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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 アイラちゃんが単なる大飯喰らいに! 第22話。ママさん、流石に考え無しにペット飼いすぎだと思うんですが……セイ君は一つ屋根の下にナイスバディばっかりはべらせてるけど、今後の彼の性癖に悪影響が出ないかと心配です。

 これだけの激戦を繰り広げてきた世界選手権、準決勝に至ってまさかポッと出の新キャラが相手になるとは思わなかった。そもそも、こっそり準決勝まで勝ち上がっていたのが78歳のジジイという時点で驚きだ。何で今まで一切画面に出てこなかったんだよ。いや、ひょっとしたら出てきてたけど忘れてるだけかな。まぁ、とにかくそんなラルさんさえ一目置くようなベテラン戦士が戦う予定だったのだが、「どうせ名人とやったって勝てないし」というので才気溢れる自分の孫に土壇場のスイッチ。「登録者の変更がありました」って、そんなあっさり認められる大会規定も驚きだ。なんかもう、この大会は驚きだらけだ。

 しかし、ぽっと出とは言ってもそりゃどこぞの馬の骨とも分からないようなのが出てくるってわけじゃない。どうにも不穏な謎の教育機関「ガンプラ塾」の一期生筆頭という、すげぇんだかなんだかよく分からない肩書きを持つジュリアン・マッケンジー。かつて名人カワグチと対決してその戦績が7戦7勝というとんでもないヤツだ。この世界には色々と埋もれている才能があるのね。「7戦7勝」という数字だけでも充分「やべぇ」ということにはなるのだが、更にだめ押しとして、その辺をうろついてる一般人だと思ってカモろうとけしかけてきたマオきゅんを瞬殺するというパフォーマンスも披露している。もう、最近のマオ君は本当にいいとこなしだ。「本気で行きますよ!」と言っといての完敗ってことは、元々マオではこの大会は歯が立たなかったってことになってしまうの。可哀想な子。ミサキちゃん、慰めてあげてね。まぁ、とにかくあのF91は時代を超えた強さがあるってことはよく分かった。もう少し事前にシナリオで補強しとけよ、とは思うが、多分子供向け番組でそんな面倒な伏線を用意する必要も無いってことだろう。実際、今回の1話完結でも何となく実力に関しては丸め込まれた気もするので結果オーライである。

 そして、わざわざそんな新キャラを出してまで描いたのは、名人カワグチがいつも難しい顔で悩んでいたガンプラ哲学である。どうやら相当人間性に問題があったらしい「2代目名人」。実力は確かなようだが、カワグチからは「反面教師」と言われ、ジュリアンからは「勝利に拘る修羅」と言われている。そんな名人をトップに置いていたのだから、そりゃガンプラ塾とやらもなかなか歪んだスパルタ機関だったってことだろう。カワグチさんもアイラちゃんの苦境を笑って見てられない立場だったわけだ。しかし、そんな彼が名人を襲名した理由については周知の通り。気付けばなし崩し的に肩書きばかりが先行してしまったが、今回はライバルにイデオロギーを直接問わせることで、彼なりの「ガンプラ愛」を再確認することになった。これまでの試合は様々な私怨や謀略が渦巻くものだったが、決勝戦はに限っては、純粋な「ガンプラ馬鹿」対決を見せてくれるということだ。下拵えは整った。

 そして、相変わらず見せ場を作るのが上手い今作のバトルシーン。今回はF91対エクシアという、世代を超えた主人公機対決。F91は外面こそ地味な「ガンダム」であるが、ヴェスバーなどの持ち技のギミックがコンパクトにまとまっており、高速移動による残像分身効果など、「シンプルに強い」が分かりやすい。これまでのガンダム対ガンダムと違って技巧派どうしの戦いというイメージが印象づけられており、セイたちの試合とは一線を画すものになっている。対するエクシアの方はまだ8割の完成度ということだが、流石の強敵を相手には奥の手であるトランザムを隠したままではいられない。スピード対スピードの派手なエフェクト合戦を制し、見事なまでの「俺がガンダムだ」である。しかし、名人サイドは漆黒のケンプファーから突然のエクシアとか、決勝を控えてちゃんとイメージ戦略も心得てるなー。決勝戦はストライクとエクシアの21世紀ガンダム対決になるのか。現代っ子には嬉しいサービスだな、とか思ったけど、考えてみりゃストライクだって今のちっちゃい子は本来知らんよな(ちっちゃい子はそもそもガンダム知らない気もするけど)。

 今週は男臭い要素が多かったため、ヒロイン勢の活躍は控えめ。レイジとの関係性をいじられて真っ赤になるアイラちゃんが可愛かったくらい? タオル1枚の恰好で弁当をかっ喰らうアイラちゃんも画面に映して欲しかったもんだけどなぁ。

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 収まったんだ……丸く……第9話。こんだけ綺麗に収束するなら何で今まで揉めてたんや、って気もするんだが、そこがこのドラマの集大成だからねぇ。大丈夫、今期だったら流子と鮮血の方がわけ分からないくらい喧嘩してるから。

