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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 じじいの死体(?)は洒落や夢じゃすまない気がするぞ、第7話。うやむやになったと思ってたけど、あれってずっとイン冷蔵庫だったんか。どうすんだよ、いくら低温でも生命活動が維持されてないんだったら腐食防止にも限度があるやろ。もう、ジジイは社会的に抹殺して大人しく葬儀するべきだと思うぞ。

 さておき、前回はなんかちぐはぐな気がするギャグ回だったおかげで「ただでさえ尺に余裕がないはずなんだから、きっちりやれや」と思ったものだが、今回はきちんとシナリオも進んだし、それなりの引きもあったし、なによりバトルがちゃんと描かれていたので良いお話だった。どうせベタベタのシナリオラインに大した期待は持っていないのだから、きちんと画面で見せてくれる展開でないとね。考えてみりゃ、ひまわりちゃん加入後に、4人がきちんと平等な状態でバトルに挑むのって、これが始めてのことじゃなかろうか。しかも記念すべき2度目のドッキングを任されたのがまさかのイエローであったというのも意外。やっぱり、あの高火力のキャノン砲さえ手に入れてしまえば、その他のハンマーやらソードやらの原始武器は必要無いってことだよなぁ。

 一応シナリオの方もチェックしておくと、学園ものではお馴染みの「テストで赤点取るとヤバい」系の導入。あのメンバーで学力にどのような差があるのかはなかなか気になるところだが、彼女らの場合は見たまんまのようである。あかねは全体的にアホキャラで、一応「バイトが忙しいから」という免罪符はあるものの、今回のシナリオではお荷物扱い。まぁ、「元気の赤」ですし。青は多分無難に全科目で良を取る感じの成績だろう。緑も最低限の文武両道をモットーとしているようだし、黄色は不登校を挟んでいる上に文型科目には興味が無いようだが、当然理系科目が強い。黒も根が真面目だし、特別目立ったことをしないように生きているだろうから、成績は並を維持しているだろう。こうしてみると、割とお利口な子たちの集まりといえる。お馬鹿キャラがいて何かしらかき回すのがセオリーとなっている萌えものの中では珍しい方かもしれない。

 しかし、今作の場合、そうした「試験勉強」はあくまで友情タッグ結成のためのフラグ。れいちゃんが再び一色家の敷居を跨ぐための条件として用意されたものであり、執拗な勧誘を断り続けたれいちゃんも、一色博士のことに気がついたことで潜入捜査をする気になったようだ。いや、今更気付いたのかよ、とは思うけども……まぁ、名字だけだと気付かない可能性もあるか。前回運び込まれた一色家は、どこをどう見ても単なる古びた日本家屋だし、まさか最先端技術の専門家が隠れ潜んでいるとは思わなかったのだろう。しかし、だったら何で今回わざわざ潜入しようとしたのかもよく分からないんだけどね。ジャンルにもよるだろうが、示現エンジンみたいな技術の開発者が、自宅に重要なデータやサンプルを置いておくわけがないと思うんだけどね。こと示現エンジンなんて世界規模の問題なんだし、流石に個人宅に潜入したからって何か情報が得られるようなもんでもなかろう。ひょっとしたらジジイを見つけて強迫してシステムから攻める算段だったのかしら。

 結局、れいちゃんが出会ったのはのほほんと試験勉強をする女子中学生の一群と、冷蔵庫の中で白目を剥いてるジジイの死体のみ。確実に刑事事件として捜査されるレベルの光景だが……つえぇな、天元理心流。剣道の流派なのになんで手刀での当て身とかマスターしてるのかは謎だけど。れいちゃんほどの手練れを一撃で仕留めるとか、あの緑、相当手慣れてるぞ。狙われてたっぽいからももちゃんは今後身辺に気をつけた方がいいかもしれない。そして何事も無かったかのように死体の隠蔽を済ませ、何故かみんなで家庭菜園で野菜を食う流れ。なかなかいい話ではあるのだが、ジジイがあの身体になった今、果たして菜園の管理は一体誰がしてるんだろう。ももちゃんは家事、あかねはバイトで忙しいと思うのだが、その上であんな大規模な菜園まで手がけてやがるのか。すげぇ家だな、一色家。

 で、結局れいちゃんのトラウマは解除しきれず、未だ対立図式の変わらない状態でのバトル突入。今回現れたアローンは割とオリジナリティの見える機体で、攻撃方式もヌルッとしていてなかなか面白い。どうも千葉県かどこかの海沿いから出現してわざわざ首都圏上空を渡って大島まで進軍していたみたいだが、アローンってどこで現れて、どのあたりで視認されてるんだろう。海から潜行して現れるなら、見つからないように海底を進めばいいのにね。もしくは別な次元から出現してるなら、もうちょっとエンジン近くに転送位置を調整出来ないもんだろうか。わざわざ攻略対象まで距離のあるところから出撃しておいて、それを守りきるミッションをれいちゃんに課すとか、あのカラスどももなかなか趣味が悪い。今回なんか結局れいちゃん間に合わなかったしなぁ。

