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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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  まさかの過去編、第11話。なるほど、岬との対戦を中途半端なところで終わらせてしまったからこの後ラストまでどうするかと思ったら、「話が進まないなら逆に戻せばいいじゃない」の精神か。まぁ、正しいのかどうか知らんが。

 Aパートは2度目となる合宿のお話。新メンバーやよいが増えたことで賑やかになった面々……と思いきや、海辺のシーンではやよいの出番はほとんど無し。というか、誰が何の出番があるとかいう区分もほとんど無し。この作品には余り望まれてない気がするサービスシーンがベースとなり、そこに毎度のことながら暴れ回る千歳さんなど、見慣れた光景が繰り広げられるだけである。……いや、不満は無い。基本的に、明日葉がハァハァいいながら楽しそうにしているのを見ているのが、この作品の本懐だからだ。でもまぁ、中身がないと誹られても仕方ない気はするけどねぇ。大丈夫、11話までついてきた人間なら、これに疑問を差し挟む余地は無いよ。

 そして問題となるBパート。浜辺で聞いた琴音の些細な一言をきっかけに、明日葉の中で生まれた小さな不安。これまで一度だって取り上げられてこなかった、明日葉・琴音ペアのダブルス間の関係についてである。確かに琴音はすごい奴だ。空手で行き着くところまで行ってしまって、みっしーの妙な誘いのおかげで紆余曲折を経てテニス部にやってきた、異端中の異端。そんな琴音が、下手ではないけど一般人の域を出ない明日葉と普通にダブルスを組んでいるのは、不思議といえば不思議。そんな小さな疑問の答えとなるのが、今回突入した過去編というわけだ。実際、最初のペアリングでは琴音が明日葉をフッているという衝撃の事実が明かされ、次週の最終回で、この2人にどんな感動エピソードが待ち構えているのかと、気になるところである。……でもまぁ、あくまでギャグだろこれ。最終回に最終回らしいエピソードが来るのは正しいのかどうか。冷静に考えたら、琴音の存在よりも来栖の方がよっぽど謎なわけで、その筋でいくなら来栖とペアを組む千歳さんを心配しなきゃいけないはずなのだから。というか、身体能力を合わせるなら来栖・琴音ペアでてっぺん狙えば良い気もするな。でも突っ込んじゃ駄目。ギャグだから。

 そんな微妙な空気で展開されたお話なわけだが、今回一番酷かったのは、なんと言っても小学生から進学したばかりなのに既に完成されていた明日葉の変態属性だろう。中学1年生女子であそこまでのエロ妄想をかき立て、実行に移すメインヒロインなんて、普通に考えれば放送規制もののデンジャラスキャラなのだが、この作品なので華麗にスルーなのだ。実に素晴らしい。長髪バージョンの明日葉の姿が見られただけでも、良しとすべきエピソードであった。

 あとはまぁ、回りのキャラは好きにして。出番が全然なかったけどオチに使ってもらったやよいの扱いはそこそこ。むしろエリザベスの方が相変わらず扱いは悪い。そして、何故かお遍路さん八十八箇所を一日で巡ることになったみっしー。……たしか白玉中って北海道の設定だよね。どこまで行ってきたんだ。

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  まさかの新キャラ投入、第10話。え、このアニメ1クールだよね? この期に及んで部員が1人増えるとは……ほんと、節操が無いアニメですがな。

 「ダブルスが組めない」というよく分からない悩みに今更ぶち当たった白玉中テニス部員たち。視聴者目線では「もう千歳さん外して審判してもらえばいいんじゃね?」とも思うのだが、一応年功序列、部長を大事にする優しい後輩達は、何とかメンバーを偶数人にするべく、時期はずれの新歓活動に乗り出した。……で、何故か00パロディですよ。来栖が刹那役、千歳さんがティエリア役で、琴音がロックオンってことは、消去法で明日葉はアレルヤ役なの? いや、最終的に新入部員やよいがアレルヤ役だった気もするし……あれ、明日葉ハブられてんじゃん。それにしても、エヴァパロとかファーストガンダムネタだと鉄板のアニパロって感じがするのに、ダブルオーパロディだと「なんか妙なところからネタ引っ張ってきたな」って思えるのは何故なんでしょうな。