 事ここに及んではもう無いだろうと思っていたのだが、ちゃんと用意されていた夏夜ちゃんメイン回。これまで「何となくでかくてエロそうな子」というイメージしかなく、前回で「あれ、割と良い奴やん」と印象が変わってきたところだったのだが、そうか、彼女は被災者という側面もあったのか。震災の影響をもろに受けた気仙沼の出身で、被災した衝撃から抜け出すための1つの手段としてアイドル活動を行っていた彼女。そんな重たい夏夜の過去が、同じように「逃げた」と自己分析する真夢の心を解きほぐすのに一役買うことになった。明らかな「天災」である地震の影響と、確実な「人災」であるアイドルの失墜を同様に並べるのはいささか乱暴ではあるが、どちらにしても1人の少女の手に余る大きすぎる障壁という意味では、彼女たちの中では近いものがあるのかもしれない。

 現実に向き合うことを恐れていた夏夜だったが、WUGの活動を通して、少しずつ目を開けるようになってきた。今回、彼女が合宿を提案し、叔母の経営する旅館へ全員を招いたことは、彼女が震災という自分の過去と向き合い、改めて現実と戦うことの決意表明となった。彼女のオリジンを辿り、その重さを認識することで他のメンバーとも絆を深めるとともに、真夢に「自分一人だけじゃないんだ」という意識を持たせることになる。これまで頑なに過去を話すことが無かった真夢がついに心を開き、夏夜にだけは全てを語って聞かせたことで、ようやくWUGには最後のパーツが揃ったといえるだろう(どさくさに紛れてくっついてきた菜々美はおいとこう)。思い返せば、この作品は「震災復興」を1つの目標としており、そのために仙台に本拠地を置いたアイドルを描いているのであった。その彼女たちが、震災の爪痕と改めて向き合うことが直接的に前進するきっかけになるというのは、なかなか気の利いたシナリオである。ただ単に「悲劇だ」ということを繰り返すのではなく、結果として何が失われ、何を作り直すべきなのか、という部分を押しつけではなく提示することが出来ているのではなかろうか。

 そして、「絆」という復興のテーマを体現するのがWUGであるならば、その対極に位置するのがI−1ということになる。何度も繰り返し書いているが、I−1の理念自体は決して間違ったものではない。社長の打ち出すテーゼは「商品の生産者」としては至極真っ当なものであるし、「ニーズがあるからそれに応える」というのは商売人の鑑。「正しい」「間違っている」の判断を下すのは、売る側でも、売られる側でもなく、あくまでも消費する側。それならば絶対遵守の「戒律」だって、一つのモラルとして成立するのである。それにアイドル自身が反感を覚えるかどうかは別問題なのだ。真夢が語った彼女の脱退の真相についても、真夢と社長のどちらが正しいということではない。安易な表現を使えば「どちらも正しい」ということになるが、社会的に考えれば「雇い主に逆らうということはそれくらいの覚悟が」云々といった社長の言説の方が優位ではあるだろうか。恋愛禁止の戒律の下でアイドル活動を続けることはあくまで契約の一環であるわけで、そこに反感を抱き、変えていきたいなら、それ相応の手順が必要だった。残念ながら、真夢にはそこまでを成し遂げる力が無かったのである。

 もちろん、それは真夢が間違っていたということにはならない。彼女の持つ「人間的な」感情は至極もっともであるし、彼女の持つ「アイドル像」が社長とビジョンを異にするならば、それをぶつけて判断を仰ぐプロセスはあってしかるべきだ。その上で、「I−1ではいられない」ことになったのなら、それは彼女の「選択」でしかない。しいて今回の「悪役」をあげるならば、個人的には真夢の母親が一番の害悪だったんじゃないかとは思う。あの状況で実の娘の気持ちを応援してやれず、自分の身の上ばかりを嘆くというのは、はっきり言って母親失格である。真夢が挫けて心を閉ざしてしまった原因は、どちらかというと社長との確執ではなく、母親の不仲の方が大きいのではなかろうか。そこだけは純粋に不愉快な部分であったが、ある意味、今作では貴重な「悪役」ではある。

 こうして形成されてしまった真夢の「逃げ」に対し、同様の悩みを抱えた夏夜が手をさしのべ、その意志を受け取って、無事に佳乃も真夢を受け入れることが出来た。真夢が一度は挫けてしまった「理想のアイドル像」を目指して、改めて7人で頑張っていくことになるのだろう。流石の菜々美もここまで来てしまったら空気読むしかないんやな。一応、「真夢や佳乃たちの純粋な向上心を見て、光塚以上の価値を見いだしたため」と良いように書いておきましょうね。ビリビリに破った紙を放り投げた時には苦笑いしたが、その後律儀に回収してるのを見てやっぱり笑えた。「ヤマカンがアニメで被災地の環境を破壊した!」とか文句をいう連中を牽制する意味もあったのかもしれない、とか空しい考えも頭をよぎるのであった。

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エギ「ふぁんとむあーむおぶはいぺりおん!!」

ハイペ「勝手に人の名前使ってんじゃねぇよ」

 第94話。この期に及んでまさかの場外戦! 今更下級兵士の戦い! でも! 嫌いじゃない!

