最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
○「リトルバスターズ!〜Refrain〜」 4 こちらも第2シーズン。しかし、相変わらずこれの視聴姿勢は難しい。1期は世間での評判と相反するほどに噛み合わなかった作品なので、正直2期目と言われても食指は伸びにくい。「リフレインからが本番」なんて意見もちらほら見かけるが、1期で一切のめり込めず、粗ばかり見つけてしまっていた人間はそもそもその「本番」に参加する権利があるのだろうか。 せっかく仕切り直しをしたのだから、出来ることなら楽しんで観たいというのが正直なところである。2期目の利点というのは、キャラクターの内面が分かりやすくなっているので様々な前提を持った上で描写出来、より深い話が作れるということ。デメリットは、尺が長くなることによってマンネリになり、刺激が乏しくなってしまうこと。「2期が本番」とまで言われた作品なので、後者のデメリットについては考えなくていいだろう。その上で、1期は合わなかったとは言っても、一応女の子の話はちゃんと見ていたわけだし、キャラの素行も割と理解出来る状態で見られるなら、一応プラス要素の方が多く見込めるという期待はある。あとはどれだけ「合わなかったなぁ」という先入観を捨てきれるか、だ。 ただ、残念ながら、1話目はあんまりいい出会いではない。今作はひたすら「ヒロインらリキの周りの人間が不幸な目に遭う」がスタート地点になるわけだが、相変わらずその「不幸」が人為的なものである。単純な悪意である。別に他人から恨まれたりねたまれたりすること自体は問題ではないが、1期でも割とそういういじめ的なものによるシナリオ展開は多く、単純に「またやな」となる。奇矯な人間ばかりが集まる集団なので、差別的な目で見られるのは日常的な出来事であるようなのだ。そうなると、結局「こいつら、仲間内では楽しそうにしてるけど、そんな閉じた世界で幸せだと思ってるだけで本当にいいのかよ」と思ってしまう。外部を完全な「悪」として描いているので「どちらが悪い」みたいな議論にすらならないが、ことは高校生の交友関係という非常にデリケートな問題である。もし、主人公チームが全面的に正しい人間関係なのだとしたら、あんな身内だけで延々連むのではなく、もっと周りの人間との交流があってしかるべきなのだ。しかし、残念ながらリトルバスターズの面々は、それ以外の人間と交流している様子がほとんどない。こうなると、やっぱりあいつらの方がおかしいんじゃないか、という見え方になってしまうのである。また、単純な人間の悪意に晒された状態になってしまっているため、そのままそれを「敵意」で返すしかないというのもギスギスしている一因だ。結局、救われる方法は「悪意の排斥」しかなく、そうなるとリトルバスターズはますます小さな世界に籠もっていくことになる。学園ストーリーとしてこれはいいことなのだろうか。 また、相変わらず細かい部分ではあるが、各々の行動に奇妙な点が見られる。今回いじめの原因となった武闘派の女の子だが(名前を覚えてない)、彼女は何故、いじめグループが談笑していた録音データを持っていたのだろうか。リアルタイムで録音していたとするなら、明らかにおかしな行動をしている。自分を貶める現場に居合わせ、黙って盗み聞きしたら友人が虐められているのを知ったのに、その後で何食わぬ顔で部室へ戻り、いじめの被害にあったことを素知らぬ顔で聞いていたのである。もし義侠心に溢れる性格なのだとしたら、相手グループの話を聞いた時点ですぐにでも仕返しに出て、友人達が不必要なショックを受ける前に、いじめの原因が自分であり、心無い人間が迷惑をかけたことを謝罪すべきだ。何故それをせずに、さも今気付いたような顔で生活していたのか。それとも、あのレコーダーはあの場で回収して、初めて音源を聞いた設定なのか? だとしたら単なる盗聴犯である。レコーダーを仕掛けるほどの疑念を持っていてその行動はやはり不自然だ。 結局、1期を引きずるとあら探しみたいになる。うーむ、ここから先のお付き合いはどうなるか……まぁ、無理はしない。 PR ○「黒子のバスケ(第2期)」 5 不動の第2シーズンがスタートしました。 