最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
流石に波戸君属性過多が過ぎるのではなかろうか、第7話。作中で一番現実感に欠けるスタンスだったのは間違いないが、これまでの意識的なおかしさから更に進んで、既に精神疾患の疑いが出るくらいのレベルにまで達している。うーむ、一体どんな過去ががあればこんな絵に描いたような厨二属性が次々付与されていくことになるのだろうか。謎だ。 今回は特にBパートは延々部室でしゃべっているだけ、という動きの少ないお話だったが、その中身はかなりクドくてえげつないことである。まず、Aパートは学祭に向けた会誌製作へ向けてのお話。アクの強い面々は各々に創作について悩んでいるポイントは異なっており、荻さんは一番単純に、仕事としての漫画製作にもちょっと行き詰まっている感。元々真面目一辺倒で不器用な性格だし、笹原の(すごくありきたりな)アドバイスを受けても内向きに内向きに悩んでしまう。まぁ、漫画家やってれば嫌でも付き合っていかなきゃいけない問題ですので、若いうちに悩んでおくべきなのかもしれません。困った時にはすっかりペットとして居着いてしまったスーが何とかしてくれると思うよ(あとどさくさに紛れて漫研追放された藪崎さんも)。スーは本当に非の打ち所のない完璧なキャラだよな。いっそのこと荻×笹とか放りだしてスー×荻を希望したい。その方がよっぽど世界は平和である(俺目線)。 相変わらず乙女パワー全開の矢島は、創作に関しても基本的に後ろ向き。合作しようという吉武の提案に、非常に打算的な考えから一度は乗ってみるものの、そんな日和見の目的で吉武のぶっ飛んだ野心に合致するはずが無いのである。わずか1日での喧嘩別れ。そりゃそうだよね。そして、「恋バナ」というサブタイトルから明かされる、矢島っちの過去の淡い恋心のお話。うーん、流石です。これこそ理想的で標準的なオタ女の着地点です。吉武にも突っ込まれてたけど、恋バナとしてのスタート地点にも立ってない感じです。でも、これでいいんです。制服姿でも全く萌え要素が無い矢島っちが逆に萌えポイント高いです。適度な気遣いが出来るのに、結局実らず単なる付き合い下手のみが露見する矢島さんが素敵です。一生このままでいて下さい。 そしてそんな矢島を完膚無きまでに打ち砕く吉武の暴虐。今回ずけずけと波戸に踏み込んでいく様子を見て「ホントにコイツ最低やな」と思ったわけだが、ここまでやっておいてまだ憎まれないのが吉武スペックなのだろうか。回りの人間全員が波戸のフォローに回ろうとしているのに、そしてそれをおそらく理解しているはずなのに、更にぶっ込んでいく吉武。彼女の辞書にリテラシーという文字はない。でも、あまりにかっ飛びすぎているおかげで何故かそこまで嫌な雰囲気にもならないのがなぁ。不思議だよなぁ。「女子の化粧は同性への威嚇目的である」って、なんだか中の人も同じような主張を展開しそうであるが。すみぺの対人関係への恐怖心を見ていると、逆にこういうキャラっていうのは中の人の憂さ晴らしなんじゃないかと思えてくる次第。 そして波戸だが……もう、こいつわかんねぇな。これだけ色々やり尽くしたと思ったのに、まだ過去に火種を残しているのか……好きにしやがれ。斑目に迷惑だけはかけるなよ。そういえば、彼も少しずつ気付いてきたが、作中での朽木の活躍ぶりはちょっと異常。流石主人公気質(声だけ)。画面端でちょろちょろ動いてるだけでも面白いので「生きてるなぁ」と思いながら見ていたのだが、まさか恋バナのくだりでもちゃんと出番があるとは思わなかった。こんだけウザくて面倒臭いのに、本人が楽しそうに生きているのは何よりである。高校の文化祭の様子を見ても、別に回りに嫌われている様子もないしな。やっぱり人間、馬鹿になるのが一番いいのかもしれませんね。 PR 今期櫻井は狸をやったり牛になったり犬になったり大変である、第7話。季節は現実に先駆けての秋模様。京都と言えば紅葉、ってことで、一面に燃える赤が実に鮮明な世界でございます。早く涼しくなーれ。 サブタイトルにもある通り、今回は「風呂回」である。そりゃね! やっぱり現代のアニメはこの辺りの話数で風呂回を入れてサービスしないとね! ってなもんですが、残念ながら登場する肌色は野郎オンリーとなっております。今回女性キャラの出番はというと、冒頭で弁天が高笑いして飛び立つところだけ。まぁ、先週までたっぷりと妖艶な魅力を見せつけてくれていたので、今回からはしばらく我慢しろ、ってことでしょうかね。その分、男の子達だって大変なんですから。 最初のミッションは「天狗を風呂に入れろ」である。こんなことでも難渋してあの手この手を費やすあたりがこの作品のアホらしく愉快なところであるが、それにしたって薬師坊のじいさんは本当に面倒な奴である。あの歳になって風呂嫌い、幼子に諭されても大人げなくそれに抗い、いざ手慣れた矢三郎に説得されると、尊大な態度は崩さず、そのまますとんと風呂に落ち着いてしまう。