 ただ、間に合わなかったのはあかねたちも同じ。連絡体制が整っていなかったのか、アローン出現の報からあかねたちにコールがいくまで割と時間がかかっちゃったよね。おかげで首都圏までの侵攻を許してしまったわけだし、あんな事態にもなってしまった。まぁ、彼女らの攻撃パターンが鈍くさいのもアカン理由ではあると思うけど。あかねがブーメランで切って、そのあと2人してハンマーやらソードやらで攻め立てて「効いてるみたいだけど、面倒だからビームでいいよね」って、最初からビームでええやん。まぁ、戦隊もののセオリー通りなんだけどさ。どうも、戦闘シーンで個々の機体が活躍するところまで描ききれていないのが勿体ない。やっぱり敵キャラが意志性の見えないアローンなのがなぁ。もっと白熱した試合展開にならないものかしら。幸い、今回のあかね撃墜のおかげで、次回以降はどうしたって戦略に変化が求められるようになるだろう。他のドッキングバリエーションとかにも期待したい。

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 尻アニメってそういうことじゃないと思う第6話。そりゃまストパンの時だってものすごい露骨な形でも出てたけどさ。今回の尻は、なんかもう、な。単に水着の女子中学生にあれこれさせたかっただけじゃないか!

 シナリオの一切進まないギャグの息抜き回。ジジイが暴走し、めちゃくちゃやるだけの話なので、前回のシリアス展開なんてどこへやらってな感じだし、今作では初めて、アローンの一切登場しないエピソードでもある。まぁ、4人がチーム結成するまででシナリオは一段落したし、れいちゃんが加入するまでにはまだ相当かかるはずなので、この辺で一息入れるのは間違っちゃいないんだろうが、ただでさえ1クールは時間が無いのに、こんな「なんとでもなる」話を入れてしまって良かったものだろうか。今回って、多分次に引き継ぐような伏線とか何一つなかったよなぁ。しいてあげるならあおいちゃんが怪力なのはデフォルト状態でもそのまんま、ということが確認出来たことくらいか。これで力の青、技の緑、頭脳の黄色という分化は綺麗に示されたことになる。それじゃ赤は何か? ……元気の赤? まぁ、今回の大砲突っ込みシーンを真面目に考えれば「ディフェンスに定評のある赤」でもいいかもしれないけど。あの粒子砲みたいな大砲がどの程度の殺傷力を持っていたのかは定かじゃないが、少なくともあの謎のテント水着が内部破裂を起こした時点で装着者であるあかねには想像を絶する衝撃がかかったはず。あの程度の事態で済んだということはあかねは相当頑丈な子に違いない。

 でもまぁ、そんな諸々の能力も、「黒一人でいいんじゃないかな」と言われるとそれまでなんですけどね。前回はあんだけぶっ倒れて治療を受けっぱなしだったおかげで個体スペックが判明していなかったれいちゃんだが、変身も合体も一切無い状態で、人智を越えた運動能力を有している。これもあのカラスの刻印のおかげなのだろうか。今回がギャグ回だと割り切ったとしても、流石に看過出来ないレベルのハイパーっぷり。あれだったら、いっそのこと邪魔者であるあかねたちを変身前の状態で一人ずつ潰していったとしても全く問題なさそうだが。まぁ、一応今回も友情パワーが深まったから、ますます敵対しにくくなった、と考えることも出来るけども。そういや、あかねは最終的にあの島の上でれいちゃんがどうなったと思ってるんだろう。他の連中は「あのマフラー、どうみてもアイツだよな」と思ってるから納得ずくなんだろうが、あかねはちゃんと「れいちゃんを救出した」と思っているんだろうか。

 ギャグ回に突っ込みっちゅうのも無粋な話ではありますがね。ただ、正直言って個々のイベントが面白かったかと言われるとあんまり……トラップもベタベタだったし、あんまり個人の能力や関係性が活かされる設定でも無かったし。ホントに何がしたかったんだ、ジジイ。一応の収穫というと、わかば×ひまわりというあんまり馴染みのないコンビがちょっと繋がりを深めたくらいか。ひまわりちゃんは途中から単なる「スイッチ好き」にしか見えなかったけどな。いや、多分一番スイッチが好きなのはどう考えてもジジイだ。ポチッとしすぎだ。あいつが救った世界のエネルギー事情とか、そりゃ不安で仕方ないわ。今回の話が今後のシリアス展開に悪影響を与えないといいんだけどな……。あ、でもエンディングはようやくこれが本気なんだろ、というのが出てきてちょっとホッとした。




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 味覚障害ぎみのマヨラーにお弁当褒められてもあんまり嬉しくないよな、第5話。いっつも弁当にマヨネーズ付けてたら持ち運びに邪魔だろ、と思ってたら、となりに重箱持ってきた奴がいたからどうでもよくなりました。

