もあんなナイスバディのおねーさんが家で寝てるのにピクリともしないなんて不能っぷりを見せてないで、もう少し男性視聴者のためにサービスしてくれてもいいのにね。 中の人については男性キャストがほとんどなのでそんなに書くことも無いのだが、紫原役の鈴村が無闇にはまってたのが好き。スズのどこまでいっても真面目になりきれないような高めの声って、こういうところではまるんだなぁ。 大・団・円! 最終話! 終始笑顔! 誰も悲しまない晴れがましすぎる幕引き。みんな脳天気だが、それでこその世界なのかも。ちなみに最終話の延べ話数は97話であり、1期が全51話だったので2期は46話とかなり少なめ。もう2〜3話多かったら何が出来たかなぁ、なんて考えるとちょっと勿体ないな。 まー、鉄板の最終回。これまでの鬱憤を晴らすかのような見事な作画に彩られ、期待していた通りにグッと来る良いものにしあがった。予想外だったのは、思った以上にサターン様の物わかりが良くて肉体言語が通用したことと、ぶったおすんじゃなくて説得だけで勝負がついたこと。あと、昴が戻って来なかったのもちょっと意外だったかも。まぁ、サターン様も今更人間体になって日常生活を送る気にはならないかなぁ。完全に「サターンが変化した仮の姿」だったので、ポセイドンに憑依されただけのジュリアンとはちょっと話が違うのよね。 さて、最終決戦はこれまでの2年間を総決算するように、ひたすら拳と拳、とにかく殴り合い宇宙の間もずっと笑顔という恐ろしい対決になった。Ωの力を集めて作られたアルティメット聖衣が開始5分で粉砕されるというのはギャグにしか見えないのだが、どうやら光牙もサターンも外側を守るだけの殻にはあまり興味が無い。というか、それをぶっ壊すことの方に生き甲斐を感じてしまったようで、「そんなんだから部下にミラーさんとか置きたくなるねん」と意外な接点が見えたり見えなかったり。「やっぱり男の決着は河原での殴り合いだよな」とは思いながらも、実は聖闘士星矢シリーズでここまでステゴロな決着ってかなり珍しいんだよな。普通はもっと観念的な不思議必殺技対決とか、サジタリウスアローとかになるわけで。今回の対決は昴という「兄弟」との対決だったために、そうした殺伐とした兵器を使うのではなく、光牙と昴が出会ったあの頃に原点回帰しての腕力勝負に持ち込むことになったのだろう。今回はオープニングも昴&光牙のこれまでの交流を振り返るスペシャルエディションになっており、1年という短い期間ではあったが、2人がともに過ごし、Ωへと至る道をともに歩んできたことが回想されている。まぁ、その結果がダイナミック腹パン祭りってんだから容赦無いけども。最後の最後まで腹パンアニメだったー。でも、最後の腹パンは痛々しくなくてさわやかな腹パン。 聖衣を粉砕され、互いに「どっちが早く脱げるか」みたいな競争をしながらも、光牙は流星拳、彗星拳、ローリングクラッシュと全ての技を披露して見せ場を作る。ローリングクラッシュの使い方だけちょっと謎だったけど、あの青い固まりは実体を持つ物質だったのがなんか笑える。時の神のくせに何を操っていたのだろう(土星的には氷の固まりだったのかしら)。結局、直接の殴り合いだけでは単に楽しいだけで、「いくらでも自然治癒出来る時の神」VS「無限に仲間からエネルギー供給され続けるΩの権化」では体力勝負は終わらない。そこで、六人全員の力を結集して昴説得作戦へとシフトし、かつてない殴り合いで盛り上がっていたサターンの中から「人間ってオモシロ!」気分を引きずり出すことに成功する。1人1人が昴に向けてメッセージを送るくだりになり、ちゃんと栄斗がたった一晩だけ2人で過ごしたあの日のことを振り返ってるのは良かったね。そういやあったな、そんなイベント。エデンも直近の友情確認イベントを回想するが、その場に氷漬けの時貞さんが飾ってあったのがちょっと怖い。 1年かけてじっくり旅をした割に「人間は強い、だが、神はもっと強い!」