この気まぐれな面倒くささは実に年寄りである。そのくせ、自宅で「臭い」でも言われようものならファブリーズ連射だ。そこは天狗の神通力で何とかしろよ。なんでそこだけ現代の神経質な主婦みたいな対策法やねん。そもそもじいさんの一人暮らしでファブリーズつかわねぇだろ。掃除洗濯こまめにやりましょうよ。あんな状態で仕事を押しつけられた矢四郎君が本当に可哀想。矢四郎の細かい仕草にいちいち性的なものを感じてしまうのって、多分中の人のせいだよねー。 結局、矢三郎のいつも通りの丸め込み方で、いつの間にか兄弟総出で銭湯に出撃した下鴨家。……まぁ、裸のつきあいもよろしいのじゃないかしら。何も問題が無ければ、ちゃんと大阪から戻ってこられた矢三郎が、一時的に仕事を押しつけていた矢四郎からバトンを受け取る良い連絡行事になったところだったのに。 そんな団欒を邪魔してくるのが、この作品では最も純粋な意味での「阿呆」の称号を持つ夷川の兄弟。様々なキャラが小憎らしい中にも愉快さが入り交じっている今作のなかで、純粋に苛つくだけの貴重な阿呆コンビ。今回も小物感を遺憾なく発揮させながらも、的確に下鴨家のどこか後ろ暗い部分に突っ込んで新たなBROTHERS CONFLICTを産みだしてしまった。話を聞いている分には、「そもそも何で矢一郎はこれまで父親の死に対して疑問を持たなかったのだろう」という方が不思議だったのだが、とにかく阿呆兄弟がつついた過去の事実は、矢一郎にとっては寝耳に水の辛い事実であったという。確かに、「偉大なる父親の死の片棒を担いでいたのは弟だった」という事実はそれなりにショッキングであるが、おそらく、兄弟にとって一番ショックだったのは、そうした事実を矢二郎は事件以降も口にすることなく、墓の下ならぬ井戸の下にまで持っていってしまったということであろう。確かに考え方の違いで袂を分かった兄弟であるが、矢二郎の隠遁生活のきっかけには、あの父親の死が関係していたことを、察しの悪い兄も弟も、今更知ることとなってしまった。そして、よりにもよってあの憎らしい夷川の口からその事実を聞いてしまったのである。事実に対して怒るとか困惑するというよりも、そうした奇妙な情報の流れについて、矢一郎は混乱していたのではなかろうか。 ただ、視聴者にとって、矢一郎の受けた衝撃はそこまで共感出来る部分ではない。一番の原因は、下鴨総一郎の死が、あまり悲劇として描かれて来なかったことである。前回までの思い出話の結果、「食べられること」は「愛」であり、最も濃密な関係性であると定義されたし、淀川先生の口から、総一郎が自分の死に際して一切臆することなく、堂々と「与えられた」最期を全うしたことも伝えられている。確かに総一郎の死は「喪失」であり「さよなら」ではあるが、本人の意識の中では、それは「悲劇」ではなかった。だからこそ、矢三郎は今回の一件をまだ客観的に観察することも出来るのだろう。しかし、当事者たる矢一郎や矢二郎にはそこまでの景色が見えているかどうかは定かでない。誰の視座に立つかによって、ことの顛末は様々な意味を持つようになるだろう。 総一郎の死は「悲劇」なのか「終わり」なのか「愛」なのか。そのどれが事実だったとしても、「喪失」であることに変わりはない。そこを埋めるためには、生きている人間が代わりを務めねばならぬ。さて、次の狸の総大将は、一体誰が選ばれ、登り詰めることになるのだろうか。ふむ、矢一郎は真面目だから何とか頑張って欲しいし、夷川の兄弟は心底馬鹿なのでさっさと痛い目を見て欲しいとは思うのだが……こっちの兄弟も阿呆は阿呆だしなぁ。 作画回復! 第69話。ユナ回になると作画が復帰するとか、スタッフの気合いの入れ方は正しいような、そうでもないような。久しぶりの登場回がへなへなだったエデンさんが本当に可哀想だな。まぁ、作画が回復したところで、お話としては割とどうでもいい部類のものだったんだけどね。 今回は「愛と絆」という基本に立ち返ったテーマになっておりまして、そのナビゲーターとしては意外なことに蒼摩とユナが選出された。確かに、もう1年以上もこいつらが一緒に活動している様子を見続けているわけだが、このペアリングでの絡みってあんまり印象に残っていない。パライストラ在校生組の仲がよろしいのは予想出来るものだったわけだが……単に蒼摩がちっちゃなころから女好きだったんじゃねぇか、という可能性もあるよな。わざわざああして対面してたっていうのは新情報で、パーティーの中では一番古い間柄であることは間違いないようであるし、親がいないどうしで案外共感出来る部分も多いのかもしれない(まぁ、他の仲間も龍峰以外は親が健在じゃないけども)。 そして、そんな「言われてみればそれなりに深い間柄だったんだよな」なコンビに対するは、以前もこの2人とのタッグ戦を展開して見事敗れたクローのユミル・メトネ姉弟である。他の3級パラサイトは3回目の登場で駆逐されるのが定番だったわけだが、このお二人はこれが2回目。「ようやく蒼摩たちを見つけましたよ!」