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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 ナイスくぎゅロリ、第2話。現在東映作品で釘宮ボイスのロリっ子といえば、日曜日の朝に楽しむことが出来るわけですが、個人的にはこっちのロリコトちゃんの天真爛漫な感じが好きですね。

 ようやく下地が出来上がった、という感じで、1話目とは別の「鏡のもう一方」の基盤となるストーリー。本来の主人公であるはずのコトの生い立ちが語られ、これで「過去編」は大体出そろったと見てよいのではなかろうか。未だ彼女の生まれについては明言されていないものの、稲荷との深い関係性は充分に伝わってくるものになっていたし、あとは「あっち」と「こっち」が絡み合い、どの方向にベクトルが向いているのか、稲荷を巡って、誰がどのような気持ちを抱いて彼に会いたがっているか、というのが分かれば良い。明恵たち3人兄弟(三人議会)は、稲荷(元祖明恵)だけでなく、その妻でもあった兎の古都を含めた「両親」との出会いと、変化に乏しい鏡の都に置ける、「違った何か」を求めている。それに対して、コトは稲荷と会うことだけが目標というわけでもなさそうで、彼女の成り立ちにも関わりそうな、「見えない母親」である兎についてもまだまだ知らなければいけないことも多そう。「変わらない」町にやってきた「刺激」そのものであるコトの冒険が、ようやくここから始まることになる。

 今回は、幼いコトと稲荷の関係を示す複数のエピソードが、例によって妙な時系列で描かれている。油断するとすぐに何が起こっているのかが見えなくなるのが恐ろしい作品だが、1つ1つのカットにそうした罠を仕掛けることによって、常に緊張感を持って視聴することを強いられるように出来ている。今回印象的だったのは、コトが校舎(境内?)を歩き回るシーンが多く登場することで、最初は稲荷と2人連れだって歩き、次には一人で兎の絵の部屋へ向かうためにとぼとぼ歩き、最後は兎に導かれるように、一人小走りで廊下を進む。何度も同じようなカットを入れることで、少しずつ状況や人間性が変化したコトの「成長」が分かりやすく表示されているし、この世界を司る「変化」そのものが画面に表れているようで面白い。不思議な生い立ちのせいで周りからも異端視されがちなコトであるが、優しい父親の教育のおかげで、おてんばながらも真っ直ぐに育っていてとても微笑ましいのである。こんな娘が欲しくなります。いや自分の娘が釘ボイスだったらいいとか、そういうことでなくてね。

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 だから、その展開は12話目くらいでやる奴じゃねぇのかよ。第3話。なんで毎週クライマックスやねん。なんで覚醒イベントが装備して2話後やねん。

 やっぱり勢いしかねぇ作品。求められているものを100%でペイしているのだからそこに文句の言いようがない。今週はAパートが割とおとなしめだったので「流石にそろそろ抑えてくるよなぁ」と思ったら、後半がいつも通りだった。でも、現時点で流子が鬼龍院と良い試合してるってことは、わざわざ間に学園ぶっつぶす行程を挟む必要は無い気がするのだが……まぁいいか。

 冒頭は鬼龍院が自分の家に伝わる(?)神衣、純潔を身にまとうところから始まる。もうその時点で割と驚きなのだが、今まで彼女が着てたのって、単なる制服だったんだよな。それで前回流子を完全に手玉にとってたの? すげぇなんてもんじゃないよ皐月さん。どっちかっていうと今週の方が苦戦してたよ皐月さん。露出度高くて良い身体してるよ皐月さん。でもマコちゃんから言わせると流子も負けてないらしいけどね! まー、この作品に「破廉恥」とか「お下劣」って言葉は似合っても「エロい」は無い気がするから別にいいんですけどねー。鬼龍院さんは、目的のためなら乳房を晒すことなど何とも思わないらしいです。すげぇ下世話な見方だけど、中の人の魂の咆吼に聞こえなくもない。なんか色んなところでキャストがリンクしてる気がするのがなー。あ、ちなみにもう1人水着で余裕だった声優が満艦飾家のお母さんの中の人です。そちらは露出狂な流子ちゃんを見てあらあら言ってました。