なんてひでぇ結論に達していたはずのサターン様だったが、無尽蔵にわき上がる光牙のΩパワーを見て、「なんだ、人間も強いな!」ってんで宗旨替え。まだまだ人間に地球を任せても大丈夫っぽい、という監査結果を計上し、今回は地球人類を不問に処すことに決定した。元々「人間は醜く争うから駄目」っていう理屈で地球を攻めた割に「手を組むと人間強い」っていう理由で解放するのもどうかと思うが、まぁ、光牙の心根にあるのが「地球を守る」という人類の共通意識だったということなのだろう。「また地球が怪しくなったらすぐにでも滅ぼしにくるから」とありがたい別れの言葉を残し、「熱き血潮の兄弟」昴は、また悠久の時の彼方へと去っていった。ちょっともの悲しい別れのシーンではあるのだが、サターンと昴の意識が共有され、きちんと「昴がそこに存在している」ことが確認出来たし、その昴が自分の意志でサターンとして一回り大きくなって旅立つのだから、晴れやかな顔で見送るのが正しいのだろう。エクレウス聖衣もちゃんと復元して返してくれて、新たな神がアテナの聖闘士を認めたというこれ以上無い証となった。これで光牙は、戦いの神アテナ、時の神サターン、(あと闇の神アプス)と、随分神様とのコネクションが広がったのである。将来的には星矢をも上回る大物聖闘士としてアテナの守護に邁進する日が来るのかもしれない。 男と男の拳の語らいが終わり、残ったのはエピローグ。まずはことの発端、パラス・タイタン夫妻。自分の過去の過ちに心を痛めるパラス様だったが、まぁ、幼女の気まぐれだったのだからしょうがない(?)。今後は「愛の女神」としてアテナを影から支える力となってくれることだろう。流石にタイタンと小さな所帯を持って静かに暮らすってわけにもいかないだろうが、彼女もアテナ同様に博愛を持つ神なのだから、行き先さえ間違わなければ善政を布くことが出来るはずだ。心痛めるパラスに希望を与えるために登場してくれたのはなんと懐かしのセレーネちゃん。よかった、ちゃんと生きてたんだね。おじさんの肩身である聖衣はちゃんと戻ってきたし、彼女も思い出を大切にしながら再びパラスベルタの再建に勤しんでくれることだろう(そう言えば、あれだけ大量に湧いてたパラサイト兵とかサターン兵ってどこに消えるんだろうね)。 そして、多分今週一番のサプライズ、黄金聖闘士たちの井戸端会議ではまさかの教皇選挙が勃発。何故か紫龍がいないのが気になるが、貴鬼・フドウ・インテグラ・星矢という残り全員の他薦で選ばれたのはまさかのハービンジャーさん。なるほど、これは面白い。タイタン戦で一気に男を上げ、名実ともに「アテナの聖闘士」の模範となったハーさん。この荒れ果てた世の中を統べるには当然サンクチュアリの統治者として教皇が必要。考えてみたらマルスがいなくなった後はずっとその辺が宙ぶらりんだったのね。当然ハーさんはそんな栄職に就くことはいやがるに決まっている。スラム出身のゴロツキが宗教色の強い首長なんてちゃんちゃらおかしいからだ。しかし、外野から見たらこれほど美味しい話はない。もうハーさんがどれだけ悪態をついても悪人じゃないことは分かっているわけだし、ポジションを固めてしまえば勝手に暴れて面倒を起こすこともあるまいて。要約すると、「みんな教皇とか面倒だから上手いこと言って一番頭が悪そうな奴に押しつけた」図にも見えるのだが……かつては教皇になりたくて先代教皇をぶっ殺した奴とかもいたのになぁ。貴鬼が「聖衣直さなきゃいけないから無理だわー」って適当な理由で断ってるのが笑えた。お前、こないだ5つの聖衣まとめて一瞬で直してたやないか。聖衣なんて全部あわせても100無いんだから、1日あれば終わるやろ。まぁ、新たに就任したハービンジャー教皇だって面倒は分かってて受けてくれたのは優しさなんだろうね。そのうち嫌気がさしてサンクチュアリ放り出して遊び歩きそうな気もするけども……「また教皇様が飲みに出ておられる!」みたいな未来が見えるね。まぁ、人間くさい教皇が出てきても良い時代じゃないかな。ラキとじゃれてるハーさんを見てるとすげぇほっこりします。 