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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
「アルドノア・ゼロ」 6→5 すごいのは分かる。分かるんだけど、なんかこう、ピンと来ない。そんなアニメ。「まだ1期目だから」と言われりゃそうかもしれないのだが、そこで消費者の欲求を満たしきれないなら分割2クールは勘弁してほしいのだが……。 はっきり言ってしまうと、現時点においては「既存のあおきえい監督作品の中では最も心躍らなかった」作品である。いや、ハードルが無駄に高すぎる気はするけど、事実は事実なのでしょうがない。演出面に問題があるわけではない。相変わらず非常にデリケートで綺麗な絵が作られているし、戦闘シーンにしたって様々な趣向を凝らして迫力を出しているのが分かる。キャラの描き方だって、一本調子にならないようにドラマを盛り上げる技術力の高さは様々なシーンから確認できるだろう。「やっぱりあおきえいは上手いな」と思わせるだけのものは、本当に何気ない中に転がっているのである。 ただ、そうした技術力をもってして、何を描きたかったのかが未だはっきりしていない。毎度毎度のことになるが、やはり「天才を描くのは難しい」ということなのだ。主人公イナホがどれだけすげぇ奴かを描くためには、敵がどれだけやべぇ存在かを描く必要がある。たとえば無敵のハイパーバリアだったり、なんでも斬っちゃう居合いマッスィーンだったり、謎のロケットパンチおばけだったりする。個々のデザインは面白いし、ロボットものとしての個性は引き立つ部分も多かろうが、こうした敵キャラのやられ方が、なんかショボいのである。イナホは最初から最後まで量産機に搭乗したままで戦い抜くという、ロボットものの主人公としては革命的なチャレンジをやってのけたわけだが、結局、彼の思いつく対策法はそこまでエポックメイキングなものではなく、「そうなれば、そうなるやろ」だったり「いや、その理屈はおかしい」だったりするので、どうしたって敵キャラには「なんで負けてんねん」という突っ込みを先に入れなければならない。火星貴族の連中はさぞかし強いのだろう(何せ人類を壊滅させたのだから)。でも、イナホ君は何故かもっと強いのである。結論からいうと、人類は、かなりの阿呆だ。うーむ。 まぁ、こういう作品の「戦略性」なんてものはお話として適当に受け入れるのが良かろうとは思うのだが、丁寧に描こうという作品の方向性が、どうしてもこの根本的な「足がかりのなさ」と相性が悪く、結果的には「すげぇけど、なんか伝わってこない」という消化不良の状態になってしまっているのである。まー、ザーツバルムさんを筆頭として「作中キャラの心情もよく分からん」ってのはあるんだけどね。最終回の超展開とか、誰が何を考えていたのやら。単にみんなして戦場にいたせいでテンション上がってたとしか思えないんだよなぁ。姫様、これで死んだの3回目やぞ。三国無双の孟獲倒すイベントじゃないんだからさぁ。 改めて確認するが、流石に期待が高すぎた部分があるので、そのギャップでがっかりした感は否めない。色々取っ払ってもう一度別視点から見直せば、改めて評価出来る点も多いことだろう。でも、現時点ではそれをやる元気はないので、「うーん、2期大丈夫?」という不安を残してこの状態のままで。正直、イナホが死んでようが生きていようが、おねーちゃんさえ生きててくれればいいや。俺、最終的にこのアニメはおねーちゃん目的でしか見てなかった気もするな。 PR 「スペース☆ダンディ(2期目)」 7→7 概念になり損ねた男、ダンディ。いや、もう彼は既に概念の上位存在であるかもしれない。そしてこのアニメも、今やダンディという1つの概念に成り果てたのか。今作を表すのに一番しっくり来る言葉は、やっぱり「怪作」なんだろうか。 私の中ではどこまでも「金と時間と人手をふんだんにつぎ込んだギャラクシーエンジェル」である。GAの馬鹿さ加減を、より野放図に引き延ばしつつ、それを「視聴者を笑わせる」以外の方向にも拡充させて出来上がった、何とも金のかかった悪ふざけ、それがダンディ。