 順当に1人ずつ新メンバーを加えてきたビビッド戦隊、今回はついに最後の1人であるブラックに手をかける。偶然海辺で出会ったれいが何となく気になったあかねが声をかけ、そのままいつも通りの天真爛漫ぶりで近づいていく。更に「弱っているところに優しくする」「こっそり抱えていた心の傷を遠慮無く抉る」というコンボをぶちかまして速攻で籠絡にかかったわけだが、幸いにも、なんとか1話で堕ちることだけは避けられた。流石にもうちょっと頑張ってもらわないと、1人悪人側に回っている意味がないからな。最初はジャメイ因子を埋め込まれたアバレキラーみたいな立ち位置かと思ったが、どっちかっていうと家庭の事情をネタに強請られて嫌々従ってる風なので、中後期の黒騎士ブルブラックに近いかもしれない。戦隊5人目のブラックっていうよりも、追加戦士のブラックだな。これでアバレキラーばりに参加するのがラスト直前とかだと流石に可哀想になるので、あと2〜3話くらいで何とか問題解決して5人戦隊になってほしいものです。

 今回はアローン戦が無かったのでバトルシーンでの見どころが無かったのは残念だが、ぶっちゃけここ2話くらいはバトルでもあんまり見るべき点は多くなかったので、このくらいの流れが普通なのかな、と思い始めている。ことブラックについてはバックグラウンドで語らなければいけないファクターも多いので、無駄に戦闘に尺を裂くくらいならドラマの方に重点を置いてアローンは無かったことにする方が正しいのかもしれない。少なくとも、何で友達になれたのか未だによく分からない若葉や、過去のトラウマを簡単に解消しすぎたひまわりに比べれば、ちゃんと自分を貫いてくれたれいちゃんの物語の方が見ていて興味は引かれるのである。彼女の場合は親の命を握られてるってことだが……一体どういう存在なのでしょうね。「彼女の世界」は既に滅んでしまっているというのは、何かのメタファーなのか、それとも事実なのか。「示現エンジンを破壊すること」を目的にしているってことは、どうもれいちゃんの「世界」ってのは示現エンジンの向こうにある存在のような気もするが……これで「示現エンジンに親が殺された」っていうのが本当ならば、ジジイの立ち位置が難しくなるよな。「科学は人を幸せにする」って孫娘は信じ切っているわけで、それを覆すような存在が現れてアローンを正当化されたら、あかねは戦うことが出来るんだろうか。

 ただまぁ、現時点での問題は「あかねがどうか」よりも「れいちゃんは今後もツンの状態を貫くことが出来るのか」っていう方なんだけども。今回は辛うじて堪えたとはいえ、あかねを前にしてかなりぐらついているのは事実。このまんまあっさりとカラスに喧嘩売るようなことになると、幸せそうに母子でじゃれていた一色家の一人勝ちってことになってしまうのでなぁ。「ストパン」は基本的に物語のゴールはハッピーエンドに決めていたので、出来ればこちらの作品でもちゃんと全員が幸せになる結末を見たいもんだよ。あのカラスをどういう風に処理するかだが……割と理知的にしゃべるもんだから、あんまり悪い存在にも見えないのがなぁ。世界滅ぼすとは言ってるけど、その理由が「自分の世界を滅ぼされたから」だったら仕方ない気もするし。

 ふむ、やっぱりこのくらいの話数になるとシナリオは多少考える部分が出てきますね。まぁ、この作品の場合、そうしたポイントは2の次で、結局「いかに尻をみせるか」っていう部分にばかり腐心してるわけだが。ケツに銃とかいつものアングルとか、あからさま過ぎるシーンももちろん笑うが、今回はメインだったれいちゃんがことごとく尻で何かを語っているのがおかしくてしょうがない。人間、困った時にそんなに尻がぷるぷる震えないと思うぞ。

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 黄色はドッキングすると縦ロールで巨乳でティロフィナる、第4話。まぁ、マミさんだったら4話の時点で既にいなかったわけで。どちらの展開が早いかと言われると難しい問題やな。

 というわけで順調にメンバー増員の黄色加入回。前回の緑の時の脚本もかなりナニだったわけだが、今回も容赦無くスピード展開なのでシナリオ上の含みとかは一切無し、ひたすらお約束を片付けるのに必死で大変である。なんだろね、なかなか落ち着かないよね。「ストパン」の時もベタベタしか無かったはずなのに、あっちは全然窮屈なイメージが無かったんだけどなぁ。今回登場したひまわりちゃんとの友情イベントも非常に安い仕上がりになっており、こんだけあっさりドッキングまで行ってしまうと、最初にドッキングを拒否られていたあおいちゃんが実は一番仲が悪いんじゃないかと勘ぐってしまうレベル。どんだけ引っかかってたんだよ、トマトの一件。

