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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「世界でいちばん強くなりたい!」 3→3

 永劫の輪廻に巻かれた逆エビ固めから脱出する少女を描いた物語。これは流石に「最初駄目だったけどじわじわ面白くなった枠」には入れられないなぁ。ただ、3〜4話あたりで思っていたよりかは盛り返したとは思う。

 本当に絵が適当、話が適当、あげく声まで適当という三重苦を背負い続けた作品で、アームスの作る萌えエロ狙いの絵は驚くほどにそそられない。毎回似たような構図だし、線ものっぺりしていてエロさがない。おちょっくてるのかと思うほどにあらすじだらけの脚本もやる気が一切感じられず、出だしからずっこけた設定が、なんかそのままプロレス業界のなあなあに溶け込み、一切ヒロインに魅力を産みださなかったのがすごい。

 そして、これが個人的には一番の難点だと思ったのだが、声の演技がアカン。これは竹達の責任だと言うわけではないが(そりゃ音響がディレクションしてるわけだし)、いくらなんでも主人公の悲鳴の演出が一本調子である。感情や刺激が表に出る声の演技というのは声優という仕事においても最大の見せ場であり、よく「演技派」声優を褒める時に、「泣きがすごい」とか「叫びがすごい」と注目される。今作における「プロレスで苦しむ悲鳴」もそのカテゴリに入るはずで、ここでいかに臨場感を出すかが勝負だと思うのだが、残念ながらそれは一切楽しめなかった。だって、何ヶ月もプロレスやってるような人間が、いちいち関節決められてる時に「あー、痛い! 痛い!」なんて叫ぶわけないやん。おかしいやん。逆エビ決められてたら、相手が上に乗ってて肺も腹筋も圧迫されてるんだから、あんなはきはきしゃべれるわけないやん。ホントの話かどうかしらないが、かつてあの田村ゆかりは、「顔を殴られたとき、腹を殴られたとき、うめき声は違っていなければならない」と自分の演技について語ったそうだ。この作品は、まさに「様々なやられボイスを演じ分ける」ための作品だったはずなのだ。しかし、残念ながらその部分に一切のこだわりが感じられなかった。声優ファンとしては、これほどがっかりなこともあるまいよ。

 そんなわけで、基本的には褒めるべき部分は無いと思っていた作品だが、流石に土壇場の展開はちょっと笑ってしまったので減点は無しで。いやぁ、ブルーパンサーの正体は衝撃だった。「そこでアスミスかよ!」と(相変わらずキャラ名覚えてません)。おかしいやん、何で「アイドルを捨てて必死にプロレスに明け暮れたヒロイン」が、「アイドル活動を続けてずっとグループを守り続けたサブリーダー」にプロレスで苦戦するのよ。もう、アスミス単体でプロレスデビューしてたらすげぇ新人になってたんじゃねぇの? 竹達の苦労が水の泡だよ。そして、「プロレスをやれ!」「アイドルをやれ!」と真っ二つに割れるファン。結論は「どっちもやる」。いや、それが出来るなら最初からそうしろよ。なんかもう、ネタとして笑うしかなかったね。最後にリングの上でやったライブのダンスとかキレッキレで、「何ヶ月もステージから離れてて何でそんなに完璧にあうんだよ」とかも感心してしまった。多分こいつら、互いに進む道を間違えている。そして、この世界のプロレスファンはピュアな人間が多すぎる。まぁ、誰も傷つかない平和な世界で何よりだ。

 今作の放送中に、何故か全然関係無いところで清水愛がプロレスデビューするという、謎の符合が話題になった。まぁ、彼女の場合は別にプロレスラーとしてこの先ずっと頑張るわけじゃなかろうが、案外こうして「アイドル絡み」で二足のわらじを履く職業が増えているのは事実かもしれない。AKBから声優を目指したり、「声優」という職業もわらじの片方として定着しつつあり、「そりゃ、そもそも舞台役者の兼業仕事だからな」という当たり前のことを思い出させてくれたりもする。ひょっとしたら、この作品はそんな声優業界の未来の1つの可能性を描いたお話だったのかもしれませんね。

