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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 ひかりのとこの子供が持ってたのってガンバライジャーじゃね? 第16話。ひょっとしたら、と思って確認したら、割と違いました。流石にそういうクロスオーバーはやらねぇか。残念。(光の)中の人的に近いのに。

 「吹っ切れた光」を中心にして、進行するのは美海とさゆのお話である。何が驚いたって、今回はちさきが一切登場しない。前回あれだけ重要な役割を担ったというのに、そして光との関係や、彼女自身の心中も解決していないはずなのに、ここで一旦登場が切れるというのは驚きである。当然まなかも登場しておらず、このままだと初期メンバーは光だけじゃねぇか、と思いきや、最後の全裸どんでん返し。要、いくら何でも落ち着きすぎだ。変態という名の紳士過ぎるだろ。いくらお子さんと言っても、中学生を全裸で歩かせるのは問題有るぞ。しかも、寒いぞ。

 悩める美海は、暖かな家族団らんの中、吹っ切れて昔の輝きを取り戻した光を直視することが出来ない。自分の心の中に明らかな好意があることは分かっているが、確かに彼は「叔父」には違いない。同い年の叔父という何とも奇妙な関係で、しかもそれが意中の人という前代未聞の状況に、どれだけ賢しくなったとはいえ、女子中学生は簡単に対処できるもんでもないのだ。光には余計な誤解まで与えてしまい、明るくなったとはいえ思考回路がお子様の光を相手では気苦労ばかり。このくらいの年齢の女の子って、男は全部子供に見えるらしいからなぁ。まぁ、その光の天真爛漫さに助けられている部分もあるんだろうけど。「ダブりの先輩」は、年齢が同じ、つまり人生経験は同じラインに並んだだけのはずなのだが、あれだけの激動の時代を生き抜き、信じられない体験をしてしまった反動だろうか、他の中学生よりもどこか落ち着きがあり、今回は突然の修羅場に遭遇するというドッキリにあっても、案外冷静に対処していた。光って、こんなに頼りになるまともな奴だったんだな。全部「自分と関係無いこと」だと、存外器が大きい。まぁ、単に「関係あるはずなのに気付いてないだけ」なんだけども。

 そんな光の変な達観に振り回される美海は、事実上のデートというプレッシャーに耐えきれず、うっかりさゆに声をかけてしまう。深く考えなかったが故の行動だが、それがまさか彼女の地雷を踏んでしまうとは。まー、確かに3人組で出かけてあの組成はあまりよろしくないのだが、光の目覚めで別方向に悩んでいたさゆにとっては、想定以上のダメージだったようだ。「あんたの好きな人は起きてていいよな!」と叫んだわけだが、まぁ、次回どうなるでしょうね。起きちゃったよ。空気読んでるんだか、読めてないんだか。

 そんなごたごたの中で、まさかのまさか、美海のエナが覚醒する。確かに彼女の母は汐鹿生であるが、確か海の連中の話では、「陸の人間と結ばれたら、その子供は海には戻れない」はずだった。それが今になって覚醒するのは、ちょっとした奇跡だったのか、それとも、「戻れない」というのは単なる風習的なものだったのか。これまで泳ぎが苦手だったことを考えると前者のような気がするが、ここで美海が「種の違い」の1つをクリアしてしまったのは事件である。何しろ、ひかりが陸に上がることを選んだのと同様に、その娘である美海が海に戻ることが可能になったからだ。現在汐鹿生の村は機能してないので帰るとか帰らない以前の問題だが、光の目覚めをきっかけに要まで出てきたことを考えると、そう遅くないうちに、村全体が起き出す可能性もあるのではないだろうか(なんのための冬眠だよ、って話だが)。そうなってしまったとき、美海は「陸」と「海」の両方の選択肢を持った。つまり、まなかに並んだどころか、追い抜いた。大きな大きな垣根を取っ払ったのだから、あの美海の喜びようも納得いくってもんだ。

 相変わらずややこしいのでまとめよう。ちさきは、もうこのまま連れ添った熟年夫婦のように紡とくっつくしかない。要の復活は……もう手遅れだ。間に挟まった歳月が長すぎる。彼が光と違って成長を経ていたらその限りじゃないが、中学生状態で復帰した場合には、それを待ち構えているのはさゆだろう。そうなると、残っているのは男子側が光、女子側が美海とまなかということになる。……一騎打ちなのか……いや、違う、美海はスルーってレベルじゃないくらいに見事にフッたアイツがいる。……流石に無理なのかな。そうすればすげぇすっきり収まるんだけども。大穴として、まなかがあかりの息子とくっつくっていう選択肢もある。10年後くらいに目を覚ませば無くはない選択肢だよな。ものすごく母親似で可愛いお子さんでしたよ。難点といえば、夫婦の睦言の邪魔をすることぐらい。今週のあかりのいいオカンっぷりが尋常じゃない。歳取ってるのにエロい。歳取ってよりエロい。息子に引っ張られてるトレーナーの裾がだらしなくてずるい。夜のちゃぶ台での至との語らいがエロい。結婚して割と経つのにラブラブ過ぎるだろ。このあと無茶苦茶(ry

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 新キャラ良い仕事やん! 第3話。なるほどその立ち位置ねー。焚き付けろ焚き付けろ! 窮地になればなるほどに六花の可愛らしさは高まっていくのだ!