 どうやらサターン城とやらはかなり遠方にあるようなので、光牙たち御一行が到着するまでには一週間じゃ足りなかったらしい。サターン様とミラー・エウロパは一瞬で地上と行き来してたはずなので、機動力だけを考えるとサターン軍の圧勝なのだけれど、まぁ、数の上ではアテナ軍有利ですから。エウロパ・ミラー組はちゃんと待っててくれる礼儀正しさもあるしね。2人のクロノテクターは翼の部分が左右対称になっていて、いかにもサターン直属の侍従であることが分かってちょっと恰好いい。2人とも2級パラサイトとしてのクロノテクター(正確にはミラーさんは階級不明だけど)も持ってたが、タイタンたちは自分より格上の存在だって知らずにクロノテクターを貸与してたんだろうなぁ。

 そして、武器の貸与先と言えばなんと言ってもエーギルさんである。史上唯一、神・四天王以外で聖剣を操った男。「黄金聖闘士を打ち破った二級パラサイト」の登場で、下々の戦場は一大事だ。あれ、でも前回のサターン様の時間停止技で地上は静かになったはずでは……一応アテナ軍がまだ活動してたから対決構図にはなったけども、本来なら今更「サターン兵」とやらが出撃したってやること無いんとちゃうか。それにしても、鋼鉄聖闘士ごときでもまだ活動可能ってんだから、サターン様の時間停止も大したもんではなかった。「小宇宙さえろくに使えない」連中があれだけ平気で動いてたってことは、普通の人間でも、それなりに身体能力が高い人間は動けたってことなんだろうか。それとも、鋼鉄聖衣に特殊な防護機能があるとかかな。出来ればそっちの設定の方がイメージしやすいな。

 多分、鋼鉄聖闘士たちも今世界で何が起こっているのかは理解出来ているのだろう。天へと駆け上がる光牙たちの小宇宙を感じて「光牙たちも戦ってるし」と思ったということは、「次なる戦場がサターン城だ」っていうのは全員の共通認識なんだよね。なんで知ってるんだろ。普通に考えたら、突然飛び出した光牙たちを見たら「あいつらどこいくねん! パラスはまだそこにおるやん!」ってなるはずなんだけど。まぁ、あれだけド派手なサターン城が出てきたし、わざわざ「パラサイト兵じゃなくてサターン兵だよ!」と叫びながら出てきた雑魚もいたので、鋼鉄聖闘士たちも何となく空気が読めたんだ。それにしても、パラスもサターンも、あれだけ大量の雑魚兵士をどこにストックしてるんだろうな。あいつらくらいの実力なら別に兵卒の数なんていらんだろうに。

 さておきエーギルさんだ。一度はやられたと思われていた2級パラサイトだが、なんと砕けた聖剣の欠片を握り締めていたおかげで辛くも一命を取り留め、なおかつ劇的なパワーアップまで達成。武器に上司の名前をつけちゃうあたりが何かキモいが、ハイペリオンさんは人格者だったので、それくらいの厚い忠誠心があるってことなんだろう。普通の鋼鉄聖闘士は3級パラサイトにも勝てないレベルなので、当然エーギルさんは「強くてニューゲーム」みたいな状態。数多の「普通の人間」をいびり倒して悦に入っている。何故かその中に那智さんと蛮も混じってたけどね。あいつら、もう少し活躍しても良かった気がするんだけど、何故か必殺技も繰り出さずに鋼鉄聖闘士と一緒に拳からぴゅんぴゅんビーム飛ばすだけだったんだよね。やっぱり聖衣が無いとかつて聖闘士だった人間も辛いのかしらね。だったら檄先生とイチがなんとかしろ、とは思うが。

 そこで力を貸してくれるのが、オリジナル鋼鉄聖闘士3人衆。颯爽と後輩たちの前に現れ、一度はエーギルさんを葬りかけるところまで行ったが、「オリジナル鋼鉄は実はすげぇ負担がかかるんだよ!」という今更ながらの設定が影響してギリギリ力及ばず。エーギルさん、すごくホッとする。スチールハリケーンで負けてしまっていたら、流石に2級パラサイトの面汚しになるところだった。相手の切り札も無くなったと思って再び強気になるエーギルに、今度は「数の暴力」、通称「Ω」が襲い掛かる。小宇宙など使えずとも、とにかく信頼し合う人間が集まり義憤に燃えれば、それはΩとなるようだ。割と節操ない。せっかくハイペリオンさんや「天地崩滅」の名を頂いたファントムアームを炸裂させるも、まさかエマさんに破られてしまうことになるとは。メインヒロインクラスの扱いで奮い立ったエマさんは単体でエーギルの懐に飛び込むと、ゼロ距離からのスチールボルトアロー連打というかなりエグい攻撃に。流石、天下一の腹パンアニメと名高い本作だけに、腹への執拗な攻撃は容赦無い。エーギルさんのみぞおちはぼろぼろだ。

 しかし、なんとかこれすらも耐えることが出来たタフガイ・エーギル。ついに鋼鉄聖衣が限界を迎えたことを確認すると、そのでっかいファントムアームで女の子を鷲づかみにし、「一人一人握りつぶしてやる!」とわざわざ面倒臭い殺害方法を宣告。完全に悪役に酔っている状態になってしまったおかげで、最後には正義の使者の登場を許してしまうことになった。最終回間近でようやくの見せ場、男一匹ユニコーンの邪武の登場だ。たしか先週の顔見せ時点では聖衣を着ていたはずなのに、今回改めてテンガロンハットを被ったカウボーイスタイルに戻って登場。恰好よく変身を決めると、満身創痍のエーギルさんと正面からぶつかって堂々の立ち回り。しっかりと相手の技を打ち破り、シメは伝家の宝刀ユニコーン・ギャロップである(当然のように全弾を腹にぶち込んでいる)。もう、実はこの人が主人公だったんだよ、って言われても信じてしまうくらいに贅沢な活躍である。「邪武、お前今までボーッとしてただけやないか!」という視聴者の突っ込みも当然予想しており、「実は世界中でパラサイト兵を叩いて回っていたのさ!」という「パラサイト狩り」の隠し設定を披露。なるほど、じゃあ仕方ないな! でも、必死に一般人を守っていたはずなのに、周りの人間が突然時を止められて石になっちゃった件はどうしたらいいんでしょうね! すげぇびっくりしたろうな!

