忍者ブログ
最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
[930] [931] [932] [933] [934] [935] [936] [937] [938] [939] [940]

 中二病です。見てきましたよ。最近はCMを乱発しているおかげで随分気になっていたもので。封切りからちょっと経過してたけど、平日昼間で客入りはそこそこといったところだろうか。流石に「あの花」のムーヴメントとは比べるべくもないが、まぁ、そりゃ仕方ないとこか。

 一言で言ってしまえば、とってもとっても総集編である。最近の劇場アニメは「シュタゲ」やら「いろは」やら完全新作も多いが、「あの花」「まどマギ」「スタドラ」のように総集編で一本の映画にしてしまうものもある。ただ、「あの花」は新規カットも割と豊富だった上に切り出し方が新しかったので新作として楽しめたし、「スタドラ」だったら2クールを2時間に押し込める無茶な展開だったので、いっそ可笑しいくらいの超特急ドラマが形成されていた。逆に「まどマギ」は1クール12話で前後編分割、ほぼ本編と同じくらいの内容をてんこ盛りでがっつり編集してくれていた。

 今作の場合は、これらの先行作品のどれとも違ったもので、一番イメージしやすい「総集編」の趣である。よく言えば無難、悪く言えばありきたりか。冒頭十数分の新作部分はあるが、そこから総集編パートに導入されると完全に「まとめ」に入っており、中身だけで言ったらちょっと手の込んだMADで作れてしまうかもしれない、という内容。京アニ作品の場合、どうしても元々の作品完成度が無闇に高いため、単に切り貼りして再構成しても、ちょっと劇場版としてのお得感が薄いのは残念なところ(まぁ、逆に言えば地上波放送作品のくせに劇場での視聴に耐えうるクオリティということにもなるが)。

 正直なところをいうと、上に挙げたような作品群の中では、一番総集編としてのうまみが薄いのが今作だと思う。ただ、それは作品の質が低いということではなく、作品の持っている面白さの本質が異なっているせいである。「スタドラ」や「まどマギ」はシナリオライン、プロットそのもので見せる作品であり、荒削りになったとしても、ストーリーそのものを再構築し、改めて劇場で一本の作品として見る意味が大きい。対して、この「中二病」はプロット自体にそこまで大きなウェイトを置いておらず、どちらかというとキャラの可愛らしさや馬鹿馬鹿しさなど、ディティールで売る作品だ。1つのポイントに絞って彫り込めば彫り込むほど味わいが出るわけで、それを表面だけなぞって駆け足で繋いでも、あまりうまみが出ないのである。

 もちろん、編集しているスタッフにもそのくらいのことは分かっているわけで、本作はシナリオの説明や筋を追う作業自体をいくらか犠牲にしてでも、「キャラクターの可愛らしさ」を見せる方向にまとめられている。間に挟まった各ヒロインのフラッシュMADみたいなパートなんかが分かりやすく、場面はどうあれ、「その子が可愛かったシーン」さえ映せれば、この作品の目指す方向性は充分に満たされるということ。おかげでシナリオの整合性は二の次になっているため、劇場作品の中ではダントツに「初見の視聴者に向かない」内容になっている。何の説明も無しに展開するので、初見だったらちんぷんかんぷんだろう。あれだけ六花との逃避行を繰り返したり青春していたにも関わらず、六花の悩みの根源が父親との別離であるということが分かるのが、ラストの砂浜のシーンで「さよならパパ」と叫んだところなのだ。そりゃ、話の筋なんて分かるわけがないのである。これは不親切なのではなくて「そうした方が『中二病』らしい」という見せ方の選択の結果である。

 つまり、地上波版を見て「六花可愛いなぁ」とか「凸守たまらんなぁ」と思っていた人間は久しぶりに再会して充分楽しめる。つまり、私は楽しんだってことなんですよ。六花可愛いし、凸守可愛いし、森サマー可愛いし(くみん先輩にだけあんまり興味が無い)。11話からのカットが少なかったのはちょっと残念だったが、メインとなるのが六花の自分語りということもあり、勇太・六花間の恋愛の進展がまとめて観られるのは総集編ならではの視点だったかもしれない。これで不満が出るとすれば、多分一色ファンくらいなものだろう。

 総集編部分は完全に一見さんお断りだし、特に新しさが無いので賛否の出る部分かもしれないが、新規部分については割と嬉しいサービスが多かった。なんと言っても一番力が入っていたのが、冒頭の結婚式パート。京アニがドラゴンなんて幻獣を作品に出す機会はなかなか無く、いかにも劇場版らしい力の入った作画に冒頭から引き込まれる。流石にこれで1時間やれって言われたらきつかろうが、最低限の新規サービスとして作るくらいならば良いバランスである。また、一応本編終了後にはこの冬に始まるであろう2期への繋ぎとして、新キャラの登場シーンも挿入された。とどのつまりは、この作品ってどこまでも「繋ぎのためのファンサービス」なんだよね。

