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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「ノラガミ」 5

 うむ、普通である。また5点か……今期月曜日は何か軸になる作品が欲しくなるな……。

 こいつは漫画原作か。月マガ連載ってことで一切知らなかったので一瞬ラノベなのかと思ったが、割と画面の動かし方が自然で、きっと原作通りの絵になっている漫画なんだろうな、というのは雰囲気で伝わってくる。多分、原作ファンからしたらそれなりに喜ばしい作品になるのではなかろうか。

 と、原作を知らない人間が勝手に想像するが、久しぶりのBONES製作ってことで、そりゃまぁしっかりしてますよ。アクションシーンも見やすいし、ヒロインも可愛く描けている。デフォルメとのシフトもスムースに出来ており、ちゃかちゃかした雰囲気と、バトルなんかになってそれなりに締める所のメリハリが効いている。1話だけを見るならば、現時点では割と上の方に来てもおかしくないアニメだと思う。でも……話は地味だよね。いや、1話からはっちゃけろっていう方が無理な話で、結局スタートの時点では「うん、悪くないよね」っていうくらいの感想しか出てこないわけだが。期待したいポイントは、ヒロインの女の子が素直に可愛いところかな。割といいとこのお嬢さんなのにこっそり格闘技好きで、おそらく練習など一切していないであろうソバットを見よう見まねで決めてしまうなんて、ミート君もびっくりの見取り稽古っぷりである。CV内田真礼ということで相変わらず緩急が巧みなのも好印象。前クールで「夜桜」のヒメを見てるときみたいな楽しみ方が出来ればいいかな。あと、毎度同じみ神谷兄ぃの主人公だが、いつものように真っ当なイケメンではなく、どこか頼りないようなところがあるのはいいかもしれない。病室で高笑いからむせるところなんかを聞いていると、いわゆるイケメン神谷の声と、イロモノやってるときの獣じみた神谷がほどよく混ざってるみたいな声が聞ける(つまりベルゼブブさんである)。どうせ少年漫画なのだから、主人公を見て盛り上がれるのがベスト。そのあたりの中心人物の印象がどんどん良くなっていくことを期待したい。

 ただねぇ、致命的に気になるのがねぇ…………シリーズ構成が赤尾でこなんだよなぁ……私、本当にこの人の脚本が苦手でねぇ……「地獄少女三鼎」の8話が酷かったせいか、なんか頭から疑ってかかっちゃうんだよね(あのときは三重野名義だったけども)。前クールのこの人の担当作品を思い出すと、「BLAZBLUE」と「メガネブ」なんだよ。……ね、不安になるでしょ。原作ありの作品だから大崩れはしないと信じたいけど、はてさてどうなることやら。

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○「バディ・コンプレックス」 5

 ナイスカップリング!(意味深) MONPA2本目はサンライズ産のロボアニメ。よく言えば安定したサンライズ感、悪く言えばどこかで見た既視感。今期のアニメはずらっと5点が並んでて、あんまり点数つける意味がないなぁ。

 一目でサンライズアニメと分かる切り出し方だが、当然のことながら、品質は高い。前クールの同じ枠は「ヴァルヴレイヴ」だったが、あちらはプレスコ作品ってことで作画にも多少の変化球が混ざっていたのに対し、こちらは至極真っ当な、どこかで見たことがある画面が続く。これは決して悪いということではなく、「サンライズ安定」ということは、決して大崩れすることがないだろう、ということも意味するのである。デザインのイメージは現在放送中の「ストライクザブラッド」あたりに近いだろうか。一緒に戦ったヒロインの顔も姫柊雪菜さんによく似ていらっしゃる。つまり、割と可愛い。キャラクターデザインはそこまで線が細くなくて見やすい部類じゃなかろうか。そんなキャラクターを支えるシナリオラインは、よくある「1話目ではなんか分かんない」系。よくある学園の日常風景で、わざわざ席替えしてまで主人公とヒロインが「アニメ主人公席」に固まったのは笑ってしまったが、残念ながらその後の進行で未来へタイムワープしてしまったようなので、もう教室に出番はなさそうだ。っつうか、あのはやみんヒロインも出番終わりなの? 流石にそんなことは無いと思うが……しばらく出ないならちょっと残念ね。