 (筆に任せて適当なことを書きすぎないように注意しないとな……)

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 ハイゴッグ! 第12話。あのCVうえだゆうじの兄弟は不気味な存在感が気になっていたのだが、選択機体がまさかのハイゴッグ。名人の機体がケンプファーでこんなところに……どんだけポケ戦好きやねん。あと、何故か試合に出してもらえずに変なイメージ映像で出てくるネーデルガンダムさん……もう、「笑ってはいけないガンダムアニメ」待った無し。

 予想通り、上からのサプライズ演出として送り出された超巨大ザク。Aパートはその圧倒的な巨体とヒーロー側が一丸となって戦うアツい展開。やっぱり今のはやりは巨人の駆逐ですかなー。今までも巨大MAとの戦闘などはあったが、戦っているのが同じく人型(?!)のザクっていうのが重要。のっそりと動くザクの迫力は、普段見慣れている機体なだけにひとしおである。また、攻撃方法がマシンガンからクラッカー、そしてバズーカへと変わる設定もどこまでもザクザクしい内容であり、首が無くなってなお、最新鋭の武装でもって対峙するセイたちをあざ笑うかのようなしたたかさがある。あそこまで主人公側を恐怖のどん底にたたき落としたザクってのはなかなかいないだろうよ。最終的にはレイジたちの披露する「ディスチャージシステム」にやられたわけだが、その際の破損が単なる被弾ではなく、次第に内部から熱量が蓄積されてのオーバーフローになっているのも芸が細かい。やはりあのサイズだとなかなか外傷を与えるのが難しかったようだが、巨大すぎるが故に蓄積した熱も多かったのだろう。ちゃんと「巨大だから強いが、巨大だから負けた」という感じがあるのは、今後のインフレを抑止する意味でも良い演出。

 そして、このザクを討伐するために集まったメンバーが実にアツい。セイたち3体に加え、ニルスによる助太刀、更に名人によるこっそり狙撃など、名だたる名選手たちが全力で団結している姿が清々しい。また、団結しているからこそ、大気圏外で冷徹に見守っているアイラの立ち位置や、さっさと撤退したハイゴッグの不気味さなんかもしっかり見えている。やっぱり個々の機体がはっきり見える試合展開になった方が面白い作品だよなぁ。

 Aパートで試合は終わり、Bパートは諸々の人間関係の確認。アイラちゃんが引き続きツンデレたり、ニルスとフェリーニがいちゃいちゃしたり、名人が名人だったりする。ラルさんは色んなところに遅刻しすぎ。キララちゃんは仕事を忘れて試合にかぶりつくあたりが可愛い。そして、最大の問題はレイジの存在を気にしまくっているPPSEの会長。どうもレイジに対して後ろ暗いところがあるようで、あの手この手で「上まで上がってくるな」と邪魔しているようだ。あんまり良い奴じゃないのは間違いないが、悪役として強いかといったらそうでもなさそう。ただ、一番気に入らないのはすげぇアホっぽい会長に対し、割とマジで慕っている様子のパツキン美人秘書がいることである。何故なんだ……許せねぇ……あ、レイジが怪我したこととかは、別にいいです。世界大会が行われるようなところなんだから、もう少し治安は改善しておけよ、とは思うけども。日本国内の、海外からの遠征客がたくさん来るようなところに金属バット持ったチーマーをうろつかせるなよな。まぁ、試合はどうせ勝つからいいんじゃなかろうか。まだ秘策があるセイさん有能。

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「メガネブ!」 3→2

 人類には早すぎたアニメだったな……。

 いや、観ていたっていうか、流してたっていうか……ほとんど視認すらしてないレベルで眺めていただけなので正当な面白さを見いだす努力が足りなかったといえばそうかもしれん。そういう意味では、ファンの人にはすまないと思う。でも、無理だったんだ。これを正視するだけの精神力が私には無かった。「ゆゆ式」なんかは、最初観ていても「別に面白くないな」って流していて、あるきっかけでちゃんと正座して見たらじわじわその世界にハマってしまったのだが、この作品は、正座して観るだけのメンタルが維持出来なかった。なんか、何もかもが辛かった。

