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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
「矢野くんの普通の日々」 5→6 今期やたらと揃っていた「ただひたすら甘々な青春カップルを見守る」作品群の筆頭候補。最終的に得られる一番の感情が「吉田さんほんと可愛い」なのでとてもめでたい(愛でたい)。 あたしゃあんまりラブコメって求めてない人間だよなー、という自認があったのだが、今期はラブメインの作品がザクザク出てきてたけど結構美味しくいただけてしまっている。もしかしたら、加齢によって「若者の恋愛」自体が1つのエンタメとして受容できるようになったせいかもしれない。今作における吉田さんと矢野の恋愛模様はそうしてお茶の間でゆっくりと味わうのにぴったりな恋愛模様でして、2人してピュアっピュアなもんだから下世話な妄想すらほとんど湧かず、ただホワホワと2人の「初めて」を見守っているだけでいい。学生の恋愛模様を描く作品ってぇとだいたいは波風立てるためにライバルが出てきたり、ヤンキーとかの敵が出てきたりするものだが、今作には悪意を持つ人間はほぼ登場せず、クラスメイトもみんなして「不幸」な矢野のサポートに回ってくれるし、健気に頑張る吉田さんもクラスメイト総出で応援してくれている。 2人の恋を妨げるものはただ1つ、矢野の体質だけであるが、それとてちょっとしたスパイス程度のものであるし、矢野のこれまでの人生のせいで「初めて」が余計なまでに輝いていたのだから、むしろ体質だってナイス恋愛サポーター。唯一、羽柴だけは明確に「恋のライバル」として存在していたはずなのだが、その羽柴が2人に輪をかけて善い奴すぎたためにライバルとして衝突するどころか2人の関係性をサポートしまくっちゃうし、2人の関係性と同時に羽柴の好感度も上がり続けるというマイナスという概念が存在しない世界。まぁ、そりゃ羽柴からしたらモヤモヤはあるのかもしれないけど……こいつは、吉田さんと一緒になれなくても将来絶対にいい彼女見つけて幸せになれる男だよ。 アニメとしてのクオリティも実に安定しており、キャラ絵はきちんと個性を出しつつ最後まで魅力的だったし、ギャグのサクサクテンポも、しっとりした恋愛パートの気のもたせ方も勘どころは心得たものである。冷静に考えればほんとに起伏に乏しい「平和な」お話のはずなのに、毎回退屈せずに「甘ずっぺぇなぁ」とニヤニヤしながら見守れるのはメンタルにとても良いものであった。 掛け値なしで、吉田さんは今期アニメヒロインズのトップテンに入ってもおかしくない人材だったと思うのだが、作品自体が地味なもんで世間的に吉田さんの良さに気づいている人間が少なそうなのは残念。観なよ、うちの清子を……。 PR 「アルマちゃんは家族になりたい」 5→5 ハートフルでしたね。そしてそれだけでだいたい足りてる作品。 最近はほんとに集中力が切れてしまうようになって、ある程度視聴本数を絞り始めているのにそれでも追いつけないくらいに「ほんと適当に眺めてただけの作品」がたくさん出てきてしまっているのが悩み。そしてぶっちゃけ、この作品もどちらかというと「適当」側に入ってしまうのが申し訳ない。でもまぁ、そんな視聴体制でも許してくれるくらいの作品だった、といいように言っておこう。最初に想定された「ゆるふわ殺戮兵器コメディ」の路線からは全く外れることなく、「予想も期待も裏切らない」くらいの着地である。いや、作画に関しては低コスト手抜き感は否めなかったので期待を裏切った部分はあるが、じゃぁゴリゴリの神作画で放送しなきゃいけなかったのかと言われたら多分違うし。日常アニメって、これくらいでなんとなーく成立するもんですよ。 逆に、期待を超えてくれた部分があるとするなら、「アルマがメカだというただ1点だけのお話ではあるが、1クール特にダレることなく最後までのんびり観られた」というのは評価ポイントだろう。もちろん適宜新キャラを追加して話を膨らませる構造ではあるのだが、だからとて野放図に捨てキャラが乱立するわけでもなく、長江里加ボイスがしっかり効いてる良き「ライバル」のマキナを筆頭に、個々のサブキャラもそれなりに立っている。