 そんな新規部分の中でも一番のお勧めは、いきなり冒頭に挿入される「Lite」だ。いや、Liteの中身自体は別にどうってことない。テレビシリーズ時のやつと大して変わりゃしない。しかし、エンディングテーマが今回新曲なのだ。そして、新曲ということは、当然踊り狂う六花のアニメーションも変わる。事前に曲だけは聴いていたので「あの邪王真眼音頭が違う祭りの踊りに!」ということは知っていたのだが、まさかあんなに大胆・素敵な衣装の六花が見られるとは……イイヨ、スゴクイイヨ、邪王真眼サンバ。もう、あのアニメだけ延々リピートしたい。そういえば「漆黒に躍る」の時も延々あの映像をリピートしていたっけなぁ。あそこだけを収録した別売りディスクみたいなのが出ないものだろうか。

拍手

PR

 事も無し、是即ち良き事也、最終話。阿呆に揉まれてお付き合いしてきた3ヶ月。この幕引きで、万事OK。

 二転三転の末に転がり込んだ偽右衛門選挙の最終局面。母上のピンチも重なり、はたして矢三郎はどのような機転でこの窮地を乗り越えるのか?! と思ったら、基本的になーんもしなかった。ほぼ見てただけである。しかし、人がおり、狸がおり、天狗もいたあの仙酔楼で、ちょいと引き金が引かれてしまえば、何が起こるか誰にも分からない。早雲がしらを切り続けただけならばひょっとしたら何も起こらなかったのかもしれないが、彼が調子に乗って弁明釈明だけでなく、矢二郎に対する当てこすりまでしてしまったのがまずかった。家族思いの長兄は弟を馬鹿にされたことを看過出来ず、後のことも考えず文字通りの大虎になった。これがきっかけで金曜倶楽部との遭遇、早雲の焦り、淀川先生の決意と繋がり、最終的には高そうな料亭の御二階で大量の狸がかけずり回るワクワク動物ランドが展開されてしまうのであった。やっぱり狸可愛い。今の今まで大して数が出てこなかったので感じなかったが、今作の狸は無闇に可愛い。狭い空間にひしめき合うぽんぽこフェスティバルは、好きな人間にはたまらぬパラダイスである。焦っててそれどころじゃなかったかもしれないが、あれだけの狸フェスタ、淀川先生は大満足だったんじゃなかろうか。

 結局、何を考えたわけでもなく、なるようになった結果の大騒動、料亭の屋根は吹き飛び、怒れる天狗の鼻息で四条通りの車が宙を舞う。この事件のちょっと前には鴨川沿いに叡山電車が激突するなんて惨劇もあったわけで、この日の京都の夜はまさに魔都そのものである。でも、ここまで行っちゃうと「怖い」とか「凄い」とか「ヤバい」じゃなくて「阿呆」がしっくり来るんだろうね。荒ぶる天狗も、耳かき膝枕の誘惑には一切抗わず、何事も無かったかのように沈静化。家族は久しぶりに全員が顔を合わせ、これぞ大団円、めでたしめでたし。

 誰が頑張ったわけでもないだろう。淀川先生は持論をアップデートさせて「食べられない愛」を謳って金曜倶楽部を除名になったが、多分彼のことだから遅かれ早かれそうなっていたはず。やっぱり、愛は捕食関係じゃ説明できませんよ。持論が変わって「詭弁だ!」などと文句を言われていたが、彼の訴えは詭弁なんかじゃない。だって理屈を付ける気などないのだし。彼は今まで、愛情という形の無いものに理屈を付けようとしていただけで、此度の騒動でそれが無意味なことだと分かっただけの話。彼は残念ながら、「阿呆」ではないんですね。そして、阿呆とはちょいと違うが、涙無しには見られない、矢二郎という腑抜けた男の帰還劇。優しい母親の声にボロボロと涙するカエルを見て思わずこちらももらい泣き。本当にこの家族は両親が人格者である。あの父親の血の下に生まれた4人が、あの母親の心で育てられた。だからこその「家族」。「有頂天家族」。出来ることなら、将来的にはこの家族の輪の中に海星も入れるといいね。