 この作品の何が「辛い」のかを言語化するのは容易なことではない。「中身が無いじゃないか」というのが一番簡単な叩き方だが、「中身が無い」っていうのはいわゆる日常ものが常に受けている批判である。私にとってこの作品と「ひだまりスケッチ」は違う次元にあるし、なんだったら「Aちゃんねる」「あっちこっち」とも違う次元である。「野郎ばかりの腐向け作品だから」というポイントもあるが、別に「緋色の欠片」や「八犬伝」が辛かったかというと、決してそんなことはない。やはり、そのデザインのアクの強さで言うなら、一番近いのは「つり球」だった気がする。そして、今作の場合は、決定的に脚本の求心力に欠け、一切視聴者を引きつけようとしない「つり球」と呼べばいいのだろうか。ひたすらにシナリオが内向的で、外に向かって何かをアピールしようという意識が感じられなかった。

 「眼鏡萌え」というのは伝統的な萌え属性の1つであるが、それって、別に眼鏡自体を対象にしてフレームやレンズに対してハァハァすることではない。妹萌えは決して家系図を眺めて悶えるわけではないし、猫耳萌えは道ばたにぽつんと転がった猫耳を見てドキドキするわけではないだろう。しかし、今作はまさにそこをピンポイントで狙おうとしていたのである。そりゃまぁ、成立するはずがない。異次元の思想をもつ集団に、取り立てて「それらしさ」を産みだそうとしなければそれはファンタジーに成り果てて、「日常もの」という頸木からも解き放たれてしまうし、嗜好の分からない人間達の集団は、その道のお姉さんたちにとっても、萌えられる要素に映ったのかどうか。結局、残されたのは眼鏡だけ、という恐ろしい作品だ。

 非常に野心的だったのは間違いない。個人的には一切意義が理解出来なかったために価値が見出せなかったデザイン面だが、ある程度手間がかかっているのは事実だし、もう少し丁寧に見ていればエキセントリックな画面構成も楽しむ要素があったのかもしれない。だが、ざっと眺めていた印象では、今作の演出にそこまでの思慮があったようにも感じない。とにかく目新しく、という「奇策」に打ってでたが、それが見当違いだったようにしか見えなかった。どうにもこうにも、見方が分からないのである。良くも悪くも尖りすぎた作品なので、もうここまで来ると、「俺は分からなかったけど、熱狂的に夢中になる層もきっといるんだ」と信じてみたくなる。アニメは色んな方向にチャレンジ出来るからいいのですよね。まぁ、勇気と無謀をはき違えないよう、今後の業界は気をつけて進んでほしいものである。

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 女の欲望番外地、第84話。かつてないほどに女性キャラが勢揃いして賑々しい朝。双子回というだけで正座待機だが、まさかのアテナage回だったとは。

 いよいよパラス軍も手駒が無くなってきたのか、今週はついに4つのルート全てで新規の戦力投入無しという異常事態に。しかし、エウロパさんの仕込んだ「無限回廊」によってどのルートも堂々巡りを繰り返すばかりで、誰もゴールにはたどり着けていない。各チーム、何となくおかしいな、と思ってる人間がいるにはいるのだが、誰も具体的に対処しないという。そりゃまぁ、薄々感づいていたフドウも紫龍も、仮に確信が持てても何したらいいか分からないしね。天井をぶち抜いてみるとか、壁をぶっ壊してみるとか? はるか昔から、聖闘士ってのは「決められた順路にそって延々走るしかない」と相場が決まっているので、そんな横紙破りは誰も出来ないのよね。

 もう、ずっとこのままの状態で放っておけばそのうちアテナの命脈も尽きるんじゃないか、って気もしたのだが、そんな状態では満足出来ない人もいる。黄金聖闘士4人が守護しているのは目に見えているにもかかわらず、無謀にも単体で挑戦状を叩きつけに来たのは、我らが2級パラサイトのパラドクスさんである。流石に黄金4人でスクラム組んでる状態ってのは、あの黄金神話ですらそうそうないシチュエーション。どう考えても無茶過ぎるだろ、とか思ってたら、割とあっさり背後を取れたり、アテナに接触できたりしていたのは驚きである。多分、本気出してたら案外アテナくらいぶっ殺せた気がする。過去の事例を見れば、基本的にアテナって防御力が紙レベルだし。それでも敢えて命を狙いにいかなかったのは、やはり本人が言うように、アテナを狙うと見せれば単純な妹がつり出されてくると思ってのことだろう。もう、現時点でパラドクスさんの頭を支配しているのは、アテナでもなければ愛しの紫龍でもない。憎き妹のインテグラだけなのだから。

