最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
このくらいのタイミングで挟む総集編がなんか久しぶり、第8話。春・夏クールはコロナの影響でそもそも体力のない作品自体が放送されなかったからなぁ。今作の場合は事前に予定していた総集編なのか、それともいわゆる万策パターンなのか。気になるところでの小休止となってしまった。 しかし、こういう世界観も意外と新鮮なものである。普通に考えたら現在の地球のパラレルなのは間違いなくて、千葉の館山を舞台にしていて、クラウはヨーロッパからやってきてるから世界地図も現実と同じ。微妙に名前を変えて現実をベースにしているストパンなんかともまた違って、今作の場合は「現実と同じなんやろな」という漠然とした事前の了解みたいなものがあった。しかしまぁ、フィクションはフィクションなわけで、ここから急に現実と全然違う設定をぶっこんだとしても決してアンフェアというわけではないだろう。いや、そんなこと言い始めたらフィクション世界は何をやってもOKになってしまうのでどこかで線引きは必要になるだろうが……少なくとも、この世界には北欧神話は無い。もしくは、失われている。 こういう変化球ってのは、別に言われてしまえばそれまでなのだけど、こちらとしては一切想定してなかったのでちょっとしたフックとしては効果的。アニメやゲームの中の用語として使い古された北欧神話のあれこれが、この世界では未知のものとして取り扱われている。なるほど、そりゃ突然出てきた「オーディン」を名乗る神を誰も実際的な存在と結びつけなかったのも納得できるというわけだ。まぁ、あんだけかっちりした世界観があるのだから、「最初からなかった」というよりも「失われた」という方が正しい気がするが。オーディン自体が過去の自分の歴史(つまりは北欧神話)を全て消し去り、改めてこの世に神話を刻もうとしている図なのかもしれん。 そして、そんなこととは全然関係ないが今週もミコちゃんはすこぶる可愛い。今作はミコちゃんとアズズの2人でもっていると言っても過言ではないわけだが(?)、ミコちゃんの自己犠牲の精神と、他人にその責任を一切感じさせない天真爛漫さは裏表なしの100%魅力成分である。改めて確認しとくけど、最終的にミコちゃんが死ぬようなシナリオは絶対ゆるさねぇからな。今回の作戦、どう考えてもミコちゃん死亡フラグにしか見えないのだが、まぁ、シールド隊の犠牲くらいでなんとか落とし前をつけてほしい。あいつらは別に死んでもいいので。 そしてクラウの謎リンクから生み出されたヴァルハラゲート。普通に考えたらこれだってオーディンの手のひらの上のはずなのだが、それをわかった上でアズズたちは進んでいるのだろうか。ゴールはどこだと思ってるんだろうか。そして引き続き影の薄さを挽回できないおソノの運命は? 総集編の次へ続く。
PR せっかくのシリアスなのに天塚さんの尻が……第7話。もう、痴女とかいうレベルの格好じゃないんでギャグにしか見えないんだよな……。いや、でも我が知己は「シリアスって尻尻なんだ」という気づきを得ているやつがいたし、これこそがシリアスの極致……。 一応、今回が中盤の山場ということになるのだろう。ただ、残念ながら序盤の「うわーい、ミコちゃん可愛いー! アズズも可愛いー!」と思って見守っていた時と比べると、ここのところのシリアスはあんまり気が乗らない展開である(いや、ミコちゃんは変わらず可愛い)。まぁ、ダイレクトに萌え要素が減ってるからってのもあるだろうが……どうにも展開が納得できないのである。今回のシリアスだって、結局どこで何がどうなってるのかよくわからんしなぁ。 もともと「オーディンが胡散臭すぎる」ってんで、今回のピラー殲滅戦が無理ゲーなのだろうということは予想がついていた。それにしたってここまで完敗になるとは思ってもみなかったが、改めて人類とピラーの差をまざまざと見せつけられ、絶望する以外に選択肢が無い状態である。ここまで追い込まれて、今後何に期待したらいいかもわからないのだが、そんな圧倒的な戦力差を見せつけられたにしては、なんか戦況がおかしい気がするのだ。ピラー側があれだけの戦力を持ちながら積極的に人類を殲滅しに来ないのは「休眠期」とやらが絡む部分もあるからまだ良いのだが、そんだけの絶望的な状況で、人類側は何をやっているのだろうか。 一番分からんのは、なんであそこで天塚が生存者の救出なんてミッションに挑もうと思ったかだ。