と喜んでいたが、そりゃ勝手に乗り込んできてるんだから嫌でも見つかるやろ。そもそも今までどこ探してたんだよ、っていうね。とにかく、得意のタッグ戦で負けたことが大層ショックだったらしく、再びのタッグ戦で雪辱を果たすことを願っていたようだ。そして、そんな面白兄弟を放っておかないのが、なーんかすっかり怪しい雰囲気になっている名サポーター・エウロパさん。「お前、なんでそんなもん持ってるんだよ」という突っ込みを気にせず、ドラえもんのように便利な秘密道具をこっそりお届け。「アンチ・リミットぉ〜〜」。いや、すげぇアイテムだぞ、あれ。何せユミルさんがあんなに嫌がったのに強制的に吸収・合体を果たしてしまったんだから。しかもほぼ完全にユミルの自我を封じた状態で。あの道具の正しい使い方は、相手に対して使用してエネルギーを強制吸収してしまうことなんじゃないかって気がする。まぁ、憎いと思っている相手と合体はしたくないだろうけどさ。でも、今回の合体だってユミルの許可は一切得ていないわけで、望まざる合体っていう意味では似たようなもんだよね。 合体姉弟はパワーも2倍! かどうかは分からないけど、まぁ一応それなりに強い。狙ったように両手につけた爪で神砂嵐を見舞うと、見事一撃でユナが足を負傷、「飛べない鷲」状態に。「これが愛と絆なんだ!」とドヤ顔をするも、流石にあれだけ姉さんが嫌がっているところを無理矢理合体したのは突っ込み待ち以外のなにものでもなく、ユナさんも「そんなもんは愛でも絆でもないわ」とぐうの音も出ない正論を振りかざしやすくて助かっただろう。風+炎で相性がいいんだぜ! とかつての「属性」設定をちょっとだけ思い出したような合わせ技で、一切良いとこ無しだったメトネ君をワンパンチKOである。うむ、綺麗な予定調和であった。今回は珍しく「パラサイト側の視点」っていうパートに多めに時間を割いて描かれていたのだが、メトネさんのおかしな兄弟愛が流石に共感しにくいものだったので、あんまり有効に機能してなかったのは勿体なかったかなぁ。タルヴォスさんの生き様なんかはもう少し共感しやすいものだったんだけど……まぁ、こういうお話のときは相手がみっともない方がやりやすいからね。「ひぃぃ! 姉さんが凄く怒ってる!!」って、単なる姉弟喧嘩のオチみたいでしたわ。お姉さんが凄く怒ると、結果「食われる」っていう。結局メトネさんも跡形もなく消え去ったのでしょうかね……ひょっとしたら一番悲惨な死に方をしたパラサイトかもしれません。やっぱりエウロペさんと絡んだらアカンということがよく分かるわ。エウロペさん、どんどんキャラが酷い方に固まってきてるなー。2級にこれだけ好き勝手させてる時点でパラサイト軍の統制も推して知るべきやで。 ぼちぼち3級の皆さんも数が減ってしまったが、次回は誰が出てくるかと思ったら、なんか謎の人が出てきた。今更新キャラかよ! と思ったが、登場の仕方がなかなか堂々としており、この期に及んで重要なキャラっぽい気もする。もう、残された「重要キャラ」カテゴリなんて、某兄さんしか残されていない気がするが……流石に違う人っぽいしなぁ……「はぐれパラサイト」って、一体どういう存在だよ。はぐれてるのにやってることは聖闘士狩りなんだから、別に行動目標は間違ってないしな。ちゃんとクロノテクターっぽいのも着けてるしな。わぁ、正体が気になる! か?! 待て次回! なんとノコギリ! 第7話。今回は剣ではなかったです。響がわざわざ「盾?!」って丁寧なネタ振りをしてくれているのが優しいね。ちゃんと持ちネタをこうして消化してくれるスタッフの生真面目さは好きよ。 ノコギリによって響の拳は阻止されてしまったが、正義側の展開は非常にスムースに予定通りの方向に進んでいる。響はギアを発動せざるをえない。たとえ敵に偽善と誹られようと、過去に生きることを否定されようと、立花響は信念を貫く。その信念が相手方を揺さぶり、まさかのどんでん返しが訪れたのはなんとフィーネの行方である。これまでずっと苛まれてきたはずのマリアの存在が、ここに来て大きく揺らぐことになる。ラストシーンを見る限りでは、どうやらフィーネは望まざる者、切歌に接続を果たしたようであるが…… さて、今回も非常に見やすい、シンプルな筋立てである(基本的にこの作品は非常にシンプルに出来ているので、その分色々なポイントをたっぷりと見られるのが売りだと思っているが)。再びギアを身にまとった響に対し、もうどこからどう見ても悪役として吹っ切れちゃったDr.ウェル。もうどこからがウェルでどこからが杉田なのかもよく分からないぐらいにかっ飛ばし過ぎているので、迫真の悪っぷりのはずなのに何故かギャグに見えるのが難点だが、一般人を平気で殺害したり、味方に対しては弱みを振りかざして強迫してみたり、あげく命を軽んじて暴走させてみたり、暴れたい放題のやりたいほうだ〜い! である。「YOU達歌っちゃえよ」はどう考えても杉田の台詞だと思うんだけどもね。あいつ何故かこの言い回し大好きだからな。 