 武力介入で追いつめた結果、またまた面倒な部員であるやよいを獲得。テニスの腕前は千歳さんもびっくりレベルだが、これまでいなかった恐怖による刺激がプラスされるし、何よりもエリザベスのモチベーションが上がるのは良いことですかね。このアニメは最終的にどういう風にまとまるのかよく分かりませんが、6人揃った状態で、せめて公式戦で1勝くらいしてから最終回を迎えて欲しいものです。

 今回も明日葉と琴音が中心的な役割を果たしつつも、新規加入のやよいのキャラもそこそこの見せ方。どうも変身後のインパクトが強すぎて通常時の「霊感体質」っていう設定はそこまで活かされていないような印象もあるんですが、これ以上濃すぎる連中が増えると面倒だし、落ち着くのはこれくらいのレベルですかね。結局、Bパートでは新入部員が増えたことなんて無かったかのようにフツーの試験勉強話だったしね。メイン2人が赤点とるのはかまわんのだが、千歳さんって成績はいいのかしら? あんなに原野を駆け回っているくせにね。

 今回のエピソードで不覚にも驚いたのは、やよいの中の人が戸松だったということ。いっぱしの声オタとしては「聞いて誰だか分からなかった」というのは恥ずかしい話なのだが、やよい・うづきの演じ分けをする戸松の声、分かりませんでした。一応ベーシック戸松の声から考えると、両極に振り切れた音域なので分かりにくいのは確かだったと思うけど……「基本線はいつも戸松」でお馴染みの声を聞き取れずにながしてしまったのは不覚であった。期せずして西岡先輩役で彩陽も登場したため、この作品はめでたく「あそびにいくヨ!」に続くsphere全員集合作品になったとさ。……2作品に共通するのは、「個人的には好きなのにあんまり世間で話題にならない」。がっかりである。面白いのにね。

 結論・この作品の主人公は、天然記念物のオオサンショウウオさん。異論は出ないトコだな。

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 みっしーマジナチュラルジゴロな第9話。あの引きでラブコメ展開がどういう風に収束するかと思ったら……特に掘り下げられる要素も無く、あっという間に琴音が復帰しましたね。この作品らしいっちゃぁらしいからいいんですけど。

 今回のテーマはみっしーを巡る三角関係についてのひとまずの着地と、最大の敵キャラである岬とのひとまずの決着。ふむ、サブタイトル通りである。どちらの要素も本当に肩に力が入らない状態で流されているので、あくまでギャグの素材くらいにしか捕らえられていないのが良いところなのか悪いところなのか。赤玉中のメンバーが(一人除いて)瞬殺され、白玉中の5人が一丸となって岬の打倒に励むという、ある意味スポ根の王道とも言えるクライマックスのはずなのだが、最後の岬の台詞が「テニスしようよ……」だったことからも分かる通りに、どこぞの某テニヌ漫画以上にテニスをする気がなさそう。そして、そんなおちゃらけ軍団の大ボスである「しいたげられの女王」たる千歳が最後に決めるとこを決めちゃったあたりが流石である。いや、今週も千歳さん、なんもやってないんですけどね。食い物目当てでフシューフシュー言ってる時の声が本当に活き活きしていて楽しそうである(主に中の人が)。今週はエヴァネタを来栖が持って行っちゃったけど、作画的に美味しいところを持っていくのはやっぱり千歳さんだなぁ。

 そしてライバルキャラ岬との交流も含めて、相変わらず活き活きしていたのは明日葉。持ち前のエロネタは控えめだったが、それでも屈託無くあんな化け物連中と交流できるのは明日葉の人徳(?)ゆえ。どのキャラと絡んでもそれなりに美味しいところを持っていけるのが、メインヒロインのすごいところ。もう一人のヒロインたる琴音は、今回ラブコメメインだったので終始きゅんきゅんしっぱなしだったのだが、メンバーの中で明日葉と並んでテンション芸で勝負出来るのは彼女だけだからね。あり得ないレベルの身体能力がストレートにテニスに反映されないのは何故なんでしょうね。

 なんにしても、この顔は無いわ。

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  なんだこの流れ、第8話。ラスボス登場だけど、ギャグり続けるのがこの作品の本懐。特に変わった様子は無かったはずなんだけど……まさかの引きで次週に続く。花子は今週特に何もしなかったということか!

