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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「ぐらんぶる3」 ー→5

 あいも変わらず、と言ってしまっていいよね、もう3期目だしね。でも、今期は間に挟まった2期目よりもなんか見やすかった感覚はある。まぁ、1期→2期のブランクが7年あって、そっから1年経たずに帰ってきてるから見やすいのは当たり前か。

 パラオ編とかもあったけど別にやってることはいつも通りなので「3期ならでは」みたいな部分はほとんど無いわけだが、それでも個人的に感じ入るところはあったのでせっかくだから紹介。1点目はまさにそのパラオ編で、千紗たちのおかんが堂々の初登場。そしてCVは我らが大原さやか。こんなとこでのおかん役かい、と思ってたらあれよあれよと話がシリアスな方向へ進み、「このアニメでこんなシナリオが求められてるんだろうか……」とちょい首を捻りながら見ていたが、最終的に家族のいい話っぽく落ち着いたのでほっと一安心。あのおかんも頑固すぎてとっつきづらいところはあるんだけど、まぁ、千紗の母親だから、と言われたら納得してしまうかもしれない。小手川家の本質に迫るお話として、一応今回のお話の中核ではあった。

 そうして千紗の一件を処理して戻ってきたからのラブコメ具合がかなり強くなったのも今期の特徴といえば特徴だっただろうか。そりゃま、なんだかんだ言って付き合いが長いのだから男女の仲がそこかしこで進展するのは当然の成り行きなのだが、今作はそこを寸止めとすら言えないような異次元のフラグ粉砕を続けているので、いざいい雰囲気がマジになってくると「えっ、いや、そこまでは……」みたいな困惑が先に来るという。でもまぁ、千紗の素直になれないとこは純粋に可愛いですよね。伊織に惚れるのもどうかと思いながら見てるけど。

 そして伊織に惚れるといえばなんと言っても我らがケバ子。ケバ子が割とはっきりと恋心を示せるようになったのが最大のポイントで、ツンデレの出来損ないみたいにしてわたわたしてるケバ子がとにかく可愛いのがよかったです。ケバ子にはなんとしても幸せになってほしいところだが、「幸せになる」は多分「伊織とくっつく」とは決して両立しない要素だからな……。かといって耕平を考えるかと言われるとそっちも……。うーむ。

 お酒は節度を持って楽しみましょう(当たり障りのない結論)。4期もすぐくるのかしら?

 
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「さよならララ」 6→6

 尖った作品だった。「名作の条件は最終回でコケること」なんて言説があったりなかったりするが、最終回でコケたわけではないこの作品は、名作たる資格を持ち得ただろうか?

 うむ、個人的には「(上の点数を見りゃ分かるだろうが)名作とは言い難いが、秀作であり、ある意味においては習作でもあったと思う。新しい時代のアニメ、キネマシトラスという名の売れたスタジオが次の時代をどのように切り拓いていくのか、その決意表明の1つのようにも受け止められた。

 今作ははっきり言って分かりにくい。いや、私だって現段階で「何が分かるのが正解やねん」とは思っているわけだが、表層をさらって見るだけでは何とも思わせぶりなだけのヘンテコラブロマンス崩れに見える。1つ1つの要素が解決を見ずに幕を引いた最終回を見ると、もしかしたらコケたと思う視聴者だっているかもしれない(そう思っての冒頭の引用である)。ただ、私は最終回の感想で触れた通り、今作は最初から最後まで「現代の人魚姫」の話をやり通したものだと思っているので一貫性もあるし、最後に「さよなら」したララの決着は充分に理解できる結末だったと思っている。そもそも「愛ってなんだ」なんて疑問にパーフェクトに答えられる人間なんてどこぞの宇宙刑事以外にいるはずがないのだし、その形を表現するのにさまざまな視点から「愛の在処」を掘り下げた今作の構造は実に野心的で、考えさせられるものになっていた。「人魚姫は悲劇」はおそらく揺るぎない事実だと思うが、それではその人魚姫をベースに敷き、琵琶湖で人魚姫に「再挑戦」させた今作はどうだったか。数百年前に悲劇に着地するしかなかった人魚姫は、令和の新しい価値観の中で、「もしかしたら答えかもしれないもの」に手が届いた。これはこれで立派な大団円なのである。