しかし、ウェルが1人でギャグシリアスやっているとは言っても、起こっている事件は全部シリアスである。リンカーの強制投与によって絶唱を余儀なくされる切歌と調。そして、リンカーによる適合からの絶唱は命を奪うことを目の前で見てきた響の献身。「繋ぐことと紡ぐこと」の強さはこんな局面でも発揮されるらしく、なんと手を繋がずとも相手のギアから強制的にエナジードレインが可能であるという。おそらく生体融合してしまったガングニールがあるからこそ発動出来る荒技なのだろうが、これによって戦闘は成立しなくなり、全ての咎を被った形で響がぶっ倒れることになってしまった。彼女が望むと望まざると、着実に「君でいられなく」なっている響。近づくだけで巨大な熱を放ち、触れた木の葉を燃やし尽くす異様な光景は、皮肉にも、人に触れるだけで炭素化させてしまうノイズに酷似しているのである。 響の窮地は、駆けつけた仲間によって辛うじて救われた。翼さんがバイクに乗ったまま歌い始めて天羽々斬がバイクに直結、まるで「仮面ライダー翼」みたいな展開は不覚にも笑ってしまったが、その結果やったことが「貯水タンクぶった切って水をかける」っていうだけだったのも笑える。今回、クリスちゃんと翼さんの出番これだけですからね。前回翼さんは嘘くさい突き放し演技で響を戦場から遠ざけようと頑張っていたわけだが、わずか1話でクリスにも未来にも響の容態は知られてしまい、結局「一般人代表」たる未来の手にゆだねられることになった。まぁ、現時点では敵側もぼちぼち改心フラグが積まれているので、すごく運が良ければ響の戦力が無くても何とかなる可能性はあるが……フィーネの復活とウィルの暴走は止まらないでしょうから、多分「未来を守るため」の変身が待っているんだろうね……未来さんは1期に続いて苦しいお仕事が回ってくるなぁ。 そして、ウェルが1人で盛り上がっているおかげでどんどん醒めていってる敵側陣営。元々は幼い少女の命を奪ったFISの姿勢に疑問を抱いての反乱だったわけだが、結局やってることがテロリズムであるという認識になっており、ナスターシャさんは体調のこともありボチボチ限界。若い連中を牽引していた「マリアがフィーネを引き継いだ」という事実が、実は全くの嘘であったとカミングアウトしたのである。もしこれが事実だとすれば、最大の後ろ盾を失い、マリア達は長いものに巻かれるエンディングしかないだろう。そして、実際にマリアにフィーネが憑いていないのも間違いないらしい。あそこまで堂々と翼さんと渡り合った新たな「黒いガングニール」が、実は単なるフツーの適合者でしかなかったというのは、なるほど絶妙なサプライズ。「じゃぁ、誰がフィーネだったの?!」という問いに対して、ナスターシャは「誰でもなかった」と答えたわけだが、時を同じくして、親友のピンチに切歌さんがなんか発動。いや、流石にあの展開だったら調の方に覚醒イベントが来ると思っていたが……まさかの切歌なの? そりゃ意外過ぎるデス。確かに彼女の操るイガリマは、どこかしらフィーネのまとっていたネフシュタインに似ていないくもない……か?(今回響の拳を受ける時にアンカーに使ったチェーンの形状は、フィーネが月を引っ張り降ろしたアレに似ている気がする。まぁ、ギアのデザインってどれも割と似通ってるけども) さぁ、こうなるとまた話は違ってくる。既に投降に意志が傾いているであろうナスターシャと、強制力が衰えこそしたが、妹の遺恨を一番強く持つマリア。最初は響の姿勢に反発していたが次第に困惑が深まり、自分たちのスタンスが分からなくなっている調に、謎の力に支配されつつある切歌。誰が望むでもないはずだが、どうやら戦いはまだ終わってくれそうにない。 今回はAパートで繰り広げられたバトルシーンが(ほとんど直接接触はないが)画面的な見どころになっていた。作監に沼田さんが参加していたが、沼田さんはシンフォギアにかかわるのは初めてやんね。「正義を信じて、握り締めて」に合わせて突き進む響の男前なアクションは実に見栄えがいいのに加え、この作品ならではの持ち味である、楽曲のアフレコ収録により、響の打撃の迫力が3割増し。ぶっちゃけあおちゃんの歌は(他のギア奏者に比べると)そこまで上手いわけではないのだが、その分、力を込めた時の歌の自然な崩れ方なんかが面白い変化になっていて、「ホントに歌いながら戦ってるなぁ」というのがよく分かって楽しい。そして、この響の新曲、大好きです。やっぱりシンフォギアソングは熱くなってナンボ。今回良いデザインを見せてくれたイガリマ・シュルシャガナの2つも早くフルで楽曲が聴きたいところ。あ、あとイガリマ・シュルシャガナは、ギアの尻の部分がエロい。まぁ、どのギアでもエロさは大して変わらないんだけどさ。どこかのおねーさんがコスプレでもしてくれないもんだろうかね。 文句言うなら原作やれよ!(挨拶) 第7話。もう、捜査パートすら必要無いんや。既に何が削られたか追いかけることすら困難っていうね。わからん奴は原作やれよ!(2度目の挨拶) いやぁ、まとめてきましたな。