 台本通りに登場した妹との2度目の姉妹対決。2人の主な武器は「なんか手からビーム」と「拳」。黄金聖闘士と元黄金聖闘士とは思えない無骨な戦いぶりだし、今回若干作画が残念だったせいであんまりパッとしない画面だが、まぁ、女だらけのキャットファイトだと思えば。それに、かつてないくらいに画面が金色になっているから豪華といえば豪華だ。黄金聖闘士5人が集まっているという、地球や時間さえ吹き飛ばせる状況なのに、そのうち4人に与えられた使命が「観戦」という、恐ろしいキャストの無駄遣いである。「姉妹の宿命だから」というふわっとした理由でみんな黙って見ているが、アテナの命がかかっている緊急事態に、そんな個人的な我が儘を優先していいものだろうか。まぁ、アテナとしては「聖闘士を目指していた姉妹が歪んでしまった」っていうので責任は感じてるのかもしれないけどね。もう、この世界で双子が歪むのは仕方ないんだけどなぁ。必ず「正」と「邪」に別れてしまうっていう決まりがあるからねぇ。そう考えると、2人しかいないのに「正/邪の2重人格」「邪オンリー」と、3/4が邪悪だったサガさん兄弟って本当に酷かった気もする。まぁ、アレは白サガが「神のような清廉さ」だった代償なんだろう。

 結局、「純粋な憎しみ」を謳うパラドクスと「純粋な愛」を謳うインテグラの対決は、「アテナが正しいので」という一方的な理由でインテグラが勝つのは決まっていた。今回の対決は、双子座の形を借りて、実質的には「アテナとパラスという姉妹決戦」の意味と、拠り所に言及するためのお話だった。「姉妹関係で戦わなければならない」というのは、やはり慈愛の女神たちの存在を考えると矛盾を孕んでいる。これまでのポセイドンやハーデスのように、本当の意味で対立してはならないのである。そのことを改めて確認し、穏便な解決を図るための下地作りが、今回の双子座代理戦争というわけだ。パラドクスさんのいう「アテナだって姉妹喧嘩に色んな人間を巻き込んで殺してるじゃないか!」というのは至極もっともな意見であり、反論の余地はないのであるが、そこをアテナ本人ではなくインテグラさんの口を借りて「仕方ないだろ!」と逆ギレすることで、なるべく自然にアテナの正当性が主張される。ん、まぁ、おかしい気はするんだけど、言葉を換えれば「それはそれ、これはこれ」だから。今回パラスに責任があるのは事実だしね。ちなみに、パラドクスさんが「たくさんの命を奪った!」と叫んだ際に表示された故人のみなさんは、昴に聖衣を委ねて死んでいった鋼鉄聖闘士のエルナ君、我らがイケメン先輩ケリーさん、そして玄武にケレリスさんの4人。こうしてみると結構アテナ側も死んでるなぁ……いや、3級パラサイトが全部死んでるとしたら、パラス側の方が被害はでかいのだけれども。