1期の時点で既に悪ふざけは限界を振り切っていたはずなのに、2期では更に好き放題の度合いを強くし、「とりあえずクリエイターがやりたいって思ったことをやってます」感が半端じゃなかった。これはもう、シリーズアニメの皮を被った巨大な実験施設である。脚本家が暴れ、アニメーターが遊び、作曲者が荒ぶり、役者が跋扈する。その中で、最終的に産み落とされたものが、毎回お届けされた30分である。これだけのものが、何故かシリーズ物として、最終的に収束したのである。やはり渡辺信一郎という男は、凄まじいエネルギー量を持つ大馬鹿野郎なのだった。しょうがないよなー、全部平行宇宙だったらダンディが1人2人死んでも問題無いよなー。伝説巨大兵器アレーも大活躍するよなぁ。 とにかく最終話を見れば今までのあれもこれもどうでも良くなるわな。1つたりとも捨てシーンが無いという怒濤の突っ込みどころ。よくもまぁ、「一応まとめよう」と思ったもんだよな。いや、まとまってないけども! 訳は分からないけども! 個人的に一番釈然としないのは、結局スカーレットさんが幸せになってないところです! せっかくあんだけデレてダンディ救出メンバーに加わったっていうのに! 最終的にダンディの覚醒を導いたのってハニーのケツじゃないですかー! 隣のスカーレットさんは何?! 当て馬?! 畜生! 俺にくれ! というわけで、2期はスカーレットさんの活躍シーンも増えたし、あの手この手で不思議とダンディが恰好良くなっていくという脅威の展開に毎度お腹いっぱいでした。どのエピソードが良いとかいちいち選べないくらいに、13本が全部濃いからなぁ。また改めて1話から見直したら、マジで頭おかしくなりそうです。なんか、エンドレスでサーフィンして足踏みしそうだけども。最終的に一番良かったキャラは、個人的には「ミャウの親父」です。「大好きです!」 「Free! -Eternal Summer-」 5→5 なんか今回は痛々しいエピソードが多かったせいか、1期みたいに「うひゃー」って何も考えずには観られなかったなぁ。なんだか予想と違う方向性だったので気持ちの修正が色々と大変だった。その分、最終的なカタルシスが大きくなってるわけだが。 相変わらず「そっち向け」メインなので真っ直ぐに視聴は出来ないのだが、今期は宗介が入ってきたおかげでもうドロドロ具合が大変である。1期はハルちゃんが引っ張りだこだったのに、2期目はその遙と宗介の間に挟まれて凜ちゃん大人気。そこの険悪なムードだけで、なんかね。あげく、クライマックスには宗介はポンコツになってネガティブ要素しかなくなるし、それに引きずられて遙は立ち上がっちゃうし、もう、見てられなかった。「部活ものの挫折」っていう意味では(ものすごく乱暴なくくりだが)「ハナヤマタ」と同じような進行ではあるのだが、こっちの方が徹底的で容赦がなく、「こんなん、回りにいたら胃に穴があくわ」とずっと思っていた。まぁ、単なる部活の話ではなく、「将来の夢」とか、人生全部がかかった悩みなんだから、重たくなるのは当然なんだけど。なんだか「俺はフリーしか泳がない」とうわごとのようにつぶやくだけの遙っていうキャラを作ってしまった1期の罪滅ぼしをするかのように、急激に遙が「人間」になっていく様が、成長痛みたいな痛々しさを伴っていたんだ。 今作の何がすごいって、そんな「人生の悩み」を持ち出し、散々青少年を難局にぶち込んでおきながら、最終的には「とにかく泳げばいいじゃん!」と、水泳で全部解決してしまったところ。どんだけ悩んでも、成長しても、最終的に遙は遙だからね。マコちゃんとの関係性なんかも、いつの間にか(それなりに大人として)収まりがついているし、それら全ての要素は結局泳ぐための理由付けだったんだな、っていう結論になるのである。水泳ってのはなかなかアニメにするには地味な題材で、普通に考えたらそれを中心にした筋立てなんて作れそうもないのに、今作は京アニ流の無茶な動画と、こうした無茶な脚本によって、強引に「水泳」を中心軸として成立させてしまったのである。