 本格始動した黒玉中キャプテン、岬。全国の頂点を取る最強キャラでこそあるのだが、エロあり、ボケあり、萌えポイントありと、この作品の全ての要素を内包した節操のないキャラクター。こんな敵が出てきたら、白玉中メンバーもテニスじゃなくてボケで返さなければならないから大変だ。例によって今週もエロ要素は展開されていたわけだが、なんだかいつにもまして露骨な要素が多かったのは気になったとこですかね。いや、別にエロくないからいいんだけど。思わずピンポイントで乳首を狙える明日葉とか、玲緒の手にかかった時のやり過ぎ感のあるイメージ映像とか、エロくさせようとしてギャグが補強されるというのは安心の展開だ。キャラが増えれば増えるほどドタバタは加速するからね。そんな中でも意味不明なエヴァパロとか、キャラを失わずに全力疾走出来る白玉中メンバーは本当に強いと思います(主に千歳さんが)。

 いつも以上に適当な投げっぱなし感の強いギャグが心地よいなぁ、と思っていたら、まさかの琴音失踪オチですよ。どこまでマジなのか分からないから反応に困るところだけど……他の面々もシリアスにならずにギャグで対応してるからなぁ……あんまり気負わずに次週を待ってればいいのかな? まつげにハクビシンがついちゃうようなアニメにシリアスドロドロ三角関係は無いよな。そうでなくとも最近のキタエリキャラの恋愛は悲恋になることが多くて大変だというのに……

 最近は、ようやく美奈子のキャライメージも固まってきたかな、という感じがしますね。中の人フェスティバル気味のこの作品でメインを張っても、格別見劣り(聞き劣り)することも無くなってきました。方向性が固まっちゃうのは問題だと思うけど、得意分野が確立できるってのは大事なことですからな。

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  てこ入れ? なんかおかしすぎる気がする第7話。新キャラ登場、ラスボス登場、そして水着回に温泉回。中盤のてこ入れとしては実に正しい方向性だが……それって1本でまとめてやるこっちゃないですよね。質の高いギャグか。

 白玉中、赤玉中が出てきたので、今度は黒玉中。そして黒玉中は、何故かミュージックレインに支配された中学校のようである。謎めいた部長は寿美菜子、そしてちょっとお馬鹿な潜伏要員には豊崎愛生だ。明日葉と3人並ぶと、すごく学園都市の香りがしてくるラインナップ。もしくは墨汁戦国アニメとか。

 ここの1〜2話くらいは真面目にテニスをやったり、エリザベスと琴音がラブコメ展開で割とガチの三角関係を演出したり、心穏やかに見られない要素がちらほらしていたのだが、今回は構成自体がギャグとしかいいようが無いものだったせいか、緊張するシーンは一つもない(ラストシーンだけは盛り上がっている(?)が、それだってAパートがあったせいでギャグにしか見えない)。基本的に、このアニメはこれで構わないと思うんだよね。

 Aパートではスパイ部員由良の活躍がメインで、基本がアホの子であり、アホの子がアホの子に絡む理想的なギャグ展開。前述の通り、初春・佐天という2大平和キャラが絡むわけで、ベタだろうが、適当だろうが、ダラダラと垂れ流されるお約束ギャグは安心品質だ。ほんと、力の入らない絵柄だから余計な部分に気を取られずに済むのは純粋にプラス要素だと思っているのだが、ちょっとひいきしすぎだろうか。適度に挟まる明日葉の妄想エロシーンも、「あー、はいはい、エロくないエロくない」と思えば孫を思うジジイのような心境で見守れてしまうのである。

 Bパートに入ると、合宿登山から温泉回、熊バトルという展開だが、個人的には千歳さんのスペックが一体どれほどのものなのかが定まらないのが気になるところ。あれだけ連日連夜原生林をかけずり回っていた「食物連鎖の頂点」のくせに、たかだか登山くらいで膝が笑ってしまうのはどういうことか。「千歳さん、体力あるんちゃうの?」とツッコミを入れていたら、途中の熊バトルのところで「千歳さんのバーサーカーモードでも……」ってな台詞があって、「あ、そういうモードチェンジがいるんだ……」とよく分からない納得をしてしまった。ま、存在自体が完全にギャグの人だからな。正直どうでもいいや!