宇宙にモンスターにアイドルライブと、節操なく駆け回るアルマの無敵っぷりも古き良き日本のギャグ漫画の味わいではあるが、要所でちょっと紛れ込ませたネタ回しで今っぽさを見せてみたり。そしてメイン2人のじれったい恋愛(?)模様に「お子様」目線から世話を焼くという基本線が押し付けがましくなくてニヤニヤできるくらいの純度に仕上がっている。うむ、やはり期待は裏切ってないのだよ。 まぁ、こういうタイプの作品をワンランク上のクオリティで作り上げて「良作」にまで仕上げてもらえるとアニメ化の意味も大きくはなると思うのだが……全ての作品にそれを期待するのも酷ってもんでね。こういう「可もあり、不可もあり」みたいなバランスの作品をちょっとずついただくのも、日常生活にアニメを採用する際の1つのスタイルなのかもしれません。 「嘆きの亡霊は引退したい(第2期)」 ―→4 うーむ、他のなろう作品と比較したら別にそこまで悪いもんじゃなかったとは思ってるんだが、1期を楽しんでしまった手前、どうにも2期は「可愛さ余って」みたいな感情が出てしまうのだよな……なんか、思ったより残念な結果だった。視聴を続けるうちにどんどんトーンダウンしていく感じは、途中まで書いてた個別記事を見ていただくと何となく分かるかもしれない。 ただ、正直なんで1期とこんなに印象が違うのかはよくわかってないんだよな。1期の頃からなろう的なチート物語にラッキーマン的な偶発要素を加え、のらりくらりと最強伝説を謳歌するクライを描くっていうメインシナリオは固定されてるはず。その上で、1期は「アホすぎる展開だろwww」ってんでやたら面白がっていたのだが、2期になるとその面白みが徐々に感じられなくなってしまった。これは単なる「慣れ」とか「倦怠期」みたいなものなのか、本質的にストーリーが変化してしまったせいなのか、その辺をうまいこと自己分析できていない。 一応いくつかの要素は拾っていて、一番の不満点は2期に入ってからはずっとストグリの残りのメンバーがこっそりついてくる形になっていたこと。これはね、明確にツマンナイポイントだったと思うんですよ。1期は不幸すぎるティノちゃんが中心になって、クライに振り回されながらもギリギリのタイミングでリィズが駆け付けたり、裏にシトリーがいたりで助かるっていう展開だったから一応は「どうなっちゃうんだー!?」っていう緊張感があったのに対し、今回はもう、一から十まで全部ストグリの面々が管理しているので、「どうなっちゃうんだー!?」なタイミングがほとんどない。一応クライが蜘蛛に連れて行かれた時だけが唯一のピンチだったか。それ以外は「全部裏で任せてるから」ってクライも思ってるし、視聴者も思ってる(実際助けられるかどうかは別にして)。 また、2クール観てると「結局バリアが最強すぎるだけでは?」ということに薄々気がついてしまったというのもある。クライは「何をどう頑張っても最弱」のはずなのだが、結局指輪のバリアが強すぎて「敵の攻撃を全て無効化できる」が常時効いてしまっている。もちろん大量の魔力チャージしてくれる仲間が必須という舞台裏はあるのだが、クライにとっては一切負担になってない。加えて、後半の護衛任務編では「精神状態すら安寧を保つ」という最強アロハまで登場してしまい、流石にクライが周りの世界からの影響を受けなくなりすぎた。たとえハリボテの最強でも、その裏でクライが必死に悩んで悪知恵を働かせる過程があるから面白いのであって、「本当に何もかもが味方と運任せで何となく流れていく」だとどうにも物足りないのだ。作品が目指しているのは「究極のおんぶにだっこ」なのだろうからこちらの方が正しい構図なのかもしれないが……せめてもう少し「ああしたからこうなった」という因果関係を繋いで欲しかった。もう、今のクライは「何をやろうとも単にいい結果しかでない」奴になってしまっているのだ。 あとはまぁ、2期に入ってから作画のショボさが気になる機会もちょっと増えたかな。1期から別に素晴らしい作画だったわけではないが、今回は中盤に特にショボ作画が目立ち、だいぶ視聴モチベは削られてしまった。もともと「ティノちゃん可愛い」から始まってるアニメなのだし、せめてキャラを溌剌と描いて欲しかったものである。 でもまぁ、やっぱどこか憎めないところがあるのは事実でして。最終話では短かったけどストグリメンバーの活躍シーンで「葛藤Tomorrow」が流れたのは嬉しかったし、クリュスを粉々にしちゃうギャグとかも好きな展開ではある。