 中盤を盛り上げた商店街での逃走劇や、ロボどうしのバトルについては流石の安定感。いつも通りと言ってしまえばそれまでだが、見ていて「うわー、直球で表題な匂いがするー」と思えたので、なんかそれだけでいい気がしてきた。タイムワープした後の戦場なんて、まさにあの絵のまんまだもの。思わず巨大なおでんをぶち込んだり「誰だお前」に写メ撮らせたくなるような戦場。あ、でも一気に登場した未来側のクルーがエラくしっかりしたキャストになってたから、次週以降にどういうお話になるのかは楽しみかもしれない。麻里奈、花澤、サトリナ、藤村。野郎共も吉野・杉田のコンビとかがいるし、「いつ見てもロボにのってる気がする」でお馴染みの内山君とかもいる。これを聞くだけでも、未来世界が主戦場だってのがよく分かりますね。さて、ここから「いつものロボアニメ」を脱却して何が作れるかだね。

 あ、すげぇどうでもいいことだけど、オープニングが好きです。こういう素直なアニソンが一番馴染むなぁ。映像も理想的な「カメラが下からぐいっとパンする」系ですよ。すげぇ加工しやすそう。

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○「ノブナガン」 5

 今期2つ目の信長作品にして、今期3つ目の「偉人の名を借りたキャラが戦うアニメ」。「あれ? あと1つは?」と思った人はまだまだ素人だぜ。「ファイブレイン」を忘れちゃ困る。

 ま、そんなどうでもいい話題はさておき、こちらも「偉人さん頑張れアニメ」であるが、「ザ・フール」の方が戦国ものになっているのに対し、こちらは現代を舞台にしてスタンドを憑依させる形で外敵と戦っていく。原作はアーススターの創刊時に掲載されていたときは読んでいて、その濃い絵柄が割と楽しかった記憶があるが、アニメの方も分かりやすいシナリオながら、癖のある絵柄をなるべく活かそうといじっており、なかなか面白い画面になっている。ちょっと暗いので見えにくいのが難点だが、色遣いもおどろおどろしく、垢抜けないキャラクターデザインと相まって、B級っぽさが逆に味わいになっているのじゃなかろうか。このままの画面品質が維持出来るなら、個人的には「フール」よりもこちらの方が好みである(比較すること自体がおかしいけども)。

 もちろん、そんな荒削りな作品なので難点がないわけではないだろう。モンスターのデザインなんかはそこまで目を引くものではないし、ありきたりといえばそれまでの設定なので、1話目でそそられない視聴者も割と多い気がする。シナリオ面で捻るのも限界があるだろうから、後は直接的に画面のインパクトでどれくらい引き込めるかの勝負になる。1話は、ユルい画面の場合にしつこいくらいにテロップを使って説明を入れていく演出が割と面白かった。鬱陶しかったり、うるさかったりする部分もあるかもしれないが、短い時間のなかでテンポ良く外堀を埋めていくアイディアとしては悪くない。ヒロインの女の子のどこか抜けた感じと併せて、ユルいところはとことんユルく仕上げることで、バトルシーンとのギャップを強調する働きもあるだろう。まぁ、漫画の時点で冒険してる作品だし、色々とやってみるのがよいのではなかろうか。

 大きな問題として残っているのが、キャストのお話。明乃が変な役で出てきたり、嬉しい部部もあるにはあるのだが。やっぱりメインの子がかなり不安定。新人さんみたいだし、初めてにしては頑張っている方だとは思うのだが……ちょっとハードな展開を引っ張っていくキャラとしてはパワー不足な感が。まぁ、誰にでも初めてはあるのだし、ここからステップアップしてもらうしかないのだけれども。