 何かよく分からない理由で神衣をまとってしまった皐月さんと、何かよく分からない理由で覚醒することに成功した流子と鮮血。二人の死闘は今まで以上に激烈であり、エラいことになってるのは間違いないはずなのだが、やはりこの世界で一番のクラッシャーは相変わらずマコである。あの子、2着の神衣がぶつかってる試合会場でも吹き飛ばずに平気で割って入れるんだぜ。フィジカル最強だろ。そういえば前回の函館さん率いるテニス部のマシンガンサーブも全部余裕で受けてたよな。この世界はギャグが最強か……私、よりによって直前まで「洲崎西」聞いてたもんだからマコの大活劇でダメージが倍増した。もう、色々羽ばたいちゃったよ、洲崎も、小清水も柚姉ぇも。でも、個人的に好きなのは裁縫部のうえだゆうじと、鮮血役の関俊彦です。関さんに次回予告で「アニメなんか見てないで早く寝ろ」って言われたので、さっさと寝ます。このテンションから就寝って、ハードル高いよ……

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 「子作りはしてるのか」(直球)、第3話。そういう設定で持ってくるのか。相変わらずのノンストップぶりだよ。よくまぁここまでストレートに書けるなぁ。

 もう重たい話しか無いと思っていた2話の大展開だったが、なんと、そのうち半分以上が3話で解決してる(ような気になる)というびっくり展開になった。一番の驚きは、子供側のわだかまりがおよそ解決してしまったという部分だろう。光と紡の間ではさっさと友情が成立。これまでは間にまなかを入れての三角関係だったせいで勝手に一番幼い光が気にしていただけだったが、じいさんにぶん投げられたことで実際に話をしてみたら、紡が思いの外良い奴だったと分かったらしい。そりゃね、ただでさえ外様扱いの地上生活で、ここまで汐鹿生によくしてくれる人間なんてそうそういないだろうさ。光は幼いのは確かだが別に悪い奴ではないので、彼の誤解さえ解けてしまえば、少なくとも光・紡の関係性は問題無く成立するわけで。そしてそのことは当然まなかだって知るところになり、4人組と紡はひとまず一緒にはしゃいで笑いあえる仲になったのである。中盤で「これで問題は嘘をついてまで隠してるぎょめんそうの問題だけか……」とか思ってたら、まなかったらあっさりカミングアウトしちゃうし。紡に直接そのことで謝っちゃったってことは、紡がその気になって想像力を働かせれば、まなかが思いを寄せている(?)ことにも気付きそうなものだけどもね。まぁ、こいつら全員お子様だから、まだあんまり気にしなくてもいいってことでしょう。ただ、学校の他のクラスメイトの視線があまり穏やかじゃないんだよね……怖い怖い。

 子供たちのお気楽な関係性とは違い、一筋縄ではいかないのが大人のお付き合いである。あわや追放命令かと思われた光の姉、あかりの駆け落ち問題であるが、一旦は「あかりが諦める」という形で決着を付けた(ように見える)。「中学三年生の保健体育で習う」とのことだったので、当然あかりは子を成した時の問題を自覚した上で交際を続けていたことになり、彼女からしたら今回の騒動は一切思いを諦める理由にはなっていないはずなのだが、それでもやはり村に隠していたこと、そして何より家族に隠していたことの罪悪感は大きいだろう。ごたごたしてしまったことで、一応けじめを付けたことを対外的にも示さなければならない。その上での判断かと思われる。単なるムラ社会の因習などではなく、一応村を出ることを戒める理由も明かされたわけで、まぁ、このあたりが落としどころなのかもしれない。ただ、もちろん物語はそこで終わるわけがないのだが。

 あかりが改めてどのような行動に出るのかは分からない。何よりも家族思いな人物であることは確認出来るので、今回のように家族に迷惑をかける行動は起こしにくいかもしれないが、あくまで「幼い光のため」という理由があるならば、光がきちんと成長し、立派に姉の気持ちを受け止めるだけの度量が出来れば、改めてあかりは外界にチャレンジすることになるのかもしれない。そして、更に問題は自動的に加算されていくシステムになっているらしく、普段から光を目の仇にしていた愉快な幼女2人組から、衝撃の「パパ」発言。うーむ、一筋縄ではいかない。更に、じいさんが実は汐鹿生だったらしいという手がかりまで出てきてしまい、その直系である紡も、一応生物学的には否定されながらも、ひょっとしたら汐鹿生の一族と見ることも出来る存在になったわけである。となると、今回あかりが挫折したような問題が、ひょっとしたら紡・まなか間では打開される可能性もあるわけで……ややこしいわぁ。

 個人的に、あかりちゃんがあの声で結婚や子育てについて悩んでくれているだけでもナイスだと思います。あと、メディアに躍らされる幼女可愛い。

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 +1/+1カウンターがいっぱい乗りそうなタイトル、第2話。ほらみろ、どこをどういじっても普通のハーレムアニメじゃないか! 特に不満はありません!!

