最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
1月9日 ドラフト模様(THS×3) ピック順 【Thraxi】→【Serra】→【Mei】→【Sangriter】→【Alessi】→
通信誌上ではあけましておめでとうございます。本年もよろしくドラフト。新年一発目の試合だが、残念ながら1名はフライング社畜のために欠席。パックの選択肢が少ない5人戦になってしまった。 最近はようやくストラテジーも固まりつつあるわけだが、そのためによく取りざたされるのが、棲み分けの問題である。今回は(今回も?)喧々囂々の議論がありつつ、結局この少ない牌の奪い合いは続いていくんだろうなぁと、しみじみするのです。8人戦だったらここまで悩まなくて済むんだけどねぇ。
PR ○「ディーふらぐ!」 5 ワリトスキデスヨ。なんか捉えどころのないお話なので、どこをどう褒めたものかは定かじゃないのだが……少なくとも見てるあいだは割とニヤニヤ出来た作品。 原作未読。アライブ掲載ってことは流れとしては「のんのんびより」の後釜ってことになるのだろうか。製作はブレインズベース。監督は初作品のようだが、少なくとも1話のコンテ・演出を見ているかぎりでは至極真っ当だし、ギャグを加速させて画面を揺さぶるさじ加減は割とハマっていると思うので、今後のディレクションもそれなりに期待して良い気がする。最近はブレインズベースっていうと妙な作品が多くてなかなか「これぞ」っていうヒットが出ていなかったのだが、これはどのくらい伸びるだろうか(まぁ、爆発的にヒットする、って感じの作品じゃないが)。 一体どういう分類の作品なのか、判断に困る内容。「日常系」というには色々と無茶が多いし、かといって何か太い芯があるかというと、そうでもないようにも見える。「学園コメディ」というのが一番無難なコピーだが、近い作品というと……「男子高校生の日常」あたりか? いや、あれはあれでイロモノだし……はたしてここからあの部活動はゲームを作ることになるのでしょうかね。ヒロイン勢は充分にキャラの濃い仕上がりで、構成だけを見たら「GJ部」とか「生徒会の一存」に近いような組み合わせであるが、1話では徹底的に「属性」という部分を強調してネタにしているので、妙な団結力と統一感がある。確かに、最初はこうして何でもいいからレッテル張ってもらった方が覚えやすくていいかもしれない。その上で、無茶な設定がネタとして活きているからちゃんと笑いに繋がる。まぁ、一番ポイント高かったのは属性とか関係無い福山眼鏡でしたけれども。後は主人公の突っ込みがどれだけ冴え渡るかで勝負が決まりそう。画で押す作品ではなかろうし、このちょっとズレたようなギャグがどこまで笑えるようになるかだねぇ。 中の人は相当なボリュームになっている。何しろ、メインを張っているのは花澤・千和・小清水・美佳子という、全てヒロイン級のキャストである。この並びは、出演本数の多さを考えればどこかで揃っていてもおかしくないと思うのだが、多分初めての組み合わせだ。気付けば相変わらず千和がおねーさん方向のキャラで立っているのが凄まじい。すっかりガハラさんキャラが定着したなぁ。相変わらず過労死が心配される花澤の活躍は言わずもがなだし、これだけアホっぽい面子が揃っているなかでも一際アホっぽさを出せるみかこんぐ先輩も流石。そして、この並びで一番年上の役をやるのが小清水というオチもいつも通りである。かなり強力なチームだ。そして、負けじと気を吐くのが突っ込み役の小西ということになる。こにたんがすげぇ疲れそうな現場。主人公のツレのあの肉団子みたいな奴とか、キャラ立ってるけど特に何もしてないのがすごいよね。肉団子役の後藤ヒロキって人、今期は「鬼灯の冷徹」で猿もやってるね。ポスト矢部雅史みたいな立ち位置かしら。 ○「ハマトラ」 4 これはアニメオリジナルかな。ラノベなのか、漫画なのかを見分けるのが難しい昨今だが、更にこうしてオリジナルものも紛れてくるので更に難しい(メディアミックス作品なので漫画版が先行しているらしいが)。 オリジナルってことはアニメ視聴者としては楽しみな要素も多いわけだが、1話を見た時点での印象は「今ひとつ」。何が悪いってこともないのだけれども、どうも引っかかりが少ないというか、売り出し方のポイントが見えてこない。