気になるのは他の黄金ポジションなんだよな。星矢は上手いこと面倒なポジションをハーさんに押しつけたから、多分今後も沙織さんとイチャイチャし続ける所存。責任感があることは分かったので、サポートポジションとしてハーさんを支えるのには適してるんだろう。っつうか、他の黄金が堅物ばっかりだから、案外飲み屋でハーさんとくだを巻くやんちゃ小僧としては星矢が一番仲良しっぽい。あとは外付け倫理装置として機能しそうなフドウ、貴鬼、紫龍が固定面子で、インテグラさんもどっちかっていうとお堅そうなイメージかな。さて、残った黄金はどうやって埋めていくのか。教皇職とタウラスは兼任するのかしら。流石にまだ今回の青銅連中に任せるわけにはいかないのかなぁ。でも「サターン大乱」への貢献度を考えれば蒼摩たちにも充分権利はあると思うんだけどね。氷河とか瞬を見てると、みんなして黄金にはなりたくなさそうなんだよなぁ。5年後くらいにはフレッシュな顔ぶれの新生黄金が見られるかもしれませんね。その時にはちゃんと反省を活かして素性のしっかりした連中を選んで欲しいものです。いっそ新獅子座あたりにタイタンさんを推挙出来ないもんだろうかね。 そして、全てを解決した立役者である光牙は、見慣れた聖衣背負い姿での全国行脚へ出発。元々流れ者だった光牙には相応しいエンディングだろう。ラストシーンではいちゃつこうとする星矢・沙織に割ってはいってさりげなく邪魔したり、一応沙織さんとの関係性も思い出させつつ、そこは星矢に任せて後は根無し草。仲間達4人はそれぞれに守るものがあることは分かっている(2期スタート時の仕事に戻るだろう)ので大人しくお見送りに。きっと光牙が日本を訪れた時には、どこかのライブ会場で陶酔しきった顔の元忍者を拝むことが出来るだろうさ。そして、意外なことに光牙とともに旅をすることになったのは「神の子」エデンであった。この2人の凸凹珍道中は多分色々ともめ事も多いんだろうけど、最も神に近い2人の旅路は、まだまだドラマに溢れているに違いない。ゆっくり世界を回って、2人なりの「正義」を見つけ出して欲しいものだ。 終わってみれば本当に全員笑顔。あとの世界に憂いは無く、輝かしい希望だけが残っている。2年間の旅路の結末としては、やっぱりこれが一番なのではなかろうか。長旅、本当にお疲れ様でした。全「聖闘士星矢Ω」97話。書き続けた感想は総計22万文字になりました。お疲れ光牙、お疲れ俺。来週から日曜日が暇になるのか、それとも相撲取りについての感想を書いていくことになるのか……いや、寝よう。 「マイリトルポニー〜トモダチは魔法〜」 4→7 そうか、初期配点4点やったんか……1年前の俺、びっくりすることになるだろうな……。いや、1話時点での感想みたら完全に誤解してるんだよね。てっきり「ナイトメアムーンを退治するために冒険する馬たちの物語」だと思ってたんだよ。まさか2話目で倒すなんて思ってなかったんだよ。 本当に終わってしまうのが惜しくてしょうがない作品。この感覚、去年で言ったら「しろくまカフェ」と同じなんですが、あんなにも人畜無害な狂気ではない。こちらは海を渡ってやってきた海外の狂気。普段日本のアニメーションしか見ない人間にとって、この馬たちは本当に刺激が強すぎた。初めてエロ本読んだ男子中学生みたいな気分である。多分、海外で話題になるアニメってこれと同じくらいの毒っ気はどれも抱えてるんだろうな。「サウスパーク」とか「シンプソンズ」とかも、1回観たらはまっちゃいそうな気がする。観たことないけど。そして、そんな「メリケンな毒気」がちっちゃなお友達向けに提供されたのがこの作品というわけだが、そりゃね、国によって文化って変わるし、人格ってのは文化が創造するんだ、ってのが嫌と言うほど実感出来ましたよ。幼い頃から「プリキュア」や「アイカツ」で育った日本の子供たちは、そりゃぁ多少スイーツ臭くはなるかもしれないけど、最終的には努力が大切で、愛と正義が世界を救うことになるという性善説によって育てられるのは間違いない。