 邪武の登場、活躍という見事な「番外編なのによく分からないままテンションが上がる」劇場の締めは、邪武がかつて馬になっていたという黒歴史を思い出させてくれる、「アテナのことが心配か」という回りの気遣い。邪武さん、今でもまだ沙織お嬢さんのことを想っているのね……一途だわぁ。「遠くからでもアテナを感じられるから大丈夫」ってのはちょっとストーカー気質な気もするけど、多分彼は男女の仲とかでなく、最も純粋にアテナを崇拝できている模範的な聖闘士なんだろうね。かつて反目し合っていた星矢がすっかりアテナのパートナーとして定着してしまった現在も、アテナの幸せを思えば、きっと彼の中では満足出来る現状なのだろう。かつては馬、現在はカウボーイ、奇妙な邪武の人生に幸あれ。次回はそんな星矢が一人でサターンにぶつかるらしいぞ。邪武さんも応援してくれよな。……ところで↓

イチ「あれ? シャイナさん、結婚してくれるザンス?」

 サンダークローオチ。

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 うか様うか様うか様うか様うか様! 第8話。最高のサービス回ですよ。うか様が百面相を見せてくれるなんて! 中身がいなりだったとしても、声さえあのままなら文句なし!

 伏見稲荷から一転出雲へ、日本を代表する神社を動き回る純度の高い神社アニメである。出雲といえば「かみちゅ」でも神様がいっぱいいる亜空間に遊びに行ってたっけなぁ。そして、いかにも「日本の神様」らしい、愚にもつかない阿呆だらけの世界。ま、日本の神の神域なんてこんなもんよ。カメムシにすら神がいるんだからな。しかし、なんでお母ちゃんはよりによってあれだけ大挙する男神の中からカメムシと見合いさせることを選んでしまったのか……もう少しマシなのおるやろ。

 「いなりとの友情・それを繋ぎながらもうか様の存在自体を削る神通力」というアンビバレンツに苦しんでいるのが今作の最大のポイントではあるのだが、今回だけを見れば「見合いをするか、しないか」というところに焦点が当てられていた。見合いをすること(結婚すること)によって失われるのは、うか様の現在の自由奔放な身の上であり、見合いが成立してしまえば、どの道いなりとの友情が途絶えてしまう。そのためにも、まずは神通力云々はおいといて見合いの妨害。もちろん、燈日兄ちゃんはそれ以外にも胸の内に色々と抱えてますけどね。いきなりうか様にご褒美として裏拳とかもらってましたけどね。うらやましいわ。

 結局、「神にあるまじき」方法論で成り立っている強制見合いであるから、人間のちっちゃな女の子であっても、正論さえ振りかざす勇気があれば論破することは可能である。人と神という位の差については、突如現れたうか様の実父、スサノオの助力によって打ち破ることが出来てめでたしめでたし。しかし、あのケツアゴリーゼントがまさかスサノオだったなんて……オープニングにずっといたから「アイツ誰やねん」とは思ってたのだが、そんな重要な奴とはおもわなんだ。ノリは無駄に軽いけど、めちゃめちゃモテるのは神格が高いからなのかね。そりゃうか様は「いいとこのお嬢様」になるわけだ。上手いことうか様と結婚できれば一流だもんなぁ。でも、あのおっさんが義父になるというのがすごく抵抗はあるんだけども……。

 分かりやすくまとめると「燈日・いなり(あとたまにトシ様)によるお見合い妨害大作戦」なので、結果だけを見れば非常にシンプルなお話。しかし、その間にも魅力的なシチュエーションがてんこ盛り。まずはなんと言ってもいなりが無理矢理変身した偽うか様。既に上映会の時に仄めかされていた「桑島法子演じるいなり」の出番である。もう、声の出し方が完璧に大空直美テイストを踏襲しており、甲高く裏返った声のトーンなんていなりそのまんま。おそらく、トレスするためにかなり練習したのだろう。本当にお見事としかいいようがない。その後も、普段のうか様では絶対に言ってくれない台詞を京都弁絡みで連発してくれるのは本当にご褒美プレイ。ありがとういなこん。ありがとう桑島法子。世界は死亡フラグで出来ている!