 そうして主張が強いんだか弱いんだか分からないシナリオラインを牽引したのが、キネマシトラスが社運を賭けて(?)世に送り出した「セル調なつかしアニメ」デザイン。最近はCGやAIの勢力拡大に伴う揺り戻しみたいな現象がそこかしこで起こっており、リバイバルアニメで昭和のテイストを狙ってみたり、なぜか奇妙な懐かしさを伴うキャラデザになっていた「ガンバレ中村くん」みたいな事例も出てきた。「レトロ風」はどこか人を惹きつける魅力があるかもしれない、という方向性の個性の出し方に試行錯誤している様子が窺える。今作の「レトロ風」はしっかりと個性を発揮し、どこかノスタルジックな印象を与えることにより、滋賀の片田舎の情景と「おとぎ話」のミスマッチを解消するのに一役買っている。いや、買ってるかどうかは正直分からんが、「なんか面白い気がする画面」の新鮮さで、色々なトンチキ要素を吹き飛ばしている。徹底した作品のムードの統制というのは、やはりシリーズアニメとして展開する上では欠かせない要素といえるだろう。

 いろんなところに「なんだこれ?」というチャレンジをまき散らした今作、どのポイントを取ってくるかで評価もさまざまに分かれそうだが、私個人としては、キネマシトラスの新たなスタートを飾る記念碑的作品として成立したのではないかと思うのだ。

 
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「猫と竜」 5→5

 とりあえず2期おめでとう。まぁ、この速度の発表は確実に分割2クールなのだが、こうした作品でも2クールでやってくれるってのはありがたい話ですね。

 「予想も期待も裏切らない」という無難な作品には違いない。超絶作画で攻め立てるような作品でもなかろうし、アニメ的にバエる要素は乏しいともいえるが、だからとて手を抜くこともなく、毎度きちんとにゃんこのにゃんこらしいところは表現してくれていたし、牧歌的な雰囲気を常に維持し、時にコミカルに、時にシリアスに、欲しいテイストはちゃんと画面に提供されていた。申し訳ないことに原作が既読だったもんでそこまで身を入れて中身を吟味するような視聴体制は維持できなかったのだが、なんとなく画面を眺めながら「そうそう、こんな感じのお話だったわ」と納得できたので大きな不満はない。

 オムニバス形式で「猫」の話、どっちかというとタイトルとは違って「猫と人」の話を繋いでいく構成なのであまり大きな刺激を受けるような部分はないのだが、おかげで毎回ちょっとずつ味変しながら猫ワールドを楽しめるので飽きにくいというのは良い点。その上で全ての話はぶつ切りじゃなくて根底では繋がっており、たまに違う視点から「あぁ、あの時のあの子が……」みたいな接続があるのでちょっとずつ世界が広がっていく感覚も楽しい。猫がみんなして猫でしかないのでキャラの識別が大変な気もするが、ガラやキャラの違いで差別化できるのはもちろんのこと、アニメになって大きかったのはやはりキャストがついたことだろう。羽のおじちゃん役の子安、そしてママにゃん役のお姉ちゃんを筆頭に、なかなかに存在感のあるキャストがいい仕事をしてくれていた。個人的にはモシャモシャ絡みのおっさんキャスト連中の可愛い猫が多かったのが嬉しかったですね。

 原作について、私は3巻までしか読んでないので、2期はいよいよ知らないパートに入ってくるため、2期の方が楽しみな要素は多い。リアルな猫と触れ合えない部分を、なんとかアニメ猫でまかなっていこう。

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「鎧真伝サムライトルーパー(第2クール)」 ー→5

 なんだったんだろう、このリバイバル……。最大の疑問というか興味対象は「もし旧作ファンの人が見てるとして、面白かったのかどうか」ですかね。残念ながら「ワタル」のリメイクと違って「当時どのように受け入れられてどんな要素があると嬉しかったか」が分からんからさ……。

 そうして困惑してるってことは、私個人としてはそこまで楽しんでなかったという結論になる。まー、映像部分は良くも悪くもクセツヨでこだわりは感じられるものだったので評価すべき部分はありそうなのだが、独特のCGモデルっぽいバトルシーンはやっぱどこかで重みに欠ける感があり、せっかく「鎧」を売りにしてるはずのごちゃごちゃもっちゃり作品があんまりうま味を発揮できてなかった気がする。ただ、だからって何かが不充分って感じもなく、サンライズが何か「新しい」画面を作ろうとしている気概は感じられたし、最終的には作品に何を求めるか次第で評価は変わりそう。