中盤以降にだいぶクリュスが引っ張ってくれた部分はあるので、もし3期があるなら、この辺のヒロインズにどんどん酷い目にあってほしいですね。無敵のストグリメンバーたちはもっと出番控えてもらってさ。……え? ストグリってまだメンバーいたんだ……。 「僕のヒーローアカデミア FINAL SEASON」 ―→7 さぁ、今期も最終回シーズンに入って参りますが、その口火を切るのがよりにもよってこの作品。「今期の」とかいう問題じゃなくて、年数にして9年、話数にして170話。長き、輝かしき歴史に大きな幕。そのことを、まずは言祝ごうじゃないか。 まぁ、おかげで今回は単発でファイナルシーズンのみの評価なんてものは出来ないんですけどね。昨年度あたりから顕在化した「長い歴史を全部ひっくるめた総体への評価」という軸のズレた数字を出すしかないのは申し訳ないが、ここまでの作品ではそれ以外の処理はできないだろう。綺麗に完結を見たジャンプ漫画で、ここ最近はここまで丁寧に、綺麗に、完璧に物語を閉じられたアニメというのもほとんどないんじゃなかろうか。ここまでの歴史を連綿と繋いできたアニメスタッフの皆皆様にはとにかく感謝。こうして1つのスタジオで、少なからず人員は動いているはずだが、監督をはじめとしたメインスタッフの多くを維持した状態で作り続けられたのはもはや奇跡と言ってもいいのかもしれない。もちろん制作側が最初から「死ぬ気で付き合う」つもりで作り始めたからこその成果であるが、それだけのものを賭けるだけの価値があった作品なのも間違いないはずだ。「ヒーロー」という大きなテーマを掲げ、逃げずに描ききった責任感、そして最後までダレることなく「少年漫画」であり続けた筆致。これだけのボリュームのジャンプ漫画をコントロールしきった制作体制、これは作家性なのか、それともジャンプというブランドの総合力なのか。その内実は知りようもないが、アニメ業界を取り巻く種々の問題が常にジャンプアニメを中心に回っており、綺麗にゴールできない障壁もあちこちに確認できる昨今、偉業であることに疑いはない。多分、世の漫画原作者たちは、みんなこういうアニメ化を望んでいるんだろうなぁ。 総まとめなもんだからどうしても大きくてぼんやりした話しかできないのだが、ファイナルシーズンに限った話にしても、壮絶な仕上がりに不満の出ようもない。何しろ1クールまるまる「クライマックス」なのだ(ラスト数話は「エピローグ」だが)。なんなら前のシーズンあたりから全部のお話が最終決戦でクライマックスだった。普通に考えたらそんな長大すぎるシーン展開はどこかでダレてしまうだろうし、長すぎる山場はもはや「山」じゃないはずなのだが、不思議と今作はずっと「山」だった。戦いの局面が複数あったのでそれを1個ずつ切り出していったっていうだけの話なんだけど、ここまでの蓄積があったおかげが、その1つ1つにきちんと納得いく決着があったし、決してとっ散らかった印象にならず、ほんとのほんとに「ゴールに向かってるんだ」というもの寂しい実感を伴っていた。何となくだけど、オールフォーワンと死柄木という2つの側面を持つ「ラスボス」がいたおかげで常に緊張感が維持できた構造は大きかった気がするかな。 改めて、これで終わっちゃうのかと思えば寂しくはあるが、現金なもので、来期はすぐに「ヴィジランテ」2期があるらしいですからね。そっちはそっちでしっかり切り替えて応援していきましょう。 「サイレント・ウィッチ 沈黙の魔女の隠しごと」 6→6 1回万策を挟んだので他の作品からちょいと遅れてゴールイン。今作を持って、無事夏クールの番組感想を走り切ることができた。今期執筆された最終感想はなんと怒涛の53本。ここ最近はN話切りの効果もあって40本強くらいで落ち着いていたので、揺り戻しで史上最高値を更新してしまったのは我ながらどうかしてるが、そもそも視聴可能本数71本という数字がおかしかったので、これでも頑張った方なのである(実際の視聴本数は13本切りで58本)。幸いなことに、現時点で今期視聴可能本数を概算したらそんな頭のイカレた数字は出てこなかったので、秋クールはもう少し冷静な取捨選択が可能になるだろう。「目標は週40本未満」をここ数年掲げ続けているが、いつになったら達成できるのか……。 