すでに全力投入での敗戦という結果は出ているわけで、今更そんな「負け戦の戦場」に残存兵を探しに行く意味はほとんどない。普通に考えて生きている可能性も殆どないのだし、そんなわずかな望みのために貴重な戦力をさらに失うリスクと、撤退補佐の人員を割くデメリットを許容できるとも思えない。さらにさらに、今回は戦場において「ロストしたワルキューレの機体が敵側に回っている」というさらなる絶望までもが提示されている。そんな状況で、ネームドを単身駆り出して、「敵側に奪われるかもしれない」という想定は誰もしなかったのだろうか? まー、何をやっても絶望的な状況に変わりはないのでいっそ人道的な義憤を優先させた結果と考えることはできるかもしれないが、そんな無鉄砲なヤケクソ作戦に過去の思い出を利用されてしまったおソノはいい迷惑である。挙句、最終的には天塚が失われて全然関係ない奴が帰ってきた。いや、生きてたんかい、っていうのも驚きだし、一体どんな状況なら、わざわざペンダントだけ託して死ぬなんて面倒臭い状況が起こるというのだろう。流石に、その辺はやりすぎだ。シリアスにしたいという狙いばかりが先行して、どうにもちぐはぐなシナリオになってしまっている。 やっぱり空戦パートでそこまでのめり込めないってのは純粋にハンデなんだよなぁ……。あ、でも天塚の従者3人が「松竹梅」っていう名前で、わざわざキャストも松竹梅で揃えてるのはちょっと感動した。松はまだしも、梅は割と貴重だよな。
ちゃんとカプコンに許諾とったんやろな? 第5話。技出してる方はともかく、ガイルとかもモーションがそのまんまなので見たら1発でわかるのはやっぱりすごいな。イズナドロップ、久しぶりに見たわ。 どうでもいいところから入ってみたが、今回は戦闘シーンなしの「つなぎ」回である。前回鳴り物入りで参戦した(かと思った)新キャラ・天塚は、結局どれくらいの傑物なのかはよく分からず、鬱陶しいシールド隊を3名追加するだけにとどまった。過去の因縁、特におソノとの関係性は次回以降に持ち越しなので、なんだかはっきりしないモヤモヤが1週間続くことになる。このタイミングでのキャラの投入を考えると、どうにも次の侵攻作戦で犠牲になる捨て駒ポジションのような気がするのだが……。 常に不穏な空気が流れ続ける最大の原因は、やはりオーディンの腹の中が全く見えてこないせいだろう。1話目の時点で「どう考えてもワルキューレVSピラーって神サイドが用意したマッチポンプじゃねぇの?」という疑念が生まれていたため、こうしてオーディンの主導で話が進んでいくと、「絶対なんかあるやんけ」と勘ぐってしまうことになる。今回のお話で、そんなオーディンに対してワルキューレたちも頭から信用しているわけではないということが確認できたので「父親に裏切られた最悪の事態」みたいな鬱展開にはならないかもしれないが、オーディンがソースの情報で「ピラーが寝てるから今だよ」って言われても、絶対それだけで終わるわけはないので少なからず被害は出るだろう。そして、その時に一番危ないのは、ぽっと出の天塚さんなわけである。まぁ、メインの4人が死ぬ展開は流石に無いと思いたいので、その程度の犠牲で済むなら御の字だが……。 今回はおソノにもうちょいスポットが当たるかと思ったが、結局何をイライラしているのかもはっきり分からないままで持ち越し。その分、アズズ&ミコのカップリングがさらに愛らしさと絆の強さを増してヒロイン度数を上げにいっている。特にミコちゃんはここまで「バカのくせに鋭い」「バカのくせに天使」「バカだけどママみが強い」などの加点要素を並べてきたが、今回はついに「もう馬鹿ですらないのでは?」みたいな勘の良さも見せつけ、オールラウンドに隙がなくなってきた。お利口キャラのくせに神にストⅡで負けちゃうアズズがかわいそう。いや、でも今回の顔芸も良かったのでアズズもちゃんと可愛いですよ。 こうなってくると怖いのは、一応メインヒロインなはずのクラウの影が薄くなることである。おいクラウ、大食い要素で明後日の方向にアピールしてる場合じゃないぞ。ちなみに今回クラウが完食してた「あぶらぼうず」が気になって調べたんだけど、あれ、よく都市伝説的に名前が出てくる超絶やばい魚のバラムツの流れのやつみたいじゃん。「刺身だと数切れでもやばい」みたいなことが書いてあったので、1尾まるごと完食したクラウはその後……。 ワルキューレはトイレとか行かない(結論)。