いつかどこかで「日本の道徳は戦隊ヒーローなどの幼少期のテレビ番組ですり込まれる」っていう論旨を読んだことがあるのだが、本当にそうだと思う。我々は、小さな親切をすることで、どこかのヒーローがそれを観ていて助けてくれると信じているし、悪いことをすると、必ずそれ相応の報いがあることを心のどこかで当然のものと考える。それは、アニメで必ずそうなるからだ。 しかし、この馬どもはそんな道徳を持ち合わせていない。他人を罵倒しても特にお咎めはない。自分本位で我が儘勝手に振る舞っても、それが力を持てば正義だ。「トモダチは魔法」を謳っておきながら、基本的に30分の中でトモダチを裏切らないことは絶対にない。酷い事をやっても、最終的にはなんだかんだで主人公チームがハッピーエンドを迎えることだけが約束される、圧倒的「力」の世界だ。最近のエピソードだとピンキィがケーキの盗み食いをした犯人を必死に探す探偵回があったが(50話)、散々ライバル菓子職人を疑い、理不尽な疑惑を押しつけながら、最終的に犯人は全部身内だった。しかも動機が「あまりに美味しそうだったから」って。いや、それで許すなよ。くそう、フラッターシャイだけは信じていたのに……いや、やっぱりあいつら全員キチガイに違いないからな。もう、毎週土曜の朝にはポニーたちのマジキチスマイルを観ないと満足出来ない身体になってしまったんや! ちなみに好きな順位は上からレインボーダッシュ・フラッターシャイ・ピンキィ・以下略です。 耐性が無かったおかげですっかり打ちのめされてしまった「海外アニメの脅威」。そういえば「シュガーラッシュ」を観たときも同じような自分の視野の狭さを痛感させられたもんだなぁ。完全に製作原理が違うからなかなかジャパニメーションとは比較出来ないし、そもそも作られる事情が違うから比べてもしょうがないのだが、このアニメが持つ面白さをきちんと分解、分析して日本の子供向け、おっきなお友達向けアニメとして再構築出来る技術があれば、もう一山稼げるアニメになる気がする。そんな素敵な可能性を感じさせる作品でした。 ふつーに考えると、私みたいな狭量な人間はスルーしそうなアニメだったんだけどね。ブシロードが小賢しい手段で誘致してくれて本当にありがたかった。ミルキィホームズを起用したメインキャラのキャスティングが予想以上にどんぴしゃではまっており、馬鹿ピンク三森、真面目くさってるそらまる、別次元のスピードスターいず様、よく分かんないけどイラッとさせる能力で言ったらしばいぬ子さんをも凌駕するみころん。完璧じゃないか。これに普段はなかなか聞けないフラッターシャイの抑えめの声が入るが、大人しいだけにキレた時のキチピーボイスが更に盛り上がる。全てを統べるトワイライト沢城は、壊れるために普段良識ぶってフラグを積み重ねているとしか思えないのが素晴らしい。多分、イカれた時のダメージが一番でかいのがトワイライトだからな。スパイクもよくこんなのについていってるよなぁ……まぁ、ラリティ好きの時点であいつ見る目ないけど。 事のついでに書いておくと、最終回が本当に素晴らしかった。何がすごいって、ゲストキャストに彩陽とかもさんだったところ。まさか「シンフォギア」以外でラスボス彩陽(仮)の歌唱パートが拝めるとは思ってなかった。沢城・名塚・高垣という85年生まれの第2ゴールデンエイジがここでも異彩を放つ活躍を見せているのだ。それだけでおじさんお腹いっぱいだよ。毎回ゲストキャストも贅沢過ぎて、本当に幸せな朝だったよ。もう、これから朝のさわやかな時間をみもりんスマイルで迎えることが出来ないのか……まぁ、あそこだけ実写で出てきまくるのはどうかと思うけども……みもちゃんも四捨五入すると30歳なんだぁ。 3月28日 ドラフト模様(BNG、THS×2) ピック順 【Alessi】→【Sea-chicken】→【Mei】→【Serra】→【Thraxi】→