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○「そにアニ -SUPER SONICO THE ANIMATION-」 5

 まず、そに子って誰だ。俺の場合はそこからスタートだったのである。いや、ちょくちょく顔を見かけてはいたんですよね。同人誌なんかも割と多いしね。でも、別に直接的に私の生活に介入することがなかったから、特に興味も持たずに接触しなかったんですよね。恥ずかしい話、実は同様に接点を持たないボーカロイドの一種だと思ってた。だって、何か似てるじゃない。多分ミクとかリンとかレンとか、そういう存在の中の1体なのかと、ぼんやりそう思っていました。

 でも、アニメが始まるとなると、ちょっと話が変わってくる。ミクですらアニメは放送されてないわけで、はたしてコイツは何者なのだろう。きっとアニメを見れば分かるに違いない → うん、わからねぇな。仕方がないからググりました。「すーぱーそに子とは、ニトロプラスのイメージキャラクター」。……知らんがな。なんでそんな存在がアニメになるまで登り詰めたのだ? すげぇな、とらのあなの美虎ちゃんやメロンブックスのめろんちゃんがアニメ化は絶対しないだろうが、エロゲメーカーのイメージキャラならこうしてアニメにまでなってしまうものなのか……恐ろしい存在だぜ……。で、実際アニメをみると、まぁ分からんでもないよね。この男の欲望、切実な願いが全て集まって完成したようなキャラクターは、確かに何かのきっかけで人気が出てもおかしくないとは思った。阿漕といえばこれ以上無いくらいに阿漕なキャラであり、非実在おっぱい少女としては最高級のセッティング。単なる女子大生のくせに近所の皆様から愛され、学校では担当教授に認められ、モデルをこなし、歌まで歌えるのに一切偉ぶったところがない完璧な存在。うーむ、煮詰まった願望がこういう形になって吹き出すというのは、なかなかに興味深い存在である。

 さて、そんな希有な存在であるそに子だが、アニメになると、後はどうやってこの1クールを成立させるのか、というところに興味が行く。1話目で描かれたものは、不思議と地に足がついた印象のそに子の日常。大学生活や掛け持ちのバイトなどを彼女が誠実に応えながらこなしていき、人々に愛される様子を描く。本当にそれだけのお話。ある意味、未だかつてないほどの「日常アニメ」である。絶対に、何クール放映を続けても命の危機や悪の大魔王、世界大会の様子などは描かれない作品だろう。世に「日常系」数あれど、はたしてここからどのように進行していくことになるのか……。個人的な希望としては、本当に1話みたいな話を延々やってくれるなら、これはこれで楽しいんじゃなかろうか、と思っている。製作はWHITE FOXで、クレジットが出た時に「何という無駄遣いを!」と憤慨したものだが、いざ観てみると、なるほど不思議と満足度は高い。何がすごいということもない映像なのだが、奇妙なまでの親近感というか、あり得ないはずの存在が不思議と近くに見えるというか。そして、そんな近さの中に、絶妙なエロさが混じり合うバランス感が素敵。あんまり露骨すぎずに、要所要所で巨乳を見せつけるあざとさが良い。そして、妙に生っぽい身体の太さが良い。ニーハイからはみ出てる太ももの肉感が良い。監督の川村賢一氏というのは初めて認識する名前だが、あの「BLACK LAGOON」で助監督を務めていたらしい。ここに黒田洋介脚本、そしてWHITE FOXの制作陣と構えているのだから、案外いい着地点を見つけて収めてくれるのかもしれない。過度な期待は抱かずに待ってみたい作品である。

 ちなみに、ネットで調べるとそに子のヘッドホンは「本人には認識されず、回りも暗黙の了解として突っ込まない」という謎の代物。いわば超電磁砲でいうところの初春の花飾りみたいな存在のようである。でも、ヘッドホンつけたままで自転車に乗るのって条例違反ですから、罰金ものですよね(自治体による)。あと、ヘッドホンのままで講義聞くとか、確実に教室から追い出されますよね。「朝に弱いのは知ってるから、仕方ない」とかいって特定学生の遅刻を免除してたら、確実に問題ですよね(特にエロい女子大生相手とか)。うん、突っ込んだら負けなのは知ってる。何をしても許される存在っているから。そう、すーぱーそに子ならね。