 そして最後のクライマックスは、全裸バトルという心躍る展開のはずが特に踊らない熊VS来栖の激闘を描く。ほんと、来栖ってどこまでスーパーな存在なんだろう。森の中での熊とのバトルといえば最近では某バリツアニメが記憶に新しいが、アルセーヌ様の中の人は、正面から熊に挑んで友情を育んでしまわれた。流石である。熊のスケールがおかしすぎることとかは気にしたら負けだ。

 結論、色々と気にしたら負けだ。途中の琴音のエロシーンだけはものすごく気合いが入っていてエロくなっていたんだから、それでいいじゃないか。

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  ギャグとマジのあいだに、第5話。今回の引きを見る限りでは、ちゃんと試合はやるみたいですな。ずっとこのまま白玉中の面々だけでギャグってもらっても一向に構わないのだけど……まぁ、それだけだと個性が出ないかね。

 相変わらずの緩さは安心品質。特に明日菜のエロ妄想と琴音のハイテンションはいつでもどこでも健在で、この2人を見ているだけでもこの作品の目的は大体果たすことが出来る。そして、エロ妄想担当の明日菜は主人公のはずなのに基本的にヌルいギャグ担当なので、スポ根が絡んでくると元気なのは琴音の方。更にみっしーとのラブコメ要素まで一手に引き受けており、八面六臂の大活躍だ。フレームでのショットとはいえ、人間の毛髪を切断して壁にめり込ませるだけの威力を持った球が打てるのだから、武道で見せ付けた才能は恐ろしいばかり。常勝赤玉相手にも案外良い試合が出来そうな気もする。まぁ、ペアになってる明日菜の実力はさっぱり分からないままだけどさ。

 実力ナンバーワンの来栖は、基本的に影が薄いし、その脇でわいわいやっているだけのエリザベスも、今のところあんまりキャラ立ちしてないのは気になる部分だろうか。5人が5人ともはっちゃけてたら収拾が付かなくなるんだろうとは思うけど、レギュラーメンバーがまだ本気を出せていないような気もしてちょっともどかしい。せっかくの可愛らしいキャラなので、この後の試合で少しでも盛り上げられればいいのだが。

 そして残った1人、千歳さんが一体どこへいきたいやら。前半パートでは一応部長らしい観察眼の鋭さを見せて面目躍如だったのに、その後のパートではエロとギャグにかまけて遠い世界へと行ってしまった。全裸で森の中を闊歩して獣と渡り合い、サンショウウオと食事をともにする部長って、意味が分かりません。あれだけのバイタリティがあるのにテニス自体は下手くそなんだよなぁ……最後は春風家の飼い牛である花子とのコラボレーションまで実現させ、とにかく一番美味しいポジションなのは間違い無い。エロいキャラなのに頑張れば頑張るほどエロくない。でも、声が御前なのでそこはかとなくエロい。難しいキャラである。

 さ、来週からはいよいよ待ちに待った「普通のテニスの試合」である。一体何が起こるのか。多分何も起こらない。今回一番面白かったカットは、明日菜がジュースを飲む口元のどアップでした。一瞬なにがどう映ったのか分からない上に、直前のカットが全裸千歳さん大暴走のシーンだったから、画面一杯に広がった肌色成分がエロい何かに見えて仕方なかった。多分、スタッフもそこまで分かってて遊んでるんだろうけどさ。省エネ作画の割に失点が少ないのはずるい作りだよなぁ。

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  バカ・ミーツ・バカ、第4話。新キャラ登場でようやく世界に広がりが見えたわけですが、ノリは変わらずで、むしろ芯が通った感すらある。ブレない作品ですな。

 部内でのスタンスも確立しつつある面々だが、5人の限られた絡みの中では流石にパターンも固定しがちだし、すぐに陳腐化してしまうのは仕方ないところ。例えばみっしーを巡っての恋模様では琴音とエリザベスの関係性が何となくぎくしゃくしているようで見ていて不安になるし、大自然に囲まれたコートにいないと、千歳さんの食欲キャラもイマイチ発揮しづらくなっている(寒天の妄想とか、正直意味が分からん)。繰り返しで見せているからこその不安定さ、というのは、この手のキャラものギャグでは避けて通れない道である。そこで一発、活を入れるために導入されるのが、新キャラってわけだ。そもそも、それなりの重要度でスポ根もやっている作品なのだから、ライバル校が登場しないことには話も進まないのだし。