 そして、そんなうか様がついに燈日に対してデレた。というか、本音を打ち明けることになった。「お見合いは嫌だ」と訴えるうか様。ずっと友達でいたいと駄々をこねるうか様。もう、とにかく可愛い。そりゃお兄ちゃんだってうっかり抱きしめてしまうのも無理はない。うか様の愛らしさにゴールはあるのだろうか。そしてもちろん、主人公・いなりちゃんだって負けてはいない。今回は大量の神様を前にして勇気を出して啖呵を切るという名シーンが用意されており、「ちっちゃくて何も出来ない中学生」の精一杯の頑張りが素直に胸を打つ。回りを取り囲む「神々の軍勢」は本当に最低の連中だが、それだけに素直な子供の意見も引き立つというものだ。そりゃスサノオさんだって力を貸してくれるさ。はっきりといなりが口に出して宣言出来たおかげで、いなり・うか様の絆はより一層強固なものになったに違いない。

 でもねぇ、それだけにラストの展開がねぇ。ここでまさかの天の岩戸である。天照様はあんまり厳しいことはしない人だと信じたいが、考えてみりゃ、うか様が消えてしまうのを黙って見ているってのもそれはそれで酷い話なわけで、神様側としては、多少荒っぽいことをしてでもうか様を守りたいという気持ちは分かるのである。はたして、燈日といなりはこの窮状をどうにかすることが出来るんだろうか。あ、でも考えてみたら燈日って神通力がなくてもうか様とは会話出来るんだよな。ってことは、もしいなりが神通力を返して「お別れ」することになっても、兄ちゃんのいちゃいちゃぶりだけはずっと続くってことになるのだが……それってどうなんだろうな。

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3月7日 ドラフト模様(BNGTHS×2)

ピック順 【Sangriter】→【Alessi】→【Serra】→【Mei】→【Thraxi】→【Metallica】→

 

 お久しぶりです。通信の更新としては3週ぶり。その間に私がいないところでドラフトやってたみたいですが、そんなこたぁ知りませんので、その時に勝った人間の記録は残らないし、負けた人間の記憶も抹消されます。まぁ、私はその全てを知らないわけですが。

 さて、春は出会いと別れの季節ということで、我々もドラフトの運営について色々と考える時期にきております。次週、めでたく我々を裏切って足抜けすることになった某氏のドラフト最終回となりますので、みんなでせいぜいフルボッコにして送り出すことにしましょう。ちなみにその他1人が仕事と法事が重なって「2件までならまだ片付けられたがドラフトはまでは無理や」とのことだったのですが、その空いた穴にはピンチヒッターから繰り上げで正規メンバー入りを目論んでいる(目論んでいるのは俺ね)1名が加わる予定です。このままの調子で頭数を揃えて安定運用を目指したいところですね。

 

 


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 犬牟田いらない説、第21話。四天王連携プレイのくだりも、別に犬牟田の手順なくても問題なかったよね。その他のパートも3人だけで動いてるシーンが多かったし……。

 今回は……特にいうことが無い! だって! 予定調和だし! いくらなんでも流子さんは尻軽すぎやしませんかね! あんだけ絶望的な寝返り展開だったはずなのに、もう鮮血にほだされちゃったの?! お前、そのくだり何回目やねん! もう少し捻りないもんかねぇ。そりゃ鮮血は頑張ったんだと思うけども、マコも頑張ってたけども。前も同じようなことやってるんだよなぁ。一応、マコ劇場に乱入(スポットライト対抗)して流子がマコ劇場を打ち負かそうとしたところがちょっと新しいところではあるか。まぁ、作中最強のマコはその程度では動じなかったけどね。なお、そのどさくさに紛れて蟇郡さんはちゃんとノルマの「満艦飾!」を達成していた模様。この2人さえ見られりゃ満足だからそれでいいやあ。

 その他、冒頭は全裸の流子・縫・羅暁という珍しい3人の全裸ショットが展開されたり、相変わらずみんなして惜しげもなく脱いでいるのでサービス作品と思って観ればそう見えないこともない。更に、半裸で変態にしか見えない鮮血のあのフォームも、実は生命戦維との接触面積を少なくして人間が「着る」ことを維持しようとする技術的な意味があったということも判明した。すげぇ、伊達に変態じゃなかったんだね。でも、別に鮮血だったら問題無かったような気もするし、皐月様が着てた純潔だって充分変態レベルの露出度だったけどね。

 そんな換装パートはどうやら今回で終わってしまうらしく、流子は純潔を手づかみでビリビリにしてしまった。出来るならはよやれ。いや、でも流子は本当に悪役の方が似合っていたので、このまま流子がラスボスでもありだった気もする。改めて振り返ると、皐月様の方が圧倒的に主人公だからな。友情で努力で勝利だからな。彼女の四天王に対する信頼の厚さはまさに仁義の物語ですよ。流子の場合は相手があのマコのせいでなかなかピュアな友情って見せにくいからねぇ。いや、好き合ってるのは分かったけども。高潔を維持し続けた皐月様が地べたを這いつくばって昨日の敵の救出に尽力し、汚れる姿はゾクゾクしますね。

 さて、純潔はビリビリになっちゃったけど、今回の顛末で完全に打倒したと見ていいのだろうか。普通に考えると、鮮血が流子の手に戻るなら、やっぱり皐月様が純潔を装備しないと恰好がつかないよね。縫の手さえ及ばなければ、普通の武器としては強いだろうし。ラスボスは原初生命戦維取り込み羅暁なのかな。鳳凰丸が隠しラスボスとかだったら面白いけども。藤村歩ボイスのラスボスなら、「ガルガンティア」に続いて2作目だぞ。