なんかもう、それだけですげぇ。「部活もの」としても綺麗に収まっていたし、やっぱり良い最終回になるんだよなぁ。 あとは……江ちゃんは相変わらず可愛かったな。明乃さん、もっとこの調子で萌えキャラ(?)やってくれてええんやで。 「まじもじるるも」 4→4 本当に第一位印象から一切変化の無いままで終了した番組である。なんだろう、今期アニメにぽっかりと空いたエアポケットみたいなイメージである。「予想通り」という意味では「モモキュン」だって一緒だけど、こちらは本当にスルッと、ヌルッと、サラッと(実に貧弱な語彙である)。 普通なことってのは決して悪いことじゃないのだが、やっぱり今作はわざわざアニメにして押し出すような強さが無く、「別に見ていても苦痛じゃないが、無いなら無いで一向に構わない」というレベルから動くことはなかった。この作品にオリジナルの要素ってのが何一つ見出せなかった。うーん、日常もののジャンルでは必ずしもそれが悪いってわけでもないのだけど、別に「コレを見ているだけでとにかく落ち着ける、幸せになれる」っていうような、いわゆるきらら系漫画の空気とも違うんだよね。一番近いのはひょっとしたらドラえもんなのかな? いや、下手したら今のドラえもんだったらあっちの方が毒が強い可能性すらあるよな。そして、別にドラえもんは毎週録画する気は起こらないんだ。つまり、そういうことじゃないかな? プラスの要素はもちろんある。1話視聴時にちょっと予想していたけど、順当にるるもは可愛くなった。テンプレから1ミリも出ない素直クールなのだが、「素直」の部分が存分に前に出ていたので、そりゃぁ愛でてみたい気になる。相方のチロとバランスもよく、このメインヒロインズは確かに看板として成立していたのである。ただ、それを振り回す回りの面子のキャラがどうしても薄いんだよなぁ……。古今東西お馴染みで、最近はラノベなんかでも多いのが今作の柴木のような「変態、エロを強く押し出す男子学生」キャラであるが、「変態」要素ってのはアピールするとなると結構難しい。男子中高生なんてのは、誰だって少なからず変態であり、その要素を取り除くと「朴念仁の草食系」という別枠のキャラ設定が成立してしまうくらいなのだ。過去の事例を考えると「なるほどこいつの性欲は度が過ぎている」と思える男性キャラってのはほとんどおらず、強いて言うなら、「ハイスクールD×D」のイッセイあたりは、そこそこエロをキャラとして活かせていた部類だろうか。残念ながら、柴木にはそこまでのパワーは無い。特にるるもが関係してくると保護者としてのいい人な側面の方が際だってしまい、どうしても「変態柴木」の人物像からは離れてしまう。もう、猫の子のエピソードとかずるすぎるくらいに、良い奴なのである。主人公としては申し分ない奴なのである。だからこそ、どうしても「変態柴木」をベースにしたお話に勢いが感じられなかった。こういうさじ加減ってのはなかなか難しいね。 色々文句をつけてはいるが、別にあって困るアニメではないし、もし購読してる雑誌で連載していたら何となく読み続けているだろう。でも、毎週30分を割くアニメの枠としては、出来ることならもうワンパンチ欲しかったところ。さて、弱虫ペダルに備えないとね……。 「リプライハマトラ」 4→4 無事に最後まで視聴出来ました。それだけでも本当に良かったと思っている。 正直言うと、「1期よりは随分観やすくなった」というのが素直な感想。要因は割とシンプルで、なにせこっちが完結編なんだから筋立ては分かりやすくなって当たり前である。やってることはモラルとの対決の時と大して変わらなかった部分もあるのだが、少なくとも最終的な信念が見えやすかったことで、アートは敵キャラとしては悪くない活躍をしてくれたと思う。犯行動機がシンプルだし、ちゃんとボスキャラに見合ったチート能力を身につけてくれたし。いや、モラルもチートはチートだったけどさ。あいつの場合行動理念が分からないからついて行きようが無いんだ。ひとまず「アートの野望」というのが分かりやすくなれば、それに絡んでいくはじめちゃんのサブストーリーとか、フリーマム関係の動きなんかも追いやすくなるので、観ていて「こいつら何やってるん?」