 さておき、不登校児であるひまわりちゃんは一見するとささみさんに似ており、更に室内でゴロゴロしている様子はフラウ坊にも似ている。最近引きこもり系ヒロインがやたら多いな。当然この手のキャラにはお約束でスペックは異常に高く、世界中のエネルギーを一手に担っている示現エンジンのセキュリティ内にも遠慮無くハッキングを仕掛けられるという。流石に一介の中学生が世界レベルのフィールドに突っ込めるのはどうかと思う。この世界、やっぱり一番最初に不安視したみたいに絶対に平和になれないと思った。更にエネルギー供給用のコンビナートは全て無人でオートメーション化されているらしく、旧時代エネルギーから考えると恐ろしい規模での雇用喪失を招いている。下手したら暴動が起きるレベル。アローンの目的は示現エンジン破壊による世界の還元で、そっちの方が正義なんじゃないかと思えてくるくらいである。

 しかしまぁ、そんな恐ろしいシステムなので、それに憧れる女の子もなかなかマニアック。カメラでの授業視聴を許される特権階級のひまわりちゃんは、じいさんの素晴らしいコネによってあかねとの友情タッグを形成。今後はチームのメカニック担当として活躍する模様。黄色がメカ担当って珍しい配置かな、とは思ったが、「アバレンジャー」とか「カーレンジャー」とか、実はイエローって知性派が多かったりもするらしい。なかなか気の利いた戦隊リスペクトである(勝手に断定)。固有武器は、冒頭にわかばが伏線を張っていたことからも分かる通りにシールド。ただ、防壁として機能することに加え、個々のビット自体にも砲撃力、反射力があり、更にドッキング後にはシールド中央部から派手に展開し、カノン砲になるという必殺技も搭載されている。ちょっと待て、防御力も最大でそこまで火力があったら、他のハンマーやソードはいらないんじゃいないですかね。今作の場合は結局ドッキングメインのおかげで関係無い連中は空気になっちゃうのがなぁ。ドッキングがあかねメイン以外でも可能な設定だとすれば、赤+黄の脇で青+緑とかいうダブルドッキングも狙えるのだけれども。

 まぁ、シナリオ展開は釈然としない部分が多いものの、順調に4人目が加入しました。引きこもった原因が「匿名掲示板でIP表示を義務づけたら友情にひびが入った」という、ウェルカムアンダーグラウンドな事件だったのはもう気にしないことにしましょう。最近の女子小学生は2chにでも入り浸ってるんでしょうかね。さておき、残るは黒だけ、ということになるのだが、敵方に回っている彼女が仲間入りするのはどのタイミングになるんだろうか。次回が黒メイン回みたいなのだが、5話で加入は流石にないだろうしな。しかし、政府機関は常にあかねたちの戦いをモニタしてるはずなのだが、遠くからアローンに加勢している黒い子の存在には気付かないものなんだろうか。それなりに遠距離から射撃はしているんだろうが、割とエフェクト目立つぞ。そして、今回登場したアローンは「一度やられて復活する」という(現時点では全く意味が無かった)ギミックを見せたわけだが、アバンでの戦いじゃ黒い子アローはまだ使ってなかったんだよね。パワーアップ前のくせに青いドッキングが苦戦して、アロー使ってパワーアップした後を黄色ドッキングで一蹴してたわけだ。……やっぱり全部マミさんに任せればいいんじゃないかな。

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 予定通りのグリーン加入、第3話。しかしあれだな、こうやって改めて聞くと……バウムはまだ実力不足の感が否めないな。こういうお堅い系のキャラは初めてだけど、台詞の端々が色々舌っ足らずで残念。似たような駄目さがあったあやねるが着実に経験値を積んでいるので、ちょっと出遅れた感。バウム自身のキャラは好きなので、頑張って欲しいとは思っているのだが。

 さておき、とにかく新キャラが加入。3話目で3人戦隊になったのだから順調なペースではあるのだが……やっぱり戦隊ものと訳が違うというべきか、今回のエピソードは本当に色々と駆け足過ぎて大変な部分が多い。まぁ、尺の詰まったお話になることは分かっているから、こういう部分で無理が出るのは仕方ないとは思うのだが……その辺、スマプリの加入エピソードは色々と上手かったなぁ。

 今回「足りないな」と思った要素を抜き書きしていくと、まずわかばのキャラクターの掘りさげ。特に「最近剣道で辛かった」描写や「昔のように楽しい剣道が出来ればいいな」描写、そして「本当の強さが知りたい」描写などなど。彼女が剣道をやってるっていう情報くらいしか出てこない状態で、いきなりあかねと友情タッグを組むに至るのは無理がアリアリ。また、考えてみりゃ何であかねがあんだけ強いのかっていうのも説明されてない部分だな。ビビッドシステムを肉体に許容した時点で既に超人的な能力を得ている設定なんだろうか。なんちゃら流のために必死に稽古を積んできたわかばが初見で負ける素人ってのは、相当なもんなんじゃなかろうか。しかも白刃取りってな。そんな無茶苦茶な奴にわかばが正面から勝負挑む意味も分からん。「勝たなければ」って言ってたけど、あれは剣道のルールで一本取れれば良かったんだろうか。途中からそうは見えなくなってたけど。