ま、考えてみりゃ今回の事件って事件の成り立ち自体が大変なだけで、推理は割とすんなり行く部類のものなのかもしれないね。いや、一度プレイしてるからこそそう思えるんだろうけど。とにかくひたすらカットカットしていった結果、セレスさんはすごく情緒不安定な人になってしまいました。でも、実を言うとアニメ版での個人的なプラスポイントとして、割とセレスさんの見栄えが良かった気がするんだよなぁ。ブチギレモードについても、尺が短くてあっという間に終わってしまったおかげでインパクトは増してたし。何より、中の人の適度な棒っぷりについては、ゲームよりも親和性が高くなっていた。ゲームでは私は当然全ての音声を聞きながらプレイしているわけだが、「静止画+下に台詞文字+音声」だと、セレスさんはじっくり台詞を聞くのが結構辛い時があるんですよ。紙一重なもんだから。それが、アニメになると絵が動くこともあるし、多分中の人本人も動く絵に限られた尺であてる方がやりやすかったのだろう、いくらか聞きやすくなっていたし、他のキャラの台詞も全部無理矢理になっている分、セレスさんの台詞の無理矢理感が緩和されていた気がする。変なところでの副次効果ですね。 ただ、そうはいってもやっぱり勿体ない部分は多くて、特に辛いだろうな、と思ったのは、これまでのシナリオの中でセレスさんとの絡みが一切無かったため、彼女のメンタリティがさっぱり分からないままで終わってしまったこと。具体的には、「メンバーの中では彼女だけが執拗に『脱出しなくてもいい』と主張してきた」描写がほとんど無い。多分、これまでで2回くらいしか言ってないんじゃないかな。原作だと強行派の大和田や十神とぶつかるシーンが何回もあって、「セレスさんは脱出に興味が無いんだなぁ」ということをすり込まれるので、明かされた本当にしょうもない動機とのギャップが引き立つ結果になっていたのである。そしてもう1点は、彼女が無敵のギャンブラーであるという設定が、これまで全く描かれてこなかったこと。ゲームではアカギパロなんかも交えて繰り返し彼女の無敵っぷりが描かれ、中学生にして使い切れないほどの金を稼いでいることが説明されていたのだが、アニメではそうした背景設定が全てカットされたため、やはり動機とのギャップが弱かったし、死に際の彼女の見せ場の格好良さも控えめになってしまっている。センスの光る今作のお仕置きの中でも上位に食い込むと思われるこの3章のお仕置きは、彼女の強さやしたたかさが活きてこその演出ではあるからねぇ。「マリーアントワネットと同じように死ねるなら本望」と見せておいて、最後に「じゃぁ火炙りでは殺してやらねぇよ」と突っ込むモノクマの黒さが良いよね。 とりあえず3章もギリギリのところで片付け完了。今後問題になってくるのは、この辺りで次第に前面に出てくる苗木・霧切の関係性の描写不足への懸念があるが、まぁ、4章以降は大きな流れもあるので、意外と何とかなるのかもしれない。4章といえば、今回のCパートでも分かる通りに、この作品のメインヒロインであるさくらちゃんが大活躍するクライマックスである。待ち構える「あのお仕置き」も2週間後! 捗るなぁ……嗚呼…… 今週のジェノサイダーさんのコーナー。冒頭の捜査パート。メタカメラ目線を意識して1人だけあらぬ方向を向いてしゃべってるジェノサイダーさん萌え。その後に十神にくっついて動くジェノサイダーさん萌え。ただ、ジェノサイダーさんは表情を作るのが難しいせいか、本当にアニメの止め絵の表情しか無いのが残念……もっと自由に動いていいんやで。DVDは延々ジェノサイダーさんがキャラコメでしゃべり続けるっていうのはどうだろう(熱烈な提案)。 大フラグ祭、第19話。いつか訪れると思っていた展開ではあるのだが、ここまでじらしてじらしてようやく巡ってくると、辛さよりも先に「ようやくここまできたか」という達成感の方が強いですね。良いキャラだった。昨今のアニメなら使い捨てられてもおかしくないポジションにここまで愛されるキャラが生まれ、死んでいったことは、悲しむよりも喜んであげるべきだと思う。 どんなシリアス回でもギャグだけは忘れないのがマジェプリ。今回はAパートが完全にギャグ方向に固めてあり、笑いの勢いに任せて死亡フラグをてんこ盛りにするといういつも通りのサービスを過剰に見せることで、後半の任務も「も〜、またまたそんな思わせぶりにしちゃってぇ」と安心させて(?)おいてからの処理である。この辺りの気の保たせ方は、「アニメシナリオなんてテンプレ」という供給過多な業界で何とかオリジナリティのある方向性を目指した結果生まれた面白い作り方である。死亡フラグ産業だって、そろそろイノベーションを起こさないと時代の流れについていけませんからね。 おかげでAパートのギャグ展開はいつも以上に力が入っており、今作では2度目となるAV鑑賞会がホントに色々意味深。ランディさんは相変わらず堂々と自分の性癖について語って聞かせてくれましたが、とてもじゃないけど今作で1,2を争う恰好いいキャラとは思えないドM気質が実にガッカリ。