 新キャラ、七宮智音登場。ぶっちゃけこの2期目の変更点といえばこの新キャラぐらいだろうと思われるので、一体どういう立ち位置のキャラが、どういうテンションで現れて、どういう仕事をしていくのかというのは非常に気になっていた。そうかそうか、幼なじみポジションからの焚き付け役ね。しかもこれまでのキャラの中でも、凸守と並んで最もナチュラルに中二病設定されとる。勇太は足洗っちゃったし、六花は六花で中二病の陰に抱えてるものがあったわけだが、この娘は単に好きだからやってるだけ(だといいな)。まさか勇太のオリジンだったとはなぁ。下手したら「憧れの的」だったかもしれないわけだね。まぁ、あの年頃の男の子は、どれだけ憧れても同い年の女の子にそんなこと言わないと思うけども……逆の立場だった六花・勇太間の関係はラッキーだったよね。素直に六花が勇太に食いつけたからね。

 というわけで、「幼なじみ」「中二病の祖」「行きすぎスキンシップ」「お隣さん」と、属性過多過ぎるキャラになってしまったわけだが、どれもこれも全て勇太と六花の仲を焚き付けるために与えられたものである。前回の水族館で行われたダークフレイムマスターの宣言のせいでこれからもダラダラとすすむのかと思われていた関係性が、強引過ぎるカンフル剤のおかげで嫌でも回り始める気配。遠回しに観察しているお節介ババアの森サマとはエラい違いである。現状、七宮本人には勇太への恋心は現れていないようだが、これから先「修羅場」になるのか、「六花一人テンパり劇場」が続くだけなのか。あんまり真剣に修羅場やられてもコレジャナイ感があるので、出来れば今週くらいの刺激が続くのがいいかなぁ。中二病設定のおかげで無駄に話があってしまい、邪険にしたいのにいまいち無視出来ずに七宮との会話に乗っちゃう六花が可愛い。六花の中二病は、1期終わりの時点でもう役目を終えたはずなのだが、何となくだらだら続いているのは、多分こっちの状態の方が馴染んでしまって生活しやすいし、勇太とも恥ずかしがらずに離せる虚勢になっているからだろう。勇太が「最近またひどくなってきてる」って言ってたけど、多分それって関係がすすんでるって証拠だと思うよ。いじましいわぁ。

 今週は他にもいい事ずくめ。たとえば、凸守が終始幸せそう。マスターがノリノリなのもあるだろうけど、多分勇太と六花の関係を認めちゃったことでどこかすっきりしたんだろう。魔法少女服作成、謎のラップ歌唱など、「六花の付属品」としてのちまっこさが輝いている。多分六花が試験の点数で勇太に勝てたのって、凸守が暗躍してたからだよね。真面目にやれって言っても六花はあんまり勉強しないだろうけど、凸守が「ダークフレイムマスターのためでdeath」って鼓舞しつつ、さりげなく勉強のサポートとかしてたに違いない。1学年上の内容くらい、凸守には余裕ですよ。森サマーは前回に比べると出番が少なかったが、登場シーンが「即、写メ」って外道っぷりが引き立っていたし、熱が入るとうっかり精霊巫女だった過去が立ち現れるあたり、まだ完全にマビノギオンは消しきれてないのが泣ける。諦めて邪王真眼にのまれてしまえば楽になるのにな。くみん先輩は……まぁいいや。

 ちなみに、七宮の中の人は、たまこまーけっとのかんなちゃんの中の人。他にも今期は「お姉ちゃんが来た」で主演、ちょっと前には「クライムエッジ」の小桜ちゃんでも良い仕事してた長妻樹里である。この子もプロフィット所属かぁ。勢いあるなぁ。

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 割といい感じ、第3話。ロボットアニメ頑張ってんなぁ。

 「良くあるサンライズアニメ」ってな感じで、マンパ枠内ってことが災いして何となく観てた1話2話だったが、3話目の展開でいい感じに世界が動いてきたかも。ちゃんとお話で引っ張れるようになってくれれば、これまであんまり印象に残らなかった有象無象のロボットアニメとは差別化を図れるのではなかろうか。まー、タイムスリップものっていうだけでどうしてもレッテル貼りされてしまう部分はあるし、なかなか過去の作品の呪縛から抜け出すのは難しいとは思うんだけどね。ゆーてもここまではっきり打ち出した作品は最近では珍しいし、奇をてらって変な方向に尖らせずとも、丁寧にシナリオ構築していったら充分なものが出てくると思うんだけどね。

 感心するのは、多分今作のこだわりの1つなのだろう、かなりの割合で手描きを貫いている作画体制。今時ロボット戦闘なんてCGベースにしてしまえば作業量は大きく減らせるはずなのだが(そしてそれが可能だったからこそプレスコでヴヴヴが作れたと思うのだが)、あえてそれを使わずに、手描きアニメでどこか懐かしさも感じられるようなロボットのモーションを描いている。もちろん「懐かしい」というのは方法そのもののことであり、クオリティが昔品質というわけではない。これこそがサンライズが蓄積してきた「ロボットを動かすノウハウ」と言っていいのかもしれない。今作は若手クリエイターを中心として制作されているらしいが、若い世代が今一度スタジオの原点に立ち返ってロボットアニメを作り上げるというのは、意義のあることなんじゃなかろうか。

 まぁ、そんなことをいいながらも、個人的には「早見沙織がロボットにのって戦うアニメってすげぇ貴重じゃん!」というのでテンションが上がっているだけという恐れもあるのだが。いや、これだけじゃないよ、キュベレイにも乗ってたじゃん。サンライズGJ。あと、速水奨が「昼行灯ぽいけど実は割とやり手の艦長」を演じてるのが好き。最近、父親か悪役の二択だったからねぇ。

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 オープニングの曲はおもろいが、エンディングの映像もなかなか癖になる、第13話。あの雰囲気からM・M・Mの曲に行かれると腰が砕けるのも前期と同じよね。いっそあのマリの号泣バージョンを延々流しても良かったかもしれんな!

