最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
・「鎧をまとった上昇/Armored Ascension(SHM)」
シャドームーアで猛威をふるった平地依存エンチャントが基本セット入り。確かに基本セットって単色押しみたいな部分があるからねー。緑が「ブランチウッドの鎧(10ED)」をずっと使い続けてたのと同じ感覚なんだろうね。まぁ、ドラフトなら相変わらずの威力。 ・「天界の粛清/Celestial Purge(CON)」 コンフラックス産の絶対的対抗色ヘイト呪文が早くも再録。あらゆるパーマネントを追放しまくれ! いや、ホントに強いカードだよね。 ・「破門/Excommunicate(ALA)」 「白バウンス」がまさかの再録。やはりこのライブラリトップ戻しは白のお家芸として定着させる気なんだろーなー。 ・「聖なる力/Holy Strength(10ED)」 まぁ、当然の再録。今となっては本当に普通の弱いカードになってしまったなぁ。 ・「メサの女魔術師/Mesa Enchantress(PLC)」 次元の混乱で「新緑の女魔術師」が「タイムシフト」したカードがまさかの正道入り。これでエンチャント関係のギミックは全て白に移行し、色の役割の棲み分けは随分はっきりしたことになる。確かにあのギミックだけ緑だったのはよく分からんからなー。 ・「平和な心/Pacifism(10ED)」 こいつも当然の再録か。これで基本セット枠に「至福の休止(EVE)」や「禁固刑(SHM)」なんかが入ったらおもしろかったのだが。 ・「カミソリ足のグリフィン/Razorfoot Griffin(8ED)」 4年のブランクを経て基本セットに戻ってきた普通のフライヤー。ちなみに初出はインベイジョン。どんなクリーチャーだったか覚えてるかな? ・「高潔のあかし/Righteousness(10ED)」 +7というあほらしい修正をわずか1マナで実現させる、ある意味夢のあるカード。過去には「ほつれた血管(CHK)」あたりとコンボになるという話題もあったのだが、構築で登場したことは当然ながら無い。これがレアってのは地味に邪魔だよな。 ・「魂の管理人/Soul Warden(10ED)」 白の1マナクリーチャーの中では比較的出番の多い名脇役。クリーチャーが出るだけでライフが増えるので様々なギミックに組み込めるし、過去には「プロジェクトX」でコンボパーツの役割を担ったこともある。現在はそうしたコンボこそ無いものの、「雲山羊のレインジャー」や「幽体の行列」のように大量のクリーチャーを展開するデッキならば充分可能性はあるだろう。ちなみに、レアリティが10版のアンコモンから元のコモンに戻っている。 ・「光の大嵐/Tempest of Light(10ED)」 古いプレイヤーには「インスタントになったトランキリティ」と言った方が早いスペル。白は「解呪」を失った代償として緑からこのエンチャント一掃能力を引き継いだのだが、いかんせん出番がない。ちなみに初出はミラディン。あの環境もエンチャントは空気だったから誰も覚えてないだろうな。 ・「白騎士/White Knight(LGN)」 友達の「黒騎士」の再録が決まったので、無事に帰還。2人が出そろったのは5th以来なので実に10年ぶりの再会になる。「黒騎士」が10年ぶりの再録なので対する白騎士はあんまり懐かしい気はしないのだが、それでもレギオン以来だから7年ぶり。何でこんなに懐かしい感じがしないんだろうと思ったら、やっぱり「銀騎士(SCG)」とか「白き盾の十字軍(CSP)」がいたせいだろうなぁ。 PR
・「大気の精霊/Air Elemental(10ED)」
どれだけクリーチャースペックがインフレを起こしても。たとえ同じコスト域に5/5で能力てんこ盛りの天使がいても。僕らのヒーローエアエレメンタルは負けません。「セラのスフィンクス(PLC)」も無かったことに。 ・「クローン/Clone(10ED)」 最近すっかり基本セット常連になった元祖コピー系クリーチャー、「クローン」。過去には「ヴェズーヴァの多相の戦士(TSP)」やら「影武者(PLC)」やら優秀な後輩に悩まされることが多かったが、最近はライバルも減ってるからがんばれる。……まぁ、出番は無いんですけども。 ・「珊瑚マーフォーク/Coral Merfolk(7ED)」 「珊瑚ウツボ(8ED)」に「ジェスの監視人(ALA)」。名前は変えても能力は変わらず。青の2マナバニラ枠という非常にどうでもいい役割が6年ぶりに回ってきた。主な仕事は「灰色熊」と比較されて「青はクリーチャーが弱いんだね」と言われること。 ・「取り消し/Cancel(10ED)」 様々な色に目玉カードが復活する今回、当然青ユーザーが期待を寄せたのはカウンター枠。やれ「マナ漏出(9ED)」がかえってくるだの、やれ「対抗呪文(7ED)」の復活だの。残念! 取り消しです! 現実……これが現実! まぁ、そらそうだ。 ・「加工/Fabricate(MRD)」 ミラディン生まれのアーティファクトチューター。今のご時世は「テゼレット」がいるので影が薄いが、アーティファクトは地雷が登場する機会も多いので可能性は無限大。今のエスパーとのかみ合わせも意外にナイスだったり。期待の1枚。 ・「瞬間凍結/Flashfreeze(10ED)」 青の対抗色ヘイトは引き続きこの呪文。サイドボードの定番ですね。とりあえず「耳障りな反応(SHM)」が落ちるまでがんばろう。 ・「角海亀/Horned Turtle(9ED)」 ……青のコモンクリーチャーはさぁ。ま、期待してないからいいんだけど。 でも、おまえ9版欠席してたじゃねぇかよ。戻ってくんなよ。 ・「ジャンプ/Jump(4ED)」 単にちょっと飛行を与えるだけの地味地味インスタント。まだ「飛行」を入れてもらった方が可能性があるような。なんでわざわざこんな黴の生えたカードを引っ張ってきたんだろう。せめて「跳躍/Reap(STH)」をください。 ・「空中浮遊/Levitation(9ED)」 一転、こちらは全体を飛ばすエンチャント。それなりに強いはずなのに採用実績は無し。まぁ、青はたいがいのクリーチャーが元から飛んでるからなー。 ・「マーフォークの物あさり/Merfolk Looter(10ED)」 定番ルーターは続投決定。リミテッド、構築を問わずにいい仕事しまっせ。 ・「思考の泉/Mind Spring(MOR)」 Xドロー呪文がここで再録決定。「連絡(10ED)」「集中(9ED)」に比べれば効率は一段落ちるが、その利便性はやはり侮れない。今後の環境次第では充分日の目を見る可能性のある隠れた名品だ。 ・「否認/Negate(MOR)」 モーニングタイド生まれの若手カウンタースペルも再録決定。「霊魂放逐」とは完全に対になる形で、非常に美しいスペルなのは間違いない。プレインズウォーカーなんかも対処出来るから意外とやり手。地味だけれども今後もサイドボードではお世話になるだろう。 ・「幻影の戦士/Phantom Warrior(10ED)」 ブロックされないのは単純に強い。しばしば基本セットドラフトを終わらせる役割を果たす堅実クロック。ただ、あまりに堅実すぎるので構築からのお呼びは金輪際無い。 ・「変身/Polymorph(9ED)」 青に時たま採用されるおもしろ変身ギミックカード。一応コンボパーツにもなるかもしれないし、苦肉の策としては青除去にも使えたりする。でも、流石に出番は無いかな? レッツ大祖始変身。 ・「思案/Ponder(LRW)」 ローウィンから雇われた小粋なライブラリ操作呪文。1マナの青スペルというのは実はかなり注目を集める部署で、もっとも人気が高い「渦巻く知識(MMQ)」から、個人的に思い入れの強い「選択(INV)」、変形版の「手練(9ED)」「血清の幻視(5DN)」まで、何が収録されるかによって青の1ターン目の動きも変わってくる。で、今回は直近からこれ。少なくとも現行の「のぞき見(10ED)」よりははるかに使いやすい。今後はしばらく続唱が現役を続けるので、「思案」の続投は選択肢を広げてくれる。 ・「物知りフクロウ/Sage Owl(10ED)」 定番定番。愛され続けるかわいいやつよ。続唱のお供にいかがか。 ・「噛みつきドレイク/Snapping Drake(10ED)」 ラヴニカ生まれの10版育ち。4マナ3/2という実にきれいなステータスがすっかり基本クリーチャーの風格を持つ素敵フライヤー。基本セットリミテッドでは抜群の安定感を誇るぞ。まぁ、10版は「エイヴンの風読み(10ED)」もいたから大して変わらなかったけど……「大気の精霊(10ED)」がいなくなったら青の看板になるかもしれないぞ。 ・「テレパシー/Telepathy(10ED)」 「相手の手札が見られれば、カウンターする呪文が見えるんだから青は負けないよね!」という青使いビギナーの夢を叶えるエンチャント。主な任務は「カードアドバンテージ」という概念を身にしみて味わわせること。 ・「時間のねじれ/Time Warp(TMP)」 しれっと戻ってきた過去の大物。まぁ、コストは適正なのでそこまで悪さはしないはずなのだが……世の中「無限ターン」ほど分かりやすい夢も無いからねぇ…… ・「心の傷跡/Traumatize(10ED)」 まだがんばれる。ライブラリは、削れば底が見えるもの。もしくは墓地の基。何か困った時に思い出してみるといいかも。 ・「双つ術/Twincast(10ED)」 すっかり基本カードみたいな面しやがってるが、実際は神河救済のカードだぞ。コピー業務は青の役目です。赤は勝手に使ってんじゃねー。 ・「風のドレイク/Wind Drake(9ED)」 こいつも定番中の定番なんだけど、実は10版だけ欠席してたんだね。今の世の中は上位互換がごろごろいるので寂しい限り。「金切り声のカターリ」に蘇生を教わりに行こう。
・「暗殺/Assassinate(10ED)」
10版から基本の仲間入りをした時のらせん出身の確定除去。強いっちゃ強いのだが、ソーサリーなのが悩みの種。 ・「沼の悪霊/Bog Wraith(10ED)」 地味に皆勤賞を続ける黒の陰の立て役者。島渡りや山渡りは基本セットにいないこともあるのに、何でこいつだけは必ずいるんだろうな。 ・「魂の消耗/Consume Spirit(10ED)」 いつの間にか定着した「霊魂吸収」の改訂版スペル。決め技にもなるはずなのだが、何故かあらゆる環境で見たことがない。 ・「死の印/Deathmark(10ED)」 黒も対抗色ヘイトは現役が続投。1マナと軽いのは強いのだが、黒が困るクリーチャーって大体被覆持ちだったりプロ(黒)だったりするのが難。「非業の死(6ED)」がほしかったんだがなぁ。 ・「魔性の教示者/Diabolic Tutor(10ED)」 何でもかんでも手元にポン、の万能スペル。コンボプレイヤーのお供に欠かせません。かくいう私も大好きでね。 ・「蠢く骸骨/Drudge Skeltons(10ED)」 めでたく登場した皆勤賞。これで「スケイズ・ゾンビ」が落ちてくれれば黒は彼らの天下だ。っていうか落ちてくれ。2マナ1/1で再生に1マナというスペックは実はかなりのもので、9thからはリミテッドでのバランスを考えてアンコモンに昇格したという華々しい実績もある。今回は馴染みやすいコモンで再登場。もうリミテッドのバランスとか関係ねぇや! ・「グレイブディガー/Gravedigger(10ED)」 彼もなかなか休まないねぇ。