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○「ノブナガ・ザ・フール」 5

 今期はなんでも、謎の信長被りが発生したクールのようで……まぁ、日本のアニメにおいて一体何人の信長が輩出されてきたかを考えれば、普通に起こりうる現象ではあるのですけどね。島崎信長君も大忙しである。

 で、そんな信長アニメだが、製作サテライト、監督佐藤英一、そしてコンセプトデザインにロマン・トマが参加しており、思い出すのは当然「バスカッシュ」である。佐藤監督はあれからも「アクエリオン」あたりには参加していたので別にバスカッシュに拘る必要はないのだろうが、なんかね、コンセプトに通底するものがある。画面にちょいちょい登場していた月のデザインなんかが、すげぇ似てる気がする(実際確認したらそうでもなかったけど)。まぁ、結局河森デザインの世界なので、どこか似るのは当然なんですけどね。イクサヨロイと呼ばれるモビルスーツもすげぇアクエリオンだったし。

 色々ときな臭い要素は多いものの、作品としては至ってベタなものである。なんちゃって戦国時代に現代のメカ要素を絡めた嘘戦国。本作の場合はこれに「西の星」として西洋文化が介入してくるあたりに新機軸があり、何でも「ザ・フール」はこうした過去の偉人たちを取り込んだメディアミックスプロジェクトになっているようだ。舞台公演なんかにも拡散しているとかいう話を聞くと、「アニメとしての楽しさがこれで正しいのか」というのは疑問に感じるものの、色々やってみることについては決して悪いことじゃないとも思う。いや、正直あんまり興味は湧かないので舞台を観たいとは思わないが、万が一このプロジェクトが大当たりして伝説級のコンテンツになったら、初回の舞台を観た、なんてのは自慢話になるかもしれませんよ。

 大当たりを狙っている要素はいくつかあり、たとえばキャラクターデザインは「薄桜鬼」のカズキヨネ。メインキャストに宮野・櫻井・梶・杉田と固めていることを考えても、女性向けへのアピールが強い。じゃ、男の子のファンはどうしたらいいかというと、その辺はメカで捕まえたり、多々あるヒロイン勢で確保しに行くことになるだろうか。そのために東西を重ね合わせたダブル主人公体制になってるんだろうし。ジャンヌは1話目では完全に巻き込まれ型で主張のない登場だったが、ここから何か信長と絡んで盛り上げることが出来るのだろうか。まー、結局全部まとめると「戦国コレクションって凄いよね」という結論にしかならない気がするのだが、この「何でも出来そう」なセッティングから、実際に何を取り出すか、という部分がクリエイターの腕の見せ所になりそうだ。個人的には、1話目の世界設定はあんまり好きじゃないんだけどね。なんか、メカ兵器と戦国設定に折衝の仕方が雑なんだよなぁ。あんだけモビルスーツが闊歩してる時代に、何で木弓とか装備してる歩兵が必要あるんだよ。木造の櫓を組んだ砦を守っている侍がドヤ顔で防壁自慢する意味も分からない。あんなもん、イクサヨロイ一機で壊滅するんじゃねぇのか? あのヨロイの技術が実戦投入されてるレベルなら、生活水準は大幅に上がってないとおかしいはずなのだが……技術力のちぐはぐさが、なーんかとってつけた臭い。その辺を、雰囲気だけの戦国パロディで終わらせるのか、独自の世界観構築まで掘りさげるのかで、作品の厚みも変わってくるだろうさ。

 まー、いうても河森作品ですし、何かアホなものが飛び出して来ることを期待しましょう。あと、信長もののお約束の楽しみ方として、ここから光秀がどうやって転げていくのかを観るのも楽しみではある。レジェンド級の日笠光秀、キタエリ光秀を超えられるか?