野郎が固まって行動している様子や、キャスティングをみれば、所謂女性向け作品ってことになるのかしら。ただ、その割にはキャラクターデザインがのっぺりしている気がするんだよな。キャラの顔に寄った作画でも、平坦なデザインであまり生気を感じないのである。その辺のあっさりした感じが、何となくマイナスの印象を与えるのかもしれない。 監督は「アルペジオ」の仕事も終わったばかりの岸誠二。個人的には引き続き「原作有りなら岸誠二は上手い」のスタンスを崩す事案に出会っておらず、ほぼアニメオリジナルとなる今作はやや不安な立ち上がりとなった。「NAZ」という制作スタジオの名前を見たことが無いと思ったら、「DEVIL SURVIVOR2」をやっていたチームの新設スタジオだという。うーむ、デビサバはあかんかったからなぁ……。脚本面については、割と売り込みの上手い人がやっているようで、「探偵もの」としての骨子を1話目できちんと見せようとしているところは好感が持てるのだが、流石に1話完結させるアニメでそこまで掘りさげられるものでもなく、あらすじをなぞるので手一杯。「探偵もの」としてなら別にこれでいいのだが、最終的には一人一能力を使ってのバトルものになるわけで、ドンパチやりたいなら地味な捜査パートは食い合わせが悪い。そして、能力バトル自体にもあんまり魅力が無い……色味が変わるエフェクトなんかは面白いといえば面白いのだが、何を表現したいが故の画面なのかが分からないんだよね。電撃ビリビリとか、能力自体もすげぇ普通だし。まぁ、目が能力っぽい奴が突然筋肉診断した後にデンジマンみたいなゲンコツ出したときはちょっと笑ったけども。なんかね、端々に見えるセンスが絶妙にダサいねん。この野暮ったさが売りになるのかなぁ。 ま、何はともあれキャストは豪華なので、狙ってるお客さんはそのあたりで拾えることを期待しましょうね。 ○「鬼灯の冷徹」 6 素直に笑った。なんやねんこれ。オープニングからエンディングまで徹頭徹尾この生臭い感じが貫かれている潔さは、ギャグアニメとしてはかなり正しい姿勢である。 もう、評価としてはどストレートにそのギャグの方向がはまった。本来ならば恐ろしいもの、禍々しいもの、時には神々しいものまでを下世話なギャグに落とし込んでネタにするっていう方向性はもちろんいつの時代だってあるものだろうし、強引に引っくるめたら「アザゼルさん」だって同じようなもんかもしれないが、徹底的に「地獄」というテーマを強調してるのが新機軸。オープニングなんてまさかの地獄数え歌である。非常に愉快で元気が出るため、さっさと死んで地獄を見に行きたくなること請け合い。地獄の方がインフラ整備とか良さそうだもんなぁ。だってテレビ番組のプレゼント当選したら送られてくるんだぜ。どこの業者だよ。まー、出落ちみたいな部分はあるのでシリーズを続けていくとどこかで飽きるタイミングはあるかもしれないけど、コミックスも割と出てるみたいだし、引き出しは多そう。やろうと思えばいくらでも広げられる設定だしね。何より嬉しいのは、1話を見る限り、これ、絶対シリアス方向にはいかんだろ、っていうのが分かるところ。最後の最後までずるずるやるんだろうな。「キューティクル探偵因幡」みたいにイロモノキャラをガンガンだしてはっちゃけてほしいものである。 もちろん、原作のギャグが売りというだけではなく、アニメとしても無闇に完成度が高い。監督は「となりの怪物くん」で良い仕事をしてくれた鏑木ひろ。製作は「進撃」のWIT STUDIOという万全の体制で、ディレクションの乱れ、作画の乱れとは縁がなさそうである。地獄のイメージをしっかりと残した墨絵調の背景は薄暗いはずなのにどこかコミカルにまとまっていて、割とシュッとしてるキャラデザとも奇妙に馴染んでいるのが不思議なところ。パロディネタとかの際どい作画もけっこうギリギリを狙って描いてくれてるし、画面を見てるだけでも刺激は多そうだ。こういう「あり得ないくせに無闇に所帯じみてる」雰囲気って、アニメならではの良さだなぁ。 中の人的にも、非常に楽しそうにやってるのが伝わってくる良いキャスティング。メインの鬼灯役、安元がバッチリはまっているのだが、安元ってこんなシュッとしたイケメン役なかなかやらないよなぁ。良い采配である。