 まぁ、そうした駆け足の「設定消化」部分はある程度仕方ないとしても、更に盛り上がるべきバトルシーンもお約束を踏襲するだけで手一杯で、なかなか見たい要素が全て出ているとは言いがたい。特に、いきなりわかばとあかねの合体に突入したので、わかばの単体スペックが一切描写されていないのは勿体ない。たとえばスマプリを例にとれば、「今まで戦ってきた人間では敵わない! こいつはピンチだ!」というシチュエーションになったところに新メンバーが加入し、数が増えたこと、もしくは新必殺技でもって難敵を打開する、というのがメンバー加入エピソードのセオリーである。そうじゃないと「助けに来たぜ!」の意味がないからだ。しかし、残念ながら今回のわかばの参戦にはその要素が一切ない。ひょっとしたらあかねとあおいの2人でも前回同様に容易く撃破出来てたかもしれない。それにも関わらず、前回あれだけいちゃいちゃしていたあおいちゃんとの合体をすっ飛ばして、いきなり初対面のわかばと合体、大技炸裂からの勝利。別に、そこはあおいとの合体でもいいじゃん、と思ってしまえるので、今ひとつ新規加入のインパクトが弱い。一応、ちょっとだけ「あおいのハンマーがかわされる」っていう描写はあったけど、あれが「鈍重なあおいじゃ駄目で、より戦闘経験の高いわかばを使え」っていうことだったんだろうか。ちょっと説明不足やなぁ。あと、多分わかばの固有武器が剣ってことなんだろうが、合体前のバージョンでのソードも見てみたかった。その辺の要素がすっ飛ばされると、ワクワクしていた変身、合体ギミックも消化不良でちょっとガッカリ。

 まぁ、ダラダラ文句を言いながらも見てしまってますけども。だって、映像見てるだけで面白いもの。今回もしゃきしゃきしてたなぁ。あかねわかばのバトルシーンもなかなか見応えがあったが、個人的にお気に入りなのは初対面の時に白刃取りでわかばが吹っ飛ばされるカット。「バトルで動かすぜ! あ、あと尻も」みたいな絶対に忘れないこだわりは大事にしたいね。この世界もストパン同様、何の理屈も無しに恥辱プレイな制服がまかり通る世界のようで、実にけしから素晴らしい。欲を言うなら、個人個人の変身バンクにもう少しオリジナル要素を強く出して欲しかったかな。一応変身に入るモーションだけ違うけど、腕甲のギミックとかは全員一緒なんだよな。そりゃ同じシステムで変身してるんだから間違っちゃいないんだろうけど、どうせだったらセーラームーンとかなのはみたいに、1人1人違ったイメージモチーフの変身要素があっても良かったんじゃないかと。そういう意味では、合体シーンと合体後のデザインの方が見ていて楽しいかもしれない。今回は「盾!」「剣だ」のおねーさんによく似ていましたけど。月まで壊せ、カ・ディンギル!

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 説明不要の第2話。システムがどうこうとか、変身、武器の強さ、身体強化の度合い、そして合体。色々あるけど、説明不要。もう、どうでもいいから幼女で全裸で尻だよ。

 思いの外展開がゆっくりしてる。1体目のアローン相手にここまで引っ張るとは思ってなかったのだが、考えてみりゃ敵キャラ巨大化(?)と合体ロボまで展開しないと戦隊ものにはならないからな。見れば見るほど本当に戦隊フォーマットが綺麗に出ている。現時点ではブルーとの2体合体なわけだが、これって話数が進めばグリーンもイエローも合体出来るようになるのかな。最終的に敵側のブラックも合体して5体合体だよ。一体どんなカラーリングになるんでしょうか。もう、そういう諸々を想像するだけでも馬鹿馬鹿しくて楽しい。

 一応今回の新要素をチェックしておくと、まずはブルーの変身。バイオマンと違ってブルーが2番目なのでブルースリーじゃなくてブルーツーであるが、こちらは乳がやや大きく、そのサイズに象徴されるかのようにパワーファイター型になっている模様。ディフェンスに優れてパワー型のブルーっていうのは割と珍しく、昭英の扮したギンガブルーや、現在放送中のブルーバスター当たりが思い浮かぶくらいか。元々病気療養してた子にパワーファイター型のスーツを任せ、専用武器がハンマーってのはどうかと思いますけどね。あれってひょっとしたら「元気に動きたい」っていうあおいの願望が反映してるのかなぁ。ちなみにあかねの専用武器がブーメランってのもどうかと思う。レッドとブルーでブーメランとハンマーって……どんだけマイナー武器狙いだよ。レッドは剣だろぉ。あと、ブーメランだといまいちどういう特性を象徴したいのか分かりにくいよ。スピード型かと思ったけど、どうも次に出てくるグリーンが技巧派タイプっぽいしなぁ。レッドはやっぱり総合力なのかな。「底抜けの明るさ」とか。