オペレーターのおねーさんは、中の人的に年齢ネタはご法度なのでは? 第4話。いや、むしろ17歳なので問題なくモスキート音も聞こえるってことだろうか……オペレーター3人衆の無駄なキャストの厚みはなんなんだろうね。 シールド隊を使い倒してネタ要素として振り切れたいという気持ちは分かる。せっかくキャストを揃えたし、濃いめのキャラにして女の子ばかりじゃなく野郎どもにも出番を与えようってのは、「安易な萌えアニメにしないように」みたいなこだわりはみて取れる。 ……でも……いらなくない? 求められるのはこういうふざけかたじゃない気がするんだよな……せめてネタパートの時間半分にして、もっとワルキューレの水着パートに時間を割くべきじゃない? このアニメのニーズを考えれば圧倒的にそっちじゃない? もっとアズズの水着みたかったし、ミコちゃんの溌剌とした姿を見たかった……バトルシーンがほとんどカットってのもネタには違いないが、それは今作の目指すところなのだろうか……。 というわけで、中盤以降の悪ノリパートはあんまり面白くなかった気がするけど、一応今回はアズズメインということで、そちらだけで満足したことにしておく。本来なら彼女がもっと頭を使って画期的な方法で相手ピラーの弱点をつくような攻略話になる予定だったんじゃないかな……褌祭りで時間使ったせいでそっちがなおざりになるのはどういう判断なのよ。まぁ、今後改めて活躍できる場を用意してもらうことに期待しよう。アズズは放っておくと後ろに下がろうとしちゃうせいで、どうしてもミコちゃんの方に目がいってしまうのは悩ましいなぁ。 そして新キャラ投入……なのかしら? この世界のワルキューレのシステムがどうなってるのかいまいちわかってない。
キモいって言ってくれるだけでいいんだ、第8話。だいぶ盛り上がってきたんじゃないでしょうか。まぁ、単に千葉がメインになったから高ぶってるっていうだけかもしれないけども。 色々とやろうとしてることは面白いアニメだと思うんだよ。ただ、その企画を活かすための技術力が全然追いついてなかったのが大問題で、昨今では珍しいくらいの(とはいえなんかここのところちょっと増えてる気がするくらいの)作画崩壊っぷりのせいで、全然内容が頭に入ってこない。戦闘シーンが苛烈になるとその傾向はより顕著になってしまい、本来アニメーションとして盛り上がりそうなパートに入れば入るほど、どんどん視聴者側としては冷めてしまうという負の相関があったのだ。正直、「レガリア」よりもよっぽどこっちの方をクオリティアップさせて作り直した方がいいんじゃないかと思う。 今回も、ぶっちゃけ作画のへちょいところは多い。根本的な製作体勢が入れ替わるはずもなく、ちょっと遠景になるだけで力尽きるキャラ作画や、動きの分かりにくい動画の不自由さなど、悩ましい部分は先週までに比べて大きく改善されたわけではない。それでは今週は何が良かったかというと……まぁ、千葉兄妹やね。これまでも何度かメインとして描かれたことはあるが、兄妹愛がMAXで描かれた今週のお話は、千葉フリークとしては嬉しい限り。というか、もう妹ちゃん可愛いオンリーで引っ張れますね。明日葉さんはいつもけだるげ。彼女が頬を染めて慌てて兄妹愛を否定するシーンなんか最高じゃないですか。それに対してお兄ちゃんもデレまくってる(奴は元々デレてるが)ところもいい感じ。なかなかアニメのキャラ設定としては描かれないタイプの兄妹関係よね。妹がお兄ちゃん好きのツンデレってのは鉄板だが、それに対して兄が妹ラブを公言しつつ、その対応をやんわりとごまかしているバランス感が丁度良い。今週みたいにそれが崩れてくる話を見てるとなおさらだ。お兄ちゃんをいじめられてマジ切れする明日葉ちゃんを見てるだけで、「まぁ、キャラ作画なんて彼女のアップさえしっかりしてくれてれば」という気にもなってくる。 そうそう、今回はそれ以外にも作画がちゃんと描かれていたところがありました。迫ってくるおばちゃん(真昼さん)のおっぱいですね。ご丁寧にほくろでその存在感が強調されており、禁断の巨乳側からの壁ドンという打撃力高めのシチュエーション。そしてCVがね。この世界の大人のCVは俺を殺す度数が高いので、なんかもう、それだけでも充分って話もある。一応、こうして大人達の動きが活発になり、「世界の秘密」について掘り下げる動きが出てきたことも注目のポイントである。