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 ヨヨネネ! 行ってきました! 京まふで前売り券買ったんだから封切り日に行っても良かったんだけど、年明けから「前代未聞のアイテム」が入場特典でもらえると公式ページに書かれており、それだったらせっかくなのでそのアイテムとやらをもらえるようになってから行こうか、というのでしばらく待っておりました。そして……まさに前代未聞でしたよ……。

 

<以下、映画本編ならびに入場特典のネタバレありなので注意>

 


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 突っ込んだら負け、突っ込んだら負け、突っ込んだら負け……第13話。すげぇなスタッフ。みんなしてだんだんこのアニメにも慣れてきて、予想も上方修正してるはずなのに、軽々とその頭の上を越えると見せかけて股下をくぐり抜けていきやがる……なんでも有りか!(突っ込んだ)

 もう、この際野球アイテムを出すことはOKにしようじゃないか。マオだってスプレーガンなんて謎のアイテムだったわけだし、ひょっとしたら魔方陣リングから折紙が出てくることだってあるかもしれない。グローブとキャップはどうかと思うが、考えようによってはボールは立派な武器だ。まぁ、デザインがまさに「ボール」だったのは置いとくとして。相手側のバットだってトゲトゲついてたからなんか強そうだったし、スタジアムっぽいフィールを無視してガチの殴り合いになってもおかしくなかったはず。っていうか、そういうルールだろ、その試合。なんで大人しく3球勝負だよ。「何故ファールに?!」って秘書さんが驚いてましたけど、多分バットにトゲトゲついてるせいだよ。あんなバットで真っ直ぐ飛ぶわけないやろ。

 その他、突っ込む必要が無い部分を念入りに確認しておくが、まず「タイのプロ野球ってなんやねん」と思ったが、これはちゃんとあるようだ。ググったらすぐに出てくるが、2006年ごろに組織が整い、メジャー6球団、マイナー8球団。なんと日本よりも球団数自体は多い(まぁ、日本も四国リーグとかあるけども)。しかもあの江本が野球の振興に力を貸しているとかで、ちゃんとWBC予選にも出ていたようだ。なるほど、頑張れタイ人。でもまぁ、8割バッターがいるようなレベルではまだ世界には通用しないと思いますけどね。なんで8割バッターが今やガンプラファイターだよ。そして、一番分からんのは適当な野球背景である。3級勝負でバッターがいるのに何故かベース奥にストラックアウトが置いてあるのも謎だが、ルワンの登場時にかかった「ピンチヒッター・4番、サード」のアナウンス。ピンチヒッターのくせに守備位置ついてんじゃねぇよ。

 まぁ、この作品で普通に突っ込む意味はもうあんまりないんだ。今まで一応レバー操作とかでそれっぽくMSを操縦してたはずなのに、今回だけはピッチング、バッティングが完全にガンダムファイトだったもんな。マサカリ投法はちゃんとレイジがコクピットで足を振り上げていたのでしょうかね。いや、別に野球アニメじゃないんでね。キララちゃんが可愛いアニメだったら別にいいです。世間的にはどんどんあざとさが増してきているアイラ・ガンプラキライネンちゃんばかりが注目されていますが、僕はキララちゃんが好きです。まぁ、アイラちゃんも好きです。ヒップの大きなラルちゃんも好きです。

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○「最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが。」 4