手軽で堅実にアドバンテージをもたらしてくれる、黒とは思えない小利口な能力。誰だ、「永遠の証人(5DN)」と比べようとしたやつは。 ・「消えないこだま/Haunting Echoes(ODY)」 オデッセイでは一時期目玉カードとすらいわれていた絶対的な墓地掃除、兼デッキ壊滅呪文。決まればこんなに爽快なスペルも無いはずなのだが……当時も別に活躍しなかった覚えが。書いてあることは相当すごいはずなんだがなぁ。 ・「惑乱の死霊/Hypnotic Specter(10ED)」 ヒッピーだって今のご時世じゃ普通のレア。強いのは間違いないが、そりゃ「苦花」があったら出番もないよな。ちなみに私は黒スキーのはずなのにこいつは1枚も持ってない。……だって高いんだもの…… ・「立ちはだかる影/Looming Shade(10ED)」 基本セット定番要員。「シェイドっていう黒の能力があってね」という説明以外には特に登場しない。もう、こんだけインフレしてるんだったら「ナントゥーコの影(TOR)」でも良かったんじゃなかろうか。それだって現在の多色環境じゃ出番がないだろう。 ・「偏頭痛/Megrim(10ED)」 手札を捨てたい、でもハンデスだけじゃ勝てない。そんな黒には希望の光。在りし日のジャーの記憶も鮮烈だ。ただ、最近とんとお目にかからない。そんな過去の栄光を胸に、今日も手札を捨てたい人を探すのであった。 ・「精神腐敗/Mind Rot(10ED)」 3マナだと大体手札は2枚捨てられるよ、という等式を教えてくれるカード。「呆然(TSB)」が再録されれば良かったのに。 ・「思考の粉砕/Mind Shatter(MOR)」 青の「思考の泉」とセットで基本セットの仲間入り。緑黒でマナ加速すると結構洒落にならないレアである。いつの間にか使われなくなったけど、やっぱりみんなマナがあるなら「不敬の命令」が使いたいんだろうね。 ・「夢魔/Nightmare(10ED)」 こちらも黒で皆勤賞の代表的なお馬さん。シャドームーアが落ちて「堕落」とかのお友達はいなくなっちゃうけど、黒単スキーには相変わらずの魅力をバラまいてくれる。最近めでたくクリーチャータイプが「馬」になったぞ! まぁ、構築で使われているのを見たことはないんですけど。 ・「執拗なネズミ/Relentless Rats(10ED)」 デッキ4枚制限というルールを打ち破ることだけが目的のカード。一応過去には「織端の石(CSP)」とこれだけをぶち込んだデッキとかもあったけど……「大渦の脈動」全盛の今、こいつのデッキで挑むスピリッツは持ち合わせていない。 ・「凄腕の暗殺者/Royal Assassin(10ED)」 書いてあることは結構すごいのに、悠長なので決して構築に姿を見せないゴルゴなクリーチャー。基本セットドラフトでこれ引けたら楽しかろうに。 ・「堕落の触手/Tendrils of Corruption(TSP)」 「堕落」ではなく、「時のらせん」生まれの軽量版が基本セットに初参戦。どちらが良いかは微妙なところだが、やっぱりせっかく使うならとどめに使えるカードの方が夢があっておもしろかったかなぁ。どうせ黒単でしか使えないのは一緒なんだし。 ・「地獄界の夢/Underworld Dreams(10ED)」 過去には地雷カードだったはずのエンチャントだが、8版で戻ってきて以来、私はこのカードが活躍する様を1度も見たことがない。誰か、使ってみてくれよ。「神話の水盆」がある今こそ絶好のチャンスだよ。 ・「邪悪なる力/Unholy Strength(10ED)」 「聖なる力」が続投するならこちらも当然の続投。最近は「御身の刃」なんて生意気な新人もいたけど、やっぱり1マナでパワーが2あがるのは半端じゃないぜ!おすすめは「ドロスのクロコダイル」に張った時の7/2というステータス。 ・「衰弱/Weakness(5ED)」 なんか馴染みがある気がしてたら、時のらせんの「虚弱」の元ネタなのね。私がマジックを始めた6版には似たようなカードで「弱体化/Enfeeblement」ってのもあった。まぁ、要は大して目立たないカードってことだけど。 ・「骨の壁/Wall of Bone(7ED)」 割と常連っぽいカードなのだが、私がマジックを始めた6版に在籍してなかったせいか全然印象にないカード。ちなみにステータスを付記しておくと、3マナ1/4で再生持ちの壁。つまりはタフネスが3あがった「蠢く骸骨」だと思えば大体あってる。……これとスケルトンがあるってことは、基本セットドラフトの黒の地上部隊は一体どれだけ頑丈なんだ、って話ですよ。これで「火葬」が落ちたらビート系の色はかなりきついなぁ。個人的には「屍肉の壁(8ED)」の方が好きなんだけどね。
・「ボール・ライトニング/Ball Lightning(5ED)」
最近は「地獄の雷」だの「襲撃の乱暴者」だのとパチモンが多く、カラーシフトした「地壊し(PLC)」が全く活躍できないなどの悩みが多かった歩く火力部門だが、あの元祖名物クリーチャーが10年の時を経て復活。やっぱり3マナ6点ゴロゴロリンは半端ねぇ。赤バーンは大喜びかと思ったが……ルール改正でモグファナが弱くなるのがなぁ。 ・「ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite(TSP)」 「テフェリー」と並んで時のらせんでは主役を張ったあのレアがまさかの帰還。確かに基本セットには2体のドラゴンが収録されることが多かったが、まさか「シヴ山のドラゴン」に続くのがこいつであるとは、誰も予想していなかっただろう。まぁ、同じ環境に「ドラゴンの嵐」はいないからそこまで劇的なカードとは言い難いが、やっぱりそのスペックは異常。