ぶっちゃけ、今更仮想世界ものとかやられても別に驚くようなこともないが、問題はアイディアそのものではなく、どうやってそのどんでん返しを見せるかの部分だ。大切な人が消し飛んだ東京組、2人して抱き合いながらかき消えた神奈川組、「死んだ」3人は皆、アンノウンに食べられるようにして消え去っているので、どうやら「そっちの世界」に転移したものと見られる。つまり、朱雀さんはあんだけ落ち込んでたけど、カナリアは生きてるってことですな(まぁ、そりゃそうだろうが)。あとは前回神奈川組がどうして「偽物の世界」の真実に辿り付いたのか、っていう部分だが……まぁ、今回の真昼さんの大暴れを見る限り、秘密を隠している大人達も割とザルな部分がありそうなので、ちゃんと1クール以内で解決する問題なんだろう。 こうしてみると、謎解きのメインになるのって完全に千葉ですやん。千葉が主人公のアニメだったんだなー。まぁ、それが一番いいと思います。頑張れ明日葉さん。世界は君にキモいと言われるのを待っている。 コボルトだと思ってたけどコボル「ド」なのね、第10話。ゴブリンってどんな作品でも大体共通したイメージがあるけど、コボルトだとちょいちょい違うイメージ。なお、Magicにおけるコボルドのイメージはこんなん。……び、微妙……。ちなみに、Magicでもコボル「ド」だったことを今初めて知った。まぁ、あんまり触れる機会も無いしな。 さて、先週決意して今週からいよいよ新しいフィールドに出たわけだが、なんか、あんまり新鮮さが無いし、抱えてる問題がすげぇ微妙だったからあんまり高揚感が無いな。まず、コボルドが潜んでいる鉱山の仕組みがよく分からぬ。上の階層には「レッサー」コボルドがふらついてて、コボルドは穴蔵の中で微妙な集団生活を営んでいる。いつでも騒がしいので、ちょっとやそっとの騒ぎじゃ寝ているコボルドは起きない。この設定は「一気に集団で襲われることなく、ハルヒロたちくらいのレベルでもこまめに数匹単位のコボルドを討伐出来ますよ」ってことなんだろうが、コボルドの生活環境がイメージ出来ない変な設定なんだよな。あいつらが何を食べてどういう生活習慣なのかが分からない。同じ生物種なんだから夜行性とか昼型とかいう設定は似たり寄ったりのはずだし、他のコボルドが起きて活動してる時間帯は大体他の連中も起きてるんじゃないのか? 横穴みたいな狭っ苦しいところに数匹重なって寝てた描写があったが、あれは家族なのか? どうやって食料を得て生きていて、他の群れとの接触はどの程度あるのか? なんか、色々分からない。 ただ、この世界はモンスターの生活環境までは深く考える必要はないらしく、とにかく「3〜5匹くらいの群れと時たま戦闘になるよ」というフィールドがこの鉱山らしい。……と思ったら、下の層に下りたら今度は農場が開けた。すげぇよな、農耕に牧畜、完全に人間レベルの生活を営んでいる。こいつら、わざわざ鉱山内部でじっとしてる必要ないんじゃないの? こんだけの文化レベルがあるならさっさと外に出て人間と交流すればいいんじゃないの? ゴブリンの時も同じこと思ったけどさぁ。変な世界だよな。そもそも鉱山の4層だか5層だかにあんな広い農地が広がってるのも謎だ。「ダンまち」の時も同じような現象があったが、あっちの「ダンジョン」は完全に未知の領域と定義されてたからまだいいんだよ。この作品の場合、一応「鉱山」って言われてるのに……人間の立場がめちゃくちゃ弱くて、かつて開拓した農地をコボルドに奪われたってことなのかなぁ。 そんなよく分からないフィールドに舞台が移ったわけだが、ハルヒロたちパーティがやることは大して変わらない。各人が少しずつレベルアップを果たしているおかげで戦略の幅も広がり、敵が強くなったといっても戦闘の緊張感は逆に低減している。特に今まであまり活躍してないように見えたシホルが便利な魔法を覚えたことで、集団でのリアルタイムバトルは割と楽に処理出来るようになったらしい。そして、戦略の幅が生まれ、お互いに戦闘中に余裕が出てくると……噛み合わないパターンも出てくるということで。何故かここで突然浮上した「ランタが浮いてるんじゃないか」問題。これも今回あんまりしっくり来なかった部分なんだよな。先週まではメリイさんの問題をずっと扱っていて、それが解決したと思ったら今度はランタをやり玉に挙げるのか。どうせ今までだって同じようなノリで憎まれ口を叩きながらそこそこ上手くやってきたんだから、わざわざ藪をつつく必要も無かったと思うのだが。