あまりに1期の通りでほとんど書くことはないけど、やっぱり安定して質が高い。1話は導入部以外にあんまり白熱したバスケ描写はなかったものの、他のスポーツアニメではなかなか実現出来ないようなスピード感と忠実にモーションを表現する臨場感の高さ、それに加えて、超次元バスケを体現する適切な嘘臭さのバランスが絶妙。オープニング映像の波打つボールの演出なんかが顕著で、明らかに現実離れしているのに、存分に迫力がでているのでそれでOKという。こりゃま、2期も確実に良いアニメになるんだろうと思いますよ。恵まれたアニメ化作品です。 このアニメについては「腐向け」というのが一般的な認識なのは間違いないだろうが、「腐向け」にも線引きは必要だと思うんだよね。たとえば「BROTHERS CONFLICT」は絶対俺は理解出来ないし、「マジLOVE」も無理だった。でも、このアニメは充分面白い。「おおきく振りかぶって」もそうだったし、「進撃の巨人」すら腐向けのレッテルを貼られる時があり、流石にそれはどうだろうと思う。今のカテゴライズだと「男性キャラがたくさん出る」というだけでそういう見方になってしまうのは非常に勿体ない。まぁ、どんな領域でも精力的に活動されるそういう方面の方々がいるおかげといえばそれまでなのかもしれないが、それって別に男オタクの妄想でも変わらないものはあるのでね。今作は「腐向け」ではなく「全方位向け」アニメとして立派に成立してるということは、きちんと確認しておきたいのです。 まぁ、それだけ。 激マブ巨乳ストーカーおばさんキターーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!! アニメスタッフ! 良い仕事してるやないか! やっぱり僕らの黄金聖衣は伊達じゃない!! さて、ラストと次回予告で全て吹き飛んでしまう相変わらずの展開だが、今回は大同窓会的なノリで見るべきポイントが多い良回。これで作画もよければ完璧だったのだが、今回は割と残念品質だ。まぁ、人数が多かったからしゃーない部分はあるが、何回も挟まれたパラサイト兵の静かな行進シーンでしつこいぐらいに笑わされた。あいつら、もうちょっと間隔空けて並べよ。そうしたら腕を振ったり、走ったり、雄叫びを上げたりする余裕も出来るだろうに。ちょっとだけ肩を揺すりながら無表情で競歩する集団(でも何故か雄叫びの音声だけは聞こえる)はシュール過ぎて「ひょっとしてすごく強いかも?」とすら思ってしまう威圧感があったよ。 さておき、今回はサブタイトル通りに貴鬼のお話だ。というか、かつて少年だった貴鬼を題材にして、懐かしい人たちが顔を合わせる口実を作ったお話だ。アテナとともに前線に加わった貴鬼だったが、長期化する戦いのせいで味方がもうボロボロになってるということで、聖衣修理のために「前線基地」とやらに慰問に訪れる。まず「前線基地」ってなんやねん、という話だが、いつの間にかシャイナさん率いるレジェンドブロンズ軍団も集まっていて、「お前らさっさと進めよ」という突っ込み待ち状態。これまで何度も訝った案件ではあるが、多分アテナ軍はパラスベルダの町の安全確保を優先しつつ、雑魚も逐一撃破の方向で、絨毯爆撃しながら進んでいるということなのだろう。だから光牙たちの進軍も遅々として進まないのだ(前回まで地下道を通って一気に乗り込もうとしてたけども)。長期戦になることが分かれば、そりゃ補給基地も必要になるわけで、シャイナさんがその統括を担っていると考えれば、一応つじつまは合う……かなぁ。「私たちもここで戦うよ」って言ってたけど、他の青銅が全員基地に滞在してるってことは、結局前線で戦うのは光牙達だけってことなるんだけど。 いや、だからこそ、光牙たち精鋭部隊の聖衣が大事なのだ。イチの聖衣はあっという間に直した貴鬼さん、光牙たち7人の聖衣を見て1人1人に先輩らしいアドバイスをしていく。アドバイスを聞いているとこいつらいっこうに成長してないんじゃないか疑惑もあるが、残念だったのは栄斗に対するアドバイスが聞けなかったこと。あんな大事な場面でも斥候任務についている忍者大変。ただ、光牙としては「お前が一番ひどい」って言われた時に「いや、どう考えても栄斗の聖衣の方が大破してるじゃん」って文句は言いたかったと思う。