今後もマナのあふれるデッキでのフィニッシャー業、リアニ系デッキでの火薬庫の役割をになっていただきたい。これで「歪んだ世界」が生き残れば…… ・「峡谷のミノタウルス/Canyon Minotaur(CON)」 ……「丘巨人」でいいじゃんね。 ・「チビ・ドラゴン/Dragon Whelp(TSB)」 「時のらせん」でタイムシフトしていた軽量ドラゴンがアンコモンで復活。過去には似たような枠で完全下位互換の「火吹きドレイク(6ED)」がいたことを考えれば立派なものだ。まぁ、正直地味の極みですが。 ・「地震/Earthquake(7ED)」 6年間環境を離れていた赤の代名詞が満を持しての帰還。今回は本当に火力のてこ入れが半端無い。レッツ全滅。 ・「火の玉/Fireball(DKS)」 「ショック」が「稲妻」になり「地震」が復活。そしたら「猛火」もパワーアップさせなければなるまい。本当は「テキストがややこしい」っていう理由で基本セットから外れてたはずなんだけどね。 ・「炎のブレス/Firebreathing」 ……こんだけ火力が強くなってるんだからそろそろ引退しろよ。せめて「捕らわれの炎(SOK)」か「炎の冠(INV)」をくれよ。 ・「ゴブリンの長槍使い/Goblin Piker(10ED)」 ……まぁ、ゴブリンはこれで良いと思います。珊瑚マーフォークとの正面衝突は名勝負数え歌。 ・「無秩序の点火/Ignite Disorder(CON)」 赤の対抗色ヘイトは最新版の火力を採用。……他の火力が強くなったんだから、別にこんなんいらないよ。どうせプロテクションどうしようもないんだしさ。替えが聞かない分、まだ「氷結地獄(10ED)」が続投してくれた方が良かったのに。 ・「火をつける怒り/Kindled Fury(MOR)」 モーニングタイドにこっそり収録されていた赤い「狙い撃ち(JDG)」。公式ハンドブックで真木孝一郎が言っていた通りに、この役割は自然に白から赤に移行してるのかも。 ・「溶岩の斧/Lava Axe(10ED)」 そらよっ! いい加減落ちろっ! ・「稲妻/Lightning Bolt(4ED)」 いきなり今回のセットの目玉商品に躍り出た時代錯誤の大立者。何しろ4版でこれがいなくなり、5版で「火葬」が去った後は、純粋にダメージの1点低い「ショック」が定番の地位にあり、「ウィザーズ社は1マナインスタントの適正ダメージを2点と定めたのだ」と誰もが確信したからだ。しかし、彼は帰ってきた。もう、今後の世界では山1枚はインスタントで3点だ。世界が、音を立てて変わっていく。 ・「稲妻の精霊/Lightning Elemental(10ED)」 定番速攻クリーチャー。そのステータスに不満はないけど、「稲妻」と並んじゃうと名前負けしてる気がするのがもったいないな。 ・「魔力のとげ/Manabarbs(10ED)」 赤がすっかり忘れてしまった感のある嫌がらせエンチャント。マナバーンが無くなったから逆に存在感が際だつけどなぁ。 ・「恐ろしき攻撃/Panic Attack(9ED)」 赤の役割の1つ、ブロック抑止カードは今回これ。「気絶」よりはいいと思うけど、相変わらず出番は少ない。もういっそ「無頓着の波(ONS)」でいいような。 ・「放蕩紅蓮術士/Prodigal Pyromancer(10ED)」 古株面してるけど所詮タイムシフト出身。あのちょびひげは健在だろうか。 ・「紅蓮地獄/Pyroclasm(10ED)」 パイロも残るのか—。火力は本当に選び放題だな。 ・「怒り狂うゴブリン/Raging Goblin(10ED)」 やっぱり彼ははずせないよね。ただ、まだ何に怒ってるかは分からないんだろうな。 ・「包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commander(10ED)」 スカージ生まれのゴブリンの大隊長。過去にスタンダードリーガルであったタイミングで、彼が構築環境からお呼びがかからなかったことは無い。場に出た瞬間に3つ分ものパーマネントアドバンテージをはじき出すそのスペックは、5マナゴブリンとは思えないパフォーマンスを誇る。現在は「幽体の行列」や「雲山羊のレインジャー」と手を組んでGAPPO系のデッキをがっちり後押しする恐怖のフィニッシャー。彼の人海戦術はまだまだ世界を引っ張れます。 ・「粉砕/Shatter(9ED)」 結局「スマッシュ」は1回きりの収録だったか。「粉々」になるっていう噂もあったけど、やっぱり古いプレイヤーはこっちの方が落ち着くな。 ・「シヴ山のドラゴン/Shivan Dragon(10ED)」 こちらも定番中の定番、シブドラの愛称で親しまれる、赤のファッティの代表クリーチャー。実は6thでこっそり欠席していたのだが(替わりに「火山のドラゴン」が収録されていた)、この度も無事に契約更改。実は最近でもちょこちょこ構築で使われたりする実力者なのだ。 ・「火花魔導師の弟子/Sparkmage Apprentice(RAV)」 ボロスではそれなりに活躍できた人材だが……やっぱ単体だと微妙だな。ジャンドデッキなら赤い「エルフの幻想家」として出番がある? ・「石巨人/Stone Giant(5ED)」 これは知らなかったクリーチャーだなぁ。「低地の鈍愚(LRW)」の元ネタってこれか。まぁ、普通? ・「ラッパの一吹き/Trumpet Blast(UDS)」 「憤怒の炎の道(SOK)」の変形かと思ったら、これも先に元ネタがあったのか。GAPPO系とかならおもしろそうだけど。 ・「炎の壁/Wall of Fire(10ED)」 赤のくせに壁っていう精神は気に入りません。パワーもないし。 ・「歪んだ世界/Warp World(10ED)」 OK!!!