 赤玉先生は、改めて揃った家族を見て、1人1人に声をかけてくれた。今回の騒動のきっかけとなった矢一郎には「柔軟になれ」。父親譲りのふざけた変身能力で暴れ回った後の矢二郎には「普通に戻れ」。家族のために必死に走り回った矢四郎には「大きくなれ」。そして一番身近な矢三郎には何も言わない。「コイツには何を言っても無駄だ」なのか、それとも「もう何も言うことは無い」なのか。その真意は藪の中だが、隣でほくそ笑む弁天様は、きっと全てを知っているに違いない。狸の生き様も、天狗の人生も、突き詰めれば求めるのは「楽しむこと」だけ。矢三郎の肩にかかったものは、古き良き狸が持ち続けた阿呆の心意気である。きっと、彼はまだまだ騒動を引き起こすことになるのだろう。それでも、周りの人々はきっと嫌そうな顔をしながら喜んでついてくるのである。これこそ、阿呆の血の然らしむるところである。

拍手

「とある科学の超電磁砲S」 5→5

 無事に終わりました。放送開始当初は「既に『禁書』でやってるシスターズ編だし、そもそもシスターズ編って雰囲気暗いし、大丈夫かいな……」と思っていたわけだが、流石にそのあたりの心配は杞憂だった。もちろん「見たことがある話」なのでそこまで熱心にかぶりつくわけにもいかないだろうが、それでもきっちり毎週見たくなるだけの内容になっていたし、「もう一度レールガン側からこのエピソードを作る意味」はちゃんとあったように思う。

 むしろ課題を残したとしたら、その後に続いたSilent Party編の方かもしれない。こちらも1期のオリジナル同様、きちんと御坂・黒子・初春・佐天の4人を中心として女の子の友情を描くお話になってはいるのだが、流石にコミュニティが広がりすぎていて、まとまった話数の中で求められている関係性を全部描こうとしたのはちょっと贅沢が過ぎたかもしれない。もちろん、シナリオは非常に端正で、必要とされる要素を確実に抽出して綺麗にまとめてはあるのだが、どうしても拾い上げる要素が多いために1つ1つのファクターについては薄味になってしまっている。1期オリジナルのテレスティーナ編と比べて見るとそれが分かりやすく、1期は木山春生という原作の敵キャラが後半のオリジナルストーリーにも大きく関係して物語を深めたが、今回はフェブリがぽっと出の存在で、1期の木山ポジションにあるはずの布束さんもちょっと出番が少なかったのでそこまで物語を深めたとは言えないだろう。まぁ、単に1期が好きだったから高望みしてるだけかもしれないけども。1期23話みたいな濃密な友情物語が見たかったんですよね。

 まぁ、こういう希望は「もし出来たなら」の範囲の話です。アニメオリジナルというリスクの高いチャレンジでちゃんと身の丈にあった落としどころを見据えていたし、原作ではなかなか活躍の無いキャラにもスポットを当ててくれたアニメの世界観は、ファンからしたらサイドストーリーとしてのサービス要素として充分仕事を果たしていただろう。これだけシリーズが続いていて期待も大きくなっている中、期待に応えられるのは立派なことだと思いますよ。

拍手

「進撃の巨人」 6→6

 気付けば相当色んなところに進撃していた、アニメ界の寵児と言える作品。人気漫画だとは聞いていたが、まさかこんだけブームになるとはおもわなんだ。それもこれも、しっかりとアニメの品質が伴っていたおかげであろう。

 ぶっちゃけると、世間の盛り上がりほど私の中でこの作品は盛り上がっていない。単に土曜日はアニメ消費ノルマのピークだから、という処理能力の限界による制約もあるのだが、元々漫画原作をちらっと読んだ時からそこまでそそられてはいなかったのも大きい。実際、今作を見ていて、「このコンセプトは長続きしないやろ」と思っていた予想ははずれてはいない。結局「殺してもなかなか死なない上に一切のコミュニケーションがとれない異形の怪物である巨人が、無慈悲に人間を喰らい、殺していく」というビジュアルのインパクト一発勝負の作品であり、そこに慣れてしまえば、同等の威力を持つ二の矢は無い設定である。最初の敵が圧倒的すぎるので、王道敵少年漫画のように「更に強い敵を出して云々」という盛り込み方が出来ないのだ。そんな尻すぼみを宿命づけられた作品の骨子に対し、作者が出した解答が、「じゃぁ、そのどうしようもないと思っていた巨人が、実は人間だったら?」という捻り方だ。確かに、これによって更に絶望の度合いは増すこともあるし、「巨人が智恵を持つ」ことで脅威のレベルも引き上げられる。女型の巨人との戦闘があれだけ盛り上がったのも、兵団が編み出してきた数々の「対巨人の技術」がことごとく打ち破られるという「新たな絶望」によるものであり、純粋に「敵がパワーアップしたこと」によるものである。そういう意味では,非常に真っ当なストーリーテリングだ。