いいんだよ、忍者はまだロック魂を忘れてなかったみたいだから、貴鬼の与り知らぬところでポテンシャルを発揮してるんだよ。多分。最終的には無事に聖衣修復は終わったわけですが、貴鬼さん、だんだん修復の技術が上達してますよね。今回なんて7人の聖衣を周りに置いて、一回ハンマーをカコーンってやっただけで直ったから。こないだは火時計1時間分くらいかかってたのにね。 そんな貴鬼の登場を虎視眈々と狙っていた人物が、2級パラサイトのディオネさんである。ごめん、ぶっちゃけ登場シーンで「お前誰だっけ?」って思っちゃった。前にちょろっとだけ貴鬼と接触した人か。ただでさえ二級は影が薄いのに、その程度の出番でしばらく休んでたらそりゃ忘れるよ。「聖衣の修復師のところには聖衣が壊れた奴ばかり集まるはず」「修復中はさしもの貴鬼も手出しが出来ないはず」など、戦術としてはなかなかいいところをついていたはずのディオネさんなのだが、二級のくせに雑魚兵士の数に頼りすぎている時点でかなり情けない。あげく、ぽっと出の鋼鉄聖闘士にいいように時間稼ぎされるなど、下手したら3級よりもショボい戦闘力しか持ち合わせていない。貴鬼にタイマンを受諾されて喜んでみるも、「前やったときは手加減してやったんだよ」と身も蓋もないことを言われて、哀れ、史上初の「何一ついいところを見せずに死んでいったパラサイト」認定。やっぱ2級弱いじゃん。エーギルさんも天地崩滅斬がなければ玄武にワンサイドゲームされてたわけだし、流石に黄金相手じゃ分が悪すぎるか? いや、でも鋼鉄相手にも押されてたんだよな。そう、前回鳴り物入りで登場した伝説鋼鉄聖闘士の3人。今回は八面六臂の大活躍をみせるかと思ったら、そうでもなかった。まぁ、今更鋼鉄が出てきて何するんだよ、というもっともな意見もあるので、これくらいの活躍なら無難なところだったかも。ちゃんとキャストで芳忠さん使ってきたのは流石ですね(大地役は中村大樹)。なんか、顔があんま変わってなかったから年期を経た芳忠ボイスと微妙に噛み合ってない気もしたけども。持ち技の「スチールハリケーン」一発で出番は終わりだが、まぁ、充分でしょうよ。このまま「オレンジィ・アームズゥゥ」とか言ってくれたらネタにもなったんだけも。 あと、地味に見どころだったのが、旧青銅と現役の交流シーンだろうか。ライオネットやウルフがようやく語らう時間を与えられ、同じ技を使うライオネット、そしてデッドハウリング(Rock Ver)の開発に着手したウルフという微笑ましい交流。ぶっちゃけ「どうでもいいわ!」とは思うけど、激先生も楽しそうだったし、昴の昇格で和気藹々と盛り上がっていたし、この世界なりの人間交流はちゃんと見えたので楽しかったですよ。そうそう、新旧の交流といえば、御姿だけ現れたムウの勇姿も印象的。「なんでジャミールで修復してるときにわざわざ黄金聖衣着ながらやってるんだろう」とか不思議なシーンもあったが、やっぱりこうしてみるとムウは恰好いいよな。シオン・ムウ・貴鬼と一子相伝で受け継がれる牡羊座は、本当に「伝統に守られ、受け継がれてきた聖衣」を堂々と名乗ることが出来て羨ましい。他にここまでブレずに伝えられた聖衣ってなかなかないからな。マルス戦で蠍や水瓶にケチがついちゃったせいでなぁ。 そして、黄金聖衣といえば、いえば! ついに蘇ったあのお方。これまで待たせること約1年、ようやくあの巨乳が戻ってきた! 2つの仮面を手に取ったその御姿はまさにあのパラドクスさん。そして、双子座聖闘士に必須のあの条件、「どう見ても後付け臭い双子の存在」もがっつりフォロー! ねー、1年前に出てきたときは「どうせこの人も双子やろ」と思ってたところを「あれ、単に二重人格設定だけかー」といったん落としておいて、ここに来ての伏線回収ですよ。いや、どう考えてもカノンの時と同じく「思いついたから使った」だけだと思いますけど。やったね、パラドクスさんの妹さん(仮)がパラサイトだったよ! 聖衣のデザインからははっきりしないけど、多分2級でしょうね。弟も幹部クラスだったサガさんとこに比べるとちょっと落ちるけど、ちゃんと妹さんも神に仕えてるんだから立派な姉妹ですよ。さぁ、次週から龍峰はステレオでヤンデレおばさんに迫られることになるんだな! 薄い本早く! ○「てさぐれ!部活もの」 5 「あの」枠。