・「大喰らいのワーム/Craw Wurm(10ED)」
ジャンプで連載中の「PSYREN」のサブタイトルにもなったことがあるクリーチャー。「これはマジックのカード名でサブタイをつけていくフラグ?」と思ったら、その後は全くそんなことなかったという寂しい思い出がある。一応「幻視/ビジョンズ」っていう回が1回あったけど。 ・「エルフの笛吹き/Elvish Piper(10ED)」 これもかなり好きなクリーチャー。「大祖始」だろうが巨像だろうがプレイし放題なんだからね。まぁ、あんまり使われてるの見たことないけど。 ・「エルフの幻想家/Elvish Visionary(ALA)」 アラーラでは主に貪食される役割を担う損な役回りのエルフがここで登場。そういえば、アラーラブロックってこのセットとほぼ同時にスタン落ちするんだからわざわざアラーラのカード入れなくてもいいような気が…… ・「超大なベイロス/Enormous Baloth(10ED)」 考えてみりゃ、かなりコストパフォーマンスは高いよね。あくまで「コストの割には」だけど。 ・「濃霧/Fog(7ED)」 実は久しぶりの復帰。スタン落ちした後の方が「ターボフォグ」って呼ばれるデッキが活躍してたのは謎。 ・「巨大化/Giant Growth(10ED)」 残らいでか。1マナ3点シリーズ最後の砦。「Ancestrall Recall」はキチガイ、「暗黒の儀式」は環境を破壊した罪で追放され、「治癒の軟膏」は気付けばあまりの地味さに姿を消していた。最後の1枚として天寿を全うすることこそがこのカードの使命。まぁ、まさか過去のライバルである「稲妻」が帰ってくることは想像もしなかったわけだが…… ・「大蜘蛛/Giant Spider(10ED)」 じっくりゆっくり皆勤賞。実は割と悪くないクリーチャーなので、こういうのががんばり続けるのは好感が持てるよね。 ・「夜の群れの雄叫び/Howl of the Night Pack(SHM)」 これもシャドームーアからの基本土地参照カードか。どうせなら「石の顎」と「堕落」も入れてくれりゃ良かったのに。これ、一番使われないやつじゃんね。 ・「ラノワールのエルフ/Llanowar Elves(10ED)」 まぁ、当然。バーパラもいるので、緑のマナクリーチャーは安泰。 ・「樫の力/Might of Oaks(10ED)」 こちらも当然か。+7地獄はどこから飛んでくるか分からないぞ。 ・「帰化/Naturalize(10ED)」 無くなったら困るわな。 ・「踏み荒らし/Overrun(10ED)」 お馴染み緑の最終奥義もきっちり続投。個人的にはこれと「樫の力(10ED)」があれば緑はやっていけると信じている。まぁ、「ガラク」の再録が決定しているので仕事が被るのはナニではあるのだが。 ・「不屈の自然/Rampant Grouwth(10ED)」 この辺も動かしようがないなぁ。あぁ、「砕土/Harrow」ならありかも。
・「天使の羽/Angel’s Feather(10ED)」
・「悪魔の角/Demon’s Horn(10ED)」 ・「ドラゴンの爪/Dragon’s Claw(10ED)」 ・「クラーケンの目/Kraken’s Eye(10ED)」 ・「ワームの歯/Wurm’s Tooth(10ED)」 いわゆる一つのラッキーチャーム。無くなっても誰も困らないけど、そこに有り続けるお荷物カード。なんでアンコなんだろう。 ・「吠え猛る鉱山/Howling Mine(10ED)」 皆勤賞カード。引いて引いてフォグだのサークルだの。割と嫌われるカードです。 ・「羽ばたき飛行機械/Ornithopter(10ED)」 0マナってい〜いな〜〜、本当だね〜〜〜 ・「真髄の針/Pithing Needle(10ED)」 いわゆるプレインズウォーカーキラー。様々なデッキのサイドボードとして小粋にチクリ。このデザイン、かなり秀逸なカードだと思う。 ・「白金の天使/Platinum Angel(10ED)」 ミラディン生まれの負けない天使。なにげに神話レアに格上げされているのだが、こいつが基本セットでどんな物語を紡いでいるのだろう。多分何もしてないに一票。どうせメムナークの模造品だろうに。 ・「破滅のロッド/Rod of Ruin(10ED)」 こちらも皆勤賞か。地味カードなんだけど、ティムの強さを教えてくれるという意味では意義深い。 ・「呪文書/Spellbook(10ED)」 今じゃ土地に内蔵されている程度のカード。同じ0マナでも飛行機械と違ってあまり希望が見いだせないのは何故だろう。 ・「拷問台/The Rack(TSB)」 「時のらせん」のタイムシフトで一時帰還していたモキュ人形が、今回は正式に現役復帰。かつては「持たざる者の檻(MIR)」や「煮沸ばさみ(TMP)」などの調整カードすら作られた時代の立役者であったこのカードだが、タイムスパイラルでの帰還時はそこまでインパクトを残すことが出来なかった。今の環境には「荒廃稲妻」というベストパートナーがいるし、「潮の虚ろの漕ぎ手」「遁走の王笏」なんてカードとも相性が良いぞ。 ・「囁き絹の外套/Whispersilk Cloak(10ED)」 地味に再録記録の伸びたダークスティール生まれの攻防一体装備品。出されるとかなり強いカードなのだが、それでも重たいイメージがあるのはやっぱり装備品だからかなぁ。 ・「広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse(10ED)」 非常に使いやすいフェチランドなのだが、現在の多色祭りでは基本地形そのものが入ってないので出番がない。もう少し時期を待ちたいのだが…… Abzan Battle Priest アブザンの戦僧侶 (3)(W) U クリーチャー・人間、クレリック 3/2 長久(W) あなたのコントロールする+1/+1カウンターの置かれたクリーチャーは絆魂を持つ。 アブザン各色に配備された、+1/+1カウンターにボーナスをばらまくシリーズの絆魂編。キーワード能力の中でも割とありがたい絆魂であり、全体にばらまく仕事がアンコモンで出来るのはそりゃもうありがたい。素のステータスは最低限のところだが、自身にカウンターをのせることを前提とするなら4/3絆魂クリーチャーなのだからそこまで悪いものでもないだろう。長久コスト自体も軽く、味方次第ではやはり決定的な能力になりうる。ただ、単体で考えてしまうと先制攻撃や飛行といった戦闘に直接関係する能力ではないので過信は禁物。自身が戦闘で死んでしまうと、回りにも大きな影響を及ぼしかねないので出来ることなら戦闘力にも比重をおいて欲しかったものだが。とりあえずひたすら修行するぞの精神。
Abzan Falconer アブザンの鷹匠 (2)(W) U クリーチャー・人間、兵士 2/3 長久(W) あなたのコントロールする+1/+1カウンターの置かれた各クリーチャーは飛行を持つ。 長久応援団の飛行編は、アブザンに青が含まれていないので当然白である。そして、これが普通のクリーチャーとしても割と使いやすい設定で出てきたのが驚きだ。3マナ2/3は普通だが、もう1ターン時間をかければ3/4フライヤー。もうこれだけで充分な成果。さらに回りを長久で固めてあれば味方が一斉に空を飛び出してしまうわけで、これに絆魂がつく「アブザンの戦僧侶」が加わったりしたら目も当てられない。ここからアブザンに向かう指標になる1枚である。こうしてみると長久戦術ってのは種類を集めてナンボなので、同盟者とかスリヴァーに似た「一心不乱にかき集める戦術」になるんだな。全員がマッスルなポテンシャルを持ったスリヴァー集団って考えると割と怖い。
