忍者ブログ
最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
[10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20]
 何がなんでも最終決戦へ、第10話。まぁ、一言で言うと、ずるいよね。

 三國の決死の輪転機も、北米金融街による対抗政策の前では無力だった。アジアの崩壊因子がアメリカに弾かれ、一時は危機が去ったと思われた日本に跳ね返る。必死にはじき飛ばした「C」を前に、三國は再びの輪転機起動を決意するが、そんなことをすれば現状で既に甚大なダメージを被っていた日本が保たないことは明白。何とかしてこれを打開しようと、ジェニファーと公麿はついに打倒三國へと動き出す。

 反乱の時を伺っていた竹田崎の手引きで三國の資産価値をたたき落とし、そこに奇襲をかける作戦で挑んだ2人は、実力のない公麿が三國の片腕である堀井を叩き、ジェニファーは自らのアセットジェルジュの秘策で三國を叩く狙い。公麿は真朱とのコンビネーションを完成させて見事に堀井を撃破してみせたが、三國の牙城は揺るがなかった。策を打ち破られたジェニファーは、無念の涙を流しながら、アセットを公麿に譲って力尽きた。最後に残されたのは公麿と三國の2人。何故か「黒い」カードを有していた公麿は、真坂木の誘うままに、三國との最終決戦へともつれこむことになる。

 

 とまぁ、見ている間は嫌でも盛り上がってしまう王道展開。最初は信頼していた師匠とも呼べる人物を乗り越えていく少年主人公。なかなか勇ましいし、見ていて興奮するのは間違い無い。堀井戦での無茶なディールや、ジェニファーの無念の籠もった散り際なども最終決戦への盛り上がりを更に引き立てており、「これに勝った方が正義なのだ」という全体像が明確に浮かび上がる。これはこれで、良いものだ。

 でもまぁ、この番組は全てにおいてそうなのだが、本当に「何で勝って、何で負けるか」が分からない。ジェニファーが負けたのは「やっぱり三國って強いよねー」の一言で片が付くのだが、「俺は強いよ」と言っていた歴戦の猛者である堀井が、特に理由も無く公麿に負けていたのはどうしたことか。やはり公麿の未来、つまり真朱が絶大な強さを持っているというだけのことになってしまうわけだが……才能がある男同士が才能だけにかまけてぶつかり合うっていう構図は、別に面白くないんだよね。対戦中に繰り返し描かれていた真朱と公麿の心の交流は、これまでの演出構造が効果的に働いた良いシーンではあるのだが、「真朱なんて出さなくても戦えんじゃね?」という公麿の意識に根拠が無いし、動機も今ひとつなものなので、考えれば考えるほどに消化不良である。

 そして、最後の最後に残された対三國戦。この期に及んで、未だに「結局この世界で正しいのは誰なの?」という部分が分からないので、どう応援したものかが分からない。確かに、日本の現状や公麿がその目で見てきた現実への影響を鑑みれば、三國の行動が正しくないであろうことは分かる。だが、だからといってそれを止める公麿が正しいのかといえば、絶対にそうではない。この戦いで三國が倒れたとして、その後の日本をどうするのか、公麿には一切のプランがないはずなのだ。じゃ、傷口を最小限にしようと尽力して自己犠牲を惜しまなかった三國の行動は、やはり評価されるべきものだったのではないか。

 次週でどういう流れになるのかは想像もつかないが、このモヤモヤは、最後までモヤモヤしてそうな気もする。結局最大の悪役である真坂木(金融街)にダメージを与えられていないのがなぁ。とりあえず今週はQが可愛かったのでそこだけは良しとしておこうと思います。

拍手

PR
  まさかの過去編、第11話。なるほど、岬との対戦を中途半端なところで終わらせてしまったからこの後ラストまでどうするかと思ったら、「話が進まないなら逆に戻せばいいじゃない」の精神か。まぁ、正しいのかどうか知らんが。