 えーと、ついにバトルが無くなって生臭い話ばかりになりました。今回戦ったのって、ひょっとして要と青島だけなんじゃなかろうか。ずっとこの番組の録画タイトルに「真のヒーローになるまでの物語を描いた……」って出続けてるんだが、もう名実ともにヒーローにはなってるんだよな。しかし、何故かヒーローになったら今度はバトル以外の部分で考える部分が増えてきてしまったという。羽佐間はいっつも何かしら悩み続けているので人生が本当に大変そう。まー、これだけ激動の生涯を歩んでいたら仕方ないとは思うが……本当にどこかで夢オチとして目ぇ覚めてくれないかな、って未だに心のどこかで願ってるんだけど、今回作中で夢オチ使っちゃったからなぁ。更に寝てるパターンはもう無理だろうな。ギャグの要素が無くなってくると、一体どこへ行くのか皆目見当がつかないんだよ。

 そんな不安に襲われながらも見守るしかない、フロムビヨンド戦。四天王の後の64軍神までならギリギリ笑える範囲だったが、ついに現れた256将軍。まだ56軍神残ってるのに。このままの規模で増え続けると総勢6万を超えるらしい。どういう計算だ。どこのバルタン星人だ。ここまで来ると本当に向こうさんも統率取れてるのかどうか怪しいけどな。だって64軍神が「ぼっちの集まり」だもんな。ぼっちだけでも64人固まれたなら大したもんだよ。とにかく、相手はすげぇ戦力ってことらしい。これまでは1体を5人でボコってたから何とかなったらしいのだが、一斉攻撃されたらひとたまりもないらしい。確かに、戦隊の敵キャラは幹部クラスの一斉攻撃はほとんどしてこないからな。するとしても、大体復活怪人の総出演どまりだから10人くらいが限度だし。6万越えはどうしようもない。今まで誰もやらなかったのが不思議なくらいにどうしようもない。普通に考えればゲームエンドなわけだが……そこから明後日の方向に問題はスキップしてしまった。

 勝てるかどうかは置いといて、とにかく「国民に知らせるかどうか」で揉めまくっている。すっかり司令官づらが板についてきた要は、ある程度フラメンジャー隊員の意志を汲みながらも、もっと大きな視点でものを見なければならない、と抑制しているらしい。総理大臣も、政治家としてベストを尽くした結果がやや人道的に問題のある決断になったという。この場合、誰が正しいかなんてことは決めることが出来ない。それこそ「正義」の有り様は個人で違うとしか言いようが無い。だからこそ、上層部の決断も間違っていないし、それに異を唱える隊員たちも正しい。そして、ついにカミングアウトしちゃった羽佐間のスタンドプレーも、決して「正義として」間違っているわけではない。ただ、その後のことを考えられないあたりが限度なのである。これ、来週のタイトルが「ニッポン壊滅」なんだけど、羽佐間発言のパニックで壊滅するんじゃなかろうな。本当にくるかな、6万人。

 羽佐間の悩みはよく分かるし、そこに行き着くまでの上層部とのやりとりなんかも、ある意味では「決断を迫られるヒーロー」のお約束型ではあるので、そこまで大筋に無理はないのだが、突然土下座をはじめる総理の存在とか、なんやらよく分からんところもあるよな。一番ざっくり説明されたのはフラメンジャー隊員個々のエピソードだけどね。各人、それぞれにドラマはあるんだろうなぁ(桃井の家がどうなってるのかが一番気になるわ)。そんな中、我々が唯一理解出来るのは、羽佐間の身の回り。「5人だけ救える」でピックアップされるのが、筆頭は当然石原さん。元々おじいちゃんが亡くなって身寄りが無い羽佐間なので、多分これまでの私生活で一番お世話になったのは石原さんに違いない。そして、今ではすっかりソウルメイトとなった後藤、あとは後藤の彼女、そして原塚さん……なんや、ここ数ヶ月で会った奴がほとんどじゃないか(後藤の彼女に至っては会ってすらいないけど)。羽佐間のこれまでの人生ってどんなんだったんだろうね。今回の要の失踪もあわせて、意外にメインキャラの素性って分かってないところも多いんだよなぁ。

 結局、後藤の家にマリがいるのを発見してしまったためにあっという間に5人のキャパオーバー。要に相談し、「誰にも言わない」に決心が傾きかけたのだが、まさかの失踪により、精神的に不安定になった羽佐間は衝動を止められなかったのである。うーむ、こんなにも翌週の展開に予想がつかないアニメもなかなか無いな……やきもきさせられる。そして何より、「これ、収拾つくんかな……」という不安で胃がキリキリする。ここからすげぇ綺麗な着地とか決めたら、伝説になるかもしれんぞ。そして、倉田脚本に未だ淡い期待を抱いてる自分がいる。伝説を見せてくれよう。

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<赤>

 

Abbot of Keral Keep ケラル・キープの修道院長 (1)(R) R

クリーチャー・人間、モンク

2/1 果敢

〜が戦場に出たとき、あなたのライブラリのトップを追放する。ターン終了時まで、あなたはそのカードをプレイしてもよい。

 ケラル・キープとは、チャンドラが生まれて始めてプレインズウォークした先であるレガーサにある養護施設(?)の1つ。特務魔道士ヤヤ・バラードを祖としており、彼女の紅蓮術に惚れ込んだ一派が作った修道院だ。チャンドラはこの施設で養われ思春期を過ごしたため、第2の故郷のようにケラル・キープを大切にしている。その様子は、貴重な国産Magic漫画「燃えつきぬ炎」で確認できる。そして、そんな施設の偉い人がこちら。あんまりコストやステータスに偉さは感じられないが、なるほどコンパクトにまとまっていて悪くない。2/1果敢は2ターン目に出したときにはそれなりのプレッシャーがかけられる数字であるし、2ターン目に出せなかった場合でも、今度は下の一時的ドロー能力にマナを回せるようになっている可能性もある。いつ出しても決して損した気にさせないというのは、やはり高い徳の成せる技なのか。でもまぁ、「激憤の巫師」と大体似たような使用感になる気はするが。

 