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 海神様が完全に悪霊扱いやないか、第22話。元々「海神様が頑張ってたから海も地上も守られていた」はずなのだが、今回の話を聞くだけだと、完全に海神様が世界を滅ぼそうとしてるように聞こえるんだよな。

 物語は転がり続けるのである。まなかの復活、そして海神の気配であるぎょめんそうの出現と、徐々に世界は「明かされる」方向へと向かっている。わだかまりは何1つ解決をみていないが、世界はなるようにしかならないのだし、役者が揃えば自然に収束する部分もあるはずだ。しかし、世界はそのわずかな希望も削り取ってしまう。「想い」として残された海神の遺産は、地上を滅ぼす前に、そこに生きる若者たちの人生をも蝕んでいく。

 とりあえず、ぬくみ雪などに象徴される「地上の終わり」は、一切改善されることなく進行していることが確認された。「冬眠」に入ったはずの光たちが目覚めたことで「あれ? 地上の衰退はもう終わったの?」と思っていたのだが、決してそんなことはなかったようだ。ぬくみ雪の範囲は更に拡大しているというし、この度うろこ様の口からはっきりと「進行」が仄めかされてしまい、長期的な視点で見れば、この世界には希望は無い。あれだけ必死に調査を進めている紡たち研究チームの頑張りも、世界的な衰退を止める役には立たなかったようである。まぁ、それも致し方ない。元々神の力をもってしても止められないと言われていた現象なのだから、少しばかり賢しくなった人間があがいたところで焼け石に水ということだろう。皮肉なのは、わずかな希望だと思われていたあの「打開の潮流」が、実はまなかの切実な願いを体現したものであり、それを辿って至ったまなかの救出が、予想通りに海神の怒りを買う行為だったということ。紡が海流調査などせずに、ただまなかを黙って眠らせていれば、このような展開にはならなかったかもしれないのである。

 しかし、光の心情を考えればそうもいかない。「打開の潮流」を産みだしたのは、まなかの「想い」である。海神の想いが天変地異を作り上げるのと同じように、代理でお女子様になってしまったまなかの想いも、地上へ助けを求める命綱の役割を果たした。その「神をも恐れぬ」行為には当然代償が必要であり、彼女は地上へのSOSを発信するためにエナを失ってしまったという。更に、「お女子様の地上への帰還」は、本人が望む望まざるに関わらず、神話に体現されるように「海神を裏切ったことへの代償」が必要になってしまう。民話レベルではそれがエナであると思われていたわけだが、実際には、「海神と添い遂げる」ことを強いられたお女子様は、愛情そのものをむしり取られてしまっていた。

 なんと残酷な仕打ちであることか。惚れた腫れた、好いたのくっついたのが全てのこの世界で、まなかは突如として、そこに参加する権利を失ってしまったのである。おかげで過去にまなかの恋愛に関係する記憶は全て失われており、そこには大切な光もいなければ、憧れの紡の姿も無い。彼女に残された記憶は、あくまでもクラスメイト、幼なじみとしての「知り合い」たちである。持って生まれた性根のおかげで人当たりの良さは変わらないが、そこにはもう、あの頃のような無鉄砲な気持ちは無くなっている。自分の身すら犠牲にしても他者を想うまなかはいない。博愛の固まり、感情の発露こそがアイデンティティといえたまなかから「愛情」が失われるというのは、考えようによっては死よりもむごい仕打ちではないか。輝きを失ったまなかの瞳を見れば、光でなくとも天を仰ぐのも無理はない。この世界の中心だった「想い」は、ぽっかりと空虚に消え去ってしまった。

 まなか自身はそのことを気にすまい。一通り「普通に」困ったそぶりは見せるだろうが、誰に迷惑をかけるでもなし、何より迷惑をかける相手に対する「想い」はもうないのだ。彼女は地上に上がったお女子様の残りカスとして、この後の人生を平凡に、きわめてつまらなく過ごすことも出来なくはない。だが、それを回りの人間が許すはずがない。全てをなげうってまなかを守ろうとしていた光、その光のまなかへの視線で少しずつ傷ついていく美海。中心にいたはずのまなかがいなくなってしまっては、この2人もどこに怒りをぶつけていいのか分からない。美海は「ライバルがいなくなる」という風に捉えることも出来るわけだが、そんな人道にもとる考え方が出来るような娘だったら、これまであんなに苦しんではいないのである。抱えていた想いも悩みも弄ばれたようで、2人はやり場のない想いにのたうち回っている。これから先、この世界から失われたもの、「まなかの想い」「エナ」、そして「平穏」を取り戻すことが出来るのだろうか。海神の力が本当に強いのなら、これほどまでに絶望的なシチュエーションもないのだが……。

 ちなみに、流石に今回は「まなか事変」のショックがでかすぎるために、その他の人間関係については割と見やすいままの状態を維持している。「紡→ちさき←要←さゆ」の図式はそのままで、今回は要の減らず口のせいで無駄にさゆちゃんが傷ついた。この期に及んでふざけたように軽々しくちさきに揺さぶりをかけられる要の精神力は大したもんだが、悪役、軽口に逃げて現状を認めたくないという態度が前面に出ているようでなんだか不憫だ。紡がはっきりと言葉にしてちさきの囲い込みに動いているために、要としても太刀打ち出来ずに焦っている部分はあるのだろう。投げて寄こした飲み物が「無糖のコーヒー」の時点で、要が紡に勝てる未来が見えない。