 今期は私には珍しく、エロゲ原作2本が割と楽しいのです。これと「WHITE ALBUM2」ね。どっちもナバが黒髪美人役なんて共通点もあったりするが、とどのつまりはキャストの年期が違うってことでもある。どこぞの竹達がワンパタな喘ぎ声をあげてるプロレスものとは歴史の重みが違うということだろう。その証拠に、今作は本当にべたべたなラッキースケベでサクサク進むあり得ないくらい分かりやすいハーレム展開。あまりに理不尽に女性キャラが寄ってくるダイソンみたいな吸引力に驚くばかりだが、それでも、中心でしゃべりまくっているのが清水愛であるという1点が、有象無象を気にさせないだけのエナジーフィールドを形成するのである。最初から隠す気が無い「なんちゃってエロシーン」とか、あまりに理不尽すぎるスカート強奪イベントとか、そういう諸々の展開が、「いや、そういう時代もあったんですよ」という7〜8年前へのノスタルジーで全てOKに。いや、実際可愛いでしょ、今作のキャラデザ。

 前回気付いてなかったのだが、原作ゲームのキャラクターデザインがこもりけいなのだと知ってすげぇ驚いた。いや、だって好きだったんだもの、けもこも屋。最近は同人活動が少なめだったので正直頭から消えかけていた名前だったのだが、今作や「プリンセスラバー」なんかでエロゲ原画の仕事してたのね。そうかー、思わず原作ゲームのページ見に行ってしまったわ−。懐かしいですわー。まぁ、エロゲは買わないんだけどね(買えないんだけどね)。とにかくキャラクターデザインの時点で割とヒットせざるをえない作品なんですねー。

 一応、メインシナリオの進行の早さもアニメとして見る分にはそこそこありがたい。しかしジョストって実在する競技ではあるらしいが、現時点で世界的に競技人口はどれくらいなんだろう。わざわざ学園作ってまで習得するようなものなのかどうか……今回きちんとルールが説明されたわけだが、シンプルなくせに謎も多い。このルールだと毎回両プレイヤーが胴体を突き続けると勝負がつかないような。やっぱり難しいものなのかな。あと、頭部打撃が危険行為で禁止のくせに、どう見ても頭の上にしかない羽根を狙うと一撃必殺とか、どう考えてもルール自体が罠じゃねぇか。殺し合い推奨競技か。まぁ、その辺も含めて、いよいよ次回始まる実際の競技を楽しみに待ちましょう。

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○「サムライフラメンコ」 6

 ノイタミナ後半戦。こちらもオリジナルであり、更にこちらも倉田脚本とな。そして監督は大森貴弘! やったね!

 大森監督は「夏目友人帳」以降、単発仕事ばかりでなかなか作品の舵取りをすることがなかったので、久しぶりの大仕事がアニメオリジナル、しかも今まで仕事をしたことがないマングローブとのお仕事ってことで、何が出てくるかさっぱり分からない期待感がある。作品のテーマも実に怪しげで、胡散臭い、バタ臭い、アホ臭いの三拍子揃った怪作品になっている。画的にも何か特徴があるというわけではなく、見栄えのするマシンやモーションで見せていた「ガリレイドンナ」とは好対照。でもね、ノイタミナオリジナルですよ。しかもこれ2クール確定してるんですよ。何が起こるかなんて分かったもんじゃありません。現段階では明らかに監督への期待票で贔屓してる点数になってる気がするけど、掴みのふざけた感じもわたしゃ好きですよ。何一つアニメ的な頓狂なことが起こらない世界で、ものすごく地に足着いた、性根に染みついたような話をするこの感じ。潔いではないですか。あまりにも今後の展開が未知過ぎる。