まー、戦闘中にランタのせいで命が危なくなったらそんなことも言ってられないのだろうが……今回のハルヒロの行動、あんまり積極的な理由が感じられないんだよね。他のパーティメンバーもランタに辟易してるとかなら分かるんだけど、別にそんな様子もなかったしねぇ。正直、集団行動に向いてる向いてないって問題ならシホルやメリイさんだってそんなに変わらないしなぁ。ハルヒロは「リーダー」って言う言葉でちょっと気負いすぎてるんだろうね。マナトみたいに器用に人間関係が調整出来ればいいのだが、それが出来ないハルヒロが無理をしてしまったせいで、ランタとの関係性は改善するどころか妙にぎくしゃくしたものに。それでも気にせずに「仕事をこなす」ランタさんはむしろ偉いと思うで。 こんな微妙な状況で、うっかり遭遇しちゃったデッドスポットさん。先週の時点で「遭わないように気をつければ……」みたいなこといってたのに、さっそく遭っちゃうあたりがこのパーティの抜けてるところだよなぁ。なんでこの階層まで下りてきちゃったんだよ。まだお試しなんだから、慎重に慎重に進んでレベルあげしなさいよ。これでメリイさんが返り討ちにでも遭ったらマジで洒落にならんからな. それにしても、率先して案内役を務めてくれるメリイさん、完全に「便利で強いおねーさん」だ。偶然とはいえ、ハルヒロたちは良いユニットを拾えたもんである。 僕も盗賊ギルドに入ろうと思います! 第9話。アイキャッチ見た時に「誰やねん」って思ったけど、あんただったか……。 最近のアニメで「オフのエピソード」と言ったら、大体は海に行ったり温泉に行ったり、いわゆるサービス回になる場合や、細かいエピソードを繋ぐオムニバスみたいなお話を意味することが多い気がするのだが、今作のオフは「ゴブリンがお休み」という意味でのオフだ。お色気シーンはあんまり無いが、貴重な性的要素は「延々股間を刺激され続けながらも罵倒される」というかなりマニアックなプレイになっている。オフの日に趣味を楽しむのは自由だよね! Aパートは今作の分かりやすい特徴である音声少なめの静かなパート。マナトの弔い合戦も成就し、あくせく働きすぎる必要も無いので、ここでようやく初めての「お休み」を制定したというのである。ユメが言うには「ちょいちょい貯金も出来ている」らしいので、この世界ではゴブリン討伐さえできれば必要最低限の稼ぎがまかなえるようである。まぁ、一応命懸けではあるが、ある程度計画的に動ける若い人間だったら、フリーターみたいなスタンスで「ゴブリンスレイヤー」を生業にするのもアリっちゃアリだよな。 ただ、その場合には宿が義勇兵の宿舎に限定されてしまうようで、暖かい布団で寝たかったらもう少しがんばらないと駄目かもしれない。パーティで一人だけ経験値が多いメリイさんは馬小屋暮らしはせず、前のパーティの時からずっと利用しているという女性専用の宿、いわばルームシェアみたいな生活をしている様子。前のパーティでの蓄えもそこそこあるだろうし、一度そういう生活に移ってしまったらまた寝藁に戻りたくはないよな。メリイさん1人だけでは流石に仕事も出来なかったろうし、これまでは少しずつ蓄えを潰して生きてきたんだろうか。それなりに稼げてたんだろうなぁ。そんなメリイさんの宿にたまたまハルヒロが訪ねることになり、図らずも2人きりのセッティング。余計なガヤがいないと、メリイさんも素直に笑顔を見せてくれるんだよね。笑えるようになっただけでも随分な進歩だよ。 そしてBパート、出キッカワでオチがついたかと思いきや、オフの雰囲気は一変、緊張感のある次の作戦会議へ。どうやら前回のゴブリン退治が強めのゴブリンたちを刺激してしまったようで、普段の狩り場が現在は危険とのこと。いや、でも「普段より強いゴブリンがいるみたいだから狩り場を変えよう」って言ってる次点で、他の狩り場も通用しない気がするんだが……ゴブリンとコボルトってどっちが強いの? 普通はコボルトが上だよな。市街地ゴブリンってのはホブゴブリンみたいな上位種ってことなのかな。前に戦ったでかいのとか鎧のやつが「市街地バージョン」なのかも。そんな近くに同種族のバージョン違いが蠢いてるとか、どういう生態系になっているのかよく分からんな。とにかく、新しい狩り場に移動して新鮮な刺激を受けよう、というのが、停滞感を無くすためにリーダーが提案したこと。その場所がよりによってメリイさんの因縁の場所てのはどうかと思ったが、多分レベル2のミッションがそこしかないんだろうなぁ。