つまり直球表題gdgdフェアリーアニメである。まぁ、予定通りのものが出てきましたけども。 キャストで7割決まると言っていい作品なわけだが、今回は妖精界からコロコロ、ロボット界からフジイを呼び出すという力の入れようで、ここにアキバイエローとうずめちゃんを混ぜるという、一体何が起こるか想像もつかない布陣になっている。多分、これのオーディションも「アドリブとかいけます?」って聞いて人選したんだろうなぁ。1話目を見た感じだと、アキバイエローこと荻野可鈴ちゃんは案外このノリでも上手くいけそうだが、さて、大橋彩香の方は並み居る先輩に並ぶことが出来るようになるのかどうか。 既に第3弾(gdgdを2シリーズとカウントすると第4弾)ということで、なかなか新鮮な企画を打ち出すのが難しくなっている時期であるが、まずオープニングのひとネタでがっつり掴んでくるあたりはそつがない。そこから、「今作は見た目に完全な萌え作品テンプレを使います」という意思表示をしておき、画面は相変わらずの添え物扱い。あとはネタコーナー2本とアドリブ1本といういつも通りの並びをやるだけである。ネタコーナーは普段通りだから良いとして、問題となるのはシリーズ最大の見せ場となるアドリブコーナーだろう。まだ慣れていないというのもあるだろうが、アフレ湖やアフレ庫と比べると、単に「テーマについての大喜利」状態なので自由度が高く、ちょっとネタ出しのハードルが高い。ここからちゃんと旧作と同レベルの品質にたどり着けるかは、完全に中の人たちの才覚にかかっているといっていいだろう。コロコロとフジイという爆発物2つを混ぜ合わせたことが凶と出るか吉と出るか……っつうか、西ちゃんはもう完全に西明日香でしかないんだけども。いつも通りの勢い任せでやってればそのままアニメキャラっぽくなる、便利な存在である。あけこは今回(大体)最年長であり、キャラ的にもある程度舵取り役を任されていると考えられるが、好き放題出来たコロコロポジションと違うところでどの程度実力を発揮出来るか。若手2人がこの大きすぎる2人を乗り越えられるとは思えないが、さて……。 とりあえず、「ロボットアニメ」も爆裂したのは3〜4話あたりだったことを考えると、しばらくは様子見だ。房子や「なんなん?!」のようなミラクルが生まれることに期待したい。 ○「ダイヤのA」 5 日曜朝、プリキュアの裏という壮絶な枠で新しく始まった作品。なんでこんな変なトコに、と思ったが、思い返すと「クロスゲーム」とかも似たような枠でやってたっけ。ま、あれはもう少し遅い時間帯だったけども。枠が増えたってことは、見なきゃいけないアニメが増えたってことなんですかね。勘弁して欲しいですね。 原作はなんとなく既読。そこまで積極的に読んでいるわけじゃないが、一応マガジン立ち読みするならぱらぱら読んでる程度。おかげで1話が始まってもさっぱり内容を覚えておらず、沢村ってこんなことして来たんだっけ、といきなり驚いてる。初代3年生なんてさっぱり覚えてなかったわ。そういう意味ではある程度新鮮な気持ちで見られる部分はあるのだが、流石に大筋は知ってるからね。この時間帯の作品で、どれくらい視聴モチベーションが維持出来るかは正直微妙なんだ。全然知らなかった「クロスゲーム」はなんだかんだで結構楽しく最後までみちゃったけどさ。 作品の作りは非常に手堅く、いかにもマガジンアニメって感じがする。製作がMADHOUSEとI.Gというんだからそりゃ手堅くもなるだろうし、監督の増原さんも「原作もの」をかっちり作っている印象の人。1話目はあんまり野球のモーションなどを見せるシーンが無かったので今後「野球アニメ」としてどの程度盛り上がるかは分からないが、元々の絵が割とアニメにしやすそうなこともあり、少なくとも原作ファンなら満足出来るくらいの無難なアニメ化が実現出来るのではなかろうか。余裕があればちゃんと見ていきたいとは思う。 中の人は、無駄に豪華に固められた。というか、「おお振り」のときもそうだったけども、どうしても男性声優の人数が必要な野球アニメは、ただでさえ寡占状態の男性声優業界のありったけを集めてくることになるので、自然にキャストは固まってくる。今作は主役の沢村役に今をときめく逢坂君を配し、データを見るとこれに島崎・松岡・花江といった若手声優を全力投入する形に。