いや、でもリンリンに踏まれたいのは分かるよ! 言い換えると沢城みゆきに踏まれたいよ! 踏みにじられたいよ!! さらに、野郎部屋に乱入してきたアンジュが語り出した時には「ついに性別判明?!」と期待したものだが、やっぱり何言ってるかよく分からないオチであった。まぁ、流石に男っぽい物言いではあったのだが……暴走モードのアンジュの口汚さは性別も何もかも超越してるからなぁ。あれで女性なら、簡単にまとめると「AV見ると興奮するよな!」と声高に言っていたことになるので非常にそそるシチュエーションではあるのだが。ちなみに意義深い発言ナンバーワンはスルガの「カタいのがいい!」(意味深) そんなギャグ連中はさておき、戦争の大局を振り返ると、とりあえず地球軍には絶望的な要因しかない。相手幹部クラスを撃墜したというのは朗報であるが、そのために防衛の要であるアッシュはほぼ全損。量産体制に入るとはいうものの、あれだけデリケートな機体を泥縄式に作り始めても、敵の総攻撃を覚悟したらとてもじゃないが間に合わない。若者達に絶望的な運命を押しつけているという現状に、リンリンもアマネさんもテンションは上がらない。おやっさんも忙しくて酒が飲めない。そこで司令が苦肉の策として提案してきたのが、ウルガル侵攻の要所となるゲートを直接叩く作戦。人類未到の地にあると思われる外宇宙との接点がゲート。ウルガル軍はこれを利用して侵攻を続けているという。確かに、全ウルガル機にヤマトみたいなワープ機構が備わっているわけじゃなかろうし、遥か離れたウルガルの母星からの移動には、ある程度大がかりな装置が必要なのは予想出来たことか。しかし、実際にあるかどうかまでは確認出来ないため、命懸けでリサーチするためのドーベルマンには「死んでくれ」という。普通なら逡巡するはずのこのミッション。しかし、ガッカリスリーには少しの迷いも無い。何しろ死亡フラグが増えれば増えるほど生き残る特異体質の持ち主なのだ。「死ね」と言われれば喜んで挑戦するだろう。 しかし、残念ながら今回のフラグ建築は流石に丁寧過ぎた。「敵に絶対気付かれてはならない」ミッションにあんなど派手なブースターをひっさげて出撃した時点で絶望的だったとは思うのだが、予定通りに復路でご丁寧に待ち伏せしていたルティエルさんに遭遇し、戦闘装備も後方支援も不充分だった3人は、哀れ宇宙の藻屑になる運命。ここまで速やかに死亡イベントが進行したキャラというのも珍しい。3人の役割分担もばっちりで、パトリックの「非業の死」、ランディの「英雄の死」、そしてラケシュの「苦渋の生」。非常にシンプルな筋立ての中、なし得るべき悲劇は全てこの3人だけで片を付けた。最後までAVのことを忘れずに戦場を駆け抜けたランディ兄さんには哀悼の意を表したい。 イベントは終わったが、戦争は終わらない。クレイン・ラダに比べれば流石に大物感が強いルティエル姉さんが当面の仇であるし、残されたウルガルは強敵揃いである。今回のミッションがこの話数に挟まれたということは、ストーリーの収束地点はウルガル撲滅ではなく、ゲートの破壊による侵攻の阻止ということになるだろうか。多分来週にはアッシュ各機の修繕も大体終わるだろう。目標を定め、いよいよ最終決戦の幕が開きそうだ。イズル、多分無理だろうけど、体調管理はしっかりしておけよ。 ぼちぼちこの作品が見えてきたかな、第6話。第1話目でなにやら怪しげなことをやられたもんだから、すわ何かが起こると期待して見ていたものだが、どうも、最近は流れ作業での進行が続いているような気がする。今回はメンバーの中でもキーパーソンとなりうるだろうせいらのメイン回、色々と主義主張を振りかざして盛り上がるエピソードになると思ったのだが、うーむ。 基本的に、この作品は外に開かれた世界の描写がほとんど無い。2話目以降は学園内だけでほとんど話が進んでおり、毎回登場する「今回のダエモニア」は必ず「なんか適当な悲劇」をインスタントに作り出してその任に当たらせている。今回は特にそれが分かりやすく、せいらのインスタントな友達が、インスタントなピンチを乗り越えるためにインスタントな悲劇を生み出してしまった。せいらが肩入れするにはまだまだ心情のストックが足りないように見えたし、そもそも犠牲になった方の子が何であそこまで頑張って友達のために尽くしていたのかもよく分からない(理由付けはされているのだが、それが事実として伝わってこない)。シナリオは着実に進み、無事にあかりとせいらが友情タッグを組めたわけだが、そこまでに起こりえた様々なドラマが、残念な形で消化されてしまった。 中の人の影響も大いにあるのだろうが、どうしてもこの脚本で比べてしまうのは「まどマギ」である。もちろん、「魔女化した友人を救う」という大義名分で戦い抜いて散っていった杏子と、そこまで杏子を追い詰めながらも、涙無しでは見られないだけの友情も形成したさやかの2人の魔法少女のエピソードだ。