 Aパートは2度目となる合宿のお話。新メンバーやよいが増えたことで賑やかになった面々……と思いきや、海辺のシーンではやよいの出番はほとんど無し。というか、誰が何の出番があるとかいう区分もほとんど無し。この作品には余り望まれてない気がするサービスシーンがベースとなり、そこに毎度のことながら暴れ回る千歳さんなど、見慣れた光景が繰り広げられるだけである。……いや、不満は無い。基本的に、明日葉がハァハァいいながら楽しそうにしているのを見ているのが、この作品の本懐だからだ。でもまぁ、中身がないと誹られても仕方ない気はするけどねぇ。大丈夫、11話までついてきた人間なら、これに疑問を差し挟む余地は無いよ。

 そして問題となるBパート。浜辺で聞いた琴音の些細な一言をきっかけに、明日葉の中で生まれた小さな不安。これまで一度だって取り上げられてこなかった、明日葉・琴音ペアのダブルス間の関係についてである。確かに琴音はすごい奴だ。空手で行き着くところまで行ってしまって、みっしーの妙な誘いのおかげで紆余曲折を経てテニス部にやってきた、異端中の異端。そんな琴音が、下手ではないけど一般人の域を出ない明日葉と普通にダブルスを組んでいるのは、不思議といえば不思議。そんな小さな疑問の答えとなるのが、今回突入した過去編というわけだ。実際、最初のペアリングでは琴音が明日葉をフッているという衝撃の事実が明かされ、次週の最終回で、この2人にどんな感動エピソードが待ち構えているのかと、気になるところである。……でもまぁ、あくまでギャグだろこれ。最終回に最終回らしいエピソードが来るのは正しいのかどうか。冷静に考えたら、琴音の存在よりも来栖の方がよっぽど謎なわけで、その筋でいくなら来栖とペアを組む千歳さんを心配しなきゃいけないはずなのだから。というか、身体能力を合わせるなら来栖・琴音ペアでてっぺん狙えば良い気もするな。でも突っ込んじゃ駄目。ギャグだから。

 そんな微妙な空気で展開されたお話なわけだが、今回一番酷かったのは、なんと言っても小学生から進学したばかりなのに既に完成されていた明日葉の変態属性だろう。中学1年生女子であそこまでのエロ妄想をかき立て、実行に移すメインヒロインなんて、普通に考えれば放送規制もののデンジャラスキャラなのだが、この作品なので華麗にスルーなのだ。実に素晴らしい。長髪バージョンの明日葉の姿が見られただけでも、良しとすべきエピソードであった。

 あとはまぁ、回りのキャラは好きにして。出番が全然なかったけどオチに使ってもらったやよいの扱いはそこそこ。むしろエリザベスの方が相変わらず扱いは悪い。そして、何故かお遍路さん八十八箇所を一日で巡ることになったみっしー。……たしか白玉中って北海道の設定だよね。どこまで行ってきたんだ。

拍手

  まさかの新キャラ投入、第10話。え、このアニメ1クールだよね? この期に及んで部員が1人増えるとは……ほんと、節操が無いアニメですがな。

 「ダブルスが組めない」というよく分からない悩みに今更ぶち当たった白玉中テニス部員たち。視聴者目線では「もう千歳さん外して審判してもらえばいいんじゃね?」とも思うのだが、一応年功序列、部長を大事にする優しい後輩達は、何とかメンバーを偶数人にするべく、時期はずれの新歓活動に乗り出した。……で、何故か00パロディですよ。来栖が刹那役、千歳さんがティエリア役で、琴音がロックオンってことは、消去法で明日葉はアレルヤ役なの? いや、最終的に新入部員やよいがアレルヤ役だった気もするし……あれ、明日葉ハブられてんじゃん。それにしても、エヴァパロとかファーストガンダムネタだと鉄板のアニパロって感じがするのに、ダブルオーパロディだと「なんか妙なところからネタ引っ張ってきたな」って思えるのは何故なんでしょうな。

 武力介入で追いつめた結果、またまた面倒な部員であるやよいを獲得。テニスの腕前は千歳さんもびっくりレベルだが、これまでいなかった恐怖による刺激がプラスされるし、何よりもエリザベスのモチベーションが上がるのは良いことですかね。このアニメは最終的にどういう風にまとまるのかよく分かりませんが、6人揃った状態で、せめて公式戦で1勝くらいしてから最終回を迎えて欲しいものです。