本当に情けない桃太郎がボロボロの平川大輔ってのも楽しい。やっぱりギャグやってるとキャストも活き活きするなぁ。他はどんなキャストが来ますかね。今から楽しみ。これ、アニメが終わるまで原作コミックス買わずに堪えられるかな。 話進んでねぇな、第13話。番組スタート直後の超展開っぷりがなりを潜めて、最近は無難な速度だったが、今回はなんと、襲学旅行が結局始まらなかったという。これはこれで驚きだ。 おかげで中身はさほどないのだが、とにかく「つえぇ奴」だらけなので画面がいちいち重い。ごつい。クドい。もう、蟇郡さんが出てくるとなんだかほっとしちゃうレベル。今回は流子があの調子だったもんだから皐月さんの活躍ばかりが描かれており、特に一度は凋落したはずの四天王に対しても温かい言葉をかけて奮起させてくれるあたりに、良い指導者の資質が見え隠れしているのである。ボロ雑巾みたいだった猿投山さんも何とか恰好いい姿に戻ることが出来るだろう。強くて美しくて人徳もあるとか、もう、このまま皐月さんがトップに君臨し続ければいいんじゃないかな。今のところは母親よりも下っていう位置づけみたいだけどさ。一応鮮血も手に入れたことになっているし……(実際はそんなことないんだろうけども) 流子の方は、お約束の立ち直りイベントだー、と思いきや、よりにもよってここで一捻り入れてくる脚本。立ち直る理由となったはずの「弱い者」が全て針目の策略。この展開は流石にショックである。あれだけ情感たっぷりに鮮血との誓いを立てたというのに、次の瞬間には細切れにされておさらばって、本当にいい所無しだ。ここから根性と友情だけで流子が主人公に返り咲く日がくるのかなぁ。どうかなぁ。なお、僕の中の主人公、満艦飾マコさんは今週も元気だった模様。漢字だけ飛ばして新聞記事読むところとか、本当に中の人がオーバーラップして困る。マコが元気ならこの世界はどうとでもなるよね。なお、親父はオペで死んでる。 研究者のあんちゃんのPCデザインがすげぇ気になる、第14話。Appleコンピューターじゃないってことは、あれはFishコンピューターっていう会社があるんでしょうかね。 戯言から入ってみましたが、予想通りに年跨ぎで激動。そりゃ時間経過があるだろうことは予測出来ていたが、まさかの分断である。時間経過は「5年」or「0年」。この切れ方は相当に残酷。意外だったのは、あの夜、唯一船の上に残されたちさきが、海に帰ることも叶わずに地上の民として歳を重ねてしまったという展開。しかも、転がり込んだ先があの紡の家ってんだからエロいこと、違う、エラいことだ。何がすごいって、「紡の家に厄介になる」という展開が言われてみれば自然だったこと。そうだよな、地上に身よりは無いに決まってるし、一番世話になって迷惑にならなそうなのって、じいさんのところなんだ。そりゃしょうがない。でも、「年頃の男女が一つ屋根の下」なんだけどなぁ……紡の性格じゃ、どんだけ団地妻がエロくても手ぇ出さないんだろうなぁ……。ちさきの孤独を考えたら同情以外の感情は出てこないが、彼女は彼女なりに精一杯この5年を生きてきた。時系列をシャッフルして、一番最初にみせたシーンがじいさんの清拭シーンだったっていうのが憎らしい演出で、「なんかよく分からないけど、とにかくちさきは紡の家族として落ち着いちゃったんだなぁ」というのが嫌でも分かるのである。じいさんに海水の補充が必要なのはいいんだけど、ちさきも水が大事なんだよね。ほとんどの海村が閉じてしまって汐鹿生がいない状態で、町中の水提供サービスは継続しているのだろうか。 今回はこの「5年」という積み重ねを色々なところから直接的、間接的に描いており、さりげないところでは、異常気象によってすっかりぬくみ雪に覆われた世界で現れている。あの夜の事件でぶっ壊れた橋桁の残骸も真っ白に染まっており、痛ましい事件が過去のものであることが語られている。直接的なところでは、たとえばひかりに新しく子供が出来たこと。ま、事件の直後につわりで苦しんでたんだから、明らかにあのお船引はデキ婚だったわけだが、当然といえば当然か。幼い頃の美海をコピーして縮小ペーストしたような弟君は、性格まで引っ込み思案で、あかりママの性格は踏襲されていない模様。おじいちゃんに見せてあげたかっただろうなぁ。