Acolyte of the Inferno 業火の侍祭 (2)(R) U

クリーチャー・人間、モンク

3/1 高名1

〜がクリーチャーにブロックされるたび、〜はそのクリーチャーに2点のダメージを与える。

 「コラガンの野心家」の超豪華版。超先制攻撃とも言える能力で2点が入るので、こいつをブロックするのは簡単なことじゃない。合体ブロックが通じず、たとえ1万の苗木トークンでブロックされても傷一つ負わない。そしてタフネス3以上で初めて勝負になるが、タフネス5までならば無条件で道連れに出来るのだ。それだけでも充分なアタッカーである。加えて、止めにくいからと言って止めなければ今度はサイズがあがる。野放しにすればものの数ターンでゲームが終わるだろう。単体で完結しているのであまり回りとのシナジーはないが、可能ならば緑のルアー系のカードとの組み合わせが面白そう。あと接死つけると絶対無敗になるので、そのあたりも何か模索できるかもしれない。

 

Act of Treason/反逆の行動(KTK)」 C

 これで再録回数が8回目をカウント。だいぶ古参の風格が出てきました。今回は黒との組み合わせがサクりカラーなので、いつもよりも評価高めで。

 

Akroan Sergeant アクロスの兵長 (2)(R) C

クリーチャー・人間、兵士

2/2 先制攻撃 高名1

 手堅く強靱。3マナで2/2先制と3/3先制の間をたゆたう存在はここのところ赤のコモンには豊富で、中でもリミテッドでトップクラスの活躍を見せる「血のオーガ(M12)」や「跳ね散らす凶漢(RTR)」といった面々は赤コモンの花形といってしまっていいだろう。このクリーチャーもそんな花形チームに名乗りをあげる1枚。先輩方と違ってこちらに選択権がないのが悩みの種だが、「序盤の攻防さえさばければいいのだ」と割り切ってデッキメイクすれば、たとえば一時的にブロックを抑止したり、タップしたりするカードですら価値を持ち始める。パワーがあがればその分だけブロックされにくくなるので、オーラなどで強引にたたみ込む土台にも使いやすそうだ。

 

Avaricious Dragon 強欲なドラゴン (2)(R)(R) M

クリーチャー・ドラゴン

4/4 飛行

あなたのドローステップの開始時に、カードを追加で1枚引く。

あなたの終了ステップの開始時に、あなたの手札を捨てる。

 何の因果か「生体融合帽(7ED)」を体内にねじ込まれたドラゴン。まぁ、最近の赤の流れを見ると「一時的ドロー」の能力がだいぶ定着してきているので、その一環としての登用なのだろう。チャンドラさんが切り拓き「前哨地の包囲」で花開いた赤の新しい持ち技、こういう形で表現されると、また刹那的で実に赤らしく見えるのだから面白い。4マナ4/4のドラゴンの時点で充分強いことは「雷破の執政」が嫌と言うほど証明してくれているわけだが、残念ながらこのドラゴンにはとんでもない欠陥がある。登場したターンは、確実に手札が全て消し飛ぶのである。速攻を持っているわけでもないので、出した返しで除去られると捨ててしまった分だけ完全にアド損。普通の状況で4ターン目に気軽に投入できるカードではない。「手札を無くしてから使えばええやん」という至極分かりやすい答えが提示されるわけだが、それにしたって、結局得を取れるのは1ターン待った後になるわけで、ターンが帰ってくるまで丸裸のままで突っ立っているのはあまりにも無防備だろう。逆に追い風になっているのはそれこそ「雷破の執政」の存在。彼がいるデッキならば、手札を全て失ったとしても必ず除去らなきゃいけないファッティが除去られた時点で仕事をしてくれるので一応OK。手札を捨てるのは嫌だが、「雷破」→「こいつ」の流れならそれなりのダメージが見込めるのだから悪くない展開かもしれない。ただ、その場合もこれより上のマナ域のドラゴンはデッキインするのがためらわれるので、どうしてもウィニー系デッキのシメの役割になるか。最近はバーンもスライも弱かった時期がないし、チャンスは充分ある。

 

Bellows Lozard/ふいごトカゲ(RTR)」 C

 なんで1つのハーフデッキにブレス持ちが山ほど入ってるんだろう。仕事被るやん。

 

Boggart Brute ボガートの粗暴者 (2)(R) C

クリーチャー・ゴブリン、戦士

3/2 威迫

 新たなキーワード、威迫のお目見えとなったカード。威迫の前身(?)と定義された威嚇の場合には同じ赤でも4マナ3/2がベース(「刃牙の猪(JOU)」)であるから、当然のことながら威迫は威圧よりもお安い能力ということになる。しかし、このコスト域、このサイズのクリーチャーで1対1交換をすぐにさせてもらえないというのは充分な「回避能力」として機能している。サイズで勝るクリーチャーが出てきたとしても、ブロックさせれば相手の小兵を巻き込みながら死んでいけるわけで、「これさえ守れば勝ち」のイメージだった威嚇とは異なり、「確実に損しない戦いになる」堅実な中堅どころといった印象である。多数のクリーチャーを巻き込めるため、今回同時に収録された「タイタンの力」や黒の接死系とのかみ合わせが良いのも注目。ここを基点に、また新しいキーワード能力の歴史が刻まれていくのだなぁ。

 

 

Call of the Full Moon 満月の呼び声 (1)(R) U

エンチャント・オーラ

エンチャント(クリーチャー)

エンチャントされたクリーチャーは+3/+2の修正を受けるとともにトランプルを持つ。

各アップキープの開始時に、いずれかのプレイヤーが直前のターンに2つ以上の呪文を唱えていたなら、〜を生け贄に捧げる。

 今回イニストラードは黒白(リリアナ)の領分であるが、一応スピリットやゾンビ、吸血鬼以外の種族もいたんですよ、っていうのでこっそり収録されたのが、この狼男を思い出させるオーラである。このセットに狼男は存在しないが、それを擬似的に「変身後」に仕立て上げるというフレーバー。裏返って変身した狼男ならば、確かに+3/+2くらいしてたし(「苛まれし最下層民(ISD)」あたり)、イニストラードでは赤も豊富なトランプルを持っていたのでテイストはぴったり。これだけの補強が2マナで出来るってんだから、かなりのコストパフォーマンスを誇っている。そしてそれだけでは流石に強すぎるので、弱点も当時と同じ。イニストラードにおける「静かな夜」は「誰も呪文を唱えないターン」で表され、「夜明け」は「誰かが2つ以上の呪文を唱えるターン」で表された。朝を迎えたら当然月は去り、補強は解除されるって寸法。純正の狼男と違ってあくまでパチモンの狼男なので、再変身のチャンスは無いのである。でもまぁ、小難しいことを考えずに「やたら効率の良いオーラ」だとだけ見ておけばいいと思うけどね。攻めの速いデッキならば、かなり有力な二の矢として機能するはず。白赤にして「オーラ術師」とかでオーラサポートしつつの展開が理想か。ちなみに、軽いからと言って他のカードと立て続けにプレイするのは禁物。次のターンの頭に即無くなってしまうという愚行はおかさないように。