 今回も明日葉と琴音が中心的な役割を果たしつつも、新規加入のやよいのキャラもそこそこの見せ方。どうも変身後のインパクトが強すぎて通常時の「霊感体質」っていう設定はそこまで活かされていないような印象もあるんですが、これ以上濃すぎる連中が増えると面倒だし、落ち着くのはこれくらいのレベルですかね。結局、Bパートでは新入部員が増えたことなんて無かったかのようにフツーの試験勉強話だったしね。メイン2人が赤点とるのはかまわんのだが、千歳さんって成績はいいのかしら? あんなに原野を駆け回っているくせにね。

 今回のエピソードで不覚にも驚いたのは、やよいの中の人が戸松だったということ。いっぱしの声オタとしては「聞いて誰だか分からなかった」というのは恥ずかしい話なのだが、やよい・うづきの演じ分けをする戸松の声、分かりませんでした。一応ベーシック戸松の声から考えると、両極に振り切れた音域なので分かりにくいのは確かだったと思うけど……「基本線はいつも戸松」でお馴染みの声を聞き取れずにながしてしまったのは不覚であった。期せずして西岡先輩役で彩陽も登場したため、この作品はめでたく「あそびにいくヨ!」に続くsphere全員集合作品になったとさ。……2作品に共通するのは、「個人的には好きなのにあんまり世間で話題にならない」。がっかりである。面白いのにね。

 結論・この作品の主人公は、天然記念物のオオサンショウウオさん。異論は出ないトコだな。

拍手

 鬱への直滑降、第8話。今期のノイタミナは雰囲気が重すぎてついていくのが大変である。おちゃらけアホアニメばっかでも生産性がないとは思うけど、こういう重たくて正座が必要なアニメは時間帯を分けてもらわないと身が保たないぞ。

 金融街の破綻がどのような影響を持つか、という、これまであまり明確に描かれていなかった事象が、突然明確な姿を持った。なんと、あのカリブ海は金融街破綻の結果ぶち開けられた、「国のなれの果て」らしい。確かに、1つの家庭から子供を3人消し去ることが出来る金融街の「未来担保」の力を考えれば、規模が大きくなれば国が「無かったことに」なる場合もあるのだろう。そして、その巨大なダメージは東南アジアを経由して日本にも向かい始めている。あまりにも巨大な絶望を前に、公麿は、三國は、どのように対峙していくのか。

 ネガティブイベントのみが折り重なった今回、軽めのダメージで済んでいたとばかり思っていた江原の未来も、気づけば大きく大きく削れていた。様々な方策で失われた未来を補填しようと抗った江原も、最後には「無くした未来」に絶望し、考えることを放棄した。「未来」とは、あまりに漠然としているために軽んじて見られる「物」だが、失って初めて、それが無いことの絶望感が理解出来るのである。金融街の策略に丸め込まれて易々と取引してもいいものではなかったのだ。

 「金」を巡る価値観と同じように、「未来」を巡る価値観もなかなか一致した見解は無い。公麿が手探りで求める「未来の代償」を竹田崎は「信用」というこれまた不確かなものを取り出して価値を比べているし、かの三國にしても、「未来」を得るための「今」に拘泥し、たくさんの小さな未来を犠牲にする選択をとった。以前宣野座とぶつかり合った時にはどちらが正しいかを選びきれなかった公麿だったが、江原の最期を見てしまった後には、少なくとも三國の方策が正しいとは思えなくなってしまっている。しかし、そこに答えはない。

 全ての原因は金融街。それはみな、分かっている。三國は出来る範囲で諸悪の根源に抗おうとしているし、竹田崎など、一般的な住人は自分に利用出来る限りは利用し続けることを目論んでいる。それが最終的にどのような形に至るのかは、既に明らかになっているはずなのに。