閑話休題、こちらの作品。まぁ、結論としては「モニカちゃん最後まで可愛かった」で終わってしまいそうだが、なろう作品としてはそれなりに新規軸なチート主人公設定を開拓してくれていたことを考えればこの「かわいい」は意外に意義深い。「主人公が陰キャのコミュ障」という設定はそこらじゅうに転がってるはずなのに、何故かクソみたいな男主人公たちは転生すると気が大きくなって名ばかりオタクに成り果ててドヤ顔を振りかざす。それに比べて終始縮こまりっぱなしだったモニカちゃんのなんと謙虚なことか。それでいてきちんと七賢人としての立場も忘れず、ノブレスオブリージュではないかもしれないが、きちんと「持てる者としての責任」を果たしてくれていた。まぁ、本人からしたら「山小屋帰りたい゛い゛い゛」だったとは思うが、ちゃんとキャラのラインを守った上でお話が進んだのでそれだけでも他作品との差別化はできていただろう。 そうして紡がれる「コミュ障チート」というヘンテコジャンルを綺麗に彩ってくれたのがStudio五組の功績。1回休止は挟んでしまったが、その甲斐あってか(?)最後まで画面はずっとハイクオリティなままで、やはり一番の売りであるモニカの表情や仕草が全部可愛くかけていたのは評価せねばなるまい。魔法のエフェクトやらなんやらは多少こけおどしの感はあったものの、別にその辺を仔細に描き込むことが求められる作品でもあるまい。豪奢な学園の中での「貴族と魔法使いの日常」のどこかふざけたような雰囲気が出ているだけで充分だ。 あとはまぁ、会沢紗弥の躍進がやっぱりすごいな、というのが最後のお話。この子の「かわいい異音」という異次元の発声(発音?)はもはや一芸と呼べるレベルで。こんなところから技術が突き抜ける若手っての珍しいよなぁ。この度めでたく大沢事務所の所属になったんですよ。ほんと、大沢は単体で無双できるタイプの体幹の強い役者をどんどん囲い込んでいて、声優業界の虎の穴にでもなろうとしているのか……。 「ウィッチウォッチ」 6→6 日曜夕方に2クールの放送、そしてさらに2期も決定。これこそが恵まれたジャンプ漫画のポジション。 後から適当に理由をつけてみると、日曜夕方の時間枠って、これくらいの作品がちょうどいいんじゃないかって気がする。シリアス要素も思い出したように入るけど基本的には1話完結できるショートギャグの連続。ジャンプの代表的なところでいうなら「銀魂」に近いスタイル。これなら気が向いた時だけ観てもそこまで問題はないし、テレビの前で気合い入れて構える必要もない(世の中の人間がいちいち気合いを入れてアニメを観ている前提)。もちろん深夜にやっても問題ない作品だったとは思うが、この枠に入って需要があるジャンプ作品って、そういうスタンスが良かったんだと思う。最終的には期待された以上の成果が得られたんじゃなかろうか。 もちろん映像クオリティの高さは評価の対象。特に今作は原作漫画からして「漫画」という媒体の強みをフル活用したネタ回しが特徴なので、それをアニメに落とし込むのって相当大変だったとは思うが、そこを可能にするのがバイブリーの底力。2クールの長丁場をよくもまぁ走り切れたもんだ。 他に何か触れることがあるかな……そうそう、中の人の贅沢さが頭抜けてましたね。そんな中でも印象的な仕事だったのはやっぱりニコ役の川口莉奈。割とクセがある声質で、下手したらどこかで浮いてしまう危うさも孕んでいると思うんだけど、ニコは役の性質も上手くハマっていたし、いい具合に取り込んで初の大役を見事にこなしてくれていた。ニコのキャラがあってこその作品だし、周りの男どもがサポーターとしてしっかり仕事がこなせる「センター」が機能したことで統制が取れた部分もあるんじゃなかろうか。 2期でもっと騒々しくなるといいですな。