 シナリオラインにしても、個人的には「なんかいつまでも絶妙にチャラいというか軽いんだよな」という「泥臭い熱血バトルに入りきれない感」みたいなところが気になってて、すげぇシリアスなシーンとかも100%で入り込めてない感覚があった。シオンの退場シーンなんて本来なら作中一番の泣けるシーンだったはずなのだが、そんな気にもならなかったのよね。あとはまぁ、単純に構造面での問題として、2クールアニメとしてはキャラを渋滞させすぎ、という問題もある。1期時点で「1クールで敵が十勇士って多すぎだろ」と思ってたわけだが、その妖邪界チームが2期ではお友達枠に鞍替えし、我先にと何とか出番を勝ち取ろうと必死。肝心の天導界が活躍する尺も奪ってしまい、ラストバトルへ持っていく手数がだいぶ忙しないことに。いや、でもラマガの位置はこれ以外にない気もするんだよな……倍の尺でニチアサみたいなユルいテンポ感にした方が見せたいものを見せられた気はする。ただ、どこか悪ふざけみたいな側面もあるので、じっくりシナリオを描こうとすると浮ついちゃう可能性もあり、勢い任せに逃げ切る姿勢だったのかな、とか思うとそれはそれで納得できる部分もある……。

 うーむ、でもまぁ、「なんじゃこりゃ?」ってよく分からない状態でとにかく最後まで視聴しちゃったんだから、注目してほしいリメイク作品としてはこれで正しかったのかしら? かつて熱狂していたおば……おねーさま方のご意見求む。

 
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「透明な夜に駆ける君と、目に見えない恋をした。」 5→5

 このアニメが教えてくれる一番大切なことは……「ガンは早期発見が大切」ってことだ。いや、割とマジで。

 んーとね、お涙頂戴のメロドラマとして成立していた部分について一定の評価をしつつ、最終的なまとめ方に疑問があったのでそこだけ投げておきたい。もしかしたらヒネた見方なのかもしれないが……最終話の小春の思い出の扱いって変じゃない? Aパート終わりで「小春が死んだ」ことが明言され、その時点で視聴者が「あぁ、やっぱりダメだったか……」と思ったんだけど、実は(エンディングテーマ後の)Bパートに入ると、かけると小春は立派に子供をもうけてある程度は幸せな結婚生活を送っていたことが明かされ、一種のどんでん返しのように作用している。ただ、そこに意外性をおく必要は全くなくて。「小春は闘病を続けながらもそれなりに満足いく人生を謳歌したんだよ」でよかったと思うのよ。そして、その場合って小春にとって重要なのはかけるとの結婚生活の方のはずで、アニメとしてはダイジェストのスライドショーみたいな処理された部分の方が「意義のある人生」を濃縮してるはず。

 大学1年生で出会っている2人、小春の享年が45歳であるなら、今回アニメで描かれた物語より「後の人生」の方が長いし、そっちで育んだ思い出の方が2人にとってずっと大切なはず。それなのに物語としては「出会った時の一件」が一番鮮烈に描かれ、なんなら愛娘との生活すら割愛。思い出の中でかけると対話する小春がほぼ大学生時代の姿なのも妙な話である(それ以降の20年分はどこに行ったんや)。なんか、悲劇的な部分を恣意的に切り出してそこだけを大写しにしているようで、どうにも物語の構造が歪に見えてしまった。いや、別に意図は理解できるんだけどね。2人にとって出会いから結ばれるまでのくだりが一番印象深いのも別におかしくはないし、ここでの対話があったからこそのちの人生があったのだろうから。ただ、だとしても我々視聴者は「その結果手に入れた幸せな生活」の方も享受する権利があるんじゃないかと、そう思ってしまったのである。