 この期に及んで、ようやくこのアニメがぼんやりしている理由が判明した。それは、最大の悪であるはずの「金融街」に意志が見いだせないことだ。真坂木という顕現した姿こそ存在しているが、彼の飄々とした態度からは腹の底は見えず、現実に存在しない不気味な道化師には、世界を滅茶苦茶にして人々を困らせる理由は無いように見える。にも関わらず、誰かが金融街に関わってしまうと、その人間は必ず不幸になってしまう、確実にマイナスの取引を強いられているのだ。そこは明確なはずなのに、金融街には意志が見えない。悪意があるのに意志が見えない。今回、東南アジア金融街の崩壊シーンでは、ようやく真坂木の顔を借りて不可解な「悪意」が見て取れるようになったが、それでもまだ、目的が分からないことにかわりない。見えない敵を前に、公麿は何らかの答えを見いだすことが出来るのだろうか。

 残すところあとわずかとなってきたこの作品だが、今回一番のインパクトは、意外にも公麿の密かな思い人、羽奈日のシーンだった。金融街とは関係していないはずの一般人の彼女が、「楽しい」と嘯いていた教育実習の想い出を暗い面持ちで廃棄するシーンは、何とも言えない不気味さを持つ。単に「日本そのものが停滞した空気を持っている」ことを描出したシーンだったのだろうか。だとしたら必要以上に重たいシーンだった。そうでないとしたら……何が起こるというのだ? 三國が繰り返す、「C」とは一体なんなのだ? corrupt? collapse? それともcatastropheか?

拍手

 みっしーマジナチュラルジゴロな第9話。あの引きでラブコメ展開がどういう風に収束するかと思ったら……特に掘り下げられる要素も無く、あっという間に琴音が復帰しましたね。この作品らしいっちゃぁらしいからいいんですけど。

 今回のテーマはみっしーを巡る三角関係についてのひとまずの着地と、最大の敵キャラである岬とのひとまずの決着。ふむ、サブタイトル通りである。どちらの要素も本当に肩に力が入らない状態で流されているので、あくまでギャグの素材くらいにしか捕らえられていないのが良いところなのか悪いところなのか。赤玉中のメンバーが(一人除いて)瞬殺され、白玉中の5人が一丸となって岬の打倒に励むという、ある意味スポ根の王道とも言えるクライマックスのはずなのだが、最後の岬の台詞が「テニスしようよ……」だったことからも分かる通りに、どこぞの某テニヌ漫画以上にテニスをする気がなさそう。そして、そんなおちゃらけ軍団の大ボスである「しいたげられの女王」たる千歳が最後に決めるとこを決めちゃったあたりが流石である。いや、今週も千歳さん、なんもやってないんですけどね。食い物目当てでフシューフシュー言ってる時の声が本当に活き活きしていて楽しそうである(主に中の人が)。今週はエヴァネタを来栖が持って行っちゃったけど、作画的に美味しいところを持っていくのはやっぱり千歳さんだなぁ。

 そしてライバルキャラ岬との交流も含めて、相変わらず活き活きしていたのは明日葉。持ち前のエロネタは控えめだったが、それでも屈託無くあんな化け物連中と交流できるのは明日葉の人徳(?)ゆえ。どのキャラと絡んでもそれなりに美味しいところを持っていけるのが、メインヒロインのすごいところ。もう一人のヒロインたる琴音は、今回ラブコメメインだったので終始きゅんきゅんしっぱなしだったのだが、メンバーの中で明日葉と並んでテンション芸で勝負出来るのは彼女だけだからね。あり得ないレベルの身体能力がストレートにテニスに反映されないのは何故なんでしょうね。

 なんにしても、この顔は無いわ。

拍手

 ナイス真朱アワー、第7話。これまでの「分からない」バトル展開とはことなり、今回はAパートが三國の自分語り、そしてBパートが真朱による公麿観察という、視点が思い切りズレた1本になっている。こういう広げ方はちょっとダレてきていた本編のガス抜きには丁度良いですね。

 正直言うと、Aパートはあまりピンと来ないお話だった。これまで完全に闇に包まれていた三國の成り立ちを描いたエピソードになっていたわけだが、父親や妹との関係性を語られたところで、現在の三國の姿には重なってこない。これまで培われてきた三國の人物像は「金融街で圧倒的な力を持ち、更に現実世界への影響を極力抑えるという無理難題に挑戦し、ある程度の成功を収める聖人君子のような人物」である。前回までで語られた公麿との絶妙な距離感も、一筋縄でいかない善悪観も、曰く言い難い三國の立ち位置を描出するための一手法として用意されたものであり、引いては最大の謎である金融街そのものの体現者として立ちはだかっていたと見ることも出来ただろう。