 今回も中心となって話を引っ張ってくれたのは、なんと言っても琴音である。普段はちょっとやんちゃな恋する乙女程度の扱いだった彼女だが、いざ学校の外に出てみると、やりたい放題の腕白小僧に。見ず知らずの買い物客と喧嘩になり、いつもと変わらぬテンションで相手を丸め込もうとわめき散らすバイタリティは尋常じゃない。そして、そんな琴音に対抗するのが、赤玉中代表、澄乃である。キャラ被りしているのは勿論狙い通りだが、何が恐ろしいって、中の人が井上麻里奈であるという部分。麻里奈とキタエリ、2大飛ばし系ヒロイン声優が真っ向からぶつかったのである。そして脇には、男性マネージャーとして沢城大先生までが顔を連ねる。こんなしょうもない作品(失礼)に、現代声優の粋とも言える3人が集まってしまったのだ。こんなグランドクロスみたいなシチューエーションはなかなか無いで! と思ったら、つい半年ほど前に「学園黙示録」で集まった3人だったりする。

 麻里奈VSキタエリ。この競演が、内容がどうこう以前にとにかく声のボルテージを上げまくってくれる。ギャグメインのおかげで掛け合いのテンポも絶妙だし、アホな絵柄、適当なデザインが、好き放題な演技プランに縛りを設けないので、2人とも本当に楽しそうだ。作品の中身をそっちのけで、「これはずっと聞いていたい」とよく分からない陶酔感に支配される。周りで見ているのが菊池こころっていうのも絶妙に渋くてよいチョイスだなぁ。もう、このアニメは中の人フェスタという立ち位置で確定させても良い気がする。

 フェスティバル風味は、沢城みゆきの孤軍奮闘にも現れる。作中数少ない男性キャラで、真面目なのに自覚無しの天然っぷりという、なかなか美味しい役どころながら、明日菜に一目惚れという、突拍子も無い展開を任される玲緒。これまた本当に面倒な役どころである。エロ妄想が標準装備のヒロインに対抗し、そこに投げ込まれた男性キャラが自覚無しのエロ発生マシンというセッティングも酷すぎて笑える。今後もあんなヒロインやあんなヒロインの嬌声が聴けるかと思うと楽しみで仕方がない。

 中の人の話題しか出てこない作品はほにゃららとは常々言っているのだが、この作品の場合、中身にもそこまで大きな不満は無いことに加えて、とにかく面子が俺得パラダイスになっているので、どうしてもそこにばかり耳が行ってしまう。来週以降は、少し反省して画面の方のチェックもしたいと思います。

 俺得キャスト話ついでに触れておくと、オープニングテーマ「るーるぶっくを忘れちゃえ」が発売された。ULTRA-PRISM3枚目のシングルであるが、今回はいつも通りの曲のノリに加えて、メインキャスト陣が歌唱参加するという豪華仕様。アニメバージョンでも賑やかさは充分伝わってくるが、フルで聞いた時のかしましさは、やはり萌えソングの王道展開かくありき、という風情がある。かな恵ちゃんのキャピキャピした声やキタエリの堂々としたメロディラインに混じり、歌の終わり(「やろやろっ!」のところ)では意外にも御前の声の色っぽさが一番印象に残るという。ファンにとっては、隠れた名盤的な立ち位置になっている気がします。是非お布施を。

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  諸事情が長すぎる第3話。うん、まぁ、前後のつながりからどんな事情なのかは容易に想像が付くし、局の意向なら仕方ない部分はあるんだけど……なーんか違う気がするんだよね。そこだけカットする意味がないというか……視聴者に配慮して規制するんだったら、「あのはな」の引きこもりをいじるシーンとかもカットしろよな。