 作品全体で提供する題材も、初期の想定からは少し外れた。「盲人との恋愛」にスポットを当てた序盤のやり取りは興味深いものだったが、そこから悲劇の質が転じてしまい、言い方は悪いがどこか「安っぽい」ものになってしまった。盲目+記憶障害+迫り来る死のセット(一部虚偽情報あり)。こうなるともはや「盲目」が大した要素でなくなってしまい、2人の馴れ初めともいえる重要なファクターは軽んじられる。「目が見えないけど花火が好きで、花火を通じて恋が深まっていく」なんてなかなか考えられたよいプロットだったのに、そこの重要性が薄れてしまったのはなんだか勿体無い。まぁ、狙いそのものをこちらが勝手に勘違いしていたというだけなので単なる文句にしかならないが、何かもっと別な「愛の形」の描写があったんじゃないかと、勝手に期待してがっかりしてしまったのである。

 とはいえ、1クールの構成としてのまとまりは悪くないし、「そういうメロドラマ」としては何の問題もなく成立はしているので、文句は書いたが悪い作品とも思ってない。たまたま同時期にやっていた凄絶な「さよならララ」と並べて、改めて「愛することとは」を考えてみるのも面白いかもしれません。

 例によって蛇足だが、能登麻美子→早見沙織と遺伝してきた声が3世代目に受け継がれた娘の咲良ちゃん。CVを担当したのが水希凛さんという初見のキャストさんだったのだが、いくらか硬質な声に透明感があり、この血脈の継承者としての説得力があった。ちょい気にしていきたい名前だったので一応報告しておきます。

 
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「骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中(第2期)」 ー→4

 ん〜……これってなんで1期は観てたんだっけ? そこすら定かじゃなくなってきた……。

 一応「観てた」というか「流してた」レベルで最後まで付き合ってはいたが、あんまりそんなんしなくてもよかったかなぁ、というのが最終的な感想。いや、別に何かが嫌だったわけでもないんだけどね。本作の良いところは、アークは基本的にチート生物だしやってることはなろう主人公のテンプレからはみ出るものではないのだけど、そもそもがガイコツということもあって、やることにそこそこの遠慮と限界があること。女の子にモテモテ展開にもなるが、ガイコツな自認があるからそこまで深入りできない。まぁ、ぶっちゃけると性的なところにあんまり繋がらない(その割にお風呂シーンの多い作品ではあるが)。

 その結果どうなるかというと、やっぱベースは「水戸黄門」なんだよな(もしかしてお風呂シーンが多いのってそういうこと?!)。アークって余計なことしないけど、余計じゃないこともそこまでしない、単なるご隠居扱いなんだよな。いや、別にスケさんカクさんがアリアン・チヨメってこともないんだけどさ。テキトーに目的を定めて諸国漫遊して、必要に応じて印籠がわりの自分の魔力を披露してその土地の問題を解決していくテンプレ展開。今回はクライマックスにチヨメさんの里の話が深く食い込んできたのでもうちょいスケールは大きな話になったが、だとしてもそんなに確固たる主軸があったようにも感じなかったし。なんか、「書いてる人がファンタジー冒険譚にあんまり思い入れなさそうだなー」って印象なのよね。冒険そのものにワクワクさせる気がないというか。ごめん、もはや印象でのいちゃもんレベルの感想しか出てこねぇや。

 年々、視聴するなろう作品は減り続けており、この辺りは数年前だったら視聴ボーダーを超えてたはずなのだが、いよいよもって限界かもしれない。なろうアニメを作っている業界関係者の皆様、申し訳ありません。

 
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「君のことが大大大大大好きな100人の彼女(第3期)」 ー→6

 いまだに(何故か)毎週感想を書いてしまう作品なのでまとめで語ることもあまりないのだが……これだけコンセプトが固まった作品で、しかも3期目という結構な長さになっている状態で、何故毎回楽しさが提供されているのか、なかなかの謎ではなかろうか。

 まぁ、ギャグアニメの良し悪しなんて合う合わないとしか言いようがない気もするので深く考える意味もないのかもしれないが、やっぱり素体の強さは欠かせない要素。今期はプリキュアと重なったおかげでありがたみもさらに増した感がある矢野茜デザインのキラッキラした魅力、そしてそれを余すことなく動画面で表現できるバイブリーのスタミナ。そりゃまぁ、一応天下の「ジャンプアニメ」なのだからそれくらいのカロリーを注ぎ込まれても不思議じゃないが、世が世なら実現し得なかった贅沢なリソースの注ぎ方である。