 しかし、今回描かれた三國は、単なる「人」でしかない。躍起になって金融街で権力を増そうとしているのも父親への反感が動機であったし、卓越したディールさばきも、単なる父親の帝王学の影響。妹への執念が原動力なので決して悪人のカテゴリに入るような人間でないのは間違い無かろうが、だからといって、純粋な善でもないし、視聴者が想像出来ないような超越性も見えてこない。わざわざ時間を割いて描かれた割には、せいぜい「フーン」というレベルのお話。もちろん、今後の展開でこうした三國の人となりが関係してくるからこその設定なのだろうが、今までの方向性とかみ合っていないような気がしたのは、どうも勿体無い部分である。

 他方、Bパートの真朱担当分は、特に難しいことを言っているわけでもないし、大きな新事実が明らかになったわけでもない。その上で、これまで少しずつ積み重ねてきた公麿と真朱の関係性の中間決算となっており、意外に面白い要素になっていたことに気づかされる。公麿は真朱を「人として」扱っているし、そんな公麿を、珍獣でも見つめるかのように、真朱が事細かに観察する。そして、今回の「時間差ブチキレ」で表されるように、公麿もアセット同様に、充分「妙な人間」なのだ。

 二人の関係性は「道具とユーザー」でも「ペットと飼い主」でも、ましてや「男と女」でもない。あくまで「なんか分からないもの と なんか分からないもの」だったのだ。へんてこではあるが、考えてみりゃ当たり前のことなのかもしれない。もちろん、そんなスタート地点だったからこそ、少しずつ距離を縮め、いつの間にか(画面上では)寄り添うようにして同じ方向をみる2人の関係性が微笑ましく見えるのである。真朱が自然に公麿に並び立った画面は、これまで特徴的だったこの作品の「分割画面」を上手く使った面白いカットである。

 ただ、1つだけ気になったのは、結局アントレとアセットの関係ってのは何が普通なのか、というのがはっきりしていなかった部分。今回のお話である程度「真朱と公麿」については提示されたわけだが、例えば無理矢理飯を食べさせようとして公麿に切れられていた連中とかが、はたしてこの世界においてどれくらい普通なのか、もしくはどのくらいスタンダードなのかが分からなかった。真朱が言うように、「たまたま真朱が人型だから公麿がああいう風に接している」というのが真実だったとしたら、公麿と真朱の特殊な関係性に何の価値も無いことになってしまうわけだが、現時点でそれを否定する材料が与えられておらず、唯一「公麿は特殊なアントレである」ことを保証するのが、件の「無理矢理飯喰わせコンビ」なのだ。でも、普通に考えたら、アセットが人型だったらみんな公麿くらいの接し方になりそうな気がしてしまう。あのコンビの方が、単にヤな奴なだけに見えてしまう。そのあたりの「一般的な金融街の風景」をもう少し細かく設定しておいてくれれば、今回のほのかなラブストーリー(もどき)にもより味が出たと思うのだが……まぁ、これまではそういう部分に筆を割きにくかったからなぁ。

 とりあえず、公麿と三國という、2つの極がくっきりと浮かび上がることになった。あとは、このあてどない物語にどのような決着を付けるかだ。現時点では、まったく予想も付かないだけに、これからもしっかりと見ていかねばならないですわ。

拍手

  なんだこの流れ、第8話。ラスボス登場だけど、ギャグり続けるのがこの作品の本懐。特に変わった様子は無かったはずなんだけど……まさかの引きで次週に続く。花子は今週特に何もしなかったということか!