「瑠璃の宝石」 7→8 かくも美しき有様を、宝石となむいひける。 やはり別格だったという評価になりますね。映像制作のスタジオバインドの仕事ぶりがあまりに完璧すぎて、本当に「宝石」のような美しさがここまでアニメの画面に乗るものかと惚れ惚れしてしまった。毎回引き込まれるような風景描写と丁寧な「石」の見せ方は、本作に関わった誰しもが望んだ最上級のものであった。 そして、実はこの評価はバインド作品の中でも最上級のものである。過去作だと「おにまい」に7点をつけていて、藤井慎吾氏というこだわりのクリエイターの影響が共通しているものの、さらにそこから突き抜けたのはやはり今作ならではのテーマ設定が刺さってしまったから。いやぁ、マジで「鉱物採掘」なんてこのアニメを観る前は1ミリも興味は無かったし、な〜んも知らん状態だったけど、そんなまっさらな状態だったことが逆に奏功したんでしょうね。入ってくる情報がいちいち新鮮だし、丁寧な豆知識の出し方もちょうど面白いと思えるところで出してくれる。これは原作のこだわりがそのままアニメにも反映された部分が大きいのだとは思うが、一見して「地味だな」と分かる題材なのに、それを臆することなく、まっすぐな表現で提出したアニメスタッフの判断も評価するべきだろう。 振り返ってみれば別にドラマとしては大したことしてないんですよ。それこそガワだけ見たら「おっさんの趣味を女子高生にやらせる」やつだし、なんならWikiを見たら「女の子をメインにした方がたくさんの人に楽しんでもらえると思って」というストレートな作者コメントもある。女子高生ホビーものであるという事実は何も否定する必要はない。要は誰が主人公であろうとも、いかに本質的に興味が持てそうな情報を提供できるか。主人公・瑠璃の存在は、むしろJK要素なんかよりも「何も知らん素人」要素の方が大きく、おっちゃんは瑠璃と一緒にいちから鉱石について学ぶことが出来たのがとても嬉しかったし、おかげで今後は少し世界の見え方が変わった気がしたのです。ここまでの求心力を発揮するために、やはり映像美の力というのは大きかった。 また、各話感想でも再三触れていたが、今作は「鉱石への興味」を刺激するだけでなく、「学術的研究の価値」というものを訴える作品でもある。何とも地味な分野であり、その有用性を世人が感じ取るのは難しい世界だったが、おそらく世の中の学問なんて素人から見たら大半が似たようなもんである。今作を通じて「学びとは人類が行える最大の娯楽であり、進歩のための方策なのだ」ということが伝われば、今後どこか全く関係ない分野にだって刺激を与えられるかもしれない。 ぜひとも、小中学校とかで理科の時間には今作を視聴する時間をとっていただきたい。え? 思春期男子に今作はまずいんじゃないかって? …………保健体育と合同授業ということで。 「Summer Pockets」 4→5 まずもっていつも通りに謝らなきゃいけないのだが、だいぶ序盤から適当にしか観てませんでした。ほんならなんで最終回まで辿り着いて感想まで書いてんねん、という話になるわけだが、その辺の言い訳をまとめて最終評価としておこう。 前提として、ギャルゲアニメに苦手意識があるという部分はいつも通り。今作も最序盤での台詞回しの薄ら寒さとか、細切れになったルート取りを見てさっさと見切りをつけようかとすら思っていた。個人的には、ギャルゲアニメの「同じ時間軸をループして個別ヒロインのルートを再攻略していく」っていう構造は、それ自体はなかなかの発明だとは思いつつも、やっぱりシリーズアニメとして見るのは億劫だな、という気持ちがある。一本筋の通ったアニメですら1クール2クールで描くのは大変なのだから、毛細血管のように枝分かれしたすべての枝葉末節を追う行為にあまり意味を感じない。 今作も、1クール目の構造がそういう形だったからかなり序盤から適当な流れに。ただ、切るかどうか悩んでたタイミングでしろはパートが回ってきて、「まぁ、小原好美ヒロインのパートくらいは見てからにするか」ってんで視聴を続けていたら、そこから様子が違うぞ、という流れに入ったのである。最初に処理していたのは本当に「脇道」であり、2クール目を丸々費やして進めたお話こそが「本筋」。そこを描く前に舞台をなだらかにするためのパートが1クール目だったことが分かり、「もう、そういうことなら先に言ってよ!」と思った次第である(んな無茶な)。 まぁ、おかげで「本編」と言えるしろは・うみのエピソードをがっつりやってもらったのに「いまひとつ着いていけねぇ……」という状態になってしまったのは自己責任であり、そこに申し訳なさを覚えつつもせめてもの罪滅ぼしで最後まで視聴。「マジで雰囲気でしか見てなかったけど……なんかこう、いい雰囲気だったな……」というアニメ視聴者にあるまじき結論でフィニッシュした。まぁほら、「小原好美ヒロインがほんとにいろんな表情を見せてくれるの最高だろ」という私にとって一番大事な部分は捕捉できたからさ。 