 とはいえ、画だけがよくてもマンネリに陥ったら興味の低下は避けられないはずなのだが、今作はずっと同程度の興味が続いている。文字通りに「彼女を取っ替え引っ替え」している構造そのものが強いとも言えるが、毎回足し算を繰り返しながらも、依って立つところしっかり確認しながら進んでいくしゃらくせぇ地盤の確かさが今作にはある。単に新規ヒロインがポット出てきて次にパスするだけの使い捨ての駒ではなく、確実に「1/100」が積み重なっている感覚があるのだ。もう、常識もモラルも知ったこっちゃないよ。

 とか言いながら、それでも17人目ともなってくると個々の希薄化は避けられない。新人組でいえばヤマメ・モミジあたりはだいぶ扱いも軽かったし、現時点でも印象が薄い感は否めない。ただ、これも単に「在籍期間の短さ」のせいと考えることもできるわけで、「3期が活きるかは4期次第」ということで、引き続き興味は維持されるのである。実際、今期の各ヒロインの動向を見てみると2期加入組からはミミミ×メメのカップリングが大きく躍進。個人的にはミミミ先輩は上位争いするお気に入りのキャラになってしまった。ふふーんですわがいつだって可愛い。

 結局、全てのベクトルが恋太郎にだけ向いていてはどこかで絶対にスタミナ切れを起こしてしまうので、ヒロイン間で新たなベクトルを発生させて複数軸のエンジンを搭載するという初期からのプランがうまいことハマっている状態なのだ。引き続き、100を目指して前人未到の偉業にチャレンジし続けてほしい。「愛城」って苗字の主人公に不可能はないのだ。

 
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「ふつつかな悪女ではございますが〜雛宮蝶鼠とりかえ伝〜」 5→6

 今期3本目の「いい最終回だったけど原作未完なんだよな……」作品。なんか、今期のなろう系はそんなんばっかやな。そして今作は「ビクトリア」と同じく2期が決定している様子。そして最終話のCパートで次へとつながりそうな匂わせもあり、続きへの目配せも完璧である。ふむ、よろしいんじゃないでしょうか。

 正直言うと「後宮もの」はそこまでそそられるジャンルじゃないんですよ。「薬屋」もピンときてなかったし、「後宮の烏」もいうて印象薄かったし。別に悪い要素があるわけじゃないんだけど、純粋なビハインドとして「キャラ名がさっぱり覚えられない」って難点がございまして。今作についても、入れ替わりがあってややこしいこともありいちいちキャラ名をテロップで入れてくれていたが、「入れ替わり元がレイリン? あれ? ケイゲツ? どっちだっけ!?」となり、他のキャラの名前もさっぱり入ってこなくて大変だった。ただ、普段なら「まぁ、別にえぇか〜」くらいで流してたのだけど、今作はそれなりに「ちゃんと覚えないと勿体ないなぁ」と思えるくらいには興味を惹かれる作品になっていた。

 要素を全部取っ払ってしまえば結局はセンターに置かれてる「おもしれー女」であるレイリンをageるだけのドヤ顔チート作品ということになってしまうのだが、魔術飛び交う後宮において、純然たるキャラクター性だけで突っ走れるまでに特化したハイパーチートお嬢様レイリンは流石に強い。しかもその強さの見せ方が「虫を素手で触れる」とかそういうどーでもいいところから描き始め、最終的には「常に死にかけの限界フィジカルをものともせず自己研鑽に心血を注ぐストイック魔人」に仕立て上げてしまったことで、「こいつを羨んだり叩いたりしたら、もはやそれは単なるやっかみやないか」レベルにまで突き抜けてしまったため、どうにも「ドヤ顔チートがよォ!」と文句もつけにくい。こんだけあけすけな「おもしれー女」枠が「おもしれーならしょうがない」で収まってしまっているのは、キャラ造形の勝利と言える。

 この好感度の高さには色々と理由はありそうだが、1つには「悪役令嬢」ケイゲツとの関係性が新鮮だったことが挙げられる。なろう発の聖女もの・悪役令嬢ものの場合、敵対する勢力は徹底的に下卑た存在として描いてこき下ろす「ザマァ」が定番なわけだが、今作はケイゲツがダメ人間なのは間違いないのだが、「悪役にも悪役なりのポリシーが」という真っ当な描き方になっているし、最終的に彼女に救いの手を差し伸べるに足るだけの関係性を構築できている。身も蓋も無い言い方をすれば「主人公×元悪役」の同性間のクソデカ感情が楽しめる。この配置も憎らしくて良い。まぁ、個人的には貢献度を考えたらレイリンとの親密度最大キャラはリーリーになるべきだとは思うが……その辺のバディ感なんかもいい具合の描写だった。