レベル2のフィールドのくせに出会ったら即死のボスキャラがいるとかずるい気もするけど、まぁ、虎牢関で出てくる無敵の呂布みたいな扱いだと思えば。今後のミッションはデッドスポットと呼ばれるバグコボルトを回避しながらのコボルト狩りだ。さらばゴブリンたちよ。メリイさんもトラウマを刺激されてちょっと苦しそうにはしていたが、そろそろ新パーティで過去を清算する時期。おそらくハルヒロもそれを意図しての荒療治の提案なのだろう。ここを乗り越えて初めて、メリイさんも新しいパーティの一員になれるってことだ。 そんなわけで新フィールドへ向けての準備を始めるわけだが……ハルヒロずるくない? なんで麻美子に踏みにじられてるだけで新しいスキルが身につけられるのさ。あんなもん、ご褒美やんけ。ずっとお尻が股間に押しつけられてるんだよ。「固くなるのはぶら下げてるものだけでいいって本当ですか?」とかギャル子ちゃんに相談するんだよ? そらもう、師匠のオーダーに応えてちゃんと男を見せないと…………。でもハルヒロはなぁ。無理かなぁ。薄い本でお願いします(最近こればっかり言ってる気がする)。エロい師匠のエロい特訓(有料)を経たのは多分ハルヒロだけじゃないはず。他の面々だって新しいスキルを装備し、ようやく「ゴブリン以外」を相手に出来るんだからそれなりに心躍っているに違いない。 さて、残りの話数でどんな事件が起こることやら……。 ようやく見られたメリイの笑顔。今回はそれで良しやな。 相変わらず、すごく良いところとすごく謎なところが混在している作品である。おかげで視聴中もテンションが一定しなくて身体に悪い。今回はとても良いシーンが多くて個人的には好みのお話だったのだが、その分「なんでここがなぁ……」と口惜しい思いも強くなる。先にその部分をあげてしまおう。 まず、毎度のことながら挿入歌の話。今回は戦闘シーンを盛り上げる役割の1曲と、厳密には挿入歌ではないがエンディングが墓地のシーンから長回しになって事実上のBGMとして1曲。戦闘シーンの方は、まぁ、いつも通りのやつだからそんなに気にしないようにするとして、エンディングの演出はどういう意図があったのかをはかりかねる。わざわざ普段のエンディングじゃなくてシホル(の中の人)が歌ってるバージョンなのよね。なんでわざわざ? 墓地のシーンでは、シホルはマナトの死を悼んで堪えきれずに泣き出してしまっていた。彼女の性格を考えるならばそれは当然のことであり、他のパーティだって皆同じように心の中で涙を流しているはず。声を上げて泣くのがシホルだけ、というシチュエーション。そこは静かにシホルの声が流れれば良いシーンである。そこに何故敢えて、シホルの声で歌を入れる必要があるのか。優しい曲ではあるが、特にシホルというキャラを代表するイメージでもない。それをよりにもよって「今泣いているシホル」のシーンでかけてしまっては、まるでそこにシホルが2人いるかのようなちぐはぐな印象を与えてしまう。真剣に、なんでそんな選曲になったのかを演出した人に聞いてみたい。「シホルの良いシーンだからシホルの良い歌をかけたんです」というのはあまりに安直で、せっかく作りあげた神妙な空気が台無しである。今作は「無音の音」が非常に活きている作品で、例えばCパートなんかは雪の中でのハルヒロとメリイの対話を一切BGMの無い状態で延々繰り広げており、見事に「近さ」「密さ」を表している。墓地のシーンも同様で良かったと思うのだが……どうにも勿体ない。 もう1つ、これは駄目な点ではなくてどうしても気になってもやもやしたというだけだが、相変わらずゴブリン側への肩入れが凄いんだ。これまでのバトルでも散々「ゴブリンだって平和に暮らしてるのに、わざわざ襲撃して惨殺、強奪を繰り返すって、人間の方がよっぽど悪人じゃねぇか」という印象はあったわけだが、今回の一大イベント、ゴブリン住居襲撃戦は、その印象がさらに強まるようになっている。何しろ、ゴブリンも大家族(?)、役割分担もしっかりしているし、「魔法を理解している!」など、ゴブリンの知性の高さを感じさせるシーンも多い。挙げ句にチェスを差すゴブリンまであらわれる。もう、知能レベルは完全に人間と同等である。ここまで来ると、「モンスター退治」ではなく、「異種族戦争」になってしまい、主人公チームにもしっかりと「ゴブリンと戦う理由」が与えられていないと、どうにもすっきりしないものが残る。