 しかし、「巨人が人間」というファクターが加わることによって失われてしまう部分もある。最も大きいのは「巨人の不可解さ」が大きく損なわれること。「何を考えているか分からない」というのが巨人の恐ろしさの本質の1つであり、そこに人為が介在することで、巨人は既に「未知の敵」では無くなる。新たな強さを身につけているので「手強さ」ではイーブンだとしても、「分からない恐怖」が損なわれると、やはり今作独特の露悪的な絶望感は損なわれてしまうだろう。また、そうした「巨人側の意志」を物語に組み込むと、どうしても「巨人の目的」というファクターに切り込まざるを得ず、結局陳腐な権力闘争、思想戦争に落ち着いてしまう。「お話をロジカルに収める」にはこれが一番良いのだろうが、最初に与えたインパクトとはまったく別種の物語になってしまい、既に「ならでは」の面白さではなくなってしまった。そういう意味では、この作品は必要以上の期待を背負い込んだ結果、軟着陸を余儀なくされてしまったちょっと可哀想な作品と言えるのかもしれない。

 まぁ、そうはいっても、与えられたシナリオの中で、アニメスタッフはほぼ最善といえる結果を残したのは紛れもない事実。本来ならば一切現実味が無いはずの立体機動の実現は、最大の功績の1つだろう。「空を飛ぶ」ことはアニメの大きな見せ場の1つ。それがこれまでに無い形でここまで見事な画面になったのは、スタッフのこだわりのなせる技。原作の粗い画の難点をアニメ画では見事に独特の魅力にまで昇華しており、正直、余計なことを考えずに「人が飛んだり、死んだりするのを毎回クライマックス気分で見るアニメ」としては非の打ち所がない。荒木監督は既に「ギルクラ」の時に「画は凄かったのに……」を経験してしまっているので、今回はちゃんと「画で見せるべき中身」を得られたのは僥倖だった。氏の代表作である「DEATH NOTE」が、「中身はあるのに、見せるべき画が(本来なら)無い」作品だったことを比較して見ると面白いかもしれない。これだけのアニメを作られたら、シナリオがどうこう言ってちょこまかと文句を付けてはいるものの、最終的にはお見事としか言えない。

 キャラについては正直あんまり覚えてないので中の人の話だが……一番インパクトがあったのは朴璐美姉さんだ。キチガイを演じるのが心底楽しそう。あとはアルミンでもう1つ新次元に登った感のある井上麻里奈。そう、このあたりの中性的な感じが彼女のホームグラウンド。良い仕事でございました。

拍手

 世界くらい余裕で救えるわけですよ、最終話。もう、御坂派閥が集まれば地球征服くらいなら簡単にできる気がしてきた。主に婚后航空の力で。こいつらがいればエンデュミオン事件とかもさっさと解決出来た気がするな。

 最終話ってことで、これまで作り上げてきたものをドバッと全解放する簡単なお仕事である。御坂と関係がある人間ならとりあえず全部引っ張って来いや! ってな勢いで、先週まで協力してた面々が集うだけならまだしも、流石に春上・枝先コンビまでかり出されたのはびっくりした。あと固法先輩のルームメイトの柚姉。そういやあの人の能力ってなんなんだろう。ジャッジメントに参加してるってことはそれなりのものを持っていると思うのだが。

 1人1人仕事を確認しているときりがないが、とにかく全勢力でもって2万体のパワードスーツという強いんだか弱いんだか分からない軍勢を相手にする。一応初春が言っていたように「相手は単純なプログラムで動いているだけ」という弱点こそあるものの、2万って数は洒落になってない。いや、そもそも2万体が学究会会場に何事も無かったように搬入されてる方がおかしいし、STUDYの連中が繰り出してきたモビルアーマーとかどこに格納してたんだよ、って話だけども、「最終回で盛り上がるためなら細かいことはいいんだよ!」と言われれば「そうですね」としか言いようが無い。ちなみに、最後の敵が「でかいロボ」というのは一応1期と同じ設定である。

 そんなロボ軍団のために立ち上がった面子を確認すると、まず、1番センター、金属バット佐天。はっきり言って佐天さんのアニメでの優遇っぷりは尋常ではなく、既に無能力者代表とは言えない状態。何しろ巨大なレンチを振り回すパワードスーツに単身向かっていくのだ。一歩間違った即死のイベントなのだが、彼女には恐怖心というものが無いのだろうか。更に「どう考えても防衛の要である巨大ロボの操縦を任される(マニュアルは前日ちょろっと読んだだけ)」「最終的にフェブリの子守りを任され、ジャーニー起動の一助となる」など、場面を選ばずに「佐天がいれば大丈夫」とばかりの信頼感。結局この世界って無能力者が最強なんだよな。一方、お友達の初春は当初「警備ロボを操って足止めする」という仕事をしていたが(堂々とセキュリティをハッキング出来る時点で色々アウトだが)、その後ネットが遮断されると単なる花飾りに。その後のミサイル騒動でも演算のサポートに回っているが、御坂ネットと接続しちゃった後は、流石にスペックは一段落ちるから仕方ない。