なお、カンチョーで突き刺したときのちさきの表情から察するに、あれはズドンで命中していた……? その他、学校組は昔の幼い面影は消えており、さゆはお勉強に熱心なしっかり者に、そして美海は心の奥にひかりへの思いを抱えた憂いを帯びた少女に変わっていた。5年前の時点では単なる子供特有の憧れみたいなものだと思っていたのだが、まさか5年も引っ張っているとは。そして皮肉なことに、実母であり光の実姉であるあかりちゃんから、「あいつはまなかが好きだったから」なんて事実まで知らされているのである(逆に言うと、知らなかったのか、と意外でもあったが)。5年の歳月で、おそらくちさきは光争奪レースからははずれたと思われるのだが、その代わりに新たな候補として、年齢が横並びになった美海が加わってしまうのである。何たる悲劇。しかし、当の光はあの事件から1秒たりとも時間が進んでいない状態で目が覚めてしまって……恋愛とか言ってられる状態じゃないよなぁ。どうしたらいいんだろう。 光よりも更に可愛そうなのは、今回ほとんど話題にすら上らなかったまなかと要である。まなかは、あの夜にひかりの身代わりとなって、「捧げられ」てしまった。冬眠が成就し、汐鹿生の村が完全に遮断されているということは、お船引が「海神様の力を取り戻す儀式」としては成立していないことを示す。その上で、生け贄としてまなかのみが失われたのだとしたら、これほど酷い話もあるまい。光が帰還したのは、冬眠の結果なのか、それともまなか絡みの特別措置なのか分からないが、少なくとも汐鹿生の村で眠っている連中も、光と同様に歳を歳を重ねていないであろうことは想像出来る。まなかは、そうした「眠っている」人たちにカウントして貰えているのだろうか。あの夜強引に振り落とされ、柱の直撃を食らった可能性がある要なんて、生死が確認出来ないだけでなく、今回ちさきの回想にもあんまり出てこないという不遇っぷり。ちさきにとって、紡は「もう1つの家族」、光は「憧れの人」。では、要は……。 とにかく今回は現状把握だけで手一杯。こんなとんでもない脚本をよく思いつくものだと本当に感心するし、こんなとんでもない状態を、しれっと描いてよく理解出来るように作り上げてくるものだというのも感心する。次回、光がまずは何を思い、どの問題を処理することになるのか……課題しかないぞ、このお話。 ○「ウィッチクラフトワークス」 5 ラノベかと思わせて漫画原作。辛うじて書店で積んであるの見かけたことがあるから何となく知ってたけど。当然原作未読。 J.C.製作で水島努監督作品。J.C.との組み合わせは「じょしらく」以来だが、まー、慣れ親しんだ組み合わせだろうし、ある程度の品質は保証されるであろう作品だ。原作付きなのでそこまで悪さも出来なそうだし、真っ当な路線で無難に作る白水島が見られるんじゃないかと思ってたら、エンディングだけ何か漏れてた。一発で分かる水島ダンスである。まー、面白いから構わないけど。 第1話はゆっくりしたスタート……かと思ったのだが、とにかく脚本がキツキツである。もう、序盤から中盤にかけては、かなり無理して台詞を詰め込んでおり、音響にかなり負担がかかっているし、カットの切り方も非常に細かく、あまり「間」を持たせる余裕が無い。難しい話は一切ないし、ありきたりな設定なので何が進行しているのかが分からなくなる心配はないのだが、それでも「急いでんなぁ」ということが分かってしまうテンポはちょっと印象がよろしくない。1話であそこまでやってしまわないことには構成上の区切りが悪くなるのは分かるのだが……。おかげで、メインヒロインのでかい人の超越性がものすごく無茶な方向に出てしまい、ちょっと取っつきにくい印象を与える。もう少しゆっくりと前提段階の世界を作ってくれれば入りやすくなったとは思うのだが……あ、でもこれって漫画原作も同じなのかな。あれだけの描写だと、まず回りの女子からキャーキャー言われてる意味が全く分からないし、今まで主人公の回りをどのような顔でうろついてたのかも定かじゃない。やってることは単なるストーカーであり、少なくとも1話目を見ただけでは彼女に「良い点」を見つけることが出来ないのである。主人公の男の子は「怒っていては駄目だ、信じなくては」と反省していたわけだが、違う。君がしなきゃいけないのは、無闇に信じることではなく、対話である。なんであんな訳の分からない状態で放っておくんだよ。