 あとはそんな要をうまいことさゆちゃんが拾えるかどうか、っていうところにかかっているわけだが……さゆちゃんも素直になれなそうだからなぁ。光にぶつかられた時に咄嗟に出てきた「このタコスケ!」はすごいと思う。普段あんな言葉つかってないだろうに、何ですらすら出てくるんだよ。さゆちゃんの罵詈雑言は昔から衰えないなぁ。あと、うろこ様の下世話さもね。やらしさ満点の神様だけど、今回は一応親切に核心を全部語ってくれた。「海の連中が寝てるから暇なんだ」っていうのは、「やっぱりそうなのかー」って思って聞いてた。あれだけセクハラ出来るのにエロ本は好きなうろこ様がなんだか嫌いになれません。

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 きめらもちゃんと連れていくのね、第9話。まぁ、富樫家に置いていったら可哀想だしね。我が家の場合、1日くらいなら餌と水を用意しとけば旅行くらいは行ってたけど。

 水着回ってことでサービス回なのだが、シナリオ的には割と大事な展開を色々と孕んだエピソード。「どういう方向でこのシリーズをまとめるのか」というのは視聴者ならば誰しも興味のある部分だろうが、今回のエピソードで、大まかな舵取り、この物語の落としどころは見えてきたのではなかろうか。まさか樟葉が積極的に関係してくる流れになるとは思ってなかったけども。

 大きなターニングポイントとなるのは、当然のことながら六花の態度ということになる。これまでのお話は「勇太との関係性を育む」という方向で進み、目的はそれなりの進捗を見せていたわけだが、「単なるラブコメ」としての収束を迎えてしまってはこの作品である意味が無い。何らかの答えを与える必要があるのは、やはり中二病要素。今回は「六花が力を失う」という形で端的にその問題が提示されている。「力を失う」はもちろん比喩的なものであり、あくまでもその本質は「六花がこのままでいいのか自問自答する」こと。1期終盤にも彼女が邪王真眼を失ったことはあったが、あれはあくまでも外的要因によって変化を迫られたことが原因であり、今回のように「内面から変化を意識させられる」状態ではなかった。勇太との関係性がある程度進展したことにより、「この後の自分たち」を考えざるをえないところに来ており、その結果として、「自分の中の邪王真眼」の存在意義を自省することになったのだ。

 普通に考えれば、これは「やめる」が正解である。成長するにつれて抜けていくからこその中二病であり、六花は1期のクライマックスで一度「抜ける」チャンスを逸してしまったものの、改めてその機会が回ってきたということに。六花の心が揺れている状態に更に「幼子」という追加要素もあり、「ごっこ遊びも限度があるぞ」という至極当たり前の事実を、真正面から忌憚なくぶつかってくる子供の木刀がたたき込むことで自省は加速する。あれほどの自信を持ち、不動の存在だった邪王真眼は揺らぎ、魔法魔王少女には身も世もなく「失いかけているし、存在を忘れることすらある」と泣きつくまでに「更正」しかけた六花。これで次の日に眼帯もカラコンも外れていれば綺麗な「ゴール」だったのだが、そうは問屋が卸さない。何しろ、勇太との関係性は「邪王真眼も含めた六花」との契約なのだ。「邪王真眼は無くなった」といえば勇太も別に納得してくれるだろうし、それはそれで良いと思うだろうが、やはり勇太は今の六花が一番いいと思っている。今回わざわざ外部監査機関として十花まで登場してその勇太の心中を確認しており、今期の微妙な揺れ動きの中では初めて、勇太の口から「六花はあのままでいいし、あのままがいい」という言質を取れたのである。これで、問題の1つは完全に解決した。六花はこのまま邪王真眼を維持し続ける。もちろん、大人になる中でその運用方法については学んでいくことになるだろうが、少なくとも勇太との関係性においては、彼女は「永遠の邪王真眼」を貫き通すことになるのだろう。そして、それは2人の間でも「幸せな結末」として受け入れられることになるのだ。

 そして、そんな「1つの決着」を迎えた中にも、新たな課題が浮上してくる。1つは当然、七宮の気持ちである。これまでの「勇太と六花の物語」において、七宮は常に六花を導く側として機能してきた「維持するか、捨て去るか」という選択を一足先に解決した「先輩」であり、六花の悩みを一番親身になって考えられる存在だったためだ。その導きは六花を見事に立ち直らせ、七宮も選び得なかった「新たな邪王真眼」(フルアーマー?)へと至らせたのである。七宮にとって、この達成は喜ばしいものであり、自分が見つけられなかった新たな地平である。しかし、そんな「新しい地平」を見せられてしまったことは、過去の自分の限界をも否定することに他ならない。「中二病も、恋愛も、両立させることは出来るんじゃないか」ということが分かり、しかもその成立条件に大きく寄与したのは、過去に自分を悩ませたあの勇者であるという。そりゃまぁ、揺れ動いてしまうのも無理ないことだ。別にここから三角関係になる、ということではないだろう。七宮は六花のことが大事なのだし、勇太との関係性を壊すようなことはしない。あくまでも六花が今回乗り越えたようなハードルを越える試練が待っているだけである。もちろん、その中で彼女は「勇者」という存在を乗り越えていかねばならないわけだが、それはまた、六花たちのお話とは別の課題。こうしてみると、まさにこの作品は「中二病でも恋がしたい!」なんだよなぁ。七宮が次週どのように動くことになるのかはなかなか興味深い。