こんな事情を説明した後には何を書こうが虚しいだけだが、一応他の要素もお情け程度にサポートしておくと、映像部分の完成度はそれなりに高く、最後まで映像品質が保たれていたのは良かった部分だろう。鍵作品というと京アニやらP.A.やらと恐ろしくスタジオに恵まれる傾向にあるが、今作はfeel.の制作。最近のfeel.は地味に「高め安定」のスタジオ傾向にあるのでちょっと認識を改めたい。また、「全体的な雰囲気はなんだかなぁ」という入りではあったが、タイトルに冠した「夏」という要素に徹底した雰囲気作りは、純粋に良きものだと思った。やっぱり誰にだって「夏の思い出」ってあるわけじゃないですか。「夏休み」って幸せの象徴じゃないですか。無限の夏を続けた今作は、そこかしこに「夏」の情景を連ね、ノスタルジーを掻き立ててくれていた。この通底したイメージが2クールという尺をブレることなく支える基盤になっていたんじゃないかと思っている。画面にしっかり味わいを覚えるというなら、アニメにした意味もあったんだろう。 いろんなところに、お疲れ様。 「鬼人幻燈抄」 6→5 なんとも珍奇な作品であった。結局途中で集中力が切れてしまったことで評価をあんまり上げることはできなかったが、作品とはあんまり関係ない要素でつまづいてる部分もあるのでちょっと申し訳ない。 減点されるような不満点があるとしたら大きく2点。1つはほんとにどうしようもないことだが、やはり2クールの長丁場を付き合った果てに結末に辿り着けないこと。こんな尺では全然足りないくらいの内容があるようなのでハナから完結など想定されなかったわけだが、1話目で高評価をつけたのはやっぱり甚太とうえしゃま、もとい鈴音さんの関係性に刺激を受けてのものなので、お話が中盤以降に鈴音さんと何の関係もなくなっちゃったのは期待はずれではある。甚太の生き様そのものにオリジンの影響はあるわけだが、そこだけではちょっとモチベとしては物足りないのですよ。ただまぁ、これはアニメとしてはどうしようもないところなので「申し訳ない」と思っている。 もう1点は、映像部分での特筆すべきものがなかった点。正直、横ラボにしちゃ頑張ってくれたとは思っているのだが、それはあくまで同社の他作品と比較しての相対評価でしかない。バトルにしろ飛び越える時代設定にしろ、色々と映像で魅せられる要素は多かった気がするのだが、残念ながら「画で評価する作品」にはならなかった。非常に地味な画で、結構とんでもない筋立てを描いているというギャップがすごくもったいないとは思ってしまったので、やはり点数は上げるより下げる形になってしまった。 とはいえ、筋立ての大きさそのものはストレートに今作の魅力だったとは思う。タイムリープやタイムスリップを(極力)使わず、甚太という鬼の人生を一本の経糸に通すことで力技で「時間の超越」を可能とした筋立て。最初に時代を飛んだ時には「何が起こってんだよ」と戸惑ったものだが、臆面もなく時代を飛び越え、大胆にシャッフルしながら悠久の時を紡いでいくシステムはなかなかに魅力的だったし、作品の独自色になっていた。惜しむらくは、このシャッフルは「ゴールが見える」からこそ飛び飛びでも楽しめるわけで、最後に「ゴール」がない現在のアニメの段階では腰が据わらずに消化不良の感覚にも繋がってしまったということ。できることなら本当に最後にどこに辿り着くのかが確定した上で、この演出を見てみたかったものである。 まぁ、それでも思いの外いろんな切り口で語られる鬼の物語は、1つ1つがきちんとお話として成立していたし、パーツごとの完成度に大きな不満はない。懸念があるとすれば、こんだけの内容だと仮に2期が制作されて数年後に戻ってきたとして、どんだけ覚えてるかって話だ。 |
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Thraxi
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声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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