ちゃんと確認とって、どんなことに注意したらいいのか聞いておけよ。正直言って、シナリオ面はあまり良いスタートとは言えない。 その上で、これはしょうがないな、と思えたのは、上述の通りに「1話で何とかここまで詰め込む必要があったんだろうな」という苦肉の策が見て取れるため。そして、その1話のクライマックスが、相変わらずすげぇ画面だったため。ウサギ兵士が大挙する展開もそうなのだが、その前の第1試合のウサギの動きが凄まじかった。もう、そういう格ゲーを見てるかのような俊敏で、柔軟な動き。2匹まとめて遅いかかってくる時に、右と左で完全に同じではなくて微妙に違うモーションになってたりするのが芸の細かいところ。こういう動かし方、けれん味たっぷりの見せ方を作ってくるあたりが、白い水島努の憎らしいところである。「これを見せれば納得される」ってのが分かっててやってるんだよなぁ。それでこそ監督なんだろうけども。まぁ、これだけ無茶な脚本の詰め具合は1話だけだろうし、今後はもう少し、メインの2人の交流をしっかり見られれば良いね。「でかい女とお姫様男子」っていう設定自体は割と面白そうではあるのだし。今のところあんまり可愛く見えないけどね……。 その分、1話からしっかり可愛かったのは猫耳の敵キャラの方だろう。何が可愛いって、声が可愛い。やっぱり井澤詩織は猫キャラになる運命なのか(幻影ヲ駆ケル調べ)。彼女の声がたっぷり聞けるだけで割と満足です。まさかのエンディング歌唱グループにまで食い込んでやがる。というか、エンディング担当の最後に出てきた魔女軍団のキャスト、ほとんど新人なのよね。しかも、うち2人はミュージックレインだ。ミューレといえば、sphereの後は雨宮天を出して、そこからどう展開するのか分からないままだったのだが、ここでようやく、まとめて新たな2人を繰り出してきたってことか。さて、どうなりますやら。 ○「スペース☆ダンディ」 6 来た! ようやく来た! これ、馬鹿なやつだ! しかも、致命的に馬鹿なやつだ! こういう分かりやすい1話のインパクトを待ってたんだよ。いやー、馬鹿。 オープニングの岡村靖幸でいきなり吹いたが、そこから繰り出されるのはとにかく馬鹿馬鹿しすぎるスペースドラマ。スペースオペラっていうか、スペース新喜劇みたいなやつ。これを作っているのがあの「カウボーイビバップ」の渡辺信一郎ってんだから準備は万端だ。確かにやってることはスパイクとそんなに変わらない(?)し、ダンディはなんてったってダンディだ。いや、嘘だ。「適当に宇宙で生きてます」ってな雰囲気は「無責任艦長タイラー」なんかにも被るが、今作は間違いなくあんなドラマにはならない。1話目からガンガンメタな発言が飛び出して世界観崩壊しまくりだし、宇宙に生きる人々は馬鹿ばっか。敵組織が早々に登場したからその辺だけでも真面目にやるのかな、と思ったら、やっぱり無理だった。銀河なんちゃら艦隊を率いてるのは銀河万丈ですよ。ダンディのワープ航法にしてやられた変な博士(石塚運昇)は粛清されたけど、2話以降もちゃんと出番はあるんでしょうかね。 思いつきで適当に書き散らしたような本当に適当なお話で、観ている側としても「よし、これは真面目じゃない」と分かりやすいのが親切。そして、こんな一見するとアホな話なのに、アニメとしてはものすごく神経使って作っているのが分かるのがまた。個性を発揮する宇宙人たちの造形は、無駄に凝っている。背景でもにょろにょろ動いていたりするし、タコ型火星人みたいなベタなのもいれば、どこがどう動くのか想像もつかない変なのもいる。何しろおっぱいバーに亜人種のおっぱいもゴロゴロ転がってるくらいなのだ。それらが等しく動き回り、馬鹿馬鹿しさを助長する動きはそれだけでもワクワクするし、「多分意味ねぇんだろうな」と思うと、ますますおかしい。もちろん、力を入れる画には全力で挑んでおり、ダンディたちが星に降り立ってから死ぬまで(?!)のむやみやたらな背景動画とか、1話だからってやりきっちゃった感すらあるレベル。締めはやくしまるえつこ歌唱に、山本沙代のエンディングアニメーションがつくという。もう、何でも詰め込めばいいって思ってるだろ。正解だ。 まー、これは勢いの勝利だ。このまま何も考えずに突っ走ってもらえば何の問題も無い。ある意味「キルラキル」と双璧を成す作品になるかもしれないぞ。