 

Chandra, Fire of Kaladesh カラディシュの火、チャンドラ (1)(R)(R) M

伝説のクリーチャー・人間、シャーマン

2/2

あなたが赤の呪文を唱えるたび、〜をアンタップする。

(T):〜は対象のプレイヤーに1点のダメージを与える。このターン、〜が3点以上のダメージを与えたなら、これを追放し、その後、変身した状態で、そのオーナーのコントロール下で戦場に戻す。

Chandra, Roaring Flame 燃え盛る炎、チャンドラ (赤である)

プレインズウォーカー・チャンドラ

<+1>:〜は対象のプレイヤーに2点のダメージを与える。

<-2>:〜は対象のクリーチャーに2点のダメージを与える。

<-7>:〜は各対戦相手に6点のダメージを与える。この方法でダメージを与えられた各プレイヤーは「あなたのアップキープの開始時に、この紋章はあなたの3点のダメージを与える」という紋章を得る。

【4】

 在りし日のチャンドラさん覚醒の様子。チャンドラの活躍は日本語版コミックでも描かれており、数あるPWの中でも日頃の活動がイメージしやすいキャラの1人である。コミック版ではPWとして覚醒してから、彼女が新たにホームグラウンドとしたレガーサでの活躍が中心。それ以前にどこの次元におり、どんな生い立ちだったのかはこれまで明らかにされていなかった。彼女が「灯」を持ち、覚醒するまでの悲劇については公式記事で公開されているので、そちらを参照されたい。

 さておき、そんな紅蓮術士の卵となったチャンドラ。その基本はとにかく焼くこと、バーンに生まれてバーンに生きるデザインである。クリーチャーとしてのデザインは「燃えがらの紅蓮術士(EVE)」というコモンとほぼ同じ。プレイヤー限定の火力であり、赤の呪文でアンタップ出来る。そこから覚醒するためには、何とかして1ターンに3点のダメージを与えなければならない。確実なのは「赤の呪文を2つプレイすること」であるが、上手くいけばアタックで2点、ティムで1点という変身のしかたもあるかもしれない。無事に裏返ることが出来ると、更にそのターンに本体に2点追加するか、ひとまず目の前のクリーチャーを排除するか。2点固定であり、しかもマイナス2とコストも小さくないので、これまでのチャンドラのようにフル回転させるのはやや困難である。今回登場したプレインズウォーカー連中は全員ひよっこレベルなので、これまでのような大仕事を期待するのではなく、小回りの効いたおまけ程度の認識で捉えるのが無難なのではなかろうか。流石に構築レベルだとちょっと厳しいかねぇ。ま、最近はPWが強すぎたので、多少箸休め的な、ね。

 

Chandra’s Fury/チャンドラの憤怒(M13)」 C

 いっつも怒ってばっかのチャンドラさんの、あんまり使えない方の怒り方。チャンドラさん、憤怒しないで憤慨して下さい。

 

Chandra’s Ignition チャンドラの灯の目覚め (3)(R)(R) R

ソーサリー

対象のあなたのコントロールするクリーチャーは、そのパワーに等しい値のダメージを、他の各クリーチャーと各対戦相手に与える。

 赤お得意の「一方的格闘」を全軍に波及させる全体火力。かつて似たような呪文で「破裂(NEM)」ってのがあったが、こちらはコストが重くなった分だけ、火元のクリーチャーが生き残れるようになったし、ご丁寧にご主人様にはダメージが届かない安心設計になっている。まぁ、回りの仲間を巻き込んでしまうのはしょうがないですよ。チャンドラだし。とりあえず自軍で一番パワーの強いクリーチャーを元にして使えば、多くの場合はその1体以外のクリーチャーを蹴散らせるはず。あとはその1体で殴りきれるかどうかの勝負だ。火元のクリーチャーがダメージを与える設定なので、接死持ちを使えば後腐れ無く、絆魂持ちを使えば莫大なライフも転がり込んでくる。色々と使い込んでみたい呪文である。コレに対応して相手が「電弧連鎖」とか使ってくるとカオス。

 

Cobblebrute/暴れ玉石(RTR)」 C

 「飛行術を探求すると人が死ぬ」でお馴染みの玉石さん。こんなのが普通に暴れるとなると、ラヴニカは年末の道路工事に関わる行政とか大変そう。頑張れジェイス。

 

Demolish/破砕(THS)」 C

 悪くないんだ。悪くはないんだが……飽きたよなぁ。

 

Dragon Fodder/ドラゴンの餌(DTK)」 C

 立て続けの再録ですっかり赤の基本呪文の地位を確立。もとはドラゴンが元気なジャンド次元の呪文。サルカンさんもお喜びに違いない。

 

Embermaw Hellion 燃えさし口のヘリオン (3)(R)(R) R

クリーチャー・ヘリオン

4/5 トランプル

他の、あなたのコントロールする赤の発生源がパーマネントかプレイヤーにダメージを与えるたび、それは代わりに1点多いダメージを与える。

 紅蓮術士の籠手(M14)」の半分の効果を持った火力応援ファッティ。5マナ4/5トランプラーというサイと睨み合う頑張りボディに、その後の火力を全て燃え立たせるサポート機能でチャンドラさんを含む赤いデッキを全面バックアップ。例によって親玉であるチャンドラさんとのシナジーはきっちりはまっており、ティムダメージが倍になって変身しやすくなり、変身後のダメージも1点増えるのでかなり強化される。赤のクリーチャーは全員パワーが1あがった状態になるし、複数の対象を取る火力との相性がいいので「双雷弾」「弧状の稲妻」「発火」などの火力がかなり素敵なことに。バーンてやりたいバーンてやりたい!(CV新谷良子) なお、本気でバーンを組むならこんな重いカード入れてる余裕は無い模様。