 あかねが「総合力」だとするなら、合体後に主人格があかねだったことも一応納得出来るだろうか。合体後の外見だけ見ると青要素の方が圧倒的に強かったのに(もしくはすごく絶唱しそうだったのに)、実際に動かすのはあかねの方で、あおいは主にハンマー担当だったんだよな。あれって、合体のバリエーションも豊富にあったりするんだろうか。ガオキングばりに合体のモードが多くて「黄色メインの3体合体」とか「緑メインだけど武器は赤」とか、そういうのがあると楽しそう。ただ、4体合体とかする場合には全員が「無二の親友」レベルまで友情タッグを構築しなきゃいけないのが大変だけども。トマトごときにブロックされる友情パワーだからなぁ。あ、でもトマトってやたらと戦隊の敵になるイメージはある。イエローオウルもギンガグリーンもトマトに苦戦してたもんな。そんなとこまで戦隊リスペクトなのか!(こじつけ)

 まぁ、とにかく訳の分からない部分が突き抜けており、更に作画は今回も全力全開と、テンションが落ちる気配はない。多少シナリオは間延びした感があるが、それでも退屈な時間はほとんど無かったし。敵の巨大化役が最後に残されたブラックっていうのも新しいなー。あれってブラックが仲間になったら巨大化シークエンスは誰が担当するんでしょうね。いや、多分ブラックが寝返るのはアバレキラーばりに本当にクライマックスを迎えた時だと思うから、ラスボスが出てくるんだろうけど。いやぁ、謎も多いしアホ要素も多いし、楽しいのは間違いない。

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 なんだか分からないけど大戦争、第9話。盛り上がることには盛り上がっているみたいです。

 なんだかんだ言いながら毎週それなりに入れ込んで見ているこの作品なんですが、それでも今ひとつ入ってきてない中身がある。それが単なるこちらの見逃しなのか、それとも描かれていないだけなのか、判然としないのだわな。一番気になるのは、「結局フリュネの目的って一体何だったんだろう」という部分。最初に僧院を抜け出した意味は分かる。あれだけ過酷な人生を与えられたら、誰だって逃げ出したくなるだろうし、そうして逃げ出してしまったら、右も左も分からない状態になってしまって知らない男の子の家に転がり込むのも仕方ないだろう。そこでネッサを手渡したのも、とりあえず現段階においてフラクタルシステムの「鍵」たる自分に対する嫌悪感を示したとすれば分からないではない。

 が、結局彼女は僧院に戻ってしまった。彼女の中で大切なのは、「生みの親」であるバローたちの思い通りにならないことであるということなのか。ただ、普通に考えたらやっぱり自由の身になったのだから逃げ切りたいと思うのが普通な気がするんだけど。そして今回、彼女は自らの意志で再び僧院に帰ることを決意して旅立ってしまった。ま、今回はグラニッツとの触れ合いなどから志が変わったのだと理解出来るわけだが、どうにも行き当たりばったりな行動で、クレインでなくとも怒りたくなるのは仕方ないように思う。どうにもキャラクターに感情移入しづらい作品だ。

 それでもまぁ、クライマックスに向かっての決戦の雰囲気なんかは理屈抜きで盛り上がっている気もするので、何とか最後にきれいな着陸を見たいものです。

 でもさ、今回ものすごく気になったんだけど、Aパートのキャラクター作画がやたらおかしくなかったか? いや、崩れているってわけではないのだが……作監の個性が出すぎじゃなかろうか。クレインが女の子みたいになっとったがな。逆に面白かったわ。

 うん、それが言いたかっただけ。あとはどっちかっていうと裏番組だった「GOSICK」の特番の記事が書きたいです。あおちゃんが! あおちゃんがヤバイくらい可愛いよ! 江口君のものまねで必死に振りだけ付いていこうとするあおちゃんがヤバイよ! 身長半分くらいしかないがな!

 以上、作品すら飛び越えた感想でした。

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 カマトトチョップ! 第7話。でもさ、「筋肉バスター」がキン肉マンの技で、「ベアハッグ」が熊の技なら、「カマトトチョップ」はカマトトがやる技であって、カマトトを対象とした技ではないよね。

 すっかりグラニッツに溶け込んだクレインとネッサが、なんかよく分からないけど2人で街へと繰り出すエピソード。ネッサに感染したウイルスの影響で小型艇を墜落させてしまったクレインは、お尋ね者として狙われているともしらず、フラクタルの加護の下にある街、ザナドゥに保護される。そこで出会ったミーガンは、ドッペルは妖艶な女性だがその中身は高等遊民を気取るおっさんという一種のネカマ。更にミーガンが連んでいたコリンというイケメン風も、実際は集中治療施設の中で生活する身で、どちらもフラクタルの中でしか活動できない存在であった。偽りにまみれた街の中で、ネッサはクレインのために力を暴走させ、ザナドゥを覆い隠していたフラクタルを吹き飛ばすほどの能力を発揮。しかし、それを快しとしないコリンによって、クレインは狙撃されてしまう。折悪しく、僧院の追っ手であるバローもフリュネを発見し……