 結局、「姉妹喧嘩の宿命」も、アテナの慈悲を示すだけの結果に終わった。この喧嘩に対する周りの人間の反応をまとめておくと、観戦していた黄金戦士たちは「宿命だからな」とよく分からない理由で黙って見ている。せめて「ここは任せて先に行け」パターンで進軍だけでも続ければいいのに、何故か横で見ている。そんな中、実は一番の常識人なんじゃないか疑惑が出てきたのは暴れん坊のハービンジャーさんで、「邪魔立てするな」という回りの空気を読まずに最大必殺技のグレーテストホーンで乱入し、パラドクスさんをキレさせるという良い仕事をしている。曰く「姉妹どうしが傷つけあうのを黙って見てられない」。うーむ、いい人だ。そして正論だ。ここにきて、ツンデレたり愛を見せたり正論を説いたり、にわかにハービンジャー株が急騰している。黄金どうしがいちゃいちゃしているシチュエーションでもなんだかいじられキャラみたいな立ち位置になっていてとてもおいしい。ま、今回の道行きは必死な星矢以外はフドウ、貴鬼と真面目くさった奴しかいないから、ハビさんに頑張ってもらわないと空気が重くなりそうだしね。ちなみにそんな貴鬼も、久しぶりにスターライトエクスティンクションをぶっ放したりはしているので、一応最低限のお仕事はしている。雑魚相手にアトミックサンダーボルトとの合わせ技って、容赦無いよな。

 そして、もう1人の黄金聖闘士である紫龍だが、今回何故か「双子座の宿命が始まってしまったのかッ」と何故か訳知り顔だった。なんでお前がそんなこと知ってるんだよ。あれ、結局紫龍ってパラドクスと面識はあるのか? 無いのか? 一方的ストーカー行為だと思ってたけど、紫龍も「なんか最近危ない奴がお前のこと見てるぞ」くらいは言われてたんだろうか。怖いなぁ。今回はパラドクス姉妹の過去の情景も一瞬だけ出てきたが、どうやら2人とも聖闘士養成施設みたいなところで普通に訓練してたみたいだ。城戸光政による青銅量産計画の後も、ちゃんと聖闘士の養成って続いてたのね。そういや鋼鉄聖闘士も同じようなコンセプトだもんな。だとしたら、やっぱりパラさんエリートには違いないよな。

 しかし、そんなエリートも負ければ踏みにじられる。アテナが手ずからヒーリングしてくれるという特別ボーナスがあり、さぁ、ここからツンがデレるぞ、と期待感が高まるなか、なんと次元を引き裂いて現れたのはガリアさんその人。禍々しい武神降臨剣を一振りして、まさに一刀両断。哀れパラドクスさんは倒れ伏してしまった。本当にガリアはどんどん顔が歪んでクズへの道を一直線だ。アイガイオンさんは武人らしい最期を遂げたというのに、このおばちゃんの素直過ぎる悪役っぷりはどうだろう。ハイペリオンさんも「悪趣味な」と一言つぶやいて背中を向けたくらいで、もう四天王の関係性はボロボロだよ。こうして並べると、クズおばさん、似非インテリゴリラ、真性ロリコンと、つくづく同僚に恵まれないハイペリオンさんが不憫で仕方ないよ。

 さぁ、次回はこのまま強引に「黄金聖闘士×5VSガリア」になだれ込むのだろうか。恐ろしく豪華な対決ではあるな。しかし、残念ながら番組自体は一週お休みでやきもきしながら待つしかない。

 それでは皆さん、良いお年を。

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「帰宅部活動記録」 4→4

 「脳コメ」の感想で書いた、「あかんな」と思ってたのにじわじわ癖になってしまう枠の2つ目。いや、本当にどうでもいいアニメには違いないのだが、ここまで行くとなんか悔しいな。

 評点が上がっていないのは、ひとえにキャストのひどさがどこまでいっても変わらなかったおかげ。メインの木戸ちゃんが頑張って引っ張ろうとしているのだが、それでもやっぱり無理なものは無理である。木戸ちゃんまで引きずれれてなんだかおかしなことになっとった。流石にまだキャリアが浅いので、「座長」を任せるのは荷が重すぎただろうか。さきにキャストの話をしておくなら、想像以上に楽しかったのはアザラシである。つまりはM・A・Oちゃんであるが、私、自分が考えている以上にゴーカイイエローが好きだったのかもしれません(なお、MANPAは見ていない模様)。