 なんか変なのハジマタ。このタイトルだからラノベに間違いなしと思いきや、実はこれは漫画原作だという……もう、わしにゃ分からん世界ですよ。

 既に日本国には実際の義妹よりも非実在義妹の方が多いに違いないと確信するスタート。そして、何故かこの手の家に限って両親は海外へ消えてしまうという謎。もう、インドでもどこでも連れてけよ。なんで初対面同然の若者2人放置で海外逃亡だよ。訳の分からん設定。百歩譲ってそういう事態があったとしても、再婚前にお互いの連れ子の顔合わせくらいしてるやろ。なんでこんなによそよそしいんだよ。酷い親があったもんで。そして、兄と妹の馴れ初めとなった超常現象も、1話目では何がなんだかさっぱり分からない。いや、有能なオープニングのおかげで大体何があったのかはすぐに飲み込めたわけだが、それでも幽霊が何したいのか分からないし、あの確実にアウトな貞操帯の概念なんかも謎。もちろんこれから説明があるのだろうが……こういう設定の漫画が一般誌に掲載されてるの? すげぇ世の中だとは思うけど、ぶっちゃけ「エロいもんが読みたいならエロ漫画読めばええやん」という気持ちが先に来てしまってな……なんか、「単なるエロ漫画みたいな設定」は別に求めてないんだよなぁ。「クェイサー」や「クイーンズブレイド」みたいに頭一つ抜き出た馬鹿だったら意味もあるんだろうけども。この作品が1話でやったエロって、別にこの作品でなくてもいい気がするし、新作アニメでやらなくてもいいと思うのだが……いやぁ、ニーズはあるだろうけどさぁ。

 というわけで、かなりストレートなエロを見せてくれたおかげで、はまり込むどころか若干引いちゃったのです。揃えてる素材は決して悪いものじゃないはずなのだが、何故だろう、分からん。主人公の妹ちゃんの中の人が新人さんっぽいので、「よりによってメジャーデビュー一発目でこんな仕事させなくても」と思ってしまったからだろうか。まぁ、「おにあい」の木戸ちゃんだって酷いっちゃぁ酷かったけど、あっちはあっちで楽しそうだったからな。今作は、メジャー初仕事の橋本ちなみという声優が、小倉唯と絡み合うという中身である。いやぁ、ニーズはあるだろうけどさぁ(2回目)。書けば書くほど、なんで1話を見て自分がドンびきしたのか分からなくなってきた。やっぱ設定の意味がわからねぇからかなぁ。

 ひとまず、作品のメインボディが見えてくるまでは生暖かい目で見守ろうと思います。製作会社が「ロウきゅーぶ」と同じところ、監督は初監督作品となるみたいだが、キャリアはそれなりだし、1話を見る限りでは大きな失点もなさそうなので、一応目標ラインは「おにあい」とかそのあたりのレベルで。むー、ここからギャグで一山当てそうな気配はないな……。

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 新年一発目から盛りだくさん過ぎるよ、第85話。クライマックス跨ぎの年越しだったから当然ではあるのだけども、いきなり一発目からアツいよ。ただ、作画はかなり残念だったけどね。みんなして石ノ森作品みたいな顔になってたやないか。個々の演出はすごく良い回だったので、絵が崩れてたのは本当に勿体ない。正月休みを利用して、ここから迎えるクライマックスはきっちりやってほしいもんですね。

 色々と事件が起こって忙しいパラス城内。今回はほぼ全てが女性絡みの事件になっており、相変わらず女性軍が元気なアニメになっている。まず、外道設定が表に現れてすっかり悪役面が固まってしまったガリアさんのやりたい放題から。これまではパラドクスや時貞など、転げ聖闘士を雇用していじくり回すというフィクサーじみた仕事を主にしていたのだが、そろそろ物陰で含み笑いをするのにも飽きてきたのか、それとも、ラブラブムードのタイタン・パラス組と同じ空間にいるのが嫌になったのか、他の四天王には相談もせずに突如の単身出撃。「ヴァナヘイムの道」ってタイタンさんの守護じゃなかったのか、と思っていたのだが、どうやら守備範囲まで逸脱した単なる暴走のようなので、もうテリトリーとか関係なくなった。まぁ、4本の道自体がエウロパさんの仕業だったのだとしたら、四天王からしたらどの道が誰とかいう決まり事はもとから無かったのかもしれない。