Ainok Bond-Kin アイノクの盟族 (1)(W) C クリーチャー・猟犬、兵士 2/1 長久(1)(W) あなたがコントロールする+1/+1カウンターの置かれた各クリーチャーは先制攻撃を持つ。 アイノクとは、この世界に固有の犬型亜人種族。これまでMagicには鳥型亜人のエイヴン、猫型亜人のレオニンなどがいたが、また新しい系譜が生まれたことになる。そしてこの猟犬が長久能力のお目見えとなった基本コモンでもある。2マナ2/1なのでそのまま殴ってもいいだろうし、このコストパフォーマンスなら、3ターン目にマナを費やして3/2先制攻撃になるのも充分過ぎるくらいにアリ。「3ターン目に置けるパワー3の先制」ってだけで優秀過ぎるだろう。使い心地としてはタップが必要なレベルアップクリーチャーみたいなもんだが、もし3/2先制で物足りないならその後も延々4/3,5/4と成長出来るので単体での完結性が非常に高い。一点豪華主義だと除去られた時に寂しいし、費やしたマナ分のテンポを失うのでリスクもそれなりだが、2マナのコモンで選べる選択肢としては充分過ぎるんじゃなかろうか。
Alabaster Kirin 雪花石の麒麟 (3)(W) C クリーチャー・麒麟 2/3 飛行 警戒 麒麟?! なんでまたこんなクリーチャータイプが……。まぁ、確かに微妙なオリエント感があるセットなので間違いじゃなかろうが……神河環境の麒麟とは一切関係の無いところで突然こんなんが出てきたら、そりゃびびるわ。そして、クリーチャーとしてはすげぇ普通なのである。いわば「警備隊の鷲」が1マナ重くなった代わりにタフネスが一気に2もあがったヤツ。パワー2フライヤーなので当然有用だし、防御面も任せられるので適当な変異クリーチャーに素通りされる心配もない。ま、変異解除されると負ける可能性は高いんだろうけど、そこはそれだ。「警備隊の鷲」も現在それなりにニーズがあるし、より頑健なこちらも、ちょっと昔懐かしい4マナフライヤーのテイストでちょいちょい出撃するんじゃなかろうか。
Brave the Sands 砂への挑戦 (1)(W) U エンチャント あなたのコントロールするクリーチャーは警戒を持つ。 あなたのコントロールするクリーチャーは、追加でもう1体のクリーチャーをブロック出来る。 「セラの祝福(9ED)」の上位種。警戒ってのは決して悪い効果じゃないのだがどうしても地味なもので、なかなか「それをばらまくよ!」と言われてもわざわざ1枚のエンチャントを採用してまで貰おうとは思いにくい能力。そこで、じゃぁもう1つボーナスをあげるよ、ってんで、警戒によって得られた守備力を更に高めることになった。ここまでやるなら2マナのカードとしては割とお得ではあるのだが……使うかな? どうせまとめてブロックしても接死でもない限り結果は見えてるから、片方のブロックはチャンプ扱いになっちゃうんだよね。つまり、クリーチャー1体サクって本体ダメージをいくらかプリベントするエンチャントってことに。むー、延々1/1トークンがデカブツ2体を止め続けるとかいう展開になったら強そうだけども。警戒が付く部分だけを見れば、上手くいけば「アタックしながら長久修行が出来る」と見ることも出来るが、アタックが素通しされる前提だったら、わざわざ修行せんでも勝てる気もする。
Dazzling Ramparts まばゆい塁壁 (4)(W) U クリーチャー・壁 0/7 防衛 (1)(W)(T):対象のクリーチャーをタップする。 最初のリークでは2マナってなっててどうしたらいいのかと困惑したカードだけど、公式が出たら5マナだった。そりゃそうか。単なる壁なので5マナで積極的に出したいかどうかはデッキ次第であるが、流石にここまででかいと洒落にならない。これを戦闘やクリーチャーの自力だけで突破しようと思ったら、5マナのカードではほぼどうしようもないはずだ。更に、「どうにかなる」カードを用意出来たとしても、今度はそれをタップ能力が阻んでくるという。鉄壁、よって無敵である。カードに輝くアブザンシンボルからすると、「これで堪え忍んで長久しろよ」ってカードになるんだろうが、こいつ自体もタップし始めたら、もうクリーチャーが延々タップだけを繰り返すカオスデッキになりそうだな。
Defiant Strike 果敢な一撃 (W) インスタント 対象のクリーチャーは、ターン終了時まで+1/+0の修正を受ける。 カードを1枚引く。 毎度お馴染み白の低マナコンバット、と思いきや、今回は先制攻撃も絆魂もつかず、タフネスも上がらない。代わりにキャントリップがついたので損は出ないが、まさに「ちょっとした小呪文」というキャントリップの名に恥じない効果である。主な効果は果敢クリーチャーのサポートってことになるだろうが、強引にティムールボーナスをクリアする時にも一応使える。1マナキャントリップが無駄になるタイミングなんてほとんどないんだから、とりあえず入れとけの精神。
End Hostilities 対立の集結 (3)(W)(W) R ソーサリー 全てのクリーチャーと、全てのクリーチャーにつけられたパーマネントを破壊する。 このブロックのラスゴ。「至高の評決」以降、あまりラスゴ部門にヒットはなかったのだが、今回は割と悪くない感じ。「審判の日(M12)」をベースに、1マナだけ重たくして、コントロール系では推しやすい追加効果がプラス。「attach/つける」って単語はあんまりルーリングで参照されない単語であるが、現時点で「つけられている」ものといえばオーラか装備品で間違いない。「クリーチャーが死んでも残る」が売りの装備品が(つけられた状態なら)この「クリーチャー除去カード」でついでに処分出来るようになるし、同じ仕様の授与クリーチャーも処分出来る。現在のスタンダードではあまり有用な装備品も無いし、授与クリーチャーも「加護のサテュロス」や「夜の咆吼獣」をちょこちょこ見かける程度であまり流行ってもいないので、スタン環境では単に「評決と入れ替わりのラスゴ」っていう程度な気もするが、装備品が脅威となる下の環境ならば、メタ次第では独自のニーズがあるかもしれない。
Erase 消去 (W) C (M13などから再録) インスタント 対象のエンチャントを追放する。 最近はもう、製作チームはこの手のユーティリティをいちいち開発するのが面倒になってきたのだろうか。今回、コモンに収録されたエンチャント除去、アーティファクト除去はことごとく定番カードの再録になっている。まぁ、どうせ基本セットも無くなるんだし、使いやすいお約束カードがリミテッドで使えるならそれはそれで良い気もする。「自然な最期(AVR)」みたいに無理矢理オリジナル要素をつけても「フーン」って言われるだけだしね。今回白が担当するエンチャント破壊は、3年前に基本セットに復帰していたこのカード。当時は同じセットに「怨恨(M13)」がいたので同時収録されていたわけだが、今回はおそらく、まだまだ環境で元気に頑張りそうな各種神々対策も兼ねてのことだろう。一応、カードが墓地に落ちないことはこの環境でも意味はあるし。まぁ、スタンで使うなら「神討ち」でええやん、って話だが。ゼナゴスさんの可哀想な姿を見たくない心優しい人のために。
Feat of Resistance 抵抗の妙技 (1)(W) C インスタント 対象の、あなたのコントロールするクリーチャーの上に+1/+1を1つ置く。それは、ターン終了時までプロテクション(あなたの選んだ色1色)を得る。 毎度お馴染みプロテクション付与呪文だが、なんと今回は+1/+1カウンターのおまけつき。サイズがでかくなり、なおかつ死ななくなるという、2マナインスタントにしては破格の効果。適当に使っても十二分に戦況をひっくり返せる白のリミテッド基本戦術である。カウンターを積み込めばアブザンボーナスが広がりやすくなるし、インスタントで恒常的な増強なんてジェスカイもウハウハ。軽量呪文で押し込めるのだからマルドゥだって喉から手。「神々の思し召し」以上の人気カードになりそう。
Firehoof Cavalry 炎蹄の騎兵 (W) C クリーチャー・人間、狂戦士 1/1 (3)(R):〜はターン終了時まで+2/+0の修正を受けるとともにトランプルを得る。 お、おう。…………1マナで殴れるからね。……つってもなぁ……。そういや「勇猛な反対派(GPT)」なんて完全に名前負けしてるクリーチャーもかつて存在してたけど、おかげですごい既視感。あれよりは使える? か?