 固法先輩はジャッジメント召集の立役者だろう。更に「植田佳奈の眼鏡キャラ」ということで一度は言っておかなければなるまい、「こんなこともあろうかと」という博士台詞をドヤ顔で謳い、春上さんたちチャイルドエラー軍団でネットワーク構築をサポート。どこまでも文系気質の働きだが、実は割と便利である。チーム婚后はこの中では割と実戦向きの能力持ちなので、湾内・泡浮組が機動とリーチを活かして相手を攪乱し、大火力の婚后さんが殲滅するフォーメーション。実は泡浮さんの能力ってすげぇポテンシャルなんだよな。更に、婚后さんは「何をやってもいい金持ちキャラ」ってことで、それこそ「どこに格納してたんだよ」クラスのマシン(多分インベルにならぶIdolの1機だと思われる)を提供。もう、航空会社じゃなくて武器商人じゃん……。

 どさくさに紛れてアイテムの4人も乱入。別に手助けをする必要は全く無いのだが、麦野さんたら、自分の能力の劣化コピーを作られてイライラしてる様子。この人らの場合は契約云々はあんまり関係無く気分で暴れるからな。やっぱりこうやってみるとむぎのんはチート能力だな。絹旗・滝壺は麦野のサポートだからまだ分かるが、はてさて、フレンダは何しに出てきたんだか。更に更に食蜂さんだっているよ。彼女がどんな顛末で御坂に協力することになったのかは謎だが……「能力者ムカつく」と息巻いてた連中が学園都市3位・4位・5位にフルボッコにされたかと思うと、可哀想で仕方ないな。

 そして、重要な任務を任されたのが布束さん。今回のミッションは彼女のためのエピソードであり、きちんと彼女の中の研究者としての倫理観にもけじめを付ける形になった。上手いと思ったのは、彼女を中心に据えることで、今回のオリジナルストーリーがちゃんとシスターズ編の続きとして機能しているということ。御坂は「孤独に戦ったこと」の反省から大々的に「協力すること」を採用しているし、フェブリたち人造生命を巡る諸問題はシスターズの存在を改めて確認し、彼女たちの独自性と存在意義を浮き彫りにする役割を持つ。フェブリとジャーニー、そして布束の関係性がそのまま「姉妹」というキーワードで繋がっているのも気が利いている。御坂妹の一言に救われた布束を見て、不覚にもウルッと来てしまった。

 そして最後はやはり、御坂美琴最大最強の盟友にして忠臣、白井黒子ここにあり。今回は実際の武力で最強だったのが間違いなく黒子であった。そして、最後の宇宙ミッションでは御坂の後ろ盾として間近で彼女の活躍を見ることが出来た。今回動員されたジャッジメントを始めとしたメンバーの気持ちを一つにした合い言葉も「ジャッジメントですの!」。黒子がいるからこの世界は成り立っている。

 良い幕引きでございました。やっぱりこいつら見てるのは最高に楽しい。

拍手

 違う! 俺たちが待ってたレジェンドってそこじゃない!! 第73話! いや、すげぇけども。この展開は流石に誰1人として予測出来なかったのではなかろうか。まさかの伝説鋼鉄聖闘士とは……いや、「まさかの」って言ってるけど、正直元祖アニメでこいつらがどんな活躍したのかなんて、さっぱり覚えてないんですけどね……。

 衝撃展開で色々吹き飛んでしまったが、今週は実に高密度で様々なことが起こっており、目が離せない回であった。1つ1つの要素をきちんと振り返ろう。1つ目は、なんと言っても今回のメインである昴と小馬座聖衣の友情確立。前回「聖衣の引き継ぎってそんなにあっさり行われていいものなのかね」と茶々を入れてしまったが、やはり72の選ばれし存在である聖衣はそんなに甘くない。小馬座聖衣もはっきりとした意志を持っており、前回のバトルはピンチだったから手を貸してくれていたが、基本的には戦うのを望まない平和主義な奴だった。「聖衣を着ただけで強くなるわけではない」というテーゼが久しぶりに思い出されて、「新聖衣強いな!」と浮かれていた光牙たちにちょっと眉をしかめていたお年寄りも安心の展開。やっぱり聖衣はそれ相応の試練を経て強くなって、資格を試されてこそである。青が基調でちょっと軽めの小馬座聖衣が、戦いを拒否っているあいだは色が鈍くなり、いかにも「おもり」のように機能している絵も説得力があって良い。