 こういう「特別さがない」話の中でもきちんと見せ場を作らなきゃいけないっていう仕事は相当大変なことだろう。夜の暗がりでコンビニをふらつくだけ、とか、中学生にボコられるだけ、とか。そんな華のない画面だけど、ちゃんと主人公の人となりが伝わり、主義主張も分かりやすい。これは脚本の達者さもあるんだろうけど、「それお前、カレーうどんじゃん」なんて言われてスルッと入ってくる不思議な敷居の低さが良いじゃないですか。そして、羽佐間の見つけた「等身大のヒーロー」の主張も、なんだかすごく正しいんじゃないかって気がしてくる。「大人はどうでもいいから観て見ぬふりをしているだけ。だが俺は文句を言う!」って、確かにそれって、現代に生きるヒーローと言えるのかもしれません。このテーマで一体何をしでかすことになるのかはさっぱりだけどな! 主人公の後藤が一般人としての監査役を果たし、誰しも日常生活で思っていることを代弁する。それを羽佐間が情けないなりにも少しずつ掘りさげて、いつかどこかで風穴が空くかもしれない。そんな新しいヒーロー像に期待したいね。

 なにげに「ヒーロー」っていうテンプレートの扱いも丁寧。「ハラキリサンシャイン」ってなんやねん、って話だが、CVはなんとアカレンジャーを務めた(こともある)関智一である。劇中で流れる挿入歌はしっかり宮内タカユキに歌ってもらっているという豪華仕様。特撮好きなら無視出来ないですよ、このクオリティ。劇場版は泣ける出来らしいじゃないですか。是非DVDを貸して欲しい。そして、そんなヒーローの真似をする羽佐間の姿は、「タイバニ」なんかでみせたヒーローよりも更に情けない姿なので、余計に親近感も湧くのである。憧れの「画面の中のヒーロー」と、身近過ぎる「ヘタレヒーロー」の共演が、メタレベルでも愉快ですね。何故かしらんがエンディングテーマを担当しているアイドルユニット(?)の中にはゴーカイイエローも混じってるしな。戸松・市道・(あと知らない誰か)という謎ユニットなのだが、エンディングを占拠してまで出張っているということは、今後作中で関係してくるってことだろうからね。ただでさえ野郎臭い作品なので、アイドルユニットも頑張ってほしいものである。あ、でも羽佐間役の増田俊樹君という子も期待してますよ。若手のようだが、当然のように堂に入った仕事が出来ているし。細谷の相方の子かー。

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○「ガリレイドンナ」 5

 今期も30本以上お送りしてきた新番チェックも、この枠でようやく締めくくりとなる。「関東から遅れること一週間」でお馴染みノイタミナ枠。最近は再放送で枠が埋まることもあるが、今期はめでたく2本とも完全新作。しかもアニメオリジナルと来てるから大変だ。ノイタミナに駄作は許されないのである。

 さて、前半枠はこの不可解なタイトルの作品。「ガリレイドンナってなんやねん」と思い訝しむも、大体言葉通り(?)のものが出てきたような、そうでもないような。原案、監督はなんとあの梅津泰臣である。この起用はなかなか意外。梅津さんというと「アニメーションを動かす人」というイメージではあるものの、なかなか監督になって率先して作品作りを主導するイメージは無く、実際、監督作品は「MEZZO」以来約10年ぶりとのこと。「MEZZO」は確か見てなかったはずなので、実質初めての接点と言ってもいい。全く何が出てくるか分からないのだが、1話目はすげぇ普通。まるでウルジャンの新連載で始まりそうな筋書きである。偉人の末裔の3姉妹、それぞれ全然違った特性を持っているでこぼこな3人のところに、過去の偉人の遺産目当てに現れる賊と、個々の特性で打開する主人公チーム。うん、すごく分かりやすい。世界観などはさっぱり見えてこないのだが、タイトルの不可解さから身構えていた身としては拍子抜けするくらいである。ノイタミナオリジナルって、なんかクセのあるモノが出てくるイメージがあったんだけどね。

 もちろん、素直なのは決して悪いことじゃない。倉田脚本だからそれなりにまとまって盛り上がれることは期待してもいいだろうし、ハテナが乱舞する1話目よりはよっぽど好感が持てるというものだが……あんまり梅津さんのオリジナルって感じがしないんだよな。足立慎吾氏によるキャラデザのためか、絵的な特徴は梅津テイストじゃないし、最大の特徴であるモーションの個性も、1話目ではあまり見られなかったように思う。流石にシリーズアニメだとそこまでくどいものを出すわけにはいかないからなのか、正直、言われなかったら梅津さんの手によるものとは気付かないレベルな気がする。まぁ、ゆーてもあんまり知らないから見過ごしているだけなのかもしれないけど。印象に残っているのって「それ町」とか「BLOOD-C」のオープニングだからね。