今回のせいらの悩みも、ざっくりまとめてしまえばまどマギ9話の杏子の心情と同じものだ。あちらはたっぷり1話でドラマが作られていたが、こちらは残念ながら、出会いと動機と悲劇と克服と成長が全部まとめて30分。そりゃ、描ける内容にも限度ってものがあるだろう。ちょっと比べものにはならない。 もちろん、全く目的が異なるまどマギとこのお話を比較するのはお門違いであろう。より近いものを探すなら、1話完結で敵を打開していく変身少女もの、つまりセーラームーンやプリキュアの方が近い。そう考えれば、インスタントな友情物語だって良く見る光景である。ただ、良く見る光景なだけに、わざわざこの作品でやってもらわなくてもいいものであるのも事実。せっかくそれなりにオリジナリティを持った設定を色々と用意したのに、「朝の子ども向けアニメの雑多な焼き直し」になってしまうのは非常に勿体ないのである。まぁ、ここまでの展開は全てお約束を片付けるだけの消化試合だと仮定すれば、ひょっとしたらここから何かエキセントリックなものが飛び出すのかもしれないが……現時点では、最初に持った期待感はどんどんしぼんでいるのが正直なところ。冬菜ちゃん、何とかこの状況を打開してもらえませんかねぇ。でもなぁ、既に冬菜も有象無象の「涙ながらにダエモニアの犠牲になった身内の方々」の1部に紛れちゃってる感があるしなぁ。あれだけの憎悪のパワーがあったのに、「手術で友達を助けたいだけの女の子」や「気付けば闇金に手を出してボロボロ破産状態の経営者」と並んで処理されているのは釈然としない……。ちょっと全員のサイコパス係数を計ってみようよ。多分、冬菜ちゃんは免罪体質だから平気だよ(中の人的に)。 エンディングなんやねん!(2話連続3回目) 第6話。もう、徹底的に下劣な方向に持っていくこのスタンス、素晴らしい統一感だと思います。「君がいた夏は」の「君」ははたして誰なんでしょうかね。 ド外道安定だが、今回はある意味もこっちが一番幸せになった回と言えなくもない。そして、冒頭で目の下のクマが消えていたもこっちは多分今までで一番美少女。本人の勘違い満載の調子乗りも、アニメの画面的にはあながち嘘でもなかったはずなのである。そして美少女になったということは、それが一切クッションを挟まず全て性的な方向に繋がるのがもこっちクオリティ。「綺麗になった」→「ヤれる!」という恐ろしい直通経路。おかげで、一切のぼかしも規制も入れない状態で本番シーンが描かれるという恐ろしいアニメになったのである(決して嘘はついてない)。「S!E!X!SEX!」!いず様でかい声で何ゆーてはるんですか。いいぞもっとやれ。 しかしなぁ、ちょっと調子に乗ったとはいえ、やっぱりもこっちの目標としているポイントって謎だよなぁ。全てをなげうったオタク男の場合は、たとえポーズでもなんでも「二次元は最高だぜ!」を決め台詞にして、リア充が荒ぶるイベントからは極力距離を置くように動くはずなのだが、何故かもこっちは機会が一切無いはずなのにちょいちょいそういうイベントに絡みたがる。「一緒に行く相手も見つからないままに花火大会当日を迎えてしまった」って、当たり前やん! オレらずっとそうやん! 今更何を言ってるんだ! まぁ、「女子高生1年目」に並々ならぬ期待と決意を持って挑んでいるのでその現れなのだろうが……もう少し身の程をわきまえた言動を意識してほしいものである。何がどうなったって1日で世界は変わらないんだよ! 徹夜明けで風呂入ってない夏休み前ならなおさらだよ! 蟻が寄ってきただけでも感謝しないと! しかし、実は2杯目のコーラを買うまで、あの最初の1本が蟻を集めた理由だってことに気付いてなかった。一応あのくだりが伏線になってたってことに。ダイエットコーラでも蟻って寄ってくるものなんだろうか? 人工甘味料って栄養価が無いわけで、蟻の嗅覚では反応しない気がするんだけどね。まぁ、もこっちは蟻もたかるくらいいい女だったってことで良しとしよう。朝一で弟から「なんか汚ねぇ」って思われるくらいに。流石に自分の姉の第一印象が「なんか汚い」だったら幻滅するな……まぁ、馬鹿だから仕方ないな…… 結局、女性ホルモン云々はBパートに入るころには無かったことになり、後は転げるようにして今作でも屈指の最低な(もしくは最高の)オチへ。図書館のくだりなんかは別にいらなかった気もするが、オチは予想の斜め下を行っていたのでなかなかクるものがあった。てっきり「思い出の屋上だから優ちゃんが彼氏連れてきてどん底」っていう流れになると思ったのだが、どちらかというと、人としてより救いようの無い方向に行きましたね。あの男子中学生たちは見知らぬ女子高生のおねーさんのことをどう思ったのだろうか……男子が2人いたことを考えると、あのままもこっちもエロ漫画展開に突入出来たような気がするのだが……そこには一切気が回らないあたりは流石である。なんか色々もやもやうずうずするシチュエーションでした。ちなみに、今回のコンテ担当してたの、女性ですよ。それも想像するとうずうずするな! 