 

Enthralling Victor 心酔させる勝者 (3)(R) U

クリーチャー・人間、戦士

3/2

〜が戦場に出たとき、ターン終了時まで、対象の、対戦相手がコントロールするパワー2以下のクリーチャーのコントロールを得る。それをアンタップする。それはターン終了時まで速攻を持つ。

 ワイルドだろぉ? と力強さをアピールして小兵どもを惚れさせる髭マッチョ。ただ、どうやらそこまで圧倒的な「勝者」ではないらしく、ステータスは3/2と常人並み。彼のドヤ顔に騙されてうっかり転げてしまうのもパワー2以下のクリーチャーに限定されている。ま、アンコモンのクリーチャーがついでに出来るのはこの辺が限界か。「征服するマンティコア(ROE)」も「士気溢れる徴集兵(AVR)」もレアだったからね。あれ、でもそう考えると何度も繰り返しドヤっていた「アクロスの徴兵人(BNG)」ってものすごいカリスマだったのか。マッチョ具合は同じくらいなのに。これ、髭マッチョに速攻つけるわけにはいかなかったですかね。それだと強すぎるか?

 

Exquisite Firecraft 極上の炎技 (1)(R)(R) R

ソーサリー

〜は対象のプレイヤーかクリーチャーに4点のダメージを与える。

魔巧 - 〜は呪文や能力によって打ち消されない。

 レアなので数字が大きいという火力。3マナで4点ってのは優秀な火力の1つの規準であり、例えば「黒焦げ(RAV)」は一時代を築いたカードであるし、「炎の投げ槍(SHM)」も同様だ。このカードは残念ながらソーサリーになってしまっているが、その分、魔巧能力でどんな相手にも気にせずぶつけられるという安心感を手にしている。まー、「かき立てる炎」がアンコなんだからこれもレアにまでせずとも良かった気もするが、何はともあれ新しい時代に新しい火力。本体狙えるのでバーンデッキもまた捗る。ゴキブリと白ウィニーはどんな時代でも生き残る。しかし、勝つのはバーンだ。

 

Fiery Conclusion/焦熱の結末(RAV)」 C

 これまた懐かしい火力。今のご時世だと「巻き添え被害」なんて便利な火力があるので微妙に見えるが、この確実性はやはり魅力。当時は「石炭運びの豚(RAV)」をサクってこんがり焼くのが熱かった。

 

Fiery Impulse 焦熱の衝動 (R) C

インスタント

〜は対象のクリーチャーに2点のダメージを与える。

魔巧 - 〜は代わりにそのクリーチャーに3点のダメージを与える。

 このセットのショックのコーナー。1マナ2点が基本形でそれにボーナスがついたので、残念ながら本体は狙えなくなりましたよ、という「マグマのしぶき(JOU)」なんかと同じパターン。構築戦の場合には魔巧条件を満たすのはそれほど難しくない。もちろんある程度デッキは選ぶだろうが、「中盤戦」とまで行かずとも、序盤の数ターンで満たすことも割と多いはずだ。そう考えるとこの「稲妻」の亜種は大きく環境を動かすことのできる火力として期待は高まる。「羊毛鬣のライオン」やらを1マナで除去れるのは大きなアドバンテージだし、デフォルトでも「ゴブリンの熟練扇動者」あたりなら処理出来る。どっちにしろ「包囲サイ」や「クルフィックスの狩猟者」に届くためには「焙り焼き」みたいな別な火力を用意せにゃならんのだし、低マナ域の火力の代替品として1つの選択肢と考えればいいだろう。それにしても、「サテュロスの道探し」はこれでインスタントやソーサリーを落とすことにまで大義名分が出来てしまったわけだよなぁ。出世しすぎだろ、あいつ。

 

Firefiend Elemental 炎魔の精霊 (3)(R) C

クリーチャー・エレメンタル

3/2 速攻 高名1

 「最初のワンパンが難しい」という高名クリーチャーの抱える課題を、赤らしい方向から解決しにきたコモン戦力。4マナで得られる速攻クリーチャーのベースは、コモンならば3/2か3/3。つまりこれだけでも充分基本線は満たしており、「ヴァルショクの狂戦士(M11)」の上位互換ということになる。そして隙をつくことに成功すれば次からは4/3。充分過ぎるスペックだ。やっぱり環境に1枚くらいは有用な速攻クリーチャーがいないと、「返しでは死なないよな……速攻の可能性は……ある?」とかいうお約束の悩みが生まれてこないし。まぁ、タルキールだと「稻妻の金切り魔」が突然飛んでくるし、クリーチャーじゃなくてもサルカンに怒られて5点くらったりするのでどうしようもないんですがね。

 


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 第2回放送です。ただ、残念ながら今回は新キャラの登場はなし。3話あるうち2話はレギュラーメンバーだけで回す構成になっていた。旧作は毎回1県ずつ登場して常に刺激を与え続けてくれていたが、どうやら今作はそういうコンセプトは無いようだ。やっぱり教育テレビとかのどこかほのぼのとした掛け合いが基本らしい。そういう意味ではちょっとがっかり。むー、まぁ、まだ2話目だから。旧作だと名古屋が崩壊してたくらいの時だな……。

 

 

 

○第4話 「ナンバースリーなんていいさ」

登場犬:群馬、茨城、栃木、沖縄

 前回からまだ続いていた、関東ナンバー3を決める三者会談。相変わらず千葉や埼玉は呼ばれてないのだが、多分、「実質5位以下」組が身を寄せ合っている状態なんだろうなぁ。頑張れ北関東。