 本格始動した黒玉中キャプテン、岬。全国の頂点を取る最強キャラでこそあるのだが、エロあり、ボケあり、萌えポイントありと、この作品の全ての要素を内包した節操のないキャラクター。こんな敵が出てきたら、白玉中メンバーもテニスじゃなくてボケで返さなければならないから大変だ。例によって今週もエロ要素は展開されていたわけだが、なんだかいつにもまして露骨な要素が多かったのは気になったとこですかね。いや、別にエロくないからいいんだけど。思わずピンポイントで乳首を狙える明日葉とか、玲緒の手にかかった時のやり過ぎ感のあるイメージ映像とか、エロくさせようとしてギャグが補強されるというのは安心の展開だ。キャラが増えれば増えるほどドタバタは加速するからね。そんな中でも意味不明なエヴァパロとか、キャラを失わずに全力疾走出来る白玉中メンバーは本当に強いと思います(主に千歳さんが)。

 いつも以上に適当な投げっぱなし感の強いギャグが心地よいなぁ、と思っていたら、まさかの琴音失踪オチですよ。どこまでマジなのか分からないから反応に困るところだけど……他の面々もシリアスにならずにギャグで対応してるからなぁ……あんまり気負わずに次週を待ってればいいのかな? まつげにハクビシンがついちゃうようなアニメにシリアスドロドロ三角関係は無いよな。そうでなくとも最近のキタエリキャラの恋愛は悲恋になることが多くて大変だというのに……

 最近は、ようやく美奈子のキャライメージも固まってきたかな、という感じがしますね。中の人フェスティバル気味のこの作品でメインを張っても、格別見劣り(聞き劣り)することも無くなってきました。方向性が固まっちゃうのは問題だと思うけど、得意分野が確立できるってのは大事なことですからな。

拍手

 モヤッとがもっと、第6話。前回までの流れで「なーんかすっきりしないから応援しにくいなぁ」と思っていたのだが、今回の展開でそれが少しずつ「見える」ものになってきた。この作品、本当に難しいっすわ。

 「ディールで何が起こっているのか分からない」「何が強さなのか分からない」「公麿のスタンスが分からない」「何が正しいのか分からない」。分からないことだらけの作品だ。そして、「わからねぇよ」と文句を言うのが当然の流れだと思っていたのだ。ただ、今回のエピソードを見る限りでは、「わからねぇんだよ」というのがこのアニメの主張であるように見えた。ただでさえ何が正義なのかが分からず、主人公の公麿が金融街で何をすべきなのかがはっきりしないという現状。少しずつそれが解題されていくのかと思いきや、今回追加されたのは、椋鳥ギルドにも相容れない、更なる勢力である。おかげで公麿は、ますます何をしたらいいのか分からなくなってしまった。

 この流れで、敵対した宣野座が単なる悪役として描かれていれば問題ないのであるが、公麿はあくまで第一印象で「感じが悪い」と言っただけであり、別れの顛末をみる限りでは、最終的に宣野座の主張が「間違っていた」という結論は出されていない。陳腐な言い方をすれば「それぞれの正義」が施行されたことが示されただけで、結果的にはいつの間にか公麿が勝ったコトになっているが、少年漫画のように大逆転の瞬間が描かれるでもなく、一気に時間が飛んだかのように結果だけが示されたのである。「時間の切断」は以前も触れたこの作品の特徴的な演出方向ではあるのだが、今回も様々なパートに用いられ、「わからなさ」に拍車をかけることになった。この、飛び飛びで、しかもみっしりと詰め込まれた窮屈なシナリオラインは、まさに公麿が体感している「訳の分からない金融街」の存在そのものではないのか。

 また、「いつの間にかディールが終わっている」「何かしたらいいとは思うけど、思っていることがそれぞれ違うし、何が正解かも分からない」という状態は、実際の「金融」「経済」というテーマを大胆に表した結果であると見ることが出来る。経済はゲームに例えられることが多いが、国家規模、世界規模で見れば、誰がいつ、どこで勝ったかなんてことは分からないものだ。金融街においては、更に「未来」なんて訳の分からない担保までかかるわけで、そうした「勝ち負け」「正誤」がどんどん分からない状態になっていく。そうした「わからなさ」そのものが、このアニメの全体像なのではなかろうか。

 結局、今回だけで公麿はジェニファーに出会い、宣野座に出会い、三國と対話をした。これだけで3つのスタンスとの交流が行われており、正解を見いだすことなんて不可能な状態だ。その上で、三國のいう「戦って勝つことが真摯さである」という論調は、特別優位なものとも見えてこない。今現在与えられている明確な行動指針など、真朱に伝えた「勝ちたくもないが、負けたくもない」という、結局いつも通りの公麿の経済観念だけなのである。これがジェニファーの言う「金のこと以外も見える目」の結果だとしたら、今後はますます、分からないことが生み出され続けていくのだろう。