 そんな昴の成長のために付き合ってくれたゲストは2人。まず、聖衣の声を聞くために派遣されたラキ。今週は冒頭にセレーネちゃんも登場し、珍しく幼女が2人も出ているお話である。光牙達の聖衣がぶっ壊れてしまったので(というか栄斗に至ってはもう残骸すらないので)、このタイミングで修復師登場。貴鬼はずっとサンクチュアリにいたんだからジャミールのラキがこのタイミングで出てきたのはちょっと不思議な気もするが、多分テレパスで連絡を取ったんだろう。「ちょっと砂持ってきて、砂」。幼女を一人激戦区に派遣する貴鬼はなかなかの鬼畜である。そして、急ぎはせ参じたラキとたまたまぶつかっちゃったハリメデさんが2人目のゲスト。そうだ、まだこの人残ってたんだっけ。3級の中でも割と地味な方だから忘れてたわ。雑魚の中では一番主人公顔なんだが、どうも今までのバトルが全部可哀想な展開ばっかだったからな。今までどこほっつき歩いていたのかしらないが、今回は「ファントムイーター」という謎の武器をタイタンさんにもらってご満悦。「2級くらいのパワーがあるぞ!」と得意げだが、結局こいつらって武器の強さでしか自信が持てない可哀想な奴らである。新技もなんだかパッとしなかったし、哀れ覚醒昴の「プレアデス・テンペスト」の餌食になり、ついに最後の3級もお陀仏だ。あとは2級以上との戦いにシフトしていくのかな? ちなみに、昴はせっかく守護星座を新たに得たのに「プレアデス」の名を叫ぶのをやめるつもりはないらしい。まぁ、自分の名前だから別にいいのかな。

 2つ目の出来事は、アテナの出陣式である。こうなってみると、なんで今の今までずっとサンクチュアリで隠居してたのかは謎なのだが、何か時流を見て好機とする理由でもあったのだろうか。星矢とサガが激闘を演じたあの思い出のアテナ像の前で数年ぶりにアテナ聖衣生成イベントをこなして意気揚々の出陣。現在まともに機能していた留守番黄金聖闘士は3人いたが、この中でアテナ聖衣の守護を命じられたのがハービンジャーさんというのが心憎い配慮である。普通に考えたら、貴鬼・フドウ・ハービンジャーの3択でよりによって骨折りヤンキーを選ぶ選択などあるはずもなく、ハビさん自身も「目を疑うぜ!」とあきれ顔。でも、ここでちゃんと信用を示し、数少ない黄金聖闘士との関係性をきっちり構築しておくのは大事なことである。ハービンジャーさんはツンデレなので、きっと今回の出来事を契機に、ちょっとはアテナのために頑張ろうという気になってくれるはず。

 準備が整ったと判断した4人は、一気にパラスベルダへと突っ込む。でも、何故か着地したのは街の真ん中で、パラス城へは相変わらず謎の距離がある。今回蒼摩たちも必死に「道を切り開く」と言って市街戦に戻っていたわけだが、本当にパラス城にたどり着く気があるんだろうか。星矢も未だに屋根の上でボーッとしてるだけだし。どうせアテナが来たんだったら、短期決戦を狙ってそのままパラス城にぶっ込めば良かったのに。……うん、アニメ的にアウトだろうね。とりあえず次回からは黄金軍団も交えてのバトルってことになるのかね。こうなると気になるのは、未だ行方の分からないパラドクスさんなのだが……あの人って公式には死人扱いなのかなぁ。

 そして、準備万端の戦場に更なる衝撃が走る。なんと、突如画面に現れたのは鋼鉄聖衣の生みの親、麻森博士。そしてそこから出撃するのは、初代聖闘士星矢で活躍した3人のオリジナルスチール、スカイクロスの翔、ランドクロスの大地、マリンクロスの潮。「なんと」って言っても俺はまったく覚えてない。何が驚きって、「スカイクロスの翔」は当時のCVが現在貴鬼役の中原茂であり、今回も当然のように彼が声を担当している。まさかの時代を超えた2役に中原さんも「覚えてねぇよ」だろう。次週は「オリジナル鋼鉄と貴鬼の友情」ってあったけど、もう、完全に中の人ネタでしかないよ。ちなみに、残りの2人は大地のCVが鈴木みえ(現・一龍斎貞友)、潮は大塚芳忠さんだったらしいのだが、一体どんなキャスティングになるのだろうか。流石に成人してるから大地のCVは変わってるだろうけど……芳忠さんはワンチャンあるのか? 来週始まる仮面ライダー鎧武に被せてくるのか?! 東映遊びすぎだろ!