 おそらく茨城の誘いなのだろう、海を見に来た3人は、その雄大さに魅せられて今まで些末な言い争っていた自分たちの小ささを恥じた。互いに謝罪し、良い雰囲気に。「このまま何か食べに行こう」との茨城の誘いに、群馬は「猪鍋は?!」と即答。どうやら猪も群馬特産の1つのようだ。栃木も笑顔で「うちのかんぴょうの煮物も悪くねべ」と乗ってくる。かんぴょうって栃木特産なのか……と思って調べてみると、なんと国内生産量の8割が栃木とのこと。すげぇな。これは自慢していいわ。しかし、そんな2人に対し、茨城は「ケッ、やっぱり海のないとこの食べ物は田舎くせぇべ」と一蹴。反省の色なし。アンコウ鍋などの海産物をアピールしはじめる茨城に、2人もあきれ顔で再び言い争いが始まるのである。ちょっと離れていたところで寝ていた沖縄が一言「あの3人はやかまさいよぅ」と漏らすのでした。

 前回の話の延長戦か。単に「茨城がなんかムカつく奴」ということが分かるのと、のんびりしゃべる沖縄の愛らしさが際だつ。また、背景が無かったために移動が一切見られなかった旧作と比べると、今作は色々なところにお出かけしている様子も確認出来る(旧作で出かけたところって、秋葉原と福岡の自宅くらいしか無かったような)。3人はわざわざ茨城の海を見に行ったんだろうか。それなら近所で茨城名産を食べるのはありな選択肢な気もするのだが。栗のくせに海の幸に詳しいとか、やりおる。各県の微妙な名産品に詳しくなれるのは、このアニメの良いところですね。これが本来の趣旨にあってるんだろうなぁ。でもごめん、あんまりかんぴょうの煮物ってイメージ湧かない……。

 

○第5話 「ご当地グルメを食べた〜い!」

登場犬:兵庫、福島、沖縄

 ご当地自慢トークを繰り広げる兵庫と、それを聞いている福島(そして相変わらず隣で寝ている沖縄)。「串揚げがうまい!」としゃべりも熱くなる兵庫は、次に「神戸牛のビフテキも忘れたらあかん」と力説。しかし、残念ながら福島は牛肉は苦手なようで、その話題には腰が引け気味。仕方ないよね、本物じゃないといっても、牛として生を受けたものだから。思わず「キン肉マンってよくバッファローマンの前で牛丼食えるよな」っていうネタを思い出す。福島が牛肉食ってたら完全に共食いだ。「えー、めっちゃうまいのに」と不満げな兵庫を避けるため、福島は「沖縄は?」と話題を逸らす。眠たげな沖縄が取り上げた地元グルメは、「沖縄といえばタコライスさ〜」。途端に顔が青ざめる兵庫。福島は「あ〜、タコライスね〜」と盛り上がるのだが、2人が和気藹々としている間も兵庫はずっと震え続ける。「今からタコライス食べにいこ〜」と沖縄が提案するも、「うちは遠慮しとくわ」と顔を背ける。しまいには「塾の時間や〜」と逃げ出す始末(足速い)。もちろん、誰もが分かっていることだが、オチは沖縄の一言。「タコライスにタコ入ってないんだけどな〜」。

 大切な事実として、「兵庫は食べられることを恐れる」ということをあげておかねばなるまい。旧作レギュラーでは、お茶をすすんで提供した静岡、自らの身を差し出した山梨、お互い味自慢していた名古屋、福岡と、各々食べられることに誇りを持っていた。長崎や宮崎、神奈川も食べられたがっていたように見える(嫌がってたのって栃木くらいじゃなかったか)。しかし、今回の兵庫は明らかに食べられることを恐れている。彼女たちは消費されることを望まないのだろうか(そういえば、兵庫は一人称が「うち」なので女性であることが確定したのである)。さておき、今まで割と強く出ていた兵庫がやり込められる珍しいお話。あれだけ自分勝手に見えていたが案外撃たれ弱いのかもしれない。顔だけ真っ青になった兵庫は実に気持ち悪い造形である。最後に逃げ出すシーンでは、足の一本(腕?)をちらと見て「塾の時間や!」と叫ぶのだが、当然時計などしていない。へたしたら塾にも通ってない可能性もある。っつうかこいつらどれくらいの年齢なんだよ。旧作で「用事」といえば「マジカル明太小町の再放送とー」ぐらいだったのだから、今作のレギュラーたちは随分お利口さんだ。

 

○第6話 「ピクニックへ行こう!」

登場犬:茨城、福島、沖縄

 今回一番中身のない話。仲良し3人でピクニックに出かけるのだが、ピクニックコースとは思えないような脅威の斜度を誇る斜面に、凶器でしかない茨城が転げてしまい、後ろ2人が多大なダメージを受ける。あれはかなりの殺傷力があるだろうな。再び挑戦するときは沖縄が先頭になって挑むのだが、やっぱり転げてしまえば結果は同じ。最終的に、細いひも一本で接続されている福島の頭部パーツははずれてしまうのであった。

 一応、念願のデストロイ回ではあるのだが、福島の場合は頭部は最初からはずれやすい前提だからあんまり悲壮さは無いかな。赤べこってああいうもんだし。どっちかというと、1回目の転倒のあと、沖縄が押し込んだだけで直ったことの方が気になるかもしれない。自己修復機能はあるのかな。でも、多分今回最大の突っ込みどころは「そのハイキングは修行か何かか」というところだろう。仰角45度以上の斜面、このメンバーじゃなくても登頂は無理だろ。チャレンジャー過ぎるわ。あと、どんどん沖縄の愛らしさが増してくるのがおっかない。中の人恐るべし。

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 な、馬鹿だろ? 第2話。 「生徒会役員共」の主人公、「B型H系」の主人公、「変ゼミ」の主人公、そんな人たち(の中の人)が集まってやってるアニメですよー。