と思う回数は1期の頃よりも格段に減っている。そして、はじめちゃんの活躍の機会が増えたことで、何をさておいても「まぁ、はじめちゃんが可愛いからしょうがないか」と思える部分もあった(あ、ハニーも可愛かったですよ。幼児退行がデフォのキャラとか、ずるいですやん)。あと、作画のレベルは1期の頃に比べたら格段に安定はした。1期は何があったんだろうね。 しかしまぁ、そうした面はあくまでも「1期に比べて向上した部分」であり、結局駄目だった部分も多々残されている。一番クリティカルなのは、やっぱり主人公のナイスがよく分からん奴だ、っていう部分かな。アートがあれだけ頑張ってるのを見ちゃうと、何考えてるかよく分からないナイスなんて放っておいて「もうマジでミニマムホルダー抹殺していいよ」と思えてくるのである。毎週アバンの語りで入るような状況を読まない軽さも、なんだかマイナスに働いていてキャラとしての魅力に繋がっていない気もしたし。そうそう、やっぱり今作で致命的なのって「ギャグの寒さ」なんだよね。1期に比べたらシリアスの割合が大きくなっているのでギャグはそこまで多くないのだが、一番のネタ回であるムラサキの入院エピソードとか、本当に見ててうすら寒くなってきた。せっかく中心になるストーリーがまとまりはじめて、いい感じにシリアスが展開出来てると思っていたところに、どうしてああいうのをぶっ込んでくるんだろう。どうにも構成が上手くないのである。構成の拙さといえば、結局増えすぎたキャラを御し切れてなかった、ってのもあるよね。2期全編通じて、レシオとバースデイって別にいらなかった気がするんだが……。 ま、1期で覚悟していたほどのガッカリ感はなかったので、「それなりにまとまっていました」というのが結論。「異能者に対する差別・迫害」っていうテーマは今期だと「東京ESP」とまるかぶりなのだが、虚無とか、アートのミニマムといった個々の「無茶な能力」の扱いっていう部分では、こちらの方が良い部分もあったと思うし、決して駄目なだけの作品ではないですよ。ただ、他人に勧めるかというと、難しいかなぁ。だからなんで岸誠二はオリジナルをやらせると(ry 「ハナヤマタ」 5→5 なるちゃんが可愛かったです。なるちゃんの声が本当にくせになるナヨナヨさ。あの細さは癖になる。中の人、上田麗奈が器用な役者であることは知っているつもりだったが、今回のなるちゃんのおかげで真っ直ぐに攻められるということが確認出来た。今後の活躍が楽しみである。 真っ先に中の人の話が出てくると「アニメはあかんかったんかい」と勘ぐられるかもしれないが、別にそういうわけでもないですよ。「予想外にどんどん面白く!」なんてことは一切無かったけども、1つの「頑張る女の子もの」としてはそれなりにまとまっていたと思う。キャラの配置が非常に見やすくて、なるとハナを中心に、保護者ポジションを多く配置した5人構成、そして、普通はこういうアニメだとどうしてもメンバーを揃えてからのあれこれがメインになるのでチーム結成までの展開は急いでしまうものだが、本作の場合、なんとチーム完成まで全12話中の9話を費やしているのである。とんでもねぇ構成だな、と思うかもしれないが、そもそものテーマが「よさこい」なんて聞き慣れないもので、「見知らぬ文化に女子中学生がそれぞれの理由から足を踏み入れていく」というドラマを作る上で、これくらいの話数をひたすらメンバー内のコミュニケーションに費やすのは当たり前のことなのである。1人1人がそれぞれに悩みを抱えており、その打開のために「勇気を出して」よさこい部に入ってくるまでのガールミーツガールがこの作品の中心テーマ。そこが丁寧に描かれていたのだから、与えられた使命はきちんと果たしたアニメであった。 もちろん、そのドラマの中に課題もある。おそらく視聴者が一番引っかかるだろう残念ポイントは「試練の与え方がいちいち適当」という部分。中でもクライマックスとなった最後のハナちゃん帰国イベントに関しては、ラブライブの1期でことりが留学しそうになった時と同じテンションで「どないやねん」であった。