1話目は檜山が楽しそうだったのが印象的だが、ヌルッとはまってる御幸役・櫻井を見ていると「やっぱりずるいな」と思ってしまう。ホントに便利な人やなぁ。あ、あと巨乳のスカウトのおねーさんは内山夕実。やっぱりこの立ち位置やな。裏番組のプリキュアでも似たような恰好してるけどな。 あと、このときまだ1年の川上がすげぇ弱そうで吹いた。こんな登場シーンだったっけ……。 10月4日 ドラフト模様(THS×3) ピック順 【Alessi】→【Mei】→【Thraxi】→【Serra】→【Metallica】→【Sangriter】→
環境2回目ー。今回は普通に戻って6人戦。やっぱりこっちの方がパックの巡りは見やすい。そして、人数が減ると、偏りが増える。多色環境が長かったせいですっかり忘れていたこの感覚、「何でコレ、まだ流れてるん?」。やっぱりピックの実力を試されるのはこういう世界なのかしら。そして、デッキメイクの実力を試されるのもこういう世界なのかしら。何で2色の方が事故るん?
○「帰宅部活動記録」 4 正確には新番組ではないけど、相変わらずの読売補正のせいで、関西では1期遅れで視聴可能になった作品(しかもAT-X)。1期遅れって大体評価が漏れ聞こえて来て先入観ありで見てしまう場合が多いのだが、今作はあんまり、話は聞かないな……。 話を聞かない理由は何となく分かる。タイプとしては「えびてん」とか「生徒会の一存」とかあっち寄りの作品。日常ものってわけでもないけど盛り上がるシナリオを携えているなんてことは絶対無いので、なかなか話題にはなりにくかろう。更に画は割としょっぱいし、キャストは日ナレのトレーニング用キャスティングでほぼ壊滅という酷い状態。そりゃま、仕方ないことだらけである。 ただ、それでも見るべき点は少なくない。なんと言ってもメタ度合いの強いギャグの方向性は何が飛び出して来るか分からないので油断出来ず、動画枚数で自虐的にネタを振るなんて展開は今までみたことが無かった(コンテ撮引っ張り出す展開は割とあったけど)。こういうメタネタってのは全力でやられてもお寒いことが多いし、実際ここでもキャストの問題があって上滑りしている部分はあるのだが、実は最近では割と珍しい方向性ではあるので、案外珍味みたいな感じでちょこちょこ摂取する分には悪いものではないのかもしれない。こういうのって案外癖になったりするもんだからさ。冷静に見れば、「直球表題」とかだってアニメとしてみればすげぇショボい中身なわけだし。 ○「勇者になれなかった俺はしぶしぶ就職を決意しました。」 3 今度は「はたらく魔王様!」の跡追いみたいな作品。いや、原作的にどっちが早いのかは知らんけども。「まおゆう」「はまおう」で次にコレって、最近の流行なの?(「はぐれ勇者の鬼畜美学」はカウントに入れすらしない) 実のところ、「勇者になれなかった」云々なので設定としては「戦勇」に近い。ギャグの方向性も大体一緒で、そりゃこの設定だから狙ってる方向性は同じになる。ただ、「戦勇」は完全に不条理ギャグとして振り切っていたので、掛け合いのおかしさ、無茶苦茶さで笑いに繋がったが、どうも今作はそういう魅力に乏しい。一応「魔王の娘が家電量販店で働く」というところにおかしみを求めているのだろうが、これって別にファンタジー設定じゃなくてその辺のお嬢様でも特に問題無い。1話時点では主人公が勇者志望である設定も活かされないし、世界観も完全に現代であり、本当に設定が設定として独り立ちして意味をなさなくなってしまっている。そもそもローソンがあって家電を商取引できるほどに法制度が整った世界に魔王とか出て来てもしかたないだろ。なんで勇者は「ダンジョンの潜り方」なんて学んでたの? どう考えたって「政治」「経済」がある世界なんだから、万人への脅威に対しては政府が対策に乗り出すべきだろう。それがたった1人の勇者の存在を求めるところに、世界設定の矛盾がある。まぁ、「それもギャグの1つですから」と強弁するなら仕方ないが、少なくともこの世界に「ならでは」のおかしみは今のところ発見されなかった。 今作はよしもときんじが監督を務めているが、製作はアームスではなくアスリードである。