 まぁ、今のところは「普通のアニメでよかった」と思うべきなのかもしれません。3姉妹の紹介エピソードとなる1話目は分かりやすさは文句なし。法律家の長女(でも不良学生)、保健室常連のくせに何故か物理最強臭い次女、そして引きこもりながら機銃装備の巨大飛行兵器を作ってしまう三女。なかなかの傑物揃いではないですか。異国で戦う三姉妹物語っていうと同じく倉田作品の「R.O.D」を思い出すわね。あっちも末っ子が主人公だったし、髪の色が大体対応してるし。長女が有能かどうかで話が分かれたりしてな。あ、でも今作は姉妹の両親も元気である。お母ちゃんの傲岸な感じがたまりません(主に声の部分で)。

 というわけで中の人だが、まーそりゃ三女ちゃん可愛いですよね。CV日高里菜で可愛くないキャラなんてこの世にいないと思いますが、相変わらず問答無用の存在感。声も容姿も可愛くてちょっとおどおどしてるくせにやってることがえげつないあたりが実にいい幼女である。次女は台詞が少ないのでまだ全容は見えてこないが、何はともあれ大久保瑠美である。今後何か威勢の良い物が飛び出すことに期待。長女は「脇に置いとくとさりげなく良い仕事する」でお馴染み、しんどけこと真堂圭。こういう訳の分からない作品に出てくると無闇に輝く気がします。あとは敵側の陽気なイタリアンが神谷兄ぃなのが無闇にはまっていたり、飛行メカの金魚が「ロウきゅーぶ」で外人幼女役だった久野美咲だったり。キャストも予想外のところから楽しめればよさげ。なぜか京都出身の力ちゃん関西弁が微妙に胡散臭く聞こえるのは、多分本人の人柄のせいだと思う。

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 な〜んか気にさせる第2話。1話と全く同じ感想になってしまうのだが、この作品はどこかに違和感を感じさせる作りになっている。この場合の「違和感」は全く悪い意味を伴っていないということに注意だが、「違和感」止まりなので何故そう感じるのかが今ひとつ分かっていない。

 1つは音響に理由があるか。2話目も1話同様に話が複層構造になっており、1日の出来事が学校に行っているヒメ側と、事務所で仕事をしている秋名側から描かれており、大まかにAパートとBパートに別れて同時進行で描かれている。そして、こうした大きな構成の複層性に加えて、それぞれのシーンでも、常にいくつかの断片が複層構造を成しているのである。会話の奥で別の会話が起こっているし、来客があっても電話は続く。バトルの最中でも平気で外野は独白するし、誰かが何かを考えている間も、他者はそれぞれに思惑がある。こうした複層性は、より現実に即したものであり、「リアルな多面性」を表していると考えるなら、これ以上真っ正直な作り方もない。ただ、どうしても「アニメという舞台の作劇」に慣れてしまっていると、こうした多元的な造りには違和感を覚えてしまうのだろう。

 そうした複雑な状況をアウトプットするためなのか、画面自体にもどこかクセがある。遠景からのフィックスは世界全体を捉えようとしている姿勢の現れだろうが、それ以外にも「人物視点」「モノ視点」と、カメラの方向がコロコロ入れ替わり、「誰が何を見ているか」をいちいち考えさせられることになる。悪く言えば非常に散逸的で、追いかけるのが大変なのだが、この作り方も音響の問題同様、物語の複層性を示すための方策なのだということは理解出来る。視点を1人の人物に定めず、常に揺れ動くことで、「多くの人々がそれぞれに生きている」という群像劇の賑やかさ、忙しなさが否応なく画面に現れることになる。慣れるまでにはまだ少し時間が必要かもしれないが、常に落ち着かない刺激を与えられることで、どうしても画面に見入ってしまうだけの効果が得られているのは困ったものだ。今回も監督コンテなのかと思ったら、鈴木清崇氏という人の手によるものであった。今作では副監督にクレジットされている人だが、前回の監督コンテ回よりも、更にまとまった構成の中でこの「違和感」を見せてくれているように感じられたので、おそらくスタッフ感の意志共有がかなりの精度で出来ているということなのだと思う。