ママンに言ってなかったんかい。他にも「軽音部の当て馬っぷりが可哀想」とか、細かく見れば釈然としない部分も多いのであるが、まぁ、世に溢れる「ドラマ」なんてのは大なり小なりそういう部分はあるものでね。最後にきちんと晴れがましく終わっていたのだからそれはそれで良いではないか。個人的に、中盤、ステージイベントでなるちゃんが失敗しちゃったくだりなんかは、「まぁ、中学生だしなぁ」って考えるとすごく自然な流れで、そこからの復帰が描かれるのはすごくまっとうな展開だと思ったよ。中学生の部活なんてものは、些細なことで挫折しながらも、最終的に「何かを完成させる喜び」を堪能するくらいの経験で丁度良いじゃない。そう考えると、曲を作り、歌を作り、踊りを作り、最終的な「達成物」としてオープニングが出来上がる、っていう流れは非常に見やすくて良かったんじゃないかな。オープニング良い曲だし、最後のライブイベントが綺麗に決まることで、「青春の華やかな面」は充分満足行く描き方だったんじゃないかなぁ。 というわけで、「割と頑張った部活もの」として、1クール分にきっちりまとまっていました。後は中の人の話で、最初に書いた通りにメインヒロインの責務を果たした上田麗奈が真っ先に名前の挙がるところ。そして1回感想でも書いたけど、今作多美お姉ちゃんの大坪由佳の起用法はとても良かったと思う。バウムのこういう声がいけるとはちょっと思ってなかったので凄く新鮮だった。あとはWUG出身の2人か。田中美海については、正直なんとも言えないところだなぁ。ハナ役はハマっていたからいいのだけど、美波役も含めて、まだ「地声で出来る範囲をやっている」って感じだからね。役者として出来るかどうかは定かじゃない。片やヤヤちゃん役の奥野香耶は、次のステップアップも気になるところ。まだまだ拙いのは一緒だが、こちらの方がちゃんと「演技でキャラに落ち着いている」気がするので、次の広がりがイメージしやすいのである。まぁ、正直この子らがどの辺目指してるかは定かじゃないんだけどね。 「モモキュンソード」 4→5 開始当初は「誰得なんだよwww」と思っていたアニメだったが、見ているうちにそこそこ俺得でもあった。ここまで予想のラインを越えず外れず、かといって下回らないというのも珍しい話だったのかもしれない。こういうラインがあるというのは安心出来ることではある。 はっきり言って新鮮味は欠片も無いのだが、松屋にいったら必ず味噌汁がもらえるように、一昔前だったら「アニメを見てたら必ずこういうのがいるよね」という一品である。味噌汁が無いからと言って怒り狂う客もいなければ、味噌汁がちょっと塩辛いからと言ってその店にいかなくなるわけでもない。そして、ちょっと味が良かったからといってその店の常連になろうと思うほどでもない。食後に、ちょっと満足するくらいのもので、一時間も経てばそんな記憶も無くなってしまう。そういうアニメ。どこかノスタルジックな気分に浸りながら、ちょっと隠し味として加えた露骨な笑いどころに、驚いてみたり苦笑いしたり。それでもやっぱり、このドラマは安心が第一である。1話を見た後に予想した通りの展開が全部やってくるのなんて、「つまらん」って思うより先に「ですよねー」って思える安堵感。そして、そんな中に適度な「なんやねんそれ」が混ざればバッチリですよ。個人的にはかぐやの立ち位置は割と意外だったし、一枚岩ではない鬼たちの内部の話(妖鬼の立ち回り)なんかも「ちゃんとそういうことやるんやな」と思えた。そしてなんといっても鬼姫の正体。お約束にお約束を重ねているはずなのに、無駄に筋立てが重々しくなり、「桃は2つあった!!」のところでは笑ってしまった。すげぇな、桃。そして、ある意味伝説クラスといえるパンツ摂食回。ああいう頭が沸いてる回が1回でもあると、だいぶ印象違うよね。脚本誰やねん、玉井豪かー。しょうがないなー。 ビジュアル的な見どころにも「桃」は執拗について回る。そりゃ桃太郎モチーフなんだから「桃」は大事なのだろうが、割とディティールまで「桃」のデザインにはこだわっており、具体的には桃子の胸、そしてエンディングや変身シーンなどで出てくる、あの髪飾りによる桃マーク。