 さて、これで戦場は大混乱必至。ブロンズは相変わらず激戦を続けており、3級パラサイトがいなくなったとはいえ、まだまだ2級はその全容が分からないし、問題児ミラーさんだってどこに紛れているか分からない。黄金聖闘士が加わり、雰囲気の怪しい1級パラサイトとの絡みも増えるだろう。登場から随分経ったはずなのに特に描かれることもない伝説級ブロンズの3人も何をしているやら(瞬は公式の方で乙女座を継ぐという旨が正式通達されていたが、こんなところで油売ってていいんだろうか)。それにしても、未だに出てきてないレジェンドが1人いるんですが……あの人、ホント出不精だよな……。

拍手

「君のいる町」 4→4

 正直言うと、「思ったよりも悪くなかった」作品ではある。あんまり本腰を入れて見ていなかったせいもあるかもしれないが、1話目で感じたような違和感はそれなりに薄れて、意味のある作品になっていたと思う。

 先に良かった部分を挙げていくと、ハラハラしていた山内重保演出が、次第に効果を持ち始めたことが一番の収穫。独特の色調と寄せた絵をふんだんに使って動きを捨象した山内流の構成は、見る人間を選ぶ方向性だし、題材次第ではあまり食い合わせが良くないものになってしまうのだが、今作の場合、言ってしまえばテーマは単なる「男と女の痴話喧嘩」である。惚れたの腫れたの、くっついたの離れたの、そういう話をしているだけの昼ドラなので、あんまり「画でスタイリッシュに魅せる」っていうテーマでもない。どちらかというとドロドロぐちゃぐちゃ、重苦しさや居心地の悪さを心象風景としてじっとりと描く方が「向き」である。そういう意味では、山内演出作品としては一定の効果があったのじゃないかと思う。最終回を例に取ると、どれだけ明日香に詰め寄られてもなかなか言葉が出てこずにうじうじしてる青大の様子なんかは、この画だからこそ見られた部分はあるだろう。どこかもっさりしたGONZO品質も、山内画ならば動きが少なくてフォローしやすく、1枚1枚の画の質ならば決して悪いものではない。

 ただ……やっぱり単なる昼ドラなんだよね。親友が死んで恋人が転がり込んでくるとか、元カノと寄りを戻したくて今カノを振るために必死で悩む主人公とか、「恋空」レベルの話であり、「丁寧に心情を描く!」と言われても「いや、共感しないし、あんまり興味ないし」というレベル。どうなんだろう、やっぱりラブストーリー好きっていうのはこういうシナリオにきゅんきゅんしたりするんだろうか。私なんかは途中から明日香ちゃんに肩入れして観ていたので、最終回で晴れ晴れとした表情の青大を見て単にイラッとしただけだったのだが……まぁ、現実での男女交際ってのもこんなもんだからなぁ。むしろ「わざわざフィクションでコレ観たくない」というガラスのハートが悪いのかもしれません。NTRは好きですが、男が振るのを見ても楽しくない。

 というわけで、「アニメとしては一定以上の見るべきポイントはあったが、そもそもドラマ自体をあんまり見たくないので今ひとつ」といったところ。でもまぁ、もし2期があったら問題無く視聴は出来るレベルかな。中の人の話題だと、やっぱり明日香役の佐倉綾音に注目してしまう。「あの」あやねるが惚れた腫れたで男を取り合う役をやっていても苦笑いしか出てこないのが難だが、やっぱりここでも「いい声」である。泣きの演技とか、慣れない方言とかが入るとまだスキルの拙さが耳についてしまうが、存在感のある声ってのは天性のものだからね。あやねるには真面目に役者の道で精進して欲しいと思ってる。芸人部門はそれなりでね。そして、なんと言っても今作は「方言アニメ」なので、広島県民細谷佳正の一人舞台であった、はず。でもなぁ、細谷君はほんとにくそ真面目だから、青大みたいなキャラをやるとものすごくメンタルに影響出そうなんだよなぁ。エンディングテーマの歌唱が割と好きでしたよ。

拍手

9月27日 ドラフト模様(THS×3)

ピック順 【Thraxi】→【Alessi】→【Ebi-chiri】→【Metallica】→【Serra】→【Mei】→【Sea-chicken】→【Sangriter】→

 

 新環境だぜ! 年に1度のお楽しみのこの瞬間、誰もがみな平等に、訳の分からない次元に手探りになるこの一瞬。楽しめばいいじゃない! とはいうものの、今回は流れに身を任せた結果、すげぇ久しぶり過ぎる8人戦を実施することになってしまった。俺はしんどいぞって言ったんだ。ピック表書くのに1時間半かかったんだ。途中でしんどくなった人間は反省するように。多分、大人しく対戦数を減らすのが一番いいんだけどね。8パック剥けるのは楽しいし、ピックは8人がベストだとは思うので。まぁ、多分もうしばらくは実現しないでしょう。あまりにしんどかったせいで、せっかくの1回目なのに記憶はおぼろ、各対戦のインパクトが薄れる結果になったので、来週以降、普通の世界に戻った後に改めてこの環境を探っていきましょうね。

 