Herald of Anafenza アナフェンザの伝令 (W) R クリーチャー・人間、兵士 1/2 長久(2)(W) あなたが〜の長久能力を起動するたび、1/1で白の、戦士・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。 レア長久。起動コストがそこそこかかるが、それがトークンジェネレーターになってるんだからしょうがない。ついでに自分も大きくなっていくので、小さな「変わり樹のレインジャー(ZEN)」みたいなイメージだろうか。トークンが出るのでタップしてブロック出来なくなるっていうデメリットが薄くなるし、アブザンで求められる時間稼ぎの任務としてはぴったり来る。何より、過去のセットだったらこの手の器用なクリーチャーってのはマナレシオに制限があるのが普通なのに、1マナ1/2と普通に使えるステータスになっているのが今風である。これ、ソーサリータイミングってので毎回悩みそうだなぁ。
High Sentinels of Arashin アラシンの上級歩哨 (3)(W) R クリーチャー・鳥、兵士 3/4 飛行 〜は、あなたのコントロールする他の+1/+1カウンターが置かれたクリーチャー1体につき、+1/+1の修正を受ける。 (3)(W):対象のクリーチャーに+1/+1カウンターを1つ置く。 アラシンってのはアブザンの中心となる都市で、「始まりの樹」などの色々大事な施設が揃っており、カンも鎮座している場所。つまり、そこの見張り番ってことは栄職である。そんなお偉方は、長久を応援はしないんだけど、長久があると自分のテンションが上がるタイプのはっちゃけ司令官。4マナ3/4フライヤーの時点で割とやらかしているのに、これが回りの味方を鼓舞しながらどんどんフィーバーしてしまう。カウンターを載せる能力は重たいとはいえ、他の長久能力者と違ってタイミングに制限がなく、コンバットに影響を与えられるのが偉い。まぁ、こいつ自身で応援団を自作自演出来るので、別に長久デッキに入れる必要も無いのだけど。
Jeskai Student ジェスカイの学徒 (1)(W) C クリーチャー・人間、モンク 1/3 果敢 ジェスカイの武芸者は1つの武器を定めたら生涯使い続けて道を究める傾向にあるらしいが、はてさて、なんでお前さんはそんな武器を選んでしまったのか……。厨二臭いなぁ。コモン基本果敢。2マナ1/3は最低限のステータスだが、タフネスが高いので序盤の戦闘では殴りやすい。これに多少のトリックや追加呪文が加わり、3ターン目から2/4程度のサイズで殴れれば悪くない。普通の環境であれば、2マナ域のクリーチャーなんてものはパワーが高く、なるべく序盤にダメージを稼げるようになっている方が評価が高いのだが、3ターン目にほぼ確実に捨てブロッカーが出せてしまう世界ではちょっと話が違う。変異を止められるタフネス3にも意味があるし、仮に変異ブロッカーが現れても突破出来る可能性があるこのクリーチャーは、攻めを続けるデッキでは充分選択肢たり得るのである。
Kill Shot 必殺の一射 (2)(W) C インスタント 対象の攻撃クリーチャー1体を破壊する。 今回は多色にブロッククリーチャーのみを破壊する攻めの呪文があるが、これはその真逆で、アタッカーのみを懲罰する守りの呪文である。「神聖なる評決」が役割分担した形になり、柔軟性が減った代わりにコストが軽くなった。似たような呪文に1マナの「強打(GTC)」があるが、ブロッカーを用意せずとも使えるので、威嚇や飛行などの回避能力を持つクリーチャーも殺せるこちらの方がより堅実である。どうしても時間がかかってしまうアブザン戦術には必須の除去呪文。いや、正直どんな戦略だって無駄にはならないんだろうけども。何故かカードが描いているのはマルドゥの射手がティムールの戦士を倒しているところ。このカードはマルドゥ向けじゃないけどねぇ。
Mardu Hateblade マルドゥの悪刃 (W) C クリーチャー・人間、戦士 1/1 (B):〜はターン終了時まで接死を得る。 今回もラヴニカやテーロスブロックに続き、各色コモンにこうして「他の色で起動する能力持ち」が配備されている。ただ、今回はそのサイクルのどれもが「別に起動にマナがかかるくらいだったら、最初からその色でその能力を持ってるクリーチャー出した方が早くない?」という地味で迫力のない連中が揃っている。白のこいつを見てもそれは分かりやすく、カラーリングを考慮しなければ単純に「菅草の蠍」「ファリカに選ばれしもの」の下位互換だ。一応戦士ボーナスが得られるので「完全に」とは言い切れないが……確実に前の2つの次元よりもコモンの質が下がっていることの証左である。でも仕方ないんだよね。変異環境って、「3マナ2/2バニラを出すことが意味を持つセット」にしなければならないため、クリーチャーの質は13年前のレベルに戻る必要があるから。……まぁ、良いブロッカーなのは相変わらず。
過去の「ドラフト通信」へのリンクまとめです。
【エルドラージ覚醒】('10年4月〜) No.1 No.2 No.3 No.4 No.5 No.6 No.7 No.8 【ミラディンの傷跡】('10年10月〜) No.9 No.10 No.11 No.12 No.13 No.14 No.15 No.16 No.17 No.18 No.19 No.20 【ミラディン包囲戦】('11年2月〜) No.21 No.22 No.23 No.24 No.25 No.26 No.27 No.28 No.29 【新たなるファイレクシア】('11年5月〜) No.30 No.31 No.32 No.33 No.34 No.35 No.36 No.37 No.38 No.39 No.40 No.41 No.42 No.43 No.44 No.45 No.46(オールカードロチェスター) 【イニストラード】('11年10月〜) No.47 No.48 No.49 No.50 No.51 No.52 No.53 No.54 No.55 No.56 No.57 No.58 No.59 No.60 No.61 【闇の隆盛】('12年2月〜) No.62 No.63 No.64 No.65 No.66 No.67 No.68 No.69 No.70 No.71 No.72 No.73 【アヴァシンの帰還】('12年5月〜) No.74 No.75 No.76 No.77 No.78 No.79 No.80 No.81 No.82 No.83(M13) No.84(M13) No.85 No.86(特製キューブ) No.87(特製キューブ) No.88(特製キューブ) No.89 No.90 【ラヴニカへの回帰】('12年10月〜) No.91 No.92 No.93 No.94 No.95 No.96 No.97 No.98 