 そして、なんかよく分からないけどもスポットが当たっちゃったのが、樟葉ちゃんである。彼女は十花の誘いに惹かれているようなそぶりを見せていたし、翌日の料理対決でもこれまでにない表情を見せていた。今回その伏線が回収されなかったことを考えると、彼女の「夢」が最終回に向けて関係してくるのは間違いないと思われるのだが……何がどうなるというものか? 彼女のスタンスでメインシナリオに絡んでくるとも思えないのだけどねぇ。「樟葉がイタリア行きを決意する」→「ますます富樫家が広くなる上に、勇太と六花の2人きりの同棲が十花の監査に引っかかる」→「七宮が監視役として富樫家に入り、三角関係が進展」とかかなぁ。

 さて、そんなメインシナリオの内容が濃かったために、回りの連中は今回割と軽めの扱い。森サマなんて単なる「金儲けに目が眩んだ世話焼きのおばちゃん」ポジションやないか。凸守は水着でのサービス(??)に一番積極的だったけど、「六花に無茶振りする酷いサーヴァント」ポジションになってたし。あ、でも海に入って水を吸ったミョルニルハンマーって強そう。ボクも沙苗ちゃんのミョルニルトルネードを喰らいたいです。新キャラ・チェントちゃんは上述の通りに六花の触媒役なのであまり意味はないんだろうけども、やっぱり本作に登場する女の子なので可愛いことは可愛い。CVはすっかりお馴染みとなった山岡ゆりですね。京アニ幼女枠をがっちり確保だ。

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 ??? ……第18話。常套句なんですが、改めてこの言葉を使わせてもらいますね、「なるほど、分からん」。バックスクリーンも遙かに超える超長距離の投げっぱなしが来ましたわ。

 いや、どこかで「収束」はあるものだと思っていたが、なんか、全部が全部一回りくらい早いよ。思えばこの世界が変わったのはあのギロチンゴリラから。その登場にしても、「1話くらい何か抜けてるんじゃね?」と思うほどの急展開だった。その後のキングトーチャー編はかなりしっかりと「地に足がついた」展開ではあったものの、間を抜いてラスボスのトーチャー基地へ向かったのは事実であるし、フロムビヨンドも流石に数の多さに比して滅び行くのが早すぎた。国民の支持率は急降下して総理が駆逐され、フラメンコ星人はワンパンチで哀れ宇宙の彼方である。「なんでやねん!」と聞かれたら、世界はこう答えたのだ「羽佐間がそれを望んだから」と。

 ……これがセカイ系って奴なんでしょうか。ある意味、圧倒的多数が予想し、そう願った「夢オチ」と言っても差し支えない展開であり、羽佐間自身も何故か割とすんなり納得している様子。いや、お前が納得しちゃうとさ、こちらとしても文句が言いにくくて困るんだけども……内心では気付いてたのかな、「この展開無茶だな」って。「嘘くさいな」って。作中の主人公と視聴者が同じ感想を持ってしまったら、そりゃぁあとは「ゴール」に収束して何事も無かったことにするしかないわけだが……どうにもこうにも。まーねぇ、ここまで「全てのヒーローを描いたフィクションを駆け抜ける」お話だと、最終的にはメタフィクションに着地しなきゃいけないのは必然ではあるからな。一番生々しいな、と思った説明部分は、「君の活躍は娯楽として閲覧されることになる」っていうトーチャーさんの語り。まぁ、そりゃ売られてますけどね、ブルーレイがね。まさか作品世界の中でまで「その目的」が共通していたとは……。現代アニメの販売形態は、宇宙の意志すら認めた方法ってことだヨ!

 なるほど分からん。そしてここから先もどうなるか分からない。「フラメンコに深い意味は無い」とかぶっちゃけられてしまったし、今までの出来事も「別に夢や幻ではない」とも言われた。「敵がいなくて平和な世界」が訪れるというが、それはあくまで羽佐間にとってのものである(羽佐間が望んだ世界が実現し、それに回りの人たちが巻き込まれたのだから他人の意志は関係無いはずだ)。ひょっとしたら、また新しく「だれかの意志」を含んだ物語が立ち現れるかもしれないが、次週のサブタイトルを見る限りではそういうことにもならなそうだし……今週何となく思ったんだけど、実は本当のラスボスって後藤さんなんじゃねぇかな。「羽佐間の物語」ってどこまでいっても「後藤の物語」でもあるし、結局どっちが「主人公」なのかはっきりしてない。となると、キャスティングボートを握る権利は後藤にもある気がするんだよ。流石にこのまま後日談だけでこのアニメが終わるとも思わないので、それこそ「裏次元に四次元、深層心理の世界」まで想定される中に、「後藤の世界」があってもおかしくないような……考えすぎかなぁ。分からない……分からないけど、俺が受け入れかけてるってことは、間違ってない!(暴論)

 今週はフラメンコ星人役の安元が楽しそうで何よりでした。「興奮、激高、我々にはほど遠い感情だ……」とか言ってた割にはその後すぐキレててワロタ。落ち着いてSit Down

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