 

 色々と混迷してまいりましたな。今回のテーマは、前回のフラクタル難民達やロスミレの面々とは対照的な、「フラクタルの恩恵を最大限に受ける人々」である。「家を持たず、個々の関係性を重視しない」というこの世界の住民たちであるが、ドッペルという存在を介して「都市」は存在している。そして、そこはどこまでも「偽物」にまみれた、文字通りの「虚飾の街」。ドッペルの正体が全て嘘にまみれていたこともそうだし、ベッドから降りたら絨毯を突き抜けてしまったり、彫像に触ろうとしても一切触れられなかったりと、アンティーク趣味のクレインで無くとも嫌気がさしてしまいそうな、何とも空虚な世界である。この世界の住人たちはフラクタルを恩恵として享受していることになっているはずだが、本当にこんな世界が幸せなんだろうか。

 当然、この物語の方向性としては、「偽の情報なんかよりも本当の人と人との触れ合い」というテーマ性になっていくのだろうが、そのためにきれいな対比として出ているのが、「本当にいる人間なはずなのに触ることが出来ないミーガンたちドッペルの存在」と、「本当はいないはずなのに触れることが出来るドッペルとしてのネッサ」という対比。イメージとはいえ、ウイルスに冒されて病床に伏すネッサの方が、二重生活を送り続ける住民達よりもよっぽど現実味があるように描写されている。最後にネッサの力が暴走した後は、荒涼とした廃ビル群だけが残ってザナドゥの実体が何も伴っていないことも強調されていたし、ザナドゥの住民であるはずのミーガンの中のおっさんが、実際は二重生活で遊牧民として生きていたことも、フラクタル至上主義にかげりがあることを仄めかしている。シナリオも既に中盤を越えているわけで、このあたりで、何が正しくて何が間違っているのか、というストーリー全体の方向性をイメージづけていくのは大事な作業だろう。

 ただ、相変わらず「基盤となるべき価値観」が見いだせないために、なんだか説得力が無いのがこの作品の悩みどころである。確かに虚飾にまみれた街は疑問視すべき存在であるが、そもそも「その生活を享受する人々」という、クレインやグラニッツと対比的に描かれるべき存在が希薄であるため、「本当にフラクタルに感謝している人間がいる」という構図が見えにくいのである。特にミーガンは今回腐敗したフラクタルの象徴として描かれるべき人物だったはずなのだが、結局本体は隠遁生活を続けているわけで、あまり対比が上手く現れていないのだ。そもそも、ちょっとキチピーの入った自称芸術家なんてものはサンプルとして特殊すぎて、あまり参考にならないのである。一応、実体としては不自由しながらもフラクタル内での生活を謳歌しているコリンの方は、それなりの説得力があるとは思うのだが、それならコリンの方をメインにしてストーリーを構築すべきだったのではないかねぇ。今回の脚本、吉野さんなんだけどね。分かりやすさよりもムチムチ美女の出番の方を優先したのかしら? 色んな意味でけしからん話だ。

 でもまぁ、ネッサとクレインの関係性も次第に濃密になってきたし、狙撃で次回へ続く展開も気になるといえば気になる。流石にこれで本当にクレインに死なれるとちょっとどうしようもないけど、せいぜい生死の境をさまよって悟りでも開いて戻ってきて欲しいものだ。あとはフリュネとエンリっていう組み合わせが次第に馴染んできているのもいい感じ。フリュネはまだまだ謎な部分が多いのだけど、歯に衣着せぬ物言いのエンリと絡むことで、もう少し親しみやすいキャラになってくれればいいとは思う。

 今回の必聴ポイントは、なんと言ってもミーガン役の豊崎愛生だろう。こういう役をやるのは珍しくて、途中で「あぁ、豊崎だ」と認識できたのも、「クェイサー」や「プラネットスフィア」でのドラマを聞いて馴染んでいたおかげである。アンチ豊崎の人って、こういうのを聞いても「馬鹿の一つ覚え」っていうのかなぁ。これが識別出来るレベルなら、充分ファンだと思うんだけどな。

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 未だ世界設定に得心がいかない第6話。前回は取り立てて見るべき点も探せなかったのでレビューも描けず、今回はお話が動いたけど首を捻った。このまま首の角度が戻らないまま終わってしまったらどうしようかと心配になってくる今日この頃である。ま、まだ6話だからな。「まどか」でいうとさやかと杏子さんとどつきあってるくらいの頃ですわ。