No.99 No.100 No.101 No.102 No.103 No.104 No.105 【ギルド門侵犯】('13年2月〜) No.106 No.107 No.108 No.109 No.110 No.111 No.112 No.113 No.114 No.115 【ドラゴンの迷路】('13年5月〜) No.116 No.117 No.118 No.119 No.120 No.121 No.122 No.123 No.124 No.125 No.126 No.127 No.128 No.129 No.130 No.131 【テーロス】('13年10月〜) No.132 No.133 No.134 No.135 No.136 No.137 No.138 No.139 No.140 No.141 No.142 No.143 No.144 No.145 No.146 No.147 No.148 【神々の軍勢】('14年2月〜) No.149 No.150 No.151 No.152 No.153 No.154 No.155 No.156 No.157 No.158 【ニクスへの旅】('14年5月〜) No.159 No.160 No.161 No.162(コンスピラシー) No.163 No.164 No.165 No.166 No.167 No.168 No.169 No.170 No.171 No.172 No.173 【タルキール覇王譚】('14年10月〜) No.174 No.175 No.176 No.177 No.178 No.179 No.180 No.181 No.182 No.183 No.184 No.185 No.186 No.187 No.188(特製統率者戦) No.189 No.190 【運命再編】('15年2月〜) No.191 No.192 No.193 No.194 No.195 No.196 No.197 No.198 No.199 【タルキール龍紀伝】('15年4月〜) No.200 No.201 No.202 No.203 No.204 No.205 No.206 No.207 No.208(モダマス2) No.209(モダマス2) No.210 No.211 No.212 No.213 No.214 No.221 No.222 No.223 【マジック・オリジン】('15年7月〜) No.215 No.216 No.217 No.218 No.219 No.220 【戦乱のゼンディカー】('15年10月〜) No.224 No.225 No.226 No.227 No.228 No.229 No.230 No.231 No.232 No.233 No.234 No.235 【ゲートウォッチの誓い】('16年1月〜) No.236 No.237 No.238 No.239 No.240 No.241 No.242 No.243 No.244 No.245 No.246 【イニストラードを覆う影】('16年4月〜) No.247 No.248 No.249 No.250 No.251 No.252 No.253(エタマス) No.254 No.255 No.256 【異界月】('16年7月〜) No.257 No.258 No.259 No.260 No.261 No.262 No.263 No.264 【カラデシュ】('16年10月〜) No.265 No.266 No.267 No.268 No.269 No.270 No.271 No.272 No.273 No.273' No.274 No.275 No.276 No.277 【霊気紛争】('17年1月〜) No.278 No.279 No.280 No.281 No.282 No.283 No.284(モダマス3) No.285(モダマス3) No.286(モダマス3) No.287 No.288 【アモンケット】('17年4月〜) No.289 No.290 No.291 No.292 No.293 No.294 No.295 No.296 No.297 No.298 【破滅の刻】('17年7月〜) No.299 No.300 No.301 No.302 No.303 No.304 No.305 No.306 No.307 【イクサラン】('17年10月〜) No.308 No.309 No.310 No.311 No.312 No.313 No.314 No.315 No.316(Unstable) No.317 No.318 No.319 【イクサランの相克】('18年1月〜) No.320 No.321 No.322 No.323 No.324 No.325 No.326 No.327 No.328 【ドミナリア】('18年4月〜) No.329 No.330 No.331 No.332 No.333 No.334 (バトルボンド) No.335 No.336 No.337 No.338 【M19】('18年7月〜) No.339 No.340 No.341 No.342 No.343 No.344 No.345 【ラヴニカのギルド】('18年10月〜)(思い出日記スタート) No.346 No.347 No.348 No.349 No.350 No.351 No.352(アルマス) No.353 No.354 No.355 No.356 【ラヴニカの献身】('19年1月〜) No.357 No.358 No.359 No.360 No.361 No.362 No.363 No.364 No.365 No.366 No.367 【灯争大戦】('19年4月〜) No.368 No.369 No.370 No.371 No.372 No.373 No.374(モダホラ) No.375(モダホラ) No.376(モダホラ) No.377 【M20】('19年7月〜) No.378 No.379 No.380 No.381(モダホラ) No.382(灯争大戦) No.383(灯争大戦) No.384 【エルドレインの王権】('19年9月〜) No.385 No.386 No.387 No.388 No.389 No.390 No.391 No.392 No.393 No.394(カオス) No.395 【テーロス還魂記】('20年1月〜) No.396 No.397 No.398 No.399 |
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大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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