ちなみに中の人は、ダンディ役にべーさんというのはある意味必然として、猫型宇宙人のよっちんもはまっている。やっぱりよっちんはイケメン役じゃなくて、イロモノの方が僕は好きだな。そして、ダンディの相方の丸っこいロボットは、なんと本業声優じゃなくてアイドルだと? 佐武宇綺という名前らしいが……なんやこの子、上手いやないか。可愛いやないか。びっくりだ。このまま続けてくれ。でも、一番の衝撃はやっぱり矢島正明氏によるナレーションかな……こんな仕事して頂いて、ありがたいやら申し訳ないやら。この声で80越えてるねんで。声優って恐ろしい。 ○「未確認で進行形」 6 今期の日常系枠だろうか。ただ、日常系というには縦軸となるドラマはあるので、なかなか分類の難しいところである。まぁ、前期の「のんのんびより」だって掲載誌や連載スタイルはきらら系とは一線を画していたのだけど。 点数的には多少下駄を履かせた感はあるものの、今期の横並び一線のなかでは割と印象の良い作品。自分でも何がよかったのかが今のところはっきりしないのだが、絵がとても丁寧だったのが一番の要因だろうか。最近は動画工房の品質はかなり高水準なものになっており、おそらくシリーズを通じてこのままのクオリティでやってくれるだろうという期待感がある。監督の名前は記憶になかったのだが、「GJ部」の人だと分かってなんか納得。ここからどこへ伸びていくかは定かじゃないが、案外良い物が出てくるのではなかろうか。 こうしてみると、私はいわゆる日常系、萌えものに対するハードルがやたら低いような気はするのだけど、そこはフィーリングがかっちりはまるのだから仕方ない。ただ、今作の場合には「何が売りになるのか」というのを見極めるのがなかなか難しい。「日常系」は、基本的に時間経過の意味が乏しく、核となる物語というのは無い場合が多い。「のんのんびより」「きんいろモザイク」「ゆゆ式」のここ最近の三段活用をみてもそれは分かるだろう。そうした作品の場合、たとえば「田舎アニメと見せかけた狂気のにゃんぱすアニメ」とか、「外国人アニメのフリをしたガチ百合鬼畜こけしアニメ」とか、「何も無いけどなっつってっつっちゃったアニメ」など、一点突破出来るくらいに「異様な」設定で引っ張るのが基本。今作の場合、一応「小姑が幼女」というあたりにそうした「異様さ」はあるのだが、今のところ、(アニメ的には)そこまで常軌を逸したものにはなっていない。「突然の許嫁」も割とありがちであるし、「愛情過多な姉」もまぁ、分からなくはないレベルだろう。全体的に、そこまで尖った設定があるわけではないのだ。その上で、「どこかで観たことがあるものの集合体」が、総体としてどこか新鮮に見えるのが何とも不思議。掲載媒体を考えれば、ここから目の覚めるような展開などなく、何となく主人公カップルが接近していく様子が嬉し恥ずかしな感じで描かれていくに違いないことは容易に想像出来るが、「それだけでもいいかな」と思える世界観なのである。うーむ、やっぱりこの辺の感覚は分かりにくいところだが……ま、「絵が綺麗だからそれでいいや」っていうのが今のところの結論かな。この丸さが、今後吉と出るか凶と出るか。 そして、今作の特筆すべき部分として、メインのキャストがほぼ新人で固められているという点があげられる。メインヒロインをはじめ、その姉、そして幼女と、ほぼ新人といえるキャリアの浅い役者が担当している。おかげで、そこまで高密度で訴求するものは無いものの、実は案外悪くない。いや、頑張ってる方だと思う。まだちょっと必死さが先行して演技プランとしては粗も目立つが、この辺りは慣れの問題もあるだろうし、これが売れれば、代表作として華々しく表舞台に上がってきた、といえる日がくるのかもしれない。若手の頑張りを見るのも、声優ウォッチャーの楽しみの1つですからね。 色んなところで「まだ未知数」の多い作品だが、それだけに期待して見守りたい。 |
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声優のこと全般
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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