 なんかもう、すっかり「バカテス」の頃に戻ったかのような、遠慮の欠片も無いネタの振り回し方になっている。今回はやたらとネットの画像ネタが多かったが、原作にあるものなのか、監督の指示なのか、コンテやってるナベシンの采配なのか。こんだけやられて初めて「そういや、「だましたァァァ」の元ネタしらねぇな」って思った(そしてググった)。よくもまぁ、こうもぽんぽんとネタが飛び出すもんだわね。一切農業やってないんですが、それは。

 しかし本当に設定自体がバカテスに似てる気がする。主人公が振り切れた馬鹿というところが一番の共通点だが、脇には一見クールじみているが割と畜生な友達がおり(優秀な学生に惚れられている)、脇には密かに主人公に思いを寄せている幼なじみツンデレがおり、そこに突如Aクラスからの闖入者が現れ、その子は勝手に主人公に惚れているという。バカテスの瑞希は一応惚れてる理由は分かったけど、今作は転校してきたばかりの林檎ちゃんが何故気にかけているのかがさっぱり分からないところが違うけど(あと、女性2人の乳の配分が逆)。ネタの純度には差はあるかもしれないが、試召戦争が無い分だけ、こっちの作品の方が濃くなる可能性もあるな。足りない秀吉成分は若旦那で補っておこう(中の人的に)。

 それにしても……馬鹿だなぁ。今回のテーマはパンツでした。耕作は、幼なじみで、年頃の女子高生がパンツを差し出したのにゴミ箱に叩きつける畜生ですよ。どう考えてもおかしいじゃないですか。ミノリちゃんあんなにストレートにアピールしてくれてるのに据え膳食わないとか。まぁ、目の前に憧れのアイドルが突然現れたらおかしくなるのも無理はないのかもしれないが……色々倫理観がおかしすぎる世界だ。実は一番おかしいのはメガネな気もするんだけどな。あのパンツどこからもってきやがった。ちなみに、「俺はどのパンツも選ばない」は多分美味しんぼのパロディなはずなのだが、「ここにあるものは全て未使用だ」っていうのは、そのまんまのパロディなのか、それともネットで良く見かける非処女は中古コラのパクりなのか。いや、どうでもいいんだけどね。なんか気になってさ。最近のラノベのギャグって、既に拡大再生産の3段目くらいに位置してそうな気がするんだよね。笑えればどうでもいいんだけども。今作は、本当にあさぬママの切れ味で笑わされることが多くて悔しい。

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 見に行きました。かなり楽しみにしてたんです、これ。別にジュウレンジャーもアバレンジャーもリアルタイムで見ていた世代! とかいうわけでは全く無いのだが(そもそもリアルタイムで見始めたのゴーカイからだし)、どちらもちゃんと東映チャンネルで視聴済みだったし、「スーパー戦隊199」でドはまりした身としては、やっぱり「戦隊の世代を超えた絡み」って、すげぇ好きなのよ。今回はいつものVSシリーズに加えて戦隊2つ追加。つまり4戦隊(プラスα)そろい踏み! ネタバレ警告前に一つだけ書いておくと、マジ楽しいから。これ、最近の映画の中でもかなり当たりだと思う。悩んでるなら見に行くべし。意外なことに、ゴーバスファンにもかなりお勧め出来るのが嬉しい!

 

 (以下、ネタバレしか無いので一応注意)

 


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 ガチでガチバトルだった……第15話。今作は1話目からそうだったけど、ガンプラを恰好よく飾る美学だけじゃなくて、壊す美学があるよなぁ。

 予選最終戦はガチのタイマンバトル。今までの茶番はなんだったんだよっていう真っ当さだが、ある意味ではここまで引っ張るためのレクリエーションみたいなもんだったんだろう。そして、非情にもマッチメイクはフェリーニ・レイジの組み合わせ。他の優勝候補たちが危なげなく決勝を決めていたのに対し、流石の逆境である。レイジは直接おっさんを強迫しに乗り込んでいたが、その効果は決勝以降に出るってことなのだろうか。一応レイジの生い立ちについても小出しにされていたはずだが、まぁ、その辺はまだまだ引っ張っておるな。

 他の組み合わせなど全部差し置いて、とにかく今回はフェリーニ戦。ここまでのなんちゃってバトルでもいちいちサービス精神に溢れていたわけだが、それもこれも全て今回の、捻り無しのタイマンのためにあったのではなかろうか。とにかくぶつかる、とにかく見せる。セイの自慢のシステムなんかは全てフェリーニにはお見通しだが、真っ当な攻めを繰り出すフェリーニのバトルスタイルも、何度も戦闘訓練で付き合ってもらったレイジならば対処出来る。戦闘経験の差でおくれを取る分、セイのガンダム知識で補うという(まぁ、フェリーニだってガンダム知識は相当なものだと思うけども)。本気の大人と本気の子供の対決だが、子供は2人がかりなのでなんとか渡り合う、という絶妙なバランスで組み立てられていく。後は理屈抜きの拳の語らい。刀折れ、矢尽きても互いに一歩も引かず、お互いに努力の結晶であるガンプラを大破させての貴重な貴重なドローである。「壊れるガンダム」の格好良さが本当に尋常じゃない。ここ最近のガンダムシリーズは「ガンダムVSガンダム」を数に物を言わせて描いている場合が多い気がするが、本当に描きたいものって、こういう泥臭い「死闘」だったんじゃなかろうか。本当に「死」が付きまとうと流石に重すぎて描きにくいかもしれないが、今作はあくまでスポーツの延長線上での「死闘」だからこそ出来たこの結末。もちろん、だからといって半端な印象にならないのは凄まじい。決着をつけた両者を見て、ほとんどの関係者は表情を引き締めていたのに、名人だけは笑みを漏らしていたのは印象的だった。「どうやら君はあまりガンプラが好きではないらしい」って、恰好いいな、あいつも。

 追伸・黒髪のきららちゃんもいいよね!

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