 こうして作られた見応えのあるプロット、単にそれだけだったら「言うてなろうの範疇」なのでそこまで評価したいとも思わなかったかもしれないが、やはりそこにアニメーションが載るからこそのプラスワン。山崎みつえ+動画工房の安定感はやっぱ格別ですよ。画面の見やすさは大前提として、キャラの心情描写がいちいち追いやすい。そしてコミカルな描写の時のテンポ感が気持ちいいのよね。今作はとにかくレイリンが「おもしれー」ことが絶対条件であり、彼女の描写に鼻につく要素が多くなってしまうと一気に印象が悪くなる。そこを恐れず、我の強さもしっかりと描ききった采配は評価されるべきものだろう。(あと、個人的には怨嗟を叫ぶ茅野愛衣というキャスティングの妙も評価ポイントです)

 てなわけで2期があるらしいですわよ。新たな脅威が外界から押し寄せてきそうな展開でしたが、ここからは2人のヒロインが魂の入れ替えを駆使しながら攻略していく不思議なボディチェンジ物語が楽しめるんでしょうか。……なんかそういうゲームのギミックみたいだな。

 

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「黒猫と魔女の教室」 4→5

 気づいたら2クール経っていた系作品。私としても話題に出したことはないし、世間で話題になっているのも一切聞いたことがない影の作品だが……でも最後まで視聴はしちゃったんだよな。

 「なんか懐かしい感じがするオーソドックスなマガジンの漫画だよな」という感想しか出てこないのが心苦しいが、むしろ「魔法バトル学園漫画」はマガジンのフォーマットの中ではそんなにメジャーな方ではない気もする。どっちか言うたらジャンプ漫画のフォーマットではあるが、主人公が野郎じゃなくてヒロイン側にしてるのがマガジン的(エロ増し要素)かもしれない。じゃぁなんで「マガジンらしい」と感じるかというと、多分私の中では「魔法先生ネギま」の存在がとても大きいからだ。「個性豊かだけど問題児だらけのクラスメイトの中で、ちょっぴりアホだけど元気印のヒロインが頑張って魔法修行するぜ!」というベースがネギま的なのよね。

 そして、そのオーソドックスなフォーマットの中で描かれる「学園青春もの」としては最低限の満足度には達している気はする。序盤はほんとに安易な展開が多くて「ピンとこねーなー」と思いながらも(何故か)観続けていたのだが、中盤以降にクラスメイトのキャラ紹介が終わって少しずつ関係性が構築され始め、スピカを中心として凸凹なクラスがまとまっていく展開は青春ものとして真っ当なレールの上を走っていた。特にクライマックスとなった宝石試験におけるアリアとの関係性はとても良い「友人との濃密なつながり」であり、敬意とライバル心の混ざり合った感情を互いにぶつけ合う構造はそっち方面のhshs具合も悪くない。ネギまと同じように、「もう少しこの教え子たちの人生を追いかけてみたいかも」と思わせるだけのストーリーテリングになっていたんじゃなかろうか。

 個人的に1つだけすげぇ残念だったのは、名付けが星座からそのまんま拾ってきたところなんだよな。これはもう、好みの問題でしかないんだけど、ホラ、「聖闘士星矢」で育ったおっさんからすると、やっぱバルゴだのアクエリアスだのはあくまで「一般名詞」でしかないことは強く染み付いているわけで、それを固有名として使われると「サボるなよ」と思っちゃうのよね。まぁ、分かりやすさ優先で悪いことじゃないとは思うのだけど。でもさ、やっぱ世界観を考えると「十二宮の魔法」が先に存在しているのに、1つのクラスに集まった連中が全員その星座絡みの名前の家からきてるっておかしいんだよな。まぁ、単なるいちゃもんだけど。

 結局、最後まで視聴するモチベが維持できたのってスピカのCVが本渡楓だったことが一番大きい気がする。やっぱ突き抜け本渡ヒロインからは元気がもらえるからね。周りのキャスティングについても、実に濃密で良き。ぼちぼち和泉風花が俺の中で何か突き抜けた感がある。

 

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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