 ま、ややこしい話は抜きにしても、バトルシーンのけれん味あふれるアクション作画なんかは充分に見る価値があると思いますけどね。あと、エロいところが素直にエロいし。アオちゃんの縞パン可愛い。

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 色々面白ポイントが多いな、第2話。個人的に驚いたのは「ス↑モー→」じゃなくて「ス→モー↑」っていう発音だったという事実です。

 前回面白かった部分が引き続き笑わせてくれるのがまず第一。シリアスにきちんとガンダムファイトが出来るだけの舞台設定がありながら、あくまでもテーマにしているのは「子供の遊びとしてのガンプラ」。学校の体育館でのバトルなので、そこまで真剣になりきらず、戦っている人間も、観ている人間も、そこはかとなくギャグテイスト。ゴリラ先輩が女子からひんしゅく買ってるのもちょっと可愛そうになるくらい。夕方アニメって基本的に長期作品になるので長い目で見ると決して画面の質が高くないことが多い(話数によってどうしてもムラが出てしまう)のだが、今作は天下のサンライズが自社製品のガンプラを売り込むために作っているアニメということで、日常パートもバトルパートも非常に高品質で見栄えのする画面が続くというのも見どころだろうか。ギャグのときのコロコロ動く子供らしい表情が実に可愛らしくて愉快だし、しゃきしゃき動き回るガンプラの「恰好いい」動きとのギャップも見事。アクション描写は敢えて「モビルスーツのバトル」ではなくホンモノの格闘戦に近いイメージを維持しており、ザク先輩がゲームを決めたのも、なんと「下段回し蹴り」である。見事な足払いを決めるシャアザクというのは何とも奇妙な光景が愉快。他にも、腰に付属してまだ抜いていない状態のビームサーベルをそのまま起動して下段攻撃を迎撃するアクションなど、なかなか本家では見られないようなギミックが楽しい。

 キャラの立ち方も2話目にしてバッチリで、主人公セイはガンプラに対する熱意と、相反するおとなしさが嫌みにならないように両立しているし、適宜背景設定を説明してくれる導入役としても優秀。普通なら単なる空気が読めない嫌な奴になりそうなレイジの無茶苦茶さも、ギャグに落とし込むことによって「異物感」として良い具合にパートナーの存在感を増している。これで普通の人間設定だったらどうしようかと思っていたのだが、ラストできちんとサプライズを用意してくれたのもありがたい。奴は一体何者なのでしょうか。あ、あとラルさんね。オープンエンドの映像を見る限り、どうやら彼はレギュラーキャラとして今後とも名言を交えながらの解説を担当してくれるようですね。オープニングだと彼の背後には立派なグフの姿が見えましたが……ザクとは違う出番はあるんでしょうか。

 ラルさんが説明してくれたガンプラバトルの仕組みもびっくりのものである。過去にもこうした依り代によるバトル遊戯はあったが(「エンジェリックレイヤー」とかね)、今作のガンプラバトルは、「ガンプラにのみ使用される特殊な素材に働きかけて、実際に動かす」というものらしい。確かに、実際にガンプラが破損しているのだから100%バーチャルではないと思っていたが、あれ、実際に動いて戦闘してるのかよ。なんやねんプラフスキー粒子って。ミノフスキー博士に謝れ。あと、ラルさん勝手に学校の敷地に入ってくるのはどうかと思いますけどね。

 実際のバトルを見るとよく分かるのだが、主人公機がストライクっていうのはアニメ的な見栄えが良いからなんだね。ガンダムの基本カラーである白+赤+青のバランスがよく、一番「ガンダムらしい」画面が作れる上に、ほどよく現代風なのでモーションが組みやすい。「00」よりもリアル寄りでないデザインだったのがよかったのかも。オープニング映像が完全にSEEDだったのも割と愉快でした。まぁ、「燃え上がれ燃え上がれ燃え上がれ」って歌われてましたけどね。

 わらかすところはきちんと笑わせておいて、2話目でいきなり主人公チームが敗北し、この世界の厳しさを知ると同時にかけがえの無いライバルを得た。なかなか熱い展開ではいないですか。シャアザクの迫力がライバルとしての存在感を引き立たせてますしね。選手権でどんなモビルスーツに出会えるのかが今から楽しみです。

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 双子座祭りじゃーーーーーい! 第75話! もうね、色々突っ込みどころだらけですよ。こんなちょろい展開なのに昂ぶっちゃう自分が恥ずかしいわ!