 「圏外」へとたどり着いたグラニッツの一行は、大量の「フラクタル難民」と、ロストミレニアム(略してロスミレというのもどうかと思う)の一派であるアラバスターと遭遇。ここに来てようやく、グラニッツ以外の活動家の存在と、「フラクタルシステムが崩壊して、世界が末法の世になる」という設定が確認出来た。一応「難民」の存在については、これまでのクレインの行動などから理解は及ぶものであるが、実際何で連中があんなに困窮しており、救いようのない状態になっているのかは完全に納得出来るものではない。

 フラクタルシステムというのは、一種の情報ネットワークのようなものであるというのが私の認識で、身体に埋め込まれたターミナルを通じて回線が繋がっており、様々なドッペルの情報や、星祭りのアップデートなどが得られるもの。「触れられるドッペル」がイレギュラーであるのは、当然ドッペルが視覚情報だからで、フラクタルシステムが干渉できる脳機能は、視覚分野などの受容器官に特化されていると解釈できる。どれだけ技術が進んだとはいえ、触覚の電気信号のような高次の知覚現象までをもフラクタルで全て管理することは難しいということである。ネッサクラスだとがフラクタルを通じて映写・転送された「実際の事物としての存在」を持つものであるという仮定も不可能ではないが、例えば今回の水浴びのシーンでは、ネッサの周りだけは一切水面が動かず、水しぶきがたっていないことから、あくまで彼女達は「人間の視覚・聴覚情報としてのみ存在するもの」であることは確定的だ。

 そうすると、「ただの情報発信機関」であるフラクタルが破綻することで、人々がすぐに「難民」になるというのは不自然ではないだろうか。どれだけ情報ネットが優れていたとしても、結局、人は生きるために食べていかなければならない。それなら、人が生活する場所には「実物の」食糧があるべきだ。クレインの言葉を信じるならばそれは自然の食糧とはかけ離れたものであるらしいが、少なくとも実際の栄養素をフラクタルシステムを介して人体に発信したりは出来ないはず。それならば、一時的にフラクタルの恩恵を失った人たちでも、即座に食うに困るというのは変である。「よりよい生活」を送るためにフラクタルを求めるというのは分かるが、単なる発信基地の喪失が、ろくに歩くことも出来ないような貧弱な難民を生み出すというのは、ちょっと極端な状況に見える。

 また、新たに登場したロストミレニアム、アラバスターの存在も謎である。難民から無理矢理ターミナルを奪い取って仲間に組み込む、という強硬手段をとっているわけだが、生きる礎となっていたターミナルを勝手に奪われたような連中が、そこからすぐにロスミレの思想に共感するとも思えない。武器を持って脅して抱き込んだところで、新たな憎しみを生むだけなのではないか? 確かに「もうフラクタルは意味がないなら、フラクタル無しで出来る最上の生活を選ぶしかない」という開き直りをみせる人間もいるだろうが、それが全てとも思えない。すっかりフラクタルに依存しきった惰弱な人間たちを囲い込んで、どれほど意味があるものか。

 そして、今回登場したエッチさん(仮)の存在。彼はヴィンテージ趣味があるとはいえ、その思想はあくまでフラクタル依存。難民に絡まれる筋合いもなかっただろうし、ロストミレニアムとの関係性も謎だ。ぽっと出てクレインとだけ絡んだおかげで何となく存在が肯定されているが、一体どこから出てきて、これまで何をして生き、何を目指しているのかがイマイチ掴みづらい。そして彼が一時的に復元した「過去のフラクタル風景」も謎。たくさんの建物が並ぶような風景が再現されていたわけだが、「家を望まないフラクタルの世界」の住人に対して、何故フラクタルは「家のある世界」を提供していたのか。何故、崖下に突き落とすような危険な疑似映像を再生しているのか。まとめると、フラクタルとは何の目的であそこまで大規模な「欺瞞」を提供し続けていたのか。分からないことだらけである。こうした謎は、最後にちゃんとすっきりするんだろうか。

 ま、最終的に一番違和感があったのは、アラバスターの真実をしったクレインが慌てておっさんのうちに駆け戻るシーンなんですけどね。「偽の映像に騙されて崖下に落ちてしまう人間」なんておっかないものを見た直後にも関わらず、フラクタルが再生した偽の世界を全力で走れるクレインの無謀さ、そして、ちょっと前のタイミングで駆けだした奴は射殺されたのに、クレインは平気で背中を見せて逃げ出し、アラバスターはそれを完全に無視しているという矛盾。なんだか、1つ1つのエピソードの繋ぎが、すごく行き当たりばったりな気がしています。

 うーむ、少しずつこの作品に対する期待度が下がりつつあるのだが、ちゃんとクライマックスは用意されているのだろうか。作画もところどころ不安な部分があり、万全の体制とは言えない気がするのも心配である。クレインとフリュネが二人で競走するシーンの走りの動画なんかは割と面白かったので、どこか注意を引くようなこだわりはちゃんと残っているとは思うのだが……

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