拍手

「超次元ゲイムネプテューヌ」 5→6

 奇異なほどの安定感を誇ったアニメ。清く正しく美しい「萌えオタアニメ」とはかくあるべき、という規範のような作品であった。

 萌えアニメに必要な要素というのは見方次第で色々とあるだろうが、この作品をサンプルとするなら、「ユルい世界観」「タイプ分けされた過剰なほどの女の子」「頭を使わなくてもいいシナリオ」「適度なエロ」「メタレベルをあげたり、内輪ネタ、パロディネタを交えてオタクが喜びそうなネタ」「ステキ過ぎる中の人」などたくさんあげられる。今作は、あらゆる方面でそうした「基礎の基礎」と言える要素を網羅し、1クールという尺の中で後味すっきり、将来に何も残らない程度の味付けで片付けてみせた。そう、この「消費されている感覚」こそが萌えアニメである。ずぶずぶとはまるようなことは決して無いのだが、25分という限られた時間に、身の丈にあった多幸感をもたらしてくれる。何かというと外界から茶々が入るアニメギョウ界であるが、こういう仕事が出来るいぶし銀の作品ってのも、しっかりと守っていきたいジャンルの1つである。

 初見の感想は「なるほど、レヴィアタンみたいなアニメか」というものだったが、終わってみれば、要所要所で1段上の品質が提供されていることが分かる。david proによる画作りはあけすけのエロも含めてかっちりニーズに合う「可愛らしさ」を提供していたし、後になって気付くと、今作でコンテ演出の指揮を執っていたのは無闇にベテランが多い。最も多く担当した西田正義がそうだし、澤井幸次、加藤敏幸、そして最近注目の津田尚克などなど、この作品の「守られた安定感」を作り上げるためにアニメの基盤を作った歴戦の戦士が尽力しているのである。そりゃ観てたらホッとするわけだ。ネタ自体もアニメとしては扱いやすい部分も多く、ゲーム派生のアニメでハード戦争を扱うという一見すると際どそうなネタも、このくらいのユルさで扱う分には単なるおふざけで処理出来るし、消費者層にもそれなりに浸透している世界観であるから、特に面倒な説明を付さずとも大体の狙いが理解出来るようになっている。実は色々と考えられたしたたかな設定だったのかもしれない。

 そして、個人的に加点する最大要因となった世界設定は、やはり女神の存在そのものである。基本の女神が4柱、そこに各々候補生が加わり、更にゲストとして3人の「外界」女神も加わってくる。それらの女神の多くが「変身後」と「変身前」の人格を有しており、キャラものとしてのボリュームが豊富なのである。もっと分かりやすく言うと、それだけたっぷりと中の人のバリエーションが堪能出来るのである。個人的にはやっぱりねぷが一番のお気に入りで、女神形態の凛々しい姿で主人公としてのスタンスを守りつつ、幼女形態での残念な活躍が引き立つ。これを田中理恵にやらせてるって言うのが、もう「それだけで勝ち」みたいな設定。他の女神も、基本的に「穏やかな性格から苛烈な性格へ」という二面性の現れ方が非常に愉快で、花澤先生の「なんか胡散臭いSキャラ」とか、突然口汚くなるアスミスブランなど、ご褒美要素が非常に多い。これだけでも満足出来たはずなのに、中盤のクライマックスとして用意されたピー子編ではピーシェちゃんのロリっぷりに脳髄をズタズタにされてしまった。良いお話だったなぁ。10話のラスト、ピーシェちゃんの記憶がちょっとだけ戻ったくらいで別れてしまうっていう采配が凄く切なくて良い。あそこで完全に思い出して笑顔でお別れだと興が削がれていたかも。最後の一言が「ねぷてぬ?」だったおかげでラストの「糸」につながってしんみり出来たんですわ。今期ベストエピソード候補だと思います。

 「ね」と「ぷ」が繋がった言葉を平仮名で発音するとすごく可愛いということが分かって良かったです。「ねぷ」って字面だけで既にちょっと可愛い。良い名前だな、ねぷてゅーぬ。まぁ、何が言いたいかっていうと、「あおちゃんに読ませると大体の言葉は可愛く聞こえる」ということ。いや、理恵さんの「ねっぷねぷ〜」だけでも充分な破壊力だけども。我が家からもそうとうなシェアエナジーが持っていかれているんだろうなぁ。

拍手



忍者ブログ [PR]
カレンダー
02 2025/03 04
S M T W T F S
20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31
ブログ内検索
カテゴリー
プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
ーーーーーーーーーー
↑越えられない壁
沢城みゆき 斎藤千和 
中原麻衣  田中理恵  
渡辺明乃 能登麻美子
佐藤利奈  佐藤聡美
高垣彩陽   悠木碧
最新CM
[03/17 朝美砂織]
[03/07 とみしの]
[02/28 とみしの]
[02/18 な]
[02/17 とみしの]
バーコード