一人去り、新たな時代が幕を開けたドラフト戦。ただ、世間的にはまだ年度末ですので……どうも増税前は色々と忙しいようで、残念ながら久しぶりの5人戦です(まぁ、俺がいないとこで1回5人戦が発生してるはずだけども)。なんか今週は回りに誰もいなくなっちゃって、ドラフトしてる5人だけで粛々と試合が進められました。まぁ、これからもずっとこうして穏やかなドラフト人生が歩めればいいのですが、再来週あたりから騒がしくなるから、卓を成立させられるかどうかが悩ましいな……。
「ディーふらぐ!」 5→5 ワリトスキデシタヨ。まー、8割がた中の人アニメとして見てたわけだけども、決してアニメとして適当な作品ではなかった。割と愛のある製作に恵まれていたのじゃなかろうか。 先に駄目だった点を挙げておくと、やっぱり本質的にギャグは寒いんだよ。狙ってる方向は分かるし、たまにその捻れがニヤッと出来るタイミングもあるんだけど、当初期待していたように「だんだん馴染んで笑えるようになる」っていうハマリ方はなかった。特に回りで賑やかしてるモブからいじる芸風はあんまりピンと来なくて、もう少し素直に突っ込んでてもいいんじゃないかと。あと、風間の突っ込みが一辺倒なのがね。これはこにたんが悪いわけではなくて、多分原作からそういう風になってるんでしょう。叫ばなくていい所まで叫ぶんだよ。毎回同じ反応しかしないから、せっかく可愛いヒロインがいいパス出してくれてるのになーんか盛り上がりきらないというか。そのくせあの世界では「風間の突っ込み」が1つのキーパーツになっているようでね。まぁ、あんだけ毎日大声で叫ぶ奴がいたらそりゃみんな気になるだろうけども。 そんな感じで「ギャグアニメのくせにギャグが不完全燃焼」だったら普通は駄目アニメの方にカテゴライズされるはずなのだが、このアニメは不思議とそうでもなかった。多分、諸々の痛々しい点を加味しても、ヒロイン勢が可愛いのだ。決して悪くない絵柄で、出来る限りの可愛らしさを出せるキャラが揃っているのだ。まぁ、それこそ中の人の功績がでかいだろう、という話もあるが、それを下敷きにしたとしても、きちんと「おいしい」ところまで持ち上げたのは画作りの功績として認めてしまっていいだろう。ゲーム制作部(仮)に出そろった各属性の方々に加え、炸裂する伊藤静の破壊力、高尾部長。なんでこんなに有名になっているのか、結局よく分からなかったぞ、船堀。最後に締めのお話を盛り上げてくれたタマちゃんまで、見ていて色々刺激される面々がたまりません。まぁ、私が基本M属性だからっていうのはあるかもしれないけど。タマちゃんを見てると無闇に江ノ島さんが思い出されるのは何故でしょうね(ヒント・ツインテ)。 後は全体を取り巻くガジェットの数々かな。ゲーム制作部っていう割にはアナログゲーム全然だな、って思ってたけど、どっちかっていうと彼女たちの日常自体が「ゲーム脳」っぽい。適度なユルさと胡散臭さを孕んだ小ネタの積み重ねは、ダラダラと流しておくのに支障がないくらいの、押しつけがましくない着地点。あとOPテーマとか、そういうところのちょっとしたこだわりも良いよね。話によるとこのアニメの無駄に豪華なキャスティングは以前に発売されたドラマCDからそのまま引き継いだおかげとのことであるが、そういうところでファンの期待を裏切らないだけの責任感がきちんと感じ取れたのは良いことです。決して規模は大きくないかもしれないが、「良いアニメ化」の1つの模範といえるのではなかろうか。 ちなみに作品全体を通してみるとやっぱり高尾部長、というか御前のパーフェクトっぷりがナンバーワンだとは思ってるのですが、ラストの展開では千和VS植田佳奈という夢のみっくすJUICE対決になったのが嬉しかったです。御前、美佳子と並び立ち、やはりゴールデンエイジは永遠の強さを誇るのだなぁ。 |
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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