 まず外堀から埋めていくが、相変わらずどこに向かっているのか分からないアテナの大名行列はジリジリとパラス城に向かっていると思われる。両脇に黄金聖闘士を控えさせているのでそりゃ安全なのだろうが、いくら何でも生き残ってる鋼鉄聖闘士多すぎるだろ。下手したらハリメデさんが連れてたパラサイト兵よりも多いわ(まぁ、鋼鉄1人は雑魚パラサイト1人よりも弱いのだが……)。パラス側もここに一級全員送り込んじゃえばさっさと勝負がつくような気もする。でもまぁ、どうやらパラス軍も一枚岩ではないみたいなので、そういう作戦は採れないのだろう。前から何となくほのめかされてはいたが、今回久しぶりに出番があったガリアさんもパラスのことを呼び捨てにしており、タイタンさんほど興味は無いご様子。パラス軍の忠誠心ってのはどこに働いているのかなぁ。

 そして、そんなガリアさんが「おもちゃ」としてスカウトしにいったのが、元黄金聖闘士のパラドクス姉さんだったというわけである。あのポセイドンが幽閉されていた由緒正しきスニオン岬に投獄されていたパラドクスさん。今回詳細が語られなかったので推察するしかないが、マルスの乱が収束した後、裏切った黄金の中でもまだ生存していた唯一の存在であるパラさんは、他の黄金の手であそこに収監されたのだと思われる(つまり、シラーさんは確実に死んだってことだよな)。アテナがどのようなジャッジを下したかは分からないが、流石にあれだけの重犯罪者をそのまま元の任務に戻すわけにもいかなかったのだろう。そもそも今回「アテナが大っ嫌い」と断言していた御仁なのだから、そのまま放っておく訳にもいくまい。で、おそらくその時にアテナが「結果はどうあれ、この女は双子座聖衣を身につけたのだから、多分世界のどっかにもう1人姉妹がいるんじゃねぇかな」と思いつき、身辺調査でもしたのだろう。その結果、ようやくこの度妹さんの存在が発覚し、こちらは人格に問題がなかったためにめでたく正式採用に至ったと、多分そういうことだろう。少なくとも春の段階では貴鬼が双子座聖闘士の存在を知らなかったのだから、採用は本当に直前だったか、よほど秘密裏に進められていたと思われる。

 さて、そんなパラドクスさんだが、相変わらず乙女チックに花占いしているところをガリアさんの聖剣で救出されると、一も二もなく新しい職場に飛びつき、二級パラサイトに再就職。どんな命令を受けたか分からないが、当然のように狙うは龍峰1人である……って、あれ? 同じ現場に紫龍もいたはずなんだけど……そっちには飛びつかねぇのかよ。とりあえず、霧を発生させて1人だけ異次元に取り込む技は流石の元黄金である(龍峰が行方不明になった際、光牙が「前に進むしかないんだ」とか言ってたけど、この数ヶ月でお前らが一体どれだけ行きつ戻りつしていたのかと突っ込まざるをえなかった)。マッチメイクとしては、かつてセブンセンシズに目覚めるきっかけになった試合の復讐戦。かたやあのときから更に強くなった(はず)の龍峰、かたや黄金聖衣を奪われてしまったパラ様。普通に考えたら龍峰のワンサイドゲームになるはずなのだが、「あのときは手加減していただけよ」という身も蓋もない一言でパラ様が圧倒する展開に。うーむ、まぁ確かに、憧れの男性の息子だったから邪険に出来なかったというのはあるかもしれないけど……あのときもどう見ても本気だった気がするのだが……。