幸か不幸か、今回はマナトの弔い合戦という大義名分があったので一応理解は出来るものの、それでも人間側の被害はマナト1人、ゴブリンはこれまでハルヒロたちに大量に惨殺されているわけで、単純な数の論理ならば大義名分はやっぱり成立しない。この世界の人間は、ゴブリンとの話合いを持つことは不可能なのだろうか。とてもそうは見えないんだけども。極めつけはアイキャッチと提クレ絵に使われた「なんか良い雰囲気の優しいゴブリン絵」である。もう、完全に良い奴じゃん。ゴブリンの方が心穏やかで話が分かりそうじゃん。なんで殺しちゃうんだよ。「戦争の理不尽さ」というのはどこにでもついて回るので「しょうがないんだよ」と切り捨ててしまってもいい部分ではあるのだが、せめて、もう少し「ゴブリンは悪い奴だ」という風に視聴者を納得させる方向でガス抜きしてほしいなぁ。別にこのアニメのメインテーマは「逃れ得ぬ戦争悲劇」ではないと思うんだけどね。 以上の2点が、今回のエピソードで相変わらずもやもやしてしまうところなのだが、ただ、今回はそれを差し置いても良いシーンが多かったのでトータルでは楽しかった。何といってもAパートのバトルシーン。満を持しての仇討ちということで、ハルヒロパーティもしっかりと準備をして挑んでおり、格段に良くなった連携を刻みながら、経験値を積んだ姿を見せてくれている(最後にメリイさんが撃たれてしまったところはみなかったことにして)。シホルの呪文がはっきりと役に立ったシーンは久しぶりに見た気がするし、モグゾーの戦いっぷりも自分のポジションを心得た堂々としたもの。ランタの切り込み隊長としての性能もまずまずだ。こうした個々の任務について、アクションの作画、演出もよく、個人個人が何を考えて動いているのか、どのような心理状態にあるのかが画からも伝わってくる。個人的にお気に入りは、アバンで円陣組んだ後、ハルヒロとメリイのシーンの後ろでこっそり帽子を被っているメリル。こういう細かい仕草で「それっぽさ」が見えるカットって良いよね。他にも、戦いに慣れてて戦闘中の動きが圧倒的に良かったり、致命傷に到らなかったユメの矢を抜き取った後に怒りで思わず矢をへし折ったり、ゴブリンさんサイドの方の感情の動き方も見ていて説得力がある。なるほどこのゴブリンなら「強敵」になってもおかしくはないな。人数も多かったし、明らかにモグゾーVSでかいゴブリンはサイズで圧倒してたし。むしろハルたちはよく勝てたもんだと思うわ。そりゃ経験値不足でエンカウントしてしまったマナトは不幸以外の何ものでもないわ。 こうして戦いを終え、マナトの墓参りから1つのけじめをつける。そして、次のステップはメリイさんとのパーティ結成である。前回の一件で明らかに(特にハルヒロに対しては)態度を軟化させたメリイさん。デレ方も彼女らしい不器用なものが多いが、わだかまりが無くなると本当に素直で可愛い人ですよ。彼女のメイスアクションもちゃんと鈍器の重さが分かるようなモーションになってて良かったなぁ。「鈍器ヒロイン」ってのも新しくて良いかも。だってユメの弓矢が役に立ってる感じがあんまり無いんだもん。この世界における狩人とか盗賊とかの技能系ジョブってどういうところに存在意義があるんだろうなぁ。そのうちダンジョン探索とかレンジャーミッションがあるのかなぁ。 キッカワさんな浪川さんにギャラ発生、第7話。あと先週気付いてなかったけどコボルトの中の人が杉田なのかよ。どうせ加工されんだから誰だっていいだろうに。それとも、今後あのコボルトがシナリオに食い込んでくることでもあるんだろうか。 久しぶりに挿入歌復活。まぁ、今回はそこまで気にならなかったかな。ただ、しっぽりしたムードのところにいきなりロックテイストのインストだったので「また台無しかい!」とは思った。曲が割と薄めにかかってたおかげでその後は大丈夫だったけども。こうして挿入歌バックで割とダイジェスト気味のシーンもあるのに、どっかでは進みが遅いとか言われてるのを見たことあるんだけど、むしろ今回は飛ばし過ぎなくらいだと思ったけどね。 今回もたっぷりと「メリイさんと仲良くなりたい計画」が進んでいく。冒頭のシホルの勇気ある発言のおかげで、チームで一番へそ曲がりなランタもちょっとは改心。流石にあれだけの苦労話を聞かされてまでメリイを邪険に扱う程の人非人ではないのだ。チームの総意として歩み寄り計画が進められ、ハルヒロが代表してメリイさんに意志を伝え、それをチーム全員がサポートするという流れで、ようやく一歩目を踏み出すことが出来た。