 ふむ、このモヤモヤした感じも、それでいいと分かれば絶妙な味である。とても綺麗に着地できる状態にはみえないが、一体どんな形で蹴りを付けられるのか、お手並み拝見と行きましょう。

拍手

  てこ入れ? なんかおかしすぎる気がする第7話。新キャラ登場、ラスボス登場、そして水着回に温泉回。中盤のてこ入れとしては実に正しい方向性だが……それって1本でまとめてやるこっちゃないですよね。質の高いギャグか。

 白玉中、赤玉中が出てきたので、今度は黒玉中。そして黒玉中は、何故かミュージックレインに支配された中学校のようである。謎めいた部長は寿美菜子、そしてちょっとお馬鹿な潜伏要員には豊崎愛生だ。明日葉と3人並ぶと、すごく学園都市の香りがしてくるラインナップ。もしくは墨汁戦国アニメとか。

 ここの1〜2話くらいは真面目にテニスをやったり、エリザベスと琴音がラブコメ展開で割とガチの三角関係を演出したり、心穏やかに見られない要素がちらほらしていたのだが、今回は構成自体がギャグとしかいいようが無いものだったせいか、緊張するシーンは一つもない(ラストシーンだけは盛り上がっている(?)が、それだってAパートがあったせいでギャグにしか見えない)。基本的に、このアニメはこれで構わないと思うんだよね。

 Aパートではスパイ部員由良の活躍がメインで、基本がアホの子であり、アホの子がアホの子に絡む理想的なギャグ展開。前述の通り、初春・佐天という2大平和キャラが絡むわけで、ベタだろうが、適当だろうが、ダラダラと垂れ流されるお約束ギャグは安心品質だ。ほんと、力の入らない絵柄だから余計な部分に気を取られずに済むのは純粋にプラス要素だと思っているのだが、ちょっとひいきしすぎだろうか。適度に挟まる明日葉の妄想エロシーンも、「あー、はいはい、エロくないエロくない」と思えば孫を思うジジイのような心境で見守れてしまうのである。

 Bパートに入ると、合宿登山から温泉回、熊バトルという展開だが、個人的には千歳さんのスペックが一体どれほどのものなのかが定まらないのが気になるところ。あれだけ連日連夜原生林をかけずり回っていた「食物連鎖の頂点」のくせに、たかだか登山くらいで膝が笑ってしまうのはどういうことか。「千歳さん、体力あるんちゃうの?」とツッコミを入れていたら、途中の熊バトルのところで「千歳さんのバーサーカーモードでも……」ってな台詞があって、「あ、そういうモードチェンジがいるんだ……」とよく分からない納得をしてしまった。ま、存在自体が完全にギャグの人だからな。正直どうでもいいや!

 そして最後のクライマックスは、全裸バトルという心躍る展開のはずが特に踊らない熊VS来栖の激闘を描く。ほんと、来栖ってどこまでスーパーな存在なんだろう。森の中での熊とのバトルといえば最近では某バリツアニメが記憶に新しいが、アルセーヌ様の中の人は、正面から熊に挑んで友情を育んでしまわれた。流石である。熊のスケールがおかしすぎることとかは気にしたら負けだ。

 結論、色々と気にしたら負けだ。途中の琴音のエロシーンだけはものすごく気合いが入っていてエロくなっていたんだから、それでいいじゃないか。

拍手



忍者ブログ [PR]
カレンダー
05 2026/06 07
S M T W T F S
17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
ブログ内検索
カテゴリー
プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
ーーーーーーーーーー
↑越えられない壁
沢城みゆき 斎藤千和 
中原麻衣  田中理恵  
渡辺明乃 能登麻美子
佐藤利奈  佐藤聡美
高垣彩陽   悠木碧
最新CM
[06/11 な]
[06/04 不折正方形]
[06/04 な]
[05/24 NONAME]
[05/19 な]
バーコード