エンディングの謎ダンスの時代を一切考慮しないダサさ加減も微笑ましい。あわよくばサービスに徹するならもう少し天女隊の1人1人にオリジナリティのある見せ方があればよかったなー、とは思ったが、ま−、既にこの人数でもヒロインの数は飽和してたからな。鬼の数に比べて、圧倒的な強さを持つ桃子サイドが数の暴力に見えることがあるのがどうにも。まぁ、バトルはおまけだから。 結構色々と注目すべき要素はあったので、2週間もすれば存在を忘れる気もするが、割と楽しむことは出来ました。多分脳の記憶スロットとしては、絶対違うのに「すぱそに」と同じディレクトリに入れられるんだと思います。ひとまず、竹達お疲れ。桃子は良い竹達だったよ。 「月刊少女野崎くん」 6→7 良かったです。実に良かった。ちょっと早いけど、多分今作が個人的な今期No.1作品と断じてしまってよいのではなかろうか。 しかし、それだけ大満足して絶賛しておきながら、何故自分がこんなにも気に入ってしまったのかが未だによく分かっていない。ギャグは解体してしまえば至って普通のボケであろうし、飛び抜けて奇抜なアイディアがあったとはとてもじゃないが言えない作品。アニメーションにしたからって動きがとびきり映えるような設定でもないのだから、それが動いたところでそんなに差もないだろうと思うのだが……何故かハマってしまった。自分史上、アニメ放送中に思わず原作を一気買いしてしまった作品は多分これが3作目である(残りは「BLACK LAGOON」と「もっけ」である)。放送終了後にまとめ買いした作品なら割とあるんだけども(「ささめきこと」「SOUL EATER」「ゆゆ式」など)。まぁ、わずか5巻しかないから買いやすかった、ってのはあるんだけど。 ここまで面白くなってしまった理由を必死に探すと、大きく3つの要素が考えられるだろうか。1つ目は、新規性は強くないとはいえ、やっぱりギャグの相性が良かった。特に学園編では捨てキャラが1人もおらず、千代ちゃん・野崎・みこりん、結月、鹿島君、堀先輩に若松と、全てのキャラがお気に入りになれる。各々のキャラの要素のまぜ方が新鮮で、たとえば「単なるキザ野郎」や「極度のコミュ障オタク」「乙女体質」などの個々の要素を持ったキャラはたくさんいるのだろうが、これが渾然一体となって初めてみこりんになる。他にも鹿島君は「男装の麗人キャラ」がベースではあるが、そこに「子犬のように部長を慕っている」「土下座が余裕で出来る謎の精神性」などが絡みあって変な残念さが癖になるし、かくいう堀先輩だって、一番の常識人のふりをしながら鹿島が絡むとやっぱり変な人である。強いて言うなら「野崎LOVE」のみを貫いていた千代ちゃんがもっともストレートで、シンプルなキャラ設定であるはずなのだが、時折垣間見えるずれ方がこの上なくおかしいし、可愛いのである。今にして思えば、1話の「信頼感なら生まれそうです」とか「ヘイ!野崎くん、ヘイ!」の時点でハートを鷲づかみにされていたのかもしれない。 2つ目のポイントは、大した動きを伴っていないにも関わらず、やはりアニメーションの構造自体が巧みだったのだと思う。「マジェプリ」「未確認で進行形」など、最近は動画のクオリティでも注目を集める動画工房だが、今回は更に原作の構成をいじって大胆に話数を動かす構成も上手くはまっていた。もちろん、1つ1つのシーンのキャラ作画の質が高く、いちいち千代ちゃんを見て萌え死にそうになったり、結月の顔でイラッと出来るのも嬉しい部分。ちゃんと「アニメ化する意味のあったアニメ化」は本当にありがたい。 そして3つ目のポイントは、当然中の人の頑張りに触れることになるのだが、おそらくこの独特の空気は、プレスコによって得られた付加価値なのではなかろうか。これまでのプレスコ作品というとそれを前面に押し出した松尾作品しか無かったのだが、今回は言われなければなかなか気付きにくいレベルでの構成(何しろ動画の質が高いのである)。そこに役者連中の見事な掛け合い、間合いが活き活きと出ており、何とも言えないシュールさが際だっていたのだと思う。