 で、中身についてたが、昨今ではそこまで珍しいわけでもない、製作いじりのメタアニメ。ただ、メタアニメってのは最近多いし、「オタクネタアニメ」は更に多いわけだが、ここまで潔くメタレベルをあげて(さげて?)作画枚数を意図的にいじったり、コンテ撮のネタをぶっ込んだりするのは意外に無かった路線なのかもしれない。最終回前に最終回ネタでサプライズかましたりするのも1シリーズというアニメの枠を上手く活用しており、「ならでは」の面白さはちゃんと発揮されていたのではなかろうか。まぁ、本当にしょうもないネタの時は怖気が走るほどにつまらなかったりするのだが……何故だろう、私、しりとり回が無闇にツボにはまっちゃったんだよね。誰かとあのしりとりがやってみたい。本気でやろうとすると、結構ガチなゲームになるのかもしれないぞ。

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12月20日 ドラフト模様(THS×3)

ピック順 【Thraxi】→【Serra】→【Sangriter】→【Mei】→【Alessi】→【Metallica】→

 

 年内最後のドラフトでございます。皆様、この1年に悔いを残さない試合が出来ましたでしょうか。僕は出来ました(ドヤァ)。

 そういえば年始のドラフトの予定を確認するのを忘れていたのですが、まぁ、流石に1月3日からドラフトってのはなさそうなので(多分こっちに戻ってきてない奴もおるやろ)、次回ドラフト予定は1月10日ということでよろしいでしょうかね。10日にも都合が悪い人がいたらご連絡をお願いします。もしくは、3日に禁断症状が出そうでどうしてもやりたいっていう人もご連絡願います。まぁ、されたところでどうしようもなさそうだけど。

 

 


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 銀河万丈がしゃべった!! 第10話。これ、最終話ってクレジットしていいのかどうかちょっと悩むな。来週もあるしな。

 とにかく最終話。まー、はっきり言ってぶん投げましたね。元々細かい理屈じゃねぇんだよ! なアニメではあったけど、最後に何かもう一波乱あるかと思っていたのだが、特に新たな真実も出てこず、世界崩壊の解決についても勢い任せで片付けられた。正直、流石に腰砕けの感は否めないが、まぁ、何をされたら満足だったか、と言われるとそれはそれで難しいし、このお話は結局「崩壊の危機に陥った世界を救う英雄譚」ではなく、「とある家族の愛と再生の物語」であるのだから、最後の最後が家族の集合写真になるのは至極当たり前のことだったのかもしれない。敢えて今作から学べる教訓を書き出すのなら、「CV石田彰は信用するな」という一点に尽きるのではなかろうか。

 結局、鏡都崩壊については、数珠を受け継いだ薬師丸がグッと気合いを入れたら何とかなった。そして、全ての「力」が薬師丸に受け継がれたことを確認して登場した「おじいちゃん」。そう、稲荷の父親ということは、とどのつまりは「神様」である。その神様から直々に明恵の位が譲渡される通達があり、世界はコトと薬師丸に託されることに。しかし、そのついでに稲荷はもうお役ご免となり、この世界からは消えてしまうという。そんなことを黙って見過ごすコトちゃんじゃない。「ちょっと文句言ってくる」とコンビニに立ち寄る感覚で次元を越え、世界を渡り、手慣れた感じで稲荷の元へ。そこではたまたま自分の消失をほのめかして古都を泣かしている稲荷の姿が。後はもう、親子喧嘩ってだけの話ですよ。成り行きでぶっ飛ばされた薬師丸が可愛そうな気もしたが、ぶっ飛ばされたおかげで駆けつけてきた母親の手を握ることが出来たし、授かった力を使えば、存在矛盾から消えかけていた母親を現世に引き戻すくらいは余裕だ。気付けばこの世界には鞍馬がおり、八瀬がおり、後は稲荷が意地を張って訳の分からない駄々をこねなければ、世界は丸く収まるのである。レッツ、拳で語り合い。