 今回のパラ様は終始「憎しみ」モードで固定されていたので、余計な二重人格が無くなった分だけ強さが吹っ切れた、という考え方も出来るだろうか。「ワールドイズエンド」なんて無節操な名前の技を繰り出して終末感をアピールする。こうなってくると、ホントに黄金聖衣って強かったのかどうかもよく分からないな。当然決め技はあのときも龍峰を苦しめたクロスロードミラージュ。かつてはどうしようもない2択で精神ダメージを与える技だった気がするのだが、今回は「どの未来でもアテナとか駄目だし、アイツマジ無理だし」というアピールのためだけの技になっていた。まぁ、とにかく龍峰を苦しめた上でアテナをDISれるならなんでもいいのだろう。憎しみモードオンリーのせいで割と短気になっちゃったせいか、龍峰が必死に訴えてもさっさと鉄拳制裁に移行し、にべもなく命を奪おうとする。

 さぁ、ここでついにインテグラさんの出番だ。やっぱりいたのさ双子の妹。今回の双子は、姉が「愛と憎しみ」の二面構造のくせに、妹さんは「清廉」のみの存在という偏ったステ振りになっている。贔屓が酷い。そりゃ姉もグレるってもんだよな。「昔から妹の方だけちやほやぁ!」と不平を訴える姉に対し、妹は「でもあんたの方が強いんだよな」と困り顔。小宇宙の応酬ではあわや千年戦争になりかけるが、パラ様の妬みパワーの方が上をいったようだ。「黄金聖闘士どうしの闘いは……」って言ってたけど、片方がはぐれ黄金でも千年戦争は成り立つんですよね(まぁ、スペクターでも成り立ってたからな)。死ね死ねビームを発する姉に妹が屈しかけたところで、姉妹喧嘩に割ってはいる龍峰。多分彼の目にも「あんな危ないストーカーより、多分こっちのお姉さんに粉かけておいた方が、将来の人生設計にプラスになるわ」という計算があったのだろう。流石に2人がかりだとパラ様も劣勢。大技ファイナルデスティネーションで勝負をかけるも、なんか上手いこと言ったインテグラの奥義・ギャラクシアンエクスプロージョンで異次元へと消え去ってしまった。もう、その技が使える時点で勝負決まってるじゃねぇか。しかもその技、多分GEじゃなくてアナザーディメンションだよね。

 結果だけを見ると、「ぽっと出の初登場黄金聖闘士が突然敵幹部クラスをぶっ殺しちゃった」という酷い展開なのだが、なんかもう、パラ様のあまりのガチクズっぷりにどうでもよくなった。いちいち言動が乙女なストーカーおばさんが可愛すぎる。一体どこの世界で今まで金色が流行色だったのだろうか。先週の段階では、「パラス側にどう見てもパラドクス風の強敵が登場して龍峰が苦しめられるも、実はそれは双子の妹だった。今、満を持してパラドクスさんが龍峰救出のために立ち上がる!」みたいなシナリオを予想していたのに、まさか真逆で、パラ様は本当に落ちぶれるだけの存在、初対面の美人さんが純正黄金という酷いオチ。うーむ、でも強そうだよな、インテグラさん。パラドクスさんが「矛盾」、インテグラさんが「完全」。もう、名前の時点でおかしい。この双子の名付け親は一体何を考えていたのやら。

 まぁ、とにかくパラ様の変顔、ドヤ顔、キチピー顔がたくさん楽しめたので、これはこれでお腹いっぱいのエピソードでしたよ。途中、龍峰の顔なんかはものすげぇ適当な作画になってたけども、パラ様姉妹は常に美しく描かれており、いちいち肉感的な唇にゆかなボイスが乗っていて、朝から公序良俗に反してる感がたまらない。2役でやりたい放題やっていたゆかなの存在感は凄まじいですわ。今後は正義側オンリーで活躍出来るみたいですので、残りの黄金聖闘士たちと仲良くやって欲しいですね。まぁ、パラ様の末期の一言は、まだまだ姉妹喧嘩が終わらないフラグにも見えるけどね……一度は双子座聖衣を着た人間が、アナザーディメンションから帰ってこられないとも思えないし。

 そして、次週はいよいよ、そのアナザーディメンションを日帰り旅行か何かと勘違いしていたあの男の出番である。既にニュースで報じられていたおかげで驚きがなかったのはちょっと残念だが、1年半ずっとだんまりを決め込んでいたくせに、いざ登場となると全部を持っていってしまう酷い男。「地獄の業火のぬるさに飽きた」って、どんだけ厨二脳やねん。さっさと天翔しちまいな! フェニックス一輝! CV杉田智和! 何が起こっても幻魔拳!

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声優のこと全般
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
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