今回個人的に愉快だったシーンは、冒頭でいつものように完全スルーで話している女生徒の中を、もこっちが平然と通り過ぎるシーン。4人で輪になって雑談をしている真ん中を突き抜けるが、誰にも気にされないもこっち流石。そして、何が凄いって、翌日の同じようなシーンでは、雑談の輪に男子が交ざっているのだが、その場合にはもこっちはちゃんと他人の後ろを通るのである。男の前を横切る勇気が無いのである。何この(堕)天使。 あかん、蕩ける、第6話。やっぱり銀様×真紅が至高だなぁ。言い換えれば田中理恵×沢城みゆきとか、Mにはこれ以上無いご褒美だなぁ。同様の楽しみ方は「CANAAN」でも骨の髄まで楽しむことが出来ます。水銀党員は是非押さえておきましょうね。 多分このまま最後まで突っ走るんだろう、今回も監督コンテ回。最近は「どのあたりで監督がコンテ切ってるって確信できるか」っていうので自分の中の畠山成分がどの辺にあるのかを探ろうとしてます。ちなみに今回はAパート終わりに真紅が窓辺に佇んでいて、ふわっと風が吹くカット。あそこで本当にさりげなくちょっとだけモーションを入れるあたりがいかにも「らしい」ところな気がする。まぁ、全体的にカット割りの細かさなんかでぼんやりそのイメージが固まってるんだろうけどね。 さて、今回は大きくトピックスが2つ。1つは、ニートの身には流星拳のごとくたたき込まれるジュンの身の上への直接ダメージのくだり。当然のように私もジュンのスタンスの方に肩入れして見ているような人種なので、あのニキビが得意げに高説宣っているのを聞くといともたやすくぐぬぬとなる。まぁ、別に僕は鬱屈してませんし。人生エンジョイしてますし。下に見ていた奴にこき使われない手段は、「働かない」。コレが一番ネ! しかしジュン君はそうもいかないのですね。ストレス溜めながら帰宅するしかなくて、女の子の尻を追いかけてついていった演劇の現場では、初対面の人間と黙々大道具を作らなきゃいけないという、コミュ障には耐えられない拷問まで。斎藤さん、もっと気を遣ってあげて! あげく清涼剤なんだかどうかもよく分からない自宅の自動人形は姉妹喧嘩のせいもあって相変わらずつんけんしっぱなし。ストレスが解消される場所が無い。ただ、今回さりげなく救いになっていたのは、とげとげした言葉を吐きながらも、真紅が紅茶をおかわりしてくれたということである。いよいよ紅茶への文句も無くなり、「巻いた世界のジュンのことばっかり」とはぼやくものの、ちゃんとこっちの世界のジュンだって真紅に認められるようになってきている。「巻かなかった世界は枝葉末節」という真紅の言葉に打ちのめされはしたものの。中学生ジュンからの「YOU やっちゃいなよ!」という激励を受けて、まさかの新作人形製作にも突入した。これが吉と出るのか凶と出るのか……まぁ、今までのシナリオ展開を考えるなら、ここからの大人ジュンの頑張りこそが真紅たちを救う鍵になって欲しいもんだが。 もう1つのトピックスは、もう、愛らしくて仕方ない銀様と真紅の小競り合いと、いがみ合いながらも実に真っ直ぐに通じ合っている姉妹の関係性の描写。銀様が尋常じゃなく愛らしいというのがでかいが、シャワーを使ってのアホみたいなやり合いとか、「ご免だわぁ」「了承ととるわよ」なんてやりとりとか。今回の喧嘩は部屋を散らかさなかったってことは、真紅が「部屋を汚したらジュンに怒られるから駄目よ!」って言ったので、銀様も「仕方ないわね」って言って素手で殴り合ったってことでしょ。何それ可愛い。ほんと、どこを取っても銀様のツンデレ可愛い要素が遺憾なく発揮されているし、真紅の生真面目ながらもちゃんと姉妹全員のことを考えている理知的な部分も現れている。銀様は真紅に対してもツンデレだが、なんと言ってもめぐに対して大いにツンデレ。自分にお似合いのマスターはイカレ野郎じゃないと駄目なんだって。まぁ、そうだよね。真紅のマスターが文句を言いながらも従っちゃう情けない奴でなきゃいけないのと同じですわ。 その他にも、真紅と雛苺の絆のシーンや、銀様が屋根の上で猫と戯れているシーンなど、ドールのちょこまかした動きの中で大切な心情が描かれているパートがてんこ盛り。「ドールが可愛い」、そして「ドールが健気」。これが揃ってこそのファンタジスタドールですよ。違う、ローゼンメイデンですよ。今週ナンバーワンのカットは、冒頭、ベランダで暇そうにサンダルをいじってる銀様です。今期の銀様は背中のボロボロの羽根のディティールが凄く綺麗なのよ。それがあのスケールでワタワタしている様子がすげぇ良い。銀様にシャワー浴びせてマジギレさせたい。 |
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声優のこと全般
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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