 最終話に何か見せ場を、ってんで、相変わらず拳に力の乗ったいい鉄拳を見舞うコト。その数分前には、実は稲荷は古都からも平手を2発もらっており、こうしてみると本当にとんだ駄目親父である。コトには「彼が持っていないもの」があると言っていたが、どこまで言っても自分本位で我が儘勝手なところは似ている気がする妙な親子。自分がやれるだけのことをやると後は「死にたいわー」と適当になっているあたり、血は繋がっていないのにどこか薬師丸にも似ている気がする不思議なパパさんだ。結局、「確かに役に立たないし、本当に面倒臭せぇ親父だな」と家族全員が声を揃えて言うものの、みんな、これまでずっと「家族の再生」のために生きてきたのである。今更1人だけ欠けてしまう未来なんて考えられない。強がっていた稲荷は最後には素直になるしかない。おんなじ顔をした娘さんといつものように笑顔で語らい、最後の最後は一家勢揃いの幕引きになったのである。めでたしめでたし。

 もう、サブタイトルから考えてこの終わり方しかないし、これでいいのです。八瀬が中盤以降どういう扱いなのかが見えにくかったのがちょっと残念だったけど、別にこれでお話が終わりってわけでもないのだし、これから先も八瀬は古都と一緒に楽しいお茶の時間を過ごしていくことになるだろう。鞍馬についても同様で、最後は「父親」に対してちょっと本音っぽい顔を見せてくれたのが楽しかったけど、出番はあんまりなしだ。まぁ、やっぱり最後はコトと薬師丸の物語になるからねぇ……。出来たらもう少し団欒の様子を見たかったのだけども。一応祖父まで含めての「勢揃い」が見られたから良しとするか。しかし、じいちゃんが一番可愛い一家って……もうこのままの勢いで東映が鳥獣戯画を全部アニメ化とかしてくれないかな。

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「勇者になれなかった俺はしぶしぶ就職を決意しました。」 3→3

 今期たくさんある「最初大したことないと思っていたけど意外に面白かった枠」に入りそうで結局入らなかった作品。んー、この作品と「脳コメ」あたりの線引きって、厳密に原因を考えようとすると難しいのだけども……。

 まず、一番の難点をあげるなら、問答無用で動画の質の悪さである。要所要所でバトルを含めてアクションを売りにしているはずなのに、その動画が色々と「足りていない」。たまにハッとするような構図なんかも見られるのだが、演出の技術云々で無しに、多分予算の関係でそれを作って形にするだけの手間が足りていないのだろう。目指している性質を考えるならばそこまでアクションの見せ方に拘る必要もない作品だと思うのだが、そこを無理矢理動かそうとして失点を作っているのは戦略ミスだったのではなかろうか。また、見せる絵柄についても、エロあり、ギャグあり、萌えありで様々なニーズを狙っているのは分かるのだが、非常にシャープな絵柄がどれも微妙に足枷になっている感があり、デザインがドラマと噛み合っていないちぐはぐな印象を受けた。まぁ、この辺はどこまで行っても好みの問題なのだろうけども……。

 そして最も大切なシナリオ部分についてだが、残念ながらあまり有用性を感じられない設定だった。中盤あたりは完全に「電気屋さん繁盛記」になっていて、この路線を貫き通すならばそれなりに新鮮な作品になったかもしれない。大手メーカーの資本力に圧倒される零細企業の戦いなんてのは超ベタなものだが、電気屋のお話となればこれはこれで珍しいし、世間知らずなフィノが、失敗をやらかしながらも天真爛漫な性格と自由な発想力で店の経営を盛り返していく、っていう話だったら、案外楽しかったと思う(実際、そういうエピソードは割と楽しかった)。ただ、その場合には「魔王と勇者」設定は全く必要無いものになってしまうだろうし、実際に描かれたお話も非常に陳腐なものであまり「繁盛記」としても深みがない。たとえば敵対している大手企業が魔物を利用して人件費を浮かせている設定なんかは、相手企業を「悪」に認定してしまう非常に安易なもので、「それが人道的に認められているのか否か」という部分が世界設定として認識されていない状態で描かれても意味が無いのに、さも説得力があるかのように説明されていたのが空々しい。まぁ、ラノベの設定にいちいち文句言うなよ、というのはお約束ではあるのだが。