ハルヒロの木訥とした訴えは流暢に説得するよりもむしろ効果的で、メリイさんも元々ハルヒロについては認めている節もあったので、彼が素直に心中を話してくれていると思えたことで、ようやく雪解けが進行したようだ。今回残念だったのは、あの雨の会談シーンの後、メリイさんがどのように変化していったかが明確な台詞が無いダイジェストパートで描かれてしまったこと。出来ればもう少しメリイさん視点で「ハルヒロたちがどう見えているのか」っていうのを描き込んでほしかったのだが、残念ながらそのあたりは何となく飛ばされてしまい、気付けば彼女も同じ食卓が囲めるようになっていた。まー、この辺を丁寧にやろうとすると確かにもっさりした感じになってしまうかもしれないので、今回のダイジェスト処理はしょうがないところか。 一応、1カット1カットの映像は丁寧に意味が込められているので、どういう感情の推移があって「仲間」につながって行くかというのは大体想像出来るようにはなっている。まずもって、ハルヒロ発言を受けたメリイさんの表情が今までに無いような顔(警戒心がなく、どっちかっていうと困ったような顔)が彼女の性根をきちんと表していたのだ。その後のシーンでも彼女の微妙な表情に注意しながら見ていくと、彼女の警戒心が少しずつ薄らいでいく様子が分かって面白い。まだ「微笑める」ところまでは来ていないようだが、確実にチームメイトとしての地盤固めは進んでいるようだ。 「パーティを殺してしまった神官」と「神官を殺してしまったパーティ」のお話は、どうやらこのままで丸く収まりそうである。そのついでに、彼らの成長の様子も同様にダイジェスト気味に描かれており、各人が手に入れたスキルの話、それに伴って装備品を強化していく話など、RPGをやっていたら一番楽しい部分である。戦士役のモグゾーは装備の強化くらいしかやることねぇかな、と思ってたら「War cry」なんて謎の技を習得してた。この世界の戦士職は割と器用なんだな。その他、ユメがようやく狩人らしく弓矢主体で戦えるようになっていたり、ランタが口だけではなくてしっかりメインアタッカーとしてダメージを稼げるようになっていたり。ここまで各ユニットに個性が出てくれば、それをコントロールする参謀役も手腕のふるい甲斐があるというものだ。ハルヒロもきちんと「仲間を観察する」ことをマスターしているようで、マナト(残留思念)と相談しつつ、確実にリーダー職に落ち着けそう。これならメリイさんもついてきてくれるかな。 ただ、今回よく分からなかったのは「ゴブリンスレイヤー」という要素が何故こうもネガティブな話として(ほんのちょっとだけ)扱われたのか、ということである。つまり、まわりのパーティは「ゴブリンなんかさっさと卒業してもっと強い魔物を倒さなきゃ」みたいなことを考えてるってことだ。いやぁ、この世界にゴブリン以外のモンスターがいるとは知りませんでしたわ(まぁ、コボルトはいたけど)。他の連中はどこで何を狩ってるんでしょうね。でも、ゴブリン討伐だけで生計が立てられるなら、別に無理してそんな強い奴倒さなくてもいいと思うんだけどね。ゴブリンだってあんだけ強いんだから、町のまわりのゴブリンを掃討する仕事だってそれなりにニーズはあるだろうし。そもそもレベルあげの最中に「もっと難しいところにいけよ」とか、的外れな中傷だよな。ええやん、確実にレベルあげてから次のダンジョンにいけば。死人を出したパーティなんて、どこまで用心したって用心しすぎることはないんだぜ。あんまり誹謗中傷には聞こえないので、今回わざわざサブタイトルにまでなっている「ゴブリンスレイヤー」が彼らのどういう要素を表したいのか、いまいち分かりませんでした。まぁ、本人たちも「来る日も来る日もゴブリンゴブリン……」と言っていたのでショボいことやってる自覚はあるのかもしれないけどさ。「いのちをだいじに」でいいやんか。 |
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Thraxi
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声優のこと全般
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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