 彼女の目的は、面白くしようと思ったのにつまらない結果に終わったパラドクスの粛清と、さっさとアテナを斬り捨てること。今回、調子に乗ってしゃべりまくっちゃったガリアさんのせいで、「2体の神をぶつけて共倒れを狙う」という「あのお方」の目論見まで大体バレちゃったわけだが、「もう、アテナとか直接斬った方が早くね?」というので、突如行動に移したわけである。まー、現在のガリアさんの(頭も)悪そうな顔を見ていると、今まで大人しく我慢してた方が偉いとすら思える。確かに、無限回廊の罠とか、いちいちパラサイトを送り出して戦わせるシステムとか、アテナ討伐を狙うならばまだるっこしいことこの上ない。黄金聖闘士3人分の実力を持つなら、防備が薄いところをさっさと襲ってしまった方が早いってのは納得出来るご意見である。そう考えると、あれだけパラスベルダが荒れていたのに頑なにアテナの下を離れようとしなかった星矢たち黄金聖闘士軍の判断は正解だったのかもしれない。

 パラス・アテナの共倒れ作戦を放棄したガリアは、実に直接的に黄金聖闘士の防護に戦いを挑み、それを手玉に取る強さを見せつける。彼女のクロノテクターは蟹座・水瓶座・魚座という、今作では残念トップ3に輝く黄金聖衣がモチーフ。マスクが蟹座そのまんま過ぎたり、腰部分の水瓶パーツをもうちょっとなんとかできんかったのかと思わないではないが、まぁ、アイガイオンさんの嘘みたいな天秤座パーツよりはまとまっているだろうか。武装モードのガリアさんは、星矢の攻撃をかわし、ハーさんのグレートホーン、貴鬼のスターダストレボリューションも難なくクリア。秘蔵の武神光臨剣でインテグラを一刀に伏した。ちなみに、「重力を操る」という特殊能力を持っていた重爆雷斬刃と違い、武神光臨剣の特性は「めっちゃよく切れる」というすげぇ普通のものである。斬撃は光速を越えるようだが、今更この世界で光速越えるとか言われてもなぁ。まぁ、黄金聖衣を易々と切ってみせたのはすごいことかもしれない。ちなみに、何故かガリア相手の一撃目は星矢が流星拳、貴鬼がスターダストレボリューションと、前回まで使っていた技ではなくなっている(星矢は後でアトミックサンダーボルトも使ってるけど)。流石にこのあたりで流星拳を打っておかないといけない、っていう視聴者サービスだろうか。でも、流星拳ってマッハ1のイメージしかないから、ガリアさんの「光速云々」の話はあんまり説得力がないんだけどね(現在の星矢の流星拳は光速拳なのかしらね)。手玉に取られる黄金聖闘士も若干の個人差があり、ハーさん→避けられた上に「牛とかwww」とディスられる、貴鬼→吸われる、星矢→かわされるが、その後相手の斬撃もかわして一応プライドを見せる、という流れ。なお、フドウは「カーン」でアテナを守る壁役だった。まぁ、こいつの必殺技って仲間が多い乱戦向けじゃないからね。

 ガリアさんがひとしきり暴れ回った後は、今度はパラス様のターンである。吹っ切れてネタバレ連発のガリアに対し、「全部知っていた」と衝撃告白。これまでただの脳内お花畑な子供さんだと思っていたので、この告白は正直驚いた。やはり神を名乗る身は伊達ではなかったか。「愛の女神」としての自身を立てるために、彼女は策略と知りながら四天王の指示にも従っていた。あくまでもそれはアテナを愛し、アテナとの関係に決着をつけるため。彼女の場合、手段こそ歪んでいるが、目的は割と切実なのである。今回のエピソードでガリア=悪役がはっきりと印象づけられたために、それに敵対するパラスもじわじわアテナとの和解フラグを立てつつあるようだ。まぁ、パラスのクロノテクターもあるみたいだから、一回は戦わなきゃいけない、というか、多分アテナに打倒される運命にはあると思うが……案外良いキャラになってきたんじゃなかろうか。現時点での勢力図は、アテナ軍が聖闘士多数、パラス軍がパラス・タイタンの2人だけ、そしてクロノス軍(?)がエウロパ、ガリア、ハイペリオンといったところか(あとミラーさんも残ってるか)。