プレスコから経験出来てこの業界に羽ばたいた人材といえばなんといっても悠木碧がいるが、今作で千代ちゃんを好演した小澤亜李ちゃんも、これをきっかけに羽ばたければよいな、と思う。あ、あと中原麻衣の鹿島君がたまらん配役だったので、こういう役柄がもっと見たいです。この起用だけでも加点要因ですわ。 あー、これで続きがないってのはつらいなぁ……っつうか、BD/DVDの映像特典に合宿エピソードついてるのかよ!! あぁ〜〜、あれは観たいなぁ……。特に結月の温泉シーンが見たいです、先生。 「アオハライド」 4→4 うーん、あんまり受けつけなかった。元々こういうストレートな少女漫画ってのは得手ではないのだが……駄目な部分が際だってしまった感がある。 受け入れられなかった理由は非常に明確で、メインの2人がまったく魅力的に見えなかったためである。少女漫画でもこれまで見ていて楽しかったアニメってのはたくさんあるが、たとえば最近の「それせか」もそうだし、「花咲ける青少年」「君に届け」「スキップビート」など、どれもこれも「主人公の女の子に誠意があり、何事にも真剣に向き合っている」ことが、とても重要なポイントであった。そりゃ、男にも女にも好かれるメインヒロインなのだから、そういう人間的な魅力がなければ成り立たないだろう。しかし、本作の主人公である双葉には、そうした人間的な魅力があまり感じられなかった。スタート地点からして「友達に嫌われないために変なキャラをつくっておもねっている」ヤツだったのだから好印象にはならないだろうが、そこから彼女がやったことと言うと、ただひたすら相方の洸の回りをあーでもないこーでもないと飛び回っていただけである。もちろん彼に好かれるための努力はするし、回りの人間に対して不誠実だったってこともないのだろうが、特別に彼女独自の魅力を見出せるような精神性は特になく、「なんか好きだから好き」という気持ちのみで突っ走っていた。 そのことは、相方の洸についても同じである。彼の生い立ちには同情するし、ヒネてしまうことは理解出来るが、だからといって、そこから前向きになることが魅力であるとは言えないだろう。彼がいい顔をするのは決まって双葉の前だけなので、正直、「双葉に構ってもらいたいだけのひねた子供」にしか見えない。おかげで、双葉が何故そんなにも彼にご執心なのかも理解しがたいのである。典型的な「憎いあんちくしょうがちょっといい顔見せたときにドキッとしちゃう」現象の集合体なのではなかろうか。唯一誠実であり続けたのは悠里ちゃんくらいだと思うのだが、結局後半の洸との絡みも含めて、彼女が大きく影響を与えるというシーンもなく、勝手に盛り上がる2人の添え物程度の扱いだったのが勿体ない。いや、添え物っていう点では残りのメンバー2人の方が酷かった気もするけど。結局、「よく分かんないけどついたり離れたりするカップルを遠目から見てる」っていうだけのお話なんだよなぁ。少女漫画ってそういうもんなんだけどね。 結局、メインシナリオに引かれる部分がなかったために、作品としては今ひとつ、今ふたつ。映像自体は良かったんだけど。あと、これは初めての経験なのだが、今作ヒロインの双葉役を演じた内田真礼はちょっと違うんじゃないか、とも思った。まれいの演技に疑問を感じるのは初めてのことなのだが、多分私自身がキャラの心理を追い切れなかったせいで、「これ、単なる媚び媚び女やんけ」というのが鼻についたんだと思う。流石に、「素の自分の媚び成分」と言い放つだけの役者である。いや、好きなんですけどね。 |
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HN:
Thraxi
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趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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