 というわけで、一部不完全な形での放送となったわけですが、今回はいつもに増して不条理ギャグの度合いが高く、ブツ切りになろうが空気を読まなかろうが、特に問題ないレベル。だって、延々エスカレーターで降り続けるシーンだって画だけで見たら放送事故と大して変わらないしな。もちろんエヴァパロであることは分かるんだけど、そこに入れる意味が分からないからねぇ。いや、嫌いじゃないですけど。

 今回は外のシーンが普段は見せない曇天模様で、後半はずっと屋内という珍しい画面なのだが、相変わらずのふざけた背景はそのままなので、特にイメージは変わらない。巨大エスカレーターのシーンなんかではシャフトっぽい無機質な幾何学模様が印象的で、上坪監督が遊んでるなぁ、というのがよく分かる演出になっている。ここまで細切れでカットの繋ぎを無視した演出っていうのもなかなか出来ないと思うのだが、「カットはとにかく切りまくればいいと思う」が信条のシャフト演出が流用されているおかげで、この不条理さがなんだか妙なおかしさに繋がっているのが何とも。大量のメバルシーンとかは「お前等やる気ないんちゃうか」とすら思えるのに、その直後の鮫のシーンでは、鮫のアタックがやたらと気合いの入った演出になっているのが笑える。多分空中から襲い来る鮫にテニスを挑んだ漫画は、これが世界で初めてだろう。

 後半の入浴シーンは、エロいようなそうでもないような絶妙なバランス。全裸で一切羞恥心無しに騒ぎまくる面々を見ていたらエロなんて欠片も感じないし、当然のように付随してくるアニマルマークの規制は一周回って違和感が無いレベル。別にこの絵でこの作品ならエロ要素なんざ期待しねぇよ、とも思うのだが、油断すると千歳さんの乳の描写がやたら質感たっぷりでエロかったりもする。今回は前半のスコートを直すシーンもやたら扇情的だったしなぁ。どういう目で見ていいのか分からない作品です。

 まぁいいや、馬鹿で楽しいから。

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  やっぱりソフトテニスを「そふてに」とは略さない気がする第2話。作中でもそんな言い方絶対しないだろうしな。まぁ「なんしきっ」だとわけ分からないからな。

 2話目になっても、相変わらず妙な背景や気の抜けたような建物の構造なんかが目に着きやすいのはどないやねん、と思う反面、これが特にマイナス印象にならないのはすげぇな、とも思う。スタッフロールで初めて気づいたのだが、なんと上坪さんに加えて、今回は演出で飯村正之氏が参加している。なるほど、シャフト組から実績のある人間が参加して画面を構築しているわけで、シンプルな線の中から見せるべきところをきっちりピックアップする技法が確立しているのは当然のことである。なんだか初期の「ひだまり」を見ているかのような、不思議な懐かしさがあります。その上でシャフト演出ほどどぎつい画面になっているわけでもないので、解題の仕方としては非常に興味深いです。誰かいっぺん新房昭之から連なるシャフトファミリーの家系図とか描いてくれないもんかな。

 で、そんな「あんまり作画に手間がかからなくて良さそうだね」という画面で繰り広げられるドタバタ学園スポコンライトエロコメディ(長いな)は、全ての要素のバランスが非常に好みである。今回は琴音メインということでスポコン部分とそれに付随したラブコメ要素が多めだったわけだが、ゆる〜いテイストの割に真面目にテニスに取り組んでいるのでキャラクターたちの練習風景にも好感が持てるし、表情豊かな部員達のおかげでギャグパートも面白い。真面目とギャグのバランスが上手く取れていたのは、ひとえに琴音のキャラが自然に出ていたおかげだろう。顔見せエピソードとしては、文句のない出来である。

 ただ、そのおかげで新キャラのエリザベスが目立たなかったのは勿体なかったところ。食パン一斤抱えての登校という非常にインパクトのある登場シーンは美味しかったのだが、その後の明日菜との絡みも唐突だし、他の部員4人と比べると、ちょっと存在感が薄い。今後の展開次第だが、基本的にはギャグ要素多めで見ていきたい気もするので、出来ればミッシーとの恋愛要素以外のパートでももう一押し欲しいところである。

 それにしても、母親役に大谷育江、先生が氷上恭子と、なんだかおとなの女性の声にやたら特徴がある世界である。そして、キタエリは本当に頑張るなぁ。

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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