 ガリアの目的がはっきりしたところで、最後の女戦士、双子座姉妹が立ち上がる。満身創痍の身ながらも、改心したパラドクスが最期のご奉公。ジェミニの夢である「双子の強力プレイ」を実現させ、手に手を取ってのアナザーディメンションはグッとくるものがある。たとえ、その声と、そのフォームがどう見ても「プリキュアの白い方」だったとしても。……いや、流石に似すぎだと思うのだが、スタッフの遊びだったのか、たまたまだったのか……命を賭したマーブルスクリュー、じゃない、アナザーディメンションは、結局ガリアを倒すまでには至らなかった。そりゃま、「1人で黄金3人分」が売りの四天王に対して、黄金クラス2人じゃまだ足りない。しかし、パラドクスたちの目的は敵を倒すことではなく、アナザーディメンションの力を利用して無限回廊をぶち破ることだった。そして、その過程では「ジェミニの運命」をねじ曲げることにも成功したという。長きに渡るジェミニの悲劇は、今後もう繰り返されることはないということなのだろうか。円環の理を打ち破って概念になったどこぞの魔女みたいなお仕事であるな。まぁ、何はともあれいいシナリオ、いい演出。今回の双子座絡みのシーンは、長い歴史からの脱却を印象づける壮大なものになっていたし、無限回廊の打倒も、次元を操り、双児宮を迷宮にすることがお家芸のジェミニらしい見せ場である。まぁ、そんな黄金クラスの仕事をエウロパさん1人でやってたのだとしたら、あの人がすげぇってことになるんだけど。今回、タイタンさんも「エウロパの無限回廊」って言ってたから、四天王もエウロパの仕込みは承知の上だったんだよな。

 華々しい最期を飾ったパラドクスさんの勇姿はなかなか良いものだった。彼女の遺志を継ぐかのように、若き青銅聖闘士が彼女の下へと集い、その死に様を目に焼き付ける。そこにはあのドラゴン親子もおり、最後の最後で、彼女の夢も少しだけ叶ったのかもしれない。無限回廊を仕掛けたエウロパのところに駆けつけたのが紫龍たち以外の氷河・瞬ってのも、ちゃんと気遣いが出来てて良いね。「次元の彼方に逃げても見つけ出す」っていうサークルチェーンの特性が活かされていたのもちょっと嬉しい。レジェンド2人に囲まれて、流石のエウロパさんもそろそろ年貢の納め時か? ここでミラーさんの見せ場になるのか?

 結界の破壊、聖闘士の結集。アテナ側の準備は整いつつあるが、当然終局が近づけばアテナの生気は残りわずかになっている。エナジードレインが進み、ついにパラスは身体が成年型へ変化する。立派な女性に成長したパラスは、神に相応しい威厳も持ち始めた。そして、大きくなったことでついに青少年保護条例に触れることが無くなり、これを好機とばかりにタイタンさんがプロポーズを決行。ついに2人は結ばれることに。いや、これまで散々ロリコンロリコンと茶化してはきたが、タイタンさんのブレない愛情は本物ですよ。思わず柱の陰のハイペリオンさんも居づらくて立ち去っちゃうレベル。「破滅と知りながら道を進むか」っていう彼の嘆息は、もう倫理と戦うロリコンへかける言葉ではなく、元々倒される運命にあった神に殉じたタイタンへの哀悼の言葉になっているのである。なかなか切ない。しかし、ガリアさんはタイタンがあれだけ入れ込んでるのを知ってたくせに、よくもまぁ「お前は誰にも愛されてなどいない」とか言えたよな。現時点で一番愛を知らない女性キャラは、間違いなくガリアさんなのである。ここまで堕ちたら、是非とも救いようの無い最期を期待したいところだ。

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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