 そして、結局最終的には「電気屋もの」ではなくて「魔王もの」に落ち着いてしまうのはしょうがないところ。結局ラウルとフィノのお話だし、上記のように「魔王と勇者」設定をちゃんとシナリオに活かすためには、戦わせるのが手っ取り早い。しかし、そうなってしまうと、そこまで組み上げてきた「繁盛記」と一切関係が無く、「今まで足しあわせなかったものを単に足した」だけであり、そこに相乗効果が見られない。同時に放送されている「アウトブレイクカンパニー」と比べると分かりやすいと思うが、あちらはちゃんと「異世界+オタク文化」に意味付けしているし、シナリオの根幹を成すオリジナリティとして機能している。今作は繁盛記ならばファンタジー設定が不必要、ファンタジーものなら電気屋設定が不必要。思いつきのレベルを出ない設定の使い潰しである。中盤の展開なんかを見ていると「この世界ならでは」がいくらでも作れそうだっただけに、何とも勿体ないお話であった。

 一応フォローすべき部分があるとすれば、これまたテンプレ的ではあるが、フィノのキャラクターはそれなりに可愛らしく出ていたのは良かったかもしれない。まぁ、ぶっちゃけ「ちょっと趣味がおかしいアホな子」っていうだけなのだが、吹っ切れてくれているので見ていて気持ちが良いし、最近は「アホ素直」なヒロインって意外と少ない。独特の口調なんかも割と楽しかったし、もっともっとフィノの魅力が出てくれば良い萌えアニメになったと思うのだが。他のキャラがほとんど記憶に残ってないレベルなんだよなぁ。

 というわけで、フィノ役の田所あずさは実に良いステップアップになったのじゃなかろうか。なんか本人が必死にオープニングを踊っているPVなんかもあったけど、若手らしく一生懸命で好感が持てる。ねらえ、ポスト東山奈央。

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「義風堂々!!兼続と慶次」 5→4

 首ふっといなぁ。結局最後の最後までその印象は変わらなかったな……しょうがないよね。頭より首の方が体積でかいんだもん。原哲夫の絵ってこんなんだったっけ?

 最初は「変なの出てきたぞ?!」とつい見入ってしまった作品であるが、2〜3週もするとすぐに慣れて、「なんかよく分からんノリやな」というのであまり入り込むことが無くなった。話が勢い任せで「侠気さえあればなんでも出来る」展開なのは別にいいんだ。だって元々「花の慶次」なわけだし。ただ、それをアニメシナリオとして解題するときの手順がちょいとお粗末。越後での戦や兼続出生の秘密、信長との対決などなど、歴史的な大イベントがてんこ盛りのお話なのだが、「兼続のどこかどう凄いからこうなった」がちょっと分かりにくいのだよね。慶次も兼続も周りの連中も「傾き者」が多いおかげで、何か妙案を思いついてもあんまり口でしゃべらずに行動で示してしまうので、どこまでが狙いで、どこからがアドリブなのかが良く分からんのだわ。原作漫画だったらじっくり読み直して意図をくみ取ることが出来るのだが、アニメだと時間の縛りがあるのでそれも難しい。アニメ用にもう少しシンプルな筋立てにいじっても良かったかなぁ、と思う。まぁ、あんまり小賢しく見えると、せっかくの「大物らしさ」が薄れてしまうので痛し痒しだとは思うが。

 結局、原作が原作だし、制作もちょっと変わった管理体制なので、なかなか目を見張るようなアニメーションは出てこない。塗りのくどさなんかは「思ったよりも気にならない」とマイナス評価にこそ繋がりにくかったものの、やっぱりバタ臭さは隠しきれず、ちょっと現代アニメとしては物足りない。こういうニーズもどこかにあるのかなぁ。あ、でも「幕末義人伝浪漫」よりは見やすかったのは間違い無いですよ。

 後は個性の強いおっさんキャラをどの程度愛でられるか、っていうことになるんだと思うが、その部分ではやっぱり面白いよ。個人的にはこの作品の秀吉が凄く好き。尾張弁丸出しの猿を上田さんが熱演してくれていて、胡散臭さと貫禄が入り交じった良いバランスだった。信長の突拍子も無い威圧感も良く出てたし。そう考えると、野暮ったいアニメーションもアクの強さを更に際だたせるための味わいだったのかもしれないな。

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Thraxi
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男性
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声優のこと全般
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
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