残念ながら1話目から画面の質が良いとはいえず、かなりカクカクした中割無しの動画も目立つし、1枚絵にしたときにも粗が目立ち、いきなり期待感を削がれる残念な立ち上がり。別に画が良かったら見たいかと言われればそうでもないのだが、ピックアップして褒められる部分が無いのは辛いところだ。執拗にパンチラや胸などのサービスシーンをアピールしているものの、AT−Xで見る分には「フリージング」のような真っ向からエロに注ぎ込んでいる作品には及ばないだろうし、そもそも入れる必要のないパンチラを無理矢理入れ込んだりしているためにカット割りが不自然になる。別にそういう方向で見せる質の作品でもないのだから、わざわざ拘る必要も無いと思うのだが。 最後の頼みの綱は中の人だが、残念ながら角川キャストだ。しかも今回は毎度お馴染みエース枠でもなく、なんだか聞いたことがない名前がそこら中にたくさんいる。おおっぴらに棒というわけでもないので「新人のための練習作品」とするのは別にいいのだが、やっぱりあんまり盛り上がるもんでもない。こういうキャスティングって原作者はどう思うのかなぁ。 ○「ログ・ホライズン」 4 NHK教育、「バクマン」の枠で始まった番組。まぁ、多分視聴者のほとんどがそうだと思うが、始まってしばらくは「何ドアートオンラインだよ」としか思わない作品である。 いや、実際はこの手のバーチャル閉鎖設定なんてのはアニメに限っても「.hack」シリーズがあるんだからそれなりに歴史のあるものだが、やっぱり今現在このスタートだと、完全にSAOとイメージが被ってしまうのは仕方ない。設定で大きく違うところは、「大災害」と呼ばれる封じ込めの理由が分かっていないことくらいか(あと飯がまずい)。まぁ、SAOの設定倒れで残念な結果を考えれば、まだ謎が残っているこちらの設定の方が最終的には良い結果になるのかもしれない。序盤は本当に「ゲームの世界に入っちゃった!」と驚く面々がダラダラと描かれるだけで、新鮮味もないし随分退屈な画面が続く。好みの問題ではあるが、キャラデザも表情などがなんだかのっぺりしていて味付けが薄く、良くも悪くもひっかかりがほとんど無いのである。「二番煎じどころじゃないしなぁ、あんまり期待して見るようなもんでもないなぁ」と思ったのが正直なところ。 ただ、中盤にアサシンの女の子が出てきて案外可愛かったことで多少モチベーションが回復。そして、実際にモンスターと戦闘するところで、「リアルに視野を確認しながらコマンド選択するのって結構大変」とかいう問題に言及しており、この辺のこだわり方は割と面白いかも、とは思った。直後に「感覚で技を出すんだ!」みたいにしてあっという間に解決してはいたけど、少なくともナーヴギアでキリトさんツエーが無条件成立していた世界よりは、「ネットから出られなくなって大変ねぇ」感は出ているかもしれない。地味だ地味だとはいいながらも、考えてみりゃ「単なる一般人がゲーム内チャットでダラダラしゃべっているだけ」という状態なのだから、地味になるのは当たり前。しかもゲームが始まってすぐのチュートリアル段階なのだから、退屈でも仕方ないのだ。そういう意味では、割とリアルなお話と言えるかもしれない。 さしたる期待も抱かない1話だし、今後何か誘致要因が起こらない限りは視聴のモチベーションが盛り上がらない作品ではあるのだが、まだ積極的につまらないとこき下ろす理由も特に無い。余裕があれば、これと「SAO」でどのように差が現れるか、見守れればいいとは思う。まぁ、映像面での押しはどう考えてもこちらの方が分が悪いが……。 中の人的には、アサシン娘役が加藤英美里というのが新鮮。どんな役でもかっちりはまり込むえみりんクオリティは流石。あと、ギルドマスターの関西弁さんが原由実だったのも面白かった。彼女もようやくネイティブとしての仕事がきましたね。あと、彩陽もおった。彩陽はこういう地味な作品で何となくいることが多い気がする。 |
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声優のこと全般
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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